JP2002210520A - フレキシブルダイス用フェースシート - Google Patents

フレキシブルダイス用フェースシート

Info

Publication number
JP2002210520A
JP2002210520A JP2001007670A JP2001007670A JP2002210520A JP 2002210520 A JP2002210520 A JP 2002210520A JP 2001007670 A JP2001007670 A JP 2001007670A JP 2001007670 A JP2001007670 A JP 2001007670A JP 2002210520 A JP2002210520 A JP 2002210520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
curved surface
face sheet
grooves
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001007670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3556909B2 (ja
Inventor
Takeshi Yamada
毅 山田
Masaharu Shimizu
正治 清水
Akio Takahashi
明男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001007670A priority Critical patent/JP3556909B2/ja
Publication of JP2002210520A publication Critical patent/JP2002210520A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3556909B2 publication Critical patent/JP3556909B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルダイス用フェースシートに関
し、マルチピン式ダイスに載せるフェースシートをダイ
ス曲面に密着させ、エンボスマークの生じない外板が成
形できる。 【解決手段】 マルチピン式ダイスでは多数のピン頂部
を立設し、突設させて曲面を形成し、この曲面に外板を
載せて引張成形やプレス成形を行うが、ダイス曲面がピ
ン先端頂部で形成されているので成形した板にエンボス
マークが生ずる。そこでダイス曲面に載せるフェースシ
ート10に同心円的な溝1を、1a,1b,1cのよう
に形成し、ダイス11に載せる。フェースシート10は
溝1により柔軟性が与えられ、ダイス11の凸状曲面に
密着し、その上面がピンによる凹凸がなく滑らかとな
り、板を載せて引張成形やプレス成形としてもエンボス
マークは生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブルダイス
用フェースシートに関し、航空機外板引張成形用又はプ
レス成形用の型に適用され、特に分割ピン構成のマルチ
ピン式ダイスに用いられ良好な曲面を得ることができる
シートである。
【0002】
【従来の技術】図7は航空機の機体外板の製造を示す図
で、(a)は航空機、(b)は外板の素材、(c)は外
板の引張成形を示す斜視図である。(a)図において航
空機50の外板は各種形状の曲面からなり、機体外板は
各種曲面からなる複数枚の外板から構成されている。一
例として外板51を成形する場合には、(b)図のよう
に素材の板51aを準備し、(c)図に示すように成形
型60の上に素材の板51aを載せ、板51aの両端を
治具61,62で把持し、両側から引張ることにより、
成形型60の曲面に板51aを沿わせて外板51を成形
している。
【0003】上記のような外板の成形寸法では、外板の
曲面は一定ではなく、種々な形状のものであり、外板1
枚に対して専用の曲面を有する成形型が必要となり、高
価な金型を部品ごとに準備する必要があり、コストが大
となり、工期も長期間を必要としている。そこで現在で
は、金型を各部品で共通に使用できるマルチピン式のダ
イスが研究、開発中であり、各種の構造が提案されてい
る。
【0004】図5はマルチピン式ダイスの一例を示す図
であり、セッティングシステム20は架台36の上に共
通ベース35を載せ、共通ベース35はX軸モータ2
2、Y軸モータ23で位置調整可能な構造とし、共通ベ
ース35の上には側板31で枠組みされたサブコンテナ
34が多数配置され、各サブコンテナ34には垂直に上
下動可能な多数のピン27が立設している。各ピン27
の上下動は高さセット部21に設けられたピン高さセッ
トモータ24により行なわれる。高さセット部24はY
軸方向に移動しながらピン高さセットモータ24でそれ
ぞれのピン27の高さを所望の高さにセットする。
【0005】25はNCコントローラであり、コンピュ
ータ26によりデータが入力されピン27のセッティン
グが制御される。図中20aはピン27のセッティング
が完了し、所望の曲面が形成され、20bは未セット部
であり、高さセット部21を矢印で示す移動方向へ移動
することにより順次ピン27のセッティングがなされ、
所望の外板の曲面に合ったダイス曲面が形成される。
【0006】図6は図5で説明したマルチピン式ダイス
の詳細を示し、(a)は分割ピンの拡大断面図、(b)
は全体の側面図、(c)はピンの駆動を示す詳細な斜視
図である。(a)図において、分割ピン27が密に配列
し、その先端が上下動可能となっており、その上面に緩
衝材32、フェーシングシート31が載せられ、その上
面に成形すべき素材の板30aが載せられる。
【0007】(b)図において、共通ベース35の上に
は側板33で枠取りされた中に図の例では5列のサブコ
ンテナ34が収納され、各サブコンテナ34内には
(a)図に示すように分割ピン27が多数立設して上下
動し、その先端で任意の形状の曲面を形成することがで
きる。各分割ピン27の先端で形成される曲面上には、
緩衝材32としてポリマーブランケットが、その上面に
フェーシングシート31としてアルミ板にテフロン(登
録商標)コーティングしたシートが載せられ、その上面
に成形されるべき板30aが載せられている。
【0008】(c)図は分割ピンの駆動を示し、分割ピ
ン27には高さ調整ネジ40が中心部にセットされ、こ
のネジを回転することにより分割ピン27が上部へ突出
する構成である。分割ピン27はサブコンテナ34内で
上下動するように立設しており、サブコンテナ34の底
面からは皿バネ41を介して下部のサーボモータ42か
らの回転軸が挿入され、高さ調整ネジ40を回転駆動す
る。サーボモータ42及びその上部の回転軸42aは高
さセット部21側に取付けられ、高さセット部21を順
次移動させ分割ピン27の高さを所望の高さへ調整し、
任意形状の曲面を形成することができる。
【0009】上記構成のマルチピン式ダイスの上に素材
の板30aを載せ、図7(c)に示すように板の両端を
引張り板に曲面を形成し、外機30を成形することがで
きるが、本方式ではダイス表面が多数の分割ピン27の
頂部で形成されているため、直接被成形品が接すると頂
部形状のエンボスマークが成形される。又、これを避け
るために被成形品とピン頂部曲面との間に緩衝材32や
フェーシングシート31を介在させているが、これらは
複雑な形状の曲面に正確になじまず、正確な曲面の外板
を成形するのには障害となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
マルチピン式ダイスによる航空機の機体外板の成形は、
部品ごとの金型を不要とし、各部品に共通に使用できる
型であり金型コストの低減にはなるが、成形後の板には
エンボスマークが形成されてしまう。又、板とピン頂部
からなる曲面との間にシートを介在させたとしても、複
雑な曲面や急激な曲面にはシートがなじまず、そのため
に正確な曲面の成形が不可能となる。
【0011】そこで本発明ではピン頂部の凹凸の形成防
止を目的として、板厚方向には剛性を有し、板面には柔
軟性を有し、どのような曲面にも正確に追従し曲面にな
じむような構造とし、マルチピン式ダイスの表面をカバ
ーし、ピン頂部で生ずるエンボスを防止すると共に正確
な曲面の外板を成形できるフレキシブルダイス用フェー
スシートを提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために次の(1)〜(5)を提供する。
【0013】(1)複数のピンを上下動可能に垂直に立
設して配置し、同ピン先端の突出量を調整して複数のピ
ン先端でダイス曲面を形成するマルチピン式成形用ダイ
スにおいて前記ダイス曲面に載せられる成形用板と同ダ
イス曲面との間に挿入されるフェースシートであって、
同フェースシートは可撓性材料からなり下面又は上面に
複数本の溝が形成されていることを特徴とするフレキシ
ブルダイス用フェースシート。
【0014】(2)前記溝は等高線状に所定のピッチで
曲線状に配置されていることを特徴とする(1)記載の
フレキシブルダイス用フェースシート。
【0015】(3)前記溝は等高線状に配置された曲線
状溝が複数組配置されると共に、長手方向の曲線状の溝
が設けられていることを特徴とする(1)記載のフレキ
シブルダイス用フェースシート。
【0016】(4)前記溝は直線状溝を交叉させ菱形を
形成するように配置されていることを特徴とする(1)
記載のフレキシブルダイス用フェースシート。
【0017】(5)前記溝は互いに直交して格子状を形
成するように配置されていることを特徴とする(1)記
載のフレキシブルダイス用フェースシート。
【0018】本発明の(1)においては、マルチピン式
ダイスのピン先端頂部で形成されるダイス曲面上にはフ
ェースシートを介在させて成形用の板を載せ引張成形が
なされる。フェースシートは可撓性材料からなり、更に
その下面又は上面には溝が形成されているので、溝によ
り柔軟性が増してダイス曲面に沿って良くなじみ、密着
性が良くなり、表面に凹凸がなくダイス曲面と同じ滑ら
かな表面を形成できる。従って、その上面に載せる成形
用の板も引張力を与えるとフェースシートの曲面に密着
して滑らかな曲面が形成され、ピン頂部により生ずるエ
ンボスマークが成形されることがない。
【0019】本発明の(2)では溝が同心円的な複数の
等高線状配置であり、ダイス曲面が凸状の曲面の場合に
凸面に沿って円形状の溝がなじみやすいので密着性が良
く、又、本発明の(3)では、同心円的な溝配置が複数
組あり、例えば、長手方向両端に凸状曲面があり、両曲
面が滑らかな曲面で接するような鞍型のダイス曲面に適
し、上記(1)の発明と同じく密着性が良くなり、表面
に凹凸がなくダイス曲面と同じ滑らかな表面を形成でき
る。従って、その上面に載せる成形用の板も引張力を与
えるとフェースシートの曲面に密着して滑らかな曲面が
形成され、ピン頂部により生ずるエンボスマークが成形
されることがない。
【0020】本発明の(4)では、溝が直線状で互いに
交叉して菱型を形成する配置であり、又、本発明の
(5)では、格子状を形成する配置である。このような
溝の配置では、ダイス曲面が複雑な形成の場合に適用す
ると有効であり、直線状の溝のピッチを細くすることに
より急激に変化するダイス曲面に滑らかに接するように
することができ、上記(1)の発明と同様に、密着性が
良くなり、表面に凹凸がなくダイス曲面と同じ滑らかな
表面を形成できる。従って、その上面に載せる成形用の
板も引張力を与えるとフェースシートの曲面に密着して
滑らかな曲面が形成され、ピン頂部により生ずるエンボ
スマークが成形されることがない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係る凸面部品を対象に、代表例として球
面を成形するフレキシブルダイス用フェースシートを示
し、(a)はフェースシートの斜視図、(b)はそのA
−A断面図、(c)はフェースシートを載せたダイスの
斜視図を、それぞれ示す。(a)図において、10はフ
ェースシートであり、その材料はポリエチレン、ナイロ
ン、テフロン、集積材(プライウッド)等のある程度の
可撓性及び自己潤滑性を有する材料からなり、円形状の
溝1を同心円状に多数、1a,1b,1cのように形成
する。このようなフェースシート10はマルチピン式ダ
イスの曲面と成形される板との間に挿入される。
【0022】溝1の断面は(b)図に示すように、溝の
幅tは刻み目程度のカッタによる切れ目で良く、あまり
広くする必要はない。その深さdは厚さd0 の半分程度
で溝1の底面が柔軟性が確保できる程度で良い。又、円
形状の溝1のピッチは曲面の形状に応じて、急激な曲面
になるに従ってピッチを細く設定し、曲面の形状に応じ
て適宜設定すれば良い。
【0023】(c)図において、(a)図のフェースシ
ートは凸面形状のダイス面に適するように同心円状に溝
1を形成したものであり、凸面形状のダイス11の上面
にフェースシート10が載せられ、フェースシート10
はその円形状の溝1の部分で柔軟性を有するので溝1円
のピッチの間が曲面にスムーズに密着し、全体のダイス
曲面に密着して、これを覆うことができる。
【0024】ダイス11の曲面は図6で説明したように
多数の分割ピンの頂部で形成されているが、フェースシ
ート10はこの曲面に密着し、その上面はピン頂部で凹
凸が形成されることがない正確で滑らかな曲面となるの
で、このフェースシート10の上面に載せられる板は、
引張力pを受けてフェースシート10の曲面に沿ってエ
ンボスマークの形成もなく、滑らかな曲面が形成でき
る。
【0025】図2は本発明の実施の第2形態に係る鞍型
部品を対象に、代表例として両サイドに球面を有する鞍
型部品を形成するフレキシブルダイス用フェースシート
を示し、(a)はシートの斜視図、(b)はシートを載
せたダイスの斜視図である。(a)図において、フェー
スシート12は図1に示すフェースシート10と同じ材
料からなる可撓性の板であり、溝2が形成されている。
このフェースシート12は(b)図に示すような鞍型の
ダイス用のものであり、鞍型の等高線に沿った形状の溝
2となっている。
【0026】従って、鞍型の両側の半球面部には同心円
状に所定のピッチで半円形状の溝2a,2bが形成さ
れ、両側面部には鞍型の凹状の曲面に沿うように溝2
c,2dが形成されている。溝2の断面形状は図1
(b)に示す形状と同じであり、同様の構成の溝とす
る。
【0027】上記のフェースシート12を(b)図に示
すように鞍型のダイス13に載せると、その溝2a,2
bが鞍型の前後の半円形部の曲面に密着すると共に、両
側面にも溝2c,2dにより曲面に密着する。ダイス1
3の曲面は多数のピンの頂部で形成されるが、フェース
シートは溝2により柔軟性が与えられて鞍型の曲面に密
着し、フェースシート12の上面はピンによる凹凸がな
く滑らかな曲面となる。従って、このフェースシート1
2の上面に載せられる板は引張力pを受けてフェースシ
ート12の曲面に沿ってエンボスの形成もなく、滑らか
な曲面が形成される。
【0028】図3は本発明の実施の第3形態に係るフレ
キシブルダイス用フェースシートの斜視図である。図に
おいて、フェースシート14は図1に示すフェースシー
ト10と同じ材料からなる可撓性の板であり、溝3が形
成されている。溝3は互いに斜めに交叉し、菱形を形成
する直線状の溝からなり、溝3の断面も図1(c)の形
状と同じである。
【0029】このような溝3を形成したフェースシート
14は複雑な不特定形状の曲面に密着させるためのもの
で、その形状に応じて急激に変化する曲面になるに従っ
て溝3のピッチも細く、滑らかな曲面になるに従って広
く、調整すれば任意な形状のダイスの曲面に密着させる
ことができる。
【0030】上記の実施の第3形態においても、ダイス
の曲面は多数のピンの頂部で形成されるが、フェースシ
ート14は溝3により柔軟性が与えられて任意の曲面に
密着し、フェースシート14の上面はピンによる凹凸が
なく滑らかな曲面となる。従って、このフェースシート
14の上面に載せられる板はフェースシート14の曲面
に沿ってエンボスの形成もなく、滑らかな曲面が形成さ
れる。
【0031】図4は本発明の実施の第4形態に係るフレ
キシブルダイス用フェースシートの斜視図である。図に
おいて、フェースシート15は図1に示すフェースシー
ト10と同じ材料からなる可撓性の板であり、溝4が形
成されている。溝4は格子状を形成するように縦、横に
互いに直交するように形成されている。
【0032】このような溝4は上記の実施の第3形態の
菱形を形成する形式のフェースシートの変形例であり、
実施の第3形態と同様に、複雑な不特定の曲面に密着さ
せるためのもので、その形状に応じて急激に変化する曲
面になるに従って溝4のピッチも細く、滑らかな曲面に
なるに従って広く、調整すれば任意な形状のダイスの曲
面に密着させることができる。
【0033】上記の実施の第4形態においても、ダイス
の曲面は多数のピンの頂部で形成されるが、フェースシ
ート15は溝4により柔軟性が与えられて任意の曲面に
密着し、フェースシート15の上面はピンによる凹凸が
なく滑らかな曲面となる。従って、このフェースシート
15の上面に載せられる板はフェースシート15の曲面
に沿ってエンボスの形成もなく、滑らかな曲面が形成さ
れる。
【0034】
【発明の効果】本発明のフレキシブルダイス用フェース
シートは、(1)複数のピンを上下動可能に垂直に立設
して配置し、同ピン先端の突出量を調整して複数のピン
先端でダイス曲面を形成するマルチピン式引張成形用ダ
イスにおいて前記ダイス曲面に載せられる成形用板と同
ダイス曲面との間に挿入されるフェースシートであっ
て、同フェースシートは可撓性材料からなり下面又は上
面に複数本の溝が形成されていることを特徴としてい
る。
【0035】上記の構成により、溝により柔軟性が増加
し、ダイス曲面に沿って良くなじみ、密着性が良くな
り、表面に凹凸がなくダイス曲面と同じ滑らかな表面を
形成できる。従って、その上面に載せる成形用の板も引
張力を与えるとフェースシートの曲面に密着して滑らか
な曲面が形成され、ピン頂部により生ずるエンボスマー
クが成形されることがない。
【0036】本発明の(2)では溝が同心円状の複数の
円形状配置であり、ダイス曲面が凸状の曲面の場合に凸
面に沿って円形状の溝がなじみやすいので密着性が良
く、又、本発明の(3)では、円形状の溝配置が複数組
あり、例えば、長手方向両端に凸状曲面があり、両曲面
が滑らかな曲面で接するような鞍型のダイス曲面に適
し、上記(1)の発明と同じく密着性が良くなり、表面
に凹凸がなくダイス曲面と同じ滑らかな表面を形成でき
る。従って、その上面に載せる成形用の板も引張力を与
えるとフェースシートの曲面に密着して滑らかな曲面が
形成され、ピン頂部により生ずるエンボスマークが成形
されることがない。
【0037】本発明の(4)では、溝が直線状で互いに
交叉して菱型を形成する配置であり、又、本発明の
(5)では、格子状を形成する配置である。このような
溝の配置では、ダイス曲面が複雑な形成の場合に適用す
ると有効であり、直線状の溝のピッチを細くすることに
より急激に変化するダイス曲面に滑らかに接するように
することができ、上記(1)の発明と同様に密着性が良
くなり、表面に凹凸がなくダイス曲面と同じ滑らかな表
面を形成できる。従って、その上面に載せる成形用の板
も引張力を与えるとフェースシートの曲面に密着して滑
らかな曲面が形成され、ピン頂部により生ずるエンボス
マークが成形されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るフレキシブルダ
イス用フェースシートを示し、(a)はシートの斜視
図、(b)は(a)におけるA−A断面図、(c)はダ
イスにシートを載せた斜視図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係るフレキシブルダ
イス用フェースシートを示し、(a)はシートの斜視
図、(b)はダイスにシートを載せた斜視図である。
【図3】本発明の実施の第3形態に係るフレキシブルダ
イス用フェースシートの斜視図である。
【図4】本発明の実施の第4形態に係るフレキシブルダ
イス用フェースシートの斜視図である。
【図5】従来のマルチピン式ダイスを示す斜視図であ
る。
【図6】図5に示すマルチピン式ダイスの詳細を示し、
(a)は分割ピンの配置を示す断面図、(b)は全体の
側面図、(c)は分割ピンの駆動部の斜視図である。
【図7】航空機の機体外板の斜視図で、(a)は航空機
全体、(b)は外板の素材、(c)は外板の成形を、そ
れぞれ示す。
【符号の説明】
1,2,3,4 溝 10,12,14,15 フェースシート 11,13 ダイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 明男 兵庫県加古郡播磨町新島47番地13 株式会 社神戸工業試験所内 Fターム(参考) 4E063 AA01 BC13 CA12 DA01 DA11 DA20 MA30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のピンを上下動可能に垂直に立設し
    て配置し、同ピン先端の突出量を調整して複数のピン先
    端でダイス曲面を形成するマルチピン式成形用ダイスに
    おいて前記ダイス曲面に載せられる成形用板と同ダイス
    曲面との間に挿入されるフェースシートであって、同フ
    ェースシートは可撓性材料からなり下面又は上面に複数
    本の溝が形成されていることを特徴とするフレキシブル
    ダイス用フェースシート。
  2. 【請求項2】 前記溝は等高線状に所定のピッチで曲線
    状に配置されていることを特徴とする請求項1記載のフ
    レキシブルダイス用フェースシート。
  3. 【請求項3】 前記溝は等高線状に配置された曲線状溝
    が複数組配置されると共に、長手方向の曲線状の溝が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載のフレキシ
    ブルダイス用フェースシート。
  4. 【請求項4】 前記溝は直線状溝を交叉させ菱形を形成
    するように配置されていることを特徴とする請求項1記
    載のフレキシブルダイス用フェースシート。
  5. 【請求項5】 前記溝は互いに直交して格子状を形成す
    るように配置されていることを特徴とする請求項1記載
    のフレキシブルダイス用フェースシート。
JP2001007670A 2001-01-16 2001-01-16 フレキシブルダイス用フェースシート Expired - Fee Related JP3556909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001007670A JP3556909B2 (ja) 2001-01-16 2001-01-16 フレキシブルダイス用フェースシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001007670A JP3556909B2 (ja) 2001-01-16 2001-01-16 フレキシブルダイス用フェースシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002210520A true JP2002210520A (ja) 2002-07-30
JP3556909B2 JP3556909B2 (ja) 2004-08-25

Family

ID=18875390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001007670A Expired - Fee Related JP3556909B2 (ja) 2001-01-16 2001-01-16 フレキシブルダイス用フェースシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3556909B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008044021A2 (en) * 2006-10-10 2008-04-17 Apogee Rms Ltd Apparatus for and method of forming curved panels
KR101011039B1 (ko) 2010-01-28 2011-01-26 임현래 홀로그램이 구현된 금속재 3차원 성형물 제조방법
JP2017504485A (ja) * 2014-01-29 2017-02-09 ユニバーシティ オブ アルスター 再構成可能な金属形成装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103691817A (zh) * 2013-12-18 2014-04-02 上海飞机制造有限公司 橡皮囊辅助成形模具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008044021A2 (en) * 2006-10-10 2008-04-17 Apogee Rms Ltd Apparatus for and method of forming curved panels
WO2008044021A3 (en) * 2006-10-10 2008-07-03 Apogee Rms Ltd Apparatus for and method of forming curved panels
KR101011039B1 (ko) 2010-01-28 2011-01-26 임현래 홀로그램이 구현된 금속재 3차원 성형물 제조방법
JP2017504485A (ja) * 2014-01-29 2017-02-09 ユニバーシティ オブ アルスター 再構成可能な金属形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3556909B2 (ja) 2004-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5546313A (en) Method and apparatus for producing three-dimensional articles from a computer generated design
US5071503A (en) Method and apparatus for making three-dimensional objects
US11154383B2 (en) Methods for orthodontic appliance fabrication and orthodontic appliances made thereby
JP4787548B2 (ja) 薄板の成形方法および装置
US3932923A (en) Method of generating and constructing three-dimensional bodies
US4001069A (en) Arrangement for generating and constructing three-dimensional surfaces and bodies
JP2022531499A (ja) 弾性ツールを備えたインクリメンタルシート成形システム
US11633774B2 (en) Machined article and pressing method
JPH11512670A (ja) 複雑な複合材料製品の精密予備成形のための方法
JPH10505004A (ja) 平らなワークピースに孔を打ち抜くためのプロセスおよび装置
CN108280274B (zh) 一种由模具型面变化驱动的曲面胀拉成形方法
JP2002210520A (ja) フレキシブルダイス用フェースシート
EP1462190B1 (en) Method and apparatus for incremental forming
JPH10314855A (ja) 板材の雄型成形方法
JP2000153313A (ja) インクリメンタル押圧成形装置
US3247549A (en) Vacuum forming die construction
JP3405077B2 (ja) プレス装置とプレス成形部材及びその成形加工方法
JPH10137858A (ja) インクリメンタル成形方法
KR20190011816A (ko) 귀금속으로 제조된 바, 및 그 제조방법
GB2339551A (en) Adjustable mould
AU2003264379B2 (en) Method for producing resin masking material
JPH09254518A (ja) 装飾シート
JPS63273519A (ja) 板材の曲げ加工方法
JPH084853B2 (ja) 金型調整方法
JPH01148327U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080521

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees