JP2002217786A - パス検出装置及び方法 - Google Patents

パス検出装置及び方法

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JP2002217786A JP2001014566A JP2001014566A JP2002217786A JP 2002217786 A JP2002217786 A JP 2002217786A JP 2001014566 A JP2001014566 A JP 2001014566A JP 2001014566 A JP2001014566 A JP 2001014566A JP 2002217786 A JP2002217786 A JP 2002217786A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パス検出が優先される場合に、より高速にパ
スを検出することのできるハス検出装置を提供する。 【解決手段】 同期検出回路9は、検波されたデータの
パイロットシンボルと、既知のパイロットシンボルのパ
ターンとの比較を行ない、正しいパイロットシンボル数
が規定の閾値以上と判断した場合は同期カウンタの値を
1つ増加させ、その値が規定の同期保護段数以上と判断
した場合は同期確立信号を出力する。サンプリングレー
ト選択回路10は、同期検出回路9からの出力信号を判
断し、当該出力信号が同期確立信号であると判断した場
合は相関器3を選択し、対応する相関器の選択信号を出
力する。一方、同期確立信号が検出されない場合は相関
器4の選択信号を出力する。この選択信号に基づいて切
替スイッチ1は、使用する相関器(相関器3又は相関器
4)を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡散符号を用いて
データを送信するCDMA方式の無線通信におけるパス
検出装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来技術によるCDMA(Code
Division Multiple Access)方式の無線通信における
パス検出装置の一構成を示したブロック図である。この
図においてパス検出装置は相関器3、加算器5、メモリ
6、パス検出回路7及びフィンガー回路8から構成され
ている。上記構成による従来技術のパス検出装置の動作
について、図9に示したフローチャートを参照しながら
説明する。まず、加算器5は、加算カウンタiの値を
「0」、メモリ6の内容をクリアにし、初期化する(ス
テップC0)。相関器3は、データ列が入力されると
(ステップC1)、入力されたデータ列に対して相関処
理を行なう(ステップC3)。加算器5は、相関器3か
ら出力された相関結果をメモリ6の値に加算し(ステッ
プC5)、加算カウンタiが所定の加算回数「N1」に
達したかどうかを判断する(ステップC5a)。「N
1」に達した場合には(YES)、加算器5はステップ
C0と同様に初期化し、加算結果を出力する(ステップ
C6)。一方、加算カウンタiの値が「N1」に達して
いない場合には(NO)、加算器5は加算カウンタiの
値を1つ増加させ、加算結果をメモリ6に保存する(ス
テップC7)。パス検出回路7は、加算器5から出力さ
れた加算結果を使用し、以下の手順によりパス検出処理
を行なう。まず、上記加算結果をレベルの高い順にソー
ト処理を行ない(ステップC8)、規定のレベルに満た
ないピークを削除する閾値処理を行なう(ステップC
9)。そして、確度の高いピークを抽出する保護処理を
行ない(ステップC10)、フィンガー回路8へ通知す
るパス情報を作成する。フィンガー回路8は、通知され
たパス情報に従い入力されたデータ列のRAKE合成処
理を行なう(ステップC11)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、検波されたデータ列の同期状態のフィード
バックやパス検出の速度を可変する回路構成を有してい
ないので、パスの初期捕捉中など、高速にパス検出を行
なう必要がある状況に対応することができなかった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、パス検出の速度が優先される状況においてより高
速にパス検出を行なうことのできるパス検出装置及び方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、拡散符号を用いて送信データを伝送するCDMA方
式の無線通信におけるパス検出を行なうパス検出装置で
あって、拡散符号のチップレートに対して異なるサンプ
リングレートにより、入力されたデータ列と拡散系列と
の相関計算を行なう複数の相関器と、検波された前記デ
ータ列の同期状態を検出し、該同期状態に応じた同期信
号を出力する同期検出回路と、前記同期信号に基づいて
前記サンプリングレートを選択し、選択信号を出力する
サンプリングレート選択回路と、前記選択信号に基づい
て前記データ列を入力する相関器を切り替える切替手段
とを具備することを特徴とする。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、前記同期検出回路
は、検波された前記データ列からパイロットシンボルが
連続して所定の回数検出された場合に、同期の確立状態
を示す同期信号を出力することを特徴とする。請求項3
に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記
同期検出回路は、前記パイロットシンボルが連続して検
出される回数が所定の回数より少ない場合に、同期の保
護状態を示す同期信号を出力することを特徴とする。
【0006】請求項4に記載の発明は、拡散符号を用い
て送信データを伝送するCDMA方式の無線通信におけ
るパス検出を行なうパス検出方法であって、拡散符号の
チップレートに対して異なるサンプリングレートによ
り、入力されたデータ列と拡散系列との相関計算を行な
う処理と、検波された前記データ列の同期状態を検出
し、該同期状態に応じた同期信号を出力する処理と、前
記同期信号に基づいて前記サンプリングレートを選択
し、選択信号を出力する処理と、前記選択信号に基づい
て前記相関計算処理の前記サンプリングレートを切り替
える処理とを有することを特徴とする。請求項5に記載
の発明は、請求項4に記載の発明において、前期同期信
号の出力処理は、検波された前記データ列からパイロッ
トシンボルが連続して所定の回数以上検出された場合
に、同期の確立を示す同期信号を出力することを特徴と
する。請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明
において、前期同期信号の出力処理は、検波された前記
データ列からパイロットシンボルが連続して検出される
回数が所定の回数より少ない場合に、同期の保護を示す
同期信号を出力することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
ついて図面を参照して説明する。図1は本実施の形態に
よるCDMA(Code Division Multiple Access)方式
の無線通信におけるパス検出装置の構成を示したブロッ
ク図である。この図において、本実施形態によるパス検
出装置は、切替スイッチ1、1/2チップ精度(チップ
レートの2倍の精度)のサンプリングレートを有する相
関器3、1チップ精度(チップレートと同精度)のサン
プリングレートを有する相関器4、加算器5、メモリ
6、パス検出回路7、フィンガー回路8、同期検出回路
9及び、サンプリングレート選択回路10から構成され
る。このパス検出装置では、入力されたデータ列の同期
状態に応じて精度の違う相関器3と又は相関器4を選択
してパス検出を行なう。
【0008】切替スイッチ1は、サンプリングレート選
択回路10から入力された選択信号に従い、データ列を
相関器3に入力するか相関器4へ入力するかを切り替え
る。相関器3は、1/2チップ精度のサンプリングレー
トにより、入力データ列と、パイロットシンボルなる特
定の信号パターンを既知の拡散符号で拡散した拡散系列
との相関計算を行ない、相関結果を出力する。一方、相
関器4は、1チップ精度のサンプリングレートで相関器
3と同様に相関計算を行ない、相関結果を出力する。こ
こで、相関器3と相関器4が単位時間あたりに相関計算
できるデータ量は等しいものとする。相関器4は相関器
3の1/2の精度のサンプリングを行ない、同一の時間
幅に入力されるデータ列の1/2のデータ量の相関計算
しか行なわない。従って、相関器4は相関器3に対し、
単位時間当りに相関計算を行なえるパス検出の時間幅
(窓幅)が2倍になる。
【0009】図2は、相関器3及び相関器4の入力デー
タ列に対する相関結果の一例を示した図である。ここで
は、時間幅W1=4チップ,時間幅W2=8チップであ
りとし、W1とW2の間には、次に示す(1)式の関係
が成立する。 W1×2=W2 ・・・ (1) この図において、相関器3が単位時間毎に出力する相関
結果のポイント数は「8」で、その時間幅は「W1」で
ある。一方、相関器4が単位時間毎に出力す相関結果の
ポイント数は相関器3と同様「8」であるが、その時間
幅は「W2」である。即ち、相関器4は相関器3と比べ
て、単位時間に出力するポイント数は等しく、相関結果
の対象となる入力データ列の時間幅が2倍である。これ
により、相関器4はパス検出を相関器3の2倍の速度で
行うことができる。
【0010】加算器5は、指定された加算回数分、相関
器3又は相関器4から出力された相関結果を累積加算
し、その加算結果をメモリ6に格納する。パス検出回路
7は、加算器5の加算結果のレベルを所定の閾値により
判定し、該閾値以上の確度の高いパスを抽出してフィン
ガ回路8へ通知するパス情報を作成する。フィンガ回路
8は、通知されたパス情報に従い、入力データ列に挿入
されているパイロットシンボルの振幅と位相情報を用い
て、入力データ列の検波及びRAKE合成を行なう。同
期検出回路9は、フィンガー回路8から出力される検波
されたパイロットシンボルを所定の閾値により判定し、
該閾値以上のパイロットシンボルが連続して所定の回数
検出された場合には同期が確立したと判断して同期確立
信号(同期信号)を出力する。サンプリングレート選択
回路10は、同期検出回路9から同期確立信号が出力さ
れた場合には相関器3を、同期確立信号が出力されない
場合には相関器4をそれぞれ選択し、対応する相関器の
選択信号を出力する。
【0011】次に、本実施形態の動作について図3、図
4を参照して説明する。まず、加算器5は加算カウンタ
iの値とメモリ6の初期化(i=0,メモリ6のクリ
ア)を行い、又、同期検出回路9は同期カウンタnの値
の初期化(n=0)をそれぞれ行う(ステップA0)。
このとき、パス検出装置にデータ列は入力されておら
ず、同期検出回路9から同期確立信号は出力されない。
従って、サンプリングレート選択回路10は同期が確立
していないと判断して相関器4を選択し(ステップA1
8)、切替スイッチ1に対して相関器4の選択信号を出
力している。
【0012】本パス検出装置にデータ列が入力されると
(ステップA1)、当該データ列は、上記選択信号に基
づく切替スイッチ1の動作により相関器4へ入力され。
相関器4は、時間幅W1チップ分の上記データ列に対す
る相関計算を行ない、相関結果を出力する(ステップA
4)。加算器5は、相関器4から出力された相関結果を
メモリ6の値に加算し(ステップA5)、加算カウンタ
iが所定の加算回数「N1」に達したかどうかを判断す
る(ステップA5a)。「N1」に達した場合には(Y
ES)、加算カウンタiおよびメモリ6の内容を初期化
し、メモリ6に保存された加算結果を出力する(ステッ
プA6)。パス検出回路6は、加算器5から出力された
加算結果を、そのピークレベルの高い順にソートし(ス
テップA8)、規定の閾値に満たないピークのデータを
削除する閾値処理を行ない(ステップA9)、さらに保
護処理により確度の高いピークのデータ抽出を行ない、
フィンガー回路8へ通知するパス情報を作成する(ステ
ップA10)。なお、ステップA5aで「NO」の場合
には、加算カウンタiを1つ増加させ、加算結果をメモ
リ6に保存し(ステップA7)、ステップA1の処理に
戻る。フィンガー回路8は、通知されたパス情報に従い
入力されたデータ列のRAKE合成処理を行ない(ステ
ップA11)、検波データを生成する。生成された検波
データは、本パス検出装置に接続する図示しない後段の
装置へ出力される。データ列が入力され続ける間、パス
検出装置はステップA1〜A11の動作を繰り返す。
【0013】ところで、上記生成された検波データは後
段に出力される一方で同期検出回路9に入力される。同
期検出回路9は、検波データのパイロットシンボルと、
既知のパイロットシンボルのパターンを比較し、正しい
パイロットシンボル数が規定の閾値(N2)以上かどう
かを判断する(ステップA11a)。「N2」以上の場
合には(YES)、同期カウンタnを1つ増加させ(ス
テップA12)、同期カウンタnの値が同期保護段数
(N3)以上かどうかを判断し(ステップA12a)、
「N3」以上の場合には(YES)、同期確立信号を出
力し(ステップA15)、「N3」未満の場合には(N
O)、同期検出処理を終了する。なお、ステップA10
aで「NO」の場合には、同期カウンタnを初期化して
(n=0)同期検出処理を終了する(ステップA1
3)。サンプリングレート選択回路10は、同期検出回
路9からの出力信号を判断し(ステップA15a)、同
期確立信号を検出した場合には相関器3を、当該同期確
立信号を検出しない場合には相関器4をそれぞれ選択
し、対応する相関器の選択信号を出力する(ステップA
17,A18)。この選択信号に基づいて切替スイッチ
1は、使用する相関器(相関器3又は相関器4)を切り
替える(ステップA18a)。
【0014】このように、パスの検出の開始時には1チ
ップ精度の低速のサンプリングレートの相関器4を用い
てパス検出を行なうことで、より高速にパスを検出する
ことが可能になり、又、同期検出回路9から同期確立信
号が出力された場合に1/2チップ精度の相関器3を用
いたパス検出に切り替えることで精度の高いパス検出を
行なうことが可能になる。これにより、通信状況に応じ
て精度又は速度を優先した適切なパス検出を行なうこと
ができる。
【0015】次に、本発明の第2の実施形態について図
面を参照して詳細に説明する。図5は本実施の形態によ
るパス検出装置の構成を示したブロック図であり、上述
の第1に実施形態の構成に対して1/4チップ精度(チ
ップレートの4倍の精度)のサンプリングレートの相関
器2が更に付加されている点が異なる。また、切替スイ
ッチ1a、同期検出回路9a及びサンプリングレート選
択回路10aの機能が一部異なっている。
【0016】相関器2は、1/4チップ精度のサンプリ
ングレートで相関器3及び相関器4と同様に入力された
データ列の相関計算を行なうもので、単位時間あたりに
相関計算できるデータ量は相関器3及び相関器4と等し
いものとする。相関器2と相関器3並びに相関器4のそ
れぞれが単位時間当りに相関計算を行なうことのできる
パス検出の時間幅(窓幅)には、(1)式と同様に次式
の関係が成立する。 W1a×4=W2a×2=W3a ・・・ (2) 但し、W1aは相関器2、W2aは相関器3、W3aは
相関器4における窓幅とする。このように、相関器2は
相関器4の4倍の精度でサンプリングを行なうため、パ
ス検出の時間幅は相関器4の1/4になる。
【0017】切換スイッチ1aは選択信号に基づいて相
関器3と相関器4に加えて相関器2の切り替えを行な
う。同期検出回路9aは、図1の同回路9の機能に加え
て、フィンガー回路8から出力される検波されたパイロ
ットシンボルが連続して検出される回数が所定の回数以
下の場合には、同期の保護状態と判断し、同期保護信号
(同期信号)を出力する。サンプリングレート選択回路
10aは、図1の同回路10に加えて、同期検出回路9
aから同期保護信号が出力され他場合には相関器2を選
択し、対応する選択信号を出力する。なお、上記以外の
構成は図1の第1の実施形態と同一であり、同一の符号
を付して説明は省略する。
【0018】次に、本実施形態の動作について図6、図
7を参照して説明する。まず、図3のステップA0と同
様に加算カウンタiの値とメモリ6、同期カウンタnの
値をそれぞれ初期化する(ステップB0)。また、この
ときパス検出装置にデータ列は入力されていないので、
同期検出回路9aから同期確立検出信号は出力されず、
サンプリングレート選択回路10aは相関器4を選択し
(ステップB18)、切替スイッチ1aに対して相関器
4の選択信号を出力している。
【0019】パス検出装置にデータ列が入力されると
(ステップB1)、当該データ列は、図3のステップA
4〜ステップA11aと同様に処理され(ステップB4
〜ステップB11a)、同期検出回路9aにおいて同期
カウンタnの値が同期保護段数(N3)以上かどうかを
判断する(ステップB12a)。同期カウンタnの値が
「N3」以上の場合には(YES)、図4のステップA
15と同様に同期確立信号を出力し(ステップB1
5)、「N3」未満の場合には(NO)、同期保護信号
を出力する(ステップB14)。サンプリングレート選
択回路10aは、同期検出回路9から出力される同期信
号の判断を行ない(ステップB15a)、同期確立信号
を検出した場合には相関器2を、同期保護信号を検出し
た場合には相関器3を、上記何れの信号も検出しない場
合には相関器4をそれぞれ選択し、対応する相関器の選
択信号を出力する(ステップB16〜B18)。この選
択信号に基づいて切替スイッチ1aは、使用する相関器
(相関器2〜相関器4)を切り替える(ステップB18
a)。
【0020】このように、同期検出回路9aから出力さ
れる信号に基づいて相関器2〜相関器4を切り替え、同
期の確立状態(同期確立、保護、未確立)に応じて、低
速・高精度、中速・中精度又は高速・低精度の相関計算
を行なうことにより、精度と速度の要求に対するバラン
スのとれた最適なパス検出を行なうことができる。ま
た、本発明は上述した第1又は第2の実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。例えば、本実施形態では相関器のサ
ンプリングレートがチップレートの1倍,2倍又は4倍
の場合について説明しているが、必要な精度と速度の要
求に応じて適宜変更してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なるサンプリングレートの相関器をを複数備え、使用
する相関器が検波データの同期状態に応じて同期検出回
路から出力される同期信号に応じて切り替えるようにし
たので、発呼直後のパスの初期捕捉中や、パスを見失っ
た場合など、同期の確立していない時には、低精度のサ
ンプリングレートの相関器を使用して、単位時間あたり
で出力するパス検出の窓幅を増やし、必要なパス検出範
囲全体をパス検出するのにかかる時間を低減することが
でき、より高速にパスを捕捉することができる。
【0022】また、検波データから所定の回数連続して
パイロットシンボルを検出された場合に、同期検出回路
から同期の確立を示す同期信号を出力されるようにする
ことで、偶然に検出されたパイロットシンボルによって
同期の確立を判断することを防ぎ、より確実に同期の確
立を検出することができる。
【0023】更に、検波データから連続して検出される
パイロットシンボルが所定の回数より少ない場合に、同
期検出回路から同期の保護を示す同期信号が出力される
ようにすることで、より同期の確立状態をより細かく検
出することが可能になり、当該同期状態に応じてより適
切なサンプリングレートの相関器を用いてパス検出を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態によるパス検出装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 相関器3及び相関器4の入力データ列に対す
る相関結果の一例を示した図である。
【図3】 第1の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図4】 第1の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図5】 本発明の第2の実施形態によるパス検出装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】 第2の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図7】 第2の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図8】 従来技術によるパス検出装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】 従来技術の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1、1a 切替スイッチ(切替手段) 2、3、4、相関器 9、9a 同期検出回路 10、10a サンプリングレート選択回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散符号を用いて送信データを伝送する
    CDMA方式の無線通信におけるパス検出を行なうパス
    検出装置であって、 拡散符号のチップレートに対して異なるサンプリングレ
    ートにより、入力されたデータ列と拡散系列との相関計
    算を行なう複数の相関器と、 検波された前記データ列の同期状態を検出し、該同期状
    態に応じた同期信号を出力する同期検出回路と、 前記同期信号に基づいて前記サンプリングレートを選択
    し、選択信号を出力するサンプリングレート選択回路
    と、 前記選択信号に基づいて前記データ列を入力する相関器
    を切り替える切替手段とを具備することを特徴とするパ
    ス検出装置。
  2. 【請求項2】 前記同期検出回路は、検波された前記デ
    ータ列からパイロットシンボルが連続して所定の回数検
    出された場合に、同期の確立状態を示す同期信号を出力
    することを特徴とする請求項1に記載のパス検出装置。
  3. 【請求項3】 前記同期検出回路は、前記パイロットシ
    ンボルが連続して検出される回数が所定の回数より少な
    い場合に、同期の保護状態を示す同期信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のパス検出装置。
  4. 【請求項4】 拡散符号を用いて送信データを伝送する
    CDMA方式の無線通信におけるパス検出を行なうパス
    検出方法であって、 拡散符号のチップレートに対して異なるサンプリングレ
    ートにより、入力されたデータ列と拡散系列との相関計
    算を行なう処理と、 検波された前記データ列の同期状態を検出し、該同期状
    態に応じた同期信号を出力する処理と、 前記同期信号に基づいて前記サンプリングレートを選択
    し、選択信号を出力する処理と、 前記選択信号に基づいて前記相関計算処理の前記サンプ
    リングレートを切り替える処理とを有することを特徴と
    するパス検出方法。
  5. 【請求項5】 前期同期信号の出力処理は、検波された
    前記データ列からパイロットシンボルが連続して所定の
    回数以上検出された場合に、同期の確立を示す同期信号
    を出力することを特徴とする請求項4に記載のパス検出
    方法。
  6. 【請求項6】 前期同期信号の出力処理は、検波された
    前記データ列からパイロットシンボルが連続して検出さ
    れる回数が所定の回数より少ない場合に、同期の保護を
    示す同期信号を出力することを特徴とする請求項5に記
    載のパス検出方法。
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