JP2002218244A - キャリブレーション方法、プリントシステムおよびプリント装置 - Google Patents
キャリブレーション方法、プリントシステムおよびプリント装置Info
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Abstract
関与するソフトキャリブレーションとプリンタが自動的
に行なうデバイスキャリブレーションによって構成し、
これらの特に実行タイミングに関するユーザの負荷を軽
減させるとともに、これらのキャリブレーションについ
て、相互に画像処理条件であるディザパターンの適合し
た高精度なキャリブレーションを行なうことを可能とす
る。 【解決手段】 ディザパターンAとディザパターンBと
を用いて画像処理を行なうことができるシステムにおい
て、それぞれのパターンについて、ソフトキャリブレー
ションで得られる第1のキャリブレーションテーブル2
12、216を、デバイスキャリブレーションで得られ
る、それぞれのエンジン特性211、213および21
5、217に基づく補正データによって補正することに
より、それぞれの第2のキャリブレーションテーブルを
作成する。
Description
ン方法、プリントシステムおよびプリント装置に関し、
詳しくは、プリンタ、複写機等のプリント装置における
プリント出力の特性を一定のものにするためのキャリブ
レーションに関するものである。
リント媒体に文字、画像をプリントするプリント装置で
は、一般に、プリント環境の変化や装置自体の経年変化
によって、プリント結果における階調性等、プリント出
力の特性が変化する場合があることが知られている。
る雰囲気の温度や湿度などであり、これらが変化するこ
とによって、電子写真方式ではプリント媒体に付着する
トナーの量が変化し、また、インクジェット方式ではイ
ンクの吐出量が変化して、上記出力特性が所望のもので
なくなることがある。また、比較的長時間、連続的にプ
リントを行なうような場合に装置各部の温度などが変化
し、これによって出力特性が変化することもある。さら
には、トナーの残量などに応じて出力特性が変化する場
合もある。
度にも依るが比較的長い期間の使用の結果、装置各部の
特性、例えば感光ドラムの帯電特性などが変化し、その
結果、出力特性が変化するものである。
ント出力特性の変化は、また、情報処理システムのよう
なネットワークを介して複数のプリント装置を用いる場
合において別の問題を派生する。すなわち、上述した種
々の要因により出力特性が変化し、その結果、複数のプ
リント装置間で出力特性の違いを生じることがある。こ
の場合には、上述したように個々のプリンタにおいて所
望のプリント特性が得られないばかりか、システムにお
いてユーザがプリント出力するのに選択するプリンタが
異なればそのプリント結果も異なるという事態を生じ
る。
題を解決するものとして、一般的にはキャリブレーショ
ンを行なうことが知られている。このキャリブレーショ
ンの実行形態としては、大きく分けて二つの形態があ
る。一つは、キャリブレーションの対象となるプリント
装置から所定のパッチパターンを出力してこれをスキャ
ナ等により読取り、その読取り結果に基づいてキャリブ
レーションデータを作成することによりキャリブレーシ
ョンを行なうものである。他の一つは、プリント装置に
おいて独自に行なうものであり、例えば装置における所
定のタイミングで、感光ドラム上にパッチパターンを形
成し、その濃度をドラム近傍に設けられたセンサによっ
て読取ることにより、濃度データに基づいたキャリブレ
ーションデータを作成するものである。なお、上記二つ
の形態において、キャリブレーションデータの作成は、
具体的には、画像処理における例えばガンマ補正テーブ
ルの内容を更新するためのデータを作成するものであ
る。
出願人は、システムを構成するホストコンピュータとカ
ラープリンタとの間で実行されるキャリブレーションを
提案している。これは、ユーザの操作を介在させるもの
であり、具体的には、システムを構成する複数のコンピ
ュータのうち、サーバーコンピュータからの指示に基づ
いてカラープリンタからパッチパターンをプリント出力
し、このパッチパターンをスキャナによって読み取り、
上記サーバーコンピュータにおいて該読み取ったスキャ
ンデータに基づいてキャリブレーションデータを作成
し、その作成したキャリブレーションデータを上記カラ
ープリンタへダウンロードするものである。そして、カ
ラープリンタでは、ダウンロードされたキャリブレーシ
ョンデータによって更新された、例えばガンマ補正テー
ブルを用いてガンマ補正を行ない、そのデータに基づい
てプリントを行なう。
プリント出力特性のばらつきを低減することができる。
これは、例えばプリント装置個々の出力濃度特性の違い
を解消して複数のプリント装置に共通の出力濃度特性を
定めるものであり、絶対的濃度の安定化ということがで
きる。なお、以上説明したキャリブレーションを、以下
ではソフトキャリブレーションという。
て、本出願人は、次のような形態を提案している。
て、所定のタイミングで、まず、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各色の最大出力濃度
を補正した後、エンジン特性情報を取得する。そして、
プリンタコントローラは、プリンタエンジンから渡され
るこのエンジン特性情報に基づいてキャリブレーション
データを作成するものである。そして、プリンタエンジ
ンは、この作成により更新されたキャリブレーションデ
ータを用いて補正したプリントデータに基づいてプリン
トを行なうことができる。このキャリブレーションによ
れば、特に、プリンタ装置において発生し得る、比較的
短期間のプリント出力特性の変化、すなわち温度・湿度
等の変化を要因とした出力特性の変化を抑制することが
可能となる。
プリント装置において生じる、例えば出力濃度特性の変
化を解消するものであり、上記の絶対濃度の安定化に対
して相対的濃度の安定化と言うことができる。なお、以
下では、このキャリブレーションをデバイスキャリブレ
ーションという。
つの形態のキャリブレーションは、それぞれが独自に機
能する構成であり、互いに相関関係を持たない場合には
次のような問題がある。例えば、ユーザの指示に従い、
あるタイミングでソフトキャリブレーションを行って
も、デバイスキャリブレーションはプリント装置におい
て独自に定められた所定のタイミングで発生するため、
このデバイスキャリブレーションによってプリンタエン
ジンの出力特性が変化してしまい、ソフトキャリブレー
ションの効果が持続しない結果となる。この場合、特
に、絶対的濃度の安定したプリント結果を得ることがで
きないことになり、そのようなプリント結果を得るに
は、ユーザはソフトキャリブレーションを頻繁に行う必
要が生じることにもなる。
とデバイスキャリブレーションの実行とを関連付けると
ともに、デバイスキャリブレーションに伴ってソフトキ
ャリブレーションの結果を補正するデータを得、この補
正データによってソフトキャリブレーションの結果を微
調整する構成が考えられる。この構成によれば、特に、
ソフトキャリブレーションによって得られる絶対濃度に
かかる出力特性を維持できるとともに、比較的短期間に
生じるプリント装置の相対濃度の変動をも解消すること
が可能となる。
レーションとデバイスキャリブレーションとを関連付け
る構成において、それぞれのキャリブレーションを行な
うときの画像処理条件、例えば2値化もしくは多値化の
手法について異なるものを用いている場合には、上記の
微調整が精度良く行なえないことがある。例えば、2値
化の手法としてディザ法を用いる場合において、ソフト
キャリブレーションを実行する際には、階調性を重視し
たドット集中形のディザパターンが設定されており、一
方、デバイスキャリブレーションを実行する際には、プ
リンタエンジンが解像度を重視したドット分散形のディ
ザパターンによるパッチデータに基づいてパッチを出力
する場合は、それぞれのキャリブレーションにおいて、
同じ階調値データに対して出力されるパッチパターンか
ら得られる階調特性が異なることがある。この場合に
は、ソフトキャリブレーションによって得られるキャリ
ブレーションデータと、デバイスキャリブレーションに
よってえられるキャリブレーションデータの補正データ
とが相互に適合したものとはいえず、結果としてプリン
ト装置の出力特性を精度良く反映したキャリブレーショ
ンデータを得ることができないことになる。
されたものであり、その目的とするところは、いわゆる
ソフトキャリブレーションとデバイスキャリブレーショ
ンの特に実行タイミングに関するユーザの負荷を軽減さ
せるとともに、これらのキャリブレーションについて、
相互に画像処理条件の適合した高精度なキャリブレーシ
ョンを行なうことを可能とするキャリブレーション方
法、プリントシステムおよびプリント装置を提供するこ
とにある。
プリント装置のプリント出力特性を保障するためのキャ
リブレーション方法であって、ユーザの指示に応じて、
プリント装置から、複数の画像処理条件によって処理さ
れたパッチデータに基づきパッチをプリント出力させ、
該パッチの読取り結果から第1のプリント出力特性情報
および第1のキャリブレーション情報を取得し、前記プ
リント装置において、自動的に、前記複数の画像処理条
件によって処理されたパッチデータに基づくパッチの出
力、および該パッチの測定を行ない、該パッチの測定結
果から第2のプリント出力特性情報を取得し、前記第1
のプリント出力特性情報と前記第2のプリント出力特性
情報とに基づき補正データを作成し、該作成した補正デ
ータによって、前記第1のキャリブレーション情報を補
正して第2のキャリブレーション情報を取得する、ステ
ップを有したことを特徴とする。
リントを制御するホスト装置を有し、プリント装置のプ
リント出力特性を保障するためのキャリブレーション行
なうプリントシステムであって、ユーザの指示に応じ
て、プリント装置から、複数の画像処理条件によって処
理されたパッチデータに基づきパッチをプリント出力さ
せるパッチ出力手段と、該パッチ出力手段がプリント出
力したパッチの読取り結果から第1のプリント出力特性
情報および第1のキャリブレーション情報を取得する第
1取得手段と、前記プリント装置において、自動的に、
前記複数の画像処理条件によって処理されたパッチデー
タに基づくパッチの出力、および該パッチの測定を行な
うパッチ出力測定手段と、該パッチの測定結果から第2
のプリント出力特性情報を取得する特性情報取得手段
と、前記第1のプリント出力特性情報と前記第2のプリ
ント出力特性情報とに基づき補正データを作成する補正
データ作成手段と、該作成した補正データによって、前
記第1のキャリブレーション情報を補正して第2のキャ
リブレーション情報を取得する第2取得手段と、を有し
たことを特徴とする。
あって、ユーザの指示に基づいて当該プリント装置から
複数の画像処理条件によるパッチデータに基づいて出力
されたパッチの読取り結果から得られる第1のプリント
出力特性情報および第1のキャリブレーション情報であ
って、ホスト装置からダウンロードされた第1のプリン
ト出力特性情報および第1のキャリブレーション情報を
格納する第1格納手段と、自動的に、前記複数の画像処
理条件によって処理されたパッチデータに基づくパッチ
の出力、および該パッチの測定を行なうパッチ出力測定
手段と、該パッチの測定結果から第2のプリント出力特
性情報を取得する特性情報取得手段と、前記第2のプリ
ント出力特性情報および第2のキャリブレーション情報
を格納する第2格納手段と、前記第1格納手段に格納さ
れる前記第1のプリント出力特性情報と前記第2格納手
段に格納される前記第2のプリント出力特性情報とに基
づき補正データを作成する補正データ作成手段と、該補
正データ作成手段が作成した補正データによって、前記
第1のキャリブレーション情報を補正して前記第2格納
手段の前記第2のキャリブレーション情報を作成するキ
ャリブレーション情報作成手段と、を有したことを特徴
とする。
おいて自動的に行なわれるいわゆるデバイスキャリブレ
ーションでは、いわゆるソフトキャリブレーションに際
してパッチをプリント出力したときの複数の画像処理条
件と同じ複数の画像処理条件によるパッチデータに基づ
くパッチの出力、および該パッチの測定を行ない、この
パッチの測定結果から、第2のプリント出力特性情報を
取得し、上記ソフトキャリブレーションで得られる第1
のプリント出力特性情報と上記第2のプリント出力特性
情報とに基づき補正データを作成し、この作成した補正
データによって、上記記第1のキャリブレーション情報
を補正して第2のキャリブレーション情報を取得するの
で、ソフトキャリブレーションによって取得した第1の
キャリブレーション情報を基本とし、それが取得された
後は、プリント装置で所定タイミングで実行されるデバ
イスキャリブレーションによる補正データによって調整
できるとともに、ソフトキャリブレーションとデバイス
キャリブレーション双方において出力されるパッチは同
じ画像処理条件によるパッチデータに基づいて得られ、
これにより、それぞれの読取りもしくは測定が画像処理
条件の違いによって相互に異なったものになることを防
止できる。
施形態を詳細に説明する。
ムを構成するプリンタ装置の例としてカラーレーザビー
ムプリンタ(LBP)を例に用いて説明するが、カラーイ
ンクジェットプリンタ等の他の方式のプリンタ、さらに
は複写機などのプリンント装置に関しても本発明を同様
に実施可能であることは言うまでもない。また、画像処
理条件としてのディザ法にかかる中間調パターンついて
2種類を例に用いて説明するが、より多い種類において
も同様に本発明を実施可能であることは以下の説明から
明らかとなる。
もしくはn(nは2より大)値化の手法としてのディザ法
について、ドット集中形およびドット分散形の二種類の
ディザ法を用い、ソフトキャリブレーションとデバイス
キャリブレーションとを関連付けて実行するとともに、
それによるキャリブレーションデータを、上記二種類の
ディザパターンそれぞれについて得るようにする。すな
わち、ソフトキャリブレーションとデバイスキャリブレ
ーションそれぞれでパッチを出力するときに用いるディ
ザ法が一致したキャリブレーションデータを、上記二種
類のディザパターンそれぞれについて得るようにするも
のである。以下の説明では、上記二種類のディザパター
ンをそれぞれ中間調パターンAおよび中間調パターンB
と称する。
は、サーバコンピュータによるソフトキャリブレーショ
ンによって、中間調パターンAおよび中間調パターンB
に対応した、第1のキャリブレーションテーブル(キャ
リブレーション情報)、すなわち第1のガンマ補正テー
ブルと、キャリブレーションの対象であるプリンタの第
1のエンジン特性情報とをそれぞれ作成し、上記プリン
タのプリンタコントローラにおいてデバイスキャリブレ
ーションを行なって得られる中間調パターンAおよびB
に対応した第2のエンジン特性情報と、上記中間調パタ
ーンAおよびBに対応した第1のエンジン特性情報とに
基づいて、それぞれの中間調パターンに対応したキャリ
ブレーションテーブル補正データを作成し、このキャリ
ブレーションテーブル補正データと上記第1のキャリブ
レーションテーブルを用いて、それぞれの中間調パター
ンに対応した第2のキャリブレーションテーブルを作成
する。そして、このキャリブレーションの後、上記第2
のキャリブレーションテーブルを用いてガンマ補正処理
を行い、その画像処理後のデータを上記プリンタエンジ
ンへ送付することによりプリントを行うものである。
テムの構成およびその構成に基づくキャリブレーション
について説明する。
処理システムもしくはプリントシステムの構成を示すブ
ロック図である。
サーバPC(パーソナルコンピュータ)を示し、このサー
バPC1はネットワーク5に接続され、以下で示すキャ
リブレーションを含め本システム全体における種々の処
理を実行することができる。そのため、サーバPC1に
は上記処理を実現するソフトウェアがインストールされ
ている。
バPC1に構成されるキャリブレーションデータ格納部
を示し、以下のようなキャリブレーションデータを保持
するために使用される。すなわち、111、112は、
後述の中間調パターンAに対応した第1のエンジン特性
A1および第1のキャリブレーションテーブルA1であ
り、一方、113、114は、同様に後述の中間調パタ
ーンBに対応した第1のエンジン特性B1および第1の
キャリブレーションテーブルB1であり、これらがキャ
リブレーションデータ格納部11に格納される。
リンタ2(図1では一つのみ図示される)を有し、このプ
リンタ2は、ネットワーク5に接続されることにより、
例えば同様に接続される複数のクライアントPC4(同
様に一つのみ図示される)からのプリントデータ等のデ
ータの送付を受けてプリントを行なうことができ、ま
た、以下で説明するキャリブレーションの対象となり得
る装置である。
ションデータ格納部であり、以下のようなキャリブレー
ションデータを保持するために使用される。すなわち、
211、212は上記サーバPC1からダウンロードさ
れた中間調パターンAに対応した第1のエンジン特性A
1および第1のキャリブレーションテーブルA1であ
り、213,214は、後述のプリンタエンジンから取
得した中間調パターンAに対応した、最新のエンジン特
性である第2のエンジン特性A2および最新のキャリブ
レーションテーブルである第2のキャリブレーションテ
ーブルA2であり、これらがキャリブレーションデータ
格納部21に格納される。同様に、キャリブレーション
データ格納部21には、サーバPC1からダウンロード
された、中間調パターンBに対応した第1のエンジン特
性(B1)215および第1のキャリブレーションテーブ
ル(B1)216、および後述のプリンタエンジンから取
得した、中間調パターンBに対応した、最新のエンジン
特性である第2のエンジン特性(B2)217および最新
のキャリブレーションテーブルである第2のキャリブレ
ーションテーブル(B2)218が格納される。
ローラを示し、プリント処理を始めとしてプリンタ2に
関する様々な制御を司る。このプリンタコントローラ2
2は、後述するように二種類の中間調パターンに対応し
た第1のエンジン特性および第1のキャリブレーション
テーブルがサーバPC1からダウンロードされた際にキ
ャリブレーションデータ格納部21に格納したり、後述
するようにキャリブレーションデータ格納部21内の二
種類の中間調パターンに対応した第2のキャリブレーシ
ョンテーブルを更新する処理も行なう。
ジンを示し、基本的には上記プリンタコントローラ22
からのプリントデータに基づいてをプリントを行なう部
分であるが、後述するように、プリンタエンジン23の
出力濃度に関するエンジン特性情報をプリンタコントロ
ーラ22へ送信したり、エンジン特性における最大濃度
の調整を行う処理も実行する。
接続し、キャリブレーションではプリンタ2において出
力したパッチを測定するために使用されるが、原稿を入
力するといった本来の用途としても使用される。また、
情報処理装置としてのクライアントPC4は、ネットワ
ーク5に接続されて、所望のプリントデータの作成、編
集、プリンタ2に対するプリントの指示等を行うもので
ある。
報処理システムにおける本実施形態のキャリブレーショ
ンは、上述したようにサーバPC1においてソフトキャ
リブレーションを行ない、これによって作成されたガン
マ補正にかかるキャリブレーションテーブル(キャリブ
レーション情報)をプリンタ2へダウンロードし、プリ
ンタ2は基本的にこのテーブルを用いてガンマ補正を行
ないプリントデータを作成する。そして、プリンタ2で
は、所定の独自のタイミングでデバイスキャリブレーシ
ョンを行なって上記ダウンロードされたキャリブレーシ
ョンテーブルの補正データを作成し、キャリブレーショ
ンテーブルの微調整を行なう。さらに、以上のソフトキ
ャリブレーションとデバイスキャリブレーションとを関
連付けたキャリブレーションにおいて、本システムで用
い得る、2値化処理にかかるディザの手法である中間調
パターンAと中間調パターンBの二つについて、上記キ
ャリブレーションテーブルと補正データを作成する。
ーバPC1によるソフトキャリブレーション、その作成
したキャリブレーションデータのプリンタ2へのダウン
ロード、およびプリンタ2におけるキャリブレーション
テーブルを用いた画像処理について説明する。
ブレーションおよびそのデータのダウンロードの処理手
順を示すフローチャートである。なお、このソフトキャ
リブレーションは、一度実施されればその後はプリンタ
2におけるデバイスキャリブレーションによって調整が
行なわれるため、基本的には一度行なわれれば良い。し
かし、ユーザが所望のときにソフトキャリブレーション
の実行を指示できるようにしても良い。これは、例え
ば、階調性の劣化がデバイスキャリブレーションによる
調整だけでは修正できない程度のものとなったときなど
に対処可能とするためである。
てサーバPC1は、プリンタ2に対しパッチデータを出
力してパッチのプリントを行なうよう指示する。これに
応じて、プリンタ2はパッチのプリントを行う。
た状態で示す図である。図3において、61はパッチデ
ータの全体を示し、62はこのパッチデータを構成する
1つのブロックを示す。すなわち、一つのパッチに対応
したデータを示すものである。そして、各ブロックに示
す数字はそれぞれのパッチのデータ値、すなわち階調値
を示す。このパッチデータは、縦、横について32×2
8の総計896個のブロックからなり、横方向において
プリントのトナーの色であるシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順にブロックが繰
り返されて配置され、一方、縦方向では、シアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックのブロックそれぞれについて
階調値が8または16づつ増すブロックが配置される。
詳細には、図に示すパッチデータは、階調値が8から8
づつ増して128までのハイライト部のパッチデータが
4個所、階調値が140から16づつ増して255まで
のシャドウ部のパッチデータが6個所にを配置される。
の中間調パターンにかかるパッチデータを含むものであ
る。すなわち、縦方向において、交互に中間調パターン
Aと中間調パターンBによるパッチデータが配列され、
これらはパッチをプリントするときにそれぞれ中間調パ
ターンAおよび中間調パターンBによる2値化処理が行
なわれる。具体的には、ブロック62、64は中間調パ
ターンA、ブロック63、65は中間調パターンBとい
うように、縦方向において同じ階調値のパッチデータの
うち、上段が階調パターンAによって2値化が行なわれ
るデータであり、下段が階調パターンBによって2値化
が行なわれるデータとなる。なお、階調値が0および2
55ではこれら中間調パターンによる2値化によっても
同じ結果が得られるため、一つのブロックのみが配置さ
れる。
ト部とシャドウ部のブロック数の差異は、本システムに
おいてはシャドウ部に比べてハイライト部は綿密な階調
情報を必要とするためである。また、ハイライト部とシ
ャドウ部の配置数の差異は、スキャナにおける入力値の
ばらつきがハイライト部に比べてシャドウ部の方が多い
傾向があるためである。
からプリンタ2へ転送されこれに基づいててプリンタ2
からプリント出力されるものであるが、プリンタ2で上
記フォーマットのパッチデータ自体またはそのデータを
構成するための情報を所有しておき、PC1からのプリ
ント指示によって上記所有するパッチデータまたは上記
構成する情報により構成したパッチデータに基づいてパ
ッチをプリントするようにしてもよい。あるいは、サー
バPC1から上記パッチデータを構成するための情報を
プリンタ2に送信することにより、パッチデータを生成
するようにしてもよい。なお、このパッチデータ構成情
報はプリンタ2が所有のコマンド系に依存するものであ
るが、ここでは言及しない。
に、ステップS21において、上記パッチをプリントし
たときのプリンタエンジン特性として、プリンタ2から
エンジン特性情報を取得する。このエンジン特性の取得
は、プリンタ2のキャリブレーションデータ格納部21
内に格納されている中間調パターンA、Bにそれぞれ対
応した最新のエンジン特性である第2のエンジン特性2
11、215をそれぞれ取得することにより行う。キャ
リブレーションデータ格納部21に格納される第2のエ
ンジン特性211、215は、ステップS20のパッチ
プリント直後に、図9にて後述するようにデバイスキャ
リブレーションを実行して得るものであってもよく、あ
るいは最後に行なわれたデバイスキャリブレーションに
よって得られた最新のエンジン特性としてもよい。な
お、上記サーバPC1によるデータ取得に関するコマン
ド系についてもここでは言及しない。
さらに、上記のように取得した中間調パターンA、Bそ
れぞれに対応した第2のエンジン特性を、第1のエンジ
ン特性111、113としてキャリブレーションデータ
格納部11に格納する。これらの第1のエンジン特性1
11、113は、パッチをプリントした際のエンジン特
性として、以下で求められる第1のキャリブレーション
テーブルに対応付けられるものである。なお、エンジン
特性を求める詳細については図9にて後述する。
3を用いて上記プリントされたパッチの読取りを行う。
すなわち、ユーザがパッチのパターンがプリントされた
用紙をスキャナ3にセットし所定の操作を行なうと、ス
キャナ3は上述したパッチデータのブロックに対応した
各パッチの濃度を測定し、その結果をR、G、B信号と
してサーバPC1に出力する。サーバPC1は、この入
力値から、上記パッチデータのブロックの配置に基づ
き、中間調パターンA、Bそれぞれについて、ハイライ
ト部は4個所の平均、シャドウ部は6個所の平均を算出
し、結果としてC、M、Y、K各色について24個の階
調値に関してR、G、B信号値を得る。そして、スキャ
ナ3のR、G、B輝度信号とプリンタ2のC、M、Y、
K濃度信号の対応を示す輝度濃度変換テーブル(図1に
て不図示)を用いて、中間調パターンA、Bそれぞれに
ついて24個の輝度信号から24個の濃度特性値を得
る。なお、ここでは詳細には触れないが、スキャナ3の
スキャンは、通常サーバPC1上に構成されるスキャナ
ドライバを介して実行されるものであり、そのスキャナ
ドライバを介して、スキャン解像度の設定や入力領域の
指定等が行われる。
ーションテーブルの作成を行う。
である。図4(a)は、図3に示したパッチデータの各階
調値を入力(in)とし、上述のスキャナ3によって得ら
れた24段階の濃度値を出力(out)として表す、プリ
ンタ2のパッチプリント時の出力濃度特性を示す図であ
る。なお、図4を用いた説明では簡単のため一色につい
てのみ図示しその説明を行なうが、C、M、Y、K4色
について同様の処理を行うことはもちろんである。ま
た、図4(a)において、入力、出力の関係は、上記24
個の値から補間計算により求めるものであることは周知
のとおりである。
の理想特性として図4(c)に示すような線形となる関係
を得るべくキャリブレーションテーブルを作成する。そ
のために、現状の出力濃度特性(図4(a))を理想出力濃
度特性(図4(c))に近づけるために、図4(a)に示す関
係の逆関数である図4(b)に示す関係を有するキャリブ
レーションテーブルを求める。すなわち、プリンタ2が
出力濃度特性(図4(a))を有するとき、図4(b)に示す特
性のキャリブレーションテーブル、具体的にはガンマ補
正テーブルを用いてガンマ補正をすることにより、プリ
ンタ2の出力濃度特性が、図4(c)に示すような、入力
濃度データの階調値がそのままプリント出力の階調値と
なる特性を得ることができる。
はディザ手法の中間調パターンに関して二つのテーブル
が作成されるが、これらの中間調パターンと出力濃度特
性との関係を図5を用いて説明する。
が128であるデータをそれぞれのディザ法により2値
化しこれに基づいてプリント出力したパッチのドットパ
ターンを示す図である。このうち、図5(a)は階調性を
重視したドット集中形のディザ法である中間調パターン
Aの例である。このようなパターンの場合、一般に階調
性が高いので、写真画像やグラデーション等に使用され
る場合が多い。そして、図5(b)はこの中間調パターン
Aによるパッチを測定して得られる出力濃度特性の一例
を示す。一方、図5(c)は解像度を重視したドット分散
形のディザ法である中間調パターンBの例である。この
ようなパターンの場合、一般に解像力が高いので、細線
や文字等に使用される場合が多い。そして、図5(d)
は、この中間調パターンBの出力濃度特性の一例を示す
図である。
ある中間調パターンの違いによってパッチから得られる
出力濃度特性は異なるため、キャリブレーションもそれ
ぞれの画像処理条件に応じて実施するのが望ましい。上
記のキャリブレーションテーブルを作成する処理では、
中間調パターンA、Bそれぞれについて得られる出力濃
度特性(図5(b)、図5(d))に応じて、図4(b)にて説明
したような逆関数をキャリブレーションテーブルとして
作成するものである。
と、作成された各中間調パターンに応じたキャリブレー
ションテーブルをそれぞれ第1のキャリブレーションテ
ーブル112、114としてキャリブレーションデータ
格納部11に格納する。
レーションデータ格納部11の中間調パターンAに対応
した第1のエンジン特性111および第1のキャリブレ
ーションテーブル112と、中間調パターンBに対応し
た第1のエンジン特性113および第1のキャリブレー
ションテーブル114を、プリンタ2にダウンロードす
る。なお、この際のダウンロードコマンド等はプリンタ
2のコマンド系に依存するがここでは言及しない。ダウ
ンロードされた中間調パターンAに対応した第1のエン
ジン特性111および第1のキャリブレーションテーブ
ル112、中間調パターンBに対応した第1のエンジン
特性113および第1のキャリブレーションテーブル1
14は、プリンタコントローラ22を介してキャリブレー
ションデータ格納部21に、それぞれ中間調パターンA
に対応した第1のエンジン特性211および第1のキャ
リブレーションテーブル212として、また、中間調パ
ターンBに対応した第1のエンジン特性215および第
1のキャリブレーションテーブル216として格納され
る。
やクライアントPC4からダウンロードデータを受信す
る際のプリンタコントローラ22の処理手順を示すフロ
ーチャートである。この処理は、上記のキャリブレーシ
ョンデータのダウンロードに限らず、プリントデータな
ど種々のデータのダウンロードデータの受信処理を示す
ものである。
を待機する。この処理でデータ受信があったと判断する
と、ステップS71においてその受信したデータの解析
を行う。そして、解析結果の判定をステップS72で行
うが、キャリブレーションダウンロードコマンドである
と判断した場合は、ステップS73において、このデー
タが中間調パターンAに対応したものであるか否かの判
断を行う。中間調パターンAにかかるものであるとき
は、ステップS74においてそのデータがエンジン特性
であるか否かの判定を行い、エンジン特性であるとき
は、ステップS75において上述のとおりキャリブレー
ションデータ格納部21に、中間調パターンAに対応し
た第1のエンジン特性211としてエンジン特性A1の
登録を行う。ステップS74においてエンジン特性でな
いと判断したときは、キャリブレーションテーブルであ
ると判断し、ステップS76において上述のとおりキャ
リブレーションデータ格納部21に、中間調パターンA
に対応した第1のキャリブテーブル212としてキャリ
ブテーブルA1の登録を行う。
間調パターンAに対応したものでないと判断したとき
は、中間調パターンBに対応したデータであると判断
し、ステップS77においてそのデータがエンジン特性
であるか否かの判定を行い、エンジン特性である判断し
たときはステップS78において上述のとおりキャリブ
レーションデータ格納部21に、中間調パターンBに対
応した第1のエンジン特性215としてエンジン特性B
1の登録を行う。ステップS77においてエンジン特性
でない判断したときは、キャリブテーブルであると判断
し、ステップS79において上述のとおりキャリブレー
ションデータ格納部21に、中間調パターンBに対応し
た第1のキャリブテーブル216としてキャリブテーブ
ルB1の登録を行う。
ョンダウンロードでないと判断された場合はステップS
710において、それぞれのコマンドに応じた処理を行
う。
アントPC4やサーバPC1上のアプリケーションから
それぞれのプリンタドライバを介してプリンタ2へ渡さ
れる。これに対し、プリンタ2のプリンタコントローラ
22は、上述した図6のステップS710においてプリ
ントデータの解析、ページレイアウトの構成、画処理、
プリント等を行う。
リブレーションテーブルを基本とし、これに図9にて後
述される調整が加えられた最新のキャリブレーションテ
ーブルを用いたプリンタコントローラ22による画像処
理の手順を示すフローチャートである。
置としてのクライアントPC4等から送られるプリント
データである入力信号R、G、Bに対してカラー微調整
を行う。このカラー微調整は輝度補正やコントラスト補
正を含むものである。次に、ステップS111において
カラーマッチング処理を行う。このカラーマッチング処
理は、ホスト装置のモニタの色味とプリンタ2のプリン
トの色味を合わせるための処理である。次に、ステップ
S112において輝度濃度変換処理を行う。これは入力
信号である輝度R、G、Bをプリンタのプリント信号で
ある濃度し、M、Y、Kに変換する処理である。さら
に、ステップS113において、以降処理される中間調
処理、本実施形態では2値化処理が中間調パターンAか
中間調パターンBかについて判断する。
理は、図8(a)に示すように、プリンタドライバによ
る、カラー中間調という設定項目を示すユーザインター
フェースである設定画面を介して行なうことができる。
同図に示すように、ユーザはプルダウンメニューの操作
によって、パターンAもしくはパターンBを選択でき
る。図8(b)は、ユーザインターフェースの別の例を示
し、イメージ、グラフィクス、テキストといったページ
を構成するオブジェクトごとに用いる中間調パターンを
選択できる例を示す。
13では、プリントに際して設定されている中間調パタ
ーンの判断を行う。ステップS113において中間調パ
ターンAであると判断したときは、次に、ステップS1
14において、その判断にしたキャリブレーションテー
ブルを用いてガンマ補正を行う。すなわち、ステップS
112の輝度濃度変換で得られたC、M、Y、K各8ビ
ット多値信号を入出力信号とし、中間調パターンAに対
応した最新のキャリブテーブルである第2のキャリブテ
ーブル214を用いて、ガンマ補正を行ない、上記多値
信号が示す入力特性を線形に変換する。次に、ステップ
S115において中間調パターンAのディザ法を用いて
上記C、M、Y、K各8ビット信号を出力系に則した2
値の信号に変換する。なお、本実施形態では、このよう
にC、M、Y、K各1ビットの信号に変換する2値化処
理を行なうが、用いるレーザ等に応じて4値化、8値化
等の処理であってもよいことは勿論である。
ターンBであると判断したときは、ステップS116に
おいて中間調パターンBに対応した最新のキャリブレー
ションテーブルである第2のキャリブテーブル218を
用いて、ガンマ補正を行なう。そして、ステップS11
7において中間調パターンBを用いて2値化処理を行
う。
キャリブレーションによって、装置間の出力濃度特性の
違いを無くし絶対濃度の安定を図ることができるが、プ
リンタのエンジン特性は、個々の装置における、例えば
連続プリント等によりドラム温度が上昇したり環境温度
が変化することによって比較的容易に変化する。このた
め、プリンタ2において独自にデバイスキャリブレーシ
ョンを行ない、これによって得られる補正データにより
上述のソフトキャリブレーションで得たキャリブレーシ
ョンテーブルを補正してキャリブレーションテーブルの
内容の調整を行なうことができる。これにより、ユーザ
はソフトキャリブレーションを頻繁に行う必要が無く、
ユーザの負担を軽減することができる。そして、上述し
たソフトキャリブレーションおよび以下で説明するデバ
イスキャリブレーションを、システムにおいて用い得る
複数の中間調パターンそれぞれについて行なうことによ
り、キャリブレーションの精度を向上させることが可能
となる。
のデバイスキャリブレーションおよびそれによって最新
のキャリブレーションテーブルを得る処理を説明する。
キャリブレーションの処理手順を示すフローチャートで
ある。
ばプリンタエンジン23に設置された図示しない温度や
湿度のセンサが検出する温度や湿度の変化や、ドラム温
度の変化、プリント枚数、ドラムやトナーカートリッジ
の交換時等、エンジン特性が変化する可能性の高いイベ
ントをトリガにして起動される。このトリガとなるイベ
ントについては他にも考慮できるが、その詳細はここで
は言及しない。
て、プリンタエンジン23における、C、M、Y、K各
色の最大濃度の調整を行う。通常、プリンタエンジンで
は設計時の目標最大濃度が定められているが、経年変化
等によってその濃度が変動する。本ステップでは、図示
しない現像系、例えばドラム上に各色について最大濃度
データのパッチを形成してこれを各色トナーによって現
像し、それらをセンサによって測定することによりその
ときのC、M、Y、K各色の最大濃度値を得る。そし
て、この最大値が目標値から変化している場合は現像バ
イアス値等を制御することにより、適正な最大濃度を得
るベく調整を行う。なお、上記で形成するパッチは、図
3に示したものと同様、中間調パターンAおよびBのそ
れぞれについて形成されるものである。
であり、この図を用いて上記最大濃度調整をさらに詳し
く説明する。同図に示す特性カーブ2は、最大濃度調整
前の濃度特性カーブを示す一例であり、特性カーブ1は
最大濃度調整後の濃度特性カーブの一例を示す。特性カ
ーブ2の最大濃度はmax2を示している。ステップS
31の最大濃度調整処理では、ドラム上のセンサにより
そのときの最大濃度値がmax2であることを検知す
る。これに対し、最大濃度の目標値はmax1であるた
め、プリンタエンジン23は現像バイアス値等を制御
し、最大濃度がmax1となるよう調整を行う。
において、最新のエンジン特性であるエンジン特性2の
取得を行う。この処理は、プリンタコントローラ22か
らの要求に応えて、プリンタエンジン23からプリンタ
コントローラ22へ、数点の中間濃度センサ値を返すこ
とにより行う。すなわち、最大濃度調整の後にドラム上
に形成したいくつかのパッチの濃度をセンサによって測
定し、その測定値をプリンタコントローラ22へ送るも
のである。そして、この測定値は最新のエンジン特性2
としてキャリブレーションデータ格納部21にエンジン
特性A2(またはB2)として格納される。
お、図10においては説明の簡単のために4点の中間的
な入力階調値およびそれに対応したセンサの測定値を示
すが、この点数についてはこの限りでないことはもちろ
んである。また、一つの中間調パターン、例えば中間調
パターンAを例に説明しているが、他の中間調パターン
Bについても同様に実施される。
は、予め決められた入力階調値であり、縦軸のa、b、
c、dは各入力階調値により形成されるパッチついてセ
ンサによって測定される濃度値である。プリンタエンジ
ン23は、このa、b、c、d四つの測定値をプリンタ
コントローラ22へ渡す。
値は、a'、b'、c'、d'であり、上記の最大濃度調整によ
ってa、b、c、dへ変動する。つまり、センサの測定
値、すなわちエンジン特性は、最大濃度調整に大きく影
響を受けるため、常に一連の流れとして最大濃度調整、
エンジン特性取得の順に処理を行う必要がある。
のものの特性のばらつきなどがあるため、絶対的な濃度
値を確実に得る精度はない。しかし、同一のセンサを用
いれば、現像系の特性が変化した場合でも、その変化に
応じた測定値を得ることはできる。すなわち、絶対的な
精度は低いが相対的な変化を検出する精度は期待するこ
とができる。
ーションデータ格納部21にキャリブレーションテーブ
ル1(A1およびB1)がダウンロードされているか否か
の判断を行う。キャリブレーションテーブル1がダウン
ロードされていないときは、ステップS34において従
来のデバイスキャリブレーションと同様の手法でキャリ
ブレーションテーブル2(A2およびB2)を作成する。
すなわち、この場合は、図2にて説明したソフトキャリ
ブレーションが未だ行なわれていないときであり、その
場合は、センサによる測定値を用いてキャリブレーショ
ンテーブルを作成し、その後のプリント処理に用いるよ
うにする。
いて説明すると、まずエンジン特性であるセンサの測定
値a、b、c、dから近似式によって特性カーブ1を得、図
4を用いて前述したように目標とする特性を得るための
逆関数を求めることによってキャリブレーションテーブ
ル2を作成することができる。
ーションテーブル1がダウンロードされていると判断し
たときは、ステップS35において、各中間調パターン
に応じたキャリブレーションテーブル補正データの作成
を行う。
ここでは一方の中間調パターンAを例に説明している
が、中間調パターンBについても同様の処理を行うもの
とする。まず、最新のエンジン特性であり、ステップS
32において取得されたキャリブレーションデータ格納
部21の第2のエンジン特性データ213から、図10
に示す特性カーブ1のような特性カーブを近似式により
得る。次に、ソフトキャリブレーション実施時のエンジ
ン特性である第1のエンジン特性211から同様に特性
カーブを近似式により得る。そして、それぞれのエンジ
ン特性について、仮のキャリブレーションデータとして
図4にて前述したように、結果的に図4(c)に示す線形
を得るべく逆関数カーブを求めることにより仮のキャリ
ブレーションテーブルを得る。キャリブレーション補正
データは、これら二つの仮のキャリブレーションテーブ
ルの差分をとることにより作成する。この補正データは
エンジンやそのセンサレベル等の特性変化を示す情報で
ある。
レーションデータ格納部21に格納された各中間調パタ
ーンに対応したキャリブレーションテーブル2(A2お
よびB2)の更新を行う。この処理は、上記ステップS3
5において作成したキャリブレーションテーブル補正デ
ータと、キャリブレーションデータ格納部21に格納さ
れたキャリブレーションテーブル1(A1およびB1)の
マージによって行う。すなわち、このキャリブレーショ
ンテーブル1は、図2にて前述したサーバPC1による
ソフトキャリブレーションによって得られ、ダウンロー
ドされたものであり、この内容を上記補正データによる
マージによって調整するものである。
ンに応じて上記のように更新されたキャリブレーション
テーブル2をキャリブレーションデータ格納部21に格
納する。
ある。ここでは一方の中間調パターンについて説明する
が、他の中間調パターンについても同様の処理を行うも
のとする。図11(a)は、ソフトキャリブレーションに
よって生成されてダウンロードされ、プリンタ2のキャ
リブレーションデータ格納部21に格納された第1のキ
ャリブレーションテーブル1を示す。図11(b)に示
す、プリンタエンジン23におけるC、M、Y、K各色
の最大濃度調整が行なわれるとともに、エンジン特性2
の取得が行われる。そして、図11(c)に示す、エンジ
ン特性2とソフトキャリブレーション時のエンジン特性
1の差である、キャリブレーション補正データの作成が
行なわれるとともに、その補性データと上記キャリブテ
ーブル1とのマージが行われる。そして、作成された最
新のキャリブテーブル2は、キャリブレーションデータ
格納部21に第2のキャリブテーブル214として格納
される。
ローラ22は、キャリブレーションデータ格納部21に
格納された中間調パターンに応じた最新のキャリブレー
ションテーブルである第2のキャリブテーブルを用いて
図7で示した画像処理を行うことができる。
ションは、プリンタにおいて自動的に行なわれるもので
あるが、本実施形態の電子写真方式に限らず他のプリン
ト方式のプリンタにおいても同様に行なうことができ
る。例えば、インクジェット方式のプリンタの場合、記
録ヘッドを搭載して走査を行うためのキャリッジに光学
センサを設け、記録ヘッドを走査して記録したパッチを
同様に走査することによりその濃度を検出することがで
きる。
て説明したキャリブレーション処理を、サーバPC1の
ユーザインタフェース(UI)の側面から説明する図であ
る。すなわち、本実施形態のキャリブレーションは一種
のアプリケーションとしてサーバPC1上に構成される
ものである。
リケーションが起動されると、まず、ステップS81に
おいて必要なプリンタドライバ、スキャナドライバがP
C1のシステムにインストールされているか否かの判断
を行う。必要なドライバがインストールされていないと
きは、ステップS814においてドライバチェックエラ
ーの表示を行い、ステップS813において処理を終了
する。ステップS81において必要なドライバがインス
トールされていると判断したときは、ステップS82に
おいてメイン画面の表示を行う。
画面も基本的には図13に示すように、「次へ」「戻
る」「キャンセル」「ヘルプ」のボタンを具え、その押
下により関連する他の画面へ移ることができる。図12
のメイン画面では、選択メニューとして「新規」「既存
の測定データを開く」「ダウンロードデータの削除」の
3種が設定されている。ここで「新規」を選択して「次
へ」を押下した場合は、処理はステップS84へ移る。
ステップS84では、プリンタ2へのパッチデータの出
力を行う。次に、ステップS87において、前述したと
おりスキャナ3においてそのプリント出力したパッチの
濃度測定を行う。
レーションの適用を行う。このステップでは前述した図
2におけるステップS23、S24の処理、すなわち、キ
ャリブレーションデータの作成、そのデータのプリンタ
2へのダウンロードを行う。ステップS88においては
ステップS89、S810へ移行するためのボタンが用意
されており、ユーザによるそのボタン押下で移行するこ
とができる。ステップS89は、測定データの保存を可
能とする画面であり、ステップS87で測定したスキャ
ンデータを保存するものである。この保存ファイルは後
述する既存の測定データを用いた処理で使用することが
可能となる。ステップS810は、詳細情報を表示する
画面であり、測定した濃度特性を表示する等の詳細情報
を表示する。ステップS89、S810を抜けると、ステ
ップS88へ戻る。
示する。この画面でアプリケーションの終了を指定する
とステップS813で処理を終了し、メイン画面へ戻る
を指定すると、ステップS82へ戻る。
タをひらく」を選択し、「次へ」を押下すると、ステッ
プS85において測定データを指示する画面となる。こ
こでは「参照」ボタンの押下により、ステップS812
の測定データの読み込み画面へ移行する。ここでは詳細
に測定データを捜索することを可能とする。また、この
測定データは上述したステップS89において保存した
データファイルである。次に、ステップS88において
キャリブレーション適用を行う。以降は上述と同様であ
る。
ードデータの削除」を選択し「次へ」を押下すると、ス
テップS86においてプリンタ2のキャリブレーション
データ格納部21内に格納されたキャリブレーションデ
ータの削除を行う。これはサーバPC1からプリンタ2
へのコマンドによる指示により行うものであるが、コマ
ンドについては言及しない。次に、終了画面S811へ
移行する。以降は前述と同様である。
複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェ
ース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステ
ムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシ
ミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、図2、図6、図7、図9に示すような前記実施形態
機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコード
を供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従
って前記各種デバイスを動作させることによって実施し
たものも本発明の範疇に含まれる。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
記プリント装置において自動的に行なわれるいわゆるデ
バイスキャリブレーションでは、いわゆるソフトキャリ
ブレーションに際してパッチをプリント出力したときの
複数の画像処理条件と同じ複数の画像処理条件によるパ
ッチデータに基づくパッチの出力、および該パッチの測
定を行ない、このパッチの測定結果から、第2のプリン
ト出力特性情報を取得し、上記ソフトキャリブレーショ
ンで得られる第1のプリント出力特性情報と上記第2の
プリント出力特性情報とに基づき補正データを作成し、
この作成した補正データによって、上記記第1のキャリ
ブレーション情報を補正して第2のキャリブレーション
情報を取得するので、ソフトキャリブレーションによっ
て取得した第1のキャリブレーション情報を基本とし、
それが取得された後は、プリント装置で所定タイミング
で実行されるデバイスキャリブレーションによる補正デ
ータによって調整できるとともに、ソフトキャリブレー
ションとデバイスキャリブレーション双方において出力
されるパッチは同じ画像処理条件によるパッチデータに
基づいて得られ、これにより、それぞれの読取りもしく
は測定が画像処理条件の違いによって相互に異なったも
のになることを防止できる。
バイスキャリブレーションの特に実行タイミングに関す
るユーザの負荷を軽減させるとともに、これらのキャリ
ブレーションについて、相互に画像処理条件の適合した
高精度なキャリブレーションを行なうことを可能とな
る。
の構成を示すブロック図である。
ンを構成するソフトキャリブレーションの処理手順を示
すフローチャートである。
されるパッチデータを示す図である。
れる出力濃度特性に基づいてキャリブレーションテーブ
ルを作成する処理を説明する図である。
ーンの種類によって出力濃度特性が異なることを説明す
る図である。
PCからデータを受信する処理およびその受信したデー
タのうちキャリブレーションデータの処理を示すフロー
チャートである。
ンテーブルを用いた画像処理を示すフローチャートであ
る。
調パターン、すなわちディザパターンの設定の二例を説
明する図である。
ンを構成するデバイスキャリブレーションの処理手順を
示すフローチャートである。
ンタエンジンの出力濃度特性の調整を説明するための出
力濃度特性を示す線図である。
ョンによって得られるキャリブレーションテーブル補正
データによる、ソフトキャリブレーションで得られたキ
ャリブレーションテーブルの調整をを説明する図であ
る。
ョンをユーザインターフェースの側面から説明する図で
ある。
例を示す図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 プリント装置のプリント出力特性を保障
するためのキャリブレーション方法であって、 ユーザの指示に応じて、プリント装置から、複数の画像
処理条件によって処理されたパッチデータに基づきパッ
チをプリント出力させ、 該パッチの読取り結果から第1のプリント出力特性情報
および第1のキャリブレーション情報を取得し、 前記プリント装置において、自動的に、前記複数の画像
処理条件によって処理されたパッチデータに基づくパッ
チの出力、および該パッチの測定を行ない、 該パッチの測定結果から第2のプリント出力特性情報を
取得し、 前記第1のプリント出力特性情報と前記第2のプリント
出力特性情報とに基づき補正データを作成し、 該作成した補正データによって、前記第1のキャリブレ
ーション情報を補正して第2のキャリブレーション情報
を取得する、ステップを有したことを特徴とするキャリ
ブレーション方法。 - 【請求項2】 前記画像処理条件は、2値化またはn値
化(nは2より大)のための手法であることを特徴とする
請求項1に記載のキャリブレーション方法。 - 【請求項3】 前記2値化またはn値化のための手法
は、ディザ法であることを特徴とする請求項1または2
に記載のキャリブレーション方法。 - 【請求項4】 前記キャリブレーション情報はガンマ補
正テーブルの情報であり、前記パッチの出力および該パ
ッチの測定を行なうステップは、当該パッチの出力を行
なう前に、前記プリント装置におけるプリント出力特性
の最大濃度を所定の値に調整することを特徴とする請求
項1ないし3のいずれかに記載のキャリブレーション方
法。 - 【請求項5】 前記第2のキャリブレーション情報を取
得するステップは、前記第1のキャリブレーション情報
の取得が行なわれていないときは、前記第2のプリント
出力特性情報のみを用いて第2のキャリブレーション情
報を取得することを特徴とする請求項1ないし4のいず
れかに記載のキャリブレーション方法。 - 【請求項6】 プリント装置と該プリント装置のプリン
トを制御するホスト装置を有し、プリント装置のプリン
ト出力特性を保障するためのキャリブレーション行なう
プリントシステムであって、 ユーザの指示に応じて、プリント装置から、複数の画像
処理条件によって処理されたパッチデータに基づきパッ
チをプリント出力させるパッチ出力手段と、 該パッチ出力手段がプリント出力したパッチの読取り結
果から第1のプリント出力特性情報および第1のキャリ
ブレーション情報を取得する第1取得手段と、 前記プリント装置において、自動的に、前記複数の画像
処理条件によって処理されたパッチデータに基づくパッ
チの出力、および該パッチの測定を行なうパッチ出力測
定手段と、 該パッチの測定結果から第2のプリント出力特性情報を
取得する特性情報取得手段と、 前記第1のプリント出力特性情報と前記第2のプリント
出力特性情報とに基づき補正データを作成する補正デー
タ作成手段と、 該作成した補正データによって、前記第1のキャリブレ
ーション情報を補正して第2のキャリブレーション情報
を取得する第2取得手段と、を有したことを特徴とする
プリントシステム。 - 【請求項7】 前記画像処理条件は、2値化またはn値
化(nは2より大)のための手法であることを特徴とする
請求項6に記載のプリントシステム。 - 【請求項8】 前記2値化またはn値化のための手法
は、ディザ法であることを特徴とする請求項6または7
に記載のプリントシステム。 - 【請求項9】 前記キャリブレーション情報はガンマ補
正テーブルの情報であり、前記パッチ出力測定手段は、
当該パッチの出力を行なう前に、前記プリント装置にお
けるプリント出力特性の最大濃度を所定の値に調整する
ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の
プリントシステム。 - 【請求項10】 前記第2取得手段は、前記第1のキャ
リブレーション情報の取得が行なわれていないときは、
前記第2のプリント出力特性情報のみを用いて第2のキ
ャリブレーション情報を取得することを特徴とする請求
項6ないし9のいずれかに記載のプリントシステム。 - 【請求項11】 プリントを行なうプリント装置であっ
て、 ユーザの指示に基づいて当該プリント装置から複数の画
像処理条件によるパッチデータに基づいて出力されたパ
ッチの読取り結果から得られる第1のプリント出力特性
情報および第1のキャリブレーション情報であって、ホ
スト装置からダウンロードされた第1のプリント出力特
性情報および第1のキャリブレーション情報を格納する
第1格納手段と、 自動的に、前記複数の画像処理条件によって処理された
パッチデータに基づくパッチの出力、および該パッチの
測定を行なうパッチ出力測定手段と、 該パッチの測定結果から第2のプリント出力特性情報を
取得する特性情報取得手段と、 前記第2のプリント出力特性情報および第2のキャリブ
レーション情報を格納する第2格納手段と、 前記第1格納手段に格納される前記第1のプリント出力
特性情報と前記第2格納手段に格納される前記第2のプ
リント出力特性情報とに基づき補正データを作成する補
正データ作成手段と、 該補正データ作成手段が作成した補正データによって、
前記第1のキャリブレーション情報を補正して前記第2
格納手段の前記第2のキャリブレーション情報を作成す
るキャリブレーション情報作成手段と、を有したことを
特徴とするプリント装置。 - 【請求項12】 前記画像処理条件は、2値化またはn
値化(nは2より大)のための手法であることを特徴とす
る請求項11に記載のプリント装置。 - 【請求項13】 前記2値化またはn値化のための手法
は、ディザ法であることを特徴とする請求項11または
12に記載のプリント装置。 - 【請求項14】 前記キャリブレーション情報はガンマ
補正テーブルの情報であり、前記パッチ出力測定手段
は、当該パッチの出力を行なう前に、前記プリント装置
におけるプリント出力特性の最大濃度を所定の値に調整
することを特徴とする請求項11ないし13のいずれか
に記載のプリント装置。 - 【請求項15】 前記キャリブレーション作成手段は、
前記第1のキャリブレーション情報の取得が行なわれて
いないときは、前記第2のプリント出力特性情報のみを
用いて第2のキャリブレーション情報を作成することを
特徴とする請求項11ないし14のいずれかに記載のプ
リント装置。 - 【請求項16】 情報処理装置によって読取り可能にプ
ログラムを記憶した記憶媒体であって、 プリント装置のプリント出力特性を保障するためのキャ
リブレーション処理であって、 ユーザの指示に応じて、プリント装置から、複数の画像
処理条件によって処理されたパッチデータに基づきパッ
チをプリント出力させ、 該パッチの読取り結果から第1のプリント出力特性情報
および第1のキャリブレーション情報を取得し、 前記プリント装置において、自動的に、前記複数の画像
処理条件によって処理されたパッチデータに基づくパッ
チの出力、および該パッチの測定を行ない、 該パッチの測定結果から第2のプリント出力特性情報を
取得し、 前記第1のプリント出力特性情報と前記第2のプリント
出力特性情報とに基づき補正データを作成し、 該作成した補正データによって、前記第1のキャリブレ
ーション情報を補正して第2のキャリブレーション情報
を取得する、ステップを有した処理のプログラムを記憶
したことを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項17】 プリント装置のプリント出力特性を保
障するためのキャリブレーション処理のプログラムであ
って、 ユーザの指示に応じて、プリント装置から、複数の画像
処理条件によって処理されたパッチデータに基づきパッ
チをプリント出力させ、 該パッチの読取り結果から第1のプリント出力特性情報
および第1のキャリブレーション情報を取得し、 前記プリント装置において、自動的に、前記複数の画像
処理条件によって処理されたパッチデータに基づくパッ
チの出力、および該パッチの測定を行ない、 該パッチの測定結果から第2のプリント出力特性情報を
取得し、 前記第1のプリント出力特性情報と前記第2のプリント
出力特性情報とに基づき補正データを作成し、 該作成した補正データによって、前記第1のキャリブレ
ーション情報を補正して第2のキャリブレーション情報
を取得する、ステップを有した処理を実行するコード手
段を有したことを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001009193A JP2002218244A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | キャリブレーション方法、プリントシステムおよびプリント装置 |
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Publications (2)
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JP2002218244A true JP2002218244A (ja) | 2002-08-02 |
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ID=18876721
Family Applications (1)
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JP2001009193A Pending JP2002218244A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | キャリブレーション方法、プリントシステムおよびプリント装置 |
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JP (1) | JP2002218244A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2001-01-17 JP JP2001009193A patent/JP2002218244A/ja active Pending
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