JP4085304B2 - 太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレシキブルな長尺シートを基板として、この基板上に太陽電池を形成したフィルム基板形薄膜太陽電池をモジュール化した太陽電池モジュールの製造方法に関し、さらに詳しくは、太陽電池モジュールを封止保護する封止材の処理方法、および単位太陽電池に取付けた電力取出し用外部接続用端子の接続方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】
頭記した薄膜太陽電池として、在来のガラス基板に代わるフレシキブルなプラスチックシートを基板として、この基板上にアモルファスシリコン形の薄膜半導体層からなる光電変換素子,透明電極,および接続電極をパターンニングして複数ユニットセルの集積形直列接続構造になる単位太陽電池を形成したフィルム基板形の薄膜太陽電池の研究開発が進められており、その一例として本発明の出願人よりいわゆるSCAF(Series Connection through Apertures on Film) と名付けた集積形直列接続構造の薄膜太陽電池が特開平10−233517号,特開2000−223727号などで提案されており、その単位太陽電池の構造(モジュール化する以前の段階)を図7に示す。
【0003】
図において、1はプラスチック基板、2は光電変換層(アモルファスシリコン層)、3は透明電極、4は裏面電極、5は背面電極、6は基板1を貫通して透明電極3と背面電極5との間を接続する集電ホール、7は背面電極5と裏面電極4との間を接続する直列ホールであり、基板1の光入射側に形成した透明電極3,光電変換層2,および裏面電極4はセル分割溝(レーザースクライブ)8により複数のユニットセル領域に分離され、このセル分割に対応して基板1の背面電極5もセル分割溝9で分離されている。
【0004】
かかる構成で、各ユニットセルの光電変換層2で発電した電流は透明電極3に集められ、ここから集電ホール6→背面電極5→直列ホール7を経て隣接するユニットセルの裏面電極4に接続されており、これにより複数ユニットセルの直列接続構造を形成している。
【0005】
このフィルム基板形薄膜太陽電池は電池製造のための材料入手の制約が少なく、かつ量産性に優れていること、さらに軽量で屋根等への敷設も容易であることなどから、将来の太陽電池の主流として大きな期待が寄せられており、特にプラスチック等のフレキシブルな材料を基板とした前記構造では、その柔軟性を活かした用途への適用も考えられ、今後さらに普及化が進むものと予想される。
【0006】
ところで、上記の太陽電池をモジュール化した製品として普及させるには、太陽電池の性能向上に加え、低価格のモジュールを高い生産性で製造できるようにした量産技術の開発が重要となる。
【0007】
ここで先記したフィルム基板形薄膜太陽電池をモジュール化する製造工程について考えると、第1に太陽電池本体の電力取出し用電極と外部接続用端子との接続方法があり、これを如何に信頼性を維持したままで簡略化できるかが大きな課題となる。
【0008】
かかる点、従来ではフレキシブルな長尺シートの基板上に連続してパターン形成した薄膜太陽電池について、まず長尺シートから所定寸法の単位太陽電池を裁断し、続くモジュール組立工程では裁断した単位太陽電池について、その電力取出し用電極に銅などの導電材で作られた箔状の端子板をはんだ付けなどで接合した上で、電池の耐候性を確保するために単位太陽電池に透光性の封止材を被覆して封止するように処理している。すなわち、長尺シートから裁断した所定サイズの単位太陽電池に対し、その電力取出し用電極に外部接続用端子を取付けた上で、その電池本体のサイズよりも一回り大きい寸法に裁断して用意したフィルム状の封止材,耐候性保護材で太陽電池のシート全体を被覆し、ラミネータなどを使って一体化する。次に、太陽電池モジュールの所定外形寸法に合わせて前記封止材を再度裁断し、さらに前記端子板を覆っている封止材の一部を剥がし、ここに端子リード線を接続した上で充填材などにより剥がした部分を修復するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来の太陽電池モジュールの製造方法では次記のよう問題点がある。
【0010】
(1) 単位太陽電池への外部接続用端子の取付けについて、従来方法では前記のように長尺シートから単位太陽電池を裁断した上で、各単位太陽電池ごとに端子板をはんだ付けし、この端子板を含めて電池全体に封止材,耐候性の保護フィルムを被覆した後に、端子板を被覆している封止材の一部を剥がし、ここに端子リード線を接続した上で充填材などで剥がした部分の修復を行うようにしている。この製造方法では、長尺シートから裁断した単位太陽電池ごとに枚葉処理するためにその作業には多くの時間と手間を必要としてコスト高となる。
【0011】
また、太陽電池の電極と端子板とをはんだ接合すると、はんだ付けの際の加熱により太陽電池の素子が熱的に損傷を受けるおそれがある。さらに、端子板の板面にリード線をはんだ付けする構造では、はんだ付け部が盛り上がるためこの部分に貼り合わせた封止材が周域から浮き上がり、このために十分な封止性能が確保されずに外部からリード線と封止材との間に残る隙間を通して湿気が侵入するなどの問題もある。その他、端子リード線との接続についても、端子板を被覆した封止材の一部を剥がし、リード線を接続した後に封止材の剥がれた部分を充填材などで改めて被覆処理する必要があり、この工程においても多くの工数が発生するという問題がある。
【0012】
(2) また、太陽電池モジュールの封止方法についても、従来では前述のように所定の寸法に裁断されたシート状の単位太陽電池に対して、その表裏両面にフィルム状の封止材や耐候性樹脂を貼り合わせて電池の周域を封止する方法が採られているが、これらの薄いフィルム状の材料を複数枚重ねてラミネートする作業は想像以上の工数と作業時間が必要となるなど、従来のモジュール製造技術では製品がコスト高となる。
【0013】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的はシート状の単位太陽電池に取付ける電力取出し用の外部接続用端子の構造,取り付け方法、および封止材の処理方法を工夫することで、信頼性を損なうことなく低コストで量産性に優れた太陽電池モジュールの製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、ロール状に巻取り可能なフレシキブル性のある長尺シートを基板として、該基板上に光電変換素子,透明電極および接続電極の各層をパターニングして複数ユニットセルの集積形直列接続構造を形成した各単位太陽電池に対し、その電力取出し用電極に外部接続用端子を取付け、さらに電池本体に封止材を被覆して封止した構成になる太陽電池モジュールの製造方法において、
前記の外部接続用端子を、単位太陽電池を長尺シートから裁断する以前段階でその電極に取付けた上で、長尺シートの表裏両面の全域に貼り合わせた封止材と、長尺シートから単位太陽電池を裁断した後にその裁断面に被着した封止材とで個々の単位太陽電池を封止する(請求項1)こととし、具体的には次記のような態様で製造する。
【0015】
(1) フレシキブル基板は、太陽電池の製造工程および実運転条件の下で、物理的,化学的に安定した性質のプラスチックを使用する(請求項2)。
【0016】
(2) 基板上に形成した光電変換素子を、アモルファスシリコン形の素子で構成する(請求項3)。
【0017】
(3) 封止材として、封止樹脂と耐候性のある樹脂フィルムを貼り合わせたラミネートフィルムを用いる(請求項4)。
【0018】
(4) また、外部接続用端子は、銅箔もしくはアルミ箔の端子板に銅線もしくはアルミ線のリード線を接続した構造とし、前記リード線の先端接続部を単位太陽電池のシート側縁から突き出すようにして端子板を単位太陽電池の電力取出し用電極面に電気的に接合する(請求項5)。
【0019】
(5) 前記請求項5において、外部接続用端子は、先端接続部を除くリード線の周面に絶縁処理を施した構造とする(請求項6)。
【0020】
(6) 前記請求項5において、端子板の片面に導電性接着剤を塗布した上で、該端子板を単位太陽電池の電力取出し用電極面に貼り付けて電気的に接続する(請求項7)。
【0021】
(7) 前記請求項5において、リード線の先端接続部をピン端子として、相手側の配線コネクタに差込んで接続できるようにする(請求項8)。
【0022】
さらに、前記請求項1の太陽電池モジュールの製造方法として、本発明によれば、フレシキブルな基板に単位太陽電池をパターン形成した長尺シートをロールから繰り出し、そのシート搬送経路上で、まず各単位太陽電池ごとに外部接続用端子を取付け、次に長尺シートの表裏両面に封止材を貼り合わせてラミネートした上で、長尺シートから単位太陽電池を裁断し、さらに裁断した単位太陽電池についてその裁断面に封止材を被着して封止して太陽電池モジュールを製造する(請求項9)。
【0023】
また、前記の製造方法において、外部接続用端子の取付け工程でその端子のリード線に小片の封止材を重ね合わせ、該封止材を続く工程で長尺シートの表裏両面に張り合わせた封止材と一緒にラミネートしてリード線の周域を隙間なくシールするようにする(請求項10)。
【0024】
上記のモジュールの製造方法によれば、長尺シートから単位太陽電池を裁断した上で、単位太陽電池の各枚葉ごとに外部接続用端子の取付け、封止材の処理を施すようにした従来の製造法と比べて、製造工数を大幅に節減して太陽電池モジュールの低コスト化,製造プロセスの高スループット化が達成できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図示実施例に基づいて説明する。
【0026】
〔実施例1〕
まず、この実施例に関わる太陽電池モジュールについて、その背面から見た模式図を図2に示す。図において、10はフレシキブルなプラスチックの長尺シートを基板として、基板上に構成した複数ユニットセルの集積形直列接続構造になる単位太陽電池(図7参照)、11は単位太陽電池10の電力取出し用電極5a(正極),5b(負極)に取付けた外部接続用端子、12(破線で表す)は単位太陽電池10の全体に被覆した封止材の輪郭を表し、その他の符号は図7に対応している。なお、図中の矢印Pは長尺シートの長手方向、矢印Xは長尺シートから裁断した単位太陽電池10の裁断位置を表している。
【0027】
次に、前記した外部接続用端子11の詳細構造を図4に示す。すなわち、外部接続用端子11は、端子板11aと、該端子板11aから側方に引出したリード線11bからなり、リード線11bはその先端接続部を除く周面を絶縁材11cで覆い、端子板11aの片面には導電接着剤11dが塗布されている。ここで、端子板11aは厚さ300μm程度の銅箔もしくはアルミ箔で、ここに長径3mm, 短径1.5mm程度の楕円形の断面を持つ銅線もしくはアルミ線のリード線11bが接続されており、リード線11bはその先端接続部をピン端子として接続相手の配線コネクタへ差込み接続するようにしている。なお、この実施例では絶縁材11cにはPET(ポリエチレンテレフタレート)を使用している。
【0028】
一方、図1で単位太陽電池10のシート全体を包囲する封止材12は、図3のモジュール断面図で表すように、単位太陽電池10の両面に貼り合わせた封止材12a,12bと、単位太陽電池10の裁断面(図2の矢印Xに対応)に被着して前記封止材12a,12bと一体化した封止材12cとの組合せからなる。ここで、前記の封止材12a〜12cは、封止樹脂フィルム13と耐候性樹脂フィルム14を貼り合わせて一体化したラミネートフィルムを用い、封止樹脂としてはブリヂストン社製EVA(エチレンビニルアセテート:商品名EVASAFE1425厚さ0.4mm)を、また耐候性樹脂として旭硝子社製ETFE(アフレックス25NlO30D・CS 厚さ25μm)を用いた。
【0029】
次に、前記した太陽電池モジュールの製造方法を図1に示した製造工程で説明する。なお図中で、15はシート上に図2に示した集積形直列接続構造になる単位太陽電池10が連続してパターン形成されている長尺シート16を巻き取ったロール、17はロール16から繰り出した長尺シート16の搬送経路上に設置した端子取付装置、18,19は図3で述べた封止材12a,12bを巻き取ったロール、20,21はロール18,19から繰り出した封止材12a,12bを長尺シート16の表,裏面に貼り合わせるロール、22は連続ラミネータ、23は裁断装置である。なお、前記のロール15には図7に示した単位太陽電池10の透明電極3が外側に向くように長尺シート16が巻き取られている。また、ロール18,19には図3における封止材12a,12bの貼り付け方向に合わせて封止樹脂フィルム13が外側,耐候性樹脂フィルム14が内側に向くように巻かれており、封止材12a,12bの幅は長尺シート16の幅よりも一回り大きい寸法に設定されている。
【0030】
そして、前記の薄膜太陽電池をモジュール化する製造工程で、ロール15から送り出された長尺シート16はその搬送経路で最初に端子取付装置17を通過する。この端子取付装置17には、あらかじめ図4に示した外部接続用端子11と、図5で示すように端子11のリード線11bの周域を封止するために用意した短冊状の封止材24がセットされており、長尺シート16に形成した集積形直列接続構造の単位太陽電池10の領域が端子取付装置17を通過する際に、単位太陽電池10の両端に並ぶ電力取出用の電極5a,5bに外部接続用端子11および封止材24を自動で取り付けるようにしている。なお、外部接続用端子11の取付位置は、図2で示すようにリード線11bの先端接続部が封止材12の輪郭から側方に突き出すように位置決めし、端子板11aが導電接着剤11dを介して単位太陽電池10の電極面に接合され、この際に前記した封止材24が図5のようにリード線11bを挟んで上下にセットされる。なお、この封止材24としては、ブリジストン社製のEVA(エチレンビニルアセテート:商品名EVASAFE1625:厚さ0.6mm) を縦, 横20mmの短冊形に裁断したものを採用した。
【0031】
また、前記の端子取付工程に続く封止工程では、外部接続用端子11,および端子リードの封止材24の取付けが完了した長尺シート16に対し、ロール18から送り出された封止材12a、およびロール19から送り出された封止材12bがそれぞれロール20,21により長尺シート16の表裏両面に連続的に貼り合わされ、次の連続ラミネータ22での加熱,加圧処理により長尺シート16,封止材12a,12b,および24がラミネートされて単位太陽電池10の周域が封止される。また、このラミネート操作により単位太陽電池10から側方に突き出た端子のリード線11bの周面には熱可塑性樹脂である封止材24が軟化,密着して隙間を残さずに封止される。
【0032】
続くシートの裁断工程では、裁断装置23のカッタ操作で長尺シート16から所定寸法の単位太陽電池10が切り離される。なお、単位太陽電池10の裁断位置(図2の矢印X)はあらかじめ長尺シート上に設定して自動的に裁断するものとする。
【0033】
また、前記のプロセスを経て長尺シート16から裁断された単位太陽電池10は、その裁断面にプラスチック基板および基板上に製膜された光電変換素子、電極などの端面が露呈している。そこで、この発明ではモジュール製造プロセスの最終工程として単位太陽電池10の裁断面に、図3に示した封止材12cを被着して封止する。なお、この封止材12cは先記のように封止樹脂フィルム13と耐候性樹脂フィルム14の張り合わせたラミネートフィルムで、あらかじめ封止材12a,12bの幅に合わせて短冊状に裁断しておき、図1の製造ラインとは別なラインで治具を用いて図3で表すようにラミネートする。そして、以上の工程を経て太陽電池モジュールが完成する。
【0034】
〔実施例2〕
図6は長尺シートに形成したセルパターンを変えた別な実施例を示すものである。この実施例における太陽電池の基本構造は先記実施例1(図2参照)と同様であるが、そのユニットセルの配列については次のようにパターンニングしている。すなわち、実施例1では太陽電池の各ユニットセルが長尺シートの長手方向Pに対して垂直方向に構成されているが、この実施例では、ユニットセルを長尺シートの長手方向Pに沿って平行に並ぶように構成した上で、その両サイドに並ぶ電力取出し用電極5a,5bのうち、一方の電極5aをシートの右端縁に沿って他方の電極5bと並ぶ位置まで延在するようにパターンニングしておき、図2と同様に単位太陽電池10の左右両端に外部接続用端子11を取り付けて外部に電力を取り出すようにしている。
【0035】
なお、外部接続用端子11は、正極端子,負極端子を長尺シートの長手方向Pに対して両サイド側に振り分けて取付けるようにすることも可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、フレシキブルなプラスチックの長尺シートを基板としてこの基板上に形成した単位太陽電池に対して、長尺シートの状態で各単位太陽電池に外部接続用端子を取付け、さらに長尺シートの表裏両面の封止,耐候処理を行った後に長尺シートから単位太陽電池を裁断し、その裁断部分を封止,耐候処理を行うようにしたことにより、従来のように、長尺シートから単位太陽電池を裁断した上で外部接続用端子の端子板を取付け、そのモジュールサイズに合わせて別に裁断して用意した封止材料を単位太陽電池に貼り合わせ後、その封止材を部分的に剥がして端子板にリード線を接続してその接続部分を再度封止してモジュール化するようにした枚葉処理方式と比べて、製造プロセスの工数を大幅に削減することができ、これにより太陽電池モジュールの大幅な低コスト化,高スループット化を達成して製品を低価格で供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による太陽電池モジュールの製造工程図
【図2】本発明の実施例1に対応する単位太陽電池の背面図
【図3】図2の矢視A−A断面に対応した太陽電池モジュールの封止構造図
【図4】図2における外部接続用端子の構造図
【図5】図2における外部接続用端子のリード線引出し部に対応した封止材配置の模式図
【図6】本発明の実施例2に対応する単位太陽電池の背面図
【図7】本発明の太陽電池モジュールに適用するフィルム基板薄膜太陽電池の模式構造図
【符号の説明】
1 フレシキブルなプラスチック基板
2 光電変換層
3 透明電極
4 裏面電極
5 背面電極
10 単位太陽電池
11 外部接続用端子
11a 端子板
11b リード線
11c 絶縁材
11d 導電接着剤
12,12a〜12c 封止材
13 封止樹脂フィルム
14 耐候性樹脂フィルム
15 長尺シートのロール
16 単位太陽電池を形成した長尺シート
17 端子取付装置
22 連続ラミネータ
23 裁断装置

Claims (10)

  1. ロール状に巻取り可能なフレシキブル性のある長尺シートを基板として、該基板上に光電変換素子,透明電極および接続電極の各層をパターニングして複数ユニットセルの集積形直列接続構造を形成した単位太陽電池に対し、その電力取出し用電極に外部接続用端子を取付けた上で、単位太陽電池のシート全体に封止材を被覆して封止する太陽電池モジュールの製造方法において、
    前記の単位太陽電池に対し、前記の外部接続用端子を長尺シートの状態で取付けた上で、長尺シートの表裏両面に貼り合わせた封止材と、長尺シートから単位太陽電池を裁断した後にその裁断面に被着した封止材とで個々の単位太陽電池を封止することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  2. 請求項1記載の製造方法において、フレシキブル基板がプラスチックであることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  3. 請求項1記載の製造方法において、基板上に形成した光電変換素子がアモルファスシリコン形素子であることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  4. 請求項1記載の製造方法において、封止材が、封止樹脂と耐候性のある樹脂フィルムを貼り合わせたラミネートフィルムであることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  5. 請求項1記載の製造方法において、外部接続用端子が、銅箔もしくはアルミ箔の端子板に銅線もしくはアルミ線のリード線を接続した構造であり、前記リード線の先端接続部を単位太陽電池のシート側縁から側方に突き出すようにして端子板を単位太陽電池の電力取出し用電極面に電気的に接合することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  6. 請求項5記載の製造方法において、外部接続用端子は、先端接続部を除くリード線の周面に絶縁処理を施した構造とすることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  7. 請求項5記載の製造方法において、端子板の片面に導電性接着剤を塗布した上で、該端子板を単位太陽電池の電力取出し用電極面に貼り付けて電気的に接続することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  8. 請求項5記載の製造方法において、リード線の先端接続部は、接続相手側の配線コネクタに差込んで接続するピン端子とすることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法
  9. 請求項1記載の太陽電池モジュールの製造方法であって、基板上に単位太陽電池を連続的にパターン形成した長尺シートをロールから繰り出し、そのシート搬送経路上で、
    (1) 各単位太陽電池に外部接続用端子を取付ける、
    (2) 長尺シートの表裏両面に封止材を貼り合わせてラミネートする、
    (3) 長尺シートから単位太陽電池を裁断する、
    さらに、裁断済みの単位太陽電池に対し、その裁断面に封止材を被着する工程からなることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  10. 請求項9記載の製造方法において、外部接続用端子の取付け工程で端子のリード線に小片の封止材を重ね合わせ、続く封止工程で前記封止材を長尺シートの表裏両面に張り合わせた封止材と一緒にラミネートすることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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