JP2002208851A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2002208851A JP2001005114A JP2001005114A JP2002208851A JP 2002208851 A JP2002208851 A JP 2002208851A JP 2001005114 A JP2001005114 A JP 2001005114A JP 2001005114 A JP2001005114 A JP 2001005114A JP 2002208851 A JP2002208851 A JP 2002208851A
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真太郎 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入後、内部電位を常に一定期間で安定
的に生成する。 【解決手段】 内部電源ノードには、電源遮断時又は電
源投入直後に内部電源ノードを接地電位に短絡するため
のNチャネルMOSトランジスタ12が接続される。N
チャネルMOSトランジスタ12のゲートには、初期化
制御信号PWRON1が入力される。例えば、電源投入
直後に、初期化制御信号PWRON1を一時的に“L”
レベルとすることにより、内部電源電位VPPを強制的
に接地電位に戻す。また、電源遮断時に、内部電源電位
VINTが所定レベルを下回ったときに初期化制御信号
PWRON1を一時的に“L”レベルとし、内部電源電
位VPPを強制的に接地電位に戻してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部電源の切断後
に速やかに初期電位に戻らない特定ノードを、外部電源
の投入直後に初期電位に強制的に戻すための電位初期化
回路に関し、特に、内部電源生成回路に使用されるもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路においては、外部電源が
投入された後は、消費電流の分散や、各ノードの電位の
確定がスムーズに行われることが望ましい。ここで、外
部電源を遮断した後に半導体集積回路内の各ノードが初
期電位(例えば、接地電位VGND)に速やかに戻れ
ば、この後、再び、外部電源が投入されたときに、各ノ
ードの電位を安定的に確定することができる。
【0003】しかし、半導体集積回路内の特定ノードに
ついては、外部電源を遮断した後においても、直ちに初
期電位に戻ることがなく、長時間、初期電位以外の電位
(残留電荷)を保持する。この状態において、この後、
再び、外部電源を投入すると、その残留電荷は、特定ノ
ードの電位の確定に悪影響を及ぼす。
【0004】また、例えば、内部電源生成回路において
は、内部電源電位の値を安定化させるために、内部電源
ノードに容量素子(例えば、MOSキャパシタ、トレン
チキャパシタなど)を接続する場合がある。
【0005】また、チップ内に形成される容量素子の耐
圧を考慮し、内部電源電位が高い場合には、内部電源生
成回路の内部電源ノードには、直列接続された複数の容
量素子を接続する。また、複数の容量素子の接続点(中
間ノード)には、中間電位生成回路を接続し、その接続
点の電位(中間電位)を安定化させる。
【0006】ここで、内部電源ノード及び中間ノード
は、それぞれ、外部電源の切断後に速やかに初期電位に
戻らない特定ノードと言うことができる。また、内部電
源ノードのリーク強度と中間ノードのリーク強度に差が
あると、外部電源を遮断した後の両ノードの電位関係が
崩れてしまう。
【0007】このため、この後、再び、外部電源を投入
する際に、内部電源ノードの初期電位と中間ノードの初
期電位との間にミスマッチが生じ、内部電源電位の確定
に支障がでる。
【0008】以下、具体例について説明する。
【0009】メモリテストでは、外部電源電位VCCの
立ち下げから立ち上げまでの期間が1ms程度の非常に
短い間隔でのテストが行われる場合がある。このような
非常に短いテスト間隔では、内部電源生成回路により生
成される内部電源電位VINTは、外部電源電位VCC
の立ち下げ時から立ち上げ時までの間に、十分に、接地
電位VGNDまで低下することができず、外部電源電位
VCCの立ち上げ時点において、正のレベルを維持して
いる場合がある。
【0010】この状態で、再び、外部電源電位VCCの
立ち上げを行うと、内部電源電位VINTの初期電位の
ミスマッチ(実際の値と理想値(接地電位)とのミスマ
ッチ)に起因して、例えば、基準電位VREFと内部電
源電位VINTに基づいて生成される他の内部電源電位
(VBBなど)が、設定値を大きく超えてしまい、さら
に、しばらくの間、内部電源電位(VBBなど)は、こ
の設定値を超えたレベルを維持してしまうという問題が
生じる。
【0011】外部電源電位VCCの立ち上げ時点から実
際にメモリ動作を開始するまでの期間は、200μs程
度であるが、内部電源電位(VBBなど)が設定値に安
定するまでには、この200μsの期間では、不十分で
ある。つまり、従来のメモリテストにおいては、メモリ
動作の開始からしばらくの間は、設定値を超えた内部電
源電位(VBBなど)を使用していたため、メモリ動作
を安定化させるために、大きなマージンを確保しなけれ
ばならないという問題があった。
【0012】なお、外部電源電位VCCの立ち下げ時
に、内部電源電位VINTを強制的に接地電位VGND
に初期化することができれば、このような問題は生じな
いのであるが、内部電源生成回路における内部電源電位
VINTの立ち下がり速度(波形の傾き)は、内部電源
生成回路の種類(構成)によりまちまちであり、これら
に共通の電荷引き抜き回路を設けることは、非常に困難
である。
【0013】ところで、外部電源電位VCCの立ち下げ
後の内部電源電位VINTの電位変動は、外部電源電位
VCCの立ち下がり速度(波形の傾き)と、内部電源生
成回路の内部電源ノードの電流リーク量(リーク強度)
とに依存する。
【0014】例えば、外部電源電位VCCの立ち下がり
波形を、例えば、1V/数ms程度の傾きを有する緩や
かな波形と仮定すると、内部電源電位VINTは、外部
電源電位VCCの変化に追従して変化する。しかし、外
部電源電位VCCの立ち下がり波形の傾きを緩やかにす
ることは、テスト間隔を長くすることを意味し、テスト
時間を長くして、テストコストを増大させる原因とな
る。
【0015】これに対し、外部電源電位VCCの立ち下
がり波形を、例えば、1V/数μs程度の傾きを有する
急峻な波形と仮定すると、テスト間隔を短くすることが
できるため、テストコストを低下させることができる。
しかし、内部電源電位VINTは、外部電源電位VCC
の急激な変化に追従して変化することができなくなるた
め、内部電源ノードの電流リーク量に依存して変化する
ことになる。
【0016】ここで、リーク電流は、スタンバイ時の消
費電流の増加の原因となるため、通常、半導体集積回路
においては、リーク電流を極力減らすように、例えば、
リーク電流を数μA以下に抑えるように設計され、低消
費電力化を実現している。つまり、外部電源電位VCC
の立ち下がり波形が急峻な傾きを有する場合、外部電源
電位VCCの立ち下げ後における内部電源電位VINT
は、内部電源ノードに生じる微小なリークと、外部電源
電位VCCの立ち下げ時だけに生じるいわゆる電流引き
抜きパスによるリークと基づいて変動する。
【0017】外部電源電位VCCの立ち下げ時だけに生
じる電流引き抜きパス(リークパス)としては、例え
ば、図12に示すように、ソース及びゲートが外部電源
ノードに接続され、ドレインが内部電源ノードに接続さ
れたPチャネルMOSトランジスタP1を挙げることが
できる。
【0018】このPチャネルMOSトランジスタP1
は、外部電源電位VCCの立ち下げ後における内部電源
ノードの電荷引き抜き用トランジスタとして、意図的に
挿入される場合もあるし、また、図13に示すように、
外部電源電位VCCをソース電位とするPチャネルフィ
ードバック型内部電源生成回路Fのドライバサイズを大
きくするためのオプション用トランジスタとして挿入さ
れる場合もある。
【0019】内部電源ノードF1のリーク量は、Pチャ
ネルMOSトランジスタP1のサイズにより変化する
が、通常、このトランジスタP1には、mAオーダーの
電流を流すことができるので、図14に示すように、μ
sオーダーの期間内では、PチャネルMOSトランジス
タP1の閾値Vtpレベルまで、内部電源電位VINT
1を下げることができる。
【0020】また、図13に示すように、外部電源電位
VCCが立ち下がった後に、速やかに接地電位VGND
に初期化される内部電源電位VINT1をソース電位と
するPチャネルフィードバック型内部電源生成回路Rに
おいて、PチャネルMOSトランジスタP1’は、内部
電源生成回路Rのドライバサイズを大きくするためのオ
プション用トランジスタとして採用されている。
【0021】この場合においても、内部電源ノードR1
のリーク量は、PチャネルMOSトランジスタP1’の
サイズにより変化するが、通常、このトランジスタP
1’には、mAオーダーの電流を流すことができるの
で、図15に示すように、μsオーダーの期間内では、
PチャネルMOSトランジスタP1’の閾値Vtpの2
倍のレベルまで、内部電源電位VINT2を下げること
ができる。
【0022】PチャネルMOSトランジスタP1,P
1’の閾値レベルまで低下した内部電源電位VINT
1,VINT2は、それ以降は、内部電源ノードF1,
R1が有する数n〜μAの微小なリーク電流により、緩
やかに低下する。
【0023】例えば、内部電源ノードF1に5nFの容
量を持つ容量素子が接続され、1μAの電流により内部
電源ノードF1の電荷が引き抜かれるとすると、計算
上、内部電源電位VINT1の波形は、0.2V/ms
の傾きで、緩やかに低下する。実際には、内部電源電位
VINT1のレベルが低下するに従い、内部電源ノード
F1から引き抜かれる電荷量(リーク量)も減少してい
くため、内部電源電位VINT1の降下速度も、次第に
遅くなる(図14参照)。
【0024】このように、外部電源電位VCCの立ち下
げ時に生じる特別なリークパスを有する内部電源ノード
については、外部電源電位VCCを立ち下げた後、速や
かに、所定電位まで低下するが、その後は、内部電源ノ
ードが有する微小なリーク電流により、所定電位から緩
やかに低下する。
【0025】従って、次の外部電源電位VCCの立ち上
げ時点における内部電源電位VINT3の初期値は、接
地電位VGNDではないことが多く、次の外部電源電位
VCCの立ち上げ後、内部電源電位VINT3を、速や
かに、設定値に安定させることが難しくなる。
【0026】一方、外部電源電位VCCの立ち下げ時に
生じる特別なリークパスを有しない内部電源ノードにつ
いては、例えば、図16に示すように、外部電源電位V
CCを立ち下げた後、内部電源ノードが有する微小なリ
ーク電流(数n〜μA)のみによって、内部電源電位V
INT3が設定値から緩やかに低下する。
【0027】この場合、内部電源ノードに5nFの容量
を持つ容量素子が接続され、1μAの電流により内部電
源ノードの電荷が引き抜かれるとすると、計算上、内部
電源電位VINT1は、0.2V/msの降下速度で、
緩やかに低下する。
【0028】ここで、内部電源電位VINT3の設定値
が3.5Vであり、外部電源電位VCCの立ち下げから
立ち上げまでの間隔(テスト間隔)が1msであるとす
ると、その間隔では、内部電源電位VINT3は、0.
2Vしか低下しないため、外部電源電位VCCの立ち上
げ時点では、内部電源電位VINT3は、既に、3.3
Vを有していることになる。
【0029】つまり、次の外部電源電位VCCの立ち上
げ時点における内部電源電位VINT3の初期値は、接
地電位VGNDではなく、3.3Vとなるため、次の外
部電源電位VCCの立ち上げ後、内部電源電位VINT
3は、速やかに、設定値(3.5V)に到達する。
【0030】ここで、基準電位VREFと内部電源電位
VINT3を用いて内部電源電位(VBBなど)を生成
する場合を考えると、内部電源電位VINT3が設定値
に到達したときに、基準電位VREFは、いまだ設定値
に到達せず、0V又はその近傍にある場合がある。
【0031】即ち、基準電位VREFが0V又はその近
傍であっても、内部電源電位VINT3を電源とする他
の内部電源生成回路(VBB生成回路など)は、動作状
態となり、内部電源電位(VBBなど)を設定値に速や
かに安定させることが困難となる。
【0032】また、基準電位VREFが0V又はその近
傍であるうちに、内部電源電位VINT3を電源とする
他の内部電源生成回路が動作状態となるため、消費電流
の分散がうまくいかない問題も生じる。
【0033】図17は、内部電源電位VINTを生成す
るVINT生成回路及び基準電位VREFと内部電源電
位VINTを使って負の内部電源電位VBBを生成する
VBB生成回路を示している。
【0034】VINT生成回路11Aは、フィードバッ
ク型内部電源生成回路である。内部電源電位(約1.8
V)VINTは、差動アンプ22’を用い、入力信号が
基準電位(約1.3V)VREFに等しくなるように制
御することで生成される。入力信号は、内部電源電位V
INTを抵抗R1’,R2’により抵抗分割することに
より得られる。
【0035】差動アンプ22’の出力信号は、Pチャネ
ルMOSトランジスタQPのゲートに入力される。Pチ
ャネルMOSトランジスタQPのソースには、外部電源
電位VCCが供給され、内部電源電位VINTは、Pチ
ャネルMOSトランジスタQPのドレインから出力され
る。
【0036】VBB生成回路11Bは、VBBポンプ回
路21、差動アンプ22及び抵抗R1,R2から構成さ
れる。抵抗R1,R2は、内部電源VINTノードとV
BBノードとの間に直列接続される。抵抗R1,R2の
接続点の電位は、差動アンプ22に入力され、基準電位
VREFと比較される。
【0037】差動アンプ22の出力信号(VBBリミッ
タ信号)は、VBBポンプ回路21に入力される。VB
Bポンプ回路21は、VBBリミッタ信号に基づいて、
内部電源電位(約−0.5V)VBBを生成する。
【0038】内部電源電位VBBは、図17に示すよう
に、VBB生成回路11Bにおいて基準電位VREFを
参照して作ることが多い。ここで、外部電源が投入され
てから基準電位VREFの値が確定するまでの期間は、
基準電位VREFの値は、上昇過程にある。このため、
この期間においては、安定状態にない基準電位VREF
を参照して内部電源電位VBBが生成されることにな
る。
【0039】また、テスト時など、内部電源電位VIN
Tの立ち上げと立ち下げが繰り返して行われる場合、内
部電源電位VINTの立ち下げ後に、内部電源ノードN
のリークパスに起因し、内部電源電位VINTの値が零
(接地電位VGND)にならない場合がある。この場
合、次に内部電源電位VINTを立ち上げる際に、内部
電源電位VINTの初期値が零(接地電位VGND)で
ないために、いくつか不具合が生じている。
【0040】第一に、本例では、基準電位VREFと、
基準電位VREFを参照して作られる内部電源電位VI
NTとの2つを参照して、負の内部電源電位VBBを生
成している。この場合、図18及び図19に示すよう
に、外部電源電位VCCの立ち下げ後に、内部電源電位
VINTの値が零(接地電位VGND)になっていない
と、次に外部電源電位VCCを立ち上げたときに、基準
電位VREFの上昇過程において、基準電位VREFと
内部電源電位VINTの電位関係が崩れることに起因
し、VBB(例えば、基板電位)の値が負方向に大きく
なり過ぎてしまう。
【0041】さらに、VBBノード(×で示す)にリー
クパスがないような場合には、外部電源が遮断された後
も、VBBノードは、このような大きな負の電位VBB
を、しばらく間、保っている。当然に、次に外部電源を
投入する際に、VBBノードに電荷が残っている場合に
は、負の内部電源電位VBBの生成に悪影響を与える。
【0042】従って、他の内部電源電位の設定(本例で
は、内部電源電位VBBの設定)に使用される内部電源
電位VINTについては、特に、外部電源を投入した直
後に、接地電位VGNDに初期化されていることが望ま
しい。
【0043】第二に、内部電源電位VINTの生成に関
しては、図20に示すように、内部電源電位VPPの値
を安定化させるために、内部電源生成回路11Cの内部
電源ノードに容量素子を接続することがある。
【0044】ここで、近年の半導体集積回路では、素子
が微細化され、容量素子(MOSキャパシタ、トレンチ
キャパシタなど)に関しても、キャパシタ絶縁膜は薄く
なり、容量素子の耐圧も小さくなってきている。そこ
で、内部電源電位VPPに十分に耐えられるように、内
部電源生成回路11Cの内部電源ノードには、複数の容
量素子C1,C2が直列接続される。
【0045】このように、直列接続した複数の容量素子
C1,C2の両端に高電圧が印加されるようにし、1つ
の容量素子にかかる電圧を下げて、容量素子の信頼性を
確保している。
【0046】図20の例においては、容量素子C1,C
2の容量値が等しく、また、容量素子C1,C2の接続
点の電位(中間電位)VHALFが内部電源電位VPP
の1/2に設定される。また、容量素子C1,C2の接
続点の電位(中間電位)VHALFを安定させるため、
その接続点には、中間電位生成回路15から中間電位V
HALFが供給される。
【0047】 VCC,VPP,VHALFをGND
から立ち上げたときの挙動 図21に示すように、外部電源の投入時、外部電源電位
VCC、内部電源電位VPP及び中間電位VHALF
が、それぞれ接地電位VGNDから設定値に上昇する場
合、容量素子C1,C2によるカップリング現象によ
り、中間電位VHALFは、中間電位生成回路15なし
でも、ほぼ、内部電源電位VPPの半分の値に安定す
る。
【0048】 VCCを立ち下げた後のVPP,VH
ALHの挙動 外部電源電位VCCを立ち下げた後の内部電源電位VP
P及び中間電位VHALFの挙動は、以下の四種類が考
えられる。
【0049】a. VPP及びVHALFのリークが共
に少ない場合 例えば、外部電源電位VCCを立ち下げてから再び立ち
上げるまでの期間が1ms程度の場合、この期間内で
は、内部電源電位VPP及び中間電位VHALFのレベ
ルは、ほとんど変化せず、設定値よりも少し低くなる程
度である。このため、外部電源電位VCCを立ち上げる
と、直ちに、内部電源電位VPP及び中間電位VHAL
Fのレベルは、設定値に到達する。
【0050】これは、外部電源電位VCCを立ち下げて
から再び立ち上げるまでの期間の長短に応じて、外部電
源電位VCCを立ち上げてから内部電源電位VPPが確
定するまでの時間が変化することを意味している。つま
り、外部電源電位VCCを立ち下げてから再び立ち上げ
るまでの期間がまちまちの場合には、外部電源電位VC
Cを立ち上げてから一定期間内に、内部電源電位VPP
を安定的に生成することができない。
【0051】b. VPPのリークが多く、VHALF
のリークがほとんどない場合 図22に示すように、外部電源電位VCCを立ち下げる
と、直列接続された容量素子C1,C2によるカップリ
ング現象により、中間電位VHALFは、内部電源電位
VPPの半分の値を維持しつつ、次第に接地電位VGN
Dまで低下する。
【0052】即ち、外部電源電位VCCが立ち下げら
れ、内部電源電位VPPがリークにより接地電位VGN
Dに向かって低下すると、中間電位VHALFも、カッ
プリングにより、“内部電源電位VPPの半分”という
条件を満たしつつ、接地電位VGNDに向かって低下す
る。
【0053】この場合、外部電源電位VCCを立ち下げ
てから再び立ち上げるまでの期間が十分に長い場合に
は、外部電源電位VCCを立ち上げる際には、内部電源
電位VPP及び中間電位VHALFは、共に、接地電位
VGNDとなっているため、外部電源電位VCCを立ち
上げた後には、図21に示すように、内部電源電位VP
Pは、設定値まで正確に上昇する。
【0054】しかし、a.で説明したと同様に、外部電
源電位VCCを立ち下げてから再び立ち上げるまでの期
間が短く、かつ、まちまちの場合には、外部電源電位V
CCを立ち上げてから内部電源電位VPPが確定するま
での時間もばらばらとなり、安定的に内部電源電位VP
Pを生成することができない。
【0055】c. VPPのリークがほとんどなく、V
HALFのリークが多い場合 図23に示すように、外部電源電位VCCを立ち下げる
と、中間電位VHALFは、速く低下し、内部電源電位
VPPは、遅く低下する。このため、中間電位VHAL
Fが内部電源電位VPPの半分の値である、という条件
を満たすことができなくなる。その結果、中間電位VH
ALFは、接地電位VGNDまで低下するが、内部電源
電位VPPは、接地電位VGNDまで十分に低下しな
い。
【0056】この状態で、再び、外部電源電位VCCを
立ち上げると、以下の問題が生じる。図24に示すよう
に、外部電源電位VCCが安定状態となり、中間電位生
成回路15が動作状態となって、中間電位VHALFが
中間電位生成回路15から容量素子C1,C2の接続点
に供給されると、この中間電位VHALFの値が上昇す
るに従い、カップリングによって内部電源電位VPPの
値も上昇する。
【0057】内部電源電位VPPは、上述のように、接
地電位VGNDではなく、初期状態において接地電位V
GNDよりも高いレベルを有しているため、中間電位V
HALFが設定値(VPPの設定値の半分の値)まで上
昇すると、内部電源電位VPPは、その設定値よりも高
い値まで上昇してしまう。また、VPPのリークが少な
いため、内部電源電位VPPは、しばらくの間、その設
定値を超えた電位を保持してしまう。
【0058】d. VPP及びVHALFのリークが共
に多い場合 中間電位VHALFにリークがなく、内部電源電位VP
Pにのみリークがある場合には、図22に示すように、
中間電位VHALFが内部電源電位VPPの半分の値で
ある、という条件を満たしつつ、中間電位VHALF及
び内部電源電位VPPは、共に、接地電位VGNDまで
低下する。
【0059】しかし、図25に示すように、中間電位V
HALFにもリークがあると、内部電源電位VPPの低
下に伴って、中間電位VHALFが負のレベルまで低下
してしまうことがある。
【0060】この状態で電源投入を行った場合、図26
に示すように、中間電位VHALHが中間電位生成回路
15から容量素子C1,C2の接続点に供給されると、
この中間電位VHALFの値が上昇するに従い、カップ
リングによって内部電源電位VPPの値も上昇する。そ
の結果、内部電源電位VPPがその設定値よりも高い値
まで上昇してしまう可能性がある。
【0061】また、中間電位VHALFのレベルが負に
なると、デバイス構造によっては、バイポーラアクショ
ンを引き起こす可能性もある。
【0062】
【発明が解決しようとする課題】このように、半導体集
積回路においては、外部電源が投入された後は、各ノー
ドの電位は、スムーズに設定値に確定されることが望ま
しい。しかし、特定ノードについては、外部電源を遮断
した後においても、しばらくの間、接地電位VGND以
外の電位(残留電荷)を保持してしまうことがある。こ
の場合、次に外部電源を投入する際に、その残留電荷が
特定ノードに残っていると、特定ノードの電位の確定に
悪影響を及ぼす。
【0063】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、外部電源の投入
後、最初に、半導体集積回路内の特定ノード(例えば、
内部電源ノード)を接地点GNDに短絡(初期化)する
ことにより、又は、外部電源の遮断時に簡単な方法で、
半導体集積回路内の特定ノードを接地点GNDに短絡す
ることにより、外部電源の投入後における特定ノードの
電位の確定を正確かつ安定に行うことにある。
【0064】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の半導体集
積回路は、特定ノードを初期電位から設定電位にする電
位生成回路と、前記特定ノードが外部電源電位を立ち下
げてから立ち上げるまでの期間内に前記初期電位に戻り
難いノードである場合に、前記外部電源電位が立ち上が
った直後に前記特定ノードを前記初期電位に強制的に戻
す電位初期化回路とを備える。
【0065】前記電位生成回路は、内部電源生成回路で
ある。前記初期電位は、接地電位である。前記外部電源
電位を立ち下げてから立ち上げるまでの期間は、数ms
又はそれよりも短い。
【0066】前記電位初期化回路は、MOSトランジス
タから構成される。前記特定ノードには、容量素子が接
続される。前記容量素子は、MOSキャパシタ又はトレ
ンチキャパシタである。
【0067】本発明の半導体集積回路は、さらに、前記
特定ノードに接続される直列接続された複数の容量素子
を備え、前記電位初期化回路は、前記外部電源電位が立
ち上がった直後に前記複数の容量素子の接続点を前記初
期電位に強制的に戻す。
【0068】前記特定ノードと前記複数の容量素子の接
続点は、同時に、前記初期電位に戻される。前記複数の
容量素子の接続点には、中間電位を生成する中間電位生
成回路が接続される。
【0069】(2) 本発明の半導体集積回路は、特定ノ
ードを初期電位から設定電位にする電位生成回路と、外
部電源電位又は前記外部電源電位に基づいて生成される
内部電源電位が所定のレベルを下回ったときに前記特定
ノードを前記初期電位に強制的に戻す電位初期化回路と
を備える。
【0070】前記電位生成回路は、内部電源生成回路で
ある。前記初期電位は、接地電位である。前記電位初期
化回路は、MOSトランジスタから構成される。前記特
定ノードには、容量素子が接続される。前記容量素子
は、MOSキャパシタ又はトレンチキャパシタである。
【0071】本発明の半導体集積回路は、さらに、前記
特定ノードに接続される直列接続された複数の容量素子
を備え、前記電位初期化回路は、前記外部電源電位又は
前記外部電源電位に基づいて生成される内部電源電位が
所定のレベルを下回ったときに前記複数の容量素子の接
続点を前記初期電位に強制的に戻す。
【0072】前記特定ノードと前記複数の容量素子の接
続点は、同時に、前記初期電位に戻される。前記複数の
容量素子の接続点には、中間電位を生成する中間電位生
成回路が接続される。
【0073】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の半導体集積回路について詳細に説明する。
【0074】本発明の半導体集積回路は、電位初期化回
路に特徴を有する。電位初期化回路は、外部電源の切断
後に速やかに初期電位に戻らない特定ノードに適用され
るもので、外部電源を投入した後、最初に、その特定ノ
ードを接地点GNDに強制的に短絡(初期化)する。
【0075】以下では、本発明の電位初期化回路を内部
電源生成回路に適用した場合について説明する。
【0076】[第1実施の形態]図1は、本発明の第1
実施の形態に関わる電位初期化回路を示している。
【0077】内部電源生成回路11は、例えば、内部電
源電位VPPを生成する。内部電源生成回路11の内部
電源ノードには、その内部電源ノードを接地点GNDに
短絡するためのNチャネルMOSトランジスタ12が接
続される。NチャネルMOSトランジスタ12のゲート
には、初期化制御信号PWRON1がインバータ13を
経由した後に入力される。
【0078】初期化制御信号PWRON1は、外部電源
が投入された後、一定期間のみ、“L”となる信号であ
る。即ち、外部電源が投入された後の一定期間は、Nチ
ャネルMOSトランジスタ12のゲート電位が“H”と
なり、NチャネルMOSトランジスタ12がオン状態と
なる。
【0079】従って、内部電源生成回路11の内部電源
ノードは、接地点GNDに短絡され、その内部電源ノー
ドの電位は、強制的に、接地電位VGNDに設定され
る。
【0080】このような電位初期化回路によれば、内部
電源生成回路11の内部電源ノードが、外部電源の切断
後に速やかに接地電位VGNDに戻らない特定ノードで
ある場合であっても、外部電源を投入した後、最初に、
内部電源生成回路11の内部電源ノードを接地点GND
に短絡している。
【0081】このため、例えば、基準電位VREFが設
定値に到達した後に、常に、内部電源電位VPPが設定
値に到達するようなタイミングを確保でき、基準電位V
REFと内部電源電位VPPを用いて他の内部電源電位
を生成する場合に、安定的に、他の内部電源電位を生成
できる。
【0082】また、外部電源の投入後、最初に、特定ノ
ードを接地点GNDに短絡しているため、外部電源の遮
断から投入までの期間に関係なく、内部電源電位VPP
は、常に、接地電位VGNDから設定値まで上昇し、毎
回、安定して内部電源電位VPPを確定できる。
【0083】このように、本発明の電位初期化回路を用
いれば、図3に示すように、外部電源電位VCCの立ち
上げ時における内部電源電位VPPのレベルに関係な
く、外部電源電位VCCを立ち上げてから一定期間後
(具体的には、基準電位VREFが安定状態になった
後)に、内部電源電位VPPを安定的に設定値に確定す
ることができる。
【0084】また、基準電位VREFが一定値に安定す
る前に、基準電位VREF及び内部電源電位VPPに基
づいて他の内部電源電位(例えば、VBB)を生成する
回路が動作するということもないため、消費電流の分散
も十分に行える。
【0085】これに対し、従来では、図4に示すよう
に、外部電源電位VCCの立ち上げ時における内部電源
生成回路の内部電源ノードの電位に依存して、内部電源
電位VPPが設定値に到達したときの基準電位VREF
のレベルも変わる。このため、例えば、基準電位VRE
Fと内部電源電位VPPを用いて他の内部電源電位(例
えば、VBB)を生成する場合に、安定的に、他の内部
電源電位を生成することができない。
【0086】また、基準電位VREFが0V又はそれに
近い状態で、基準電位VREF及び内部電源電位VPP
に基づいて他の内部電源電位(例えば、VBB)を生成
することになるため、消費電流の分散が十分に行われな
い。
【0087】[第2実施の形態]図2は、本発明の第2
実施の形態に関わる電位初期化回路を示している。
【0088】内部電源生成回路11は、内部電源電位V
PPを生成する。内部電源生成回路11の内部電源ノー
ドと接地点GNDとの間には、その内部電源ノードを接
地点GNDに短絡するためのNチャネルMOSトランジ
スタ12と、ゲートに外部電源電位VCCが印加される
NチャネルMOSトランジスタ14とが直列に接続され
ている。NチャネルMOSトランジスタ12のゲートに
は、初期化制御信号PWRON2がインバータ13を経
由した後に入力される。
【0089】初期化制御信号PWRON2は、外部電源
が投入された後、一定期間のみ、“L”となる信号であ
る。即ち、外部電源が投入された後の一定期間は、Nチ
ャネルMOSトランジスタ12のゲート電位が“H”と
なり、NチャネルMOSトランジスタ12がオン状態と
なる。
【0090】従って、内部電源生成回路11の内部電源
ノードは、接地点GNDに短絡され、その内部電源ノー
ドの電位は、強制的に、接地電位VGNDに設定され
る。
【0091】このような電位初期化回路によれば、内部
電源生成回路11の内部電源ノードが、外部電源の切断
後に速やかに接地電位VGNDに戻らない特定ノードで
ある場合であっても、外部電源を投入した後、最初に、
内部電源生成回路11の内部電源ノードを接地点GND
に短絡しているため、安定的に内部電源電位VPPを確
定できる。
【0092】また、外部電源の投入後、最初に、特定ノ
ードを接地点GNDに短絡しているため、外部電源の遮
断から投入までの期間に関係なく、内部電源電位VPP
は、常に、接地電位VGNDから設定値まで上昇し、毎
回、安定して内部電源電位VPPを確定できる。
【0093】このように、本実施の形態に関わる電位初
期化回路においても、上述の第1実施の形態と同様に、
外部電源電位VCCの立ち上げ時における内部電源電位
VPPのレベルに関係なく、外部電源電位VCCを立ち
上げてから一定期間後に、内部電源電位VPPを安定的
に設定値に確定することができる(図3参照)。
【0094】[第3実施の形態]図5は、本発明の第3
実施の形態に関わる電位初期化回路を示している。
【0095】内部電源生成回路11は、内部電源電位V
PPを生成する。内部電源生成回路11の内部電源ノー
ドと接地点GNDとの間には、内部電源電位VPPを安
定化させるための容量素子C1,C2が接続される。容
量素子C1,C2の接続点(中間ノード)には、中間電
位生成回路15が接続される。中間電位生成回路15
は、中間電位VHALFを生成し、これを中間ノードに
与える。
【0096】内部電源生成回路11の内部電源ノードと
接地点GNDとの間には、その内部電源ノードを接地点
GNDに短絡するためのNチャネルMOSトランジスタ
12と、ゲートに外部電源電位VCCが印加されるNチ
ャネルMOSトランジスタ14とが直列に接続されてい
る。NチャネルMOSトランジスタ12のゲートには、
初期化制御信号PWRON3がインバータ13を経由し
た後に入力される。
【0097】初期化制御信号PWRON3は、外部電源
が投入された後、一定期間のみ、“L”となる信号であ
る。即ち、外部電源が投入された後の一定期間は、Nチ
ャネルMOSトランジスタ12のゲート電位が“H”と
なり、NチャネルMOSトランジスタ12がオン状態と
なる。
【0098】従って、内部電源生成回路11の内部電源
ノードは、接地点GNDに短絡され、その内部電源ノー
ドの電位は、強制的に、接地電位VGNDに設定され
る。
【0099】このような電位初期化回路によれば、内部
電源生成回路11の内部電源ノードが、外部電源の切断
後に速やかに接地電位VGNDに戻らない特定ノードで
ある場合に、外部電源を投入した後、最初に、内部電源
生成回路11の内部電源ノードを接地点GNDに短絡し
ている。
【0100】この時、内部電源電位VPPと中間電位V
HALFが共に接地電位VGNDになっていないときで
も、内部電源ノードを接地点GNDに強制的に短絡(初
期化)することにより、直列接続された容量素子C1,
C2の接続点(中間ノード)の電位も、容量カップリン
グにより接地電位VGNDまで強制的に引き戻されるこ
とになる。
【0101】また、外部電源の投入後、最初に、特定ノ
ードを接地点GNDに短絡しているため、外部電源の遮
断から投入までの期間に関係なく、内部電源電位VPP
は、常に、接地電位VGNDから設定値まで上昇し、毎
回、安定して内部電源電位VPPを確定できる。
【0102】このように、本実施の形態に関わる電位初
期化回路においても、図6に示すように、外部電源電位
VCCの立ち上げ時における内部電源電位VPPのレベ
ルに関係なく、外部電源電位VCCを立ち上げてから一
定期間後に、内部電源電位VPPを安定的に設定値に確
定することができる。
【0103】[第4実施の形態]図7は、本発明の第4
実施の形態に関わる電位初期化回路を示している。
【0104】内部電源生成回路11は、内部電源電位V
PPを生成する。内部電源生成回路11の内部電源ノー
ドと接地点GNDとの間には、内部電源電位VPPを安
定化させるための容量素子C1,C2が接続される。容
量素子C1,C2の接続点(中間ノード)には、中間電
位生成回路15が接続される。中間電位生成回路15
は、中間電位VHALFを生成し、これを中間ノードに
与える。
【0105】容量素子C1,C2の接続点である中間ノ
ードと接地点GNDとの間には、その中間ノードを接地
点GNDに短絡するためのNチャネルMOSトランジス
タ17が接続されている。NチャネルMOSトランジス
タ17のゲートには、初期化制御信号PWRON4がイ
ンバータ16を経由した後に入力される。
【0106】初期化制御信号PWRON4は、外部電源
が投入された後、一定期間のみ、“L”となる信号であ
る。即ち、外部電源が投入された後の一定期間は、Nチ
ャネルMOSトランジスタ17のゲート電位が“H”と
なり、NチャネルMOSトランジスタ17がオン状態と
なる。
【0107】従って、容量素子C1,C2の接続点であ
る中間ノードは、接地点GNDに短絡され、その中間ノ
ードの電位は、強制的に、接地電位VGNDに設定され
る。
【0108】このような電位初期化回路によれば、容量
素子C1,C2の接続点である中間ノードは、外部電源
の切断後に速やかに接地電位VGNDに戻らない特定ノ
ードであるため、外部電源を投入した後、最初に、容量
素子C1,C2の接続点である中間ノードを接地点GN
Dに短絡している。
【0109】この時、内部電源電位VPPと中間電位V
HALFが共に接地電位VGNDになっていないときで
も、容量素子C1,C2の接続点である中間ノードを接
地点GNDに強制的に短絡(初期化)することにより、
内部電源生成回路11の内部電源ノードの電位も、容量
カップリングにより接地電位VGNDまで強制的に引き
戻されることになる。
【0110】また、外部電源電位VCCを立ち下げた後
に、仮に、中間ノードが負になったとしても、外部電源
電位VCCの立ち上げ後には、中間ノードを接地電位V
GNDに戻すため、PN接合が順バイアスされることに
よるバイポーラアクションを引き起こすことがない。
【0111】また、外部電源の投入後、最初に、特定ノ
ードを接地点GNDに短絡しているため、外部電源の遮
断から投入までの期間に関係なく、内部電源電位VPP
は、常に、接地電位VGNDから設定値まで上昇し、毎
回、安定して内部電源電位VPPを確定できる。
【0112】このように、本実施の形態に関わる電位初
期化回路においても、図8に示すように、外部電源電位
VCCの立ち上げ時における内部電源電位VPPのレベ
ルに関係なく、外部電源電位VCCを立ち上げてから一
定期間後に、内部電源電位VPPを安定的に設定値に確
定することができる。
【0113】[第5実施の形態]図9は、本発明の第5
実施の形態に関わる電位初期化回路を示している。
【0114】内部電源生成回路11は、内部電源電位V
PPを生成する。内部電源生成回路11の内部電源ノー
ドと接地点GNDとの間には、内部電源電位VPPを安
定化させるための容量素子C1,C2が接続される。容
量素子C1,C2の接続点(中間ノード)には、中間電
位生成回路15が接続される。中間電位生成回路15
は、中間電位VHALFを生成し、これを中間ノードに
与える。
【0115】内部電源生成回路11の内部電源ノードと
接地点GNDとの間には、その内部電源ノードを接地点
GNDに短絡するためのNチャネルMOSトランジスタ
12と、ゲートに外部電源電位VCCが印加されるNチ
ャネルMOSトランジスタ14とが直列に接続されてい
る。NチャネルMOSトランジスタ12のゲートには、
初期化制御信号PWRON5がインバータ13を経由し
た後に入力される。
【0116】初期化制御信号PWRON5は、外部電源
が投入された後、一定期間のみ、“L”となる信号であ
る。即ち、外部電源が投入された後の一定期間は、Nチ
ャネルMOSトランジスタ12のゲート電位が“H”と
なり、NチャネルMOSトランジスタ12がオン状態と
なる。
【0117】従って、内部電源生成回路11の内部電源
ノードは、接地点GNDに短絡され、その内部電源ノー
ドの電位は、強制的に、接地電位VGNDに設定され
る。
【0118】また、容量素子C1,C2の接続点である
中間ノードと接地点GNDとの間には、その中間ノード
を接地点GNDに短絡するためのNチャネルMOSトラ
ンジスタ17が接続されている。NチャネルMOSトラ
ンジスタ17のゲートには、初期化制御信号PWRON
5がインバータ16を経由した後に入力される。
【0119】初期化制御信号PWRON5は、外部電源
が投入された後、一定期間のみ、“L”となるため、容
量素子C1,C2の接続点である中間ノードは、接地点
GNDに短絡され、その中間ノードの電位は、強制的
に、接地電位VGNDに設定される。
【0120】このような電位初期化回路によれば、内部
電源生成回路11の内部電源ノード及び容量素子C1,
C2の接続点である中間ノードは、共に、外部電源が投
入された後、最初に、接地点GNDに短絡される。
【0121】従って、外部電源の遮断から投入までの期
間に関係なく、内部電源電位VPPは、常に、接地電位
VGNDから設定値まで上昇し、毎回、安定して内部電
源電位VPPを確定できる。また、外部電源電位VCC
の立ち上げ後に中間ノードを接地電位VGNDに戻すた
め、PN接合が順バイアスされることによるバイポーラ
アクションを引き起こすこともない。
【0122】このように、本実施の形態に関わる電位初
期化回路においても、図10に示すように、外部電源電
位VCCの立ち上げ時における内部電源電位VPPのレ
ベルに関係なく、外部電源電位VCCを立ち上げてから
一定期間後に、内部電源電位VPPを安定的に設定値に
確定することができる。
【0123】なお、本実施の形態に関わる電位初期化回
路は、内部電源ノードと中間ノードの電流リークのバラ
ンスが悪い場合や、中間電位生成回路15の出力電位
(中間電位)の設定値が内部電源電位VPPの設定値の
半分でない場合などに有効である。即ち、本実施の形態
に関わる電位初期化回路によれば、外部電源電位VCC
を立ち下げた後の内部電源電位VPPと中間電位VHA
LHの電流リークや電位の不均衡によらず、毎回、安定
して内部電源電位VPPを確定できる。
【0124】[第6実施の形態]本実施の形態は、内部
電源ノード又は中間ノードを接地電位VGNDに短絡す
る動作方法に関するもので、上述の第1乃至第5実施の
形態に関わる全ての電位初期化回路に適用できるもので
ある。
【0125】上述の第1乃至第5実施の形態では、外部
電源電位VCCの立ち上げ後に内部電源ノード又は中間
ノードを接地電位VGNDに短絡することを前提として
説明した。これは、例えば、内部電源電位VCCの立ち
上がりを検出するとパルス信号を出力する回路により実
現できる。
【0126】これに対し、本実施の形態では、外部電源
電位VCCを立ち下げる段階において、内部電源ノード
又は中間ノードを接地電位VGNDに短絡するための動
作方法を提案する。これは、例えば、内部電源電位VI
NTが所定のレベルを下回ったときに、短絡用のNチャ
ネルMOSトランジスタを一時的にオン状態にするよう
な回路により実現できる。
【0127】具体的には、上述の第1乃至第5実施の形
態に関わる電位初期化回路に使用する初期化制御信号P
WRON1〜PWRON5のレベルに関して、内部電源
電位VINTが1.6Vを超えるとき、初期化制御信号
PWRON1〜PWRON5が“H”レベル、内部電源
電位VINTが1.6Vを下回るとき、初期化制御信号
PWRON1〜PWRON5が“L”レベルとなるよう
な回路を用意する。
【0128】この場合、図11に示すように、緩やか
に、外部電源電位VCCを立ち下げれば、内部電源電位
VINTが1.6Vを下回ったところで、初期化制御信
号PWRON1〜PWRON5が立ち下がるため、短絡
用のNチャネルMOSトランジスタが一時的にオン状態
となり、内部電源ノード及び中間ノードが接地電位VG
NDに初期化される。
【0129】この後、外部電源電位VCC及び全ての内
部電源電位VINT,VPPが接地電位VGNDとな
る。
【0130】このように、外部電源電位VCCの立ち下
げ時に、内部電源ノード及び中間ノードを強制的に接地
電位VGNDに戻すこともでき、この場合においても、
上述の第1乃至第5実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。即ち、外部電源電位VCCを立ち上げてから
一定期間後に、内部電源電位VPPを安定的に設定値に
確定することができる。
【0131】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、外部電源の投入後、最初に、半導体集積回路内の特
定ノード(例えば、内部電源ノード)を接地点GNDに
短絡(初期化)することにより、又は、外部電源の遮断
時に、簡単な方法で、半導体集積回路内の特定ノードを
接地点GNDに短絡することにより、外部電源の投入後
における特定ノードの電位の確定を、外部電源電位の立
ち下げから立ち上げまでの期間にかかわらず、正確かつ
安定に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に関わる電位初期化回
路を示す図。
【図2】本発明の第2実施の形態に関わる電位初期化回
路を示す図。
【図3】図1又は図2の電位初期化回路を有する場合の
電位波形を示す図。
【図4】図1又は図2の電位初期化回路を有しない場合
の電位波形を示す図。
【図5】本発明の第3実施の形態に関わる電位初期化回
路を示す図。
【図6】図5の電位初期化回路を有する場合の電位波形
を示す図。
【図7】本発明の第4実施の形態に関わる電位初期化回
路を示す図。
【図8】図7の電位初期化回路を有する場合の電位波形
を示す図。
【図9】本発明の第5実施の形態に関わる電位初期化回
路を示す図。
【図10】図9の電位初期化回路を有する場合の電位波
形を示す図。
【図11】本発明の第6実施の形態に関わる電位波形を
示す図。
【図12】電源遮断後にリークパスとなるトランジスタ
を示す図。
【図13】従来の内部電源生成回路の一例を示す図。
【図14】図12のトランジスタを有する場合のVIN
T1の変化を示す図。
【図15】図12のトランジスタを有する場合のVIN
T2の変化を示す図。
【図16】図12のトランジスタを有しない場合の電位
変化を示す図。
【図17】基準電位と内部電源電位を使って負電位を生
成する回路を示す図。
【図18】図17の回路における理想的な電位波形を示
す図。
【図19】図17の回路においてVBBが設定値を超え
る場合を示す図。
【図20】電源間容量素子と中間電位生成回路を示す
図。
【図21】図20の回路のVPP、VHALHをVGN
Dから立ち上げた時の波形図。
【図22】VCC立ち下げ後のVPP、VHALHの電
位波形の第1例を示す図。
【図23】VCC立ち下げ後のVPP、VHALHの電
位波形の第2例を示す図。
【図24】図23の状態でVCCを立ち上げた時のVP
P、VHALHの変化を示す図。
【図25】VCC立ち下げ後のVPP、VHALHの電
位波形の第3例を示す図。
【図26】図25の状態でVCCを立ち上げた時のVP
P、VHALHの変化を示す図。
【符号の説明】
11,11A,11C :内部電源生成回路、
11B :VBB生成回路、1
2,14,17 :NチャネルMOSトラ
ンジスタ、13,16 :インバー
タ、15 :中間電位生成回
路、21 :VBBポンプ回
路、22,22’ :差動アンプ、R
1,R2,R1’,R2’ :抵抗素子、C1,C2
:容量素子、P1,P1’
:PチャネルMOSトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/822 H01L 27/04 B H03K 17/687 H03K 17/687 Z Fターム(参考) 5B015 HH05 JJ11 KB74 RR04 5B024 AA15 BA29 CA07 EA01 5B025 AD09 AE09 5F038 AC10 AC14 BB04 BB07 BH03 BH07 BH19 CA07 CD02 EZ20 5J055 AX57 AX58 BX42 CX23 DX22 EY01 EY21 EZ10 EZ51 FX05 FX08 FX12 GX01 GX05

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定ノードを初期電位から設定電位にす
    る電位生成回路と、前記特定ノードが外部電源電位を立
    ち下げてから立ち上げるまでの期間内に前記初期電位に
    戻り難いノードである場合に、前記外部電源電位が立ち
    上がった直後に前記特定ノードを前記初期電位に強制的
    に戻す電位初期化回路とを具備することを特徴とする半
    導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記電位生成回路は、内部電源生成回路
    であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路。
  3. 【請求項3】 前記初期電位は、接地電位であることを
    特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記外部電源電位を立ち下げてから立ち
    上げるまでの期間は、数ms又はそれよりも短いことを
    特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記電位初期化回路は、MOSトランジ
    スタから構成されることを特徴とする請求項1記載の半
    導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記特定ノードには、容量素子が接続さ
    れることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記容量素子は、MOSキャパシタ又は
    トレンチキャパシタであることを特徴とする請求項6記
    載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、さらに、前記特定ノードに接続される直列接続され
    た複数の容量素子を具備し、前記電位初期化回路は、前
    記外部電源電位が立ち上がった直後に前記複数の容量素
    子の接続点を前記初期電位に強制的に戻すことを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記特定ノードと前記複数の容量素子の
    接続点は、同時に、前記初期電位に戻されることを特徴
    とする請求項8記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 前記複数の容量素子の接続点には、中
    間電位を生成する中間電位生成回路が接続されることを
    特徴とする請求項8記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 特定ノードを初期電位から設定電位に
    する電位生成回路と、外部電源電位又は前記外部電源電
    位に基づいて生成される内部電源電位が所定のレベルを
    下回ったときに前記特定ノードを前記初期電位に強制的
    に戻す電位初期化回路とを具備することを特徴とする半
    導体集積回路。
  12. 【請求項12】 前記電位生成回路は、内部電源生成回
    路であることを特徴とする請求項11記載の半導体集積
    回路。
  13. 【請求項13】 前記初期電位は、接地電位であること
    を特徴とする請求項11記載の半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 前記電位初期化回路は、MOSトラン
    ジスタから構成されることを特徴とする請求項11記載
    の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 前記特定ノードには、容量素子が接続
    されることを特徴とする請求項11記載の半導体集積回
    路。
  16. 【請求項16】 前記容量素子は、MOSキャパシタ又
    はトレンチキャパシタであることを特徴とする請求項1
    5記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 請求項11記載の半導体集積回路にお
    いて、さらに、前記特定ノードに接続される直列接続さ
    れた複数の容量素子を具備し、前記電位初期化回路は、
    前記外部電源電位又は前記外部電源電位に基づいて生成
    される内部電源電位が所定のレベルを下回ったときに前
    記複数の容量素子の接続点を前記初期電位に強制的に戻
    すことを特徴とする請求項11記載の半導体集積回路。
  18. 【請求項18】 前記特定ノードと前記複数の容量素子
    の接続点は、同時に、前記初期電位に戻されることを特
    徴とする請求項17記載の半導体集積回路。
  19. 【請求項19】 前記複数の容量素子の接続点には、中
    間電位を生成する中間電位生成回路が接続されることを
    特徴とする請求項17記載の半導体集積回路。
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