JP2019053557A - 携帯可能電子装置、及びicカード - Google Patents

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Abstract

【課題】特定のデータに対するアクセスに要する時間を低減することができる携帯可能電子装置、及びICカードを提供することである。【解決手段】実施形態の携帯可能電子装置は、データ記憶部と、データリスト記憶部と、処理部とを持つ。データ記憶部は、特定のデータを含むファイルを記憶する。データリスト記憶部は、過去に選択された前記特定のデータを識別するデータ識別情報と、前記データ記憶部において当該特定のデータを記憶する先頭のアドレスとを対応付けた対応情報を記憶する。処理部は、外部装置から受信した前記特定のデータに対する特定の処理要求に応じて、前記データリスト記憶部が記憶する前記対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する前記先頭のアドレスを選択する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、携帯可能電子装置、及びICカードに関する。
近年、IC(Integrated Circuit)チップを内蔵したICカードなどの携帯可能電子装置が広く使用されている。従来の携帯可能電子装置では、ファイル名と当該ファイルの先頭アドレスとを記憶するファイル管理情報(例えば、ディレクトリ)を設け、外部装置から受信したコマンドに応じて、ディレクトリを検索することで、ファイルに迅速にアクセスすることを可能にしていた。しかしながら、従来の携帯可能電子装置では、ファイル内の特定のデータにアクセスする際には、ファイル内を検索する必要があり、アクセスに時間を要する場合があった。
特開昭63−9587号公報
本発明が解決しようとする課題は、特定のデータに対するアクセスに要する時間を低減することができる携帯可能電子装置、及びICカードを提供することである。
実施形態の携帯可能電子装置は、データ記憶部と、データリスト記憶部と、処理部とを持つ。データ記憶部は、特定のデータを含むファイルを記憶する。データリスト記憶部は、過去に選択された前記特定のデータを識別するデータ識別情報と、前記データ記憶部において当該特定のデータを記憶する先頭のアドレスとを対応付けた対応情報を記憶する。処理部は、外部装置から受信した前記特定のデータに対する特定の処理要求に応じて、前記データリスト記憶部が記憶する前記対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する前記先頭のアドレスを選択する。
第1の実施形態のICカードの一例を示す外観図。 第1の実施形態のICカードのハードウェア構成例を示す図。 第1の実施形態のICカードの機能構成例を示すブロック図。 ファイル内に格納されているTLV形式のデータの一例を示す図。 第1の実施形態の選択データリスト記憶部が記憶するデータ例を示す図。 第1の実施形態の検索順序記憶部が記憶するデータ例を示す図。 第1の実施形態のICカードのSELECT DATAコマンドの処理の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態のICカードのアクセス処理コマンドの処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態のICカードの機能構成例を示すブロック図。 第2の実施形態の選択データリスト記憶部が記憶するデータ例を示す図。 第2の実施形態のICカードのファイル構成例を示す図。
以下、実施形態の携帯可能電子装置、及びICカードを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のICカード1の一例を示す外観図である。
図1に示すように、ICカード1は、ICモジュール10を備える。ICモジュール10は、コンタクト部3と、内部にICチップ100とを備える。
ICカード1は、例えば、プラスチックのカード基材PT(カード本体の一例)に、ICモジュール10を実装して形成されている。すなわち、ICカード1は、ICモジュール10と、ICモジュール10が埋め込まれたカード基材PTとを備える。また、ICカード1は、コンタクト部3を介して外部装置2と通信可能である。
なお、本実施形態では、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1について説明する。
ICカード1は、例えば、外部装置2が送信したコマンド(処理要求)を、コンタクト部3を介して受信し、受信したコマンドに応じた処理(コマンド処理)を実行する。そして、ICカード1は、コマンド処理の実行結果であるレスポンス(処理応答)を外部装置2にコンタクト部3を介して送信する。
ここで、外部装置2は、ICカード1と通信する装置であり、例えば、リーダ/ライタ装置を含む端末装置などである。
ICモジュール10は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備え、例えば、テープ上にICモジュール10が複数配置されたCOT(Chip On Tape)などの形態で取引されるモジュールである。なお、テープから個片抜きして切り離した単体のICモジュール10をCOTという場合がある。
コンタクト部3は、ICカード1が動作するために必要な各種信号の端子を有している。ここで、各種信号の端子は、電源電圧、クロック信号、リセット信号などを外部装置2から供給を受ける端子、及び、外部装置2と通信するためのシリアルデ―タ入出力端子(SIO端子)を有する。
ICチップ100は、例えば、1チップのマイクロプロセッサなどのLSI(Large Scale Integration)である。
次に、図2を参照して、本実施形態のICカード1のハードウェア構成について説明する。
図2は、本実施形態のICカード1のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、ICカード1は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備えたICモジュール10を備えている。そして、ICチップ100は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)4と、CPU5と、ROM(Read Only Memory)6と、RAM(Random Access Memory)7と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)8とを備えている。また、各構成(4から8)は、内部バスBS1を介して接続されている。
UART4は、上述したSIO端子を介して、外部装置2とシリアルデータ通信を行う。UART4は、SIO端子を介して受信したシリアルデータ信号をパラレル変換したデータ(例えば、1バイトのデータ)を内部バスBS1に出力する。また、UART4は、内部バスBS1を介して取得したデータをシリアル変換して、SIO端子を介して外部装置2に出力する。UART4は、例えば、SIO端子を介してコマンドを外部装置2から受信する。また、UART4は、SIO端子を介してレスポンスを外部装置2に送信する。
CPU5は、ROM6又はEEPROM8に記憶されているプログラムを実行して、ICカード1の各種処理を行う。CPU5は、例えば、コンタクト部3を介して、UART4が受信したコマンドに応じたコマンド処理を実行する。
ROM6は、例えば、マスクROMなどの不揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を実行するためのプログラム、及びコマンドテーブルなどのデータを記憶する。
RAM7は、例えば、SRAM(Static RAM)などの揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を行う際に利用されるデータを一時記憶する。
EEPROM8は、例えば、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。EEPROM8は、ICカード1が利用する各種データを記憶する。EEPROM8は、例えば、ICカード1を利用した各種サービス(アプリケーション)に使用される情報を記憶する。
次に、図3を参照して、本実施形態によるICカード1の機能構成例について説明する。
図3は、本実施形態のICカード1の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、ICカード1は、通信部40と、制御部50と、APデータ記憶部81と、ファイル管理情報記憶部82と、選択データリスト記憶部83と、検索順序記憶部71とを備える。
ここで、図3に示されるICカード1の各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
通信部40は、例えば、UART4と、CPU5と、ROM6に記憶されているプログラムとにより実現され、コンタクト部3を介して、例えば、外部装置2との間でコマンド及びレスポンスの送受信を行う。すなわち、通信部40は、所定の処理を要求するコマンド(処理要求)を外部装置2から受信するとともに、コマンドに対するレスポンス(処理応答)を外部装置2に送信する。
AP(アプリケーション)データ記憶部81(データ記憶部の一例)は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、アプリケーションデータを記憶する。APデータ記憶部81は、MF(Master File)、DF(Dedicated File)、EF(Elementary File)などのファイルが階層構造になって記憶されている。なお、EFには、図2に示すように、TLV形式(Tag-Length-value形式)のデータ(特定のデータ)が格納される。すなわち、APデータ記憶部81は、TLV形式のデータ(特定のデータ)を含むファイルを記憶する。
図4は、ファイル内に格納されているTLV形式のデータの一例を示す図である。
図4に示す例は、EF内に、複数のTLV形式のデータ(「データA」、「データB」、・・・)が格納されている例を示している。ここで、「Tag名」は、特定のデータのTagを識別する識別情報であり、「Len」は、特定のデータの長さを示している。また、「Value」には、特定のデータの内容(データ)が格納されている。各TLV形式のデータは、EFの先頭アドレスから「Len」に基づいて順次検索することにより、選択したいTLV形式のデータを選択することが可能である。
図3の説明に戻り、ファイル管理情報記憶部82は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、上述した各種ファイルを管理する管理情報(例えば、ディレクトリ情報)を記憶する。ファイル管理情報記憶部82は、例えば、ファイル名、ファイルIDなどのファイル識別情報と、ファイルの先頭のアドレス(以下、ファイルの先頭アドレスという)とを対応付けて記憶する。ここで、ファイルの先頭アドレスは、例えば、EEPROM8の物理アドレスである。ICカード1において、各ファイルの選択、又は、各ファイルにアクセス処理を実行する場合には、ファイル管理情報記憶部82が記憶するファイル管理情報に基づいて、各ファイルの選択、又は、各ファイルにアクセス処理を実行する。ここで、アクセス処理とは、データの読み出し、書き込み、更新などの処理のことである。
選択データリスト記憶部83(データリスト記憶部の一例)は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部である。選択データリスト記憶部83は、過去に選択された特定のデータを識別するデータ識別情報と、APデータ記憶部81において当該特定のデータを記憶する先頭のアドレスと、当該特定のデータが選択された回数を示す回数情報とを対応付けた対応情報を記憶する。選択データリスト記憶部83は、当該対応情報を複数有し、過去に選択された特定のデータのリスト(一覧)を示す選択データリスト(データリストの一例)を記憶する。ここで、図5を参照して、選択データリスト記憶部83が記憶するデータ例について説明する。
図5は、本実施形態の選択データリスト記憶部83が記憶するデータ例を示す図である。
図5に示すように、選択データリスト記憶部83は、「リスト番号」と、「EFID」と、「Tag名」と、「選択回数」と、「Tagの先頭アドレス」(特定のデータの先頭アドレス)とを対応付けた対応情報を記憶する。ここで、「リスト番号」は、対応情報の番号を示している。また、「EFID」は、EFのID(識別子)を示しており、ファイルを識別するファイル識別情報の一例である。また、「Tag名」は、Tag名であるTagのIDを示しており、データ識別情報の一例である。
また、「選択回数」は、当該Tagが過去に選択された回数を示し、「Tagの先頭アドレス」は、Tagの先頭のアドレスを示している。なお、Tagの先頭アドレスは、例えば、EEPROM8の物理アドレスである。
例えば、図5に示す例では、「リスト番号」が“1”である対応情報は、「EFID」が“0001”であり、「Tag名」が“81”であり、「選択回数」が“12”であることを示している。また、「Tagの先頭アドレス」が“315B84”であることを示している。なお、「EFID」、「Tag名」、及び「Tagの先頭アドレス」は、16進数表記(ヘキサデシマル表記)になっている。
選択データリスト記憶部83は、このような対応情報を複数含む選択データリストを記憶する。
再び、図3の説明に戻り、検索順序記憶部71は、例えば、RAM7により構成された記憶部であり、上述した選択データリスト記憶部83の選択データリストを検索するための順序情報を記憶する。検索順序記憶部71は、例えば、検索番号を示す検索順序と、対応情報の番号などの対応情報の識別情報とを対応付けて記憶する。検索順序記憶部71は、選択データリスト記憶部83が記憶する対応情報の数だけ、順序情報を記憶する。また、検索順序記憶部71は、選択データリスト記憶部83の「選択回数」が多い順に、順序情報を記憶する。ここで、図6を参照して、検索順序記憶部71が記憶するデータ例について説明する。
図6は、本実施形態の検索順序記憶部71が記憶するデータ例を示す図である。
図6に示すように、検索順序記憶部71は、「検索順序」と、「リスト番号」とを対応付けて記憶する。ここで、「検索順序」は、上述した検索順序であり、「リスト番号」は、選択データリスト記憶部83が記憶する「リスト番号」である。
例えば、図6に示す例では、「検索順序」が“1”である「リスト番号」が“1”であることを示している。すなわち、1番目に、検索順序記憶部71の「リスト番号」が“1”である、“0001”のEF内の“81”のTagの対応情報を検索することを示している。
また、「検索順序」が“2”である「リスト番号」が“2”であることを示している。すなわち、2番目に、検索順序記憶部71の「リスト番号」が“2”である、“0002”のEF内の“83”のTagの対応情報を検索することを示している。
また、「検索順序」が“3”である「リスト番号」が“4”であることを示している。すなわち、3番目に、検索順序記憶部71の「リスト番号」が“4”である、“0003”のEF内の“81”のTagの対応情報を検索することを示している。
なお、検索順序記憶部71の記憶する順序情報は、制御部50によって、例えば、ICカード1の活性化時に、選択データリスト記憶部83が記憶する選択データリストに基づいて、生成されて記憶されるものとする。
再び、図3の説明に戻り、制御部50は、例えば、CPU5と、RAM7と、ROM6又はEEPROM8とにより実現され、ICカード1を統括的に制御する。制御部50は、ファイル管理部51と、コマンド処理部52とを備える。
ファイル管理部51は、ファイル管理情報記憶部82が記憶する管理情報(例えば、ディレクトリ情報)に基づいて、APデータ記憶部81内のファイルを管理する。ファイル管理部51は、例えば、ファイルへのアクセス処理を実行する際に、ファイル管理情報記憶部82が記憶する管理情報を検索して、ファイルの記憶場所を特定する。
コマンド処理部52(処理部の一例)は、外部装置2からICカード1に送信されたコマンド(処理要求)に応じて、各種コマンドの処理(コマンド処理)を実行する。コマンド処理部52は、例えば、通信部40を介して外部装置2から受信したコマンドに応じて、コマンド処理を実行する。また、コマンド処理部52は、コマンド処理の結果であるレスポンスを、通信部40を介して外部装置2に送信する。
また、コマンド処理部52は、外部装置2から受信した特定のデータに対する特定の処理要求(特定のコマンド)に応じて、選択データリスト記憶部83が記憶する対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する先頭アドレスを選択する。ここで、特定の処理要求(特定のコマンド)とは、例えば、特定のデータを選択するSELECT DATAコマンドや、特定のデータ(Tag)を指定してアクセスするアクセス処理コマンドなどである。また、アクセス処理コマンドとは、データの書き込み、読み出し、及び、更新などのアクセス処理を実行するコマンドである。
コマンド処理部52は、例えば、上述した特定のコマンドに応じて、選択データリスト記憶部83が記憶する対応情報を検索し、当該特定のデータ(Tag)に対応する対応情報が選択データリスト記憶部83に存在するか否かを判定する。コマンド処理部52は、当該特定のデータに対応する対応情報が選択データリスト記憶部83に存在する場合に、当該特定のデータに対応する対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する先頭アドレスを選択する。コマンド処理部52は、特定のデータに対応する先頭アドレスを選択した場合に、当該特定のデータに対応する回数情報を更新する。
また、コマンド処理部52は、当該特定のデータに対応する対応情報が選択データリスト記憶部83に存在しない場合に、ファイル(EF)内を、ファイル(EF)の先頭アドレスから各TLV形式の「Len」に基づいて順次検索することにより、選択したい特定のデータ(Tag)の先頭アドレスを取得する。
また、コマンド処理部52は、当該特定のデータに対応する対応情報が選択データリスト記憶部83に存在しない場合に、当該特定のデータに対応する対応情報を選択データリスト記憶部83に追記させる。
また、コマンド処理部52は、例えば、外部装置2から特定のデータに対するアクセス処理要求(アクセス処理コマンド)を受信した場合に、選択(取得)した当該特定のデータに対応する先頭アドレスに基づいて、特定のデータにアクセスする処理を実行する。
なお、コマンド処理部52は、選択データリスト記憶部83が記憶する対応情報を検索する際に、回数情報が示す回数が多い対応情報を優先して検索する。具体的に、コマンド処理部52は、検索順序記憶部71が記憶する順序情報の順序に従って、回数情報が示す回数が多い対応情報を優先して検索する。
また、コマンド処理部52は、回数情報が更新された場合には、更新された回数情報に応じて、検索順序記憶部71の記憶する順序情報の順序を入れ替える更新を行う。
次に、図面を参照して、本実施形態のICカード1の動作について説明する。
図7は、本実施形態のICカード1のSELECT DATAコマンドの処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、外部装置2とICカード1とがコンタクト部3を介して接続され、ICカード1が活性化された状態において、ICカード1は、コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS101)。すなわち、ICカード1の通信部40は、UART4を介して、外部装置2からコマンドを受信したか否かを判定する。通信部40は、コマンドを受信した場合(ステップS101:YES)に、処理をステップS102に進める。また、通信部40は、コマンドを受信していない場合(ステップS101:NO)に、処理をステップS101に戻し、ステップS101の処理を繰り返す。
ステップS102において、ICカード1のコマンド処理部52は、受信したコマンドがSELECT DATAコマンドであるか否かを判定する。コマンド処理部52は、例えば、受信したコマンド電文のうちの「CLA」及び「INS」に基づいて、SELECT DATAコマンドであるか否かを判定する。コマンド処理部52は、受信したコマンドがSELECT DATAコマンドである場合(ステップS102:YES)に、処理をステップS103に進める。また、コマンド処理部52は、受信したコマンドがSELECT DATAコマンドでない場合(ステップS102:NO)に、処理をステップS104に進める。
ステップS103において、コマンド処理部52は、選択データリスト内に、選択したいTagが存在するか否かを判定する。すなわち、コマンド処理部52は、選択データリスト記憶部83が記憶する選択データリストに基づいて、選択したいTagが存在するか否かを判定する。コマンド処理部52は、まず、検索順序記憶部71が記憶する順序情報の順序に従って、選択データリストのうちの、選択回数が多い対応情報を優先して検索する。そして、コマンド処理部52は、選択データリスト内に、選択したいTagが存在するか否かを判定する。コマンド処理部52は、選択したいTagが存在する場合(ステップS103:YES)に、処理をステップS105に進める。また、コマンド処理部52は、選択したいTagが存在しない場合(ステップS103:NO)に、処理をステップS109に進める。
また、ステップS104において、コマンド処理部52は、他のコマンド処理を実行する。コマンド処理部52は、ステップS104の処理後に、処理をステップS108に進める。
ステップS105において、コマンド処理部52は、Tagの先頭アドレスを用いてTagを選択する。すなわち、コマンド処理部52は、検索した選択したいTagの対応情報に含まれる先頭アドレスに基づいて、Tagを選択する。
次に、コマンド処理部52は、選択されたTagの選択回数(回数情報)を更新する(ステップS106)。具体的に、コマンド処理部52は、選択データリスト記憶部83が記憶する対応情報のうちの、選択されたTagに対応する対応情報に含まれている回数情報を更新する。すなわち、コマンド処理部52は、選択されたTagに対応する対応情報に含まれている回数情報の回数に“1”を加算した回数情報を記憶させる。
次に、コマンド処理部52は、選択されたTagの検索順序を見直す(ステップS107)。コマンド処理部52は、選択されたTagの回数情報が更新されたことにより、検索順序の入れ替えがあるか否かを判定し、入れ替えがある場合に、検索順序記憶部71が記憶する順序情報の順序を入れ替える処理を実行する。
次に、コマンド処理部52は、レスポンスを送信する(ステップS108)。コマンド処理部52は、例えば、コマンド処理の結果情報を含むレスポンスを、通信部40を介して、外部装置2へ送信させる。ステップS108の処理後に、コマンド処理部52は、処理をステップS101に戻す。
また、ステップS109において、コマンド処理部52は、ファイルを順次検索して、Tagを選択する。コマンド処理部52は、図4に示すように、EF(ファイル)の先頭アドレスからTLV形式の「Len」に基づいて順次検索することにより、選択したいTagを選択する。
次に、コマンド処理部52は、選択されたTagの対応情報を追加する(ステップS110)。コマンド処理部52は、新たに選択されたTagの対応情報を、選択データリスト記憶部83が記憶する選択データリストに追加する。すなわち、コマンド処理部52は、図5に示すように、「リスト番号」と、「EFID」と、「Tag名」と、「選択回数」と、「Tagの先頭アドレス」とを対応付けた対応情報を記憶させる。また、コマンド処理部52は、当該対応情報の追加に合わせて、検索順序記憶部71が記憶する順序情報を更新する。ステップS110の処理後に、コマンド処理部52は、処理をステップS108に進め、レスポンスを送信する。
次に、図8を参照して、SELECT DATAコマンド以外のアクセス処理コマンドにおけるコマンド処理について説明する。
図8は、本実施形態のICカード1のアクセス処理コマンドの処理の一例を示すフローチャートである。ここで、アクセス処理コマンドとは、例えば、選択したTagにデータの書き込み、データの読み出し、又はデータの更新などの処理を実行するコマンドである。
図8に示すように、外部装置2とICカード1とがコンタクト部3を介して接続され、ICカード1が活性化された状態において、ICカード1は、コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS201)。すなわち、ICカード1の通信部40は、UART4を介して、外部装置2からコマンドを受信したか否かを判定する。通信部40は、コマンドを受信した場合(ステップS201:YES)に、処理をステップS202に進める。また、通信部40は、コマンドを受信していない場合(ステップS201:NO)に、処理をステップS201に戻し、ステップS201の処理を繰り返す。
ステップS202において、ICカード1のコマンド処理部52は、受信したコマンドがアクセス処理コマンドであるか否かを判定する。コマンド処理部52は、例えば、受信したコマンド電文のうちの「CLA」及び「INS」に基づいて、アクセス処理コマンドであるか否かを判定する。コマンド処理部52は、受信したコマンドがアクセス処理コマンドである場合(ステップS202:YES)に、処理をステップS203に進める。また、コマンド処理部52は、受信したコマンドがアクセス処理コマンドでない場合(ステップS202:NO)に、処理をステップS204に進める。
続く、ステップS203からステップS207までの処理は、上述した図7に示すステップS103からステップS107までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。なお、ステップS203において、コマンド処理部52は、選択したいTagが存在しない場合(ステップS203:NO)に、処理をステップS210に進める。
また、ステップS204の処理後に、コマンド処理部52は、処理をステップS209に進める。
次に、ステップS208において、コマンド処理部52は、選択されたTagに対して、アクセス処理を実行する。すなわち、コマンド処理部52は、選択されたTagに対して、データの書き込み、データの読み出し、又はデータの更新などの処理を実行する。
次に、コマンド処理部52は、レスポンスを送信する(ステップS209)。コマンド処理部52は、例えば、コマンド処理の結果情報を含むレスポンスを、通信部40を介して、外部装置2へ送信させる。ステップS209の処理後に、コマンド処理部52は、処理をステップS201に戻す。
また、ステップS210及びステップS211の処理は、上述した図7に示すステップS109及びステップS110の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS211の処理後に、コマンド処理部52は、処理をステップS208に進める。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1(携帯可能電子装置)は、APデータ記憶部81(データ記憶部)と、選択データリスト記憶部83(データリスト記憶部)と、コマンド処理部52(処理部)とを備える。APデータ記憶部81は、特定のデータを含むファイルを記憶する。選択データリスト記憶部83は、過去に選択された特定のデータを識別するデータ識別情報(例えば、Tag名)と、APデータ記憶部81において当該特定のデータを記憶する先頭アドレスとを対応付けた対応情報を記憶する。コマンド処理部52は、外部装置2から受信した特定のデータに対する特定の処理要求(特定のコマンド)に応じて、選択データリスト記憶部83が記憶する対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する先頭のアドレスを選択する。
これにより、本実施形態によるICカード1は、過去に選択した特定のデータの対応情報を参照して、特定のデータを選択するため、特定のデータに対するアクセスに要する時間を低減することができる。また、本実施形態によるICカード1は、目的の処理(例えば、アクセス処理)を行うまでに読み出すデータ量を、対応情報を利用することで必要最低限にすることができるため、機密性の向上させることができる。
また、本実施形態では、コマンド処理部52は、特定の処理要求に応じて、選択データリスト記憶部83が記憶する対応情報を検索する。そして、コマンド処理部52は、当該特定のデータに対応する対応情報が選択データリスト記憶部83に存在する場合に、当該特定のデータに対応する対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する先頭アドレスを選択する。また、コマンド処理部52は、特定のデータに対応する対応情報が選択データリスト記憶部83に存在しない場合に、当該特定のデータに対応する対応情報を選択データリスト記憶部83に追記させる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、選択データリスト記憶部83が記憶する対応情報の追加、及び、対応情報に基づいた、特定のデータに対応する先頭アドレスの選択を、適切に行うことができ、特定のデータに対するアクセスに要する時間を低減することができる。
また、本実施形態では、選択データリスト記憶部83は、データ識別情報と、先頭のアドレスと、特定のデータが選択された回数を示す回数情報とを対応付けた対応情報を記憶する(例えば、図5参照)。そして、コマンド処理部52は、回数情報が示す回数が多い対応情報を優先して検索する。
これにより、本実施形態によるICカード1は、アクセス頻度(選択頻度)が高いデータに対して優先して検索するため、アクセスに要する時間を効率良く低減することができる。
また、本実施形態では、コマンド処理部52は、特定のデータに対応する先頭アドレスを選択した場合に、当該特定のデータに対応する回数情報を更新する。
これにより、本実施形態によるICカード1は、アクセス頻度(選択頻度)が高いデータに対して、検索順位(検索順序)を高めることができる。
また、本実施形態では、コマンド処理部52は、外部装置2から特定のデータに対するアクセス処理要求(例えば、アクセス処理コマンド)を受信した場合に、選択した当該特定のデータに対応する先頭アドレスに基づいて、特定のデータにアクセスする処理を実行する。
これにより、本実施形態によるICカード1は、アクセス処理要求(例えば、アクセス処理コマンド)において、特定のデータに対するアクセスに要する時間を低減することができる。
また、本実施形態によるICカード1は、ICモジュール10と、ICモジュール10が埋め込まれたカード基材PT(カード本体)とを備える。そして、ICモジュール10は、上述したAPデータ記憶部81と、選択データリスト記憶部83と、コマンド処理部52とを備える。
これにより、本実施形態によるICモジュール10は、上述したICカード1と同様の効果を奏し、特定のデータに対するアクセスに要する時間を低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、図面を参照して、第2の実施形態によるICカード1aについて説明する。
図9は、第2の実施形態のICカード1aの機能構成例を示すブロック図である。
図9に示すように、ICカード1aは、通信部40と、制御部50と、APデータ記憶部81と、ファイル管理情報記憶部82と、選択データリスト記憶部83aと、検索順序記憶部71とを備える。
なお、本実施形態によるICカード1aの外観及びハードウェア構成は、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。また、図9において、図3に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、図9に示されるICカード1aの各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
本実施形態では、選択データリスト記憶部83aが、アプリケーションごとの複数の選択データリストを記憶する場合の一例について説明する。
選択データリスト記憶部83a(データリスト記憶部の一例)は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部である。選択データリスト記憶部83aは、第1の実施形態と同様に、特定のデータのデータ識別情報と、当該特定のデータを記憶する先頭アドレスと、当該特定のデータの回数情報とを対応付けた対応情報を記憶する。また、選択データリスト記憶部83aは、アプリケーション(例えば、DF)ごとに作成されたデータリストであって、対応情報を含む選択データリストを複数記憶する。ここで、図10を参照して、選択データリスト記憶部83aが記憶するデータ例について説明する。
図10は、本実施形態の選択データリスト記憶部83aが記憶するデータ例を示す図である。
図10に示すように、選択データリスト記憶部83aは、「DF名」と、「リスト番号」と、「EFID」と、「Tag名」と、「選択回数」と、「Tagの先頭アドレス」(特定のデータの先頭アドレス)とを対応付けた対応情報を記憶する。ここで、「DF名」は、アプリケーションに対応するDF名であり、DF(又はアプリケーション)を識別するAP識別情報である。また、「リスト番号」、「EFID」、「Tag名」、「選択回数」、及び「Tagの先頭アドレス」は、上述した第1の実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、選択データリスト記憶部83aは、アプリケーションごとに選択データリストを記憶するため、「リスト番号」は、例えば、アプリケーションごとの対応情報の番号として、割り付けられている。
例えば、図10に示す例では、「DF名」が“XXXX”に対応する選択データリストLS1において、「リスト番号」が“1”である対応情報は、「EFID」が“0001”であり、「Tag名」が“81”であり、「選択回数」が“12”であることを示している。そして、このデータの「Tagの先頭アドレス」が“315B84”であることを示している。
また、「DF名」が“YYYY”に対応する選択データリストLS2において、「リスト番号」が“1”である対応情報は、「EFID」が“0004”であり、「Tag名」が“84”であり、「選択回数」が“8”であることを示している。そして、このデータの「Tagの先頭アドレス」が“31A000”であることを示している。
また、図11は、本実施形態のICカード1aのファイル構成例を示す図である。
図11に示すように、ICカード1aでは、APデータ記憶部81及び選択データリスト記憶部83aにより、MF、DF、EFなどのファイルが階層構造になって記憶されている。
図11に示す例では、アプリケーションAP1のDFの下位階層には、選択データリストLS1、及び各種EFが割り当てられている。また、アプリケーションAP2のDFの下位階層には、選択データリストLS2、及び各種EFが割り当てられている。
このように、本実施形態では、アプリケーション(DF)ごとに、異なる選択データリストを有している。
なお、本実施形態では、コマンド処理部52は、選択されたアプリケーションに応じて、選択データリストを切り替えて使用して、特定のデータに対応する先頭アドレスを選択する。例えば、図5及び図6において、「DF名」が“XXXX”に対応するアプリケーションAP1が選択された場合には、選択データリストLS1を使用して、SELECT DATAコマンド及びアクセス処理コマンドの処理を実行する。また、「DF名」が“YYYY”に対応するアプリケーションAP2が選択された場合には、選択データリストLS2を使用して、SELECT DATAコマンド及びアクセス処理コマンドの処理を実行する。
本実施形態によるSELECT DATAコマンド及びアクセス処理コマンドの処理は、アプリケーションごとに異なる選択データリストを使用する点を除いて、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
また、本実施形態において、検索順序記憶部71の記憶する順序情報は、アプリケーションが選択された際に、選択されたアプリケーションに対応する選択データリストに基づいて、生成及び記憶される。例えば、コマンド処理部52は、新たにアプリケーションが選択された場合に、選択された当該アプリケーションに対応する選択データリストに基づいて、順序情報を生成し、検索順序記憶部71に記憶させる。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1a(携帯可能電子装置)は、APデータ記憶部81(データ記憶部)と、選択データリスト記憶部83a(データリスト記憶部)と、コマンド処理部52(処理部)とを備える。選択データリスト記憶部83aは、アプリケーションごとに作成された選択データリストであって、対応情報を含むデータリストを複数記憶する。コマンド処理部52は、選択されたアプリケーションに応じて、選択データリストを切り替えて使用して、特定のデータに対応する先頭アドレスを選択する。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、アプリケーションごとに選択データリストを備え、アプリケーションに応じて、選択データリストを切り替えて使用するため、特定のデータに対するアクセスに要する時間をさらに低減することができる。
上記の各実施形態において、検索順序記憶部71は、図6に示すような「検索順序」と、「リスト番号」とを対応づけた順序情報を記憶する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、検索順序記憶部71は、選択データリスト記憶部83(83a)が記憶する選択データリストを優先度の高い順序に並べ替えた順序情報を記憶するようにしてもよい。また、検索順序記憶部71は、「リスト番号」の代わりに、「EFID」及び「Tag名」を用いてよい。
また、上記の各実施形態において、選択データリスト記憶部83(83a)が、EEPROM8により構成される例を説明したが、これに限定されるものではなく、RAM7により構成してもよい。この場合、ICカード1(1a)がリセットされるごとに、選択データリストが消去(クリア)され、特定のデータ(Tag)への2回目以降のアクセスに要する時間をさらに低減することができる。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a)が、検索順序記憶部71を備える例を説明したが、検索順序記憶部71を備えない形態であってもよい。この場合、ICカード1(1a)は、選択データリスト記憶部83(83a)の更新のたびに、回数情報が示し回数が多い順序に対応情報を並べ替えてもよい。
また、上記の各実施形態において、特定のコマンドとは、SELECT DATAコマンド及びアクセス処理コマンドである例を説明したが、特定のコマンドは、SELECT DATAコマンド及びアクセス処理コマンドのいずれか一方であってもよいし、アクセス処理コマンドは、ICカード1(1a)が有するアクセス処理コマンドのうちの一部のコマンドであってもよい。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a)は、コンタクト部3を介して外部装置2と通信する例を説明したが、コイルなどを用いたコンタクトレスインターフェースを介して外部装置2と通信するように構成してもよい。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a)は、書き換え可能な不揮発性メモリとして、EEPROM8を備える構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、ICカード1(1a)は、EEPROM8の代わりに、フラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory:強誘電体メモリ)などを備えてもよい。
また、上記の各実施形態において、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1(1a)を用いる例を説明したが、これに限定されるものではない。携帯可能電子装置は、例えば、カード形状ではないICタグなどの電子装置であってもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、過去に選択された特定のデータを識別するデータ識別情報と、APデータ記憶部81において当該特定のデータを記憶する先頭のアドレスとを対応付けた対応情報を記憶する選択データリスト記憶部83(83a)と、外部装置2から受信した特定のデータに対する特定の処理要求に応じて、選択データリスト記憶部83が記憶する対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する先頭のアドレスを選択するコマンド処理部52とを持つことにより、特定のデータに対するアクセスに要する時間を低減することができる。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
特定のデータを含むファイルを記憶するデータ記憶部と、
過去に選択された前記特定のデータを識別するデータ識別情報と、前記データ記憶部において当該特定のデータを記憶する先頭のアドレスとを対応付けた対応情報を記憶するデータリスト記憶部と、
情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
前記記憶部には、前記ハードウェアプロセッサに、
外部装置から受信した前記特定のデータに対する特定の処理要求に応じて、前記データリスト記憶部が記憶する前記対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する前記先頭のアドレスを選択する処理
を実行させる前記プログラムが格納されている、携帯可能電子装置。
なお、実施形態におけるICカード1(1a)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述したICカード1(1a)が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1a…ICカード、2…外部装置、3…コンタクト部、4…UART、5…CPU、6…ROM、7…RAM、8…EEPROM、10‥ICモジュール、40…通信部、50…制御部、51…ファイル管理部、52…コマンド処理部、71…検索順序記憶部、81…APデータ記憶部、82…ファイル管理情報記憶部、83,83a…選択データリスト記憶部、100…ICチップ、BS1…内部バス、LS1,LS2…選択データリスト、PT…カード基材

Claims (7)

  1. 特定のデータを含むファイルを記憶するデータ記憶部と、
    過去に選択された前記特定のデータを識別するデータ識別情報と、前記データ記憶部において当該特定のデータを記憶する先頭のアドレスとを対応付けた対応情報を記憶するデータリスト記憶部と、
    外部装置から受信した前記特定のデータに対する特定の処理要求に応じて、前記データリスト記憶部が記憶する前記対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する前記先頭のアドレスを選択する処理部と
    を備える携帯可能電子装置。
  2. 前記処理部は、
    前記特定の処理要求に応じて、前記データリスト記憶部が記憶する前記対応情報を検索し、当該特定のデータに対応する前記対応情報が前記データリスト記憶部に存在する場合に、当該特定のデータに対応する前記対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する前記先頭のアドレスを選択し、
    前記特定のデータに対応する前記対応情報が前記データリスト記憶部に存在しない場合に、当該特定のデータに対応する前記対応情報を前記データリスト記憶部に追記させる
    請求項1に記載の携帯可能電子装置。
  3. 前記データリスト記憶部は、前記データ識別情報と、前記先頭のアドレスと、前記特定のデータが選択された回数を示す回数情報とを対応付けた前記対応情報を記憶し、
    前記処理部は、前記回数情報が示す回数が多い前記対応情報を優先して検索する
    請求項2に記載の携帯可能電子装置。
  4. 前記処理部は、前記特定のデータに対応する前記先頭のアドレスを選択した場合に、当該特定のデータに対応する前記回数情報を更新する
    請求項3に記載の携帯可能電子装置。
  5. 前記データリスト記憶部は、アプリケーションごとに作成されたデータリストであって、前記対応情報を含むデータリストを複数記憶し、
    前記処理部は、選択されたアプリケーションに応じて、前記データリストを切り替えて使用して、前記特定のデータに対応する前記先頭のアドレスを選択する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。
  6. 前記処理部は、前記外部装置から前記特定のデータに対するアクセス処理要求を受信した場合に、選択した当該特定のデータに対応する前記先頭のアドレスに基づいて、前記特定のデータにアクセスする処理を実行する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。
  7. 特定のデータを含むファイルを記憶するデータ記憶部と、
    過去に選択された前記特定のデータを識別するデータ識別情報と、前記データ記憶部において当該特定のデータを記憶する先頭のアドレスとを対応付けた対応情報を記憶するデータリスト記憶部と、
    外部装置から受信した前記特定のデータに対する特定の処理要求に応じて、前記データリスト記憶部が記憶する前記対応情報を参照して、当該特定のデータに対応する前記先頭のアドレスを選択する処理部と
    を備えるICモジュールと、
    前記ICモジュールが埋め込まれたカード本体と
    を備えるICカード。
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