JP2002217818A - 移動通信方法 - Google Patents
移動通信方法Info
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- JP2002217818A JP2002217818A JP2001008030A JP2001008030A JP2002217818A JP 2002217818 A JP2002217818 A JP 2002217818A JP 2001008030 A JP2001008030 A JP 2001008030A JP 2001008030 A JP2001008030 A JP 2001008030A JP 2002217818 A JP2002217818 A JP 2002217818A
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動通信方法に関し、特にGPS−AVMシ
ステム等において基地局とその配下の複数の移動局との
間で実行される移動局の位置や動態等の制御データの効
率的な転送制御方法を提供する。 【解決手段】 移動通信方法は、1つの基地局と複数の
移動局からなる移動通信方法であって、前記移動局から
前記基地局へ、又は前記基地局から前記移動局へ、伝送
内容と前記移動局の識別番号とを含んだデータを伝送す
ること、前記基地局または前記移動局では前記データを
受信した場合に、前記移動局の識別番号を短縮した番号
を含む応答信号を送出すること、からなる。
ステム等において基地局とその配下の複数の移動局との
間で実行される移動局の位置や動態等の制御データの効
率的な転送制御方法を提供する。 【解決手段】 移動通信方法は、1つの基地局と複数の
移動局からなる移動通信方法であって、前記移動局から
前記基地局へ、又は前記基地局から前記移動局へ、伝送
内容と前記移動局の識別番号とを含んだデータを伝送す
ること、前記基地局または前記移動局では前記データを
受信した場合に、前記移動局の識別番号を短縮した番号
を含む応答信号を送出すること、からなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信方法に関
し、特にGPS(Global Positioning System)−AVM
(Automatic Vehicle Monitoring)システム等において基
地局とその配下の複数の移動局との間で実行される移動
局の位置や動態等の制御データの転送制御方法に関する
ものである。
し、特にGPS(Global Positioning System)−AVM
(Automatic Vehicle Monitoring)システム等において基
地局とその配下の複数の移動局との間で実行される移動
局の位置や動態等の制御データの転送制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】移動局が一定距離以上移動した場合や前
回の位置データ送出から一定時間が経過した場合、移動
局から自局の識別番号と共に位置データが送出される。
GPS−AVMシステムでは多数の移動局の位置や動態
を基地局で正確に把握するために、可能な限り頻繁に移
動局から基地局へ上りデータを送出するように設計され
ている。
回の位置データ送出から一定時間が経過した場合、移動
局から自局の識別番号と共に位置データが送出される。
GPS−AVMシステムでは多数の移動局の位置や動態
を基地局で正確に把握するために、可能な限り頻繁に移
動局から基地局へ上りデータを送出するように設計され
ている。
【0003】図1は、移動局から基地局へ送出される位
置データと動態データのフォーマットの一例を示したも
のである。上述したように、それらの送出頻度を上げる
ためにデータ長はフレーム長である40msに対して20
msと短く設定してあり、従って1フレーム内に2個配置
できる。
置データと動態データのフォーマットの一例を示したも
のである。上述したように、それらの送出頻度を上げる
ためにデータ長はフレーム長である40msに対して20
msと短く設定してあり、従って1フレーム内に2個配置
できる。
【0004】図1の(a)には位置データの例を示して
いる。1ビットの「データ種別」は位置データと動態デ
ータとを区別するために設けられており、本例では位置
データとして“0”が設定される。48ビットの「位置
データ」にはGPSで検出した自局の位置データが設定
され、10ビットの「M」には自局の識別番号が設定さ
れる。16ビットの「CRC」は受信側で受信誤りを検
出するための信号である。
いる。1ビットの「データ種別」は位置データと動態デ
ータとを区別するために設けられており、本例では位置
データとして“0”が設定される。48ビットの「位置
データ」にはGPSで検出した自局の位置データが設定
され、10ビットの「M」には自局の識別番号が設定さ
れる。16ビットの「CRC」は受信側で受信誤りを検
出するための信号である。
【0005】また、図1の(b)には動態データの例を
示している。1ビットの「データ種別」には動態データ
として“1”が設定され、48ビットの「動態データ」
には自局の状態、例えば空車や賃車等、を設定する。他
は図1の(a)と同様である。
示している。1ビットの「データ種別」には動態データ
として“1”が設定され、48ビットの「動態データ」
には自局の状態、例えば空車や賃車等、を設定する。他
は図1の(a)と同様である。
【0006】図2は、基地局から移動局へ送出される応
答信号(以降、ACK(Acknowledge)信号と称す)フォ
ーマットの一例を示したものである。図2において、A
CK信号(図2の(a))の先頭の2ビットである「フ
レーム番号」は、連続するフレーム番号0〜3の4フレ
ームで構成される「スーパーフレーム(図2の
(b))」の内の各フレーム番号を示す。基地局から移
動局への信号はこのスーパーフレーム単位(160ms
=4×40ms)に繰り返し送信される。
答信号(以降、ACK(Acknowledge)信号と称す)フォ
ーマットの一例を示したものである。図2において、A
CK信号(図2の(a))の先頭の2ビットである「フ
レーム番号」は、連続するフレーム番号0〜3の4フレ
ームで構成される「スーパーフレーム(図2の
(b))」の内の各フレーム番号を示す。基地局から移
動局への信号はこのスーパーフレーム単位(160ms
=4×40ms)に繰り返し送信される。
【0007】ところで、基地局は移動局から位置データ
を受信するとそのデータ受信確認のために移動局へAC
K信号を返送するが、ACK信号は基地局から移動局へ
の音声や配車指示データ等の伝送中であっても移動局が
認識できるようにすることがシステム上望ましいため、
1スーパーフレームを構成するフレーム0〜3の内のフ
レーム3(frameNo.=11)を使って伝送され
る。
を受信するとそのデータ受信確認のために移動局へAC
K信号を返送するが、ACK信号は基地局から移動局へ
の音声や配車指示データ等の伝送中であっても移動局が
認識できるようにすることがシステム上望ましいため、
1スーパーフレームを構成するフレーム0〜3の内のフ
レーム3(frameNo.=11)を使って伝送され
る。
【0008】これより、1スーパーフレームの期間内
(160ms)に図1の(a)に示す位置データ又は動
態データ(各々20ms)の信号が最大8回受信可能と
なり、その返送先として「ACK識別番号」には同時に
8回分の移動局車番(10ビット×8=80ビット)が
収容される。また、「登録データ」は移動局からの動態
データに対して基地から登録した詳細内容(例えば、タ
クシーでは登録地区番号や地区内の登録順位など)が設
定され、そのために40ビットが割り当てられている。
(160ms)に図1の(a)に示す位置データ又は動
態データ(各々20ms)の信号が最大8回受信可能と
なり、その返送先として「ACK識別番号」には同時に
8回分の移動局車番(10ビット×8=80ビット)が
収容される。また、「登録データ」は移動局からの動態
データに対して基地から登録した詳細内容(例えば、タ
クシーでは登録地区番号や地区内の登録順位など)が設
定され、そのために40ビットが割り当てられている。
【0009】「空き」には未使用部分で任意の状態に設
定できる。また、ACKのフレーム属性はframe属
性=000010に設定される。移動局では位置データ
や動態データを送出した後、一定時間内に自局に対する
ACKを受信できない場合はタイムアウトとして位置デ
ータを再送する。そして、再送回数が一定回数に達した
場合には伝送ができなかったとして処理を終了する。な
お、伝送に必要なフレーム同期信号等は本発明と直接関
連しないため上記説明では省略してある。
定できる。また、ACKのフレーム属性はframe属
性=000010に設定される。移動局では位置データ
や動態データを送出した後、一定時間内に自局に対する
ACKを受信できない場合はタイムアウトとして位置デ
ータを再送する。そして、再送回数が一定回数に達した
場合には伝送ができなかったとして処理を終了する。な
お、伝送に必要なフレーム同期信号等は本発明と直接関
連しないため上記説明では省略してある。
【0010】図3は、従来の基地局における処理フロー
の一例を示したものである。受信処理では、先ず基地局
が移動局からの位置データや動態データを受信すると、
それらをホストコンピュータへ送出し、また受信した送
信元の移動局番号(M)をその応答処理の際に参照する
ACK識別メモリに順に格納する(S101〜10
3)。
の一例を示したものである。受信処理では、先ず基地局
が移動局からの位置データや動態データを受信すると、
それらをホストコンピュータへ送出し、また受信した送
信元の移動局番号(M)をその応答処理の際に参照する
ACK識別メモリに順に格納する(S101〜10
3)。
【0011】一方、送信処理では、スーパーフレーム周
期内の送出フレーム番号0〜3を常時監視し(S10
4)、音声や通常のデータ信号はフレーム0〜2を使用
し、ACK信号についてはフレーム3を使用して移動局
へ信号を送出する。すなわち、各フレーム0〜2では音
声や通常データ信号の送信設定処理を行ない(S105
のサブルーチン)、それに対応するフレーム番号0〜2
とCRCを付して1フレーム分の送信を行なう。その
後、フレーム番号をモジュロ4演算に基づいて+1イン
クリメント(S109)してから次のフレーム送信処理
を開始する。
期内の送出フレーム番号0〜3を常時監視し(S10
4)、音声や通常のデータ信号はフレーム0〜2を使用
し、ACK信号についてはフレーム3を使用して移動局
へ信号を送出する。すなわち、各フレーム0〜2では音
声や通常データ信号の送信設定処理を行ない(S105
のサブルーチン)、それに対応するフレーム番号0〜2
とCRCを付して1フレーム分の送信を行なう。その
後、フレーム番号をモジュロ4演算に基づいて+1イン
クリメント(S109)してから次のフレーム送信処理
を開始する。
【0012】フレーム3の場合は、ホストから受信した
先の受信データに対する登録データを「登録データ」に
設定する。また、データである旨の「D/V」=1、A
CK信号である旨の「フレーム属性」=000010を
それぞれ設定し、さらに受信の際にACK識別メモリに
記憶してある送信元の移動局番号(M)を「ACK識別
番号」にコピーし、その後でACK識別メモリ内容を初
期化する(S110〜114)。その後のフレーム番号
3、CRCの設定、フレーム3の送信、及びフレーム番
号のインクリメント処理は上述の通りである(S106
〜109)。
先の受信データに対する登録データを「登録データ」に
設定する。また、データである旨の「D/V」=1、A
CK信号である旨の「フレーム属性」=000010を
それぞれ設定し、さらに受信の際にACK識別メモリに
記憶してある送信元の移動局番号(M)を「ACK識別
番号」にコピーし、その後でACK識別メモリ内容を初
期化する(S110〜114)。その後のフレーム番号
3、CRCの設定、フレーム3の送信、及びフレーム番
号のインクリメント処理は上述の通りである(S106
〜109)。
【0013】なお、上記のステップS104以降の送信
処理は1フレーム毎の割込み処理として実行される。ま
た、ACK識別メモリの初期化は8個分の移動局車番に
対応するそれぞれのメモリに記憶有無のビットを設けて
おき、これを記憶なしの状態に設定することで実現され
る。
処理は1フレーム毎の割込み処理として実行される。ま
た、ACK識別メモリの初期化は8個分の移動局車番に
対応するそれぞれのメモリに記憶有無のビットを設けて
おき、これを記憶なしの状態に設定することで実現され
る。
【0014】図4及び5は、従来の移動局における処理
フローの一例を示したものである。なお、本例では音声
伝送に関する部分は本願発明と直接関連しないことから
省略してあり、また移動局からの信号送信は20msフレ
ームのみとしてある。本処理フローは基地局が送信する
40msフレームの受信タイミングと同期して移動局側の
制御部が生成する20ms毎の割込み処理として実行され
る。
フローの一例を示したものである。なお、本例では音声
伝送に関する部分は本願発明と直接関連しないことから
省略してあり、また移動局からの信号送信は20msフレ
ームのみとしてある。本処理フローは基地局が送信する
40msフレームの受信タイミングと同期して移動局側の
制御部が生成する20ms毎の割込み処理として実行され
る。
【0015】受信処理では、先ず移動局が基地局からの
データ受信を監視する(S201)。そして、データ受
信の際には受信した登録データ内に自局宛の登録データ
の有無を判断し、それが存在する場合には移動局のデー
タ表示部にそのデータ内容を表示する(S202及び2
03)。次に、基地局に対するデータ転送時にオンに設
定されるデータ伝送フラグのオン/オフを確認し、それ
がオンの場合には受信データが先のデータ転送に対する
ACK信号か否かを判断すべく受信データの「ACK識
別番号」に自局識別番号があるか否かを確認する(S2
04及び205)。
データ受信を監視する(S201)。そして、データ受
信の際には受信した登録データ内に自局宛の登録データ
の有無を判断し、それが存在する場合には移動局のデー
タ表示部にそのデータ内容を表示する(S202及び2
03)。次に、基地局に対するデータ転送時にオンに設
定されるデータ伝送フラグのオン/オフを確認し、それ
がオンの場合には受信データが先のデータ転送に対する
ACK信号か否かを判断すべく受信データの「ACK識
別番号」に自局識別番号があるか否かを確認する(S2
04及び205)。
【0016】そして、自局識別番号を確認したときに
は、先のデータ転送が正常に終了したものと判断して前
記データ伝送フラグをオンからオフに変更する(S20
6)。一方、データ伝送フラグがオンにも係わらず自局
識別番号が確認できない場合には、同一データの再送を
数回試行する(S208〜211及びS231及び23
2)。
は、先のデータ転送が正常に終了したものと判断して前
記データ伝送フラグをオンからオフに変更する(S20
6)。一方、データ伝送フラグがオンにも係わらず自局
識別番号が確認できない場合には、同一データの再送を
数回試行する(S208〜211及びS231及び23
2)。
【0017】また、データを受信しない場合であって
も、データ伝送フラグがオンの場合には(S201及び
212)、先に送出したデータの基地局側での正常受信
及びその処理を確認するために前記と同様に同一データ
の再送を数回試行する(S208〜211及びS231
及び232)。データを受信しない場合であってデータ
伝送フラグがオフの場合には(S201及び212)、
以下のデータ送信処理を開始する。
も、データ伝送フラグがオンの場合には(S201及び
212)、先に送出したデータの基地局側での正常受信
及びその処理を確認するために前記と同様に同一データ
の再送を数回試行する(S208〜211及びS231
及び232)。データを受信しない場合であってデータ
伝送フラグがオフの場合には(S201及び212)、
以下のデータ送信処理を開始する。
【0018】先ず、位置データの送出条件を判断し、送
出すべき位置データが存在するときは、「データ種別」
に位置データを示す“0”が設定され、且つ48ビット
の位置データが設定される(S223及び224)。以
降は、前述した再送処理に関する設定等を含む1フレー
ム分の送信が行なわれる(S227〜232)。一方、
位置データの送出条件を満足しない場合には、次に動態
データの送出条件が判断され(S222)、「データ種
別」に動態データを示す“1”を設定し且つ48ビット
の動態データが設定される(S225及び226)。以
降は、上記位置データの送出と同様である(S227〜
232)。
出すべき位置データが存在するときは、「データ種別」
に位置データを示す“0”が設定され、且つ48ビット
の位置データが設定される(S223及び224)。以
降は、前述した再送処理に関する設定等を含む1フレー
ム分の送信が行なわれる(S227〜232)。一方、
位置データの送出条件を満足しない場合には、次に動態
データの送出条件が判断され(S222)、「データ種
別」に動態データを示す“1”を設定し且つ48ビット
の動態データが設定される(S225及び226)。以
降は、上記位置データの送出と同様である(S227〜
232)。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、基地
局から移動局への「登録データ」は1スーパーフレーム
中で1回(フレーム3)しか送出できないため、システ
ム内の移動局数が増えた場合には、基地から移動局に送
出するフレーム属性がACK信号に設定された「登録デ
ータ」の返送頻度が多くなる傾向にあった。その結果、
移動局で自己の登録データを認識できるまでの時間が長
くなり、操作者にとって使い勝手が悪く、さらにはシス
テムに対する不信感を抱く、等の問題があった。
局から移動局への「登録データ」は1スーパーフレーム
中で1回(フレーム3)しか送出できないため、システ
ム内の移動局数が増えた場合には、基地から移動局に送
出するフレーム属性がACK信号に設定された「登録デ
ータ」の返送頻度が多くなる傾向にあった。その結果、
移動局で自己の登録データを認識できるまでの時間が長
くなり、操作者にとって使い勝手が悪く、さらにはシス
テムに対する不信感を抱く、等の問題があった。
【0020】そこで本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、決められたフォーマットの中でより多くの「登録デ
ータ」を送出可能とすることで、操作者にとって使い勝
手が良く、さらに安心感を持てる無線システムを提供す
ることにある。また、同様な解決技術を用いて他のシス
テムにおいても運用効率を向上させることにある。
み、決められたフォーマットの中でより多くの「登録デ
ータ」を送出可能とすることで、操作者にとって使い勝
手が良く、さらに安心感を持てる無線システムを提供す
ることにある。また、同様な解決技術を用いて他のシス
テムにおいても運用効率を向上させることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、1つの
基地局と複数の移動局からなる移動通信方法であって、
前記移動局から前記基地局へ、または前記基地局から前
記移動局へ、伝送内容と前記移動局の識別番号とを含ん
だデータを伝送すること、前記基地局または前記移動局
では前記データを受信した場合に、前記移動局の識別番
号を短縮した番号を含む応答信号を送出すること、から
成る移動通信方法が提供される。
基地局と複数の移動局からなる移動通信方法であって、
前記移動局から前記基地局へ、または前記基地局から前
記移動局へ、伝送内容と前記移動局の識別番号とを含ん
だデータを伝送すること、前記基地局または前記移動局
では前記データを受信した場合に、前記移動局の識別番
号を短縮した番号を含む応答信号を送出すること、から
成る移動通信方法が提供される。
【0022】また本発明によれば、複数の局からなる移
動通信システムであって、伝送内容と、伝送元局の識別
番号と、伝送先局の識別番号と、を含んだデータを伝送
先局へ伝送すること、前記伝送先局では前記データを受
信した場合に、少なくとも前記伝送元局の識別番号を短
縮した番号または前記伝送先局の識別番号を短縮した番
号のいずれかを含む応答信号を送出すること、から成る
移動通信方法が提供される。
動通信システムであって、伝送内容と、伝送元局の識別
番号と、伝送先局の識別番号と、を含んだデータを伝送
先局へ伝送すること、前記伝送先局では前記データを受
信した場合に、少なくとも前記伝送元局の識別番号を短
縮した番号または前記伝送先局の識別番号を短縮した番
号のいずれかを含む応答信号を送出すること、から成る
移動通信方法が提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】図6は、本発明によるACK信号
フォーマットの一例を示したものである。本例では、基
地局から移動局へ送出されるACK信号の内で「ACK
識別番号」に短縮された番号を使用している。ここで
は、各移動局に割り当てられる従来の8ビットを6ビッ
トに短縮している。
フォーマットの一例を示したものである。本例では、基
地局から移動局へ送出されるACK信号の内で「ACK
識別番号」に短縮された番号を使用している。ここで
は、各移動局に割り当てられる従来の8ビットを6ビッ
トに短縮している。
【0024】移動局からの位置データは一定距離移動や
一定時間毎というように送出頻度が高いため、基地局側
での取り逃しが少なければ大きな問題とはならない。し
かしながら、動態データについてはその発生頻度は少な
く且つその取り逃がしはシステム運用上大きな信頼性低
下となる。このような特性を考慮して、移動局からは一
方的に位置データを送出し、基地局からは受信した位置
データに対するACK信号を送出しない方法もある。し
かしながら、この方法では複数局の同時送信等が頻繁に
発生するような場合にデータ消失頻度が高くなり、結果
的としてシステム信頼性の低下を招く。
一定時間毎というように送出頻度が高いため、基地局側
での取り逃しが少なければ大きな問題とはならない。し
かしながら、動態データについてはその発生頻度は少な
く且つその取り逃がしはシステム運用上大きな信頼性低
下となる。このような特性を考慮して、移動局からは一
方的に位置データを送出し、基地局からは受信した位置
データに対するACK信号を送出しない方法もある。し
かしながら、この方法では複数局の同時送信等が頻繁に
発生するような場合にデータ消失頻度が高くなり、結果
的としてシステム信頼性の低下を招く。
【0025】そのため、上述したように本発明ではAC
K信号に用いる移動局の車番を短縮させることで、既存
のACKフレーム長(40ms)及びACK識別番号数
(1〜8)を維持したまま、登録データを従来の40ビ
ットの2倍である80ビット(登録データ(1)及び
(2))に増加させている。
K信号に用いる移動局の車番を短縮させることで、既存
のACKフレーム長(40ms)及びACK識別番号数
(1〜8)を維持したまま、登録データを従来の40ビ
ットの2倍である80ビット(登録データ(1)及び
(2))に増加させている。
【0026】図7は、本発明による基地局処理フローの
第1の実施例を示したものである。なお、以降で説明す
る本発明の各実施例のフローにおいて、先の説明と重複
する部分については冗長な説明を回避するためその説明
を省略するか又は簡単な説明に留めている。受信処理で
は、先ず基地局が移動局からの位置データや動態データ
を受信すると、それらをホストコンピュータへ送出する
が、本例では受信した送信元の移動局番号(M)の短縮
処理を行い、その結果をACK識別メモリに順次格納す
る(S301〜303)。
第1の実施例を示したものである。なお、以降で説明す
る本発明の各実施例のフローにおいて、先の説明と重複
する部分については冗長な説明を回避するためその説明
を省略するか又は簡単な説明に留めている。受信処理で
は、先ず基地局が移動局からの位置データや動態データ
を受信すると、それらをホストコンピュータへ送出する
が、本例では受信した送信元の移動局番号(M)の短縮
処理を行い、その結果をACK識別メモリに順次格納す
る(S301〜303)。
【0027】一方、送信処理では、スーパーフレーム周
期内の送出フレーム3において、ホストから受信した先
の受信データに対する登録データを「登録データ(1)
及び(2)」に設定し、さらにACK識別メモリに記憶
してある短縮された移動局番号(M)を「ACK識別番
号」にコピーしてからフレーム3を送信する(S310
〜314)。本例では、短縮された移動局番号に受信し
た10ビットの移動局番号(M)の内の下位6ビットが
使用される。
期内の送出フレーム3において、ホストから受信した先
の受信データに対する登録データを「登録データ(1)
及び(2)」に設定し、さらにACK識別メモリに記憶
してある短縮された移動局番号(M)を「ACK識別番
号」にコピーしてからフレーム3を送信する(S310
〜314)。本例では、短縮された移動局番号に受信し
た10ビットの移動局番号(M)の内の下位6ビットが
使用される。
【0028】図8は、本発明による移動局処理フローの
第1の実施例を示したものである。ここでは、受信処理
において、自局の短縮したACK識別番号の有無を判断
するステップS405のみが、図4の従来例の処理(S
205)と相違する。従って、移動局側にはデータ受信
時に下位6ビットだけを判断するためのマスク処理等が
追加される。
第1の実施例を示したものである。ここでは、受信処理
において、自局の短縮したACK識別番号の有無を判断
するステップS405のみが、図4の従来例の処理(S
205)と相違する。従って、移動局側にはデータ受信
時に下位6ビットだけを判断するためのマスク処理等が
追加される。
【0029】図13には、短縮したACK識別番号の例
を示している。図13の例を本実施例に適用した場合、
例えばある移動局(識別番号3FFh(hは16進数、
以下同様))が送出した位置データを基地局側が受信で
きず、且つ同時期に別の移動局(識別番号0FFh)が
送出した位置データを受信したとすると、ACK信号で
返送される下位6ビット(3Fh) が同一となって移
動局3FFhでは自局の位置データが基地局で受信され
たと誤認してしまう不都合が生じる。
を示している。図13の例を本実施例に適用した場合、
例えばある移動局(識別番号3FFh(hは16進数、
以下同様))が送出した位置データを基地局側が受信で
きず、且つ同時期に別の移動局(識別番号0FFh)が
送出した位置データを受信したとすると、ACK信号で
返送される下位6ビット(3Fh) が同一となって移
動局3FFhでは自局の位置データが基地局で受信され
たと誤認してしまう不都合が生じる。
【0030】しかしながら、再送タイムアウト時間は通
常1秒程度と短く同時期にそのような不都合が発生する
確率は非常に小さく、また運用移動局数が少ない場合に
はその確率はより小さくなる。さらに、上記のような不
都合が生じたとしても移動局からの位置データは頻繁に
送出されるため、そのような不都合は短時間に修正され
てシステム運用上の問題はほとんど生じない。
常1秒程度と短く同時期にそのような不都合が発生する
確率は非常に小さく、また運用移動局数が少ない場合に
はその確率はより小さくなる。さらに、上記のような不
都合が生じたとしても移動局からの位置データは頻繁に
送出されるため、そのような不都合は短時間に修正され
てシステム運用上の問題はほとんど生じない。
【0031】このように、ACK信号で指定する移動局
の識別番号を短縮してもシステム運用上の問題点は非常
に小さく、短縮することでより重要な動態データに関す
る「登録データ」を図6に示すように1スーパーフレー
ム内に2回配置できるメリットの方がシステムの信頼性
及び運用効率の向上に資することになる。
の識別番号を短縮してもシステム運用上の問題点は非常
に小さく、短縮することでより重要な動態データに関す
る「登録データ」を図6に示すように1スーパーフレー
ム内に2回配置できるメリットの方がシステムの信頼性
及び運用効率の向上に資することになる。
【0032】図9には、本発明による別のACK信号フ
ォーマットの一例を示している。ここでは、基地局にお
いて、移動局から位置データを受信した場合には図6と
同様に短縮した6ビットのACK識別番号により、一
方、動態データを受信した場合には従来通り短縮しない
10ビットのACK識別番号により応答することとして
いる。短縮しない10ビットのACK識別番号(1)及
び(2)は、2つの登録データ(1)及び(2)にそれ
ぞれ対応している。このように、データの種別によって
ACKの短縮/非短縮を区別することでシステムの信頼
性及び効率を同時に向上させることができる。
ォーマットの一例を示している。ここでは、基地局にお
いて、移動局から位置データを受信した場合には図6と
同様に短縮した6ビットのACK識別番号により、一
方、動態データを受信した場合には従来通り短縮しない
10ビットのACK識別番号により応答することとして
いる。短縮しない10ビットのACK識別番号(1)及
び(2)は、2つの登録データ(1)及び(2)にそれ
ぞれ対応している。このように、データの種別によって
ACKの短縮/非短縮を区別することでシステムの信頼
性及び効率を同時に向上させることができる。
【0033】図10は、本発明による基地局処理フロー
の第2の実施例を示したものである。受信処理では、先
ず基地局が移動局からの位置データを受信すると、それ
をホストコンピュータへ送出し、位置データ送信元の移
動局番号(M)については短縮処理を行い、その結果を
ACK識別メモリに順次格納する(S501〜50
3)。一方、動態データについてはそのままホストへ送
信する(S504及び505)。
の第2の実施例を示したものである。受信処理では、先
ず基地局が移動局からの位置データを受信すると、それ
をホストコンピュータへ送出し、位置データ送信元の移
動局番号(M)については短縮処理を行い、その結果を
ACK識別メモリに順次格納する(S501〜50
3)。一方、動態データについてはそのままホストへ送
信する(S504及び505)。
【0034】一方、送信処理では、スーパーフレーム周
期内の送出フレーム3において、ホストから送られてき
た受信動態データに関する「登録データ(1)と
(2)」、及びそれらに対応する各10ビットの「AC
K識別番号(1)及び(2)」を同時に設定する(S5
12及び513)。次に、ACK識別メモリに記憶して
ある短縮された移動局番号(M)を「ACK識別番号」
にコピーしてからフレーム3を送信する(S314〜5
10)。このように、本例では位置データに関する移動
局番号(M)だけが6ビットに短縮される。
期内の送出フレーム3において、ホストから送られてき
た受信動態データに関する「登録データ(1)と
(2)」、及びそれらに対応する各10ビットの「AC
K識別番号(1)及び(2)」を同時に設定する(S5
12及び513)。次に、ACK識別メモリに記憶して
ある短縮された移動局番号(M)を「ACK識別番号」
にコピーしてからフレーム3を送信する(S314〜5
10)。このように、本例では位置データに関する移動
局番号(M)だけが6ビットに短縮される。
【0035】図11及び12は、本発明による移動局処
理フローの第2の実施例を示したものである。受信処理
において、先ず自局宛登録データの有無を判断し、有り
の場合は動態データの送信完了と判断してそれを表示し
てからデータ伝送フラグをオフに設定する。一方、自己
の短縮したACK識別番号を検出した場合も位置データ
の送信完了と判断してデータ伝送フラグをオフに設定す
る(S603〜607)。本例では動態データ又は位置
データのいずれかを区別して受信するフロー例を示して
おり、そのため図12の送信処理フローでは動態データ
及び位置データの各再送タイマセットを個別に設定でき
るようにしている(S615及び618)。
理フローの第2の実施例を示したものである。受信処理
において、先ず自局宛登録データの有無を判断し、有り
の場合は動態データの送信完了と判断してそれを表示し
てからデータ伝送フラグをオフに設定する。一方、自己
の短縮したACK識別番号を検出した場合も位置データ
の送信完了と判断してデータ伝送フラグをオフに設定す
る(S603〜607)。本例では動態データ又は位置
データのいずれかを区別して受信するフロー例を示して
おり、そのため図12の送信処理フローでは動態データ
及び位置データの各再送タイマセットを個別に設定でき
るようにしている(S615及び618)。
【0036】図13〜15は、本発明によるACK識別
番号の具体的な短縮方法を図式的に示したものである。
なお、図13の短縮したACK識別番号の例については
すでに説明してあるので、次に図14及び15の識別番
号短縮テーブルの構成例について説明する。図14の左
欄は、移動局に与えられる実際の識別番号の一例を示し
ており、右欄はそれらが短縮された識別番号である。従
来通り、識別番号部分に例えば10ビットを配分すると
すれば、局数1024までの移動局が認識可能である。
番号の具体的な短縮方法を図式的に示したものである。
なお、図13の短縮したACK識別番号の例については
すでに説明してあるので、次に図14及び15の識別番
号短縮テーブルの構成例について説明する。図14の左
欄は、移動局に与えられる実際の識別番号の一例を示し
ており、右欄はそれらが短縮された識別番号である。従
来通り、識別番号部分に例えば10ビットを配分すると
すれば、局数1024までの移動局が認識可能である。
【0037】しかしながら、システム内で稼動する移動
局が例えば数10局と少ない場合や、図14の左欄に示
すようにシステムの都合で番号が飛び飛びになっている
場合は、本例に示すような短縮番号の変換テーブルを持
つことで、移動局の実際の識別番号を可能な下位番号に
変換(例えば、“032”→“004”、等)すること
ができる。これにより、図13の例のように単純に下位
ビットを使用する場合に比べて、同じビット数でありな
がら識別番号の重複を防止することができる。
局が例えば数10局と少ない場合や、図14の左欄に示
すようにシステムの都合で番号が飛び飛びになっている
場合は、本例に示すような短縮番号の変換テーブルを持
つことで、移動局の実際の識別番号を可能な下位番号に
変換(例えば、“032”→“004”、等)すること
ができる。これにより、図13の例のように単純に下位
ビットを使用する場合に比べて、同じビット数でありな
がら識別番号の重複を防止することができる。
【0038】図15は、上記のような識別番号の変換テ
ーブルの使用に代えて、所定の変換規約によって識別番
号の重複を防止する例を示している。図14の例では、
基地局と全移動局に同様のテーブルが必要となるため、
移動局数が多くなるとメモリ消費が増え、さらに移動局
の数が増減する都度に全局内のテーブルを書き換える必
要が生じる。
ーブルの使用に代えて、所定の変換規約によって識別番
号の重複を防止する例を示している。図14の例では、
基地局と全移動局に同様のテーブルが必要となるため、
移動局数が多くなるとメモリ消費が増え、さらに移動局
の数が増減する都度に全局内のテーブルを書き換える必
要が生じる。
【0039】これに対して、本例では移動局識別番号の
グループ化と所定の演算式の使用により短縮した際の重
なり防止を実現する。従って、図14の例のように移動
局数の増加に比例してメモリ消費量が増大することはな
い。図15には、10進数で100局単位にグループ化
した例を示しており、各グループの最大局数が決まって
いる場合に、実際の移動局の識別番号Nから次の式を用
いて短縮番号Nsを求める。
グループ化と所定の演算式の使用により短縮した際の重
なり防止を実現する。従って、図14の例のように移動
局数の増加に比例してメモリ消費量が増大することはな
い。図15には、10進数で100局単位にグループ化
した例を示しており、各グループの最大局数が決まって
いる場合に、実際の移動局の識別番号Nから次の式を用
いて短縮番号Nsを求める。
【0040】Ns=INT(N/Ng)×Nmax+
(N mod Ng) ここで、Nは短縮前の識別番号、Ngはグループの先頭
の間隔でこの例では100、Nmaxは各グループの最
大局数でこの例では30である。図15の(a)は変換
前の番号であり、図15の(b)は変換後の番号であ
る。
(N mod Ng) ここで、Nは短縮前の識別番号、Ngはグループの先頭
の間隔でこの例では100、Nmaxは各グループの最
大局数でこの例では30である。図15の(a)は変換
前の番号であり、図15の(b)は変換後の番号であ
る。
【0041】上記のような式を短縮の際の規約として定
めておけば、各局はテーブルを持たずに相互の番号の重
複を防止できる。なお、本例の場合でも各グループ内の
局数がNmaxを超えると番号の重複が生じ得るが、先
に説明したようにそれがシステム運用上に与える影響は
小さい。また、図14のテーブルと図15の規約を併用
してもよい。
めておけば、各局はテーブルを持たずに相互の番号の重
複を防止できる。なお、本例の場合でも各グループ内の
局数がNmaxを超えると番号の重複が生じ得るが、先
に説明したようにそれがシステム運用上に与える影響は
小さい。また、図14のテーブルと図15の規約を併用
してもよい。
【0042】図16及び17には、上記NgとNmax
を基地局から移動局へ定期的に報知信号として放送し、
移動局ではその受信信号に含まれるパラメータ値を使っ
て短縮方法を更新する処理フロー例を示している。例え
ばシステム内の移動局数が大幅に増えて、既存のNg及
びNmax等の値が使用できなくなるような場合に、規
約を変更し、そのために全ての基地局や移動局のプログ
ラム内容を書き換える等の多大な工数が発生する。
を基地局から移動局へ定期的に報知信号として放送し、
移動局ではその受信信号に含まれるパラメータ値を使っ
て短縮方法を更新する処理フロー例を示している。例え
ばシステム内の移動局数が大幅に増えて、既存のNg及
びNmax等の値が使用できなくなるような場合に、規
約を変更し、そのために全ての基地局や移動局のプログ
ラム内容を書き換える等の多大な工数が発生する。
【0043】本例では、このような問題に対処するた
め、NgとNmaxを基地局から定期的に報知信号とし
て放送し、それを受信した各移動局ではそれらのパラメ
ータ値を自動的に更新する。これによって、移動局の増
加やグループ分けの変更などの場合に、基地局のパラメ
ータの変更のみで対処可能となる。
め、NgとNmaxを基地局から定期的に報知信号とし
て放送し、それを受信した各移動局ではそれらのパラメ
ータ値を自動的に更新する。これによって、移動局の増
加やグループ分けの変更などの場合に、基地局のパラメ
ータの変更のみで対処可能となる。
【0044】図16は、図10で説明した基地局の処理
フローの内でステップS507のサブルーチン処理を本
例に適合させた一例を示している。スーパーフレームの
フレーム0〜2において、基地局から移動局への音声や
配車データが無いときに、それに代えてNgとNmax
及び短縮方法等の非音声データ(D/V=1)から成る
報知データ(frame属性=000001)が全移動局へ
送信される(S701及びS703〜706)。
フローの内でステップS507のサブルーチン処理を本
例に適合させた一例を示している。スーパーフレームの
フレーム0〜2において、基地局から移動局への音声や
配車データが無いときに、それに代えてNgとNmax
及び短縮方法等の非音声データ(D/V=1)から成る
報知データ(frame属性=000001)が全移動局へ
送信される(S701及びS703〜706)。
【0045】図17のフローで示す移動局の受信処理で
は、報知データを受信すると受信したNgとNmaxを
記憶してそれらを更新する(S802及び803)。ま
た、データ伝送フラグがオフでNgとNmaxが記憶さ
れていない場合には(S815)、いまだ初期設定がさ
れておらず自己の移動局識別番号が求められないことか
ら送信処理を終了する。
は、報知データを受信すると受信したNgとNmaxを
記憶してそれらを更新する(S802及び803)。ま
た、データ伝送フラグがオフでNgとNmaxが記憶さ
れていない場合には(S815)、いまだ初期設定がさ
れておらず自己の移動局識別番号が求められないことか
ら送信処理を終了する。
【0046】なお、図16ではNgとNmaxに加えて
短縮方法も基地局から移動局への送信対象となってい
た。一方、図17ではNgとNmaxを記憶してそれら
を更新する例(S802及び803)を示していたが、
前記NgとNmaxに代え又はそれと共に同ステップ
(S802及び803)で短縮方法を記憶するようにし
てもよい。
短縮方法も基地局から移動局への送信対象となってい
た。一方、図17ではNgとNmaxを記憶してそれら
を更新する例(S802及び803)を示していたが、
前記NgとNmaxに代え又はそれと共に同ステップ
(S802及び803)で短縮方法を記憶するようにし
てもよい。
【0047】すなわち、稼動局数が少ない場合には図1
3又は14等の短縮方法が演算量が少なくて効率が良い
が、反対にある程度稼動局数が多くなると図15の演算
によって重複を減少させた方が効率良くなる。従って、
システム毎に適宜短縮方法を切替えるためには、基地局
と全ての移動局でソフトウェアを書き換えるか、又は予
め双方のプログラムを内蔵したソフトウェアの設定を変
更する必要があり、ここでも多くの工数が発生する。従
って、本例のように短縮方法を基地局から定期的に放送
し、移動局では受信した短縮方法を使って自動更新され
た短縮処理を実行する。これにより、短縮方法を変更す
る場合でも基地局側の設定変更のみで対処できる。
3又は14等の短縮方法が演算量が少なくて効率が良い
が、反対にある程度稼動局数が多くなると図15の演算
によって重複を減少させた方が効率良くなる。従って、
システム毎に適宜短縮方法を切替えるためには、基地局
と全ての移動局でソフトウェアを書き換えるか、又は予
め双方のプログラムを内蔵したソフトウェアの設定を変
更する必要があり、ここでも多くの工数が発生する。従
って、本例のように短縮方法を基地局から定期的に放送
し、移動局では受信した短縮方法を使って自動更新され
た短縮処理を実行する。これにより、短縮方法を変更す
る場合でも基地局側の設定変更のみで対処できる。
【0048】図18は、図12の変形態様例を示したも
のである。前述の例では、移動局で電源投入した後に短
縮方法や短縮パラメータを受信するまでは短縮方法やパ
ラメータが不明なため位置データを送出できない。一
方、基地局ではトラフィックの増大等により放送に用い
る時間が奪われ、その結果、移動局から位置データを送
出できない時間帯が長くなり、その間は移動局の位置を
把握できなくなる場合が生じ得る。
のである。前述の例では、移動局で電源投入した後に短
縮方法や短縮パラメータを受信するまでは短縮方法やパ
ラメータが不明なため位置データを送出できない。一
方、基地局ではトラフィックの増大等により放送に用い
る時間が奪われ、その結果、移動局から位置データを送
出できない時間帯が長くなり、その間は移動局の位置を
把握できなくなる場合が生じ得る。
【0049】このような事態を回避するために、本例で
は移動局で短縮方法や短縮パラメータを受信するまで
は、移動局から一方的に位置データを1回だけ送出して
基地局からのACK信号の有無にかかわらず伝送を終了
するようにしている(S912〜914)。これによ
り、放送値を受信した後と同等とまではいかないが、基
地局ではある程度の移動局の位置把握が可能になる。
は移動局で短縮方法や短縮パラメータを受信するまで
は、移動局から一方的に位置データを1回だけ送出して
基地局からのACK信号の有無にかかわらず伝送を終了
するようにしている(S912〜914)。これによ
り、放送値を受信した後と同等とまではいかないが、基
地局ではある程度の移動局の位置把握が可能になる。
【0050】これまでは基地局−移動局間のみの伝送シ
ステムについて説明してきたが、以降では同様の方法を
移動局間同士の伝送に適用した例について説明する。例
えば移動局間同士で位置データをやりとりし、ナビゲー
ション機器の画面に任意の相手局と自局の位置を表示す
るシステムなどが考えられる。
ステムについて説明してきたが、以降では同様の方法を
移動局間同士の伝送に適用した例について説明する。例
えば移動局間同士で位置データをやりとりし、ナビゲー
ション機器の画面に任意の相手局と自局の位置を表示す
るシステムなどが考えられる。
【0051】この場合、伝送データの識別番号には伝送
先と伝送元との両方が必要となる。また、ACK信号に
も伝送先と伝送元のデータを含めることで信頼性が向上
する。しかしながら、本発明のように短縮番号が利用で
きるような場合は信頼性はそう高くなくても良い場合が
多いと考えられるので、伝送先と伝送元のいずれかを省
略してもシステム上の問題はほとんどないものと考えら
れる。
先と伝送元との両方が必要となる。また、ACK信号に
も伝送先と伝送元のデータを含めることで信頼性が向上
する。しかしながら、本発明のように短縮番号が利用で
きるような場合は信頼性はそう高くなくても良い場合が
多いと考えられるので、伝送先と伝送元のいずれかを省
略してもシステム上の問題はほとんどないものと考えら
れる。
【0052】図19に移動局間同士の伝送データフォー
マット及びACK信号フォーマットの一例を示したもの
である。図19の(a)に示す伝送データの伝送元認識
番号及び伝送先認識番号にそれぞれ10ビットを使用
し、一方図19の(b)に示すACKデータには本発明
の短縮した認識番号(本例では6ビット)を使用してい
る。短縮方法はこれまで述べたのと同様である。このよ
うに、短縮されたACKデータを短くすることで、例え
ば誤り検出において「短縮した伝送先認識番号」の全ビ
ットの1/0を反転したものを同時に送ることも可能に
なる。その結果、受信側での誤り検出処理が特別なハー
ドウェアを使用することなく簡易且つ高速に行なえ、ま
た検出精度も容易に向上させることができる。
マット及びACK信号フォーマットの一例を示したもの
である。図19の(a)に示す伝送データの伝送元認識
番号及び伝送先認識番号にそれぞれ10ビットを使用
し、一方図19の(b)に示すACKデータには本発明
の短縮した認識番号(本例では6ビット)を使用してい
る。短縮方法はこれまで述べたのと同様である。このよ
うに、短縮されたACKデータを短くすることで、例え
ば誤り検出において「短縮した伝送先認識番号」の全ビ
ットの1/0を反転したものを同時に送ることも可能に
なる。その結果、受信側での誤り検出処理が特別なハー
ドウェアを使用することなく簡易且つ高速に行なえ、ま
た検出精度も容易に向上させることができる。
【0053】図20及び21は、図19の移動局の処理
フロー例を示したものである。図20の受信処理におい
て、伝送データを受信した場合には自局の短縮識別番号
をACKデータの「短縮した伝送先(応答元)認識番
号」に設定し、その誤り演算値を「誤り検出」に設定す
る(S902〜904)。ここでは前記短縮した伝送先
認識番号の1/0反転値を設定する。その後、ACKデ
ータを返送してから受信したデータの処理を行なう(S
905及び906)。
フロー例を示したものである。図20の受信処理におい
て、伝送データを受信した場合には自局の短縮識別番号
をACKデータの「短縮した伝送先(応答元)認識番
号」に設定し、その誤り演算値を「誤り検出」に設定す
る(S902〜904)。ここでは前記短縮した伝送先
認識番号の1/0反転値を設定する。その後、ACKデ
ータを返送してから受信したデータの処理を行なう(S
905及び906)。
【0054】一方、受信データがACKデータの場合に
は受信したACK識別番号が伝送先の短縮番号か否かを
判断し、必要ならこれまで述べたのと同様に再送処理を
行なう(S907以降)。また、図21の送信処理で
は、基地局との間の位置データや動態データの種別がな
く(S922及び923)、さらに「伝送先識別番号」
を設定する点(S925)がこれまでの基地局との間の
伝送と異なる。なお、上記各フローは任意のタイマ割込
みで実行される。本例によれば基地局−移動局間のみな
らず、移動局間のデータ伝送でもACK信号を短縮して
システムの運用効率を上げることが可能になる。
は受信したACK識別番号が伝送先の短縮番号か否かを
判断し、必要ならこれまで述べたのと同様に再送処理を
行なう(S907以降)。また、図21の送信処理で
は、基地局との間の位置データや動態データの種別がな
く(S922及び923)、さらに「伝送先識別番号」
を設定する点(S925)がこれまでの基地局との間の
伝送と異なる。なお、上記各フローは任意のタイマ割込
みで実行される。本例によれば基地局−移動局間のみな
らず、移動局間のデータ伝送でもACK信号を短縮して
システムの運用効率を上げることが可能になる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば基地
局−移動局間の既存の伝送フォーマットを使用しながら
より多くの「登録データ」を送出可能となり、操作者に
とっては使い勝手が良く、一方システム側にとっても運
用効率が顕著に向上する。従って、利用者が安心して利
用できる移動通信システムが提供可能となる。これらの
利点は移動局間同士の通信にも同様に適用可能である。
局−移動局間の既存の伝送フォーマットを使用しながら
より多くの「登録データ」を送出可能となり、操作者に
とっては使い勝手が良く、一方システム側にとっても運
用効率が顕著に向上する。従って、利用者が安心して利
用できる移動通信システムが提供可能となる。これらの
利点は移動局間同士の通信にも同様に適用可能である。
【図1】移動局から基地局への位置データ及び動態デー
タのフォーマットの一例を示した図である。
タのフォーマットの一例を示した図である。
【図2】基地局から移動局への応答信号フォーマットの
一例を示した図である。
一例を示した図である。
【図3】従来の基地局における処理フローの一例を示し
た図である。
た図である。
【図4】従来の移動局における処理フローの一例(1)
を示した図である。
を示した図である。
【図5】従来の移動局における処理フローの一例(2)
を示した図である。
を示した図である。
【図6】本発明によるACK信号フォーマットの一例を
示した図である。
示した図である。
【図7】本発明による基地局処理フローの第1の実施例
を示した図である。
を示した図である。
【図8】本発明による移動局処理フローの第1の実施例
を示した図である。
を示した図である。
【図9】本発明による別のACK信号フォーマットの一
例を示した図である。
例を示した図である。
【図10】本発明による基地局処理フローの第2の実施
例を示した図である。
例を示した図である。
【図11】本発明による移動局処理フローの第2の実施
例(1)を示した図である。
例(1)を示した図である。
【図12】本発明による移動局処理フローの第2の実施
例(2)を示した図である。
例(2)を示した図である。
【図13】短縮したACK識別番号の例を示した図であ
る。
る。
【図14】識別番号短縮テーブルの構成例(1)を示し
た図である。
た図である。
【図15】識別番号短縮テーブルの構成例(2)を示し
た図である。
た図である。
【図16】本発明による基地局処理フローの第3の実施
例を示した図である。
例を示した図である。
【図17】本発明による移動局処理フローの第3の実施
例を示した図である。
例を示した図である。
【図18】本発明による移動局処理フローの第4の実施
例を示した図である。
例を示した図である。
【図19】移動局間同士の伝送データフォーマット及び
ACK信号フォーマットの一例を示した図である。
ACK信号フォーマットの一例を示した図である。
【図20】本発明による移動局処理フローの第5の実施
例(1)を示した図である。
例(1)を示した図である。
【図21】本発明による移動局処理フローの第5の実施
例(2)を示した図である。
例(2)を示した図である。
1…位置データ 2…動態データ 3…基地局送信 4…スーパーフレーム
Claims (9)
- 【請求項1】 1つの基地局と複数の移動局からなる移
動通信方法であって、 前記移動局から前記基地局へ、または前記基地局から前
記移動局へ、伝送内容と前記移動局の識別番号とを含ん
だデータを伝送すること、 前記基地局または前記移動局では前記データを受信した
場合に、前記移動局の識別番号を短縮した番号を含む応
答信号を送出すること、 を特徴とする移動通信方法。 - 【請求項2】 伝送するデータの種別によって応答信号
の短縮と非短縮を切替えること、を含む請求項1の移動
通信方法。 - 【請求項3】 前記短縮番号としてビット列の一部分を
抽出すること、を含む請求項1〜2の移動通信方法。 - 【請求項4】 前記短縮番号を識別番号対短縮番号のテ
ーブルにより得ること、を含む請求項1〜2の移動通信
方法。 - 【請求項5】 前記短縮番号を一定の数式によって求め
ること、を含む請求項1〜3の移動通信方法。 - 【請求項6】 前記数式に用いるパラメータを基地局か
ら移動局に対して放送すること、を含む請求項5の移動
通信方法。 - 【請求項7】 前記短縮方法を基地局から移動局に対し
て放送すること、を含む請求項1〜6の移動通信方法。 - 【請求項8】 前記短縮方法に関する基地局から放送さ
れる内容が明らかでない場合、移動局では一回の送信で
無条件に伝送完了と見なすこと、を含む請求項6〜7の
移動通信方法。 - 【請求項9】 複数の局からなる移動通信方法であっ
て、 伝送内容と、伝送元局の識別番号と、伝送先局の識別番
号と、を含んだデータを伝送先局へ伝送すること、 前記伝送先局では前記データを受信した場合に、少なく
とも前記伝送元局の識別番号を短縮した番号または前記
伝送先局の識別番号を短縮した番号のいずれかを含む応
答信号を送出すること、 を特徴とする移動通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008030A JP2002217818A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | 移動通信方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2002217818A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8055275B2 (en) | 2003-06-12 | 2011-11-08 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Interactive method for reporting location report by target user equipment in location service |
-
2001
- 2001-01-16 JP JP2001008030A patent/JP2002217818A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8055275B2 (en) | 2003-06-12 | 2011-11-08 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Interactive method for reporting location report by target user equipment in location service |
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