JP2016212497A - Icカード、icモジュール、発行装置、発行方法、及び発行プログラム - Google Patents
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Description
図1は、第1の実施形態のICカード1の一例を示す外観図である。
図1に示すように、ICカード1は、ICモジュール10を備える。ICモジュール10は、ICカード1が接触式ICカードの場合は、コンタクト部3と、内部にICチップ100とを備える。なお、ICカード1が非接触式ICカードの場合は、ICモジュール10は、内部にアンテナ部とICチップ100とを備える。ICカード1は、例えば、プラスチックのカード基材PT(カード本体の一例)に、ICモジュール10を実装して形成されている。すなわち、ICカード1は、ICモジュール10と、ICモジュール10が埋め込まれたカード基材PTとを備えている。また、ICカード1は、コンタクト部3を介して外部装置2と通信可能である。
なお、本実施形態では、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1について説明する。
ここで、外部装置2は、ICカード1と通信する上位装置であり、例えば、リーダ/ライタ装置などである。
ICチップ100は、例えば、1チップのマイクロプロセッサなどのLSI(Large Scale Integration)である。
図2は、本実施形態のICカード1のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、ICカード1は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備えたICモジュール10を備えている。そして、ICチップ100は、通信部4と、CPU5と、ROM(Read Only Memory)6と、RAM(Random Access Memory)7と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)8とを備えている。
CPU5は、ROM6又はEEPROM8に記憶されているプログラムを実行して、ICカード1の各種処理を行う。CPU5は、例えば、コンタクト部3を介して、通信部4が受信したコマンドに応じたコマンド処理を実行する。
RAM7は、例えば、SRAM(Static RAM)などの揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を行う際に利用されるデータを一時記憶する。
図3は、本実施形態のICカード1の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、ICカード1は、通信部4と、制御部50と、データ記憶部80とを備えている。
ここで、図3に示されるICカード1の各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
管理領域81は、ICカード1のOS(オペレーティングシステム)によって利用される情報や、ICカード1の用途に応じてデータ領域82に記憶されるデータや鍵情報を格納するファイルや領域を管理するための情報を記憶する。
データ領域82は、各種データや鍵情報を、管理領域81によって管理されている所定の領域に記憶する。なお、当該所定の領域は、ファイル、論理レコード、TLV(Tag Length Value)形式の領域として規定される。また、ファイル、論理レコード、TLVの領域として規定される当該所定の領域に、情報(データ)を記憶させる場合には、当該所定の領域を識別する領域識別情報(例えば、ファイルID、レコードID、タグIDなど)により指定される。
まず、TLV形式の所定の領域に情報を書き込む場合の一例として、STORE DATAコマンドにおける第1の状態と第2の状態とについて、図4及び図5を参照して説明する。
図4に示す例は、STORE DATAコマンドの第1の状態におけるAPDU(Application Protocol Data Unit)を示している。STORE DATAコマンドの第1の状態におけるAPDUでは、例えば、「CLA」(クラスバイト)が所定の値であり、「INS」(命令バイト)が、“E2h”である。ここで“h”は、ヘキサデシマル(16進数)を示している。
書き込み処理部51は、図4に示すような第1の状態に設定されたSTORE DATAコマンドを通信部4が受信した場合に、第1の処理として、データ記憶部80のタグIDの示す領域に、書き込みデータを記憶させる。
図5に示す例は、STORE DATAコマンドの第2の状態におけるAPDUを示している。STORE DATAコマンドの第2の状態におけるAPDUでは、例えば、「CLA」、「INS」、「P1」、「P2」は、第1の状態と同一である。また、「Lc」は、「Command Data」の長さ“XXh”が設定され、「Command Data」には、タグIDと、“00h”とが設定され、第1の状態のように書き込みデータが含まれない。ここで、“00h”は、TLV形式のレングスに相当し、書き込みデータが存在しないため、この値が指定されている。
図6に示す例は、PUT DATAコマンドの第1の状態におけるAPDUを示している。PUT DATAコマンドの第1の状態におけるAPDUでは、例えば、「CLA」が所定の値であり、「INS」が、“DAh”である。
書き込み処理部51は、図6に示すような第1の状態に設定されたPUT DATAコマンドを通信部4が受信した場合に、第1の処理として、データ記憶部80のタグの示す領域(データオブジェクト)に、書き込みデータを記憶させる。
図7に示す例は、PUT DATAコマンドの第2の状態におけるAPDUを示している。PUT DATAコマンドの第2の状態におけるAPDUでは、例えば、「CLA」、「INS」、「P1」、「P2」は、第1の状態と同一である。また、「Lc」には、“00h”が設定され、第1の状態のように「Command Data」(書き込みデータ)が含まれない。
図8は、本実施形態の書き込みコマンドの動作の一例を示すフローチャートである。
次に、ステップS105において、書き込み処理部51は、書き込みコマンドの実行結果であるレスポンスを、通信部4を介して外部装置2に送信する。ステップS105の処理後に、書き込み処理部51は、処理をステップS101に戻す。
図10は、本実施形態のICカード1の発行処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ICカード1は、ICカード1の製造者(製造事業者)によって、発行工程(第1の発行工程)が実行される(ステップS200)。すなわち、製造者の製造装置や発行装置が、ICカード1に第1の発行処理を実行する。
ICカード1は、ステップS200の第1の発行工程が実行された状態で、カード発行者(発行事業者)に出荷される。
このように、ステップS210の第2の発行処理において、ステップS211からステップS213に示すように、発行者の発行装置は、第1の状態に設定されたSTORE DATAコマンドをICカード1に送信して、例えば、使用者毎に異なる詳細情報などを所定の領域に記憶させる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、従来からある書き込みコマンドに書き込む情報が含まれていない状態に設定するという簡易な手法により、第2の処理を実行させることができる。また、本実施形態によるICカード1は、従来の設定である第1の状態による第1の処理をそのまま使用することができるので、第2の処理を実行する新しい書き込みコマンドを追加する必要なしに、発行(発行者の発行処理)に要する時間を短縮することができる。本実施形態によるICカード1を利用することで、発行装置は、従来ある書き込みコマンドに第2の状態を対応させるという簡易な変更により、発行(発行者の発行処理)に要する時間を短縮することができる。
これにより、本実施形態によるICカード1では、仮設定情報をそのまま使用する場合には、外部装置2が、書き込む情報(例えば、書き込みデータ)をICカード1に送信する必要がなく、発行(発行者の発行処理)に要する時間を短縮することができる。
次に、図面を参照して、第2の実施形態のICカードについて説明する。
図11は、本実施形態のICカード1aの機能構成例を示すブロック図である。
なお、本実施形態のICカード1aの外観図及びハード構成は、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
ここで、図11に示されるICカード1aの各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
なお、この図において、図3に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
管理領域81aは、ICカード1aのOSによって利用される情報や、ICカード1aの用途に応じてデータ領域82に記憶されるデータや鍵情報を格納するファイルや領域を管理するための情報を記憶する。管理領域81aは、例えば、ファイルやTLV形式の領域が有効な状態であるか否かを示す有効化情報を記憶する。管理領域81aは、例えば、領域識別情報と、有効化情報とを対応付けて記憶する。管理領域81aは、例えば、対応する所定の領域が無効な状態である場合に、有効化情報として“0”を記憶する。また、管理領域81aは、例えば、対応する所定の領域が有効な状態である場合に、有効化情報として“1”を記憶する。
書き込み処理部51aは、第1の状態に設定された書き込みコマンドを通信部4が受信した場合には、第1の実施形態と同様に、第1の処理を実行する。なお、書き込み処理部51aは、第1の処理を実行する際に、指定された領域識別情報に対応する管理領域81aの有効化情報を“1”にして、領域識別情報に対応するデータ記憶領域82の所定の領域を有効にする。
図12は、本実施形態の書き込みコマンドの動作の一例を示すフローチャートである。
なお、本実施形態では、ステップS302において、書き込み処理部51aは、書き込みデータが含まれている(第1の状態である)場合(ステップS302:YES)に、処理をステップS303に進める。また、書き込み処理部51aは、書き込みデータが含まれていない(上述した図5及び図7に示すような第2の状態である)場合(ステップS302:NO)に、処理をステップS305に進める。
次に、書き込み処理部51aは、指定された領域識別情報に対応する管理領域81aの有効化情報を“1”にして、所定の領域を有効にする(ステップS304)。ステップS304の処理後に、書き込み処理部51aは、処理をステップS306に進める。
また、ステップS305の処理後に、書き込み処理部51aは、処理をステップS306に進める。
図14は、本実施形態のICカード1aの発行処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ICカード1aは、ICカード1aの製造者(製造事業者)によって、発行工程(第1の発行工程)が実行される(ステップS400)。すなわち、製造者の製造装置や発行装置が、ICカード1aに第1の発行処理を実行する。
ステップS403において、製造者の発行装置は、例えば、仮設定情報を所定の領域に記憶させる。なお、製造者の発行装置は、仮設定情報を所定の領域に記憶させる際に、ICカード1aの管理領域81aの所定の領域に対応する有効化情報を“0”(無効の状態)にしておく。
ICカード1aは、ステップS400の第1の発行工程が実行された状態で、カード発行者(発行事業者)に出荷される。
ステップS410の第2の発行処理において、ステップS411からステップS413に示すように、発行者の発行装置は、第1の状態に設定されたSTORE DATAコマンドをICカード1aに送信して、例えば、使用者毎に異なる詳細情報などを所定の領域に記憶させる。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、データ記憶部80aに記憶されている情報(例えば、仮設定情報)をそのまま使用する場合には、外部装置が、書き込む情報(例えば、書き込みデータ)をICカード1aに送信する必要がなく、発行(発行者の発行処理)に要する時間を短縮することができる。
次に、図面を参照して、第3の実施形態のICカード1aについて説明する。
本実施形態のICカード1aは、第2の実施形態の変形例であり、ICカード1aの外観図、ハード構成及び機能構成は、第2の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。なお、本実施形態のICカード1aにおいて、書き込み処理部51aの処理が、第2の実施形態と異なり、本実施形態の書き込み処理部51aの処理について説明する。
本実施形態の書き込み処理部51aは、第2の処理として、管理領域81aの所定の領域に対応する有効化情報を“0”にして無効にする。この場合、第1及び第2の実施形態と同様に、ICカード1aは、書き込みデータを外部装置2から受信する必要がない。
図15は、本実施形態の書き込みコマンドの動作の一例を示すフローチャートである。
なお、本実施形態では、ステップS502において、書き込み処理部51aは、書き込みデータが含まれている(第1の状態である)場合(ステップS502:YES)に、処理をステップS503に進める。また、書き込み処理部51aは、書き込みデータが含まれていない(上述した図5及び図7に示すような第2の状態である)場合(ステップS502:NO)に、処理をステップS504に進める。
また、ステップS504の処理後に、書き込み処理部51aは、処理をステップS505に進める。
図17は、本実施形態のICカード1aの発行処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ICカード1aは、ICカード1aの製造者(製造事業者)によって、発行工程(第1の発行工程)が実行される(ステップS600)。すなわち、製造者の製造装置や発行装置が、ICカード1aに第1の発行処理を実行する。
ステップS603において、製造者の発行装置は、例えば、仮設定情報を所定の領域に記憶させる。なお、製造者の発行装置は、仮設定情報を所定の領域に記憶させる際に、ICカード1aの管理領域81aの所定の領域に対応する有効化情報を“1”(有効の状態)にしておく。
ICカード1aは、ステップS600の第1の発行工程が実行された状態で、カード発行者(発行事業者)に出荷される。
ステップS610の第2の発行処理において、ステップS611からステップS613に示すように、発行者の発行装置は、第1の状態に設定されたSTORE DATAコマンドをICカード1aに送信して、例えば、使用者毎に異なる詳細情報などを所定の領域に記憶させる。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、データ記憶部80aに記憶されている情報(例えば、仮設定情報)をそのまま使用する場合には、外部装置2が、書き込む情報(例えば、書き込みデータ)をICカード1aに送信する必要がなく、発行(発行者の発行処理)に要する時間を短縮することができる。
次に、図面を参照して、第4の実施形態のICカード1aについて説明する。
本実施形態のICカード1aは、第2、及び第3の実施形態の変形例であり、ICカード1aの外観図、ハード構成及び機能構成は、第2の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。なお、本実施形態のICカード1aにおいて、書き込み処理部51aの処理が、第2、及び第3の実施形態と異なり、本実施形態の書き込み処理部51aの処理について説明する。
本実施形態の書き込み処理部51aは、第2の処理として、所定の領域に予め記憶されている情報(例えば、仮設定情報)を消去する。また、書き込み処理部51aは、管理領域81aの所定の領域に対応する有効化情報を“0”にして無効にする。この場合、第1から第3の実施形態と同様に、ICカード1aは、書き込みデータを外部装置2から受信する必要がない。
図18は、本実施形態の書き込みコマンドの動作の一例を示すフローチャートである。
なお、本実施形態では、ステップS702において、書き込み処理部51aは、書き込みデータが含まれている(第1の状態である)場合(ステップS702:YES)に、処理をステップS703に進める。また、書き込み処理部51aは、書き込みデータが含まれていない(上述した図5及び図7に示すような第2の状態である)場合(ステップS702:NO)に、処理をステップS704に進める。
また、ステップS704の処理後に、書き込み処理部51aは、処理をステップS705に進める。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、データ記憶部80aに記憶されている情報(例えば、仮設定情報)をそのまま使用する場合には、外部装置が、書き込む情報(例えば、書き込みデータ)をICカード1aに送信する必要がなく、発行(発行者の発行処理)に要する時間を短縮することができる。
また、本実施形態によるICカード1aは、不要な情報(例えば、不要な仮設定情報)を、第2の処理により、適切に消去にすることができる。そのため、本実施形態によるICカード1aは、例えば、ICカード1aに同じ内容の情報を書き込むが、一部のICカード1aについては、当該情報の書き込みを行わないというような場合にも、第2の処理により、適切に消去にすることで対応することができる。
次に、図面を参照して、上述したICカード1(1a)を発行する発行装置及びICカード発行システムについて説明する。
図20は、本実施形態のICカード発行システム200の構成例を示すブロック図である。
この図に示すように、ICカード発行システム200は、発行装置20とICカード1(1a)とを備えている。
また、発行装置20は、通信部21と、発行情報記憶部22と、発行制御部23とを備えている。発行装置20は、例えば、発行者が発行工程に使用する装置である。
情報取得部231(取得部の一例)は、発行情報記憶部22から発行情報を取得する。
図21は、本実施形態の発行装置20の動作の一例を示すフローチャートである。
図21において、発行装置20は、まず、発行情報を取得する(ステップS801)。すなわち、発行制御部23の情報取得部231は、発行情報記憶部22から発行情報を取得する。
これにより、本実施形態による発行装置20は、上述したICカード1(1a)と同様に、発行に要する時間を短縮することができる。
これにより、本実施形態による発行方法は、上述したICカード1(1a)及び発行装置20と同様に、発行に要する時間を短縮することができる。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a)は、コンタクト部3を介して外部装置2(発行装置20)と通信する例を説明したが、コイルなどを用いたコンタクトレスインターフェースを介して外部装置2(発行装置20)と通信するように構成してもよい。
記憶部が有する所定の領域に情報を記憶させる書き込み要求を受信する通信部と、
前記通信部によって受信した前記書き込み要求に、前記所定の領域を識別する領域識別情報と、前記領域識別情報により識別される前記所定の領域に書き込む情報とが含まれる場合に、当該書き込む情報を当該所定の領域に記憶させる処理を実行し、前記通信部が受信した前記書き込み要求に、前記領域識別情報が含まれ、且つ、前記書き込む情報が含まれない場合に、前記所定の領域に記憶させる仮設定情報を記憶する仮設定情報記憶部が予め記憶している前記仮設定情報を、前記領域識別情報に対応する前記所定の領域に記憶させる処理を実行する書き込み処理部と
を備えるICカード。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
Claims (11)
- 記憶部が有する所定の領域に情報を記憶させる書き込み要求を受信する通信部と、
前記通信部によって受信した前記書き込み要求が、前記所定の領域を識別する領域識別情報と、前記領域識別情報により識別される前記所定の領域に書き込む情報とを含む第1の状態である場合に、当該書き込む情報を当該所定の領域に記憶させる第1の処理を実行し、前記通信部が受信した前記書き込み要求に、前記領域識別情報が含まれ、且つ、当該書き込み要求が前記第1の状態とは異なる第2の状態である場合に、前記第1の処理とは異なる処理であって、当該領域識別情報に対応する当該所定の領域に記憶する情報に関する第2の処理を実行する書き込み処理部と
を備えるICカード。 - 前記第2の状態は、当該領域識別情報に対応する当該所定の領域に書き込む情報が含まれていない状態である
請求項1に記載のICカード。 - 前記領域識別情報に対応する当該所定の領域に記憶させる仮設定情報を予め記憶する仮設定情報記憶部を備え、
前記書き込み処理部は、前記第2の処理として、前記仮設定情報記憶部が予め記憶している前記仮設定情報を、前記領域識別情報に対応する前記所定の領域に記憶させる処理を実行する
請求項1又は請求項2に記載のICカード。 - 前記領域識別情報に対応する前記所定の領域には、予め情報が記憶されており、
前記書き込み処理部は、前記第2の処理として、前記所定の領域に予め記憶されている情報を消去する処理を実行する
請求項1又は請求項2に記載のICカード。 - 前記領域識別情報に対応する前記所定の領域には、予め情報が記憶されており、
前記書き込み処理部は、前記第2の処理として、前記所定の領域に予め記憶されている情報を無効にする処理を実行する
請求項1又は請求項2に記載のICカード。 - 前記領域識別情報に対応する前記所定の領域には、予め情報が記憶されており、
前記書き込み処理部は、前記第2の処理として、前記所定の領域に予め記憶されている情報を有効にする処理を実行する
請求項1又は請求項2に記載のICカード。 - 記憶部が有する所定の領域に情報を記憶させる書き込み要求を受信する通信部と、
前記通信部によって受信した前記書き込み要求が、前記所定の領域を識別する領域識別情報と、前記領域識別情報により識別される前記所定の領域に書き込む情報とを含む第1の状態である場合に、当該書き込む情報を当該所定の領域に記憶させる第1の処理を実行し、前記通信部が受信した前記書き込み要求に、前記領域識別情報が含まれ、且つ、当該書き込み要求が前記第1の状態とは異なる第2の状態である場合に、前記第1の処理とは異なる処理であって、当該領域識別情報に対応する当該所定の領域に記憶する情報に関する第2の処理を実行する書き込み処理部と
を備えるICモジュール。 - 請求項7に記載のICモジュールと、
前記ICモジュールが埋め込まれたカード本体と
を備えるICカード。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のICカードを発行する発行装置であって、
少なくとも前記領域識別情報と、前記書き込む情報に関する情報とを含む発行情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記発行情報に基づいて、前記第1の状態に設定された前記書き込み要求と、前記第2の状態に設定された前記書き込み要求とを切り替えて、前記ICカードに送信する発行処理部と
を備える発行装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のICカードの発行方法であって、
取得部が、少なくとも前記領域識別情報と、前記書き込む情報に関する情報とを含む発行情報を取得する取得ステップと、
発行処理部が、前記取得ステップによって取得された前記発行情報に基づいて、前記第1の状態に設定された前記書き込み要求と、前記第2の状態に設定された前記書き込み要求とを切り替えて、前記ICカードに送信する発行処理ステップと
を含む発行方法。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のICカードを発行する発行装置としてのコンピュータに、
少なくとも前記領域識別情報と、前記書き込む情報に関する情報とを含む発行情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された前記発行情報に基づいて、前記第1の状態に設定された前記書き込み要求と、前記第2の状態に設定された前記書き込み要求とを切り替えて、前記ICカードに送信する発行処理ステップと
を実行させるための発行プログラム。
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