JP2002207336A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002207336A
JP2002207336A JP2001000226A JP2001000226A JP2002207336A JP 2002207336 A JP2002207336 A JP 2002207336A JP 2001000226 A JP2001000226 A JP 2001000226A JP 2001000226 A JP2001000226 A JP 2001000226A JP 2002207336 A JP2002207336 A JP 2002207336A
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forming apparatus
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JP2001000226A
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English (en)
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Shunichi Abe
俊一 阿部
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の感光体ドラム上にそれぞれ異なった色
のトナー像を形成し、その各トナー像を、搬送ベルト上
に担持されて搬送される転写紙上に重ねて転写して記録
画像を得る画像形成装置において、記録画像に色ずれが
発生することを阻止する。 【解決手段】 ブラックの搬送ベルト36上に形成され
たイエローの基準像60Y、マゼンタの基準像60M、
シアンの基準像60Cのそれぞれを、レッド、ブルー、
グリーンの波長の光で検知し、その検知結果に基づい
て、各感光体ドラム上に形成するトナー像の位置を調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の像担持体の
それぞれに、画像形成手段によって互いに色の異なる画
像を形成し、その各画像を直接又は中間転写体を介して
転写材に転写して記録画像を得る画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ或いは
これらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとし
て構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知で
ある。かかる画像形成装置においては、各像担持体上の
正しい位置に画像が形成されないと、転写材上に転写さ
れた記録画像に色ずれが発生し、その画質が劣化する。
【0003】そこで、各画像形成手段によって各像担持
体上に基準像を形成し、その各基準像を、例えば転写材
より成る移動体上に転写し、転写された各基準像の位置
を光学センサによってそれぞれ検出し、その検出結果に
基づいて、各像担持体に形成する画像の位置を調整し、
転写材上に転写された記録画像に色ずれが発生すること
を阻止する画像形成装置が提案されている(例えば、特
許第2603254号公報参照)。かかる画像形成装置
においては、例えば、光学センサの発光器から出射した
光を移動体に当て、その光の照射部が、移動体上に形成
された基準像から移動体面に変るとき、或いは移動体面
から基準像に変るときに変化する反射光量を光学センサ
の受光器で読み取ることにより、基準像の位置を検出す
る。或いは、移動体が透光性部材であるときは、透過光
を読み取ることにより、基準像の位置を検出することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記移動体
の表面の色と、基準像の色との組み合わせによっては、
移動体と基準像との光反射性又は光透過性(以下、これ
らをまとめて光学特性という)の差が小さくなり、S/
N比が悪化して、検出不良が発生するおそれがある。こ
のような検出不良が生じると、各画像の位置ずれの補正
を的確に行うことができず、記録画像に色ずれが発生し
てしまう。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、基準像を精度良く検出
し、色ずれを効果的に抑えて高品質な記録画像を得るこ
とのできる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、複数の像担持体と、各像担持体上に互いに
異なる色の画像をそれぞれ形成する画像形成手段とを備
え、前記像担持体上に形成された各画像を転写材に転写
して記録画像を得ると共に、前記画像形成手段により各
像担持体上に基準像をそれぞれ形成し、その各基準像を
移動体上に転写し、転写された各基準像の位置を光学セ
ンサでそれぞれ検出し、その検出結果に基づいて各像担
持体への画像の形成位置を調整する画像形成装置におい
て、イエローの基準像を検出するときは、グリーン又は
レッド、或いはグリーンとレッドとに分光感度を有し、
マゼンタの基準像を検出するときは、ブルー又はレッ
ド、或いはブルーとレッドとに分光感度を有し、かつシ
アンの基準像を検出するときは、ブルー又はグリーン、
或いはブルーとグリーンとに分光感度を有する光学セン
サを用いたことを特徴とする画像形成装置を提案する
(請求項1)。
【0007】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、複数の像担持体と、各像担持体上に互いに異なる色
の画像をそれぞれ形成する画像形成手段とを備え、前記
像担持体上に形成された各画像を転写材に転写して記録
画像を得ると共に、前記画像形成手段により各像担持体
上に基準像をそれぞれ形成し、その各基準像を移動体上
に転写し、転写された各基準像の位置を光学センサでそ
れぞれ検出し、その検出結果に基づいて各像担持体への
画像の形成位置を調整する画像形成装置において、前記
基準像のうちの少なくとも1つは、前記移体動上に形成
された、当該基準像とは異なる色の背景像上に形成され
ることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項
2)。
【0008】また、上記請求項2に記載の画像形成装置
において、前記背景像の色が、前記光学センサで用いる
波長の光の下で、該背景像上に形成される基準像の色に
対して、前記像担持体に形成される画像の色の中で最大
のコントラストを有する色であると有利である(請求項
3)。
【0009】さらに、上記請求項2に記載の画像形成装
置において、イエローの背景像上に形成された基準像を
検出するときは、グリーン又はレッド、或いはグリーン
とレッドとに分光感度を有し、マゼンタの背景像上に形
成された基準像を検出するときは、ブルー又はレッド、
或いはブルーとレッドとに分光感度を有し、かつシアン
の背景像上に形成された基準像を検出するときは、ブル
ー又はグリーン、或いはブルーとグリーンとに分光感度
を有する光学センサを用いると有利である(請求項
4)。
【0010】また、上記請求項1乃至4のいずれかに記
載の画像形成装置において、前記基準像が形成される移
動体面の色がブラックであると有利である(請求項
5)。
【0011】さらに、上記請求項2乃至4のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記基準像が形成される
移動体面の色がブラックであり、前記背景像上に形成さ
れる基準像の色がブラックであると有利である(請求項
6)。
【0012】さらに、上記請求項1乃至6のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記像担持体上に形成さ
れた各画像を順次、搬送部材により搬送される転写材に
転写するように構成され、前記各基準像が転写される移
動体は、前記搬送部材又は転写材であると有利である
(請求項7)。
【0013】また、上記請求項1乃至6のいずれかに記
載の画像形成装置において、前記像担持体上に形成され
た各画像を順次、中間転写体に一次転写し、該中間転写
体に転写された一次転写画像を転写材に二次転写するよ
うに構成され、前記各基準像が転写される移動体は、前
記中間転写体又は転写材であると有利である(請求項
8)。
【0014】さらに、上記請求項1乃至6のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記像担持体上に形成さ
れた各画像を順次、中間転写体に一次転写し、該中間転
写体に転写された一次転写画像を、搬送部材により搬送
される転写材に二次転写するように構成され、前記各基
準像が転写される移動体は、前記中間転写体、転写材、
又は搬送部材であると有利である(請求項9)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を4色の画像を重ね
合わせてカラー画像を形成する画像形成装置に適用した
実施形態について説明する。
【0016】まず、本実施形態に係る画像形成装置の基
本的な構成について説明する。図1は本実施形態に係る
画像形成装置の概略構成を示す模式図である。ここに示
した画像形成装置は、転写紙上に、4つの感光体ドラム
から順次異なる色の画像を重ねて転写することによりカ
ラー画像を得るものであり、カラー複写機としての機能
を有するものである。
【0017】図1において、図示しない電源スイッチが
ONされ、且つ原稿搭載ガラス1上に原稿2がセットさ
れた状態でコピースタートキー3が押下されると、コピ
ー動作がスタートする。このコピー動作においては、ま
ず、読み取り光Lを発する2つのランプ4が、移動ミラ
ー5及び2つの反射器6とともに、図示しない駆動系に
よって駆動されて図中右方向への移動を開始する。ま
た、図示しない駆動系によって移動ミラー7,8が駆動
されて移動ミラー5の1/2の速度で同方向への移動を
開始する。
【0018】2つのランプ4から発せられた読み取り光
Lは、直接あるいは2つの反射器6を介して原稿搭載ガ
ラス1上の原稿2を照射しながら図中右方向に移動し、
原稿2、移動ミラー5,7,8上で順次反射して、レン
ズ9を透過する。更に、ダイクロイックミラー10内に
進入して3原色毎に分解される。この色分解によって得
られたブルー光、グリーン光、レッド光は、それぞれC
CD11B,11G,11R上で青分解画像、緑分解画
像、赤分解画像を結像する。CCD11B,11G,1
1Rは、それぞれ結像された分解画像の光量に応じた電
圧値の信号を出力する。
【0019】図2は、本実施形態に係る画像形成装置の
画像信号の流れを示すブロック図である。図において、
CCD11B,11G,11Rからの微小な出力信号
は、それぞれ増幅・A/D変換回路12B,12G,1
2R内で1画素毎に増幅された後、アナログ信号から、
例えば8ビットのデジタル信号に変換される。これらデ
ジタル信号は、それぞれクロック発生回路13からのク
ロック信号14に同期して同期メモリー15B,15
G,15Rに一時的に格納されて画像信号となる。同期
メモリー15B,15G,15Rに格納されたこれらブ
ルー、グリーン、レッドの画像信号は、それぞれ同じ領
域の画像を合成し得るようなタイミングで画像処理ユニ
ット16に送られる。
【0020】画像処理ユニット16は、送られてくるこ
れらブルー、グリーン、レッドの画像信号に対して、公
知のγ補正回路、マスキング処理回路、UCR処理回路
によって、γ補正、色濁り除去、下色除去補正、ブラッ
ク信号取り出し等の処理を施して、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの画像信号を得る。そして、これ
らイエロー、マゼンダ、シアン、ブラック(以下、これ
らを各色ともいう)の画像信号を、レーザードライバー
回路18Y,18M,18C,18Kに送る。これらレ
ーザードライバー回路18Y,18M,18C,18K
は、受信した各色の画像信号の大きさに応じて、これら
に1画素毎の時間変調処理を施して、半導体レーザー光
をそれぞれ出射する画像露光用レーザー出射装置19
Y,19M,19C,19Kを駆動する。この駆動によ
り、画像露光用レーザー出射装置19Y,19M,19
C,19Kからレーザー光20Y,20M,20C,2
0Kが発せられて、後述する画像形成部33Y,33
M,33C,33K(図1)に送られる。
【0021】上記4つの画像形成部33Y,33M,3
3C,33Kにおいて、使用されるトナーの色以外の構
成についてはほぼ同様であるので、図中最も右側に位置
するイエロー画像形成部33Yを例にして、その構成を
説明する。なお、他の画像形成部の構造については、対
応する部材の符号として、イエロー画像形成部における
符号と同じ数字にM、C、Kの添字を付した符号を図中
に示し、説明を省略する。
【0022】図1のイエロー画像形成部33Yにおい
て、上述のレーザー光20Yは、次に説明する光学系を
介して感光体ドラム27Y上に結像される。すなわち、
このレーザー光20Yは、先ずスキャナーモーター25
Yによって回転駆動されているポリゴンミラー24Y上
で反射する。ここで反射したレーザー光20Yは等速で
走査し得るような光学的補正処理がf・θレンズ77Y
によって施される。
【0023】この光学的補正処理によって、変調された
レーザー光は、書き込み光26Yとして、図示しない駆
動系によって図中時計回りに回転駆動される感光体ドラ
ム27Yの表面をこの回転方向と直交する方向に走査す
る。感光体ドラム27Y上の光書き込み開始位置よりも
ポリゴンミラー24Yの回転方向の約11[mm]上流
側には、図示しないフォトセンサより成るビームディテ
クトセンサーが配設されており、該センサーは、ポリゴ
ンミラー24Yの回転に伴って書き込み光26Yを検知
すると、図示しない制御回路に向けてビームディテクト
信号を発信する。
【0024】図1において、感光体ドラム27Yの周囲
には、この表面を一様に帯電させる帯電装置28Y、現
像装置29Y、除電ランプ30Y、転写装置の一例であ
る転写電極31Y、クリーニング装置32Y等が配設さ
れている。感光体ドラム27Yは、その表面に画像が形
成される像担持体の一例を構成しているが、かかる感光
体ドラムに代え、例えば複数のローラに巻き掛けられた
無端ベルト状の像担持体を用いることもできる。また上
述の画像露光用レーザー出射装置19Y、帯電装置28
Y及び現像装置29Yは、像担持体上に画像を形成する
画像形成手段の一例を構成している。
【0025】回転に伴って帯電装置28Yとの対向位置
まで移動した感光体ドラム27Y表面は、この帯電装置
28Yによって一様に帯電された後、ポリゴンミラー2
4Yとの対向位置まで移動する。そして、この対向位置
で上述の書き込み光26Yが照射され、これによって感
光体ドラム上にイエロー静電潜像が形成される。このイ
エロー静電潜像は、感光体ドラム27Yの回転に伴って
現像装置29Yとの対向位置である現像位置まで移動す
ると、現像装置29Yから移動してくるイエロートナー
が付着されてイエロートナー像に現像される。このよう
に、感光体ドラム27Y上にイエローの画像が形成され
る。なお、現像剤としてイエロートナーを使用する現像
装置29Yは、いわゆる磁気ブラシ方式によってイエロ
ートナーをイエロー静電潜像に付着させる。
【0026】イエロートナー像が形成された感光体ドラ
ム27Y表面は、除電ランプ30Yとの対向位置を通過
する際に上記イエロー静電潜像の電荷がディスチャージ
された後、転写電極31Yとの対向位置である転写位置
まで移動する。
【0027】一方、画像形成装置本体の下側には、ロー
ラ34と、図示しない駆動系によって図中反時計回りに
回転駆動される駆動ローラ35とによって張架された搬
送ベルト36が配設されている。図中反時計回り(矢印
A方向)に回転するこの搬送ベルト36は、その回転経
路が各色の画像形成部33Y,33M,33C,33K
の各転写位置を経由するようになっている。かかる搬送
ベルト36は、転写材を搬送する搬送部材の一例を構成
するものである。
【0028】上記搬送ベルト36の右側方には、レジス
トローラ対38、発光ダイオードと受光素子とからなる
レジストセンサ39、給紙ローラ43、転写材の一例で
ある転写紙50を収容した給紙カセット44等が配設さ
れている。転写紙50は、給紙ローラ43が図示しない
モータで回転されることにより給紙カセット44から取
り出され、その先端がレジストセンサ39を通過してか
ら一定時間後に給紙ローラ43の回転が停止されること
により、レジストローラ対38に咥え込まれた位置で待
機される。
【0029】そして、転写位置まで移動した感光体ドラ
ム27上のイエロートナー像は、該トナー像とタイミン
グを合わせてレジストローラ対38から送り出され、搬
送ベルト36によって搬送されてきた転写紙50と接触
し、転写電極31Yにより搬送ベルト36に印加された
高電圧の転写バイアスにより、転写紙50上に転写され
る。転写位置を通過した感光体ドラム27Y表面は、ク
リーニング装置32Yとの対向位置を通過する際に、転
写紙50上に転写されなかった残留トナーが掻き落とさ
れる。そして、再び帯電装置28Yとの対向位置まで移
動して一様に帯電される。
【0030】他の画像形成部33M,33C,33K
は、上記画像形成部33Yと同様に作像動作を行うこと
によって各感光体ドラム27M,27C,27K上にマ
ゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像の
各色の画像がそれぞれ形成され、搬送ベルト36上の転
写紙50に転写電極31M,31C,31Kによりイエ
ロートナー像とともに互いに重ね合わせるように転写さ
れ、フルカラー画像より成る記録画像が形成される。ま
た、搬送ベルト36上の転写紙50は、トナー像の転写
後に、定着装置37内の加圧ローラ37aと加熱ローラ
37bとの間に搬送されて該フルカラー画像の定着処理
が施された後、機外へと排出される。
【0031】以上のように、本例の画像形成装置は、複
数の像担持体と、その各像担持体上に互いに異なる色の
画像をそれぞれ形成する画像形成手段と、像担持体上に
形成された各画像を順次、搬送部材により搬送される転
写材に転写する転写装置とを備え、その各転写装置によ
り、各像担持体上に形成された画像を転写材に転写して
記録画像を得るように構成されている。
【0032】また、本実施形態の画像形成装置において
は、上記感光体ドラム27Y,27M,27C,27K
上に形成された各色トナー像を転写紙50上に精度よく
重ね合わせるために、例えば、図3及び図4に示すよう
にパターン化された各色毎の基準像60Y,60M,6
0C,60Kが、所定のタイミングで搬送ベルト36上
に形成されるように構成されている。
【0033】具体的には、図2に示したデーターセレク
ター21の各スイッチが基準像データーメモリー22
Y,22M,22C,22K側の各端子と接続されるこ
とで、各色の基準像信号が、レーザードライバー回路1
8Y,18M,18C,18Kを介して上記画像露光用
レーザー出射装置19Y,19M,19C,19Kに送
られる。そして、この画像露光用レーザー出射装置によ
り各感光体ドラムの基準像の潜像を書き込み、この基準
像の潜像を各現像装置29Y,29M,29C,29K
によって各色のトナーで現像して各色の基準像60Y,
60M,60C,60Kを得た後、この基準像60Y,
60M,60C,60Kを各転写転写電極31Y,31
C,31M,31Kで搬送ベルト36上に一定間隔をも
って転写している。基準像60Y,60M,60C,6
0Kとしては、ベタ画像となる画像パターンが有効に利
用可能である。
【0034】搬送ベルト36の転写紙50の搬送領域外
に形成された各基準像60Y,60M,60C,60K
は、図3に示すように、搬送ベルト36に近接して対向
配置された反射式の光学センサ70によって検出され
る。かかる検出に使用された各基準像は、図示していな
いクリーニング装置によって、搬送ベルト36の表面か
ら除去される。
【0035】図5は、本実施形態の画像形成装置におけ
る光学センサ70の要部回路を示す回路図である。ここ
に示した光学センサ70は、発光素子としてブルー光を
発するLED70B、グリーン光を発するLED70
G、レッド光を発するLED70Rを有する発光器70
aと、受光素子としてのフォトトランジスターPT等を
有する受光器70bとからなる光反射式の光学センサで
ある。
【0036】発光器70a内においては、制御部70c
の出力ポートのON信号に対応して、図示しない電源か
らの電圧(5V)の供給によって電流がLED70B,
70G,70Rを流れ、これによって各LEDが発光す
る。これにより、スリットSを介して各基準像60Y,
60M,60C,60Kに光がそれぞれ照射される。一
方、受光器70bにおいては、基準像60Y,60M,
60C,60Kからの反射光をフォトトランジスターP
Tが受光すると、受光した光量の大きさに対応してトラ
ンジスターTにベース電流が流れ、この電流の大きさに
対応して、受光器70bの出力電圧が変化する。イエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色のトナーで形
成された各基準像60Y,60M,60C,60Kは、
それぞれ光反射性が異なるので、各LED70B,70
G,70Rからの光が照射された部分が、搬送ベルト3
6の移動に伴って、該搬送ベルト36の表面から各基準
像60Y,60M,60C,60Kに変わる時、或いは
各基準像60Y,60M,60C,60Kから搬送ベル
ト36の表面に変わる時に変化する受光器70bの出力
電圧を読み取ることで、各基準像60Y,60M,60
C,60Kの位置を検出することができる。
【0037】このとき、基準像の色に応じて制御部がタ
イミングをとって順次発光する色を切り換えることによ
ってS/N比の良い読み取りが可能となる。一例とし
て、ブラックの搬送ベルト表面に形成されたイエロート
ナーより成る基準像60Yの位置を検出する場合につい
て説明する。ブラックの搬送ベルト表面は、ブルー光、
グリーン光及びレッドの全ての波長の光をほとんど吸収
し、その反射光量は極くわずかである。これに対し、イ
エロートナーより成る基準像60Yは、ブルー光をほと
んど吸収し、その反射光量は極くわずかであるが、グリ
ーン光とレッド光はほとんど反射し、極くわずかだけ吸
収する。このことから、イエローの基準像60Yの位置
を検出するときは、ブラック表面の搬送ベルト36から
の反射ができるだけ少なく、イエローのトナーからの反
射ができるだけ多くなる光を用いればよい。つまり、グ
リーン光とレッド光である。イエローの基準像60Yの
検出時には、LED70Gから出射するグリーン光又は
LED70Rから出射するレッド光、或いは両LED7
0G,70Rから出射するグリーン光とレッド光を用い
れば、その基準像60Yの位置を正しく検出することが
できる。LED70Bから出射するブルー光を用いてイ
エローの基準像60Yの位置を検出したとすると、ブル
ー光はブラックの搬送ベルト36でもイエローの基準像
60Yでも、吸収も反射も同じようになるため、ブラッ
クの搬送ベルト36とイエロートナーより成る基準像6
0Yの識別ができず、S/N比を悪化させる。
【0038】同じ理由により、マゼンタ色の基準像60
Mの位置を検出するときは、LED70Bから出射する
ブルー光又はLED70Rから出射するレッド光、或い
は両LED70B,70Rから出射するブルー光とレッ
ド光を用いればよい。同様に、シアン色の基準像60C
の位置を検出するときは、LED70Bから出射するブ
ルー光か、又はLED70Gから出射するグリーン光、
或いは両LED70B,70Gから出射するブルー光と
グリーン光を使用すればS/N比の良い読み取りが可能
となる。
【0039】図3及び図4には、搬送ベルト36の幅方
向における一方の側にだけ基準像60Y,60M,60
C,60Kを形成したが、他方の側にも同様に基準像を
形成し、その各位置を上述したところと同じく構成され
た図示していない光学センサによって、上述したところ
と同じくして検出するように構成することもできる。
【0040】一方、光学センサ70の検出結果に基づい
て、各感光体ドラム27Y,27M,27C,27Kに
対する各トナー像を形成する位置を調整する。具体的に
は、受光器70bの出力電圧値が入力される制御部70
cにより、上記画像露光用レーザー出射装置等で各感光
体ドラム27Y,27C,27M,27Kに形成される
各色潜像の形成位置、その傾き等を判断し、画像露光用
レーザー出射装置19Y,19M,19C,19Kにお
けるレーザー照射タイミング等の画像形成条件を調整す
るように制御する。このような制御動作は、例えば、画
像形成装置のメインスイッチをONした後であって、各
感光体ドラム27Y,27M,27C,27Kにトナー
像を形成する画像形成動作の開始前の時期などの適宜な
時期に実行される。
【0041】上述の例では、搬送ベルト36より成る搬
送部材を移動体として利用し、その移動体上に各感光体
ドラム27Y,27M,27C,27Kから基準像を転
写したが、転写紙50より成る転写材を移動体とし、こ
の移動体上に各感光体ドラム27Y,27M,27C,
27Kから各基準像をそれぞれ転写するように構成して
もよい。
【0042】また、上述した例では、異なる波長の光を
出射する複数のLED70G,70B,70Rを有する
光学センサ70を用いたが、白色光を出射する発光素子
と、グリーンフィルタ、レッドフィルタ及びブルーフィ
ルタの各フィルタを通った光をそれぞれ受光する3つの
受光素子を有する光学センサを用い、発光素子から出射
した白色光を各基準像60Y,60M,60Cと搬送ベ
ルト36の表面とに当て、その反射光を、上記各フィル
タを介して各受光素子に入射させても、上述したところ
と全く同様にしてS/N比の良好な読み取りが可能とな
る。このように、読み取り側に分光性を持たせても、ま
た前述のように発光側に分光性を持たせてもよい。
【0043】上述の如く、本例の画像形成装置は、画像
形成手段により各像担持体上に基準像をそれぞれ形成
し、その各基準像を移動体上に転写し、転写された各基
準像の位置を光学センサでそれぞれ検出し、その検出結
果に基づいて各像担持体への画像の形成位置を調整する
ように構成されており、その際、イエローの基準像を検
出するときは、グリーン又はレッド、或いはグリーンと
レッドとに分光感度を有し、マゼンタの基準像を検出す
るときは、ブルー又はレッド、或いはブルーとレッドと
に分光感度を有し、かつシアンの基準像を検出するとき
は、ブルー又はグリーン、或いはブルーとグリーンとに
分光感度を有する光学センサを用いるように構成されて
いる。
【0044】上述のように移動体上に作成した各基準像
位置を検出するセンサに分光特性を持たせることで、基
準像と移動体表面との光学特性の差を大きくし、S/N
比を向上させることができ、移動体表面の色と使用する
トナーの色が異なる場合、基準像を精度良く検出するこ
とができる。
【0045】ここで、本実施形態においては、搬送ベル
ト36に抵抗制御剤としてのカーボンブラックを分散さ
せることにより、搬送ベルト36に導電性を持たせてお
り、これにより、転写バイアスのコントロール、及び転
写後に搬送ベルト36に残留する電荷の除電を容易にし
ている。ところが、カーボンブラックにより搬送ベルト
36の色がブラックになっているため、この搬送ベルト
36と、ブラックトナーで形成された基準像60Kの光
学特性が近似してS/N比が悪化し、ブラックの基準像
60Kの位置を正確に検出できなくなるおそれがある。
【0046】そこで、本実施形態においては、図6に示
すように、搬送ベルト36上に、ブラックの基準像60
Kとは異なる色であるイエロートナーからなる背景像6
1Yを形成し、その背景像61Yの上にブラックの基準
像60Kが形成されるように構成されている。具体的に
は、まず、基準像の形成に先立って、背景像61Yの背
景像信号が、図2に示したレーザードライバー回路18
Yを介して画像露光用レーザー出射装置19Yに送られ
る。そして、この画像露光用レーザー出射装置19Yよ
り感光体ドラム27Yに背景像の潜像を書き込み、この
背景像の潜像を現像装置29Yのイエロートナーによっ
て現像した後、この背景像61Yを転写電極31Yで搬
送ベルト36より成る移動体上の所定位置に転写する。
そして、この背景像61Yの転写に引き続き、上述の基
準像60Y,60M,60Cを順次、搬送ベルト36上
に形成し、最後に、背景画像61Y上に基準像60Kを
形成する。なお、背景像61としても、ベタ画像となる
画像パターンが有効である。また、背景像61Yの基準
像60Kに対する形成位置は、図6で示すような位置に
限定されるものではなく、図7に示すような位置でもよ
い。
【0047】このように、本実施形態においては、基準
像60Kを背景像61Y上に形成することにより、搬送
ベルト36上における基準像60Kと背景像61Yとの
光反射性の差を大きくし、S/N比を向上させることが
できる。したがって、上記光学センサ70にて背景像6
1Yから基準像60Kに変わる所、或いは基準像60K
から背景像61Yに変わる所の検出信号の変化を読むこ
とにより、ブラックの搬送ベルト36においても、同じ
くブラックの基準像60Kの位置を精度良く検出するこ
とができる。
【0048】図8は、光学センサ70にて、図7に示し
た基準像60K及び背景像61Yの位置を検出した場合
の、受光器70bの出力電圧の変化を示すグラフであ
る。ここに示すように、背景像61Yから基準像60K
へ変わる所では、出力電圧が大きく減少し、逆に、基準
像60Kから背景像61Yに変わる所では、出力電圧が
大きく増加しており、良好なS/N比が得られることが
わかる。
【0049】なお、図8に示すように、光学センサの構
成によっては、背景像から基準像に変わる所と、基準像
から背景像に変わる所との、検出信号の変化の仕方が必
ずしも一致せず、検出信号が急峻に変化する感度のよい
側と、比較的緩慢に変化する比較的感度のよくない側が
生じる場合がある。これは、トランジスターTのON/
OFF特性によるものであると考えられる。すなわち、
基準像60Kから背景像61Yに変わる所では、キャリ
アの注入によりトランジスターTは急峻に立ち上がって
ON状態となり、出力電圧も急峻に増加するが、背景像
か61Yから基準像60Kに変わる所では、トランジス
ターTがOFFされてもキャリアが残存するために、出
力電圧は比較的なだらかに減少する。このようなトラン
ジスターTのON/OFF特性を考慮して、光学センサ
の検出結果としては、背景画像から基準像に変わる所の
検出信号の変化と、基準像から背景像に変わる所の検出
信号の変化とを比較し、単位時間当りの変化の大きい方
の検出信号を、検出結果として用いることが望ましい。
本実形態においては、図8における基準像60Kから背
景像61Yに変わる所を検出結果として用いる。これに
より、光学センサ70の検出感度が良好な範囲を、検出
結果として用いることができるので、より検出精度を向
上させることができる。
【0050】上述の実施形態においては、ブラックの搬
送ベルト36上でブラックの基準像60Kを検出する場
合を例に説明したが、この組み合わせに限定されるもの
ではない。例えば、基準像を形成する移動体が、ブラッ
ク以外の搬送ベルトである場合や、搬送ベルト上で搬送
される転写紙50である場合においても、基準像の色に
よっては、その基準像と移動体表面の光学特性が近似
し、S/N比が悪化するような場合がある。これらの場
合においても、基準像の形成に使用するトナーの色と光
学特性が大きくなるような、基準像とは異なる色の背景
像を、例えば搬送ベルト36や転写紙50などの移動体
の表面に形成し、その背景像上に基準像を形成すること
によって、その基準像の位置を精度良く検出することが
できる。要は、複数の基準像のうちの少なくとも1つ
を、移動体上に形成された、当該基準像とは異なる色の
背景像上に形成するのである。
【0051】基準像の色がブラックの場合、背景像の色
をイエローとする例を先に説明したが、背景像の色は、
これに限定されるものではなく、基準像との光反射性の
差が大きくなるような色であればよい。すなわち、背景
像の色が、光学センサで用いる波長の光の下で、その背
景像上に形成される基準像の色に対して、複数の像担持
体のそれぞれに形成される画像の色、この例ではイエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラックの中で最大のコント
ラストを有する色であることが好ましい。例えば、基準
像の色がブラックであるとき、光学センサ70のLED
70Rから出射するレッド光を用いて、背景像上の基準
像の位置を検出する場合には、背景像の色をイエロー又
はマゼンタとし、ブルー光を用いて基準像の位置を検出
するときは、背景像の色をマゼンタ又はシアンとし、同
様にグリーン光を用いる場合には、背景像の色をイエロ
ー又はシアンとする。これにより、基準像と背景像との
光学特性の差が顕著となり、精度の良い検出が可能とな
る。
【0052】同様に、イエローの背景像上に形成された
基準像を検出するときは、グリーン又はレッド、或いは
グリーンとレッドとに分光感度を有し、マゼンタの背景
像上に形成された基準像を検出するときは、ブルー又は
レッド、或いはブルーとレッドとに分光感度を有し、か
つシアンの背景像上に形成された基準像を検出するとき
は、ブルー又はグリーン、或いはブルーとグリーンとに
分光感度を有する光学センサを用いることにより、基準
像と背景像とを検出するセンサーに分光特性を持たせ、
基準像と背景像との光学特性の差を大きくし、S/N比
を向上させて、基準像の位置の高精度の検出が可能とな
る。
【0053】上述のように、背景像上に基準像を形成
し、これを光学センサで検出するように構成すれば、基
準像を形成する移動体表面の色や、使用するトナーの色
にかかわらず、基準像を精度良く検出することができ
る。従って、この検出結果に基づいて、各感光体ドラム
上に形成される各トナー像の位置ずれを調整することに
より、色ずれのない高品質な記録画像を形成することが
できる。しかも、基準像を形成する移動体表面の色に制
約を受けないので、移動体の選択の自由度を向上させる
ことができる。
【0054】基準像が形成される移動体面の色はブラッ
ク以外の適宜な色であってもよいことは前述の説明から
明らかであるが、この移動体面の色が前述の例のように
ブラックであると、その移動体面と基準像との光学特性
の差を確実に大きくでき、基準像の位置検出精度をより
一層高めることができる。
【0055】同様に、基準像が形成される移動体面の色
がブラックであり、かつ背景像上に形成される基準像の
色がブラックであると、背景像と基準像との光学特性の
差を確実に大きくでき、基準像の位置検出精度を一層高
めることができる。
【0056】また、以上説明した実施形態例では、画像
形成装置が、像担持体上に形成された各画像を順次、搬
送部材により搬送される転写材に直接、転写するように
構成され、各基準像が転写される移動体が搬送部材又は
転写材であるように構成されているが、本発明は他の形
式の画像形成装置にも広く適用できるものである。
【0057】例えば図9に示すように、感光体ドラム2
7Y,27M,27C,27Kより成る複数の像担持体
のそれぞれに、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラッ
クの各トナー像を形成し、転写電極31Y,31M,3
1C,31Kより成る一次転写手段によって、矢印B方
向に駆動される中間転写体80上に、各感光体ドラム上
に形成されたトナー像より成る各画像を順次重ねて一次
転写し、その中間転写体80上に転写された一次転写画
像を二次転写手段82によって、例えば転写紙50より
成る転写材上に一括して二次転写する画像形成装置にも
適用できる。この場合には、各感光体ドラム上に形成し
た基準像、或いは背景像と基準像を中間転写体80上に
転写し、その基準像の位置を、図9には示していない光
学センサによって前述したところと全く同様に検出する
ことができる。或いは、中間転写体上の基準像、又は背
景像と基準像を転写紙50上に転写して、その基準像の
位置を光学センサにより検出することもできる。このよ
うに、基準像が転写される移動体を、中間転写体又は転
写材とすることができる。
【0058】また、上述のように中間転写体80に一次
転写した一次転写画像を、図10に示す如く、例えば搬
送ベルト136より成る搬送部材により搬送される転写
紙50上に、二次転写手段82によって、二次転写する
形式の画像形成装置にも本発明を適用でき、この場合
も、基準像が転写される移動体として、中間転写体80
又は転写材を用いることができるほか、搬送部材を用い
ることもでき、そのいずれかに形成された基準像の位置
を光学センサによって検出し、各感光体ドラム上に形成
される画像の位置を調整することができる。
【0059】また、光学センサとしては、実施形態の構
成に限定されるものではなく、例えば、集光レンズを単
数又は複数追加したり、フォトトランジスター等からな
る受光器に代えてCCDを使用することにより、基準像
をよりシャープに結像させることができる構成を採用し
ても良い。これらは、検出精度とコストとのバランスを
考慮して選択すればよい。
【0060】また、転写材を搬送する搬送部材として、
搬送ベルトのほか、例えばドラム状の搬送部材を用いる
こともでき、さらに中間転写体としても、図9及び図1
0に示した如きベルト状のもののほか、ドラム状の中間
転写体を用いることもできる。
【0061】
【発明の効果】請求項1乃至9に係る発明によれば、基
準像の位置を精度よく検出でき、その検出結果に基づい
て、各像担持体上に形成される画像の位置を調整するこ
とにより、色ずれを効果的に抑えた高品質な記録画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す
模式図である。
【図2】同画像形成装置の画像信号の流れを示すブロッ
ク図である。
【図3】同画像形成装置の一部を示す斜視図である。
【図4】同画像形成装置の搬送ベルトに形成された基準
像の説明図である。
【図5】同画像形成装置の光学センサの要部回路を示す
回路図である。
【図6】同画像形成装置の搬送ベルトに形成された基準
像と背景像の説明図である。
【図7】搬送ベルトに形成された基準像と背景像の他の
例を示す説明図である。
【図8】光学センサにより基準像の位置を検出したとき
の受光器の出力電圧を示すグラフである。
【図9】画像形成装置の他の例を示す概略図である。
【図10】画像形成装置のさらに他の例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
60Y 基準像 60M 基準像 60C 基準像 60K 基準像 61Y 背景像 70 光学センサ 80 中間転写体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA21 DE02 DE07 DE10 EA20 EB04 EC03 EC06 EC19 ED08 ED24 EE02 EE07 EF09 2H030 AA01 AB02 AD17 BB02 BB10 BB14 BB42 BB44 BB56 BB63 2H032 AA02 AA15 BA18 BA23 CA02 CA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体と、各像担持体上に互い
    に異なる色の画像をそれぞれ形成する画像形成手段とを
    備え、前記像担持体上に形成された各画像を転写材に転
    写して記録画像を得ると共に、前記画像形成手段により
    各像担持体上に基準像をそれぞれ形成し、その各基準像
    を移動体上に転写し、転写された各基準像の位置を光学
    センサでそれぞれ検出し、その検出結果に基づいて各像
    担持体への画像の形成位置を調整する画像形成装置にお
    いて、 イエローの基準像を検出するときは、グリーン又はレッ
    ド、或いはグリーンとレッドとに分光感度を有し、マゼ
    ンタの基準像を検出するときは、ブルー又はレッド、或
    いはブルーとレッドとに分光感度を有し、かつシアンの
    基準像を検出するときは、ブルー又はグリーン、或いは
    ブルーとグリーンとに分光感度を有する光学センサを用
    いたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の像担持体と、各像担持体上に互い
    に異なる色の画像をそれぞれ形成する画像形成手段とを
    備え、前記像担持体上に形成された各画像を転写材に転
    写して記録画像を得ると共に、前記画像形成手段により
    各像担持体上に基準像をそれぞれ形成し、その各基準像
    を移動体上に転写し、転写された各基準像の位置を光学
    センサでそれぞれ検出し、その検出結果に基づいて各像
    担持体への画像の形成位置を調整する画像形成装置にお
    いて、 前記基準像のうちの少なくとも1つは、前記移体動上に
    形成された、当該基準像とは異なる色の背景像上に形成
    されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記背景像の色が、前記光学センサで用
    いる波長の光の下で、該背景像上に形成される基準像の
    色に対して、前記像担持体に形成される画像の色の中で
    最大のコントラストを有する色である請求項2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 イエローの背景像上に形成された基準像
    を検出するときは、グリーン又はレッド、或いはグリー
    ンとレッドとに分光感度を有し、マゼンタの背景像上に
    形成された基準像を検出するときは、ブルー又はレッ
    ド、或いはブルーとレッドとに分光感度を有し、かつシ
    アンの背景像上に形成された基準像を検出するときは、
    ブルー又はグリーン、或いはブルーとグリーンとに分光
    感度を有する光学センサを用いる請求項2に記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記基準像が形成される移動体面の色が
    ブラックである請求項1乃至4のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記基準像が形成される移動体面の色が
    ブラックであり、前記背景像上に形成される基準像の色
    がブラックである請求項2乃至4のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体上に形成された各画像を順
    次、搬送部材により搬送される転写材に転写するように
    構成され、前記各基準像が転写される移動体は、前記搬
    送部材又は転写材である請求項1乃至6のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像担持体上に形成された各画像を順
    次、中間転写体に一次転写し、該中間転写体に転写され
    た一次転写画像を転写材に二次転写するように構成さ
    れ、前記各基準像が転写される移動体は、前記中間転写
    体又は転写材である請求項1乃至6のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体上に形成された各画像を順
    次、中間転写体に一次転写し、該中間転写体に転写され
    た一次転写画像を、搬送部材により搬送される転写材に
    二次転写するように構成され、前記各基準像が転写され
    る移動体は、前記中間転写体、転写材、又は搬送部材で
    ある請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7672741B2 (en) 2003-07-24 2010-03-02 Keio University Position/force control device

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