JP2002212859A - 双方うね織物の作成方法と作成装置 - Google Patents

双方うね織物の作成方法と作成装置

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JP2002212859A
JP2002212859A JP2001040938A JP2001040938A JP2002212859A JP 2002212859 A JP2002212859 A JP 2002212859A JP 2001040938 A JP2001040938 A JP 2001040938A JP 2001040938 A JP2001040938 A JP 2001040938A JP 2002212859 A JP2002212859 A JP 2002212859A
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lever
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JP2001040938A
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Yasuhide Oki
康英 大木
Hiroharu Sugimoto
弘治 杉本
Hiroyuki Namie
洋幸 浪江
Masashige Tada
正成 多田
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ART GRAPHIC TADA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械装置を絹織機に装着し、手機つづれ織物の
特質である緯糸のうねりを製織する方法を提供する。 【解決手段】織機のスレーソード1に固着した緯糸よせ
針保持ガイド11a、11bを固定し、緯糸よせ針12
a、12bも上下動作可動設置し、この上端に通糸13
a、13bを通すガイド穴14a、14bを設け、通糸
13a、13b上下動作により個々の選別動作を行い緯
糸5を手機つづれ織り風に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生糸を用いた着
尺、単衣、インテリア、アパレル等の多様素材に広く用
いられ、さらに、丹後ちりめん織物などに新感覚の風合
い、素朴さの特徴を加味した新しい絹織物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】今日、一般に丹後ちりめん織物などには
紋意匠縮緬と称し、地経糸に駒撚糸、地緯糸に強撚糸、
絵緯糸に柞蚕糸等を使用した緯一重織、緯二重織縮緬が
あり、地緯糸の作る平織地に絵緯糸で緯浮紋等を表わ
し、丹後地方におけるちりめん織物の代表的な織物とし
て従来から緯糸を主体として製織されている。しかし、
これに地経糸のつくるつづれ織の良さを経糸、緯糸に組
み合わせて加味したものは今までに存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は これに対
し、つづれ織物の特質である経糸のうねり、丹後ちりめ
んの緯糸のうねりを一つの織物に経・緯双方向にうねら
せ、丹後独特のちりめん生地の高級感と、微薄平素材で
もスリップしない、しわ回復性の高い、風味を加味した
生地にて多用途にも用いられる今までに実現できなかっ
た生地を、経ゆるみ装置、緯ゆるみ装置を使用し、新素
材として、組織よりも風合い、新感覚を維持した生地の
提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、手段として (1)つづれ織りの風味を与えるため、地経糸の張力を
強く張り、手機にて織られるつづれ織りの織り方を施す
装置、即ち、丹後ちりめん織物の製織に使用される絹織
機に機械的なよこうね挿入装置を設置し、緯糸を経糸に
まとわり付けた。 (2)地経糸の張力をゆるめ、ちりめん織物等に地緯糸
の張力を更に強め、緯糸を経糸にまとわり付けるため、
緯糸を緊張させて製織する装置を設置した。 (3)地経糸の張力を強める為に、地経糸の張力を弱め
る為に、製織する時の必要に応じて、ジャカードからの
指示に従い条件に対応できる装置を設置した。等、種々
の手段を講じたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
【0006】
【作用】本発明は上記の織り手段を講ずるにあたり、従
来より、絹織機にて丹後ちりめん、西陣織物等の和装織
物の製織に行われている絹織りの手法にて製織される。
即ち、織機の織物の上面には製織された織物の裏面が現
れ、下面には織物の表面が現れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0008】本発明は機械的なよこうね挿入装置、緯糸
を緊張させる装置、製織する時、地経糸の張力を変化さ
せる装置を効果的に作動させ、装置の効能を最大に発揮
させるため、現在一般に使われている絹織機のタイミン
グダイアグラムよりも閉口動作を30度位い早く閉口す
るように設定する。本発明では実際クランクの角度27
0度にて閉口するように設定する。通常チリメン織り製
織では320〜330度にて、帯では340〜360度
にて閉口を行っている。
【0009】開口動作を少し早くするためピッキンク動
作も通常の製織よりも早く動作させて本発明の装置の動
作機能が十分行えるタイミングを確保させている。
【0010】本発明に使用される絹織機の経糸送出し動
作は積極的に行い、製織する組織の構成する状況により
経糸の送出しを停止できる装置をも具備する。製織する
織物の種類により製織時に連続的に送り出し量を代えな
がら積極送出しにて経糸を送り出すこともできる。
【0011】上記経糸送出運動は、通常、織機のスレー
ソード1が最も織裏に位置した時に設定され、経糸が送
出される。
【0012】本発明に使用される巻取り運動は積極巻取
り装置を具備し、瞬間的に経糸を緩める必要が生じた場
合は爪を持ち上げ停止可能とする装置を具備させる。
【0013】本発明に用いる開口運動には一般に絹製織
に用いられる上口7・下口3の単動中口開口ジャカード
を用いる。また、上口6・下口4でも効果は得られる。
【0014】図1は絹織機に取り付けるよこうね挿入装
置を示す。本装置は織物につづれ織りの風味を与えるた
め、地経糸の張力を強く張り、通常、手機にて織られる
つづれ織りの織り方を機械的に施す装置を示し、緯糸5
を経糸4にまとわり付ける織り方を必要とする場合に用
いられる。
【0015】図1において、1は織機のスレーソード、
2は織上り布、3は筬、4a、4bは開口した経糸、5
は挿入された緯糸、6は杼、7はゆるめ針の溝、8はシ
ャットルレースを示す。
【0016】これらの製織の基本的な動作は従来と同じ
であり、経糸開口タイミングの設定が従来よりも約30
度早めに設定される点が異なる。
【0017】つづれ織りを手動作にて織る場合、挿入し
た緯糸5は挿入後、スレーソード1が最も後退した位置
にある時に経糸4aを閉じ、経糸4a、4bにて確り挿
入した緯糸5をゆったり保持したまま筬打ちを行い、経
糸4に緯糸5を纏いつけることが行われる。しかし、今
までの機械製織の場合は、緯糸5を挿入後に直ちに経糸
4aを閉じ筬打ちを行わせることができない。
【0018】そこで本発明はスレーソード1にメタル9
a、9bを固着し、通したシャフト10に緯糸よせ針保
持ガイド11a、11bを固定し、緯糸よせ針12a、
12bを設置する。緯糸よせ針12a、12bの上端に
は通糸13a、13bを通すガイド穴14a、14bが
設けられ、通糸13a、13bはジャカード紋針からの
指示により引き上げられたり、引き下げられたり、個々
の選択動作が行われる。
【0019】シャフト10の端末にはロッド15a、1
5b、15cが設けられ、ロッド15cの中間部に回転
するロール16が設けられ、織機のクランクシャフト1
7に固設された変形カム18によりロッド15bを上下
に駆動させ、図3に示すように緯糸よせ針保持ガイド1
1a、11bを微妙に傾斜させる開閉動作をさせる。
【0020】図3は緯糸5が杼6にて開いた経糸4aに
打ち込まれてからの緯糸よせ針12bの先端部19bの
動作を示し、布2に筬3が緯糸を打ち付ける前から、筬
3が布2から離れる時まで、変形カム18の動作により
緯糸よせ針保持ガイド11bが持上げられており、ま
た、通糸13bがジャカードの開口動作が未動作であっ
てもガイド穴14bを通した通じ糸13bがスレーソー
ド1の引張動作により、先端部19bが確実に持ち上げ
られ、既に前に打ち込まれ、布2の端に他の緯糸の抜き
があっても引っかけることはない。
【0021】次にスレーソード1が後退動作に移ると変
形カム18が働いて、緯糸よせ針保持ガイド11bが正
常に復帰し、通糸13bの選択動作により先端部19b
がオン・オフに選択される。なお、通糸13bをガイド
しているローラー20、21、22は織機フレームに固
定されているから、スレーソード1と先端部19bとの
動作とは異なる。
【0022】従って、本発明のよこうね挿入装置を組み
合わせ、織機の開口タイミングを通常より早めることに
より、強く引張られた経糸4aが閉口時には緯糸5の緩
みと先端部19bの長時間の制御動作により、ほぼ、手
機のつづれ織りで得ることのできる製織効果を得ること
ができる。先端部19aの制御動作も同様である。
【0023】図4は絹織機に打ち込まれる緯糸5を緊張
させる装置を示す。本装置は織物に従来より織られてい
る緯糸による絹織物を、より経つづれ織りに、風味を強
調して与えるため、地緯糸の張力を強く張り、通常、緯
糸を経糸に纏い付かせるちりめん織りとは反対に経糸を
緯糸に纏い付かせる織り方にて、経つづれ織り風に機械
的に施す装置を示す。図1のよこうね挿入装置と図4の
本装置と組合わせ設置し使用した場合には、緯糸を経糸
に纏い付かせるちりめん織りと、経糸を緯糸に纏い付か
せるちりめん風織りを得ることができる。
【0024】図4において、23a、23bは緯糸引寄
せガイドで、筬3が織り前から最もバックした位置にお
いて、筬1前から筬打ちライン24近辺まで、シャット
ル6が打ち込んだ緯糸5を引き寄せる動作を行わしめ
る。この場合、ゆるめ針の溝7が有効な働きをすること
は言うまでもない。
【0025】緯糸引寄せガイド23a、23bは織機の
ロッキングシャフトに出来るだけ近くに設置された固定
メタル25a、25bを軸に、シャフト26をかいして
前後の振子運動を行い、緯糸5を筬打ライン24に引き
寄せる動作を行なう。
【0026】緯糸引寄せガイド23a、23bは下部に
おいて引張ロッド27に連結され、引張ロッド27はロ
ッド27の他端部に固定された引掛けピン28の選別連
動動作とスプリングにより前後に振子運動が行われる。
【0027】織機にはクランクシャフト17に固着され
た動作カム32が設置され、カム32の回転動作によ
り、振り子レバー31が織前方向へ強制的に振れ、レバ
ー31の下端に付けた引掛けレバー29を織前方向に押
し出す動きを起させる。
【0028】引掛けレバー29の先端部30にはジャカ
ードの紋針に連動した引上げワイヤー33が連結され、
ジャカードの紋針が持ち上げれば引掛けレバー29が持
上げられ、レバー29に設けられた溝部34がピン28
を引掛け、杼6にて打込まれた緯糸5を緯糸引寄せガイ
ド23a、23bが筬打ライン24まで移動させる。
【0029】図2は本発明により織られた織物の経糸
4、緯糸5のからみ状態を示す立体図形を示す。Aの部
分は、図1のよこうね挿入装置を使用し製織した場合の
経糸4、緯糸5a、5bのからみ状態を示し、Bの部分
は通常の絹織物の緯糸を緊張させて製織する装置を使用
し製織した場合の経糸4、緯糸5のからみ状態を示して
いる。即ち、従来の機械製織では得ることのできない経
糸4、緯糸5の濃厚なからみ状態を示している。
【0030】以上、絹織機に機械的な図1のよこうね挿
入装置及び図4の緯糸を緊張させて製織する装置を設置
することにより、本発明の図2に示す双方うね織物を得
ることができるが、製織する組織により、地経糸の張力
を強める場合、地経糸の張力を弱める場合等、製織する
場合の必要に応じて、ジャカードからの指示に従い対応
できる装置を設置し地経糸の張力を微妙に調整した場合
には、一層の効果を織物に与えることができる。
【0030】図5にジャカードからの指示に従い対応で
きる経糸張力調整装置を示す。図5において、通常は、
爪46により積極的に送り出される経糸ビーム35から
引出された経糸4は、バックレスト36、バックローラ
ー37、38、プレッシャーロール40a、40bの無
作動により、引張力が一定に制御され、経糸4a、4b
が製織に送り出される。本発明では、もっと効果的につ
づれ織り風に製織する場合には、その製織時、経糸張力
を強力に維持する必要があり、そのため、図1のよこう
ね挿入装置を組込み作動させる時は、通糸44の動作に
より傾斜可能な経糸制御レバー39を傾斜させ、プレッ
シャーロール40a、40bを傾斜して経糸4を折り曲
げ、経糸張力を増大させ、一層の効果を得ることが出来
る。
【0031】経糸制御レバー39は、また、レバー45
と爪送りレバー47と一体となっており、爪送りレバー
47の先端部は、筬1の動きと同調した振幅レバー48
の振子動きを変化させることにより、爪46を介して微
妙に経糸4の送り出し量を調整し制御する働きを行わし
めている。
【0032】図5に従い、更に動作状態を詳記すると、
通糸44を作動させ、経糸制御レバー39を傾斜させ、
プレッシャーロール40a、40bにて経糸4を折曲
し、緯糸4を緊張させた場合、同時にレバー45も動か
し、振幅レバー48の先端部の傾斜をロ点からイ点まで
移動させる為、振幅レバー48の振子の小さい部分に押
しやられ、爪46の送り量が少なくなる。このため、経
糸4の送り出し量が少なくなり、同時に経糸4のプレッ
シャーロール40a、40bの傾斜による経糸4の引張
力の増大と共に、手機のつづれ織り製織時と同じような
強力な経糸張力を得ることができる。また、図5には示
して無いが、通糸44の上昇と爪46の持ち上げ動作を
同調させると、経糸4の送り出しが完全に停止し、経糸
4の張力は最大となる。
【0033】また、図5に示す経糸(4)の引張を強力
に、又は弱くして製織することができる機能を具備した
装置は、経糸ビーム35を2〜4個上下に、また、隣接
して装備し、各種の経糸の製織条件を考慮して、経糸
(4)の引張力を強力に、又は弱くして製織することも
できる。
【0034】本発明の織物には、具体的に、使用経糸に
は生糸28中×2本(52d)甘撚糸を、緯糸には、図
1のよこうね挿入装置を作動させる場合には、緯糸には
先練り糸21中×9本(189d)生糸を使用して行わ
れ、図4のように緯糸を緊張させて製織する装置を作動
させる場合には、緯糸には21中×6本(126d)先
練り糸を使用して行われる。筬密度は82羽/寸
(鯨)、通し幅40センチ、羽数(地)900羽・耳2
5羽、引込み(地1羽)4本入り・(耳1羽)4本入
り、経糸本数3700本、緯糸密度150本/寸(鯨)
・24本/曲2分、織上巾40センチ、以上の条件にて
製織した場合本発明の効果が最も発揮出来る。
【0035】また、図6の織り組織を組み合わせ、紋図
柄を作成することにより、図柄に調合したつづれ織り現
象を経、緯に誰でも表現でき、本発明の効果は甚大であ
る。因に、図6の(一)の組織では緯つづれ織り組織に
すぐれ、(二)の組織では経つづれ織り組織にすぐれ、
(三)の組織では緯ぬき糸が真直に揃えられる。また、
一重織物、二重織物にも、絹をはじめ、綿、麻、毛、化
繊、合成繊維、混紡織物、交織物等にも本発明の方法を
採用できることは言うまでもない。
【発明の効果】絹素材、丹後チリメンの使用糸を使い、
緯糸の使い分けや、組織の使い分け、紋様柄との組み合
わせ、からみ組織等から、種々の製織要素との絡み合
い、使い分け等により、織物を創る上で、手機より安価
な、柄の素朴性と、優美さ、軽量手厚感、染め上がりの
華麗感、ノンスリップ生地感、シワ回復性等を巧みに組
み合わせることにより、今までの絹織機織物にては見る
ことができなかった、機械製織による経緯つづれ織り風
織物を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のよこうね挿入方法の1実施例を示す織
機機構図である。
【図2】本発明の双方うねによる構築状態を示す基本織
物組織構成説明図である。
【図3】本発明のよこうね挿入機構の作動説明図であ
る。
【図4】本発明のたてうね挿入方法の1実施例を示す織
機機構図である。
【図5】本発明の機構作動時にたて糸の張力変化を与え
る織機機構図である。
【図6】本発明の織り組織の特徴を示す参考組織図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・スレーソード 2・・・・・織上り布 3・・・・・筬 4・・・・・経糸 4a、4b・・・・上経糸、下経糸 5・・・・・緯糸 5a、5b・・・・上緯糸、下緯糸 6・・・・・杼 7・・・・・ゆるめ針の溝 8・・・・・シャットルレース 9a、9b・・・・メタル 10・・・・シャフト 11a、11b・・緯糸よせ針保持ガイド 12a、12b・・緯糸よせ針 13a、13b・・通糸 14a、14b・・ガイド穴 15a、15b、15c・・・・・ロッド 16・・・・ロール 17・・・・クランクシャフト 18・・・・変形カム 19a、19b・・・・・先端部 20、21、22・・・・ローラー 23a、23b・・・・・緯糸引寄せガイド 24・・・・筬打ちライン 25a、25b・・・・・固定メタル 26・・・・シャフト 27・・・・引張りロッド 28・・・・引掛けピン 29・・・・引掛けレバー 30・・・・先端部 31・・・・振り子レバー 32・・・・動作カム 33・・・・引上げワイヤー 34・・・・溝部 35・・・・経糸ビーム 36・・・・バックレスト 37、38・・・・・・バックローラー 39・・・・経糸制御レバー 40a、40b・・・・プレッシャーロール 41・・・・連結ロッド 42・・・・レバー 43・・・・スプリング 44・・・・通糸 45・・・・レバー 46・・・・爪 47・・・・つめ送りレバー 48・・・・振幅レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L048 AA12 AB07 AB12 BA01 BA02 BA08 BC06 CA09 CA14 CA15 CA16 4L050 AA01 CA16 CC01 CC11 CC15 ED05 EE05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機のスレーソード(1)に固着したメタ
    ル(9a)、(9b)に、シャフト(10)を通し、こ
    れに緯糸よせ針保持ガイド(11a)、(11b)を固
    定し、緯糸よせ針(12a)、(12b)を可動設置
    し、この上端に通糸(13a)、(13b)を通すガイ
    ド穴(14a)、(14b)を設け、通糸(13a)、
    (13b)上下動作により個々の選別動作を行う機能。
    クランクシャフト(17)に固設した変形カム(18)
    により、シャフト(10)に往復回動を行わしめ、緯糸
    よせ針保持ガイド(11a)、(11b)を微妙に傾倒
    させる機能。即ち、筬(3)が布(2)から離れる時
    に、緯糸よせ針保持ガイド(11b)を傾倒し持ち上
    げ、既に打ち込まれた布(2)の端に残された他の緯糸
    を選択し避ける機能。スレーソード(1)を後退動作に
    移し、変形カム(18)を作動させ緯糸よせ針保持ガイ
    ド(11b)を正常に復帰させ、通糸(13a)又は、
    (13b)の動作にて先端部(19a)又は、(19
    b)にて緯糸(5)をキャッチオン又はオフに選択せる
    3機能を具備した双方うね織物の作成装置。
  2. 【請求項2】織機に請求項1のよこうね挿入装置を用
    い、機械的に作動させ、製織時、これらの機能と、通糸
    (13a)、(13b)にての選択とを組み合わせ、一
    部をよこうね挿入装置を用い緯糸を経糸にまとわり付け
    製織し、他部分は通常のまとわり付けにて製織すること
    を特徴とする双方うね織物の作成方法。
  3. 【請求項3】筬(3)の最後退位置において、クランク
    シャフト(17)に固着された動作カム(32)の回転
    動作により、振り子レバー(31)が織前方向へ強制的
    に振幅し、レバー(31)の下端に取付けた引掛けレバ
    ー(29)を動かし、先端部(30)をジャカードの紋
    針に連動した引上げワイヤー(33)にて、引掛けレバ
    ー(29)の溝部(34)を持上げ、引掛けピン(2
    8)を引掛けて引張りロッド(27)より緯糸引寄せガ
    イド(23a)、(23b)を選択し、固着した固定メ
    タル(25a)、(25b)を軸に引張りロッド(2
    7)の振子作動により、筬(3)前から筬打ライン(2
    4)近くまでシャットル(6)が打込んだ緯糸(5)を
    引寄せ、打込まれた緯糸を緊張させ製織する機能を具備
    した双方うね織物の作成装置。
  4. 【請求項4】織機に請求項3の機能を装備し、ワイヤー
    (33)の動作とこれらの機能を機械的に作動させ、製
    織時、請求項3の一部を機械的な緯糸を緊張させて製織
    する装置を用いて、経糸を緯糸にまとわり付け、他部分
    は通常のまとわり付けにて製織することを特徴とする双
    方うね織物の作成方法。
  5. 【請求項5】請求項1のよこうね挿入装置、並びに、請
    求項3の緯糸を緊張させて製織する装置を織機に装着
    し、一部を請求項1の機械的なよこうね挿入装置を用い
    て、緯糸を経糸にまとわり付け、一部を請求項3の機械
    的な緯糸を緊張させて製織する装置を用いて、経糸を緯
    糸にまとわり付けにて全体を製織することを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4記載の双方う
    ね織物の作成方法。
  6. 【請求項6】請求項1のよこうね挿入装置、並びに、請
    求項3の緯糸を緊張させて製織する装置を織機に装着
    し、一部を請求項1の機械的なよこうね挿入装置を用い
    て緯糸を経糸にまとわり付け、一部を請求項3の機械的
    な緯糸を緊張させて製織する装置を用いて、経糸を緯糸
    にまとわり付け、残り部分を、よこうね挿入装置、並び
    に、緯糸を緊張させて製織する装置を選択し用いない組
    合わせの織り方法にて全体を製織したことを特徴とする
    双方うね織物の作成方法。
  7. 【請求項7】引張動作指示の通じ糸(44)、傾倒可能
    な経糸制御レバー(39)、プレッシャロール(40
    a)、(40b)、レバー(45)、爪送りレバー(4
    7)を作動させ、爪送りレバー(47)の下端をイ点か
    らロ点に移動し、爪(46)送りを小さくさせ、また、
    通じ糸(44)の指示なし、プレッシャロール(40
    a)、(40b)の作動なく、爪送りレバー(47)の
    下端をロ点からイ点に移動し、経糸(4)の引張を強力
    に、又は弱くして製織することができる機能を具備した
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6記載の双方うね織物の作成方
    法。
  8. 【請求項8】請求項7の経糸(4)の引張を強力に、又
    は弱くして製織することができる機能を具備した経糸ビ
    ーム35を2〜4個装備し、各種の経糸を使用し、経糸
    (4)の引張を強力に、又は弱くして製織することがで
    きる機能を具備したことを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7記載の双方うね織物の作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009228198A (ja) * 2008-02-28 2009-10-08 Mitsubishi Rayon Textile Co Ltd 畝を有する織物、及び該織物からなる中東民族衣装

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