JP2002216698A - ウエハの欠陥検査装置及び該装置を用いたデバイス製造方法 - Google Patents

ウエハの欠陥検査装置及び該装置を用いたデバイス製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】欠陥検査時の電子ビーム照射によって生じるウ
エハ帯電に基づく、画像歪み、ぼやけ等を低減する。 【解決手段】参照用電子銃4によってウエハ2に電子ビ
ームが照射され、該照射によって生じるウエハの帯電電
位を基板電位測定器8が測定する。基板電位は加速電圧
コントローラ7に供給され、該コントローラ7は、基板
電位と加速電圧との関係を表す関数テーブルに基づい
て、基板電位が0となる加速電圧を設定し、検査用電子
銃3及び参照用電子銃4は、加速電圧源5及び6によ
り、この設定された加速電圧で駆動される。これによ
り、ウエハ8の基板電位は約0Vに保持され、よって、
ウエハ8からの2次電子放出係数が約1に保持されるの
で、2次電子増倍管9、ラインセンサ10、画像処理装
置11を介してモニタ装置12に表示される画像の歪
み、ぼやけ等が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、半導体デバイスの加工状
態の評価技術に関し、より詳細には、本発明は、各種工
程で加工される半導体デバイスのウエハ又はマスクの欠
陥を高スループット及び高信頼性で検出するための欠陥
検査装置、及び該装置を用いた半導体デバイス製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイスの製造プロセスに
おいて、加工されたウエハ上の微細パターンの欠陥等を
電子ビーム装置を用いて検査する場合、電子銃から放出
される電子ビームすなわち荷電粒子ビームを細く絞り、
該電子ビームでウエハ表面を走査し、これにより生成さ
れる2次電子ビームに基づいてウエハ表面の画像データ
を作成し、該画像データを標準パターン画像データと比
較して、傷等の欠陥の検査を行っている。このような欠
陥検査方式を、SEM(scanning elect
ron microscope)方式と称している。欠
陥には、傷だけではなく、レジストを塗布したウエハ上
に描画された微細パターンの精密性及びマスクの精密性
等も含まれる。例えば、同様な手法で得られた画像デー
タに基づいて、微細パターンの線幅の測定を行うことに
より、線幅欠陥を検査することもできる。さらに、この
ようにして得られた画像データをモニタ装置に表示し
て、欠陥レビューすなわち人間の目で欠陥を検査するこ
ともできる。
【0003】
【発明が解決すべき課題】このような従来例のウエハの
欠陥検査装置においては、例えばスポット径が0.1μ
m程度の電子ビームをウエハ上に照射し、電子ビームを
ウエハ上でスキャンニングしており、該電子ビーム照射
によってウエハに電荷がチャージアップすなわち帯電さ
れる。このような帯電は、2次電子放出係数が1以外の
値となっていることにより、表面に電荷が残るために生
じる現象である。このような帯電が生じると、帯電によ
る電位によって照射ビームが曲げられるため、画像の歪
み及びぼけが生じ、また、最小0.1μm程度のライン
及びスペース・パターンによるモアレ模様(moire
fringe)が発生する場合がある。さらに、ウエ
ハのエッジから放出される2次電子の強度が増大するこ
とに起因して、エッジ部分の検出信号の強度が増大し、
エッジ部分の画像に歪みが生じるという問題もある。さ
らにまた、ウエハから生じる2次電子の放出係数は、ウ
エハの基板材料及び配線材料によって異なり、これら材
料に応じて基板電位は+及び−のいずれかの方向に帯電
する。基板電位が+方向に帯電するか又は−方向に帯電
するかに応じて1次電子ビームが曲げられるので、ウエ
ハ表面の構造を適格に反映した画像が得られないという
問題点もある。
【0004】本発明は、このような従来例の問題点を改
善するためになされたものであり、その目的は、ウエハ
の帯電によって生じる、画像歪み、ぼけ、モアレ模様の
発生、エッジ部分の信号強度の増大等が低減された画像
を得ることができるウエハの欠陥検査装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る、ウエハの欠陥を検査する欠陥検
査装置においては、ウエハの検査領域に1次電子ビーム
を照射する少なくとも1つの電子銃と、該電子銃からの
1次電子ビームが照射されたウエハ部分の基板電位を測
定する基板電位測定器と、基板電位測定器によって測定
された基板電位に基づき、電子銃への加速電圧あるいは
ウエハへのランディング電圧を変化させることにより、
ウエハからの2次電子放出効率を制御して、ウエハの帯
電による影響を低減又は相殺させる加速電圧コントロー
ラとを備えていることを特徴としている。なお、上記の
少なくとも1つの電子銃が、参照用電子銃及び検査用電
子銃の2つの電子銃である場合、基板電位測定器は、参
照用電子銃によって照射されたウエハ部分の基板電位を
測定するよう配置されている。また、1つの電子銃のみ
を用いる場合、基板電位参照と基板検査との両方に電子
銃を用いればよい。
【0006】上記した本発明に係る欠陥検査装置におい
て、加速電圧コントローラはさらに、 電子銃の加速電
圧あるいはウエハへのランディング電圧の変化に伴っ
て、電子銃に付随する1次電子ビームのレンズ系の連動
制御を行うことにより、1次電子ビームの焦点制御を行
い、かつ、ウエハに応じて、ウエハからの2次電子放出
効率が1近傍となるように、電子銃への初期の加速電圧
を選択するよう構成されていることが好ましい。また、
上記した本発明に係る欠陥検査装置において、好適に
は、電子銃から1次電子ビームを照射した後、基板電位
が飽和した状態で基板電位の測定が行えるよう、電子銃
と基板電位測定器とが所定の距離隔てて同一ライン上に
配置されており、加速電位コントローラはさらに、基板
電位の飽和までの時間が最短となるように、電子銃への
エミッション電流を制御可能に構成されている。
【0007】さらに、上記した本発明に係る欠陥検査装
置において、該装置は、複数の1次電子ビームをウエハ
に照射する少なくとも1つの1次光学系と、ウエハから
放出される2次電子を少なくとも1つの検出器に導く少
なくとも1つの2次光学系とを備え、複数の1次電子ビ
ームは、相互に2次光学系の距離分解能より離間した位
置に照査されるよう制御されることが好ましい。本発明
はさらに、上記した欠陥検査装置を用いて、加工中又は
完成品のウエハの評価を行う半導体デバイス製造方法も
提供する。
【0008】
【発明の実施の態様】まず、図1を参照して、本発明に
係る半導体デバイスのウエハの表面の欠陥を検出するた
めの欠陥検査装置の実施例を説明する。図1において、
1はX−Yステージ(以下、単に「ステージ」)、2は
ステージ1上に配置され検査試料であるウエハ、3及び
4はそれぞれ検査用及び参照用の電子ビームを放出する
検査用電子銃及び参照用電子銃であり、これら電子銃
は、所定の距離だけ離間して配置されている。5及び6
はそれぞれ、検査用電子銃3及び参照用電子銃4に加速
電圧Vacc及びエミッション電流Aを供給する加速電圧
電源であり、7はこれら加速電圧源5及び6からの加速
電圧Vacc及びエミッション電流Aを制御するための加
速電圧コントローラである。8は検査用電子銃3及び参
照用電子銃4の間に配置された基板電位測定器であり、
ウエハ2の表面から上方に離間して配置され、検出した
基板電位を加速電圧コントローラ7に供給する。9は検
査用電子銃3からの電子ビームによってウエハ2から放
出される2次電子ビームを増幅する2次電子増倍管、1
0はラインセンサ、11は画像処理装置、12はCRT
ディスプレイ等のモニタ装置である。13、14は電子
ビームの焦点を調整するための静電レンズである。
【0009】図2は、ステージ1、ウエハ2の検査領
域、検査用電子銃3からの電子ビームB3及びその照射
スポットS3、参照用電子銃4からの電子ビームB4及
びその照射スポットS4、並びに、基板電位測定器8の
相対的位置関係を模式的に表したものであり、(a)は
上面図、(b)は正面図を示している。
【0010】図2から明らかなように、参照用電子銃
4、基板電位測定器8、及び検査用電子銃3は、この順
で、X方向すなわちライン方向に一列に配置され、これ
ら電子銃による電子ビームB3及びB4のビーム・スポ
ットS3及びS4が、同一ライン上に形成されるよう構
成されている。参照用電子銃4が最もスキャンニング開
始点に近く配置されている。また、これら電子ビームB
3及びB4はそれぞれ、ウエハ2に垂直に照射されるよ
う調整され、また、ビーム・スポットS3及びS4の間
は離間(光軸と光軸との間)されている。基板電位測定
器8は、所定の測定領域を有し、ウエハ2の表面から、
上方に離間して配置される。
【0011】ステージ1は、検査用電子銃3からの電子
ビームB3がウエハ2の検査領域D(図2(a)参照)
の全面をラスタ・スキャンニングするように、ウエハ2
を載置した状態でX方向及びY方向に移動される。すな
わち、参照用電子銃4の電子ビームB4がウエハ2の検
査領域Dの検査開始点(−Xm,Yn)からYnライン上
をX方向に順次走査し、その後を検査用電子銃3の電子
ビームB3が走査する。そして、電子ビームB3が点
(Xm,Yn)到達した時点で−Xmに戻るとともにY方
向に1ピッチ進行し、点(−Xm,Yn-1)からYn-1
イン上を走査し、同様にして、Yn-2ライン、Yn-3ライ
ン、……、−Ynライン上を走査し、検査領域Dの検査
終了点(Xm,−Yn)に検査用電子銃3の電子ビームB
3が到達した時点で、ステージ1の移動を停止させる。
この説明からも明らかなように、ステージ1は、X方向
に、検査領域DのX方向の距離(2Xm)に、S3とS
4との距離だけ加算した距離だけ移動することになる。
【0012】加速電圧電源5及び6は、例えば最大10
KV程度の加速電圧Vaccで200μA程度のエミッ
ション電流Aを検査用電子銃3及び参照用電子銃4に供
給するよう構成され、これら加速電圧及びエミッション
電流は、加速電圧コントローラ7によって制御される。
このとき、電子銃のカソードに、−20KVの電圧が印
加され、ウエハに−19.8KVの電圧が印加される
と、ウエハのランディング電圧は、−19.8KV−
(−20KV)=200Vとなる。なお、加速電圧は電
子銃とグランドとの間の電圧であり、ランディング電圧
はウエハと電子銃との間の電圧である。検査用電子銃3
及び参照用電子銃4からの電子ビームB3及びB4が、
ウエハ2上に、適宜の直径のスポットを照射するよう、
静電レンズ13、14等の光学系が調整される。なお、
スポット径は、SEM方式の欠陥検査装置においては、
0.1μm程度であり、写像投影型の欠陥検査装置であ
れば、数100μm程度に調整される。
【0013】加速電圧コントローラ7は、図3の(a)
に示すように、関数発生器71及び加速電圧指令器7
2、エミッション電流指令器73、及び初期値設定器7
4を備え、関数発生器71は、電子ビームの照射によっ
て生じる帯電を最小にするために、図3の(b)に示す
ような関数テーブルを備えている。すなわち、図3の
(c)に示すように、電子銃とウエハとの間のランディ
ング電圧Vldが約200Vのとき、基板からの2次電子
放出係数γが1となる。しかしながら、ランディング電
圧Vld=200Vの場合の電子ビームの照射によって基
板に帯電が生じると、図3の(b)に示すように、ウエ
ハ材質に依存して、基板電位が上昇又は下降する。例え
ば、図3の(b)の曲線f1で示される特性のウエハ材
質を検査する場合、Vld=200Vのランディング電圧
となるような電圧を電子銃に供給すると、2次電子放出
係数γが1よりも大きく、基板電位Vsubが+0.5V
になる。そこで、関数発生器71は、基板電位測定器8
からの基板電位Vsubに応じて、基板電位が0となるよ
うな加速電圧を選択して、ランディング電圧Vld=20
0−ΔV=190Vとなるようにする。これにより、2
次電子放出係数γを約1とすることができ、基板電位V
subをほぼ0とすることができる。基板電位Vsubが負で
ある場合には、関数発生器71が、加速電圧を増大する
よう指示し、これにより、基板電位を0にすることがで
きる。
【0014】したがって、本発明によれば、どのような
帯電特性を有するウエハであっても、その帯電を最小に
することができ、しかも、その際、ウエハ材質によって
相違する帯電特性を、欠陥検査前に測定する必要がな
い。加速電圧コントローラ7は、検査の初期段階におい
ては、初期値設定器74に設定されたデータにもとづい
た加速電圧Vacc及びエミッション電流Aをそれぞれ加
速電圧指令器72及びエミッション電流指令器73から
加速電圧電源5及び6に指令し、その後、基板電位測定
器8からの基板電位を表す信号を受け取ると、図3の
(c)に示される関数テーブルに基づいて加速電圧Vac
cを決定し、その値を加速電圧指令器72を介して加速
電圧電源5及び6に指令する。
【0015】検査用電子銃3によって生成された電子ビ
ームによりウエハ8の検査領域Dから発生された2次電
子は、2次電子増倍管9よって増幅された後、ラインセ
ンサ10によって検出され、該検出信号に基づいて画像
処理装置11が画像を生成し、モニタ装置12に表示す
る。これにより、オペレータがモニタ装置12上に表示
された画像を監視して、ウエハに欠陥があるか否かを検
査することができる。また、必要に応じて、基準となる
画像と検査画像とを対応するピクセル毎に電子的に対比
することにより、ウエハの欠陥を自動的に検出するよう
構成することもできる。
【0016】このような構成を有する欠陥検査装置にお
いて、DRAMウエハの約130mmx約130mmの
検査領域の全面を検査する場合を一例として、具体的に
説明する。上記したように、検査用電子銃3、基板電位
測定器8、参照用電子銃4は、ステージ1上でウエハの
検査領域Dを走査するためのライン方向すなわちX方向
に沿って配置されている。参照用電子銃3及び検査用電
子銃4は、それぞれの光軸中心で10mm隔てて設置さ
れており、またこれら電子銃3及び4からの電子ビーム
は、静電レンズ13等のレンズ系により、ウエハ2の表
面に直径φ=0.1μmのスポット・ビームが生じるよ
う調整される。また、基板電位測定器8は、ウエハ2の
表面から1mm上方に設置され、3mmx3mmの測定
領域を有し、ウエハの基板電位を−5V〜+5Vの範囲
で測定することができるものを使用する。なお、電子ビ
ーム照射の前後でそれぞれ電位を測定し、それらの電位
差を求めることにより、電子ビーム照射によるウエハの
帯電量を算出することもできる。
【0017】欠陥検査が開始されると、加速電圧コント
ローラ7により、初期値設定器74に設定されたデータ
に基づき、加速電圧電源5及び6に対して指令信号が供
給され、これにより、検査用電子銃3及び参照用電子銃
4に、初期の加速電圧Vacc=200V及びエミッショ
ン電流A=200μAを供給するよう設定がなされる。
なお、Vld=200Vは、図3の(b)に示したよう
に、基板電位Vsubがほぼゼロの場合に2次電子放出係
数が1となる加速電圧の値である。それとともに、ステ
ージ1は、ラスタ・スキャンが開始され、該ラスタ・ス
キャンは、X方向すなわちライン方向に10mm/se
cのスキャン速度、Y方向に500μmのスキャン幅、
2.5KHzの周波数で行う。これにより、ウエハ2の
検査領域Dのピクセル上には、まず、参照用電子銃4に
よって直径0.1μmのビーム・スポットS4が順次形
成され、次いで、ビーム・スポットが形成されたピクセ
ル群が基板電位測定器8の下に到達した時点で、基板電
位測定器8よりその基板電位が測定される。
【0018】このような条件で実機テストを行ったとこ
ろ、基板電位測定器8で測定された基板電位は、検査開
始時点から2〜3秒後に、+0.5V程度となった。こ
の+0.5Vの基板電位が加速電圧コントローラ7に供
給され、その結果、加速電圧電源5から検査用電子銃3
に供給されたランディング電圧Vldが、200Vから1
90Vに変化した。すなわち、基板電位0.5Vを相殺
するための加速電圧Vaccが190Vであることが、関
数発生器71によって示され、その値が、加速電圧指令
器73を介して、加速電圧電源5に指令された。その
後、加速電圧電源6から参照用電子銃4に供給された加
速電圧も190Vに変更される。
【0019】参照用電子銃4への加速電圧の変化により
基板電位も変化するが、該基板電位の変化を加速電圧コ
ントローラ7にフィードバックし、このような動作を反
復実行することにより、基板電位を約0Vに収束させる
ことができる。上記した実機テストでは、上記動作を数
回繰り返しただけで、基板電位がほぼ0Vに収束した。
基板電位が収束した段階で加速電圧も一定値となり、こ
の加速電圧でウエハ2の残りの検査領域Dが検査され
る。必要に応じて、1つの検査領域Dに付き、数カ所で
加速電圧のフィードバック調整を行ってもよい。加速電
圧を基板電位を相殺又は低減するように調整した結果、
検査領域Dの電位はほぼ均一となったため、モニタ装置
12に、歪み、ぼけ等が低減された画像を表示すること
ができた。
【0020】このような検査装置において、参照用及び
検査用電子銃の初期の加速電圧Vaccを2次電子放出係
数γが1(図3の(c)参照)となるように選択したこ
とにより、基板電位の電子ビーム照射による変動を押さ
えることができ、従って、加速電圧の増減の制御範囲を
狭めることができる。また、このような欠陥検査は、全
てのウエハについて実行してもよいが、同一材料等のウ
エハであればほぼ同一の帯電特性を示すため、1つのウ
エハについてサンプル検査を行い、その結果に基づいて
加速電圧を決定すれば、他の同一材料のウエハについて
は、加速電圧のフィードバック制御を行う必要がない。
【0021】また、加速電圧の変化に伴って電子ビーム
の焦点位置が変化する。したがって、加速電圧の変化に
も拘わらず焦点位置がほぼ一定となるようにするため
に、加速電圧コントローラ7に、静電レンズ13、14
を調整する制御機能を持たせてもよい。さらに、検査用
電子銃3、基板電位測定器8、及び参照用電子銃4の配
置関係は、上記した同一ライン上の配列に限らず、任意
の配置関係でもよい。
【0022】ただし、参照用電子銃4からの電子ビーム
の照射から、ウエハ2の基準電位は、ある傾きを持って
変化し、所定時間後に飽和する。これは、ウエハに形成
される浮遊容量に電荷がチャージされて基板電位が上昇
するためである。したがって、参照用の電子ビームを照
射してから最大すなわち飽和状態の基板電位になるま
で、基板電位の測定を行わないように、基板電位測定器
8の位置を決定することが必要である。一方、加速電圧
のフィードバック制御は、短時間で行うことが好まし
く、このため、基板電位が飽和するまでの時間を最短に
する必要がある。このような観点から、少なくとも基板
電位測定器8及び参照用電子銃4を同一ライン上に配置
し、しかも、基板電位が最大となる時点で基板電位を測
定するよう位置決めすることが好適である。検査用電子
銃3も基板電位測定器8及び参照電子銃4と同一ライン
にしかも近接して配置することにより、ステージ2の移
動範囲を最小とすることができる。
【0023】また、基板電位の飽和時間は、ビーム照射
量すなわちエミッション電流によって変更されるので、
該飽和時間が最短となるように、加速電圧電源5及び6
からの初期のエミッション電流を、加速電圧コントロー
ラ7によって設定することが好ましい。上記した実施例
においては、検査用電子銃と参照用電子銃との2つの電
子銃を用いているが、検査用電子銃のみを用い、該電子
銃から照射される電子ビームによる帯電を基板電位測定
器8によって測定するよう構成してもよい。したがっ
て、電子銃を必ずしも2つ用いる必要がない。
【0024】図4の(A)は、本発明に係る一実施形態
の欠陥検出装置の光学系を示す概略図である。図4にお
いて、電子銃21から放出された電子ビームは、コンデ
ンサ・レンズ22によって集束されて、点24において
クロスオーバを形成する。コンデンサ・レンズ22の下
方には、複数の開口を有する第1のマルチ開口板23が
配置され、これによって複数の1次電子ビームが形成さ
れる。形成された複数の1次電子ビームはそれぞれ、縮
小レンズ25によって縮小されて35に投影される。そ
して、点35で合焦した後、対物レンズ27によって試
料であるウエハ28に合焦される。第1のマルチ開口板
23からの複数の1次電子ビームは、縮小レンズ25と
対物レンズ27との間に配置された偏向器39により、
同時にウエハ28面上を走査するよう偏向される。
【0025】縮小レンズ25と対物レンズ27の像面湾
曲収差が発生しないようにするために、第1のマルチ開
口板23は、図4の(B)に示すように、円周上に小さ
な開口が複数配置され、そのx軸上に投影した点は、等
間隔となる構造となっている。合焦された複数の1次電
子ビームによって、ウエハ28の複数の点が照射され、
該照射された複数の点から放出された2次電子ビーム
は、対物レンズ27の電界に引かれて細く集束され、E
XB分離器26で偏向され、2次光学系に投入される。
2次電子ビームによる像は、点35より対物レンズ7に
近い点36に焦点を結ぶ。これは、複数の1次電子ビー
ムがそれぞれウエハ28面上で約500eVのエネルギ
を有しているのに対して、2次電子ビームは数eVのエ
ネルギしか有していないためである。
【0026】2次光学系は、拡大レンズ29、30を有
しており、これら拡大レンズを通過した2次電子ビーム
は、第2のマルチ開口板31に結像する。そして、該第
2のマルチ開口板の複数の開口を通過して、複数の検出
器32で検出される。なお、検出器32の前に配置され
た第2のマルチ開口板31の複数の開口と、第1のマル
チ開口板23の複数の開口とは、図4の(B)に示すよ
うに、1対1に対応している。検出器32はそれぞれ、
受け取った2次電子ビームを、その強度を表す電気信号
へ変換する。各検出器32からの電気信号は増幅器33
で増幅された後、画像処理装置34において画像データ
に変換される。画像処理装置34には、偏向器39から
の1次電子ビームを偏向させるための走査信号も供給さ
れており、これにより、画像処理装置34は、ウエハ2
8の表面の画像を表す画像データを得る。得られた画像
データを標準パターンと比較することにより、ウエハ2
8の欠陥を検出することができ、また、レジストレーシ
ョンによってウエハ28上の被評価パターンを1次光学
系の光軸近傍に移動させ、ライン走査することによって
線幅評価信号を取り出し、これを適宜構成することによ
って、ウエハ28上のパターンの線幅を測定することが
できる。
【0027】なお、第1のマルチ開口板23の開口を通
過した1次電子ビームをウエハ28の面上に合焦させ
て、ウエハ28から放出された2次電子ビームを検出器
32に結像させる際、1次光学系及び2次光学系により
生じる歪み、像面湾曲及び視野非点という3つの収差に
よる影響を最小にするように、配慮した方がよい。ま
た、複数の1次電子ビームの照射位置間隔の最小値を、
2次光学系の収差よりも大きい距離だけ離間させれば、
複数のビーム間のクロストークを無くすことができる。
図4に示した光学系を、図1に示した検査用光学系及び
参照用光学系として用い、先に説明したように、加速電
圧コントローラ7により加速電圧を制御することによ
り、ウエハの帯電による影響を低減させることができ
る。
【0028】次に、本発明の半導体デバイス製造方法に
ついて説明する。本発明の半導体デバイス製造方法は、
上記した欠陥検査装置を用いて行われるものであるが、
該方法を説明する前に、一般的な半導体デバイス製造方
法について、図5及び図6のフローチャートを参照して
説明する。図5に示すように、半導体デバイス製造方法
は、概略的に分けると、ウエハを製造するウエハ製造工
程S1、ウエハに必要な加工処理を行うウエハ・プロセ
ッシング工程S2、露光に必要なマスクを製造するマス
ク製造工程S3、ウエハ上に形成されたチップを1個づ
つに切り出し、動作可能にするすチップ組立工程S4、
及び完成したチップを検査するチップ検査工程S5によ
って構成されている。これら工程はそれぞれ、幾つかの
サブ工程を含んでいる。
【0029】上記した工程の中で、半導体デバイスの製
造に決定的な影響を及ぼす工程は、ウエハ・プロセッシ
ング工程である。これは、この工程において、設計され
た回路パターンをウエハ上に形成し、かつ、メモリやM
PUとして動作するチップを多数形成するからである。
このように半導体デバイスの製造に影響を及ぼすウエハ
・プロセッシング工程のサブ工程において実行されたウ
エハの加工状態を評価することが重要であり、該サブ工
程について、以下に説明する。
【0030】まず、絶縁層となる誘電体薄膜を形成する
とともに、配線部及び電極部を形成する金属薄膜を形成
する。薄膜形成は、CVDやスパッタリング等により実
行される。次いで、形成された誘電体薄膜及び金属薄
膜、並びにウエハ基板を酸化し、かつ、マスク製造工程
S3によって作成されたマスク又はレチクルを用いて、
リソグラフィ工程において、レジスト・パターンを形成
する。そして、ドライ・エッチング技術等により、レジ
スト・パターンに従って基板を加工し、イオン及び不純
物を注入する。その後、レジスト層を剥離し、ウエハを
検査する。このようなウエハ・プロセッシング工程は、
必要な層数だけ繰り返し行われ、チップ組立工程S4に
おいてチップ毎に分離される前のウエハが形成される。
【0031】図6は、図5のウエハ・プロセッシング工
程のサブ工程であるリソグラフィ工程を示すフローチャ
ートである。図5に示したように、リソグラフィ工程
は、レジスト塗布工程S21、露光工程S22、現像工
程S23、及びアニール工程S24を含んでいる。レジ
スト塗布工程S21において、CVDやスパッタリング
を用いて回路パターンが形成されたウエハ上にレジスト
を塗布し、露光工程S22において、塗布されたレジス
トを露光する。そして、現像工程S23において、露光
されたレジストを現像してレジスト・パターンを得、ア
ニール工程S24において、現像されたレジスト・パタ
ーンをアニールして安定化させる。これら工程S21〜
S24は、必要な層数だけ繰り返し実行される。
【0032】本発明の半導体デバイス製造方法において
は、図1〜図4に関連して説明した欠陥検査装置を、ウ
エハ・プロセッシング行程S2におけるウエハ検査工
程、及び完成したチップを検査するチップ検査工程S5
において用いることにより、微細なパターンを有する半
導体デバイスであっても、歪み、ぼけ等が低減された画
像を得ることができるので、ウエハの欠陥を確実に検出
することができる。なお、欠陥検査装置が近傍に配置さ
れる加工装置は、評価を必要とする加工を行うものであ
れば、どのような加工装置であってもよい。
【0033】本発明の欠陥検査装置は、以上のように構
成されているので、電子ビーム照査によって生じるウエ
ハの帯電による画像の歪み、ぼけ等を低減することがで
き、よって、ウエハの欠陥検出を高精度で実行すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る欠陥検査装置の実施形態を示す概
略ブロック図である。
【図2】図1に示した本発明に係る欠陥検査装置に具備
される構成要素の配置関係を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る欠陥検査装置に具備される加速電
圧コントローラの構成を示したブロック図である。
【図4】本発明に係る欠陥検出装置の光学系の構成を説
明するための模式図である。
【図5】本発明に係る欠陥検査装置を適用して半導体デ
バイスを製造する方法のフローチャートである。
【図6】図5に示したウエハ・プロセッシング工程のサ
ブ工程であるリソグラフィ工程を示したフローチャート
である。
【符号の説明】
1…X−Yステージ 2…ウエハ 3…検査用電子
銃 4…参照用電子銃 5、6…加速電圧電源 7…加
速電圧コントローラ 8…基板電位測定器 9…2次電子増倍管 10…
ラインセンサ 11、34…画像処理装置 12…モニタ装置 2
1…電子銃 22…コンデンサ・レンズ 23…第1のマルチ開口
板 28…対物レンズ 26…EXB分離器 28…ウエハ面 31…第2
のマルチ開口板 32…検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 裕一郎 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番 株式 会社東芝セミコンダクター社内 (72)発明者 佐竹 徹 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 畠山 雅規 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 渡辺 賢治 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 2F067 AA54 AA62 BB01 BB04 CC16 CC17 EE04 HH06 HH13 JJ05 KK04 LL16 PP12 QQ03 QQ11 RR24 RR30 RR35 SS13 2G001 AA03 AA10 BA07 CA03 DA02 DA08 FA01 GA01 GA06 GA09 GA12 HA02 HA07 HA13 JA02 JA13 KA03 LA11 MA05 4M106 AA01 BA02 CA38 DB05 DJ04 DJ11 DJ18 5C001 AA08 BB07 CC04 5C033 UU02 UU03 UU04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ表面の欠陥を検査する欠陥検査装
    置において、 ウエハの検査領域に1次電子ビームを照射する少なくと
    も1つの電子銃と、 該電子銃からの1次電子ビームが照射されたウエハ部分
    の基板電位を測定する基板電位測定器と、 基板電位測定器によって測定された基板電位に基づき、
    電子銃への加速電圧あるいはウエハへのランディング電
    圧を変化させることにより、ウエハからの2次電子放出
    効率を制御して、ウエハの帯電による影響を低減又は相
    殺させる加速電圧制御コントローラとを備えていること
    を特徴とする欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の欠陥検査装置において、
    加速電圧コントローラはさらに、 電子銃の加速電圧あるいはウエハへのランディング電圧
    の変化に伴って、電子銃に付随する1次電子ビームのレ
    ンズ系の連動制御を行うことにより、1次電子ビームの
    焦点制御を行うよう構成されていることを特徴とする欠
    陥検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の欠陥検査装置にお
    いて、 電子銃から1次電子ビームを照射した後、基板電位が飽
    和した状態で基板電位の測定が行えるよう、電子銃と基
    板電位測定器とが所定の距離隔てて同一ライン上に配置
    されていることを特徴とする欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】 半導体デバイスの製造方法において、請
    求項1〜3いずれかに記載の欠陥検査装置を用いて、加
    工中又は完成品のウエハの評価を行うことを特徴とする
    半導体デバイス製造方法。
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