JP2002215003A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002215003A
JP2002215003A JP2001006655A JP2001006655A JP2002215003A JP 2002215003 A JP2002215003 A JP 2002215003A JP 2001006655 A JP2001006655 A JP 2001006655A JP 2001006655 A JP2001006655 A JP 2001006655A JP 2002215003 A JP2002215003 A JP 2002215003A
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process cartridge
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sheet
transport
image forming
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Susumu Ikuma
進 伊熊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 葉書、封書などの記録紙を確実に搬送でき、
かつジャム処理が容易な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 転写部8,9にて画像が転写されたシー
トPを搬送手段10と、搬送手段10の上方に設けられ
た搬送回転体17との協働により、画像をシートPに定
着させる定着部12,13に送り込むようにする。ま
た、像担持体8を備え、かつ装置本体101に着脱可能
に設けられたプロセスカートリッジ7に搬送回転体17
を取り付けることにより、プロセスカートリッジ7を取
り外すと、プロセスカートリッジ7と共に搬送回転体1
7も装置本体101から取り外すことができるようにす
る。さらに、プロセスカートリッジ7が装置本体101
に装着された際、搬送回転体17を搬送手段10と協働
してシートPを定着部12,13に送り込むことが可能
な位置に位置決めすることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートに画像を形
成する画像形成装置に関し、特に転写部から定着部にシ
ートを搬送する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置においては、シート収納手段から送り
出されたシートを画像形成部(の転写部)に搬送して画
像を転写した後、定着部に搬送することにより転写され
た画像をシートに定着させるようにしたものがある。
【0003】図9は、このような画像形成装置の一例で
あるプリンタの構成を示すものである。同図において、
Pはシート収納手段である本体カセット1に積載されて
いるシートである記録紙であり、この記録紙Pは、まず
給送回転体となる半月給紙ローラ2によりピックアップ
された後、分離パッド3によって一枚ずつに分離される
ことにより、最上位の記録紙Pのみが搬送ローラ対5、
レジ前ガイド4に沿ってレジストローラ対6に搬送され
るようになっている。
【0004】次に、この記録紙Pはプロセスカートリッ
ジ70内に配置された像担持体である電子写真感光体
(以下、感光体ドラムという)8の回転に合わせてレジ
ストローラ対6により、感光体ドラム8と転写ローラ9
とのニップ部(以下、転写部という)に搬送され、感光
体ドラム8上のトナー画像が転写される。
【0005】この後、記録紙Pは搬送手段である搬送ベ
ルト10によって搬送された後、先端が入口ガイド11
により定着ローラ12及び加圧ローラ13のニップ部
(以下、定着部という)に導かれ、この定着部において
加熱、加圧されてトナー画像が永久像として定着され
る。なお、このようにトナー画像が定着された記録紙P
は、この後、搬送ガイドリブ14に沿って搬送され、搬
送ローラ対15によりフェースダウントレイ16上に排
出積載される。
【0006】ところで、このようなプリンタにおいて
は、様々な記録紙に対して画像を形成する要求があり、
搬送方向長さが極端に短い記録紙、例えば葉書、封書等
を搬送することが必須となっている。
【0007】ここで、葉書、封書等の記録紙は転写部か
ら定着部までの間隔よりも搬送方向長さが短いため、こ
れらの記録紙を搬送する場合には、転写部を抜けた後
は、搬送ベルト10のみで定着部まで搬送しなければな
らない。ところが、一般に葉書、封書等の同図において
SPで示す記録紙は、転写部を抜ける際に、先端又は後
端が同図に示すようにカールし、搬送ベルト10だけで
は定着部まで搬送することが困難となる。
【0008】そこで、このような不具合を解決する方法
として、拍車状回転体17を転写部と定着部との間で、
搬送ベルト10からわずか離れた位置に設け、この拍車
状回転体17によって上方から記録紙SPを押えるよう
にしている。そして、このように拍車状回転体17によ
って記録紙SPを押えることにより、転写したトナー画
像を剥ぎ取ることなく、またベルト搬送力を保持しつ
つ、定着部まで記録紙先端を導くことができるようにな
っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の画像形成装置においては、例えば定着部において
紙詰まりが発生した場合、この記録紙を取り除く際に
は、プロセスカートリッジ70を取り除いた後、ジャム
紙を取り除くようにしたものがある。
【0010】ところが、拍車状回転体17により記録紙
を押えるようにした場合、プロセスカートリッジ70を
取り除いた後、ジャム紙を取り除こうとすると、搬送ベ
ルト上に配置されている拍車状回転体17が邪魔にな
り、指を挿入することが難しく、ジャム紙を引き出すこ
とが困難である。
【0011】なお、拍車状回転体とは別に、搬送ベルト
に対向する位置に搬送ローラを設け、この搬送ローラに
よって記録紙を挟持して定着部まで搬送する機構も提案
されている。しかしながら、この方法では、搬送ローラ
と搬送ベルトとにより挟持される記録紙の領域は非印字
領域とする必要があるため、特に中央基準の紙搬送系で
は、搬送ローラの挟持領域を紙サイズに応じて変化させ
ることが必須であり、手間がかかる。
【0012】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、葉書、封書などの記録紙を確実に
搬送でき、かつジャム処理が容易な画像形成装置を提供
することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、像担持体上に
形成された画像をシートに転写する転写部と、前記転写
部により転写された画像を前記シートに定着させる定着
部とを備えた画像形成装置において、前記像担持体を備
え、かつ装置本体に着脱可能に設けられたプロセスカー
トリッジと、前記画像が転写されたシートを前記定着部
に搬送する搬送手段と、前記搬送手段の上方に設けら
れ、該搬送手段と協働して前記シートを前記定着部に送
り込む搬送回転体と、を備え、前記搬送回転体は前記プ
ロセスカートリッジに取り付けられ、かつ該プロセスカ
ートリッジが前記装置本体に装着された際、前記搬送手
段と協働して前記シートを前記定着部に送り込むことが
可能な位置に位置決めされるように構成されていること
を特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記搬送回転体は、前記プ
ロセスカートリッジに設けられた収納部に収納される方
向に付勢された状態でプロセスカートリッジに回動可能
に取り付けられた保持部材の一端に回転可能に保持さ
れ、該プロセスカートリッジが前記装置本体から取り外
された際、前記保持部材と共に前記プロセスカートリッ
ジの収納部に収容されるようになっていること特徴とす
るものである。
【0015】また本発明は、前記搬送回転体を、前記プ
ロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際、前
記搬送手段と協働して前記シートを前記定着部に送り込
むことが可能な位置に位置決めする位置決め手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記位置決め手段は、前記
装置本体に設けられ、前記プロセスカートリッジが前記
装置本体に装着された際、前記保持部材に当接して前記
搬送回転体の位置決めを行うものであることを特徴とす
るものである。
【0017】また本発明は、前記位置決め手段を前記プ
ロセスカートリッジに設けたことを特徴とするものであ
る。
【0018】また本発明は、前記搬送回転体は拍車状回
転体であり、該搬送回転体はシート搬送方向と直交する
方向に複数配されていることを特徴とするものである。
【0019】また本発明のように、転写部にて画像が転
写されたシートを、搬送手段と搬送手段の上方に設けら
れた搬送回転体との協働により、画像をシートに定着さ
せる定着部に送り込むようにすることができる。また、
像担持体を備え、かつ装置本体に着脱可能に設けられた
プロセスカートリッジに搬送回転体を取り付けることに
より、プロセスカートリッジを取り外すと、プロセスカ
ートリッジと共に搬送回転体も装置本体から取り外すこ
とができる。さらに、プロセスカートリッジが装置本体
に装着された際、搬送回転体を搬送手段と協働してシー
トを定着部に送り込むことが可能な位置に位置決めする
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0021】図1は本究明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の断面図である。なお、同図において、図9
と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0022】同図において、100は画像形成装置、1
01は画像形成装置本体(以下、装置本体という)、7
は装置本体101に着脱可能に装着されたプロセスカー
トリッジであり、50はプロセスカートリッジ7に取り
付けられた感光体ドラム8に画像情報に応じたレーザビ
ーム光を照射して感光体ドラム表面に潜像を形成する光
学系である。
【0023】ここで、プロセスカートリッジ7は図2に
示すように感光体ドラム8と、帯電ローラ20と、現像
手段22と、クリーニング手段27とを備えている。
【0024】なお、帯電ローラ20は感光体ドラム8に
従動回転するよう感光体ドラム8に接触して設けられ、
感光体ドラム8が回転する際、感光体ドラム表面を一様
に帯電するためのものであり、現像手段22は、感光体
ドラム8の現像領域ヘトナーを供給して、感光体ドラム
7に形成された潜像を現像するためのものである。ま
た、クリーニング手段27はトナー画像を記録紙Pに転
写した後、感光体ドラム8上の残留トナーを除去するた
めのものである。
【0025】そして、このような構成のプロセスカート
リッジ7において、画像形成の際には、感光体ドラム8
が回転し、その表面を帯電ローラ20への電圧印加によ
って一様に帯電する。また、光学系50から露光開口部
21を介して画像情報に応じたレーザビーム光が感光体
ドラム8に照射されると、感光体ドラム表面に潜像が形
成される。
【0026】そして、この潜像をトナーを用いて現像手
段22によって現像する。なお、本実施の形態におい
て、この現像手段22は、トナー容器23内の不図示の
トナーをトナー送り部材24の回転によって固定磁石を
内蔵した現像ローラ25へ送り出す一方、この現像ロー
ラ25を回転させると共に現像ブレード26によって摩
擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ25の表面
に形成し、そのトナーを感光体ドラム8の現像領域へ供
給するようにしている。
【0027】さらに、このトナーを潜像に応じて感光体
ドラム8へ転移させることによってトナー画像を形成し
て可視像化するようにしている。なお、現像ブレード2
6は、トナー層に摩擦帯電電荷を付与すると共に現像ロ
ーラ25の局面のトナー量を規定するものである。
【0028】一方、画像形成の際には、図1に示す本体
カセット1に積載されている記録紙Pは、まず半月給紙
ローラ2によりピックアップされ、分離パッド3によっ
て一枚ずつに分離されて最上位の記録紙Pのみが搬送さ
れ、搬送ローラ対5、レジ前ガイド4に沿ってレジスト
ローラ対6に搬送される。
【0029】次に、感光体ドラム8の回転に合わせてレ
ジストローラ対6により記録紙Pが感光体ドラム8と転
写ローラ9とにより構成される転写部に搬送される。そ
して、この転写部を通過する際、転写ローラ9に対して
トナー画像と逆極性の電圧を印加することにより、感光
体ドラム8に形成されたトナー画像が記録紙Pに転写さ
れる。
【0030】次に、記録紙Pは左方向に回転している搬
送ベルト10によって搬送され、やがて先端が入口ガイ
ド11に導かれて定着ローラ12及び加圧ローラ13に
より構成される定着部により加熱、加圧されて記録紙P
上のトナー画像が永久像として定着される。この後、記
録紙Pは搬送ガイドリブ14に沿って搬送され、搬送ロ
ーラ対15によりフェースダウントレイ16上に排出積
載される。
【0031】なお、このようにトナー画像を記録紙Pに
転写した後、感光体ドラム8上の残留トナーはクリーニ
ング手段27によって除去される。ここで、クリーニン
グ手段27は、図2に示すように、感光体ドラム8に当
接して設けられ、ウレタン等の弾性部材であるクリーニ
ングブレード28によって感光体ドラム8に残留したト
ナーを掻き落として廃トナー溜め29へ集めるようにし
ている。
【0032】ところで、同図において、31は一端(下
端)に回転軸31aを介して拍車状回転体17を回転自
在に保持している保持部材である保持レバーであり、こ
の保持レバー31はプロセスカートリッジ7に設けられ
た支軸32によりプロセスカートリッジ7に回動可能に
支持されている。
【0033】また、33は保持レバー31を常時反時計
回りの方向に付勢する付勢手段であるコイルスプリン
グ、7Aはプロセスカートリッジ7の廃トナー溜め29
の一部を凹形状として形成された収納部である保持空間
であり、プロセスカートリッジ7が装置本体101から
取り外されたとき、保持レバー31(拍車状回転体1
7)はコイルスプリング33の付勢力により、この保持
空間7Aに収容されるようになっている。
【0034】そして、このようにプロセスカートリッジ
7を装置本体101から取り外したとき、拍車状回転体
17を保持空間7Aに収容することにより、拍車状回転
体17にユーザが触れることがないようにすることがで
きる。
【0035】なお、同図において、34はプロセスカー
トリッジ本体7Bに設けられた当接部であり、プロセス
カートリッジ7を装置本体から外した状態のとき、保持
レバー31の中央部が、この当接部34に当接するよう
になっている。そして、このように保持レバー31を当
接部34に当接させることにより、プロセスカートリッ
ジ7を装置本体101から取り外した際、拍車状回転体
17がプロセスカートリッジ本体7Bを傷付けることが
無いようにしている。
【0036】また、本実施の形態において、拍車状回転
体17(保持レバー31)は記録紙搬送方向と直交する
方向に、複数設けられており、その間隔は、葉書、封書
のサイズに合わせて設定されている。これにより、確実
に葉書、封書等の記録紙を搬送ベルト10と協働して定
着部に確実に送り込むことができるようになっている。
【0037】次に、このような構成のプロセスカートリ
ッジ7を装置本体101へ装着する動作について図3〜
図5を用いて詳細に説明する。
【0038】ここで、図3はプロセスカートリッジ7を
装着しようとしている状態を示す図である。なお、同図
において、41は装置本体101の上面に設けられたC
RGドア、42はプロセスカートリッジ7の装着を案内
する挿入ガイドである。また、43は装置本体内、例え
ば光学系50の下面に設けられ、プロセスカートリッジ
7を装着する際、保持レバー31の先端が当接する凸部
である。
【0039】プロセスカートリッジ7を装置本体101
へ装着する場合、まず同図に示すようにCRGドア41
を開いた後、上方よりプロセスカートリッジ7を装置本
体内に挿入する。そして、このように挿入されたプロセ
スカートリッジ7は挿入ガイド42に沿って1点破線で
示す位置から実線で示す位置まで導かれる。
【0040】なお、この状態に至るまでは、プロセスカ
ートリッジ7に設けられた保持レバー31が装置本体1
01に接触しないように、予め挿入ガイド42を設定し
ている。このため、保持レバー31は挿入以前の位置
(図2参照)から回動することはない。
【0041】次に、プロセスカートリッジ7をさらに挿
入していくと、保持レバー31の拍車状回転体17とは
反対側の先端部31bが装置本体内の位置決め手段であ
る凸部43に当接することになる。そして、このように
先端部31bが凸部43に当接すると、保持レバー31
はコイルスプリング33の付勢力に抗して軸32を中心
に時計回り方向に回動し始める。
【0042】ここで、この保持レバー31の先端部31
bは傾斜面を有しており、凸部43には、この傾斜面が
当接するようになっている。そして、このように凸部4
3に保持レバー31の先端部31bが当接した状態で、
さらにプロセスカートリッジ7が装置本体内に挿入され
ると、保持レバー31は凸部43を支点としてさらに図
4に示すように回動する。
【0043】そして、このように保持レバー31が回動
すると、同図に示すように拍車状回転体17がプロセス
カートリッジ7から下方に突出するようになる。なお、
この後、挿入動作がさらに行われると、保持レバー31
の先端部(傾斜部)31bが凸部43から外れることに
なるが、プロセスカートリッジ7の姿勢は挿入ガイド4
2によって保持されるため、保持レバー31はこの状
態、即ち拍車状回転体17がプロセスカートリッジ7か
ら下方に突出した状態を保ったまま凸部43を滑ってい
くことになる。
【0044】この後、プロセスカートリッジ7は所定の
装着位置に達し、図示しない係止バネによって、図5に
示す位置に保持される。なお、この装着位置にプロセス
カートリッジ7があるとき、保持レバー31は先端部3
1bが凸部43に当接しているため、コイルスプリング
33の付勢力があっても反時計回り方向に回動すること
はない。
【0045】これにより、保持レバー31の先端に設け
られた拍車状回転体17は搬送ベルト10と記録紙が通
過するに十分な間隔をもって、予め設定された位置に位
置決めされることになる。
【0046】次に何らかの理由により、紙詰りが発生
し、この紙詰りした記録紙を取り除くためプロセスカー
トリッジ7を取り外す際の動作について説明する。
【0047】紙詰りが発生すると、まず図5に示す状態
からCRGドア41を開放し、プロセスカートリッジ7
を引き出す。このとき、プロセスカートリッジ7を引き
出す力により、保持レバー31と凸部43との当接(係
止)が解除される。そして、このように凸部43との当
接が解除されると、保持レバー31はコイルスプリング
33の付勢力により反時計回り方向に回動して図3に示
す状態に至る。
【0048】なお、図6は完全に装置本体101からプ
ロセスカートリッジ7を取り出したときの装置本体内の
状態を示すものであり、プロセスカートリッジ7を取り
出した場合、光学系50と搬送ベルト10の間隔は同図
に示すように十分な広さに設定されていることから、ま
た障害となる拍車状回転体17が搬送ベルト10の上に
存在しないことからジャム紙JPを指先にて簡単に取り
除くことができるようになる。
【0049】次に、搬送方向長さが極端に短い記録紙、
例えば葉書、封書等を搬送する際の動作について説明す
る。
【0050】図7に示すように、葉書、封書等の記録紙
も通常の記録紙と同様に、感光体ドラム8と転写ローラ
9によって搬送ベルト10上に搬送され、やがて記録紙
の先端がP1で示す位置に移動して拍車状回転体17に
突き当たる。
【0051】このとき、通常の記録紙の場合も同様であ
るが、この衝突によって拍車状回転体17を保持してい
る保持レバー31はコイルスプリング33の付勢力に抗
して時計回り方向に回動する。なお、このコイルスプリ
ング33の付勢力は、感光体ドラム8と転写ローラ9に
よって搬送される記録紙の剛性により、保持レバー31
が簡単に回動できる付勢力に設定されている。
【0052】そして、このように保持レバー31を回動
させながら拍車状回転体17が上方回動することによ
り、拍車状回転体17によって記録紙にかかる負荷は最
小になり、拍車状回転体17が記録紙の搬送を妨げるこ
とはない。
【0053】この後、記録紙がさらに搬送され、同図の
P2に示す位置まで移動すると、例えば記録紙の後端が
上方向にカールしている場合、後端は拍車状回転体17
によって下方向に押えられる。なお、この時、記録紙の
カールが非常に大きい場合は、保持レバー31がコイル
スプリング33の付勢力に抗して時計回り方向に回動
し、その剛性を吸収する。
【0054】そして、このように構成することにより、
記録紙への負荷を少なくすることができ、記録紙を拍車
状回転体17と搬送ベルト10との協働によって入口ガ
イド11を経て、定着部ヘと確実に搬送することができ
る。また、コイルスプリング33によって記録紙のカー
ルによる剛性を吸収することにより、構造が簡単にな
り、コストダウンを図ることができる。
【0055】このように、拍車状回転体17をプロセス
カートリッジ7に取り付けることにより、プロセスカー
トリッジ7を取り出した際には、拍車状回転体17に邪
魔されることなく、ジャムした記録紙を簡単に取り除く
ことができる。また、プロセスカートリッジ7を装置本
体101に装着した際、拍車状回転体17を搬送ベルト
10と協働してシートを定着部に送り込むことが可能な
位置に位置決めすることにより、記録紙を確実に定着部
に搬送することができる。
【0056】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0057】図8は、本実施の形態に係る画像形成装置
の断面図である。なお、同図において、図1と同一符号
は、同一又は相当部分を示している。
【0058】同図において、31Aは拍車状回転体17
を保持する保持部材である保持レバーであり、この保持
レバー31Aは、プロセスカートリッジ7に回動自在に
保持されている。ここで、本実施の形態において、この
保持レバー31Aはコイルスプリング33によって下方
に突出した状態でプロセスカートリッジ7に保持されて
いる。
【0059】なお同図において、45は当接ピンであ
り、コイルスプリング33により反時計回りの方向に付
勢されている保持レバー31Aは、この当接ピン45に
よって同図に示す角度にて保持されている。
【0060】即ち、これらプロセスカートリッジ7に設
けられたコイルスプリング33及び当接ピン45により
構成される位置決め手段により、プロセスカートリッジ
7を装置本体101から取り外した場合でも、保持レバ
ー31A(拍車状回転体17)は同図に示す状態を保持
することになる。
【0061】そして、このように構成することにより、
保持レバー31Aの位置決めがプロセスカートリッジ内
で決定されるようになり、拍車状回転体17の配置場所
が安定し、記録紙の確実な搬送が可能となる。
【0062】なお、本実施の形態においても、搬送方向
長さが極端に短い記録紙、例えば葉書、封書等を搬送す
る際の動作は、既述した第1の実施の形態と同様の動作
を行うことになる。つまり、記録紙の衝突によって保持
レバー31Aは時計回り方向に回動し、記録紙の剛性を
吸収しながら定着部ヘと記録紙を搬送することが可能で
ある。また、ジャム紙処理の際に、プロセスカートリッ
ジ7を取り出した状態では、図6とまったく同じ状態と
なるのはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ロセスカートリッジに搬送回転体を取り付けることによ
り、ジャム処理の際、プロセスカートリッジと共に搬送
回転体も装置本体から取り外すことができるのでジャム
処理が容易となる。さらに、プロセスカートリッジが装
置本体に装着された際、搬送回転体を搬送手段と協働し
てシートを定着部に送り込むことが可能な位置に位置決
めすることができるので、葉書、封書などの記録紙を確
実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本究明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の断面図。
【図2】上記画像形成装置に搭載されるプロセスカート
リッジの断面図。
【図3】上記プロセスカートリッジの装置本体への装着
動作を説明する第1の図。
【図4】上記プロセスカートリッジの装置本体への装着
動作を説明する第2の図。
【図5】上記プロセスカートリッジの装置本体への装着
動作を説明する第3の図。
【図6】上記画像形成装置のジャム処理動作を説明する
図。
【図7】上記画像形成装置の記録紙の搬送動作を説明す
る図。
【図8】本究明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の断面図。
【図9】従来の画像形成装置の一例であるプリンタの構
成を示す図。
【符号の説明】
7 プロセスカートリッジ 8 感光体ドラム 9 転写ローラ 10 搬送ベルト 12 定着ローラ 13 加圧ローラ 17 拍車状回転体 31、31A 保持レバー 33 コイルスプリング 100 画像形成装置 101 装置本体 P 記録紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成された画像をシートに
    転写する転写部と、前記転写部により転写された画像を
    前記シートに定着させる定着部とを備えた画像形成装置
    において、 前記像担持体を備え、かつ装置本体に着脱可能に設けら
    れたプロセスカートリッジと、 前記画像が転写されたシートを前記定着部に搬送する搬
    送手段と、 前記搬送手段の上方に設けられ、該搬送手段と協働して
    前記シートを前記定着部に送り込む搬送回転体と、 を備え、 前記搬送回転体は前記プロセスカートリッジに取り付け
    られ、かつ該プロセスカートリッジが前記装置本体に装
    着された際、前記搬送手段と協働して前記シートを前記
    定着部に送り込むことが可能な位置に位置決めされるよ
    うに構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送回転体は、前記プロセスカート
    リッジに設けられた収納部に収納される方向に付勢され
    た状態でプロセスカートリッジに回動可能に取り付けら
    れた保持部材の一端に回転可能に保持され、該プロセス
    カートリッジが前記装置本体から取り外された際、前記
    保持部材と共に前記プロセスカートリッジの収納部に収
    容されるようになっていること特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送回転体を、前記プロセスカート
    リッジが前記装置本体に装着された際、前記搬送手段と
    協働して前記シートを前記定着部に送り込むことが可能
    な位置に位置決めする位置決め手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段は、前記装置本体に設
    けられ、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装
    着された際、前記保持部材に当接して前記搬送回転体の
    位置決めを行うものであることを特徴とする請求項3記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記位置決め手段を前記プロセスカート
    リッジに設けたことを特徴とする請求項3記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送回転体は拍車状回転体であり、
    該搬送回転体はシート搬送方向と直交する方向に複数配
    されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
JP2001006655A 2001-01-15 2001-01-15 画像形成装置 Pending JP2002215003A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022128497A (ja) * 2016-06-03 2022-09-01 パーデュー・リサーチ・ファウンデーション 吸着材料を使用して試料から抽出された分析物を分析するためのシステムおよび方法

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