JP2019160190A - 携帯可能電子装置、及びicカード - Google Patents
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Abstract
【課題】処理時間を低減することができる携帯可能電子装置、及びICカードを提供することである。【解決手段】実施形態の携帯可能電子装置は、データ記憶部と、デフォルト情報記憶部と、処理部とを持つ。データ記憶部は、アプリケーションに対応する特定のデータを含むファイルを記憶する。デフォルト情報記憶部は、前記アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、前記データ記憶部が記憶する前記特定のデータを識別するデータ識別情報とを対応付けて記憶する。処理部は、外部装置から受信した前記アプリケーションを切り替える処理要求に応じて、前記デフォルト情報記憶部を参照して、切り替えられる当該アプリケーションに対応するデータ識別情報が示す前記特定のデータを、現在の処理対象のデータとして設定する。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、携帯可能電子装置、及びICカードに関する。
近年、IC(Integrated Circuit)チップを内蔵したICカードなどの携帯可能電子装置が広く使用されている。従来の携帯可能電子装置では、アプリケーションが選択された後に、例えば、SELECT DATAコマンド処理によって、特定のデータをカレントデータとして指定し、当該特定のデータに対する処理を行っている。しかしながら、従来の携帯可能電子装置では、アプリケーションを切り替える場合には、コマンド処理によって、カレントデータを毎回指定する必要があり、処理時間が長くなる可能性があった。
本発明が解決しようとする課題は、処理時間を低減することができる携帯可能電子装置、及びICカードを提供することである。
実施形態の携帯可能電子装置は、データ記憶部と、デフォルト情報記憶部と、処理部とを持つ。データ記憶部は、アプリケーションに対応する特定のデータを含むファイルを記憶する。デフォルト情報記憶部は、前記アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、前記データ記憶部が記憶する前記特定のデータを識別するデータ識別情報とを対応付けて記憶する。処理部は、外部装置から受信した前記アプリケーションを切り替える処理要求に応じて、前記デフォルト情報記憶部を参照して、切り替えられる当該アプリケーションに対応するデータ識別情報が示す前記特定のデータを、現在の処理対象のデータとして設定する。
以下、実施形態の携帯可能電子装置、及びICカードを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のICカード1の一例を示す外観図である。
図1に示すように、ICカード1は、ICモジュール10を備える。ICモジュール10は、コンタクト部3と、内部にICチップ100とを備える。
図1は、第1の実施形態のICカード1の一例を示す外観図である。
図1に示すように、ICカード1は、ICモジュール10を備える。ICモジュール10は、コンタクト部3と、内部にICチップ100とを備える。
ICカード1は、例えば、プラスチックのカード基材PT(カード本体の一例)に、ICモジュール10を実装して形成されている。すなわち、ICカード1は、ICモジュール10と、ICモジュール10が埋め込まれたカード基材PTとを備える。また、ICカード1は、コンタクト部3を介して外部装置2と通信可能である。
なお、本実施形態では、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1について説明する。
なお、本実施形態では、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1について説明する。
ICカード1は、例えば、外部装置2が送信したコマンド(処理要求)を、コンタクト部3を介して受信し、受信したコマンドに応じた処理(コマンド処理)を実行する。そして、ICカード1は、コマンド処理の実行結果であるレスポンス(処理応答)を外部装置2にコンタクト部3を介して送信する。
ここで、外部装置2は、ICカード1と通信する装置であり、例えば、リーダ/ライタ装置を含む端末装置などである。
ここで、外部装置2は、ICカード1と通信する装置であり、例えば、リーダ/ライタ装置を含む端末装置などである。
ICモジュール10は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備え、例えば、テープ上にICモジュール10が複数配置されたCOT(Chip On Tape)などの形態で取引されるモジュールである。なお、テープから個片抜きして切り離した単体のICモジュール10をCOTという場合がある。
コンタクト部3は、ICカード1が動作するために必要な各種信号の端子を有している。ここで、各種信号の端子は、電源電圧、クロック信号、リセット信号などを外部装置2から供給を受ける端子、及び、外部装置2と通信するためのシリアルデ―タ入出力端子(SIO端子)を有する。
ICチップ100は、例えば、1チップのマイクロプロセッサなどのLSI(Large Scale Integration)である。
ICチップ100は、例えば、1チップのマイクロプロセッサなどのLSI(Large Scale Integration)である。
次に、図2を参照して、本実施形態のICカード1のハードウェア構成について説明する。
図2は、本実施形態のICカード1のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、ICカード1は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備えたICモジュール10を備えている。そして、ICチップ100は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)4と、CPU5と、ROM(Read Only Memory)6と、RAM(Random Access Memory)7と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)8とを備えている。また、各構成(4から8)は、内部バスBS1を介して接続されている。
図2は、本実施形態のICカード1のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、ICカード1は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備えたICモジュール10を備えている。そして、ICチップ100は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)4と、CPU5と、ROM(Read Only Memory)6と、RAM(Random Access Memory)7と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)8とを備えている。また、各構成(4から8)は、内部バスBS1を介して接続されている。
UART4は、上述したSIO端子を介して、外部装置2とシリアルデータ通信を行う。UART4は、SIO端子を介して受信したシリアルデータ信号をパラレル変換したデータ(例えば、1バイトのデータ)を内部バスBS1に出力する。また、UART4は、内部バスBS1を介して取得したデータをシリアル変換して、SIO端子を介して外部装置2に出力する。UART4は、例えば、SIO端子を介してコマンドを外部装置2から受信する。また、UART4は、SIO端子を介してレスポンスを外部装置2に送信する。
CPU5は、ROM6又はEEPROM8に記憶されているプログラムを実行して、ICカード1の各種処理を行う。CPU5は、例えば、コンタクト部3を介して、UART4が受信したコマンドに応じたコマンド処理を実行する。
ROM6は、例えば、マスクROMなどの不揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を実行するためのプログラム、及びコマンドテーブルなどのデータを記憶する。
RAM7は、例えば、SRAM(Static RAM)などの揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を行う際に利用されるデータを一時記憶する。
RAM7は、例えば、SRAM(Static RAM)などの揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を行う際に利用されるデータを一時記憶する。
EEPROM8は、例えば、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。EEPROM8は、ICカード1が利用する各種データを記憶する。EEPROM8は、例えば、ICカード1を利用した各種サービス(アプリケーション)に使用される情報を記憶する。
次に、図3を参照して、本実施形態によるICカード1の機能構成例について説明する。
図3は、本実施形態のICカード1の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、ICカード1は、通信部40と、制御部50と、APデータ記憶部81と、ファイル管理情報記憶部82と、デフォルト情報記憶部83と、カレントデータ記憶部71とを備える。
ここで、図3に示されるICカード1の各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
図3は、本実施形態のICカード1の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、ICカード1は、通信部40と、制御部50と、APデータ記憶部81と、ファイル管理情報記憶部82と、デフォルト情報記憶部83と、カレントデータ記憶部71とを備える。
ここで、図3に示されるICカード1の各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
通信部40は、例えば、UART4と、CPU5と、ROM6に記憶されているプログラムとにより実現され、コンタクト部3を介して、例えば、外部装置2との間でコマンド及びレスポンスの送受信を行う。すなわち、通信部40は、所定の処理を要求するコマンド(処理要求)を外部装置2から受信するとともに、コマンドに対するレスポンス(処理応答)を外部装置2に送信する。
AP(アプリケーション)データ記憶部81(データ記憶部の一例)は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、アプリケーションデータを記憶する。APデータ記憶部81は、MF(Master File)、DF(Dedicated File)、EF(Elementary File)などのファイルが階層構造になって記憶されている。なお、EFには、例えば、図4に示すように、データオブジェクトとして、TLV形式(Tag-Length-value形式)のデータ(特定のデータ)が格納される。すなわち、APデータ記憶部81は、アプリケーションに対応するデータオブジェクト(TLV形式のデータ)を含むファイルを記憶する。
図4は、ファイル内に格納されているデータオブジェクトの一例を示す図である。
図4に示す例は、EF内に、複数のデータオブジェクト(「データオブジェクトA」、「データオブジェクトB」、・・・)が格納されている例を示している。ここで、「Tag名」は、データオブジェクトのTagを識別する識別情報であり、「Len」は、データオブジェクトの長さを示している。また、「Value」には、データオブジェクトの内容(データ)が格納されている。各データオブジェクトは、EFの先頭アドレスから「Len」に基づいて順次検索することにより、選択したいデータオブジェクトを選択することが可能である。
図4に示す例は、EF内に、複数のデータオブジェクト(「データオブジェクトA」、「データオブジェクトB」、・・・)が格納されている例を示している。ここで、「Tag名」は、データオブジェクトのTagを識別する識別情報であり、「Len」は、データオブジェクトの長さを示している。また、「Value」には、データオブジェクトの内容(データ)が格納されている。各データオブジェクトは、EFの先頭アドレスから「Len」に基づいて順次検索することにより、選択したいデータオブジェクトを選択することが可能である。
図3の説明に戻り、ファイル管理情報記憶部82は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、上述した各種ファイルを管理する管理情報(例えば、ディレクトリ情報)を記憶する。ファイル管理情報記憶部82は、例えば、ファイル名、ファイルIDなどのファイル識別情報と、ファイルの先頭のアドレス(以下、ファイルの先頭アドレスという)とを対応付けて記憶する。ここで、ファイルの先頭アドレスは、例えば、EEPROM8の物理アドレスである。ICカード1において、各ファイルの選択、又は、各ファイルにアクセス処理を実行する場合には、ファイル管理情報記憶部82が記憶するファイル管理情報に基づいて、各ファイルの選択、又は、各ファイルにアクセス処理を実行する。ここで、アクセス処理とは、データの読み出し、書き込み、更新などの処理のことである。
デフォルト情報記憶部83は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部である。デフォルト情報記憶部83は、アプリケーションが切り替わった際に、アプリケーションごとに選択される上述したデータオブジェクト(TLV形式のデータ)を示すデフォルト情報を記憶する。デフォルト情報記憶部83は、アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、データオブジェクトを識別するデータ識別情報とを対応付けて記憶する。ここで、図5を参照して、デフォルト情報記憶部83が記憶するデータ例について説明する。
図5は、本実施形態のデフォルト情報記憶部83が記憶するデータ例を示す図である。
図5に示すように、デフォルト情報記憶部83は、「AID」と、「Tag名」とを対応付けて記憶する。ここで、「AID」は、アプリケーションIDであり、アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報の一例である。また、「Tag名」は、デフォルトのカレントデータに設定されるTag名(TagのID)を示しており、データ識別情報の一例である。なお、「AID」、及び「Tag名」は、16進数表記(ヘキサデシマル表記)になっている。
図5に示すように、デフォルト情報記憶部83は、「AID」と、「Tag名」とを対応付けて記憶する。ここで、「AID」は、アプリケーションIDであり、アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報の一例である。また、「Tag名」は、デフォルトのカレントデータに設定されるTag名(TagのID)を示しており、データ識別情報の一例である。なお、「AID」、及び「Tag名」は、16進数表記(ヘキサデシマル表記)になっている。
例えば、図5に示す例では、「AID」が“E828BD080F00・・・”であるアプリケーションには、デフォルトのカレントデータとして、「Tag名」が“81”であるデータオブジェクトが設定されることを示している。また、「AID」が“E828BD080F01・・・”であるアプリケーションには、デフォルトのカレントデータとして、「Tag名」が“85”であるデータオブジェクトが設定されることを示している。
再び、図3の説明に戻り、カレントデータ記憶部71は、例えば、RAM7により構成された記憶部であり、現在、指定されている(選択されている)データオブジェクトであるカレントデータに関する情報を記憶する。カレントデータ記憶部71は、例えば、カレントデータが含まれるEFID(EF識別情報)と、カレントデータの「Tag名」及び「Len」と、カレントデータの先頭アドレスとを対応付けて記憶する。
制御部50は、例えば、CPU5と、RAM7と、ROM6又はEEPROM8とにより実現され、ICカード1を統括的に制御する。制御部50は、ファイル管理部51と、コマンド処理部52とを備える。
ファイル管理部51は、ファイル管理情報記憶部82が記憶する管理情報(例えば、ディレクトリ情報)に基づいて、APデータ記憶部81内のファイルを管理する。ファイル管理部51は、例えば、ファイルへのアクセス処理を実行する際に、ファイル管理情報記憶部82が記憶する管理情報を検索して、ファイルの記憶場所を特定する。
コマンド処理部52(処理部の一例)は、外部装置2からICカード1に送信されたコマンド(処理要求)に応じて、各種コマンドの処理(コマンド処理)を実行する。コマンド処理部52は、例えば、通信部40を介して外部装置2から受信したコマンドに応じて、コマンド処理を実行する。また、コマンド処理部52は、コマンド処理の結果であるレスポンスを、通信部40を介して外部装置2に送信する。
また、コマンド処理部52は、外部装置2から受信したアプリケーションを切り替えるコマンド処理に応じて、デフォルト情報記憶部83を参照して、切り替えられる当該アプリケーションに対応するデータ識別情報(例えば、Tag名)が示すデータオブジェクト(特定のデータ)を、カレントデータとして設定する。ここで、カレントデータは、現在、指定されている(選択されている)データオブジェクトであり、現在の処理対象のデータオブジェクトである。
コマンド処理部52は、例えば、SELECTコマンドによって、新たなアプリケーションが選択(指定)された場合に、デフォルト情報記憶部83を参照して、当該アプリケーションに対応するTag名を取得する。コマンド処理部52は、取得したTag名に基づいて、当該Tag名に対応するデータオブジェクトに関する情報を、カレントデータ記憶部71に記憶させる。すなわち、コマンド処理部52は、取得したTag名に対応するデータオブジェクトが含まれるEFIDと、データオブジェクトの「Len」と、データオブジェクトの先頭アドレスとを、ファイル管理情報記憶部82が記憶する管理情報及びAPデータ記憶部81を検索して取得する。コマンド処理部52は、取得したTag名に対応するEFIDと、「Tag名」及び「Len」と、先頭アドレスとを対応付けて、カレントデータ記憶部71に記憶させる。
また、コマンド処理部52は、データオブジェクトを選択するSELECT DATAコマンドを、通信部40を介して、外部装置2から受信した場合に、SELECT DATAコマンドによって指定されたデータオブジェクトを、カレントデータとして設定する。コマンド処理部52は、例えば、SELECT DATAコマンドに含まれるTag名に対応するデータオブジェクトが含まれるEFIDと、データオブジェクトの「Len」と、データオブジェクトの先頭アドレスとを、ファイル管理情報記憶部82が記憶する管理情報及びAPデータ記憶部81を検索して取得する。コマンド処理部52は、指定されたTag名と、取得したEFIDと、データオブジェクトの「Len」と、データオブジェクトの先頭アドレスとを対応付けて、カレントデータ記憶部71に記憶させる。
なお、本実施形態において、SELECT DATAコマンドには、デフォルトカレントデータを変更するか否かを示す変更指定情報を含むものとする。コマンド処理部52は、例えば、SELECT DATAコマンドに含まれる変更指定情報が、変更を指定するものである場合に、指定されたデータオブジェクトを、上述したカレントデータ記憶部71に記憶させるとともに、デフォルトカレントデータを変更する。コマンド処理部52は、デフォルトカレントデータを変更する際に、SELECT DATAコマンドにより指定されたデータオブジェクトに対応するTag名を、デフォルト情報記憶部83に、現在のアプリケーションの「AID」に対応する「Tag名」として記憶させる。
このように、コマンド処理部52は、外部装置2から受信した、カレントデータを指定するSELECT DATAコマンドに含まれる変更指定情報に応じて、デフォルト情報記憶部83が記憶するデータ識別情報を、SELECT DATAコマンドにより指定されたデータオブジェクトを示すTag名に変更する。
また、コマンド処理部52は、通信部40を介して外部装置2から、例えば、COMPAREコマンドを受信した場合に、COMPAREコマンドに比較データと、カレントデータの内容(データ)とを比較する。コマンド処理部52は、カレントデータ記憶部71に記憶されている情報に基づいて特定されたデータオブジェクトの内容と、比較データとを比較する。コマンド処理部52は、比較結果を含むレスポンスを、通信部40を介して外部装置2に送信する。
次に、図面を参照して、本実施形態のICカード1の動作について説明する。
図6は、本実施形態のICカード1のアプリケーションの選択処理の一例を示すフローチャートである。
図6は、本実施形態のICカード1のアプリケーションの選択処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、外部装置2とICカード1とがコンタクト部3を介して接続され、ICカード1が活性化された状態において、ICカード1は、コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS101)。すなわち、ICカード1の通信部40は、UART4を介して、外部装置2からコマンドを受信したか否かを判定する。通信部40は、コマンドを受信した場合(ステップS101:YES)に、処理をステップS102に進める。また、通信部40は、コマンドを受信していない場合(ステップS101:NO)に、処理をステップS101に戻し、ステップS101の処理を繰り返す。
ステップS102において、ICカード1のコマンド処理部52は、受信したコマンドがアプリケーションを選択するSELECTコマンドであるか否かを判定する。コマンド処理部52は、例えば、受信したコマンド電文のうちの「CLA」、「INS」、及び「P1」に基づいて、アプリケーションを選択するSELECTコマンドであるか否かを判定する。コマンド処理部52は、受信したコマンドがアプリケーションを選択するSELECTコマンドである場合(ステップS102:YES)に、処理をステップS103に進める。また、コマンド処理部52は、受信したコマンドがアプリケーションを選択するSELECTコマンドでない場合(ステップS102:NO)に、処理をステップS106に進める。
ステップS103において、コマンド処理部52は、アプリケーションに対応するDFを選択する。コマンド処理部52は、SELECTコマンドにより選択(指定)されたアプリケーションに切り替える。
次に、コマンド処理部52は、アプリケーションに対応するデフォルトカレントデータをカレントデータに設定する(ステップS104)。コマンド処理部52は、デフォルト情報記憶部83を参照して、当該アプリケーションに対応するTag名を取得する。コマンド処理部52は、取得したTag名に基づいて、当該Tag名に対応するデータオブジェクトに関する情報をカレントデータ記憶部71に記憶させる。
次に、コマンド処理部52は、レスポンスを送信する(ステップS105)。コマンド処理部52は、レスポンスをコマンド処理結果として、通信部40を介して、外部装置2へ送信させる。ステップS105の処理後に、コマンド処理部52は、処理をステップS101に戻す。
また、ステップS106において、コマンド処理部52は、他のコマンド処理を実行する。コマンド処理部52は、ステップS106の処理後に、処理をステップS105に進める。
次に、図7を参照して、本実施形態のICカード1のデフォルトカレントデータの変更処理について説明する。
図7は、本実施形態のICカード1のデフォルトカレントデータの変更処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、本実施形態のICカード1のデフォルトカレントデータの変更処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、外部装置2とICカード1とがコンタクト部3を介して接続され、ICカード1が活性化された状態において、ICカード1は、コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS201)。ICカード1の通信部40は、UART4を介して、コマンドを受信した場合(ステップS201:YES)に、処理をステップS202に進める。また、通信部40は、コマンドを受信していない場合(ステップS201:NO)に、処理をステップS201に戻し、ステップS201の処理を繰り返す。
ステップS202において、ICカード1のコマンド処理部52は、受信したコマンドがSELECT DATAコマンドであるか否かを判定する。コマンド処理部52は、例えば、受信したコマンド電文のうちの「CLA」、及び「INS」に基づいて、SELECT DATAコマンドであるか否かを判定する。コマンド処理部52は、受信したコマンドがSELECT DATAコマンドである場合(ステップS202:YES)に、処理をステップS203に進める。また、コマンド処理部52は、受信したコマンドがSELECT DATAコマンドでない場合(ステップS202:NO)に、処理をステップS207に進める。
ステップS203において、コマンド処理部52は、指定されたデータオブジェクトをカレントデータに設定する。コマンド処理部52は、例えば、SELECT DATAコマンドに含まれるTag名に対応するデータオブジェクトが含まれるEFIDと、データオブジェクトの「Len」と、データオブジェクトの先頭アドレスとを、ファイル管理情報記憶部82が記憶する管理情報及びAPデータ記憶部81を検索して取得する。コマンド処理部52は、指定されたTag名と、取得したTag名に対応するデータオブジェクトが含まれるEFIDと、データオブジェクトの「Len」と、データオブジェクトの先頭アドレスとを対応付けて、カレントデータ記憶部71に記憶させる。
次に、コマンド処理部52は、デフォルトカレントデータの変更指定情報が変更指定されているか否かを判定する(ステップS204)。コマンド処理部52は、SELECT DATAコマンドに含まれる変更指定情報が、変更を指定する変更指定であるか否かを判定する。コマンド処理部52は、変更指定情報が、変更を指定する変更指定である場合(ステップS204:YES)に、処理をステップS205に進める。また、コマンド処理部52は、変更指定情報が、変更を指定するのでない場合(ステップS204:NO)に、処理をステップS206に進める。
ステップS205において、コマンド処理部52は、デフォルトカレントデータを指定されたデータオブジェクトに変更する。すなわち、コマンド処理部52は、SELECT DATAコマンドにより指定されたデータオブジェクトに対応するTag名を、デフォルト情報記憶部83に、現在のアプリケーションの「AID」に対応する「Tag名」として記憶させる。
次に、コマンド処理部52は、レスポンスを送信する(ステップS206)。コマンド処理部52は、レスポンスをコマンド処理結果として、通信部40を介して、外部装置2へ送信させる。ステップS206の処理後に、コマンド処理部52は、処理をステップS201に戻す。
また、ステップS207において、コマンド処理部52は、他のコマンド処理を実行する。コマンド処理部52は、ステップS206の処理後に、処理をステップS206に進める。
次に、図8を参照して、本実施形態のICカード1の動作について説明する。
図8は、本実施形態のICカード1の動作の一例を示す図である。なお、この図において、アプリケーションAPAのデフォルトカレントデータは、データオブジェクトA1であり、アプリケーションAPBのデフォルトカレントデータは、データオブジェクトB1であるものとして説明する。
図8は、本実施形態のICカード1の動作の一例を示す図である。なお、この図において、アプリケーションAPAのデフォルトカレントデータは、データオブジェクトA1であり、アプリケーションAPBのデフォルトカレントデータは、データオブジェクトB1であるものとして説明する。
図8に示すように、外部装置2とICカード1とがコンタクト部3を介して接続され、ICカード1が活性化されると、ICカード1は、ATR(Answer To Reset)を外部装置2に送信する(ステップS301)。
次に、外部装置2が、アプリケーションAPAを指定するSELECTコマンドをICカード1に送信する(ステップS302)。これにより、ICカード1のコマンド処理部52は、アプリケーションAPAに切り替えるとともに、当該アプリケーションAPAに対応するデフォルトカレントデータをカレントデータに設定する。コマンド処理部52は、デフォルト情報記憶部83を参照して、当該アプリケーションAPAに対応するTag名を取得する。コマンド処理部52は、取得したTag名に対応するデータオブジェクトA1に関する情報を、カレントデータ記憶部71に記憶させる。
次に、ICカード1は、SELECTコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS303)。
次に、ICカード1は、SELECTコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS303)。
次に、外部装置2が、データオブジェクトA1のデータを比較するCOMPAREコマンドを、ICカード1に送信する(ステップS304)。コマンド処理部52は、データオブジェクトA1のデータ(例えば、アプリケーションAPAの有効期限など)と、COMPAREコマンドにより入力したデータとを比較する。
次に、ICカード1は、COMPAREコマンドに対するレスポンス(比較結果)を外部装置2に送信する(ステップS305)。
次に、ICカード1は、COMPAREコマンドに対するレスポンス(比較結果)を外部装置2に送信する(ステップS305)。
次に、外部装置2が、アプリケーションAPBを指定するSELECTコマンドをICカード1に送信する(ステップS306)。これにより、コマンド処理部52は、アプリケーションAPBに切り替えるとともに、当該アプリケーションAPBに対応するデフォルトカレントデータをカレントデータに設定する。コマンド処理部52は、デフォルト情報記憶部83を参照して、当該アプリケーションAPBに対応するTag名を取得する。コマンド処理部52は、取得したTag名に対応するデータオブジェクトB1に関する情報を、カレントデータ記憶部71に記憶させる。
次に、ICカード1は、SELECTコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS307)。
次に、ICカード1は、SELECTコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS307)。
次に、外部装置2が、データオブジェクトB1のデータを比較するCOMPAREコマンドを、ICカード1に送信する(ステップS308)。コマンド処理部52は、データオブジェクトB1のデータ(例えば、アプリケーションAPBの有効期限など)と、COMPAREコマンドにより入力したデータとを比較する。
次に、ICカード1は、COMPAREコマンドに対するレスポンス(比較結果)を外部装置2に送信する(ステップS309)。
次に、ICカード1は、COMPAREコマンドに対するレスポンス(比較結果)を外部装置2に送信する(ステップS309)。
また、本実施形態のICカード1の動作の比較のために、図9に従来のICカードにおいて、図8と同様の処理を行う場合の動作の一例を説明する。
図9は、図8と同様の処理を行う場合における従来のICカードの動作の一例を示す図である。
図9は、図8と同様の処理を行う場合における従来のICカードの動作の一例を示す図である。
図9に示すように、従来のICカードでは、活性化されると、従来のICカードは、ATRを外部装置2に送信する(ステップS401)。
次に、外部装置2が、アプリケーションAPAを指定するSELECTコマンドを送信する(ステップS402)と、従来のICカードは、SELECTコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS403)。
次に、外部装置2が、アプリケーションAPAを指定するSELECTコマンドを送信する(ステップS402)と、従来のICカードは、SELECTコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS403)。
次に、外部装置2が、データオブジェクトA1を指定するSELECT DATAコマンドを送信する(ステップS404)と、従来のICカードは、データオブジェクトA1をカレントデータに設定し、SELECT DATAコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS405)。
次に、外部装置2が、データオブジェクトA1のデータを比較するCOMPAREコマンドを送信する(ステップS406)と、従来のICカードは、データオブジェクトA1の比較処理を実行し、COMPAREコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS407)。
次に、外部装置2が、アプリケーションAPBを指定するSELECTコマンドを送信する(ステップS408)と、従来のICカードは、SELECTコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS409)。
次に、外部装置2が、データオブジェクトB1を指定するSELECT DATAコマンドを送信する(ステップS410)と、従来のICカードは、データオブジェクトB1をカレントデータに設定し、SELECT DATAコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS411)。
次に、外部装置2が、データオブジェクトB1のデータを比較するCOMPAREコマンドを送信する(ステップS412)と、従来のICカードは、データオブジェクトB1の比較処理を実行し、COMPAREコマンドに対するレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS413)。
図9のステップS404及びステップS410の処理に示すように、従来のICカードでは、アプリケーションを切り替えた後に、SELECT DATAコマンドを実行する必要がある。これに対して、本実施形態のICカード1では、図8に示すように、アプリケーションを切り替えた後に、デフォルトカレントデータが設定されるため、SELECT DATAコマンドを実行する必要がない。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1(携帯可能電子装置)は、APデータ記憶部81(データ記憶部)と、デフォルト情報記憶部83と、コマンド処理部52(処理部)とを備える。APデータ記憶部81は、アプリケーションに対応する特定のデータ(例えば、データオブジェクト)を含むファイルを記憶する。デフォルト情報記憶部83は、アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報(例えば、AID)と、APデータ記憶部81が記憶する特定のデータを識別するデータ識別情報(例えば、Tag名)とを対応付けて記憶する。コマンド処理部52は、外部装置2から受信したアプリケーションを切り替える処理要求(例えば、SELECTコマンド)に応じて、デフォルト情報記憶部83を参照して、切り替えられる当該アプリケーションに対応するデータ識別情報が示す特定のデータを、現在の処理対象のデータ(例えば、カレントデータ)として設定する。
これにより、本実施形態によるICカード1は、アプリケーションごとに、デフォルトの特定のデータ(デフォルトカレントデータ)を設定することができる。そのため、本実施形態によるICカード1は、アプリケーションを切り替える場合にコマンド処理によって、カレントデータ(現在の処理対象のデータ)を毎回指定する必要がなく、処理時間を低減(短縮)することができる。例えば、本実施形態によるICカード1は、図8に示すように、SELECTコマンドの後に、毎回、SELECT DATAコマンドによりデータオブジェクトを指定する必要がない。
また、本実施形態では、コマンド処理部52は、外部装置2から受信した、カレントデータを指定するデータ指定処理要求(例えば、SELECT DATAコマンド)に含まれる変更指定情報に応じて、デフォルト情報記憶部83が記憶するデータ識別情報(Tag名)を、データ指定処理要求により指定された特定のデータ(データオブジェクト)を示すデータ識別情報(Tag名)に変更する。
これにより、本実施形態によるICカード1は、デフォルト情報記憶部83が記憶するデフォルトカレントデータの設定を変更することができるため、利便性を向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、デフォルト情報記憶部83が記憶するデフォルトカレントデータの設定を変更することができるため、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、デフォルト情報記憶部83は、書き換え可能な不揮発性メモリ(EEPROM8)により構成される。
これにより、本実施形態によるICカード1では、例えば、電源断やリセットによって、デフォルトカレントデータが消失することがなく、保持することができる。
これにより、本実施形態によるICカード1では、例えば、電源断やリセットによって、デフォルトカレントデータが消失することがなく、保持することができる。
(第2の実施形態)
次に、図面を参照して、第2の実施形態のICカード1aについて説明する。
図10は、第2の実施形態のICカード1aの機能構成例を示すブロック図である。
図10に示すように、ICカード1aは、通信部40と、制御部50aと、APデータ記憶部81と、ファイル管理情報記憶部82と、デフォルト情報記憶部83aと、使用頻度記憶部84と、カレントデータ記憶部71とを備える。また、制御部50aは、ファイル管理部51と、コマンド処理部52aとを備える。
次に、図面を参照して、第2の実施形態のICカード1aについて説明する。
図10は、第2の実施形態のICカード1aの機能構成例を示すブロック図である。
図10に示すように、ICカード1aは、通信部40と、制御部50aと、APデータ記憶部81と、ファイル管理情報記憶部82と、デフォルト情報記憶部83aと、使用頻度記憶部84と、カレントデータ記憶部71とを備える。また、制御部50aは、ファイル管理部51と、コマンド処理部52aとを備える。
なお、本実施形態によるICカード1aの外観及びハードウェア構成は、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。また、図10において、図3に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、図10に示されるICカード1aの各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
また、図10に示されるICカード1aの各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
本実施形態では、ICカード1aが使用頻度記憶部84を備え、コマンド処理部52aが、データオブジェクトの使用頻度に応じて、カレントデフォルトデータの設定を変更する変形例について説明する。
デフォルト情報記憶部83aは、例えば、EEPROM8により構成された記憶部である。デフォルト情報記憶部83aは、アプリケーション識別情報と、データオブジェクトを識別するデータ識別情報と、データオブジェクトを記憶する先頭のアドレスとを対応付けて記憶する。ここで、図11を参照して、デフォルト情報記憶部83aが記憶するデータ例について説明する。
図11は、本実施形態のデフォルト情報記憶部83aが記憶するデータ例を示す図である。
図11に示すように、デフォルト情報記憶部83aは、「AID」と、「Tag名」と、「EFID」と、「先頭アドレス」とを対応付けて記憶する。ここで、「AID」及び「Tag名」は、図5に示す第1の実施形態と同様である。また、「EFID」は、データオブジェクトが含まれるEFを識別するEF識別情報であり、「先頭アドレス」は、例えば、データオブジェクトの先頭に対応するEEPROM8の物理アドレスである。なお、「AID」、「Tag名」、「EFID」、及び「先頭アドレス」は、16進数表記になっている。
図11に示すように、デフォルト情報記憶部83aは、「AID」と、「Tag名」と、「EFID」と、「先頭アドレス」とを対応付けて記憶する。ここで、「AID」及び「Tag名」は、図5に示す第1の実施形態と同様である。また、「EFID」は、データオブジェクトが含まれるEFを識別するEF識別情報であり、「先頭アドレス」は、例えば、データオブジェクトの先頭に対応するEEPROM8の物理アドレスである。なお、「AID」、「Tag名」、「EFID」、及び「先頭アドレス」は、16進数表記になっている。
例えば、図11に示す例では、「AID」が“E828BD080F00・・・”であるアプリケーションには、デフォルトのカレントデータとして、「Tag名」が“81”であるデータオブジェクトが設定されることを示している。また、この「Tag名」が“81” であるデータオブジェクトが含まれるEFの「EFID」が“0001”であり、「先頭アドレス」が“315B84”であることを示している。
図10の説明に戻り、使用頻度記憶部84は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部である。使用頻度記憶部84は、各データオブジェクトの使用回数を、アプリケーションごとに記憶する。ここでの使用回数には、例えば、SELECT DATAコマンドでカレントデータに指定された回数と、カレントデータとして指定された後のコマンド処理により使用された回数とが含まれる。ここで、図12を参照して、使用頻度記憶部84が記憶するデータ例について説明する。
図12は、本実施形態の使用頻度記憶部84が記憶するデータ例を示す図である。
図12に示すように、使用頻度記憶部84は、「AID」と、「Tag名」と、「使用回数」とを対応付けて記憶する。ここで、「AID」及び「Tag名」は、上述した図11と同様である。また、「使用回数」は、「Tag名」に対応するデータオブジェクトの使用回数を示している。
図12に示すように、使用頻度記憶部84は、「AID」と、「Tag名」と、「使用回数」とを対応付けて記憶する。ここで、「AID」及び「Tag名」は、上述した図11と同様である。また、「使用回数」は、「Tag名」に対応するデータオブジェクトの使用回数を示している。
例えば、図12に示す例では、「AID」が“E828BD080F00・・・”であるアプリケーションでは、「Tag名」が“81”であるデータオブジェクトの「使用回数」が、“3”であることを示している。また、このアプリケーションでは、「Tag名」が“82”であるデータオブジェクトの「使用回数」が、“2”であることを示している。
コマンド処理部52aは、基本的な機能は、第1の実施形態のコマンド処理部52と同様である。コマンド処理部52aは、外部装置2から受信したアプリケーションを切り替えるコマンド処理に応じて、デフォルト情報記憶部83aを参照して、切り替えられる当該アプリケーションに対応するデータ識別情報(例えば、Tag名)が示すデータオブジェクト(特定のデータ)を、カレントデータとして設定する。なお、コマンド処理部52aは、カレントデータとして設定する際に、カレントデータ(データオブジェクト)を、デフォルト情報記憶部83aが記憶する先頭のアドレスに基づいて特定する。
例えば、コマンド処理部52aは、例えば、SELECTコマンドによって、新たなアプリケーションが選択(指定)された場合に、デフォルト情報記憶部83aを参照して、当該アプリケーションに対応するTag名、EFID、及び先頭アドレスを取得する。コマンド処理部52aは、取得したTag名、EFID、及び先頭アドレスにより、データオブジェクトを特定し、EFID、Tag名、Len、及び先頭アドレスを対応付けて、カレントデータ記憶部71に記憶させる。
また、コマンド処理部52aは、例えば、コマンド処理によって、各データオブジェクトが使用された際に、使用頻度記憶部84が記憶する使用回数を変更(更新)する処理を実行する。コマンド処理部52aは、現在のアプリケーションに対応する「AID」及び使用されたデータオブジェクトに対応する「Tag名」に対応する「使用回数」を、使用頻度記憶部84から読み出す。コマンド処理部52aは、読み出した当該「使用回数」に“1”を加算して、使用頻度記憶部84に記憶させる。
また、コマンド処理部52aは、例えば、SELECTコマンドなどの特定のコマンドの実行時、アプリケーションの処理の終了時などの所定のタイミングで、デフォルト情報記憶部83aの設定を変更する。コマンド処理部52aは、デフォルト情報記憶部83aの設定を変更する際に、データオブジェクトが使用された使用頻度に応じて、デフォルト情報記憶部83aが記憶するデータ識別情報を変更する。コマンド処理部52aは、例えば、使用頻度記憶部84を参照し、現在のアプリケーションに対応するデータオブジェクトのうちで、最も使用回数が多いデータオブジェクトを、デフォルトカレントデータとして設定する。
例えば、コマンド処理部52aは、最も使用回数が多いデータオブジェクトに対応する「Tag名」を、使用頻度記憶部84から取得する。コマンド処理部52aは、取得した「Tag名」に対応するデータオブジェクトが含まれるEFIDと、データオブジェクトの先頭アドレスとを、ファイル管理情報記憶部82が記憶する管理情報及びAPデータ記憶部81を検索して取得する。コマンド処理部52aは、図11に示すように、「AID」と、取得した「Tag名」、「EFID」及び「先頭アドレス」とを対応付けてデフォルト情報記憶部83aに記憶させて設定を変更する。
次に、図面を参照して、本実施形態のICカード1aの動作について説明する。
本実施形態のICカード1aにおける基本的な動作は、図6及び図8に示す第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図13は、本実施形態のICカード1aのデフォルトカレントデータの変更処理の一例を示すフローチャートである。なお、ICカード1aは、例えば、SELECTコマンドなどの特定のコマンドの実行時、アプリケーションの処理の終了時などの所定のタイミングで、図13に示す変更処理を実行する。
本実施形態のICカード1aにおける基本的な動作は、図6及び図8に示す第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図13は、本実施形態のICカード1aのデフォルトカレントデータの変更処理の一例を示すフローチャートである。なお、ICカード1aは、例えば、SELECTコマンドなどの特定のコマンドの実行時、アプリケーションの処理の終了時などの所定のタイミングで、図13に示す変更処理を実行する。
図13に示すように、ICカード1aのコマンド処理部52aは、カレントデータの変更処理を行う際に、まず、使用頻度の高いデータオブジェクトを使用頻度記憶部84から抽出する(ステップS501)。コマンド処理部52aは、使用頻度記憶部84を参照し、現在のアプリケーションに対応するデータオブジェクトのうちから、最も使用回数が多いデータオブジェクトに対応する「Tag名」を取得する。
次に、コマンド処理部52aは、デフォルトカレントデータを抽出したデータオブジェクトに変更する(ステップS502)。コマンド処理部52aは、所得した「Tag名」を、現在のアプリケーションの「AID」に対応する「Tag名」としてデフォルト情報記憶部83aに記憶させる。ステップS502の処理後に、コマンド処理部52aは、デフォルトカレントデータの変更処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1aでは、コマンド処理部52aは、特定のデータが使用された使用頻度に応じて、デフォルト情報記憶部83aが記憶するデータ識別情報を変更する。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、デフォルト情報記憶部83aが記憶するデフォルトカレントデータの設定を適切に変更することができるため、利便性を向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、デフォルト情報記憶部83aが記憶するデフォルトカレントデータの設定を適切に変更することができるため、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、デフォルト情報記憶部83aは、アプリケーション識別情報(例えば、AID)と、データ識別情報(例えば、Tag名)と、データオブジェクトを記憶する先頭のアドレスとを対応付けて記憶する。コマンド処理部52aは、カレントデータを、デフォルト情報記憶部83aが記憶する先頭のアドレスに基づいて特定する。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、カレントデータとなるデータオブジェクトの検索処理を省略することができ、さらに処理時間を低減することができる。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、カレントデータとなるデータオブジェクトの検索処理を省略することができ、さらに処理時間を低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、図面を参照して、第3の実施形態のICカード1bについて説明する。
図14は、第3の実施形態のICカード1bの機能構成例を示すブロック図である。
図14に示すように、ICカード1bは、通信部40と、制御部50bと、APデータ記憶部81と、ファイル管理情報記憶部82と、デフォルト情報記憶部83と、開始使用データ記憶部85と、カレントデータ記憶部71とを備える。また、制御部50bは、ファイル管理部51と、コマンド処理部52bとを備える。
次に、図面を参照して、第3の実施形態のICカード1bについて説明する。
図14は、第3の実施形態のICカード1bの機能構成例を示すブロック図である。
図14に示すように、ICカード1bは、通信部40と、制御部50bと、APデータ記憶部81と、ファイル管理情報記憶部82と、デフォルト情報記憶部83と、開始使用データ記憶部85と、カレントデータ記憶部71とを備える。また、制御部50bは、ファイル管理部51と、コマンド処理部52bとを備える。
なお、本実施形態によるICカード1bの外観及びハードウェア構成は、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。また、図14において、図3に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、図14に示されるICカード1bの各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
また、図14に示されるICカード1bの各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
本実施形態では、ICカード1bが、開始使用データ記憶部85を備え、コマンド処理部52bが、アプリケーションを切り替えた後に、最初に使用されたデータオブジェクトに、カレントデフォルトデータの設定を変更する変形例について説明する。
開始使用データ記憶部85は、例えば、EEPROM8又はRAM7により構成された記憶部である。開始使用データ記憶部85は、アプリケーションを切り替えた後に、最初に使用されたデータオブジェクトを識別する識別情報(例えば、Tag名)を、アプリケーションごとに記憶する。開始使用データ記憶部85は、例えば、「AID」と、「Tag名」とを対応付けて記憶する。
コマンド処理部52bは、基本的な機能は、第1及び第2の実施形態のコマンド処理部52(52a)と同様である。コマンド処理部52bは、例えば、コマンド処理によって、アプリケーションを切り替えた後に、最初に使用されたデータオブジェクトの識別情報(例えば、Tag名)を、開始使用データ記憶部85に記憶させる。
また、コマンド処理部52bは、例えば、SELECTコマンドなどの特定のコマンドの実行時、アプリケーションの処理の終了時などの所定のタイミングで、デフォルト情報記憶部83の設定を変更する。コマンド処理部52bは、デフォルト情報記憶部83の設定を変更する際に、アプリケーションを切り替えた後に、最初に使用されたデータオブジェクトを示すデータ識別情報(例えば、Tag名)に、デフォルト情報記憶部83が記憶するデータ識別情報(例えば、Tag名)を変更する。すなわち、コマンド処理部52bは、開始使用データ記憶部85が記憶するアプリケーションに対応する最初に使用されたデータオブジェクトのTag名を取得し、取得したTag名を、デフォルト情報記憶部83が記憶に記憶させる。
次に、図面を参照して、本実施形態のICカード1bの動作について説明する。
本実施形態のICカード1bにおける基本的な動作は、図6及び図8に示す第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図15は、本実施形態のICカード1bのデフォルトカレントデータの変更処理の一例を示すフローチャートである。なお、ICカード1bは、例えば、SELECTコマンドなどの特定のコマンドの実行時、アプリケーションの処理の終了時などの所定のタイミングで、図15に示す変更処理を実行する。
本実施形態のICカード1bにおける基本的な動作は、図6及び図8に示す第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図15は、本実施形態のICカード1bのデフォルトカレントデータの変更処理の一例を示すフローチャートである。なお、ICカード1bは、例えば、SELECTコマンドなどの特定のコマンドの実行時、アプリケーションの処理の終了時などの所定のタイミングで、図15に示す変更処理を実行する。
図15に示すように、ICカード1bのコマンド処理部52bは、カレントデータの変更処理を行う際に、まず、開始使用データと、デフォルトカレントデータとが一致するか否かを判定する(ステップS601)。コマンド処理部52bは、現在のアプリケーションに対応する、開始使用データ記憶部85が記憶する「Tag名」と、デフォルト情報記憶部83が記憶する「Tag名」とが一致するか否かを判定する。コマンド処理部52bは、一致する場合(ステップS601:YES)に、最初に使用されたデータオブジェクトが既にデフォルト情報記憶部83に設定されていると判定して、処理を終了する。また、コマンド処理部52bは、一致していない場合(ステップS601:NO)に、処理をステップS602に進める。
ステップS602において、コマンド処理部52bは、デフォルトカレントデータを開始使用データに変更する。コマンド処理部52bは、開始使用データ記憶部85が記憶する「Tag名」を、現在のアプリケーションの「AID」に対応する「Tag名」としてデフォルト情報記憶部83に記憶させる。ステップS602の処理後に、コマンド処理部52bは、デフォルトカレントデータの変更処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1bでは、コマンド処理部52bは、アプリケーションを切り替えた後に、最初に使用されたデータオブジェクトを示すデータ識別情報(例えば、Tag名)に、デフォルト情報記憶部83が記憶するデータ識別情報(例えば、Tag名)を変更する。
これにより、本実施形態によるICカード1bは、デフォルト情報記憶部83が記憶するデフォルトカレントデータの設定を適切に変更することができるため、利便性を向上させることができる。本実施形態によるICカード1bは、最初に使用されたデータオブジェクトがデフォルトカレントデータとして設定されるため、適切なデータオブジェクトをデフォルトカレントデータとして自動的に設定することできる。
これにより、本実施形態によるICカード1bは、デフォルト情報記憶部83が記憶するデフォルトカレントデータの設定を適切に変更することができるため、利便性を向上させることができる。本実施形態によるICカード1bは、最初に使用されたデータオブジェクトがデフォルトカレントデータとして設定されるため、適切なデータオブジェクトをデフォルトカレントデータとして自動的に設定することできる。
上記の各実施形態において、データ識別情報の一例として、Tag名を適用する例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、先頭アドレスなどの他の情報を適用してもよい。
また、上記の各実施形態において、特定のデータの一例として、データオブジェクトに適用する例を説明したが、例えば、データオブジェクトの代わりに、レコード、データストリングなどの他のデータ形式のデータに適用してもよい。また、例えば、データオブジェクト、レコード、及びデータストリングの3種類のデータ形式のデータに適用する場合には、ICカード1(1a、1b)は、3種類のデータ形式のデータのそれぞれについて、デフォルトカレントデータを設定するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、特定のデータの一例として、データオブジェクトに適用する例を説明したが、例えば、データオブジェクトの代わりに、レコード、データストリングなどの他のデータ形式のデータに適用してもよい。また、例えば、データオブジェクト、レコード、及びデータストリングの3種類のデータ形式のデータに適用する場合には、ICカード1(1a、1b)は、3種類のデータ形式のデータのそれぞれについて、デフォルトカレントデータを設定するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、それぞれの実施形態において異なるデフォルトカレントデータの変更処理を説明したが、各実施形態のデフォルトカレントデータの変更処理を組み合わせて、又は切り替えて適用するようにしてもよい。また、コマンド処理部52(52a、52b)は、デフォルトカレントデータの変更処理を実行する専用のコマンドを設けて、当該コマンド処理によりデフォルトカレントデータの変更処理を実行するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、デフォルトカレントデータの設定を、アプリケーションごとに行う例を説明したが、DFやEFなどのファイルごとにデフォルトカレントデータの設定を行うようにしてもよい。
また、上記の第2の実施形態において、デフォルト情報記憶部83aが、データオブジェクトの先頭アドレスを記憶する例を説明したが、第1及び第3の実施形態に適用してもよい。
また、上記の第2の実施形態において、デフォルト情報記憶部83aが、データオブジェクトの先頭アドレスを記憶する例を説明したが、第1及び第3の実施形態に適用してもよい。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a、1b)は、コンタクト部3を介して外部装置2と通信する例を説明したが、コイルなどを用いたコンタクトレスインターフェースを介して外部装置2と通信するように構成してもよい。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a、1b)は、書き換え可能な不揮発性メモリとして、EEPROM8を備える構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、ICカード1(1a、1b)は、EEPROM8の代わりに、フラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory:強誘電体メモリ)などを備えてもよい。
また、上記の各実施形態において、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1(1a、1b)を用いる例を説明したが、これに限定されるものではない。携帯可能電子装置は、例えば、カード形状ではないICタグなどの電子装置であってもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、APデータ記憶部81が記憶する特定のデータを識別するデータ識別情報とを対応付けて記憶するデフォルト情報記憶部83と、外部装置2から受信したアプリケーションを切り替えるコマンドに応じて、デフォルト情報記憶部83を参照して、切り替えられる当該アプリケーションに対応するデータ識別情報が示す特定のデータを、現在の処理対象のデータとして設定するコマンド処理部52とを持つことにより、処理時間を低減することができる。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
アプリケーションに対応する特定のデータを含むファイルを記憶するデータ記憶部と、
前記アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、前記データ記憶部が記憶する前記特定のデータを識別するデータ識別情報とを対応付けて記憶するデフォルト情報記憶部と、
少なくともコンピュータが実行可能なプログラムに関する情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
外部装置から受信した前記アプリケーションを切り替える処理要求に応じて、前記デフォルト情報記憶部を参照して、切り替えられる当該アプリケーションに対応するデータ識別情報が示す前記特定のデータを、現在の処理対象のデータとして設定する
ように構成されている、携帯可能電子装置。
アプリケーションに対応する特定のデータを含むファイルを記憶するデータ記憶部と、
前記アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、前記データ記憶部が記憶する前記特定のデータを識別するデータ識別情報とを対応付けて記憶するデフォルト情報記憶部と、
少なくともコンピュータが実行可能なプログラムに関する情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
外部装置から受信した前記アプリケーションを切り替える処理要求に応じて、前記デフォルト情報記憶部を参照して、切り替えられる当該アプリケーションに対応するデータ識別情報が示す前記特定のデータを、現在の処理対象のデータとして設定する
ように構成されている、携帯可能電子装置。
なお、実施形態におけるICカード1(1a)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述したICカード1(1a)が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1a,1b…ICカード、2…外部装置、3…コンタクト部、4…UART、5…CPU、6…ROM、7…RAM、8…EEPROM、10‥ICモジュール、40…通信部、50,50a,50b…制御部、51…ファイル管理部、52,52a,52b…コマンド処理部、71…カレントデータ記憶部、81…APデータ記憶部、82…ファイル管理情報記憶部、83,83a…デフォルト情報記憶部、84…使用頻度記憶部、85…開始使用データ記憶部、100…ICチップ、BS1…内部バス、PT…カード基材
Claims (6)
- アプリケーションに対応する特定のデータを含むファイルを記憶するデータ記憶部と、
前記アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、前記データ記憶部が記憶する前記特定のデータを識別するデータ識別情報とを対応付けて記憶するデフォルト情報記憶部と、
外部装置から受信した前記アプリケーションを切り替える処理要求に応じて、前記デフォルト情報記憶部を参照して、切り替えられる当該アプリケーションに対応するデータ識別情報が示す前記特定のデータを、現在の処理対象のデータとして設定する処理部と
を備える携帯可能電子装置。 - 前記処理部は、前記外部装置から受信した、前記現在の処理対象のデータを指定するデータ指定処理要求に含まれる変更指定情報に応じて、前記デフォルト情報記憶部が記憶する前記データ識別情報を、前記データ指定処理要求により指定された前記特定のデータを示す前記データ識別情報に変更する
請求項1に記載の携帯可能電子装置。 - 前記処理部は、前記特定のデータが使用された使用頻度に応じて、前記デフォルト情報記憶部が記憶する前記データ識別情報を変更する
請求項1又は請求項2に記載の携帯可能電子装置。 - 前記処理部は、前記アプリケーションを切り替えた後に、最初に使用された前記特定のデータを示すデータ識別情報に、前記デフォルト情報記憶部が記憶する前記データ識別情報を変更する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。 - 前記デフォルト情報記憶部は、前記アプリケーション識別情報と、前記データ識別情報と、前記特定のデータを記憶する先頭のアドレスとを対応付けて記憶し、
前記処理部は、前記現在の処理対象のデータを、前記デフォルト情報記憶部が記憶する前記先頭のアドレスに基づいて特定する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。 - アプリケーションに対応する特定のデータを含むファイルを記憶するデータ記憶部と、
前記アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、前記データ記憶部が記憶する前記特定のデータを識別するデータ識別情報とを対応付けて記憶するデフォルト情報記憶部と、
外部装置から受信した前記アプリケーションを切り替える処理要求に応じて、前記デフォルト情報記憶部を参照して、切り替えられる当該アプリケーションに対応するデータ識別情報が示す前記特定のデータを、現在の処理対象のデータとして設定する処理部と
を備えるICモジュールと、
前記ICモジュールが埋め込まれたカード本体と
を備えるICカード。
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