JP2002215798A - 医療情報入力システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力する手段としてキーボード入力とスタン
プ認識による入力とを併用することにより簡易に入力で
きる医療情報入力システムを提供する。 【解決手段】 医療情報を入力する入力手段１と、押印
されたスタンプの位置を検出するスタンプ位置検出手段
２と、押印されたスタンプの種別を検出するスタンプ種
別検出手段３と、入力手段の内容及びスタンプ位置・種
別を蓄積する医療情報蓄積手段４と、医療情報蓄積手段
４の内容を表示装置に表示する表示手段５と、入力手段
１、スタンプ位置検出手段２、スタンプ種別検出手段
３、医療情報蓄積手段４、及び表示手段５を制御する制
御手段６とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、診療録（カル
テ）等の医療情報入力システムに関し、特に入力操作に
関してより簡易に誤り無く入力できるようにする医療情
報入力システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図１９は例えば特開平９−１７１５２８
号公報に記載された従来の医療情報入力システムを示す
ブロック図である。図１９において、７は医療伝票上の
ペン先の座標の時間変化を表す筆跡情報を読み取る装置
から成る筆跡情報入力手段、１０００は筆跡情報入力手
段７の読み取った筆跡情報に基づき、記入された文字を
文字認識し認識結果を文字コードとして出力する文字認
識手段、１００１は文字認識手段１０００の結果を医療
情報としてデータベースに保存する医療情報蓄積手段で
ある。

【０００３】次に動作について説明する。まず、筆跡情
報入力手段７は、図示しない初診受付ユニット，診療ユ
ニット，検査ユニット，支払い窓口ユニット，薬局ユニ
ット，放射線ユニット，リハビリユニット，ブロック受
付ユニット等において、医療伝票上のペン先の座標の時
間変化を表す筆跡情報を読み取る読取装置からペン先の
座標（Ｘ座標，Ｙ座標）を規定サンプリング時間にて読
み取る。

【０００４】文字認識手段１０００は、読み取られた筆
跡情報に基づいて文字認識を行い、認識結果であるテキ
ストコードを出力する。さらに文字認識手段１０００で
誤認識のおそれがある場合は操作者に対して警告を与え
る。医療情報蓄積手段１００１は、上述の各ユニットで
使用される伝票フォーマットと前記文字認識結果に基づ
いて、医療情報をハードディスク等の記憶装置に蓄積す
る。例えば、初診受付ユニットで受付伝票の氏名欄に記
入された筆跡情報の認識結果は、医療情報蓄積手段１０
０１内の患者氏名レコードへ保存する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来の医療情報入力シ
ステムでは、上述のような方法によって文字認識を行う
ので、入力された筆跡情報に基づく文字認識の文字認識
誤りにより、誤ったデータが入力されるおそれがあっ
た。一方、キーボード入力においては、キー入力者の誤
操作等により誤ったデータが入力されるという問題点が
あった。

【０００６】この発明は上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、医療情報を入力する手段とし
て、キーボード入力とスタンプ認識による入力とを併用
することにより簡易に入力できる医療情報入力システム
を提供する事を目的とする。また、記入項目のある定型
スタンプを利用する事で、手書きでの記入になれた医師
が容易に操作ができる医療情報入力システムを提供する
事を目的とする。さらには、改ざんを防止できる医療情
報入力システムを提供する事を目的とする。また、スタ
ンプに付与した属性により容易に検索ができる医療情報
入力システムを提供する事を目的とする。さらにまた、
ハイパーテキストによるインターネット等の通信により
遠隔地からの医療情報の閲覧を容易に行う事ができる医
療情報入力システムを提供する事を目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明に係る医療情報
入力システムは、医療情報を入力する入力手段と、押印
されたスタンプの位置を検出するスタンプ位置検出手段
と、押印されたスタンプの種別を検出するスタンプ種別
検出手段と、入力手段の内容及びスタンプ位置・種別を
蓄積する医療情報蓄積手段と、医療情報蓄積手段の内容
を表示装置に表示する表示手段と、入力手段、スタンプ
位置検出手段、スタンプ種別検出手段、医療情報蓄積手
段、及び表示手段を制御する制御手段とを備えている。

【０００８】また、この発明に係る医療情報入力システ
ムは、医療伝票上のペン先の座標の時間変化を表す筆跡
情報を読み取る筆跡情報入力手段と、押印されたスタン
プの位置を検出するスタンプ位置検出手段と、押印され
たスタンプの種別を検出するスタンプ種別検出手段と、
筆跡情報及びスタンプ位置・種別を蓄積する医療情報蓄
積手段と、スタンプフォーマット情報を作成するスタン
プフォーマット作成手段と、スタンプフォーマット情報
を蓄積するスタンプフォーマット情報蓄積手段と、スタ
ンプ印面内に記入されたスタンプ文字に、スタンプフォ
ーマット情報蓄積手段に蓄積された情報に基づき属性を
付与するスタンプデータ変換手段と、医療情報蓄積手段
の内容を表示装置に表示する表示手段と、筆跡情報入力
手段、スタンプ位置検出手段、スタンプ種別検出手段、
医療情報蓄積手段、スタンプフォーマット作成手段、ス
タンプフォーマット情報蓄積手段、スタンプデータ変換
手段、及び表示手段を制御する制御手段とを備えてい
る。

【０００９】また、スタンプを押印した人物が、カルテ
の記入を許された人物か否か認証するスタンプ押印者検
出手段をさらに備えている。

【００１０】また、スタンプ種別検出手段で得たスタン
プ種別に基づく属性情報を、スタンプデータ変換手段に
より出力されたテキストコードにタグ付けするスタンプ
タグ付与手段をさらに備え、タグはキーワード検索を可
能とするものである。

【００１１】さらに、スタンプ位置・種別情報を、ハイ
パーテキスト言語に変換するハイパーテキスト変換手段
をさらに備え、変換されたスタンプ位置・種別情報は、
他の医療情報システムとデータの互換性を有するもので
ある。

【００１２】

【発明の実施の形態】実施の形態１．図１は本発明の医
療情報入力システムの実施の形態を示すブロック図であ
る。図１において、１は図示しないキーボード等の入力
情報を保持する入力手段、２は予めスタンプ種別を示す
スタンプ種別ＩＤ，位置情報（Ｘ，Ｙ座標）を、さらに
スタンプ印面に規定圧力以上ある場合に信号をデジタイ
ザに送信する装置を装着したスタンプの押印時での位置
情報をデジタイザ等の座標入力装置から取得し保持する
スタンプ位置検出手段である。

【００１３】また、３はスタンプ押印時の前記スタンプ
の種別ＩＤをデジタイザ等の座標入力装置から取得し保
持するスタンプ種別検出手段、４はスタンプの位置情報
・種別および入力手段からの医療情報を蓄積する医療情
報蓄積手段、５は医療情報蓄積手段の内容をモニタ等に
表示する表示手段、６は前記各手段を制御する制御手段
である。

【００１４】図２はスタンプの一例を示すスタンプ印面
側から見た斜視図である。あらかじめ使用頻度の高い単
語を図２に示すようなスタンプに作成しておき、キーボ
ード等から入力する替わりにデジタイザ上でスタンプを
押印する。図２において、１０はデジタイザに電磁誘導
方式にてスタンプ種別ＩＤを送出するスタンプ本体、１
１は規定圧力以上ある場合に信号を制御手段６に送出す
る圧力センサー等を内蔵するスタンプ印面である。

【００１５】図３は本実施の形態の動作を説明するフロ
ーチャートである。図３のフローチャートを用いて入力
手段１、スタンプ位置検出手段２、スタンプ種別検出手
段３、医療情報蓄積手段４、表示手段５、制御手段６の
動作を説明する。

【００１６】本実施の形態では診療業務における医療情
報入力システムの動作を説明する。また、診療以外の受
付，検査，リハビリ等での動作も同様に省略する。

【００１７】まず、ステップＳ１００において、制御手
段６は医師もしくはオペレータが診察しようとする患者
のカルテを所定の指示方法で入力手段１から取得する。
指示方法は、例えば、患者ＩＤを入力する等の方法を用
いる。そして、制御手段６は、医療情報蓄積手段４から
指示された患者のカルテの情報を呼び出し、必要事項を
表示手段５に出力し、表示手段５は図示しないモニタ上
に表示する。

【００１８】次に、ステップＳ１０１において、制御手
段６は、スタンプ１０が押印されたか否か判定する。こ
のスタンプの押印判定は、スタンプ印面１１に装着した
圧力センサーが出力する信号により行う。圧力センサー
から信号が送出されている時はスタンプ１０が押印され
たとして制御手段６はステップＳ１０２へ処理を進め、
圧力センサーからの信号が無い場合は押印されていない
としてステップＳ１０４へ処理を進める。

【００１９】さらに、ステップＳ１０２において、制御
手段６は、スタンプ位置検出手段２およびスタンプ種別
検出手段３に対してスタンプ位置情報および種別ＩＤ取
得信号を送出する。スタンプ位置情報検出手段２は、デ
ジタイザからスタンプ位置情報（デジタイザ上のＸ，Ｙ
座標）を取得する。デジタイザは例えば電磁誘導方式に
てスタンプの位置を取得する。スタンプ種別検出手段３
はスタンプ種別ＩＤをスタンプがデジタイザに送出した
種別ＩＤを取得する。例えば、押印されたスタンプ１０
が「肩関節周囲炎」である時、予めスタンプ種別ＩＤを
所見および病名を意味するコードを付与しておくこと
で、押印されたスタンプ１０が医療伝票上の所見欄に押
印された病名の単語であることが判る。

【００２０】次に、ステップＳ１０３において、制御手
段６は、前記スタンプ位置検出手段２およびスタンプ種
別検出手段３が取得したスタンプ位置情報とスタンプ種
別ＩＤを取得し、医療情報蓄積手段４へ出力する。医療
情報蓄積手段４は、前記スタンプ位置情報とスタンプ種
別ＩＤを保存する。

【００２１】さらに、ステップＳ１０４において、制御
手段６は、キー入力があるか否か判定する。制御手段６
は、入力手段１に保持されているキー入力情報がある場
合はステップＳ１０５へ処理を進め、キー入力情報がな
い場合はステップＳ１００へ処理を進める。

【００２２】そして、ステップＳ１０５において、制御
手段６は、入力手段１に保持されているキー入力情報を
医療情報蓄積手段４に出力する。医療情報蓄積手段４
は、前記キー入力情報を蓄積する。

【００２３】以上のように、本実施の形態の医療情報入
力システムは、医療情報を入力する入力手段１と、押印
されたスタンプの位置を検出するスタンプ位置検出手段
２と、押印されたスタンプの種別を検出するスタンプ種
別検出手段３と、入力手段の内容及びスタンプ位置・種
別を蓄積する医療情報蓄積手段４と、医療情報蓄積手段
４の内容を表示装置に表示する表示手段５と、入力手段
１、スタンプ位置検出手段２、スタンプ種別検出手段
３、医療情報蓄積手段４、及び表示手段５を制御する制
御手段６とを備えている。そして、使用頻度の高い単語
を予めスタンプとして作成し、記入時にスタンプを押印
することで、その位置・種別ＩＤを得るようにしている
ので、キーボード等の入力誤りよる記入誤りを低減する
事ができる。さらにスタンプに種別ＩＤを設けた事で、
例えば「肩関節周囲炎」である場合、予め定めたスタン
プ種別ＩＤに所見欄入力情報を意味するコードを付与し
ておくと、操作者は入力時に所見欄に入力する事を指示
することなく入力できるため、カルテ作成作業が円滑と
なる。

【００２４】実施の形態２．図４は本発明の医療情報入
力システムの他の実施の形態を示すブロック図である。
上述の実施の形態１では、キーボード等で医療情報を入
力するものであるが、本実施の形態では筆跡情報で入力
するものであり、例えばスタンプを用いた定型入力を可
能とするようにしたものである。

【００２５】図４において、７はデジタイザ等の医療伝
票上に筆記するペンの筆跡情報を入力する筆跡情報入力
手段、８は筆跡情報を文字認識し認識結果を文字コード
として出力する文字認識手段、９はスタンプ印面内に記
入する位置および文字種別を示すスタンプフォーマット
を作成するスタンプフォーマット作成手段、１００はス
タンプの位置・種別，筆跡情報およびスタンプフォーマ
ット情報を蓄積する医療情報蓄積手段（スタンプフォー
マット情報蓄積手段）、１００００はスタンプ種別に基
づいてスタンプ情報に属性を付与するスタンプデータ変
換手段である。その他の構成は図１に示す実施の形態１
と同様であり説明を省略する。

【００２６】図５はスタンプフォーマット作成手順を説
明する図である。図５において、２０はスタンプ印面画
像、２１は操作者が矩形領域で設定した文字記入位置で
ある。図６は作成したスタンプフォーマットの一例であ
る。図６において、２２はスタンプ種別ＩＤ、２３はス
タンプ印面文字列、２４は記入位置、２５は記入種別で
ある。図７はスタンプデータ変換手段の動作を説明する
図である。図において、１０００１はスタンプ種別Ｉ
Ｄ、１０００２はスタンプ変換文字列、１０００３は付
与する属性である。

【００２７】図８は表示手段５、制御手段６、スタンプ
フォーマット作成手段９、医療情報蓄積手段１００、ス
タンプデータ変換手段１００００の動作を説明するフロ
ーチャートである。図９はスタンプフォーマットから記
入文字を判別し、スタンプフォーマットの文字種別に応
じて、記入筆跡情報から医療情報を取得する場合の筆跡
情報入力手段７、文字認識手段８、医療情報蓄積手段１
００の動作を説明するフローチャートである。

【００２８】次に動作について説明する。スタンプフォ
ーマット作成時の表示手段５、制御手段６、スタンプフ
ォーマット作成手段９、医療情報蓄積手段１００の動作
を図８のフローチャートを用いて説明する。

【００２９】まず、ステップＳ２００において、制御手
段６は、スタンプ印面画像２０を図示しないスキャナー
等のイメージ読取装置にて読み取り、医療情報蓄積手段
１００に送出する。医療情報蓄積手段１００は、前記ス
タンプ印面画像２０を蓄積する。

【００３０】次に、ステップＳ２０１において、制御手
段６は、スタンプ印面画像２０を医療情報蓄積手段１０
０から取得し、表示手段６に前記スタンプ印面画像２０
を送出する。表示手段６はモニタ等の表示装置上に前記
スタンプ印面画像２０を表示する。

【００３１】さらに、ステップＳ２０２において、制御
手段６は、操作者がスタンプ印面内へ文字を記入する位
置をマウス等のポインティング装置を用いて指示した矩
形領域２１の位置情報を医療情報蓄積手段１００に送出
する。医療情報蓄積手段１００は前記文字記入矩形領域
の位置情報を蓄積する。

【００３２】次に、ステップＳ２０３において、制御手
段６は、前記各矩形領域２１について操作者が記入する
文字の文字種別，変換文字列フォーマットを指示した情
報を取得する。ここで文字種別は、数字，英字，漢字，
カタカナ，ひらがなとし、操作者が前記のいずれかを選
択する。また変換文字列フォーマットは記入文字を含む
文字列への変換フォーマットとし、文字列で入力する。
ここで変換フォーマットは例えば文献「ＡＮＳＩ／ＩＳ
Ｏ Ｓｔａｎｄａｒｄ Ｃ プログラマーズリファレン
ス」（ASCII,P.J.Plauger/Jim Broodie著，虎岩 登
訳、ＰＰ．１７２−１７３）記載のコンピュータ言語で
あるＣ言語のprintf文のフォーマット文字列を用いる。
例えばスタンプ印面画像２０では、文字種別は「数
字」、変換文字列フォーマットは「S-Bp 1%%Carbo. %2d
ml」となる。

【００３３】さらに、ステップＳ２０４において、制御
手段６は、指示された文字種別，変換文字列フォーマッ
トを医療情報蓄積手段１００に送出する。医療情報蓄積
手段１００は前記文字種別，変換文字列フォーマットを
蓄積する。

【００３４】次に、スタンプフォーマットを有するスタ
ンプが押印されている時、記入された筆跡情報が該スタ
ンプに記入した文字か判別し、スタンプ種別ＩＤに応じ
て文字列を出力する場合の筆跡情報入力手段７、文字認
識手段８、医療情報蓄積手段１００の動作を図９のフロ
ーチャートを用いて説明する。ここで筆跡情報入力手段
７はデジタイザから規定のサンプリング時間毎に筆跡情
報を取得し保持する。

【００３５】まず、ステップＳ２５０において、制御手
段６は、該スタンプの位置情報およびスタンプ印面画像
２０を医療情報蓄積手段１００から得る。

【００３６】次に、ステップＳ２５１において、制御手
段６は、筆跡情報入力手段７から筆跡情報を取得し、医
療情報蓄積手段１００へ送出する。医療情報蓄積手段１
００は前記筆跡情報を蓄積する。また、制御手段６は、
スタンプ印面画像２０とスタンプ印面内記入位置２１と
から筆跡情報入力手段７から取得した筆跡情報（記入文
字列）が前記記入位置内に記入されたか否かを判定す
る。記入判定方法は式１により行う。制御手段６は式１
が満足する場合に該筆跡情報がスタンプ印面内に記入さ
れた文字と判定し、ステップＳ２５２へ処理を進める。
制御手段６は、式１を満足しない場合はステップＳ２５
３へ処理を進める。

【００３７】

【数１】

【００３８】そして、ステップＳ２５２において、制御
手段６は、この記入文字が印面内に記入された文字とし
て、文字認識手段８に該筆跡情報およびスタンプフォー
マットの文字種別を送出する。文字認識手段８は該筆跡
情報から文字認識を行い、文字コードを制御手段６に出
力する。ここで文字認識は、例えば特開平１０−２４７
２２１号公報に示された「オンライン文字認識装置」記
載の文字認識方式を用いる。具体的には筆跡情報入力手
段７で得た筆跡情報を折れ線近似したセグメントに変換
後、各セグメントの方向、長さおよび特徴点を抽出し、
文字認識手段８内の前記スタンプフォーマットの文字種
別で認識対象を限定した辞書内の文字のセグメントと入
力文字のセグメントとの対応付けを行い、距離を求め
る。辞書内の文字の特徴点組に対応した入力文字パター
ン上の特徴点組によって決定される区間の特徴情報を対
応ストローク特徴として抽出し、算出した対応ストロー
ク特徴の距離とセグメント対応付けの距離を併用して候
補文字を出力する。

【００３９】最後に、ステップＳ２５３において、制御
手段６は、スタンプフォーマットの変換文字フォーマッ
トに従い、前記文字認識手段８の認識結果を含む文字列
に変換する。例えばスタンプフォーマットの変換文字フ
ォーマット文字列が「S-Bp 1%Carbo. %2dml」で、認識
結果が「10」の時、制御手段６は「S-Bp 1%Carbo. 10m
l」と変換し、スタンプデータ変換手段１００００へ該
スタンプ変換文字列と該スタンプ種別を出力する。スタ
ンプデータ変換手段１００００は前記スタンプ変換文字
列とスタンプ種別に基づいて、予め定めた図７から付与
する属性を求め、医療情報蓄積手段１００へスタンプ変
換文字列と属性を送出する。属性はスタンプに応じて
「所見」、「薬量」、「処置」、「病名」、「既往
症」、「原因」、「主要症状」、「経過」、「処方」、
「手術」、「検査」等の属性を与えるものとする。例え
ば、種別ＩＤが１００でスタンプ変換文字列は「肩関節
周囲炎」の場合、付与する属性は病名となる。

【００４０】尚、本実施の形態ではスタンプ印面内２１
に記入された筆跡情報のみを文字認識したが、筆跡情報
の入力毎に文字認識を行うようにしてもよい。

【００４１】以上のように、スタンプフォーマットの文
字種別で文字認識手段８の認識対象字種を限定する事
で、文字認識精度の向上が期待できる。また筆記による
カルテ記入と同様にスタンプ印面内に文字を記入できる
事で、医師は診療に専念できる。

【００４２】すなわち、本実施の形態の医療情報入力シ
ステムは、医療伝票上のペン先の座標の時間変化を表す
筆跡情報を読み取る筆跡情報入力手段７と、押印された
スタンプの位置を検出するスタンプ位置検出手段２と、
押印されたスタンプの種別を検出するスタンプ種別検出
手段３と、筆跡情報及びスタンプ位置・種別を蓄積する
医療情報蓄積手段１００と、スタンプフォーマット情報
を作成するスタンプフォーマット作成手段９と、スタン
プフォーマット情報を蓄積するスタンプフォーマット情
報蓄積手段１００と、スタンプ印面内に記入されたスタ
ンプ文字に、スタンプフォーマット情報蓄積手段１００
に蓄積された情報に基づき属性を付与するスタンプデー
タ変換手段１００００と、医療情報蓄積手段１００の内
容を表示装置に表示する表示手段６と、筆跡情報入力手
段７、スタンプ位置検出手段２、スタンプ種別検出手段
３、医療情報蓄積手段００、スタンプフォーマット作成
手段９、スタンプフォーマット情報蓄積手段１００、ス
タンプデータ変換手段１００００、及び表示手段を制御
する制御手段６とを備えている。そして、スタンプフォ
ーマットの文字種別で文字認識手段８の認識対象字種を
限定する事で、文字認識精度の向上が期待できる。また
筆記によるカルテ記入と同様にスタンプ印面内に文字を
記入できる事で、医師は診療に専念できる。

【００４３】実施の形態３．図１０は本発明の医療情報
入力システムのさらに他の実施の形態を示すブロック図
である。本実施の形態は、スタンプに許諾者であるか否
かを判定するスタンプ押印者検出手段を設け、許諾者以
外の記入ができないよう、改ざん防止を可能とするよう
にしたものである。

【００４４】図１０において、１０はスタンプ押印者が
記入を許されている許諾者であるか検出するスタンプ押
印者検出手段である。その他の構成は図１に示す実施の
形態１と同様であり説明を省略する。

【００４５】図１１は指紋読取装置を備えたスタンプの
一例を示すスタンプ印面側から見た斜視図である。図１
１において、１０はスタンプ本体、１１はスタンプ印面
である、３０はスタンプ押印者の指紋を読み取る指紋読
取装置である。

【００４６】図１２は本実施の形態の動作を説明するフ
ローチャートである。スタンプ押印時の表示手段５、制
御手段６、スタンプ押印者検出手段１０の動作を図１２
のフローチャートを用いて説明する。スタンプ位置検出
手段２、スタンプ種別検出手段３、筆跡情報入力手段
７、文字認識手段８、スタンプフォーマット作成手段
９、医療情報蓄積手段１００は実施の形態２と同一の動
作をするため説明を省略する。

【００４７】まず、ステップＳ３００において、制御手
段６は、スタンプに装着したＣＣＤ等を用いた指紋読取
装置から指紋画像を読み取り、スタンプ押印者検出手段
１０に送出する。

【００４８】次に、ステップＳ３０１において、スタン
プ押印者検出手段１０は、スタンプ押印者が登録者と一
致するか判定する。これは例えば文献「コンピュータと
画像処理：応用実践編３」（総研出版、田村秀行編、Ｐ
Ｐ．７−８）で開示されている指紋照合方法を用いる。
予め登録した記入許諾者との指紋照合の結果、スタンプ
押印者が記入者と一致する場合は、制御手段６は、ステ
ップＳ３０２へ処理を進め、一致しない場合はステップ
Ｓ３０３へ処理を進める。

【００４９】さらに、ステップＳ３０２において、制御
手段６は、医療情報蓄積手段１００へスタンプ情報登録
許可信号を送出する。医療情報蓄積手段１００は実施の
形態２と同様にスタンプ情報を蓄積する。

【００５０】最後に、ステップＳ３０３において、制御
手段６は、記入者と異なる旨を警告音にて警告するとと
もに表示手段６へ警告信号を送出する。表示手段５は、
スタンプ押印者が記入許諾者ではない旨の警告表示を行
う。さらに制御手段６は、医療情報蓄積手段１００へス
タンプ情報登録不許可信号を送出する。

【００５１】尚、本実施の形態ではスタンプに装着した
指紋読取装置により得た指紋画像でスタンプ押印者検出
手段１０が指紋照合するようにしたが、記入者を撮像す
るカメラを備えて、予め登録した記入者画像とスタンプ
押印者画像とをスタンプ押印者検出手段１０が照合する
方法としてもよい。

【００５２】以上のように、スタンプに押印者検出手段
を設けて、記入者と一致する場合のみ登録するようにし
たため、故意の改ざんや資格が無い者による医療行為を
防ぐことができる。

【００５３】すなわち、本実施の形態の医療情報入力シ
ステムは、スタンプを押印した人物が、カルテの記入を
許された人物か否か認証するスタンプ押印者検出手段１
０をさらに備えている。そのため、故意の改ざんや資格
が無い者による医療行為を防ぐことができる。

【００５４】実施の形態４．図１３は本発明の医療情報
入力システムのさらに他の実施の形態を示すブロック図
である。上述の実施の形態２では、スタンプ印面文字列
を保存するようにしたが本実施の形態ではさらにスタン
プ種別ＩＤに応じた属性をスタンプ印面文字列にタグと
して付与するようにし、タグにより検索条件を絞り込ん
で検索できるようにしたものである。

【００５５】図１３において、１１はスタンプタグ付与
手段、１２は医療情報を検索する検索手段である。その
他の構成は実施の形態２と同一である。図１４はスタン
プ種別ＩＤとスタンプタグとの対応表の一例である。４
０はスタンプ種別ＩＤ、４１はスタンプ印面文字列、４
２，４３は付与するタグである。

【００５６】次に、スタンプタグ文字列を作成するとき
の動作を図１５のフローチャートを用いて説明する。筆
跡情報入力手段７、スタンプ位置検出手段２、スタンプ
種別検出手段３、表示手段５、スタンプフォーマット作
成手段９、文字認識手段８、医療情報蓄積手段１００は
実施の形態２と同一の動作をするため説明を省略する。

【００５７】まず、ステップＳ４００において、制御手
段６は、医療情報蓄積手段１００からスタンプ種別ＩＤ
を得る。

【００５８】次に、ステップＳ４０１において、制御手
段６は、スタンプタグ付与手段１１にスタンプ種別ＩＤ
を送出する。スタンプタグ付与手段１１はスタンプ種別
ＩＤに基づき属性を意味するタグ文字列を出力する。こ
のとき、予めスタンプ種別ＩＤに応じたタグ文字列４
２，４３を図１５に示す変換テーブルに作成しておい
て、タグ文字列４２，４３を出力するようにする。ここ
で属性はスタンプデータ変換手段１００００が出力する
属性を付与しておくものとする。

【００５９】そして、ステップＳ４０２において、制御
手段６は、前記タグ文字列４２を医療情報蓄積手段１０
０に送出する。医療情報蓄積手段１００は該スタンプ種
別ＩＤに追加して保存する。

【００６０】次に、医療情報を検索する場合の動作を説
明する。まず、操作者は検索キーとしてスタンプを押印
し、さらに押印したスタンプと完全一致もしくは部分一
致、もしくは属性の一致するもののいずれかを検索対象
とするか選択する。これに対して、制御手段６は検索キ
ーを表すキーワードもしくは属性を操作者が押印するス
タンプによりスタンプ種別検出手段３から得て、医療情
報蓄積手段１００内に保持されているスタンプ情報と合
致する件数等を表示手段５へ送出する。表示手段５は指
示された内容を表示する。

【００６１】尚、検索する条件としての検索キーを操作
者が押印したスタンプから得たスタンプ情報に基づいて
設定し検索するようにしたが、別のキーボード等の入力
文字列を検索キーとするようにしてもよい。また合致す
る件数だけでなく、合致するスタンプが押印されたカル
テを表示手段５に表示するようにしてもよい。

【００６２】以上のように、本実施の形態の医療情報入
力システムは、スタンプ種別検出手段３で得たスタンプ
種別に基づく属性情報を、スタンプデータ変換手段１０
０００により出力されたテキストコードにタグ付けする
スタンプタグ付与手段１１をさらに備え、タグはキーワ
ード検索を可能とするものである。そのため、スタンプ
印面文字列だけでなく、スタンプ種別に応じた属性情報
を付与することで、検索キーの設定をスタンプ押印で行
えるようになるので、操作が容易となる。

【００６３】実施の形態５．図１６は本発明の医療情報
入力システムのさらに他の実施の形態を示すブロック図
である。上述の実施の形態４では、スタンプの属性情報
をタグ情報としてテキストで出力できるようにしたが、
ハイパーテキスト言語への変換をできるようにしたもの
である。

【００６４】図１６において、１０１は前記スタンプタ
グ付与手段の結果に基づいてハイパーテキスト言語への
変換を行うハイパーテキスト変換手段である。その他の
構成は実施の形態４と同一である。図１７はテンプレー
トＨＴＭＬソースの一例である。

【００６５】次に、ハイパーテキスト変換手段１０１の
動作を図１８のフローチャートを用いて説明する。スタ
ンプ位置検出手段２、スタンプ種別検出手段３、表示手
段５、筆跡情報入力手段７、文字認識手段８、スタンプ
フォーマット作成手段９、スタンプタグ付与手段１１は
実施の形態４と同一の動作をするため説明を省略する。

【００６６】まず、ステップＳ５００において、制御手
段６は、医療情報蓄積手段１００の操作者が指示した患
者ＩＤの医療情報をハイパーテキスト変換手段１０１に
送出する。

【００６７】次に、ステップＳ５０１でハイパーテキス
ト変換手段１０１はハイパーテキスト言語仕様に基づい
てハイパーテキストを図１７に示したテンプレートＨＴ
ＭＬより作成する。例えば言語仕様をＨＴＭＬ（Hyper
Text Markup Langage）とした場合の変換例を示す。ま
ずスタンプ位置から挿入すべき行および列位置を求め
る。算出方法は式２に従う。

【００６８】

【数２】

【００６９】そして、前記行・列位置から挿入すべきテ
ンプレートＨＴＭＬからＨＴＭＬタグ位置を求め、スタ
ンプ文字列を挿入する。

【００７０】尚、本実施の形態ではスタンプ文字列（テ
キストコード）をＨＴＭＬに挿入するようにしたが、医
療情報蓄積手段１００に保存されたスタンプ印面画像を
ＨＴＭＬに挿入するようにしてもよい。

【００７１】以上のように、本実施の形態の医療情報入
力システムは、スタンプ位置・種別情報を、ハイパーテ
キスト言語に変換するハイパーテキスト変換手段１０１
をさらに備え、変換されたスタンプ位置・種別情報は、
他の医療情報システムとデータの互換性を有するもので
ある。そのため、ＷＥＢブラウザ等で容易に表示可能と
なるので、特殊なアプリケーションを用意せずに内容の
確認が可能となる。またＷＥＢブラウザ等にて表示可能
な形式に変換することで、インターネットを介して遠隔
地から参照する事が可能となる。

【００７２】

【発明の効果】この発明に係る医療情報入力システム
は、医療情報を入力する入力手段と、押印されたスタン
プの位置を検出するスタンプ位置検出手段と、押印され
たスタンプの種別を検出するスタンプ種別検出手段と、
入力手段の内容及びスタンプ位置・種別を蓄積する医療
情報蓄積手段と、医療情報蓄積手段の内容を表示装置に
表示する表示手段と、入力手段、スタンプ位置検出手
段、スタンプ種別検出手段、医療情報蓄積手段、及び表
示手段を制御する制御手段とを備えている。そして、使
用頻度の高い単語を予めスタンプとして作成し、記入時
にスタンプを押印することで、その位置・種別ＩＤを得
るようにしているので、キーボード等の入力誤りよる記
入誤りを低減する事ができる。さらにスタンプに種別Ｉ
Ｄを設けた事で、予め定めたスタンプ種別ＩＤに所見欄
入力情報を意味するコードを付与しておくと、操作者は
入力時に所見欄に入力する事を指示することなく入力で
きるため、カルテ作成作業が円滑となる。

【００７３】また、この発明に係る医療情報入力システ
ムは、医療伝票上のペン先の座標の時間変化を表す筆跡
情報を読み取る筆跡情報入力手段と、押印されたスタン
プの位置を検出するスタンプ位置検出手段と、押印され
たスタンプの種別を検出するスタンプ種別検出手段と、
筆跡情報及びスタンプ位置・種別を蓄積する医療情報蓄
積手段と、スタンプフォーマット情報を作成するスタン
プフォーマット作成手段と、スタンプフォーマット情報
を蓄積するスタンプフォーマット情報蓄積手段と、スタ
ンプ印面内に記入されたスタンプ文字に、スタンプフォ
ーマット情報蓄積手段に蓄積された情報に基づき属性を
付与するスタンプデータ変換手段と、医療情報蓄積手段
の内容を表示装置に表示する表示手段と、筆跡情報入力
手段、スタンプ位置検出手段、スタンプ種別検出手段、
医療情報蓄積手段、スタンプフォーマット作成手段、ス
タンプフォーマット情報蓄積手段、スタンプデータ変換
手段、及び表示手段を制御する制御手段とを備えてい
る。そして、スタンプフォーマットの文字種別で文字認
識手段の認識対象字種を限定する事で、文字認識精度の
向上が期待できる。また筆記によるカルテ記入と同様に
スタンプ印面内に文字を記入できる事で、医師は診療に
専念できる。

【００７４】また、スタンプを押印した人物が、カルテ
の記入を許された人物か否か認証するスタンプ押印者検
出手段をさらに備えている。そのため、故意の改ざんや
資格が無い者による医療行為を防ぐことができる。

【００７５】また、スタンプ種別検出手段で得たスタン
プ種別に基づく属性情報を、スタンプデータ変換手段に
より出力されたテキストコードにタグ付けするスタンプ
タグ付与手段をさらに備え、タグはキーワード検索を可
能とするものである。そのため、スタンプ印面文字列だ
けでなく、スタンプ種別に応じた属性情報を付与するこ
とで、検索キーの設定をスタンプ押印で行えるようにな
るので、操作が容易となる。

【００７６】さらに、スタンプ位置・種別情報を、ハイ
パーテキスト言語に変換するハイパーテキスト変換手段
をさらに備え、変換されたスタンプ位置・種別情報は、
他の医療情報システムとデータの互換性を有するもので
ある。そのため、ＷＥＢブラウザ等で容易に表示可能と
なるので、特殊なアプリケーションを用意せずに内容の
確認が可能となる。また、ＷＥＢブラウザ等にて表示可
能な形式に変換することで、インターネットを介して遠
隔地から参照する事が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の医療情報入力システムの実施の形態
１を示すブロック図である。

【図２】 実施の形態１におけるスタンプの一例を示す
スタンプ印面側から見た斜視図である。

【図３】 実施の形態１の医療情報入力システムの動作
を説明するフローチャートである。

【図４】 本発明の医療情報入力システムの実施の形態
２を示すブロック図である。

【図５】 実施の形態２におけるスタンプフォーマット
作成手順を説明する図である。

【図６】 実施の形態２における作成したスタンプフォ
ーマットの一例である。

【図７】 実施の形態２におけるスタンプデータ変換手
段の動作を説明する図である。

【図８】 実施の形態２における表示手段、制御手段、
スタンプフォーマット作成手段、医療情報蓄積手段の動
作を説明するフローチャートである。

【図９】 実施の形態２におけるスタンプフォーマット
から記入文字を判別し、スタンプフォーマットの文字種
別に応じて、記入筆跡情報から医療情報を取得する場合
の筆跡情報入力手段、文字認識手段、医療情報蓄積手段
の動作を説明するフローチャートである。

【図１０】 本発明の医療情報入力システムの実施の形
態３を示すブロック図である。

【図１１】 実施の形態３における指紋読取装置を備え
たスタンプの一例を示すスタンプ印面側から見た斜視図
である。

【図１２】 実施の形態３の医療情報入力システムの動
作を説明するフローチャートである。

【図１３】 本発明の医療情報入力システムの実施の形
態４を示すブロック図である。

【図１４】 実施の形態４におけるスタンプ種別ＩＤと
スタンプタグとの対応表の一例である。

【図１５】 実施の形態４におけるスタンプタグ文字列
を作成するときの動作を示すフローチャートである。

【図１６】 本発明の医療情報入力システムの実施の形
態５を示すブロック図である。

【図１７】 実施の形態５におけるテンプレートＨＴＭ
Ｌソースの一例である。

【図１８】 実施の形態５におけるハイパーテキスト変
換手段の動作を示すフローチャートである。

【図１９】 従来の医療情報入力システムを示すブロッ
ク図である。

【符号の説明】

１ 入力手段、２ スタンプ位置検出手段、３ スタン
プ種別検出手段、４医療情報蓄積手段、５ 表示手段、
６ 制御手段、７ 筆跡情報入力手段、８文字認識手
段、９ スタンプフォーマット作成手段、１０ スタン
プ押印者検出手段、１１ スタンプタグ付与手段、１２
検索手段、１００ 医療情報蓄積手段（スタンプフォ
ーマット情報蓄積手段）、１０１ ハイパーテキスト変
換手段、スタンプデータ変換手段。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B064 AA10 AB03 AB08 DD02 EA27 5E501 AA02 AC34 BA05 CA03 CB02 CB06 CB12 EA02 FA13 FA14 FA44

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 医療情報を入力する入力手段と、 押印されたスタンプの位置を検出するスタンプ位置検出
   手段と、 押印されたスタンプの種別を検出するスタンプ種別検出
   手段と、 前記入力手段の内容及び前記スタンプ位置・種別を蓄積
   する医療情報蓄積手段と、 前記医療情報蓄積手段の内容を表示装置に表示する表示
   手段と、 前記入力手段、前記スタンプ位置検出手段、前記スタン
   プ種別検出手段、前記医療情報蓄積手段、及び前記表示
   手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする医
   療情報入力システム。
2. 【請求項２】 医療伝票上のペン先の座標の時間変化を
   表す筆跡情報を読み取る筆跡情報入力手段と、 押印されたスタンプの位置を検出するスタンプ位置検出
   手段と、 押印されたスタンプの種別を検出するスタンプ種別検出
   手段と、 前記筆跡情報及び前記スタンプ位置・種別を蓄積する医
   療情報蓄積手段と、 スタンプフォーマット情報を作成するスタンプフォーマ
   ット作成手段と、 前記スタンプフォーマット情報を蓄積するスタンプフォ
   ーマット情報蓄積手段と、 スタンプ印面内に記入されたスタンプ文字に、前記スタ
   ンプフォーマット情報蓄積手段に蓄積された情報に基づ
   き属性を付与するスタンプデータ変換手段と、 前記医療情報蓄積手段の内容を表示装置に表示する表示
   手段と、 前記筆跡情報入力手段、前記スタンプ位置検出手段、前
   記スタンプ種別検出手段、前記医療情報蓄積手段、前記
   スタンプフォーマット作成手段、前記スタンプフォーマ
   ット情報蓄積手段、前記スタンプデータ変換手段、及び
   前記表示手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴
   とする医療情報入力システム。
3. 【請求項３】 スタンプを押印した人物が、カルテの記
   入を許された人物か否か認証するスタンプ押印者検出手
   段をさらに備えたことを特徴とする請求項１または２に
   記載の医療情報入力システム。
4. 【請求項４】 前記スタンプ種別検出手段で得たスタン
   プ種別に基づく属性情報を、前記スタンプデータ変換手
   段により出力されたテキストコードにタグ付けするスタ
   ンプタグ付与手段をさらに備え、 前記タグはキーワード検索を可能とするものであること
   を特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の医療情
   報入力システム。
5. 【請求項５】 前記スタンプ位置・種別情報を、ハイパ
   ーテキスト言語に変換するハイパーテキスト変換手段を
   さらに備え、 前記変換されたスタンプ位置・種別情報は、他の医療情
   報システムとデータの互換性を有するものであることを
   特徴とする請求項４に記載の医療情報入力システム。