JP2002212212A - 付加重合用触媒成分、付加重合用触媒および付加重合体の製造方法 - Google Patents

付加重合用触媒成分、付加重合用触媒および付加重合体の製造方法

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JP2002212212A
JP2002212212A JP2001321714A JP2001321714A JP2002212212A JP 2002212212 A JP2002212212 A JP 2002212212A JP 2001321714 A JP2001321714 A JP 2001321714A JP 2001321714 A JP2001321714 A JP 2001321714A JP 2002212212 A JP2002212212 A JP 2002212212A
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Japan
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ethylene
tetrafluoroborate
tungsten
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Application number
JP2001321714A
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English (en)
Inventor
Masaaki Namikawa
正明 並河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高活性な付加重合用触媒の調整に有用な付加
重合用触媒成分、高活性な付加重合用触媒、および効率
的な付加重合体の製造方法を提供すること。 【解決手段】 遷移金属原子と窒素原子の結合を有し、
さらに、その窒素原子に窒素原子、リン原子、酸素原子
または硫黄原子の孤立電子対を介して、基が結合してい
る部分構造を有する遷移金属化合物からなる付加重合用
触媒成分。また本発明は、該遷移金属化合物(A)と、
1種以上の有機アルミニウム化合物と、環状および/ま
たは線状のアルミノキサンから選ばれる1種以上のアル
ミノキサン、および/または下記(C)とを接触させて
得られる付加重合用触媒、および該遷移金属化合物
(A)と、下記(B2)〜(B3)から選ばれる1種以
上のアルミノキサンおよび/または特定のホウ素化合物
とを接触させて得られる付加重合用触媒、並びに、該付
加重合用触媒を用いる付加重合体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は付加重合用触媒成
分、付加重合用触媒および付加重合体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】既にメタロセン錯体等の遷移金属化合物
を用いる付加重合体の製造方法については多くの報告が
なされている。例えば、特開昭58−19309号公報
において、メタロセン錯体とアルミノキサンとを用いた
エチレン重合体の製造方法に関して報告されている。ま
た、金属−窒素結合を有する遷移金属化合物を用いる付
加重合体の製造方法については、特開平2−77412
号公報においてチタン−アミド化合物と有機アルミニウ
ム化合物とを用いたオレフィン重合体の製造方法に関し
て報告されているが、重合活性が低く十分ではなかっ
た。一方でη5 −シクロペンタジエニル基を1つ有する
ハーフメタロセン錯体に関しては1つのアミノ基とη5
−シクロペンタジエニル基を架橋した配位子を有する錯
体が米国特許第5055438号明細書においてアルモ
キサンを用いたオレフィン重合体の製造方法として、ま
たアルコキシ基とη5 −シクロペンタジエニル基を架橋
した配位子を有する錯体が特開平9−87313号公報
において有機アルミニウム化合物と有機ホウ素塩化合物
とを用いたオレフィン重合体の製造方法に関して報告さ
れているが、錯体の製造工程が多く複雑であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題、即ち本発明の目的は、付加重合用触媒の調整
に有用で製造工程が比較的簡略な遷移金属化合物からな
る付加重合用触媒成分、高活性な付加重合用触媒、およ
び効率的な付加重合体の製造方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
[1]で表される遷移金属化合物からなる付加重合用触
媒成分にかかるものである。また本発明は、該遷移金属
化合物(A)と、下記(B1)から選ばれる1種以上の
有機アルミニウム化合物と、下記(B2)〜(B3)か
ら選ばれる1種以上のアルミノキサンおよび/または下
記(C)とを接触させて得られる付加重合用触媒、およ
び該遷移金属化合物(A)と、下記(B2)〜(B3)
から選ばれる1種以上のアルミノキサンおよび/または
下記(C)とを接触させて得られる付加重合用触媒、並
びに、該付加重合用触媒を用いる付加重合体の製造方法
にかかるものである。 [(AN)nMXml]X’k [1] (式中、Mは周期律表の第3〜10族の遷移金属原子を
表し、Xはそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アラルキル基、アリール基、置換シリル基、
アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ
基、2置換アミノ基、またはシクロペンタジエン形アニ
オン骨格を有する基を表し、Lは孤立電子対もしくはπ
電子によりMと結合する基を表す。Aは窒素原子、リン
原子、酸素原子または硫黄原子の孤立電子対を介してN
と結合する基を表す。X’はカウンターアニオンを表
す。k、lおよびmはそれぞれ0〜5の整数であり、n
は1〜3の整数である。) (B1)一般式 E1 aAlZ3-aで示される有機アルミ
ニウム化合物 (B2)一般式 {−Al(E2)−O−}bで示される
構造を有する環状のアルミノキサン (B3)一般式 E3{−Al(E3)−O−}cAlE3
2で示される構造を有する線状のアルミノキサン (但し、E1、E2およびE3は、それぞれ炭化水素基で
あり、全てのE1、全てのE2および全てのE3は同じで
あっても異なっていても良い。Zは水素原子またはハロ
ゲン原子を表し、全てのZは同じであっても異なってい
ても良い。aは0<a≦3を満足する数を、bは2以上
の整数を、cは1以上の整数を表す。) (C):下記(C1)〜(C3)から選ばれる一種以上
のホウ素化合物 (C1)一般式 BQ123で表されるホウ素化合
物、 (C2)一般式 G+(BQ1234-で表されるホ
ウ素化合物、 (C3)一般式 (L−H)+(BQ1234-で表
されるホウ素化合物 (但し、Bは3価の原子価状態のホウ素原子であり、Q
1〜Q4はハロゲン原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化水
素基、置換シリル基、アルコキシ基または2置換アミノ
基であり、それらは同じであっても異なっていても良
い。G+は無機または有機のカチオンであり、Lは中性
ルイス塩基であり、(L−H)+はブレンステッド酸で
ある。) 以下、本発明につきさらに詳しく説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】(A)遷移金属化合物 上記一般式[1]で表される遷移金属化合物におけるM
は、元素の周期律表(IUPAC無機化学命名法改定版
1989)の第3〜10族の遷移金属原子を表し、好ま
しくは第4〜6族の遷移金属原子を表し、より好ましく
はチタン原子、ジルコニウム原子、ハフニウム原子、バ
ナジウム原子、モリブデン原子またはタングステン原子
を表し、特に好ましくはチタン原子である。
【0006】上記一般式[1]におけるXはそれぞれ独
立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキ
ル基、アリール基、置換シリル基、アルコキシ基、アラ
ルキルオキシ基、アリールオキシ基、2置換アミノ基、
またはシクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基を
表す。
【0007】置換基Xにおけるハロゲン原子としては、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げ
られる。
【0008】置換基Xにおけるアルキル基としては、炭
素原子数1〜20のアルキル基が好ましく、例えばメチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、sec−ブチル基、イソブチル基、ter
t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、イソ
アミル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−デシ
ル基、n−ドデシル基、n−ペンタデシル基、n−エイ
コシル基などが挙げられ、より好ましくはメチル基、エ
チル基、イソプロピル基、イソブチル基、tert−ブ
チル基またはイソアミル基である。
【0009】これらのアルキル基はいずれも、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原
子で置換されていてもよい。ハロゲン原子で置換された
炭素原子数1〜20のアルキル基としては、例えばフル
オロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチ
ル基、クロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロ
メチル基、ブロモメチル基、ジブロモメチル基、トリブ
ロモメチル基、ヨードメチル基、ジヨードメチル基、ト
リヨードメチル基、フルオロエチル基、ジフルオロエチ
ル基、トリフルオロエチル基、テトラフルオロエチル
基、ペンタフルオロエチル基、クロロエチル基、ジクロ
ロエチル基、トリクロロエチル基、テトラクロロエチル
基、ペンタクロロエチル基、ブロモエチル基、ジブロモ
エチル基、トリブロモエチル基、テトラブロモエチル
基、ペンタブロモエチル基、パーフルオロプロピル基、
パーフルオロブチル基、パーフルオロペンチル基、パー
フルオロヘキシル基、パーフルオロオクチル基、パーフ
ルオロドデシル基、パーフルオロペンタデシル基、パー
フルオロエイコシル基、パークロロプロピル基、パーク
ロロブチル基、パークロロペンチル基、パークロロヘキ
シル基、パークロロクチル基、パークロロドデシル基、
パークロロペンタデシル基、パークロロエイコシル基、
パーブロモプロピル基、パーブロモブチル基、パーブロ
モペンチル基、パーブロモヘキシル基、パーブロモオク
チル基、パーブロモドデシル基、パーブロモペンタデシ
ル基、パーブロモエイコシル基などが挙げられる。また
これらのアルキル基はいずれも、メトキシ基、エトキシ
基等のアルコキシ基、フェノキシ基などのアリールオキ
シ基またはベンジルオキシ基などのアラルキルオキシ基
などで一部が置換されていてもよい。
【0010】置換基Xにおけるアラルキル基としては、
炭素原子数7〜20のアラルキル基が好ましく、例えば
ベンジル基、(2−メチルフェニル)メチル基、(3−
メチルフェニル)メチル基、(4−メチルフェニル)メ
チル基、(2,3−ジメチルフェニル)メチル基、
(2,4−ジメチルフェニル)メチル基、(2,5−ジ
メチルフェニル)メチル基、(2,6−ジメチルフェニ
ル)メチル基、(3,4−ジメチルフェニル)メチル
基、(3,5−ジメチルフェニル)メチル基、(2,
3,4−トリメチルフェニル)メチル基、(2,3,5
−トリメチルフェニル)メチル基、(2,3,6−トリ
メチルフェニル)メチル基、(3,4,5−トリメチル
フェニル)メチル基、(2,4,6−トリメチルフェニ
ル)メチル基、(2,3,4,5−テトラメチルフェニ
ル)メチル基、(2,3,4,6−テトラメチルフェニ
ル)メチル基、(2,3,5,6−テトラメチルフェニ
ル)メチル基、(ペンタメチルフェニル)メチル基、
(エチルフェニル)メチル基、(n−プロピルフェニ
ル)メチル基、(イソプロピルフェニル)メチル基、
(n−ブチルフェニル)メチル基、(sec−ブチルフ
ェニル)メチル基、(tert−ブチルフェニル)メチ
ル基、(n−ペンチルフェニル)メチル基、(ネオペン
チルフェニル)メチル基、(n−ヘキシルフェニル)メ
チル基、(n−オクチルフェニル)メチル基、(n−デ
シルフェニル)メチル基、(n−テトラデシルフェニ
ル)メチル基、ナフチルメチル基、アントラセニルメチ
ル基などが挙げられ、より好ましくはベンジル基であ
る。これらのアラルキル基はいずれも、フッ素原子、塩
素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、メ
トキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、フェノキシ基
などのアリールオキシ基またはベンジルオキシ基などの
アラルキルオキシ基などで一部が置換されていてもよ
い。
【0011】置換基Xにおけるアリール基としては、炭
素原子数6〜20のアリール基が好ましく、例えばフェ
ニル基、2−トリル基、3−トリル基、4−トリル基、
2,3−キシリル基、2,4−キシリル基、2,5−キ
シリル基、2,6−キシリル基、3,4−キシリル基、
3,5−キシリル基、2,3,4−トリメチルフェニル
基、2,3,5−トリメチルフェニル基、2,3,6−
トリメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニ
ル基、3,4,5−トリメチルフェニル基、2,3,
4,5−テトラメチルフェニル基、2,3,4,6−テ
トラメチルフェニル基、2,3,5,6−テトラメチル
フェニル基、ペンタメチルフェニル基、エチルフェニル
基、n−プロピルフェニル基、イソプロピルフェニル
基、n−ブチルフェニル基、sec−ブチルフェニル
基、tert−ブチルフェニル基、n−ペンチルフェニ
ル基、ネオペンチルフェニル基、n−ヘキシルフェニル
基、n−オクチルフェニル基、n−デシルフェニル基、
n−ドデシルフェニル基、n−テトラデシルフェニル
基、ナフチル基、アントラセニル基などが挙げられ、よ
り好ましくはフェニル基である。これらのアリール基は
いずれも、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子などのハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基等のア
ルコキシ基、フェノキシ基などのアリールオキシ基また
はベンジルオキシ基などのアラルキルオキシ基などで一
部が置換されていてもよい。
【0012】置換基Xにおける置換シリル基とは炭化水
素基で置換されたシリル基であって、ここで炭化水素基
としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル
基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基などの炭素原子
数1〜10のアルキル基、フェニル基などのアリール基
などが挙げられる。かかる炭素原子数1〜20の置換シ
リル基としては、例えばメチルシリル基、エチルシリル
基、フェニルシリル基などの炭素原子数1〜20の1置
換シリル基、ジメチルシリル基、ジエチルシリル基、ジ
フェニルシリル基などの炭素原子数2〜20の2置換シ
リル基、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、ト
リ−n−プロピルシリル基、トリイソプロピルシリル
基、トリ−n−ブチルシリル基、トリ−sec−ブチル
シリル基、トリ−tert−ブチルシリル基、トリ−イ
ソブチルシリル基、tert−ブチル−ジメチルシリル
基、トリ−n−ペンチルシリル基、トリ−n−ヘキシル
シリル基、トリシクロヘキシルシリル基、トリフェニル
シリル基などの炭素原子数3〜20の3置換シリル基な
どが挙げられ、好ましくはトリメチルシリル基、ter
t−ブチルジメチルシリル基、またはトリフェニルシリ
ル基である。これらの置換シリル基はいずれもその炭化
水素基が、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子などのハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基等のア
ルコキシ基、フェノキシ基などのアリールオキシ基また
はベンジルオキシ基などのアラルキルオキシ基などで一
部が置換されていてもよい。
【0013】置換基Xにおけるアルコキシ基としては、
炭素原子数1〜20のアルコキシ基が好ましく、例えば
メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロ
ポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−
ブトキシ基、n−ペントキシ基、ネオペントキシ基、n
−ヘキソキシ基、n−オクトキシ基、n−ドデソキシ
基、n−ペンタデソキシ基、n−イコソキシ基などが挙
げられ、好ましくはメトキシ基、エトキシ基、t−ブト
キシ基である。これらのアルコキシ基はいずれもフッ素
原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン
原子、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、フェ
ノキシ基などのアリールオキシ基またはアラルキルオキ
シ基などで一部が置換されていてもよい。
【0014】置換基Xにおけるアラルキルオキシ基とし
ては、炭素原子数7〜20のアラルキルオキシ基が好ま
しく、例えばベンジルオキシ基、(2−メチルフェニ
ル)メトキシ基、(3−メチルフェニル)メトキシ基、
(4−メチルフェニル)メトキシ基、(2,3−ジメチ
ルフェニル)メトキシ基、(2,4−ジメチルフェニ
ル)メトキシ基、(2,5−ジメチルフェニル)メトキ
シ基、(2,6−ジメチルフェニル)メトキシ基、
(3,4−ジメチルフェニル)メトキシ基、(3,5−
ジメチルフェニル)メトキシ基、(2,3,4−トリメ
チルフェニル)メトキシ基、(2,3,5−トリメチル
フェニル)メトキシ基、(2,3,6−トリメチルフェ
ニル)メトキシ基、(2,4,5−トリメチルフェニ
ル)メトキシ基、(2,4,6−トリメチルフェニル)
メトキシ基、(3,4,5−トリメチルフェニル)メト
キシ基、(2,3,4,5−テトラメチルフェニル)メ
トキシ基、(2,3,4,6−テトラメチルフェニル)
メトキシ基、(2,3,5,6−テトラメチルフェニ
ル)メトキシ基、(ペンタメチルフェニル)メトキシ
基、(エチルフェニル)メトキシ基、(n−プロピルフ
ェニル)メトキシ基、(イソプロピルフェニル)メトキ
シ基、(n−ブチルフェニル)メトキシ基、(sec−
ブチルフェニル)メトキシ基、(tert−ブチルフェ
ニル)メトキシ基、(n−ヘキシルフェニル)メトキシ
基、(n−オクチルフェニル)メトキシ基、(n−デシ
ルフェニル)メトキシ基、(n−テトラデシルフェニ
ル)メトキシ基、ナフチルメトキシ基、アントラセニル
メトキシ基などが挙げられ、好ましくはベンジルオキシ
基である。これらのアラルキルオキシ基はいずれもフッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲ
ン原子、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、フ
ェノキシ基などのアリールオキシ基またはアラルキルオ
キシ基などで一部が置換されていてもよい。
【0015】置換基Xにおけるアリールオキシ基として
は、炭素原子数1〜20のアリールオキシ基が好まし
く、例えばフェノキシ基、2−メチルフェノキシ基、3
−メチルフェノキシ基、4−メチルフェノキシ基、2,
3−ジメチルフェノキシ基、2,4−ジメチルフェノキ
シ基、2,5−ジメチルフェノキシ基、2,6−ジメチ
ルフェノキシ基、3,4−ジメチルフェノキシ基、3,
5−ジメチルフェノキシ基、2,3,4−トリメチルフ
ェノキシ基、2,3,5−トリメチルフェノキシ基、
2,3,6−トリメチルフェノキシ基、2,4,5−ト
リメチルフェノキシ基、2,4,6−トリメチルフェノ
キシ基、3,4,5−トリメチルフェノキシ基、2,
3,4,5−テトラメチルフェノキシ基、2,3,4,
6−テトラメチルフェノキシ基、2,3,5,6−テト
ラメチルフェノキシ基、ペンタメチルフェノキシ基、エ
チルフェノキシ基、n−プロピルフェノキシ基、イソプ
ロピルフェノキシ基、n−ブチルフェノキシ基、sec
−ブチルフェノキシ基、tert−ブチルフェノキシ
基、n−ヘキシルフェノキシ基、n−オクチルフェノキ
シ基、n−デシルフェノキシ基、n−テトラデシルフェ
ノキシ基、ナフトキシ基、アントラセノキシ基などの炭
素数6〜20のアリールオキシ基などが挙げられる。こ
れらのアリールオキシ基はいずれもフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、メトキ
シ基、エトキシ基等のアルコキシ基、フェノキシ基など
のアリールオキシ基またはアラルキルオキシ基などで一
部が置換されていてもよい。
【0016】置換基Xにおける2置換アミノ基とは2つ
の炭化水素基で置換されたアミノ基であって、ここで炭
化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブ
チル基、tert−ブチル基、イソブチル基、n−ペン
チル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基などの炭素
原子数1〜10のアルキル基、フェニル基などのアリー
ル基などが挙げられる。かかる2置換アミノ基として
は、例えばジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジ−
n−プロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジ−
n−ブチルアミノ基、ジ−sec−ブチルアミノ基、ジ
−tert−ブチルアミノ基、ジ−イソブチルアミノ
基、tert−ブチルイソプロピルアミノ基、ジ−n−
ヘキシルアミノ基、ジ−n−オクチルアミノ基、ジ−n
−デシルアミノ基、ジフェニルアミノ基、ビストリメチ
ルシリルアミノ基、ビス−tert−ブチルジメチルシ
リルアミノ基などが挙げられ、好ましくはジメチルアミ
ノ基、ジエチルアミノ基である。
【0017】置換基Xにおけるシクロペンタジエン形ア
ニオン骨格を有する基としてはη5−(置換)シクロペ
ンタジエニル基、η5−(置換)インデニル基、η5
(置換)フルオレニル基などが挙げられる。具体的に例
示すれば、η5−シクロペンタジエニル基、η5 −メチ
ルシクロペンタジエニル基、η5 −ジメチルシクロペン
タジエニル基、η5 −トリメチルシクロペンタジエニル
基、η5 −テトラメチルシクロペンタジエニル基、η5
−ペンタメチルシクロペンタジエニル基、η5 −エチル
シクロぺンタジエニル基、η5 −n−プロピルシクロペ
ンタジエニル基、η5 −イソプロピルシクロペンタジエ
ニル基、η5 −n−ブチルシクロペンタジエニル基、η
5 −sec−ブチルシクロペンタジエニル基、η5 −t
ert−ブチルシクロぺンタジエニル基、η5 −n−ペ
ンチルシクロぺンタジエニル基、η 5 −ネオペンチルシ
クロぺンタジエニル基、η5 −n−ヘキシルシクロぺン
タジエニル基、η5 −n−オクチルシクロぺンタジエニ
ル基、η5 −フェニルシクロぺンタジエニル基、η5
ナフチルシクロぺンタジエニル基、η5 −トリメチルシ
リルシクロぺンタジエニル基、η5 −トリエチルシリル
シクロぺンタジエニル基、η5 −tert−ブチルジメ
チルシリルシクロぺンタジエニル基、η5 −インデニル
基、η5 −メチルインデニル基、η5 −ジメチルインデ
ニル基、η5 −エチルインデニル基、η5 −n−プロピ
ルインデニル基、η5 −イソプロピルインデニル基、η
5 −n−ブチルインデニル基、η5 −sec−ブチルイ
ンデニル基、η5 −tert−ブチルインデニル基、η
5 −n−ペンチルインデニル基、η5 −ネオペンチルイ
ンデニル基、η5 −n−ヘキシルインデニル基、η5
n−オクチルインデニル基、η5 −n−デシルインデニ
ル基、η5 −フェニルインデニル基、η5 −メチルフェ
ニルインデニル基、η5 −ナフチルインデニル基、η5
−トリメチルシリルインデニル基、η5 −トリエチルシ
リルインデニル基、η5 −tert−ブチルジメチルシ
リルインデニル基、η5 −テトラヒドロインデニル基、
η5 −フルオレニル基、η5 −メチルフルオレニル基、
η5 −ジメチルフルオレニル基、η5 −エチルフルオレ
ニル基、η5 −ジエチルフルオレニル基、η5 −n−プ
ロピルフルオレニル基、η5 −ジ−n−プロピルフルオ
レニル基、η5 −イソプロピルフルオレニル基、η5
ジイソプロピルフルオレニル基、η5 −n−ブチルフル
オレニル基、η5 −sec−ブチルフルオレニル基、η
5 −tert−ブチルフルオレニル基、η5 −ジ−n−
ブチルフルオレニル基、η5 −ジ−sec−ブチルフル
オレニル基、η5 −ジ−tert−ブチルフルオレニル
基、η5 −n−ペンチルフルオレニル基、η5 −ネオペ
ンチルフルオレニル基、η5 −n−ヘキシルフルオレニ
ル基、η5 −n−オクチルフルオレニル基、η5 −n−
デシルフルオレニル基、η5 −n−ドデシルフルオレニ
ル基、η5−フェニルフルオレニル基、η5 −ジ−フェ
ニルフルオレニル基、η5 −メチルフェニルフルオレニ
ル基、η5 −ナフチルフルオレニル基、η5 −トリメチ
ルシリルフルオレニル基、η5 −ビス−トリメチルシリ
ルフルオレニル基、η5 −トリエチルシリルフルオレニ
ル基、η5 −tert−ブチルジメチルシリルフルオレ
ニル基などが挙げられ、好ましくはη5 −シクロペンタ
ジエニル基、η5 −メチルシクロペンタジエニル基、η
5 −tert−ブチルシクロペンタジエニル基、η5
テトラメチルシクロペンタジエニル基、η5 −ペンタメ
チルシクロペンタジエニル基、η5 −インデニル基、ま
たはη5 −フルオレニル基である。なお、「η5 −」は
省略して記載することがある。
【0018】上記一般式[1]におけるX’はカウンタ
ーアニオンを表し、Mと共有結合ではなくイオン的に遊
離したアニオン性基であり、例えばブレンステッド酸の
共役塩基が挙げられる。X’として好ましくはF-、C
-、Br-、I-、BF4 -、BPh4 -、B(C
654 -、B[3,5−(CF32634 -またはP
6 -である。
【0019】上記一般式[1]におけるLは孤立電子対
またはπ電子によりMと結合する基を表す。孤立電子対
によりMと結合する基とは、Mへ配位結合により結合す
る中性配位子であり、例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジメトキシエタンといったエーテル類や
トリエチルアミン、N,N,N’,N’−テトラメチル
エチレンジアミンといったアミン類、ピリジン、2,6
−ジメチルピリジン、キノリンといったピリジン類、ト
リメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリフェ
ニルホスフィン、ジメチルフェニルホスフィン、メチル
ジフェニルホスフィン、1,2−ビス(ジメチルホスフ
ィノ)エタン、1,2−ビス(ジエチルホスフィノ)エ
タン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、
1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパンといっ
たホスフィン類、アセトニトリル、ベンゾニトリルとい
ったニトリル類、end-on型の窒素分子や一酸化炭素等が
挙げられ、好ましくはテトラヒドロフラン、N,N,
N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、ピリジ
ン、ジメチルフェニルホスフィン、1,2−ビス(ジメ
チルホスフィノ)エタン、1,2−ビス(ジエチルホス
フィノ)エタン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プ
ロパン、アセトニトリル、または一酸化炭素である。
【0020】π電子によりMと結合する基とは、Mへ多
重結合性軌道により結合する中性配位子であり、例えば
エチレン、プロピレン等のオレフィン類やブタジエン、
2,4−ヘキサジエン、1,4−ジフェニルブタジエン
といったジエン類、アセトン、ベンゾフェノンといった
ケトン類、side-on型窒素分子等が挙げられるが、好ま
しくはオレフィン類またはジエン類であり、より好まし
くは、エチレン、ブタジエン、2,4−ヘキサジエン、
または1,4−ジフェニルブタジエンである。
【0021】上記一般式[1]におけるAは、窒素原
子、リン原子、酸素原子または硫黄原子の孤立電子対を
介してNと結合する基を表す。好ましくは、R3 N、R3
P、R2 OもしくはR2 S(但し、Rはそれぞれ独立
に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル
基、アリール基、または置換シリル基を表し、また互い
に結合して環を形成してもよい。)あるいは芳香族複素
環である。
【0022】ここでいう置換基Rにおけるハロゲン原
子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、および置
換シリル基は、それぞれ置換基Xにおいて説明したそれ
らと同様である。
【0023】R3Nとしては、例えばアンモニウム、トリ
メチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、トリ−
n−プロピルアンモニウム、トリイソプロピルアンモニ
ウム、トリ−n−ブチルアンモニウム、トリ−sec−
ブチルアンモニウム、トリイソブチルアンモニウム、ト
リ−tert−ブチルアンモニウム、トリフェニルアン
モニウム等が挙げられる。
【0024】また、窒素原子の孤立電子対を介してNと
結合する芳香族複素環としては、例えばピリジニウム、
2−メチルピリジニウム、3−メチルピリジニウム、4
−メチルピリジニウム、2,3−ジメチルピリジニウ
ム、2,4−ジメチルピリジニウム、2,5−ジメチル
ピリジニウム、2,6−ジメチルピリジニウム、2,
4,6−トリメチルピリジニウム、2−エチルピリジニ
ウム、3−エチルピリジニウム、4−エチルピリジニウ
ム、2,3−ジエチルピリジニウム、2,4−ジエチル
ピリジニウム、2,5−ジエチルピリジニウム、2,6
−ジエチルピリジニウム、2,4,6−トリエチルピリ
ジニウム、2−n−プロピルピリジニウム、3− n−
プロピルピリジニウム、4− n−プロピルピリジニウ
ム、2,3−ジ−n−プロピルピリジニウム、2,4−
ジ−n−プロピルピリジニウム、2,5−ジ−n−プロ
ピルピリジニウム、2,6−ジ−n−プロピルピリジニ
ウム、2,4,6−トリ−n−プロピルピリジニウム、
2−イソプロピルピリジニウム、3−イソプロピルピリ
ジニウム、4−イソプロピルピリジニウム、2,3−ジ
イソプロピルピリジニウム、2,4−ジイソプロピルピ
リジニウム、2,5−ジイソプロピルピリジニウム、
2,6−ジイソプロピルピリジニウム、2,4,6−ト
リイソプロピルピリジニウム、2−n−ブチルピリジニ
ウム、3−n−ブチルピリジニウム、4−n−ブチルピ
リジニウム、2,3−ジ−n−ブチルピリジニウム、
2,4−ジ−n−ブチルピリジニウム、2,5−ジ−n
−ブチルピリジニウム、2,6−ジ−n−ブチルピリジ
ニウム、2,4,6−トリ−n−ブチルピリジニウム、
2−sec−ブチルピリジニウム、3−sec−ブチル
ピリジニウム、4−sec−ブチルピリジニウム、2,
3−ジ−sec−ブチルピリジニウム、2,4−ジ−s
ec−ブチルピリジニウム、2,5−ジ−sec−ブチ
ルピリジニウム、2,6−ジ−sec−ブチルピリジニ
ウム、2,4,6−トリ−sec−ブチルピリジニウ
ム、2−イソブチルピリジニウム、3−イソブチルピリ
ジニウム、4−イソブチルピリジニウム、2,3−ジイ
ソブチルピリジニウム、2,4−ジイソブチルピリジニ
ウム、2,5−ジイソブチルピリジニウム、2,6−ジ
イソブチルピリジニウム、2,4,6−トリイソブチル
ピリジニウム、2−tert−ブチルピリジニウム、3
−tert−ブチルピリジニウム、4−tert−ブチ
ルピリジニウム、2,3−ジ−tert−ブチルピリジ
ニウム、2,4−ジ−tert−ブチルピリジニウム、
2,5−ジ−tert−ブチルピリジニウム、2,6−
ジ−tert−ブチルピリジニウム、2,4,6−トリ
−tert−ブチルピリジニウム、2,6−ジ−ter
t−ブチル−4−メチルピリジニウム、2−フェニルピ
リジニウム、3−フェニルピリジニウム、4−フェニル
ブチルピリジニウム、2,3−ジフェニルピリジニウ
ム、2,4−ジフェニルピリジニウム、2,5−ジフェ
ニルピリジニウム、2,6−ジフェニルピリジニウム、
2,4,6−トリフェニルピリジニウム等が挙げられ
る。
【0025】R3Pとしては、例えばホスフォニウム、ト
リメチルホスフォニウム、トリエチルホスフォニウム、
トリ−n−プロピルホスフォニウム、トリイソプロピル
ホスフォニウム、トリ−n−ブチルホスフォニウム、ト
リ−sec−ブチルホスフォニウム、トリイソブチルホ
スフォニウム、トリ−tert−ブチルホスフォニウ
ム、トリフェニルホスフォニウム、ホスフォリニウム、
2−メチルホスフォリニウム、3−メチルホスフォリニ
ウム、4−メチルホスフォリニウム、2,3−ジメチル
ホスフォリニウム、2,4−ジメチルホスフォリニウ
ム、2,5−ジメチルホスフォリニウム、2,6−ジメ
チルホスフォリニウム、2,4,6−トリメチルホスフ
ォリニウム、2−エチルホスフォリニウム、3−エチル
ホスフォリニウム、4−エチルホスフォリニウム、2,
3−ジエチルホスフォリニウム、2,4−ジエチルホス
フォリニウム、2,5−ジエチルホスフォリニウム、
2,6−ジエチルホスフォリニウム、2,4,6−トリ
エチルホスフォリニウム、2−n−プロピルホスフォリ
ニウム、3− n−プロピルホスフォリニウム、4− n
−プロピルホスフォリニウム、2,3−ジ−n−プロピ
ルホスフォリニウム、2,4−ジ−n−プロピルホスフ
ォリニウム、2,5−ジ−n−プロピルホスフォリニウ
ム、2,6−ジ−n−プロピルホスフォリニウム、2,
4,6−トリ−n−プロピルホスフォリニウム、2−イ
ソプロピルホスフォリニウム、3−イソプロピルホスフ
ォリニウム、4−イソプロピルホスフォリニウム、2,
3−ジイソプロピルホスフォリニウム、2,4−ジイソ
プロピルホスフォリニウム、2,5−ジイソプロピルホ
スフォリニウム、2,6−ジイソプロピルホスフォリニ
ウム、2,4,6−トリイソプロピルホスフォリニウ
ム、2−n−ブチルホスフォリニウム、3−n−ブチル
ホスフォリニウム、4−n−ブチルホスフォリニウム、
2,3−ジ−n−ブチルホスフォリニウム、2,4−ジ
−n−ブチルホスフォリニウム、2,5−ジ−n−ブチ
ルホスフォリニウム、2,6−ジ−n−ブチルホスフォ
リニウム、2,4,6−トリ−n−ブチルホスフォリニ
ウム、2−sec−ブチルホスフォリニウム、3−se
c−ブチルホスフォリニウム、4−sec−ブチルホス
フォリニウム、2,3−ジ−sec−ブチルホスフォリ
ニウム、2,4−ジ−sec−ブチルホスフォリニウ
ム、2,5−ジ−sec−ブチルホスフォリニウム、
2,6−ジ−sec−ブチルホスフォリニウム、2,
4,6−トリ−sec−ブチルホスフォリニウム、2−
イソブチルホスフォリニウム、3−イソブチルホスフォ
リニウム、4−イソブチルホスフォリニウム、2,3−
ジイソブチルホスフォリニウム、2,4−ジイソブチル
ホスフォリニウム、2,5−ジイソブチルホスフォリニ
ウム、2,6−ジイソブチルホスフォリニウム、2,
4,6−トリイソブチルホスフォリニウム、2−ter
t−ブチルホスフォリニウム、3−tert−ブチルホ
スフォリニウム、4−tert−ブチルホスフォリニウ
ム、2,3−ジ−tert−ブチルホスフォリニウム、
2,4−ジ−tert−ブチルホスフォリニウム、2,
5−ジ−tert−ブチルホスフォリニウム、2,6−
ジ−tert−ブチルホスフォリニウム、2,4,6−
トリ−tert−ブチルホスフォリニウム、2,6−ジ
−tert−ブチル−4−メチルホスフォリニウム、2
−フェニルホスフォリニウム、3−フェニルホスフォリ
ニウム、4−フェニルホスフォリニウム、2,3−ジフ
ェニルホスフォリニウム、2,4−ジフェニルホスフォ
リニウム、2,5−ジフェニルホスフォリニウム、2,
6−ジフェニルホスフォリニウム、2,4,6−トリフ
ェニルホスフォリニウム等が挙げられる。
【0026】R2Oとしては、例えばオキソニウム、ジメ
チルオキソニウム、ジエチルオキソニウム、ジ−n−プ
ロピルオキソニウム、ジイソプロピルオキソニウム、ジ
−n−ブチルオキソニウム、ジ−sec−ブチルオキソ
ニウム、ジイソブチルオキソニウム、ジ−tert−ブ
チルオキソニウム、ジフェニルオキソニウム等が挙げら
れる。
【0027】R2Sとしては、例えばスルホニウム、ジメ
チルスルホニウム、ジエチルスルホニウム、ジ−n−プ
ロピルスルホニウム、ジイソプロピルスルホニウム、ジ
−n−ブチルスルホニウム、ジ−sec−ブチルスルホ
ニウム、ジイソブチルスルホニウム、ジ−tert−ブ
チルスルホニウム、ジフェニルスルホニウム等が挙げら
れる。
【0028】上記一般式[1]におけるAとしてより好
ましくは、窒素原子またはリン原子の孤立電子対を介し
てNと結合する基であり、さらに好ましくは、R3 Nも
しくはR3 P(但し、Rはそれぞれ独立に水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、
または置換シリル基を表し、また互いに結合して環を形
成してもよい。)あるいは窒素原子またはリン原子の孤
立電子対を介してNと結合する芳香族複素環であり、特
に好ましくは、R3Nまたは窒素原子の孤立電子対を介
してNと結合する芳香族複素環である。
【0029】上記一般式[1]におけるk、lおよびm
はそれぞれ0〜5の整数であり、nは1〜3の整数であ
る。Mの周期律表における族番号をoとした場合に、o
≧k+m+n;l+m+n≦6を満足するようにそれぞ
れ選択する事が好ましい。
【0030】本発明で使用する上記一般式[I]で表さ
れる遷移金属化合物は例えば、Organometallics, Vol.1
8, p.150-155 (1999).やInorg. Chem., Vol.35, p.5118
- (1996).等に記載の方法により製造される。
【0031】上記一般式[1]で表される遷移金属化合
物の具体例としては、AがR3 Nの化合物として例え
ば、[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィン)タング
ステンアミジノイミド]テトラフルオロボレート、[ジ
クロロ(エチレン)ビス(トリメチルホスフィン)タン
グステンアミジノイミド]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフ
ィン)タングステンアミジノイミド]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホ
スフィン)タングステンアミジノイミド]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホス
フィノエタン)タングステンアミジノイミド]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニル
ホスフィノプロパン)タングステンアミジノイミド]テ
トラフルオロボレート]テトラフルオロボレート、
【0032】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリメチルアミジノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リメチルホスフィン)タングステン(トリメチルアミジ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングス
テン(トリメチルアミジノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホ
スフィン)タングステン(トリメチルアミジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン(ト
リメチルアミジノイミド)]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパ
ン)タングステン(トリメチルアミジノイミド)]テト
ラフルオロボレート、
【0033】ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィン)
タングステン(トリエチルアミジノイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリメ
チルホスフィン)タングステン(トリエチルアミジノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングステン
(トリエチルアミジノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフ
ィン)タングステン(トリエチルアミジノイミド)]テ
トラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフ
ェニルホスフィノエタン)タングステン(トリエチルア
ミジノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タング
ステン(トリメチルエミジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0034】ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィン)
タングステン(トリエチルアミジノイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリメ
チルホスフィン)タングステン(トリエチルアミジノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングステン
(トリエチルアミジノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフ
ィン)タングステン(トリエチルアミジノイミド)]テ
トラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフ
ェニルホスフィノエタン)タングステン(トリエチルア
ミジノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タング
ステン(トリエチルアミジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0035】ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィン)
タングステン(トリ−n−プロピルアミジノイミド)]
テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリエチルホスフィン)タングステン(トリ−n−プ
ロピルアミジノイミド)]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフ
ィン)タングステン(トリ−n−プロピルアミジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン(ト
リ−n−プロピルアミジノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィ
ノエタン)タングステン(トリ−n−プロピルアミジノ
イミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチ
レン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(トリ−n−プロピルアミジノイミド)]テトラフルオ
ロボレート、
【0036】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリイソプロピルアミジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(トリ
イソプロピルアミジノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステン(トリイソプロピルアミジノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン(ト
リイソプロピルアミジノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
エタン)タングステン(トリイソプロピルアミジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(トリイソプロピルアミジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0037】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリ−n−ブチルアミジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(トリ
−n−ブチルアミジノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステン(トリ−n−ブチルアミジノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン(ト
リ−n−ブチルアミジノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
エタン)タングステン(トリ−n−ブチルアミジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(トリ−n−ブチルアミジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0038】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリ−sec−ブチルアミジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(トリ
−sec−ブチルアミジノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニ
ルホスフィン)タングステン(トリ−sec−ブチルア
ミジノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングス
テン(トリ−sec−ブチルアミジノイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニ
ルホスフィノエタン)タングステン(トリ−sec−ブ
チルアミジノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジ
クロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)
タングステン(トリ−sec−ブチルアミジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0039】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリイソブチルアミジノイミド)]
テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(トリイソブチ
ルアミジノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジク
ロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)
タングステン(トリイソブチルアミジノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リフェニルホスフィン)タングステン(トリイソブチル
アミジノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タング
ステン(トリイソブチルアミジノイミド)]テトラフル
オロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホ
スフィノプロパン)タングステン(トリイソブチルアミ
ジノイミド)]テトラフルオロボレート、
【0040】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリ−tert−ブチルアミジノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(トリ
−tert−ブチルアミジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェ
ニルホスフィン)タングステン(トリ−tert−ブチ
ルアミジノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジク
ロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タン
グステン(トリ−tert−ブチルアミジノイミド)]
テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジ
フェニルホスフィノエタン)タングステン(トリ−te
rt−ブチルアミジノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプ
ロパン)タングステン(トリ−tert−ブチルアミジ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、
【0041】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリフェニルアミジノイミド)]テ
トラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(トリフェニル
アミジノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タ
ングステン(トリフェニルアミジノイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフ
ェニルホスフィン)タングステン(トリフェニルアミジ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン
(トリフェニルアミジノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
プロパン)タングステン(トリフェニルアミジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0042】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリメチルホ
スフィン)タングステン(ピリジノイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチ
ルフェニルホスフィン)タングステン(ピリジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン(ピ
リジノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングス
テン(ピリジノイミド)]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパ
ン)タングステン(ピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0043】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2−メチルピリジノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リメチルホスフィン)タングステン(2−メチルピリジ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングス
テン(2−メチルピリジノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホ
スフィン)タングステン(2−メチルピリジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン(2
−メチルピリジノイミド)]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパ
ン)タングステン(2−メチルピリジノイミド)]テト
ラフルオロボレート、
【0044】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(3−メチルピリジノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リメチルホスフィン)タングステン(3−メチルピリジ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングス
テン(3−メチルピリジノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホ
スフィン)タングステン(3−メチルピリジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン(3
−メチルピリジノイミド)]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパ
ン)タングステン(3−メチルピリジノイミド)]テト
ラフルオロボレート、
【0045】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(4−メチルピリジノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リメチルホスフィン)タングステン(4−メチルピリジ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングス
テン(4−メチルピリジノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホ
スフィン)タングステン(4−メチルピリジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン(4
−メチルピリジノイミド)]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパ
ン)タングステン(4−メチルピリジノイミド)]テト
ラフルオロボレート、
【0046】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2,3−ジメチルピリジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(2,
3−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステン(2,3−ジメチルピリジノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(2,3−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフ
ィノエタン)タングステン(2,3−ジメチルピリジノ
イミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチ
レン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(2,3−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0047】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2,4−ジメチルピリジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(2,
4−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステン(2,4−ジメチルピリジノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(2,4−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフ
ィノエタン)タングステン(2,4−ジメチルピリジノ
イミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチ
レン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(2,4−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0048】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2,5−ジメチルピリジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(2,
5−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステン(2,5−ジメチルピリジノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(2,5−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフ
ィノエタン)タングステン(2,5−ジメチルピリジノ
イミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチ
レン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(2,5−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0049】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2,6−ジメチルピリジノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(2,
6−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステン(2,6−ジメチルピリジノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(2,6−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフ
ィノエタン)タングステン(2,6−ジメチルピリジノ
イミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチ
レン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(2,6−ジメチルピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0050】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2,4,6−トリメチルピリジノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(2,
4,6−トリメチルピリジノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェ
ニルホスフィン)タングステン(2,4,6−トリメチ
ルピリジノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジク
ロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タン
グステン(2,4,6−トリメチルピリジノイミド)]
テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジ
フェニルホスフィノエタン)タングステン(2,4,6
−トリメチルピリジノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプ
ロパン)タングステン(2,4,6−トリメチルピリジ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、などや、これら
の化合物のタングステンをモリブデン、クロム、ルテニ
ウム、ロジウムまたはパラジウムに変更した化合物、ク
ロロをフルオロ、ブロモ、ヨード、メチル、ベンジル、
メトキシまたはフェノキシに変更した化合物、メチルピ
リジノイミドをエチルピリジノイミド、n−プロピルピ
リジノイミド、イソプロピルピリジノイミド、n−ブチ
ルピリジノイミド、sec−ブチルピリジノイミド、イ
ソブチルピリジノイミド、tert−ブチルピリジノイ
ミド、またはフェニルピリジノイミドに変更した化合
物、エチレンをプロピレン、1−ブテンまたはカルボニ
ルに変更した化合物、テトラフルオロボレートをフルオ
ライド、クロライド、ブロマイド、アイオダイド、テト
ラフェニルボレートまたはヘキサフルオロホスフェート
に変更した化合物といった遷移金属化合物が挙げられ
る。
【0051】また、AがR3 Pである化合物としては例
えば、[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィン)タン
グステンホスフォノイミド]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)ビス(トリメチルホスフィン)
タングステンホスフォノイミド]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステンホスフォノイミド]テトラフル
オロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェ
ニルホスフィン)タングステンホスフォノイミド]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェ
ニルホスフィノエタン)タングステンホスフォノイミ
ド]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)
(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステンホスフ
ォノイミド]テトラフルオロボレート、
【0052】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリメチルホスフォノイミド)]テ
トラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(トリメチルホ
スフォノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タ
ングステン(トリメチルホスフォノイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフ
ェニルホスフィン)タングステン(トリメチルホスフォ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン
(トリメチルホスフォノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
プロパン)タングステン(トリメチルホスフォノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0053】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリエチルホスフォノイミド)]テ
トラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(トリエチルホ
スフォノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タ
ングステン(トリエチルホスフォノイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフ
ェニルホスフィン)タングステン(トリエチルホスフォ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン
(トリエチルホスフォノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
プロパン)タングステン(トリエチルホスフォノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0054】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリ−n−プロピルホスフォノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(トリ
−n−プロピルホスフォノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニ
ルホスフィン)タングステン(トリ−n−プロピルホス
フォノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングス
テン(トリ−n−プロピルホスフォノイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニ
ルホスフィノエタン)タングステン(トリ−n−プロピ
ルホスフォノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジ
クロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)
タングステン(トリ−n−プロピルホスフォノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0055】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリイソプロピルホスフォノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(トリ
イソプロピルホスフォノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニル
ホスフィン)タングステン(トリイソプロピルホスフォ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(トリイソプロピルホスフォノイミド)]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホス
フィノエタン)タングステン(トリイソプロピルホスフ
ォノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タング
ステン(トリイソプロピルホスフォノイミド)]テトラ
フルオロボレート、
【0056】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリ−n−ブチルホスフォノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(トリ
−n−ブチルホスフォノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニル
ホスフィン)タングステン(トリ−n−ブチルホスフォ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(トリ−n−ブチルホスフォノイミド)]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホス
フィノエタン)タングステン(トリ−n−ブチルホスフ
ォノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タング
ステン(トリ−n−ブチルホスフォノイミド)]テトラ
フルオロボレート、
【0057】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリイソブチルホスフォノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(トリ
イソブチルホスフォノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステン(トリイソブチルホスフォノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン(ト
リイソブチルホスフォノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
エタン)タングステン(トリイソブチルホスフォノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(トリイソブチルホスフォノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0058】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリ−sec−ブチルホスフォノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(トリ
−sec−ブチルホスフォノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェ
ニルホスフィン)タングステン(トリ−sec−ブチル
ホスフォノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジク
ロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タン
グステン(トリ−sec−ブチルホスフォノイミド)]
テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジ
フェニルホスフィノエタン)タングステン(トリ−se
c−ブチルホスフォノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプ
ロパン)タングステン(トリ−sec−ブチルホスフォ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、
【0059】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリ−tert−ブチルホスフォノ
イミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチ
レン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(ト
リ−tert−ブチルホスフォノイミド)]テトラフル
オロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチル
フェニルホスフィン)タングステン(トリ−tert−
ブチルホスフォノイミド)]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフィ
ン)タングステン(トリ−tert−ブチルホスフォノ
イミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチ
レン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン
(トリ−tert−ブチルホスフォノイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニ
ルホスフィノプロパン)タングステン(トリ−tert
−ブチルホスフォノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、
【0060】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(トリフェニルホスフォノイミド)]
テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(トリフェニル
ホスフォノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジク
ロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)
タングステン(トリフェニルホスフォノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リフェニルホスフィン)タングステン(トリフェニルホ
スフォノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タング
ステン(トリフェニルホスフォノイミド)]テトラフル
オロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホ
スフィノプロパン)タングステン(トリフェニルホスフ
ォノイミド)]テトラフルオロボレート、
【0061】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ホスフォロイミド)]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリメチル
ホスフィン)タングステン(ホスフォロイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジ
メチルフェニルホスフィン)タングステン(ホスフォロ
イミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチ
レン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(ホスフォロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジ
クロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タ
ングステン(ホスフォロイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
プロパン)タングステン(ホスフォロイミド)]テトラ
フルオロボレート、
【0062】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2−メチルホスフォロイミド)]テ
トラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(2−メチルホ
スフォロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タ
ングステン(2−メチルホスフォロイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフ
ェニルホスフィン)タングステン(2−メチルホスフォ
ロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン
(2−メチルホスフォロイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
プロパン)タングステン(2−メチルホスフォロイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0063】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(3−メチルホスフォロイミド)]テ
トラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(3−メチルホ
スフォロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タ
ングステン(3−メチルホスフォロイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフ
ェニルホスフィン)タングステン(3−メチルホスフォ
ロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン
(3−メチルホスフォロイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
プロパン)タングステン(3−メチルホスフォロイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0064】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(4−メチルホスフォロイミド)]テ
トラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(4−メチルホ
スフォロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タ
ングステン(4−メチルホスフォロイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフ
ェニルホスフィン)タングステン(4−メチルホスフォ
ロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン
(4−メチルホスフォロイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
プロパン)タングステン(4−メチルホスフォロイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0065】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2,3−ジメチルホスフォロイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(2,
3−ジメチルホスフォロイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニル
ホスフィン)タングステン(2,3−ジメチルホスフォ
ロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(2,3−ジメチルホスフォロイミド)]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホス
フィノエタン)タングステン(2,3−ジメチルホスフ
ォロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タング
ステン(2,3−ジメチルホスフォロイミド)]テトラ
フルオロボレート、
【0066】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2,4−ジメチルホスフォロイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(2,
4−ジメチルホスフォロイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニル
ホスフィン)タングステン(2,4−ジメチルホスフォ
ロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(2,4−ジメチルホスフォロイミド)]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホス
フィノエタン)タングステン(2,4−ジメチルホスフ
ォロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タング
ステン(2,4−ジメチルホスフォロイミド)]テトラ
フルオロボレート、
【0067】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2,5−ジメチルホスフォロイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(2,
5−ジメチルホスフォロイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニル
ホスフィン)タングステン(2,5−ジメチルホスフォ
ロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(2,5−ジメチルホスフォロイミド)]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホス
フィノエタン)タングステン(2,5−ジメチルホスフ
ォロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タング
ステン(2,5−ジメチルホスフォロイミド)]テトラ
フルオロボレート、
【0068】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2,6−ジメチルホスフォロイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(2,
6−ジメチルホスフォロイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニル
ホスフィン)タングステン(2,6−ジメチルホスフォ
ロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(2,6−ジメチルホスフォロイミド)]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホス
フィノエタン)タングステン(2,6−ジメチルホスフ
ォロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タング
ステン(2,6−ジメチルホスフォロイミド)]テトラ
フルオロボレート、
【0069】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(2,4,6−トリメチルホスフォロ
イミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチ
レン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン
(2,4,6−トリメチルホスフォロイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメ
チルフェニルホスフィン)タングステン(2,4,6−
トリメチルホスフォロイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフ
ィン)タングステン(2,4,6−トリメチルホスフォ
ロイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン
(2,4,6−トリメチルホスフォロイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニ
ルホスフィノプロパン)タングステン(2,4,6−ト
リメチルホスフォロイミド)]テトラフルオロボレー
ト、などや、これらの化合物のタングステンをモリブデ
ン、クロム、ルテニウム、ロジウムまたはパラジウムに
変更した化合物、クロロをフルオロ、ブロモ、ヨード、
メチル、ベンジル、メトキシまたはフェノキシに変更し
た化合物、メチルホスフォロイミドをエチルホスフォロ
イミド、n−プロピルホスフォロイミド、イソプロピル
ホスフォロイミド、n−ブチルホスフォロイミド、se
c−ブチルホスフォロイミド、イソブチルホスフォロイ
ミド、tert−ブチルホスフォロイミド、またはフェ
ニルホスフォロイミドに変更した化合物、エチレンをプ
ロピレン、1−ブテンまたはカルボニルに変更した化合
物、テトラフルオロボレートをフルオライド、クロライ
ド、ブロマイド、アイオダイド、テトラフェニルボレー
トまたはヘキサフルオロホスフェートに変更した化合物
といった遷移金属化合物が挙げられる。
【0070】また、AがR2 Oである化合物としては例
えば、[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィン)タン
グステンオキソノイミド]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)ビス(トリメチルホスフィン)
タングステンオキソノイミド]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステンオキソノイミド]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニ
ルホスフィン)タングステンオキソノイミド]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニル
ホスフィノエタン)タングステンオキソノイミド]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェ
ニルホスフィノプロパン)タングステンオキソノイミ
ド]テトラフルオロボレート、
【0071】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジメチルオキソノイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリ
メチルホスフィン)タングステン(ジメチルオキソノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングステン
(ジメチルオキソノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフ
ィン)タングステン(ジメチルオキソノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェ
ニルホスフィノエタン)タングステン(ジメチルオキソ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステ
ン(ジメチルオキソノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、
【0072】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジエチルオキソノイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリ
メチルホスフィン)タングステン(ジエチルオキソノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングステン
(ジエチルオキソノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフ
ィン)タングステン(ジエチルオキソノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェ
ニルホスフィノエタン)タングステン(ジエチルオキソ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステ
ン(ジエチルオキソノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、
【0073】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジ−n−プロピルオキソノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(ジ−
n−プロピルオキソノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステン(ジ−n−プロピルオキソノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン(ジ
−n−プロピルオキソノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
エタン)タングステン(ジ−n−プロピルオキソノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(ジ−n−プロピルオキソノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0074】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジイソプロピルオキソノイミド)]
テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(ジイソプロピ
ルオキソノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジク
ロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)
タングステン(ジイソプロピルオキソノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リフェニルホスフィン)タングステン(ジイソプロピル
オキソノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タング
ステン(ジイソプロピルオキソノイミド)]テトラフル
オロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホ
スフィノプロパン)タングステン(ジイソプロピルオキ
ソノイミド)]テトラフルオロボレート、
【0075】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジ−n−ブチルオキソノイミド)]
テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(ジ−n−ブチ
ルオキソノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジク
ロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)
タングステン(ジ−n−ブチルオキソノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リフェニルホスフィン)タングステン(ジ−n−ブチル
オキソノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タング
ステン(ジ−n−ブチルオキソノイミド)]テトラフル
オロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホ
スフィノプロパン)タングステン(ジ−n−ブチルオキ
ソノイミド)]テトラフルオロボレート、
【0076】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジイソブチルオキソノイミド)]テ
トラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(ジイソブチル
オキソノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タ
ングステン(ジイソブチルオキソノイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフ
ェニルホスフィン)タングステン(ジイソブチルオキソ
ノイミド)、ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフ
ィノエタン)タングステン(ジイソブチルオキソノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(ジイソブチルオキソノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、
【0077】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジ−sec−ブチルオキソノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(ジ−
sec−ブチルオキソノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニル
ホスフィン)タングステン(ジ−sec−ブチルオキソ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(ジ−sec−ブチルオキソノイミド)]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホス
フィノエタン)タングステン(ジ−sec−ブチルオキ
ソノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タング
ステン(ジ−sec−ブチルオキソノイミド)]テトラ
フルオロボレート、
【0078】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジ−tert−ブチルオキソノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(ジ−
tert−ブチルオキソノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニ
ルホスフィン)タングステン(ジ−tert−ブチルオ
キソノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングス
テン(ジ−tert−ブチルオキソノイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニ
ルホスフィノエタン)タングステン(ジ−tert−ブ
チルオキソノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジ
クロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)
タングステン(ジ−tert−ブチルオキソノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0079】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジフェニルオキソノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リメチルホスフィン)タングステン(ジフェニルオキソ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングス
テン(ジフェニルオキソノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホ
スフィン)タングステン(ジフェニルオキソノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン(ジ
フェニルオキソノイミド)]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパ
ン)タングステン(ジフェニルオキソノイミド)]テト
ラフルオロボレート、などや、これらの化合物のタング
ステンをモリブデン、クロム、ルテニウム、ロジウムま
たはパラジウムに変更した化合物、クロロをフルオロ、
ブロモ、ヨード、メチル、ベンジル、メトキシまたはフ
ェノキシに変更した化合物、エチレンをプロピレン、1
−ブテンまたはカルボニルに変更した化合物、テトラフ
ルオロボレートをフルオライド、クロライド、ブロマイ
ド、アイオダイド、テトラフェニルボレートまたはヘキ
サフルオロホスフェートに変更した化合物といった遷移
金属化合物が挙げられる。
【0080】また、AがR2 Sである化合物としては例
えば、[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィン)タン
グステンスルホノイミド]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)ビス(トリメチルホスフィン)
タングステンスルホノイミド]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステンスルホノイミド]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニ
ルホスフィン)タングステンスルホノイミド]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニル
ホスフィノエタン)タングステンスルホノイミド]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェ
ニルホスフィノプロパン)タングステンスルホノイミ
ド]テトラフルオロボレート、
【0081】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジメチルスルホノイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリ
メチルホスフィン)タングステン(ジメチルスルホノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングステン
(ジメチルスルホノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフ
ィン)タングステン(ジメチルスルホノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェ
ニルホスフィノエタン)タングステン(ジメチルスルホ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステ
ン(ジメチルスルホノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、
【0082】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジエチルスルホノイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリ
メチルホスフィン)タングステン(ジエチルスルホノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングステン
(ジエチルスルホノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホスフ
ィン)タングステン(ジエチルスルホノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェ
ニルホスフィノエタン)タングステン(ジエチルスルホ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステ
ン(ジエチルスルホノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、
【0083】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジ−n−プロピルスルホノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(ジ−
n−プロピルスルホノイミド)]テトラフルオロボレー
ト、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホ
スフィン)タングステン(ジ−n−プロピルスルホノイ
ミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン(ジ
−n−プロピルスルホノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
エタン)タングステン(ジ−n−プロピルスルホノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タングステン
(ジ−n−プロピルスルホノイミド)]テトラフルオロ
ボレート、
【0084】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジイソプロピルスルホノイミド)]
テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(ジイソプロピ
ルスルホノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジク
ロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)
タングステン(ジイソプロピルスルホノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リフェニルホスフィン)タングステン(ジイソプロピル
スルホノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タング
ステン(ジイソプロピルスルホノイミド)]テトラフル
オロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホ
スフィノプロパン)タングステン(ジイソプロピルスル
ホノイミド)]テトラフルオロボレート、
【0085】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジ−n−ブチルスルホノイミド)]
テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(ジ−n−ブチ
ルスルホノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジク
ロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)
タングステン(ジ−n−ブチルスルホノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リフェニルホスフィン)タングステン(ジ−n−ブチル
スルホノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タング
ステン(ジ−n−ブチルスルホノイミド)]テトラフル
オロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホ
スフィノプロパン)タングステン(ジ−n−ブチルスル
ホノイミド)]テトラフルオロボレート、
【0086】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジイソブチルスルホノイミド)]テ
トラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス
(トリメチルホスフィン)タングステン(ジイソブチル
スルホノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロ
ロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タ
ングステン(ジイソブチルスルホノイミド)]テトラフ
ルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフ
ェニルホスフィン)タングステン(ジイソブチルスルホ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン
(ジイソブチルスルホノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノ
プロパン)タングステン(ジイソブチルスルホノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0087】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジ−sec−ブチルスルホノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(ジ−
sec−ブチルスルホノイミド)]テトラフルオロボレ
ート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニル
ホスフィン)タングステン(ジ−sec−ブチルスルホ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングステン
(ジ−sec−ブチルスルホノイミド)]テトラフルオ
ロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホス
フィノエタン)タングステン(ジ−sec−ブチルスル
ホノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)タング
ステン(ジ−sec−ブチルスルホノイミド)]テトラ
フルオロボレート、
【0088】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジ−tert−ブチルスルホノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)ビス(トリメチルホスフィン)タングステン(ジ−
tert−ブチルスルホノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ジメチルフェニ
ルホスフィン)タングステン(ジ−tert−ブチルス
ルホノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ
(エチレン)ビス(トリフェニルホスフィン)タングス
テン(ジ−tert−ブチルスルホノイミド)]テトラ
フルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)(ジフェニ
ルホスフィノエタン)タングステン(ジ−tert−ブ
チルスルホノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジ
クロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパン)
タングステン(ジ−tert−ブチルスルホノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、
【0089】[ジクロロ(エチレン)ビス(ホスフィ
ン)タングステン(ジフェニルスルホノイミド)]テト
ラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレン)ビス(ト
リメチルホスフィン)タングステン(ジフェニルスルホ
ノイミド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エ
チレン)ビス(ジメチルフェニルホスフィン)タングス
テン(ジフェニルスルホノイミド)]テトラフルオロボ
レート、[ジクロロ(エチレン)ビス(トリフェニルホ
スフィン)タングステン(ジフェニルスルホノイミ
ド)]テトラフルオロボレート、[ジクロロ(エチレ
ン)(ジフェニルホスフィノエタン)タングステン(ジ
フェニルスルホノイミド)]テトラフルオロボレート、
[ジクロロ(エチレン)(ジフェニルホスフィノプロパ
ン)タングステン(ジフェニルスルホノイミド)]テト
ラフルオロボレート、などや、これらの化合物のタング
ステンをモリブデン、クロム、ルテニウム、ロジウムま
たはパラジウムに変更した化合物、クロロをフルオロ、
ブロモ、ヨード、メチル、ベンジル、メトキシまたはフ
ェノキシに変更した化合物、エチレンをプロピレン、1
−ブテンまたはカルボニルに変更した化合物、テトラフ
ルオロボレートをフルオライド、クロライド、ブロマイ
ド、アイオダイド、テトラフェニルボレートまたはヘキ
サフルオロホスフェートに変更した化合物といった遷移
金属化合物が挙げられる。
【0090】上記一般式[1]で表される遷移金属化合
物として好ましくは、mが1〜5の整数であり、少なく
とも一つのXがシクロペンタジエン形アニオン骨格を有
する基である遷移金属化合物である。かかる好ましい遷
移金属化合物の具体例としては、AがR3 Nの化合物と
しては例えば、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(ア
ミジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニ
ル)(トリメチルアミジノイミド)チタン、ジクロロ
(シクロペンタジエニル)(トリエチルアミジノイミ
ド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(トリ
−n−プロピルアミジノイミド)チタン、ジクロロ(シ
クロペンタジエニル)(トリイソプロピルアミジノイミ
ド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(トリ
−n−ブチルアミジノイミド)チタン、ジクロロ(シク
ロペンタジエニル)(トリ−sec−ブチルアミジノイ
ミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(ト
リイソブチルアミジノイミド)チタン、ジクロロ(シク
ロペンタジエニル)(トリ−tert−ブチルアミジノ
イミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)
(トリフェニルアミジノイミド)チタン、
【0091】ジクロロ(シクロペンタジエニル)(ピリ
ジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニ
ル)(2−メチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ
(シクロペンタジエニル)(3−メチルピリジノイミ
ド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(4−
メチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペン
タジエニル)(2,3−ジメチルピリジノイミド)チタ
ン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,4−ジメ
チルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタ
ジエニル)(2,5−ジメチルピリジノイミド)チタ
ン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,6−ジメ
チルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタ
ジエニル)(2,4,6−トリメチルピリジノイミド)
チタン、
【0092】ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2−
エチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペン
タジエニル)(3−エチルピリジノイミド)チタン、ジ
クロロ(シクロペンタジエニル)(4−エチルピリジノ
イミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)
(2,3−ジエチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ
(シクロペンタジエニル)(2,4−ジエチルピリジノ
イミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)
(2,5−ジエチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ
(シクロペンタジエニル)(2,6−ジエチルピリジノ
イミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)
(2,4,6−トリエチルピリジノイミド)チタン、
【0093】ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2−
n−プロピルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シク
ロペンタジエニル)(3−n−プロピルピリジノイミ
ド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(4−
n−プロピルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シク
ロペンタジエニル)(2,3−ジ−n−プロピルピリジ
ノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)
(2,4−ジ−n−プロピルピリジノイミド)チタン、
ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,5−ジ−n−
プロピルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペ
ンタジエニル)(2,6−ジ−n−プロピルピリジノイ
ミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)
(2,4,6−トリ−n−プロピルピリジノイミド)チ
タン、
【0094】ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2−
イソプロピルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シク
ロペンタジエニル)(3−イソプロピルピリジノイミ
ド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(4−
イソプロピルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シク
ロペンタジエニル)(2,3−ジイソプロピルピリジノ
イミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)
(2,4−ジイソプロピルピリジノイミド)チタン、ジ
クロロ(シクロペンタジエニル)(2,5−ジイソプロ
ピルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタ
ジエニル)(2,6−ジイソプロピルピリジノイミド)
チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,4,
6−トリイソプロピルピリジノイミド)チタン、
【0095】ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2−
n−ブチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロ
ペンタジエニル)(3−n−ブチルピリジノイミド)チ
タン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(4−n−ブ
チルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタ
ジエニル)(2,3−ジ−n−ブチルピリジノイミド)
チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,4−
ジ−n−ブチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シ
クロペンタジエニル)(2,5−ジ−n−ブチルピリジ
ノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)
(2,6−ジ−n−ブチルピリジノイミド)チタン、ジ
クロロ(シクロペンタジエニル)(2,4,6−トリ−
n−ブチルピリジノイミド)チタン、
【0096】ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2−
sec−ブチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シ
クロペンタジエニル)(3−sec−ブチルピリジノイ
ミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(4
−sec−ブチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ
(シクロペンタジエニル)(2,3−ジ−sec−ブチ
ルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジ
エニル)(2,4−ジ−sec−ブチルピリジノイミ
ド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,
5−ジ−sec−ブチルピリジノイミド)チタン、ジク
ロロ(シクロペンタジエニル)(2,6−ジ−sec−
ブチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペン
タジエニル)(2,4,6−トリ−sec−ブチルピリ
ジノイミド)チタン、
【0097】ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2−
イソブチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロ
ペンタジエニル)(3−イソブチルピリジノイミド)チ
タン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(4−イソブ
チルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタ
ジエニル)(2,3−ジイソプロピルピリジノイミド)
チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,4−
ジイソブチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シク
ロペンタジエニル)(2,5−ジイソブチルピリジノイ
ミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)
(2,6−ジイソブチルピリジノイミド)チタン、ジク
ロロ(シクロペンタジエニル)(2,4,6−トリイソ
ブチルピリジノイミド)チタン、
【0098】ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2−
tert−ブチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ
(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルピリ
ジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニ
ル)(4−tert−ブチルピリジノイミド)チタン、
ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,3−ジ−te
rt−ブチルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シク
ロペンタジエニル)(2,4−ジ−tert−ブチルピ
リジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニ
ル)(2,5−ジ−tert−ブチルピリジノイミド)
チタン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,6−
ジ−tert−ブチルピリジノイミド)チタン、ジクロ
ロ(シクロペンタジエニル)(2,4,6−トリ−te
rt−ブチルピリジノイミド)チタン、
【0099】ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2−
フェニルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペ
ンタジエニル)(3−フェニルピリジノイミド)チタ
ン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(4−フェニル
ピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジエ
ニル)(2,3−ジフェニルピリジノイミド)チタン、
ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,4−ジフェニ
ルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペンタジ
エニル)(2,5−ジフェニルピリジノイミド)チタ
ン、ジクロロ(シクロペンタジエニル)(2,6−ジフ
ェニルピリジノイミド)チタン、ジクロロ(シクロペン
タジエニル)(2,4,6−トリフェニルピリジノイミ
ド)チタン、などや、これらの化合物のチタンをジルコ
ニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブまたはタンタ
ルに変更した化合物、ジクロロをジフルオロ、ジブロ
モ、ジヨード、ジメチル、ジベンジル、ジメトキシ、ジ
フェノキシ、1,3−ブタジエン、2,4−ヘキサジエ
ン、ジフェニル−1,3−ブタジエン、(クロロ)(メチ
ル)、(ベンジル)(クロロ)、(クロロ)(メトキシ)または
(クロロ)(フェノキシ)に変更した化合物、シクロペンタ
ジエニルをメチルシクロペンタジエニル、ジメチルシク
ロペンタジエニル、トリメチルシクロペンタジエニル、
テトラメチルシクロペンタジエニル、n−ブチルシクロ
ペンタジエニル、tert−ブチルジメチルシリルシク
ロペンタジエニル、インデニル、テトラヒドロインデニ
ル、フルオレニルまたはオクタヒドロフルオレニルに変
更した化合物といった遷移金属化合物が挙げられる。
【0100】本発明の付加重合用触媒成分は、上記の一
般式[1]で表される遷移金属化合物からなる付加重合
用触媒成分であり、種々の活性化用助触媒成分と接触さ
せることにより高活性な付加重合用触媒が得られる。
【0101】かかる活性化用助触媒成分として好ましく
は下記(B1)と、下記(B2)〜(B3)および/ま
たは下記(C)であり、または、下記(B2)〜(B
3)および/または下記(C)であり、本発明の付加重
合用触媒として好ましくは、上記の一般式[1]で表さ
れる遷移金属化合物(A)と、下記(B1)から選ばれ
る1種以上の有機アルミニウム化合物と、下記(B2)
〜(B3)から選ばれる1種以上のアルミノキサンおよ
び/または下記(C)とを接触させて得られる付加重合
用触媒、または上記の一般式[1]で表される遷移金属
化合物(A)と、下記(B2)〜(B3)から選ばれる
1種以上のアルミノキサンおよび/または下記(C)と
を接触させて得られる付加重合用触媒である。より好ま
しくは、上記の一般式[1]で表される遷移金属化合物
(A)と、下記(B1)から選ばれる1種以上の有機ア
ルミニウム化合物と、下記(C)とを接触させて得られ
る付加重合用触媒、または上記の一般式[1]で表され
る遷移金属化合物(A)と、下記(B2)〜(B3)か
ら選ばれる1種以上のアルミノキサンとを接触させて得
られる付加重合用触媒である。 (B1)一般式 E1 aAlZ3-aで示される有機アルミ
ニウム化合物 (B2)一般式 {−Al(E2)−O−}bで示される
構造を有する環状のアルミノキサン (B3)一般式 E3{−Al(E3)−O−}cAlE3
2で示される構造を有する線状のアルミノキサン (但し、E1、E2およびE3は、それぞれ炭化水素基で
あり、全てのE1、全てのE2および全てのE3は同じで
あっても異なっていても良い。Zは水素原子またはハロ
ゲン原子を表し、全てのZは同じであっても異なってい
ても良い。aは0<a≦3を満足する数を、bは2以上
の整数を、cは1以上の整数を表す。) (C):下記(C1)〜(C3)から選ばれる1種以上
のホウ素化合物 (C1)一般式 BQ123で表されるホウ素化合
物、 (C2)一般式 G+(BQ1234-で表されるホ
ウ素化合物、 (C3)一般式 (L−H)+(BQ1234-で表
されるホウ素化合物 (但し、Bは3価の原子価状態のホウ素原子であり、Q
1〜Q4はハロゲン原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化水
素基、置換シリル基、アルコキシ基または2置換アミノ
基であり、それらは同じであっても異なっていても良
い。G+は無機または有機のカチオンであり、Lは中性
ルイス塩基であり、(L−H)+はブレンステッド酸で
ある。) 以下、かかる付加重合用触媒についてさらに詳しく説明
する。
【0102】(B)アルミニウム化合物 本発明において用いるアルミニウム化合物(B)として
は、下記(B1)から選ばれる1種以上の有機アルミニ
ウム化合物、および/または下記(B2)〜(B3)か
ら選ばれる1種以上のアルミノキサンである。 (B1)一般式 E1 aAlZ3-aで示される有機アルミ
ニウム化合物 (B2)一般式 {−Al(E2)−O−}bで示される
構造を有する環状のアルミノキサン (B3)一般式 E3{−Al(E3)−O−}cAlE3
2で示される構造を有する線状のアルミノキサン (但し、E1、E2、およびE3は、それぞれ炭化水素基
であり、全てのE1、全てのE2および全てのE3は同じ
であっても異なっていても良い。Zは水素原子またはハ
ロゲン原子を表し、全てのZは同じであっても異なって
いても良い。aは0<a≦3を満足する数を、bは2以
上の整数を、cは1以上の整数を表す。)E1、E2、ま
たはE3における炭化水素基としては、炭素数1〜8の
炭化水素基が好ましく、アルキル基がより好ましい。
【0103】一般式 E1 aAlZ3-aで示される有機ア
ルミニウム化合物(B1)の具体例としては、トリメチ
ルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリプロピ
ルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘ
キシルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム;ジ
メチルアルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウム
クロライド、ジプロピルアルミニウムクロライド、ジイ
ソブチルアルミニウムクロライド、ジヘキシルアルミニ
ウムクロライド等のジアルキルアルミニウムクロライ
ド;メチルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニ
ウムジクロライド、プロピルアルミニウムジクロライ
ド、イソブチルアルミニウムジクロライド、ヘキシルア
ルミニウムジクロライド等のアルキルアルミニウムジク
ロライド;ジメチルアルミニウムハイドライド、ジエチ
ルアルミニウムハイドライド、ジプロピルアルミニウム
ハイドライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライ
ド、ジヘキシルアルミニウムハイドライド等のジアルキ
ルアルミニウムハイドライド等を例示することができ
る。好ましくは、トリアルキルアルミニウムであり、よ
り好ましくは、トリエチルアルミニウム、またはトリイ
ソブチルアルミニウムである。
【0104】一般式 {−Al(E2)−O−}bで示さ
れる構造を有する環状のアルミノキサン(B2)、一般
式 E3{−Al(E3)−O−}cAlE3 2で示される
構造を有する線状のアルミノキサン(B3)における、
2、E3の具体例としては、メチル基、エチル基、ノル
マルプロピル基、イソプロピル基、ノルマルブチル基、
イソブチル基、ノルマルペンチル基、ネオペンチル基等
のアルキル基を例示することができる。bは2以上の整
数であり、cは1以上の整数である。好ましくは、E2
およびE3はメチル基、またはイソブチル基であり、b
は2〜40、cは1〜40である。
【0105】上記のアルミノキサンは各種の方法で作ら
れる。その方法については特に制限はなく、公知の方法
に準じて作ればよい。例えば、トリアルキルアルミニウ
ム(例えば、トリメチルアルミニウムなど)を適当な有
機溶剤(ベンゼン、脂肪族炭化水素など)に溶かした溶
液を水と接触させて作る。また、トリアルキルアルミニ
ウム(例えば、トリメチルアルミニウムなど)を結晶水
を含んでいる金属塩(例えば、硫酸銅水和物など)に接
触させて作る方法が例示できる。このような方法で作ら
れたアルミノキサンは通常、環状のアルミノキサンと線
状のアルミノキサンとの混合物になっていると考えられ
る。
【0106】(C)ホウ素化合物 本発明においてホウ素化合物(C)としては、(C1)
一般式 BQ123で表されるホウ素化合物、(C
2)一般式 G+(BQ1234-で表されるホウ素
化合物、(C3)一般式 (L−H)+(BQ123
4-で表されるホウ素化合物から選ばれる1種以上のホ
ウ素化合物を用いる。
【0107】一般式 BQ123で表されるホウ素化
合物(C1)において、Bは3価の原子価状態のホウ素
原子であり、Q1〜Q3はハロゲン原子、炭化水素基、ハ
ロゲン化炭化水素基、置換シリル基、アルコキシ基また
は2置換アミノ基であり、それらは同じであっても異な
っていても良い。Q1〜Q3は好ましくは、ハロゲン原
子、1〜20個の炭素原子を含む炭化水素基、1〜20
個の炭素原子を含むハロゲン化炭化水素基、1〜20個
の炭素原子を含む置換シリル基、1〜20個の炭素原子
を含むアルコキシ基または2〜20個の炭素原子を含む
アミノ基であり、より好ましいQ1〜Q3はハロゲン原
子、1〜20個の炭素原子を含む炭化水素基、または1
〜20個の炭素原子を含むハロゲン化炭化水素基であ
る。さらに好ましくはQ1〜Q4は、それぞれ少なくとも
1個のフッ素原子を含む炭素原子数1〜20のフッ素化
炭化水素基であり、特に好ましくはQ1〜Q4は、それぞ
れ少なくとも1個のフッ素原子を含む炭素原子数6〜2
0のフッ素化アリール基である。
【0108】化合物(C1)の具体例としては、トリス
(ペンタフルオロフェニル)ボラン、トリス(2,3,
5,6−テトラフルオロフェニル)ボラン、トリス
(2,3,4,5−テトラフルオロフェニル)ボラン、
トリス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボラン、
トリス(2,3,4−トリフルオロフェニル)ボラン、
フェニルビス(ペンタフルオロフェニル)ボラン等が挙
げられるが、最も好ましくは、トリス(ペンタフルオロ
フェニル)ボランである。
【0109】一般式 G+(BQ1234-で表され
るホウ素化合物(C2)において、G+は無機または有
機のカチオンであり、Bは3価の原子価状態のホウ素原
子であり、Q1〜Q4は上記の(C1)におけるQ1〜Q3
と同様である。
【0110】一般式 G+(BQ1234-で表され
る化合物における無機のカチオンであるG+の具体例と
しては、フェロセニウムカチオン、アルキル置換フェロ
セニウムカチオン、銀陽イオンなどが、有機のカチオン
であるG+としては、トリフェニルメチルカチオンなど
が挙げられる。G+として好ましくはカルベニウムカチ
オンであり、特に好ましくはトリフェニルメチルカチオ
ンである。(BQ1234-としては、テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラキス
(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)ボレー
ト、テトラキス(2,3,4,5−テトラフルオロフェ
ニル)ボレート、テトラキス(3,4,5−トリフルオ
ロフェニル)ボレート、テトラキス(2,3,4−トリ
フルオロフェニル)ボレート、フェニルトリス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレ−ト、テトラキス(3,5−ビ
ストリフルオロメチルフェニル)ボレートなどが挙げら
れる。
【0111】これらの具体的な組み合わせとしては、フ
ェロセニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、1,1’−ジメチルフェロセニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、銀テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルメ
チルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリフェニルメチルテトラキス(3,5−ビストリフル
オロメチルフェニル)ボレートなどを挙げることができ
るが、最も好ましくは、トリフェニルメチルテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートである。
【0112】また、一般式(L−H)+(BQ123
4-で表されるホウ素化合物(C3)においては、Lは
中性ルイス塩基であり、(L−H)+はブレンステッド
酸であり、Bは3価の原子価状態のホウ素原子であり、
1〜Q4は上記のルイス酸(C1)におけるQ1〜Q3
同様である。
【0113】一般式(L−H)+(BQ1234-
表される化合物におけるブレンステッド酸である(L−
H)+の具体例としては、トリアルキル置換アンモニウ
ム、N,N−ジアルキルアニリニウム、ジアルキルアン
モニウム、トリアリールホスホニウムなどが挙げられ、
(BQ1234-としては、前述と同様のものが挙
げられる。
【0114】これらの具体的な組み合わせとしては、ト
リエチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、トリプロピルアンモニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ(n−ブチ
ル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラ
キス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ボレ
ート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジエチルアニ
リニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N
−ジメチルアニリニウムテトラキス(3,5−ビストリ
フルオロメチルフェニル)ボレート、ジイソプロピルア
ンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、ジシクロヘキシルアンモニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルホスホニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリ(メチルフェニル)ホスホニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、トリ(ジメチルフェニ
ル)ホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートなどを挙げることができるが、最も好まし
くは、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、もしくは、N,N−
ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレートである。 [付加重合体の製造]本発明の付加重合体の製造方法
は、上記の付加重合用触媒を用いる付加重合体の製造方
法である。
【0115】上記の遷移金属化合物と活性化用助触媒成
分とを接触させて得られる付加重合用触媒を製造する際
の接触は、遷移金属化合物と活性化用助触媒成分とが接
触し、触媒が形成されるならどのような手段によっても
よく、あらかじめ溶媒で希釈してもしくは希釈せずに遷
移金属化合物と活性化用助触媒成分とを混合して接触さ
せる方法や、別々に重合槽に供給して重合槽の中で接触
させる方法を採ることができる。ここで、活性化用助触
媒成分としては複数種類を組み合わせて使用する場合が
あるが、それらのうちの一部をあらかじめ混合して使用
してもよいし、別々に重合槽に供給して使用してもよい
のは言うまでもない。
【0116】各成分の使用量は通常、(B)/遷移金属
化合物(A)のモル比が0.1〜10000で、好まし
くは5〜2000、(C)/遷移金属化合物(A)のモ
ル比が0.01〜100で、好ましくは0.5〜10の
範囲にあるように、各成分を用いることが望ましい。
【0117】各成分を溶液状態または溶媒に懸濁もしく
はスラリー化した状態で用いる場合の濃度は、重合反応
器に各成分を供給する装置の性能などの条件により、適
宜選択されるが、一般に、遷移金属化合物(A)が、通
常0.001〜200mmol/Lで、より好ましく
は、0.001〜100mmol/L、さらに好ましく
は、0.05〜50mmol/L、(B)が、Al原子
換算で、通常0.01〜5000mmol/Lで、より
好ましくは、0.1〜2500mmol/L、さらに好
ましくは、0.1〜2000mmol/L、(C)は、
通常0.001〜500mmol/Lで、より好ましく
は、0.01〜250mmol/L、さらに好ましく
は、0.05〜100mmol/Lの範囲にあるように
各成分を用いることが望ましい。
【0118】本発明の付加重合体の製造方法は種々の付
加重合性不飽和モノマーの重合に適用できるが、中でも
オレフィンおよび/またはアルケニル芳香族炭化水素の
重合体の製造方法として好適である。ここでいうオレフ
ィンとしては、炭素原子数2〜20個からなるオレフィ
ン類、特にエチレン、炭素原子数3〜20のα−オレフ
ィン、炭素原子数4〜20のジオレフィン類等を用いる
ことができ、同時に2種類以上のオレフィンを用いるこ
ともできる。オレフィンの具体例としては、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デ
セン等の直鎖状オレフィン類、3−メチル−1−ブテ
ン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペン
テン、5−メチル−1−ヘキセン等の分岐オレフィン
類、ビニルシクロヘキサン等が例示されるが、本発明は
上記化合物に限定されるべきものではない。共重合を行
う時のモノマーの組み合わせの具体例としては、エチレ
ンとプロピレン、エチレンと1−ブテン、エチレンと1
−ヘキセン、エチレンと1−オクテン、プロピレンと1
−ブテン等が例示されるが、本発明はこれらの組み合わ
せに限定されるべきものではない。
【0119】また前記アルケニル芳香族炭化水素として
は、炭素原子数6〜25の芳香族炭化水素基を有するア
ルケニル芳香族炭化水素が好ましく、かかる芳香族炭化
水素基の具体例としては、フェニル基、トリル基、キシ
リル基、tert−ブチルフェニル基、ビニルフェニル
基、ナフチル基、フェナントリル基、アントラセニル基
等を挙げることができる。かかる芳香族炭化水素基とし
て好ましくは、フェニル基、トリル基、キシリル基、t
ert−ブチルフェニル基、ビニルフェニル基またはナ
フチル基である。かかるアルケニル芳香族炭化水素の具
体例としては、p−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、o−メチルスチレン、 p−エチルスチレン、m−
エチルスチレン、o−エチルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、2,5−ジメチルスチレン、3,4−ジメ
チルスチレン、3,5−ジメチルスチレン、3−メチル
−5−エチルスチレン、p−tert−ブチルスチレ
ン、p−sec−ブチルスチレンなどのアルキルスチレ
ン;スチレン、2−フェニルプロピレン、2−フェニル
ブテン等のアルケニルベンゼン;1−ビニルナフタレン
等のビニルナフタレン等を挙げることができる。中でも
アルケニル芳香族炭化水素として好ましくは、スチレ
ン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、o−メ
チルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、2−フ
ェニルプロピレンおよび、または1−ビニルナフタレン
であり、特に好ましくはスチレンである。
【0120】本発明の付加重合体の製造方法は、前記の
オレフィンと前記のアルケニル芳香族炭化水素との共重
合体の製造方法としても好適であり、その時のモノマー
の組み合わせとしてはエチレンとスチレン、プロピレン
とスチレン、エチレンとプロピレンとスチレンといった
組み合わせが挙げられ、中でもエチレンとスチレンとの
共重合体の製造方法として好適である。
【0121】本発明の付加重合体の製造方法は特に、エ
チレンと炭素原子数3〜8のα−オレフィンとの共重合
体、中でも特に直鎖状低密度ポリエチレンの製造方法と
して好適である。
【0122】重合方法も、特に限定されるべきものでは
ないが、例えば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン
等の芳香族炭化水素、またはメチレンジクロライド等の
ハロゲン化炭化水素を溶媒として用いる溶媒重合、また
はスラリー重合、ガス状のモノマー中での気相重合等が
可能であり、また、連続重合、回分式重合のどちらでも
可能である。
【0123】重合温度は通常、−50℃〜200℃の範
囲を取り得るが、特に、−20℃〜100℃の範囲が好
ましく、重合圧力は通常、常圧〜60kg/cm2 Gが
好ましい。重合時間は、一般的に、目的とするポリマー
の種類、反応装置により適宜決定されるが通常、1分間
〜20時間の範囲を取ることができる。また、本発明は
共重合体の分子量を調節するために水素等の連鎖移動剤
を添加することもできる。
【0124】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。実施例における重合体の性質は、下記の
方法によって測定した。
【0125】(1)極限粘度[η]:ウベローデ型粘度
計を用い、135℃でテトラリン溶液中で測定した。
【0126】(2)エチレンとα−オレフィンとの共重
合体におけるα−オレフィンから誘導される繰り返し構
造単位の含有量:赤外分光光度計(日本分光工業社製
IR−810)を用いて、エチレンとα−オレフィンの
特性吸収より求め、1000炭素当たりの短鎖分岐数
(SCB)として表した。
【0127】(3)重合体の融点 セイコーSSC−5200を用いて、以下の条件により
求めた。 冷却: 20℃から−50℃(20℃/分)、5分間保
持 昇温:−50℃から200℃(20℃/分)、5分間保
持 冷却:200℃から−50℃(20℃/分)、5分間保
持 測定:−50℃から300℃(20℃/分)
【0128】[実施例1]合成方法はM.Hidai, et al.,
Organometallics, 18, 150(1999)に記載の通りR. Gos
l, A. Meuwsen, Organic Synthesis; Wiley: New York,
Collect. Vol.5,p43(1973)に記載のピリジニウム−よ
う素塩合成法を基にジメチルピリジニウム−PF6塩化す
る方法で行った。
【0129】[1](N−アミノ−2,6−ジメチルピ
リジニウム)(ヘキサフルオロホスフェイト)の合成:
撹拌機、滴下漏斗および冷却装置を備えた200mlの
4つ口フラスコ中でNH2OSO3H 16.17gを9
2mlの水に溶解させた後、2,6−ルチジン46.0
gを室温でゆっくりと滴下した。この時反応液は室温か
ら38℃程度まで発熱した。この反応液を90〜98℃で
30分間加熱攪拌した。系中はこの時2層に分離した。
得られた反応混合物を室温まで冷却し炭酸カリウム 1
9.76gを添加した。この時ガスが発生した。この反
応液をエバポレーターで濃縮した後、エタノール 17
2mlを加え、次いで析出した固体を濾過により取り除
いた。次にこのろ液に60% HPF6水溶液を34.
8g加えた。これにより反応液温は25℃から32℃に
発熱した。これを−20℃にて1時間静置した後、析出
した固体をろ取した。得られた析出物にエタノール
1.5リットルを加え、加熱した後、熱濾過して不溶の
不純物を除去し、得られた濾液を室温で3日間静置する
事により無色針状晶を4.00g得た。さらに母液を濃
縮する事により白色の粉末として11.55gを得た。
収率は41%であった。 1H-NMR(CD3OD): d 2.77(s, 6H) 4.78(s, 2H) 7.71(d,2
H, J=7.9Hz) 8.06(t,1H,J=7.9Hz)
【0130】[2](シクロペンタジエニル)(2,6
−ジメチルピリジノイミド)チタンジクロリドの合成:
グローブボックス中でシクロペンタジエニルチタントリ
クロリド 1.04g(4.75mmol)と上記
[1]で得たPyridinium塩 1.33g(1.05e
q.)とを100mlの4つ口フラスコに入れ、塩化メ
チレン 50mlを加えて溶解させた。この溶液に室温
でエチルジイソプロピルアミンを1.23g(2.00
eq.)加えた。この反応液を室温で3時間攪拌した
後、溶媒を留去した。得られた固体をTHF 35ml
に溶解させ、室温でNaH 0.24g(2.10e
q.)を添加した。添加した時、系中からはガスの発生
が見られた。添加した後、50℃にて2時間攪拌し得ら
れた懸濁液をセライト濾過した。濾液を溶媒留去して得
られた橙色固体を塩化メチレンから再結晶する事により
赤色立方晶を1.20g得た。この結晶は 1H−NMR
測定結果から、上述錯体である事が解った。収率83
%。 1H-NMR(CDCl3):d 7.26(t, J=7.8Hz, 1H), 7.11(d, J=7.
9Hz, 2H), 6.21(s, 5H),2.65(s, 6H)
【0131】[3](ペンタメチルシクロペンタジエニ
ル)(2,6−ジメチルピリジノイミド)チタンジクロ
リドの合成:グローブボックス中でペンタメチルシクロ
ペンタジエニルチタントリクロリド1.03g(3.5
5mmol)と[1]で得たPyridinium塩 1.00g
(1.04eq.)とを100mlの4つ口フラスコに
入れ、塩化メチレン 50mlに溶解させた。この溶液
に室温でエチルジイソプロピルアミンを0.92g
(2.00eq.)加えた。この反応液を室温で3時間
攪拌した後、溶媒を留去した。得られた固体をTHF
70mlに溶解させ、室温でNaH 0.18g(2.
10eq.)を添加した。添加した時、系中からはガス
の発生が見られた。添加した後、50℃にて2時間攪拌
し得られた懸濁液をセライト濾過した。濾液を溶媒留去
して得られた橙色固体を塩化メチレン/n−ヘキサン混
合溶媒から再結晶する事により赤色立方晶を1.00g
得た。この結晶は 1H−NMR測定結果から、上述錯体
である事が解った。収率75%。 1H-NMR(CDCl3):d 7.27(t, J=7.6Hz, 1H), 7.14(d, J=7.
7Hz, 2H), 2.64(s, 6H),1.99(s, 15H)
【0132】[実施例2]内容積0.4リットルの撹拌
機付きオートクレーブを真空乾燥してアルゴンで置換後
溶媒としてトルエン190mlを仕込み、α−オレフィ
ンとして1−ヘキセンを10ml仕込み、反応器を80
℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を0.6MPaに
調節しながらフィードし、系内が安定した後、メチルイ
ソブチルアルミノキサンのトルエン溶液(東ソー・アグ
ゾ社製 MMAO3A;以降では単に「MMAO」と略
記する。)2.0mmol(アルミニウム原子換算モル
数;以降でも同じ)を投入し、続いて上記の実施例1
[2]で合成した(シクロペンタジエニル)(2,6−
ジメチルピリジノイミド)チタンジクロリド 1.0μ
molを投入した。80℃に温度を調節しながら、60
分間重合を行った。重合の結果、SCB=16.3、
[η]=4.37dl/g、融点が115.6℃である
エチレンと1−ヘキセンとの共重合体を、チタニウム原
子1molあたり、1時間当たり、1.4×106 g製
造した。
【0133】[実施例3]内容積0.4リットルの撹拌
機付きオートクレーブを真空乾燥してアルゴンで置換後
溶媒としてトルエン190mlを仕込み、α−オレフィ
ンとして1−ヘキセンを10ml仕込み、反応器を80
℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を0.6MPaに
調節しながらフィードし、系内が安定した後、トリイソ
ブチルアルミニウム 0.25mmolを投入し、続い
て(シクロペンタジエニル)(2,6−ジメチルピリジ
ノイミド)チタンジクロリド 1.0μmolを投入
し、続いてトリフェニルメチルテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート 3.0μmolを投入した。
80℃に温度を調節しながら、60分間重合を行った。
重合の結果、SCB=17.8、[η]=5.34dl
/g、融点が106.6℃であるエチレンと1−ヘキセ
ンとの共重合体を、チタニウム原子1molあたり、1
時間当たり、8.0×105 g製造した。
【0134】[実施例4]内容積0.4リットルの撹拌
機付きオートクレーブを真空乾燥してアルゴンで置換後
溶媒としてトルエン190mlを仕込み、α−オレフィ
ンとして1−ヘキセンを10ml仕込み、反応器を80
℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を0.6MPaに
調節しながらフィードし、系内が安定した後、MMAO
2.0mmolを投入し、続いて上記の実施例1
[3]で合成した(ペンタメチルシクロペンタジエニ
ル)(2,6−ジメチルピリジノイミド)チタンジクロ
リド 1.0μmolを投入した。80℃に温度を調節
しながら、60分間重合を行った。重合の結果、SCB
=32.6、[η]=5.39dl/g、融点が84.
5℃および110.0℃であるエチレンと1−ヘキセン
との共重合体を、チタニウム原子1molあたり、1時
間当たり、4.8×105 g製造した。
【0135】[実施例5]内容積0.4リットルの撹拌
機付きオートクレーブを真空乾燥してアルゴンで置換後
溶媒としてトルエン190mlを仕込み、α−オレフィ
ンとして1−ヘキセンを10ml仕込み、反応器を80
℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を0.6MPaに
調節しながらフィードし、系内が安定した後、トリイソ
ブチルアルミニウム 0.25mmolを投入し、続い
て(ペンタメチルシクロペンタジエニル)(2,6−ジ
メチルピリジノイミド)チタンジクロリド 1.0μm
olを投入し、続いてトリフェニルメチルテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート 3.0μmol
を投入した。80℃に温度を調節しながら、60分間重
合を行った。重合の結果、SCB=24.9、[η]=
5.88dl/g、融点が90.3℃であるエチレンと
1−ヘキセンとの共重合体を、チタニウム原子1mol
あたり、1時間当たり、5.6×105 g製造した。
【0136】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、付
加重合用触媒の調整に有用で製造工程が比較的簡略な遷
移金属化合物からなる付加重合用触媒成分、高活性な付
加重合用触媒、および効率的な付加重合体の製造方法が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の理解を助けるためのフローチ
ャート図である。本フローチャート図は、本発明の実施
態様の代表例であり、本発明は、何らこれに限定される
ものではない。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[1]で表される遷移金属化合
    物からなることを特徴とする付加重合用触媒成分。 [(AN)nMXml]X’k [1] (式中、Mは周期律表の第3〜10族の遷移金属原子を
    表し、Xはそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、ア
    ルキル基、アラルキル基、アリール基、置換シリル基、
    アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ
    基、2置換アミノ基、またはシクロペンタジエン形アニ
    オン骨格を有する基を表し、Lは孤立電子対もしくはπ
    電子によりMと結合する基を表す。Aは窒素原子、リン
    原子、酸素原子または硫黄原子の孤立電子対を介してN
    と結合する基を表す。X’はカウンターアニオンを表
    す。k、lおよびmはそれぞれ0〜5の整数であり、n
    は1〜3の整数である。)
  2. 【請求項2】Aが、R3 N、R3 P、R2 OもしくはR
    2 S(但し、Rはそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原
    子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、または置
    換シリル基を表し、また互いに結合して環を形成しても
    よい。)あるいは芳香族複素環であることを特徴とする
    請求項1記載の付加重合用触媒成分。
  3. 【請求項3】mが1〜5の整数であり、少なくとも一つ
    のXがシクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の付加重合
    用触媒成分。
  4. 【請求項4】Mが、周期律表の第4〜6族の遷移金属原
    子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の付加重合用触媒成分。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の遷移金属
    化合物(A)と、下記(B1)から選ばれる1種以上の
    有機アルミニウム化合物と、下記(B2)〜(B3)か
    ら選ばれる1種以上のアルミノキサンおよび/または下
    記(C)とを接触させて得られることを特徴とする付加
    重合用触媒。 (B1)一般式 E1 aAlZ3-aで示される有機アルミ
    ニウム化合物 (B2)一般式 {−Al(E2)−O−}bで示される
    構造を有する環状のアルミノキサン (B3)一般式 E3{−Al(E3)−O−}cAlE3
    2で示される構造を有する線状のアルミノキサン (但し、E1、E2およびE3は、それぞれ炭化水素基で
    あり、全てのE1、全てのE2および全てのE3は同じで
    あっても異なっていても良い。Zは水素原子またはハロ
    ゲン原子を表し、全てのZは同じであっても異なってい
    ても良い。aは0<a≦3を満足する数を、bは2以上
    の整数を、cは1以上の整数を表す。) (C):下記(C1)〜(C3)から選ばれる一種以上
    のホウ素化合物 (C1)一般式 BQ123で表されるホウ素化合
    物、 (C2)一般式 G+(BQ1234-で表されるホ
    ウ素化合物、 (C3)一般式 (L−H)+(BQ1234-で表
    されるホウ素化合物(但し、Bは3価の原子価状態のホ
    ウ素原子であり、Q1〜Q4はハロゲン原子、炭化水素
    基、ハロゲン化炭化水素基、置換シリル基、アルコキシ
    基または2置換アミノ基であり、それらは同じであって
    も異なっていても良い。G+は無機または有機のカチオ
    ンであり、Lは中性ルイス塩基であり、(L−H)+
    ブレンステッド酸である。)
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載の遷移金属
    化合物(A)と、下記(B2)〜(B3)から選ばれる
    1種以上のアルミノキサンおよび/または下記(C)と
    を接触させて得られることを特徴とする付加重合用触
    媒。 (B1)一般式 E1 aAlZ3-aで示される有機アルミ
    ニウム化合物 (B2)一般式 {−Al(E2)−O−}bで示される
    構造を有する環状のアルミノキサン (B3)一般式 E3{−Al(E3)−O−}cAlE3
    2で示される構造を有する線状のアルミノキサン (但し、E1、E2およびE3は、それぞれ炭化水素基で
    あり、全てのE1、全てのE2および全てのE3は同じで
    あっても異なっていても良い。Zは水素原子またはハロ
    ゲン原子を表し、全てのZは同じであっても異なってい
    ても良い。aは0<a≦3を満足する数を、bは2以上
    の整数を、cは1以上の整数を表す。) (C):下記(C1)〜(C3)から選ばれる一種以上
    のホウ素化合物 (C1)一般式 BQ123で表されるホウ素化合
    物、 (C2)一般式 G+(BQ1234-で表されるホ
    ウ素化合物、 (C3)一般式 (L−H)+(BQ1234-で表
    されるホウ素化合物 (但し、Bは3価の原子価状態のホウ素原子であり、Q
    1〜Q4はハロゲン原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化水
    素基、置換シリル基、アルコキシ基または2置換アミノ
    基であり、それらは同じであっても異なっていても良
    い。G+は無機または有機のカチオンであり、Lは中性
    ルイス塩基であり、(L−H)+はブレンステッド酸で
    ある。)
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の付加重合用触媒を
    用いることを特徴とする付加重合体の製造方法。
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