JP2002209940A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JP2002209940A JP2001011155A JP2001011155A JP2002209940A JP 2002209940 A JP2002209940 A JP 2002209940A JP 2001011155 A JP2001011155 A JP 2001011155A JP 2001011155 A JP2001011155 A JP 2001011155A JP 2002209940 A JP2002209940 A JP 2002209940A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏れ防止性、補助吸収具の収納・保持
性、大腿部へのフィット性に優れた使い捨ておむつを提
供すること。 【解決手段】 中央吸収部6、レッグ吸収部7,7、及
び両者間に位置し両者よりも坪量が低い中間領域8を有
する使い捨ておむつであって、中央吸収部6には、高ポ
リマー領域P1と低ポリマー領域P2とが形成され、中
間領域8には、その長手方向に沿って、吸水性ポリマー
非含有又は低含有の中間低ポリマー領域P3が形成さ
れ、レッグ吸収部7,7には、その長手方向に沿って、
中間低ポリマー領域P3より吸水性ポリマーの坪量が高
いレッグ部ポリマー領域P4が形成されており、おむつ
の幅方向におけるレッグ吸収部7,7の内側縁より外方
に、それぞれ長手方向に沿って弾性部材13,14が配
設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏れ防止性、補助
吸収具の収納・保持性、装着容易性及び大腿部へのフィ
ット性に優れた使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
使い捨ておむつにおいては、排泄物の漏れを如何に防止
するかが重要な課題であり、特公平5−33630号公
報には、吸収体を、人体に適合する幅の中央吸収部と、
その外側に設けられた外側吸収部とから形成することに
より、股間部の密着性を高め、それにより漏れ防止性能
を向上させた使い捨ておむつが記載されている。
【0003】しかし、この使い捨ておむつにおいては、
中央吸収部から多量の尿が漏れ出すと、漏れ出した尿が
比較的容易に外側吸収部を越えてしまうため、特に短時
間に尿が多量に排泄された場合などには、脚廻りから漏
れを生じる恐れがある。また、この使い捨ておむつにお
いては、中央吸収部と外側吸収部との間に長手方向に沿
って弾性部材が配され、該弾性部材の収縮により中央吸
収部にヨレが生じやすい構造となっているため、中央吸
収部の側縁からおむつ外側縁に向かって尿が漏れ出し易
い。この使い捨ておむつにおいて、中央吸収部にヨレが
生じないようにするには、中央吸収部と外側吸収部との
間の弾性部材をなくすことも考えられるが、それでは、
漏れ防止性や股間部へのフィット性が大幅に低下してし
まう。
【0004】また、近年、介護等における経済的・労力
的な負担を軽減するため、補助吸収具を使い捨ておむつ
と共に併用することが行われているが、従来の使い捨て
おむつは、補助吸収具の収納・保持性に劣っており、そ
の改善が望まれている。尚、特開昭59−130301
号公報には、吸水性ポリマーをシート材に模様状に付着
させ、コスト低下と同時に吸水性ポリマーの効率的使用
をねらった吸水シートが記載されている。しかし、同公
報には、中央吸収部からの液の漏れ出しや漏れ出した液
による漏れを防止する手段について何ら記載されていな
い。
【0005】従って、本発明の目的は、漏れ防止性、補
助吸収具の収納・保持性及び股間部のフィット性に優れ
た使い捨ておむつを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、股下部におけ
る幅方向中央部に位置する中央吸収部、該中央吸収部の
両側縁の外方にそれぞれ長手方向に沿うように形成され
たレッグ吸収部、及び該中央吸収部と該レッグ吸収部と
の間に位置し、該中央吸収部及び該レッグ吸収部より坪
量が低い中間領域を有する使い捨ておむつであって、前
記中央吸収部には、吸水性ポリマーを含有する高ポリマ
ー領域と、吸水性ポリマーを含有しないか又は該高ポリ
マー領域より吸水性ポリマーの坪量が低い低ポリマー領
域とが形成され、前記中間領域には、その長手方向に沿
って、吸水性ポリマーを含有しないか又は前記高ポリマ
ー領域より吸水性ポリマーの坪量が低い中間低ポリマー
領域が形成され、前記レッグ吸収部には、その長手方向
に沿って、前記中間低ポリマー領域より吸水性ポリマー
の坪量が高いレッグ部ポリマー領域が形成されており、
おむつの幅方向における前記レッグ吸収部の内側縁より
外方に、それぞれ長手方向に沿って弾性部材が配設され
ていることを特徴とする使い捨ておむつ使い捨ておむつ
を提供することにより、上記の目的を達成したものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基づいて説明する。第1実施形態の使い捨ておむ
つ1は、展開型の使い捨ておむつであり、図1及び図2
に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の
裏面シート3及びこれら両シート2、3間に介在された
液保持性の吸収体4を備え、実質的に縦長に形成されて
おり、着用時に着用者の背側に配される背側部Aの両側
縁部に、止着手段としてファスニングテープ5,5が二
対設けられ、着用時に着用者の腹側に配される腹側部B
の外表面に、これらのファスニングテープ5,5・を止
着するためのランディングゾーン(図示せず)が設けら
れている。
【0008】更に説明すると、使い捨ておむつ1は、そ
の外形が、長手方向の中央部が幅狭に括れた砂時計状の
形状を有しており、表面シート2及び裏面シート3は、
それぞれ、おむつの外形に等しい外形を有している。ま
た、背側部Aには、該背側部Aにおけるウエスト開口縁
部(着用時に背中側の開口縁部を形成する部分)11の
近傍に、幅方向に沿ってウエストギャザー形成用のウエ
スト部弾性部材12が配設されている。
【0009】本発明の使い捨ておむつ1は、股下部(着
用時に着用者の股下に配される部分)Cにおける幅方向
中央部に位置する中央吸収部6、中央吸収部6の両側縁
の外方にそれぞれ長手方向に沿うように形成されたレッ
グ吸収部7,7、及び該中央吸収部6とレッグ吸収部
7,7との間に位置し、中央吸収部6及びレッグ吸収部
7より坪量が低い中間領域8,8を有している。中央吸
収部6及びレッグ吸収部7,7は、図1に示すように使
い捨ておむつ1を緊張状態(各部の弾性部材を伸長させ
て平面状に拡げた状態)として平面視したときに、それ
ぞれ内部に液保持性の吸収性材料が存在する領域であっ
て、両者間に存在する両者より坪量の低い中間領域8に
より、両者は区分されている。
【0010】第1実施形態のおむつ1においては、表面
シート2と裏面シート3との間に、図2に示す断面構造
の単一の吸収体4が配されて、中央吸収部6及び両レッ
グ吸収部7,7が形成されている。吸収体4は、矩形シ
ート状の第1吸収体41における両側縁部(相対向する
両側縁端それぞれから所定幅の部分)を、それぞれ第1
吸収体41の上面側に折り返して積層し、その積層した
両積層部分41a,41a同士間に、矩形シート状で第
1吸収体41より幅狭の第2吸収体42を、両積層部分
41a,41aそれぞれの内側縁との間に所定幅の隙間
が形成されるように積層して形成されている。そして、
吸収体4の幅方向中央部には、第1及び第2の両吸収体
41,42が積層された2層の吸収層からなる中央多層
部が形成され、吸収体4の幅方向の両側部には、第1吸
収体41同士が積層された2層の吸収層からなる側部多
層部が形成され、該中央多層部及び該側部多層部間に
は、第1吸収体41のみの1層の吸収層からなる単層部
が形成されている。
【0011】使い捨ておむつ1における中央吸収部6
は、吸収体4の前記中央多層部及びその上下面を覆う表
裏面シート2,3により形成され、レッグ吸収部7,7
それぞれは、吸収体4の前記側部多層部及びその上下面
を覆う表裏面シート2,3により形成され、中間領域
8,8それぞれは、吸収体4の前記単層部及びその上下
面を覆う表裏面シート2,3により形成されている。使
い捨ておむつ1における中央吸収部6、レッグ吸収部
7,7及び中間領域8,8は、それぞれ縦長矩形状に形
成されており、それぞれ、長手方向がおむつ1の長手方
向と一致している。
【0012】本発明において、レッグ吸収部7,7は、
少なくとも股下部Cにおける中央吸収部6の幅方向の外
方に形成されていれば良いが、股下部Cから背側部A及
び腹側部Bの少なくとも一方に亘って配設されているこ
とが好ましく、本実施形態におけるように、股下部Cか
ら背側部A及び腹側部Bの両方に亘って配されているこ
とが一層好ましい。
【0013】中央吸収部6及びレッグ吸収部7,7それ
ぞれにおける吸収体の坪量(表裏面シート2,3等を含
まない坪量)は100〜700g/m2 が好ましく、1
50〜550g/m2 がより好ましい。中間領域8にお
ける吸収体の坪量は0〜300g/m2 が好ましく、7
0〜150g/m2 がより好ましい。尚、吸収体の坪量
が0g/m2 とは、その部分に吸収体が存在しないこと
を意味する。
【0014】中間領域8における吸収体の坪量と中央吸
収部6における吸収体の坪量との比(中央領域/中央吸
収部)は0〜0.5が好ましい。中間領域8における吸
収体の坪量とレッグ吸収部7における吸収体の坪量との
比(中間領域/レッグ吸収部)は0〜0.5が好まし
い。中央吸収部6と中間領域8との坪量差(両部位にお
ける吸収体の坪量差と同じ)は、少なくとも100g/
2 以上、特に200g/m2 以上が好ましく、レッグ
吸収部7と中間領域8との坪量差(両部位における吸収
体の坪量差と同じ)は、少なくとも100g/m2
上、特に200g/m2 以上が好ましい。
【0015】本発明の使い捨ておむつにおける中央吸収
部6には、吸水性ポリマーを含有する高ポリマー領域P
1と、吸水性ポリマーを含有しないか又は該高ポリマー
領域P1より吸水性ポリマーの坪量(単位面積当たりの
重量)が低い低ポリマー領域P2とが形成されている。
第1実施形態のおむつ1における低ポリマー領域P2
は、吸水性ポリマーを含有していない。このように、中
央吸収部6に高ポリマー領域P1と低ポリマー領域P2
とが形成されていると、排泄直後の大量の尿は、低ポリ
マー領域P2を伝って拡散し、高ポリマー領域P1で効
率よく吸収される。そのため、一度に多量の尿が排泄さ
れた場合等においても中央吸収部6からの漏れが生じに
くい。しかも、中央吸収部6からの漏れが生じた場合に
おいても、液が漏れ出す際の速度が遅くなるため、漏れ
出した液が、レッグ吸収部7,7において確実に吸収さ
れる。即ち、中央吸収部6で液を吸収しきれない場合、
従来の使い捨ておむつであれば、その液は、中央吸収部
上を走り勢いをつけておむつ側縁に向かい、この流れの
速い液を止めるのは、高吸水性ポリマーの吸収速度だけ
では難しい。しかし、本発明のおむつにおいては、低ポ
リマー領域P2で液を拡散して流速を小さくした後、高
ポリマー領域P1で吸収させるため、中央吸収部6から
液が漏れ出したとしても、その液は、おむつ側縁に向か
う移送速度が低減しており、そのため、レッグ吸収部
7,7で容易に止まり、確実に吸収される。
【0016】第1実施形態のおむつ1においては、中央
吸収部6の幅方向中央部に、低ポリマー領域P2が長手
方向に沿って形成されており、該低ポリマー領域P2の
両側それぞれに高ポリマー領域P1がそれぞれ長手方向
に沿って形成されている。
【0017】このように低ポリマー領域P2の両側に高
ポリマー領域P1を長手方向に沿って配置すると、排泄
直後の尿等の液体は低ポリマー領域P2を伝って長手方
向に沿って拡散し(図3の矢印E参照)、広い範囲の高
ポリマー領域P1で効率よく吸収される。従来の使い捨
ておむつにおいては、吸収パッド等の補助吸収具を併用
する場合、該補助吸収具は、中央の吸収部分の幅方向中
央部を覆うように配置されていたため、幅方向中央部付
近に配された吸水性ポリマーは効率よく使用されていな
かったが、本実施形態のおむつ1においては、幅方向中
央部付近の吸水性ポリマーを減らし、実際、主に使用さ
れる両側部分に集中的に配することにより、そのような
問題も解決することができる。即ち、ポリマー使用量を
抑制しつつ、吸収性能及び漏れ防止性能を向上させるこ
とができる。
【0018】更に、吸収体が、パルププレス吸収体、あ
るいは低パルプ坪量の混合積繊により得られる吸収体で
ある場合、散布された吸水性ポリマーによりおむつの内
表面上に凹凸が生じることがあり、中央吸収部の幅方向
中央部付近に高ポリマー領域P1が存在すると、その凹
凸が着用者の敏感(デリケート)な排尿部に触れて、違
和感、不快感を感じることがあるが、このような問題も
解決することができる。
【0019】第1実施形態の使い捨ておむつ1において
は、中央吸収部6の幅方向中央部に形成された前記低ポ
リマー領域P2の左右両側及び背側部A側の三方を囲む
ように前記高ポリマー領域P1がコ字状に形成されてい
る。高ポリマー領域P1を、低ポリマー領域P2の左右
両側及び背側部側を囲むように形成すると、背側部から
の漏れを効果的に防止できる。高ポリマー領域P1は、
低ポリマー領域P2の左右両側及び腹側部B側の三方を
囲むように設けることもでき、更に低ポリマー領域P2
の左右両側、背側部B側及び腹側部A側の四方を囲むよ
うに設けることもできる。この場合、腹側部Bからの漏
れ、又は背側部A及び腹側部Bからの漏れを効果的に防
止できる。
【0020】幅方向中央部の低ポリマー領域P2の三方
を高ポリマー領域P1で囲む場合の該高ポリマー領域P
1の形状は、コ字状の他、U字状、V字状、半円弧状等
の形状とすることができ、四方を囲む場合の形状は、額
縁状(四角形状)、楕円形、菱形、円形等とすることが
できる。尚、図5に、高ポリマー領域P1を、幅方向中
央部の低ポリマー領域P2の左右両側、背側部B側及び
腹側部A側の四方を囲むように設けた例を示した。
【0021】高ポリマー領域P1の吸水性ポリマーの坪
量は、少ないポリマー量で優れた漏れ防止性能を得る観
点から、50〜300g/m2 であり、70〜200g
/m 2 が好ましく、80〜160g/m2 がより好まし
い。低ポリマー領域P2の吸水性ポリマーの坪量は、少
ないポリマー量で優れた漏れ防止性能を得る観点から、
0〜20g/m2 であり、0〜5g/m2 が好ましく、
0g/m2 がより好ましい。高ポリマー領域P1と低ポ
リマー領域P2の吸水性ポリマーの坪量差は、少ないポ
リマー量で優れた漏れ防止性能を得る観点から、少なく
とも30g/m2 以上であり、30〜300g/m2
範囲内であることが好ましい。
【0022】本発明の使い捨ておむつにおける中間領域
8,8には、それぞれ、長手方向に沿って、吸水性ポリ
マーを含有しないか又は中央吸収部6の前記高ポリマー
領域P1より吸水性ポリマーの坪量が低い中間低ポリマ
ー領域P3が形成されており、レッグ吸収部7,7に
は、それぞれ、長手方向に沿って、隣接する中間領域8
の中間低ポリマー領域P3より吸水性ポリマーの坪量が
高いレッグ部ポリマー領域P4が形成されている。斯か
る構成を有するため、中央吸収部6を超えた尿は、中間
低ポリマー領域P3を有する中間領域8,8を長手方向
に拡散する(図3の矢印F参照)。そして、広範囲に拡
散した後、レッグ吸収部7,7におけるレッグ部ポリマ
ー領域P4に効率よく吸収される。これにより、中央吸
収部6から液が漏れ出した場合であっても、おむつの側
縁部からの漏れ出しが確実に防止される。
【0023】本発明の使い捨ておむつは、吸収パッド等
の補助吸収具を併用して着用しても良く、この場合に
は、中央吸収部6の性能が充分に発揮されない。そのよ
うな場合においても、中間低ポリマー領域P3で拡散さ
せ、その外側のレッグ部ポリマー領域P4により吸収さ
せることで、優れた漏れ防止性能が得られる。また、中
間低ポリマー領域P3は、坪量の小さい中間領域8,8
に形成されているため、該中間低ポリマー領域P3にお
ける拡散性は一層向上しており、それにより、中央吸収
部6から漏れ出した液は、一層吸収され易い状態でレッ
グ吸収部7へと受け渡される。
【0024】中間低ポリマー領域P3の吸水性ポリマー
の坪量は、少ないポリマー量で優れた漏れ防止性能を得
る観点から、0〜20g/m2 であり、0〜5g/m2
が好ましく、0g/m2 がより好ましい。同様の観点か
ら、高ポリマー領域P1と中間低ポリマー領域P3の吸
水性ポリマーの坪量差は、少なくとも30g/m2 以上
であり、30〜300g/m2 の範囲内であることが好
ましい。また、レッグ部ポリマー領域P4の吸水性ポリ
マーの坪量は、少ないポリマー量で優れた漏れ防止性能
を得る観点から、50〜300g/m2 であり、70〜
200g/m2 が好ましく、80〜160g/m2 がよ
り好ましい。レッグ部ポリマー領域P4と中間低ポリマ
ー領域P3の吸水性ポリマーの坪量差は、少ないポリマ
ー量で優れた漏れ防止性能を得る観点から、少なくとも
30g/m2 以上であり、30〜300g/m2 の範囲
内であることが好ましい。
【0025】第1実施形態の使い捨ておむつ1において
は、中間領域8,8の全域が中間低ポリマー領域P3で
あり、また、レッグ部ポリマー領域P4は、レッグ吸収
部7より幅狭の所定幅の帯状をなし、レッグ吸収部7の
長手方向の全域に亘って形成されている。
【0026】本発明の使い捨ておむつにおいては、おむ
つの幅方向におけるレッグ吸収部7,7の内側縁より外
方に、それぞれ長手方向に沿って弾性部材が配設されて
いる。レッグ吸収部7,7の内側縁より外方に弾性部材
を配設することにより、中央吸収部6にヨレを生じさせ
ることなく中間領域8,8を立ち上がらせることができ
る。即ち、中間領域8,8に弾性部材を配し、該弾性部
材により中間領域8,8が立ち上がるようにした場合に
は、弾性部材の収縮に伴い中央吸収部6にヨレが生じ、
それにより、最適化した中央吸収部6の吸水性ポリマー
の配置パターンが維持されなったり、該吸水性ポリマー
の配置パターンに歪みが生じたりして中央吸収部6の吸
収性能が低下する恐れがある。これに対し、本発明にお
いては、レッグ吸収部7,7の内側縁より配設した弾性
部材により中間領域8,8を立ち上がらせるようにした
ため、中央吸収部6にヨレを生じさせることなく、中間
領域8,8を立ち上がらせることができる。そして、立
ち上がった中間領域8は、防漏壁(立体障壁)として機
能し、また、両中間領域8,8間には、補助パッド等の
補助吸収具を安定的に保持し得る凹状の収納ポケットが
形成される。これにより、漏れ防止性が一層向上し、ま
た、補助吸収具の収納・保持性が向上する。ここで、補
助吸収具の収納・保持性とは、補助パッド等の補助吸収
具を使い捨ておむつの内表面上に配して併用する場合
に、該補助吸収具を適正位置に迅速に配置でき、また、
配置した補助吸収具が着用中にズレにくい性質をいう。
【0027】また、各レッグ吸収部7と中央吸収部6と
の間には、これら両者より坪量の小さい中間領域8が存
在するため、各レッグ吸収部7は、内縁部側から外縁部
側に向かうに従って下降するように容易に垂れ下がり、
そのため、装着時にレッグ吸収部7が中央吸収部6の内
表面側に倒れ込んでしまうという不都合が防止され、ま
た、着用者の大腿部に対してレッグ吸収部7,7が確実
にフィットする。即ち、本発明の使い捨ておむつは、装
着容易性及び大腿部へのフィット性にも優れている。
【0028】第1実施形態のおむつ1は、中間領域8,
8に、長手方向に沿って弾性部材が配設されておらず、
中間領域の収縮による中央吸収体のヨレという問題が生
じない。即ち、中間領域8によるレッグ吸収部及び/又
はレッグフラップ部の収縮を中間領域で緩和する効果が
向上し、レッグ吸収部及び/又はレッグフラップ部の収
縮に起因する中央吸収部6のヨレを効果的に低減するこ
とができる。更に、レッグ吸収部7,7の収縮により、
各レッグ吸収部7,7が股下部Cにおいて幅方向内方側
に凸状に確実に湾曲し、防漏壁形成性、パッド等の補助
吸収具の収納・保持性、更には、装着容易性、大腿部へ
のフィット性が向上する。
【0029】第1実施形態の使い捨ておむつ1において
は、おむつ1の左右両側それぞれにおけるレッグ吸収部
7,7及び該レッグ吸収部7,7よりも更に位置するレ
ッグフラップ部9,9それぞれに、長手方向に沿って、
それぞれ複数の弾性部材が配設されている。具体的に
は、各レッグ吸収部7における吸収体4と裏面シート3
との間に弾性部材14が二本配されており、各レッグフ
ラップ部9における表面シート2と裏面シート3との間
に弾性部材15が二本配されている。
【0030】このように、レッグ吸収部7に弾性部材1
4が配されているため、着用時に、レッグ吸収部7の肌
側の面が、着用者Mの脚廻りに対して良好に密着する。
そのため、中央吸収部6から漏れ出した液が、密着した
レッグ吸収部7によりその移動を確実に阻止され、その
液は、レッグ吸収部7により確実に吸収される。更に、
その外側に位置するレッグフラップ部9にも弾性部材1
5が配設されているため、おむつ側縁部からの液の漏れ
が一層確実に防止される。
【0031】第1実施形態の使い捨ておむつ1において
は、前記中央吸収部6に、上述したように、2層の吸収
層41,42からなる中央多層部(吸収体)が配され、
前記高ポリマー領域P1の吸水性ポリマーPは、実質的
に該吸収体における吸収層41,42間にのみ存在して
おり、且つ、該中央吸収部6にエンボス加工が施されて
いる。ここで、「実質的に」とは、吸収層41,42間
に吸水性ポリマーの殆どが存在していれば、その一部
が、吸収体4の表面に達しない程度に、各吸収層内に入
り込んでいても良いことを意味する。尚、低ポリマー領
域P2に吸水性ポリマーを配する場合も同様に吸収層間
に配することが好ましい。
【0032】吸水性ポリマーPを吸収層41,42間に
挟み込んだ状態で存在させることにより、ポリマー粒子
による肌側面の凹凸を防止でき、該凹凸による着用者の
違和感、不快感を防止できる。そして、この時、レッグ
吸収部7と中央吸収部6間に存在する低坪量の中間領域
8がレッグ吸収部7より収縮力が小さいために、レッグ
吸収部(レッグ吸収体)が内側へ湾曲して脚部にフィッ
トし、防漏性が高まる。
【0033】また、一般的に用いられる混合積繊の吸収
体(吸水性ポリマーとパルプ繊維等の繊維材料とを混在
させた吸収体)を用いる場合には、エンボス加工を施す
と吸収性材料(ポリマー、繊維材料等)を包む紙等の被
覆シートに、吸水性ポリマーの凹凸により穴が開く恐れ
があるが、吸収層間にポリマーを存在させた場合には、
そのような不都合を防止でき、そのため、従来以上にエ
ンボス模様を鮮やかに付与することが可能であり、ま
た、エンボスを強くかけることにより吸収体の剛性を向
上させることができるので、中央吸収部6のヨレを一層
確実に防止することができる。
【0034】また、エンボス加工により吸水性ポリマー
の一部を粉砕し高密度化させて硬化させると、中央吸収
部6の剛性が大幅に向上し、ヨレを一層低減することが
できる。この方法によれば、中央吸収部6に配された中
央多層部(吸収体)の坪量が低い場合等であっても、中
央吸収部6のヨレを防止できる。
【0035】尚、吸水性ポリマーの粉砕は吸収性能の低
下の原因となるため、エンボスは、できるだけ細い破線
パターンを使う等、吸収性能を低下させないように施す
ことが好ましい。また、エンボスのパターンとしては、
網目状、斑点状、直線・波線等のストライプ状、及びこ
れらの組み合わせ等が挙げられる。吸収体内での吸収性
ポリマーの移動を抑止するため、網目状等、区画で区切
られたパターンがより好ましい。
【0036】中央吸収部6の高ポリマー領域P1の形状
を額縁状、コ字状等にした場合には、エンボスにより高
ポリマー領域P1の少なくとも一部を硬化することで、
吸収体の剛性が高められる一方、低ポリマー領域P2
は、エンボスによる硬化が殆ど生じないため、柔らかさ
が維持される。そのため、中央吸収部6のヨレを防止し
ながらも、排尿部(中央吸収部6の幅方向中央部)の柔
らかさを維持でき、違和感、不快感を感じさせない。
【0037】中央多層部及び側部多層部の各吸収層は、
パルプ繊維、綿、親水性合成繊維等の繊維材料の集合体
からなることが好ましく、コスト、拡散性等の観点から
特にパルプ繊維の集合体からなることが好ましい。中央
多層部及び/又は側部多層部を2層構造とする場合の上
側(肌面側)吸収層には、親水性の不織布等を用いても
良く、下側の吸収層には親水性或いは疎水性の不織布、
フィルム等を用いても良い。各吸収層は、液拡散性、液
浸透性、フィット性向上の観点から、一部に開孔を有し
ていても良い。
【0038】第1実施形態の使い捨ておむつ1の各部の
形成材料について説明すると、表面シート2、裏面シー
ト3、ファスニングテープ5、ランディングゾーン(図
示せず)としては、それぞれ、従来、使い捨ておむつに
用いられている各種のものを特に制限なく用いることが
できる。
【0039】中央吸収部6、レッグ吸収部7,7、及び
中間領域8,8に配される吸収体としては、使い捨てお
むつ等における吸収体に従来用いられているものを特に
制限なく用いることができ、例えば、パルプ繊維、レー
ヨン、セルロース、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
繊維の集合体、これらの繊維集合体の全体又は一部に吸
水性ポリマーを保持させたもの等を用いることができ
る。
【0040】また、高ポリマー領域P1及びレッグ部ポ
リマー領域P4に配する吸水性ポリマーは、使い捨てお
むつ等における吸収体に従来用いられているものを特に
制限なく用いることができるが、自重の20倍以上の液
体を吸収・保持でき且つゲル化し得るものが好ましく、
例えば、デンプンや架橋カルボキシルメチル化セルロー
ス、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩の重合体
又は共重合体等、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリ
アクリル酸塩グラフト重合体を挙げることができる。低
ポリマー領域P2や中間低ポリマー領域P3に吸水性ポ
リマーを配する場合の吸水性ポリマーも同様のものを使
用することができる。中央吸収部とレッグ吸収部には同
種類のポリマーを使用して良いが、流れでる液をすばや
く吸収する目的からレッグ吸収部の方に中央吸収部より
も吸収速度の大きいポリマーを使用することが好まし
い。
【0041】ウエスト部弾性部材12及び弾性部材1
3,14それぞれの形成素材としては、天然ゴム、合成
ゴム、スパンデックス等を挙げることができ、それぞれ
の形態としては糸状、帯状、フィルム状等を挙げること
ができる。弾性部材13,14は、脚廻りの収縮性、加
工性、コスト等の観点から、糸ゴム又は平ゴム、特に平
ゴムが好ましい。
【0042】上述した諸効果の1つ又はそれ以上を効率
的に発現させる観点から、使い捨ておむつ1は、その股
下部Cにおいて、中央吸収部6の幅L1は5〜25cm
であることが好ましく、中間領域8の幅L2は0.5〜
10cmであることが好ましく、レッグ吸収部7の幅L
3は1〜10cmであることが好ましく、中央吸収部6
の幅方向中央部の低ポリマー領域P2の幅LPは1〜2
0cmであることが好ましい。同様の観点から、股下部
Cの最小幅Lに対する中央吸収部6の幅L1の比(L1
/L)は0.1〜0.8であることが好ましく、該最小
幅Lに対する中間領域8の幅L2の比(L2/L)は
0.01〜0.3であることが好ましく、該最小幅Lに
対するレッグ吸収部7の幅L3の比(L3/L)は0.
02〜0.3であることが好ましい。ここで、各部の寸
法や比は、おむつを緊張させた状態(図1参照)で計測
した寸法及びそれに基づく比である。
【0043】図4には、本発明の第2実施形態としての
使い捨ておむつ1’が示されている。第2実施形態の使
い捨ておむつ1’については、第1実施形態のおむつ1
と相違する点について説明する。特に説明しない点は、
第1実施形態と同様であり、上述した説明が適宜適用さ
れる。
【0044】第2実施形態の使い捨ておむつ1’におい
ては、長手方向の両側にそれぞれ長手方向にスリット4
3,43が形成された単一の吸収層からなる吸収体4’
が、表面シート2と裏面シート3との間の所定位置に配
されており、それにより、股下部Cに、幅方向中央部か
ら左右の両側縁に向かって、順に中央吸収部6、中間領
域8,8及びレッグ吸収部7,7が形成されている。本
実施形態における中間領域8は、表裏面シート2,3間
にスリット43が存在する部分であり、細幅の紡錘形状
あるいは長方形状に形成されている。また、中間領域
8,8には、吸収体4’が配されていない。中央吸収部
6の長手方向の両端部には、それぞれ高ポリマー領域P
1が幅方向に亘って形成されており(図中、符号P12
で示す)、両端部の該両高ポリマー領域P12,P12
とレッグ吸収部7,7の両レッグ部ポリマー領域P4,
P4とが吸収体4’の四隅部で連結されている。
【0045】本発明は、上述した両実施形態に制限され
ず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更
可能である。例えば、中央吸収部6とレッグ吸収部7,
7とは、互いに独立した吸収体を配置して形成されてい
ても良い。但し、上記の両実施形態のように、共通する
単一の吸収体4が、中央吸収部6、レッグ吸収部7,7
及び中間領域8,8に亘って配設されていることが、加
工工程の簡略化及び防漏効果向上の観点から好ましい。
【0046】尚、吸収体の坪量が、おむつの幅方向に緩
やかに変化し、中間領域8と中央吸収部6との境界、レ
ッグ吸収部7と中間領域8との境界が明確でない場合、
中間領域8と中央吸収部6との境界は、長手方向に沿っ
て延びる坪量が最も小さいライン(坪量同一の部分が幅
方向に連続して存在するときは最も幅方向中央寄りのラ
イン)と、長手方向に沿って延びる坪量が最も大きい中
央吸収部6上のライン(坪量同一の部分が幅方向に連続
して存在するときは最もおむつ外側縁寄りのライン)の
幅方向の中央を通る長手方向のラインを境界とし、レッ
グ吸収部7と中間領域8との境目は、長手方向に沿って
延びる坪量が最も小さいライン(坪量同一の部分が幅方
向に連続して存在するときは最もおむつ外側縁寄りのラ
イン)と、坪量が最も大きいレッグ吸収部7上のライン
(坪量同一の部分が幅方向に連続して存在するときは最
も幅方向中央寄りのライン)の幅方向中央を通る境目と
する。
【0047】また、レッグ吸収部7又はレッグフラップ
部9の何れか一方にのみ弾性部材(単数でも複数でも良
い)を配設しても良い。また、レッグ吸収部7に配設す
る弾性部材は、表面シート2と第2吸収体42との間、
第1及び第2吸収体41,42間、又は裏面シート3の
外面等に配設しても良い。また、中間低ポリマー領域P
3は、中間領域8,8の一部のみに形成されていても良
く、レッグ部ポリマー領域P4は、レッグ吸収部7の全
域に亘るように形成されていても良い。中央吸収部6に
おける高ポリマー領域P1の形成パターンとしては、額
縁状、コの字状、格子状、斑点状、直線・破線・波線等
のストライプ状、またはこれらの組み合わせ等が考えら
れる。尚、本発明の使い捨ておむつは、パンツ型の使い
捨ておむつでも良く、また、成人用のおむつとして特に
適している。また、本発明の使い捨ておむつは、補助吸
収具を併用せずに使用することもでき、また、補助吸収
具としても適している。
【0048】更に、防漏効果向上の目的で立体ギャザー
を配設することもできる。立体ギャザーの配設する場合
の配設位置には特に制限はないが、中央吸収体4上に固
定端を形成し、また、該固定端よりもおむつの幅方向外
方に延出した立体ギャザー形成用のシート材がレッグ吸
収体上にかからないことが好ましく、該シート材が中央
吸収体の外側縁を覆わないことがより好ましい。上述し
た両実施形態においては、レッグ吸収部が湾曲して盛り
上がることで防漏壁が形成されるため、特に立体ギャザ
ーを配設する必要はない。立体ギャザーを配設する場合
は、液透過性及び液不透過性の材料を使用できるが、固
定部分等での親水領域の減少を防止するため液透過性の
材料を用いることが好ましい。
【0049】また、レッグ吸収部及び/又はレッグ吸収
部近傍を長手方向に沿って着色し、左右の両着色領域に
挟まれた中央領域と視覚的に差別化できるようにするこ
とが好ましい。逆に中央領域を着色してもよい。これに
より、おむつ装着時の位置決め、補助吸収具装着の位置
決めの手間が大幅に改善される。着色方法としては、例
えば表面シートの両サイドを着色する、吸収体の上
層台紙の両サイド部分を着色する、吸収体の下層台紙
を着色し該台紙の両サイド部分を表面側に折り返す、等
の方法が挙げられる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、漏れ防止性、補助吸収
具の収納・保持性及び大腿部へのフィット性に優れた使
い捨ておむつを提供することができる。また、本発明の
使い捨ておむつは、吸水性ポリマーの使用量を抑制して
経済的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態としての使い捨
ておむつを示す平面図である。
【図2】図2は、図1のX−X断面を模式的に示す断面
図である。
【図3】図3は、本発明の使い捨ておむつの作用を説明
する説明図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態としての使い捨
ておむつを示す平面図である。
【図5】図5は、本発明の更に他の実施形態としての使
い捨ておむつを示す平面図である。
【符号の説明】
1,1’ 使い捨ておむつ 2 表面シート 3 裏面シート 4,4’ 吸収体 5 ファスニングテープ(止着手段) 6 中央吸収部 P1 高ポリマー領域 P2 低ポリマー領域 7 レッグ吸収部 P4 レッグ部ポリマー領域 8 中間領域 P3 中間低ポリマー領域 9 レッグフラップ部 13,14 弾性部材 A 背側部 B 腹側部 C 股下部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B029 BA03 BA18 BD13 4C098 AA09 CC03 CC05 CC10 CC12 CC15 CE07 DD05 DD06 DD22 DD25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 股下部における幅方向中央部に位置する
    中央吸収部、該中央吸収部の両側縁の外方にそれぞれ長
    手方向に沿うように形成されたレッグ吸収部、及び該中
    央吸収部と該レッグ吸収部との間に位置し、該中央吸収
    部及び該レッグ吸収部より坪量が低い中間領域を有する
    使い捨ておむつであって、 前記中央吸収部には、吸水性ポリマーを含有する高ポリ
    マー領域と、吸水性ポリマーを含有しないか又は該高ポ
    リマー領域より吸水性ポリマーの坪量が低い低ポリマー
    領域とが形成され、 前記中間領域には、その長手方向に沿って、吸水性ポリ
    マーを含有しないか又は前記高ポリマー領域より吸水性
    ポリマーの坪量が低い中間低ポリマー領域が形成され、 前記レッグ吸収部には、その長手方向に沿って、前記中
    間低ポリマー領域より吸水性ポリマーの坪量が高いレッ
    グ部ポリマー領域が形成されており、 おむつの幅方向における前記レッグ吸収部の内側縁より
    外方に、それぞれ長手方向に沿って弾性部材が配設され
    ていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 【請求項2】 前記中央吸収部の幅方向中央部に、前記
    低ポリマー領域が長手方向に沿って形成されており、該
    低ポリマー領域の両側に前記高ポリマー領域がそれぞれ
    長手方向に沿って形成されている請求項1記載の使い捨
    ておむつ。
  3. 【請求項3】 前記中央吸収部の幅方向中央部に形成さ
    れた前記低ポリマー領域の左右両側と背側部側及び/又
    は腹側部側とを囲むように前記高ポリマー領域が形成さ
    れている請求項2記載の使い捨ておむつ。
  4. 【請求項4】 前記中央吸収部に、複数の吸収層からな
    る吸収体が配され、前記高ポリマー領域の吸水性ポリマ
    ーは、実質的に該吸収体における吸収層間にのみ存在し
    ており、且つ、該中央吸収部にエンボス加工が施されて
    いる請求項1〜3の何れかに記載の使い捨ておむつ。
  5. 【請求項5】 前記中間領域には、弾性部材が長手方向
    に沿って配されていない請求項1〜4の何れかに記載の
    使い捨ておむつ。
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