JP2002215098A - 蛍光表示管 - Google Patents

蛍光表示管

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JP2002215098A
JP2002215098A JP2001006067A JP2001006067A JP2002215098A JP 2002215098 A JP2002215098 A JP 2002215098A JP 2001006067 A JP2001006067 A JP 2001006067A JP 2001006067 A JP2001006067 A JP 2001006067A JP 2002215098 A JP2002215098 A JP 2002215098A
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JP
Japan
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anode
circuit
analog
signal
display tube
Prior art date
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Application number
JP2001006067A
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English (en)
Inventor
Kazuya Kinoshita
一弥 木下
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Noritake Itron Corp
Original Assignee
Noritake Itron Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多階調の画像を表示可能とすると共に、表示
画像にテキスト文字を上書き表示することが容易な蛍光
表示管を提供する。 【解決手段】 この蛍光表示管は、シフトレジスタ21
0が入力されたデジタル信号250をラッチ回路221
に出力し、アドレス選択回路230が入力されたアナロ
グ信号255を順次アナログメモリ223に出力し、ア
ナログOR回路225がスイッチ回路222を介して入
力されるラッチ回路221の出力とスイッチ回路224
を介して入力されるアナログメモリ223の出力とをア
ナログ的に加算してドライバ226に出力し、ドライバ
226がアナログOR回路225の出力電圧で蛍光体2
42が付着された陽極241を駆動するように構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蛍光表示管に関
し、特に表示データをアナログ信号とデジタル信号とで
入力する蛍光表示管に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光表示管は、少なくとも一方が透明な
真空容器(外囲器)の中で陰極から放出される電子を陽
極上に付着した蛍光体に衝突させてこの蛍光体を発光さ
せ、所望のパターンを表示する電子管である。一般的な
蛍光表示管は、電子の働きを制御するためのグリッドを
陰極と陽極の間に備えた3極管構造をしている。このよ
うな蛍光表示管の1つに、蛍光体が付着された複数の陽
極をマトリクス状に配置した発光表示部と、この発光表
示部の発光を制御する制御回路とが一体に形成された陽
極基板を備え、この発光表示部に対向して陰極が配置さ
れ、陽極と前記陰極との間に配設されたグリッド電極と
を備えたアクティブマトリクス型蛍光表示管がある。
【0003】図3は、従来のアクティブマトリクス型蛍
光表示管における陽極基板の制御回路の一構成例を示す
ブロック図である。同図において、この制御回路は、ア
ドレス選択手段と、表示画素数分の駆動回路320とを
備えており、駆動回路320の出力が蛍光体342の付
着した陽極341に接続されている。アドレス選択手段
は、シフトレジスタ310で構成され、シリアル方式で
入力されるデジタル信号350を所定のクロック信号
(CLK)351に同期して順次各駆動回路320のデ
ジタル信号入力に出力するように構成されている。
【0004】駆動回路320は、デジタル信号350が
入力されるラッチ回路321と、ラッチ回路321の出
力に接続されたスイッチ回路322と、1つの入力と1
つの出力を備え、入力がスイッチ回路322の出力に接
続され、出力が蛍光体342の付着した陽極341に接
続されたドライバ326とから構成されている。ラッチ
回路321は、陽極341を所定期間駆動するためにシ
フトレジスタ310から出力された信号を保持する機能
を有し、シフトレジスタ310から信号が出力されてい
るときに、ラッチ信号(LAT)352が入力されてこ
の信号が保持されるように構成されている。
【0005】スイッチ回路323は、外部信号により入
力された信号の通過と遮断を切り換える切り換えスイッ
チであり、イネーブル信号(EN)353によってON
され、入力されたデジタル信号を通過させる。また、O
FFして信号を遮断したときは、ブランキング期間とな
り画面表示されない状態(消灯状態)となる。この場
合、所定の周期でOFFとする時間を設けるとともに、
この時間を変化させることにより、画面全体の輝度を調
整することができる。ドライバ326は、スイッチ回路
323を介して入力される信号に基づいて、陽極341
へ印加する表示電源電圧(陽極電圧)のON・OFFを
行うように構成されている。
【0006】このように、従来のアクティブマトリクス
型蛍光表示管は、蛍光体342の付着した陽極341を
マトリクス状に配列した発光表示部とこの発光表示部の
発光を制御する制御回路とが一体に形成された陽極基板
を用いているので、スタティック表示が可能である。こ
のため、+15V程度の陽極電圧で高輝度の表示が実現
でき、かつ画素の密度が高くできるので高精細なドット
マトリクス構成を実現できるという優れた効果を有して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アクティブマトリクス型蛍光表示管は、表示画面の各画
素の輝度を個々に変えることができないため、ビデオ画
像のような多階調の画像を表示することができないとい
う問題があった。また、表示画像にテキスト文字などを
重ねて表示するような場合、前もってデータ処理を行
い、文字を重ねた画像データを作成するアプリケーショ
ンプログラムが必要となり、データ処理の負担が重くな
る問題があった。この発明は前述した課題を解決するた
めになされたものであり、ビデオ画像のような多階調の
画像を表示可能とすると共に、表示画像にデジタルデー
タのテキスト文字を上書き表示することが容易な蛍光表
示管を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、この発明は、真空外囲器内に少なくとも、蛍光
体が付着されてマトリクス状に配置された複数の陽極
と、これらの陽極と対向して配置された陰極と、陽極と
陰極との間に配設されたグリッド電極とを備えた蛍光表
示管において、陽極ごとに、対応するデジタル信号の画
素データとアナログ信号の画素データとを入力とし、こ
れら2つの信号をアナログ的に加算し陽極電圧として供
給する駆動回路を備えたことによって特徴づけられる。
【0009】この場合、駆動回路は、例えば2つの信号
電圧をアナログ的に加算して電圧出力するアナログOR
回路と、このアナログOR回路の出力電圧で陽極を駆動
するドライバとから構成することができる。この発明で
は、各陽極に印加されるアナログ信号電圧によって表示
される各画素の輝度を変えることができる。また、デジ
タル信号とアナログ信号をアナログ的に加算するように
したことにより、デジタル信号のHighレベルに対応
する画素部分が最大輝度で表示される。
【0010】また、駆動回路の一構成例として、デジタ
ル信号、アナログ信号及びこれら2つの信号をアナログ
的に加算した信号のいずれかを選択し、陽極電圧として
供給する選択手段を備えるように構成してもよい。この
場合、選択手段は、例えばアナログOR回路の2つの入
力それぞれにスイッチ回路を前置し、各スイッチ回路を
外部信号により開閉するようにして構成することができ
る。このように構成することで、表示モードの切り換え
が可能になる。
【0011】また、駆動回路の別の構成例として、デジ
タル信号を保持する第1の記憶手段と、アナログ信号を
保持する第2の記憶手段とを備えるように構成してもよ
い。この場合、例えば第1の記憶手段は、デジタル信号
を保持するラッチ回路で構成でき、第2の記憶手段は、
アナログ信号を保持するアナログメモリで構成すること
ができる。このように構成することで、表示データを一
定の表示周期で送信する必要がなくなるので、送信元の
負荷を軽くすることができる。
【0012】また、この発明にかかる蛍光表示管は、デ
ジタル信号の画素データを対応する陽極の駆動回路に入
力する第1のアドレス選択手段と、アナログ信号の画素
データを対応する陽極の駆動回路に入力する第2のアド
レス選択手段とを備えている。この場合、例えば第1の
アドレス選択手段は、シリアル方式で入力されるデジタ
ル信号を所定のクロック信号に同期して順次各駆動回路
のデジタル信号入力に出力するシフトレジスタで構成
し、第2のアドレス選択手段は、入力されたアナログ信
号を保持するサンプルホールド回路と、マトリクス状に
配置された陽極を順次走査するように出力先の駆動回路
を選択する行選択回路及び列選択回路とを備え、選択さ
れた駆動回路のアナログ信号入力にサンプルホールド回
路で保持された信号電圧を出力する動作を所定の周期で
繰り返すアドレス選択回路で構成することができる。ま
た、この発明にかかる蛍光表示管の一構成例として、陽
極、駆動回路、第1のアドレス選択手段及び第2のアド
レス選択手段を同一基板上に形成してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図を用いて発明の実施の形
態を説明する。図1は、この発明にかかる蛍光表示管の
実施の形態を示しており、同図において(a)は全体の
構成を示す分解斜視図、(b)は(a)のA−A線断面
図である。この蛍光表示管は、プレートガラス101、
スペーサガラス102及びフロントガラス103からな
る外囲器内に陽極基板110とグリッド電極130と陰
極となる複数のフィラメントカソード140が収容され
ている。
【0014】図1において、プレートガラス101は矩
形状であり、プレートガラス101上の1辺の縁に沿っ
て複数のリードピン106、136,146が配置され
ている。このプレートガラス101上に、蛍光体115
が付着された複数の陽極114をマトリクス状に配置し
た発光表示部120と、この発光表示部120の発光を
制御する制御回路とが一体に形成された陽極基板110
が複数のスペーサー104を介して配置されている。陽
極基板110には、発光表示部120搭載面の1辺の縁
に沿って制御回路に接続された複数のボンディングパッ
ド122が配置されており、これらボンディングパッド
122の配置された辺がプレートガラス101の複数の
リードピン106が配置された辺と対向するように配置
されている。
【0015】各リードピン106は、プレートガラス1
01上の一部に形成された複数の配線の一端にそれぞれ
接続されており、各配線の他端に形成されたボンディン
グパッド107を介して、ボンディングワイヤ108に
より陽極基板110の複数のボンディングパッド122
にそれぞれ接続されている。この陽極基板110は、発
光表示部120搭載面の反対側の面がボンディングパッ
ド122の配置された辺側のみでプレートガラス101
と接着されることにより固定されている。ここで、プレ
ートガラス101との接着は、スペーサー104と同じ
程度の厚さに塗布した導電性ペースト105で行う。な
お、スペーサー104は、陽極基板110の接着を片側
の辺のみで行うことから接着剤の厚みで陽極基板110
が傾くのを防ぐために設けるものである。この実施の形
態では、製造工程を簡素化するため、スペーサー10
4、ボンディングパッド107及び配線の材質を例えば
アルミニウムのような同じ材料で構成し、1つの工程で
製作できるようにしている。
【0016】発光表示部120の上方には発光表示部1
20を覆うように1つのグリッド電極130が離間配置
され、グリッド電極130の上方には複数のフィラメン
トカソード140が互いに平行かつ離間して配置されて
いる。ここで、グリッド電極130はメッシュ状であ
り、陽極基板110のボンディングパッド122が配置
された辺と直交する2つの辺の外側に配置された1対の
グリッドサポート131の間に張り渡されて各グリッド
サポート131に低融点のフリットガラスを含む絶縁ペ
ースト132で固定されている。グリッドサポート13
1は、厚さが陽極基板110よりも所定の高さだけ厚
く、かつ長さがグリッド電極130の幅よりも長いガラ
ス板であり、2つのグリッドサポート131が陽極基板
110を間において平行に配置されプレートガラス10
1に接着されている。この場合、グリッドサポート13
1はプレートガラス101に低融点のフリットガラスを
含む絶縁ペーストで固定されている。
【0017】このグリッド電極130は、メッシュの一
部が一方のグリッドサポート131から引き出されてプ
レートガラス101上に形成されたグリッド配線133
に導電性ペースト134で固定されている。グリッド配
線133は、複数のリードピン106が配置されている
プレートガラス101上の1辺の縁に配置されたグリッ
ド用リードピン136に接続されている。なお、グリッ
ド配線133は、陽極基板110との接続に用いる配線
と同じ材質であり、同じ工程で形成される。
【0018】各フィラメントカソード140は、1対の
グリッドサポート131を挟むように対向して配置され
た1対のアンカー141の間に張り渡されており、アン
カー141に溶接で取り付けられている。アンカー14
1は、カソード用リードピン146を兼ねた脚部を有す
るフィラメントサポート142に溶接で取り付けられて
いる。フィラメントサポート142と一体に形成された
カソード用リードピン146は、複数のリードピン10
6が配置されているプレートガラス101上の1辺の縁
に配置されている。なお、フィラメントサポート142
の上には、アンカー141以外にも図示しないゲッター
リング等の部品が取り付けられている。
【0019】フィラメントカソード140の上方にはプ
レートガラス101に対向して矩形状の透明なフロント
ガラス103が配置されており、プレートガラス101
とプレートガラス101の周辺に配置されたスペーサガ
ラス102とフロントガラス103とがフリットガラス
で接着されて外囲器が構成され、内部が真空に保持され
ている。リードピン106,136,146は、プレー
トガラス101の1辺に配置されており、プレートガラ
ス101とスペーサガラス102の間から外部に引き出
されている。なお、フィラメントサポート142の脚部
もプレートガラス101とスペーサガラス102に挟ま
れており、フリットガラスで接着され固定されている。
【0020】次に、陽極基板110について図1(b)
を参照して詳細に説明する。陽極基板110は、発光表
示部120とこの発光表示部120の発光を制御する制
御回路とが一体に形成されたアクティブマトリクス基板
である。この陽極基板110は、ガラス基板111を基
体とし、このガラス基板111の表面に多結晶シリコン
膜112が形成されている。この多結晶シリコン膜11
2には半導体集積回路が形成されており、この半導体集
積回路により制御回路が構成されている。
【0021】ここで、多結晶シリコン膜112には、ガ
ラス基板111の歪点以下の処理温度で形成された、い
わゆる低温ポリシリコン膜を用いている。この低温ポリ
シリコン膜は、通常450℃〜600℃で形成されるも
のであり、例えば化学的気相成長法(CVD)などの周
知の技術で形成されている。また、ガラス基板111に
は、トランジスタ特性に悪影響を及ぼすナトリウムなど
を含まない硼珪酸ガラスを用いる。なお、多結晶シリコ
ン膜112に形成する半導体集積回路は、低温ポリシリ
コン膜を用いた周知の製造プロセスで製造されたもので
ある。
【0022】多結晶シリコン膜112の表面はパッシベ
ーション膜(絶縁膜)113で覆われており、このパッ
シベーション膜113の上に発光表示部120が形成さ
れている。発光表示部120は、パッシベーション膜1
13上に所定のピッチでマトリクス状に配置された陽極
114と、各陽極114上に付着されたドット状の蛍光
体115で構成されており、各陽極114は、パッシベ
ーション膜113に設けられたスルーホールを通して制
御回路のドライバ出力に接続されている。ここで、陽極
114にはアルミニウム膜を用いており、蛍光体115
には従来の蛍光表示管で使用されている蛍光体材料を用
いている。パッシベーション膜113、陽極114及び
蛍光体115の形成には周知の従来技術を用いることが
できる。
【0023】次に、陽極基板110の制御回路について
図2を参照して詳細に説明する。図2は、図1の蛍光表
示管における陽極基板110の制御回路の構成を示すブ
ロック図である。この制御回路は、2つのアドレス選択
手段と、表示画素数分の駆動回路220とを備えてい
る。一方のアドレス選択手段は、マトリクス状に配置さ
れた各陽極を駆動する駆動回路のデジタル信号入力にデ
ジタル信号で入力される表示データを割り振る機能を有
する。この実施の形態では、シフトレジスタ210を使
用し、シリアル方式で入力されるデジタル信号250を
所定のクロック信号(CLK)251に同期して順次各
駆動回路220のデジタル信号入力に出力するように構
成されている。
【0024】他方のアドレス選択手段は、マトリクス状
に配置された各陽極を駆動する駆動回路のアナログ信号
入力にアナログ信号で入力される表示データを割り振る
機能を有する。この実施の形態では、入力されたアナロ
グ信号255を保持するサンプルホールド回路と、マト
リクス状に配置された陽極241を順次走査するように
出力先の駆動回路220を選択する行選択回路及び列選
択回路とを備え、選択された駆動回路220のアナログ
信号入力にサンプルホールド回路で保持された信号電圧
を出力する動作を所定の周期で繰り返すアドレス選択回
路230を用いる。
【0025】駆動回路220は、デジタル信号が入力さ
れるラッチ回路221と、ラッチ回路221の出力に接
続されたスイッチ回路222と、アナログ信号が入力さ
れるアナログメモリ223と、アナログメモリ223の
出力に接続されたスイッチ回路224と、2つの入力と
1つ出力を備え、一方の入力がデジタル信号のスイッチ
回路223の出力に接続され、他方の入力がアナログ信
号のスイッチ回路224の出力に接続されたアナログO
R回路225と、1つの入力と1つの出力を備え、入力
がアナログOR回路225の出力に接続され、出力が蛍
光体242の付着した陽極241に接続されたドライバ
226とから構成されている。
【0026】ラッチ回路221は、陽極241を所定期
間駆動するためにシフトレジスタ210から出力された
信号を保持する機能を有する。ここでは、シフトレジス
タ210から信号が出力されているときに、ラッチ信号
(LAT)252が入力されてこの信号電圧が保持され
るように構成されている。アナログメモリ223は、陽
極241を所定期間駆動するためにアドレス選択回路2
30から出力された信号電圧を保持する機能を有する。
ここでは、アナログメモリ223としてキャパシタンス
を利用したメモリを用いる。
【0027】デジタル信号のスイッチ回路223とアナ
ログ信号のスイッチ回路224は、外部信号により入力
された信号の通過と遮断を切り換える切り換えスイッチ
であり、アナログOR回路に入力される信号を選択して
表示モードを選択する選択手段として動作する。ここ
で、デジタル信号のスイッチ回路223は、イネーブル
信号1(EN1)253によってONされ、入力された
デジタル信号を通過させる。アナログ信号のスイッチ回
路224は、イネーブル信号2(EN2)256によっ
てONされ、入力されたアナログ信号を通過させる。
【0028】アナログOR回路225は、入力された2
つの信号をアナログ的に加算して出力する加算器で構成
されている。なお、ここでは、出力電圧の最大値が表示
電源電圧(定格陽極電圧)となるように構成されている
ので、加算結果が表示電源電圧を超えた場合は、すべて
表示電源電圧となる。ドライバ226は、アナログOR
回路225の出力電圧で陽極241を駆動する出力トラ
ンジスタで構成されている。
【0029】このような構成において、この実施の形態
の蛍光表示管は、Highレベルを表示電源電圧とした
デジタル信号と、最大電圧を表示電源電圧としたアナロ
グ信号とを入力することにより、イネーブル信号1(E
N1)253とイネーブル信号2(EN2)256とで
選択された表示モードで画面表示を行う。この場合、表
示電源電圧、デジタル信号のHighレベル及びアナロ
グ信号の最大電圧を+15Vとした。また、デジタル信
号のLowレベル及びアナログ信号の最小電圧を0Vと
した。ここで、デジタル信号のスイッチ回路222のみ
がONしたときは、デジタル信号の表示データのみが表
示される。この場合、表示される画面は、従来と同様の
単一輝度となる。
【0030】アナログ信号のスイッチ回路224のみが
ONしたときは、アナログ信号の表示データのみが表示
される。この場合、表示される画面は、各画素の輝度が
アナログ信号の電圧に依存して変わる多階調表示とな
る。また、これらのスイッチが両方ONしたときは、デ
ジタル信号の表示データとアナログ信号の表示データと
が合成されて表示される。この場合、多階調表示された
アナログ信号の表示データにデジタル信号の表示データ
が上書きされて表示される。また、両方OFFしたとき
は、ブランキング期間となり、画面表示されない状態
(消灯状態)となる。この場合、所定の周期で両方OF
Fとする時間を設けるとともに、この時間を変化させる
ことにより、従来と同様に画面全体の輝度を調整するこ
とができる。
【0031】この実施の形態の制御回路は、回路構成を
簡略化するため、Highレベルを表示電源電圧とした
デジタル信号と、最大電圧を表示電源電圧としたアナロ
グ信号とを入力するように構成しているが、必要に応じ
て、アナログOR回路225の前段にレベルシフタ回路
を設けて、信号電圧と陽極電圧のレベル差やデジタル信
号とアナログ信号のレベル差を解消するようにしてもよ
い。また、陽極基板110としてガラス基板111の表
面に多結晶シリコン膜112を形成した基板を用いた
が、シリコン基板でもよいことは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
蛍光表示管は、陽極ごとに、対応するデジタル信号の画
素データとアナログ信号の画素データとを入力とし、こ
れら2つの信号をアナログ的に加算し陽極電圧として供
給する駆動回路を備えたので、各陽極に印加される電圧
がアナログ信号によって変化するため、表示される各画
素の輝度を変えることができる。よって、表示データを
アナログ信号で供給することにより、ビデオ画像のよう
な多階調の表示データを表示することができる。
【0033】また、デジタル信号とアナログ信号をアナ
ログ的に加算するようにしたことにより、デジタル信号
のHighレベルに対応する画素部分が最大輝度で表示
されるので、上書きしたいテキストデータをデジタル信
号で供給するだけで表示画像にテキスト文字などを重ね
て表示することができる。このため、特別なアプリケー
ションプログラムを用いることなく、容易に多階調のビ
デオ画像をバックにテキスト文字等のパターンを表示さ
せることができる。
【0034】また、駆動回路にデジタル信号、アナログ
信号及びこれら2つの信号をアナログ的に加算した信号
のいずれかを選択し、陽極電圧として供給する選択手段
を備えたので、表示モードの切り換えが可能である。ま
た、駆動回路にデジタル信号を保持する第1の記憶手段
と、アナログ信号を保持する第2の記憶手段とを備えた
ので、表示データを一定の表示周期で送信する必要がな
くなるため、送信元の負荷を軽くすることができる。ま
た、蛍光体が付着されてマトリクス状に配置された複数
の陽極蛍光体からなる発光表示部と、この発光表示部の
発光を制御する制御回路とを同一基板上に形成したの
で、スタティック表示と画素の高密度化が可能となり、
高輝度で高精細なドットマトリクス構成で多階調表示を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかる蛍光表示管の実施の形態を
示す構成図である。
【図2】 図1の蛍光表示管における陽極基板の制御回
路の構成を示すブロック図である。
【図3】 従来のアクティブマトリクス型蛍光表示管に
おける陽極基板の制御回路の一構成例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
101…プレートガラス、102…スペーサガラス、1
03…フロントガラス、104…スペーサー、105…
導電性ペースト、106,136,146…リードピ
ン、107,122…ボンディングパッド、108…ボ
ンディングワイヤ、110…陽極基板、111…ガラス
基板、112…多結晶シリコン膜、113…パッシベー
ション膜(絶縁膜)、114,241,341…陽極、
115,242,342…蛍光体、120…発光表示
部、130…グリッド電極、131…グリッドサポー
ト、132…絶縁ペースト、133…グリッド配線、1
34…導電性ペースト、140…フィラメントカソー
ド、141…アンカー、142…フィラメントサポー
ト、210,310…シフトレジスタ、220,320
…駆動回路、221,321…ラッチ回路、222,2
24,322…スイッチ回路、223…アナログメモ
リ、225…アナログOR回路、226,326…ドラ
イバ、230…アドレス選択回路、250,350…デ
ジタル信号、251,351…クロック信号(CL
K)、252,352…ラッチ信号(LAT)、253
…イネーブル信号1(EN1)、255…アナログ信
号、256…イネーブル信号2(EN2)、353…イ
ネーブル信号(EN)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空外囲器内に少なくとも、蛍光体が付
    着されてマトリクス状に配置された複数の陽極と、これ
    らの陽極と対向して配置された陰極と、前記陽極と前記
    陰極との間に配設されたグリッド電極とを備えた蛍光表
    示管において、 前記陽極ごとに、対応するデジタル信号の画素データと
    アナログ信号の画素データとを入力とし、これら2つの
    信号をアナログ的に加算し陽極電圧として供給する駆動
    回路を備えたことを特徴とする蛍光表示管。
  2. 【請求項2】 前記駆動回路は、 前記デジタル信号、前記アナログ信号及びこれら2つの
    信号をアナログ的に加算した信号のいずれかを選択し、
    陽極電圧として供給する選択手段を備えていることを特
    徴とする請求項1記載の蛍光表示管。
  3. 【請求項3】 前記駆動回路は、 前記デジタル信号を保持する第1の記憶手段と、 前記アナログ信号を保持する第2の記憶手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の蛍光表示管。
  4. 【請求項4】 前記デジタル信号の画素データを対応す
    る前記陽極の前記駆動回路に入力する第1のアドレス選
    択手段と、 前記アナログ信号の画素データを対応する前記陽極の前
    記駆動回路に入力する第2のアドレス選択手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    蛍光表示管。
  5. 【請求項5】 前記陽極、前記駆動回路、前記第1のア
    ドレス選択手段及び前記第2のアドレス選択手段は、同
    一基板上に形成されていることを特徴とする請求項4記
    載の蛍光表示管。
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US8823606B2 (en) 2001-09-07 2014-09-02 Panasonic Corporation EL display panel, its driving method, and EL display apparatus

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