JP2002217432A - 太陽電池モジュール製造装置 - Google Patents

太陽電池モジュール製造装置

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JP2002217432A
JP2002217432A JP2001009264A JP2001009264A JP2002217432A JP 2002217432 A JP2002217432 A JP 2002217432A JP 2001009264 A JP2001009264 A JP 2001009264A JP 2001009264 A JP2001009264 A JP 2001009264A JP 2002217432 A JP2002217432 A JP 2002217432A
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sealing material
roll
resin sealing
resin
solar cell
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JP2001009264A
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Inventor
Shinji Iwasaki
慎司 岩崎
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Corporate Research and Development Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ロール当りの巻長さがそれぞれ異なる太陽
電池フィルムと樹脂封止材との積層作業を連続して実施
可能とし、作業性および量産性の向上を図った太陽電池
モジュール製造装置を提供する。 【解決手段】 太陽電池と少なくとも一つの樹脂封止材
接着層とを積層した樹脂封止材積層太陽電池フィルム1
1を製造する装置であって、ロール状に形成された太陽
電池フィルム1に対応して、ロール状に形成された樹脂
封止材2a〜2dを連続供給可能とするために、樹脂封
止材ロール交換手段30と、前段ロールの末端樹脂封止
材と後段ロールの先端樹脂封止材とを接続するための樹
脂封止材接続手段40と、前記樹脂封止材ロール交換お
よび樹脂封止材接続処理の間にも円滑に樹脂封止材を前
記ラミネート装置に連続供給可能とするための樹脂封止
材供給連続化手段23とを備えるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルム基板上
に形成された太陽電池を、電気絶縁性の保護材により封
止するために、太陽電池の受光面側および非受光面側の
双方に保護層を設けた太陽電池モジュールの製造過程に
おいて、前記太陽電池と少なくとも一つの樹脂封止材接
着層とを積層した樹脂封止材積層太陽電池フィルムを製
造する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、環境保護の立場から、クリーンな
エネルギーの研究開発が進められている。中でも、太陽
電池はその資源(太陽光)が無限であること、無公害で
あることから注目を集めている。同一基板上に形成され
た複数の太陽電池素子が、直列接続されてなる太陽電池
(光電変換装置)の代表例は、薄膜太陽電池である。
【0003】薄膜太陽電池は、薄型で軽量、製造コスト
の安さ、大面積化が容易であることなどから、今後の太
陽電池の主流となると考えられ、電力供給用以外に、建
物の屋根や窓などにとりつけて利用される業務用、一般
住宅用にも需要が広がってきている。
【0004】従来の薄膜太陽電池はガラス基板を用いて
いたが、軽量化、施工性、量産性において優れたプラス
チックフィルムないしは絶縁被覆した金属基板を用いた
フレキシブルタイプの太陽電池の研究開発がすすめられ
ている。このフレキシブル性を生かし、ロールツーロー
ル方式やステッピングロール方式の製造方法により大量
生産が可能となった。
【0005】上記の薄膜太陽電池は、フレキシブルな電
気絶縁性フィルム基板上に第1電極層(下電極層)、薄
膜半導体層からなる光電変換層および第2電極層(透明
電極層)が積層されてなる光電変換素子(またはセル)
が複数形成されている。ある光電変換素子の第1電極と
隣接する光電変換素子の第2電極を電気的に接続するこ
とを繰り返すことにより、最初の光電変換素子の第1電
極と最後の光電変換素子の第2電極とに必要な電圧を出
力させることができる。例えば、インバータにより交流
化し商用電力源として交流100Vを得るためには、薄
膜太陽電池の出力電圧は100V以上が望ましく、実際
には数10個以上の素子が直列接続される。
【0006】図3は、プラスチックフィルムを基板とし
た可撓性薄膜太陽電池の斜視図を示す。基板61の表面
に形成した単位光電変換素子62および基板61の裏面
に形成した接続電極層63はそれぞれ複数の単位ユニッ
トに完全に分離され、それぞれの分離位置をずらして形
成されている。このため、素子62のアモルファス半導
体部分である光電変換層65で発生した電流は、まず透
明電極層66に集められ、次に該透明電極層領域に形成
された集電孔67を介して背面の接続電極層63に通
じ、さらに該接続電極層領域で素子の透明電極層領域の
外側に形成された直列接続用の接続孔68を介して上記
素子と隣り合う素子の透明電極層領域の外側に延びてい
る下電極層64に達し、両素子の直列接続が行われてい
る。
【0007】薄膜太陽電池モジュールの構成の一例とし
て、フィルム基板上に形成された太陽電池を、電気絶縁
性の保護材により封止するために、太陽電池の受光面側
および非受光面側の双方に保護層を設けたものが知られ
ている。
【0008】図4および図5は、その一例を示し、図4
は太陽電池モジュールの上面図、図5は図4のA−Aに
沿った断面図である。図4、5において、太陽電池1に
は太陽光入射側(受光面側)に樹脂封止材接着層2、そ
の上面に耐候性樹脂層からなる耐候性保護層3、光入射
側と反対側(非受光面側)に樹脂封止材接着層4、その
下側に補強層5からなる保護層が積層され、図示しない
ラミネート装置で加熱融着して一体化されている。また
樹脂封止材接着層2、4、耐候性保護層3、補強層5は
太陽電池1の両側方に延長されて非発電領域を形成し、
この非発電領域には太陽電池1から電力を導く電力リー
ド線6が置かれ、太陽電池1の図示しないプラス極、マ
イナス極にそれぞれ渡り線7で接続され、さらにその外
側には太陽電池モジュール20を図示しない固定部材に
取付ける為の固定穴8が耐候性保護層3から補強層5ま
での保護層を貫通して開けられている。
【0009】ここで樹脂封止材接着層2、4には、例え
ば、EVA(エチレンビニルアセテート)が用いられ、
耐候性保護層3にはETFE(エチレン・トリフロロエ
チレン)単体層若しくはガラス不織布にEVAを充填し
たものを重ねた多層体が用いられ、補強層5にはステン
レス、アルミニューム、鉄板などの金属平板、またはガ
ラス織布にEVAやTHVなどを充填したものが用いら
れる。
【0010】一方、補強層5の上には電力端子箱9が接
着、もしくは図示しないネジで締結固定され、樹脂封止
材接着層4、補強層5を貫通して開けられた穴11には
接続線12が挿入されてその端部が電力リード線6とハ
ンダ接続され、他端部がケーブル10の導体芯線14と
ネジ13で締結固定されて全体として太陽電池モジュー
ル20を形成している。
【0011】ところで、前記薄膜太陽電池は、中間工程
において、複数のユニットセルを形成したフィルム状太
陽電池をEVA接着層とともにロール状にしてハンドリ
ングされている。この工程に関し、図6および図7によ
り、以下に説明する。
【0012】図6は、図5の構成においてユニットセル
3個を有する部分を拡大しかつ簡略化した模式図で、図
5と同一の構成部材には同一番号を付して説明を省略す
る。図6において、70はユニットセルを示し、図3の
斜視図における光発電素子62を3個模式的に示す。ま
た、隣接するユニットセル間の空隙ハッチング部は、最
終的にEVAによりユニットセル間が充填された状態を
示す。
【0013】ところで図3のような状態に複数個のセル
が形成されたフィルム状太陽電池は、太陽電池の保護を
兼ねて、主にその透明電極層側に接着層2となるEVA
フィルムが重ねられ、これを図7に示すように、ロール
状に巻いて次工程に搬入している。このEVAフィルム
は、室温〜60度の範囲で弱い粘着力を有し、この粘着
力により、フィルム状太陽電池とEVAフィルム(樹脂
封止材接着層)とが積層されて、樹脂封止材積層太陽電
池フィルムを構成し、太陽電池がEVAで保護された状
態でロール状にしてハンドリングされる。図7におい
て、90は前記樹脂封止材積層太陽電池フィルムを示
し、50はその巻芯を示す。この樹脂封止材積層太陽電
池フィルム90は、次工程において巻戻され、モジュー
ルの他の部材との組み立てに供される。
【0014】図2は、前記樹脂封止材積層太陽電池フィ
ルムを製造する従来装置の概念的構成図を示す。図2に
示す装置は、ロール状に製造された太陽電池フィルム1
と、モジュール接着層としての樹脂封止材2と、樹脂封
止材の搬送系および後述する積層ロールAへの貼り付き
防止のための剥離材3を巻出すための剥離材巻出しロー
ル8と、太陽電池フィルム巻出しロール4と、樹脂封止
材巻出しロール5と、樹脂封止材を加圧挟持して繰出す
ための駆動ロール6とプレスロール7と、太陽電池フィ
ルム1、樹脂封止材2、剥離材3を加熱加圧挟持により
ラミネートするための加熱と駆動機能を備えた積層用ロ
ール(A)9と加熱と加圧機能を備えた積層用ロール
(B)10と、樹脂封止材積層太陽電池フィルム11の
巻取りロール12と、剥離材巻取りロール13とからな
る。
【0015】図2において、巻出しロール4、8に取付
けられたロール状の太陽電池フィルム1と剥離材3は、
予め手で巻出し、図示しない装置搬送パスを介して太陽
電池フィルム1を巻取りロール12に、剥離材3は巻取
りロール13にその先端部を固定する。巻出しロール5
に取付けられた樹脂封止材2は、駆動ロール6の上面を
介し、積層用ロール(A)9と積層用ロール(B)10
の真上近傍まで、手で巻出し配置する。
【0016】図示しない装置搬送パスに配置された太陽
電池フィルム1と剥離材3とは、積層用ロール(A)9
と積層用ロール(B)10との間で加圧挟持して搬送さ
れる。これに同期して、プレスロール7が駆動ロール6
上の樹脂封止材2を加圧挟持し、駆動ロール6によって
繰出し、積層用ロール(A)9と積層用ロール(B)1
0の間の太陽電池フィルム1と剥離材3の間に挿入す
る。太陽電池フィルム1,樹脂封止材2,剥離材3は、
積層用ロール(A)(B)によって加熱加圧されること
により、太陽電池フィルム1の受光面に樹脂封止材2が
ラミネートされてモジュール接着層を形成し、剥離材3
は、樹脂封止材2の太陽電池フィルム1の受光面に対向
する表面に圧着されて3層一体となり搬送される。樹脂
封止材2を受光面にラミネートし、モジュール接着層を
形成した樹脂封止材積層太陽電池フィルム11と剥離材
3とは、搬送の途中で分離され、それぞれ巻取りロール
12、13に再度ロール状に巻き取られる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記樹脂封
止材積層太陽電池フィルムを製造する従来装置において
は、下記のような問題がある。
【0018】製造ラインにおける、ロール状に製造され
た太陽電池フィルムと樹脂封止材および剥離材の取付け
や交換作業を日常的に行なう場合、ハンドリング可能な
重量は、50kg/ロール程度である。これを長さに換
算した場合、太陽電池フィルムと剥離材は、約1500
m/ロールとなり、樹脂封止材は、約300m/ロール
となる。
【0019】製造ラインでは、太陽電池フィルム全体
に、樹脂封止材によるモジュール接着層を形成する必要
がある。1500mの長尺基板上に多量に形成された太
陽電池フィルムに、樹脂封止材によるモジュール接着層
を形成する場合、途中人手による樹脂封止材のロール交
換と材料をつなぎ合せる処理が必要となる。この作業
は、その都度ラミネートを中断して行なわなければなら
ず、時間がかかる上に樹脂封止材をつなぐ際にラミネー
トされない太陽電池フィルムができてしまう等の問題が
あった。
【0020】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、本発明の課題は、1ロール当
りの巻長さがそれぞれ異なる太陽電池フィルムと樹脂封
止材との積層作業を連続して実施可能とし、作業性およ
び量産性の向上を図った太陽電池モジュール製造装置を
提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、この発明は、フィルム基板上に形成された太陽電池
を挟んでその受光面側に樹脂封止材接着層と耐候性樹脂
層とからなる保護層を設け、非受光面側に樹脂封止材接
着層と補強層とからなる保護層を設けた太陽電池モジュ
ールの製造過程において、前記太陽電池と少なくとも一
つの樹脂封止材接着層とを積層した樹脂封止材積層太陽
電池フィルムを製造する装置であって、ロール状に形成
された太陽電池フィルムと樹脂封止材とを、積層用ロー
ルへの樹脂封止材の接着を防止するための剥離材ととも
にラミネート装置にそれぞれ連続的に供給して積層し、
この積層された樹脂封止材積層太陽電池フィルムを巻取
りロールに巻取り、かつ前記剥離材を樹脂封止材積層太
陽電池フィルムから剥離して剥離材用ロールに巻取る構
成を備えた太陽電池モジュール製造装置において、ロー
ル状に形成された樹脂封止材のロールを交換して、太陽
電池フィルムに対応して樹脂封止材を連続供給可能とす
るために、樹脂封止材ロール交換手段と、前段ロールの
末端樹脂封止材と後段ロールの先端樹脂封止材とを接続
するための樹脂封止材接続手段と、前記樹脂封止材ロー
ル交換および樹脂封止材接続処理の間にも円滑に樹脂封
止材を前記ラミネート装置に連続供給可能とするための
樹脂封止材供給連続化手段とを備えるものとする(請求
項1の発明)。
【0022】前記請求項1の発明によれば、長尺の太陽
電池フィルムに対して、複数のロールに分割された短尺
の樹脂封止材が、適時に交換および接続が行なわれ、連
続して積層でき、作業性と量産性の向上が図れる。
【0023】また、作業性と量産性の向上を図る観点か
ら、上記発明の実施態様として、下記請求項2ないし5
の発明が好ましい。即ち、請求項1に記載の製造装置に
おいて、前記樹脂封止材ロール交換手段は、複数個の樹
脂封止材巻出しロールと、先端樹脂封止材の先端部を載
置するガイドプレートとを備えるものとする(請求項2
の発明)。さらに、請求項1に記載の製造装置におい
て、前記樹脂封止材接続手段は、後段ロールの先端樹脂
封止材を吸着して接続台上に搬送し、この接続台上で前
段ロールの末端樹脂封止材と重ね合わせ、加熱融着によ
り樹脂封止材の接続を行なう構成とする(請求項3の発
明)。
【0024】また、請求項3に記載の製造装置におい
て、前記前段ロールにおける樹脂封止材の材料切れ検出
用のセンサと、このセンサの信号に基づいて前段ロール
の末端樹脂封止材を前記接続台上の所定の接続位置まで
繰り出し固定するための駆動ロールとを備えるものとす
る(請求項4の発明)。
【0025】さらにまた、請求項4に記載の太陽電池モ
ジュールにおいて、前記センサの信号に基づいて前記ロ
ール交換を実施する操作装置を備えるものとする(請求
項5の発明)。
【0026】また、樹脂封止材ロール交換および樹脂封
止材接続処理の間にも円滑に樹脂封止材をラミネート装
置に連続供給可能とするための実施態様としては、下記
請求項6の発明が好適である。即ち、請求項1に記載の
製造装置において、前記樹脂封止材供給連続化手段は、
ダンサーロールと2個のガイドロールとを備えるものと
する。
【0027】
【発明の実施の形態】図1に基づき、この発明の実施の
形態について以下に述べる。図1は、この発明の樹脂封
止材積層太陽電池フィルムを製造する実施例の概念的構
成図を示し、従来装置の図2における構成部材と同一部
材には同一番号を付して説明を省略する。
【0028】図1と図2との相違は、図1に示す装置
が、樹脂封止材ロール交換手段30と、樹脂封止材接続
手段40と、樹脂封止材供給連続化手段23とを備える
点である。
【0029】上記樹脂封止材ロール交換手段30は、複
数個の樹脂封止材巻出しロール5a〜5dと、先端樹脂
封止材の先端部を載置するガイドプレート13a〜13
dとを備える。
【0030】また、前記樹脂封止材接続手段40は、材
料切れ検出用のセンサ15と、接続台16と、駆動ロー
ル18およびプレスロール19と、樹脂封止材を吸着し
て接続台16上に搬送し、この接続台上で前段ロールの
末端樹脂封止材と重ね合わせ、加熱融着により樹脂封止
材の接続を行なう材料接続機構部17とを備える。
【0031】さらに、前記樹脂封止材供給連続化手段2
3は、ガイドロール20および22とダンサーロール2
2とを備える。
【0032】上記構成において、巻出しロール4、8に
取付けられたロール状の太陽電池フィルム1と剥離材3
は、予め手で巻出し、図示しない装置搬送パスを介して
太陽電池フィルム1を巻取りロール12に、剥離材3は
巻取りロール13にその先端部を固定する。樹脂封止材
交換手段30に搭載され巻出しロール5aに取付けられ
た樹脂封止材2aは、ガイドロール20、21とダンサ
ーロール22、駆動ロール6の上面を介して、積層用ロ
ール(A)9と積層用ロール(B)10の真上近傍ま
で、手で巻出し配置する。
【0033】樹脂封止材交換手段30に搭載された他の
樹脂封止材2b、2c、2dは、各ガイドプレート13
b、13c、13d上に巻出し先端部を配置する。図示
しない装置搬送パスに配置された太陽電池フィルム1と
剥離材3は、積層用ロール(A)9と積層用ロール
(B)10間で加圧挟持して搬送される。これに同期し
て、プレスロール7が駆動ロール6上の樹脂封止材2a
を加圧挟持し、駆動ロール6によって繰出し、積層用ロ
ール(A)9と積層用ロール(B)10の太陽電池フィ
ルム1と剥離材3の間に挿入する。
【0034】太陽電池フィルム1、樹脂封止材2a、剥
離材3は、積層用ロール(A)9と積層用ロール(B)
10とによって加熱加圧されることにより、太陽電池フ
ィルム1の受光面に樹脂封止材2aがラミネートされて
モジュール接着層を形成し、剥離材3は、太陽電池フィ
ルム1の受光面に対向する樹脂封止材2a表面に圧着さ
れて、3層一体となって搬送される。
【0035】樹脂封止材2aを受光面にラミネートし、
モジュール接着層を形成した樹脂封止材積層太陽電池フ
ィルム11と剥離材3とは、搬送の途中で分離され、そ
れぞれ巻取りロール12、13に再度ロール状に巻き取
られる。
【0036】樹脂封止材巻出しロール5aに取付けられ
た樹脂封止材2aの材料切れを終端付近に設けられたマ
ーカーをセンサー15により検出する。これと同期し
て、プレスロール19が駆動ロール18上の樹脂封止材
2aを加圧挟持し、材料切れを検出された樹脂封止材2
aの終端部を接続台16の接続位置24まで繰出し保持
する。
【0037】これに同期して、樹脂封止材供給連続化手
段23におけるダンサーロール22が上昇し、2つの積
層用ロール9、10間への樹脂封止材2aの供給を行な
う。さらに、樹脂封止材交換手段30における図示しな
い操作装置の回転駆動により、樹脂封止材巻出しロール
5bおよびガイドプレート13bを所定位置に駆動し
て、新たな樹脂封止材2bへの交換が行われる。
【0038】続いて、材料接続機構部17が樹脂封止材
巻出しロール5bに交換配置された樹脂封止材2bのガ
イドプレート13b上に配置された先端部の上に移動
し、先端部を吸着した後に上昇、接続台16上に配置さ
れた前段の樹脂封止材2a上に移動して下降し、加圧し
た後ヒータ加熱を行い樹脂封止材2a、2bを融着接続
する。
【0039】樹脂封止材の接続終了と同期して、プレス
ロール19の加圧を解除し、ダンサーロール22および
材料接続機構部17の原点復帰が行われ、通常の樹脂封
止材の搬送供給が行われる。このとき、必要に応じて樹
脂封止材交換手段30に樹脂封止材を補充する。
【0040】上記一連の動作を繰り返すことによって、
必要なだけ樹脂封止材を連続的に供給することが可能と
なり、作業性、量産性の向上が図れる。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば前述のように、フィル
ム基板上に形成された太陽電池を挟んでその受光面側に
樹脂封止材接着層と耐候性樹脂層とからなる保護層を設
け、非受光面側に樹脂封止材接着層と補強層とからなる
保護層を設けた太陽電池モジュールの製造過程におい
て、前記太陽電池と少なくとも一つの樹脂封止材接着層
とを積層した樹脂封止材積層太陽電池フィルムを製造す
る装置であって、ロール状に形成された太陽電池フィル
ムと樹脂封止材とを、積層用ロールへの樹脂封止材の接
着を防止するための剥離材とともにラミネート装置にそ
れぞれ連続的に供給して積層し、この積層された樹脂封
止材積層太陽電池フィルムを巻取りロールに巻取り、か
つ前記剥離材を樹脂封止材積層太陽電池フィルムから剥
離して剥離材用ロールに巻取る構成を備えた太陽電池モ
ジュール製造装置において、ロール状に形成された樹脂
封止材のロールを交換して、太陽電池フィルムに対応し
て樹脂封止材を連続供給可能とするために、樹脂封止材
ロール交換手段と、前段ロールの末端樹脂封止材と後段
ロールの先端樹脂封止材とを接続するための樹脂封止材
接続手段と、前記樹脂封止材ロール交換および樹脂封止
材接続処理の間にも円滑に樹脂封止材を前記ラミネート
装置に連続供給可能とするための樹脂封止材供給連続化
手段とを備えるものとしたので、ロール交換と樹脂封止
材の接続作業が自動化でき、1ロール当りの巻長さがそ
れぞれ異なる太陽電池フィルムと樹脂封止材との積層作
業が連続して実施可能となり、これにより、作業性およ
び量産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の太陽電池モジュール製造装
置に関わる概念的構成図
【図2】従来の太陽電池モジュール製造装置に関わる概
念的構成図
【図3】薄膜太陽電池の斜視図
【図4】太陽電池モジュールの一例の上面図
【図5】図4の太陽電池モジュールの断面図
【図6】太陽電池モジュールの模式的部分断面図
【図7】ロール状の樹脂封止材積層太陽電池フィルムの
概略断面図
【符号の説明】
1:太陽電池フィルム、2、2a〜2d:樹脂封止材、
3:剥離材、4:太陽電池フィルム巻出しロール、5、
5a〜5d:樹脂封止材巻出しロール、8:剥離材巻出
しロール、9:積層用ロール(A)、10:積層用ロー
ル(B)、11:樹脂封止材積層太陽電池フィルム、1
2:樹脂封止材積層太陽電池フィルム巻取りロール、1
3:剥離材巻取りロール、13a〜13d:ガイドプレ
ート、15:材料切れ検出用のセンサ、16:接続台、
17:材料接続機構部、18:駆動ロール、20,2
1:ガイドロール、22:ダンサーロール、23:樹脂
封止材供給連続化手段、30:樹脂封止材ロール交換手
段、40:樹脂封止材接続手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム基板上に形成された太陽電池を
    挟んでその受光面側に樹脂封止材接着層と耐候性樹脂層
    とからなる保護層を設け、非受光面側に樹脂封止材接着
    層と補強層とからなる保護層を設けた太陽電池モジュー
    ルの製造過程において、前記太陽電池と少なくとも一つ
    の樹脂封止材接着層とを積層した樹脂封止材積層太陽電
    池フィルムを製造する装置であって、ロール状に形成さ
    れた太陽電池フィルムと樹脂封止材とを、積層用ロール
    への樹脂封止材の接着を防止するための剥離材とともに
    ラミネート装置にそれぞれ連続的に供給して積層し、こ
    の積層された樹脂封止材積層太陽電池フィルムを巻取り
    ロールに巻取り、かつ前記剥離材を樹脂封止材積層太陽
    電池フィルムから剥離して剥離材用ロールに巻取る構成
    を備えた太陽電池モジュール製造装置において、 ロール状に形成された樹脂封止材のロールを交換して、
    太陽電池フィルムに対応して樹脂封止材を連続供給可能
    とするために、樹脂封止材ロール交換手段と、前段ロー
    ルの末端樹脂封止材と後段ロールの先端樹脂封止材とを
    接続するための樹脂封止材接続手段と、前記樹脂封止材
    ロール交換および樹脂封止材接続処理の間にも円滑に樹
    脂封止材を前記ラミネート装置に連続供給可能とするた
    めの樹脂封止材供給連続化手段とを備えることを特徴と
    する太陽電池モジュール製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の製造装置において、前
    記樹脂封止材ロール交換手段は、複数個の樹脂封止材巻
    出しロールと、先端樹脂封止材の先端部を載置するガイ
    ドプレートとを備えることを特徴とする太陽電池モジュ
    ール製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の製造装置において、前
    記樹脂封止材接続手段は、後段ロールの先端樹脂封止材
    を吸着して接続台上に搬送し、この接続台上で前段ロー
    ルの末端樹脂封止材と重ね合わせ、加熱融着により樹脂
    封止材の接続を行なう構成とすることを特徴とする太陽
    電池モジュール製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の製造装置において、前
    記前段ロールにおける樹脂封止材の材料切れ検出用のセ
    ンサと、このセンサの信号に基づいて前段ロールの末端
    樹脂封止材を前記接続台上の所定の接続位置まで繰り出
    し固定するための駆動ロールとを備えることを特徴とす
    る太陽電池モジュール製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の太陽電池モジュールに
    おいて、前記センサの信号に基づいて前記ロール交換を
    実施する操作装置を備えることを特徴とする太陽電池モ
    ジュール製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の製造装置において、前
    記樹脂封止材供給連続化手段は、ダンサーロールと2個
    のガイドロールとを備えることを特徴とする太陽電池モ
    ジュール製造装置。
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JP7261341B1 (ja) 2022-03-24 2023-04-19 積水化学工業株式会社 太陽光発電シート

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