JP2002216413A - ディスクトレイ - Google Patents

ディスクトレイ

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JP2002216413A
JP2002216413A JP2001006593A JP2001006593A JP2002216413A JP 2002216413 A JP2002216413 A JP 2002216413A JP 2001006593 A JP2001006593 A JP 2001006593A JP 2001006593 A JP2001006593 A JP 2001006593A JP 2002216413 A JP2002216413 A JP 2002216413A
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Japan
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disk
tray
mounting portion
hole
mounting
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Application number
JP2001006593A
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English (en)
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Takatoyo Kitamura
隆豊 北村
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクを容易にディスクトレイに保持させ
るとともに、ディスクと保持手段との接触を抑えること
にある。 【解決手段】 このディスクトレイ10は、円板状のデ
ィスク3を載置するためのものであって、トレイ本体1
1とロック機構21とを備えている。ロック機構21
は、第1部材23と第2部材33とスプリング41とを
有している。第1部材23は、第1軸部25と第1ギア
部27とを有している。第2部材33は、第2軸部35
と第2ギア部37とロック状態では載置部13の外周部
の上方に配置される押さえ部39aを有するカム部39
とを有している。第1ギア部23と第2ギア部33と
は、ロック状態で、押さえ部39aが載置部13の外周
部の上方に配置されるようなギア比で係合している。ス
プリング41は、第1部材23を載置部13側に付勢す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
ディスク駆動装置に用いられるディスクトレイに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等に内蔵されたディスク駆
動装置として、コンピュータ本体の水平方向の省スペー
ス化を図るために、ディスクを垂直に立てた状態でディ
スク駆動装置に出し入れするタイプのものがある。この
種のディスク駆動装置では、ディスクを載置するための
ディスクトレイは、ディスクと同様に垂直方向に立てら
れた状態でディスク駆動装置に対し出入り自在に装着さ
れている。
【0003】この種のディスク駆動装置として、特開平
8-235713号公報、特開平10-27407号公報、特開平11-397
62号公報等に示される装置が既に提案されている。これ
らの装置では、ディスクトレイには、ディスクが載置さ
れる載置部が形成されるとともに、ディスクを載置部内
に保持できるよう保持手段が設けられている。保持手段
は、載置部の外周部近傍の複数箇所に設けられた留め具
を有しており、各留め具は、端部がディスクの外周部と
同じ径方向位置まで達するよう、動かせるようになって
いる。
【0004】このようなディスクトレイにディスクを保
持させる場合は、ディスクを載置部内に配置した後、複
数の留め具を、各留め具の一部がディスクの外周部と同
じ径方向位置まで達するよう手動で動かす。これによ
り、ディスクは、縦の状態でディスクトレイに保持さ
れ、この状態でディスク駆動装置に出入りすることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスクトレイ
では、各留め具は、手動で留め具毎に別々に動かす必要
があるため、ディスクを保持させる動作に時間を要し、
また、このような動作自体が面倒である。
【0006】また、ディスクトレイに保持されたディス
クは、ディスク駆動装置内に収納されると、装置内で安
定して回転させるために、ディスクを挟んで載置部に対
向して配置されたチャックディスク等によりチャッキン
グされるが、このとき、ディスクは、載置部から離れて
浮き上がった状態となる。このような状態でディスクが
回転駆動等されると、ディスクの外周部が留め具と接触
することによりディスク表面に傷が生じるおそれがあ
る。
【0007】本発明の目的は、ディスクを容易にディス
クトレイに保持させるとともに、ディスクと保持手段と
の接触を抑えることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のディス
クトレイは、円板状のディスクを載置するためのもので
あって、トレイ本体とロック機構とを備えている。トレ
イ本体は、一方の面にディスクを載置するための円板状
の載置部が形成され、載置部にトレイ本体を厚み方向に
貫通する第1貫通孔と、載置部の外周側の第1貫通孔の
近傍位置に形成されトレイ本体を厚み方向に貫通する第
2貫通孔とが形成されるとともに、第1貫通孔の内周面
から内周側に突出して形成された突出部を有している。
ロック機構は、トレイ本体に設けられ、第1部材と第2
部材と付勢部材とを有している。
【0009】第1部材は、第1貫通孔に挿通されトレイ
本体の厚み方向長さより長い軸方向長さを有するととも
にトレイ本体の突出部が案内される案内溝が外周面に螺
旋状に形成された第1軸部と、トレイ本体の載置部と逆
側の面に配置され第1軸部と一体に回動可能な第1ギア
部とを有している。
【0010】第2部材は、第2貫通孔に挿通される第2
軸部と、第1ギア部に係合し第2軸部と一体に回動可能
な第2ギア部と、トレイ本体の載置部側の面に配置され
第2軸部と一体に回動可能であるとともにディスクが載
置部に保持されたロック状態では載置部の外周部の上方
に配置される端部を有するカム部とを有している。
【0011】第1ギア部と第2ギア部とは、ディスクが
載置部に載置された場合に、カム部の端部が載置部の外
周部の上方に配置されるようなギア比で係合している。
付勢部材は、第1貫通孔内に配置され第1部材を載置部
側に付勢する。
【0012】このディスクトレイでは、第1軸部は、自
由状態では、付勢部材の付勢力を受けて、載置部側の端
部が第1貫通孔から突出した状態となっている。このよ
うなディスクトレイにディスクを保持させる場合は、デ
ィスク駆動装置からディスクトレイを引き出した後、載
置部にディスクを配置する。すると、ディスクの外周部
により第1軸部の端部が付勢部材の付勢力に抗して押圧
され、第1部材はトレイ本体に対し軸方向に相対移動す
る。このとき、第1軸部は、第1貫通孔の突出部が案内
溝に案内されることにより回動し、第1ギア部が第1軸
部と一体に回動する。すると、第1ギア部に係合する第
2ギア部が第1ギア部と逆方向に回動し、この結果、第
2軸部及びカム部も第1部材と逆向きに回動する。この
とき、カム部の端部は、載置部の外周部の上方に配置さ
れ、これにより、ディスクは、外周部の所定位置の軸方
向両側が載置部とカム部とにより挟まれたロック状態と
なり、ディスクはトレイ本体に保持される。
【0013】このディスクトレイでは、ディスクは、載
置部に配置されるとロック機構により自動的に保持され
るので、トレイ本体に容易に保持させることができる。
一方、ディスクトレイに保持されたディスクは、駆動装
置内に収納された後、通常、ディスクを挟んで載置部に
対向して配置されたチャックディスク等によりチャッキ
ングされるが、このとき、ディスクは載置部から離れる
方向に移動する。すると、第1軸部は、付勢部材の付勢
力を受けてトレイ本体に対しディスク側に相対移動す
る。このとき、第1部材は、突出部が案内溝に案内され
ることで、保持動作時と逆向きに回動する。すると、第
2部材が回動し、カム部の端部が載置部の上方と異なる
位置に配置される。これにより、ディスクトレイはロッ
ク解除状態となり、ディスクはチャックディスク側に引
きつけられる。
【0014】このディスクトレイでは、駆動装置内のチ
ャッキング動作により自動的にロック解除状態となる。
このため、ディスクは、ロック機構と接触せずに適切に
チャッキングされ、外周部がカム部等と接触してディス
ク表面に傷が付くのを抑えることができる。
【0015】また、このディスクトレイでは、駆動装置
から引き出す場合は、通常、この動作の前に予めディス
クのチャッキング状態が解除されるが、この場合におい
ても上述のディスク保持動作と同様に自動的にロック状
態となり、ディスクが載置部に保持された状態で駆動装
置から引き出される。
【0016】そして、駆動装置から引き出されたディス
クトレイからディスクを外す場合は、ディスクを載置部
から離す方向に移動させる。すると、上述のチャッキン
グ時のロック解除動作と同様に自動的にロック解除状態
となり、ディスクをトレイ本体から外すことが可能とな
る。
【0017】なお、本発明において、載置部の「上方」
とは、ディスクの軸方向であって載置部と逆側の方向を
意味し、例えば、縦型のディスクトレイでは、載置部の
側方を意味する。
【0018】請求項2に記載のディスクトレイは、円板
状のディスクを載置するためのものであって、トレイ本
体とロック機構とを備えている。トレイ本体は、一方の
面にディスクを載置するための円板状の載置部が形成さ
れている。ロック機構は、トレイ本体に設けられ、ディ
スクを載置部に載置する動作に連動してディスクを載置
部に保持可能である。
【0019】このディスクトレイでは、ディスクを載置
部に配置すると、ロック機構が作動することにより、デ
ィスクは自動的に載置部に保持される。したがって、こ
こでは、従来のように手動で留め具等を動かす必要がな
く、ディスクをトレイ本体に容易に保持させることがで
きる。
【0020】請求項3に記載のディスクトレイは、請求
項2のディスクトレイであって、トレイ本体は、載置部
にトレイ本体を厚み方向に貫通する第1貫通孔と、載置
部の外周側の第1貫通孔の近傍位置に形成されトレイ本
体を厚み方向に貫通する第2貫通孔とが形成されるとと
もに、第1貫通孔の内周面から内周側に突出して形成さ
れた突出部を有している。また、ロック機構は、第1部
材と第2部材とを備えている。
【0021】第1部材は、第1貫通孔に挿通されトレイ
本体の厚み方向長さより長い軸方向長さを有するととも
に突出部が案内される案内溝が外周面に螺旋状に形成さ
れた第1軸部と、トレイ本体の載置部と逆側の面に配置
され第1軸部と一体に回動可能な第1ギア部とを有して
いる。第2部材は、第2貫通孔に挿通される第2軸部
と、第1ギア部に係合し第2軸部と一体に回動可能な第
2ギア部と、トレイ本体の載置部側の面に配置され第2
軸部と一体に回動可能であるとともにディスクが載置部
に保持されたロック状態では載置部の外周部の上方に配
置される端部を有するカム部とを有している。
【0022】そして、第1部材は第1貫通孔に対し軸方
向に相対移動することにより回動可能である。第1ギア
部と第2ギア部とは、ディスクが載置部に載置された場
合に、カム部の端部が載置部の外周部の上方に配置され
るようなギア比で係合している。
【0023】このディスクトレイでは、ディスクを載置
部に配置すると、第1部材がディスクに押圧されて回動
しながらトレイ本体に対し相対移動する。このとき、第
2部材も回動してカム部の端部が載置部外周部の上方に
配置され、ディスクトレイはロック状態となる。
【0024】ここでは、比較的簡単に構成された第1部
材及び第2部材により、ディスクを自動的にディスクト
レイに保持させることができる。請求項4に記載のディ
スクトレイは、請求項3のディスクトレイにおいて、ロ
ック機構は、第1貫通孔内に配置され第1部材を載置部
側に付勢するための付勢部材をさらに含んでいる。
【0025】このディスクトレイでは、第1軸部は、自
由状態では、付勢部材からの付勢力を受けて、載置部側
の端部が第1貫通孔から突出した状態となっている。こ
のため、ロック状態にあるディスクトレイのロック状態
を解除する際に、ディスクを載置部から離すと、第1軸
部は付勢部材の付勢力を受けて自動的に載置部側に移動
する。このとき、第2部材も回動し、カム部の端部が載
置部の上方床となる位置に配置される。したがって、こ
こでは、ディスクを載置部から離す動作により、ロック
機構が作動し、ディスクトレイを容易にロック解除状態
とすることができる。
【0026】このディスクトレイによれば、請求項1の
ディスクトレイと同様に、ディスクの載置部への配置、
駆動装置内でディスクのチャッキング、そのチャッキン
グの解除及びディスクの載置部からの離脱までの一連の
動作が自動的に行われる。
【0027】
【発明の実施の形態】[ディスク駆動装置]図1に、本
発明の一実施形態によるディスクトレイ10を備えたデ
ィスク駆動装置1を示す。
【0028】このディスク駆動装置1は、コンピュータ
内に配置された縦型のディスクドライブとして用いられ
るものであって、ディスクトレイ10と、駆動部(図示
せず)と、チャック部(図示せず)とを備えている。
【0029】ディスクトレイ10は、CD、DVD等の
円板状のディスク3が載置されるとともに、装置本体に
出入り自在に装着されている。駆動部は、ディスク3の
内周部を側方から支持して回転駆動するためターンテー
ブルを有している。チャック部は、ディスクトレイ10
を挟んで駆動部に対向して配置されており、駆動部のタ
ーンテーブルとの間にディスク3を狭持するためのもの
である。
【0030】[ディスクトレイ]図2に、本発明の一実
施形態が採用されたディスクトレイ10を示す。このデ
ィスクトレイ10は、トレイ本体11と、ロック機構2
1とを備えている。
【0031】トレイ本体11は、中央部が切り欠かれた
樹脂製の板状部材であって、一方の面にディスク3を載
置するための円板状に凹んで形成された載置部13が形
成されている。載置部13の外周部には、周方向に間隔
を空けて3箇所にロック機構21の第1部材23(後
述)が配置される第1貫通孔15が形成されている。第
1貫通孔15は、少なくとも2つが、載置部13の下半
分の領域上に設けられている。
【0032】第1貫通孔15はトレイ本体11を厚み方
向に貫通している。第1貫通孔15の内周面の載置部と
逆側の面の近傍には、図3及び図4に示すように、内周
側に突出して形成された突起15aが形成されている。
また、第1貫通孔15の内周面の軸方向中央付近には、
ロック機構21のスプリング41(後述)の一端を支持
するための支持部15bが内周側に突出して形成されて
いる。
【0033】第1貫通孔15の近傍であって載置部13
の外周側には、ロック機構21の第2部材33(後述)
が配置される第2貫通孔17形成されている(図2参
照)。第2貫通孔17も、第1貫通孔15と同様、トレ
イ本体11を厚み方向に貫通している。
【0034】図3から図6にロック機構21を示す。な
お、図3及び図4では、トレイ本体11は、便宜的に、
第1貫通孔15付近の部分のみ図示する。ロック機構2
1は、ディスク3を載置部13に載置する動作に連動し
てディスク3を載置部13に保持するとともに、ディス
ク3を載置部13から取り出す動作に連動して保持解除
するための機構である。ロック機構21は、トレイ本体
11の第1及び第2貫通孔15,17に対応する位置に
設けられており、第1部材23と、第2部材33と、ス
プリング41とを有している。
【0035】第1部材23は、第1貫通孔15に挿通さ
れる第1軸部25と、トレイ本体11の載置部13と逆
側の面に配置される第1ギア部27とを有している。第
1軸部25の軸方向長さは、本実施形態では、トレイ本
体11の厚み方向長さよりも、ディスク3の厚みより僅
かに短い長さだけ長くなっている。第1軸部25の外周
面の第1ギア部27側には、トレイ本体11の突起15
aが配置される案内溝25aが螺旋状に形成されてい
る。
【0036】第1ギア部27は、第1軸部25の一端に
一体に形成さた歯車形状の部分であり、第1軸部25と
同軸の回転中心を有している。第2部材33は、第2貫
通孔17に挿通される第2軸部35と、トレイ本体11
の載置部13と逆側に配置される第2ギア部37と、ト
レイ本体11の載置部13側の面に配置されるカム部3
9とを有している。
【0037】第2ギア部37は、第2軸部35の一端に
一体に形成された歯車形状の部分であり、第2軸部35
と同軸の回転中心を有している。第2ギア部37は、本
実施形態では、図5に示すように、少なくとも、第1ギ
ア部27の厚みと、第1軸部25が自由状態で第1貫通
孔15から突出する部分の軸方向長さとを合わせた長さ
の厚みdを有するよう形成されている。
【0038】カム部39は、第2軸部35の他端に一体
に形成された板状の部分である。より具体的には、カム
部39は、周方向の所定領域が外周側に延びて形成され
た押さえ部39aを有しており、ディスク3が載置部1
3に保持されたロック状態では図4に示すように押さえ
部39aが載置部13の外周部の上方まで回動し、ディ
スク3の保持された状態が解除されたロック解除状態で
は図3に示すように押さえ部39aが載置部13の外周
部の上方とは異なる位置まで回動するよう、第2軸部3
5に形成されている。押さえ部39aの載置部13側の
面は、載置部13上のディスク3の外周縁に対応する形
状に形成されている。
【0039】カム部39は、図6に示すように、ロック
状態での押さえ部39aと載置部13との距離sが、デ
ィスク3の厚みよりは長く、また、ディスク3の2枚分
の厚みより僅かに短くなるような位置に配置されてい
る。これにより、ロック状態にあるディスク3が、載置
部13から離れる方向にずれることでロック機構を作動
させてロック解除状態となるのを抑えることができる。
一方、ロック状態にあるディスク3は、チャッキング時
にチャック部から受ける吸引力や、手で載置部13から
離れるよう移動させる場合の力に対しては、押さえ部3
9aを載置部13と逆側に僅かに撓ませるまで軸方向に
移動することでロック機構を作動させ容易にロック解除
状態となるようにしている。
【0040】第1及び第2ギア部27,37の歯数は、
ロック状態で押さえ部39aが載置部13外周部の上方
に配置され、かつ、ロック解除状態で押さえ部39aが
載置部外周部の上方と異なる位置に配置されるようなギ
ア比で両ギア部27,37が係合するよう設定されてい
る。また、このギア比に対応して、第1軸部25の案内
溝25aの螺旋のピッチも適宜設定されている。
【0041】スプリング41は、第1貫通孔15内の支
持部15bの載置部13側に配置されており、第1軸部
25の載置部13側の端部が第1貫通孔15から突出す
るよう付勢している。
【0042】次に、ディスクトレイ10の動作について
説明する。このディスクトレイ10にディスク3を保持
させる場合は、ディスク駆動装置1からディスクトレイ
10を引き出し、トレイ本体11の載置部13にディス
ク3を配置する。すると、第1部材23の第1軸部25
は、ディスク3の外周部により、スプリング41の付勢
力に抗して押圧され、トレイ本体11に対し載置部13
と逆側に相対移動する。
【0043】このとき、第1軸部25は、第1貫通孔1
5の突起15aが第1軸部25の案内溝25aに案内さ
れることにより回動し、第1ギア部27が第1軸部25
と一体に回動する。すると、第2部材33は第1ギア部
27と逆方向に回動し、カム部39の押さえ部39a
は、載置部13の外周部の上方に配置される。これによ
り、ディスク3の外周部は、外周部の所定位置において
軸方向両側を載置部13とカム部39とにより挟まれた
ロック状態となり、ディスク3はトレイ本体11に保持
される。
【0044】次に、ディスクトレイ10に保持されたデ
ィスク3は、ディスク駆動装置1内に収納された後、チ
ャック部が駆動部のターンテーブルを引きつけることに
より、ディスク3を駆動部との間に保持する。このと
き、ディスク3は、ターンテーブルにより載置部13か
ら離れる方向に押圧される。すると、第1軸部25は、
スプリング41の付勢力を受けてディスク3に追従して
トレイ本体11に対し相対移動する。
【0045】このとき、第1部材23は、突起15aが
案内溝25aに案内されることで、上述のディスク3を
載置部13に保持させる場合と逆向きに回動する。する
と、第2部材33が第1部材23と逆向きに回動し、カ
ム部39の押さえ部39aが載置部13の上方と異なる
位置に配置される。これにより、ディスクトレイ10は
ロック解除状態となり、ディスク3はカム部39に接触
することなく適切にチャッキングされる。
【0046】さらに、このディスクトレイ10では、デ
ィスク駆動装置1から引き出される際は、ディスク駆動
装置1内で駆動部のターンテーブルがディスク3から離
れてチャッキング状態が解除され、ディスク3が載置部
13側に移動する。すると、上述のディスク3保持動作
と同様にロック状態となり、ディスク3は、載置部13
に保持された状態でディスク駆動装置1から引き出され
る。
【0047】そして、このディスク駆動装置1から引き
出されたディスクトレイ10からディスク3を外す場合
は、手でディスク3を載置部13から離す方向に移動さ
せる。すると、上述のチャッキング時のロック解除動作
と同様にしてディスク3のロック状態が解除され、ディ
スク3をトレイ本体11から外すことが可能となる。
【0048】このように、本発明のディスクトレイ10
によれば、ディスク3は、ディスクトレイ10に載置し
てからディスク駆動装置1内での諸動作を経てディスク
トレイ10から取り外すまでの一連の動作において、デ
ィスクトレイ10に対するロック及びロック解除動作は
ロック機構21により自動的に行われることとなる。し
たがって、ディスクトレイ10に対するディスク3のロ
ック及びロック解除動作は、従来の手動で留め具等を動
かす構成に比べ容易かつ迅速に行うことができる。
【0049】[他の実施形態] (a)本発明のディスクトレイは、縦型のディスク駆動
装置に限定されるものではなく、また、コンピュータ用
のディスク駆動装置に限定されるものでもない。
【0050】(b)第1及び第2部材23,33及び付
勢部材41の数、配置位置等の設計事項は上記実施形態
で説明したものに限定されない。 (c)第1及び第2貫通孔15,17が形成されるトレ
イ本体の部分は、トレイ本体11と別部材であってもよ
い。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクトレイに対す
るディスクのロック及びロック解除動作は、ロック機構
により自動的に行われるため、従来の手動で留め具等を
動かす構成に比べ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるディスクトレイを備
えたディスク駆動装置を示す縦断面図。
【図2】前記ディスクトレイを示す斜視図。
【図3】ロック解除状態の前記ディスクトレイのロック
機構の一部を示す斜視図。
【図4】ロック状態の前記ディスクトレイのロック機構
の一部を示す斜視図。
【図5】ロック解除状態の前記ディスクトレイのロック
機構の一部を示す縦断面図。
【図6】ロック状態の前記ディスクトレイのロック機構
の一部を示す縦断面図。
【符号の説明】
3 ディスク 10 ディスクトレイ 11 トレイ本体 13 載置部 15 第1貫通孔 15a 突起 17 第2貫通孔 21 ロック機構 23 第1部材 25 第1軸部 25a 案内溝 27 第1ギア部 33 第2部材 35 第2軸部 37 第2ギア部 39 カム部 39a 押さえ部 41 スプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状のディスクを載置するためのディス
    クトレイであって、 一方の面に前記ディスクを載置するための円板状の載置
    部が形成され、前記載置部に前記トレイ本体を厚み方向
    に貫通する第1貫通孔と、前記載置部の外周側の前記第
    1貫通孔の近傍位置に形成され前記トレイ本体を厚み方
    向に貫通する第2貫通孔とが形成されるとともに、前記
    第1貫通孔の内周面から内周側に突出して形成された突
    出部を有するトレイ本体と、 前記トレイ本体に設けられ、第1部材と第2部材と付勢
    部材とを有するロック機構とを備え、 前記第1部材は、前記第1貫通孔に挿通され前記トレイ
    本体の厚み方向長さより長い軸方向長さを有するととも
    に前記トレイ本体の突出部が案内される案内溝が外周面
    に螺旋状に形成された第1軸部と、前記トレイ本体の前
    記載置部と逆側の面に配置され前記第1軸部と一体に回
    動可能な第1ギア部とを有し、 前記第2部材は、前記第2貫通孔に挿通される第2軸部
    と、前記第1ギア部に係合し前記第2軸部と一体に回動
    可能な第2ギア部と、前記トレイ本体の前記載置部側の
    面に配置され前記第2軸部と一体に回動可能であるとと
    もに前記ディスクが前記載置部に保持されたロック状態
    では前記載置部の外周部の上方に配置される端部を有す
    るカム部とを有し、 前記第1ギア部と前記第2ギア部とは、前記ディスクが
    前記載置部に載置された場合に、前記カム部の端部が前
    記載置部の外周部の上方に配置されるようなギア比で係
    合し、 前記付勢部材は、前記第1貫通孔内に配置され前記第1
    部材を前記載置部側に付勢する、ディスクトレイ。
  2. 【請求項2】円板状のディスクを載置するためのディス
    クトレイであって、 一方の面に前記ディスクを載置するための円板状の載置
    部が形成されたトレイ本体と、 前記トレイ本体に設けられ、前記ディスクを前記載置部
    に載置する動作に連動して前記ディスクを前記載置部に
    保持可能なロック機構と、を備えたディスクトレイ。
  3. 【請求項3】前記トレイ本体は、前記載置部に前記トレ
    イ本体を厚み方向に貫通する第1貫通孔と、前記載置部
    の外周側の前記第1貫通孔の近傍位置に形成され前記ト
    レイ本体を厚み方向に貫通する第2貫通孔とが形成され
    るとともに、前記第1貫通孔の内周面から内周側に突出
    して形成された突出部を有しており、 前記ロック機構は、 前記第1貫通孔に挿通され前記トレイ本体の厚み方向長
    さより長い軸方向長さを有するとともに前記突出部が案
    内される案内溝が外周面に螺旋状に形成された第1軸部
    と、前記トレイ本体の前記載置部と逆側の面に配置され
    前記第1軸部と一体に回動可能な第1ギア部とを有する
    第1部材と、 前記第2貫通孔に挿通される第2軸部と、前記第1ギア
    部に係合し前記第2軸部と一体に回動可能な第2ギア部
    と、前記トレイ本体の前記載置部側の面に配置され前記
    第2軸部と一体に回動可能であるとともに前記ディスク
    が前記載置部に保持されたロック状態では前記載置部の
    外周部の上方に配置される端部を有するカム部とを有す
    る第2部材とを含み、 前記第1部材は前記第1貫通孔に対し軸方向に相対移動
    することにより回動可能であり、 前記第1ギア部と前記第2ギア部とは、前記ディスクが
    前記載置部に載置された場合に、前記カム部の端部が前
    記載置部の外周部の上方に配置されるようなギア比で係
    合している、請求項2に記載のディスクトレイ。
  4. 【請求項4】前記ロック機構は、前記第1貫通孔内に配
    置され前記第1部材を前記載置部側に付勢するための付
    勢部材をさらに含んでいる、請求項3に記載のディスク
    トレイ。
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