JP2002216485A - 多値不揮発性メモリ - Google Patents

多値不揮発性メモリ

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JP2002216485A
JP2002216485A JP2001015031A JP2001015031A JP2002216485A JP 2002216485 A JP2002216485 A JP 2002216485A JP 2001015031 A JP2001015031 A JP 2001015031A JP 2001015031 A JP2001015031 A JP 2001015031A JP 2002216485 A JP2002216485 A JP 2002216485A
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JP2001015031A
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Toshinori Harada
敏典 原田
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Yアドレスの多値化と書き込み動作の効率化
を実現した多値不揮発性メモリを提供する。 【解決手段】 1つのメモリセルに2ビット値以上の記
憶情報を格納し、それぞれのビットに異なるYアドレス
を割り当て、書き込み動作に際しては、メモリセルの記
憶状態を読み出してそれと書き込むべきデータの比較を
行い、消去状態及び消去状態に対応された書き込みデー
タを検出し、それ以外のときには消去動作を行った上で
上記書き込みデータに対応した書き込み動作を行わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、例えば、4値又は8値メモリセルが格子配列され
てなるメモリアレイをその基本構成要素とし、データ保
持のためのデータラッチと論理値判定用のセンスラッチ
とを具備する多値フラッシュメモリに利用して特に有効
な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コントロールゲート及びフローティング
ゲートを備える2層ゲート構造型メモリセルがある。ま
た、該2層ゲート構造型メモリセルからなり、例えばそ
のしきい値電圧が4段階に切り換えられることでそれぞ
れ2ビットの記憶データを保持しうる4値メモリセルが
あり、このような4値メモリセルが格子配列されてなる
メモリアレイをその基本構成要素とする多値フラッシュ
メモリがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って上記のような多値フラッシュメモリにお
いて異なるYアドレスを割り当ているというYアドレス
の多値化を検討した。このYアドレスの多値化は、今後
の技術進展に伴い1つのメモリセルに8値を記憶させ
て、3ビットの記憶能力を持たせた場合に有効な技術と
なるものである。つまり、外部とのデータは、8ビット
(1バイト)単位とするものであり、上記のように1つ
のメモリセルに3ビットを割り当てると、1つのメモリ
セルの中に異なるYアドレスのデータを記憶させること
が必要なる。
【0004】多値不揮発性メモリでは、書き込み効率を
高めるために消去状態を検知して、消去動作う省略して
直ちに書き込みを行うという追加書き込みと動作が行わ
れる。この場合、上記のYアドレスの多値化したとき、
Y0アドレスに対応したビットは、消去状態の1である
が、Y1に対応したビットが書き込み状態の0のときに
は、いったん消去状態を行ってから書き込み動作を行う
必要が生じる。このため、Yアドレスの多値化を行った
場合には、それに対応した書き込み動作制御が必要にな
るものである。
【0005】この発明の目的は、Yアドレスの多値化と
書き込み動作の効率化を実現した多値不揮発性メモリを
提供することにある。この発明の前記ならびにその他の
目的と新規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面か
ら明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、1つのメモリセルに2ビット
値以上の記憶情報を格納し、それぞれのビットに異なる
Yアドレスを割り当て、書き込み動作に際しては、メモ
リセルの記憶状態を読み出してそれと書き込むべきデー
タの比較を行い、消去状態及び消去状態に対応された書
き込みデータを検出し、それ以外のときには消去動作を
行った上で上記書き込みデータに対応した書き込み動作
を行わせる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
多値フラッシュメモリ(半導体記憶装置)の一実施例の
ブロック図が示されている。同図をもとに、まずこの実
施例の多値フラッシュメモリの構成及び動作の概要につ
いて説明する。なお、図1の各ブロックを構成する回路
素子は、特に制限されないが、公知のMOSFET(金
属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この明細書で
は、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタの総称とする)集積回路の製造技術により、単結晶
シリコンのような1個の半導体基板面上に形成される。
【0008】図1において、この実施例の多値フラッシ
ュメモリは、特に制限されないが、そのいずれか一方が
選択的に活性状態とされる一対のメモリアレイARYL
(第1のメモリアレイ)及びARYR(第2のメモリア
レイ)と、これらのメモリアレイの間に挟まれるように
配置されるラッチ部LTとを備える。このうち、メモリ
アレイARYL及びARYRは、後述するように、図の
垂直方向に平行して配置される所定数のワード線と、図
の水平方向に平行して配置される所定数のグローバルデ
ータ線とをそれぞれ含む。各メモリアレイを構成するワ
ード線及びグローバルデータ線の交点近傍には、フロー
ティングゲート及びコントロールゲートを有する2層ゲ
ート構造型メモリセルがそれぞれ格子配置される。
【0009】この実施例において、メモリアレイARY
L及びARYRは、階層データ線方式をとり、そのメモ
リセルは、それぞれm+1個を単位としてセルブロック
にグループ分割される。また、各セルブロックを構成す
るm+1個のメモリセルのドレインは、対応するローカ
ルデータ線にそれぞれ共通結合され、そのソースは、対
応するソース線に共通結合される。さらに、各セルブロ
ックのローカルデータ線は、そのゲートに所定のブロッ
ク選択信号を受けるNチャンネル型のスイッチMOSF
ETを介して対応するグローバルデータ線に結合され、
各セルブロックのソース線は、そのゲートに他の所定の
ブロック選択信号を受けるNチャンネル型のスイッチM
OSFETを介して共通ソース線に結合される。
【0010】一方、メモリアレイARYL及びARYR
を構成するメモリセルは、特に制限されないが、4値メ
モリセルとされ、そのしきい値電圧は、保持すべき2ビ
ットの記憶データの論理値に応じて4段階に切り換えら
れる。メモリアレイARYL及びARYRの具体的構成
及びメモリセルの動作特性等については、後で詳細に説
明する。
【0011】メモリアレイARYL及びARYRを構成
するワード線は、その下方においてXアドレスデコーダ
XDL又はXDRに結合され、選択的に所定の選択又は
非選択レベルとされる。XアドレスデコーダXDL及び
XDRには、XアドレスバッファXBから所定ビットの
内部Xアドレス信号が共通に供給されるとともに、メモ
リ制御回路CTLから内部制御信号XGが共通に供給さ
れる。また、XアドレスバッファXBには、データ入出
力端子IO0〜IO7からデータ入出力回路IO及びマ
ルチプレクサMXを介してXアドレス信号が供給され、
メモリ制御回路CTLから内部制御信号XL1及びXL
2が供給される。
【0012】ここで、Xアドレス信号は、8を超えるビ
ット数とされ、データ入出力端子IO0〜IO7から2
回のサイクルに分けて時分割的に供給される。このう
ち、1回目のサイクルで入力されるXアドレス信号の下
位ビットは、内部制御信号XL1に従ってXアドレスバ
ッファXBの下位ビットに取り込まれ、2回目のサイク
ルで入力される上位ビットは、内部制御信号XL2に従
ってXアドレスバッファXBの上位ビットに取り込まれ
る。XアドレスバッファXBは、これらのXアドレス信
号をもとにそれぞれ非反転及び反転信号からなる内部X
アドレス信号を形成して、XアドレスデコーダXDL及
びXDRに供給する。
【0013】XアドレスデコーダXDL及びXDRは、
内部制御信号XGのハイレベルを受けて選択的に動作状
態となり、XアドレスバッファXBから供給される内部
Xアドレス信号をデコードして、メモリアレイARYL
又はARYRの対応するワード線及びブロック選択信号
を所定の選択又は非選択レベルとする。
【0014】メモリアレイARYL及びARYRを構成
するグローバルデータ線は、その内側においてラッチ部
LTの対応する単位回路に結合される。ラッチ部LT
は、メモリアレイARYL及びARYRの隣接データ線
つまり隣接グローバルデータ線に対応して設けられる所
定数の単位回路を備え、これらの単位回路のそれぞれ
は、6個つまり第1ないし第6のラッチと、3個つまり
第1ないし第3のラッチならびに第4ないし第6のラッ
チにそれぞれ対応して設けられる2個のプリチャージ回
路及びYゲート回路とを含む。各単位回路のYゲート回
路には、YアドレスデコーダYDから対応するカラム選
択信号がそれぞれ供給される。また、Yアドレスデコー
ダYDには、YアドレスカウンタYCから所定ビットの
内部Yアドレス信号が供給されるとともに、メモリ制御
回路CTLから内部制御信号YGが供給される。
【0015】ラッチ部LTの各単位回路の第1ないし第
6のラッチは、メモリアレイARYL又はARYRのい
ずれが活性状態とされるかに応じて選択的にデータラッ
チ又はセンスラッチとして作用し、書き込みデータ又は
読み出しデータの上位又は下位ビットを所定の組み合わ
せで保持し、あるいは読み出し動作時又は書き込みモー
ドのベリファイ動作時には、読み出し信号の論理値を判
定するためのセンス動作を行う。また、各単位回路のプ
リチャージ回路は、メモリアレイARYL又はARYR
の対応するデータ線のプリチャージ動作に供され、Yゲ
ート回路は、YアドレスデコーダYDから供給されるカ
ラム選択信号に従って対応するラッチと図示されないコ
モンIO線との間を選択的に接続状態とする。
【0016】YアドレスカウンタYCは、図示されない
内部クロック信号に従って歩進動作を行い、所定ビット
の内部Yアドレス信号を形成して、Yアドレスデコーダ
YDに供給する。また、YアドレスデコーダYDは、内
部制御信号YGのハイレベルを受けて選択的に動作状態
となり、YアドレスカウンタYCから供給される内部Y
アドレス信号をデコードして、前記Yゲート回路に供給
されるカラム選択信号の対応するビットを順次択一的に
ハイレベルとする。
【0017】マルチプレクサMXは、その左側に設けら
れる第1の入出力端子と、その右側に設けられる第2の
出力端子,第3の入出力端子ならびに第4の出力端子と
を備える。このうち、第1の入出力端子は、データ入出
力回路IOの右側の入出力端子に結合され、第3の入出
力端子は、図示されない8組のコモンIO線を介してラ
ッチ部LTに結合される。また、第2の出力端子は、コ
マンドレジスタCRの入力端子に結合され、第4の出力
端子は、XアドレスバッファXBの入力端子に結合され
る。データ入出力回路IOの左側の入出力端子は、デー
タ入出力端子IO0〜IO7に結合される。
【0018】マルチプレクサMXは、外部のアクセス装
置からデータ入出力端子IO0〜IO7ならびにデータ
入出力回路IOを介して入力されるXアドレス信号,書
き込みデータならびにコマンドデータを、対応するXア
ドレスバッファXB,ラッチ部LTあるいはコマンドレ
ジスタCRに伝達するとともに、ラッチ部LTの指定さ
れた8個のラッチから出力される計8ビットの出力デー
タをデータ入出力回路IOに伝達する。また、データ入
出力回路IOは、外部のアクセス装置からデータ入出力
端子IO0〜IO7を介して入力されるXアドレス信
号,書き込みデータならびにコマンドデータをマルチプ
レクサMXに伝達するとともに、ラッチ部LTからマル
チプレクサMXを介して出力される出力データをデータ
入出力端子IO0〜IO7を介してアクセス装置に出力
する。
【0019】一方、コマンドレジスタCRは、データ入
出力端子IO0〜IO7からデータ入出力回路IOなら
びにマルチプレクサMXを介して入力される所定ビット
のコマンドデータを内部制御信号CLに従って取り込
み、保持するとともに、メモリ制御回路CTLに伝達す
る。また、内部電圧発生回路VGは、外部端子VCCを
介して供給される電源電圧VCCと、外部端子VSSを
介して供給される接地電位VSSとをもとに各種内部電
圧を生成し、各部に供給する。
【0020】メモリ制御回路CTLは、外部のアクセス
装置から起動制御信号として供給されるチップイネーブ
ル信号CEB(ここで、それが有効とされるとき選択的
にロウレベルとされるいわゆる反転信号等については、
その名称の末尾にBを付して表す。以下同様),ライト
イネーブル信号WEB,出力イネーブル信号OEB,リ
セット信号RESB,コマンドイネーブル信号CDEB
ならびにクロック信号SCと、コマンドレジスタCRか
ら供給されるコマンドデータとをもとに、上記各種の内
部制御信号等を選択的に形成し、多値フラッシュメモリ
の各部に供給する。また、レディー/ビジー信号R/B
Bを選択的にロウレベルとして、多値フラッシュメモリ
の使用状況を外部のアクセス装置に知らせる。
【0021】図2には、図1の多値フラッシュメモリの
メモリアレイARYLの一実施例の部分的な回路図が示
され、図3には、メモリアレイARYL及びARYRを
構成する2層ゲート構造型メモリセルのしきい値電圧の
一実施例の分布特性図が示されている。これらの図をも
とに、この実施例の多値フラッシュメモリのメモリアレ
イARYL及びARYRの具体的構成及び動作ならびに
2層ゲート構造型メモリセルのしきい値電圧の分布特性
について説明する。
【0022】図2には、メモリアレイARYLの左端に
配置されるセルブロックCBL00〜CBL0nと、そ
の右端に配置されるセルブロックCBLk0〜CBLk
nとが例示される。以下、同図に示される部分を例に、
メモリアレイARYLに関する具体的説明を進める。メ
モリアレイARYRについては、これと対称的な構成と
されるため類推されたい。以下の回路図において、その
チャネル(バックゲート)部に矢印が付されるMOSF
ETはPチャンネル型であって、矢印の付されないNチ
ャンネルMOSFETと区別して示される。
【0023】図2において、メモリアレイARYLは、
いわゆるAND(アンド)型アレイ構造とされ、図の垂
直方向に平行して配置される合計(k+1)×(m+
1)本のワード線WL00〜WL0mないしWLk0〜
WLkmと、図の水平方向に平行して配置されるn+1
本のグローバルデータ線DLL0〜DLLnとを含む。
これらのワード線及びグローバルデータ線の交点近傍に
は、それぞれコントロールゲート及びフローティングゲ
ートを有する合計(k+1)×(m+1)×(n+1)
個の2層ゲート構造型メモリセルMCが格子状に配置さ
れる。
【0024】この実施例において、多値フラッシュメモ
リは階層データ線方式をとり、メモリアレイARYLを
構成するメモリセルMCは、同一列に配置されるm+1
個を単位として、それぞれ合計(k+1)×(n+1)
個のセルブロックCBL00〜CBL0nないしCBL
k0〜CBLknにグループ分割される。
【0025】メモリアレイARYLの各セルブロックを
構成するそれぞれm+1個のメモリセルMCのドレイン
は、対応するローカルデータ線LDL00〜LDL0n
ないしLDLk0〜LDLknに共通結合され、そのソ
ースは、対応するソース線SLL00〜SLL0nない
しSLLk0〜SLLknに共通結合される。ローカル
データ線LDL00〜LDL0nないしLDLk0〜L
DLknは、Nチャンネル型の選択MOSFETNM1
を介して対応するグローバルデータ線DLL0〜DLL
nにそれぞれ結合され、ソース線SLL00〜SLL0
nないしSLLk0〜SLLknは、Nチャンネル型の
選択MOSFETNM2を介して対応する共通ソース線
SSL0〜SSLkにそれぞれ結合される。
【0026】メモリアレイARYLの同一行に配置され
るn+1個のセルブロックCBL00〜CBL0nない
しCBLk0〜CBLknの選択MOSFETNM1の
ゲートには、XアドレスデコーダXDLから対応するブ
ロック選択信号MDL0〜MDLkがそれぞれ共通に供
給され、n+1個の選択MOSFETNM2のゲートに
は、対応するブロック選択信号MSL0〜MSLkがそ
れぞれ共通に供給される。また、メモリアレイARYL
の同一行に配置されるn+1個のメモリセルMCのコン
トロールゲートは、対応するワード線WL00〜WL0
mないしWLk0〜WLkmにそれぞれ共通結合され
る。
【0027】ここで、メモリアレイARYL及びARY
Rを構成する2層ゲート構造型メモリセルMCは、図3
に例示されるように、4値メモリセルとされ、そのしき
い値電圧は、消去状態に対応するしきい値電圧Vth4
1と、書き込み状態に対応するしきい値電圧Vth42
ないしVth44とをそれぞれ目標値とすべく4段階に
分布する。このため、各メモリセルMCは、1個でそれ
ぞれ2ビットの記憶データを保持するものとなり、各分
布領域における記憶データの論理値は、順次それぞれ
“11”,“10”,“00”ならびに“01”とされ
る。そして、これらの2ビットからなる記憶情報は、上
位の桁がアドレスY=1が割り当てられ、下位の桁がア
ドレスY=0が割り当てられて、Yアドレスの多値化が
行われる。
【0028】読み出しモード時又は書き込みモードのベ
リファイ動作時、メモリアレイARYL及びARYRを
構成するメモリセルMCは、そのコントロールゲートつ
まり対応するワード線WL00〜WL0mないしWLk
0〜WLkmが読み出しワード線電圧VRW41,VR
W42あるいはVRW43で選択状態とされることでそ
れぞれ選択的にオン状態となり、対応するグローバルデ
ータ線DLL0〜DLLnのプリチャージ電位を選択的
に引き抜いて、各グローバルデータ線にその保持データ
の論理値に対応した読み出し信号を出力する。
【0029】言うまでもなく、消去状態にあり論理値
“11”の記憶データを保持するメモリセルは、対応す
るワード線WL00〜WL0mないしWLk0〜WLk
mがワード線選択電位VRW41,VRW42ならびに
VRW43のいずれで選択状態とされる場合もオン状態
となる。また、論理値“10”の記憶データを保持する
メモリセルは、対応するワード線がワード線選択電位V
RW42又はVRW43で選択状態とされることで選択
的にオン状態となり、論理値“00”の記憶データを保
持するメモリセルは、対応するワード線がワード線選択
電位VRW43で選択状態とされることで選択的にオン
状態となる。さらに、論理値“01”の記憶データを保
持するメモリセルは、対応するワード線がワード線選択
電位VRW41〜VRW43のいずれで選択状態とされ
る場合もオン状態とはならない。
【0030】図2において、メモリアレイARYLを構
成するワード線WL00〜WL0mないしWLk0〜W
Lkmは、その下方において図示されないXアドレスデ
コーダXDLに結合され、所定の選択又は非選択レベル
とされる。また、メモリアレイARYLを構成するグロ
ーバルデータ線DLL0〜DLLnは、その右側におい
てラッチ部LTの対応する単位回路にそれぞれ結合され
る。
【0031】図4には、この発明に係る多値不揮発性メ
モリの追加書き込み仕様を説明図が示されている。メモ
リアレイの全記憶エリアのうち、データ(data)書
き込み済み部と消去状態(未書き込み)部がある場合、
消去状態のメモリセルにのみ追加書き込みが実施され
る。このようにして、消去状態にデータ書き込み済み部
に変更され、消去状態部に対する追加書き込みが実施さ
れる。このような追加書き込み仕様では、データ書き込
み済部のデータは変えず(データ入力しなくて良い)、
消去状態部に書き込みを行うものである。
【0032】多値不揮発性メモリの高信頼性のために書
き換え回数をカウントしておいて、書き換え回数に制限
を加えてような機能を持たせた場合でも、この追加書き
込みでは、メモリセルに消去動作を行わないないので特
性が劣化しない。したがって、かかる追加書き込みで
は、上記書き換え回数+1にしなくてもよい。データ書
き込み済部には上記のような追加書き込みは禁止され、
データの書き換えを行うときには消去動作を行った後に
書き込み動作が実施される。
【0033】図5には、この発明に係る多値不揮発性メ
モリの追加書き込み動作のためのチェック方法の説明図
が示されている。図3に示したように、上位ビットにY
=1のアドレスを割り当て、下位ビットにY=0のアド
レスを割り当て、Y=0が“1”の消去状態で、Y=1
が“0”の書き込み状態ときにはメモリセルには“0
1”が記憶される。上記Y=0のメモリセルに“0”に
追加書き込みするには、メモリセルでみると、“01”
→“00”にする必要がある。しかし、“01”の方が
メモリセルのVthが高いために消去動作を行う必要が
ある。
【0034】この実施例の書き込み動作では、図5に示
したようなチェック方法が用いられる。この実施例で
は、追加書き込みのワード線の1本分に対応した複数バ
イトからなる書き込みデータ入力が終わった後に、メモ
リセルのデータと書き込みデータの比較を行ない、消去
状態以外のメモリセルには書き込みを行う必要がある
か、つまりは“11”(消去状態)を書き込むことは不
可であるので、データ入力なしをチェックし、必要があ
る場合には消去動作を実施する。必要の無い場合には消
去動作が省略され、追加書き込みが実施される。この場
合、1ワード線分に対応した複数のセンスラッチがオー
ル0であるときには消去が省略され、いずれか1ビット
でも1があれば消去動作が実施される。
【0035】同図の例では、中央のセンスラッチに読み
出されたデータと、その左右に設けられたデータラッチ
1と2のデータとをいわばステップ1ないし2のような
論理演算し、ステップ3では、選択ディスチャージ、つ
まりは全ビットプリチャージし、消去状態とその内のV
th間でメモリセルディスチャージし、センスラッチ内
が選択ディスチャージを行う。これにより、センスラッ
チで“1”があれば消去する必要があり、“1”がなけ
れば消去する必要がない。上記のように1つのワード線
分について、上記“1”がないことを検出して、追加書
き込みが実施される。また、メモリセルが書込状態で
も、書き込みデータ“11”のときには、データ入力な
しと判定され、消去状態と同じく扱われる。
【0036】ここで、選択プリチャージとは、センスラ
ッチ及びデータラッチ内のデータが“1”の場合にデー
タ線を“1”にし、センスラッチ及びデータラッチ内の
データが“0”の場合にデータ線を“0”にする動作で
ある。また、選択ディスチャージとは、前記選択プリチ
ャージとは逆の動作であり、センスラッチ及びデータラ
ッチ内のデータが“1”の場合にデータ線を“0”に
し、センスラッチ及びデータラッチ内のデータが“0”
の場合にデータ線を“1”にする動作である。
【0037】図6には、この発明に係る多値不揮発性メ
モリにおけるアドレス割り当て方法の説明図が示されて
いる。この実施例では、1つのメモリセルに8値が記憶
可能とされ、これにより3ビットの記憶情報の記憶が可
能とされる。これに対して、書き込み/読み出しデータ
は、I/O0〜7の8ビット(1バイト)とされ、1つ
のワード線にはYアドレスが0ないし2048の本体領
域と、Y=2048〜の管理領域から構成される。つま
り、前記のように1つのメモリセルに3ビットの情報を
記憶させ、Yアドレスを多値化することにより、メモリ
セルの記憶情報を有効に利用することができる。
【0038】例えば、3つのメモリセルに1つのYアド
レスを割り当てた場合には、3×3=9ビットの記憶情
報があるにもかからず、8ビットから使用しないことと
なり、全体でみるとつまり、1/9の1割強のビットが
捨てられてしまうが、この発明を適用することによっ
て、全ビットを有効に利用できる。
【0039】この実施例では、アドレス多値になるYア
ドレスを近いアドレスに纏める。これは、不揮発性メモ
リではバイト単位での書き込みはほとんどなく、もっと
大きな単位でのデータ書き込みが行われることが多いか
らである。そして、本体領域と管理領域とは異なるメモ
リセルが割り当てられる。そして、ある単位、例えば4
8バイト(8×48=384ビット)を1つの単位とし
て一括して書き込むようにすれば、384/3=128
個のメモリセルに対して余りなくデータの書き込みを行
うようにすることができる。管理領域も同様な大きさと
すれば、追加書き込みによる書き込みが行われる確率を
高くすることができる。
【0040】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、1つのメモリセルに2ビッ
ト値以上の記憶情報を格納し、それぞれのビットに異な
るYアドレスを割り当て、書き込み動作に際しては、メ
モリセルの記憶状態を読み出してそれと書き込むべきデ
ータの比較を行い、消去状態及び消去状態に対応された
書き込みデータを検出し、それ以外のときには消去動作
を行った上で上記書き込みデータに対応した書き込み動
作を行わせることより、Yアドレスの多値化と書き込み
動作の高効率化を実現することができるという効果が得
られる。
【0041】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、多値フラッシュメモリは、例えば×
4ビット又は×16ビット等、任意のビット構成をとり
うるし、データ入出力端子IO0〜IO7は、データ入
力端子又はデータ出力端子としてそれぞれ専用化しても
よい。メモリアレイARYL及びARYRならびにその
周辺部は、任意数のメモリマットに分割することができ
る。多値フラッシュメモリのブロック構成や起動制御信
号及び内部制御信号等の名称及び組み合わせならびにそ
の有効レベル等は、種々の実施形態をとりうる。
【0042】図2において、メモリアレイARYL及び
ARYRは、任意数の冗長素子を含むことができるし、
その関連部も同様である。また、メモリアレイARYL
及びARYRは、AND型アレイ構造又は階層データ線
方式をとることを必須条件とはしないし、階層ワード線
方式をとることもできる。
【0043】以上の説明では、主として本発明者により
なされた発明をその背景となった利用分野である4値の
多値フラッシュメモリに適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、例えば、同様な任
意値の多値フラッシュメモリにも適用できるし、このよ
うな多値フラッシュメモリを含むシングルチップマイク
ロコンピュータ等にも適用できる。この発明は、少なく
とも多値メモリセルが格子配列されてなるメモリアレイ
とデータラッチ及びセンスラッチとを備える不揮発性メ
モリに広く適用できる。
【0044】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、1つのメモリセルに2ビッ
ト値以上の記憶情報を格納し、それぞれのビットに異な
るYアドレスを割り当て、書き込み動作に際しては、メ
モリセルの記憶状態を読み出してそれと書き込むべきデ
ータの比較を行い、消去状態及び消去状態に対応された
書き込みデータを検出し、それ以外のときには消去動作
を行った上で上記書き込みデータに対応した書き込み動
作を行わせることより、Yアドレスの多値化と書き込み
動作の高効率化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された多値フラッシュメモリの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の多値フラッシュメモリのメモリアレイの
一実施例を示す部分的な回路図である。
【図3】図2のメモリアレイを構成する2層ゲート構造
型メモリセルのしきい値電圧の一実施例を示す分布特性
図である。
【図4】この発明に係る多値不揮発性メモリの追加書き
込み仕様の説明図である。
【図5】この発明に係る多値不揮発性メモリの追加書き
込み動作のためのチェック方法の説明図である。
【図6】この発明に係る多値不揮発性メモリにおけるア
ドレス割り当て方法の説明図である。
【符号の説明】
ARYL,ARYR……メモリアレイ、XDL,XDR
……Xアドレスデコーダ、XB……Xアドレスバッフ
ァ、LT……ラッチ部、YD……Yアドレスデコーダ、
YC……Yアドレスカウンタ、MX……マルチプレク
サ、IO……入出力バッファ、CR……コマンドレジス
タ、VG……内部電圧発生回路、CTL……メモリ制御
回路、SC……シリアルクロック信号又はその入力端
子、CEB……チップイネーブル信号又はその入力端
子、WEB……ライトイネーブル信号又はその入力端
子、OEB……出力イネーブル信号又はその入力端子、
RESB……リセット信号又はその入力端子、CDEB
……コマンドイネーブル信号又はその入力端子、R/B
B……レディー/ビジー信号又はその出力端子、IO0
〜IO7……入力又は出力データあるいはその入出力端
子、VCC……電源電圧又はその入力端子、VSS……
接地電位又はその入力端子。CBL00〜CBL0nな
いしCBLk0〜CBLkn……セルブロック、LDL
00〜LDL0nないしLDLk0〜LDLkn……ロ
ーカルデータ線、SLL00〜SLL0nないしSLL
k0〜SLLkn……ソース線、WL00〜WL0mな
いしWLk0〜WLkm……ワード線、DLL0〜DL
Ln,DLR0〜DLRn……グローバルデータ線、M
DL0〜MDLk,MSL0〜MSLk……ブロック選
択信号、SLL0〜SLLk……共通ソース線。Vth
41〜Vth44……しきい値電圧又はその目標値、V
RW41〜VRW43……読み出しワード線電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD01 AD04 AD05 AD08 AE05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのメモリセルに2ビット値以上の記
    憶情報が格納され、かつ、それぞれビットに異なるYア
    ドレスが割り当てられてなる多値不揮発性メモリであっ
    て、 メモリセルの記憶状態を読み出し、それと書き込むべき
    データの比較を行い、消去状態及び消去状態に対応され
    た書き込みデータを検出し、それ以外には消去動作を行
    った上で上記書き込みデータに対応した書き込み動作を
    行わせることを特徴とする多値不揮発性メモリ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005093760A1 (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Spansion Llc 半導体装置および半導体装置にデータを書き込む方法

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