JP2002213986A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP2002213986A
JP2002213986A JP2001006943A JP2001006943A JP2002213986A JP 2002213986 A JP2002213986 A JP 2002213986A JP 2001006943 A JP2001006943 A JP 2001006943A JP 2001006943 A JP2001006943 A JP 2001006943A JP 2002213986 A JP2002213986 A JP 2002213986A
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Hiroyuki Hamada
浩行 濱田
Teruaki Ata
輝明 阿多
Atsushi Yamashita
敦士 山下
Takashi Yagyu
岳志 柳生
Ryotaro Iwami
良太郎 岩見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面上にキャラクタを出現させて、ドラ
イバが車両を安全かつ楽しく運転できるようなナビゲー
ション装置を提供することである。 【解決手段】 ナビゲーション装置において、複数のモ
ードの内の1つが設定され、ドライバが交通マナーを守
っているか否かが判定された後、プロセッサ1は、設定
されたモードおよび判定結果に基づいて、キャラクタの
容姿および表情を選択する。プロセッサ1は、選択され
たキャラクタの容姿および表情に基づいて、記憶装置4
からキャラクタデータを取得し、これに基づいて表示画
像データを作成する。表示装置5は、作成された表示画
像データに基づいて、キャラクタを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装
置に関し、より特定的には、表示画面上にキャラクタを
出現させるナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の運転環境をより快適に
することを主目的として、車載用ナビゲーション装置に
エージェント装置が組み込まれる場合がある。以下に
は、特開2000−20888号公報に開示されたもの
について説明する。上記公報において、エージェント装
置には、擬人化された複数のエージェントの画像データ
が予め準備されている。各エージェントは互いに異なる
容姿を有しており、ユーザは、各容姿のエージェントに
対する名前を自由に付けることができる。そして、ユー
ザは、現在のエージェントと異なる名前を声に出したと
き、当該名前が付けられたエージェントが表示画面上に
現れ、当該ユーザに挨拶をする。さらに、今回呼び出さ
れたエージェントは、これまでのエージェントの処理を
引き継ぐ。
【0003】さらに、上記公報には、エージェント装置
の変形例として、エージェントの容姿に対応して選択さ
れるコミュニケーションプログラムの内容を変更可能な
ものが開示されている。例えば、美人秘書風の容姿を持
つエージェントが出現している場合には、操作説明、落
ち着いた対応、スケジュール管理、操作代行、諭すよう
に注意を促す等の行動が多くなり、女子高校生風の容姿
を持つエージェントが出現している場合には、明るく行
動し、ドライバに話しかける頻度が多くなるようなコミ
ュニケーションプログラムが準備される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記エ
ージェント装置には、エージェントに親近感が沸くよう
な工夫がなされているが、当該エージェント装置を車載
用ナビゲーション装置に組み込んだ場合、ドライバが車
両を安全にかつ楽しく運転できるようサポートすること
ができないという問題点があった。
【0005】それ故に、本発明の目的は、表示画面上に
キャラクタを出現させて、ドライバが車両を安全かつ楽
しく運転できるようなナビゲーション装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、表示画面上にキャラクタを出現させる車載用ナ
ビゲーション装置であって、複数のモードに互いに容姿
の異なるキャラクタが割り当てられており、当該複数の
キャラクタ毎に、複数の表情を画像で表すキャラクタデ
ータを格納するキャラクタ記憶部と、複数のモードの内
の1つを設定するモード設定部と、予め定められた違反
項目について、ドライバが交通マナーを守っているか否
かを判定する交通マナー判定部と、モード設定部により
設定されたモードおよび交通マナー判定部の判定結果に
基づいて、キャラクタの容姿および表情を選択する選択
部と、選択部により選択されたキャラクタの容姿および
表情に基づいて、キャラクタ記憶部からキャラクタデー
タを取得するキャラクタ取得部と、キャラクタ取得部に
より取得されたキャラクタデータに基づいて表示画像デ
ータを作成する作成部と、作成部により作成された表示
画像データに基づいて、自身の表示画面上にキャラクタ
を表示する表示部とを備える、。
【0007】第1の発明によれば、ナビゲーション装置
は、設定されたモードに対応しておりかつ選択された容
姿および表情を持つキャラクタを表示することができ
る。さらに、ドライバの交通マナーに応じて、キャラク
タの表情(典型的には、喜怒哀楽)を異ならせることが
できるので、ドライバは、より楽しく車両を運転するこ
とができる。
【0008】第2の発明は、第1の発明に従属してお
り、地図を表す地図データを格納する地図記憶部と、車
両の現在位置周辺の地図データを取得する地図取得部と
をさらに備え、作成部は、キャラクタ取得部により取得
されたキャラクタデータと、地図取得部により取得され
た地図データとに基づいて、表示部が地図とキャラクタ
とを同時に表示可能な表示画像データを作成する。
【0009】第2の発明によれば、ドライバはキャラク
タと地図とを同時に得ることができるので、より使い勝
手の良いナビゲーション装置を提供することができる。
【0010】第3の発明は第1の発明に従属しており、
複数のキャラクタ毎の各表情に対応したメッセージを表
すメッセージデータを格納するメッセージ記憶部と、選
択部により選択されたキャラクタの容姿および表情に基
づいて、メッセージ記憶部からメッセージデータを取得
するメッセージ取得部と、メッセージ取得部により取得
されたメッセージデータに基づいて、メッセージを出力
するメッセージ出力部とをさらに備える。
【0011】第3の発明によれば、キャラクタの容姿お
よび表情に合ったメッセージが出力されるので、ドライ
バは、より楽しく車両を運転することができる。
【0012】第4の発明は第1の発明に従属しており、
各違反項目および各キャラクタ毎に、ドライバが交通マ
ナー違反していることを警告するための警告データを格
納する警告データ記憶部と、交通マナー判定部によりド
ライバの交通マナーが悪いと判定された場合には、モー
ド設定部により設定されたモードと、当該交通マナー判
定部の判定結果に基づいて、警告データ記憶部から警告
データを取得する警告データ取得部とをさらに備え、警
告データ取得部により取得された警告データに基づい
て、ドライバに警告を出力する警告出力部とをさらに備
える。
【0013】第4の発明は、ドライバの交通マナーが悪
い場合には、ナビゲーション装置から警告が出力される
ので、ドライバの安全な運転を支援することができる。
【0014】第5の発明は、第1の発明に従属してお
り、車載用ナビゲーション装置は、各キャラクタの容姿
および表情毎に出現確率を格納する出現確率格納部と、
選択部により選択されたキャラクタを出現させるか否か
を、出現確率記憶部に格納された出現確率に従って判定
する出現判定部とをさらに備え、キャラクタ取得部は、
出現判定部が出現させると判定した場合に限り、選択部
により選択されたキャラクタの容姿および表情に基づい
て、キャラクタ記憶部からキャラクタデータを取得す
る。
【0015】第6の発明は、第3の発明に従属してお
り、各キャラクタの容姿および表情毎に出現確率を格納
する出現確率格納部と、選択部により選択されたキャラ
クタを出現させるか否かを、出現確率記憶部に格納され
た出現確率に従って判定する出現判定部とをさらに備
え、キャラクタ取得部およびメッセージ取得部は、出現
判定部が出現させると判定した場合に限り、選択部によ
り選択されたキャラクタの容姿および表情に基づいて、
キャラクタ記憶部からキャラクタデータ、および、メッ
セージ記憶部からメッセージデータを取得する。
【0016】第7の発明は、第4の発明に従属してお
り、各キャラクタの容姿および表情毎に出現確率を格納
する出現確率格納部と、選択部により選択されたキャラ
クタを出現させるか否かを、出現確率記憶部に格納され
た出現確率に従って判定する出現判定部とをさらに備
え、キャラクタ取得部および警告データ取得部は、出現
判定部が出現させると判定した場合に限り、選択部によ
り選択されたキャラクタの容姿および表情に基づいて、
キャラクタ記憶部からキャラクタデータ、および、警告
データ記憶部から警告データを取得する。
【0017】第5〜第7の発明によれば、キャラクタは
毎回表示されるわけではなくなるので、ドライバは、キ
ャラクタに対して飽きにくくなる。
【0018】第8の発明は、第1の発明に従属してお
り、交通マナー判定部は、ドライバが運転している車両
の速度違反を判定する速度違反判定部、ドライバが車両
を長時間運転しているか否かを判定する長時間運転判定
部、ドライバが蛇行運転しているか否かを判定する蛇行
運転判定部、および/または、ドライバが正しく車両の
方向指示器を出しているか否かを判定する方向指示器違
反判定部とを含む。
【0019】第8の発明によれば、速度違反、長時間運
転違反、蛇行運転違反および方向指示器違反が判定され
るので、ナビゲーション装置は、ドライバの安全運転を
支援することができる。
【0020】第9の発明は、第8の発明に従属してお
り、車載用ナビゲーション装置は、車両の速度違反を判
定するために使用される許容値を、モード毎に格納する
許容値記憶部をさらに備え、速度違反判定部は、車両が
現在走行している道路の制限速度を取得する制限速度取
得部と、現在の車速を取得する車速取得部と、モード設
定部により設定されたモードに対応する許容値を、許容
値記憶部から取得する許容値取得部とを含み、車速取得
部により取得された車速と、制限速度取得部により取得
された制限速度および許容値取得部により取得された許
容値の加算値との比較結果に基づいて、ドライバが運転
している車両の速度違反を判定する。第9の発明によれ
ば、モード毎で、速度違反判定部は、速度違反と判定す
るための基準値を変更することができる。
【0021】第10の発明は、第8の発明に従属してお
り、車載用ナビゲーション装置は、ドライバが車両を長
時間運転しているか否かを判定するために使用される許
容値を、モード毎に格納する許容値記憶部をさらに備
え、長時間運転判定部は、現在時刻を取得する現在時刻
取得部と、ドライバが車両の運転を開始した時刻を取得
する運転開始時刻取得部と、モード設定部により設定さ
れたモードに対応する許容値を、許容値記憶部から取得
する許容値取得部とを含み、現在時刻取得部により取得
された現在時刻から運転開始時刻取得部により取得され
た運転開始時刻を減算することにより得られる運転時間
と、予め定められた基準時間および許容値取得部により
取得された許容値の加算値との比較結果に基づいて、ド
ライバが長時間運転しているか否かを判定する。第10
の発明によれば、モード毎で、長時間運転判定部は、ド
ライバが車両を長時間運転しているか否かを判断するた
めの基準値を変更することができる。
【0022】第11の発明は、第8の発明に従属してお
り、車載用ナビゲーション装置は、ドライバが蛇行運転
しているか否かを判定するために使用される許容値を、
モード毎に格納する許容値記憶部をさらに備え、蛇行運
転判定部は、現在時刻を取得する現在時刻取得部と、前
回蛇行運転の判定を行った判定時刻を取得する判定時刻
取得部と、モード設定部により設定されたモードに対応
する許容値を、許容値記憶部から取得する許容値取得部
と、現在時刻取得部により取得された現在時刻から判定
時刻取得部により取得された判定時刻を減算することに
より得られる判定時間間隔と、予め定められた基準時間
間隔および許容値取得部により取得された許容値の加算
値とを比較して、当該判定時間間隔と当該加算値との大
小関係を判定する比較部と、比較部により判定時間間隔
の方が大きいと判定された場合に、現在の車両の蛇角を
取得する蛇角取得部とを含み、蛇角取得部により取得さ
れた蛇角に基づいて、ドライバが蛇行運転しているか否
かを判定する。第11の発明によれば、蛇行運転判定部
は、モード毎で、蛇角を取得する時間間隔を変更するこ
とができる。
【0023】第12の発明は、第8の発明に従属してお
り、車載用ナビゲーション装置は、ドライバが方向指示
器を出しているか否かを判定するために使用される許容
値を、モード毎に格納する許容値記憶部をさらに備え、
方向指示器違反判定部は、現在の車速を取得する車速取
得部と、車両の現在位置から次に車両が曲がるべき交差
点までの距離を算出する距離算出部と、モード設定部に
より設定されたモードに対応する許容値を、許容値記憶
部から取得する許容値取得部と、距離算出部により算出
された距離と、車速取得部により取得された車速および
許容値取得部により取得された許容値の積に予め定めら
れた基準距離を加算した加算値とを比較して、車両が次
の交差点に近づいているか否かを判定する比較部とを含
み、比較部により、加算値の方が大きいと判定された場
合に、車両の方向指示器が出ているか否かを判定する。
【0024】第13の発明は、出発地から目的地までの
最適経路を探索して、当該最適経路に従って誘導・案内
処理を行うナビゲーション装置であって、複数のモード
に互いに容姿の異なるキャラクタが割り当てられてお
り、当該複数のキャラクタ毎に、複数の表情を画像で表
すキャラクタデータを格納するキャラクタ記憶部と、複
数のモードの内の1つを設定するモード設定部と、出発
地および目的地を設定する地点設定部と、モード設定部
により設定されたモードおよび地点設定部により設定さ
れた目的地に基づいて、キャラクタの容姿および表情を
選択する選択部と、選択部により選択されたキャラクタ
の容姿および表情に基づいて、キャラクタ記憶部からキ
ャラクタデータを取得するキャラクタ取得部と、キャラ
クタ取得部により取得されたキャラクタデータに基づい
て表示画像データを作成する作成部と、作成部により作
成された表示画像データに基づいて、自身の表示画面上
にキャラクタを表示する表示部とを備える。
【0025】第13の発明によれば、ナビゲーション装
置は、設定されたモードに対応しておりかつ選択された
容姿および表情を持つキャラクタを表示することができ
る。さらに、設定された目的地に応じて、キャラクタの
表情(典型的には、喜怒哀楽)を異ならせることができ
るので、ドライバは、より楽しく車両を運転することが
できる。
【0026】第14の発明は第13の発明に従属してお
り、複数のキャラクタ毎の各表情に対応するメッセージ
データを表すメッセージデータを格納するメッセージ記
憶部と、選択部により選択されたキャラクタの容姿およ
び表情に基づいて、メッセージ記憶部からメッセージデ
ータを取得するメッセージ取得部と、メッセージ取得部
により取得されたメッセージデータに基づいて、メッセ
ージを発生するメッセージ出力部とを備える。
【0027】第15の発明は、第13の発明に従属して
おり、ナビゲーション装置は、各キャラクタの容姿およ
び表情毎に出現確率を格納する出現確率格納部と、選択
部により選択されたキャラクタを出現させるか否かを、
出現確率記憶部に格納された出現確率に従って判定する
出現判定部とをさらに備え、キャラクタ取得部は、出現
判定部が出現させると判定した場合に限り、選択部によ
り選択されたキャラクタの容姿および表情に基づいて、
キャラクタ記憶部からキャラクタデータを取得する。
【0028】第16の発明は、第14の発明に従属して
おり、ナビゲーション装置は、各キャラクタの容姿およ
び表情毎に出現確率を格納する出現確率格納部と、選択
部により選択されたキャラクタを出現させるか否かを、
出現確率記憶部に格納された出現確率に従って判定する
出現判定部とをさらに備え、キャラクタ取得部は、出現
判定部が出現させると判定した場合に限り、選択部によ
り選択されたキャラクタの容姿および表情に基づいて、
キャラクタ記憶部からキャラクタデータを取得し、メッ
セージ取得部は、出現判定部が出現させると判定した場
合に限り、選択部により選択されたキャラクタの容姿お
よび表情に基づいて、メッセージ記憶部からメッセージ
データを取得する。
【0029】第17の発明は、出発地から目的地までの
最適経路を探索して、探索した最適経路に従ってユーザ
を誘導および案内するナビゲーション装置であって、道
路網をノードとリンクにより表し、さらに、当該各リン
ク毎に予め定められた項目の評価値が設定されているネ
ットワークデータを格納するネットワークデータ記憶部
と、複数のモード毎に、各項目に割り当てられた重み係
数を格納する重み係数記憶部と、出発地および目的地を
設定する地点設定部と、出発地から目的地までの最適経
路を探索する経路探索部と、経路探索部により探索され
た最適経路に従って、ユーザを誘導および案内する誘導
・案内部とを備え、経路探索部は、ネットワークデータ
記憶部に格納された各項目の評価値と、重み係数記憶部
に格納された当該各項目の重み係数とに基づいて、出発
地および目的地を結ぶ各経路の評価値を算出し、算出さ
れた各経路の評価値に基づいて、1つの最適経路を選出
する。
【0030】第17の発明によれば、モード毎で異なる
経路が選択されるので、より娯楽性を増したナビゲーシ
ョン装置を提供することができる。
【0031】第18の発明は、車載用ナビゲーション装
置において用いられ、その表示画面上にキャラクタを表
示する方法であって、複数のモードに互いに容姿の異な
るキャラクタが割り当てられており、複数のキャラクタ
毎に、複数の表情を画像で表すキャラクタデータが予め
格納されており、複数のモードの内の1つを設定するモ
ード設定ステップと、予め定められた違反項目につい
て、ドライバが交通マナーを守っているか否かを判定す
る交通マナー判定ステップと、モード設定ステップで設
定されたモードおよび交通マナー判定ステップの判定結
果に基づいて、キャラクタの容姿および表情を選択する
選択ステップと、選択ステップで選択されたキャラクタ
の容姿および表情に基づいて、キャラクタデータを取得
するキャラクタ取得ステップと、キャラクタ取得ステッ
プで取得されたキャラクタデータに基づいて表示画像デ
ータを作成する作成ステップと、作成ステップで作成さ
れた表示画像データに基づいて、キャラクタを表示する
表示ステップとを備える。
【0032】第19の発明は、出発地から目的地までの
最適経路を探索して、当該最適経路に従って誘導・案内
処理を行うナビゲーション方法であって、複数のモード
に互いに容姿の異なるキャラクタが割り当てられてお
り、複数のキャラクタ毎に、複数の表情を画像で表すキ
ャラクタデータが予め格納されており、複数のモードの
内の1つを設定するモード設定ステップと、出発地およ
び目的地を設定する地点設定ステップと、モード設定ス
テップで設定されたモードおよび地点設定ステップで設
定された目的地に基づいて、キャラクタの容姿および表
情を選択する選択ステップと、選択ステップで選択され
たキャラクタの容姿および表情に基づいて、キャラクタ
データを取得するキャラクタ取得ステップと、キャラク
タ取得ステップで取得されたキャラクタデータに基づい
て表示画像データを作成する作成ステップと、作成ステ
ップで作成された表示画像データに基づいて、キャラク
タを表示する表示ステップとを備える。
【0033】第20の発明は、出発地から目的地までの
最適経路を探索して、探索した最適経路に従ってユーザ
を誘導および案内するナビゲーション方法であって、道
路網をノードとリンクにより表し、かつ当該各リンク毎
に予め定められた項目の評価値が設定されているネット
ワークデータ、および、複数のモード毎に、各項目に割
り当てられた重み係数が予め格納されており、出発地お
よび目的地を設定する地点設定ステップと、出発地から
目的地までの最適経路を探索する経路探索ステップと、
経路探索部により探索された最適経路に従って、ユーザ
を誘導および案内する誘導・案内ステップとを備え、経
路探索ステップでは、ネットワークデータ記憶部に格納
された各項目の評価値と、重み係数記憶部に格納された
当該各項目の重み係数とに基づいて、出発地および目的
地を結ぶ各経路の評価値が算出され、算出された各経路
の評価値に基づいて、1つの最適経路が選出される。
【0034】第21の発明は、コンピュータ装置におい
て用いられ、その表示画面上にキャラクタを表示するた
めのプログラムを記録した記録媒体であって、複数のモ
ードに互いに容姿の異なるキャラクタが割り当てられて
おり、複数のキャラクタ毎に、複数の表情を画像で表す
キャラクタデータが予め格納されており、複数のモード
の内の1つを設定するモード設定ステップと、予め定め
られた違反項目について、ドライバが交通マナーを守っ
ているか否かを判定する交通マナー判定ステップと、モ
ード設定ステップで設定されたモードおよび交通マナー
判定ステップの判定結果に基づいて、キャラクタの容姿
および表情を選択する選択ステップと、選択ステップで
選択されたキャラクタの容姿および表情に基づいて、キ
ャラクタデータを取得するキャラクタ取得ステップと、
キャラクタ取得ステップで取得されたキャラクタデータ
に基づいて表示画像データを作成する作成ステップと、
作成ステップで作成された表示画像データに基づいて、
キャラクタを表示する表示ステップとを備える。
【0035】第22の発明は、出発地から目的地までの
最適経路を探索して、当該最適経路に従って誘導・案内
処理をコンピュータ装置上で実現するためのプログラム
を記録した記録媒体であって、複数のモードに互いに容
姿の異なるキャラクタが割り当てられており、複数のキ
ャラクタ毎に、複数の表情を画像で表すキャラクタデー
タが予め格納されており、複数のモードの内の1つを設
定するモード設定ステップと、出発地および目的地を設
定する地点設定ステップと、モード設定ステップで設定
されたモードおよび地点設定ステップで設定された目的
地に基づいて、キャラクタの容姿および表情を選択する
選択ステップと、選択ステップで選択されたキャラクタ
の容姿および表情に基づいて、キャラクタデータを取得
するキャラクタ取得ステップと、キャラクタ取得ステッ
プで取得されたキャラクタデータに基づいて表示画像デ
ータを作成する作成ステップと、作成ステップで作成さ
れた表示画像データに基づいて、キャラクタを表示する
表示ステップとを備える。
【0036】第23の発明は、出発地から目的地までの
最適経路を探索して、探索した最適経路に従ってユーザ
を誘導および案内するための処理を、コンピュータ装置
上で実現するためのプログラムを記録した記録媒体であ
って、道路網をノードとリンクにより表し、かつ当該各
リンク毎に予め定められた項目の評価値が設定されてい
るネットワークデータ、および、複数のモード毎に、各
項目に割り当てられた重み係数が予め格納されており、
出発地および目的地を設定する地点設定ステップと、出
発地から目的地までの最適経路を探索する経路探索ステ
ップと、経路探索部により探索された最適経路に従っ
て、ユーザを誘導および案内する誘導・案内ステップと
を備え、経路探索ステップでは、ネットワークデータ記
憶部に格納された各項目の評価値と、重み係数記憶部に
格納された当該各項目の重み係数とに基づいて、出発地
および目的地を結ぶ各経路の評価値が算出され、算出さ
れた各経路の評価値に基づいて、1つの最適経路が選出
される。
【0037】第24の発明は、コンピュータ装置の表示
画面上にキャラクタを表示するためのプログラムであっ
て、複数のモードに互いに容姿の異なるキャラクタが割
り当てられており、複数のキャラクタ毎に、複数の表情
を画像で表すキャラクタデータが予め格納されており、
複数のモードの内の1つを設定するモード設定ステップ
と、予め定められた違反項目について、ドライバが交通
マナーを守っているか否かを判定する交通マナー判定ス
テップと、モード設定ステップで設定されたモードおよ
び交通マナー判定ステップの判定結果に基づいて、キャ
ラクタの容姿および表情を選択する選択ステップと、選
択ステップで選択されたキャラクタの容姿および表情に
基づいて、キャラクタデータを取得するキャラクタ取得
ステップと、キャラクタ取得ステップで取得されたキャ
ラクタデータに基づいて表示画像データを作成する作成
ステップと、作成ステップで作成された表示画像データ
に基づいて、キャラクタを表示する表示ステップとを備
える。
【0038】第25の発明は、出発地から目的地までの
最適経路を探索して、当該最適経路に従って誘導・案内
処理をコンピュータ装置上で実現するためのプログラム
であって、複数のモードに互いに容姿の異なるキャラク
タが割り当てられており、複数のキャラクタ毎に、複数
の表情を画像で表すキャラクタデータが予め格納されて
おり、複数のモードの内の1つを設定するモード設定ス
テップと、出発地および目的地を設定する地点設定ステ
ップと、モード設定ステップで設定されたモードおよび
地点設定ステップで設定された目的地に基づいて、キャ
ラクタの容姿および表情を選択する選択ステップと、選
択ステップで選択されたキャラクタの容姿および表情に
基づいて、キャラクタデータを取得するキャラクタ取得
ステップと、キャラクタ取得ステップで取得されたキャ
ラクタデータに基づいて表示画像データを作成する作成
ステップと、作成ステップで作成された表示画像データ
に基づいて、キャラクタを表示する表示ステップとを備
える。
【0039】第26の発明は、出発地から目的地までの
最適経路を探索して、探索した最適経路に従ってユーザ
を誘導および案内するための処理を、コンピュータ装置
上で実現するためのプログラムであって、道路網をノー
ドとリンクにより表し、かつ当該各リンク毎に予め定め
られた項目の評価値が設定されているネットワークデー
タ、および、複数のモード毎に、各項目に割り当てられ
た重み係数が予め格納されており、出発地および目的地
を設定する地点設定ステップと、出発地から目的地まで
の最適経路を探索する経路探索ステップと、経路探索部
により探索された最適経路に従って、ユーザを誘導およ
び案内する誘導・案内ステップとを備え、経路探索ステ
ップでは、ネットワークデータ記憶部に格納された各項
目の評価値と、重み係数記憶部に格納された当該各項目
の重み係数とに基づいて、出発地および目的地を結ぶ各
経路の評価値が算出され、算出された各経路の評価値に
基づいて、1つの最適経路が選出される。
【0040】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るナビゲーション装置Anaviの構成を示すブロック図で
ある。図1のナビゲーション装置Anaviにおいて、プロ
セッサ1と、プログラムメモリ2と、メインメモリ3
と、記憶装置4と、表示装置5と、スピーカ6と、セン
サ群7と、入力装置8と、受信機9とが通信路10によ
り通信可能に接続されている。
【0041】プログラムメモリ2は、典型的にはROM
(Read Only Memory)からなり、ナビゲーション用のプロ
グラムが予め記録されている。プロセッサ1は、ナビゲ
ーション装置Anaviの電源投入後、プログラムメモリ2
内のプログラムを実行する。また、プロセッサ1は、プ
ログラムの実行中、メインメモリ3を作業領域として使
用する。
【0042】記憶装置4は、図2に示すように、地図デ
ータベースDBcart、ネットワークデータベースDBne
t 、モードデータベースDBmode、キャラクタデータベ
ースDBchar、音声データベースDBspchおよび警告デ
ータベースDBwarnを格納しており、典型的には、DV
Dドライブ、CDドライブ、ハードディスクドライブま
たはICメモリからなる。
【0043】地図データベースDBcartは、図3に示す
ように、地図の各構成要素を表示するために必要となる
オブジェクトデータDobj の集まりである。地図の構成
要素の代表例をあげると、河川、道路、鉄道、緑地帯、
建造物および公園がある。オブジェクトデータDobj
は、1つの地図の構成要素を表すために、座標列Scod
と、属性情報Iatr と、景観評価値EVsc1 とを含んで
いる。オブジェクトデータDobj は、これら3つの情報
以外の情報を含むこともあるが、他の情報は、本実施形
態には関連性がないので、ここでは図示および説明を省
略する。
【0044】座標列Scod は、所定の原点を基準とした
複数個の座標値からなる。座標値は、典型的には、緯度
および経度の組み合わせで表される。座標列Scod を構
成する座標値で囲まれる領域が、予め定められた色で塗
りつぶされることにより、地図の構成要素が描画され
る。
【0045】属性情報Iatr は、オブジェクトデータD
obj が表す構成要素の属性を示しており、本実施形態で
は、ステップS9において、キャラクタの容姿、表情お
よび声を決定するために使用される。本実施形態では、
構成要素の属性の代表例をあげると、ファーストフード
店、娯楽施設、学校がある。
【0046】景観評価値EVsc1 は、オブジェクトデー
タDobj が表す構成要素の景観の良さを示す値であっ
て、本実施形態では、後で説明するステップS9におい
て、キャラクタの容姿、表情および声を決定するために
使用される。
【0047】通常、地図上の道路網における道路の接続
関係は、図4(a)に示すように、ノードNおよびリン
クLにより表される。ノードNは、道路網における交差
点、および道路の屈曲点を表す。リンクLは、2つの交
差点同士を結ぶ道路、および交差点および屈曲点を結ぶ
道路を表す。本実施形態では、道路網に表す各リンクL
に関する情報を基礎として、ネットワークデータベース
DBnet が構築される。
【0048】より具体的には、図4(b)に示すよう
に、ネットワークデータベースDBnet は、リンクレコ
ードRlinkの集まりである。リンクレコードRlinkは、
リンク番号と、両端ノードと、距離評価値EVdtと、景
観評価値EVsc2 と、安全評価値EVsfと、所要時間評
価値EVrtと、料金評価値EVtlと、制限速度LSとを
含んでいる。リンクレコードRlinkは、これら8つの情
報以外の情報を含むこともあるが、他の情報は、本実施
形態には関連性がないので、ここでは図示および説明を
省略する。
【0049】リンク番号は、リンクLを特定するための
情報である。両端ノードは、リンク番号により特定され
るリンクLの両端に位置する2つのノードNを特定する
ための情報である。距離評価値EVdtは、リンクLが特
定する道路(以下、対象道路と称す)の距離を示す値で
ある。景観評価値EVsc2 は、対象道路の周辺の景観の
良さを示す値であって、本実施形態では、当該景観評価
値EVsc2 が大きいほど、対象道路の周辺環境が良いと
する。安全評価値EVsfは、対象道路の安全性の度合い
を示す値であって、本実施形態では、当該安全評価値E
Vsfが大きいほど、対象道路の安全性が高いとする。所
要時間評価値EVrtは、対象道路を車両が走行する際に
必要となる時間を示す値である。料金評価値EVtlは、
対象道路を車両が走行する際に必要となる料金を示す値
である。以上の各評価値は、本実施形態では、後で説明
するステップS11において、最適経路を探索する時に
使用される。また、制限速度LSは、対象道路を車両が
走行する際の上限速度であって、後述するステップSS
4およびS9で使用される。
【0050】本ナビゲーション装置Anaviには、後述す
るように、複数のモードが予め準備されている。本実施
形態では、複数のモードの例として、母親モードと恋人
モードとが準備されるとする。ナビゲーション装置Ana
viは、モード毎で異なるキャラクタを表示装置5の画面
上に出現させたり、モード毎で異なる最適経路を選択す
る。キャラクタの表示、および経路選択のために使用さ
れるのが、モードデータベースDBmodeである。
【0051】モードデータベースDBmodeは、図5に示
すように、許容値テーブルTα と、出現確率テーブル
Tp と、重み係数テーブルTw とからなる。許容値テー
ブルTα には、モード毎に、速度違反用の許容値αsp
と、長時間運転用の許容値αlgと、蛇行運転用の許容値
αwdと、方向指示器用の許容値αidc とが記録されてい
る。許容値αspは、後述するステップS401におい
て、速度違反用のフラグFspを1に設定するか否かを決
定するために使用されるパラメータである。許容値αsp
は、母親モード用が10(km)、恋人モード用が20
(km)というように、モード毎に予め定められてお
り、当該モード毎で、フラグFspを1に設定するための
しきい値を変化させる。
【0052】許容値αlgは、後述するステップS402
において、長時間運転用のフラグFlgを1に設定するか
否かを決定するために使用されるパラメータである。許
容値αlgは、母親モード用が30(分)、恋人モード用
が0(分)というように、モード毎に予め定められてお
り、当該モード毎で、フラグFlgを1に設定するための
しきい値を変化させる。
【0053】許容値αwdは、後述するステップS403
において、蛇行運転用のフラグFwdを1に設定するか否
かを決定するために使用されるパラメータである。許容
値αwdは、母親モード用および恋人モード用がそれぞれ
1(秒)というように、モード毎で予め定められてお
り、当該モード毎に、蛇行運転か否かを判定するタイミ
ングを設定できるように選ばれている。
【0054】許容値αidc は、後述するステップS12
0101において、方向指示器用のフラグFidc を1に
設定するか否かを決定するために使用されるパラメータ
である。許容値αidc は、母親モード用が0.5
(秒)、恋人モード用が1(秒)というように、モード
毎で予め定められており、当該モード毎に、車両の方向
指示器を出さなければならないタイミングを設定できる
ように選ばれている。
【0055】なお、以上の各許容値αsp、αlg、αwdお
よびαidc は、ナビゲーション装置Anaviの設計者によ
り予め設定されているが、ユーザが好みに応じて各許容
値αsp、αlg、αwdおよびαidc を変更できるようなユ
ーザインターフェイスがナビゲーション装置Anaviに組
み込まれていてもよい。
【0056】出現確率テーブルTp には、モード毎に、
喜び表現用の出現確率Pplと、怒り表現用の出現確率P
agと、哀しみ用の出現確率Psrと、楽しさ表現用の出現
確率Pejとが記録されている。出現確率Pplは、表示装
置5に画面上に、喜んでいるキャラクタを表示するか否
かを決定するために使用される。本実施形態では、母親
モードの出現確率Pplは0.3であり、恋人モードのそ
れは0.4であると予め定められている。
【0057】出現確率Pagは、表示装置5に画面上に、
怒っているキャラクタを表示するか否かを決定するため
に使用される。本実施形態では、母親モードの出現確率
Pagは0.2であり、恋人モードのそれは0.1である
と予め定められている。出現確率Psrは、表示装置5に
画面上に、悲しんでいるキャラクタを表示するか否かを
決定するために使用される。本実施形態では、母親モー
ドおよび恋人モードの出現確率Psrはそれぞれ0.1で
あると予め定められている。出現確率Pejは、表示装置
5に画面上に、楽しんでいるキャラクタを表示するか否
かを決定するために使用される。本実施形態では、母親
モードおよび恋人モードの出現確率Psrはそれぞれ0.
4であると予め定められている。
【0058】なお、以上の各出現確率Ppl、Pag、Psr
およびPejは、ナビゲーション装置Anaviの設計者によ
り予め設定されているが、ユーザが好みに応じて各出現
確率Ppl、Pag、PsrおよびPejを変更できるようなユ
ーザインターフェイスがナビゲーション装置Anaviに組
み込まれていてもよい。
【0059】重み係数テーブルTw には、モード毎に、
走行距離用の重み係数Wdtと、景観用の重み係数Wsc
と、安全用の重み係数Wsfと、所要時間用の重み係数W
rtと、料金用の重み係数Wtlとが記録されている。重み
係数Wdtは、後述する経路評価式(ステップS11の説
明を参照)を構成する走行距離評価値EVdtに重みを付
けるために使用される。本実施形態では、母親モードお
よび恋人モードの重み係数Wdtはそれぞれ1.0である
と予め定められている。
【0060】景観用の重み係数Wscは、経路評価式を構
成する景観評価値EVsc2 に重みを付けるために使用さ
れる。本実施形態では、母親モードの重み係数Wscは
1.0であり、恋人モードのそれは3.0であると予め
定められている。安全用の重み係数Wsfは、経路評価式
を構成する安全評価値EVsfに重みを付けるために使用
される。本実施形態では、母親モードの重み係数Wsfは
1.5であり、恋人モードのそれは2.0であると予め
定められている。
【0061】所要時間用の重み係数Wrtは、経路評価式
を構成する所要時間評価値EVrtに重みを付けるために
使用される。本実施形態では、母親モードの重み係数W
rtは2.0であり、恋人モードのそれは1.0であると
予め定められている。料金用の重み係数Wtlは、経路評
価式を構成する料金評価値EVtlに重みを付けるために
使用される。本実施形態では、母親モードおよび恋人モ
ードの重み係数Wtlはそれぞれ0.5であると予め定め
られている。
【0062】なお、以上の各重み係数Wdt、Wsc、Ws
f、WrtおよびWtlは、ナビゲーション装置Anaviの設
計者により予め設定されているが、ユーザが好みに応じ
て各重み係数Wdt、Wsc、Wsf、WrtおよびWtlを変更
できるようなユーザインターフェイスがナビゲーション
装置Anaviに組み込まれていてもよい。
【0063】キャラクタデータベースDBcharは、図6
(a)に示すように、母親モードで使用されるキャラク
タデータCDmpl 、CDmag 、CDmsr およびCDmej
と、恋人モードで使用されるキャラクタデータCDgpl
、CDgag 、CDgsr およびCDgej との集まりであ
る。
【0064】キャラクタデータCDmpl は、その表情が
喜んでいる母親の容姿を持つキャラクタ(図6(b)参
照)を表す画像データを含む。キャラクタデータCDma
g は、その表情が怒っている母親の容姿を持つキャラク
タを表す画像データを含む。キャラクタデータCDmsr
は、その表情が哀しんでいる母親の容姿を持つキャラク
タを表す画像データを含む。キャラクタデータCDmej
は、楽しさを表現している母親の容姿を持つキャラクタ
を表す画像データを含む。
【0065】キャラクタデータCDgpl 、CDgag 、C
Dgsr およびCDgej は、キャラクタデータCDmpl 、
CDmag 、CDmsr およびCDmej と比較すると、主と
して、母親のキャラクタを表す画像データが恋人のキャ
ラクタを表す画像データに代わる点で相違する。それ以
外に相違点はないので、キャラクタデータCDgpl 、C
Dgag 、CDgsr およびCDgej の詳細な説明を省略す
る。
【0066】なお、上述の各キャラクタデータCDは、
静止画データであってもよいし、動画データであっても
よい。また、各キャラクタデータCDは、画像データ以
外にも、母親モード用か恋人モード用かを特定する等の
ために付随情報を含んでいるが、これらの付随情報につ
いては、本願の本質には関わりがないので、図示および
説明を省略する。
【0067】音声データベースDBspchは、図7に示す
ように、母親モードで使用される音声データSDmpl 、
SDmag 、SDmsr およびSDmej と、恋人モードで使
用される音声データSDgpl 、SDgag 、SDgsr およ
びSDgej との集まりである。
【0068】音声データSDmpl は、母親が喜んでいる
時の声を表す。音声データSDmagは、母親が怒ってい
る時の声を表す。音声データSDmsr は、母親が哀しん
でいる時の声を表す。音声データSDmej は、母親が楽
しんでいる時の声を表す。
【0069】音声データSDgpl 、SDgag 、SDgsr
およびSDgej は、音声データSDmpl 、SDmag 、S
Dmsr およびSDmej と比較すると、母親の音声ではな
く、恋人の音声を表している。これ以外に相違点はない
ので、それぞれの説明を省略する。
【0070】なお、以上の音声データSDmpl 、SDma
g 、SDmsr 、SDmej 、SDgpl、SDgag 、SDgsr
およびSDgej が請求項におけるメッセージデータの
一例である。また、各音声データSDは、上述以外に
も、母親モード用か恋人モード用かを特定する等のため
に付随情報を含んでいるが、これらの付随情報について
は、本願の本質には関わりがないので、図示および説明
を省略する。
【0071】警告データベースDBwarnは、図8に示す
ように、母親モードで使用される警告データWDmsp 、
WDmlg 、WDmwd およびWDmidcと、恋人モードで使
用される警告データWDgsp 、WDglg 、WDgwd およ
びWDgidcとの集まりである。
【0072】警告データWDmsp は、速度違反であるこ
とを母親が警告するための声を表す。警告データWDml
g は、長時間運転であることを母親が警告するための声
を表す。警告データWDmwd は、蛇行運転を母親が警告
するための声を表す。警告データWDmidcは、車両の方
向指示器が出ていないことを母親が警告するための声を
表す。
【0073】警告データWDgsp 、WDglg 、WDgwd
およびWDgidcは、警告データWDmsp 、WDmlg 、W
Dmwd およびWDmidcと比較すると、母親の声ではな
く、恋人の声を表す。これ以外に相違点はないので、そ
れぞれの説明を省略する。
【0074】また、各警告データWDは、上述以外に
も、母親モード用か恋人モード用かを特定する等のため
に付随情報を含んでいるが、これらの付随情報について
は、本願の本質には関わりがないので、図示および説明
を省略する。また、警告データWDは、本実施形態で
は、音声を表すが、画像を表してもよい。
【0075】表示装置5は、メインメモリ3から自身に
転送されてくる各データの表示処理を行って、ユーザに
画像を提供する。また、スピーカ6は、メインメモリ3
から自身に転送されてくる各データの音声出力処理を行
って、ユーザに音声を出力する。
【0076】センサ群7は、図9に示すように、速度セ
ンサ71と、タイマ72と、蛇角センサ73と、指示器
センサ74とを含んでいる。速度センサ71、タイマ7
2、蛇角センサ73、および指示器センサ74は、通信
路10を介してプロセッサ1と通信可能に接続されてい
る。なお、これら以外にも、ナビゲーション装置Anavi
は、方位センサ等を備えているが、方位センサ等は、本
実施形態の本質とは関連性が薄いので、図示および説明
を省略する。
【0077】速度センサ71は、ナビゲーション装置A
naviが設置される車両の速度VSを検出する。タイマ7
2は、現在時刻CTを測定する。ここで、現在時刻CT
は、現在の月日を含んでいることが好ましい。蛇角セン
サ73は、車両の操舵角θを検出する。指示器センサ7
4は、車両の方向指示器(図示せず)が出されているか
否かを検出する。
【0078】入力装置8は、典型的には、キー、タッチ
パネルおよびリモートコントローラを含んでおり、予め
定められた各種機能が割り当てられている。入力装置8
は、ユーザの操作に応答して、それぞれに割り当てられ
た各種機能を特定する操作情報Iope を出力する。
【0079】受信機9は、典型的には、GPS(Global
Positioning System)に収容されている人工衛星からの
電波を受信して、受信電波に基づいて車両の現在位置C
Pを算出する。
【0080】次に、上記構成のナビゲーション装置Ana
viの動作について詳細に説明する。図10〜図24は、
ナビゲーション装置Anaviのプロセッサ1の処理手順を
示すフローチャートである。プロセッサ1は、ナビゲー
ション装置Anaviの電源が投入されると、プログラムメ
モリ2に格納されたプログラムの実行を開始する。
【0081】まず、プロセッサ1は、図10に示す初期
設定を行う(ステップS1)。ステップS1の詳細な処
理手順は、図11に示される。図11において、まず、
プロセッサ1は、モード設定を行う(ステップS10
1)。そのために、ユーザは、入力装置5を操作して、
母親モードおよび恋人モードのいずれかを指定する。プ
ロセッサ1は、入力装置5から、ドライバが指定したモ
ードを特定する操作情報Iope を受け取る。プロセッサ
1は、受け取った操作情報Iope から、ユーザが指定し
たモードを判定して、予め準備されているモードフラグ
Fmodeを1または0に設定する。本実施形態では、便宜
上、モードフラグFmodeの値1および0は、母親モード
および恋人モードを示す。
【0082】また、プロセッサ1は、予め準備されてい
る速度違反用フラグFsp、長時間運転用フラグFlg、蛇
行運転用フラグFwdおよび方向指示器用フラグFidc
を、初期値である0に設定する(ステップS102)。
さらに、プロセッサ1は、タイマ72から現在時刻CT
を受け取って、それを運転開始時刻DSTとしてメイン
メモリ3に登録する(ステップS103)。以上でステ
ップS1の初期設定が終了する。
【0083】ステップS1の次に、プロセッサ1は、受
信機9から現在位置CPを受け取る。受信機9からの現
在位置CPは誤差を含むので、プロセッサ1は、速度セ
ンサ71の車速情報Ivs等を使って、より詳しい現在位
置CPを算出する。これによって、プロセッサ1は、車
両の現在位置CPを特定する(ステップS2)。次に、
プロセッサ1は、記憶装置4にアクセスして、車両の現
在位置CPを基準として予め定められた範囲内の地図を
作成するために必要となる地図データDcartおよびリン
クレコードRlinkをメインメモリ3に読み出す(ステッ
プS3)。
【0084】次に、プロセッサ1は、第1の交通マナー
判定処理を行う(ステップS4)。ステップS4は、図
12に示すように、ステップS401〜S403を含ん
でいる。まず、ステップS401の詳細な処理手順は、
図13に示される。図13において、プロセッサ1は、
ステップS2で特定した現在位置CPを基に、車両が現
在走行中の道路を表すリンクLを特定し、特定したリン
クLの制限速度LSをメインメモリ3上のリンクレコー
ドRlinkから取得する(ステップS4011)。
【0085】また、プロセッサ1は、速度センサ71か
ら車速VSを取得する(ステップS4012)。さら
に、プロセッサ1は、モードフラグFmodeの現在の値を
チェックした後、モードデータベースDBmode(図5参
照)から、現在のモードに対応する許容値αspを取得す
る(ステップS4013)。具体的には、モードフラグ
Fmodeが1であれば、許容値αspとして、母親モード用
の10(km)が取得され、それが0であれば、恋人用
の20(km)が取得される。
【0086】次に、プロセッサ1は、今回取得した制限
速度LS、車速VSおよび許容値αspを基に、VS>L
S+αspを満足するか否かを判断する(ステップS40
14)。VS>LS+αspを満たさない場合には、プロ
セッサ1は、ドライバに対して速度違反の警告をしない
と判断して、ステップS401から抜ける。つまり、フ
ラグFspは0のままである。逆に、VS>LS+αspを
満たす場合には、プロセッサ1は、ドライバに速度違反
の警告をできるように、フラグFspを1に変更する(ス
テップS4015)。その後、プロセッサ1は、ステッ
プS401から抜ける。
【0087】以上のステップS401が終了すると、プ
ロセッサ1は、図14にその詳細な処理手順が示される
ステップS402を行う。図14において、プロセッサ
1は、タイマ72から現在時刻CTを取得する(ステッ
プS4021)。また、プロセッサ1は、ステップS1
03(図11参照)で登録した運転開始時刻DSTを取
得する(ステップS4022)。
【0088】さらに、プロセッサ1は、モードデータベ
ースDBmode(図5参照)から、現在のモードに対応す
る長時間運転用の許容値αlgを取得する(ステップS4
023)。具体的には、モードフラグFmodeが1であれ
ば、許容値αlgとして、母親モード用の30(分)が取
得され、それが0であれば、恋人用の0(分)が取得さ
れる。
【0089】次に、プロセッサ1は、今回取得した現在
時刻CT、運転開始時刻DSTおよび許容値αlgを基
に、CT−DST>RT+αlgを満足するか否かを判断
する(ステップS4024)。ここで、RTは、長時間
運転判定用の基準時間であり、予めプログラムに記述さ
れている。CT−DST>RT+αlgを満たさない場合
には、プロセッサ1は、ドライバに対して長時間運転の
警告をしないと判断して、ステップS402から抜け
る。つまり、フラグFlgは0のままである。逆に、CT
−DST>RT+αlgを満たす場合には、プロセッサ1
は、ドライバに長時間運転の警告をできるように、フラ
グFlgを1に変更する(ステップS4025)。その
後、プロセッサ1は、ステップS402から抜ける。
【0090】ステップS402が終了すると、プロセッ
サ1は、図15にその詳細な処理手順が示されるステッ
プS403を行う。図15において、プロセッサ1は、
タイマ72から現在時刻CTを取得する(ステップS4
031)。なお、プロセッサ1は、当該ステップS40
21で取得した現在時刻CTを、ステップS4031で
取得してもよい。
【0091】次に、プロセッサ1は、判定時刻PDTが
蓄積されているか否かを判定する(ステップS403
2)。判定時刻PDTは、過去に蛇行運転判定を行った
時刻であって、典型的にはメインメモリ3に登録され
る。判定時刻PDTの登録数は、いくつでもよいが、少
なくとも前回の判定時刻PDTは登録される必要があ
る。プロセッサ1は、ナビゲーション装置Anaviが起動
直後である等の理由で、判定時刻PDTが未登録の場合
には、蛇角センサ73から現在の蛇角θを取得する(ス
テップS4033)。次に、プロセッサ1は、今回取得
した現在時刻CTを判定時間PDTとしてメインメモリ
3に取得する(ステップS4034)。ステップS40
34ではさらに、今回取得した蛇角θもメインメモリ3
に登録され、その後、プロセッサ1は、ステップS40
3から抜ける。
【0092】一方、ステップS4032において、判定
時刻PDTが蓄積されている場合、プロセッサ1は、前
回の判定時刻PDTを取得する(ステップS403
5)。さらに、プロセッサ1は、モードデータベースD
Bmode(図5参照)から、現在のモードに対応する許容
値αwdを取得する(ステップS4036)。本実施形態
では、モードフラグFmodeが1および0のいずれの場合
であっても、値αwdは、0(秒)である。
【0093】次に、プロセッサ1は、今回取得した現在
時刻CT、前回の判定時刻PDTおよび許容値αwdを基
に、CT−PDT>RDP+αwdを満足するか否かを判
断する(ステップS4037)。ここで、RDPは、蛇
行運転判定用の基準時間間隔であり、予めプログラムに
記述されている。CT−PDT>RDP+αwdを満たさ
ない場合には、プロセッサ1は、蛇行運転を判定するタ
イミングではないとみなして、長時間運転用フラグFlg
を変更することなくステップS403から抜ける。
【0094】逆に、CT−PDT>RDP+αwdを満た
す場合には、プロセッサ1は、蛇行運転を判定するタイ
ミングがきたとして、ステップS4033と同様に、現
在の蛇角θを取得し(ステップS4038)、さらに、
ステップS4034と同様に、判定時間PDTおよび現
在の蛇角θを蓄積する(ステップS4039)。
【0095】次に、プロセッサ1は、車両が蛇行してい
るから否かを判断する(ステップS40310)。具体
的には、メインメモリ3に蓄積されている現在の蛇角θ
と、過去の蛇角θとの差を算出して、時間RDP+αwd
当たりの蛇角θの変化量を取得する。蛇角θの変化量が
予め定められた基準値未満であれば、プロセッサ1は、
車両が蛇行していないと判断して、無処理でステップS
403から抜ける。つまり、長時間運転用フラグFlgは
0のままである。
【0096】逆に、プロセッサ1は、蛇角θの変化量が
基準値以上であれば、ドライバに蛇行運転の警告を行う
ことができるように、蛇行運転用フラグFwdを1に変更
する(ステップS40311)。その後、プロセッサ1
は、ステップS403から抜ける。
【0097】以上のステップS403が終わると、プロ
セッサ1は、図1に示すように、ステップS4からS5
へと移行する。そして、プロセッサ1は、出力データD
outを作成する(ステップS5)。ステップS5の詳細
な処理手順は、図16に示される。図16において、プ
ロセッサ1は、モードフラグFmodeが現在恋人モードを
示しているか否かを判断する(ステップS501)。
【0098】プロセッサ1は、フラグFmodeが恋人モー
ドを示している場合には、恋人モード用のキャラクタの
表情および声を選択する(ステップS502)。ステッ
プS502の詳細な処理手順は図17に示される。図1
7において、プロセッサ1は、3つのフラグFsp、Flg
およびFwdが0か否かを判断する(ステップS502
1)。プロセッサ1は、フラグFsp、FlgおよびFwdが
0でなければ、ドライバの交通マナーが悪いので怒る必
要があると判断して、ステップS5022に移行する。
そして、プロセッサ1は、乱数RNを発生し、さらに、
モードデータベースDBmode(図5参照)から、恋人モ
ード用の出現確率Pagを取得する(ステップS502
2)。ここで、本実施形態では、乱数RNは、0、0.
1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.
7、0.8および0.9の中から、1つだけ無作為に選
ばれた数である。次に、プロセッサ1は、Pag<RNを
満足するか否か、つまりキャラクタを表示画面上に出現
させるか否かを判断し(ステップS5023)、Pag<
RNを満たさない場合には、無処理でステップS502
から抜ける。
【0099】一方、プロセッサ1は、Pag<RNを満足
する場合には、キャラクタデータベースDBchar(図6
参照)から、恋人用のキャラクタデータCDgag を取り
出して(ステップS5024)、メインメモリ3上に格
納する。さらに、プロセッサ1は、警告データベースD
Bwarn(図8参照)から、警告データWDgsp 、WDgl
g およびWDgwd の中から、所定のものを取り出して
(ステップS5025)、メインメモリ3上に格納す
る。ここで、ステップS5025では、フラグFspが1
であれば、警告データWDgsp が、フラグFlgが1であ
れば、警告データWDglg が、フラグFwdが1であれ
ば、警告データWDgwd が、取り出される。ステップS
5025が終了すると、プロセッサ1は、図16に示す
ステップS502を抜ける。
【0100】以上のように、本実施形態では、Pag<R
Nを満足する場合に限り、恋人用のキャラクタデータC
Dgag および警告データWDが取り出される。出現確率
Pagが0.1の場合には、10回に1回の頻度でキャラ
クタデータCDagおよび警告データWDが取り出され
る。これによって、表示画面上に、キャラクタが毎回出
現しないようにすることができるので、ドライバは、キ
ャラクタに対して飽きにくくなる。
【0101】また、ステップS5021において、プロ
セッサ1は、3つのフラグFsp、FlgおよびFwdが0で
あれば、周囲の景観がよいか否かを判断する(ステップ
S5026)。より具体的には、プロセッサ1は、ステ
ップS2で特定した現在位置CPを基に、車両が現在走
行中の道路を表すリンクLを特定し、特定したリンクL
の景観評価値EVsc2 をメインメモリ3上のリンクレコ
ードRlinkから取得する。そして、景観評価値EVsc2
が予め定められた基準値を超えていれば、現在位置CP
の周辺の景観がよいと判断する。
【0102】プロセッサ1は、周囲の景観がよいと判断
した場合、上述の乱数RNを発生し、さらに、モードデ
ータベースDBmode(図5参照)から、恋人モード用の
出現確率Pplを取得する(ステップS5027)。次
に、プロセッサ1は、Ppl<RNを満足するか否か、つ
まり恋人モード用のキャラクタを出現させるか否かを判
断し(ステップS5028)、Ppl<RNを満たさない
場合には、無処理でステップS502から抜ける。
【0103】一方、プロセッサ1は、Ppl<RNを満足
する場合には、音声データベースDBspch(図7参照)
から音声データSDgpl を、さらにキャラクタデータベ
ースDBchar(図6参照)から、恋人用のキャラクタデ
ータCDgpl を取り出して(ステップS5029)、メ
インメモリ3上に格納する。そして、プロセッサ1は、
図16に示すステップS502を抜けて、ステップS5
04に移行する。
【0104】また、ステップS5026において、プロ
セッサ1は、周囲の景観がよいと判断しなかった場合に
は、車両が交通渋滞に巻き込まれているか否かを判断す
る(ステップS50210)。具体的な処理例として、
プロセッサ1は、車両が予め定められた時間内に所定距
離以上進めなかった場合、交通渋滞に巻き込まれている
と判断する。
【0105】プロセッサ1は、車両が交通渋滞に巻き込
まれていると判断した場合、ステップS5022および
S5023と同様の処理を行い(ステップS5021
1,S50211)、Pag<RNを満たさない場合に
は、無処理でステップS502から抜ける。逆に、Pag
<RNを満足する場合には、プロセッサ1は、音声デー
タベースDBspch(図7参照)から音声データSDgag
を、さらにキャラクタデータベースDBchar(図6参
照)から、恋人用のキャラクタデータCDgag を取り出
して(ステップS50213)、メインメモリ3上に格
納する。そして、プロセッサ1は、図16に示すステッ
プS502を抜けて、ステップS504に移行する。
【0106】また、ステップS501において、プロセ
ッサ1は、恋人モードではないと判断した場合、母親モ
ード用のキャラクタの表情および声を選択する(ステッ
プS503)。ステップS503の詳細な処理手順は図
18に示される。図18において、プロセッサ1は、3
つのフラグFsp、FlgおよびFwdが0か否かを判断する
(ステップS5031)。プロセッサ1は、フラグFs
p、FlgおよびFwdが0でなければ、ステップS502
2〜S5025(図17参照)と同様の処理を行う(ス
テップS5032〜S5035)。ただし、ステップS
5032では、母親モード用の出現確率Pagが取得さ
れ、ステップS5034では、母親用のキャラクタデー
タCDmag が取得され、ステップS5035では、母親
モード用の警告データWDmsp 、WDmlg およびWDmw
d の中から、所定のものが取り出される点で相違する。
ここで、ステップS5035では、フラグFspが1であ
れば、警告データWDmsp が、フラグFlgが1であれ
ば、警告データWDmlg が、フラグFwdが1であれば、
警告データWDmwd が、取り出される。ステップS50
35が終了すると、プロセッサ1は、図16に示すステ
ップS503を抜けて、ステップS504に移行する。
【0107】また、ステップS5031において、プロ
セッサ1は、3つのフラグFsp、FlgおよびFwdが0で
あれば、ステップS5026と同様に、周囲の景観がよ
いか否かを判断する(ステップS5036)。プロセッ
サ1は、周囲の景観がよいと判断した場合、上述の乱数
RNを発生し、さらに、モードデータベースDBmode
(図5参照)から、母親モード用の出現確率Pejを取得
する(ステップS5027)。次に、プロセッサ1は、
Pej<RNを満足するか否か、つまり母親モード用のキ
ャラクタを出現させるか否かを判断し(ステップS50
38)、Pej<RNを満たさない場合には、無処理でス
テップS503から抜ける。
【0108】一方、プロセッサ1は、Pej<RNを満足
する場合には、音声データベースDBspch(図7参照)
から音声データSDmej を、さらにキャラクタデータベ
ースDBchar(図6参照)から、キャラクタデータCD
mej を取り出して(ステップS5039)、メインメモ
リ3上に格納する。そして、プロセッサ1は、図16に
示すステップS503を抜けて、ステップS504に移
行する。
【0109】また、ステップS5036において、プロ
セッサ1は、周囲の景観がよいと判断しなかった場合に
は、ステップS5027〜S5029(図17参照)と
同様の処理を行う(ステップS50310〜S5031
2)。ただし、ステップS50310では、母親モード
用の出現確率Pplが取得され、ステップS503012
では、母親用のキャラクタデータCDmpl および音声デ
ータSDmpl が取得される点で相違する。そして、プロ
セッサ1は、図16に示すステップS503を抜けて、
ステップS504に移行する。
【0110】図16のステップS504において、プロ
セッサ1は、メインメモリ3上から、今回表示すべき地
図データDcartを取得し(ステップS504)、その
後、メインメモリ3上に、なんらかのキャラクタデータ
CDが格納されているか否かを判断する(ステップS5
05)。プロセッサ1は、キャラクタデータCDがメイ
ンメモリ3上にない場合には、取得した地図データDca
rtを表示画像データDdispとする(ステップS50
6)。その後、プロセッサ1は、図16の処理から抜け
て、図10のステップS5からS6に進む。
【0111】一方、キャラクタデータCDがメインメモ
リ3上にある場合には、プロセッサ1は、当該キャラク
タデータCDと、取得した地図データDcartとを合成し
て、表示装置5が、地図および、今回のモードに対応す
るキャラクタ(恋人または母親)を同時に表示可能な表
示画像データDdispを作成する(ステップS507)。
【0112】以上のステップS506またはS507が
終了すると、プロセッサ1は、速度違反用フラグFsp、
長時間運転用フラグFlg、蛇行運転用フラグFwdおよび
方向指示器用フラグFidc を、初期値0に再設定する
(ステップS508)。その後、プロセッサ1は、図1
6の処理から抜けて、図10のステップS5からS6に
進む。
【0113】図10のステップS6において、プロセッ
サ1は、メインメモリ3から、第1の表示画像データD
disp1 を表示装置5に転送する。さらに、プロセッサ1
は、メインメモリ3上に音声データSDまたは警告デー
タWDがある場合には、それぞれをスピーカ6に出力す
る(ステップS6)。表示装置5は、転送されてきた表
示画像データDdispに従って表示処理を行って、自身の
画面上に画像を表示する。また、スピーカ6は、転送さ
れてきた音声データSDまたは警告データWDに従って
音声出力処理を行って、それぞれが表す音声を出力す
る。
【0114】以上のステップS2〜S6の処理により、
ナビゲーション装置Anaviは、地図と共に、ドライバに
より設定されたモードに応じて、恋人モードでは恋人の
容姿を有するキャラクタを表示したり、母親モードでは
母親の容姿を有するキャラクタを表示したりすることが
できる。さらに、現在の状況(周囲の景観、交通渋滞、
交通マナー)に応じて、キャラクタの表情(喜怒哀楽)
を異ならせることができるので、ドライバは、より楽し
く車両を運転することができる。
【0115】さらに、ドライバの交通マナーが悪い場合
には、ナビゲーション装置Anaviは、警告データWDに
基づいて、速度違反、長時間運転または蛇行運転をドラ
イバに対して警告できる。これによって、ナビゲーショ
ン装置Anaviは、より安全な車両の運転を支援すること
ができる。
【0116】また、ナビゲーション装置Anaviでは、乱
数RNと出現確率Pとに基づいて、キャラクタを出現さ
せるか否かが判断される。したがって、キャラクタは、
表示画面を切り替える度に表示されるわけではない。こ
れによって、ドライバが、キャラクタに対して煩わしい
と感じたり、飽きを感じたりしないようにすることがで
きる。
【0117】ステップS6が終了すると、プロセッサ1
は、経路探索を行うか否かを判断する(ステップS
7)。ステップS7の具体的な処理を一例を説明する。
ドライバは、入力装置8において予め定められたキー等
を操作して、経路選択をナビゲーション装置Anaviに対
して要求する。入力装置8は、ドライバの操作に応答し
て、経路探索の実行開始を示す操作信号Iope を出力す
る。プロセッサ1は、ステップS7の実行時点で、経路
選択のための操作信号Iope を受け取っていれば、ステ
ップS8に進むが、これを受け取っていなければ、ステ
ップS2に戻る。
【0118】ステップS7で、経路探索を行うと判断し
た場合、プロセッサ1は、出発地および目的地を設定し
(ステップS8)、その後、出力データDout を作成す
る(ステップS9)。ステップS9の詳細な処理手順
は、図19に示される。図19は、図16と比較する
と、ステップS502およびS503が、ステップS9
01および902に代わる点で相違する。それ以外に相
違点はないので、図19において、図16に相当するス
テップには同じ番号を付けて、それぞれの説明を省略す
る。
【0119】ステップS901は、恋人モード用の表情
・声の選択処理の詳細な処理であって、その詳細な処理
手順は、図20に示される。図20において、プロセッ
サ1は、ステップS8で設定された目的地の景観がよい
か否かを判断する(ステップS9011)。より具体的
には、プロセッサ1は、地図データベースDBcart(ま
たはメインメモリ3)にアクセスして、設定された目的
地を表すオブジェクトデータDobj に含まれる景観評価
値EVsc1 を取得する。そして、取得した景観評価値E
Vsc1 が予め定められた基準値を超えていれば、目的地
の景観がよいと判断する。
【0120】プロセッサ1は、目的地の景観がよいと判
断した場合、ステップS5027〜S5029と同様の
処理が行われる(ステップS9012〜S9014)。
一方、目的地の景観がよいと判断されなかった場合、プ
ロセッサ1は、ステップS8で設定された目的地がファ
ーストフード店であるか否かを判断する。より具体的に
は、プロセッサ1は、地図データベースDBcart(また
はメインメモリ3)にアクセスして、設定された目的地
を表すオブジェクトデータDobj に含まれる属性情報I
atr を取得する。そして、プロセッサ1は、取得した属
性情報Iatr がファーストフード店を示していれば、ス
テップS9016に進み、そうでない場合には、ステッ
プS9019に進む。
【0121】ステップ9016において、プロセッサ1
は、上述の乱数RNを発生し、さらに、モードデータベ
ースDBmode(図5参照)から、恋人モード用の出現確
率Psrを取得する(ステップS9016)。次に、プロ
セッサ1は、Psr<RNを満足するか否かを判断し(ス
テップS9017)、Psr<RNを満たさない場合に
は、無処理でステップS901から抜ける。
【0122】一方、プロセッサ1は、Psr<RNを満足
する場合には、キャラクタデータベースDBchar(図6
参照)から、恋人用のキャラクタデータCDgsr を取り
出して、さらに、音声データベースDBspch(図7参
照)から、恋人用の音声データSDgsr を取り出し、そ
れぞれをメインメモリ3に格納する(ステップS901
8)。これによって、後のステップS10において、フ
ァーストフード店が目的地に設定されたことにより、哀
しんでいる恋人の容姿を有するキャラクタを画面上に表
示することができる。ステップS9018が終了する
と、プロセッサ1は、図19のステップS901から、
ステップS504に移行する。
【0123】また、ステップS9015において、目的
地がファーストフード店ではないと判断された場合に
は、プロセッサ1は、目的地が娯楽施設が否かを判断す
る(ステップS9019)。プロセッサ1は、ステップ
9015で取得した属性情報Iatr が娯楽施設を示して
いなければ、無処理で、ステップS901から抜ける。
【0124】逆に、プロセッサ1は、属性情報Iatr が
娯楽施設をていれば、上述の乱数RNを発生し、さら
に、モードデータベースDBmode(図5参照)から、恋
人モード用の出現確率Pejを取得する(ステップS90
110)。次に、プロセッサ1は、Pej<RNを満足す
るか否か、つまり、喜んでいる恋人の容姿を持つキャラ
クタを表示するか否かを判断し(ステップS9011
1)、Pej<RNを満たさない場合には、無処理でステ
ップS901から抜ける。
【0125】一方、プロセッサ1は、Pej<RNを満足
する場合には、音声データベースDBspch(図7参照)
から音声データSDgej を、さらにキャラクタデータベ
ースDBchar(図6参照)から、恋人用のキャラクタデ
ータCDgej を取り出して、メインメモリ3上に格納す
る(ステップS90112)。そして、プロセッサ1
は、図19のステップS901から、ステップS504
に移行する。
【0126】次に、ステップS902、つまり母親モー
ド用の表情・声の選択処理の詳細な処理手順を図21を
参照して説明する。図21において、プロセッサ1は、
ステップS8で設定された目的地が学校または自宅か否
かを判断する(ステップS9021)。より具体的に
は、プロセッサ1は、地図データベースDBcart(また
はメインメモリ3)にアクセスして、設定された目的地
を表すオブジェクトデータDobj に含まれる属性情報I
atr を取得する。さらに、プロセッサ1は、ユーザ情報
Iuserを取得する。ここで、ユーザ情報Iuserは、ナビ
ゲーション装置Anaviの最初の起動時等に、ユーザによ
り登録される自宅、実家および勤務先に代表されるユー
ザに関連する住所である。プロセッサ1は、取得した属
性情報Iatr が学校を示しているか、取得したユーザ情
報Iuserに自宅の住所が含まれているかすれば、ステッ
プS9022に進み、そうでない場合には、ステップS
9025に進む。
【0127】プロセッサ1は、目的地が学校または自宅
と判断した場合、ステップS50510〜S50512
と同様の処理が行われる(ステップS9022〜S90
24)。一方、目的地が学校または自宅であると判断さ
れなかった場合、プロセッサ1は、設定された目的地が
娯楽施設であるか否かを判断する(ステップS902
5)。プロセッサ1は、ステップS9021で取得した
属性情報Iatr が娯楽施設を示していれば、ステップS
9026に進み、そうでない場合には、ステップS90
29に進む。
【0128】ステップ9026において、プロセッサ1
は、上述の乱数RNを発生し、さらに、モードデータベ
ースDBmode(図5参照)から、母親モード用の出現確
率Pagを取得する(ステップS9026)。次に、プロ
セッサ1は、Pag<RNを満足するか否かを判断し(ス
テップS9027)、Pag<RNを満たさない場合に
は、無処理でステップS902から抜ける。
【0129】一方、プロセッサ1は、Pag<RNを満足
する場合には、キャラクタデータベースDBchar(図6
参照)から、母親用のキャラクタデータCDmag を取り
出して、さらに、音声データベースDBspch(図7参
照)から、母親用の音声データSDmag を取り出し、そ
れぞれをメインメモリ3に格納する(ステップS902
8)。これによって、後のステップS10において、娯
楽施設が目的地に設定されたことにより、怒っている母
親の容姿を有するキャラクタを画面上に表示することが
できる。ステップS9028が終了すると、プロセッサ
1は、図19のステップS902から、ステップS50
4に移行する。
【0130】また、ステップS9025において、目的
地が娯楽施設ではないと判断された場合には、プロセッ
サ1は、目的地が実家であるか否かを判断する(ステッ
プS9029)。プロセッサ1は、ステップS9021
で取得したユーザ情報Iuserに実家の住所が含まれてい
れば、無処理で、ステップS902から抜ける。逆に、
ユーザ情報Iuserが実家の住所を含んでいれば、プロセ
ッサ1は、上述の乱数RNを発生し、さらに、モードデ
ータベースDBmode(図5参照)から、母親モード用の
出現確率Psrを取得する(ステップS90210)。次
に、プロセッサ1は、Psr<RNを満足するか否か、つ
まり、哀しんでいる母親の容姿を持つキャラクタを表示
するか否かを判断し(ステップS90211)、Psr<
RNを満たさない場合には、無処理でステップS902
から抜ける。
【0131】一方、プロセッサ1は、Psr<RNを満足
する場合には、音声データベースDBspch(図7参照)
から音声データSDmsr を、さらにキャラクタデータベ
ースDBchar(図6参照)から、母親用のキャラクタデ
ータCDmsr を取り出して、メインメモリ3上に格納す
る(ステップS90212)。そして、プロセッサ1
は、図19のステップS902から抜ける。
【0132】以上のステップS901またはS902が
終了すると、プロセッサ1は、図16を参照して説明し
たステップS503〜S508を実行した後、図10の
ステップS10を実行する。ステップS10の処理は、
ステップS6と同様であるため、その説明を省略する。
【0133】以上の図19〜図21の処理により、設定
された目的地に応じて、キャラクタの表情(喜怒哀楽)
を異ならせることができるので、ドライバは、より楽し
く車両を運転することができる。
【0134】ステップS10の後、プロセッサ1は、ダ
イクストラ法に代表されるアルゴリズムに基づいて経路
探索を行う(ステップS11)。経路探索において、プ
ロセッサ1は、ネットワークデータベースDBnet (図
4(b)参照)から、出発地および目的地を含む範囲に
含まれるリンクLのリンクレコードRlinkを取り出し
て、メインメモリ3に格納する。さらに、プロセッサ1
は、重み係数テーブル(図5参照)から、現在設定され
ているモード(母親モードまたは恋人モード)の重み係
数Wdt、Wsc、Wsf、WrtおよびWtlを取り出して、メ
インメモリ3に格納する。
【0135】プロセッサ1は、メインメモリ3上のリン
クレコードRlinkならびに各重み係数Wdt、Wsc、Ws
f、WrtおよびWtlを使って、出発地および目的地を結
ぶ各経路を評価する。より具体的には、プロセッサ1
は、1つの経路の評価方法としては、当該経路を構成す
る各リンクLの評価値EVlinkを、次式(1)に従って
算出する。
【0136】 EVlink=EVdt×Wdt−EVsc2 ×Wsc−EVsf×Wsf+EVrt×Wrt+E Vtl×Wtl…(1)
【0137】プロセッサ1は、上式(1)を使って、1
つの経路を構成する各リンクLの評価値EVlinkを足し
合わせ、これによって、当該経路の評価値EVroute を
得る。プロセッサ1は、出発地および目的地を結ぶ各経
路について、評価値EVroute を算出し、それによって
得られた全経路の中から、最小の評価値EVroute を持
つものを最適経路として選択する。
【0138】例えば、図4(a)において、出発地およ
び目的地がノードN1 およびN4 に設定されている場
合、ノードN1 およびN4 を結ぶ経路は、図25(a)
に示すように、リンクL12およびL24からなるもの(以
下、経路R1 称す)と、リンクL12、L23およびL34か
らなるもの(以下、経路R2 称す)と、リンクL13およ
びL34からなるもの(以下、経路R3 称す)と、リンク
L13、L23およびL24からなるもの(以下、経路R4 称
す)とがある。また、経路R1 の距離評価値EVdtを足
し合わせると80であり、景観評価値EVsc2 を足し合
わせると30であり、安全評価値EVsfを足し合わせる
と20であり、所要時間評価値EVrtを足し合わせると
40であり、料金評価値EVtlを足し合わせると0であ
る。他の経路R2 〜R4 の各評価値EVdt、EVsc2 、
EVsf、EVrtおよびEVtlに関しては、図25(a)
に示すとおりである。
【0139】さらに、恋人モードに設定されている場合
には、各経路R1 〜R4 の各評価値EVdt、EVsc2 、
EVsf、EVrtおよびEVtlの総計は、重み係数Wdtと
しての1.0を、、重み係数Wscとしての3.0、重み
係数Wsfとしての2.0、重み係数Wrtとしての1.
0、重み係数Wtlとしての0.5で重み付けされた後に
足し合わされる。つまり、図25(b)に示すように、
経路R1 の評価値EVroute は−10になる。他の経路
R2 、R3 およびR4 の評価値EVroute は、−10
3、−80および−163である。したがって、恋人モ
ード時において、出発地および目的地がノードN1 およ
びN4 に設定された場合、ステップS11で選択される
のは、経路R4 である。同様の方法によると、母親モー
ド時では、経路R3 が選択される。
【0140】以上の経路探索(ステップS11)が終了
すると、プロセッサ1は、誘導・案内処理を行う(ステ
ップS12)。ステップS12の詳細な処理手順は、図
22に示される。図22において、プロセッサ1は、前
述のステップS2およびS3(図10参照)を行った
後、第2の交通マナー判定処理を行う(ステップS12
01)。図23は、ステップS1201の詳細な処理手
順を示すフローチャートである。図23は、図12と比
較すると、方向指示器違反判定、つまりステップS12
0101が加わっている点で相違する。それ以外に相違
点はないので、図23において、図12のステップに相
当するのもには、同じ番号を付け、その説明を省略す
る。また、図24は、ステップ120101の詳細な処
理手順を示すフローチャートである。
【0141】図24において、プロセッサ1は、速度セ
ンサ71から車速情報Ivsを受け取って、そこから車速
SVを取り出す(ステップS1201011)。次に、
プロセッサ1は、ステップS11で取得した最適経路か
ら次の分岐点を特定し、さらに、ステップS2で取得し
た現在位置から、特定した分岐点までの距離CNDを算
出する(ステップ1201012)。
【0142】さらに、プロセッサ1は、モードフラグF
modeの現在の値をチェックした後、モードデータベース
DBmode(図5参照)から、現在のモードに対応する方
向指示器違反用の値αidc を取得する(ステップS12
01013)。プロセッサ1は、今回取得した車速V
S、距離CNDおよび値αidc を基に、CND<RDD
+VS×αidc を満足するか否かを判断する(ステップ
S1201014)。ここで、RDDは、現在位置が次
の交差点に近づきすぎているか否かを判断するための距
離の基準値であって、予めプログラムに記述されてい
る。
【0143】CND<RDD+VS×αidc を満たさな
い場合には、プロセッサ1は、車両が次の交差点に到達
するまでに十分な距離があるため、ドライバに対して方
向指示器違反の警告をする必要がないと判断して、ステ
ップS120101から抜ける。つまり、速度違反用フ
ラグFspは0のままである。
【0144】逆に、CND<RDD+VS×αidc を満
たす場合には、プロセッサ1は、車両が次の交差点に十
分接近しているため、方向指示器を出すタイミングが来
ていると判断して、ステップS1201015に進む。
そして、プロセッサ1は、指示器センサ74から指示器
情報Iidc を受け取って、現在、車両の方向指示器が出
ているか否かを判断する(ステップ1201015)。
プロセッサ1は、方向指示器が出ていないと判断した場
合には、ステップS120101から抜ける。つまり、
速度違反用フラグFspは0のままである。
【0145】逆に、方向指示器が出ていないと判断され
た場合には、プロセッサ1は、ドライバに方向指示器違
反の警告を行えるように、方向指示器用フラグFidc を
1に変更する(ステップS1201016)。そして、
プロセッサ1は、ステップS120101から抜けて、
図22の出力データDout の作成処理に移行する(ステ
ップS5)。
【0146】ステップS5は、図16〜図18を参照し
て説明した処理とほぼ同様であるので、その詳細な説明
を省略するが、方向指示器用フラグFidc が1になって
いる場合があるため、ステップS5021およびS50
31において、4つのフラグFsp、Fwd、FlgおよびF
idc が0であるか否かを判断する必要がある。また、ス
テップS5025において、警告データWDgsp 、WD
glg 、WDgwd およびWDgidcの中から、フラグFsp、
Fwd、FlgおよびFidc が1に設定されているものを取
り出す必要がある。さらに、ステップS5035におい
て、警告データWDmsp 、WDmlg 、WDmwd およびW
Dmidcの中から、フラグFsp、Fwd、FlgおよびFidc
が1に設定されているものを取り出す必要がある。
【0147】また、誘導・案内においては、表示装置5
上に、ステップS11で取得した最適経路を表示する必
要があるので、最適経路を表す線を地図上に表示可能な
表示画像データDdispが作成される必要がある。
【0148】以上の誘導・案内が終了すると、プロセッ
サ1は、図10のステップS13に進み、現在位置が目
的地に一致するか否かを判断し(ステップS13)、目
的地でなければステップS12に戻って、上述の処理を
繰り返す。一方、現在位置が目的地に一致した場合、プ
ロセッサ1は、処理を終了する。
【0149】以上説明したように、ナビゲーション装置
Anaviにおいては、モード毎で異なる最適経路を選択で
きるので、ドライバは、より楽しく車両を運転できるよ
うになる。
【0150】なお、以上の実施形態では、請求項におけ
るメッセージデータとして、キャラクタの表情に対応す
る音声を表す音声データSDを例に採り上げた。この例
では、スピーカ6から、キャラクタの表情に合った音声
が出力される。しかし、メッセージデータは、他にも、
キャラクタの表情に対応するせりふを吹き出しの中に収
めた画像を表していてもよい。この場合、キャラクタと
せりふとが組み合わされて表示装置5から出力される。
つまり、請求項におけるメッセージ出力部は、表示装置
5またはスピーカ6に相当する。
【0151】また、以上の実施形態では、警告データW
Dに従って、スピーカ6から、警告内容を表す音声が出
力されるとして説明した。しかし、警告データWDは、
音声を表すだけでなく、警告内容を表すせりふを吹き出
しの中に収めた画像を表していてもよい。この場合、キ
ャラクタと警告内容を表すせりふとが組み合わされて表
示装置5から出力される。つまり、請求項における警告
出力部は、表示装置5またはスピーカ6に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ナビゲーション装置Anaviの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】記憶装置4に蓄積される各データベースDBを
示す図である。
【図3】地図データベースDBcartの模式図である。
【図4】ネットワークデータベースDBnet の模式図で
ある。
【図5】モードデータベースDBmodeの模式図である。
【図6】キャラクタデータベースDBcharの模式図であ
る。
【図7】音声データベースDBspchの模式図である。
【図8】警告データベースDBwarnの模式図である。
【図9】センサ群7の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【図10】プロセッサ1の処理手順を示すメインフロー
チャートである。
【図11】ステップS1の詳細な処理手順を示すフロー
チャートである。
【図12】ステップS4の詳細な処理手順を示すフロー
チャートである。
【図13】ステップS401の詳細な処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図14】ステップS402の詳細な処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図15】ステップS403の詳細な処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図16】ステップS5の詳細な処理手順を示すフロー
チャートである。
【図17】ステップS502の詳細な処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図18】ステップS505の詳細な処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図19】ステップS9の詳細な処理手順を示すフロー
チャートである。
【図20】ステップS901の詳細な処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図21】ステップS902の詳細な処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図22】ステップS12の詳細な処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図23】ステップS1201の詳細な処理手順を示す
フローチャートである。
【図24】ステップS120101の詳細な処理手順を
示すフローチャートである。
【図25】ステップS11で選択される経路を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…プロセッサ 2…プログラムメモリ 3…メインメモリ 4…記憶装置 5…表示装置 6…スピーカ 7…センサ群 8…入力装置 9…受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/10 G09B 29/10 A (72)発明者 阿多 輝明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山下 敦士 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 柳生 岳志 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 岩見 良太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB06 HC08 HC27 HC31 HD03 HD21 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC14 AC18 5H180 AA01 BB13 BB15 CC12 FF05 FF22 FF25 FF27 FF32

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上にキャラクタを出現させる車
    載用ナビゲーション装置であって、 複数のモードに互いに容姿の異なるキャラクタが割り当
    てられており、当該複数のキャラクタ毎に、複数の表情
    を画像で表すキャラクタデータを格納するキャラクタ記
    憶部と、 前記複数のモードの内の1つを設定するモード設定部
    と、 予め定められた違反項目について、ドライバが交通マナ
    ーを守っているか否かを判定する交通マナー判定部と、 前記モード設定部により設定されたモードおよび前記交
    通マナー判定部の判定結果に基づいて、キャラクタの容
    姿および表情を選択する選択部と、 前記選択部により選択されたキャラクタの容姿および表
    情に基づいて、前記キャラクタ記憶部からキャラクタデ
    ータを取得するキャラクタ取得部と、 前記キャラクタ取得部により取得されたキャラクタデー
    タに基づいて表示画像データを作成する作成部と、 前記作成部により作成された表示画像データに基づい
    て、自身の表示画面上にキャラクタを表示する表示部と
    を備える、車載用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 地図を表す地図データを格納する地図記
    憶部と、 車両の現在位置周辺の地図データを取得する地図取得部
    とをさらに備え、 前記作成部は、前記キャラクタ取得部により取得された
    キャラクタデータと、前記地図取得部により取得された
    地図データとに基づいて、前記表示部が地図とキャラク
    タとを同時に表示可能な表示画像データを作成する、請
    求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のキャラクタ毎の各表情に対応
    したメッセージを表すメッセージデータを格納するメッ
    セージ記憶部と、 前記選択部により選択されたキャラクタの容姿および表
    情に基づいて、前記メッセージ記憶部からメッセージデ
    ータを取得するメッセージ取得部と、 前記メッセージ取得部により取得されたメッセージデー
    タに基づいて、メッセージを出力するメッセージ出力部
    とをさらに備える、請求項1に記載の車載用ナビゲーシ
    ョン装置。
  4. 【請求項4】 各前記違反項目および各キャラクタ毎
    に、ドライバが交通マナー違反していることを警告する
    ための警告データを格納する警告データ記憶部と、 前記交通マナー判定部によりドライバの交通マナーが悪
    いと判定された場合には、前記モード設定部により設定
    されたモードと、当該交通マナー判定部の判定結果に基
    づいて、前記警告データ記憶部から警告データを取得す
    る警告データ取得部とをさらに備え、 前記警告データ取得部により取得された警告データに基
    づいて、ドライバに警告を出力する警告出力部とをさら
    に備える、請求項1に記載の車載用ナビゲーション装
    置。
  5. 【請求項5】 各前記キャラクタの容姿および表情毎に
    出現確率を格納する出現確率格納部と、 前記選択部により選択されたキャラクタを出現させるか
    否かを、前記出現確率記憶部に格納された出現確率に従
    って判定する出現判定部とをさらに備え、 前記キャラクタ取得部は、前記出現判定部が出現させる
    と判定した場合に限り、前記選択部により選択されたキ
    ャラクタの容姿および表情に基づいて、前記キャラクタ
    記憶部からキャラクタデータを取得する、請求項1に記
    載の車載用ナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 各前記キャラクタの容姿および表情毎に
    出現確率を格納する出現確率格納部と、 前記選択部により選択されたキャラクタを出現させるか
    否かを、前記出現確率記憶部に格納された出現確率に従
    って判定する出現判定部とをさらに備え、 前記キャラクタ取得部および前記メッセージ取得部は、
    前記出現判定部が出現させると判定した場合に限り、前
    記選択部により選択されたキャラクタの容姿および表情
    に基づいて、前記キャラクタ記憶部からキャラクタデー
    タ、および、前記メッセージ記憶部からメッセージデー
    タを取得する、請求項3に記載の車載用ナビゲーション
    装置。
  7. 【請求項7】 各前記キャラクタの容姿および表情毎に
    出現確率を格納する出現確率格納部と、 前記選択部により選択されたキャラクタを出現させるか
    否かを、前記出現確率記憶部に格納された出現確率に従
    って判定する出現判定部とをさらに備え、 前記キャラクタ取得部および前記警告データ取得部は、
    前記出現判定部が出現させると判定した場合に限り、前
    記選択部により選択されたキャラクタの容姿および表情
    に基づいて、前記キャラクタ記憶部からキャラクタデー
    タ、および、前記警告データ記憶部から警告データを取
    得する、請求項4に記載の車載用ナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 前記交通マナー判定部は、 ドライバが運転している車両の速度違反を判定する速度
    違反判定部、 ドライバが車両を長時間運転しているか否かを判定する
    長時間運転判定部、 ドライバが蛇行運転しているか否かを判定する蛇行運転
    判定部、および/または、 ドライバが正しく車両の方向指示器を出しているか否か
    を判定する方向指示器違反判定部とを含む、請求項1に
    記載の車載用ナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 車両の速度違反を判定するために使用さ
    れる許容値を、前記モード毎に格納する許容値記憶部を
    さらに備え、 前記速度違反判定部は、 車両が現在走行している道路の制限速度を取得する制限
    速度取得部と、 現在の車速を取得する車速取得部と、 前記モード設定部により設定されたモードに対応する許
    容値を、前記許容値記憶部から取得する許容値取得部と
    を含み、 前記車速取得部により取得された車速と、前記制限速度
    取得部により取得された制限速度および前記許容値取得
    部により取得された許容値の加算値との比較結果に基づ
    いて、ドライバが運転している車両の速度違反を判定す
    る、請求項8に記載の車載用ナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】 ドライバが車両を長時間運転している
    か否かを判定するために使用される許容値を、前記モー
    ド毎に格納する許容値記憶部をさらに備え、 前記長時間運転判定部は、 現在時刻を取得する現在時刻取得部と、 ドライバが車両の運転を開始した時刻を取得する運転開
    始時刻取得部と、 前記モード設定部により設定されたモードに対応する許
    容値を、前記許容値記憶部から取得する許容値取得部と
    を含み、 前記現在時刻取得部により取得された現在時刻から前記
    運転開始時刻取得部により取得された運転開始時刻を減
    算することにより得られる運転時間と、予め定められた
    基準時間および前記許容値取得部により取得された許容
    値の加算値との比較結果に基づいて、ドライバが長時間
    運転しているか否かを判定する、請求項8に記載の車載
    用ナビゲーション装置。
  11. 【請求項11】 ドライバが蛇行運転しているか否かを
    判定するために使用される許容値を、前記モード毎に格
    納する許容値記憶部をさらに備え、 前記蛇行運転判定部は、 現在時刻を取得する現在時刻取得部と、 前回蛇行運転の判定を行った判定時刻を取得する判定時
    刻取得部と、 前記モード設定部により設定されたモードに対応する許
    容値を、前記許容値記憶部から取得する許容値取得部
    と、 前記現在時刻取得部により取得された現在時刻から前記
    判定時刻取得部により取得された判定時刻を減算するこ
    とにより得られる判定時間間隔と、予め定められた基準
    時間間隔および前記許容値取得部により取得された許容
    値の加算値とを比較して、当該判定時間間隔と当該加算
    値との大小関係を判定する比較部と、 前記比較部により判定時間間隔の方が大きいと判定され
    た場合に、現在の車両の蛇角を取得する蛇角取得部とを
    含み、 前記蛇角取得部により取得された蛇角に基づいて、ドラ
    イバが蛇行運転しているか否かを判定する、請求項8に
    記載の車載用ナビゲーション装置。
  12. 【請求項12】 ドライバが方向指示器を出しているか
    否かを判定するために使用される許容値を、前記モード
    毎に格納する許容値記憶部をさらに備え、 前記方向指示器違反判定部は、 現在の車速を取得する車速取得部と、 車両の現在位置から次に車両が曲がるべき交差点までの
    距離を算出する距離算出部と、 前記モード設定部により設定されたモードに対応する許
    容値を、前記許容値記憶部から取得する許容値取得部
    と、 前記距離算出部により算出された距離と、前記車速取得
    部により取得された車速および前記許容値取得部により
    取得された許容値の積に予め定められた基準距離を加算
    した加算値とを比較して、車両が次の交差点に近づいて
    いるか否かを判定する比較部とを含み、 前記比較部により、加算値の方が大きいと判定された場
    合に、車両の方向指示器が出ているか否かを判定する、
    請求項8に記載の車載用ナビゲーション装置。
  13. 【請求項13】 出発地から目的地までの最適経路を探
    索して、当該最適経路に従って誘導・案内処理を行うナ
    ビゲーション装置であって、 複数のモードに互いに容姿の異なるキャラクタが割り当
    てられており、当該複数のキャラクタ毎に、複数の表情
    を画像で表すキャラクタデータを格納するキャラクタ記
    憶部と、 前記複数のモードの内の1つを設定するモード設定部
    と、 前記出発地および前記目的地を設定する地点設定部と、 前記モード設定部により設定されたモードおよび前記地
    点設定部により設定された目的地に基づいて、キャラク
    タの容姿および表情を選択する選択部と、 前記選択部により選択されたキャラクタの容姿および表
    情に基づいて、前記キャラクタ記憶部からキャラクタデ
    ータを取得するキャラクタ取得部と、 前記キャラクタ取得部により取得されたキャラクタデー
    タに基づいて表示画像データを作成する作成部と、 前記作成部により作成された表示画像データに基づい
    て、自身の表示画面上にキャラクタを表示する表示部と
    を備える、ナビゲーション装置。
  14. 【請求項14】 前記複数のキャラクタ毎の各表情に対
    応するメッセージデータを表すメッセージデータを格納
    するメッセージ記憶部と、 前記選択部により選択されたキャラクタの容姿および表
    情に基づいて、前記メッセージ記憶部からメッセージデ
    ータを取得するメッセージ取得部と、 前記メッセージ取得部により取得されたメッセージデー
    タに基づいて、メッセージを発生するメッセージ出力部
    とを備える、請求項13に記載のナビゲーション装置。
  15. 【請求項15】 各前記キャラクタの容姿および表情毎
    に出現確率を格納する出現確率格納部と、 前記選択部により選択されたキャラクタを出現させるか
    否かを、前記出現確率記憶部に格納された出現確率に従
    って判定する出現判定部とをさらに備え、 前記キャラクタ取得部は、前記出現判定部が出現させる
    と判定した場合に限り、前記選択部により選択されたキ
    ャラクタの容姿および表情に基づいて、前記キャラクタ
    記憶部からキャラクタデータを取得する、請求項13に
    記載のナビゲーション装置。
  16. 【請求項16】 各前記キャラクタの容姿および表情毎
    に出現確率を格納する出現確率格納部と、 前記選択部により選択されたキャラクタを出現させるか
    否かを、前記出現確率記憶部に格納された出現確率に従
    って判定する出現判定部とをさらに備え、 前記キャラクタ取得部は、前記出現判定部が出現させる
    と判定した場合に限り、前記選択部により選択されたキ
    ャラクタの容姿および表情に基づいて、前記キャラクタ
    記憶部からキャラクタデータを取得し、 前記メッセージ取得部は、前記出現判定部が出現させる
    と判定した場合に限り、前記選択部により選択されたキ
    ャラクタの容姿および表情に基づいて、前記メッセージ
    記憶部からメッセージデータを取得する、請求項14に
    記載のナビゲーション装置。
  17. 【請求項17】 出発地から目的地までの最適経路を探
    索して、探索した最適経路に従ってユーザを誘導および
    案内するナビゲーション装置であって、 道路網をノードとリンクにより表し、さらに、当該各リ
    ンク毎に予め定められた項目の評価値が設定されている
    ネットワークデータを格納するネットワークデータ記憶
    部と、 複数のモード毎に、各前記項目に割り当てられた重み係
    数を格納する重み係数記憶部と、 出発地および目的地を設定する地点設定部と、 出発地から目的地までの最適経路を探索する経路探索部
    と、 前記経路探索部により探索された最適経路に従って、ユ
    ーザを誘導および案内する誘導・案内部とを備え、 前記経路探索部は、 前記ネットワークデータ記憶部に格納された各項目の評
    価値と、前記重み係数記憶部に格納された当該各項目の
    重み係数とに基づいて、前記出発地および前記目的地を
    結ぶ各経路の評価値を算出し、 算出された各経路の評価値に基づいて、1つの最適経路
    を選出する、ナビゲーション装置。
  18. 【請求項18】 車載用ナビゲーション装置において用
    いられ、その表示画面上にキャラクタを表示する方法で
    あって、 複数のモードに互いに容姿の異なるキャラクタが割り当
    てられており、 前記複数のキャラクタ毎に、複数の表情を画像で表すキ
    ャラクタデータが予め格納されており、 前記複数のモードの内の1つを設定するモード設定ステ
    ップと、 予め定められた違反項目について、ドライバが交通マナ
    ーを守っているか否かを判定する交通マナー判定ステッ
    プと、 前記モード設定ステップで設定されたモードおよび前記
    交通マナー判定ステップの判定結果に基づいて、キャラ
    クタの容姿および表情を選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択されたキャラクタの容姿および
    表情に基づいて、キャラクタデータを取得するキャラク
    タ取得ステップと、 前記キャラクタ取得ステップで取得されたキャラクタデ
    ータに基づいて表示画像データを作成する作成ステップ
    と、 前記作成ステップで作成された表示画像データに基づい
    て、キャラクタを表示する表示ステップとを備える、キ
    ャラクタ表示方法。
  19. 【請求項19】 出発地から目的地までの最適経路を探
    索して、当該最適経路に従って誘導・案内処理を行うナ
    ビゲーション方法であって、 複数のモードに互いに容姿の異なるキャラクタが割り当
    てられており、 前記複数のキャラクタ毎に、複数の表情を画像で表すキ
    ャラクタデータが予め格納されており、 前記複数のモードの内の1つを設定するモード設定ステ
    ップと、 前記出発地および前記目的地を設定する地点設定ステッ
    プと、 前記モード設定ステップで設定されたモードおよび前記
    地点設定ステップで設定された目的地に基づいて、キャ
    ラクタの容姿および表情を選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択されたキャラクタの容姿および
    表情に基づいて、キャラクタデータを取得するキャラク
    タ取得ステップと、 前記キャラクタ取得ステップで取得されたキャラクタデ
    ータに基づいて表示画像データを作成する作成ステップ
    と、 前記作成ステップで作成された表示画像データに基づい
    て、キャラクタを表示する表示ステップとを備える、ナ
    ビゲーション方法。
  20. 【請求項20】 出発地から目的地までの最適経路を探
    索して、探索した最適経路に従ってユーザを誘導および
    案内するナビゲーション方法であって、 道路網をノードとリンクにより表し、かつ当該各リンク
    毎に予め定められた項目の評価値が設定されているネッ
    トワークデータ、および、複数のモード毎に、各前記項
    目に割り当てられた重み係数が予め格納されており、 出発地および目的地を設定する地点設定ステップと、 出発地から目的地までの最適経路を探索する経路探索ス
    テップと、 前記経路探索部により探索された最適経路に従って、ユ
    ーザを誘導および案内する誘導・案内ステップとを備
    え、 前記経路探索ステップでは、 前記ネットワークデータ記憶部に格納された各項目の評
    価値と、前記重み係数記憶部に格納された当該各項目の
    重み係数とに基づいて、前記出発地および前記目的地を
    結ぶ各経路の評価値が算出され、 算出された各経路の評価値に基づいて、1つの最適経路
    が選出される、ナビゲーション方法。
  21. 【請求項21】 コンピュータ装置において用いられ、
    その表示画面上にキャラクタを表示するためのプログラ
    ムを記録した記録媒体であって、 複数のモードに互いに容姿の異なるキャラクタが割り当
    てられており、 前記複数のキャラクタ毎に、複数の表情を画像で表すキ
    ャラクタデータが予め格納されており、 前記複数のモードの内の1つを設定するモード設定ステ
    ップと、 予め定められた違反項目について、ドライバが交通マナ
    ーを守っているか否かを判定する交通マナー判定ステッ
    プと、 前記モード設定ステップで設定されたモードおよび前記
    交通マナー判定ステップの判定結果に基づいて、キャラ
    クタの容姿および表情を選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択されたキャラクタの容姿および
    表情に基づいて、キャラクタデータを取得するキャラク
    タ取得ステップと、 前記キャラクタ取得ステップで取得されたキャラクタデ
    ータに基づいて表示画像データを作成する作成ステップ
    と、 前記作成ステップで作成された表示画像データに基づい
    て、キャラクタを表示する表示ステップとを備える、プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  22. 【請求項22】 出発地から目的地までの最適経路を探
    索して、当該最適経路に従って誘導・案内処理をコンピ
    ュータ装置上で実現するためのプログラムを記録した記
    録媒体であって、 複数のモードに互いに容姿の異なるキャラクタが割り当
    てられており、 前記複数のキャラクタ毎に、複数の表情を画像で表すキ
    ャラクタデータが予め格納されており、 前記複数のモードの内の1つを設定するモード設定ステ
    ップと、 前記出発地および前記目的地を設定する地点設定ステッ
    プと、 前記モード設定ステップで設定されたモードおよび前記
    地点設定ステップで設定された目的地に基づいて、キャ
    ラクタの容姿および表情を選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択されたキャラクタの容姿および
    表情に基づいて、キャラクタデータを取得するキャラク
    タ取得ステップと、 前記キャラクタ取得ステップで取得されたキャラクタデ
    ータに基づいて表示画像データを作成する作成ステップ
    と、 前記作成ステップで作成された表示画像データに基づい
    て、キャラクタを表示する表示ステップとを備える、プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  23. 【請求項23】 出発地から目的地までの最適経路を探
    索して、探索した最適経路に従ってユーザを誘導および
    案内するための処理を、コンピュータ装置上で実現する
    ためのプログラムを記録した記録媒体であって、 道路網をノードとリンクにより表し、かつ当該各リンク
    毎に予め定められた項目の評価値が設定されているネッ
    トワークデータ、および、複数のモード毎に、各前記項
    目に割り当てられた重み係数が予め格納されており、 出発地および目的地を設定する地点設定ステップと、 出発地から目的地までの最適経路を探索する経路探索ス
    テップと、 前記経路探索部により探索された最適経路に従って、ユ
    ーザを誘導および案内する誘導・案内ステップとを備
    え、 前記経路探索ステップでは、 前記ネットワークデータ記憶部に格納された各項目の評
    価値と、前記重み係数記憶部に格納された当該各項目の
    重み係数とに基づいて、前記出発地および前記目的地を
    結ぶ各経路の評価値が算出され、 算出された各経路の評価値に基づいて、1つの最適経路
    が選出される、プログラムを記録した記録媒体。
  24. 【請求項24】 コンピュータ装置の表示画面上にキャ
    ラクタを表示するためのプログラムであって、 複数のモードに互いに容姿の異なるキャラクタが割り当
    てられており、 前記複数のキャラクタ毎に、複数の表情を画像で表すキ
    ャラクタデータが予め格納されており、 前記複数のモードの内の1つを設定するモード設定ステ
    ップと、 予め定められた違反項目について、ドライバが交通マナ
    ーを守っているか否かを判定する交通マナー判定ステッ
    プと、 前記モード設定ステップで設定されたモードおよび前記
    交通マナー判定ステップの判定結果に基づいて、キャラ
    クタの容姿および表情を選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択されたキャラクタの容姿および
    表情に基づいて、キャラクタデータを取得するキャラク
    タ取得ステップと、 前記キャラクタ取得ステップで取得されたキャラクタデ
    ータに基づいて表示画像データを作成する作成ステップ
    と、 前記作成ステップで作成された表示画像データに基づい
    て、キャラクタを表示する表示ステップとを備える、プ
    ログラム。
  25. 【請求項25】 出発地から目的地までの最適経路を探
    索して、当該最適経路に従って誘導・案内処理をコンピ
    ュータ装置上で実現するためのプログラムであって、 複数のモードに互いに容姿の異なるキャラクタが割り当
    てられており、 前記複数のキャラクタ毎に、複数の表情を画像で表すキ
    ャラクタデータが予め格納されており、 前記複数のモードの内の1つを設定するモード設定ステ
    ップと、 前記出発地および前記目的地を設定する地点設定ステッ
    プと、 前記モード設定ステップで設定されたモードおよび前記
    地点設定ステップで設定された目的地に基づいて、キャ
    ラクタの容姿および表情を選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択されたキャラクタの容姿および
    表情に基づいて、キャラクタデータを取得するキャラク
    タ取得ステップと、 前記キャラクタ取得ステップで取得されたキャラクタデ
    ータに基づいて表示画像データを作成する作成ステップ
    と、 前記作成ステップで作成された表示画像データに基づい
    て、キャラクタを表示する表示ステップとを備える、プ
    ログラム。
  26. 【請求項26】 出発地から目的地までの最適経路を探
    索して、探索した最適経路に従ってユーザを誘導および
    案内するための処理を、コンピュータ装置上で実現する
    ためのプログラムであって、 道路網をノードとリンクにより表し、かつ当該各リンク
    毎に予め定められた項目の評価値が設定されているネッ
    トワークデータ、および、複数のモード毎に、各前記項
    目に割り当てられた重み係数が予め格納されており、 出発地および目的地を設定する地点設定ステップと、 出発地から目的地までの最適経路を探索する経路探索ス
    テップと、 前記経路探索部により探索された最適経路に従って、ユ
    ーザを誘導および案内する誘導・案内ステップとを備
    え、 前記経路探索ステップでは、 前記ネットワークデータ記憶部に格納された各項目の評
    価値と、前記重み係数記憶部に格納された当該各項目の
    重み係数とに基づいて、前記出発地および前記目的地を
    結ぶ各経路の評価値が算出され、 算出された各経路の評価値に基づいて、1つの最適経路
    が選出される、プログラム。
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