JP2002209024A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2002209024A
JP2002209024A JP2001003079A JP2001003079A JP2002209024A JP 2002209024 A JP2002209024 A JP 2002209024A JP 2001003079 A JP2001003079 A JP 2001003079A JP 2001003079 A JP2001003079 A JP 2001003079A JP 2002209024 A JP2002209024 A JP 2002209024A
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reservation
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transmission reservation
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JP2001003079A
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Kenichi Kamata
謙一 鎌田
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の回線に接続され、通信中の通信相手へ
の送信処理を保留することにより送信時間を低減するフ
ァクシミリ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 待機中の送信予約があって(S31でY
ES)、回線に空きがあり(S32でYES)、通信中
の送受信処理があり(S33でYES)、送信予約の通
信相手と通信中の通信相手との電話番号が一致しない場
合(S34でNO)、回線の空きを判断して(S36)
送信する(S37又はS38)。電話番号が一致する場
合(S34でYES)、前記送信予約は保留にして他の
待機中の送信予約が送信可能か否かを調べる(S35、
S34)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回線に接続
されるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の回線に接続されるファクシミリ装
置は、複数の送受信を並行して行なうことができる。例
えば2つの回線に接続される場合、送信と送信、送信と
受信、又は受信と受信とを並行して行なうことができ
る。ファクシミリ装置は、画像データの送信を送信予約
として受け付ける。このとき、ファクシミリ装置は送信
先の電話番号、通信モード(例えば解像度)、送信の優
先順位(即時発信、時刻指定等)の指定も受け付ける。
【0003】送信先の電話番号が指定された場合、送信
すべき原稿を読み取り、読み取った原稿を画像データと
して記憶し、送信先の電話番号、通信モード、優先順
位、画像メモリのアドレス、ページ数等を送信予約情報
として記憶する。ファクシミリ装置は、優先順位に応じ
て、送信先へ画像データを送信するためのファクシミリ
動作(送信処理)を行なう。送信処理が正常に終了しな
い場合(例えば送信先が通信中である場合)、所定の時
間間隔を置いて所定の回数だけ送信処理を繰り返す。送
信処理が正常に終了した場合は送信予約の正常終了を記
憶し、所定の回数の送信処理が終了した場合は送信予約
の異常終了を記憶する。
【0004】図8は、従来のファクシミリ装置の送信実
行処理の手順を示すフローチャートである。該ファクシ
ミリ装置はITU(国際電気通信連合)−T勧告T.3
0の標準通信規格の手順に従って動作する。また、前記
ファクシミリ装置は複数の電話回線(回線1及び回線
2)に接続されている。ファクシミリ装置は、待機中の
送信予約があるか否かを判断する(S81)。送信予約
が無い場合は送信予約が入力されるまで待ち続ける(S
81でNO)。
【0005】待機中の送信予約がある場合(S81でY
ES)、ファクシミリ装置は回線1が空いているか否か
を判断し(S82)、回線1が空いている場合は(S8
2でYES)、回線1で送信処理を実行し(S83)、
送信処理の終了後、S81に戻って、待機中の送信予約
があるか否かを判断する。回線1が空いていない場合は
(S82でNO)、回線2が空いているか否かを判断す
る(S84)。回線2が空いている場合(S84でYE
S)、回線2で送信処理を実行し(S85)、送信処理
の終了後、S81に戻って、待機中の送信予約があるか
否かを判断する。回線2も空いていない場合は(S84
でNO)、S82に戻って、回線が空くまで待ち続け
る。
【0006】以上のような従来のファクシミリ装置は、
送信予約された画像データを空いている回線に順番に割
り当てて、割り当てた回線から送信処理を行なう。
【0007】たとえば、回線1、回線2が共に未使用の
場合であって、送信予約の送信先が優先順位の順にA
社、B社、C社…と並んでいるとき、まず回線1をA社
に割り当てて送信処理を実行する。次に、回線2をB社
に割り当てて送信処理を実行する。回線1又は回線2の
送信処理が終了したとき、空いた回線をC社に割り当て
て送信処理を実行する。また、回線1でD社から送信さ
れた画像データを受信している場合であって、送信予約
の送信先が優先順位の順にA社、B社、C社…と並んで
いるとき、回線2をA社に割り当てて画像データの送信
処理を実行する。回線1の受信処理又は回線2の送信処
理が終了したとき、空いた回線をB社に割り当てて送信
処理を実行する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、回線1、回
線2が共に未使用の場合であって、送信予約の送信先が
優先順位の順にA社(第1画像データ)、A社(第2画
像データ)、B社…と並んでいるとき、まず回線1をA
社に割り当てて第1画像データの送信処理を開始する。
次に、回線2をA社に割り当てて第2画像データの送信
処理を開始する。しかし、既に回線1よりA社と通信し
ているため、回線2は送信先の回線が通信中となって送
信を行なうことができない。そのため、回線1の送信処
理が終了するまで、回線2の送信処理は終了せず、何度
も選択信号を出力し、場合によっては送信が失敗すると
いう問題があった。また、回線2をA社に割り当ててい
るためB社への送信処理も実行されないという問題があ
った。
【0009】同様に、回線1でA社から送信された画像
データを受信している場合、回線2にA社を割り当てて
画像データの送信処理を開始したとき、送信先の回線が
通信中となり送信を行なうことができないという問題が
あった。
【0010】本発明は斯かる問題を解決するためになさ
れたものであり、複数の回線に接続され、通信中の通信
相手と同じ相手へ画像データを送信する送信予約を保留
にすることにより、前記通信相手へ送信しようとして何
度も選択信号を出力する、又は送信が失敗することを防
止し、送信予約を処理する時間を短縮することができる
ファクシミリ装置を提供することを目的とする。また、
本発明の他の目的は、通信中の通信相手と異なる相手へ
画像データを送信する送信予約を優先的に実行すること
により、通信中の通信相手へ送信しようとして何度も選
択信号を出力する、又は送信が失敗することを防止し、
送信予約を処理する時間を短縮することができるファク
シミリ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るファクシ
ミリ装置は、通信相手の識別情報を記憶する手段と、空
き回線及び通信中の回線がある場合、待機中の送信予約
の送信先の識別情報と通信中の通信相手の識別情報とが
一致するか否かを判別する手段と、前記送信先の識別情
報と前記通信相手の識別情報とが一致しない場合に、前
記空き回線で前記送信予約の送信処理を実行する手段と
を備えることを特徴とする。
【0012】第2発明に係るファクシミリ装置は、前記
送信先の識別情報と前記通信相手の識別情報とが一致す
る場合に、前記送信予約以外の送信予約があるか否かを
判断する手段と、該送信予約がある場合、該送信予約の
送信先の識別情報と前記通信相手の識別情報とが一致す
るか否かを判別する手段と、前記送信先の識別情報と前
記通信相手の識別情報とが一致しない場合に、前記空き
回線で前記送信予約の送信処理を実行する手段とを備え
ることを特徴とする。
【0013】第3発明に係るファクシミリ装置は、前記
送信予約以外の送信予約がない場合、前記通信中の回線
の内、少なくとも1回線の通信処理が終了したとき、通
信中の回線があるか否かを判断する手段と、通信中の回
線がない場合に、空き回線で待機中の送信予約の送信処
理を実行する手段とを備えることを特徴とする。
【0014】第1発明にあっては、複数の回線に接続さ
れるファクシミリ装置において、送信予約を受け付ける
際、送信先の識別情報を記憶し、また、受信の際、送信
元の識別情報を記憶しておき、待機中の送信予約がある
か否かを判断し、該送信予約がある場合は、送信の優先
順位の最も高い送信予約を選び、送信可能な回線の空き
があるかどうかを判断し、空きがある場合は通信中の回
線があるか否かを判断し、通信中の回線がある場合は、
前記送信予約の送信先の識別情報と通信中の通信相手の
識別情報とが一致するか否かを判別し、一致しないとき
は、送信可能な空き回線を用いて前記送信予約の送信処
理を実行することにより、通信中の通信相手へ送信しよ
うとして何度も選択信号を出力する、又は送信が失敗す
ることを防止し、送信予約を処理する時間を短縮するこ
とができる。
【0015】第2発明にあっては、送信予約の送信先の
識別情報と通信中の通信相手の識別情報とが一致すると
きは、前記送信予約の送信処理を保留にしておき、保留
にした送信予約以外の送信予約があるか否かを判断し、
該送信予約がある場合は、送信の優先順位の最も高い送
信予約を選び、該送信予約の送信先の識別情報と前記通
信相手の識別情報とが一致するか否かを判別し、一致し
ないときは、送信可能な空き回線を用いて前記送信予約
の送信処理を実行することにより、通信中の通信相手へ
送信しようとして何度も選択信号を出力する、又は送信
が失敗することを防止し、送信予約を処理する時間を短
縮することができる。
【0016】第3発明にあっては、保留にした送信予約
以外の送信予約がない場合は、通信中の回線の内、少な
くとも1回線の通信処理が終了したか否かを判断し、前
記1回線の通信処理が終了したとき、送信の優先順位の
最も高い送信予約を選び、通信中の回線があるか否かを
判断し、通信中の回線がない場合は、送信可能な空き回
線を用いて前記送信予約の送信処理を実行し、通信中の
回線がある場合は、前記送信予約の送信先の識別情報と
通信中の通信相手の識別情報とが一致するか否かを判別
し、一致しないときは、送信可能な空き回線を用いて前
記送信予約の送信処理を実行することにより、待機中の
送信予約を効率良く処理することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。
【0018】実施の形態 1.図1は、本発明の実施の
形態1に係るファクシミリ装置のブロック図である。該
ファクシミリ装置はITU−T勧告T.30の標準通信
規格の手順に従って動作する。本実施の形態のファクシ
ミリ装置は、画像データ送受信のためのNCU(ネット
ワーク・コントロール・ユニット)21,31を備えて
おり、夫々が電話回線2及びモデム22、並びに電話回
線3及びモデム32に接続されている。電話回線2及び
電話回線3は、図面には示していないが、夫々交換機に
接続され、該交換機が電話回線を介して通信相手の交換
機に接続され、該交換機が電話回線を介して通信相手の
ファクシミリ装置に接続されている。
【0019】1はCPUであり、該CPU1はファクシ
ミリ装置の主制御部であり、バス4を介し、NCU2
1、モデム22、NCU31、モデム32、ROM5、
RAM6、画像メモリ7、操作部8、CODEC9、ス
キャナ10、プリンタ11に夫々接続され、ROM5に
格納された制御プログラムに従って装置各部を制御して
ファクシミリ動作を実行する。CPU1は、NCU21
又はNCU31を用いて回線制御を行ない、また、通信
相手からの画像データ、スキャナ10を用いて読み取
り、CODEC9を用いて符号化して圧縮した画像デー
タ、又は所定の通信プロトコルによるファクシミリ動作
制御用の手順信号をモデム22又はモデム32を用いて
送受信する。
【0020】RAM6はファクシミリ動作実行時の各種
データを一時格納するためのメモリであり、送信先の電
話番号、通信モード(例えば解像度)、送信の優先順位
(即時発信、時刻指定等)、画像メモリのアドレス、ペ
ージ数等の送信予約情報を記憶する送信予約テーブル6
aを備えている。
【0021】送信された画像データを受信する場合、C
PU1はモデム22又はモデム32が受信した送信元の
ファクシミリ装置の電話番号をRAM6に格納する。送
信元の電話番号は、ファクシミリ手順中のTSI信号に
より認識する。前記画像データは符号化して圧縮されて
いるため、CODEC9にて復号し、復号した画像デー
タを、例えばダイナミックRAM(DRAM)で構成さ
れた画像メモリ7に記録する。記録された画像データは
プリンタ11に送られ、該プリンタ11で印刷される。
操作部8は、ファクシミリ装置の動作状態が表示される
図示しないディスプレイ、及び該ディスプレイを見なが
らファクシミリ装置を操作するために必要なテンキー、
短縮ダイヤルキー、ファンクションキー等を備えてい
る。
【0022】図2は、本発明の実施の形態1に係るファ
クシミリ装置のCPU1による送信受付処理の手順を示
すフローチャートである。CPU1は、画像データの送
信を送信予約として受け付ける。そのため、操作部8が
操作される、又はスキャナ10に送信すべき原稿がセッ
トされる等の入力があるまで待機する(S21)。前記
入力を受け付けたとき、CPU1は送信先の電話番号を
操作部8のテンキー又は短縮ダイヤルキーを用いて指定
するよう要求し、前記ディスプレイに指示を表示する
(S22)。場合によっては、通信モード(例えば解像
度)、送信の優先順位(即時発信、時刻指定等)の指定
も受け付ける。CPU1は、電話番号が入力されるまで
待機し続ける(S22でNO)。
【0023】送信先の電話番号が指定された場合(S2
2でYES)、CPU1は、送信すべき原稿をスキャナ
10を用いて読み取る(S23)。読み取った原稿は、
CODEC9にて符号化して圧縮し、画像データとして
画像メモリ7に記憶する。CPU1は、前記原稿の全て
のページを読み取り終えるまで原稿の読み取りを続ける
(S23でNO)。原稿の読み取りが終了した場合(S
23でYES)、送信先の電話番号、通信モード、優先
順位、画像メモリのアドレス、ページ数等を送信予約情
報として送信予約テーブル6aに記憶する(S24)。
【0024】CPU1は、符号化された前記画像データ
を、モデム22又はモデム32を用い、NCU21及び
電話回線2、又はNCU31及び電話回線3を介し、優
先順位に応じて送信先のファクシミリ装置へ送信するた
めのファクシミリ動作(送信処理)を行なう(S2
5)。送信処理が正常に終了しない場合(S25でN
O。例えば送信先が通信中である場合)、所定の時間間
隔を置いて所定の回数だけ送信処理を繰り返す。送信処
理が正常に終了した場合、又は所定の回数の送信処理が
終了した場合(S25でYES)、送信予約テーブル6
aに前記送信予約の正常終了又は異常終了を記憶する
(S26)。
【0025】図3及び図4は、本発明の実施の形態1に
係るファクシミリ装置のCPU1による送信実行処理の
手順を示すフローチャートである。CPU1は、送信予
約テーブル6aを検索して、待機中の送信予約があるか
否かを判断し(S31)、送信予約がない場合は、送信
予約が入力されるまで待ち続ける(S31でNO)。送
信予約がある場合(S31でYES)、CPU1は待機
中の送信予約の中から最も優先順位が高い送信予約(例
えば最も予約時刻が古い送信予約)を選んで送信候補と
し、次に、CPU1は回線の空きがあるか否かを判断し
(S32)、空きがない場合は回線が空くまで待ち続け
る(S32でNO)。
【0026】回線の空きがある場合(S32でYE
S)、現在通信中のファクシミリ動作(送信処理又は受
信処理)があるか否かを判断する(S33)。ファクシ
ミリ動作がある場合(S33でYES)、CPU1はR
AM6に記憶されている通信中の通信相手の電話番号
が、前記送信候補の送信先の電話番号と一致するか否か
を判別する(S34)。電話番号が一致する場合(S3
4でYES)、CPU1は前記送信候補を一旦保留し、
次に、保留した送信予約以外の送信予約があるか否かを
判断する(S35)。
【0027】保留した送信予約以外の送信予約がある場
合は(S35でYES)、該送信予約の中の優先順位が
最も高い送信予約を新たな送信候補とし、S34に戻っ
て、RAM6に記憶されている通信中の通信相手の電話
番号が、前記送信候補の送信先の電話番号と一致するか
否かを判別する。
【0028】保留した送信予約以外の送信予約がない場
合は(S35でNO)、前記通信中のファクシミリ動作
が終了したか否かを判別する(S41)。前記ファクシ
ミリ動作が終了していない場合(S41でNO)、保留
した送信予約以外に新たな送信予約が入力されたか否か
を判別する(S42)。新たな送信予約が無い場合は、
S41に戻って前記通信中のファクシミリ動作が終了し
たか否かを判別する。新たな送信予約がある場合は(S
42でYES)、該送信予約を送信候補とし、S34に
戻って、RAM6に記憶されている通信中の通信相手の
電話番号が、前記送信候補の送信先の電話番号と一致す
るか否かを判別する。
【0029】前記ファクシミリ動作が終了した場合(S
41でYES)、待機中の送信予約の中から優先順位が
最も高い送信予約を選んで送信候補とする(S43)。
電話回線2及び電話回線3は空き回線となっているの
で、電話回線2又は電話回線3で前記送信候補の送信処
理を実行する(S44)。送信処理の終了後、S31に
戻って、CPU1は待機中の送信予約があるか否かを判
断する。現在通信中のファクシミリ動作がない場合(S
33でNO)、又は、RAM6に記憶されている通信中
の通信相手の電話番号が、送信候補の送信先の電話番号
と一致しない場合(S34でNO)、CPU1は電話回
線2が空いているか否かを判断する(S36)。
【0030】電話回線2が空いている場合(S36でY
ES)、電話回線2で送信処理を実行し(S37)、電
話回線2が空いていない場合(S36でNO)、電話回
線3で送信処理を実行する(S38)。送信処理の終了
後、S31に戻って、CPU1は待機中の送信予約があ
るか否かを判断する。
【0031】以上のようなファクシミリ装置は、現在通
信中の通信相手の電話番号と同じ電話番号を持つ送信先
へ画像データを送信する送信予約を保留にする。また、
現在通信中の通信相手の電話番号と異なる電話番号を持
つ送信先へ画像データを送信する送信予約を優先的に実
行する。このため、現在通信中の通信相手へ送信しよう
として何度も選択信号を出力する、又は送信が失敗する
ことを防止し、送信予約を処理する時間を短縮すること
ができる。
【0032】更に、現在待機中の送信予約の送信先の電
話番号が、何れも現在通信中の通信相手の電話番号と一
致する場合は、現在通信中のファクシミリ動作が終了し
たときに、尤も優先順位の高い送信予約を実行すること
により、待機中の送信予約を効率良く処理することがで
きる。
【0033】実施の形態 2.本発明の実施の形態2に
係るファクシミリ装置は、ITU−T勧告T.30の標
準通信規格の手順に従って動作し、3回線以上の電話回
線に接続されている。
【0034】図5は、前記ファクシミリ装置のブロック
図である。本実施の形態のファクシミリ装置は、画像デ
ータ送受信のためのNCU21,21,…を備えてお
り、夫々が電話回線2,2,…及びモデム22,22,
…に接続されている。NCU21,21,…及びモデム
22,22,…はバス4に接続され、該バス4を介して
CPU1に制御される。その他、実施の形態1と同一部
分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。ま
た、本実施の形態のファクシミリ装置は、実施の形態1
と同様にしてCPU1による送信受付処理を行なう。
【0035】図6及び図7は、本発明の実施の形態2に
係るファクシミリ装置のCPU1による送信実行処理の
手順を示すフローチャートである。CPU1は、送信予
約テーブル6aを検索して、待機中の送信予約があるか
否かを判断し(S61)、送信予約がない場合は、送信
予約が入力されるまで待ち続ける(S61でNO)。送
信予約がある場合(S61でYES)、CPU1は待機
中の送信予約の中から最も優先順位が高い送信予約(例
えば最も予約時刻が古い送信予約)を選んで送信候補と
し、次に、CPU1は回線の空きがあるか否かを判断し
(S62)、空きがない場合は回線が空くまで待ち続け
る(S62でNO)。
【0036】回線の空きがある場合(S62でYE
S)、現在通信中のファクシミリ動作(送信処理又は受
信処理)があるか否かを判断する(S63)。ファクシ
ミリ動作がある場合(S63でYES)、CPU1はR
AM6に記憶されている通信中の通信相手の電話番号
が、前記送信候補の送信先の電話番号と一致するか否か
を判別する(S64)。電話番号が一致する場合(S6
4でYES)、CPU1は前記送信候補を一旦保留し、
次に、保留した送信予約以外の送信予約があるか否かを
判断する(S65)。
【0037】保留した送信予約以外の送信予約がある場
合は(S65でYES)、該送信予約の中の優先順位が
最も高い送信予約を新たな送信候補とし、S64に戻っ
て、RAM6に記憶されている通信中の通信相手の電話
番号が、前記送信候補の送信先の電話番号と一致するか
否かを判別する。保留した送信予約以外の送信予約がな
い場合は(S65でNO)、前記通信中のファクシミリ
動作の内、少なくとも1つが終了したか否かを判別する
(S71)。
【0038】前記ファクシミリ動作が終了していない場
合(S71でNO)、保留した送信予約以外に新たな送
信予約が入力されたか否かを判別する(S72)。新た
な送信予約が無い場合は(S72でNO)、S71に戻
って前記通信中のファクシミリ動作の内、少なくとも1
つが終了したか否かを判別する。新たな送信予約がある
場合は(S72でYES)、該送信予約を送信候補と
し、S64に戻って、RAM6に記憶されている通信中
の通信相手の電話番号が、前記送信候補の送信先の電話
番号と一致するか否かを判別する。
【0039】前記ファクシミリ動作が終了した場合(S
71でYES)、待機中の送信候補の中から優先順位が
最も高い送信予約を改めて送信候補とし(S73)、S
63に戻って、現在通信中のファクシミリ動作があるか
否かを判断する。現在通信中のファクシミリ動作がない
場合(S63でNO)、又は、RAM6に記憶されてい
る通信中の通信相手の電話番号が、前記送信候補の送信
先の電話番号と一致しない場合(S64でNO)、CP
U1は空いている電話回線2で送信処理を実行する(S
66)。送信処理の終了後、S61に戻って、CPU1
は待機中の送信予約があるか否かを判断する。
【0040】このように、3回線以上の電話回線に接続
されているファクシミリ装置を用いる場合であっても、
現在通信中の通信相手の電話番号と同じ電話番号を持つ
送信先へ画像データを送信する送信予約を保留にし、ま
た、現在通信中の通信相手の電話番号と異なる電話番号
を持つ送信先へ画像データを送信する送信予約を優先的
に実行することにより、現在通信中の通信相手へ送信し
ようとして何度も選択信号を出力する、又は送信が失敗
することを防止し、送信予約を処理する時間を短縮する
ことができる。
【0041】また、現在待機中の送信予約の送信先の電
話番号が、何れも現在通信中の何れかの通信相手の電話
番号と一致する場合は、現在通信中のファクシミリ動作
が終了したときに、尤も優先順位の高い送信予約を選
び、通信中の回線があるか否かを判断し、通信中の回線
がない場合は、送信可能な空き回線を用いて前記送信予
約の送信処理を実行し、通信中の回線がある場合は、前
記送信予約の送信先の電話番号と通信中の通信相手の電
話番号とが一致するか否かを判別し、一致しないとき
は、送信可能な空き回線を用いて前記送信予約の送信処
理を実行することにより、待機中の送信予約を効率良く
処理することができる。
【0042】更に、現在待機中の全ての送信予約の送信
先の電話番号が、現在通信中の通信相手の電話番号と一
致する場合は、現在通信中のファクシミリ動作が終了し
たときに、尤も優先順位の高い送信予約を実行すること
により、待機中の送信予約を効率良く処理することがで
きる。なお、本実施の形態1又は2のファクシミリ装置
は、回線の夫々が送信専用又は受信専用の役割を割り当
てられている場合であっても適用可能である。
【0043】また、送信の優先順位は、受付時刻の古さ
だけでなく、あらかじめ時刻指定された送信予定時刻の
古さ、割り込み優先等の条件で決定してもよい。更に、
上述のような通信を、ITU−T勧告T.30の非標準
手順で行なうこともできる。また、送信元の識別情報を
取得する場合、発信元通知サービス(例えばナンバーズ
・ディスプレイ)を用いてファクシミリ動作の開始以前
に電話番号を受信しても良く、また、電話番号ではな
く、ISDN(サービス総合デジタル網)を用いてファ
クシミリ動作の開始以前に発アドレスを受信することで
送信元の識別情報を取得しても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明のファクシミリ装置によれば、複
数の回線に接続されるファクシミリ装置において、送信
予約を受け付ける際、送信先の識別情報を記憶し、ま
た、受信の際、送信元の識別情報を記憶しておき、待機
中の送信予約があるか否かを判断し、該送信予約がある
場合は、送信の優先順位の最も高い送信予約を選び、送
信可能な回線の空きがあるかどうかを判断し、空きがあ
る場合は通信中の回線があるか否かを判断し、通信中の
回線がある場合は、前記送信予約の送信先の識別情報と
通信中の通信相手の識別情報とが一致するか否かを判別
し、一致しないときは、送信可能な空き回線を用いて前
記送信予約の送信処理を実行することにより、通信中の
通信相手へ送信しようとして何度も選択信号を出力す
る、又は送信が失敗することを防止し、送信予約を処理
する時間を短縮することができる。
【0045】また、送信予約の送信先の識別情報と通信
中の通信相手の識別情報とが一致するときは、前記送信
予約の送信処理を保留にしておき、保留にした送信予約
以外の送信予約があるか否かを判断し、該送信予約があ
る場合は、送信の優先順位の最も高い送信予約を選び、
該送信予約の送信先の識別情報と前記通信相手の識別情
報とが一致するか否かを判別し、一致しないときは、送
信可能な空き回線を用いて前記送信予約の送信処理を実
行することにより、通信中の通信相手へ送信しようとし
て何度も選択信号を出力する、又は送信が失敗すること
を防止し、送信予約を処理する時間を短縮することがで
きる。
【0046】また、保留にした送信予約以外の送信予約
がない場合は、通信中の回線の内、少なくとも1回線の
通信処理が終了したか否かを判断し、前記1回線の通信
処理が終了したとき、送信の優先順位の最も高い送信予
約を選び、通信中の回線があるか否かを判断し、通信中
の回線がない場合は、送信可能な空き回線を用いて前記
送信予約の送信処理を実行し、通信中の回線がある場合
は、前記送信予約の送信先の識別情報と通信中の通信相
手の識別情報とが一致するか否かを判別し、一致しない
ときは、送信可能な空き回線を用いて前記送信予約の送
信処理を実行することにより、待機中の送信予約を効率
良く処理することができる。
【0047】また、通信中の回線がない場合は、送信可
能な空き回線を用いて送信予約の送信処理を実行するこ
とにより、送信予約を効率良く処理することができる
等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るファクシミリ装置
のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るファクシミリ装置
の送信受付処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態1に係るファクシミリ装置
の送信実行処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1に係るファクシミリ装置
の送信実行処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2に係るファクシミリ装置
のブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るファクシミリ装置
の送信実行処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2に係るファクシミリ装置
の送信実行処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】従来のファクシミリ装置の送信実行処理の手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 電話回線 3 電話回線 6 RAM 6a 送信予約テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手の識別情報を記憶する手段と、
    空き回線及び通信中の回線がある場合、待機中の送信予
    約の送信先の識別情報と通信中の通信相手の識別情報と
    が一致するか否かを判別する手段と、前記送信先の識別
    情報と前記通信相手の識別情報とが一致しない場合に、
    前記空き回線で前記送信予約の送信処理を実行する手段
    とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記送信先の識別情報と前記通信相手の
    識別情報とが一致する場合に、前記送信予約以外の送信
    予約があるか否かを判断する手段と、該送信予約がある
    場合、該送信予約の送信先の識別情報と前記通信相手の
    識別情報とが一致するか否かを判別する手段と、前記送
    信先の識別情報と前記通信相手の識別情報とが一致しな
    い場合に、前記空き回線で前記送信予約の送信処理を実
    行する手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載
    のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記送信予約以外の送信予約がない場
    合、前記通信中の回線の内、少なくとも1回線の通信処
    理が終了したとき、通信中の回線があるか否かを判断す
    る手段と、通信中の回線がない場合に、空き回線で待機
    中の送信予約の送信処理を実行する手段とを備えること
    を特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
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