JP2002215146A - 電子楽器の指示入力装置 - Google Patents

電子楽器の指示入力装置

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JP2002215146A
JP2002215146A JP2001009924A JP2001009924A JP2002215146A JP 2002215146 A JP2002215146 A JP 2002215146A JP 2001009924 A JP2001009924 A JP 2001009924A JP 2001009924 A JP2001009924 A JP 2001009924A JP 2002215146 A JP2002215146 A JP 2002215146A
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JP2001009924A
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Sadashi Wakuta
定資 和久田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B15/00Teaching music
    • G09B15/02Boards or like means for providing an indication of notes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一のタッチパネル上で入力形態の異なる複
数の処理要求を入力できるようにすること。 【解決手段】 座標算出部22は、タッチパネル91に
対する接触位置の座標を計算する。画面判別部23はタ
ッチパネル91上に表示されている画面を領域テーブル
24に通知する。領域テーブル24には、各画面の領域
毎に、持続入力の領域であるか否かを示すフラグが設定
されている。領域識別部25は領域テーブル24を検索
して、タッチパネル上の接触位置が持続入力の領域か、
瞬触入力の領域かを識別する。識別結果は各領域の属性
として入力形態記憶部26に記憶される。画面制御部2
0は入力形態記憶部26の状態と入力位置の検出結果
(座標データ)によって画面切り替えや画面内の数値、
図形などを更新する。パラメータ設定部27は、入力形
態記憶部26の状態と座標データに基づいてRAM4内
にセットされるエンベロープや効果などのパラメータを
変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子楽器の指示入
力装置に関し、特に、マトリクス状に設定された複数の
入力点を有する単一の操作パネル上で、処理形態の異な
る複数の指示を入力することができる電子楽器の指示入
力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タッチパネル、タッチスクリーン、アナ
ログタブレット等の名称で呼ばれる指示入力装置(以
下、「タッチパネル」で代表する)が知られており、電
子楽器においても、演奏に使用される各種パラメータな
どの設定を指示する手段としてタッチパネルが使用され
るようになってきた。このタッチパネルは、例えば、入
力画面に配置された抵抗回路に電圧を印加しておき、ス
タイラスペンや指で画面を触れたときの前記抵抗回路の
特定の点における抵抗変化に基づいて画面上の位置を検
出するように構成されている。そして、検出された位置
に予め設定されている指示内容に関して処理が実行され
る。なお、タッチパネルには上記のような抵抗式の他、
指示位置の静電容量の変化を検出する静電容量式や、指
示圧力を感知して画面上の位置を識別する感圧式等が知
られる。電子楽器では、音色の選択や効果のパラメータ
値を設定する場合等に、タッチパネルが使用される。タ
ッチパネルを使用することにより、該タッチパネル上に
表示された音色の選択やパラメータの設定を任意に行う
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、タッチ
パネルでは画面に複数の指示項目を表示でき、その項目
についての指示を簡単に与えることができるので便利で
あるが、次の点で、改善が必要であった。例えば電子楽
器では、音色の選択のように、画面上に表示された指示
項目を瞬間的に触れるだけで指示を入力(以下、「瞬触
入力」という)できるものと、音量の設定等、所望値が
得られるまでタッチパネルの表示を押し続けて数値を更
新するような入力(以下、「持続入力」という)とがあ
る。しかし、従来のタッチパネルではこのような種類の
異なる入力を1つの画面で処理できない。そのために、
例えば、画面の表示内容を切り替えて瞬触入力と持続入
力とを個別に行うか、タッチパネルと、それとは別の入
力装置(キーボード等)とを併用することが考えられ
る。しかし、複数の入力手段を組み合わせて使うのは、
操作が煩雑であり、演奏中にパラメータを変更するよう
な高度な演奏態様には対応できない。
【0004】例えば、特開平7−334295号公報に
は、タッチパネル上に表示された領域パターンが所定回
数または所定時間、指で押されたときに前記領域パター
ンの領域について予め定義しておいた処理を実行できる
ようにした入力装置が開示されている。しかし、この入
力装置においても、一画面内で形態の異なる上記のよう
な複数の入力を処理することについては考慮されていな
い。
【0005】本発明は、上記問題点を解消し、一画面上
で、瞬触入力と持続入力とを識別して個別の処理をする
ことができる電子楽器の指示入力装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、表示面に対する接触を感
知して該表示面に表示されている楽音発生に関する処理
の要求を検知することができる電子楽器の指示入力装置
において、前記表示面上に複数の領域を設定し、前記各
領域毎に、前記接触を持続している間処理要求を連続し
て受け付けることができる持続入力領域、または接触毎
に1回の処理要求を受け付ける瞬触入力領域であるかが
設定されている点に第1の特徴があり、前記持続入力領
域であるか瞬触入力領域であるかを、前記表示面に表示
される画面毎に記憶した領域属性記憶手段を備えた点に
第2の特徴がある。
【0007】また、本発明は、表示面に対する接触位置
を検出する検出手段と、前記領域属性記憶手段を検索
し、前記検出手段で検出された接触位置が前記持続入力
領域および瞬触入力領域のいずれであるかを識別する領
域識別手段と、前記領域識別手段での識別結果により、
処理の要求がなされた領域の属性を記憶する入力形態記
憶手段と、前記入力形態記憶手段に記憶された領域の属
性に従って楽音発生に関するパラメータを設定するパラ
メータ設定手段とを備えた点に第3の特徴がある。
【0008】さらに、本発明は、前記持続入力領域には
接触位置の移動を認識可能な移動指示検出領域を有する
とともに、前記接触位置の移動に伴い、接触位置の座標
値を出力する手段を具備した点に第4の特徴がある。
【0009】上記特徴によれば、表示画面を複数の領域
に分割し、各領域毎に、入力形態が異なる処理の要求を
入力することができる。したがって、単一の画面上から
入力形態の異なる数多くの処理を指示することができ
る。例えば、画面の表示を押し続けることによって連続
的に値を変化させるボリューム調整と、画面に表示され
たオン・オフスイッチ表示を瞬間的に触れて行うパート
のオン・オフとを単一の画面上から指示することができ
る。
【0010】特に、第4の特徴によれば、持続領域内に
設定された移動指示検出領域での接触位置の移動を検出
して、その移動に伴う座標値を出力できるので、例え
ば、この座標値で特定される表示対象を、指でなぞって
移動させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る電子
鍵盤楽器のハード構成を示すブロック図である。同図に
おいて、バスライン16には、CPU1、プログラムメ
モリ2、楽音波形メモリ3、RAM4、パネルインタフ
ェース回路5、鍵盤インタフェース回路6、自動演奏デ
ータメモリ7、および音源装置8が接続される。また、
パネルインタフェース回路5には操作パネル表示装置9
が、鍵盤インタフェース回路6には鍵盤装置10がそれ
ぞれ接続される。音源装置8にはD/A変換器11、ア
ナログ信号処理装置12、およびアンプ13を介してサ
ウンドシステム14が接続される。さらに、CPU1は
MIDIインタフェース回路15を介して別の電子楽器
など外部機器に接続される。
【0012】鍵盤装置10の各鍵には押鍵と離鍵に応答
して検出信号を出力するセンサが設けられており、この
検出信号は鍵盤インタフェース回路6に入力され、キー
オンまたはキーオフを示すキー情報としてCPU1に転
送される。各鍵に設けられる前記センサとしては押鍵速
度(ベロシティ)を検出可能なように、例えば1対のセ
ンサが設けられる。プログラムメモリ2にはCPU1で
処理されるプログラムが格納され、楽音波形メモリ3に
は楽音波形データが格納され、自動演奏データメモリ7
には自動演奏データが格納される。これらメモリ2,
3,7はROMによって構成できる。RAM4はCPU
1がプログラムを実行する際に発生する各種データを一
時記憶するワークエリアや、操作パネル表示装置9の操
作によって設定されるテンポや音量等、各種パラメータ
の記憶エリアとして使用される。なお、情報記憶装置と
して、フロッピディスクを駆動するディスク駆動装置1
7が設けられ、ディスクインタフェース回路18を介し
てバスライン16に接続することができる。
【0013】操作パネル表示装置9はタッチパネルや各
種スイッチおよびボリューム、ならびにLEDなどの表
示灯からなり、例えば、鍵盤装置10に隣接して設けら
れるコントロールパネル上に配置される。タッチパネル
は、従来技術に関して説明した抵抗式、静電容量式、感
圧式等のいずれを使用してもよい。音源装置8は、複数
の楽音を同時発生できるよう複数の楽音発生チャンネル
を備え、例えば、正弦波加算方式で楽音を合成する。
【0014】CPU1は前記プログラム、ならびに鍵盤
装置10から入力されたキー情報(音高、ベロシティ
等)および操作パネル表示装置9から入力された音色、
テンポ、リズム等に基づいて楽音発生部としての音源装
置8を制御し、楽音波形メモリ3から読み出した波形デ
ータに基づいて楽音信号を発生させる。なお、自動演奏
モードでは、前記鍵盤装置10から入力されたキー情報
に代えて、自動演奏データメモリ7に格納された自動演
奏データが使用される。音源装置8から発生された楽音
信号はD/A変換器11によってアナログ信号に変換さ
れ、アナログ信号処理装置12、アンプ13を介してサ
ウンドシステム14に入力される。アナログ信号処理装
置12は、入力されたアナログ信号に効果付与等の信号
処理を施す。
【0015】上記電子鍵盤楽器のメインルーチン処理を
説明する。図3のフローチャートにおいて、ステップS
1では、各種レジスタやフラグなどの初期化を行う。初
期化の後、まず、ステップS2では、スイッチイベント
処理すなわち操作パネル表示装置9に含まれるタッチパ
ネル、スイッチ、ボリュームの操作の有無(スイッチイ
ベントの有無)を判別し、イベントが有った場合はそれ
に応じた処理を行う。ステップS3では、鍵盤装置10
のキー操作の有無(キーイベントの有無)をキー情報か
ら判別し、キーイベントが有った場合はそれに応じた処
理を行う。
【0016】ステップS4では、MIDI処理すなわち
外部装置との間でのMIDI情報の送受信処理を行う。
ステップS5では、自動演奏処理が行われる。すなわち
操作パネル表示装置9から入力されたモード選択指示に
よって自動演奏モードが選択されたときに自動演奏デー
タを読み込んで、そのデータに基づく発音処理が行われ
る。
【0017】ステップS6では、表示処理すなわち上記
各処理に伴う処理結果を操作パネル表示装置9の表示部
つまりタッチパネルや表示灯で表示させるための処理を
行う。ステップS7では、その他の処理が行われる。そ
の他の処理には、スイッチの押し続け、表示の点滅な
ど、持続して実行することが必要な処理が含まれる。
【0018】次に、上記スイッチイベント処理のうち、
特にタッチパネルの操作に対応した処理の例を説明す
る。例えば、抵抗式タッチパネルは、画面が指またはス
タイラスペンで触れられると、その位置における抵抗回
路の抵抗値を該タッチパネルの画面上のx方向およびy
方向の出力電圧x,yを出力する。この出力電圧はCP
U1に送られ、CPU1はこの出力電圧x,yに基づい
てタッチパネルの画面上の位置をx−y座標値で認識す
る。
【0019】タッチパネルの画面は前記x−y座標値に
よって規定された複数の領域を有しており、各領域毎に
予め入力形態、つまり「瞬触入力」か、「持続入力」か
の区別が設定されている。CPU1はスイッチイベント
が発生する毎に、入力形態および入力された指示内容を
解釈し、その指示を実行する。
【0020】図4はタッチパネルの画面の第1例を示す
図である。この例では、エンベロープの設定画面が表示
されている。画面上には、アタックタイム(Attack)、
ディケイタイム(Decay)、リリースタイム(Release)を
それぞれ設定する領域A1、A2、A3と、前記各時間
データによって設定されたエンベロープを視覚的に認識
できるように図形で示した領域A4と、画面の切り替え
つまり「戻り:Back」と「進む:Forward」の指示を入
力できる領域A5,A6が設定されている。領域A4で
は可動点Mと固定点Fとが設けられていて、可動点Mに
指を接触させて画面上で接触位置を左右に移動させれ
ば、その指の移動に伴って可動点Mは移動し、指を離し
た位置に変更される。この領域A4の形状変化に応じて
領域A1〜A3の数値も連動して変化する。
【0021】領域A4は持続入力領域であり、可動点A
つまり接触位置の移動を認識可能な移動指示検出領域の
点Maに指で触れ、そのまま点Ma’に指を移動する
と、エンベロープは点線で示すものから実線で示すもの
に変更される。同様のエンベロープの変更は領域A1
7,A18に表示されたアップ・ダウンの指示領域を操
作することによっても行うことができる。例えば、領域
A1に触れてアタックタイム(Attack)を選択し、領域
A17のアップ指示領域を操作することにより、アタッ
クタイム(Attack)つまりアタックスピードが上昇方向
に変更され、エンベロープは点線で示すものから実線で
示すものに変更される。ただし、上記エンベロープを変
更する2つの操作方法のうち、前記可動点の操作による
方が、エンベロープをより迅速に設定することができ
る。
【0022】このように、領域A1〜A3、および領域
A5,A6は画面に対する瞬間的な接触で指示を入力で
きる瞬触入力の領域であり、領域A4は画面に対する持
続的な接触で指示を入力できる持続入力の領域である。
【0023】図5はタッチパネルの画面の第2例を示す
図である。この例では、音色と効果の設定画面が表示さ
れている。画面上には、音色を設定するための領域A
7,A8と、ビブラートのディレイ値(Delay)、レート
値(Rate)、デプス値(Depth)をそれぞれ設定する領域
A9、A10、A11と、オクターブ値(Octave)を設
定する領域A12と、画面の切り替え指示を入力できる
領域A13,A14と、パラメータのアップ・ダウンを
指示するための領域A15,A16とが設定されてい
る。
【0024】領域A7〜A12は瞬触入力の領域であ
り、各領域に、指などで瞬間的に触れることにより領域
を選択でき、これらの領域が選択されている状態で領域
A15,A16に指を触れると、選択されている領域の
パラメータがアップ・ダウンする。例えば、領域A8が
選択されていれば、アップ・ダウン指示領域A15,A
16の操作によりサウンド(SOUND)の内容が変更され
るし、領域A9が選択されていれば、アップ・ダウン指
示領域A15,A16の操作によりディレイ値(Delay)
が変更される。領域A15,A16は瞬触入力領域で
も、持続入力領域でも良く、瞬触入力領域と設定されて
いれば1回の操作で値は1つしか変化せず、押し続けて
も値は循環的に変化はしない。一方、持続入力領域と設
定されていれば、この領域に指などを接触させている
間、各値は循環的に変化し、所望の値が表示されたとき
に接触を断って値を決定させる。
【0025】図6はタッチパネルの画面の第3例を示す
図である。この例では、ドローバーによる音色設定画面
が表示されている。同図において、ドローバーが表示さ
れている領域A151〜A159は持続入力の領域であ
り、指などを接触させて実際のドローバーを調節するよ
うに画面上下にドローバーの表示を移動させて倍音構成
を変化させられる。また、下部の領域A161〜A16
7は瞬触入力の領域であり、各領域に、指などで瞬間的
に触れることにより、これらの領域に表示された文字で
代表される処理が実行される。
【0026】図7は、前記スイッチイベント処理の要部
であるタッチパネル処理ルーチンを示すフローチャート
である。同図において、ステップS21ではタッチパネ
ルの画面上のどの領域が操作されたかを判断する領域認
識が行われる。領域認識の処理は図9に関して後述す
る。ステップS22では、ステップS21で認識された
領域が、持続入力の領域か否かつまり瞬触入力の領域か
を判断する。この判断は予め各画面の各領域に対応して
設定されているフラグにより判断できる。ステップS2
2が肯定ならば、ステップS23に進み、その領域に割
り当てられた処理を行い、かつ、持続フラグをセットす
る。一方、ステップS22が否定ならばステップS24
に進み、その領域に割り当てられた処理を行い、かつ、
持続フラグをクリアにする。
【0027】続いて、領域の識別処理について説明す
る。領域の数は図4等に関して説明したように、画面毎
に異なり、予め各画面毎に記憶されている。各画面毎の
領域は、矩形領域の対角位置をx−y座標で定義され、
図8に示す形で記憶される。図8は個数mの画面の各領
域を定義したテーブルである。画面番号毎の領域の数
や、各領域をx−y座標で示すテーブルは、プログラム
メモリ2に記憶することができる。
【0028】図9は、領域の認識処理のフローチャート
であり、画面番号mの画面について、領域を認識する処
理を示す。ステップS211では、画面番号mの領域数
を読み込み、領域数kにセットする。ステップS212
では、処理数を示す変数iに「1」をセットし、領域番
号Aに「0」をセットする。ステップS213では、指
示されたx座標が第1領域を示すx座標Xm,i,2〜Xm,i,1
と、y座標Ym,i,2〜Ym,i,1との範囲内に存在するか否か
を判断する。この判断が肯定ならば、ステップS214
に進み、領域番号Aに「i」をセットする。これによ
り、指示された領域は「i」であることが認識される。
【0029】ステップS213が否定ならば、ステップ
S215に進んで変数iをインクリメント(+1)す
る。ステップS216では変数iが「k+1」か否かに
よって、該画面のすべての領域について処理したか否か
判断し、この判断が否定ならばステップS213に進
み、肯定ならばこの処理を終える。
【0030】図10は持続入力の領域に対する指示の処
理を示すフローチャートである。この処理は、前記その
他の処理(ステップS7)で実行される。ステップS7
1では持続フラグがセットされているか否かを、図9の
処理結果に基づいて判断する。持続フラグがセットされ
ていたならば、ステップS72に進み、指示が入力され
た領域つまり指などで接触された領域に割り当てられた
処理を実行する。例えば、該領域内における指示位置の
変化に応じてドローバーの図形を変化させたり、エンベ
ロープの図形を変化させたりする処理を持続して行う。
【0031】図11は、上記領域認識を含むタッチパネ
ル処理のフローチャートであり、図4に示したエンベロ
ープ設定に関する処理のフローチャートである。同図に
おいて、ステップS30では、タッチパネルに触れた状
態から離れた状態に変化した(オフイベント)か否かが
判別され、オフイベントの場合は、ステップS31に進
み、持続フラグが立っている(=1)か否かを判別す
る。持続フラグが立っていれば、ステップS32で持続
処理を終了させ、ステップS32に進む。持続フラグが
立っていない場合は、ステップS31からステップS3
3にジャンプする。ステップS33では持続フラグを下
ろす(=0)。
【0032】オフイベントでない場合は、ステップS3
0からステップS21に進み、領域認識を行った後、ス
テップS34でオンイベントつまりタッチパネルに指な
どで触れたか否かが判別される。オンイベントならば、
ステップS35に進み、持続入力領域に触れたのかどう
かが判断される。持続入力領域に触れたのであれば、ス
テップS36に進んで持続処理用初期値を設定する。な
お、この処理は、図12に関して後述する。ステップS
37では持続フラグを立てる(=1)。また、持続入力
領域に触れられたのではないと判断されれば、ステップ
S38に進み、触れられた領域に割り当てられている瞬
触処理を行う。
【0033】ステップS34でオンイベントでないと判
別されたならば、ステップS39に進み、アドレスイベ
ント(接触位置の移動イベント)か否かを判別する。ア
ドレスイベントの場合は、ステップS40に進み、持続
入力領域でのイベントかどうかが判断される。持続入力
領域でのイベントであればステップS41に進み、領域
バッファ毎に、領域バッファの値に従って処理を行う。
このステップS41の詳細は図13に関して後述する。
【0034】次に、前記ステップS36を詳述する。図
12のフローチャートにおいて、ステップS361,S
362,S363では、それぞれアタック認識領域か、
ディケイ認識領域か、リリース認識領域かが判断され
る。各認識領域は、図4の可動点Ma、Mb、Mcを含
む予定サイズの領域で規定され、これらの領域は可動点
の移動とともに移動する。アタック認識領域、ディケイ
認識領域、リリース認識領域のいずれかであると判断さ
れれば、それぞれステップS364で領域バッファに値
「1」、ステップS365で領域バッファに値「2」、
ステップS366で領域バッファに値「3」をそれぞれ
セットする。オンイベントの対象がアタック認識領域、
ディケイ認識領域、およびリリース認識領域のいずれで
もないと判断されたときは、ステップS367に進ん
で、領域バッファに値「0」をセットする。
【0035】次に、前記ステップS41を詳述する。図
13のフローチャートにおいて、ステップS441,S
412,S413では、領域バッファの値がそれぞれ
「1」、「2」、「3」であるか否かにより、前記可動
点Ma,Mb,Mcのいずれであるかが判別される。そ
れぞれの判別結果に応じ、領域バッファの値が「1」な
らばステップS414でアタックパラメータ変更処理を
行い、領域バッファの値が「2」ならばステップS41
5でディケイパラメータ変更処理を行 い、 領域バッフ
ァの値が「3」ならばステップS416でリリースパラ
メータ変更処理を行う。領域バッファの値が「0」なら
ば、可動点に対するイベントでないので、これらのパラ
メータの変更処理は行われない。
【0036】図1は、本実施形態に係るタッチパネル処
理の要部機能ブロック図である。操作パネル表示装置9
に含まれる指示入力装置としてのタッチパネル91は、
画面制御部20によって制御される。画面情報記憶部2
1には複数の画面を表示させるためのプログラムやデー
タが記憶されている。画面制御部20はタッチパネルの
抵抗回路に印加する電圧の供給と、記憶部21内のプロ
グラムやデータに基づく画面の表示制御などを行う。タ
ッチパネル91は、指やスタイラスペンなどによる接触
操作に基づき、該タッチパネル91上の予定位置の電圧
変化を検出して検出信号を出力する。座標算出部22
は、タッチパネル91から入力される検出信号に基づい
て、操作された位置のx−y座標を計算する。
【0037】画面判別部23は画面制御部20によるタ
ッチパネル91の制御情報に基づいて、現在表示されて
いる画面を判断し、領域テーブル24に画面を識別する
ための情報を入力する。領域テーブル24には、各画面
の領域毎に、持続入力の領域であるか否かを示すデー
タ、具体的には、領域の属性を示すフラグが設定されて
いる。領域識別部25は領域テーブル24に格納されて
いるテーブルのうち画面判別部23で判別された画面に
対応するものを検索して、前記x−y座標で示される位
置が持続入力の領域か、瞬触入力の領域かを識別する。
この識別結果は各領域の属性として入力形態記憶部26
に記憶される。具体的には、持続入力の領域であれば、
持続入力の領域であることを示す持続フラグがセットさ
れる。
【0038】画面制御部20はこの持続フラグの状態と
座標算出部22からの入力データによって画面切り替え
や画面内の数値、図形などの更新をする。また、パラメ
ータ設定部27は、持続フラグの状態と座標変換部22
からの入力データに基づいてRAM4内にセットされる
エンベロープや効果などのパラメータを変更する。
【0039】このように、本実施形態によれば、単一の
タッチパネル上から、押し続けによって処理を要求する
入力形態、および1回の接触で処理を要求できる入力形
態により、指示を入力することができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜請求項4発明によれば、画面との接触を持続して所
望の処理を要求する入力形態と、1回の接触で処理を要
求できる入力形態との双方を、単一の画面上で実現でき
る。したがって、同一表示内で多数の入力要求を行える
ことができ、表示画面の切り替えの煩雑さが低減でき
る。例えば、演奏中に効果の選択や効果のパラメータを
変更する操作が容易になり、より高度な演奏が可能にな
る。
【0041】特に、請求項4の発明によれば、持続領域
内に設定された移動指示検出領域での接触位置の移動を
検出して、その移動に伴う座標値を出力できるので、例
えば、この座標値で特定される表示対象を、指でなぞっ
て移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子鍵盤楽器の要
部機能を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る電子鍵盤楽器の全
体構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る電子鍵盤楽器のメ
インルーチン処理のフローチャートである。
【図4】 タッチパネルの表示例(その1)を示す図で
ある。
【図5】 タッチパネルの表示例(その2)を示す図で
ある。
【図6】 タッチパネルの表示例(その3)を示す図で
ある。
【図7】 タッチパネル処理ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図8】 複数の画面上での領域を定義する座標テーブ
ルである。
【図9】 領域の認識処理のフローチャートである。
【図10】 持続入力の領域に対する指示の処理を示す
フローチャートである。
【図11】 タッチパネル画面処理のフローチャートで
ある。
【図12】 タッチパネル画面処理の要部(その1)の
フローチャートである。
【図13】 タッチパネル画面処理の要部(その2)の
フローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、 8…音源装置、 9…操作パネル表示装
置、 11…D/A変換器、 22…座標算出部、 2
5…領域識別部、 26…入力形態記憶部、 91…タ
ッチパネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面に対する接触を感知して該表示面
    に表示されている楽音発生に関する処理の要求を検知す
    ることができる電子楽器の指示入力装置において、 前記表示面上に複数の領域を設定し、前記各領域毎に、
    前記接触を持続している間処理要求を連続して受け付け
    ることができる持続入力領域、または接触毎に1回の処
    理要求を受け付ける瞬触入力領域であるかが設定されて
    いることを特徴とする電子楽器の指示入力装置。
  2. 【請求項2】 前記持続入力領域であるか瞬触入力領域
    であるかを、前記表示面に表示される画面毎に記憶した
    領域属性記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の、電子楽器の指示入力装置。
  3. 【請求項3】 表示面に対する接触位置を検出する検出
    手段と、 前記領域属性記憶手段を検索し、前記検出手段で検出さ
    れた接触位置が前記持続入力領域および瞬触入力領域の
    いずれであるかを識別する領域識別手段と、 前記領域識別手段での識別結果により、処理の要求がな
    された領域の属性を記憶する入力形態記憶手段と、 前記入力形態記憶手段に記憶された領域の属性に従って
    楽音発生に関するパラメータを設定するパラメータ設定
    手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の、電子
    楽器の指示入力装置。
  4. 【請求項4】 前記持続入力領域には接触位置の移動を
    認識可能な移動指示検出領域を有するとともに、 前記接触位置の移動に伴い、接触位置の座標値を出力す
    る手段を具備したことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の、電子楽器の指示入力装置。
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