JP2002216082A - メモリカードコネクタ - Google Patents

メモリカードコネクタ

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JP2002216082A
JP2002216082A JP2001008160A JP2001008160A JP2002216082A JP 2002216082 A JP2002216082 A JP 2002216082A JP 2001008160 A JP2001008160 A JP 2001008160A JP 2001008160 A JP2001008160 A JP 2001008160A JP 2002216082 A JP2002216082 A JP 2002216082A
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memory card
tray
housing
card connector
connector
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JP2001008160A
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Kazuaki Ozawa
和明 小澤
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NEC Computertechno Ltd
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NEC Computertechno Ltd
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、メモリカードへのアクセス中の誤
操作及びチャタリングを防止するメモリカードコネクタ
の提供を目的とする。 【解決手投】 メモリカードコネクタは、筐体1に出没
自在に収納され、筐体1から突出した状態でメモリカー
ド2がセットされるトレイ3を用いて、トレイ3が筐体
1に収納されると、トレイ3にセットされたメモリカー
ド2が、筐体1の外部から隔離される構成としてあり、
操作者がアクセス中のメモリカード2へ触れることがで
きないので、誤操作を防止することができ、また、トレ
イセンサ6a,6b,制御部7,トレイ開閉スイッチ8
及び有無センサ9により、自動的にメモリカード2へ電
力供給し、チャタリングを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリカードコネ
クタに関し、特に、マルチメディア端末などのメモリカ
ードを利用する装置に使用されるメモリカードコネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信技術の進歩とともに、マ
ルチメディア端末が急激に普及しており、これにともな
い、メモリカードの利用率が増加している。また、マル
チメディア端末とメモリカードを電気的に接続するため
に、メモリカードコネクタが使用されている。
【0003】従来、誤操作によって、メモリカードが記
憶しているデータを消失しないように、メモリカードコ
ネクタに関して様々な技術が提案されてきた。ここで、
「メモリカード」とは、データを保有するカードをい
い、例えば、スマートメディア,SDメモリカード,M
ultiMediaCard,ICカードなどを挙げる
ことができる。また、「誤操作」とは、本明細書におい
て、主に、メモリカードとメモリカード処理装置などの
間で、データ処理を行っている際に、誤ってメモリカー
ドをメモリカードコネクタから抜き取る操作をいい、か
かる誤操作により、例えば、メモリカードの保有するデ
ータが消失してしまう場合がある。
【0004】メモリカードコネクタに関する従来技術と
して、例えば、特開昭63−90093号公報におい
て、メモリカードの接点とコネクタの接点との間にシャ
ッタを設置し、さらに、メモリカードに対する位置セン
サ(発光手段と受光手段)を用いて、メモリカードへの
電力供給をオンオフ制御することにより、誤操作による
メモリカードのデータの消失を防止するメモリカード装
置の技術が開示されている。
【0005】また、例えば、特開平10−27652号
公報において、電磁プランジャーを駆動源とするカム機
構を利用したアームが、コネクタ部に挿入されたメモリ
カードを両側から挟んでロックすることにより、データ
処理時等におけるメモリカードの引き抜きを困難にし、
データ及びメモリカードの確実な保護を図るカード処理
装置の技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記メ
モリカード装置に使用されるメモリカードコネクタは、
メモリカードが露出したままの状態、つまり、操作者な
どがメモリカードに自由に手で触れることができる状態
で、メモリカードに電力を供給し、メモリカードにアク
セスする構成となっているので、メモリカードにアクセ
スしている最中であっても、メモリカードをメモリカー
ドコネクタから引き抜くことができた。このため、メモ
リカード装置の操作者が、誤ってアクセス中のメモリカ
ードをメモリカードコネクタから引き抜いてしまうと、
メモリカードに記憶されたデータが消去されてしまう場
合があった。
【0007】また、このメモリカードコネクタは、メモ
リカードの挿入位置を位置センサが検出し、メモリカー
ドの挿抜状態にもとづいて電力供給をオンオフ制御して
いるため、位置センサの検出位置までメモリカードが移
動してからでないと、電力供給の制御ができなかった。
このため、電力供給がオフされる前に、メモリカードの
外部接続電極とメモリカードコネクタの接続電極との間
で、チャタリングが発生する場合があった。
【0008】また、上記カード処理装置のメモリカード
コネクタは、メモリカードを挟んでロックしているの
で、メモリカードが簡単に引き抜かれることはないもの
の、メモリカードコネクタからメモリカードが露出して
いるので、操作者がメモリカードを力任せに引き抜こう
とする場合があり、力の強い操作者が、無理やりメモリ
カードを引き抜くと、メモリカードやメモリカードコネ
クタのアームなどが破損するといった問題があった。
【0009】本発明は、上述した従来の技術が有する問
題を解決するために提案されたものであり、メモリカー
ドへのアクセス中に誤操作できない、あるいは、メモリ
カードを無理やり引き抜くことのできないメモリカード
コネクタの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載のメモリカードコネクタは、筐体
に出没自在に収納され、前記筐体から突出した状態でメ
モリカードがセットされるトレイと、収納された前記ト
レイにセットされた前記メモリカードの外部接続電極と
電気的に接続するコネクタ電極とを少なくとも具備した
メモリカードコネクタであって、前記トレイが前記筐体
に収納されると、当該トレイにセットされたメモリカー
ドが、筐体外部から隔離される構成としてある。
【0011】このようにすると、操作者は、トレイが筐
体に収納されると、メモリカードが筐体外部から隔離さ
れるので、メモリカードを掴んでメモリカードコネクタ
から引く抜くことができず、誤操作する危険性を排除す
ることができる。また、メモリカードが筐体内部に収納
されると、一般的に、メモリカードを見ることができな
いか、あるいは、除き窓からわずかに見える程度とな
り、操作者は、メモリカードを無理やり引き抜くことが
できなくなる。
【0012】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
のメモリカードコネクタにおいて、前記トレイの位置を
検出するトレイセンサと、このトレイセンサの位置検出
信号を入力して、前記メモリカードへの電力供給を制御
する制御部とを有する構成としてある。
【0013】このようにすると、トレイが所定の位置に
移動すると、メモリカードに自動的に電力を供給するこ
とができるので、メモリカードへの電力供給を、いちい
ち手動でオンオフしなくても済み、操作性を向上させる
とともに、誤操作を防止することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
のメモリカードコネクタにおいて、前記トレイセンサ
を、複数箇所に配設した構成としてある。
【0015】このようにすると、トレイの位置をより精
度よく検出することができ、例えば、トレイが完全に収
納された位置にあることや、トレイが完全に突出した位
置にあることなどを効率良く検出することができる。
【0016】請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載のメモリカードコネクタにおいて、前
記トレイを前記筐体に突出させる、又は、前記トレイを
前記筐体に収納するトレイ開閉スイッチを有し、当該ト
レイ開閉スイッチが、前記制御部に開閉信号を出力する
構成としてある。
【0017】このようにすると、トレイの移動方向と異
なる動作で、トレイの突出および収納を行うことができ
るので、誤操作の危険性をより低減することができる。
また、トレイ開閉スイッチにより、トレイの付勢手段や
駆動手段を操作できるので、操作性を向上させることが
できる。
【0018】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
のメモリカードコネクタにおいて、前記制御部が、前記
トレイセンサの位置検出信号および前記トレイ開閉スイ
ッチの開閉信号を入力して、前記メモリカードへの電力
供給を制御する構成としてある。
【0019】このようにすると、メモリカードへのアク
セス中であっても、トレイを開ける前に、トレイ開閉ス
イッチからの開閉信号を入力した制御部が、メモリカー
ドへの電力供給を停止してから、メモリカードを取り外
すことができ、チャタリングの危険性を排除することが
できる。
【0020】請求項6記載の発明は、上記請求項1〜5
のいずれかに記載のメモリカードコネクタにおいて、前
記メモリカードが前記トレイにセットされているか否か
を判別する有無センサを有する構成としてある。
【0021】このようにすると、トレイを筐体に収納す
る際、トレイにメモリカードがセットされているか否か
を、いち早く検知することができ、例えば、メモリカー
ドがトレイにセットされていない場合、有無センサによ
りメモリカードに電力供給を行わないようにでき、無駄
な電力供給の制御を行わなくても済む。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のメモリカードコネ
クタの実施形態について、図面を参照して説明する。図
1は、本発明のメモリカードコネクタにおけるトレイが
突出した状態を説明するための、要部の側面方向の概略
断面図を示している。また、図2は、本発明のメモリカ
ードコネクタにおけるトレイが収納された状態を説明す
るための、要部の側面方向の概略断面図を示している。
【0023】図1において、メモリカードコネクタは、
マルチメディア端末に組み込まれており、箱状の筐体1
に出没自在に収納され、筐体1から突出した状態でメモ
リカード2がセットされるトレイ3と、収納されたトレ
イ3にセットされたメモリカード2の外部接続電極21
と電気的に接続するコネクタ電極4とを少なくとも具備
した構成としてある。
【0024】なお、メモリカードコネクタは、マルチメ
ディア端末などの装置に組み込まれる場合に限定するも
のではなく、例えば、外付けコネクタとしても使用する
ことができる。また、使用するメモリカードの数量に関
して、一つのメモリカードコネクタが、複数のトレイ及
びコネクタ電極を有したり、あるいは、マルチメディア
端末などの装置に、複数のメモリカードコネクタを組み
込む構成としてもよく、このようにすると、メモリカー
ドに記録されたデータを効率良く活用することができ
る。
【0025】さらにまた、メモリカードコネクタが、マ
ルチメディア端末などの装置に組み込まれる場合、メモ
リカードコネクタの筐体を設けずに、かかる装置の筐体
をメモリカードコネクタの筐体として使用することがで
き、このようにすると、メモリカードコネクタの筐体の
部品代をコストダウンすることができる。なお、この場
合、メモリカードコネクタの筐体は、マルチメディア端
末などの装置の筐体となる。
【0026】ここで、筐体1は、前面に、トレイ3が突
出する開口部11を有しており、この開口部11に、ト
レイ3が筐体1の内部に収納されたとき開口部11を塞
ぐ扉12が、開閉自在に設けてある。また、筐体1は、
背面に、メモリカードコネクタの外部接続電極として、
電極5が設けてある。
【0027】筐体1は、トレイ3を突出方向又は収納方
向に往復直線移動させるガイド手段(図示せず)と、ト
レイ3の筐体1からの抜けを防止する突出方向の係止部
13と、トレイ3の収納方向の位置決めを行う収納方向
の係止部14を有している。このようにすると、トレイ
3の移動距離を一定とすることができる。
【0028】なお、本実施形態におけるトレイ3は、突
出移動及び収納移動として、往復直線移動する構成とし
てあるが、これに限定するものではなく、例えば、図示
してないが、往復角移動(揺動)する構成としてもよい
ことは勿論である。
【0029】また、メモリカードコネクタは、トレイの
移動方式として、手動方式又は自動方式を採用すること
ができ、本実施形態のメモリカードコネクタは、自動方
式を採用している。つまり、メモリカードコネクタは、
図示してないが、筐体1の前面側および背面側に、プー
リが配設してあり、このプーリに掛けられたベルトをモ
ータで回転させ、このベルトとトレイ3を連結させるこ
とにより、トレイ3を移動させることができる。
【0030】なお、手動方式のメモリカードコネクタ
は、トレイがばねなどの弾性体により、突出方向に付勢
されており、かつ、トレイを筐体の内部に係止する係止
手段およびこの係止手段の解除手段を有する構成として
あり、操作者は、解除手段により係止手段を解除する
と、付勢されたトレイを筐体の外部に突出させることが
でき、また、突出したトレイを筐体の内部に押すと、係
止手段がトレイを係止し筐体内部に収納することができ
る。
【0031】また、トレイ3が筐体1に収納されると、
トレイ3にセットされたメモリカード2が、筐体1の外
部から隔離される構成としてある。つまり、図2に示す
ように、トレイ3は、筐体1の内部に完全に収納され、
かつ、開口部11は、扉12で覆われるので、操作者
は、開口部11から指を入れて、メモリカード2を摘ま
むことができない構成としてある。
【0032】このようにすると、操作者は、トレイ3が
筐体1の内部に収納されると、メモリカード2を掴んで
メモリカードコネクタから引く抜くことができず、誤操
作する危険性を排除することができる。また、メモリカ
ード2が筐体内部に収納されると、一般的に、メモリカ
ード2を見ることができないか、あるいは、除き窓(図
示せず)からわずかに見える程度となり、操作者は、メ
モリカード2を無理やり引き抜くことができなくなる。
【0033】なお、扉は、上記構造に限定するものでは
なく、例えば、扉を設ける代りに、トレイの前面を扉と
し、収納されたトレイの前面が筐体の前面と同一面を形
成する構成としてもよく、このようにしても、トレイが
筐体に収納されているときは、操作者がメモリカードに
触れることができない構造とすることができる。
【0034】ここで、好ましくは、メモリカードコネク
タは、トレイ3の位置を検出するトレイセンサ6aと、
このトレイセンサ6aの位置検出信号を入力して、メモ
リカード2への電力供給を制御する制御部7を有する構
成とするとよい。このようにすると、メモリカード2へ
の電力供給を、いちいち手動でオンオフする代りに、ト
レイ3が、収納方向の係止部14と当接する位置に移動
すると、トレイセンサ6aがトレイ3を検出し、自動的
に電力供給させることができるので、操作性を向上させ
るとともに、誤操作を防止することができる。
【0035】また、トレイセンサ6aは、収納方向に移
動したトレイ3が係止部14と当接すると、トレイ3を
検出する位置に配設してある。なお、トレイセンサは、
光センサ,近接スイッチ,マイクロスイッチなどのセン
サを用いることができる。
【0036】また、さらに好ましくは、メモリカードコ
ネクタは、トレイセンサを、複数箇所に配設するとよ
く、つまり、トレイセンサ6aの他に、トレイ3が突出
方向に移動し突出方向の係止部13と当接すると、トレ
イ3を検知しなくなる位置に、トレイセンサ6bを配設
する構成とするとよく、このようにすると、トレイ3が
完全に突出した位置にあることを効率良く検出すること
ができ、つまり、トレイの位置をより精度よく検出する
ことができる。
【0037】また、好ましくは、メモリカードコネクタ
は、トレイ3を筐体1に突出させる、又は、トレイ3を
筐体1に収納するトレイ開閉スイッチ8を有し、トレイ
開閉スイッチ8が、制御部7に開閉信号を出力する構成
とするとよい。このようにすると、トレイ3の移動方向
と異なる動作で、トレイ3の突出および収納を行うこと
ができるので、誤操作の危険性をより低減することがで
きる。また、トレイ開閉スイッチ8により、トレイ3の
駆動手段(図示せず)を操作できるので、操作性を向上
させることができる。
【0038】また、好ましくは、メモリカードコネクタ
は、制御部7が、トレイセンサ6a,6bの位置検出信
号およびトレイ開閉スイッチ8の開閉信号を入力して、
メモリカード2への電力供給を制御するとよく、つま
り、メモリカード2にアクセス中に、操作者がトレイ開
閉スイッチ8を誤って操作し、メモリカード2を取り出
そうとしても、トレイ開閉スイッチ8からの開閉信号を
入力した制御部7が、メモリカード2への電力供給を停
止させてから、トレイ3を突出させるとよく、このよう
にすると、確実に電力供給を停止してからトレイ3を移
動させることができるので、外部接続電極21とコネク
タ電極4の間におけるチャタリングの危険性を排除する
ことができる。
【0039】また、好ましくは、メモリカードコネクタ
において、メモリカード2がトレイ3にセットされてい
るか否かを判別する有無センサ9を有するとよく、この
ようにすると、トレイ3が筐体1の内部に収納させる
際、トレイ3にメモリカード2がセットされているか否
かを、いち早く検知することができ、例えば、メモリカ
ード2がトレイ3にセットされていない場合、有無セン
サ9によりメモリカード2に電力供給を行わないように
でき、無駄な電力供給の制御を行わなくても済む。
【0040】次に、上記構造を有するメモリカードコネ
クタの動作および作用について説明する。メモリカード
2がセットされていないメモリカードコネクタ(使用さ
れないとき)は、トレイ3が筐体1に収納された状態
(クローズ状態)としてある。そして、メモリカード2
を使用する操作者は、トレイ開閉スイッチ8を押して、
メモリカード2をセットするトレイ3を、筐体1の外部
に突き出た状態(オープン状態)とする。
【0041】ここで、トレイ開閉スイッチ8は、押され
ると(オンされると)、開閉信号(オンされたときは、
オープン指示信号)を制御部7と電極5へ出力する。ま
た、本実施形態のメモリカードコネクタは、有無センサ
9を設けてあるので、トレイ3にメモリカード2がセッ
トされていないときは、制御部7が自動的にコネクタ電
極4からの電力供給を停止させている。そして、制御部
7は、モータを作動させてプーリを回転させ、トレイ3
を突出させる。
【0042】次に、操作者がメモリカード2をトレイ3
にセットし、トレイ開閉スイッチ8を押すと(オフされ
ると)、トレイ開閉スイッチ8は、開閉信号(オフされ
たときは、クローズ指示信号)を制御部7と電極5へ出
力する。制御部7は、トレイセンサ6a,6bからの位
置検出信号および開閉信号を入力して、トレイ3を筐体
1に収納するように動作させる。
【0043】ここで、メモリカード2のセットされたト
レイ3が、筐体1の収納方向の係止部14と当接する
と、メモリカード2の外部接続電極21とコネクタ電極
4が電気的に接続する構造となっており、また、トレイ
3の位置を検出するトレイセンサ6aによって、トレイ
3が筐体1に正常に収納されたことを保証することがで
きる。
【0044】また、トレイセンサ6a,6bは、筐体1
の前方と後方に配設してあり、これら二つのトレイセン
サ6a,6bの組み合わせにより、トレイ3の位置を精
度良く検出することができる。つまり、双方のトレイセ
ンサ6a,6bが、トレイ3を検出しないときは、トレ
イ3が、オープン状態となっており、また、双方のトレ
イセンサ6a,6bが、トレイ3を検出するときは、ト
レイ3が、クローズ状態となっている。さらに、トレイ
センサ6bのみが、トレイ3を検出するときは、トレイ
3が、オープン状態からクローズ状態へ、又は、クロー
ズ状態からオープン状態への移動中である。
【0045】したがって、双方のトレイセンサ6a,6
bがトレイ3を検出するときは、トレイ3が完全なクロ
ーズ状態となっているので、この位置検出信号によっ
て、メモリカード2とコネクタ電極4の接触において、
チャタリングが起きない状態であること保証することが
できる。そして、制御部7は、この位置検出信号を入力
すると、メモリカード2へ電力を供給する。
【0046】また、メモリカード2は、トレイ3がクロ
ーズ状態となると、筐体1の内部にあるため、操作者
が、直接手で触れることができなく、アクセス中にメモ
リカード2を取り出すことは不可能になる。このため、
メモリカードコネクタは、誤操作によるメモリカードの
保有するデータの消失を防ぐことができる。
【0047】また、トレイ3が筐体1に収納された状態
(クローズ状態)で、かつ、メモリカード2がセットさ
れているメモリカードコネクタは、メモリカード2を取
り外そうとする操作者が、トレイ開閉スイッチ8を押す
と、トレイ3を、筐体1の外部に突き出た状態(オープ
ン状態)とする。
【0048】ここで、トレイ開閉スイッチ8は、押され
ると(オンされると)、開閉信号(オンされたときは、
オープン指示信号)を制御部7と電極5へ出力する。こ
のようにすると、メモリカード2にアクセス中のとき
は、マルチメディア端末などの装置が、オープン指示信
号を入力し、メモリカード2へのアクセスを停止できる
か否かを判断することができ、アクセスを停止できると
きは、アクセス停止信号を制御部7に出力し、制御部7
が、メモリカード2への電力供給を停止し、その後、ト
レイ3を突出させる。
【0049】また、アクセスを停止できないときは、マ
ルチメディア端末などの装置が、アクセス継続信号を制
御部7に出力し、制御部7が、アクセス停止信号を入力
するまで、メモリカード2への電力供給を継続し、か
つ、トレイ3の収納状態を維持する。
【0050】なお、マルチメディア端末などの装置は、
マルチメディア端末などの装置が複数のメモリカードコ
ネクタを有する場合や、あるいは、一つのメモリカード
コネクタが複数のトレイを有する場合に、複数のオープ
ン指示信号を電極から入力すると、各トレイごとの移動
に関する情報を処理することができ、各メモリカードコ
ネクタ、あるいは、複数のトレイを遠隔操作することが
できる。
【0051】また、制御部7は、トレイセンサ6a,6
bからの位置検出信号およびオープン指示信号を入力し
て、トレイ3を筐体1から突き出すように動作させると
ともに、この突き出し動作を開始する前にあるいは開始
と同時に、メモリカード2への電力供給を停止する。つ
まり、トレイ3にメモリカード2がセットされている場
合であっても、チャタリングを起こさないので、メモリ
カード2のデータを消去してしまうといった不具合を効
果的に防止することができる。
【0052】このように、本発明におけるメモリカード
コネクタは、メモリカード2を取り出すときは、トレイ
開閉スイッチ8を押すと、制御部7へオープン指示信号
が出力され、制御部7が、トレイセンサ6aからの位置
検出信号とオープン指示信号を入力し、トレイ3を筐体
1から突き出すように動作させるとともに、この突き出
し動作を開始する前にあるいは開始と同時に、メモリカ
ード2への電力供給を停止することができる。
【0053】なお、上述したトレイセンサ,制御部,複
数のトレイセンサ,トレイ開閉スイッチ,有無センサ
は、それぞれ単独で使用することができるとともに、こ
れらの組み合わせとしても使用することができ、それぞ
れの効果を発揮することができることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメモリカ
ードコネクタによれば、筐体に出没自在に収納され、筐
体から突出した状態でメモリカードがセットされるトレ
イを用い、このトレイが筐体に収納されると、トレイに
セットされたメモリカードが筐体外部から隔離されるの
で、操作者が、筐体内部に収納されたメモリカードに触
れることができなくなり、メモリカードへのアクセス中
の誤操作を防止することができ、メモリカードが保有し
ているデータを消失する危険性を排除できる。
【0055】また、本発明のメモリカードコネクタによ
れば、トレイセンサ,制御部,トレイ開閉スイッチ及び
有無センサを設けることにより、自動的にメモリカード
へ電力供給し誤操作を防止することができ、また、チャ
タリングの危険性を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のメモリカードコネクタにおけ
るトレイが突出した状態を説明するための、要部の側面
方向の概略断面図を示している。
【図2】図2は、本発明のメモリカードコネクタにおけ
るトレイが収納された状態を説明するための、要部の側
面方向の概略断面図を示している。
【符号の説明】
1 筐体 2 メモリカード 3 トレイ 4 コネクタ電極 5 電極 6a,6b トレイセンサ 7 制御部 8 トレイ開閉スイッチ 9 有無センサ 11 開口部 12 扉 13 突出方向の係止部 14 収納方向の係止部 21 外部接続電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に出没自在に収納され、前記筐体か
    ら突出した状態でメモリカードがセットされるトレイ
    と、 収納された前記トレイにセットされた前記メモリカード
    の外部接続電極と電気的に接続するコネクタ電極と を少なくとも具備したメモリカードコネクタであって、 前記トレイが前記筐体に収納されると、当該トレイにセ
    ットされたメモリカードが、筐体外部から隔離されるこ
    とを特徴とするメモリカードコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記トレイの位置を検出するトレイセン
    サと、このトレイセンサの位置検出信号を入力して、前
    記メモリカードへの電力供給を制御する制御部とを有す
    る請求項1記載のメモリカードコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記トレイセンサを、複数箇所に配設し
    た請求項2記載のメモリカードコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記トレイを前記筐体に突出させる、又
    は、前記トレイを前記筐体に収納するトレイ開閉スイッ
    チを有し、当該トレイ開閉スイッチが、前記制御部に開
    閉信号を出力する請求項1〜3のいずれかに記載のメモ
    リカードコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記制御部が、前記トレイセンサの位置
    検出信号および前記トレイ開閉スイッチの開閉信号を入
    力して、前記メモリカードへの電力供給を制御する請求
    項4記載のメモリカードコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記メモリカードが前記トレイにセット
    されているか否かを判別する有無センサを有する請求項
    1〜5のいずれかに記載のメモリカードコネクタ。
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