JP2002207202A - 光学装置およびそれを用いた光加工システム - Google Patents
光学装置およびそれを用いた光加工システムInfo
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Abstract
くかつ平面ばかりでなく曲面へもパターン刻印が可能な
光学装置を提供する、2液晶空間光変調器を用いて、光
利用率が高くかつ曲面の立体形成が可能な光学装置を提
供する、3これらなお光学装置をロボットへ搭載して、
汎用性の高い光加工システムを提供する。 【解決手段】少なくとも、コヒーレント光源101と、
前記コヒーレント光源からの光の波面を制御するための
液晶空間光変調器104と、前記液晶光変調器へ複素振
幅分布を記録する手段108,109を備えていること
を特徴とする。
Description
源と空間光変調器を組み合わせて応用した、パターン再
生のための光学装置、および、この光学装置を用いた
光加工システム、に関する。
を引用しながら、従来の技術について説明する。
ーザ刻印装置)には、大きく分けて次のふたつの方式が
あった。
より、レーザビームをパターンに合わせて2次元的に走
査して、試料へ刻印をおこなっていた(特開昭56−1188
60)。
ーンが開口部として形成されたマスクへレーザビームを
照射して、結像レンズで試料上へパターンを縮小投影し
て刻印をおこなっていた。マスク媒体には、初期の頃
は、金属板へ開口を形成したものが使用されていた。し
かし、マスク製作に要する費用と工数がかさむため、近
年では、液晶空間光変調器が可変マスクとして注目され
るようになってきた。
る方式では、液晶空間光変調器の2次元的な光スイッチ
ング効果を利用して、パターンをそのまま濃淡で記録す
る。図20に従来のレーザ刻印装置の構成を示す。レーザ
光源2001から出射された光は、パターンの濃淡マスクが
記録されたTN(ねじれネマティック)モードの液晶空間
光変調器2004を照明する。透過した光をレンズ2005で集
光し、試料106の表面へパターンを結像する。パターン
が結像された試料表面の部分がレーザの熱で蒸発して、
パターンが刻印される。液晶空間光変調器としては、
TN(ねじれネマチック)モード(特開昭60−174671、特
開平1−176563、特開平1−176564、特開平1−216851)
や散乱モード(特開平1−1577912、持開平3−18491)
が使われている。
スクとして使ったレーザ刻印装置に関する出願がいくつ
かある。これまでに検索した範囲で抽出できたものを以
下にあげておく。 特開昭62−127710、特開昭1−257821、U.S.Patent N
o. 4586053、U.S.Patent No. 4734558、U.S.Pat
ent No. 4818835、U.S.Patent No. 4937424.
印装置には、液晶空間光変調器に表示された濃淡のパタ
ーンをマスクとして用いるために、光利用効率が低いと
いう問題があった。このために、少数文字列や線画像な
どのように焼き付けたいパターンの総面積が小さい場合
には、大出力のレーザ光源(あるいは励起光源)が必要
になり、生産効率を著しく低めるという問題があった。
また、曲面へのパターンの刻印を実行するには、レン
ズ、ミラーなどの光学素子を奥行き方向へ高速に運動さ
せる必要があり、装置構成が著しく複雑になるという問
題点もあった。
であって、その目的は、簡便な手段により、光利用効
率が高くかつ曲面へのパターン劾印が可能な光学装置を
提供することと、簡便な手段により、光利用効率が高
くかつ曲面の立体成形が可能な光学装置を提供すること
と、これらの装置をロボットヘ搭載して、汎用性の高
い光加工システムを提供することにある。
なくとも、コヒーレント光源と、前記コヒーレント光源
からの光の波面を制御するための空間光変調器と、前記
空間光変調器へ複素振幅分布を記録する手段を備えてい
ることを特徴とする。
装置において、複素振幅分布が位相分布であることを特
徴とする。
第2の光学装置において、コヒーレント光源からの光を
空間光変調器へ導くための光学系と、前記空間光変調器
からの光をパターンを再生したい場所へ導くための光学
系を備えていることを特徴とする。
第3の光学装置において、空間光変調器へ入力するデー
タが、再生したいパターンの回折像に対応する複素振幅
分布をもとに作成したデータであることを特徴とする。
第4の光学装置において、空間光変調器へ入力するデー
タを記憶する手段を備えていることを特徴とする。
第5の光学装置において、空間光変調器へ入力するデー
タを作成する手段が、少なくとも、フーリエ変換の手段
を備えていることを特徴とする。
第6の光学装置において、空間光変調器へ入力するデー
タを作成する手段が、少なくとも、逆正接を求める手段
を備えていることを特徴とする。
第7の光学装置において、空間光変調器へ入力するデー
タを作成する手段が、少なくとも、乱数を発生させる手
段を備えていることを特徴とする。
第8の光学装置において、空間光変調器へ入力するデー
タを作成する手段が、少なくとも、レンズ位相分布を求
める手段を備えていることを特徴とする。
し第9の光学装置において、再生したいパターンの面積
(強度がゼロでない部分)にほぼ比例して、コヒーレン
ト光源の出力を変える手段を備えていることを特徴とす
る。
し第10の光学装置において、コヒーレント光源からの光
の波面収差を補正する手段を備えていることを特徴とす
る。
し第11の光学装置において、空間光変調器と試料の間
に、導光部を備えていることを特徴とする。
し第12の光学装置において、空間光変調器とパターンを
再生したい場所との間に、フーリエ変換レンズを備えて
いることを特徴とする。
し第13の光学装置において、空間光変調器とパターンを
再生したい場所との間に、フーリエ変換レンズと補助レ
ンズから成る二重回折光学系を備え、かつ、前記フーリ
エ変換レンズと前記補助レンズの間に空間フィルタを備
えていることを特徴とする。
し第14の光学装置において、補助レンズの駆動手段を備
えていることを特徴とする。
し第15の光学装置において、空間光変調器が位相変調型
であることを特徴とする。
し第15の光学装置において、空間光変調器が振幅位相変
調型であることを特徴とする。
し第17の光学装置において、空間光変調器が液晶空間光
変調器であることを特徴とする。
学装置において、液晶空間光変調器が、それぞれの対応
する画素が正しく向かい合うように前後に配置された、
ふたつの位相変調型液晶空間光変調器から成ることを特
徴とする。
刻印装置において、偏光方向が互いに直交するふたつの
光路を備え、かつ前記それぞれの光路に液晶空間光変調
器が配置されて成ることを特徴とする。
し第20の光学装置において、液晶空間光変調器がアクテ
ィブマトリクス駆動方式であることを特徴とする。
し第21の光学装置において、被刻印試料の表面形状を計
測する手段を備えていることを特徴とする。
1ないし第22の光学装置と、前記光学装置を搭載するロ
ボットを備えていることを特徴とする。
明の内容について詳しく説明する。
したレーザ刻印装置の構成を示す。レーザ光源101から
出射されたビームは、ビームエクスパンダ102とコリメ
ートレンズ103により拡大された平行光となり、ECB(電
界制御複屈折)モードの位相変調型液晶空間光変調器10
4を照明する。光は、液晶空間光変調器104に記録された
計算機ホログラムの作用により、2次元的な位相変調を
受ける。そして、フーリエ変挨レンズ105を介して、試
料106の表面に所定のパターンが結像される。この結
果、レーザが照射された試料表面の部分は熱により蒸発
または変質して、パターンが劾印される。107はレーザ
を駆動するための電源、108は液晶空間光変調器の駆動
回路、109はこれを制御する制御装着である。試料へ刻
印したい文字やパターンは、入力装置110から入力す
る。本実施例では、レーザ光源として、波長1.06μmの
YAGレーザを使用した。
の作成方法と制御装置108の詳細について述べる。
計算機ホログラムからパターンを再生し、このバターン
を試料上へ投写して刻印をおこなう。この点が、従来の
ようにパターンをそのまま強度分布として液晶空間光変
調器へ表示し、この強度分布をレンズ系で試料上へ投影
して刻印をおこなう方式との大きな違いである。
る計算機ホログラムとして、キノフォーム(IBM J.Re
s.Dev13,150-155(1969)参照)を用いた。キノフォー
ムは位相構造だけで記録できるので、光利用効率がきわ
めて高いからである。さらに、ひとつの画素にひとつの
位相成分が対応しているので、液晶空間光変調器の限ら
れた数の画素を有効に使うことができる、という長所も
ある。
て説明する。まず、振幅分布として与えられた入力画像
(刻印したい文字やパターン)にランダムな位相分布を
重ねる。つぎに、この複素振幅データをフーリエ変換す
る。得られたフーリエ変換像の位相成分だけを取り出し
たものがキノフォームである。なお、われわれの実験に
よれば、はじめに与えるランダム位相は2値で十分であ
る。このキノフォームをフーリエ逆変換すると再生像が
得られる。ただし、一般には入力画像に対する誤差が大
きく、スペックルノイズの多い再生像なる。
ために、以下のふたつの方法を考案した。 (1)反復計算法 (2)多重露光法 反復計算法とは、入力画像に対する再生像の誤差を補正
しながら繰り返し計算していく方法である。いくつかの
アルゴリズムが提案されており、例えば、Opt.Eng.19,2
97-305(1980)や、Appl.Opt.,12,2328-2335(1973)に
詳細な記述がある。他方、多重露光法とは、ひとつの画
像データから、位相構造が異なる複数のキノフォームを
作り、このキノフォームから次々にパターンを再生し
て、試料上のスペックルノイズを平均化する方法であ
る。以下では、それぞれの方法を実現する具体的なハー
ドウェアの構成について述べる。
た制御装置108の構成を示す。なお、以下の処理をタイ
ミングを合わせて効率よく行うために、必要に応じて制
御回路201から各回路に制御信号を送る。
データは、フォントROM202でドットマトリックスデータ
に変換してから(はじめからドットマトリックスデータ
で与えられていればそのまま)入力バッファ203に保存
する。このバッファから1文字分のデータごとにメモリ2
06に読み出す。
実施例では1と−1)データをランダムに発生させる。こ
の2値データを、文字データのドット数と同じ数ごとに
組にして、メモリ205に保存する。メモリ205と206のデ
ータを乗算回路208で各ドットごとにかけあわせ、メモ
リ209に保有する。
回路212でフーリエ変換し、複素振幅データをメモリ213
に保存する。他方、レンズ位相発生回路210によって作
成したレンズデータをメモリ211に保存する。メモリ211
と213のデータを乗算回路214で各ドットごとにかけあわ
せ、メモリ215に保存する。
て位相データだけを取り出して、量子化演算回路217で
量子化(本実施例では16レベル)すると、キノフォーム
データが得られる。そして、このキノフォームデータを
出力バッファ218に保存し、1フレームごとに液晶空間光
変調器の駆動回路108に送る。
モリ213のデータから位相データを取り出し、量子化し
たものをメモリ209に入れればよい。この場合は反復回
数を決めるか、誤差を評価する演算回路を加える必要が
ある。レンズ位相は反復終了後に重ね合わせる。
ンズ位相の必要性について説明しておく。キノフォーム
の回折効率は理想的には最大100%であるが、実際の空
間光変調器に記録した場合、空間光変調器で変調を受け
ずに素通りする光がわずかにある。この光がフーリエ変
換レンズによって集光されるとスポット状のノイズにな
る。このスポット状のノイズを除くために、本実施例で
はキノフォームにレンズ位相関数を重ねた。空間光変調
器で変調を受けた光は、レンズ位相のためにフーリエ変
換レンズの焦点面からずれた位置(再生像面)で像を結
ぶ。こうするとスポットノイズが見えなくなる。また、
キノフォームの位相分布ヘレンズ位相位相を重ねたこと
により、フーリエ変換レンズなどの光学素子を使用せず
に、パターンを再生することも可能になる。レンズ位相
の焦点距離を選べば、パターンの再生位置および大きさ
を自由に変えることができる。さらに、複数のキノフォ
ームを重ねて記録することにより、奥行きのあるパター
ンを再生することもできる(光学,21,155-156(1992)参
照)。
って、キノフォームデータを作成して刻印したところ、
量子化誤差に起因する品質の低下をおさえた、スペック
ルノイズの少ない、均一な刻印をおこなうことができ
た。
と同じである。まず、ひとつの入力画像に対して複数の
乱数データの組を用意する。つぎに、それそれの乱数デ
ータを使って、制御装昔108でキノフォームデータを作
成する。これらのキノフォームをひとつひとつ再生する
と、それそれ互いに相関のないスペックルノイズを有す
る再生像が得られる。したがって、これらのキノフォー
ムを次々に書き換えれば、スペックルノイズは再生像面
の中で平均化され、再生像のS/N比が向上することにな
る。さらに、液晶空間光変調器の画素間の特性のばらつ
きが相殺されるため、いっそう高い品質の再生像が得ら
れる。
エ変換で与えることにすると、複数のキノフォームデー
タをつぎつぎに書換ながら刻印をおこなった場合に得ら
れるパターンの強度分布Iは I=Σ|F{K}|2・・・・・(1) となる。ここで、Σは強度分布の総和を、Kはキノフォ
ームの位相分布を表す。(1)式から、スペックルノイ
ズをはじめ、再生像面内の不均一成分が平均化され、目
立たなくなることが理解できる。
ハードウェア(制御装置108)でキノフォームデータを
計算して刻印したところ、反復計算法に比べてさらに品
質の高い刻印をおこなうことができた。なお、多重露光
法におけるキノフォームデータ計算の際に、先に反復計
算法のところで紹介したアルゴリズム(例えば、Opt.En
g.19,297-305(1980)や、Appl.Opt,12,2328-0000(197
3))を利用することもできる。
入力画像データ(文字の部分が1、他が0)に対して、複
数の乱数データを用意した。つぎに、それそれの乱数デ
ータを用いて、キノフォームデータを作成した。これら
のキノフォームをひとつづつ再生すると、互いに相関の
ないスペックルノイズが生じる。そこで、これらを高速
(ここではビデオレート)で書き換えた。こうすると、
再生像の位置は動かないが、スペックルノイズは再生像
面の中で平均化され、画像のS/N比が向上した。図3
(a)に示すように、刻印周分にはスペックルノイズは
全く見えなかった。比較のために、ひとつのキノフォー
ムデータだけで刻印した時の結果を図3(b)に示す。ス
ペックルノイズのせいで、文字部分に欠けが日立つ。ま
た、文字の周囲にもスペックルノイズによる荒れが目に
つく。
つのキノフォーム(256×256の画素を使用)を計算でき
る。液晶空間光変調器の応答に合わせてビデオレートで
キノフォームを書き換え、これにタイミングを合わせて
レーザ駆動用の電源107にトリガー信号を送り、YAGレー
ザを発振させる。
器について説明する。本実施例の液晶空間光変調器は、
名画素にTFT(薄膜トランジスタ)素子を備えたマトリ
クス駆動方式で、少なくともビデオレートでの書き換え
が可能である。液晶分子の初期配向はねじれのないホモ
ジニアス配向であり、光波の位相だけを連続的に変調で
きる(第51回応物秋季講演、26a-H-10(1990)参照)。
有効画素数は256×256、画素サイズは200×200μm2で
ある。開口部サイズは190×190μm2であり、開口卒は
90である。液晶空間光変調器のレーザが入射する側には
反射防止コートが施されている。
せて液晶層のリターデーション△ndを調節し、2π以
上の位相変調を実現した。液晶空間光変調器の光変調特
性を図4に示す。液晶分子配向時のプレチルト角を高め
に設定することにより、位相変調にともなう振幅の変化
を実用上問題がない程度に抑えることができた。なお、
レーザ光源101からとりだした直線偏光の方位と液晶
空間光変調器の配向は、同じ平面内にそろえてある。レ
ーザ光源101からの光がランダム偏光であれば、液晶
空間光変調器の前に偏光板を配置して、偏光板の透過軸
方位を液晶空間光変調器の配向と平行にする。
護するために遮光膜(プラックストライプ)を備えてい
る。一般に、プラスクストライップのような格子構造を
持つものにレーザ光を入射すると、再生画像に高次の回
析像が現れる。これらの回析像の強度は次式で与えられ
る。 ηm={(a/p)sinc(πma/p)}4 ……(2) ここで、mは回析次数、pは画素の1周期の幅、aは画
素開口部の幅をそれぞれ表す。
は、遮光部に比べ回口部が非常に大きい液晶空間光変調
器を用いた。すなわち、p=200μm、a=190未
μmである。このように選ぶと、(2)式におけるsin
c関数の零点(πma/p=π)が、1次以上の再生像
にほぼ重なる。この時、必要とする再生像(0次回折
光)に集まる光は全体の82にも達する。なお、0次回折
光の強度に対する1次以上の回折光の強度は無視てきる
くらいに弱いので、これらの複製像が試料上に刻印され
ることはない。
パターンを描く線の都分みが開口となっており、光の利
用効率は数%から高々10%程度である。しかも刻印すべ
きドット数の少ない文字(たとえばピリオドやコンマな
ど)に対しても最大の出力で刻印する必要があり、光の
利用効率が非常に低いことがわかる。
ままでも問題ないが、ふたつのレンズの間に空間フィル
タを持つ二重回折光学系を用いれば、完全に消すことも
できる。この発明については、後で、別の実施例の中で
述べる。
光変調器から被刻印試料までの距離に応じて、キノフォ
ームデータに重ねるレンズデータの焦点距離を変えて焦
点調節を行っている。レンズの焦点距離を変えれば任意
の位置に再生像を結像できるので、曲面への刻印も容易
に実現できる。
へキノフォームデータを記録して刻印をおこなったが、
フレネル変換その他の光学変換により計算したホログラ
ムデータを用いることも可能である。
空間光変調器を開口マスクとして用いた場合に比べて、
(1)はるかに高い光利用効率で、平面ばかりでなく曲
面を有する試料に対してもパターンの刻印か可能にな
り、さらに、(2)ひとつの入力画像から作成した、互
いに異なる位相構造を有する複数のキノフォームデータ
をつぎつぎに書換ながら封印することによって、スペッ
クルノイズその他の不均一な強度分布を除き、原画像に
忠実な刻印が可能になった。
型の液晶空間光変調器の代わりに光書き込み型の液晶空
間光変調器を用いることも可能である。また、レーザ光
源種類は、被刻印試料の材質ならびに表面状態に合わせ
て選択すればよく、YAGレーザの他にも、アルゴンレ
ーザ、半導体レーザなどが使用できる。そして、使用す
るレーザ波長に合わせて、十分な位相変調特性が得られ
るように、液晶空間光変調器のリターデーションを調整
すればよい。
相変調型液晶空間光変調器に記録された位相関数の波面
再生作用によってパターンを再生しているので、本発明
の刻印方式は、光の利用効率が非常に高い。しかし、文
字パターンによらず一定の光が透過するため、封印すべ
きドット数の少ない文字(たとえばピリオドやコンマな
ど)は明るく、ドット数の多い文字(たとえば画数の多
い漢字など)は暗くなるという問題があった。
た。図2の制御装置108へ加算回路207を付加し、
この加算回路207によってメモリ206にある文字デ
ータの表示ドット数をカウントするようにした(図5)。
レーザ駆動用の電源107には、先に述べたトリガー信
号の他に、総表示ドット数を表す信号を送る。レーザ駆
動用の電源107は、この信号従って励起光の強度を調
節し、再生像の強度を一定にする。
に、大きなレーザ出カを必要とするパターンが少ないの
で、消費するエネルギーも少なく、装置の冷却に関して
も有利になる。
置の別の構成を示す。全体の構成は実施例1とほぼ同じ
である。ただし、実施例1では液晶空間変調器に送るデ
ータを逐次計算したが、実施例1ではあらかじめ用意し
たデータを用いた。
を合わせて効率よく行うために、必要に応じて制御回路
301から各回路に制御信号を送る。
ドは入力パッファ603に蓄えられる。この文字コード
に対応したキノフォームデータをROM602やCD−
ROM604から順に呼び出し、出力バッファ618蓄
える。そして、このデータを1フレームごとに液晶空間
光変調器の駆動回路108に送る。また、ROMやCD
−ROMにはキノフォームデータの他に、刻印される文
字データの表示ドット数を配線してある。
ックルノイズを低減するために、多重露光法によりパタ
ーン刻印を実行した。まず、ひとつの入力画像データに
対して、複数の乱数データを用意した。つぎに、それぞ
れの乱数データを用いて、キノフォームデータを作成し
た。これらのキノフォームをひとつづつ再生すると、互
いに相関のないスペックルノイズが生じる。そこで、こ
れらを高速(ここではビデオレート)で書き換えれば、
再生像の位置は動かないが、スペックルノイズは再生像
面上で平均化されて、画像のS/N比が向上する、さら
に、液晶空間光変調器の画素間の特性のばらつきが相殺
されるため、高い品質の再生像が得られる。実際に、得
られた再生像には、スペックルノイズは全く見えなかっ
た。
ォームデータの計算に、シミュレーテッド・アニーリン
グ法(Science 220,671-680(1983)参照)を用いた。評
価関数値が十分に小さくかつ収束した後のデータを用い
ることにより、位相構造が最適化されたキノフォームデ
ータが得られ、入力画像にほぼ忠実な再生像が得られ
る。したがって、ひとつのキノフォームデータで刻印が
できるため、データを多重化する必要がなく、記憶容量
を大幅に減らすことができた。
れた256文字についてはROMに記録し、漢字を含む
種々なフォントの文字や記号についてはCD−ROM記
録した。CD−ROMのディスクを交換することによ
り、他のフォントの文字や記号刻印することもできる。
にCD−ROMを用いたが、光磁気ディスクやハードデ
ィスクなどを用いてもよい。また、実施例1あるいは実
施例2の構成と組み合わせることも可能である。
ザ出力を調節する機構を加えた。図6のROMやCD-R
OMには、キノフォームデータの他に、刻印される文字
データの表示ドット数を記録してある。この表示ドット
数を表す信号をレーザ駆動用の電源107に送る。レー
ザ駆動用の電源107はこれに従って励起光の強度を調
節し、再生像の強度を一定にする。
に、大きなレーザ出力を必要とするパターンが少ないの
で、消費するエネルギーも少なく、装置の冷却に関して
も有利になる。
す。ここでは、レーザ光源からの光を直接液晶空間光変
調器へ入射した。レーザ光源からの光の波面には、レー
ザ共振器の構造に固有の収差が存在する。そこで、この
収差を補正しなから刻印がおこなえる手投を考案した。
その複素共役な波面を与えるデータ(収差補正データ)を
メモリヘ格納しておく。格納する場所は、実施例1ない
し4の構成におけるメモリの一部あるいはROMの一部
であってもよいし、別に用意した専用のメモリであって
もよい。そして、刻印のタイミングに合わせてキノフォ
ームデータに重ねて、液晶空間光変調器104へ記録す
る。こうしてレーザビームの収差を補正することによっ
て、歪のない正確なパターンを刻印することができた。
共役な波面を発生させる位相マスク801を液晶空間光
変調器の前に配置した。位相マスク801は、ガラスや
石英基板をイオンエツチングして作製する。この位相マ
スクは、液晶空間光変調器のレーザビームが入射する側
の基板上にあらかじめ形成しておいてもよい。
モルフィック光学素子や、この他の非球面光学素子も有
効である。
5の構成において、液晶空間光変調器の後ろに導光部を
配置したことを特徽とする。ここでは、実施例1の構成
と、複数プリズムから構成された導光部とを組み合わせ
た構成について説明する。
01と導光部902を介して、試料106の表面に所定
のパターンを刻印している。導光部902の側面図を図
10(a)に、平面図(上から)を図10(b)にそれぞ
れ示す。導光部902は複数の透明なプリズム1001
から構成される。これらのプリズム中を、プリズムと空
気の界面で全反射を繰り返しながら、レーザ光が進む。
全反射を利用してレーザ光の進行方向を変更するので、
複数の金属ミラーを使用した場合に比べて、光エネルギ
ーの損失が格段に少ない。もちろん、全反射条件を満足
するように、フーリエ変換レンズ801の焦点距離およ
び液晶空間光変調器へ記録するレンズの焦点距離を定め
ておく。
なり、装置サイズをコンパクトにまとめることができ
た。
の後ろへ、フーリエ変換レンズと空間フィルタと補助レ
ンズから構成される二重回折光学系を備えていることを
特徴とする。
系1101を介して、試料106の表面に所定のパター
ンが結像再生される。二重回折光学系1101の倍率は
目的に合わせて自由に代えることが可能である。
ーリエ変換レンズ1201は、液晶空間光変調器に記録
されたキノフォームからパターンを再生するために用い
た。ここでは、光路長を短くするために、比較的焦点距
離が短いフーリエ変換レンズ1201を使用した。液晶
空間光変調器の画素配列のせいで生じる高次回折像を除
くために、空間フィルタ1202をフーリエ変換レンズ
1201のフーリエ変換面付近に配置した。空間フィル
タ1202は、必要に応じて、開口の大きさが変えられ
るようにできている。空間フィルタ1202の後ろには
補助レンズ1203を配置して、再生パターンの大きさ
を拡大して、試料上へ投射できるようにした。
高次の回折像およびその他の迷光が除かれ、所望のパタ
ーンを鮮明に刻印することが可能になった。
構成(二重回折光学系の導入)において、補助レンズの駆
動機構を備え、さらに、二重回折光学系の光路上に導光
部を配置した点にある。
ルタ1202は導光部1301の外に配置したが、導光
部1301の中に配置してもよい。1302は補助レン
ズ1203の位置制御をおこなうための駆動機構であ
る。パターンの結像倍率は、駆動機構1302で補助レ
ンズ1203の位置を調節することによって、広い範囲
で変えることができる。この時にパターンの結像面も前
後にずれるので、フーリエ変換レンズ1201と空間フ
ィルタ1202をいっしょに動かす必要がある。本構成
では、フーリエ変換レンズ1201と空間フィルタ12
02はひとつの支持部材に固定されているので、この支
持部材を動かすだけでよい。さらに、キノフォームデー
タヘ重ねるレンズ位相関数の焦点距離を調節することに
よって、刻印パターンのサイズを細かく調整することも
できる。
生のためのホログラムデータを記録する手段として、光
波の振幅と位相を同時にしかも独立に制御できる、振幅
位相変調型空間光変調器を用いた点にある。この他の主
要な構成要素は、先の実施例で述べたものと同様であ
る。
構成を示す。TNモードの液晶空間光変調器1401と
ECBモードの液晶空間光変調器1402を、適当な間
隔で、対応する画素を合わせて張り合わせた構成であ
る。TNモードの液晶空間光変調器1401で光波の振
幅を変調し、ECBモードの液晶空間光変調器1402
で位相を変調する(第52回応物秋季講演,10a-ZK-2(19
91)参照)。図中の斜線部分は、各々の液晶空間光変調器
における液晶層である。
によって、良好な3次元像を再生し、曲面を有する試料
上へ品質が高い刻印をおこなうことができた。
における液晶空間光変調器の構成を示す。液晶空間光変
調器は、それぞれの対応する画素が正しく向かい合うよ
うに前後に配置された、ふたつの位相変調型液晶空間光
変調器a、bから成る。液晶空間光変調器a、bはどち
らもECBモード、マトリクス発動型であり、それぞれ
の液晶分子の配向は互いに直交している。液晶空間光変
調器aはふたつの偏光成分の一方に対して、液晶空間光
変調器bはもう一方の偏光成分に対して位相変調を行
う。図中1501、1502、1503は、それぞれ液
晶空間光変調器aの素子基板、液晶層、対向基板であ
る。同様に1504、1505、1506は、それぞれ
液晶空間光変調器bの素子基板、液晶層、対向基板であ
る。また、液晶層1502、1505における斜線部分
は遮光膜である。
して、かつ液晶空間光変調器bの開□部分の大きさを最
適化することによって、液晶空間光変調器aの任意の画
素を通過した回折光が液晶空間光変調器bの画素の開口
部分へ漏れないようにした。これらの液晶空間光変調器
の前後の構成およびその作用は、液晶空間光変調器の駆
動回路の数が異なる点を除けば、先に述べた実施例の構
成と同じである。
の偏光成分全てを利用してパターンの刻印を行うことが
可能になった。
の構成を示す。レーザ光源101から出射されたビーム
は、ビームエクスパンダ102とコリメートレンズ10
3により拡大された平行光となり、偏光ビームスブリッ
タ1601の作用で、互いに直光するふたつの偏光成分
に分けられて、ECBモードの位相変調型液晶空間光変
調器1605a、1605bへ入射する。そして、それ
ぞれの偏光成分から、液晶空間光変調器1605a、1
605bに記録されたフレネル変換型キノホームの作用
により、所定のパターンが再生される。ふたつの液晶空
間光変調器1605a、1605bに記録するキノホー
ムデータは、同じであってもよいし、またそうでなくも
よい。液晶空間光変調器1605a、1605bにおけ
る液晶分子の配向方向は、互いに直交するようにしてあ
る。液晶空間光変調器1605a、1605bを透過し
たふたつの偏光成分は、ミラー1603、1604によ
り導かれ、偏光ビームスプリッタ1602で再び合成さ
れて二重回析光学系へ入射する。この後の構成およびそ
の作用は、液晶空間光変調器の駆動回路の数が異なる点
を除けば、先に述べた実施例の構成と同じである。16
06a、1606bはそれぞれ液晶素子1605bの駆
動回路である。図中、制御装置、入力装置、レーザ電源
は記述を省略した。
ているが、これに限定されるものではなく、実施例1な
いし8のどの構成を基本にしてもよい。
れた光の偏光成分全てを利用してパターンの刻印を行う
ことが可能になった。
料の表面形状をその場で計測する手段を備えていること
を特徴とする。
は、オートフォーカス法、パターン投影法、光干渉法な
どがある(0plusE,No.126,B7-96(1990)参照)。
これらの手段により求めた形状データから、計算機でキ
ノフォームデータ(あるいは、ホログラムデータ)を作
成して液晶空間光変調器へ表示する。
ことによって、表面形状が不特定な複数の試料に対して
も、短時間で刻印ができるようになった。
印装置を搭載したロボットの外観を示す。ロボットは多
間接型ロボットであって、そのアーム1704へ先の実
施例で説明したレーザ刻印装置1705を搭載した。レ
ーザ光源1701は、ロボット本体1703から離して
配置してある。このため、出射ビームを光ファイバ17
02で導いて、レーザ刻印装置1705の中に配置され
たコリメートレンズで平行光にしてから、同じくレーザ
刻印装置1705の中に配置された液晶空間光変調器を
照明した。そして、液晶空間光変調器へ記録されたキノ
フォームからパターンを再生し、試料上へ刻印をおこな
った。
光ファイバをロボットの筐体の表面を這わせて配置す
るか、筐体の中へ閉じこめて配置するかを決める。図
5で、液晶空間光変調器の駆動回路、メモリ、計算機な
どは省略してある。
して使用することにより以下のことが可能になる。 (1)ロボットのアームの動きに合わせて液晶空間光変
調器へ記録する位相構造を更新することにより、ひとつ
の試料へ複数の異なるパターンを刻印できる。 (2)ロボットのアームの動きに合わせて液晶空間光変
調器へ記録する位相構造を更新することにより、複数の
試料へ互いに異なるパターンを封印できる。 (3)複雑な形状を有する試料に対しても、アームを制
御して液晶空間光変調器の位置を高精度に決定できるの
で、高品質な封印がおこなえる。
晶空間光変調器の駆動回路、メモリ、計算機などは全
て、ロボットの筐体内部へ配置することも可能である。
立体成形装置について述べる。
ず、光硬化樹脂1802を満たした樹脂漕1801の中
に、本発明の光学装置1803を使って、2次元パター
ン1804を再生した。こうして、パターン1804の
形に樹脂を硬化する。つぎにキノフォームデータに重ね
るレンズ関数の焦点距離を変えて、異なる部位に対応す
るパターンを再生し、その部分の樹脂を硬化する。この
過程を繰り返すことによって、最終的に、立体物の成形
ができる。
算法や多重記録法を用いることによって、スペックルノ
イズの発生を抑えて、むらのない均一な樹脂硬化をおこ
なうことができた。実験結果の一例を図19に示した。
図19(a)が再生したいパターンである。この矩形領
域の内部1901だけを硬化させ、外部は硬化させずに
おきたい。ひとつのキノフォームデータを再生すると、
図19(a)の直線1902上の強度分布は、図19
(b)のようになった。この強度のばらつきは、スペッ
クルノイズのせいで生じる。他方、多重記録法により複
数のキノフォームデータをつぎつぎに書換ながら再生し
た場合は、スペックルノイズが平均化され、図19
(c)のように強度のばらつきがなくなった。このよう
にして樹脂を硬化させれば、矩形領域の外側では、瞬間
的には比較的強い光が当たることはあっても、積算され
た露光量が少ないために、ほとんど樹脂は硬化しない。
一方、矩形領域の内側では、いたるところで積算された
露光量が均一になり、パターンに欠けなどが発生しな
い。
せる間は、反復計算法あるいは多重露光法により、複数
のキノフォームデータをつぎつぎに書換ながらパターン
再生、樹脂硬化を進め、硬化が充分におこなわれたら、
キノフォームデータへ重ねるレンズ関数の焦点距離を変
えて同じことをおこなう。このようにして、品質が高い
立体物を成形することができる。
光を2次元的に走査する必要がないので、短時間で立体
物を成形できる。
光変調器を用いたが、振幅位相変調型の液晶空間光変調
器を用いれば、3次元像を一度に再生できるため、立体
成形がいっそう容易になる。
た計算機ホログラムからパターンを再生し、このパター
ンを試料上へ投写して刻印をおこなう。この点が、従来
のようにパターンをそのまま強度分布として液晶空間光
変調器へ表示し、この強度分布をレンズ系で試料上へ投
影して刻印をおこなう方式との大きな違いである。
まれた。
した計算機ホログラムからパターンを再生することによ
り、きわめて高い光利用効率で、平面ばかりでなく曲面
へも所望のパターンを刻印することができる。
光法により、再生像面に生じる不均一な強度成分を除
き、欠陥や荒れのない高品質な刻印ができる。
け刻印したいという要求に対しても、液晶空間光変調器
へ入力するデータを変更するだけで容易に対応できる。
このため、マスク製作に要する工数ならびに費用が大幅
に削減できる。
トへ搭載して使用することにより、被刻印試料の形状、
姿勢などに対する制約が著しく緩和され、生産効率良く
刻印がおこなえる。
しても、品質の高い成形を短時間で終了することかでき
る。以上の効果により、光刻印装置ならびに光立体成形
装置の実用化が大きく進むことが期待できる。
図である。
ック図である。
ある。
図である。
図である。
図である。
平面図である。
図である。
(b)導光部の構成を示す平面図である。
面図である。
る。
面図である。
調器の構成を示す断面図である。
を示す断面図である。
面図である。
す斜視図である。
図である。
である。
15)
間にパターンを発生するための光学装置に関し、コヒー
レント光源と、前記コヒーレント光源からの光の波面を
制御する空間光変調手段と、前記空間光変調手段へ複素
振幅データを記録する手段とを備え、前記複素振幅デー
タを記録する手段は、再生パターンデータを入力する手
段と、乱数データを発生する手段、及びフーリエ変換を
実行する手段とを備えていることを特徴とする。
タを記録する手段において、前記再生パターンデータと
前記乱数データを掛け合わせる段階と、得られたデータ
をフーリエ変換して複素振幅データを求める段階とを有
することを特徴とする。
タを記録する手段が、前記再生パターンデータと前記乱
数データとを掛け合わせる段階と、1)得られたデータ
をフーリエ変換する段階と、2)前記1)により得られ
たデータをもう一度フーリエ変換する段階と、3)前記
2)により得られたデータと前記所望の再生パターンデ
ータとの誤差を算出する段階と、前記誤差があらかじめ
設定しておいた値よりも小さくなるまで、あるいはあら
かじめ設定しておいた回数だけ、前記1)から3)まで
の過程を繰り返すことにより複素振幅データを求める段
階とを有することを特徴とする。
タを記録する手段は、逆正接を求める手段と、前記逆正
接を求める手段により得られたデータを量子化する手段
とを備えていることを特徴とする。
1の前記再生パターンデータに対して複数組の乱数デー
タを発生し、前記複素振幅データを記録する手段は、前
記1の再生パターンデータと各前記乱数データを掛け合
わせる段階と、得られた各データをフーリエ変換して複
数の複素振幅データを求める段階とを有することを特徴
とする。
記空間光変調手段へ導くための第1の光学系と、前記空
間光変調手段からの光をパターン再生場所へ導くための
第2の光学系とを備えていることを特徴とする。
手段の1フレーム単位で互いに無相関であることを特徴
とする。
ることを特徴とする。
晶空間光変調手段であることを特徴とする。
からの出射光波面に作用するフーリエ変換レンズを備え
ていることを特徴とする。
液晶空間光変調手段の1フレーム単位で互いに無相関で
あることを特徴とする。
あることを特徴とする。
へ複素振幅データを記録する手段は、前記再生パターン
のうち強度がゼロでない部分のドット数に応じてコヒー
レント光源の出力を調整する手段を備えていることを特
徴とする。
は、アクティブマトリクス駆動方式により駆動され、画
素間隔が水平、垂直方向ともに同じであることを特徴と
する。
は光書き込み方式であることを特徴とする。
タを記録する手段は、逆正接を求める手段と、前記逆正
接を求める手段により得られたデータを量子化する手段
とを備えていることを特徴とする。
光学装置及び前記光学装置を搭載するためのロボットを
備えていることを特徴とする。
Claims (37)
- 【請求項1】空間にパターンを発生するための光学装置
に関し、少なくとも、コヒーレント光源と、前記コヒー
レント光源からの光の波面を制御する少なくともひとつ
の空間光変調手段、及び前記空間光変調手段へ複素振幅
データを記録する手段とを備え、前記空間光変調手段へ
複素振幅データを記録する手段は、少なくとも、所望の
再生パターンデータを入力する手段と、乱数データを発
生する手段、及びフーリエ変換を実行する手段とを備え
ていることを特徴とする光学装置。 - 【請求項2】前記空間光変調手段へ複素振幅データを記
録する手段は、複素振幅データを記憶する手段と、所望
の再生パターンデータのうち強度がゼロでない部分のド
ット数を記憶する手段とを備えていることを特徴とする
請求項1記載の光学装置。 - 【請求項3】前記空間光変調手段へ複素振幅データを記
録する手段において、所望の再生パターンデータと乱数
データを掛け合わせる段階と、得られたデータをフーリ
エ変換して複素振幅データを求める段階とを有すること
を特徴とする請求項1記載の光学装置。 - 【請求項4】前記空間光変調手段へ複素振幅データを記
録する手段が、所望の再生パターンデータと乱数データ
とを掛け合わせる段階と、 1)得られたデータをフーリエ変換する段階と、 2)前記1)により得られたデータをもう一度フーリエ
変換する段階と、 3)前記2)により得られたデータと前記所望の再生パ
ターンデータとの誤差を算出する段階と、 誤差があらかじめ設定しておいた値よりも小さくなるま
で、あるいはあらかじめ設定しておいた回数だけ、前記
1)から3)までの過程を繰り返すことにより複素振幅
データを求める段階とを有することを特徴とする請求項
1記載の光学装置。 - 【請求項5】前記空間光変調手段へ複素振幅データを記
録する手段は、逆正接を求める手段と、前記逆正接を求
める手段により得られたデータを量子化する手段とを備
えていることを特徴とする請求項3、4、7のいづれか
記載の光学装置。 - 【請求項6】前記コヒーレント光源からの光を前記空間
光変調手段へ導くための第1の光学系と、前記空間光変
調手段からの光を所望のパターン再生場所へ導くための
第2の光学系とを備えていることを特徴とする請求項1
記載の光学装置。 - 【請求項7】前記空間光変調手段へ複素振幅データを記
録する手段はレンズ位相データを発生させる手段を備え
ており、前記空間光変調手段へ複素振幅データを記録す
る手段は、所望の再生パターンデータと乱数データとを
掛け合わせる段階と、得られたデータをフーリエ変換す
る段階と、フーリエ変換により得られた複素振幅データ
に前記レンズ位相データを掛け合わせて複素振幅データ
を求める段階とを有することを特徴とする請求項1記載
の光学装置。 - 【請求項8】前記乱数データは、前記空間光変調手段の
1フレーム単位で互いに無相関であることを特徴とする
請求項3、4、7のいづれか記載の光学装置。 - 【請求項9】前記乱数データは1または−1であること
を特徴とする請求項8記載の光学装置。 - 【請求項10】前記空間光変調手段へ複素振幅データを
記録する手段は、所望の再生パターンのうち強度がゼロ
でない部分のドット数に応じてコヒーレント光源の出力
を調節する手段を備えていることを特徴とする請求項1
記載の光学装置。 - 【請求項11】前記空間光変調手段へ複素振幅データを
記録する手投は、前記コヒーレント光源からの光の波面
収差を補正するために波面収差の複素共役な位相データ
を記憶する手段を備えており、さらに、前記位相データ
を、前記空間光変調手段へ記録するための複素振幅デー
タヘ掛け合わせる段階を有することを特徴とする請求項
1記載の光学装置。 - 【請求項12】前記コヒーレント光源からの光の波面収
差を補正するために、前記コヒーレント光源と前記空間
光変調手段との間に波面収差の複素共役な波面を発生す
る位相マスクを備えていることを特徴とする請求項1記
載の光学装置。 - 【請求項13】前記空間光変調手段からの光を所望のパ
ターン再生場所へ導くための第2の光学系は導光部を備
えており、前記導光部は透明部材と空気の界面における
全反射により光を導く作用を有することを特徴とする請
求項12記載の光学装置。 - 【請求項14】前記空間光変調手段からの光を所望のパ
ターン再生場所へ導くための第2の光学系はフーリエ変
換レンズを備えていることを特徴とする請求項12記載
の光学装置。 - 【請求項15】前記空間光変調手段からの光を所望のパ
ターン再生場所へ導くための第2の光学系は、フーリエ
変換レ補助レンズから成る二重回折光学系を備え、前記
フーリエ変換レンズと前記補助レンズの間に空間フィル
タを備えていることを特徴とする請求項12記載の光学
装置。 - 【請求項16】前記補助レンズの駆動手段を備えている
ことを特徴とする請求項15記載の光学装置。 - 【請求項17】前記空間光変調手段が液晶空間光変調手
段であることを特赦とする請求項1記載の光学装置。 - 【請求項18】前記液晶空間光変調手段が位相変調型で
あることを特徴とする請求項17記載の光学装置。 - 【請求項19】前記液晶空間光変調手段はふたつの位相
変調型液晶空間光変調手段から成り、前記各々の位相変
調型液晶空間光変調手段の対応する画素が正しく向かい
合うように前後に配置され位相変調方位が互いに直交す
ることを特教とする請求項18記載の光学装置。 - 【請求項20】前記液晶空間光変調手段が振幅位相変調
型であることを特徴とする請求項17記載の光学装置。 - 【請求項21】前記振幅位相変調型液晶空間光変調手段
は、TN(ねじれネマチック)モードの振幅変調型液晶
空間光変調手段及びECB(電界御衝複屈折率)モード
の位相変調型液晶空間光変調手段から成り、前記各々の
液晶空間光変調手段の対応する画素が正しく向かい合う
ように前後に配置されて成ることを特徴とする請求項2
0記載の光学装置。 - 【請求項22】前記液晶空間光変調手段はアクティブマ
トリクス駆動方式により駆動され画素間隔が水平方向、
垂直方向ともに同じであることを特徴とする請求項17
記載の光学装置。 - 【請求項23】前記液晶空間光変調手段が光書き込み方
式であることを特徴とする請求項17記載の光学装置。 - 【請求項24】偏光方向が互いに直交する2つの光成分
各々に対して光路を備え、各々の光路に対して互いに変
調方位が直交する2つの空間光変調手段が配置されて成
ることを特徴とする請求項1記載の光学装置。 - 【請求項25】所望のパターン再生場所の表面形状を計
測する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載
の光学装置。 - 【請求項26】請求項1記載の光学装置及び前記光学装
置を搭載するためのロボットを備えていることを特徴と
する光加工システム。 - 【請求項27】空間にパターンを発生するための請求項
1記載の光学装置において、前記空間光変調手段が位相
変調型液晶空間光変調手段であり、さらに前記位相変調
型液晶空間光変調手段へ複素振幅データを記録する手段
は、少なくとも所望の再生パターンデータを入力する手
段と、乱数データを発生する手段と、フーリエ変換を実
行する手段とを備えており、さらに、所望の再生パター
ンデータと乱数データを掛け合わせる段階と、得られた
データをフーリエ変換して前記複素振幅データを求める
段階とを有することを特徴とする光学装置。 - 【請求項28】前記位相変調型液晶空間光変調手段へ複
素振幅データを記録する手段は、複素振幅データを記憶
する手段と、所望の再生パターンデータのうち強度がゼ
ロでない部分のドット数を記憶する手段とを備えている
ことを特徴とする請求項27記載の光学装置。 - 【請求項29】前記位相変調型液晶空間光変調手段から
の出射光波面に作用するフーリエ変換レンズを備えてい
ることを特徴とする請求項27または28記載の光学装
置。 - 【請求項30】前記乱数データは、前記位相変調型液晶
空間光変調手段の1フレーム単位で互いに無相関である
ことを特徴とする請求項27または28記載の光学装
置。 - 【請求項31】前記乱数データは、1または−1である
ことを特徴とする請求項30記載の光学装置。 - 【請求項32】前記位相変調型液晶空間光変調手段へ複
素振幅データを記録する手段は、所望の再生パターンの
うち強度がゼロでない部分のドット数に応じてコヒーレ
ント光源の出力を調整する手段を備えていることを特徴
とする請求項27または28記載の光学装置。 - 【請求項33】前記位相変調型液晶空間光変調手段は、
アクティブマトリクス駆動方式により駆動され、画素間
隔が水平、垂直方向ともに同じであることを特徴とする
請求項27または28記載の光学装置。 - 【請求項34】前記位相変調型液晶空間光変調手段は光
書き込み方式であることを特徴とする請求項27または
28記載の光学装置。 - 【請求項35】前記空間光変調手段へ複素振幅データを
記録する手段は、所望の再生パターンデータのうち強度
がゼロでない部分のドット数を計数する手段を備えてい
ることを特徴とする請求項1記載の光学装置。 - 【請求項36】前記空間光変調手段へ複素振幅データを
記録する手段は、所望の再生パターンデータのうち強度
がゼロでない部分のドット数を計数する手段を備えてい
ることを特徴とする請求項27または28記載の光学装
置。 - 【請求項37】前記空間光変調手段へ複素振幅データを
記録する手段は、逆正接を求める手段と、前記逆正接を
求める手段により得られたデータを量子化する手段とを
備えていることを特徴とする請求項27または28記載
の光学装置。
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