JP2002218527A - 移動体無線通信システム - Google Patents

移動体無線通信システム

Info

Publication number
JP2002218527A
JP2002218527A JP2001012729A JP2001012729A JP2002218527A JP 2002218527 A JP2002218527 A JP 2002218527A JP 2001012729 A JP2001012729 A JP 2001012729A JP 2001012729 A JP2001012729 A JP 2001012729A JP 2002218527 A JP2002218527 A JP 2002218527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timing
signal
communication system
frame
radio communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001012729A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002218527A5 (ja
Inventor
Akihisa Shibamoto
晃久 芝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2001012729A priority Critical patent/JP2002218527A/ja
Publication of JP2002218527A publication Critical patent/JP2002218527A/ja
Publication of JP2002218527A5 publication Critical patent/JP2002218527A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも2以上の移動体無線通信システム
間において、他の移動体無線通信システムのフレーム同
期のタイミングを識別し、当該移動体無線通信システム
のフレーム同期のタイミングあうように調整し得る移動
体無線通信システムを提供する。 【解決手段】 本発明の移動体無線通信システムは、当
該移動体無線通信システムを統括制御するシステム統括
制御手段と、他の移動体無線通信システムの無線エリア
内に位置し、この他のシステムの無線信号を捕捉し、フ
レームタイミングを検出し、検出したフレームタイミン
グを当該移動体無線通信システムのフレームタイミング
に調整するタイミング取得手段とを、有することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体無線通信シ
ステムに関するものであり、特に、無線エリアが一部重
複する複数のデジタルコードレス電話システム間におい
て、相互の電波干渉を軽減させようとするものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、一般的なデジタルコードレス電
話システムは、無線データの伝送可能範囲内で、時分割
多元接続(TDMA:Time Division Multiple Acce
ss)方式による無線フレーム伝送を行っている。
【0003】従来のデジタルコードレス電話システム
は、複数の基地局を統括する統括制御装置(例えば、構
内電話交換装置(PBX))を中心としたシステムエリ
アを構築しており、同一システムエリア内においては、
独立した同期方式を取っている。
【0004】独立同期方式は、同一システムエリア内の
全基地局において、統一した独自のシステム基準タイミ
ング信号を設けることにより、フレーム同期を可能とし
ている。
【0005】従って、同一システムエリア内における無
線通信は、タイムスロット同士が重なり合うことがな
く、電波干渉による影響を受けずに快適に通話すること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2以上
の一部重複するデジタルコードレス電話システム間に移
動体が位置する場合、フレーム同期のタイミングが異な
りタイムスロットの重なりが生じ、電波干渉や通話中の
ノイズを生じるおそれがある。
【0007】つまり、他のデジタルコードレス電話シス
テムの信号も受信することになり、当該デジタルコード
レス電話システムにおけるシステム基準タイミング信号
と、他のデジタルコードレス電話システムにおけるシス
テム基準タイミング信号との、位相位置関係や周期に相
違が生じ、当該デジタルコードレス無線システムにおい
て、他のデジタルコードレス電話システムのフレーム同
期を取ることができないという問題がある。
【0008】また、フレーム同期方式が同一で少なくと
も2以上のデジタルコードレス電話システムの場合で
も、システム基準タイミング信号の周期を統一するため
に、各デジタルコードレス電話システムの統括制御装置
同士を有線ケーブルで接続する必要があり、有効に無線
通信システムを活用することができない。
【0009】そのため、2以上の一部重複する移動体無
線通信システム(例えば、デジタルコードレス電話シス
テム)間において、他の移動体無線通信システムフレー
ム同期のタイミングを識別し、当該移動体無線通信シス
テムのフレーム同期のタイミングにあうように調整し得
る移動体無線通信システムが求められている。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明の移動体無線通信システムは、他の移動体
無線通信システムの無線エリア内に位置し、この他の移
動体無線通信システムの無線信号を捕捉する無線信号捕
捉手段と、捕捉した無線信号に基づいて、他の移動体無
線通信システムの無線フレームタイミングを検出し、検
出した無線フレームタイミングに応じて当該移動体無線
通信システムの無線フレームタイミングを調整するタイ
ミング取得・調整手段とを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 以下、本発明に係る移動体無線通信システムを、TDM
A方式を採用したデジタルコードレス電話システム(以
下、システム)に適用した第1の実施形態について、図
2及び図3を参照して説明する。
【0012】第1の実施形態では、同一のフレーム同期
方式を採用した2つのデジタルコードレス電話システム
についてのものである。
【0013】(A−1)第1の実施形態の構成 第1の実施形態の構成に関し、システム間における本実
施形態の全体構成とシステムを構成するタイミング取得
装置の内部構成とに場合を分けて説明する。
【0014】(A−1−1)第1の実施形態に係るシス
テム全体構成 図2は、フレーム同期方式が同一である2つのデジタル
コードレス電話システム間における本実施形態の全体構
成を示している。
【0015】図2は、2つのデジタルコードレス電話シ
ステムとして、第1統括制御装置1を中心とした第1シ
ステムエリア1aと第2統括制御装置2を中心とした第
2システムエリア2aとを有している。
【0016】また、第1統括制御装置1は、第2システ
ムエリア内2aに位置するタイミング取得装置3を備え
ている。
【0017】第1統括制御装置1は、複数の基地局5
(5a、5b)に対して同一のシステム基準タイミング
信号を発生させ、統括制御する機能を備えており、従来
と同じ構内電話交換装置(例えば、PBX)である。第
1統括制御装置1は、第2システムエリア内2aに存在
したタイミング取得装置3を備えており、タイミング取
得装置3が取得した第2システムエリア2aの制御信号
(例えば、システム情報、エリア情報、タイムスロット
位置、移動局(子機)制御情報等)のフレーム同期のタ
イミングを、第1システムのシステム基準タイミング信
号として、第1統括制御装置1は、各基地局へ配信する
機能も有している。
【0018】このとき、第1システムと第2システムと
が使用しているフレーム同期方式は同一方式なので、第
2システムで使用しているフレームタイミングは第1シ
ステムで使用しているフレームタイミングと同じであ
る。
【0019】第2統括制御装置2も、第1統括制御装置
1と同様に、従来のPBXであり、第2システムエリア
2a内に複数の基地局を有し、すべての基地局を統括制
御しているものである。
【0020】タイミング取得装置3は、第2システムエ
リア内2aに位置しており、第2システムエリア2a内
で受信した制御信号のフレーム先頭信号からフレーム基
準信号に変換する機能を備えており、変換して得たフレ
ーム基準信号を第1統括制御装置1が備える基準タイミ
ング信号発生部4へ与えるものである。
【0021】また、タイミング取得装置3が受信する信
号は、制御チャネルの制御信号に限られることなく、第
2システムのフレーム同期のタイミングを検出できる無
線信号であればよい。
【0022】基準タイミング信号発生部4は、フレーム
同期するタイミング抽出機能を備えており、タイミング
取得装置3から第2システムのフレーム基準信号のタイ
ミングを受け取り、このフレーム基準信号の位相を第1
システムの基準信号のタイミングに調整し(位相を合わ
せる)、位相を合わせた基準信号をシステム基準タイミ
ング信号として第1システムエリア1aに存在する複数
の基地局5(5a、5b)へ与えるものである。
【0023】基準タイミング信号発生部4は、例えば、
位相同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)回路
等を装備した構成部であり、または、タイミング抽出機
能形式として受動共振型のタイミング回路を装備するも
のなどでもよい。
【0024】(A−1−2)タイミング取得装置3の内
部構成 次に、本実施形態に係るタイミング取得装置3の内部構
成について図3を参照しながら説明する。
【0025】図3において、タイミング取得装置3は、
無線部6とベースバンド処理部7と制御部8とフレーム
基準信号生成部9とを有している。タイミング取得装置
3は、従来の基地局と同様の機能も有しており、タイミ
ング取得装置3が備える無線部6とベースバンド処理部
7と制御部8は、従来の基地局が備える基本構成と同じ
であってよい。
【0026】無線部6は、送受信信号の変復調処理機能
等を備えており、第2システムエリア2a内に存在する
タイミング取得装置3と、第2システムエリア内2aを
移動する移動体との間において、定期的に送受信してい
る制御チャネルの制御信号を受信し、受信した制御信号
を復調処理し、得られた受信復調信号をベースバンド処
理部7へ与えるものである。
【0027】ベースバンド処理部7は、受信復調信号か
ら第2システムの制御チャネルの同期タイミングを解析
し、受信復調信号のフレーム先頭信号を探索する機能を
備えており、無線部6から受信復調信号を受け取り、フ
レーム先頭信号を探索し、探索したフレーム先頭信号を
フレーム基準信号生成部9へ与えるものである。ここ
で、フレーム先頭信号を認識することができると、タイ
ムスロットの位置などが解析でき、フレーム同期するこ
とができる。つまり、本実施形態では、第1システムと
第2システムのフレーム同期方式が同じであるので、第
1システムのシステム基準タイミング信号のタイミング
と第2システムのフレーム基準信号のタイミングは一致
している。
【0028】フレーム基準信号生成部9は、ベースバン
ド処理部7から受信復調信号のフレーム先頭信号を受け
取り、受信復調信号のタイミングを識別することにより
8kHzのフレーム基準信号として調整して発生させ、
第1統括制御装置1が備える基準タイミング発生部4へ
与えるものである。
【0029】第1システムと第2システムとの同期方式
は同じであることから、発生した第2システム制御信号
のフレーム基準信号は、第1システムのシステム基準信
号と同じなので、第1統括制御装置1へ与えたフレーム
基準信号が、そのまま第1システムのシステム基準タイ
ミング信号として活用できる。
【0030】基準タイミング信号発生部4は、フレーム
基準信号生成部9から与えられたフレーム基準信号を、
第1システムエリア1aに存在する複数の基地局にそれ
ぞれ配信するものである。
【0031】制御部8は、無線部6、ベースバンド処理
部7とフレーム基準信号生成部9とを制御する機能を有
するものである。
【0032】(A−2)第1の実施形態の動作 第1統括制御装置1に接続したタイミング取得装置3
は、第2システムエリア2aに存在しており、第2シス
テムエリア内2aの基地局と移動体との間で、定期的に
送受信なされる制御チャネルの制御信号を受信する。
【0033】受信された制御信号は、タイミング取得装
置3が備える無線部6において、復調処理等され、受信
復調信号としてベースバンド処理部7へ与えられる。
【0034】受信復調信号は、ベースバンド処理部7に
おいて、受信復調信号のフレーム先頭信号を探索され
て、探索されたフレーム先頭信号の情報から、第2シス
テムの制御チャネルやスロットタイム位置などの情報が
解析される。また、探索されたフレーム先頭信号は、フ
レーム基準信号生成部9へ与えられる。
【0035】フレーム先頭信号は、フレーム基準信号生
成部9において、第1システムのシステム基準タイミン
グ信号とタイミングが調整される。
【0036】本実施形態では、第1のシステムと第2の
システムのフレーム同期方式が同じであるが、フレーム
同期のタイミングに係る位相のずれなどを調整される。
調整されたフレーム先頭信号がそのまま第1のシステム
においても第2のシステムのフレーム基準信号として活
用できる。
【0037】また、調整されたフレーム先頭信号は、第
1システムのシステム基準タイミング信号として基準タ
イミング信号発生部によって第1システムエリア内1a
に存在する複数の基地局に配信される。
【0038】(A−3)第1の実施形態の効果 以上のように、本実施形態の移動体無線通信システムに
よれば、同じフレーム同期方式を有する複数のシステム
間で、他のデジタルコードレス電話システムエリア内に
当該デジタルコードレス電話システムに接続されたタイ
ミング取得装置を備える基地局を備えることにより、有
線ケーブルを使用することなく、この他のシステムのフ
レーム同期タイミングが取れるために、当該デジタルコ
ードレス電話システムのエリアを広げることができる。
【0039】また、タイミング取得装置を通じて、フレ
ーム基準信号を直接システムに送ることができる。
【0040】(B)第2の実施形態 以下、本発明に係る移動体無線通信システムをTDMA
方式を採用したデジタルコードレス電話システム(以
下、システム)に適用した第2の実施形態について、図
1及び図4を参照して説明する。
【0041】第2の実施形態は、第1の実施形態と異な
り、互いに異なるフレーム同期方式を採用した2つのデ
ジタルコードレス電話システムについてのものである。
【0042】(B−1)第2の実施形態の構成 図4は、第2の実施形態に係る2つのデジタルコードレ
ス電話システムの全体構成図であり、第1統括制御装置
21を中心とした第1システムエリア21aと第2統括
制御装置22を中心とした第2システムエリア22aと
の関係を示している。
【0043】第1の実施形態と同様に、第1統括制御装
置21は、第2システムエリア内22aに位置している
タイミング取得装置3を接続している。
【0044】第2システムの基本構成は、第1実施形態
の第2システムと構成と同じであり、対応する番号を付
しており、詳細な説明は省略する。また、第1統括制御
装置21が備える基準タイミング信号発生部4及び第1
統括制御装置21に接続しているタイミング取得装置3
の内部構成における無線部6、ベースバンド処理部7、
制御部8に関しても、第1実施形態の各構成部の機能を
同じであるので同一番号を付しており、これらの詳細な
説明は省略する。
【0045】第1統括制御装置21は、第1の実施形態
と同様に、複数の基地局を統括制御する従来のPBXで
ある。第1統括制御装置21は、タイミング取得装置3
と接続しており、タイミング取得装置3より第2システ
ムのフレーム基準信号から変換された第1のシステム基
準タイミング信号を与えられ、第1システムエリア内2
1aに位置する複数の基地局に配信するものである。ま
た、第1統括制御装置21は、複数の基地局への配信を
実行する基準タイミング信号発生部4(例えば、位相同
期ループ(PLL:Phase Locked Loop)回路)を装
備しているものである。
【0046】基準タイミング信号発生部4は、基準信号
調整部20からプロトコル処理された第2システムのフ
レーム基準信号を受け取り、このフレームタイミング信
号をシステム基準タイミング信号として第1システムエ
リア21aに位置する複数の基地局へ配信の実行を図る
ものである。
【0047】タイミング取得装置3は、第2システムエ
リア22a内に位置しており、第2システムエリア22
a内で受信した制御信号からI´プロトコルに従ったフ
レーム基準信号を発生させ、発生させたフレーム基準信
号を基準信号調整部20へ与えるものである。ここで、
第1実施形態と異なるところは、第1システムと第2シ
ステムにおけるフレーム同期方式が異なることから、第
2システムのフレーム基準信号のタイミングに応じて第
1システムのタイミングを調整することが必要である。
そこで、本実施形態におけるタイミング取得装置3に、
第1システムのシステム基準タイミング信号とのタイミ
ングの調整を図る基準信号調整部20を設けた。
【0048】次に、本実施形態に係るタイミング取得装
置3の内部構成の詳細について図1を参照しながら説明
する。
【0049】タイミング取得装置5は、上述したように
第2システムの受信信号を第1システムのシステム基準
タイミング信号のタイミングに調整するための基準信号
調整部20を備えている。
【0050】図1において、タイミング取得装置3は、
無線部6とベースバンド処理部7と制御部8とI´イン
ターフェース部10と基準信号調整部20とを有してい
る。
【0051】無線部6とベースバンド処理部7と制御部
8とI´インターフェース部10は、第1の実施形態の
タイミング取得装置と同一機能部には同一符号を付して
ある。
【0052】ベースバンド処理部7は、基本機能は第1
実施形態のものと同じであり、受信復調信号のフレーム
先頭信号を探索する機能と、探索した先頭信号からI´
プロトコルに従ったフレーム先頭信号への変換機能とを
備えたものである。ベースバンド処理部7は、無線部6
から受信復調信号を与えられ、受信復調信号からフレー
ム先頭信号を探索し、探索したフレームの先頭信号から
第2システムの制御チャネル情報やタイムスロット位置
などを解析し、探索したフレーム先頭信号をI´プロト
コルに従ったフレーム先頭信号へ変換して、変換したフ
レーム先頭信号をI´インターフェース部10へ与える
ものである。
【0053】つまり、ベースバンド処理部7に与えられ
た受信復調信号が有しているフレーム基準信号は、第1
のシステムのシステム基準タイミング信号のタイミング
とは異なっており、そのままのフレーム基準信号を第1
システムのシステム基準タイミング信号とすることはで
きず、正確に受信することが困難である。
【0054】そこで、第1システムのフレーム同期方式
に適したシステム基準タイミング信号を生成するため
に、第2システムのフレーム基準信号に対してプロトコ
ル処理をして、第1システムの同期方式に合うフレーム
基準信号を得るようにしている。
【0055】I´インターフェース部10は、第2シス
テムにおける受信復調信号のフレーム先頭信号をI´プ
ロトコルに従った形式のインターフェースであり、ベー
スバンド処理部7からの第2システムのフレーム基準信
号を受け取り、基準信号調整部6へ与えるものである。
【0056】基準信号調整部6は、I´インターフェー
ス部11とフレーム基準信号生成部12と制御部13と
を有している。
【0057】I´インターフェース部11は、タイミン
グ取得装置3のベースバンド処理系統とのI´プロトコ
ル形式に従ったインターフェースであり、I´インター
フェース部10からのフレーム先頭信号をフレーム基準
信号生成部12へ与えるものである。
【0058】フレーム基準信号生成部12は、I´イン
ターフェース部11からプロトコル処理された第2シス
テムで受信された受信復調信号のフレーム先頭信号を受
け取り、受信復調信号のタイミングを識別することによ
り8kHzのフレーム基準信号を発生させ、第1システ
ムの基準タイミング信号発生部4へ与えるものである。
【0059】つまり、フレーム基準信号生成部12で
は、I´プロトコル処理されたフレーム先頭信号から第
1システムのシステム基準タイミング信号とタイミング
を同じにしたフレーム基準信号を発生させる。
【0060】そして、このフレーム基準信号を第1シス
テムの同期方式にあったシステム基準タイミング信号と
して、複数の基地局へ配信することによって、受信復調
信号がもつフレーム基準信号をシステム基準タイミング
信号として各基地局に認識させる。
【0061】このことによって、第1システム内に第2
システムのフレーム同期のタイミングを認識させること
ができ、同期方式の異なるシステムの受信信号であって
も、第1システム内で同期させることができる。
【0062】制御部13は、基準信号調整部20の全体
を制御するものである。
【0063】(B−2)第2の実施形態の動作 タイミング取得装置3は、第2システムエリア内22a
に存在しており、第2システムエリア内22aにおい
て、移動体と基地局との間で送受信される制御チャネル
の制御信号を受信する。
【0064】受信した第2システムエリアの制御信号
は、無線部6において、復調処理等され、受信復調信号
としてベースバンド処理部7へ与えられる。
【0065】受信復調信号は、ベースバンド処理部7に
おいて、受信復調信号のフレーム先頭信号を探索され、
受信復調信号から第2システムの制御チャネル情報など
解析し、また、フレーム先頭信号はI´プロトコル処理
され、I´プロトコルに従った(第1システムの同期方
式に従った)フレーム先頭信号へ変換され、変換された
フレーム先頭信号がI´インターフェース部10に与え
られる。
【0066】フレーム先頭信号は、I´プロトコルに従
った形式のI´インターフェース部10及びI´インタ
ーフェースを介して、基準信号調整部20へ与えられ
る。
【0067】フレーム先頭信号は、フレーム基準信号生
成部12において、第1システムのシステム基準タイミ
ング信号のフレーム同期のタイミングとなるように調整
され、基準タイミング信号発生部4によって、第1シス
テムのシステム基準タイミング信号として第1システム
内21aの各基地局に配信される。
【0068】このようにして、互いに異なるフレーム同
期方式であっても、第1システムにおいて、第2システ
ムの受信信号をフレーム同期することができる。
【0069】(B−3)第2の実施形態の効果 以上のように、本実施形態の移動体無線通信システムに
よれば、2以上の異なるフレーム同期方式を採用してい
るデジタルコードレス電話システムにおいても、I´プ
ロトコルに従ったフレーム先頭信号に変換する基準信号
調整部を設けることによって、他のデジタルコードレス
電話システムのフレーム同期タイミングを取ることがで
きる。
【0070】また、従来のデジタルコードレス電話シス
テムに複雑な装置を付加したり、また、装置の回路構造
を変更したりすることなしに、ソフトウェアとして付加
することによって他のデジタルコードレス電話システム
のフレーム同期を取ることができる。
【0071】そのため、他のデジタルコードレス電話シ
ステムのフレームと重なることがないので電波干渉が発
生せず、また、周波数を有効使用できノイズや発着信の
失敗も発生しなくなる。
【0072】(D)その他の実施形態 上述した第1、第2実施形態において、移動体無線通信
システムの例として、デジタルコードレス電話システム
をあげたが、例えば、企業内の無線LANなどの構内無
線通信システムにおいても適用でき、また、セルラー方
式を採用している次世代移動体通信などの無線通信エリ
アが設定されている通信システムに対しても広く適用す
ることができる。
【0073】また、第1、第2実施形態において、TD
MA方式を採用した無線通信システムに関して説明した
が、TDMA方式に限られることなく、符号分割多元接
続(CDMA:Code Division Multiple Access)方
式を採用した無線通信システムにも適用することがで
き、近接する無線通信システムからの電波干渉を軽減を
必要とする無線通信方式に広く適用することができる。
【0074】また、第1、第2実施形態において、2つ
のデジタルコードレス電話システム間における受信フレ
ーム基準信号の調整について説明したが、勿論2つのシ
ステムに限定されず、2つ以上の隣接または重複する移
動体無線通信システム間に適用することができる。
【0075】また、受信フレームとして、基地局から移
動局へ定期的に送受信されている制御チャネルの制御信
号に基づいて、フレーム基準信号を求めたが、制御チャ
ネルに限らず、可能であれば、基地局と移動体との間に
おいて送受信されている情報信号であってもよい。つま
り、無線通信を有効に活用できるように、無線信号であ
ればよく制御信号に限定されるものではない。
【0076】また、本実施形態におけるタイミング取得
装置3と統括制御装置1、21の構成を限定するもので
はなく、自由に構成を取ることが可能である。
【0077】例えば、基準タイミング信号発生部4をタ
イミング取得装置4に設定することも可能であり、タイ
ミング取得装置3(基地局)から、第1システムの基地
局に配信することができ、また、基準信号調整部20を
第1統括制御装置1に設定することも可能であり、第1
統括制御装置1がフレーム同期のタイミングを調整する
ことができる。
【0078】また、タイミング取得装置3に受信信号電
界強度通知機能を追加することにより、あるシステムエ
リア内の電波環境調査装置としても活用することができ
る。つまり、あるシステムエリア内にタイミング取得装
置3を設置、または、タイミング取得装置3を移動させ
ることにより、設置したエリア内の受信信号強度や電波
受信状況の変動を調べることができる。
【0079】また、基準信号調整部20は、ソフトウェ
アとして活用することができ、また、上記タイミング取
得装置3は、従来の基地局と基本構造を同じにするの
で、基準信号調整部を従来の基地局に備えることによ
り、複雑な装置によらず回路構成を構成できるので、容
易に交換系システムの許容範囲を広げることができる。
【0080】
【発明の効果】本発明の移動体無線通信システムによれ
ば、2以上の移動体無線通信システムを有する場合、当
該移動体無線通信システムに接続したタイミング取得装
置を他の移動体無線通信システムに設置することによっ
て、他の移動体無線通信システムのフレーム同期のタイ
ミングを知ることができ、他の移動体無線通信システム
におけるフレーム同期方式が異なっているても、他の移
動体無線通信システムのフレーム同期のタイミングを当
該移動体無線通信システムのフレーム同期のタイミング
に変換して取ることができる。
【0081】したがって、少なくとも2以上の移動体無
線通信システムエリアが一部重複する無線通信エリア
に、移動体が位置していても、フレームタイミングが重
なることがなく、電波干渉や通話中のノイズが生じるこ
となく通信することができる。
【0082】また、各移動体無線通信システムの統括制
御装置同士を有線ケーブルで接続することを必要としな
いため、無線通信を有効に活用でき、使用態様の範囲を
広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2の実施形態のタイミング取得装置の内部構
成を示したブロック図である。
【図2】第1の実施形態の移動体無線通信システムの全
体構成を示した図である。
【図3】第1の実施形態のタイミング取得装置の内部構
成を示した図である。
【図4】第2の実施形態の移動体無線通信システムの全
体構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1、2、21、22…統括制御装置、 1a、2a、21a、22a…統括制御装置を中心とす
るシステムエリア、 3…タイミング取得装置、 4…基準タイミング信号発生部、 5a、5b…基地局、 6…無線部、 7ベースバンド処理部、 8…タイミング取得装置の制御部、 9…フレーム取得装置、 10…I´インターフェース部、 11…I´インターフェース部、 12…フレーム基準信号生成部、 13…基準信号調整部の制御部、 20…基準信号調整部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の移動体無線通信システムの無線エリ
    ア内に位置し、この他の移動体無線通信システムの無線
    信号を捕捉する無線信号捕捉手段と、 捕捉した無線信号に基づいて、他の移動体無線通信シス
    テムの無線フレームタイミングを検出し、検出した無線
    フレームタイミングに応じて当該移動体無線通信システ
    ムの無線フレームタイミングを調整するタイミング取得
    ・調整手段とを有することを特徴とする移動体無線通信
    システム。
  2. 【請求項2】 当該移動体無線通信システムと他の移動
    体無線通信システムとで、移動体及び基地局間の同期方
    式が同一であり、 上記タイミング取得・調整手段は、検出した他の移動体
    無線通信システムの無線フレームタイミングを、そのま
    ま位相基準として、当該移動体無線通信システムの無線
    フレームタイミング信号を形成することを特徴とする請
    求項1に記載の移動体無線通信システム。
  3. 【請求項3】 当該移動体無線通信システムと他の移動
    体無線通信システムとで、移動体及び基地局間の同期方
    式が異なり、 上記タイミング取得・調整手段は、検出した他の移動体
    無線通信システムの無線フレームタイミングから、当該
    移動体無線通信システムの同期方式に従う位相基準を生
    成し、この位相基準に基づいて、当該移動体無線通信シ
    ステムの無線フレームタイミング信号を形成することを
    特徴とする請求項1に記載の移動体無線通信システム。
JP2001012729A 2001-01-22 2001-01-22 移動体無線通信システム Pending JP2002218527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001012729A JP2002218527A (ja) 2001-01-22 2001-01-22 移動体無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001012729A JP2002218527A (ja) 2001-01-22 2001-01-22 移動体無線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002218527A true JP2002218527A (ja) 2002-08-02
JP2002218527A5 JP2002218527A5 (ja) 2008-03-06

Family

ID=18879693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001012729A Pending JP2002218527A (ja) 2001-01-22 2001-01-22 移動体無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002218527A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504059A (ja) * 2005-08-04 2009-01-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 無線通信用の時間に基づく共存
JP2011077985A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2011077986A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2013021739A (ja) * 2012-11-02 2013-01-31 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2013048484A (ja) * 2012-11-02 2013-03-07 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2013059135A (ja) * 2012-12-28 2013-03-28 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2013059133A (ja) * 2012-12-28 2013-03-28 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10327458A (ja) * 1997-05-27 1998-12-08 Saitama Nippon Denki Kk 移動通信基地局のフレーム同期方法
JP2000308123A (ja) * 1999-04-23 2000-11-02 Ntt Docomo Inc 移動通信システムおよび移動通信システムにおける同期方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10327458A (ja) * 1997-05-27 1998-12-08 Saitama Nippon Denki Kk 移動通信基地局のフレーム同期方法
JP2000308123A (ja) * 1999-04-23 2000-11-02 Ntt Docomo Inc 移動通信システムおよび移動通信システムにおける同期方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504059A (ja) * 2005-08-04 2009-01-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 無線通信用の時間に基づく共存
JP2011077985A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2011077986A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2013021739A (ja) * 2012-11-02 2013-01-31 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2013048484A (ja) * 2012-11-02 2013-03-07 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2013059135A (ja) * 2012-12-28 2013-03-28 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法
JP2013059133A (ja) * 2012-12-28 2013-03-28 Panasonic Corp 無線通信装置および無線通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0149951B1 (ko) 스펙트럼의 효율을 증대하기 위한 방법 및 장치
JP2785789B2 (ja) ディジタル移動通信システム
CA2157727C (en) Method and apparatus for providing a synchronous communication environment
US6134233A (en) Apparatus and method of frame aligning information in a wireless telecommunications system
US6507571B1 (en) Receiving apparatus and receiving method
JP2006504307A (ja) 自己組織化無線通信システムでの分散同期方法
US6263010B1 (en) Spread spectrum communication apparatus
JP2000253446A (ja) 基地局装置及びフレーム同期取得方法
KR20200017711A (ko) 5g 중계 시스템의 동기화 방법 및 장치
JP2002218527A (ja) 移動体無線通信システム
JP2000078659A (ja) Phs無線移動局
JP6795787B2 (ja) 電話システム
JP2978084B2 (ja) 無線通信装置及び基地局
US7133390B1 (en) Method and system for logging on a mobile unit at a fixed station
JPH08205233A (ja) 基地局間位相同期方法
JP2008160618A (ja) 無線通信システム、無線端末装置、基地局、および無線通信方法
JPH07327263A (ja) 移動体通信装置
JP3983943B2 (ja) 移動無線端末装置
JPH1041874A (ja) 局間位相同期システム
JP2001169372A (ja) 構内交換機間同期システム
JPH07183828A (ja) スペクトル拡散送信機及び受信機
JP3501933B2 (ja) デジタルコードレスシステム
KR100288200B1 (ko) 이동통신시스템의동기형복조장치및방법
JP3210653B2 (ja) 移動局装置
JPH10178415A (ja) 直接拡散符号分割通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060728

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110704