JP2006012026A - 携帯型情報記憶媒体及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】早い段階でアプリケーションを選択し、処理の効率化及び迅速化を図ることが可能な携帯型情報記憶媒体及びそのプログラムを提供する。
【解決手段】外部から電力、クロックを取得する接触式I/F111及び非接触式I/F112を備え、複数のアプリケーションを実行可能なICカード10において、これらのI/Fと、各I/Fに対応するアプリケーションとを関連づけたデフォルトアプリ管理テーブルAtを記憶する不揮発性メモリ15と、いずれのI/Fによって電力、クロックを取得したかを検出する動作I/F検出回路113と、デフォルトアプリ管理テーブルAtを参照して、動作I/F検出回路113によって検出されたI/Fに対応するアプリケーションを選択する選択部122とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】外部から電力、クロックを取得する接触式I/F111及び非接触式I/F112を備え、複数のアプリケーションを実行可能なICカード10において、これらのI/Fと、各I/Fに対応するアプリケーションとを関連づけたデフォルトアプリ管理テーブルAtを記憶する不揮発性メモリ15と、いずれのI/Fによって電力、クロックを取得したかを検出する動作I/F検出回路113と、デフォルトアプリ管理テーブルAtを参照して、動作I/F検出回路113によって検出されたI/Fに対応するアプリケーションを選択する選択部122とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、外部から電力、クロックを取得する複数の取得手段を備え、複数のアプリケーションを実行可能な携帯型情報記憶媒体及びそのプログラムに関するものである。
従来、ICカードなどの携帯型情報記憶媒体は、外部装置との間で決定したプロトコル形式などの通信プロトコルに基づいて、複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択することによって、アプリケーションの選択(セレクトコマンドの処理)にかかる時間を短縮し、処理の迅速化を図っている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−139244号
従来のICカードは、外部装置と通信される通信プロトコルなど、通信環境を設定するための通信環境設定情報に基づいて、通信プロトコルを決定する段階でアプリケーションの選択を行っているが、より早い段階でアプリケーションの選択を行うことができれば、その後に行う処理の選択肢を広げることによって、より一層の処理の効率化及び迅速化を図ることが可能となる。
本発明の課題は、早い段階でアプリケーションを選択し、処理の効率化及び迅速化を図ることが可能な携帯型情報記憶媒体及びそのプログラムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、外部から電力及び/又はクロックを取得する複数の取得手段(111、112)を備え、複数のアプリケーションを実行可能な携帯型情報記憶媒体において、前記取得手段と、対応する前記アプリケーションとを関連づけた管理情報(At)を記憶する管理情報記憶手段(15)と、いずれの前記取得手段によって電力及び/又はクロックを取得したかを検出する検出手段(113)と、前記管理情報記憶手段に記憶されている管理情報に基づいて、前記検出手段によって検出された取得手段に対応するアプリケーションを選択するアプリケーション選択手段(122)とを備えること、を特徴とする携帯型情報記憶媒体(10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯型情報記憶媒体において、前記複数の取得手段は、接触式で電力及び/又はクロックを取得する接触式の取得手段(111)と、非接触式で電力及び/又はクロックを取得する非接触式の取得手段(112)を含むこと、を特徴とする携帯型情報記憶媒体(10)である。
請求項3の発明は、外部から電力及び/又はクロックを取得する複数の取得手段(111、112)を備え、複数のアプリケーションを実行可能な携帯型情報記憶媒体(10)に実行させる携帯型情報記憶媒体のプログラムであって、いずれの前記取得手段によって電力及び/又はクロックを取得したかを検出する検出手順(S120)と、前記検出手順において検出した取得手段に対応するアプリケーションを選択するアプリケーション選択手順(S130)とを備えること、を特徴とする携帯型情報記憶媒体のプログラムである。
本発明による携帯型情報記憶媒体及びそのプログラムによれば、いずれの取得手段によって外部から電力及び/又はクロックを取得するかに応じてアプリケーションを選択するため、従来と比べてより早い段階でアプリケーションの選択を行うことができ、その後に行う処理の選択肢を広げ、より一層の処理の効率化及び迅速化を図ることが可能となる。
本発明は、早い段階でアプリケーションを選択し、処理の効率化及び迅速化を図るという目的を、外部から電力、クロックを取得する接触式の取得部及び非接触式の取得部を備え、複数のアプリケーションを実行可能な携帯型情報記憶媒体において、これらの取得部と、対応するアプリケーションとを関連づけた管理情報を記憶する管理情報記憶部と、いずれの取得部によって電力、クロックを取得したかを検出する検出部と、管理情報に基づいて、検出部によって検出された取得部に対応するアプリケーションを選択する選択部とを備えることによって実現する。
図1は、本発明による携帯型情報記憶媒体の構成を示すブロック図であり、本実施例における携帯型情報記憶媒体は、ICカード10である。
図1に示すように、ICカード10は、ATMなど、接触式の通信を行うリーダライタ(R/W)を備える情報処理装置である外部装置20Aに挿入され、接続されることによって、外部装置20Aと接触式の通信を行い、また、ゲート端末など、非接触式の通信を行うR/Wを備える情報処理装置である外部装置20Bの通信範囲内に持ち込まれることによって、外部装置20Bと非接触式の通信を行う接触/非接触ICカードである。ICカード10は、ICチップと、ICチップに接続されているアンテナ、接触端子などを備え(図示しない。以下、同じ。)、CPU12と、CPU12に接続されているI/F11、RAM13、ROM14及び不揮発性メモリ15などから構成される携帯型情報記憶媒体である。ICカード10は、外部装置20A,20Bから受信するコマンド(要求)について処理を行い、処理結果を含むレスポンス(応答)を返信する。なお、携帯型情報記憶媒体とは、ICカード、SIMカード(Subscriber Identity Module)、UIMカード(User Identity Module)、ICタグ、また、携帯電話、携帯ホルダなどに挿入されるSIMカード又はUIMカードなど、ICチップと、外部装置及びICチップ間の通信を媒介するインターフェイスなどとを備え、このICチップ内のデータにアクセスするために外部装置による所定の処理が必要な機密性の高い携帯型の情報処理装置である。
図1に示すように、ICカード10は、ATMなど、接触式の通信を行うリーダライタ(R/W)を備える情報処理装置である外部装置20Aに挿入され、接続されることによって、外部装置20Aと接触式の通信を行い、また、ゲート端末など、非接触式の通信を行うR/Wを備える情報処理装置である外部装置20Bの通信範囲内に持ち込まれることによって、外部装置20Bと非接触式の通信を行う接触/非接触ICカードである。ICカード10は、ICチップと、ICチップに接続されているアンテナ、接触端子などを備え(図示しない。以下、同じ。)、CPU12と、CPU12に接続されているI/F11、RAM13、ROM14及び不揮発性メモリ15などから構成される携帯型情報記憶媒体である。ICカード10は、外部装置20A,20Bから受信するコマンド(要求)について処理を行い、処理結果を含むレスポンス(応答)を返信する。なお、携帯型情報記憶媒体とは、ICカード、SIMカード(Subscriber Identity Module)、UIMカード(User Identity Module)、ICタグ、また、携帯電話、携帯ホルダなどに挿入されるSIMカード又はUIMカードなど、ICチップと、外部装置及びICチップ間の通信を媒介するインターフェイスなどとを備え、このICチップ内のデータにアクセスするために外部装置による所定の処理が必要な機密性の高い携帯型の情報処理装置である。
I/F11は、外部(外部装置20A,20B)から電力、クロックを取得するとともに、外部装置20A,20B及びCPU12間の通信を媒介するインターフェイスである。I/F11は、接触式I/F111、非接触式I/F112及び検出回路113などを備えている。
接触式I/F111は、外部装置20Aの接触端子と接触して電気的導通を行う接触端子などを備えている。接触式I/F111は、CPU12及び外部装置20A間の接触式での通信を媒介するとともに、外部装置20Aから提供される電力、クロックを取得する。
接触式I/F111は、外部装置20Aの接触端子と接触して電気的導通を行う接触端子などを備えている。接触式I/F111は、CPU12及び外部装置20A間の接触式での通信を媒介するとともに、外部装置20Aから提供される電力、クロックを取得する。
非接触式I/F112は、巻線コイルと、この巻線コイルの両端に接続されている同調用のコンデンサなどを有するアンテナ、アンテナに接続されている変調回路及び復調回路などを備えている。非接触式I/F112は、CPU12及び外部装置20B間の非接触式での通信を媒介するとともに、外部装置20Bから提供される電力、クロックを取得する。
動作I/F検出回路113は、いずれのインターフェイス(接触式I/F111又は非接触式I/F112)を介して電力、クロックが提供されているかを検出するための回路であって、検出結果を提供元情報としてレジスタ(又はRAM13など)に書き込む。なお、動作I/F検出回路113は、検出結果として、いずれのインターフェイスによって電力又はクロックを外部から取得しているかを示す情報(提供元情報)をメモリの所定の場所に残すことができればよく、例えば、非接触式I/F112からクロックが供給された場合にのみ、所定のフラグを立てる。
動作I/F検出回路113は、いずれのインターフェイス(接触式I/F111又は非接触式I/F112)を介して電力、クロックが提供されているかを検出するための回路であって、検出結果を提供元情報としてレジスタ(又はRAM13など)に書き込む。なお、動作I/F検出回路113は、検出結果として、いずれのインターフェイスによって電力又はクロックを外部から取得しているかを示す情報(提供元情報)をメモリの所定の場所に残すことができればよく、例えば、非接触式I/F112からクロックが供給された場合にのみ、所定のフラグを立てる。
CPU12は、種々の演算、制御などを行い、ICカード10を統括制御する中央処理装置であって、ROM14に格納されているスタートアッププログラム、アプリケーション選択プログラムなど、メモリに格納されているプログラムを実行することによって、判断部121、選択部122などを実現する。判断部121は、いずれのインターフェイス(接触式I/F111又は非接触式I/F112)を介して電力、クロックが供給されているかを判断、認識する。つまり、判断部121は、動作I/F検出回路113によって書き込まれた提供元情報を参照し、いずれのインターフェイス(接触式I/F111又は非接触式I/F112)を介して電力、クロックが供給されているかを判断し、判断結果を動作I/F情報(後述する図2参照。)としてRAM13に書き込む。選択部122は、外部装置20からのコマンドに応じて、又は、判断部121の判断結果(動作I/F情報)及びデフォルトアプリ管理テーブルAt(後述する図2,図3参照)に基づいてアプリケーションの選択を行う。各部の機能の詳細については、図4を用いて後述する。
図2は、RAM13、ROM14、不揮発性メモリ15に記憶されている情報を説明する説明図である。
図2に示すように、RAM13は、揮発性メモリであり、CPU12が処理を行うための作業領域として使用される。また、RAM13は、ICカード10の起動時に動作I/F情報が記憶される。動作I/F情報とは、いずれのインターフェイス(接触式I/F111又は非接触式I/F112)が動作しているか、つまり、いずれのインターフェイスによって電力、クロックを取得しているかを示す情報である。
ROM14は、不揮発性の読み出し専用メモリであって、オペレーティングシステム(OS)、実行環境などのプログラムなどを記憶している。OSは、外部装置20A,20Bから電力の供給を受け始めた場合に、起動するスタートアッププログラム、アプリケーション選択プログラムなどを含んでいる。また、ROM14は、複数のアプリケーションプログラム(アプリ1、アプリ2、・・・、アプリn)を記憶している。
不揮発性メモリ15は、EEPROM、フラッシュメモリ、FRAMなどの随時書き換え可能な不揮発性のメモリであり、通常ユーザのワークエリア、プログラムエリアなどとして使用される。また、不揮発性メモリ15は、デフォルトアプリ管理テーブルAtを記憶している。
図2に示すように、RAM13は、揮発性メモリであり、CPU12が処理を行うための作業領域として使用される。また、RAM13は、ICカード10の起動時に動作I/F情報が記憶される。動作I/F情報とは、いずれのインターフェイス(接触式I/F111又は非接触式I/F112)が動作しているか、つまり、いずれのインターフェイスによって電力、クロックを取得しているかを示す情報である。
ROM14は、不揮発性の読み出し専用メモリであって、オペレーティングシステム(OS)、実行環境などのプログラムなどを記憶している。OSは、外部装置20A,20Bから電力の供給を受け始めた場合に、起動するスタートアッププログラム、アプリケーション選択プログラムなどを含んでいる。また、ROM14は、複数のアプリケーションプログラム(アプリ1、アプリ2、・・・、アプリn)を記憶している。
不揮発性メモリ15は、EEPROM、フラッシュメモリ、FRAMなどの随時書き換え可能な不揮発性のメモリであり、通常ユーザのワークエリア、プログラムエリアなどとして使用される。また、不揮発性メモリ15は、デフォルトアプリ管理テーブルAtを記憶している。
図3は、不揮発性メモリ15に記憶されているデフォルトアプリ管理テーブルAtを説明する説明図である。
図3に示すように、デフォルトアプリ管理テーブルAtは、各インターフェイス(接触式I/F111、非接触式I/F112)に、対応するアプリケーションを関連づけた管理情報である。本実施例においては、デフォルトアプリ管理テーブルAtは、インターフェイスの識別情報及びアプリケーションの識別情報(AID)を関連づけ、接触式I/F111には、アプリ1(AID=1)、非接触式I/F112には、アプリ3(AID=3)を関連づけている。このデフォルトアプリ管理テーブルAtにおける関連づけは任意に設定することが可能であり、また、外部装置20A,20Bから所定のコマンドなどを送信することによって変更することが可能である。選択部122は、このデフォルトアプリ管理テーブルAtを参照し、判断部121の判断結果(動作I/F情報)のインターフェイスに対応するアプリケーションをデフォルトアプリケーションとして選択する。
図3に示すように、デフォルトアプリ管理テーブルAtは、各インターフェイス(接触式I/F111、非接触式I/F112)に、対応するアプリケーションを関連づけた管理情報である。本実施例においては、デフォルトアプリ管理テーブルAtは、インターフェイスの識別情報及びアプリケーションの識別情報(AID)を関連づけ、接触式I/F111には、アプリ1(AID=1)、非接触式I/F112には、アプリ3(AID=3)を関連づけている。このデフォルトアプリ管理テーブルAtにおける関連づけは任意に設定することが可能であり、また、外部装置20A,20Bから所定のコマンドなどを送信することによって変更することが可能である。選択部122は、このデフォルトアプリ管理テーブルAtを参照し、判断部121の判断結果(動作I/F情報)のインターフェイスに対応するアプリケーションをデフォルトアプリケーションとして選択する。
図4は、本発明による携帯型情報記憶媒体の動作及び携帯型情報記憶媒体のプログラムを示すフローチャートである。以下、ICカード10のCPU12の処理を中心に説明する。
ステップ110(以下、「ステップ」を「S」という。)において、ICカード10は、外部装置20Aに挿入され、又は、外部装置20Bの動作磁界領域に持ち込まれ、いずれかのインターフェイス(接触式I/F111又は非接触式I/F112)を介して電力、クロックが供給され、検出回路113は、動作しているインターフェイス(接触式I/F111又は非接触式I/F112)を検出する。
ICカード10は、OSを起動して、スタートアップを開始し、初期化(メモリチェックなど)を実行するとともに、判断部121は、提供元情報を参照して、動作I/F情報をRAM13に書き込む(S120)。スタートアップの終了後に、選択部122は、この動作I/F情報をデフォルトアプリ管理テーブルAtに参照し、動作しているインターフェイスに対応するアプリケーションを選択する(S130)。
ICカード10は、通信確立処理を行う(S140)。通信確立処理は、接触式であればATR送信(通信するための諸情報の送信)、PPS(ISO7816−3で規定。)、非接触式であれば、リクエストコマンドの受信及び応答の送信、アンチコリジョン(ISO14443−3で規定。)など、外部装置20A,20Bとの通信を確立するための処理である。
ステップ110(以下、「ステップ」を「S」という。)において、ICカード10は、外部装置20Aに挿入され、又は、外部装置20Bの動作磁界領域に持ち込まれ、いずれかのインターフェイス(接触式I/F111又は非接触式I/F112)を介して電力、クロックが供給され、検出回路113は、動作しているインターフェイス(接触式I/F111又は非接触式I/F112)を検出する。
ICカード10は、OSを起動して、スタートアップを開始し、初期化(メモリチェックなど)を実行するとともに、判断部121は、提供元情報を参照して、動作I/F情報をRAM13に書き込む(S120)。スタートアップの終了後に、選択部122は、この動作I/F情報をデフォルトアプリ管理テーブルAtに参照し、動作しているインターフェイスに対応するアプリケーションを選択する(S130)。
ICカード10は、通信確立処理を行う(S140)。通信確立処理は、接触式であればATR送信(通信するための諸情報の送信)、PPS(ISO7816−3で規定。)、非接触式であれば、リクエストコマンドの受信及び応答の送信、アンチコリジョン(ISO14443−3で規定。)など、外部装置20A,20Bとの通信を確立するための処理である。
ICカード10は、外部装置20A,20Bからのコマンドの受信待ちの状態となり(S150)、コマンドを受信した場合には、選択済みのアプリケーションにコマンドを渡し、制御をアプリケーションに移してコマンドの処理を実行し(S160)、その結果をレスポンスとして外部装置20A,20Bへ送信する(S170)。なお、S150において、アプリケーションの選択を要求するセレクトコマンドを受信した場合には、選択部122は、指定されたアプリケーションを選択し(S160)、レスポンスを外部装置20A,20Bへ送信する(S170)。
ICカード10は、レスポンスの送信後、再びコマンド待ちの状態となり(S150)、同様の処理を繰り返す(S160,S170)。
ICカード10は、レスポンスの送信後、再びコマンド待ちの状態となり(S150)、同様の処理を繰り返す(S160,S170)。
このように、本実施例によれば、ICカード10は、外部装置20A,20Bから電力、クロックを取得するインターフェイスに応じてアプリケーションを選択するため、従来と比べてより早い段階でアプリケーションの選択を行うことが可能となった。従って、その後に行う処理の選択肢が広がり、より一層の処理の効率化及び迅速化を図ることが可能となった。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、携帯型情報記憶媒体としてICカード10を記載したが、携帯型情報記憶媒体は、これに限定されず、SIMカード、UIMカード、ICタグ、また、携帯電話、携帯ホルダなどに挿入されるSIMカード又はUIMカードなどの他の携帯型情報記憶媒体であってもよい。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、携帯型情報記憶媒体としてICカード10を記載したが、携帯型情報記憶媒体は、これに限定されず、SIMカード、UIMカード、ICタグ、また、携帯電話、携帯ホルダなどに挿入されるSIMカード又はUIMカードなどの他の携帯型情報記憶媒体であってもよい。
ICカード10は、外部から電力及び/又はクロックを取得する取得手段として、接触式I/F111、非接触式I/F112を例として記載したが、取得手段の種類は、これらに限定されず、静電結合方式で非接触式の通信を行うインターフェイスであってもよい。また、取得手段の数も限定されず、複数であればよい。
ICカード10は、ROM14に複数のアプリケーションを記憶しているが、不揮発性メモリ15に記憶していてもよい。この場合には、アプリケーションの削除が可能となる。
デフォルトアプリ管理テーブルAtにおいて、接触式I/F111には、アプリ1(AID=1)、非接触式I/F112には、アプリ3(AID=3)が関連づけられているが、図5に示すように、非接触式I/F112には、アプリケーション1(AID=1)を、接触式I/F111には、「指定なし」を関連づけるなど、いずれかのインターフェイスに「指定なし」を関連づけて設定してもよい。「指定なし」の場合には、選択部122は、従来と同様に、外部装置20Aからのセレクトコマンドによって指定されたアプリケーションを選択する。
ICカード10は、いずれのI/Fによって電力、クロックを取得したかを、動作I/F検出回路113によってハードウェア的に検出しているが、OS起動後にプログラムで検出するなど、ソフトウェア的に検出してもよく、検出することができれば、その検出方法は限定されない。
10 ICカード
12 CPU
13 RAM
14 ROM
15 不揮発性メモリ
20A,20B 外部装置
111 接触式I/F
112 非接触式I/F
113 動作I/F検出回路
121 判断部
122 選択部
At デフォルトアプリ管理テーブル
12 CPU
13 RAM
14 ROM
15 不揮発性メモリ
20A,20B 外部装置
111 接触式I/F
112 非接触式I/F
113 動作I/F検出回路
121 判断部
122 選択部
At デフォルトアプリ管理テーブル
Claims (3)
- 外部から電力及び/又はクロックを取得する複数の取得手段を備え、複数のアプリケーションを実行可能な携帯型情報記憶媒体において、
前記取得手段と、対応する前記アプリケーションとを関連づけた管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、
いずれの前記取得手段によって電力及び/又はクロックを取得したかを検出する検出手段と、
前記管理情報記憶手段に記憶されている管理情報に基づいて、前記検出手段によって検出された取得手段に対応するアプリケーションを選択するアプリケーション選択手段とを備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体。 - 請求項1に記載の携帯型情報記憶媒体において、
前記複数の取得手段は、接触式で電力及び/又はクロックを取得する接触式の取得手段と、非接触式で電力及び/又はクロックを取得する非接触式の取得手段を含むこと、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体。 - 外部から電力及び/又はクロックを取得する複数の取得手段を備え、複数のアプリケーションを実行可能な携帯型情報記憶媒体に実行させる携帯型情報記憶媒体のプログラムであって、
いずれの前記取得手段によって電力及び/又はクロックを取得したかを検出する検出手順と、
前記検出手順において検出した取得手段に対応するアプリケーションを選択するアプリケーション選択手順とを備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004191348A JP2006012026A (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 携帯型情報記憶媒体及びそのプログラム |
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