JP2002211229A - 車両用インストルメントパネルの空調ダクト - Google Patents

車両用インストルメントパネルの空調ダクト

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JP2002211229A
JP2002211229A JP2001013104A JP2001013104A JP2002211229A JP 2002211229 A JP2002211229 A JP 2002211229A JP 2001013104 A JP2001013104 A JP 2001013104A JP 2001013104 A JP2001013104 A JP 2001013104A JP 2002211229 A JP2002211229 A JP 2002211229A
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JP
Japan
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air
instrument panel
conditioning duct
vehicle
bottom wall
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JP2001013104A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Mantoku
善久 万徳
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Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
Nishikawa Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅な改良を加えることなく低コストな空調
ダクトとし、かつ結露水が電装品上に滴下しないように
する。 【解決手段】 空調ダクト17の上下方向に傾斜する底
壁17cの下端縁部17dを電装品21の直上より外側
に延出させ、結露水Wが下端縁部17dから電装品21
上に滴下しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用インスト
ルメントパネルの空調ダクトの改良に関し、詳しくは結
露対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗用車等車両の運転席前方に
は、オーディオ等の電装品が組み込まれたインストルメ
ントパネルが装備されており、このインストルメントパ
ネルの主体をなすインストルメントパネル本体には、デ
フロスターエア吹出口やサイドベントエア吹出口等のエ
ア吹出口が複数形成されている。そして、これらエア吹
出口は、インストルメントパネル本体の裏側に配置され
た空調ダクトによって空調ユニットに接続され、この空
調ユニットで温度調整された空調エアを上記空調ダクト
を経て各エア吹出口から車室内に導くようになってい
る。
【0003】このような空調ダクトとして、例えば特開
平7−257149号公報に開示されているように、冷
房時、空調ダクトの内外の温度差により空調ダクトの外
壁に付着する結露水が特定の箇所に集まって自重で滴下
しないように空調ダクトの外壁に複数の凹部又は突起を
形成した空調ダクトが知られている。
【0004】また、特開平9−109733号公報に開
示されているように、空調ダクトの外層を構成する芯材
をインストルメントパネル本体の芯材と同一材質又は相
溶性を有する材質で構成し、上記芯材の内側にオレフィ
ン系樹脂発泡層及びオレフィン系樹脂シート層を積層
し、これにより断熱性を高めて結露水が発生しないよう
にした空調ダクトも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の公報
例では、発生した結露水を滴下し難くする対策であり、
結露水は時間の経過に伴って大きな集合体となって終い
には自重により滴下してしまう。そして、結露水の滴下
箇所が電装品上であると、電装品がショート等して故障
するおそれがある。
【0006】また、後者の公報例では、前者の公報例と
は異なり、結露水を発生し難くする対策であるが、空調
ダクトを3層構造にしているため、製造コストが嵩む。
【0007】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、大幅な改良を加える
ことなく低コストな空調ダクトとし、かつ結露水が電装
品上に滴下しないようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、空調ダクトの底壁の構造を工夫したこ
とを特徴とする。
【0009】具体的には、この発明は、エア吹出口を有
するインストルメントパネル本体の裏側に電装品の上方
に位置するように配置され、上記エア吹出口から車室内
に空調エアを導く車両用インストルメントパネルの空調
ダクトを対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0010】すなわち、請求項1に記載の発明は、上下
方向に傾斜する底壁を備え、該底壁の下端縁部は、結露
水が該下端縁部から上記電装品上に滴下しないように該
電装品の直上より外側に延出していることを特徴とす
る。
【0011】上記の構成により、請求項1に記載の発明
では、空調ダクトの内外の温度差により発生した結露水
は、上下方向に傾斜する底壁に沿って流下して電装品の
直上より外側に延出している下端縁部から滴下し、電装
品上に滴下しない。したがって、電装品のショート等に
よる故障が回避される。また、下端縁部を延出するだけ
の簡単な改造であるため、空調ダクトの製造コストが嵩
まない。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、底壁には、下方に突出しかつ結露水を
下端縁部に向かって流下させるように該下端縁部に連続
する突条部が形成されていることを特徴とする。
【0013】上記の構成により、請求項2に記載の発明
では、結露水は、底壁の突条部に沿って下端縁部に速や
かにかつ確実に案内され、電装品上への滴下が確実に防
止され、電装品のショート等による故障が確実に回避さ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図3は乗用車等車両のイ
ンストルメントパネル1を示す。このインストルメント
パネル1はその主体をなすインストルメントパネル本体
3を備え、該インストルメントパネル本体3は、表皮5
と芯材7との間に発泡層9が一体に成形された3層構造
であり、車幅方向に延びるインパネレインフォースメン
ト11に支持されている。
【0015】上記インストルメントパネル本体3上面の
車両前方端には、車幅方向ほぼ全体に亘って延びる2つ
のフロントデフロスターエア吹出口13aがインストル
メントパネル本体3を貫通して形成されているととも
に、インストルメントパネル本体3上面の車幅方向両端
には、サイドデフロスターエア吹出口13bが1つずつ
インストルメントパネル本体3を貫通して形成され、各
々のエア吹出口13a,13bにはグリル15aが装着
されている(なお、図3ではフロントデフロスターエア
吹出口13aに装着されているグリルは奥部に隠れて見
えない)。さらに、インストルメントパネル本体3正面
の車幅方向略中央には、センターエア吹出口13cが2
つ並んでインストルメントパネル本体3を貫通して形成
されているとともに、インストルメントパネル本体3正
面の車幅方向両端には、サイドベントエア吹出口13d
が1つずつインストルメントパネル本体3を貫通して形
成され、各々のエア吹出口13c,13dにもグリル1
5b,15cが装着されている。
【0016】上記インストルメントパネル本体3の裏側
には、空調ダクト17が上記インパネレインフォースメ
ント11に支持されて配置されている。図1はインスト
ルメントパネル1のセンターエア吹出口13c部分にお
ける断面図であり、上記空調ダクト17はセンターエア
吹出口13cに接続管19で接続されており、図示しな
いが、他のフロントデフロスターエア吹出口13a、サ
イドデフロスターエア吹出口13b及びサイドベントエ
ア吹出口13dにも同様に接続管で接続されている。そ
して、図示しない空調ユニットで温度調整された空調エ
アを上記空調ダクト17を経て各エア吹出口13a〜1
3dから車室内に導き、フロントデフロスターエア吹出
口13a及びサイドデフロスターエア吹出口13bから
吹き出された空調エアによってフロントガラス内面が曇
るのを防止するとともに、センターエア吹出口13c及
びサイドベントエア吹出口13dから吹き出された空調
エアによって車室内の温度を調整するようになってい
る。
【0017】上記センターエア吹出口13c下方のイン
ストルメントパネル本体3裏側には、オーディオ等の電
装品21が配置され、上記空調ダクト17及び接続管1
9がこの電装品21の上方に位置するように配置されて
いる。
【0018】上記空調ダクト17は、上壁17a、左右
側壁17b及び底壁17cでもって閉断面矩形に形成さ
れ、上記接続管19との接続端部側は、該接続管19と
共に車両前方に向かって前下がりに傾斜して配置され、
その結果、上記接続端部側の底壁17cは上下方向であ
る車両前方前下がりに傾斜している。また、上記接続端
部側の底壁17cにおける車両前方端である下端縁部1
7dは、結露水Wが該下端縁部17dから上記電装品2
1上に滴下しないように該電装品21の直上より外側で
ある車両前方に延出している。さらに、上記底壁17c
には、図2に拡大して示すように、下方に突出しかつ結
露水Wを上記下端縁部17dに向かって流下させるよう
に該下端縁部17dに連続する断面V字形の突条部17
eが形成されている。
【0019】上述の如く構成された空調ダクト17にお
いては、冷房時、空調ダクト17の内外の温度差により
結露水Wが発生して空調ダクト17の上壁17a、左右
側壁17b及び底壁17cに付着する。上記上壁17a
及び左右側壁17bに付着した結露水Wは、時間が経過
するに従って徐々に底壁17cに流下して底壁17cの
結露水Wと合流する。底壁17cで合流した結露水W
は、底壁17cの突条部17eに沿って下端縁部17d
に流下した後、下方に滴下するが、上記下端縁部17d
は上記電装品21の直上より外側である車両前方に延出
しているので、結露水Wは電装品21から外れた位置に
滴下して電装品21上に滴下せず、電装品21の結露水
Wに起因するショート等による故障を回避することがで
きる。
【0020】また、結露水Wを底壁17cの突条部17
eに沿って下端縁部17dに速やかにかつ確実に案内す
ることができ、結露水Wの電装品21上への滴下を確実
に防止して電装品21のショート等による故障を確実に
回避することができる。
【0021】さらに、下端縁部17dを延出させるだけ
でよいことから、改造が簡単で低コストで空調ダクト1
7を製造することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、空調ダクトの上下方向に傾斜する底壁の下
端縁部を電装品の直上より外側に延出させ、結露水が上
記下端縁部から電装品上に滴下しないようにしたので、
電装品の結露水滴下による故障を回避することができる
とともに、簡単な改造で空調ダクトの製造コストを低減
することができる。
【0023】請求項2に係る発明によれば、下方に突出
する突条部を下端縁部に連続するように底壁に形成し、
結露水を上記突条部により下端縁部に向かって流下させ
るようにしたので、結露水を突条部で下端縁部に速やか
にかつ確実に案内して電装品の結露水滴下による故障を
確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インストルメントパネルのセンターエア吹出口
部分における断面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】インストルメントパネルの斜視図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 3 インストルメントパネル本体 13a フロントデフロスターエア吹出口 13b サイドデフロスターエア吹出口 13c センターエア吹出口 13d サイドベントエア吹出口 17 空調ダクト 17c 底壁 17d 下端縁部 17e 突条部 21 電装品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エア吹出口を有するインストルメントパ
    ネル本体の裏側に電装品の上方に位置するように配置さ
    れ、上記エア吹出口から車室内に空調エアを導く車両用
    インストルメントパネルの空調ダクトであって、 上下方向に傾斜する底壁を備え、該底壁の下端縁部は、
    結露水が該下端縁部から上記電装品上に滴下しないよう
    に該電装品の直上より外側に延出していることを特徴と
    する車両用インストルメントパネルの空調ダクト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用インストルメント
    パネルの空調ダクトにおいて、 底壁には、下方に突出しかつ結露水を下端縁部に向かっ
    て流下させるように該下端縁部に連続する突条部が形成
    されていることを特徴とする車両用インストルメントパ
    ネルの空調ダクト。
JP2001013104A 2001-01-22 2001-01-22 車両用インストルメントパネルの空調ダクト Pending JP2002211229A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7458038B2 (ja) 2019-09-04 2024-03-29 豊和化成株式会社 空調用ダクト装置

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