JP2002209890A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JP2002209890A
JP2002209890A JP2001006058A JP2001006058A JP2002209890A JP 2002209890 A JP2002209890 A JP 2002209890A JP 2001006058 A JP2001006058 A JP 2001006058A JP 2001006058 A JP2001006058 A JP 2001006058A JP 2002209890 A JP2002209890 A JP 2002209890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
dimensional image
image data
resolution
dimensional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001006058A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Ogawa
英二 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001006058A priority Critical patent/JP2002209890A/ja
Publication of JP2002209890A publication Critical patent/JP2002209890A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元画像の解像度を切り換えることによ
り、3次元画像の表示までに要する時間を必要に応じて
調節できる超音波診断装置を提供する。 【解決手段】 超音波送受信手段11〜62と、信号処
理手段63〜66と、信号処理手段が生成した画像デー
タに基づいて3次元画像データを再構成する3次元画像
構成手段67と、超音波の送受信における被測定点のサ
ンプリング密度と3次元画像の再構成における画像デー
タの再構成密度との内の少なくとも一方を変化させるこ
とにより3次元画像の解像度を切り換えるために用いる
解像度指定手段1と、これに従って超音波送受信手段又
は3次元画像構成手段を制御する制御手段2〜10と、
画像表示手段70とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体に超音波を
送信して被検体から反射された超音波を受信し、受信し
た超音波が有する情報から得られる3次元画像に基づい
て医療診断を行うための超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】3次元画像を作成して表示することがで
きる超音波診断装置としては、デューク(Duke)大
学のシュテフェン W.スミス(Stephen W.
Smith)等による論文「高速超音波立体撮像システ
ム−第1部:トランスデューサ設計及びビーム操作(H
igh−Speed Ultrasound Volu
metric Imaging System−Par
tI:Transducer Design and
Beam Steering)」(IEEE超音波、フ
ェロエレクトロニクス、周波数制御会報第38巻第2号
1991年3月)に記載されているように、2次元超音
波トランスデューサアレイを用いて複数の断層画像を取
得し、これらの断層画像に基づいて、3次元画像データ
を再構成して表示するものが知られていた。このように
2次元超音波トランスデューサアレイを用いることによ
り、3次元画像データを高速に取得することができ、し
かも位置ずれが生じることも少ない。また、2次元超音
波トランスデューサアレイの送受信面と平行な断面画像
も得ることができるという特徴を有している。
【0003】ところで、このような超音波撮像システム
によって得られる3次元画像の解像度は、超音波の送受
信によってサンプリングされる被測定点の密度や、3次
元画像を再構成する際に用いられる画像データの密度に
よって決定される。上記論文に記載されている超音波撮
像システムにおいては、超音波の送受信における被測定
点のサンプリング密度や、画像を再構成する際に用いら
れる画像データの密度が一定であり、従って、一定の解
像度を有する3次元画像しか得られなかった。
【0004】しかしながら、特に3次元画像の場合に
は、高画質を得るために大量のデータを扱う必要があ
り、超音波の送受信を開始してから3次元画像の表示ま
でに要する時間は膨大なものとなってしまう。一方、撮
像範囲の確認等のように、高画質は不要であるが早急に
撮像画面を確認したい場合も存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記の点に鑑
み、本発明は、3次元画像の解像度を切り換えることに
より、3次元画像の表示までに要する時間を必要に応じ
て調節できる超音波診断装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係る超音波診断装置は、被検体に超音波を
送信し、被検体から反射された超音波を受信して検出信
号に変換する超音波送受信手段と、超音波送受信手段か
ら出力された検出信号に基づいて画像データを生成する
信号処理手段と、信号処理手段が生成した画像データに
基づいて3次元画像データを再構成する3次元画像構成
手段と、超音波の送受信における被測定点のサンプリン
グ密度と3次元画像の再構成における画像データの再構
成密度との内の少なくとも一方を変化させることにより
3次元画像の解像度を切り換えるために用いる解像度指
定手段と、解像度指定手段によって指定されたサンプリ
ング密度に従って超音波送受信手段を制御し、又は、解
像度指定手段によって指定された再構成密度に従って3
次元画像構成手段を制御する制御手段と、3次元画像構
成手段において再構成された3次元画像データに基づい
て画像を表示する画像表示手段とを具備する。
【0007】上記構成によれば、超音波の送受信によっ
てサンプリングされる被測定点のサンプリング密度と3
次元画像を再構成する際に用いられる画像データの再構
成密度との内の少なくとも一方を変化させることにより
3次元画像の解像度を切り換えることができるので、3
次元画像の表示までに要する時間を必要に応じて調節で
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の実施
の形態について説明する。なお、同一の構成要素には同
一の参照番号を付して、説明を省略する。図1は、本発
明の一実施形態に係る超音波診断装置の構成を示すブロ
ック図である。図1に示すように、この超音波診断装置
は、システム全体を制御するシステム制御部10と、シ
ステム制御部10の制御の下で超音波送受信部における
超音波の送受信条件の制御を行う送信周波数制御回路1
1、送信遅延制御回路12、送信パワー制御回路13、
受信感度制御回路14、受信遅延制御回路15とを含ん
でいる。
【0009】また、システム制御部10には、サンプリ
ング密度切換制御部2と、再構成密度切換制御部3とが
接続されている。サンプリング密度切換制御部2は、解
像度指定部1を用いた指定に従って、超音波の送受信に
おける被測定点のサンプリング密度を制御する。この指
定は、サンプリング密度、解像度、撮像時間等の様々な
パラメータを用いて行うことができる。また、再構成密
度切換制御部3は、解像度指定部1を用いた指定に従っ
て、3次元画像の再構成に用いられる画像データの再構
成密度を制御する。この指定は、再構成密度、解像度、
画像構成時間等の様々なパラメータを用いて行うことが
できる。
【0010】一般的には、通常は解像度を低くして超音
波の送受信から3次元画像の表示までを高速で行い、高
い解像度が必要なときのみ超音波の送受信における被測
定点のサンプリング密度及び3次元画像の再構成に用い
られる画像データの再構成密度を高くすることが、効率
的で望ましい。
【0011】超音波を送受信するために、本実施形態に
係る超音波診断装置は、送信のために用いる信号を発生
する信号発生器20と、この信号を増幅すると共に必要
な遅延時間を与えて駆動信号として出力する複数の送信
駆動回路30と、これらの駆動信号に基づいて超音波を
被検体に送信し、被検体から反射された超音波を受信し
て検出信号を出力する探触子40と、これらの検出信号
を増幅する複数のアンプ50と、検出信号に必要な遅延
時間を与える受信遅延回路60と、検出信号の対数変換
を行うログ(log)変換回路61と、検出信号の検波
を行う検波回路62とを含んでいる。
【0012】探触子40は、複数の超音波トランスデュ
ーサにより構成される1次元又は2次元の超音波トラン
スデューサアレイを含んでいる。超音波トランスデュー
サとしては、PZTやPVDF等の圧電素子を用いても
良いし、受信用に光検出方式の2次元センサアレイを用
いても良い。なお、光検出方式の2次元センサアレイに
ついては後で詳しく説明する。
【0013】送信系回路において、送信周波数制御回路
11は、信号発生器20から出力される信号の中心周波
数と周波数帯域とを制御する。また、送信遅延制御回路
12は、複数の送信駆動回路30から出力される駆動信
号の遅延時間を制御する。これにより、探触子40に含
まれている複数の超音波トランスデューサが、駆動信号
の時間差に対応した位相差を持つ超音波を、被検体に向
けてそれぞれ送信する。このような複数の超音波の波面
合成により、特定の送信フォーカスを有する超音波ビー
ムが形成される。さらに、送信パワー制御回路13が、
複数の送信駆動回路30から出力される駆動信号の振幅
を制御することにより、超音波の送信パワーが制御され
る。
【0014】受信系回路において、受信感度制御回路1
4が複数のアンプ50のゲインを制御することにより、
受信感度が制御される。また、受信遅延制御回路15
は、受信遅延回路60における検出信号の遅延時間を制
御する。受信遅延回路60の出力信号は、ログ変換回路
61において対数変換され、検波回路62において検波
された後、A/D変換回路63においてディジタル画像
データに変換されて画像メモリ64に記憶される。
【0015】このようにして得られた画像データに対し
て、画像処理部66において画像処理が施される。画像
処理としては、規格化処理、非線型階調処理、レスポン
ス強調処理、拡大・縮小・補間処理等が該当する。ま
た、3次元画像を表示するために、3次元画像構成部6
7において、画像メモリ64に蓄積された複数枚の断層
データから、ある体積についてのデータであるボクセル
データ(voxel data)を生成する。
【0016】さらに、DSC(ディジタル・スキャンコ
ンバータ)68において、セクタスキャンやリニアスキ
ャン等の様々な走査方式によって得られた画像データを
TV(テレビジョン)信号の走査に用いる画像データに
変換して、一般のモニタで観察できるようにする。ま
た、DSC68において、フレームレートの調整も行わ
れる。DSC68によって変換された画像データは、D
/A変換回路69においてアナログ信号に変換され、画
像表示部70に表示される。画像表示部70は、カラー
画像の表示が可能なものであることが望ましい。なお、
本実施形態においては、画像メモリ64、画像解析部6
5、画像処理部66をA/D変換回路63とDSC68
との間に設けることにより規格化段階におけるデータ量
を低減しているが、これらをDSC68とD/A変換回
路69との間に設けても良い。
【0017】次に、本発明の一実施形態に係る超音波診
断装置の動作について説明する。送信系回路において
は、送信周波数制御回路11が、信号発生器20が発生
する信号の中心周波数及び周波数帯域を制御し、送信遅
延制御回路12が、送信駆動回路30における駆動信号
の遅延時間を制御し、送信パワー制御回路13が、送信
駆動回路30が出力する駆動信号の振幅を制御する。ま
た、受信系回路においては、受信感度制御回路14が、
アンプ50のゲインを制御し、受信遅延制御回路15
が、受信遅延回路60における検出信号の遅延時間を制
御する。このように、超音波の送信中心周波数、送信周
波数帯域、送信フォーカス位置、送信パワー、受信感度
等の送受信条件が設定され、その送受信条件の下で超音
波の送受信が行われる。
【0018】検出信号をA/D変換することにより得ら
れた画像データは、フレーム単位で画像メモリ64に蓄
積される。蓄積された画像データは、読み出された画像
処理条件パラメータに従って画像処理部66において1
フレームごとに画像処理された後、再度画像メモリ64
に蓄積される。
【0019】あるいは、蓄積された画像データは、画像
解析部65において解析されて規格化パラメータが算出
され、規格化パラメータ及び画像処理条件パラメータに
従って画像処理部66において画像処理される。この解
析は、スキャン中のデータの中からあるフレームデータ
を抜き出して行われる。それ以降の連続するフレームに
おける画像処理に関しては、算出された規格化パラメー
タをそのまま用いても良い。
【0020】次に、超音波ビームの走査方法について詳
しく説明する。超音波ビームの送信は、所定の時間間隔
で繰り返し行われる。超音波ビームの方位は、送信遅延
制御回路12の制御の下で順次変更される。これによ
り、被検体の内部が、超音波ビームが形成する音線によ
って走査される。即ち、被検体の内部において、音線の
方向が順次変化する。これにより、例えば、図2に示す
ような走査を行う。図2においては、放射点200から
z方向に延びる超音波ビーム(音線202)が、扇形の
2次元領域206をθ方向に走査し、いわゆるセクタス
キャンを行う。
【0021】一方、送波及び受波のアパーチャを超音波
トランスデューサアレイの一部を用いて形成する場合に
は、このアパーチャを超音波トランスデューサアレイに
沿って順次移動させることにより、例えば、図3に示す
ような走査を行うことができる。図3においては、放射
点200からz方向に延びる音線202を直線上の軌跡
204に沿って平行移動させることにより、矩形状の2
次元領域206をx方向に走査し、いわゆるリニアスキ
ャンを行う。
【0022】また、超音波トランスデューサアレイが、
超音波送波方向に張り出した円弧に沿って形成されたい
わゆるコンベックスアレイである場合は、リニアスキャ
ンと同様な音線走査により、例えば図4に示すような走
査を行うことができる。図4においては、音線202の
放射点200を、発散点208を中心とした円弧状の軌
跡204に沿って移動させ、扇面状の2次元領域206
をθ方向に走査して、いわゆるコンベックススキャンを
行う。
【0023】本実施形態においては、サンプリング密度
切換制御部2の制御により、超音波画像の送受信におけ
る被測定点のサンプリング密度を変化させることができ
る。ここで、被測定点のサンプリング密度は、各々の音
線202におけるサンプリング間隔と、音線202の走
査間隔と、2次元領域206の数(断面数)とによって
決定される。
【0024】被測定点のサンプリング密度の変化につい
て、セクタスキャンを例にとり、図5〜図7を参照しな
がら説明する。図5の(a)に示す各々の音線202に
おけるサンプリング間隔を、図5の(b)に示すように
大きくすることにより、2次元領域206のサンプリン
グデータ数を減らすことができる。ただし、この場合に
は、超音波の送受信に要する時間は、あまり削減されな
い。
【0025】一方、図6の(a)に示す音線202の走
査間隔を、図6の(b)に示すように大きくすることに
より、2次元領域206のサンプリングデータ数を減ら
すことができる。この場合には、音線202の本数にほ
ぼ比例して、超音波の送受信に要する時間を削減するこ
とができる。
【0026】また、図7の(a)における2次元領域2
06の数(断面数)を、図7の(b)に示すように小さ
くすることにより、単位体積当りのサンプリングデータ
数を減らすことができる。この場合にも、断面数にほぼ
比例して、超音波の送受信に要する時間を削減すること
ができる。
【0027】本実施形態においては、これらの内の1
つ、又は、複数を組み合わせてサンプリングデータ数を
減らすことにより、超音波の送受信に要する時間を削減
することができる。
【0028】また、本実施形態においては、再構成密度
切換制御部3の制御により、超音波の送受信によって既
に得られた画像データの中から3次元画像を構成するた
めに用いられる画像データの密度を変更することができ
る。3次元画像は、複数のボクセルに関するボクセルデ
ータによって構成されるが、図8の(a)に示すボクセ
ルデータ212を、図6の(b)に示すように粗くする
ことにより、単位体積当りのボクセル数を減らすことが
できる。この場合にも、ボクセル数にほぼ比例して、3
次元画像の再構成に要する時間を削減することができ
る。
【0029】次に、超音波の受信に光検出方式の2次元
センサアレイを用いる場合の構成について説明する。光
検出方式の2次元センサアレイとして、以下に4つの例
を述べる。 (1)光ファイバーアレイを用いた例 図9に、先端に超音波検出素子を設けた光ファイバーア
レイを用いた2次元センサアレイを含む超音波診断装置
の一部を原理的に表す。図9において、光ファイバーア
レイ113は、微細な光ファイバー113a、113
b、113c・・・の断面を2次元マトリックス状に配
列させたものである。また、先端に設けられた超音波検
出素子114は、例えば、各々の光ファイバーの先端に
それぞれ形成されたファブリーペロー共振器(FPRと
略称)114a、114b、114c・・・又はファイ
バーブラッググレーティングにより構成される。
【0030】光源111から発生した光は、分光器11
2を通過し、光ファイバーアレイ113に入射する。そ
れぞれの光ファイバーに入射した光は、FPRの両端に
形成されたハーフミラー(図中右端)及び全反射ミラー
(図中左端)により反射される。この全反射面は、超音
波検出素子114に印加される超音波により幾何学的変
位を受けるので、反射光はこれにより変調されて、再び
分光器112に入射する。分光器112に入射された反
射光は、直接あるいは光ファイバー等を通して、又はレ
ンズ等の結像系115を介して、光検出器116に結像
する。
【0031】(2)光ヘテロダイン干渉光学系を用いた
例 図10に、光路差長を有する光ヘテロダイン干渉光学系
を用いた2次元センサアレイを含む超音波診断装置の一
部を原理的に表す。超音波が入射すると、レーザ共振器
150の全反射ミラー151が変位し、全反射ミラー1
51と透過ミラー153との間隔が変化する。このと
き、レーザ活性物質152の両脇に設置された2枚のミ
ラー間で生じる定常波の振動数即ち共振周波数が変化
し、レーザの発振周波数も偏移する。このレーザ光が干
渉光学系160に入射すると、分光器161を透過し、
部分反射ミラー162及び分光器161で反射し、レン
ズ165を介して光検出器166に入る光ビームL2
と、部分反射ミラー162を透過し、周波数シフター1
63及びプリズム164を通過し、再び部分反射ミラー
162を透過し、分光器161で反射し、レンズ165
を介して光検出器166に入る光ビームL3との間で光
路差長が生じる。
【0032】ここで、時間的に発振周波数が偏移する光
ビームが光路差長のある光ヘテロダイン干渉光学系に入
ると、元の光ヘテロダイン干渉信号の周波数を中心とし
て、時間遅延分に相当する発振周波数の変化分だけシフ
トした周波数のビート信号が生じる。この周波数変調さ
れたビート信号をアンプ171で増幅し、復調手段17
2で復調し、得られた復調信号を積分処理手段173で
積分処理すれば、周波数の変化即ち超音波の波形を再現
できる。この波形は波形表示部174に表示され、同時
に波形記憶部175に記憶される。
【0033】(3)エバネセント場を用いた例 図11に、反射界面近傍のエバネセント場に存在する物
体が超音波を受けて振動することによりエバネセント光
の光量が変化することを利用した超音波トランスデュー
サを含む超音波診断装置の一部を原理的に表す。図11
において、超音波トランスデューサは、プリズム13
3、間隙部134、オプティカルフラット135、及び
間隙を作るためのスペーサ136より構成される。超音
波がオプティカルフラット下面より入射すると、プリズ
ム底面の全反射光の光量が超音波の音圧強度に依存して
変化する。従って、レーザ共振器131とビーム拡大器
132とから構成される光源130より出射される拡大
されたレーザ光でプリズム底面を照射し、その全反射光
強度分布を光検出器140で読み出すことにより、超音
波の空間分布及び時間変化を計測する。
【0034】(4)光検出方式の2次元センサアレイと
超音波送信部とを一体化した例 光検出方式の2次元センサアレイは超音波を発信する機
能を持たないため、圧電素子等を用いた超音波送信部と
一体化させることにより、1つの探触子(プローブ)に
おいて超音波送受信部を形成することも考えられる。図
12に、そのような探触子の一例を示す。図12におい
ては、反射界面近傍のエバネセント光の光量がエバネセ
ント場に存在する物体が超音波を受けて振動することに
より変化することを利用した超音波トランスデューサ
に、超音波送信部として圧電素子(PZT)を取り付け
てある。オプティカルフラット135に吸音層142を
介して圧電素子(PZT)141を取り付け、音響レン
ズ143により集束ビームを形成する。
【0035】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、超音
波の送受信によってサンプリングされる被測定点のサン
プリング密度と3次元画像を再構成する際に用いられる
画像データの再構成密度との内の少なくとも一方を変化
させることにより3次元画像の解像度を切り換えること
ができるので、3次元画像の表示までに要する時間を必
要に応じて調節できる。これにより、必要なときだけ高
画質データを表示し、通常は撮像・処理速度を優先させ
る超音波診断装置を実現することが可能であり、作業の
効率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る超音波診断装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る超音波診断装置にお
けるセクタスキャンの例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る超音波診断装置にお
けるリニアスキャンの例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る超音波診断装置にお
けるコンベックススキャンの例を示す図である。
【図5】セクタスキャンにおいて各々の音線におけるサ
ンプリング間隔を変える例を示す図である。
【図6】セクタスキャンにおいて音線の走査間隔を変え
る例を示す図である。
【図7】セクタスキャンにおいて走査を行う2次元領域
の数(断面数)を変える例を示す図である。
【図8】3次元画像の再構成において単位体積当りのボ
クセル数を変える例を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態において用いることができ
る光検出方式の第1の例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態において用いることがで
きる光検出方式の第2の例を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態において用いることがで
きる光検出方式の第3の例を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態において用いることがで
きる光検出方式の第4の例を示す図である。
【符号の説明】
1 解像度指定部 2 サンプリング密度切換制御部 3 再構成密度切換制御部 10 システム制御部 11 送信周波数制御回路 12 送信遅延制御回路 13 送信パワー制御回路 14 受信感度制御回路 15 受信遅延制御回路 20 信号発生器 30 送信駆動回路 40 探触子(プローブ) 50 アンプ 60 受信遅延回路 61 ログ変換回路 62 検波回路 63 A/D変換回路 64 画像メモリ 65 画像解析部 66 画像処理部 67 3D画像構成部 68 DSC 69 D/A変換回路 70 画像表示部 111、130 光源 112、161 分光器 113 光ファイバーアレイ 113a、113b、113c、… 光ファイバー 114 超音波検出素子 114a、114b、114c、… ファブリーペロー
共振器(FPR) 115 結像系 116、140、166 光検出器 131、150 レーザ共振器 132 ビーム拡大器 133、164 プリズム 134 間隙部 135 オプティカルフラット 136 スペーサ 141 圧電素子 142 吸音層 143 音響レンズ 151 全反射ミラー 152 レーザ活性物質 153 透過ミラー 160 干渉光学系 162 部分反射ミラー 163 周波数シフター 165 レンズ 171 アンプ 172 復調手段 173 積分処理手段 174 波形表示部 175 波形記憶部 200 放射点 202 音線 204 放射点の軌跡 206 2次元領域 208 発散点 210 サンプリング点 212 ボクセル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に超音波を送信し、被検体から反
    射された超音波を受信して検出信号に変換する超音波送
    受信手段と、 前記超音波送受信手段から出力された検出信号に基づい
    て画像データを生成する信号処理手段と、 前記信号処理手段が生成した画像データに基づいて3次
    元画像データを再構成する3次元画像構成手段と、 超音波の送受信における被測定点のサンプリング密度と
    3次元画像の再構成における画像データの再構成密度と
    の内の少なくとも一方を変化させることにより3次元画
    像の解像度を切り換えるために用いる解像度指定手段
    と、 前記解像度指定手段によって指定されたサンプリング密
    度に従って前記超音波送受信手段を制御し、又は、前記
    解像度指定手段によって指定された再構成密度に従って
    前記3次元画像構成手段を制御する制御手段と、 前記3次元画像構成手段において再構成された3次元画
    像データに基づいて画像を表示する画像表示手段と、を
    具備する超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理手段が、前記超音波送受信
    手段から出力された検出信号に基づいて複数の断面画像
    データを生成し、 前記3次元画像構成手段が、前記信号処理手段が生成し
    た複数の断面画像データに基づいて3次元画像データを
    再構成することを特徴とする請求項1記載の超音波診断
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、各々の断面画像データ
    におけるデータ密度を変化させることにより3次元画像
    の解像度を切り換えることを特徴とする請求項2記載の
    超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、断面画像データの断面
    数を変化させることにより3次元画像の解像度を切り換
    えることを特徴とする請求項2記載の超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、3次元画像を構成する
    3次元ボクセルデータの密度を変化させることにより3
    次元画像の解像度を切り換えることを特徴とする請求項
    2記載の超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 前記超音波送受信手段が、2次元状に配
    列された複数の超音波検出素子であって、印加される超
    音波に基づいて、光源から入射された光を変調する前記
    複数の超音波検出素子を含むことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項記載の超音波診断装置。
JP2001006058A 2001-01-15 2001-01-15 超音波診断装置 Withdrawn JP2002209890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001006058A JP2002209890A (ja) 2001-01-15 2001-01-15 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001006058A JP2002209890A (ja) 2001-01-15 2001-01-15 超音波診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002209890A true JP2002209890A (ja) 2002-07-30

Family

ID=18874013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001006058A Withdrawn JP2002209890A (ja) 2001-01-15 2001-01-15 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002209890A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532226A (ja) * 2004-04-16 2007-11-15 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データセットの視覚化
JP2008070278A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 微小振動の検出方法および微小振動計
JP2013150764A (ja) * 2011-12-26 2013-08-08 Canon Inc 音響波取得装置
US10403008B2 (en) 2016-11-21 2019-09-03 Canon Kabushiki Kaisha Image generating apparatus and control method therefor
JP2020171813A (ja) * 2016-01-21 2020-10-22 キヤノン株式会社 被検体情報取得装置および信号処理方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532226A (ja) * 2004-04-16 2007-11-15 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データセットの視覚化
JP4829217B2 (ja) * 2004-04-16 2011-12-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データセットの視覚化
JP2008070278A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 微小振動の検出方法および微小振動計
JP2013150764A (ja) * 2011-12-26 2013-08-08 Canon Inc 音響波取得装置
JP2020171813A (ja) * 2016-01-21 2020-10-22 キヤノン株式会社 被検体情報取得装置および信号処理方法
US10403008B2 (en) 2016-11-21 2019-09-03 Canon Kabushiki Kaisha Image generating apparatus and control method therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4713382B2 (ja) 超音波診断装置及びデータ解析計測装置
US6609425B2 (en) Ultrasonic probe and ultrasonic diagnosis apparatus using the same
US6210331B1 (en) Confocal ultrasonic imaging system
JP4220102B2 (ja) 動的変化検出方法、動的変化検出装置及び超音波診断装置
JP4860945B2 (ja) 超音波診断装置
JP2002209894A (ja) 超音波用探触子
EP1156345B1 (en) Method of generating image data and ultrasonic diagnostic apparatus using the same
JP2005253827A (ja) 超音波撮像方法及び装置
JP3903105B2 (ja) 動的変化検出方法、動的変化検出装置及び超音波診断装置
US8282551B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus, data analysis method, and data analysis program
US6901157B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
US6783494B2 (en) Ultrasonic probe and ultrasonic diagnosing apparatus using the same
JP2002209890A (ja) 超音波診断装置
WO2013176112A1 (ja) 超音波画像生成方法および超音波画像診断装置
US6640633B2 (en) Ultrasonic imaging method and ultrasonic imaging apparatus
JP4266523B2 (ja) 超音波診断装置
JP2013244194A (ja) 超音波信号処理装置および超音波信号処理方法
JP2002209889A (ja) 超音波診断装置
JP2866972B2 (ja) 超音波診断装置
JP2005102988A (ja) 超音波診断装置
JP3851704B2 (ja) 超音波診断装置
JPH0614927A (ja) 超音波診断装置
JP3101301B2 (ja) 超音波診断装置
JP3530681B2 (ja) 超音波撮像装置
JPS61128947A (ja) 超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080401