JP2002215410A - 利用者装置並びに利用者装置ap格納方法及び削除方法 - Google Patents

利用者装置並びに利用者装置ap格納方法及び削除方法

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JP2002215410A
JP2002215410A JP2001008141A JP2001008141A JP2002215410A JP 2002215410 A JP2002215410 A JP 2002215410A JP 2001008141 A JP2001008141 A JP 2001008141A JP 2001008141 A JP2001008141 A JP 2001008141A JP 2002215410 A JP2002215410 A JP 2002215410A
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apid
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JP2001008141A
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Tomohiro Kaho
具太 家保
Masahiro Yoshizawa
正浩 吉澤
Masaaki Tomizawa
雅彰 富沢
Tadao Takeda
忠雄 竹田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発行装置を用いた再発行の手続きを行うことな
く所要のAPの格納及び削除を簡便に行うことの可能な
利用者装置並びに利用者装置AP格納方法及び削除方法
の提供。 【解決手段】発行装置10との間でデータの入出力を行
うデータ入出力部23と、このデータ入出力部23から
入力される1以上のAP及び当該APの実行に必要なデ
ータを格納するための記憶部24と、この記憶部24へ
のAPの格納及び当該記憶部24からのAPの削除に関
する各処理を行うデータ処理部25とを具備し、記憶部
24が、APを格納するためのAP格納領域(AP1,
AP2)と、このAP格納領域に格納されている全ての
APに関する現在の使用状況を示すためのAP格納情報
26とを含む特徴。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者装置並びに
利用者装置アプリケーションプログラム格納方法及び削
除方法(以下、「アプリケーションプログラム」を「A
P」と略称する)に関し、詳しくは、AP及び該APの
実行に必要なデータの追加格納及び削除を行う機能を具
備する携帯端末やICカードなどの利用者装置、及び該
利用者装置を使用して所要のAPの追加格納及び削除を
行うための利用者装置AP格納方法及びAP削除方法に
係わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICカードに代表される利用者
装置を用いて各種サービスを実現するには、そのための
AP及びこれに伴うデータを、利用者装置を発行する発
行装置を用いて当該利用者装置の内部に格納する必要が
ある。以下に、その発行装置及び利用者装置からなる従
来の利用者装置発行システムの構成を、図面を参照して
簡単に説明する。
【0003】図21は、従来の利用者装置発行システム
の構成図である。同図に示すように、従来の利用者装置
発行システムαは、発行装置10と利用者装置20とか
ら構成され、双方の装置10及び20には、それぞれ、
記憶部11及び21と、データ処理部12及び22と、
データ入出力部13及び23とが設定される。
【0004】発行装置10の記憶部11には、各種サー
ビスを実現するための所要のAP(AP1,AP2,
…)が保持されると共に、そのAPの配布先である複数
の利用者装置20の記憶部21に現在までに格納されて
いる全てのAP(AP1,AP2)の使用状況を示すた
めのAP格納情報(AP格納情報1,AP格納情報2,
…)が、存在する各利用者装置20(利用者装置1,利
用者装置2,…)ごとに保持される。
【0005】なお、以上のAP格納情報は、各利用者装
置20ごとのAPの使用状況を示すことの他に、不要と
なったAPを利用者装置20の記憶部21から削除する
際にも利用される。
【0006】ここで、発行装置10は、利用者装置20
の発行(利用者装置20へのAPの格納)に際し、ま
ず、自身の記憶部11に保持されているAPを、データ
処理部12及びデータ入出力部13を介して利用者装置
20に転送し、これが、当該利用者装置20のデータ入
出力部23及びデータ処理部22を介して記憶部21に
追加格納されたときに、転送したAPに関する上述のA
P格納情報を、自身の記憶部11に書き込むようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような手順を踏む
ため、利用者装置20に所要のAPを追加格納するごと
に、発行装置10の記憶部11に既に格納されている該
当利用者装置20のAP格納情報に、その追加格納しよ
うとするAPのAP格納情報を改めて追加する必要があ
り、また、利用者装置20から不要となったAPを削除
するには、その格納されているAP格納情報の一部又は
全部を消去し、その更新されたAP格納情報をもとに利
用者装置20に対し再度発行手順を実行して、当該利用
者装置20の記憶部21に改めてAPを格納する必要が
あった。
【0008】即ち、利用者装置20に格納されているA
Pを変更するためには、その利用者装置20の利用者
(図示せず)が、発行装置10を用いて当該利用者装置
20を再発行する必要があった。
【0009】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は、次に示すとおりである。
【0010】即ち、本発明の第1の目的は、発行装置を
用いた再発行の手続きを行うことなく所要のAPの格納
及び削除を簡便に行うことの可能な利用者装置並びに利
用者装置AP格納方法及び削除方法を提供せんとするも
のである。
【0011】本発明の第2の目的は、所要のAPの格納
及び削除を高速に行うことの可能な利用者装置並びに利
用者装置AP格納方法及び削除方法を提供せんとするも
のである。
【0012】本発明の第3の目的は、所要のAPの格納
及び削除を効率よく安全に行うことの可能な利用者装置
並びに利用者装置AP格納方法及び削除方法を提供せん
とするものである。
【0013】本発明の他の目的は、明細書、図面、特に
特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らかとな
ろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、発行装置
との間でデータの入出力を行うデータ入出力手段と、こ
のデータ入出力手段から入力されるAPを格納するため
の記憶手段と、この記憶手段へのAPの格納及び当該記
憶手段からのAPの削除に関する各処理を行うデータ処
理手段とを具備し、その記憶手段が、自身のAP格納領
域に格納されている全てのAPに関する現在の使用状況
を示すためのAP格納情報を含む、という特徴的手段を
有する。
【0015】一方、本発明方法は、AP格納情報とし
て、例えば、AP格納領域に格納されている全てのAP
の種別を示すAPIDと、AP格納領域に格納されてい
る全てのAPの先頭メモリ番地を示すAP格納アドレス
と、AP格納領域に格納されている全てのAPの占有容
量を示すAPサイズとを設定し、これら各情報に基づい
て、データ入出力手段から入力される当該入力APをA
P格納領域に追加格納する処理や、不要となったAPを
AP格納領域から削除する処理を実行する、という特徴
的手法を有する。
【0016】さらに、具体的詳細に述べると、当該課題
の解決では、本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手
段及び手法を採用することにより、前記目的を達成する
よう為される。
【0017】即ち、本発明装置の第1の特徴は、発行装
置との間でデータの入出力を行うデータ入出力手段と、
このデータ入出力手段から入力される1以上のAP及び
当該APの実行に必要なデータを格納するための記憶手
段と、この記憶手段への前記APの格納及び当該記憶手
段からの前記APの削除に関する各処理を行うデータ処
理手段とを具備し、前記記憶手段が、前記APを格納す
るためのAP格納領域と、このAP格納領域に格納され
ている全ての前記APに関する現在の使用状況を示すた
めのAP格納情報とを含んでなる、利用者装置の構成採
用にある。
【0018】本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記AP格納情報が、前記AP
格納領域に格納されている全ての前記APの種別を示す
APIDと、前記AP格納領域に格納されている全ての
前記APの先頭メモリ番地を示すAP格納アドレスと、
前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの占
有容量を示すAPサイズとを含んでなる、利用者装置の
構成採用にある。
【0019】本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装
置の第2の特徴における前記データ処理手段が、前記A
P格納情報に含まれる全ての前記APIDの中で、前記
APの追加に伴って前記データ入出力手段から入力され
る当該入力APIDと一致するものが存在するか否かを
判定するAPID照合判定手段と、このAPID照合判
定手段による判定の結果、前記入力APIDと一致する
前記APIDが存在しなかった場合、前記AP格納情報
に含まれる全ての前記AP格納アドレス及び前記APサ
イズに基づいて算出される前記AP格納領域の現在の空
き容量と、前記APの追加に伴って前記データ入出力手
段から入力される当該入力APサイズとを比較するAP
空き領域比較手段と、このAP空き領域比較手段による
比較の結果、前記AP格納領域の空き容量が前記入力A
Pサイズよりも大きかった場合、前記データ入出力手段
から入力される当該入力APを前記AP格納領域に追加
格納するAP格納処理手段と、このAP格納処理手段に
よる格納処理を経た前記入力APに関するAP格納情報
を前記記憶手段に追加格納するAP格納情報管理手段と
を具備してなる、利用者装置の構成採用にある。
【0020】本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装
置の第3の特徴における前記AP格納処理手段が、前記
APID照合判定手段による判定の結果、前記入力AP
IDと一致する前記APIDが存在した場合、当該AP
IDにより示される前記APを、当該APに関する前記
AP格納アドレス及び前記APサイズに基づいて前記A
P格納領域から削除すると共に、そのAP格納領域に残
存する前記APが当該AP格納領域の先頭から空き領域
を生じることなく連続配置されるよう、該当する前記A
Pを格納し直す機能手段をさらに具備し、前記AP格納
情報管理手段が、前記AP格納処理手段により削除され
た前記APに関する前記AP格納情報を消去すると共
に、当該AP格納処理手段により格納し直された該当す
る前記APに関する前記AP格納アドレスの再設定を行
う機能手段をさらに具備してなる、利用者装置の構成採
用にある。
【0021】本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記AP格納領域が、所定容量
からなる単位ブロックにより分割表現され、前記AP格
納情報が、前記AP格納領域に格納されている全ての前
記APの種別を示すAPIDと、前記AP格納領域に格
納されている全ての前記APの先頭ブロック番号を示す
AP格納ブロック番号と、前記AP格納領域に格納され
ている全ての前記APの占有ブロック数を示すAP格納
ブロック数とを含んでなる、利用者装置の構成採用にあ
る。
【0022】本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装
置の第5の特徴における前記データ処理手段が、前記A
P格納情報に含まれる全ての前記APIDの中で、前記
APの追加に伴って前記データ入出力手段から入力され
る当該入力APIDと一致するものが存在するか否かを
判定するAPID照合判定手段と、このAPID照合判
定手段による判定の結果、前記入力APIDと一致する
前記APIDが存在しなかった場合、前記AP格納情報
に含まれる全ての前記AP格納ブロック番号及び前記A
P格納ブロック数に基づいて算出される前記AP格納領
域の現在の空きブロック数と、前記APの追加に伴って
前記データ入出力手段から入力される当該入力APサイ
ズ及び前記単位ブロックのサイズに基づいて算出される
入力AP格納ブロック数とを比較するAP空き領域比較
手段と、このAP空き領域比較手段による比較の結果、
前記AP格納領域の空きブロック数が前記入力AP格納
ブロック数よりも多かった場合、前記データ入出力手段
から入力される当該入力APを前記AP格納領域に追加
格納するAP格納処理手段と、このAP格納処理手段に
よる格納処理を経た前記入力APに関するAP格納情報
を前記記憶手段に追加格納するAP格納情報管理手段と
を具備してなる、利用者装置の構成採用にある。
【0023】本発明装置の第7の特徴は、上記本発明装
置の第6の特徴における前記AP格納処理手段が、前記
APID照合判定手段による判定の結果、前記入力AP
IDと一致する前記APIDが存在した場合、当該AP
IDにより示される前記APを、当該APに関する前記
AP格納ブロック番号及び前記AP格納ブロック数に基
づいて前記AP格納領域から削除すると共に、当該AP
格納領域に残存する前記APが当該AP格納領域の先頭
から空き領域を生じることなく連続配置されるよう、該
当する前記APを格納し直す機能手段をさらに具備し、
前記AP格納情報管理手段が、前記AP格納処理手段に
より削除された前記APに関する前記AP格納情報を消
去すると共に、当該AP格納処理手段により格納し直さ
れた該当する前記APに関する前記AP格納ブロック番
号の再設定を行う機能手段をさらに具備してなる、利用
者装置の構成採用にある。
【0024】本発明装置の第8の特徴は、上記本発明装
置の第3又は第6の特徴における前記AP格納情報が、
前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの実
行の可否を示すAPフラグをさらに含み、前記APID
照合判定手段が、前記AP格納情報に含まれる前記AP
フラグにより現在実行可能であることが示されている全
ての前記APに関する全ての前記APIDの中で、前記
入力APIDと一致するものが存在するか否かを判定す
る機能手段をさらに具備してなる、利用者装置の構成採
用にある。
【0025】本発明装置の第9の特徴は、上記本発明装
置の第8の特徴における前記記憶手段が、前記AP格納
領域に格納されている全ての前記APを一時的に格納し
うるAP退避領域をさらに含み、前記AP格納処理手段
が、前記APID照合判定手段により現在実行可能と判
定された全ての前記APが先頭から空き領域を生じるこ
となく連続配置されるよう、該当する全ての前記APを
前記AP退避領域に一旦格納すると共に、当該AP退避
領域のイメージを前記AP格納領域に複写する機能手段
をさらに具備してなる、利用者装置の構成採用にある。
【0026】一方、本発明AP格納方法の第1の特徴
は、発行装置との間でデータの入出力を行うデータ入出
力手段と、このデータ入出力手段から入力される1以上
のAP及び当該APの実行に必要なデータを格納するた
めの記憶手段と、この記憶手段への前記APの格納に関
する処理を行うデータ処理手段とを具備し、かつ、前記
記憶手段に、前記APを格納するためのAP格納領域
と、このAP格納領域に格納されている全ての前記AP
に関する現在の使用状況を示すためのAP格納情報とを
含んでなる利用者装置に適用される利用者装置AP追加
方法であって、前記AP格納情報として、前記AP格納
領域に格納されている全ての前記APの種別を示すAP
IDと、前記AP格納領域に格納されている全ての前記
APの先頭メモリ番地を示すAP格納アドレスと、前記
AP格納領域に格納されている全ての前記APの占有容
量を示すAPサイズとを設定し、前記データ処理手段に
おいて、前記AP格納情報に含まれる全ての前記API
Dの中で、前記APの追加に伴って前記データ入出力手
段から入力される当該入力APIDと一致するものが存
在するか否かを判定する処理と、この判定の結果、前記
入力APIDと一致する前記APIDが存在しなかった
場合、前記AP格納情報に含まれる全ての前記AP格納
アドレス及び前記APサイズに基づいて前記AP格納領
域の現在の空き容量を算出する処理と、この算出された
前記AP格納領域の空き容量と、前記APの追加に伴っ
て前記データ入出力手段から入力される当該入力APサ
イズとを比較する処理と、この比較の結果、前記AP格
納領域の空き容量が前記入力APサイズよりも大きかっ
た場合、前記データ入出力手段から入力される当該入力
APを前記AP格納領域に追加格納する処理と、この格
納処理を経た前記入力APに関するAP格納情報を前記
記憶手段に追加格納する処理とを順次実行してなる、利
用者装置AP格納方法の構成採用にある。
【0027】本発明AP格納方法の第2の特徴は、発行
装置との間でデータの入出力を行うデータ入出力手段
と、このデータ入出力手段から入力される1以上のAP
及び当該APの実行に必要なデータを格納するための記
憶手段と、この記憶手段への前記APの格納に関する処
理を行うデータ処理手段とを具備し、かつ、前記記憶手
段に、前記APを格納するための所定容量からなる単位
ブロックにより分割表現されたAP格納領域と、このA
P格納領域に格納されている全ての前記APに関する現
在の使用状況を示すためのAP格納情報とを含んでなる
利用者装置に適用される利用者装置AP追加方法であっ
て、前記AP格納情報として、前記AP格納領域に格納
されている全ての前記APの種別を示すAPIDと、前
記AP格納領域に格納されている全ての前記APの先頭
ブロック番号を示すAP格納ブロック番号と、前記AP
格納領域に格納されている全ての前記APの占有ブロッ
ク数を示すAP格納ブロック数とを設定し、前記データ
処理手段において、前記AP格納情報に含まれる全ての
前記APIDの中で、前記APの追加に伴って前記デー
タ入出力手段から入力される当該入力APIDと一致す
るものが存在するか否かを判定する処理と、この判定の
結果、前記入力APIDと一致する前記APIDが存在
しなかった場合、前記AP格納情報に含まれる全ての前
記AP格納ブロック番号及び前記AP格納ブロック数に
基づいて前記AP格納領域の現在の空きブロック数を算
出すると共に、前記APの追加に伴って前記データ入出
力手段から入力される当該入力APサイズ及び前記単位
ブロックのサイズに基づいて入力AP格納ブロック数を
算出する処理と、これら算出された前記AP格納領域の
空きブロック数と、前記入力AP格納ブロック数とを比
較する処理と、この比較の結果、前記AP格納領域の空
きブロック数が前記入力AP格納ブロック数よりも多か
った場合、前記データ入出力手段から入力される当該入
力APを前記AP格納領域に追加格納する処理と、この
格納処理を経た前記入力APに関するAP格納情報を前
記記憶手段に追加格納する処理とを順次実行してなる、
利用者装置AP格納方法の構成採用にある。
【0028】本発明AP格納方法の第3の特徴は、上記
本発明AP格納方法の第1又は第2の特徴における前記
利用者装置が、前記AP格納情報として、前記AP格納
領域に格納されている全ての前記APの実行の可否を示
すAPフラグをさらに設定してなるものを採用し、前記
データ処理手段において、前記AP格納情報に含まれる
前記APフラグにより現在実行可能であることが示され
ている全ての前記APに関する全ての前記APIDの中
で、前記入力APIDと一致するものが存在するか否か
を判定する処理をさらに実行してなる、利用者装置AP
格納方法の構成採用にある。
【0029】また、本発明AP削除方法の第1の特徴
は、発行装置との間でデータの入出力を行うデータ入出
力手段と、このデータ入出力手段から入力される1以上
のAP及び当該APの実行に必要なデータを格納するた
めの記憶手段と、この記憶手段からの前記APの削除に
関する処理を行うデータ処理手段とを具備し、かつ、前
記記憶手段に、前記APを格納するためのAP格納領域
と、このAP格納領域に格納されている全ての前記AP
に関する現在の使用状況を示すためのAP格納情報とを
含んでなる利用者装置に適用される利用者装置AP削除
方法であって、前記AP格納情報として、前記AP格納
領域に格納されている全ての前記APの種別を示すAP
IDと、前記AP格納領域に格納されている全ての前記
APの先頭メモリ番地を示すAP格納アドレスと、前記
AP格納領域に格納されている全ての前記APの占有容
量を示すAPサイズとを設定し、前記データ処理手段に
おいて、前記AP格納情報に含まれる全ての前記API
Dの中で、前記APの削除に際し前記データ入出力手段
から入力される当該入力APIDと一致するものが存在
するか否かを判定する処理と、この判定の結果、前記入
力APIDと一致する前記APIDが存在した場合、当
該APIDにより示される前記APを、当該APに関す
る前記AP格納アドレス及び前記APサイズに基づいて
前記AP格納領域から削除する処理と、この削除された
前記APに関するものよりも大きい値を示す前記AP格
納アドレスが前記AP格納情報に含まれているときに、
そのAP格納領域に残存する前記APが当該AP格納領
域の先頭から空き領域を生じることなく連続配置される
よう、該当する前記APを格納し直すと共に、削除され
た前記APに関する前記AP格納情報を消去し、さら
に、格納し直された該当する前記APに関する前記AP
格納アドレスの再設定を行う処理とを順次実行してな
る、利用者装置AP削除方法の構成採用にある。
【0030】本発明AP削除方法の第2の特徴は、発行
装置との間でデータの入出力を行うデータ入出力手段
と、このデータ入出力手段から入力される1以上のAP
及び当該APの実行に必要なデータを格納するための記
憶手段と、この記憶手段からの前記APの削除に関する
処理を行うデータ処理手段とを具備し、かつ、前記記憶
手段に、前記APを格納するための所定容量からなる単
位ブロックにより分割表現されたAP格納領域と、この
AP格納領域に格納されている全ての前記APに関する
現在の使用状況を示すためのAP格納情報とを含んでな
る利用者装置に適用される利用者装置AP削除方法であ
って、前記AP格納情報として、前記AP格納領域に格
納されている全ての前記APの種別を示すAPIDと、
前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの先
頭ブロック番号を示すAP格納ブロック番号と、前記A
P格納領域に格納されている全ての前記APの占有ブロ
ック数を示すAP格納ブロック数とを設定し、前記デー
タ処理手段において、前記AP格納情報に含まれる全て
の前記APIDの中で、前記APの削除に際し前記デー
タ入出力手段から入力される当該入力APIDと一致す
るものが存在するか否かを判定する処理と、この判定の
結果、前記入力APIDと一致する前記APIDが存在
した場合、当該APIDにより示される前記APを、当
該APに関する前記AP格納ブロック番号及び前記AP
格納ブロック数に基づいて前記AP格納領域から削除す
る処理と、この削除された前記APに関するものよりも
大きい値を示す前記AP格納ブロック番号が前記AP格
納情報に含まれているときに、そのAP格納領域に残存
する前記APが当該AP格納領域の先頭から空き領域を
生じることなく連続配置されるよう、該当する前記AP
を格納し直すと共に、削除された前記APに関する前記
AP格納情報を消去し、さらに、格納し直された該当す
る前記APに関する前記AP格納アドレスの再設定を行
う処理とを順次実行してなる、利用者装置AP削除方法
の構成採用にある。
【0031】本発明AP削除方法の第3の特徴は、上記
本発明AP削除方法の第1又は第2の特徴における前記
利用者装置が、前記記憶手段に、前記AP格納領域に格
納されている全ての前記APを一時的に格納しうるAP
退避領域をさらに含み、かつ、前記AP格納情報とし
て、前記AP格納領域に格納されている全ての前記AP
の実行の可否を示すAPフラグをさらに設定してなるも
のを採用し、前記データ処理手段において、前記AP格
納情報に含まれる前記APフラグにより現在実行可能と
判定された全ての前記APが先頭から空き領域を生じる
ことなく連続配置されるよう、該当する全ての前記AP
を前記AP退避領域に一旦格納する処理と、当該AP退
避領域のイメージを前記AP格納領域に複写する処理と
を順次実行してなる、利用者装置AP削除方法の構成採
用にある。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、添付図面を参照しつつ、まず、その適用システム構
成を概略的に説明し、さらに、これに基づく第1〜第4
装置例及び対応する第1〜第4方法例を順に挙げて詳細
に説明する(以降に挙げる各図面に示される各構成要素
のうち、既に図21に示したものと同一又は同等の要素
に対しては、共通する符号を付してある)。
【0033】(適用システム構成)まず、本発明が適用
される利用者装置発行システムの構成について説明す
る。図1は、本発明の実施形態例に係る利用者装置発行
システムの構成図である。
【0034】同図に示すように、本実施形態例の利用者
装置発行システムβは、従来のそれと同等な構成を有す
る発行装置10と、本発明の利用者装置20(一部同
等)とを有して構成される。
【0035】発行装置10は、従来のそれと同様なデー
タ処理部12及びデータ入出力部13を有して構成さ
れ、さらに、従来の記憶部(11)からAP格納情報の
設定を排した記憶部14を有して構成される。
【0036】一方、本発明の利用者装置20は、発行装
置10との間でデータの入出力を行う従来のそれと同様
なデータ入出力部23(データ入出力手段)の他に、こ
のデータ入出力部23から入力される1以上のAP及び
当該APの実行に必要なデータを格納するための記憶部
24(記憶手段)と、この記憶部24へのAPの格納及
び当該記憶部24からのAPの削除に関する各処理を行
うデータ処理部25(データ処理手段)とを有して構成
される。
【0037】また、記憶部24には、AP(AP1,A
P2)を格納するためのAP格納領域(詳細は後述)
と、このAP格納領域に格納されている全てのAPに関
する現在の使用状況を示すためのAP格納情報26とが
設定される。
【0038】(第1装置例)次に、本発明装置の基本構
成を示す第1装置例について説明する。
【0039】図2は、本発明の第1装置例に係る利用者
装置の機能構成図であり、図3は、図2に示した記憶部
の詳細構成図である。
【0040】まず、図2に示すように、この第1装置例
に係る利用者装置20は、上述したデータ入出力部23
と、AP格納情報26及びAP格納領域27(図1に示
したAP1,AP2を格納する領域)が設定された上述
の記憶部24と、APID照合判定部28(APID照
合判定手段)、AP空き領域比較部29(AP空き領域
比較手段)、AP格納処理部30(AP格納処理手
段)、及びAP格納情報管理部31(AP格納情報管理
手段)を有する上述のデータ処理部25とを有して構成
される。
【0041】ここで、記憶部24におけるAP格納情報
26には、図3に示すように、AP格納領域27のサイ
ズを示す図示のAP格納領域サイズと共に、当該AP格
納領域27に格納されている全てのAP(AP1,AP
2,AP3,…)の種別を示すAPID(IDは識別
子)と、そのAP格納領域27に格納されている全ての
APの先頭メモリ番地を示すAP格納アドレス(AP格
納アドレス1,AP格納アドレス2,AP格納アドレス
3,…)と、同じくAP格納領域27に格納されている
全てのAPの占有容量を示すAPサイズ(APサイズ
1,APサイズ2,APサイズ3,…)とが設定され
る。
【0042】なお、以上のAP格納情報26のうち、A
PIDは、最大で20バイト(「JIS X 630
8」を参照)の容量を有し、AP格納アドレス及びAP
サイズは、それぞれ最大で4バイト(APサイズの数十
キロバイトを表現するのに必要な情報量は16進数で5
桁。1桁5ビット×5=25ビット→4バイト。AP格
納アドレスの数百キロバイト〜数メガバイト分のアドレ
ス情報の表現も可能)の容量を有する。
【0043】これに対し、記憶部24におけるAP格納
領域27は、所要のAPが格納される順(図示のAP
1,AP2,AP3,…の順)に、対応するAPサイズ
により連続的に随時割り当てて構成される。
【0044】なお、AP格納情報26及びAP格納領域
27は、格納しようとするAPのAPサイズを想定して
大きさ(容量)を配分することができるが、実際に本装
置例を製品化するときには、例えば、APの格納総数を
最大20とし、その総容量が最大560バイトとなるこ
とを想定し、最初に、AP格納情報26の分のメモリ領
域を割り当ててから、それ以外の記憶部24の領域をA
P格納領域27に割り当てるようにするとよい。
【0045】但し、利用者装置20に格納して使用する
必要のあるAPの総数が既知である場合には、その総数
に応じてAP格納情報26の各項目の大きさを調整し、
当該AP格納情報26の大きさを増減させても差し支え
ない。
【0046】一方、データ処理部25に関しては、AP
ID照合判定部28が、AP格納情報26に含まれる全
てのAPIDの中で、APの追加に伴ってデータ入出力
部23から入力される当該入力APIDと一致するもの
が存在するか否かを判定するよう機能する。
【0047】AP空き領域比較部29が、APID照合
判定部28による判定の結果、入力APIDと一致する
APIDが存在しなかった場合、AP格納情報26に含
まれる全てのAP格納アドレス及びAPサイズに基づい
て算出されるAP格納領域27の現在の空き容量と、A
Pの追加に伴ってデータ入出力部23から入力される当
該入力APサイズとを比較するよう機能する。
【0048】さらに、データ処理部25のAP格納処理
部30は、AP空き領域比較部29による比較の結果、
AP格納領域27の空き容量が入力APサイズよりも大
きかった場合、データ入出力部23から入力される当該
入力APをAP格納領域27に追加格納するよう機能
し、AP格納情報管理部31は、AP格納処理部30に
よる格納処理を経た入力APに関するAP格納情報26
を記憶部24に追加格納するよう機能する。
【0049】特に、AP格納処理部30に関しては、A
PID照合判定部28による判定の結果、入力APID
と一致するAPIDが存在した場合、当該APIDによ
り示されるAPを、当該APに関するAP格納アドレス
及びAPサイズに基づいてAP格納領域27から削除す
ると共に、そのAP格納領域27に残存するAPが当該
AP格納領域27の先頭から空き領域を生じることなく
連続配置されるよう、該当するAPを格納し直すように
も機能する。
【0050】また、AP格納情報管理部31に関して
は、AP格納処理部30により削除されたAPに関する
AP格納情報26を消去すると共に、当該AP格納処理
部30により格納し直された該当するAPに関するAP
格納アドレスの再設定を行うようにも機能する。
【0051】(第1方法例)続いて、以上のように構成
された第1装置例に係る利用者装置20に適用される第
1方法例について説明する。まず、図4は、図2及び図
3に示した利用者装置20により実行されるAP格納手
順を説明するためのフローチャートである。
【0052】同図に示すように、この第1方法例に係る
AP格納処理は、まず、データ入出力部23を介して、
格納しようとするAP、APID、及びAPサイズが入
力されるのに伴い、データ処理部25におけるAPID
照合判定部28が、その入力APIDと、記憶部24の
AP格納情報26に含まれるAPIDとを照合する(S
T1)ことにより開始される。
【0053】ここで、一致するAPIDが有れば(ST
1;Yes)、APID照合判定部28は、所要のAP
が既に格納されているとして直ちに処理を終了させる
が、一致するAPIDが無ければ(ST1;No)、デ
ータ処理部25におけるAP空き領域比較部29が、A
P格納情報26に含まれる全てのAPサイズから、AP
格納領域27においてAPが格納されている領域の末尾
のメモリ番地を算出する(ST2)。
【0054】それと共に、AP格納情報26に含まれる
AP格納領域サイズと、APが格納されている領域の上
記末尾のメモリ番地とから、AP格納領域27の空き容
量を算出し(ST3)、さらに、その算出したAP格納
領域27の空き容量と入力APサイズとを比較する(S
T4)。
【0055】この比較の結果、AP格納領域27の空き
容量が入力APサイズよりも小さければ(ST4;N
o)、AP空き領域比較部29は、所要のAPの格納が
不可能であるとして直ちに処理を終了させるが、そのA
P格納領域27の空き容量が入力APサイズよりも大き
ければ(ST4;Yes)、データ処理部25における
AP格納処理部30が、APが格納されている領域の末
尾のメモリ番地の次のメモリ番地を、AP格納アドレス
として入力APを追加格納する(ST5)。
【0056】さらに、同データ処理部25におけるAP
格納情報管理部31が、入力APに関するAPID、A
P格納アドレス、及びAPサイズを、記憶部24におけ
るAP格納情報26の空欄に追加格納する(ST6)。
【0057】次に、図5は、図2及び図3に示した利用
者装置20により実行されるAP削除手順を説明するた
めのフローチャートであり、図6は、同利用者装置20
により実行される具体的なAP削除処理を説明するため
の図である。
【0058】まず、図5に示すように、この第1方法例
に係るAP削除処理は、データ入出力部23を介して、
削除しようとするAPに関するAPIDが利用者装置2
0に入力されて、データ処理部25におけるAPID照
合判定部28が、その入力APIDと記憶部24のAP
格納情報26に含まれるAPIDとを照合する(ST1
1)ことにより開始される。
【0059】ここで、一致するAPIDが無ければ(S
T11;No)、APID照合判定部28は、いま削除
しようとしているAPが格納されていないとして直ちに
処理を終了させるが、一致するAPIDが有れば(ST
11;Yes)、データ処理部25におけるAP格納処
理部30が、AP格納情報26に含まれる対応するAP
格納アドレス及びAPサイズをもとに、そのAP格納ア
ドレスの先頭メモリ番地からAPサイズ分のデータを削
除する(ST12.図6(a)を参照)。
【0060】次に、データ処理部25におけるAP格納
情報管理部31は、削除しようとするAPIDに対応す
るAP格納アドレスよりも大きいAP格納アドレスが、
AP格納情報26に存在するか否かを判定し(ST1
3)、該当するAP格納アドレスが無ければ(ST1
3;No)、直ちに処理を終了させる。
【0061】しかし、当該AP格納アドレスが1つでも
有れば(ST13;Yes)、削除しようとするAP格
納アドレス以降にあるAPのAP格納アドレスを、その
APサイズ分だけ減算して小さくし(ST14)、さら
に、その削除しようとするAPに関するAPID、AP
格納アドレス、及びAPサイズを、記憶部24における
AP格納情報26から消去する(ST15)。
【0062】そして再び、データ処理部25におけるA
P格納処理部30は、削除しようとするAP格納アドレ
ス以降にあるAPを、減算されたAP格納アドレスに再
格納する(ST16.図6(b)を参照)。
【0063】以上、本発明の第1装置例及び対応する第
1方法例につき説明したが、本例によれば、所要のAP
の格納及び削除を、記憶部24のAP格納領域27に空
き領域を作ることなく簡便に行うことができるようにな
る。
【0064】(第2装置例)次に、本発明装置の応用構
成として、単位ブロックによるAP格納領域27の分割
表現を適用した場合を示す第2装置例について説明す
る。
【0065】図7は、本発明の第2装置例に係る利用者
装置20における記憶部24の詳細構成図である。な
お、この第2装置例における利用者装置20の機能構成
は、第1装置例におけるそれと同等であるため、対応す
る第2方法例を含む以降の説明においては、その第1装
置例で既に行った説明につき省略するものとする。
【0066】同図に示すように、この第2装置例に係る
利用者装置20の記憶部24におけるAP格納領域27
は、所定容量からなる単位ブロックにより分割表現さ
れ、同記憶部24におけるAP格納情報26には、AP
格納領域27の全ブロック数を示す図示のAP格納領域
全ブロック数と共に、当該AP格納領域27に格納され
ている全てのAP(AP1,AP2,AP3,…)の種
別を示すAPIDと、そのAP格納領域27に格納され
ている全てのAPの先頭ブロック番号を示すAP格納ブ
ロック番号(AP格納ブロック番号1,AP格納ブロッ
ク番号2,AP格納ブロック番号3,…)と、同じくA
P格納領域27に格納されている全てのAPの占有ブロ
ック数を示すAP格納ブロック数(AP格納ブロック数
1,AP格納ブロック数2,AP格納ブロック数3,
…)とが設定される。
【0067】一方、データ処理部25(図2を参照)に
関しては、AP空き領域比較部29が、APID照合判
定部28による判定の結果、入力APIDと一致するA
PIDが存在しなかった場合、AP格納情報26に含ま
れる全てのAP格納ブロック番号及びAP格納ブロック
数に基づいて算出されるAP格納領域27の現在の空き
ブロック数と、APの追加に伴ってデータ入出力部23
から入力される当該入力APサイズ及び単位ブロックの
サイズに基づいて算出される入力AP格納ブロック数と
を比較するよう機能する。
【0068】それにより、AP格納処理部30が、AP
空き領域比較部29による比較の結果、AP格納領域2
7の空きブロック数が入力AP格納ブロック数よりも多
かった場合、データ入出力部23から入力される当該入
力APをAP格納領域27に追加格納するよう機能し、
AP格納情報管理部31が、AP格納処理部30による
格納処理を経た入力APに関するAP格納情報26を記
憶部24に追加格納するよう機能する。
【0069】特に、AP格納処理部30に関しては、A
PID照合判定部28による判定の結果、入力APID
と一致するAPIDが存在した場合、当該APIDによ
り示されるAPを、当該APに関するAP格納アドレス
及びAPサイズに基づいてAP格納領域27から削除す
ると共に、そのAP格納領域27に残存するAPが当該
AP格納領域の先頭から空き領域を生じることなく連続
配置されるよう、該当するAPを格納し直すようにも機
能する。
【0070】また、AP格納情報管理部31に関して
は、AP格納処理部30により削除されたAPに関する
AP格納情報26を消去すると共に、当該AP格納処理
部30により格納し直された該当するAPに関するAP
格納アドレスの再設定を行うようにも機能する。
【0071】(第2方法例)続いて、以上のように構成
された第2装置例に係る利用者装置20に適用される第
2方法例について説明する。
【0072】まず、図8は、図2及び図7に示した利用
者装置20により実行されるAP格納手順を説明するた
めのフローチャートである。
【0073】同図に示すように、この第2方法例に係る
AP格納処理は、まず、データ入出力部23を介して、
格納しようとするAP、APID、及びAPサイズが入
力されるのに伴い、データ処理部25におけるAPID
照合判定部28が、その入力APIDと、記憶部24の
AP格納情報26に含まれるAPIDとを照合する(S
T21)ことにより開始される。
【0074】ここで、一致するAPIDが有れば(ST
21;Yes)、APID照合判定部28は、所要のA
Pが既に格納されているとして直ちに処理を終了させる
が、一致するAPIDが無ければ(ST21;No)、
データ処理部25におけるAP空き領域比較部29が、
入力APサイズと上記単位ブロックのサイズとから、入
力APが要するAP格納ブロック数を算出する(ST2
2)。
【0075】それと共に、AP格納情報26に含まれる
全てのAP格納ブロック数から、AP格納領域27にお
いてAPが格納されている領域の末尾のブロック番号を
算出し(ST23)、さらに、AP格納情報26に含ま
れるAP格納領域全ブロック数と、APが格納されてい
る領域の上記末尾のブロック番号とから、AP格納領域
27の空きブロック数を算出して(ST24)、これら
算出したAP格納領域27の空きブロック数と入力AP
が要するAP格納ブロック数とを比較する(ST2
5)。
【0076】この比較の結果、AP格納領域27の空き
ブロック数がAP格納ブロック数よりも少なければ(S
T25;No)、AP空き領域比較部29は、所要のA
Pの格納が不可能であるとして直ちに処理を終了させる
が、そのAP格納領域27の空きブロック数がAP格納
ブロック数よりも多ければ(ST25;Yes)、デー
タ処理部25におけるAP格納処理部30が、APが格
納されている領域の末尾のブロック番号の次のブロック
番号を、AP格納ブロック番号として入力APを追加格
納する(ST26)。
【0077】さらに、同データ処理部25におけるAP
格納情報管理部31が、入力APに関するAPID、A
P格納ブロック番号、及びAP格納ブロック数を、記憶
部24におけるAP格納情報26の空欄に追加格納する
(ST27)。
【0078】次に、図9は、図2及び図7に示した利用
者装置20により実行されるAP削除手順を説明するた
めのフローチャートであり、図10は、同利用者装置2
0により実行される具体的なAP削除処理を説明するた
めの図である。
【0079】まず、図9に示すように、この第2方法例
に係るAP削除処理は、データ入出力部23を介して、
削除しようとするAPに関するAPIDが利用者装置2
0に入力されて、データ処理部25におけるAPID照
合判定部28が、その入力APIDと記憶部24のAP
格納情報26に含まれるAPIDとを照合する(ST3
1)ことにより開始される。
【0080】ここで、一致するAPIDが無ければ(S
T31;No)、APID照合判定部28は、いま削除
しようとしているAPが格納されていないとして直ちに
処理を終了させるが、一致するAPIDが有れば(ST
31;Yes)、データ処理部25におけるAP格納処
理部30が、AP格納情報26に含まれる対応するAP
格納ブロック番号及びAP格納ブロック数をもとに、そ
のAP格納ブロック番号の先頭ブロック番号からAP格
納ブロック数分のデータを削除する(ST32.図10
(a)を参照)。
【0081】次に、データ処理部25におけるAP格納
情報管理部31は、削除しようとするAPIDに対応す
るAP格納ブロック番号よりも大きいAP格納ブロック
番号が、AP格納情報26に存在するか否かを判定し
(ST33)、該当するAP格納ブロック番号が無けれ
ば(ST33;No)、直ちに処理を終了させるが、当
該AP格納ブロック番号が1つでも有れば(ST33;
Yes)、削除しようとするAP格納ブロック番号以降
にあるAPのAP格納ブロック番号を、そのAP格納ブ
ロック数分だけ減算して小さくする(ST34)。
【0082】さらに、その削除しようとするAPに関す
るAPID、AP格納アドレス、及びAPサイズを、記
憶部24におけるAP格納情報26から消去する(ST
35)。
【0083】そして再び、データ処理部25におけるA
P格納処理部30は、削除しようとするAP格納ブロッ
ク番号以降にあるAPを、減算されたAP格納ブロック
番号に再格納する(ST36.図10(b)を参照)。
【0084】以上、本発明の第2装置例及び対応する第
2方法例につき説明したが、本例によれば、単位ブロッ
クによるAP格納領域27の分割表現の適用により、所
要のAPの格納及び削除を、記憶部24のAP格納領域
27に空き領域を作ることなく高速に行うことができる
ようになる。
【0085】(第3装置例)次に、本発明装置の変形構
成として、APフラグによるAP使用の可否制御を適用
した場合を示す第3装置例について説明する。
【0086】図11は、本発明の第3装置例に係る利用
者装置20の機能構成図であり、図12は、図11に示
した記憶部24の詳細構成図である。なお、この第3装
置例における利用者装置20の基本的な機能構成は、第
1装置例におけるそれと同等であるため、対応する第3
方法例を含む以降の説明においては、その第1装置例で
既に行った説明につき省略するものとする。
【0087】まず、図11に示すように、この第3装置
例に係る利用者装置20は、その記憶部24が、前述し
たAP格納情報26及びAP格納領域27の他に、AP
退避領域32を有して構成される。
【0088】以上の記憶部24におけるAP退避領域3
2は、APの削除に際し、AP格納領域27に格納され
ているAPを一時的に退避させるための領域として使用
され、その大きさ(容量)は、図12に示すように、A
P格納領域27におけるそれと同一に設定される。
【0089】また、記憶部24におけるAP格納情報2
6には、図12に示すように、AP格納領域サイズ、A
PID、AP格納アドレス、及びAPサイズに加え、新
たにAPフラグ(APフラグ1,APフラグ2,APフ
ラグ3,…)が設定される。
【0090】以上のAP格納情報26におけるAPフラ
グは、AP格納領域27に格納されている全てのAPの
実行の可否を示すためのものであり、当該AP格納領域
27へのAPの追加格納時に、有効な状態に初期化され
るようになっている。
【0091】ここで、APフラグが有効である場合に
は、対応するAPID、AP格納アドレス、及びAPサ
イズの各情報を読み出したり変更したりすることができ
るものとし、それが無効である場合には、APの追加格
納及び削除を行うとき以外は、対応するAPIDからA
P格納アドレス、APサイズ、及びAPを指定して読み
出したり実行したりすることができないものとする。
【0092】一方、データ処理部25に関しては、AP
ID照合判定部28が、AP格納情報26に含まれるA
Pフラグにより現在実行可能であることが示されている
全てのAPに関する全てのAPIDの中で、入力API
Dと一致するものが存在するか否かを判定するよう機能
する。
【0093】特に、AP格納処理部30に関しては、A
PID照合判定部28により現在実行可能と判定された
全てのAPが先頭から空き領域を生じることなく連続配
置されるよう、該当する全てのAPをAP退避領域32
に一旦格納すると共に、当該AP退避領域32のイメー
ジをAP格納領域に複写するようにも機能する。
【0094】(第3方法例)続いて、以上のように構成
された第3装置例に係る利用者装置20に適用される第
3方法例について説明する。まず、図13は、図11及
び図12に示した利用者装置20により実行されるAP
格納手順を説明するためのフローチャートである。
【0095】同図に示すように、この第3方法例に係る
AP格納処理は、まず、データ入出力部23を介して、
格納しようとするAP、APID、及びAPサイズが入
力されるのに伴い、データ処理部25におけるAPID
照合判定部28が、記憶部24のAP格納情報26に含
まれる全てのAPフラグを検索して(「無効フラグ」を
検索して)有効なAPフラグを抽出し(ST41;Ye
s/No)、さらに、上記入力APIDと、その有効な
APフラグが付与された対応するAPIDとを照合する
(ST42)ことにより開始される。
【0096】ここで、一致するAPIDが有れば(ST
42;Yes)、APID照合判定部28は、所要のA
Pが既に格納されているとして直ちに処理を終了させる
が、一致するAPIDが無ければ(ST42;No)、
以下、第1方法例において説明したのと同様に、データ
処理部25における該当要素が、AP格納領域27にお
ける末尾のメモリ番地の算出(ST43)、AP格納領
域27の空き容量の算出(ST44)、AP格納領域2
7の空き容量と入力APサイズとの比較(ST45)を
順次実行する。
【0097】この比較の結果、AP格納領域27の空き
容量が入力APサイズよりも小さければ(ST45;N
o)、AP空き領域比較部29は、所要のAPの格納が
不可能であるとして直ちに処理を終了させるが、そのA
P格納領域27の空き容量が入力APサイズよりも大き
ければ(ST45;Yes)、以下、第1方法例におい
て説明したのと同様に、データ処理部25における該当
要素が、AP格納領域27への入力APの追加格納(S
T46)、入力APに関するAPID、AP格納アドレ
ス、及びAPサイズの追加格納(ST47)を順次実行
する。
【0098】なお、この第3方法例では、上記APフラ
グの値を操作することにより、AP格納領域27に格納
されているAPを、利用者装置20の利用者(図示せ
ず)の所望により、随意に無効化し又は有効化すること
ができる。以下に、そのAPの無効化手順及び有効化手
順について説明する。
【0099】図14は、図11及び図12に示した利用
者装置20により実行されるAP無効化手順を説明する
ためのフローチャートであり、図15は、同利用者装置
20により実行されるAP有効化手順を説明するための
フローチャートである。
【0100】まず、図14に示すように、この第3方法
例におけるAP無効化処理は、データ入出力部23を介
して、無効化しようとするAPにAPIDが入力される
のに伴い、データ処理部25におけるAPID照合判定
部28が、初めに、記憶部24のAP格納情報26に含
まれる全てのAPフラグを検索して(「有効フラグ」を
検索して)有効なAPフラグを抽出し(ST51;Ye
s/No)、さらに、上記入力APIDと、その有効な
APフラグが付与された対応するAPIDとを照合する
(ST52)ことにより開始される。
【0101】ここで、一致するAPIDが無ければ(S
T52;No)、APID照合判定部28は、次のAP
IDを検索するが、一致するAPIDが有れば(ST5
2;Yes)、データ処理部25におけるAP格納情報
管理部31が、対応するAPフラグに「無効」の値を格
納する(ST53)。
【0102】また、図15に示すように、この第3方法
例におけるAP有効化処理は、データ入出力部23を介
して、有効化しようとするAPにAPIDが入力される
のに伴い、データ処理部25におけるAPID照合判定
部28が、まず、記憶部24のAP格納情報26に含ま
れる全てのAPフラグを検索して(「無効フラグ」を検
索して)無効なAPフラグを抽出し(ST61;Yes
/No)、さらに、上記入力APIDと、その無効なA
Pフラグが付与された対応するAPIDとを照合する
(ST62)ことにより開始される。
【0103】ここで、一致するAPIDが無ければ(S
T62;No)、APID照合判定部28は、次のAP
IDを検索するが、一致するAPIDが有れば(ST6
2;Yes)、データ処理部25におけるAP格納情報
管理部31が、対応するAPフラグに「有効」の値を格
納する(ST63)。
【0104】次に、図16は、図11及び図12に示し
た利用者装置20により実行されるAP削除手順を説明
するためのフローチャートであり、図17及び図18
は、同利用者装置20により実行される具体的なAP削
除処理を説明するための図(その1及びその2)であ
る。
【0105】まず、図16に示すように、この第3方法
例に係るAP削除処理は、データ入出力部23を介し
て、削除しようとするAPに関するAPIDが利用者装
置20に入力されて、データ処理部25におけるAPI
D照合判定部28が、初めに、記憶部24のAP格納情
報26に含まれる全てのAPIDを検査する(ST7
1)ことにより開始される。
【0106】次に、APID照合判定部28は、その検
査したAPIDに対応するAPフラグが有効フラグであ
る場合(ST72;Yes)、データ処理部25におけ
るAP格納処理部30が、その有効フラグが付与された
有効APをAP格納領域27から読み出して、これをA
P退避領域32に格納する(ST73)。
【0107】そして、APID照合判定部28は、この
ようにして1つの有効APのAP退避領域32への格納
が完了し、又は検査したAPIDに対応するAPフラグ
が無効フラグである場合(ST72;No)、次のAP
IDを検索し(ST74)、さらに、以上の処理を繰り
返して実行することにより、有効フラグが付与された全
ての有効APが先頭から空き領域を生じることなく連続
配置されるよう、それら全ての有効APをAP退避領域
32に一旦格納する(図17(a)を参照)。
【0108】次に、AP格納処理部30は、全ての有効
APのAP退避領域32への格納を完了すると、AP格
納領域27に格納されている全てのAPを完全に削除し
(ST75.図17(b)を参照)、さらに、AP退避
領域32のイメージがそのままAP格納領域27に複写
されるよう、AP退避領域の32に格納されている全て
のAP(有効AP)をAP格納領域27に格納し(ST
76.図18(a)を参照)、最後に、AP退避領域3
2に格納されているすぺてのAPを削除する(ST7
7.図18(b)を参照)。
【0109】以上、本発明の第3装置例及び対応する第
3方法例につき説明したが、本例によれば、APフラグ
によるAP使用の可否制御の適用により、所要のAPの
格納及び削除を、記憶部24のAP格納領域27に空き
領域を作ることなく高速かつ簡便に行うことができるよ
うになる。
【0110】(第4装置例)次に、本発明装置の更なる
変形構成として、単位ブロックによるAP格納領域27
の分割表現と共に、APフラグによるAP使用の可否制
御を適用した場合を示す第4装置例について説明する。
【0111】図19は、本発明の第4装置例に係る利用
者装置20における記憶部24の詳細構成図である。な
お、この第4装置例における利用者装置20の基本的な
機能構成は、第3装置例におけるそれと同等であり、か
つ、記憶部24の構成も、第2装置例におけるそれと類
似しているため、対応する第4方法例を含む以降の説明
においては、その第3装置例及び第2装置例で既に行っ
た説明につき省略するものとする。
【0112】同図に示すように、この第4装置例に係る
利用者装置20の記憶部24は、第3装置例と同様に、
その大きさ(容量)がAP格納領域27のそれと等しい
AP退避領域32を有して構成され、さらに、これらA
P格納領域27及びAP退避領域32が、第2装置例に
て適用した所定容量からなる単位ブロックにより分割表
現されたものとなっている。
【0113】また、記憶部24におけるAP格納情報2
6には、APIDの他、第3装置例にて適用したAP使
用可否制御用のAPフラグと、第2装置例にて適用した
AP格納ブロック番号及びAP格納ブロック数とが設定
されている。
【0114】一方、データ処理部25(図11を参照)
に関しては、APID照合判定部28が、AP格納情報
26に含まれるAPフラグにより現在実行可能であるこ
とが示されている全てのAPに関する全てのAPIDの
中で、入力APIDと一致するものが存在するか否かを
判定するよう機能する。
【0115】それにより、AP空き領域比較部29が、
APID照合判定部28による判定の結果、入力API
Dと一致するAPIDが存在しなかった場合、AP格納
情報26に含まれる全てのAP格納ブロック番号及びA
P格納ブロック数に基づいて算出されるAP格納領域2
7の現在の空きブロック数と、APの追加に伴ってデー
タ入出力部23から入力される当該入力APサイズ及び
単位ブロックのサイズに基づいて算出される入力AP格
納ブロック数とを比較するよう機能する。
【0116】特に、AP格納処理部30に関しては、A
PID照合判定部28により現在実行可能と判定された
全てのAPが先頭から空き領域を生じることなく連続配
置されるよう、該当する全てのAPをAP退避領域32
に一旦格納すると共に、当該AP退避領域32のイメー
ジをAP格納領域に複写するようにも機能する。
【0117】(第4方法例)続いて、以上のように構成
された第4装置例に係る利用者装置20に適用される第
4方法例について説明する。図20は、図11及び図1
9に示した利用者装置20により実行されるAP格納手
順を説明するためのフローチャートである。
【0118】同図に示すように、この第4方法例に係る
AP格納処理は、第3方法例において説明したのと同様
に、まず、データ入出力部23を介して、格納しようと
するAP、APID、及びAPサイズが入力されるのに
伴い、データ処理部25におけるAPID照合判定部2
8が、記憶部24のAP格納情報26に含まれる全ての
APフラグを検索して(「無効フラグ」を検索して)有
効なAPフラグを抽出する(ST81;Yes/N
o)。
【0119】さらに、上記入力APIDと、その有効な
APフラグが付与された対応するAPIDとを照合する
(ST82)ことにより開始される。ここで、一致する
APIDが有れば(ST82;Yes)、APID照合
判定部28は、所要のAPが既に格納されているとして
直ちに処理を終了させる。
【0120】しかし、一致するAPIDが無ければ(S
T82;No)、以下、第2方法例において説明したの
と同様に、データ処理部25における該当要素が、入力
APのAP格納ブロック数の算出(ST83)、AP格
納領域27における末尾のブロック番号の算出(ST8
4)、AP格納領域27の空きブロック数の算出(ST
85)、AP格納領域27の空きブロック数と入力AP
のAP格納ブロック数との比較(ST86)を順次実行
する。
【0121】この比較の結果、AP格納領域の27の空
きブロック数が入力APのAP格納ブロック数よりも少
なければ(ST86;No)、AP空き領域比較部29
は、所要のAPの格納が不可能であるとして直ちに処理
を終了させるが、その空きブロック数がAP格納ブロッ
ク数よりも多ければ(ST86;Yes)、以下、第2
方法例において説明したのと同様に、データ処理部25
における該当要素が、AP格納領域27への入力APを
追加格納する(ST87)。
【0122】最後に、AP格納情報管理部31が、入力
APに関するAPフラグ、APID、AP格納ブロック
番号、及びAP格納ブロック数を、記憶部24における
AP格納情報26の空欄に追加格納する(ST88)。
【0123】なお、この第4方法例において、APの無
効化及び有効化並びに削除を行う場合には、第3方法例
において説明したのと同様な手順(それぞれ、図14及
び図15並びに図16を参照)を適用すればよい。
【0124】以上、本発明の第4装置例及び対応する第
4方法例につき説明したが、本例によれば、単位ブロッ
クによるAP格納領域27の分割表現及びAPフラグに
よるAP使用の可否制御の同時適用により、所要のAP
の格納及び削除を、記憶部24のAP格納領域27に空
き領域を作ることなく高速かつ簡便に行うことができる
ようになる。
【0125】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、当該実施形態によれば、利用者装置20に対し、
格納したいAP及びAP格納情報を入力するだけで、当
該利用者装置20自らが、その入力APを記憶部24の
AP格納領域27に格納できるか否かを自動的に判定す
るため、所要のAPの格納及び削除を効率よく安全に行
うことが可能となる。
【0126】また、本発明は、必ずしも上述した手段及
び手法にのみ限定されるものではなく、本発明にいう目
的を達成し、後述する効果を有する範囲内において、適
宜変更実施することが可能なものである。
【0127】例えば、当該実施形態では、AP及びデー
タの格納及び削除が可能な利用者装置20について述べ
たが、本発明は、これに限定されるものではなく、AP
及びデータを提供する任意の装置と、当該AP及びデー
タの格納及び削除が可能な任意の装置との組み合せから
なる他のシステム環境に対しても、これを同様に適用す
ることが可能である。
【0128】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、記憶部におえけAP格納領域に格納されている
AP及びデータに関する詳細な情報を、利用者装置にお
いて安全に管理することが可能となる。
【0129】また、本発明によれば、記憶部におけるA
P格納領域へのAPの格納及び当該AP格納領域からの
APの削除が可能であるか否かを、利用者装置単体で判
定することが可能となる。
【0130】さらに、本発明によれば、APの格納及び
削除が可能であるか否かの判定に際し、記憶部における
AP格納領域の空き容量をメモリマップ又はメモリブロ
ック数を用いて算出するため、APの格納に関する正確
な可否判定が可能になると共に、その所要のAPの格納
及び削除を効率良く行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る利用者装置発行シス
テムの構成図である。
【図2】本発明の第1装置例(第2装置例)に係る利用
者装置の機能構成図である。
【図3】図2に示した記憶部の詳細構成図である。
【図4】図2及び図3に示した利用者装置により実行さ
れるAP格納手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】図2及び図3に示した利用者装置により実行さ
れるAP削除手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】図2及び図3に示した利用者装置により実行さ
れる具体的なAP削除処理を説明するための図である。
【図7】本発明の第2装置例に係る利用者装置における
記憶部の詳細構成図である。
【図8】図2及び図7に示した利用者装置により実行さ
れるAP格納手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】図2及び図7に示した利用者装置により実行さ
れるAP削除手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図10】図2及び図7に示した利用者装置により実行
される具体的なAP削除処理を説明するための図であ
る。
【図11】本発明の第3装置例(第4装置例)に係る利
用者装置の機能構成図である。
【図12】図11に示した記憶部の詳細構成図である。
【図13】図11及び図12に示した利用者装置により
実行されるAP格納手順を説明するためのフローチャー
トである。
【図14】図11及び図12に示した利用者装置により
実行されるAP無効化手順を説明するためのフローチャ
ートである。
【図15】図11及び図12に示した利用者装置により
実行されるAP有効化手順を説明するためのフローチャ
ートである。
【図16】図11及び図12に示した利用者装置により
実行されるAP削除手順を説明するためのフローチャー
トである。
【図17】図11及び図12に示した利用者装置により
実行される具体的なAP削除処理を説明するための図
(その1)である。
【図18】図11及び図12に示した利用者装置により
実行される具体的なAP削除処理を説明するための図
(その2)である。
【図19】本発明の第4装置例に係る利用者装置におけ
る記憶部の詳細構成図である。
【図20】図11及び図19に示した利用者装置により
実行されるAP格納手順を説明するためのフローチャー
トである。
【図21】従来の利用者装置発行システムの構成図であ
る。
【符号の説明】
α,β…利用者装置発行システム 10…発行装置 11,14…記憶部(発行装置側) 12…データ処理部(発行装置側) 13…データ入出力部(発行装置側) 20…利用者装置 21,24…記憶部(利用者装置側) 22,25…データ処理部(利用者装置側) 23…データ入出力部(利用者装置側) 26…AP格納情報 27…AP格納領域 28…APID照合判定部 29…AP空き領域比較部 30…AP格納処理部 31…AP格納情報管理部 32…AP退避領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富沢 雅彰 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 竹田 忠雄 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B035 AA02 BB09 BC00 CA11 CA29 5B058 CA25 KA02 KA04 KA11 YA20 5B076 BA01 BA02 BA10 BB04 EA02 5B082 CA03 CA11 CA14 CA16

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発行装置との間でデータの入出力を行うデ
    ータ入出力手段と、 このデータ入出力手段から入力される1以上のAP及び
    当該APの実行に必要なデータを格納するための記憶手
    段と、 この記憶手段への前記APの格納及び当該記憶手段から
    の前記APの削除に関する各処理を行うデータ処理手段
    と、を具備し、前記記憶手段は、 前記APを格納するためのAP格納領域と、 このAP格納領域に格納されている全ての前記APに関
    する現在の使用状況を示すためのAP格納情報と、を含
    む、 ことを特徴とする利用者装置。
  2. 【請求項2】前記AP格納情報は、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの種
    別を示すAPIDと、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの先
    頭メモリ番地を示すAP格納アドレスと、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの占
    有容量を示すAPサイズと、を含む、 ことを特徴とする請求項1に記載の利用者装置。
  3. 【請求項3】前記データ処理手段は、 前記AP格納情報に含まれる全ての前記APIDの中
    で、前記APの追加に伴って前記データ入出力手段から
    入力される当該入力APIDと一致するものが存在する
    か否かを判定するAPID照合判定手段と、 このAPID照合判定手段による判定の結果、前記入力
    APIDと一致する前記APIDが存在しなかった場
    合、前記AP格納情報に含まれる全ての前記AP格納ア
    ドレス及び前記APサイズに基づいて算出される前記A
    P格納領域の現在の空き容量と、前記APの追加に伴っ
    て前記データ入出力手段から入力される当該入力APサ
    イズとを比較するAP空き領域比較手段と、 このAP空き領域比較手段による比較の結果、前記AP
    格納領域の空き容量が前記入力APサイズよりも大きか
    った場合、前記データ入出力手段から入力される当該入
    力APを前記AP格納領域に追加格納するAP格納処理
    手段と、 このAP格納処理手段による格納処理を経た前記入力A
    Pに関するAP格納情報を前記記憶手段に追加格納する
    AP格納情報管理手段と、を具備する、ことを特徴とす
    る請求項2に記載の利用者装置。
  4. 【請求項4】前記AP格納処理手段は、 前記APID照合判定手段による判定の結果、前記入力
    APIDと一致する前記APIDが存在した場合、当該
    APIDにより示される前記APを、当該APに関する
    前記AP格納アドレス及び前記APサイズに基づいて前
    記AP格納領域から削除すると共に、そのAP格納領域
    に残存する前記APが当該AP格納領域の先頭から空き
    領域を生じることなく連続配置されるよう、該当する前
    記APを格納し直す機能手段をさらに具備し、 前記AP格納情報管理手段は、 前記AP格納処理手段により削除された前記APに関す
    る前記AP格納情報を消去すると共に、当該AP格納処
    理手段により格納し直された該当する前記APに関する
    前記AP格納アドレスの再設定を行う機能手段をさらに
    具備する、 ことを特徴とする請求項3に記載の利用者装置。
  5. 【請求項5】前記AP格納領域は、 所定容量からなる単位ブロックにより分割表現され、 前記AP格納情報は、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの種
    別を示すAPIDと、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの先
    頭ブロック番号を示すAP格納ブロック番号と、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの占
    有ブロック数を示すAP格納ブロック数と、を含む、 ことを特徴とする請求項1に記載の利用者装置。
  6. 【請求項6】前記データ処理手段は、 前記AP格納情報に含まれる全ての前記APIDの中
    で、前記APの追加に伴って前記データ入出力手段から
    入力される当該入力APIDと一致するものが存在する
    か否かを判定するAPID照合判定手段と、 このAPID照合判定手段による判定の結果、前記入力
    APIDと一致する前記APIDが存在しなかった場
    合、前記AP格納情報に含まれる全ての前記AP格納ブ
    ロック番号及び前記AP格納ブロック数に基づいて算出
    される前記AP格納領域の現在の空きブロック数と、前
    記APの追加に伴って前記データ入出力手段から入力さ
    れる当該入力APサイズ及び前記単位ブロックのサイズ
    に基づいて算出される入力AP格納ブロック数とを比較
    するAP空き領域比較手段と、 このAP空き領域比較手段による比較の結果、前記AP
    格納領域の空きブロック数が前記入力AP格納ブロック
    数よりも多かった場合、前記データ入出力手段から入力
    される当該入力APを前記AP格納領域に追加格納する
    AP格納処理手段と、 このAP格納処理手段による格納処理を経た前記入力A
    Pに関するAP格納情報を前記記憶手段に追加格納する
    AP格納情報管理手段と、を具備する、ことを特徴とす
    る請求項5に記載の利用者装置。
  7. 【請求項7】前記AP格納処理手段は、 前記APID照合判定手段による判定の結果、前記入力
    APIDと一致する前記APIDが存在した場合、当該
    APIDにより示される前記APを、当該APに関する
    前記AP格納ブロック番号及び前記AP格納ブロック数
    に基づいて前記AP格納領域から削除すると共に、当該
    AP格納領域に残存する前記APが当該AP格納領域の
    先頭から空き領域を生じることなく連続配置されるよ
    う、該当する前記APを格納し直す機能手段をさらに具
    備し、 前記AP格納情報管理手段は、 前記AP格納処理手段により削除された前記APに関す
    る前記AP格納情報を消去すると共に、当該AP格納処
    理手段により格納し直された該当する前記APに関する
    前記AP格納ブロック番号の再設定を行う機能手段をさ
    らに具備する、 ことを特徴とする請求項6に記載の利用者装置。
  8. 【請求項8】前記AP格納情報は、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの実
    行の可否を示すAPフラグをさらに含み、 前記APID照合判定手段は、 前記AP格納情報に含まれる前記APフラグにより現在
    実行可能であることが示されている全ての前記APに関
    する全ての前記APIDの中で、前記入力APIDと一
    致するものが存在するか否かを判定する機能手段をさら
    に具備する、 ことを特徴とする請求項3又は6に記載の利用者装置。
  9. 【請求項9】前記記憶手段は、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APを一
    時的に格納しうるAP退避領域をさらに含み、 前記AP格納処理手段は、 前記APID照合判定手段により現在実行可能と判定さ
    れた全ての前記APが先頭から空き領域を生じることな
    く連続配置されるよう、該当する全ての前記APを前記
    AP退避領域に一旦格納すると共に、当該AP退避領域
    のイメージを前記AP格納領域に複写する機能手段をさ
    らに具備する、 ことを特徴とする請求項8に記載の利用者装置。
  10. 【請求項10】発行装置との間でデータの入出力を行う
    データ入出力手段と、このデータ入出力手段から入力さ
    れる1以上のAP及び当該APの実行に必要なデータを
    格納するための記憶手段と、この記憶手段への前記AP
    の格納に関する処理を行うデータ処理手段とを具備し、
    かつ、前記記憶手段に、前記APを格納するためのAP
    格納領域と、このAP格納領域に格納されている全ての
    前記APに関する現在の使用状況を示すためのAP格納
    情報とを含んでなる利用者装置に適用される利用者装置
    AP追加方法であって、 前記AP格納情報として、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの種
    別を示すAPIDと、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの先
    頭メモリ番地を示すAP格納アドレスと、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの占
    有容量を示すAPサイズと、を設定し、 前記データ処理手段において、 前記AP格納情報に含まれる全ての前記APIDの中
    で、前記APの追加に伴って前記データ入出力手段から
    入力される当該入力APIDと一致するものが存在する
    か否かを判定する処理と、 この判定の結果、前記入力APIDと一致する前記AP
    IDが存在しなかった場合、前記AP格納情報に含まれ
    る全ての前記AP格納アドレス及び前記APサイズに基
    づいて前記AP格納領域の現在の空き容量を算出する処
    理と、 この算出された前記AP格納領域の空き容量と、前記A
    Pの追加に伴って前記データ入出力手段から入力される
    当該入力APサイズとを比較する処理と、 この比較の結果、前記AP格納領域の空き容量が前記入
    力APサイズよりも大きかった場合、前記データ入出力
    手段から入力される当該入力APを前記AP格納領域に
    追加格納する処理と、 この格納処理を経た前記入力APに関するAP格納情報
    を前記記憶手段に追加格納する処理と、を順次実行す
    る、 ことを特徴とする利用者装置AP格納方法。
  11. 【請求項11】発行装置との間でデータの入出力を行う
    データ入出力手段と、このデータ入出力手段から入力さ
    れる1以上のAP及び当該APの実行に必要なデータを
    格納するための記憶手段と、この記憶手段への前記AP
    の格納に関する処理を行うデータ処理手段とを具備し、
    かつ、前記記憶手段に、前記APを格納するための所定
    容量からなる単位ブロックにより分割表現されたAP格
    納領域と、このAP格納領域に格納されている全ての前
    記APに関する現在の使用状況を示すためのAP格納情
    報とを含んでなる利用者装置に適用される利用者装置A
    P追加方法であって、 前記AP格納情報として、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの種
    別を示すAPIDと、前記AP格納領域に格納されてい
    る全ての前記APの先頭ブロック番号を示すAP格納ブ
    ロック番号と、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの占
    有ブロック数を示すAP格納ブロック数と、を設定し、 前記データ処理手段において、 前記AP格納情報に含まれる全ての前記APIDの中
    で、前記APの追加に伴って前記データ入出力手段から
    入力される当該入力APIDと一致するものが存在する
    か否かを判定する処理と、 この判定の結果、前記入力APIDと一致する前記AP
    IDが存在しなかった場合、前記AP格納情報に含まれ
    る全ての前記AP格納ブロック番号及び前記AP格納ブ
    ロック数に基づいて前記AP格納領域の現在の空きブロ
    ック数を算出すると共に、前記APの追加に伴って前記
    データ入出力手段から入力される当該入力APサイズ及
    び前記単位ブロックのサイズに基づいて入力AP格納ブ
    ロック数を算出する処理と、 これら算出された前記AP格納領域の空きブロック数
    と、前記入力AP格納ブロック数とを比較する処理と、 この比較の結果、前記AP格納領域の空きブロック数が
    前記入力AP格納ブロック数よりも多かった場合、前記
    データ入出力手段から入力される当該入力APを前記A
    P格納領域に追加格納する処理と、 この格納処理を経た前記入力APに関するAP格納情報
    を前記記憶手段に追加格納する処理と、を順次実行す
    る、 ことを特徴とする利用者装置AP格納方法。
  12. 【請求項12】前記利用者装置は、 前記AP格納情報として、前記AP格納領域に格納され
    ている全ての前記APの実行の可否を示すAPフラグを
    さらに設定してなるものを採用し、 前記データ処理手段において、 前記AP格納情報に含まれる前記APフラグにより現在
    実行可能であることが示されている全ての前記APに関
    する全ての前記APIDの中で、前記入力APIDと一
    致するものが存在するか否かを判定する処理をさらに実
    行する、 ことを特徴とする請求項10又は11に記載の利用者装
    置AP格納方法。
  13. 【請求項13】発行装置との間でデータの入出力を行う
    データ入出力手段と、 このデータ入出力手段から入力される1以上のAP及び
    当該APの実行に必要なデータを格納するための記憶手
    段と、この記憶手段からの前記APの削除に関する処理
    を行うデータ処理手段とを具備し、かつ、前記記憶手段
    に、前記APを格納するためのAP格納領域と、このA
    P格納領域に格納されている全ての前記APに関する現
    在の使用状況を示すためのAP格納情報とを含んでなる
    利用者装置に適用される利用者装置AP削除方法であっ
    て、 前記AP格納情報として、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの種
    別を示すAPIDと、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの先
    頭メモリ番地を示すAP格納アドレスと、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの占
    有容量を示すAPサイズと、を設定し、 前記データ処理手段において、 前記AP格納情報に含まれる全ての前記APIDの中
    で、前記APの削除に際し前記データ入出力手段から入
    力される当該入力APIDと一致するものが存在するか
    否かを判定する処理と、 この判定の結果、前記入力APIDと一致する前記AP
    IDが存在した場合、当該APIDにより示される前記
    APを、当該APに関する前記AP格納アドレス及び前
    記APサイズに基づいて前記AP格納領域から削除する
    処理と、 この削除された前記APに関するものよりも大きい値を
    示す前記AP格納アドレスが前記AP格納情報に含まれ
    ているときに、そのAP格納領域に残存する前記APが
    当該AP格納領域の先頭から空き領域を生じることなく
    連続配置されるよう、該当する前記APを格納し直すと
    共に、削除された前記APに関する前記AP格納情報を
    消去し、さらに、格納し直された該当する前記APに関
    する前記AP格納アドレスの再設定を行う処理と、を順
    次実行する、 ことを特徴とする利用者装置AP削除方法。
  14. 【請求項14】発行装置との間でデータの入出力を行う
    データ入出力手段と、このデータ入出力手段から入力さ
    れる1以上のAP及び当該APの実行に必要なデータを
    格納するための記憶手段と、この記憶手段からの前記A
    Pの削除に関する処理を行うデータ処理手段とを具備
    し、かつ、前記記憶手段に、前記APを格納するための
    所定容量からなる単位ブロックにより分割表現されたA
    P格納領域と、このAP格納領域に格納されている全て
    の前記APに関する現在の使用状況を示すためのAP格
    納情報とを含んでなる利用者装置に適用される利用者装
    置AP削除方法であって、 前記AP格納情報として、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの種
    別を示すAPIDと、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの先
    頭ブロック番号を示すAP格納ブロック番号と、 前記AP格納領域に格納されている全ての前記APの占
    有ブロック数を示すAP格納ブロック数と、を設定し、 前記データ処理手段において、 前記AP格納情報に含まれる全ての前記APIDの中
    で、前記APの削除に際し前記データ入出力手段から入
    力される当該入力APIDと一致するものが存在するか
    否かを判定する処理と、 この判定の結果、前記入力APIDと一致する前記AP
    IDが存在した場合、当該APIDにより示される前記
    APを、当該APに関する前記AP格納ブロック番号及
    び前記AP格納ブロック数に基づいて前記AP格納領域
    から削除する処理と、 この削除された前記APに関するものよりも大きい値を
    示す前記AP格納ブロック番号が前記AP格納情報に含
    まれているときに、そのAP格納領域に残存する前記A
    Pが当該AP格納領域の先頭から空き領域を生じること
    なく連続配置されるよう、該当する前記APを格納し直
    すと共に、削除された前記APに関する前記AP格納情
    報を消去し、さらに、格納し直された該当する前記AP
    に関する前記AP格納アドレスの再設定を行う処理と、
    を順次実行する、 ことを特徴とする利用者装置AP削除方法。
  15. 【請求項15】前記利用者装置は、 前記記憶手段に、前記AP格納領域に格納されている全
    ての前記APを一時的に格納しうるAP退避領域をさら
    に含み、かつ、前記AP格納情報として、前記AP格納
    領域に格納されている全ての前記APの実行の可否を示
    すAPフラグをさらに設定してなるものを採用し、 前記データ処理手段において、 前記AP格納情報に含まれる前記APフラグにより現在
    実行可能と判定された全ての前記APが先頭から空き領
    域を生じることなく連続配置されるよう、該当する全て
    の前記APを前記AP退避領域に一旦格納する処理と、 当該AP退避領域のイメージを前記AP格納領域に複写
    する処理と、を順次実行する、 ことを特徴とする請求項13又は14に記載の利用者装
    置AP削除方法。
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