JP2002211102A - 偽造防止帳票 - Google Patents
偽造防止帳票Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 目視角度によって真珠光沢画像の色を変化さ
せ得るようにして、デザイン性及び偽造防止効果を高め
た偽造防止帳票を提供する。 【解決手段】 帳票基材２の表面に、目視角度により、
真珠光沢の乳白色と真珠光沢のイエロー（Ｙ）との何れ
かを呈する二色性のイエロー系パール顔料含有インキ４
と、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のマゼンタ（Ｍ）との
何れかを呈する二色性のマゼンタ系パール顔料含有イン
キ５と、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のシアン（Ｃ）と
の何れかを呈する二色性のシアン系パール顔料含有イン
キ６の、その少なくとも一種のパール顔料含有インキを
用いて印刷した真珠光沢画像３を設けることにより偽造
防止帳票１を構成した。これにより、真珠光沢画像３
を、角度を変えて目視することによって、該真珠光沢画
像３が乳白色の画像に変化した状態と、カラーの画像に
変化した状態を選択的に視認することができる。
せ得るようにして、デザイン性及び偽造防止効果を高め
た偽造防止帳票を提供する。 【解決手段】 帳票基材２の表面に、目視角度により、
真珠光沢の乳白色と真珠光沢のイエロー（Ｙ）との何れ
かを呈する二色性のイエロー系パール顔料含有インキ４
と、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のマゼンタ（Ｍ）との
何れかを呈する二色性のマゼンタ系パール顔料含有イン
キ５と、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のシアン（Ｃ）と
の何れかを呈する二色性のシアン系パール顔料含有イン
キ６の、その少なくとも一種のパール顔料含有インキを
用いて印刷した真珠光沢画像３を設けることにより偽造
防止帳票１を構成した。これにより、真珠光沢画像３
を、角度を変えて目視することによって、該真珠光沢画
像３が乳白色の画像に変化した状態と、カラーの画像に
変化した状態を選択的に視認することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、真珠光沢画像を備
えた偽造防止帳票に関する。
えた偽造防止帳票に関する。
【０００２】
【従来の技術】有価証券，証明書，登録証、或いはクレ
ジットカード，キャッシュカード，ハイウエイカード，
その他の帳票にあって、真珠光沢を有するパールインキ
を用いて文字や絵柄を帳票面に形成するパール印刷が知
られている。
ジットカード，キャッシュカード，ハイウエイカード，
その他の帳票にあって、真珠光沢を有するパールインキ
を用いて文字や絵柄を帳票面に形成するパール印刷が知
られている。
【０００３】従来のパール印刷は、単一色のパールイン
キのみを用いて単色印刷されている。かかるパールイン
キによって印刷された文字や絵柄は、真珠光沢を有する
ため、通常の印刷用インキで印刷されたものに比して、
帳票の美観性を向上させることができ、また、複写した
場合には真珠光沢が再現されないため、帳票の偽造防止
の一手段として利用されている。
キのみを用いて単色印刷されている。かかるパールイン
キによって印刷された文字や絵柄は、真珠光沢を有する
ため、通常の印刷用インキで印刷されたものに比して、
帳票の美観性を向上させることができ、また、複写した
場合には真珠光沢が再現されないため、帳票の偽造防止
の一手段として利用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパー
ル印刷は、単に真珠光沢を有するのみで、色自体が変化
することはないため、単調でデザイン性が低く、また、
パールインキの入手が容易となり、その製法も広く知ら
れているため、偽造印刷が可能であり、偽造防止効果が
低下している。
ル印刷は、単に真珠光沢を有するのみで、色自体が変化
することはないため、単調でデザイン性が低く、また、
パールインキの入手が容易となり、その製法も広く知ら
れているため、偽造印刷が可能であり、偽造防止効果が
低下している。
【０００５】本発明は、このような従来の実状に鑑みて
なされたものであって、目視角度によって真珠光沢画像
の色を変化させ得るようにして、デザイン性及び偽造防
止効果を高めた偽造防止帳票を提供することを目的とす
るものである。
なされたものであって、目視角度によって真珠光沢画像
の色を変化させ得るようにして、デザイン性及び偽造防
止効果を高めた偽造防止帳票を提供することを目的とす
るものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、目視角度によ
り、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のイエロー（Ｙ）との
何れかを呈する二色性のイエロー系パール顔料含有イン
キと、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のマゼンタ（Ｍ）と
の何れかを呈する二色性のマゼンタ系パール顔料含有イ
ンキと、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のシアン（Ｃ）と
の何れかを呈する二色性のシアン系パール顔料含有イン
キの、その少なくとも一種のパール顔料含有インキを用
いて印刷された真珠光沢画像を備えてなることを特徴と
する偽造防止帳票である。
り、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のイエロー（Ｙ）との
何れかを呈する二色性のイエロー系パール顔料含有イン
キと、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のマゼンタ（Ｍ）と
の何れかを呈する二色性のマゼンタ系パール顔料含有イ
ンキと、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のシアン（Ｃ）と
の何れかを呈する二色性のシアン系パール顔料含有イン
キの、その少なくとも一種のパール顔料含有インキを用
いて印刷された真珠光沢画像を備えてなることを特徴と
する偽造防止帳票である。
【０００７】上記のイエロー系，マゼンタ系，シアン系
の三種のパール顔料含有インキの印刷には、オフセット
印刷等の印刷手段が適用され、カラー原稿をノーマル色
分解して作成したイエロー版，マゼンタ版，シアン版を
使用して印刷される。
の三種のパール顔料含有インキの印刷には、オフセット
印刷等の印刷手段が適用され、カラー原稿をノーマル色
分解して作成したイエロー版，マゼンタ版，シアン版を
使用して印刷される。
【０００８】かかる構成にあって、帳票に印刷された真
珠光沢画像を、角度を変えて目視することにより、該真
珠光沢画像が乳白色の画像に変化した状態と、カラーの
画像に変化した状態を選択的に視認することができる。
ここで、イエロー，マゼンタ，シアンを呈する三種のパ
ール顔料含有インキの全てを用いて印刷した場合には、
真珠光沢画像が自然なフルカラーのカラー画像となる。
珠光沢画像を、角度を変えて目視することにより、該真
珠光沢画像が乳白色の画像に変化した状態と、カラーの
画像に変化した状態を選択的に視認することができる。
ここで、イエロー，マゼンタ，シアンを呈する三種のパ
ール顔料含有インキの全てを用いて印刷した場合には、
真珠光沢画像が自然なフルカラーのカラー画像となる。
【０００９】また、本発明は、目視角度により、真珠光
沢の乳白色と真珠光沢の赤色（Ｒ）との何れかを呈する
二色性の赤色系パール顔料含有インキと、真珠光沢の乳
白色と真珠光沢の緑色（Ｇ）との何れかを呈する二色性
の緑色系パール顔料含有インキと、真珠光沢の乳白色と
真珠光沢の青色（Ｂ）との何れかを呈する二色性の青色
系パール顔料含有インキの、その少なくとも一種のパー
ル顔料含有インキを用いて印刷された真珠光沢画像を備
えてなることを特徴とする偽造防止帳票である。
沢の乳白色と真珠光沢の赤色（Ｒ）との何れかを呈する
二色性の赤色系パール顔料含有インキと、真珠光沢の乳
白色と真珠光沢の緑色（Ｇ）との何れかを呈する二色性
の緑色系パール顔料含有インキと、真珠光沢の乳白色と
真珠光沢の青色（Ｂ）との何れかを呈する二色性の青色
系パール顔料含有インキの、その少なくとも一種のパー
ル顔料含有インキを用いて印刷された真珠光沢画像を備
えてなることを特徴とする偽造防止帳票である。
【００１０】上記の赤色系，緑色系，青色系の三種のパ
ール顔料含有インキの印刷には、オフセット印刷等の印
刷手段が適用され、カラー原稿をノーマル色分解して作
成した赤色版，緑色版，青色版を使用して印刷される。
ール顔料含有インキの印刷には、オフセット印刷等の印
刷手段が適用され、カラー原稿をノーマル色分解して作
成した赤色版，緑色版，青色版を使用して印刷される。
【００１１】かかる構成にあって、帳票に印刷された真
珠光沢画像は、角度を変えて目視することにより、上記
と同様に、乳白色の画像に変化した状態と、カラーの画
像に変化した状態とが選択的に視認され得る。ここで、
赤色，緑色，青色を呈する三種のパール顔料含有インキ
の全てを用いて印刷した場合には、真珠光沢画像が自然
なフルカラーに略近い色のカラー画像となる。
珠光沢画像は、角度を変えて目視することにより、上記
と同様に、乳白色の画像に変化した状態と、カラーの画
像に変化した状態とが選択的に視認され得る。ここで、
赤色，緑色，青色を呈する三種のパール顔料含有インキ
の全てを用いて印刷した場合には、真珠光沢画像が自然
なフルカラーに略近い色のカラー画像となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる偽造防止
帳票１の第一実施例を、図１について説明する。
帳票１の第一実施例を、図１について説明する。
【００１３】この実施例における偽造防止帳票１は、帳
票基材２の表面に、目視角度により、真珠光沢の乳白色
と真珠光沢のイエロー（Ｙ）との何れかを呈する二色性
のイエロー系パール顔料含有インキ４と、真珠光沢の乳
白色と真珠光沢のマゼンタ（Ｍ）との何れかを呈する二
色性のマゼンタ系パール顔料含有インキ５と、真珠光沢
の乳白色と真珠光沢のシアン（Ｃ）との何れかを呈する
二色性のシアン系パール顔料含有インキ６とを用いて印
刷された真珠光沢画像３を備えている。
票基材２の表面に、目視角度により、真珠光沢の乳白色
と真珠光沢のイエロー（Ｙ）との何れかを呈する二色性
のイエロー系パール顔料含有インキ４と、真珠光沢の乳
白色と真珠光沢のマゼンタ（Ｍ）との何れかを呈する二
色性のマゼンタ系パール顔料含有インキ５と、真珠光沢
の乳白色と真珠光沢のシアン（Ｃ）との何れかを呈する
二色性のシアン系パール顔料含有インキ６とを用いて印
刷された真珠光沢画像３を備えている。
【００１４】前記三種のパール顔料含有インキ４，５，
６にあって、イエロー系パール顔料含有インキ４は、乳
白色とイエロー（Ｙ）の二色性を有するイエロー系パー
ル顔料と、ビヒクル及び添加剤とを混合してインキ化し
たものであり、マゼンタ系パール顔料含有インキ５は、
乳白色とマゼンタ（Ｍ）の二色性を有するマゼンタ系パ
ール顔料と、ビヒクル及び添加剤とを混合してインキ化
したものであり、シアン系パール顔料含有インキ６は、
乳白色とシアン（Ｃ）の二色性を有するシアン系パール
顔料と、ビヒクル及び添加剤とを混合してインキ化した
ものである。ここで、三種のパール顔料含有インキ４，
５，６は、印刷に適したＵＶインキ又は酸化重合型イン
キとして作成されるが、ＵＶインキの場合には、前記各
パール顔料と、ビヒクルとしてプレポリマー及びモノマ
ーと、添加剤として重合開始剤（増感剤）及び重合禁止
剤とが所定の割合で配合される。また、酸化重合型イン
キの場合には、前記各パール顔料と、ビヒクルとして合
成樹脂及び乾性油と、添加剤として揮発成分の溶剤，乾
燥剤（ドライヤー）及び乾燥抑制剤とが所定の割合で配
合される。
６にあって、イエロー系パール顔料含有インキ４は、乳
白色とイエロー（Ｙ）の二色性を有するイエロー系パー
ル顔料と、ビヒクル及び添加剤とを混合してインキ化し
たものであり、マゼンタ系パール顔料含有インキ５は、
乳白色とマゼンタ（Ｍ）の二色性を有するマゼンタ系パ
ール顔料と、ビヒクル及び添加剤とを混合してインキ化
したものであり、シアン系パール顔料含有インキ６は、
乳白色とシアン（Ｃ）の二色性を有するシアン系パール
顔料と、ビヒクル及び添加剤とを混合してインキ化した
ものである。ここで、三種のパール顔料含有インキ４，
５，６は、印刷に適したＵＶインキ又は酸化重合型イン
キとして作成されるが、ＵＶインキの場合には、前記各
パール顔料と、ビヒクルとしてプレポリマー及びモノマ
ーと、添加剤として重合開始剤（増感剤）及び重合禁止
剤とが所定の割合で配合される。また、酸化重合型イン
キの場合には、前記各パール顔料と、ビヒクルとして合
成樹脂及び乾性油と、添加剤として揮発成分の溶剤，乾
燥剤（ドライヤー）及び乾燥抑制剤とが所定の割合で配
合される。
【００１５】また、上記二色性のイエロー系パール顔料
としては、メルク パテント ゲゼルシャフト ミット
ベシュレンクテル ハフトング（Merck Patent Gesel
lschaft mit beschraenkter Haftung ）社（所在地：ド
イツ連邦共和国）製のIriodin 205 が、二色性のマゼン
タ系パール顔料としては、同社製のIriodin 219 が、二
色性のシアン系パール顔料としては、同社製のIriodin
225 が夫々好適に用いられ得る。
としては、メルク パテント ゲゼルシャフト ミット
ベシュレンクテル ハフトング（Merck Patent Gesel
lschaft mit beschraenkter Haftung ）社（所在地：ド
イツ連邦共和国）製のIriodin 205 が、二色性のマゼン
タ系パール顔料としては、同社製のIriodin 219 が、二
色性のシアン系パール顔料としては、同社製のIriodin
225 が夫々好適に用いられ得る。
【００１６】一方、帳票基材２には、紙，合成紙或は合
成樹脂シート等が用いられるが、該基材２の色は、前記
パール顔料含有インキ４，５，６の色に影響を与えない
ように、できるだけ白色とすることが好ましい。
成樹脂シート等が用いられるが、該基材２の色は、前記
パール顔料含有インキ４，５，６の色に影響を与えない
ように、できるだけ白色とすることが好ましい。
【００１７】印刷に使用する刷版は、通常のカラー印刷
と同様に、カラー原稿をノーマル色分解して作成したイ
エロー版，マゼンタ版，シアン版が使用され、三種のパ
ール顔料含有インキ４，５，６に、夫々対応するイエロ
ー版，マゼンタ版，シアン版を用いて印刷が行われる。
印刷手段としては、オフセット印刷，凸版印刷，グラビ
ア印刷等の各種印刷手段が適用され得るが、なかでもオ
フセット印刷が最も好適な印刷手段として挙げられる。
と同様に、カラー原稿をノーマル色分解して作成したイ
エロー版，マゼンタ版，シアン版が使用され、三種のパ
ール顔料含有インキ４，５，６に、夫々対応するイエロ
ー版，マゼンタ版，シアン版を用いて印刷が行われる。
印刷手段としては、オフセット印刷，凸版印刷，グラビ
ア印刷等の各種印刷手段が適用され得るが、なかでもオ
フセット印刷が最も好適な印刷手段として挙げられる。
【００１８】そして、上記のように、帳票基材２の表面
に、二色性を有するイエロー系，マゼンタ系，シアン系
の三種のパール顔料含有インキ４，５，６を用いて真珠
光沢画像３を印刷することにより、該真珠光沢画像３
が、目視角度によって真珠光沢の乳白色と、真珠光沢の
自然なフルカラーとの二態様の画像に変化するものとな
る。これにより、帳票１のデザイン性が向上するととも
に、高い偽造防止効果を得ることができる。
に、二色性を有するイエロー系，マゼンタ系，シアン系
の三種のパール顔料含有インキ４，５，６を用いて真珠
光沢画像３を印刷することにより、該真珠光沢画像３
が、目視角度によって真珠光沢の乳白色と、真珠光沢の
自然なフルカラーとの二態様の画像に変化するものとな
る。これにより、帳票１のデザイン性が向上するととも
に、高い偽造防止効果を得ることができる。
【００１９】尚、前記真珠光沢画像３の印刷には、二色
性を有するイエロー系，マゼンタ系，シアン系の三種の
パール顔料含有インキ４，５，６が基本的に使用される
が、原稿の配色によっては三種全てを使用しなくてもよ
い場合もあり、このような場合には、その内の一種若し
くは二種を用いて印刷が行われることとなる。
性を有するイエロー系，マゼンタ系，シアン系の三種の
パール顔料含有インキ４，５，６が基本的に使用される
が、原稿の配色によっては三種全てを使用しなくてもよ
い場合もあり、このような場合には、その内の一種若し
くは二種を用いて印刷が行われることとなる。
【００２０】図２は、本発明にかかる偽造防止帳票１の
第二実施例を示し、この実施例における偽造防止帳票１
は、帳票基材２の表面に、目視角度により、真珠光沢の
乳白色と真珠光沢の赤色（Ｒ）との何れかを呈する二色
性の赤色系パール顔料含有インキ７と、真珠光沢の乳白
色と真珠光沢の緑色（Ｇ）との何れかを呈する二色性の
緑色系パール顔料含有インキ８と、真珠光沢の乳白色と
真珠光沢の青色（Ｂ）との何れかを呈する二色性の青色
系パール顔料含有インキ９とを用いて印刷された真珠光
沢画像３’を備えている。
第二実施例を示し、この実施例における偽造防止帳票１
は、帳票基材２の表面に、目視角度により、真珠光沢の
乳白色と真珠光沢の赤色（Ｒ）との何れかを呈する二色
性の赤色系パール顔料含有インキ７と、真珠光沢の乳白
色と真珠光沢の緑色（Ｇ）との何れかを呈する二色性の
緑色系パール顔料含有インキ８と、真珠光沢の乳白色と
真珠光沢の青色（Ｂ）との何れかを呈する二色性の青色
系パール顔料含有インキ９とを用いて印刷された真珠光
沢画像３’を備えている。
【００２１】この実施例は、三種のパール顔料含有イン
キ７，８，９を夫々構成するパール顔料に、乳白色と赤
色（Ｒ）の二色性を有する赤色系パール顔料と、乳白色
と緑色（Ｇ）の二色性を有する緑色系パール顔料と、乳
白色と青色（Ｂ）の二色性を有する青色系パール顔料と
が用いられる点、及び刷版に、カラー原稿をノーマル色
分解して作成した赤色版，緑色版，青色版が使用され、
三種のパール顔料含有インキ７，８，９が夫々対応する
刷版によって印刷される点以外は、前記第一実施例と同
一構成となっている。
キ７，８，９を夫々構成するパール顔料に、乳白色と赤
色（Ｒ）の二色性を有する赤色系パール顔料と、乳白色
と緑色（Ｇ）の二色性を有する緑色系パール顔料と、乳
白色と青色（Ｂ）の二色性を有する青色系パール顔料と
が用いられる点、及び刷版に、カラー原稿をノーマル色
分解して作成した赤色版，緑色版，青色版が使用され、
三種のパール顔料含有インキ７，８，９が夫々対応する
刷版によって印刷される点以外は、前記第一実施例と同
一構成となっている。
【００２２】かかる構成にあって、上記のように、帳票
基材２の表面に、二色性を有する赤色系，緑色系，青色
系の三種のパール顔料含有インキ７，８，９を用いて真
珠光沢画像３’を印刷することにより、該真珠光沢画像
３’が、目視角度によって真珠光沢の乳白色と、真珠光
沢の自然なフルカラーに略近い色との二態様の画像に変
化するものとなる。これにより、帳票１のデザイン性が
向上するとともに、高い偽造防止効果を得ることができ
る。
基材２の表面に、二色性を有する赤色系，緑色系，青色
系の三種のパール顔料含有インキ７，８，９を用いて真
珠光沢画像３’を印刷することにより、該真珠光沢画像
３’が、目視角度によって真珠光沢の乳白色と、真珠光
沢の自然なフルカラーに略近い色との二態様の画像に変
化するものとなる。これにより、帳票１のデザイン性が
向上するとともに、高い偽造防止効果を得ることができ
る。
【００２３】尚、前記真珠光沢画像３’の印刷には、二
色性を有する赤色系，緑色系，青色系の三種のパール顔
料含有インキ７，８，９が基本的に使用されるが、原稿
の配色によっては三種全てを使用しなくてもよい場合も
あり、このような場合には、上記と同様に、その内の一
種若しくは二種を用いて印刷が行われることとなる。
色性を有する赤色系，緑色系，青色系の三種のパール顔
料含有インキ７，８，９が基本的に使用されるが、原稿
の配色によっては三種全てを使用しなくてもよい場合も
あり、このような場合には、上記と同様に、その内の一
種若しくは二種を用いて印刷が行われることとなる。
【００２４】
【発明の効果】本発明は、上述したように、目視角度に
より、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のイエロー（Ｙ）と
の何れかを呈する二色性のイエロー系パール顔料含有イ
ンキと、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のマゼンタ（Ｍ）
との何れかを呈する二色性のマゼンタ系パール顔料含有
インキと、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のシアン（Ｃ）
との何れかを呈する二色性のシアン系パール顔料含有イ
ンキの、その少なくとも一種のパール顔料含有インキを
用いて印刷された真珠光沢画像を備えた偽造防止帳票で
あるから、真珠光沢画像を、目視角度によって真珠光沢
の乳白色と、真珠光沢の自然なフルカラーとの二態様の
画像に変化させることができ、これにより、帳票のデザ
イン性を向上し得るとともに、高い偽造防止効果を得る
ことができる。
より、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のイエロー（Ｙ）と
の何れかを呈する二色性のイエロー系パール顔料含有イ
ンキと、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のマゼンタ（Ｍ）
との何れかを呈する二色性のマゼンタ系パール顔料含有
インキと、真珠光沢の乳白色と真珠光沢のシアン（Ｃ）
との何れかを呈する二色性のシアン系パール顔料含有イ
ンキの、その少なくとも一種のパール顔料含有インキを
用いて印刷された真珠光沢画像を備えた偽造防止帳票で
あるから、真珠光沢画像を、目視角度によって真珠光沢
の乳白色と、真珠光沢の自然なフルカラーとの二態様の
画像に変化させることができ、これにより、帳票のデザ
イン性を向上し得るとともに、高い偽造防止効果を得る
ことができる。
【００２５】また、本発明は、目視角度により、真珠光
沢の乳白色と真珠光沢の赤色（Ｒ）との何れかを呈する
二色性の赤色系パール顔料含有インキと、真珠光沢の乳
白色と真珠光沢の緑色（Ｇ）との何れかを呈する二色性
の緑色系パール顔料含有インキと、真珠光沢の乳白色と
真珠光沢の青色（Ｂ）との何れかを呈する二色性の青色
系パール顔料含有インキの、その少なくとも一種のパー
ル顔料含有インキを用いて印刷された真珠光沢画像を備
えた偽造防止帳票であるから、真珠光沢画像を、目視角
度によって真珠光沢の乳白色と、真珠光沢の自然なフル
カラーに略近い色との二態様の画像に変化させることが
でき、これにより、帳票のデザイン性を向上し得るとと
もに、高い偽造防止効果を得ることができる。
沢の乳白色と真珠光沢の赤色（Ｒ）との何れかを呈する
二色性の赤色系パール顔料含有インキと、真珠光沢の乳
白色と真珠光沢の緑色（Ｇ）との何れかを呈する二色性
の緑色系パール顔料含有インキと、真珠光沢の乳白色と
真珠光沢の青色（Ｂ）との何れかを呈する二色性の青色
系パール顔料含有インキの、その少なくとも一種のパー
ル顔料含有インキを用いて印刷された真珠光沢画像を備
えた偽造防止帳票であるから、真珠光沢画像を、目視角
度によって真珠光沢の乳白色と、真珠光沢の自然なフル
カラーに略近い色との二態様の画像に変化させることが
でき、これにより、帳票のデザイン性を向上し得るとと
もに、高い偽造防止効果を得ることができる。
【図１】第一実施例の偽造防止帳票の縦断面図である。
【図２】第二実施例の偽造防止帳票の縦断面図である。
１ 偽造防止帳票 ３，３’真珠光沢画像 ４ イエロー系パール顔料含有インキ ５ マゼンタ系パール顔料含有インキ ６ シアン系パール顔料含有インキ ７ 赤色系パール顔料含有インキ ８ 緑色系パール顔料含有インキ ９ 青色系パール顔料含有インキ
Claims (2)
- 【請求項１】目視角度により、真珠光沢の乳白色と真珠
光沢のイエロー（Ｙ）との何れかを呈する二色性のイエ
ロー系パール顔料含有インキと、真珠光沢の乳白色と真
珠光沢のマゼンタ（Ｍ）との何れかを呈する二色性のマ
ゼンタ系パール顔料含有インキと、真珠光沢の乳白色と
真珠光沢のシアン（Ｃ）との何れかを呈する二色性のシ
アン系パール顔料含有インキの、その少なくとも一種の
パール顔料含有インキを用いて印刷された真珠光沢画像
を備えてなることを特徴とする偽造防止帳票。 - 【請求項２】目視角度により、真珠光沢の乳白色と真珠
光沢の赤色（Ｒ）との何れかを呈する二色性の赤色系パ
ール顔料含有インキと、真珠光沢の乳白色と真珠光沢の
緑色（Ｇ）との何れかを呈する二色性の緑色系パール顔
料含有インキと、真珠光沢の乳白色と真珠光沢の青色
（Ｂ）との何れかを呈する二色性の青色系パール顔料含
有インキの、その少なくとも一種のパール顔料含有イン
キを用いて印刷された真珠光沢画像を備えてなることを
特徴とする偽造防止帳票。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001010209A JP2002211102A (ja) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | 偽造防止帳票 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001010209A JP2002211102A (ja) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | 偽造防止帳票 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002211102A true JP2002211102A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18877561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001010209A Pending JP2002211102A (ja) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | 偽造防止帳票 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002211102A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005313508A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Kobayashi Kirokushi Co Ltd | 感熱記録紙 |
| JP2015120304A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 中沼アートスクリーン株式会社 | 印刷物及び印刷方法 |
| JP2020078889A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 凸版印刷株式会社 | 画像形成体および画像形成方法 |
| WO2021079752A1 (ja) * | 2019-10-24 | 2021-04-29 | 凸版印刷株式会社 | 感熱転写媒体及び情報記録体 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06255234A (ja) * | 1993-03-04 | 1994-09-13 | Printing Bureau Ministry Of Finance Japan | 二色性凹版印刷物 |
| JPH09263035A (ja) * | 1996-03-28 | 1997-10-07 | Shiseido Co Ltd | ２色性塗装体 |
-
2001
- 2001-01-18 JP JP2001010209A patent/JP2002211102A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06255234A (ja) * | 1993-03-04 | 1994-09-13 | Printing Bureau Ministry Of Finance Japan | 二色性凹版印刷物 |
| JPH09263035A (ja) * | 1996-03-28 | 1997-10-07 | Shiseido Co Ltd | ２色性塗装体 |
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| JP2020078889A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | 凸版印刷株式会社 | 画像形成体および画像形成方法 |
| WO2021079752A1 (ja) * | 2019-10-24 | 2021-04-29 | 凸版印刷株式会社 | 感熱転写媒体及び情報記録体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071227 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100907 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110111 |