JP5038918B2 - 携帯可能電子装置および携帯可能電子装置の制御方法 - Google Patents
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図1は、本実施の形態に係るICカード(携帯可能電子装置)2、および、ICカード2との通信機能を有する外部装置としてのICカード処理装置1の構成例を概略的に示すブロック図である。
まず、上記ICカード処理装置1の構成について説明する。
上記ICカード処理装置1は、図1に示すように、端末装置11、カードリーダライタ12、キーボード13、ディスプレイ14、および、プリンタ15などを有している。
上記端末装置11は、上記カードリーダライタ12によりICカード2へコマンドを送信する機能、ICカード2から受信したデータを基に種々の処理を行う機能などを有している。たとえば、上記端末装置11は、カードリーダライタ12を介してICカード2にデータの書き込みコマンドを送信することによりICカード2内の不揮発性メモリにデータを書き込む制御を行う。また、上記端末装置11は、ICカード2に読み取りコマンドを送信することによりICカード2からデータを読み出す制御を行う。
上記ICカード2は、上記ICカード処理装置1などの上位機器から電力などの供給を受けた際、活性化される(動作可能な状態になる)ようになっている。例えば、上記ICカード2が接触型の通信によりICカード処理装置1と接続される場合、つまり、ICカード2が接触型のICカードで構成される場合、上記ICカード2は、通信インターフェースとしてのコンタクト部を介してICカード処理装置1からの動作電源及び動作クロックの供給を受けて活性化される。
上記ICカード2は、本体Bを構成する筐体内にモジュールMが内蔵されている。上記モジュールMは、1つまたは複数のICチップCと通信用の外部インターフェース(通信インターフェース)とが接続された状態で一体的に形成され、ICカード2の本体B内に埋設されている。また、上記ICカード2のモジュールMは、図2に示すように、制御素子21、データメモリ22、ワーキングメモリ23、プログラムメモリ24、および、通信部25などを有してしている。
図3は、上記データメモリ22に格納されるファイルの構造例を示す図である。
図3に示すように、上記データメモリ22には、MF(Master File)、DF(Dedicated File)およびEF(Elementary File)などからなる階層構造を有する複数のファイル群が定義される。図3に示す例では、最上階層のマスターファイル(MF)41の次の階層に第1DF(DF1)42および第2DF(DF2)43が存在している。また、第1DF(DF1)42の配下としてDF1の次の階層には、第1EF(EF1−1)、第2EF(EF1−2)、および、第3EF(EF1−3)が存在している。また、図3に示す例では、EF1−1は、識別子(SFI:Short EFID)が「00001」と定義され、EF1−2は、識別子(SFI)が「00002」と定義され、EF1−3は、識別子(SFI)が「00003」と定義されている。
上記ICカード2は、外部装置(ICカード処理装置)1から与えられるコマンドに応じて動作する。従って、上記ICカード2は、外部装置1からのコマンドに応じて特定のファイルに対するアクセス(読出し、書込み、更新、削除など)を行う。上記のようなコマンドは、所定のフォーマットで構成される。たとえば、本ICカード2に与えられるコマンドは、コマンドの種類、および、アクセス対象のファイルなどを示す情報が所定のファーマットで格納されるようになっている。
図4に示す例では、コマンドは、「CLA」部、「INS」部、「P1」部、「P2」部、「Lc」部、「Data」部、「Le」部などの情報から構成されている。上記「CLA」部および上記「INS」部には、コマンドの種類を示す情報が格納される。
図5に示すように、バイナリEFに対してアクセスするためのコマンドには、バイナリデータの読出しを要求するリードバイナリ(READ BINARY)、バイナリデータの書込みを要求するライトバイナリ(WRITE BINARY)、バイナリデータの更新を要求するアップデートバイナリ(UPDATE BINARY)、バイナリデータの削除を要求するイレーズバイナリ(ERASE BINARY)などのコマンドがある。
また、データオブジェクトEFに対してアクセスするためのコマンドには、データの取得を要求するゲットデータ(GET DATA)、データの格納を要求するプットデータ(PUT DATA)などのコマンドがある。
上述したようなアクセス対象とするファイルのデータ構造が限定される各種のコマンドは、異なるデータ構造(適合しないデータ構造)のファイルを指定している場合、当該コマンド処理が正常に実行されずに異常終了となる。すなわち、アクセス対象とするファイルのデータ構造が限定される各種のコマンドでは、必ず適合するデータ構造のファイルを指定した状態でなければならない。
図6は、セレクトコマンドに対する処理例を説明するためのフローチャートである。
まず、上記ICカード2が上記ICカード処理装置1からのコマンドを受信すると(ステップS10、YES)、上記制御素子21は、受信したコマンドの種類を判別する。受信したコマンドがカレントEFを指定するセレクトコマンドであった場合(ステップS11、YES)、上記制御素子21は、セレクトコマンドで指定されたEFが存在するか否かを判断する(ステップS12)。
当該セレクトコマンドで指定されたEFが存在すると判断した場合(ステップS12、YES)、上記制御素子21は、当該EFに格納されているデータの構造(EFの種類)を判定する。
図7は、特定のEFが指定されているコマンドに対する処理例を説明するためのフローチャートである。
まず、上記ICカード2が上記ICカード処理装置1からのコマンドを受信すると(ステップS20、YES)、上記制御素子21は、受信したコマンドでアクセス対象とする特定のEFが指定されているか否かを判別する。受信したコマンドにおいて特定のEFが指定されている場合(ステップS21、YES)、上記制御素子21は、当該コマンドで指定されたEFが存在するか否かを判断する(ステップS22)。
当該コマンドで指定されたEFが存在すると判断した場合(ステップS22、YES)、上記制御素子21は、当該コマンドで指定されたEFに格納されているデータの構造(EFの種類)を判定する。
また、上記判断により当該コマンドがバイナリEFをアクセス対象とするコマンドであると判断した場合(ステップS25、YES)、上記制御素子21は、指定されたEFをバイナリEFのカレントEFに設定する(ステップS26)。当該コマンドで指定されたEFをバイナリEFのカレントEFに設定すると、上記制御素子21は、バイナリEFのカレントEFに設定したEFをアクセス対象としてコマンドで要求された処理を実行する(ステップS32)。当該コマンドで要求された処理を実行すると、上記制御素子21は、その実行結果をICカード処理装置1へ通知し、処理を終了する(ステップS33)。
また、上記判断により当該コマンドがレコードEFをアクセス対象とするコマンドであると判断した場合(ステップS28、YES)、上記制御素子21は、指定されたEFをレコードEFのカレントEFに設定する(ステップS29)。当該コマンドで指定されたEFをレコードEFのカレントEFに設定すると、上記制御素子21は、レコードEFのカレントEFに設定したEFをアクセス対象としてコマンドで要求された処理を実行する(ステップS32)。当該コマンドで要求された処理を実行すると、上記制御素子21は、その実行結果をICカード処理装置1へ通知し、処理を終了する(ステップS33)。
また、上記判断により当該コマンドがデータオブジェクトEFをアクセス対象とするコマンドであると判断した場合(ステップS30、YES)、上記制御素子21は、指定されたEFをデータオブジェクトEFのカレントEFに設定する(ステップS31)。当該コマンドで指定されたEFをデータオブジェクトEFのカレントEFに設定すると、上記制御素子21は、データオブジェクトEFのカレントEFに設定したEFをアクセス対象としてコマンドで要求された処理を実行する(ステップS32)。当該コマンドで要求された処理を実行すると、上記制御素子21は、その実行結果をICカード処理装置1へ通知し、処理を終了する(ステップS33)。
図8は、カレントEFが指定されているコマンドに対する処理例を説明するためのフローチャートである。
まず、上記ICカード2が上記ICカード処理装置1からのコマンドを受信すると(ステップS40、YES)、上記制御素子21は、受信したコマンドでアクセス対象とするEFがカレントEFに指定されているか否かを判別する(ステップS41)。
上記判断により当該コマンドがアクセス対象とするデータ構造のEFに対するカレントEFが存在すると判断した場合、つまり、バイナリEFに対するカレントEFが設定されている場合(ステップS43、YES)、上記制御素子21は、上記テーブル23aに格納されているバイナリEFのカレントEFを示す情報に基づいてアクセス対象とするバイナリEFのカレントEFを特定する(ステップS45)。当該コマンドがアクセス対象とするカレントEF(バイナリEFに対するカレントEF)を特定すると、上記制御素子21は、バイナリEFのカレントEFをアクセス対象として当該コマンドが要求している処理を実行する(ステップS52)。当該コマンドで要求された処理を実行すると、上記制御素子21は、その実行結果をICカード処理装置1へ通知し、処理を終了する(ステップS53)。
上記判断により当該コマンドがアクセス対象とするデータ構造のEFに対するカレントEFが存在すると判断した場合、つまり、レコードEFに対するカレントEFが設定されている場合(ステップS47、YES)、上記制御素子21は、上記テーブル23bに格納されているレコードEFのカレントEFを示す情報に基づいてアクセス対象とするレコードEFのカレントEFを特定する(ステップS48)。当該コマンドがアクセス対象とするカレントEF(レコードEFに対するカレントEF)を特定すると、上記制御素子21は、レコードEFのカレントEFをアクセス対象として当該コマンドが要求している処理を実行する(ステップS52)。当該コマンドで要求された処理を実行すると、上記制御素子21は、その実行結果をICカード処理装置1へ通知し、処理を終了する(ステップS53)。
Claims (5)
- 外部装置との通信を行う通信手段と、
複数種類の形式からなるデータが格納されるデータファイルを記憶する第1の記憶手段と、
各種のデータ形式ごとにカレントとなるファイルを示す情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記通信手段によりカレントファイルを指定したコマンドを受信した場合、当該コマンドで要求されている処理が適用されるデータ形式を判断する判断手段と、
この判断手段により判断したデータ形式に対応するカレントファイルを前記第2の記憶手段に記憶されている情報に基づいて特定する特定手段と、
この特定手段により特定したカレントファイルをアクセス対象として前記コマンドで要求されている処理を行う処理手段と、
を有することを特徴とする携帯可能電子装置。 - さらに、前記通信手段によりセレクトコマンドを受信した場合、当該セレクトコマンドで指定されたファイルを当該ファイルのデータ形式に対応するカレントファイルに設定する設定手段を有する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の携帯可能電子装置。 - さらに、前記通信手段によりファイル指定のコマンドを受信した場合、当該コマンドで指定されたファイルを当該ファイルのデータ形式に対応するカレントファイルに設定する設定手段を有する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の携帯可能電子装置。 - さらに、前記各手段を有するモジュールと、
前記モジュールが内蔵された本体と、
を具備することを特徴する請求項1乃至3の何れかに記載の携帯可能電子装置。 - 外部装置との通信を行う通信部と、複数種類の形式からなるデータが格納されるデータファイルを記憶するデータメモリと、を有する携帯可能電子装置に用いられる制御方法であって、
各種のデータ形式ごとにカレントとなるファイルを示す情報を記憶手段に記憶しておき、
前記通信手段によりカレントファイルを指定したコマンドを受信した場合、当該コマンドが適用されるデータ形式を判断し、
この判断により判断したデータ形式に対応するカレントファイルを前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて特定し、
この特定したカレントファイルをアクセス対象として前記コマンドで要求されている処理を行う、
ことを特徴とする携帯可能電子装置の制御方法。
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