JP2002205919A - 自己発泡性もしくは発泡体様調製物 - Google Patents

自己発泡性もしくは発泡体様調製物

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JP2002205919A JP2001384550A JP2001384550A JP2002205919A JP 2002205919 A JP2002205919 A JP 2002205919A JP 2001384550 A JP2001384550 A JP 2001384550A JP 2001384550 A JP2001384550 A JP 2001384550A JP 2002205919 A JP2002205919 A JP 2002205919A
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foam
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Heidi Riedel
ハイデイ・リーデル
Rainer Kroepke
ライナー・クレプケ
Andreas Bleckmann
アンドレアス・ブレツクマン
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Beiersdorf AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧品としては皮膚科学的自己発泡性及び/
もしくは発泡体様の調整物の提供。 【解決手段】 A.10〜40炭素原子の鎖長をもつ、
全体的に中和された、一部分中和されたもしくは非中和
の分枝及び/もしくは非分枝の飽和及び/もしくは不飽
和脂肪酸の群から選択された少なくとも1種の乳化剤
A、 B.10〜40炭素原子の鎖長及び5〜100のエトキ
シル化度をもつポリエトキシル化脂肪酸エステルの群か
ら選択された少なくとも1種の乳化剤B及び C.10〜40炭素原子の鎖長をもつ飽和及び/もしく
は不飽和の分枝及び/もしくは非分枝脂肪アルコールの
群から選択された少なくとも1種の共乳化剤C、から成
る乳化剤系並びに II. 空気、酸素、窒素、ヘリウム、アルゴン、亜酸化
窒素(N2O)及び二酸化炭素(CO2)から成る群から
選択された少なくとも1種の気体を、調製物の総容量に
基づいて1〜90容量%、を含んで成る自己発泡性及び
/もしくは発泡体様化粧品もしくは皮膚科学的調製物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自己発泡性及び/も
しくは発泡体様化粧品及び皮膚科学的調製物、とりわけ
皮膚の手入れ用化粧品及び皮膚科学的調製物に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡体もしくは発泡体様調製物は分散系
の1種である。
【0003】今日まで、最も重要で、最も周知の分散系
はエマルションである。エマルションは相互の中に不溶
性もしくはごく僅かに可溶性の2種以上の液体の2−も
しくは複数−相の系である。液体(純粋なもしくは溶液
としての)は一般にごく限られた安定性を有する、多少
とも微細に分散しているエマルション中に存在する。
【0004】発泡体は液体、半液体の、高粘度のもしく
は固体の気泡の壁により区画されている、気体の充填さ
れた、球形もしくは多面形の気泡の構造物である。交叉
地点により連結された気泡の壁が連続的枠組を形成す
る。発泡体のラメラが気泡の壁の間に伸長している(閉
鎖された気泡の発泡体)。発泡体のラメラが発泡形成体
の末端で破壊されるかもしくは気泡壁内に流れ戻る場合
は、開放気泡の発泡体が得られる。発泡体はまた、表面
積の減少が界面エネルギーを生成するので、熱力学的に
不安定である。従って、発泡体の安定性及びそれによる
存在はその自己破壊をどの程度防止することができるか
に依存する。
【0005】化粧品の発泡体は通常、液体が分散剤を表
し、気体が分散される物質を表す液体及び気体の分散系
である。低粘性の液体の発泡体は界面活性物質(界面活
性剤、発泡体安定剤)により一時的に安定化される。そ
れらの大きな内部表面積のために、これらの界面活性な
発泡体は高い吸着能をもち、それは例えば清浄化及び洗
浄操作に使用される。従って、化粧品発泡体はとりわ
け、清浄化の分野、例えばシェービングフォームとして
のそして毛髪手入れの分野で使用される。
【0006】発泡体を生成するためには、液体が適切な
界面活性剤もしくは、界面活性の他に更にある程度のフ
ィルム形成能をもつその他の界面活性な物質(「発泡体
形成剤」)を含んで成ると仮定して、気体を適切な液体
中に吹き込むか、もしくは発泡体形成は、問題の気体雰
囲気中に液体を激しくビートする、振る、噴霧するもし
くは撹拌することにより達成される。
【0007】化粧品発泡体は皮膚上に有効成分の微細な
分布を可能にするという、その他の化粧品調製物より優
れた利点を有する。しかし、化粧品発泡体は一般に、更
に皮膚による許容性が良くないことが多い特定の界面活
性剤を使用してのみ達成することができる。
【0008】先行技術の更なる欠点は、これらの発泡体
がごく低い安定性をもち、そのために、それらは通常、
ほぼ24時間以内に崩壊する。しかし、化粧品調製物の
必要条件はそれらができる限り、何年にもわたる安定性
をもつことである。問題は、一般に、その目的のために
例えば液化圧縮ガスが噴射ガスとして働くフプレー缶を
使用することができる適当な噴霧系を使用して、消費者
が使用直前に実際の発泡体を自分で形成する事実を考慮
に入れられる。圧力弁を開放すると、噴射剤液体混合物
が微細なノズルを通って排出され、噴霧剤が蒸発し、発
泡体を残留させる。
【0009】アフターフォーム形成化粧品調製物もそれ
自体は知られている。それらは最初に、流動性形態で、
エアゾール容器から皮膚に適用され、短時間の遅れで、
アフターフォーム形成剤の影響下でただ一度だけ皮膚上
に存在する実際の発泡体、例えばシェービングフォーム
を形成する。アフターフォーム形成調製物は例えばアフ
ターフォーム形成シェービングゲル等のような特定の処
方形態にあることが多い。
【0010】しかし、先行技術は調製中のような早期に
発泡させることができ、しかし通常の方法で包装し、貯
蔵しそして市場に出すことができるような十分に高い安
定性をもつことができるであろうどんな種類の化粧品も
しくは皮膚科学的調製物をも含んではいない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は先行技術を充実させ、そして先行技術の欠点をもたな
い化粧品もしくは皮膚科学的自己発泡性及び/もしくは
発泡体様(foam-like)の調製物を提供することであっ
た。
【0012】ドイツ公開特許第197 54 659号
明細書は、二酸化炭素が、透過性バリヤーを高め、経皮
水分喪失を減少しそして相対的皮膚の水分量を増加する
役目をもつ可能性がある表皮のセラミド合成速度を安定
化もしくは増加するのに適切な有効成分であることを開
示している。皮膚を処置するためには、例えばCO2
水に溶解し、次にそれを、皮膚を濯ぐために使用する。
しかし、先行技術はこれまでのところ、気体の有効成分
を適切な、すなわち有効な濃度で取り込むことができる
ようなどんな種類の化粧品もしくは皮膚科学的基剤をも
含まない。
【0013】従って、有効量の気体有効成分を取り込む
ことができる化粧品もしくは皮膚科学的基剤を発見する
ことが本発明の更なる目的であった。
【0014】
【課題を解決するための手段】I.A.10〜40炭素
原子の鎖長をもつ全体的に中和された、部分的に中和さ
れたもしくは中和されていない分枝及び/もしくは非分
枝の飽和及び/もしくは不飽和脂肪酸の群から選択され
た少なくとも1種の乳化剤A、 B.10〜40炭素原子の鎖長及び5〜100のエトキ
シル化度をもつポリエトキシル化脂肪酸エステルの群か
ら選択された少なくとも1種の乳化剤B及び C.10〜40炭素原子の鎖長をもつ飽和及び/もしく
は不飽和の分枝及び/もしくは非分枝脂肪アルコールの
群から選択された少なくとも1種の共乳化剤(coemusif
ier)C、から成る乳化剤系、並びに II.空気、酸素、窒素、ヘリウム、アルゴン、亜酸化窒
素(N2O)及び二酸化炭素(CO2)から成る群から選
択された少なくとも1種のガスを、調製物の総容量に基
づいて1〜90容量%、を含んで成る自己発泡性及び/
もしくは発泡体様化粧品もしくは皮膚科学的調製物が、
先行技術の欠点を克服することは、驚くべきことで、当
業者により予見することができなかった。
【0015】本発明の目的のための「自己発泡性」もし
くは「発泡体様」は、気泡(何かある場合は)が、調製
物が肉眼的な意味で発泡体の外観を必ずしももつ必要の
ない1種もしくは複数の液体相中に分散された形態で存
在することを意味すると理解される。本発明に従う自己
発泡性及び/もしくは発泡体様化粧品もしくは皮膚科学
的調製物は例えば、液体中に分散された気体の肉眼的に
可視の、分散系でである可能性がある。しかし、発泡体
の特徴はまた、例えば、(光学)顕微鏡下でのみ可視で
ある可能性もある。更に、本発明に従う自己発泡性及び
/もしくは発泡体様調製物は、特に気泡が光学顕微鏡下
で認識するには小さすぎる時にも、また、系の容量の急
激な増加から認識可能でもある。
【0016】本発明に従う調製物はすべての点で極めて
満足な調製物である。本発明に従う発泡体様の調製物が
異常に大きい気体容量の事例においてすら、極めて安定
であることは特に驚くべきことであった。従って、それ
らは広範な使用目的を有する調製形態のための基剤とし
ての使用に特に適している。本発明に従う調製物は、例
えば、皮膚上の分配性もしくは皮膚中への吸収能のよう
な、非常に優れた感触の特性をもち、更に、前記の平均
的皮膚の手入れ性を特徴としてもつ。
【0017】本発明は更に、A.10〜40炭素原子の
鎖長をもつ全体的に中和された、部分的に中和されたも
しくは中和されていない分枝及び/もしくは非分枝の飽
和及び/もしくは不飽和脂肪酸の群から選択された少な
くとも1種の乳化剤A、 B.10〜40炭素原子の鎖長及び5〜100のエトキ
シル化度をもつポリエトキシル化脂肪酸エステルの群か
ら選択された少なくとも1種の乳化剤B及び C.10〜40炭素原子の鎖長をもつ飽和及び/もしく
は不飽和の分枝及び/もしくは非分枝脂肪アルコールの
群から選択された少なくとも1種の共乳化剤C、から成
る乳化剤系を含んで成る自己発泡性及び/もしくは発泡
体様化粧品もしくは皮膚科学的調製物の、気体の有効成
分のための化粧品もしくは皮膚科学的基剤としての使用
を提供する。
【0018】1種もしくは複数の乳化剤Aは好ましく
は、通常のアルカリ(例えば、水酸化ナトリウム及び/
もしくは水酸化カリウム、炭酸ナトリウム及び/もしく
は炭酸カリウム、並びにモノ−及び/もしくはトリエタ
ノールアミンのような)で全体的にもしくは部分的に中
和された脂肪酸の群から選択される。例えば、ステアリ
ン酸及びステアリン酸塩、イソステアリン酸及びイソス
テアリン酸塩、パルミチン酸及びパルミチン酸塩、並び
にミリスチン酸及びミリスチン酸塩は特に有利である。
【0019】1種もしくは複数の乳化剤Bは好ましく
は、次の群から選択される、すなわち、PEG−9ステ
アレート、PEG−8ジステアレート、PEG−20ス
テアレート、PEG−8ステアレート、PEG−8オレ
エート、PEG−25グリセリルトリオレエート、PE
G−40ソルビタンラノレート、PEG−15グリセリ
ルリシノレエート、PEG−20グリセリルステアレー
ト、PEG−20グリセリルイソステアレート、PEG
−20グリセリルオレエート、PEG−20メチルグル
コースセスキステアレート、PEG−30グリセリルイ
ソステアレート、PEG−20グリセリルラウレート、
PEG−30ステアレート、PEG−30グリセリルス
テアレート、PEG−40ステアレート、PEG−30
グリセリルラウレート、PEG−50ステアレート、P
EG−100ステアレート、PEG−150ラウレー
ト。特に有利なものは、例えばポリエトキシル化ステア
リン酸エステルである。
【0020】1種もしくは複数の共乳化剤Cは好ましく
は、次の群から、本発明に従って選択される、ブチルオ
クタノール、ブチルデカノール、ヘキシルオクタノー
ル、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ベヘ
ニルアルコール(C2245OH)、セテアリルコール
[セチルアルコール(C1633OH)とステアリルアル
コール(C1837OH)の混合物]、ラノリンアルコー
ル(羊毛ワックスのけん化後に得られる羊毛ワックスの
けん化不可能なアルコール画分である羊毛ワックスアル
コール)。特に好ましいものは、セチルアルコール及び
セチルステアリルアルコールである。
【0021】乳化剤A対乳化剤B対共乳化剤Cの重量比
(A:B:C)をa:b:c[ここで、a、b及びcは
相互に独立して、1〜5の、好ましくは1〜3の有理数
にすることができる]として選択することが本発明に従
い有利である。特に好ましいものは、ほぼ1:1:1の
重量比である。
【0022】乳化剤A及びB及び共乳化剤Cの総量を、
それぞれ処方物の総重量に基づいて2〜20重量%、有
利には5〜15重量%、とりわけ8〜13重量%の範囲
から選択することが本発明の目的のために有利である。
【0023】本発明の目的のためには、調製物の気体相
が二酸化炭素を含んで成るかもしくは二酸化炭素だけか
ら成る場合に特に好ましい。二酸化炭素が本発明に従う
調製物中の一成分もしくは有効成分である場合は特に有
利である。
【0024】本発明に従う組成物は、それらの調製中−
例えば撹拌中もしくは均質化時−ですら、微細気泡の発
泡体を形成する。本発明に従うと、優れた化粧品の優美
性をもつ微細気泡の、濃厚な発泡体を得ることができ
る。更に、貴重な成分を特に優れた方法で皮膚上に分配
することができる、皮膚による許容性が特に優れた調製
物が本発明に従って得られる。
【0025】本発明に従う処方物は必らずしも必須では
ないが、更なる乳化剤を含んで成ることが有利な可能性
がある。これらを個別でも相互とのあらゆる組み合わせ
物中にも含むことができる、W/Oエマルションの調製
に適した乳化剤を使用することが好ましい。
【0026】更なる1種もしくは複数の乳化剤は有利に
は、次の化合物を含んで成る群から選択される、すなわ
ち、ポリグリセリル−2ジポリヒドロキシステアレー
ト、PEG−30ジポリヒドロキシステアレート、セチ
ルジメチコン・コポリオール、グリコールジステアレー
ト、グリコールジラウレート、ジエチレングリコールジ
ラウレート、ソルビタントリオレエート、グリコールオ
レエート、グリセリルジラウレート、ソルビタントリス
テアレート、プロピレングリコールステアレート、プロ
ピレングリコールラウレート、プロピレングリコールジ
ステアレート、スクロースジステアレート、PEG−3
0ヒマシ油、ペンタエリスリチルモノステアレート、ペ
ンタエリスリチルセスキオレエート、グリセリルオレエ
ート、グリセリルステアレート、グリセリルジイソステ
アレート、ペンタエリスリチルモノオレエート、ソルビ
タンセスキオレエート、イソステアリルジグリセリルス
クシネート、グリセリルカプレート、ヤシグリセリド、
コレステロール、ラノリン、グリセリルオレエート(4
0%モノエステルを含む)、ポリグリセリル−2セスキ
イソステアレート、ポリグリセリル−2セスキオレエー
ト、PEG−20ソルビタン蜂蜜、ソルビタンオレエー
ト、ソルビタンイソステアレート、トリオレイルホスフ
ェート、グリセリルステアレート及びセテアレス−20
(Th.GoldschmidtからのTeginacid)、ソルビタンステア
レート、PEG−7水素化ヒマシ油、PEG−5−ソー
ヤステロール、PEG−6ソルビタン蜂蜜、グリセリル
ステアレートSE、メチルグルコースセスキステアレー
ト、PEG−10水素化ヒマシ油、ソルビタンパルミテ
ート、PEG−22/ドデシルグリコール・コポリマ
ー、ポリグリセリル−2PEG−4ステアレート、ソル
ビタンラウレート、PEG−4ラウレート、ポリソルベ
ート61、ポリソルベート81、ポリソルベート65、
ポリソルベート80、トリセテアレス−4ホスフェー
ト、トリセテアレス−4ホスフェート及びナトリウムC
14〜17アルキルsecスルホネート(HoechstからのHos
tacerin CG)、グリセリルステアレート及びPEG−1
00ステアレート(ICIからのArlacel 165)、ポリソル
ベート85、トリラウレス−4ホスフェート、PEG−
35ヒマシ油、スクロースステアレート、トリオレス−
8ホスフェート、C12〜15パレス−12、PEG−40
水素化ヒマシ油、PEG−16ソーヤステロール、ポリ
ソルベート80、ポリソルベート20、ポリグリセリル
−3メチルグルコースジステアレート、PEG−40ヒ
マシ油、ナトリウムセテアリルスルフェート、レシチ
ン、ラウレス−4ホスフェート、プロピレングリコール
ステアレートSE、PEG−25水素化ヒマシ油、PE
G−54水素化ヒマシ油、グリセリルステアレートS
E、PEG−6カプリル酸/カプリン酸グリセリド、グ
リセリルオレエート及びプロピレングリコール、グリセ
リルラノレート、ポリソルベート60、グリセリルミリ
ステート、グリセリルイソステアレート及びポリグリセ
リル−3オレエート、グリセリルラウレート、PEG−
40ソルビタンペルオレエート、ラウレス−4、グリセ
ロールモノステアレート、イソステアリルグリセリルエ
ーテル、セテアリルアルコール及びナトリウムセテアリ
ルホスフェート、PEG−22ドデシルグリコール・コ
ポリマー、ポリグリセリル−2PEG−4ステアレー
ト、ペンタエリスリチルイソステアレート、ポリグリセ
リル−3−ジイソステアレート、ソルビタンオレエート
及び水素化ヒマシ油及びセラアルバ(Cera alba)及び
ステアリン酸、ナトリウムジヒドロキシセチルホスフェ
ート及びイソプロピルヒドロキシセチルエーテル、メチ
ルグルコースセスキステアレート、メチルグルコースジ
オレエート、ソルビタンオレエート及びPEG−2水素
化ヒマシ油及びオゾケライト及び水素化ヒマシ油、PE
G−2水素化ヒマシ油、PEG−45/ドデシルグリコ
ール・コポリマー、メトキシPEG−22/ドデシルグ
リコール・コポリマー、水素化ココグリセリド、ポリグ
リセリル−4イソステアレート、PEG−40ソルビタ
ンペルオレエート、PEG−40ソルビタンペルイソス
テアレート、PEG−8蜂蜜、ラウリルメチコン・コポ
リオール、ポリグリセリル−2ラウレート、ステアラミ
ドプロピルPGジモニウムクロリドホスフェート、PE
G−7水素化ヒマシ油、トリエチルシトレート、グリセ
リルステアレートシトレート、セチルホスフェート、ポ
リグリセロールメチルグルコースジステアレート、ポロ
キサマー101、カリウムセチルホスフェート、グリセ
リルイソステアレート、ポリグリセリル−3ジイソステ
アレート。
【0027】本発明の目的のための、更なる1種もしく
は複数の乳化剤は好ましくは、親水性乳化剤の群から選
択される。本発明に従う特に好ましいものは、ソルビト
ールのモノ−、ジ−、及びトリ−脂肪酸エステルであ
る。
【0028】本発明に従う更なる乳化剤の総量は有利に
は、処方物の総重量に基づいて5重量%未満であるよう
に選択される。
【0029】本発明の目的のために使用することができ
る、与えられた更なる乳化剤のリストはもちろん制約す
る意図はもたれない。
【0030】本発明の目的のための特に有利な自己発泡
性及び/もしくは発泡体様調製物はモノ−もしくはジグ
リセリル脂肪酸エステルを含まない。特に好ましいもの
は、グリセリルステアレート、グリセリルイソステアレ
ート、グリセリルジイソステアレート、グリセリルオレ
エート、グリセリルパルミテート、グリセリルミリステ
ート、グリセリルラノレート及び/もしくはグリセリル
ラウレートを含まない、本発明に従う調製物である。
【0031】本発明に従う調製物の油相は有利には、極
性≧30mN/mを有する非極性脂質の群から選択され
る。特に有利な本発明の目的のための非極性脂質を以下
の表に挙げる。製造会社 商品名 INCI名 極性mN/m 全SA Ecolane 130 シクロハ゜ラフィン 49.1 Neste PAO N.V. (供給会社Hansen & Rosenthal) Nexbase 2006 FG ホ゜リテ゛セン 46.7 Chemische Fabrik Lehrte Polysynlane 水素化ホ゜リイソフ゛テン 44.7 Wacker Wacker Silicon oil ホ゜リシ゛メチルシロキサン 46.5 AK 50 EC Erdoelchemie Solvent ICH イソヘキサテ゛カン 43.8 (供給会社 Bayer AG) DEA Mineraloel(供給会社 Hansen Pionier 2076 鉱油 43.7 & Rosenthal)Tudapetrol DEA Mineraloel(供給会社 Hansen Pionier 6301 鉱油 43.7 & Rosenthal)Tudapetrol Wacker Wacker Silicone oil ホ゜リシ゛メチルシロキサン 42.4 AK 35 EC Erdoelchemie GmbH Isoeicosane イソエイコサン 41.9 Wacker Wacker Silicone oil ホ゜リシ゛メチルシロキサン 40.9 AK 20 Condea Chemie Isofol 1212 Carbonate 40.3 Gattefosse Softcutol O エトキシシ゛ク゛リコールオレエート40.5 Creaderm Lipodermanol OL テ゛シルオリヘ゛ート 40.3 Henkel Cetiol S シ゛オクチルシクロヘキサン 39.0 DEA Mineraoel (供給会社 Hansen Pionier 2071 鉱油 38.3 & Rosenthal)Tudapetrol WITCO BV Hydrobrite 1000 PO 流動ハ゜ラフィン 37.6 Goldschmidt Tegosoft HP イソセチルハ゜ルミテート 36.2 Condea Chemie Isofol Ester 1693 33.5 Condea Chemie Isofol Ester 1260 33.0 Dow Corning Dow Corning Fluid 245シクロヘ゜ンタシロキサン 32.3 Unichema Prisorine 2036 オクチルイソステアレート 31.6 Henkel Cognis Cetiol CC シ゛カフ゜リリルカルホ゛ネート 31.7 ALZO(ROVI) Dermol 99 トリメチルヘキシル イソノナノエート 31.1 ALZO(ROVI) Dermol 89 2-エチルヘキシル 31.0 イソノナノエート Unichema Estol 1540 EHC オクチルココエート 30.0 脂質相の含有量は有利には、調製物の総重量に基づいて
それぞれ、30重量%未満、好ましくは2.5と30重
量%の間、特に好ましくは5と15重量%の間であるよ
うに選択される。更に、強制的ではないが、脂質相は脂
質相の総重量に基づいて、40重量%までの極性の脂質
(≦20mNmの極性をもつ)及び/もしくは中間の極
性の脂質(20〜30mNmの極性をもつ)を含んで成
ることも有利である可能性がある。
【0032】本発明の目的のための特に有利な極性脂質
は、例えばオリーブ油、ヒマワリ油、大豆油、落花生
油、菜種油、アーモンド油、椰子油、ココナツ油、ヒマ
シ油、小麦胚芽油、ブドウの種油、アザミ油、ツキミソ
ウ油、マカダミアナッツ油、トウモロコシ油、アボカド
油等のようなすべての天然の脂質及び以下の表のもので
ある。製造会社 商品名 INCI名 極性mN/m Condea Chemie Isofol 14 T フ゛チルテ゛カノール+ヘキシルオクタノール+ 19.8 ヘキシルテ゛カノール+フ゛チルオクタノール Lipochemicals INC./ Lipovol MOS-130 トリテ゛シルステアレート+トリテ゛シル 19.4 USA(Induchem) トリメリテート+シ゛ヘ゜ンタエリスリチル ヘキサカフ゜リレート/ヘキサカフ゜レート Castor oil 19.2 CONDEA Chemie Isofol Ester 0604 19.1 Huels、 CONDEA Chemie Miglyol 840 フ゜ロヒ゜レンク゛リコールシ゛カフ゜リレート 18.7 シ゛カフ゜レート CONDEA Chemie Isofol 12 フ゛チルオクタノール 17.4 Goldschmidt Tegosoft SH ステアリルヘフ゜タノエート 17.8 アホ゛カト゛油 14.5 Henkel Cognis Cetiol B シ゛フ゛チルアシ゛ヘ゜ート 14.3 ALZO(ROVI) Dermol 488 PEG2シ゛エチレンヘキサノエート 10.1 Condea Augusta S.P.A. Cosmacol ELI C12-13アルキルラクテート 8.8 ALZO(ROVI) Dermol 489 シ゛エチレンク゛リコールシ゛オクタノエート/ 8.6 シ゛イソノナノエート Condea Augusta S.P.A. Cosmacol ETI シ゛C12/13アルキルタルトレート 7.1 Henkel Cognis Emerest 2384 フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノイソステアレート 6.2 Henkel Cognis Myritol 331 ココク゛リセリト゛ 5.1 Unichema Prisorine 2041 トリイソステアリン 2.4 GTIS 本発明の目的に特に有利な中間の極性の脂質は以下の表
のものである。 製造会社 商品名 INCI名 極性(水) mN/m Henkel Cognis Cetiol OE シ゛カフ゜リリルエーテル 30.9 Dihexyl carbonate シ゛ヘキシルカルホ゛ネート 30.9 Albemarle S.A. Silkflo 366 NF ホ゜リテ゛セン 30.1 Stearinerie Duobis Fils DUB VCI 10 イソテ゛シルネオヘ゜ンタノエート 29.9 ALZO(ROVI) Dermol IHD イソヘキシルテ゛カノエート 29.7 ALZO(ROVI) Dermol 108 イソテ゛シルオクタノエート 29.6 Dihexyl Ether シ゛ヘキシルエーテル 29.2 ALZO(ROVI) Dermol 109 イソテ゛シル3,5,5 トリメチルヘキサノエート 29.1 Henkel Cognis Cetiol SN セテアリルイソノナノエート 28.6 Unichema Isopropyl palmitateイソフ゜ロヒ゜ルハ゜ルミテート 28.8 Dow Corning DC Fluid 345 シクロメチコン 28.5 Dow Corning Dow Corning Fluid シクロホ゜リシ゛メチルシロキサン 28.5 244 Nikko Chemicals Superior Jojoba oil Gold 26.2 Jojoba Oil Gold Wacker Wacker AK 100 シ゛メチコン 26.9 ALZO(ROVI) Dermol 98 2-エチルヘキサノン酸3,5,5 26.2 トリメチルエステル Dow Corning Dow Corning Fluid 開放 25.3 246 Henkel Cognis Eutanol G オクチルト゛テ゛カノール 24.8 Condea Chemie Isofol 16 ヘキシルテ゛カノール 24.3 ALZO(ROVI) Dermol 139 イソテ゛シル3,5,5 トリメチルヘキサノエート 24.5 Henkel Cognis Cetiol PGL ヘキシルテ゛カノール+ヘキシルテ゛シル 24.3 ラウレート Cegesoft C24 オクチルハ゜ルミテート 23.1 Gattefosse M.O.D. オクチルト゛テ゛シルミリステート 22.1 マカタ゛ミアナッツ油 22.1 Bayer AG Silicone oil フェニルトリメチコン 22.7 Dow Corning VP 1120 Condea Chemie Isocarb 12 フ゛チルオクタン酸 22.1 Henkel Cognis Isopropyl stearate イソフ゜ロヒ゜ルステアレート 21.9 WITCO, Finsolv TN C12-15アルキルヘ゛ンソ゛エート 21.8 Goldschmidt Dr.Straetmans Dermofeel BGC フ゛チレンク゛リコールカフ゜リレート/ 21.5 カフ゜レート Unichema Myglyol 812 カフ゜リル酸/カフ゜リン酸 21.3 Huels トリク゛リセリト゛ Trivent(S.Black経由) Trivent OCG トリカフ゜リリン 20.2 ALZO(ROVI) Dermol 866 PEG"シ゛エチルヘキサノエート/ 20.1 シ゛イソノナノエート/エチルヘキシル イソノナノエート 炭化水素のうちでは、とりわけパラフィン油並びに、水
素化ポリイソブテン、スクアラン及びスクアレンのよう
な更なる水素化ポリオレフィンを本発明の目的のために
有利に使用することができる。
【0033】本発明に従う化粧品及び/もしくは皮膚科
学的調製物は通常の組成をもつことができる。本発明の
目的のための皮膚手入れ用調製物は特に有利である、そ
れらは化粧品及び/もしくは皮膚科学的光線遮蔽のため
に、そして更に、皮膚及び/もしくは毛髪の処置のため
にそして装飾的化粧品におけるメークアップ製品として
使用することができる。本発明の更に有利な態様は、日
焼け後用製品から成る。 それらの構造に応じて、本発
明の目的のための化粧品もしくは局所用皮膚科学的組成
物は例えば、皮膚保護クリーム、デイクリームもしくは
ナイトクリーム等として使用することができる。本発明
に従う組成物を製薬学的処方物の基剤として使用するこ
とは可能であり有利である可能性がある。
【0034】液体及び固体のコンシステンシーのエマル
ションが洗浄ローションもしくは洗浄クリームとして使
用されるように、本発明に従う調製物も、例えばメーク
アップ落としとして、もしくは恐らくはまた疾患皮膚に
対しても緩和な洗浄発泡体として使用することができる
「洗浄用発泡体」にすることができる。これらの洗浄用
発泡体は有利にはまた、適用後に皮膚から濯ぎ落とされ
る「濯ぎ落とし」調製物として使用することもできる。
【0035】本発明に従う化粧品及び/もしくは皮膚科
学的調製物はまた、有利には、毛髪もしくは頭皮の手入
れのための発泡体、とりわけ整髪用発泡体、毛髪をブロ
ードライする際の発泡体、スタイリングフォーム及びト
リートメントフォームの形態にすることができる。
【0036】使用のためには、本発明に従う化粧品及び
皮膚科学的調製物は、化粧品として通常の方法で適量を
皮膚及び/もしくは毛髪に適用される。
【0037】本発明に従う化粧品及び皮膚科学的調製物
はこのような調製物中に通常使用される化粧品補助剤、
例えば保存剤、保存剤の補助剤、殺バクテリア剤、香
料、染料、着色作用をもつ顔料、加湿剤及び/もしくは
保湿剤、皮膚上の感触を改善する充填剤、脂肪、油、ワ
ックス又は、アルコール、ポリオール、ポリマー、気泡
安定剤、電解質、有機溶媒もしくはシリコーン誘導体の
ような化粧品もしくは皮膚科学的処方物のその他の通常
の成分を含んで成ることができる。
【0038】本発明の目的に有利な保存剤は、例えばホ
ルムアルデヒド供与体(例えばDMDMヒダントインの
ような)、ヨードプロピルブチルカルバメート(例えば
Lonzaから商品名Koncyl-L、Koncyl-S及びKonkabaen LMB
として市販のもの)、パラベン、フェノキシエタノー
ル、エタノール、安息香酸等である。本発明に従う保存
剤系は通常、有利にはまた、例えばオクトキシグリセロ
ール、大豆グリシン等のような保存剤補助剤を含んで成
る。
【0039】特に有利な調製物はまた、抗酸化剤を添加
剤もしくは有効成分として使用する場合に得られる。本
発明に従う調製物は有利には、1種以上の抗酸化剤を含
んで成る。好ましい、しかし場合により使用される、使
用してもよい抗酸化剤は化粧品及び/もしくは皮膚科学
的適用に通常のもしくはそれに適したすべての抗酸化剤
である。
【0040】抗酸化剤は好都合には、非常に少量の許容
投与量(例えばpmolからμmol/kg)におけ
る、アミノ酸(例えばグリシン、ヒスチジン、チロシ
ン、トリプトファン)及びそれらの誘導体、イミダゾー
ル(例えばウロカニン酸)及びそれらの誘導体、D,L
−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノシン及びそ
れらの誘導体(例えばアンセリン)のようなペプチド、
カロテノイド、カロテン(例えばα−カロテン、β−カ
ロテン、リコペン)及びそれらの誘導体、クロロゲン酸
及びその誘導体、リポ酸及びその誘導体(例えばジヒド
ロリポ酸)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラ
シル及びその他のチオール(例えばチオレドキシン、グ
ルタチオン、システイン、シスチン、シスタミン並び
に、それらのグリコシル、N−アセチル、メチル、エチ
ル、プロピル、アミル、ブチル及びラウリル、パルミト
イル、オレイル、γ−リノレイル、コレステリル及びグ
リセリルエステル)及びそれらの塩、チオジプロピオン
酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオ
ジプロピオン酸及びその誘導体(エステル、エーテル、
ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシド及び塩)
及びスルホキシイミン化合物(例えばブチオニン・スル
ホキシイミン、ホモシステイン・スルホキシイミン、ブ
チオニン・スルホン、ペンタ−、ヘキサ−及びヘプタチ
オニン・スルホキシイミン)、並びに更に、(金属)錯
体形成剤(例えばα−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン
酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸
(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁
酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDT
A、EGTA及びそれらの誘導体、不飽和脂肪酸及びそ
れらの誘導体(例えばγ−リノレン酸、リノール酸、オ
レイン酸)、葉酸及びその誘導体、ユビキノン及びユビ
キノール及びそれらの誘導体、ビタミンC及び誘導体
(例えばパルミチン酸アスコルビル、リン酸アスコルビ
ルMg、酢酸アスコルビル)、トコフェロール及び誘導
体(例えば酢酸ビタミンE)、ビタミンA及び誘導体
(パルミチン酸ビタミンA、)及びまたベンゾイン樹脂
の安息香酸コニフェリル、ルチン酸及びその誘導体、フ
ェルラ酸及びその誘導体、ブチルヒドロキシトルエン、
ブチルヒドロキシアニソール、ノルジヒドログアヤク
酸、ノルジヒドログアヤレチン酸、トリヒドロキシブチ
ロフェノン、尿酸及びその誘導体、マンノース及びその
誘導体、亜鉛及びその誘導体(例えばZnO、ZnSO
4)、セレン及びその誘導体(例えばセレノメチオニ
ン)、スチルベン及びそれらの誘導体(例えば酸化スチ
ルベン、酸化トランス−スチルベン)並びに、本発明に
従って適切なこれらの挙げられた有効成分の誘導体
(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレ
オシド、ペプチド及び脂質)からなる群から選ばれる。
【0041】本発明の目的のためには、例えばビタミ
ン、例えばアスコルビン酸及びその誘導体のような水溶
性抗酸化剤を特に有利に使用することができる。
【0042】本発明に従う調製物の驚くべき特性は、そ
れらが皮膚中への化粧品もしくは皮膚科学的有効成分の
ための非常に優れたビヒクルである点であり、そこで、
好ましい有効成分は酸化的ストレスに対して皮膚を遮蔽
することができる抗酸化剤である。好ましい抗酸化剤は
ここではビタミンE及びその誘導体並びにビタミンA及
びその誘導体である。
【0043】調製物中の抗酸化剤(1種類以上の化合
物)の量は好ましくは、調製物の総重量に基づいて0.
001から30重量%、特に好ましくは0.05〜20
重量%、とりわけ0.1〜10重量%である。
【0044】ビタミンE及び/もしくはその誘導体が1
種もしくは複数の抗酸化剤である場合には、処方物の総
重量に基づいて0.001〜10重量%の範囲からそれ
らのそれぞれの濃度を選ぶことが有利である。
【0045】ビタミンAもしくはビタミンA誘導体、又
はカロテンもしくはそれらの誘導体が1種もしくは複数
の抗酸化剤である場合には、処方物の総重量に基づいて
0.001〜10重量%の範囲からそれらのそれぞれの
濃度を選ぶことが有利である。 有効成分(1種以上の
化合物)はまた非常に有利には、親油性有効成分の群か
ら、とりわけ以下の群から、本発明に従って選択するこ
とができる、すなわち、 アセチルサリチル酸、アトロ
ピン、アズレン、ヒドロコーチゾン及びその誘導体、例
えばバレリン酸ヒドロコーチゾン−17、B及びD群の
ビタミン、非常に好ましくはビタミンB1、ビタミンB
12及びビタミンD1、しかしまたビサボロール、不飽和
脂肪酸、すなわち必須脂肪酸(ビタミンFと呼ばれるこ
とも多い)、とりわけガンマ−リノレン酸、オレイン
酸、エイコサペンタン酸、ドコサヘキサエン酸及びその
誘導体、クロロアンフェニコール、カフェイン、プロス
タグランジン、チモール、カンファー、植物及び動物生
成源の抽出物もしくはその他の生成物、例えばツキミソ
ウ油、ルリジシャ油もしくはスグリの種油、魚油、肝油
及び更にセラミド及びセラミド様化合物等。
【0046】有効成分を再脂肪付加物質、例えばパーセ
リン油、Eucerit(R)及びNeocerit(R )の群から選択する
ことも有利である。
【0047】1種もしくは複数の有効成分はまた特に有
利には、特に本発明に従う調製物が内因性及び/もしく
は外因性の皮膚老化の症状の処置及び予防のためそし
て、皮膚に対する紫外線の有害な作用の処置及び予防の
ために使用される場合には、NO合成酵素阻害剤の群か
ら選択される。
【0048】好ましいNO合成酵素阻害剤はニトロアル
ギニンである。
【0049】1種類もしくは複数の有効成分はまた有利
には、カテキン及びカテキンの胆汁エステル並びに、例
えばツバキ植物属(Theaceae plant)の葉、とりわけカ
メリア・シネンシス(Camellia sinensis)種(緑茶)
の葉のような、カテキンもしくはカテキンの胆汁エステ
ルを含む植物もしくは植物の一部分からの水のもしくは
有機抽出物を含む群から選択される。特に有利なもの
は、それらの具体的な成分(例えばポリフェノールもし
くはカテキン、カフェイン、ビタミン、糖、ミネラル、
アミノ酸、脂質のような)である。
【0050】カテキンは水素化フラボンもしくはアント
シアニジンと見なすことができる化合物の一群であり、
「カテキン」(カテコール、3,3’,4’,5,7−
フラバンペントール、2−(3,4−ジヒドロキシフェ
ニル)クロマン−3,5,7−トリオール)の誘導体で
ある。エピカテキン((2R,3R)−3,3’,
4’,5,7−フラバンペントール)もまた本発明の目
的に有利な有効成分である。 更に有利なものは、カテ
キンを含む植物抽出物、とりわけ、例えばツバキ種、特
に具体的には茶の種類のカメリア・シネニス(Camellia
sinenis)、カメリア・アッサミカ(Camellia assamic
a)、カメリア・タリエンシス(Camellia taiensis)及
びカメリア・イラワヂエンシス(Camellia irrawadiens
is)の植物の葉からの抽出物、並びに例えばカメリア・
ジャポニカ(Camellia japonica)とのこれらの混成
物、のような緑茶の抽出物である。
【0051】好ましい活性成分はまた、(−)−カテキ
ン、(+)−カテキン、没食子酸(−)−カテキン、没
食子酸(−)−ガロカテキン、(+)−エピカテキン、
(−)−エピカテキン、没食子酸(−)−エピカテキ
ン、(−)−エピガロカテキン及び没食子酸(−)−エ
ピガロカテキン、の群からのポリフェノールもしくはカ
テキンである。
【0052】フラボン及びその誘導体(集合的に「フラ
ボン類」と呼ばれることも多い)もまた、本発明の目的
に有利な有効成分である。それらは下記の基礎構造(置
換位が示されている)を特徴としてもつ。
【0053】
【化1】
【0054】本発明に従う調製物中に更に好ましく使用
することができる、比較的重要なフラボンの幾つかを下
記の表に示す。
【0055】 OH置換位 3 5 7 8 2’ 3’ 4’ 5’ フラボン − − − − − − − − フラボノール + − − − − − − − クリシン − + + − − − − − ガランギン + + + − − − − − アピゲニン − + + − − − + − フィセチン + − + − − + + − ルテオリン − + + − − + + − ケムフェロール + + + − − − + − クエルセチン + + + − − + + − モリン + + + − + − + − ロビネチン + − + − − + + + ゴシペチン + + + + − + + − ミリセチン + + + − − + + + 自然界では、フラボンは通常グリコシル化形態で存在する。
【0056】本発明に従うと、フラボノイドは好ましく
は、一般構造式
【0057】
【化2】
【0058】[式中、Z1〜Z7は相互に独立して、H、
OH、アルコキシ及びヒドロキシアルコキシからなる群
から選択され、そこで、アルコキシ及びヒドロキシアル
コキシ基は分枝もしくは非分枝で、1〜18炭素原子を
もつことができ、Glyはモノ−及びオリゴグリコシド
基の群から選択される]の物質の群から選択される。
【0059】しかし、本発明に従うフラボノイドはま
た、有利には、一般構造式
【0060】
【化3】
【0061】[式中、Z1〜Z6は相互に独立して、H、
OH、アルコキシ及びヒドロキシアルコキシからなる群
から選択され、そこで、アルコキシ及びヒドロキシアル
コキシ基は分枝もしくは非分枝で、1〜18炭素原子を
もつことができ、Glyはモノ及びオリゴグリコシド基
の群から選択される]の物質の群から選択することがで
きる。
【0062】好ましくは、これらの構造物は一般構造式
【0063】
【化4】
【0064】[式中、Gly1、Gly2及びGly3
相互に独立して、モノグリコシド基である。Gly2
びGly3はまた個別でも一緒でも、水素原子による飽
和を表す]の物質の群から選択することができる。
【0065】好ましくは、Gly1、Gly2及びGly
3は相互に独立して、ヘキソシル基、とりわけラムノシ
ル基及びグルコシル基の群から選択される。しかし、そ
の他のヘキソシル基、例えばアロシル、アルトロシル、
ガラクトシル、グロシル、イドシル、マンノシル及びタ
ロシルもまた、幾つかの状況においては有利に使用する
ことができる。更にペントシル基を使用することも本発
明に従い有利な可能性がある。
【0066】Z1〜Z5は有利には、相互に独立して、
H、OH、メトキシ、エトキシ及び2−ヒドロキシエト
キシからなる群から選択され、そしてフラボングリコシ
ドは構造
【0067】
【化5】
【0068】をもつ。
【0069】本発明に従うフラボングリコシドは特に有
利には、次の構造、
【0070】
【化6】
【0071】[式中、Gly1、Gly2及びGly3
相互に独立して、モノグリコシド基である。Gly2
びGly3はまた個別でも一緒でも、水素原子による飽
和を表す]により与えられる群から選択される。
【0072】好ましくはGly1、Gly2及びGly3
は相互に独立して、ヘキソシル基、とりわけラムノシル
基及びグルコシル基の群から選択される。しかし、幾つ
かの状況においては、その他のヘキソシル基、例えばア
ロシル、アトロシル、ガラクトシル、グロシル、イドシ
ル、マンノシル及びタロシルもまた有利に使用すること
ができる。ペントシル基を使用することも本発明に従い
有利な可能性がある。
【0073】本発明の目的のためには、1種もしくは複
数のフラボングリコシドを、α−グルコシルルチン、α
−グルコシルミリセチン、α−グルコシルイソクエルシ
トリン、α−グルコシルイソクエルセチン及びα−グル
コシルクエルシトリンから成る群から選択することが特
に有利である。
【0074】本発明に従うと、α−グルコシルルチンが
特に好ましい。
【0075】本発明に従い更に有利なものは、ナリンギ
ン(アウランチン、ナリンゲニン−7−ラムノ−グリコ
シド)、ヘスペリジン(3’,5,7−トリヒドロキシ
−4’−メトキシフラバノン−7−ルチノシド、ヘスペ
リドシド、ヘスペレチン−7−O−ルチノシド)、ルチ
ン(3、3’,4’,5,7−ペンタヒドロキシフラボ
ン−3−ルチノシド、クエルセチン−3−ルチノシド、
ソホリン、ビルタン、ルタビオン、タウルチン、フィト
メリン、メリン)、トロキセルチン(3,5−ジヒドロ
キシ−3’,4’,7−トリス(2−ヒドロキシエトキ
シ)フラボン−3−(6−O−(6−デオキシ−α−L
−マンノピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ド))、モノキセルチン(3,3’,4’,5−テトラ
ヒドロキシ−7−(2−ヒドロキシエトキシ)フラボン
−3−(6−O−(6−デオキシ−α−L−マンノピラ
ノシル)−β−D−グルコピラノシド))、ジヒドロロ
ビネチン(3,3’,4’,5’,7−ペンタヒドロキ
シフラバノン)、タキシホリン(3,3’,4’,5,
7−ペンタヒドロキシフラバノン)、エリオジクチオー
ル−7−グルコシド(3’,4’,5,7−テトラヒド
ロキシフラバノン−7−グルコシド)、フラバノマレイ
ン(3’,4’,7,8−テトラヒドロキシフラバノン
−7グルコシド)及びイソクエルセチン(3,3’,
4’,5,7−ペンタヒドロキシフラバノン−3−(β
−D−グルコピラノシド)である。
【0076】ユビキノン及びプラストキノンの群から1
種類もしくは数種の有効成分を選択することもまた有利
である。
【0077】ユビキノンは構造式
【0078】
【化7】
【0079】を特徴としてもち、最も行き渡り、従って
最も研究された生物キノンである。ユビキノンはQ−
1、Q−2、Q−3等のように側鎖に結合されたイソプ
レン単位数に応じて、又は、U−5、U−10、U−1
5等のように炭素原子数に従って呼ばれる。それらは好
ましくは、例えばn=6である幾つかの微生物及び酵母
菌においてある鎖の長さを伴って認められる。ヒトを含
む大部分の哺乳動物において、Q10が優勢である。
【0080】補酵素Q10は特に有利であり、次の構造
【0081】
【化8】
【0082】を特徴としてもつ。
【0083】プラストキノンは一般構造式
【0084】
【化9】
【0085】をもつ。
【0086】プラストキノンはイソプレン基の数nが異
なり、それに従って例えば、PQ−9(n=9)と呼ば
れる。更に、キノン環上に様々な置換基をもつ他のプラ
ストキノンが存在する。
【0087】クレアチン及び/もしくはクレアチン誘導
体は本発明の目的のための好ましい有効成分である。ク
レアチンは次の構造
【0088】
【化10】
【0089】を特徴としてもつ。
【0090】好ましい誘導体はリン酸クレアチン及び硫
酸クレアチン、酢酸クレアチン、アスコルビン酸クレア
チン及び一価−もしくは多価アルコールとカルボキシル
基でエステル化された誘導体である。
【0091】更に有利な有効成分はL−カルニチン[3
−ヒドロキシ−4−(トリメチルアンモニオ)ブチロベ
タイン]である。次の一般構造式
【0092】
【化11】
【0093】[式中、Rは10個までの炭素原子をもつ
分枝及び非分枝アルキル基の群から選択される]の物質
の群から選択されたアシルカルニチンは本発明の目的に
有利な有効成分である。プロピオニルカルニチン及び、
とりわけアセチルカルニチンが好ましい。双方のエナン
チオマー(D及びL型)を本発明の目的のために有利に
使用することができる。更に、どんなエナンチオマー混
合物、例えばD及びL型のラセミ体をも使用することは
有利の可能性がある。
【0094】更なる有利な有効成分はセリコシド、ピリ
ドキソール、ビタミンK、ビオチン及び芳香物質であ
る。
【0095】本発明に従う調製物中に使用することがで
きる前記有効成分及び有効成分組み合わせ物のリストは
もちろん、制約する意図はもたれない。有効成分は個別
にも、相互とのどんな組み合わせ物中にも使用すること
ができる。
【0096】皮膚の老化は例えば、内因性の、遺伝的に
決定された因子により誘起される。老化の結果として、
表皮及び真皮は、例えば、「老人性皮膚硬化」の用語で
も網羅することができる下記の構造的損傷及び機能的障
害を経験する、すなわち a)乾燥、荒れ及び、皺(乾燥)の形成、 b)掻痒及び c)皮脂腺による再脂肪添加の減少(例えば洗浄後
に)。
【0097】UV光線及び化学毒物のような外因性因子
は蓄積効果をもつ可能性があり、例えば、外因性の老化
過程を加速もしくはそれに付加する可能性がある。表皮
及び真皮はとりわけ外因性因子の結果として、例えば、
加令による老化の場合の障害の程度及び質を越える、皮
膚の以下の構造的損傷及び機能的障害を経験する、すな
わち d)可視的血管拡張(毛細管拡張症、クペローシス(cu
perosis))、 e)弛緩及び皺の形成、 f)局部的色素沈着昂進、色素沈着低下及び異常沈着
(例えば、老人斑)、並びに g)機械的ストレスに対する感受性昂進(例えばひび割
れ)。
【0098】驚くべきことには、本発明に従って選択さ
れた処方物はまた、抗皺作用を有するかもしくは既知の
抗皺有効成分の作用を著しく増加させることができる。
従って、本発明の目的のための処方物は、例えば皮膚の
老化期間に発生するような化粧品もしくは皮膚科学的皮
膚変化の予防及び処置に特に有利に適している。それら
はまた有利には、乾燥皮膚もしくは荒れた皮膚の形成を
抑制するのに適している。
【0099】従って、具体的な態様において、本発明は
自然の様態で老化した皮膚の手入れのため、そして光線
老化の二次的損傷、とりわけa)〜g)に挙げた症状の
処置のための製品に関する。
【0100】本発明に従う調製物の水相は有利には、例
えばアルコール、とりわけ低炭素数のもの、好ましくは
エタノール及び/もしくはイソプロパノール、低炭素数
のジオールもしくはポリオール、及びそれらのエーテ
ル、好ましくはプロピレングリコール、グリセロール、
エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルも
しくはモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチル、モノエチルもしくはモノブチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテ
ル及び類似製品、ポリマー、気泡安定剤、電解質及び加
湿剤のような通常の化粧品補助剤を含んで成ることがで
きる。
【0101】加湿剤は、皮膚の表面上への適用もしくは
分配後、化粧品もしくは皮膚科学的調製物に、角質層に
よる水分喪失[経皮水分喪失(transepidermal water l
oss)(TEWL)とも呼ばれる]を減少させる特性を与え、
そして/もしくは角質層の水和に有益な効果を有する物
質もしくは、物質の混合物を表すために使用される用語
である。
【0102】本発明の目的に有利な加湿剤は例えば、グ
リセロール、乳酸、ピロリドンカルボン酸及び尿素であ
る。更に水溶性及び/もしくは水膨潤性及び/もしくは
水を使用してゲル化可能な多糖類の群からのポリマーの
加湿剤を使用することは特に有利である。特に有利なも
のは、例えば、ヒアルロン酸、キトサン及び/もしく
は、化学要覧(Chemical Abstracts)中に登録番号17
8463−23−5の項にリストに乗り、例えばSOLABI
A S.A.からFucogel(R)1000の名称で販売されている、フ
コースの豊富な多糖類である。
【0103】本発明に従う化粧品及び皮膚科学的調製物
は、有利には、特にそれらが装飾的化粧品の形態にある
場合には、染料及び/もしくは色素顔料を含んで成るこ
とができる。染料及び顔料は化粧品指針の対応する明確
な(positive)リストもしくは化粧品着色剤のECリス
トから選択することができる。大部分の場合、それらは
食品に認可された染料と同一である。有利な色素顔料は
例えば、二酸化チタン、雲母、酸化鉄(例えば、Fe2
3、Fe34、FeO(OH)及び/もしくは酸化ス
ズである。有利な染料は例えば、カルミン、ベルリンブ
ルー、酸化クロムグリーン、ウルトラマリンブルー及び
/もしくはマンガンバイオレットである。染料及び/も
しくは色素顔料を次の表から選択することは特に有利で
ある。色素インデックス番号(CIN)はRowe Colour
Index, 3rd Edition, Society of Dyers and Colourist
s, Bradford, England, 1971から採用されている。化学名もしくは他の名称 CIN 色彩 ピグメントグリーン 10006 緑 アシドグリーン1 10020 緑 2,4−ジニトロヒドロキシナフタレン− 10316 黄色 7−スルホン酸 ピグメントイエロ−1 11680 黄色 ピグメントイエロ−3 11710 黄色 ピグメントオレンジ1 11725 橙色 2,4−ジヒドロキシアゾベンゼン 11920 橙色 ソルベントレッド3 12010 赤 1−(2’−クロロ−4’−ニトロ−1’− 12085 赤 フェニルアゾ)−2−ヒドロキシナフタレン ピグメントレッド3 12120 赤 セレスレッド、スーダンレッド、ファットレッドG 12150 赤 ピグメントレッド112 12370 赤 ピグメントレッド7 12420 赤 ピグメントブラウン1 12480 褐色 4−(2’−メトキシ−5’−スルホジエチルアミド 12490 赤 −1’−フェニルアゾ)−3−ヒドロキシ−5”− クロロ−2”,4”−ジメトキシ−2−ナフトアニリド ディスパースイエロー16 12700 黄色 1−(4−スルホ−1−フェニルアゾ)−4−アミノ 13015 黄色 ベンゼン−5−スルホン酸 2,4−ジヒドロキシアゾベンゼン−4’−スルホン酸 14270 橙色 2−(2,4−ジメチルフェニルアゾ−5−スルホ)− 14700 赤 1−ヒドロキシナフタレン−4−スルホン酸 2−(4−スルホ−1−ナフチルアゾ)−1− 14720 赤 ナフトール−4−スルホン酸 2−(6−スルホ−2,4−キシリルアゾ)−1− 14815 赤 ナフトール−5−スルホン酸 1−(4’−スルホフェニルアゾ)−2− 15510 橙色 ヒドロキシナフタレン 1−(2−スルホ−4−クロロ−5−カルボキシ− 15525 赤 1−フェニルアゾ)−2−ヒドロキシナフタレン 1−(3−メチルフェニルアゾ−4−スルホ)−2− 15580 赤 ヒドロキシナフタレン 1−(4’,(8’)−スルホナフチルアゾ)−2− 15620 赤 ヒドロキシナフタレン 2−ヒドロキシ−1,2’−アゾナフタレン−1’ 15630 赤 −スルホン酸 3−ヒドロキシ−4−フェニルアゾ−2− 15800 赤 ナフチルカルボン酸 1−(2−スルホ−4−メチル−1−フェニルアゾ)− 15850 赤 2−ナフチルカルボン酸 1−(2−スルホ−4−メチル−5−クロロ−1− 15865 赤 フェニルアゾ)−2−ヒドロキシナフタレン−3− カルボン酸 1−(2−スルホ−1−ナフチルアゾ)−2 15880 赤 −ヒドロキシナフタレン−3−カルボン酸 1−(3−スルホ−1−フェニルアゾ)−2− 15980 橙色 ナフトール−6−スルホン酸 1−(4−スルホ−1−フェニルアゾ)−2− 15985 黄色 ナフトール−6−スルホン酸 アルラレッド 16035 赤 1−(4−スルホ−1−ナフチルアゾ)−2− 16185 赤 ナフトール−3,6−ジスルホン酸 アシドオレンジ10 16230 橙色 1−(4−スルホ−1−ナフチルアゾ)−2− 16255 赤 ナフトール−6,8−ジスルホン酸 1−(4−スルホ−1−ナフチルアゾ)−2− 16290 赤 ナフトール−3,6,8−トリスルホン酸 8−アミノ−2−フェニルアゾ−1−ナフトール− 17200 赤 3,6−ジスルホン酸 アシドレッド1 18050 赤 アシドレッド155 18130 赤 アシドイエロー121 18690 黄色 アシドレッド180 18736 赤 アシドイエロー11 18820 黄色 アシドイエロー17 18965 黄色 4−(4−スルホ−1−フェニルアゾ)−1−(4− 19140 黄色 スルホフェニル)−5−ヒドロキシ−ピラゾロン−3− カルボン酸 ピグメントイエロー16 20040 黄色 2,6−(4’−スルホ−2”,4”−ジメチル) 20170 橙色 ビスフェニルアゾ−1,3−ジヒドロキシベンゼン アシドブラック1 20470 黒色 ピグメントイエロー13 21100 黄色 ピグメントイエロー83 21108 黄色 ソルベントイエロー 21230 黄色 アシドレッド163 24790 赤 アシドレッド73 27290 赤 2−[4’−(4”−スルホ−1”−フェニルアゾ)− 27755 黒色 7’−スルホ−1’−ナフチルアゾ]−1− ヒドロキシ−7−アミノナフタレン−3,6− ジスルホン酸 4’−[(4”−スルホ−1”−フェニルアゾ)− 28440 黒色 7’−スルホ−1’−ナフチルアゾ]−1− ヒドロキシ−8−アセチルアミノナフタレン−3,5− ジスルホン酸 ディレクトオレンジ34、39、44、46、60 40215 橙色 フードイエロー 40800 橙色 トランス−β−アポ−8’−カロチンアルデヒド(C30) 40820 橙色 トランス−アポ−8’−カロチニン酸(carotinic acid) 40825 橙色 (C30)−エチルエステル カンタキサンチン 40850 橙色 アシドブルー1 42045 青 2,4−ジスルホ−5−ヒドロキシ−4’−4”− 42051 青 ビス(ジエチルアミノ)トリフェニルカルビノール 4−[(4−N−エチル−p−スルホベンジルアミノ) 42053 緑 フェニル(4−ヒドロキシ−2−スルホフェニル) (メチレン)−1−(N−エチル−N−p− スルホベンジル)−2,5−シクロヘキサジエンイミン] アシドブルー7 42080 青 (N−エチル−p−スルホベンジルアミノ)フェニル 42090 青 (2−スルホフェニル)メチレン−(N−エチル− N−p−スルホベンジル)Δ25− シクロヘキサジエンイミン アシドグリーン9 42100 緑 ジエチルジスルホベンジルジ−4−アミノ−2−クロロ− 42170 緑 ジ−2−メチル−フクソンイモニウム ベーシックバイオレット14 42510 紫 ベーシックバイオレット2 42520 紫 2’−メチル−4’−(N−エチル−N−m− 42735 青 スルホベンジル)アミノ−4”−(N−ジエチル) アミノ−2−メチル−N−エチル−N−m− スルホベンジルフクソンイモニウム 4’−(N−ジメチル)アミノ−4”−(N−フェニル) 44045 青 アミノナフト−N−ジメチル)−フクソンイモニウム 2−ヒドロキシ−3,6−ジスルホ−4,4’− 44090 緑 ビスジメチルアミノナフト−フクソンイモニウム アシドレッド52 45100 赤 3−(2’−メチルフェニルアミノ)−6−(2’− 45190 紫 メチル−4’−スルホフェニルアミノ)−9−(2”− カルボキシフェニル)キサンテニウム塩 アシドレッド50 45220 赤 フェニル−2−オキシフルオロン−2−カルボン酸 45350 黄色 4,5−ジブロモフルオレセイン 45370 橙色 2,4,5,7−テトラブロモフルオレセイン 45380 赤 ソルベントダイ 45396 橙色 アシドレッド98 45405 赤 3’,4’,5’,6’−テトラクロロ− 45410 赤 2,4,5,7−テトラブロモフルオレセイン 4,5−ジヨードフルオレセイン 45425 赤 2,4,5,7−テトラヨードフルオレセイン 45430 赤 キノフタロン 47000 黄色 キノフタロンジスルホン酸 47005 黄色 アシドバイオレット50 50325 紫 アシドブラック2 50420 黒色 ピグメントバイオレット23 51319 紫 1,2−ジオキシアントラキノン、カルシウム− 58000 赤 アルミニナム錯体 3−オキシプレン−5,8,10−スルホン酸 59040 緑 1−ヒドロキシ−4−N−フェニルアミノアントラキノン 60724 紫 1−ヒドロキシ−4−(4’−メチルフェニルアミノ) 60725 紫 アントラキノン アシドバイオレット23 60730 紫 1,4−ジ(4’−メチルフェニルアミノ) 61565 緑 アントラキノン 1,4−ビス(o−スルホ−p−トルイジノ) 61570 緑 アントラキノン アシドブルー80 61585 青 アシドブルー62 62045 青 N,N’−ジヒドロ−1,2,1’,2’− 69800 青 アントラキノン・アジン バットブルー6、ピグメントブルー64 69825 青 バットオレンジ7 71105 橙色 インジゴ 73000 青 インジゴ−ジスルホン酸 73015 青 4,4’−ジメチル−6,6’−ジクロロチオインジゴ 73360 赤 5,5’−ジクロロ−7,7’−ジメチルチオインジゴ 73385 紫 キナクリドンバイオレット19 73900 紫 ピグメントレッド122 73915 赤 ピグメントブルー16 74100 青 フタロシアニン 74160 青 ディレクトブルー86 74180 青 塩化フタロシアニン 74260 緑 ナチュラルイエロー6、19、ナチュラルレッド1 75100 黄色 ビキシン、ノルビキシン 75120 橙色 リコペン 75125 黄色 トランス−アルファ、ベータ−及びガンマ−カロテン 75130 橙色 カロテンのケト−及び/又はヒドロキシ誘導体 75135 黄色 グアニン又は真珠箔物質 75170 白色 1,7−ビス(4−ヒドロキシ−3− 75300 黄色 メトキシフェニル)−1,6−ヘプタジエン− 3,5-ジオン カルミン酸の錯塩(Na、Al、Ca) 75470 赤 クロロフィルa及びb、クロロフィル及び 75810 緑 クロロフィリンの銅化合物 アルミナム 77000 白色 水和アルミナム 77002 白色 含水ケイ酸アルミナム 77004 白色 ウルトラマリン 77007 青 ピグメントレッド101及び102 77015 赤 硫酸バリウム 77120 白色 オキシ塩化ビスマス及び雲母とのその混合物 77163 白色 炭酸カルシウム 77220 白色 硫酸カルシウム 77231 白色 炭素 77266 黒色 ピグメントブラック9 77267 黒色 炭化薬用植物 77268:1 黒色 酸化クロム 77288 緑 酸化クロム、含水 77289 緑 ピグメントブルー28、ピグメントグリーン14 77346 緑 ピグメントメタル2 77400 褐色 金 77480 褐色 酸化鉄及び水酸化鉄 77489 橙色 酸化鉄 77491 赤 酸化鉄、水和 77492 黄色 酸化鉄 77499 黒色 ヘキサシアノ酸化第1鉄(II)及び酸化第2鉄(III)の 77510 青 混合物 ピグメントホワイト18 77713 白色 二リン酸アンモニウムマンガン 77742 紫 リン酸マンガン、Mn3(PO42・7H2O 77745 赤 銀 77820 白色 二酸化チタン及び雲母とのその混合物 77891 白色 酸化亜鉛 77947 白色 6,7−ジメチル−9−(1’−D−リビチル) 黄色 イソアロキサジン、ラクトフラビン 糖着色剤 褐色 カプサンチン、カプソルビン 橙色 ベタニン 赤 ベンゾピリリウム塩、アントシアン 赤 ステアリン酸アルミナム、亜鉛、マグネシウム及びカルシウム 白色 ブロモチモールブルー 青 ブロモクレゾールグリーン 緑 アシドレッド195 赤 本発明に従う処方物が顔面領域における使用を意図され
る製品の形態にする場合は、染料として以下の群から1
種以上の物質を選択することが好ましい、すなわち、
2,4−ジヒドロキシアゾベンゼン、1−(2’−クロ
ロ−4’−ニトロ−1’−フェニルアゾ)−2−ヒドロ
キシナフタレン、セレスレッド、2−(4−スルホ−1
−ナフチルアゾ)−1−ナフトール−4−スルホン酸、
2−ヒドロキシ−1,2’−アゾナフタレン−1’−ス
ルホン酸のカルシウム塩、1−(2−スルホ−4−メチ
ル−1−フェニルアゾ)−2−ナフチルカルボン酸のカ
ルシウム及びバリウム塩、1−(2−スルホ−1−ナフ
チルアゾ)−2−ヒドロキシナフタレン−3−カルボン
酸のカルシウム塩、1−(4−スルホ−1−フェニルア
ゾ)−2−ナフトール−6−スルホン酸のアルミナム
塩、1−(4−スルホ−1−ナフチルアゾ)−2−ナフ
トール−3,6−ジスルホン酸のアルミナム塩、1−
(4−スルホ−1−ナフチルアゾ)−2−ナフトール−
6,8−ジスルホン酸、4−(4−スルホ−1−フェニ
ルアゾ)−1−(4−スルホフェニル)−5−ヒドロキ
シピラゾロン−3−カルボン酸のアルミナム塩、4,5
−ジブロモフルオレセインのアルミナム及びジルコニウ
ム塩並びに、2,4,5,7−テトラブロモフルオレセ
インのアルミナム及びジルコニウム塩、3’,4’,
5’,6’−テトラクロロ−2,4,5,7−テトラブ
ロモフルオレセイン及びそのアルミナム塩、2,4,
5,7−テトラヨードフルオレセインのアルミナム塩、
キノフタロンジスルホン酸のアルミナム塩、インジゴジ
スルホン酸のアルミナム塩、赤及び黒酸化鉄(CIN:
77 491(赤)及び77 499(黒))、酸化鉄
水和物(CIN:77 492)、二リン酸アンモニウ
ムマンガン並びに二酸化チタン。
【0104】更に有利なものは、例えばパプリカ抽出
物、β−カロテンもしくはコチニールのような油溶性の
天然染料である。
【0105】本発明の目的に更に有利なものは、真珠箔
顔料を含む処方物である。とりわけ下記に挙げる真珠箔
顔料の種類が好ましい。 1.例えば、 ・「パールエッセンス」(魚鱗からのグアニン/ヒポキ
サンチン混合結晶)及び ・「真珠層」(粉砕イガイの殻)、のような天然の真珠
箔顔料、 2.例えば、オキシ塩化ビスマス(BiOCl)のよう
な単結晶真珠箔顔料、 3.層支持体顔料、例えば雲母/酸化金属。
【0106】真珠箔顔料の基剤は例えば、オキシ塩化ビ
スマス及び/もしくは二酸化チタンの微粉砕顔料もしく
はヒマシ油分散物並びに雲母上のオキシ塩化ビスマス及
び/もしくは二酸化チタンである。例えばCIN771
63に挙げられている光沢顔料は特に有利である。
【0107】更に有利なものは、例えば下記のタイプの
雲母/酸化金属に基づいた真珠箔顔料である。群 被膜/層の厚さ 色 銀−白色真珠箔顔料 TiO2:40〜60nm 銀 干渉顔料 TiO2:60〜80nm 黄色 TiO2:80〜100nm 赤 TiO2:100〜140nm 青 TiO2:120〜160nm 緑 色光沢顔料 Fe23 ブロンズ Fe23 銅色 Fe23 赤 Fe23 赤紫 Fe23 赤緑 Fe23 黒 組み合わせ顔料 TiO2/Fe23 金のシェード TiO2/Cr23 緑 TiO2/ベルリンブルー 濃紺 TiO2/カルミン 赤 例えば、商品名Timiron、ColoronaもしくはDichronaと
してMerckから入手可能な真珠箔顔料は特に好ましい。
【0108】与えられた真珠箔顔料のリストはもちろ
ん、それらに制約する意図はもたれない。本発明の目的
に有利な真珠箔顔料はそれ自体知られた数々の方法によ
り入手可能である。例えば、雲母以外の他の支持体を例
えばシリカ等のような更なる金属酸化物で被覆すること
ができる。例えばMerckにより市販されているTiO2
びFe23で被覆したSiO2粒子(「ロナスフィア(r
onasphere)」は微細な線の光学的減少に特に適してい
る。
【0109】更に、雲母のような支持体を完全に使用し
ないことが有利である可能性がある。雲母を使用せずに
調製された鉄の真珠箔顔料が特に好ましい。これらの顔
料は例えば、BASFからSicopearl Kupfer 1000の商品名
で入手可能である。
【0110】更に、特に有利なものは、Flora Tech.か
ら多様な色(黄色、赤、緑、青)で、商品名Metasome S
tandard/Glitterとして入手可能なさし色顔料(effect
pigment)である。光沢粒子はここでは、多様な補助剤
及び染料(例えば、色彩インデックス(CI)番号19
140、77007、77289、77491をもつ染
料のような)との混合物中に存在する。
【0111】染料及び顔料は単独でも、混合物中に存在
してもよく、相互に被覆することができ、一般に異なる
塗膜の厚さは異なる着色効果を増加させる。染料及び着
色性顔料の総量は有利には、それぞれの場合に、調製物
の総重量に基づいて例えば、0.1重量%〜30重量
%、好ましくは0.5〜15重量%、とりわけ1.0〜
10重量%の範囲から選択される。
【0112】本発明の目的のためには、その主要な目的
が日光に対する遮蔽ではないが、UV遮蔽物質を含む化
粧品及び皮膚科学的調製物を提供することも有利であ
る。従って例えば、UV−A及び/もしくはUV−Bフ
ィルター物質が通常、デイクリームもしくはメークアッ
プ製品中に取り込まれる。UV遮蔽物質は抗酸化剤、及
び所望される場合は、保存剤のように、更に、劣化に対
して調製物自体の有効な遮蔽物を構成する。更に好まし
いものは、日焼け止め剤の形態の化粧品及び皮膚科学的
調製物である。
【0113】従って、本発明の目的のためには、調製物
は、更に、本発明に従う1種類以上のUVフィルター物
質を含んでなることと並んで、少なくとも1種類の更な
るUV−A及び/もしくはUV−Bフィルター物質を含
んで成る。必ずしも必須ではないが、処方物は、場合に
より、更に、水相及び/もしくは油相中に存在すること
ができるUVフィルター物質として1種以上の有機及び
/もしくは無機顔料を含んで成る可能性がある。
【0114】好ましい無機顔料は、水に不溶性かもしく
は実質的に不溶性の金属酸化物及び/もしくはその他の
金属化合物、とりわけチタンの酸化物(TiO2)、亜
鉛の酸化物(ZnO)、鉄の酸化物(例えばFe
23)、ジルコニウムの酸化物(ZrO2)、ケイ素の
酸化物(SiO2)、マンガンの酸化物(例えばMn
O)、アルミニウムの酸化物(Al23)、セリウムの
酸化物(例えばCe23)、対応する金属の混合酸化物
及びこれらの酸化物の混合物である。
【0115】本発明の目的のためのこれらの顔料は有利
には、その意図が例えば、両親媒性もしくは疎水性の特
徴を形成もしくは保持することである、表面処理される
(「被覆される」)ことができる。この表面処理は、そ
れ自体既知の方法により、顔料に薄い疎水性の層を与え
ることから成る可能性がある。
【0116】本発明に従って有利なものは例えば、オク
チルシラノールで被覆された二酸化チタン顔料である。
適した二酸化チタン粒子はDegussaからT805の商品名で
入手可能である。更に、特に有利なものは、ステアリン
酸アルミナムで被覆されたTiO2顔料、例えば、TAYCA
からMT100 Tの商品名で入手可能なものである。
【0117】無機顔料の更なる有利な被膜はジメチルポ
リシロキサン(ジメチコンとも呼ばれる)、末端をトリ
メチルシロキシ単位でブロックされた完全にメチル化さ
れた線状シロキサンポリマーの混合物、から成る。本発
明の目的に特に有利なものは、このように被覆された酸
化亜鉛顔料である。
【0118】更に好都合なものは、シメチコンとも呼ば
れる、ジメチルポリシロキサン、とりわけ、200〜3
50ジメチルシロキサン単位の平均鎖長をもつジメチル
ポリシロキサン及びシリカゲルの混合物、による無機顔
料の被膜である。とりわけ、無機顔料を更に水酸化アル
ミナムもしくは酸化アルミナム水和物(アルミナとも呼
ばれる、CAS No.:1333−84−2)で被覆
することが有利である。特に有利なものは、シメチコン
及びアルミナで被覆された二酸化チタンであり、その被
膜は水を含んで成ることもまた可能である。その一例は
MerckからのEusolex T2000の商品名で入手可能な二酸化
チタンである。
【0119】本発明の目的のために有利な有機顔料は、
化学構造式
【0120】
【化12】
【0121】を特徴としてもち、CIBA-Chemikalien Gmb
Hから商品名Tinosorb(R)Mとして入手可能な、2,2’
−メチレンビス(6−(2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フェノール)[INCI:ビスオクチルトリアゾー
ル]である。
【0122】本発明に従う調製物は有利には、UV−A
及び/もしくはUV−B領域のUV光線を吸収する物質
を含んで成り、毛髪又は皮膚を全領域の紫外線から防御
する化粧品調製物を提供するためには、フィルター物質
の総量は例えば、調製物の総重量に基づいて、0.1重
量%〜30重量%、好ましくは0.5重量%〜20重量
%、とりわけ1.0重量%〜15.0重量%である。そ
れらはまた毛髪もしくは皮膚のための日焼け止め剤とし
ても使用することができる。
【0123】本発明の目的に有利なUV−Aフィルター
物質は、Parsol(R) 1789の商品名でGivaudanにより、そ
してEusolex(R)9020の商品名でMerckにより販売されて
いる、ジベンゾイルメタン誘導体、とりわけ4−(te
rt−ブチル)−4’−メトキシジベンゾイルメタン
(CAS No.70356−09−1)である。
【0124】更なる有利なUV−Aフィルター物質はフ
ェニレン−1,4−ビス(2−ベンズイミダジル)−
3,3’−5,5’−テトラスルホン酸、
【0125】
【化13】
【0126】及びその塩、特に、対応するナトリウム、
カリウムもしくはトリエタノールアンモニウム塩、とり
わけ、例えば、Haarmann & Reimerから商品名Neo Helio
pan APとして入手可能な、INCI名のビスイミダジラ
ートをもつ、フェニレン−1,4−ビス(2−ベンズイ
ミダジル)−3,3’−5,5’−テトラスルホン酸ビ
ス−ナトリウム塩
【0127】
【化14】
【0128】である。
【0129】更に有利なものは、ベンゼン−1,4−ジ
(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル−10スルホン
酸)とも呼ばれ、次の構造
【0130】
【化15】
【0131】を特徴としてもつ、1,4−ジ(2−オキ
ソ−10−スルホ−3−ボルニリデンメチル)ベンゼン
及びその塩(とりわけ対応する10−スルファト化合
物、とりわけ対応するナトリウム、カリウムもしくはト
リエタノールアンモニウム塩)である。
【0132】本発明の目的に有利なUVフィルター物質
はまた、「広域フィルター」、すなわち、UV−A及び
更にUV−B光線の双方を吸収するフィルター物質であ
る。
【0133】有利な広域フィルターもしくはUV−Bフ
ィルター物質は例えば、次の構造、
【0134】
【化16】
【0135】[式中、R1、R2及びR3は相互に独立し
て、1〜10炭素原子をもつ分枝及び非分枝アルキル基
の群から選択されるか、もしくは1個の水素原子であ
る]をもつ、ビスレソルシニルトリアジン誘導体であ
る。特に好ましいものは、CIBA-Chemikalien GmbHから
商品名Tinosorb(R)Sとして入手可能な2,4−ビス
{[4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキ
シ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,
3,5−トリアジン(INCI:アニソトリアジン)で
ある。
【0136】本発明の目的のための、高度なもしくは非
常に高度なUV−A遮蔽を特徴とする特に有利な調製物
は好ましくは、それぞれの場合に、個別にもしくは相互
とのあらゆる混合物において、2種以上のUV−A及び
/もしくは広域フィルター、とりわけジベンゾイルメタ
ン誘導体[例えば4−(tert−ブチル)−4’−メ
トキシジベンゾイルメタン]、ベンゾトリアゾール誘導
体[例えば2,2’−メチレンビス(6−2H−ベンゾ
トリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テ
トラメチルブチル)フェノール)]、フェニレン−1,
4−ビス(2−ベンズイミダジル)−3,3’,5,
5’−テトラスルホン酸及び/もしくはその塩、1,4
−ジ(2−オキソ−10−スルホ−3−ボルニリデンメ
チル)ベンゼン及び/もしくはその塩並びに/又は2,
4−ビス{[4−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロ
キシ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−
1,3,5−トリアジンを含んで成る。
【0137】構造式
【0138】
【化17】
【0139】をもつその他のUVフィルター物質もまた
本発明の目的のための有利なUVフィルター物質、例え
ば、その化学構造が一般式
【0140】
【化18】
【0141】[式中、Rは、場合によっては1個以上の
1−C4−アルキル基で置換された、分枝もしくは非分
枝C1−C18−アルキル基、C5−C12−シクロアルキル
基であり、Xは酸素原子もしくはNH基であり、R
1は、場合によっては1個以上のC1−C4−アルキル基
により置換された分枝もしくは非分枝C1−C18−アル
キル基、C5−C12−シクロアルキル基、もしくは水素
原子、アルカリ金属原子、アンモニウム基もしくは式
【0142】
【化19】
【0143】(ここで、Aは、場合によっては1個以上
のC1−C4−アルキル基により置換された分枝もしくは
非分枝C1−C18−アルキル基、C5−C12−シクロアル
キル基もしくはアリール基であり、R3は水素原子もし
くはメチル基であり、nは1〜10の数である)の基で
あり、R2は、XがNH基である時には、場合によって
は1個以上のC1−C4−アルキル基により置換された分
枝もしくは非分枝C1−C18−アルキル基、C5−C12
シクロアルキル基であり、そしてXが酸素原子である時
には、場合によっては1個以上のC1−C4−アルキル基
により置換された分枝もしくは非分枝C1−C18−アル
キル基、C5−C12−シクロアルキル基、もしくは水素
原子、アルカリ金属原子、アンモニウム基もしくは式
【0144】
【化20】
【0145】(ここで、Aは、場合によっては1個以上
のC1−C4−アルキル基により置換された分枝もしくは
非分枝C1−C18−アルキル基、C5−C12−シクロアル
キル基もしくはアリール基であり、R3は水素原子もし
くはメチル基であり、nは1〜10の数である)の基で
ある]により表される、欧州公開特許第570 838
号明細書に記載のs−トリアジン誘導体である。
【0146】本発明の目的のための特に好ましいUVフ
ィルター物質はまた、その化学構造が式
【0147】
【化21】
【0148】により表され、下記にジオクチルブチルア
ミドトリアゾン、(INCI)とも呼ばれ、Sigma 3Vか
ら商品名UVA-SORB HEBとして入手可能な非対称的に置換
されたs−トリアジンである。
【0149】更に本発明の目的のために有利なものは対
象的に置換されたs−トリアジン、商品名UVINUL(R) T
150としてBASF Aktiengesellschaftにより販売されてい
る、4,4’,4”−(1,3,5−トリアジン−2,
4,6−トリイルトリイミノ)トリス安息香酸トリス
(2−エチルヘキシル)、同義語:2,4,6−トリス
[アニリノ(p−カルボ−2’−エチル−1’−ヘキシ
ルオキシ)]−1,3,5−トリアジン(INCI:オ
クチルトリアゾン)である。
【0150】欧州公開特許第775 698号明細書は
また、その化学構造が一般式
【0151】
【化22】
【0152】[式中、R1、R2及びA1は極めて異なる
有機基を表す]により表される、好ましいビスレソルシ
ニルトリアジン誘導体につき記載している。
【0153】更に本発明の目的のために有利なものは、
2,4−ビス{[4−(3−スルホナト)−2−ヒドロ
キシプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−
6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジ
ンナトリウム塩、2,4−ビス{[4−(3−(2−プ
ロピルオキシ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−2
−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス{[4−
(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェ
ニル}−6−[4−(2−メトキシエチルカルボキシ
ル)フェニルアミノ]−1,3,5−トリアジン、2,
4−ビス{[4−(3−(2−プロピルオキシ)−2−
ヒドロキシプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニ
ル}−6−[4−(2−エチルカルボキシル)フェニル
アミノ]−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス
{[4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキ
シ]フェニル}−6−(1−メチルピロール−2−イ
ル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス{[4−
トリス(トリメチルシロキシシリルプロピルオキシ)−
2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキシフェ
ニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス{[4
−(2”−メチルプロペニルオキシ)−2−ヒドロキ
シ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,
3,5−トリアジン及び2,4−ビス{[4−(1’,
1’,1’,3’,5’,5’,5’−ヘプタメチルシ
ロキシ−2”−メチルプロピルオキシ)−2−ヒドロキ
シ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,
3,5−トリアジンである。
【0154】本発明の目的に有利な広域フィルターは、
化学構造式
【0155】
【化23】
【0156】を特徴としてもち、CIBA-Chemikalien Gmb
Hからの商品名Tinosorb(R) Mとして入手可能な、2,
2’−メチレンビス(6−(2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル)フェノールである。
【0157】本発明の目的のためのもう一つの有利な広
域フィルターは、INCI名称ドロメトリゾール・トリ
シロキサンを有する、化学構造式
【0158】
【化24】
【0159】を特徴としてもつ、2−(2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−4−メチル−6−[2−メチ
ル−3−[1,3,3,3−テトラメチル−1−[(ト
リメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]プロピル]
フェノール(CAS No.:155633−54−
8)である。
【0160】UV−B及び/もしくは広域フィルターは
油溶性でも水溶性でもよい。有利な油溶性UV−B及び
/もしくは広域フィルター物質の例は、 ・ 3−ベンジリデンカンファー誘導体、好ましくは3
−(4−メチルベンジリデン)カンファー、3−ベンジ
リデンカンファー、 ・ 4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4−(ジメ
チルアミノ)安息香酸2 ・エチルヘキシル、4−(ジメチルアミノ)安息香酸ア
ミル、 ・ 2,4,6−トリアニリノ(p−カルボ−2’−エ
チル−1’−ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリアジ
ン、 ・ ベンザルマロン酸のエステル、好ましくは4−メト
キシベンザルマロン酸ジ(2−エチルヘキシル)、 ・ ケイ皮酸のエステル、好ましくは4−メトキシケイ
皮酸2−エチルヘキシル、4−メトキシケイ皮酸イソペ
ンチル、 ・ ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシ−4'−メチルベンゾフェノン、2,2'−ジ
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、及び ・ ポリマーに結合されたUVフィルターである。
【0161】有利な水溶性のUV−B及び/もしくは広
域フィルター物質の例は、 ・ 2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸
の塩、例えばそのナトリウム、カリウムもしくはそのト
リエタノールアンモニウム塩、及び更にスルホン酸自
体、 ・ 3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、
例えば、4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)
ベンゼンスルホン酸、2−メチル−5−(2−オキソ−
3−ボルニリデンメチル)スルホン酸及びその塩、であ
る。
【0162】本発明に従って有利に使用することができ
る更なる光線遮蔽フィルター物質は、Uvinul(R)N539の
商品名でBASFから入手可能で、次の構造
【0163】
【化25】
【0164】を特徴としてもつ、2−シアノ−3,3−
ジフェニルアクリル酸エチルヘキシル(オクトクリレ
ン)である。
【0165】本発明に従う調製物中に中にポリマー結合
したもしくはポリマーのUVフィルター物質、とりわけ
国際公開第92/20690号パンフレットに記載のも
のを使用することもまた著しく有利である可能性があ
る。
【0166】幾つかの事例においては、更に、化粧品も
しくは皮膚科学的調製物中に本発明に従う更なるUV−
A及び/もしくはUV−Bフィルター、例えば、サリチ
ル酸4−イソプロピルベンジル、サリチル酸2−エチル
ヘキシル(=サリチル酸オクチル)、サリチル酸ホモメ
ンチルのようなある種のサリチル酸誘導体を取り込むこ
とも有利の可能性がある。
【0167】本発明の目的のために使用することができ
る与えられたUVフィルターの表は、もちろん、制約す
ることを意図していない。
【0168】本発明に従う調製物は有利には、毛髪もし
くは皮膚を全領域の紫外線から遮蔽する化粧品調製物を
提供するために、例えば、それぞれの調製物の総重量に
基づいて0.1重量%〜30重量%、好ましくは0.5
〜20重量%、とりわけ1.0〜15.0重量%の総量
の、UV−A及び/もしくはUV−B領域のUV光線を
吸収する物質を含んで成る。それらはまた毛髪もしくは
皮膚のための日焼け止め剤として使用することができ
る。
【0169】次の実施例は本発明を制限することなしに
示す役目をもつ。別記されない限り、、すべての量、割
合及び百分率は調製物の重量、総量もしくは総重量に基
づいている。
【0170】
【実施例】 (実施例1) 発泡体様O/Wクリーム エマルションI 重量% 容量% ステアリン酸 3.00 セチルアルコール 8.50 PEG−20ステアレート 8.50 安息香酸C12-15アルキル 4.00 パラフィン油 5.00 イソヘキサデカン 2.00 グリセロール 5.00 水酸化ナトリウム 適量 保存剤 適量 香料 適量 水、脱ミネラル 全100 pHを6.5−7.5に調整 エマルションI 70 窒素 30 (実施例2) O/Wローション エマルションII 重量% 容量% ステアリン酸 2.00 ミリスチルアルコール 1.50 セチルステアリルアルコール 0.50 PEG−100ステアレート 3.00 鉱油 5.00 水素化ポリイソブテン 15.0 グリセロール 3.00 水酸化ナトリウム 適量 保存剤 適量 香料 適量 水、脱ミネラル 全100 pHを5.0−6.5に調整 エマルションII 50 ガス(二酸化炭素) 50 (実施例3) O/Wローション エマルションIII 重量% 容量% ステアリン酸 5.00 セチルステアリルアルコール 5.50 PEG−30ステアレート 1.00 シクロメチコン 3.00 イソエイコサン 10.00 ポリデセン 10.00 クエン酸 0.10 グリセロール 3.00 香料、保存剤 適量 水酸化ナトリウム 適量 染料等 適量 水 全100 pHを6.0−7.5に調整 エマルションIII 65 ガス(空気) 35 (実施例4) O/Wエマルションメークアップ エマルションIV 重量% 容量% パルミチン酸 2.00 セチルアルコール 2.00 PEG−100ステアレート 2.00 ジメチコン 0.50 パラフィン油 9.50 ジカプリリルエーテル 2.00 グリセロール 3.00 雲母 1.00 酸化鉄 1.00 二酸化チタン 4.50 パルミチン酸ビタミンA 0.10 水酸化ナトリウム 適量 保存剤 適量 香料 適量 水、脱ミネラル 全100 pHを6.0−7.5に調整 エマルションIV 37 ガス(酸素) 63 (実施例5) O/Wクリーム エマルションV 重量% 容量% ステアリン酸 4.00 セチルアルコール 2.00 PEG−30ステアレート 2.00 ソルビタンモノステアレート 1.50 パラフィン油 5.00 シクロメチコン 1.00 酢酸ビタミンE 1.00 パルミチン酸レチニル 0.20 グリセロール 3.00 BHT 0.02 EDTA二ナトリウム 0.10 香料、保存剤、染料 適量 水酸化ナトリウム 適量 水、脱ミネラル 全100 pHを5.0−7.0に調整 エマルションV 43 ガス(亜酸化窒素) 57 (実施例6) O/Wローション エマルションVI 重量% 容量% ステアリン酸 4.00 セチルステアリルアルコール 1.00 PEG−100ステアレート 1.00 パラフィン油 6.50 ジメチコン 0.50 酢酸ビタミンE 2.00 グリセロール 3.00 香料、保存剤、染料等 適量 水酸化ナトリウム 適量 水 全100 pHを6.0−7.5に調整 エマルションVI 35 ガス(アルゴン) 65 (実施例7) 日焼け止めクリーム エマルションVII 重量% 容量% ステアリン酸 1.00 セチルステアリルアルコール 4.00 ミリスチルアルコール 1.00 PEG−20ステアレート 1.00 カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 2.00 パラフィン油 15.50 ジメチコン 0.50 イソステアリン酸オクチル 5.00 グリセロール 3.00 メトキシケイ皮酸オクチル 4.00 ベンゾフェノン−3 3.00 サリチル酸オクチル 3.00 BHT 0.02 EDTA二ナトリウム 0.10 香料、保存剤、染料、等 適量 水酸化ナトリウム 適量 水 全100 pHを5.0−6.0に調整 エマルションVII 35 ガス(ヘリウム) 65 本発明の特徴及び態様を以下に示す。
【0171】1. A.10〜40炭素原子の鎖長をも
つ、全体的に中和された、一部分中和されたもしくは非
中和の分枝及び/もしくは非分枝の飽和及び/もしくは
不飽和脂肪酸の群から選択された少なくとも1種の乳化
剤A、 B.10〜40炭素原子の鎖長及び5〜100のエトキ
シル化度をもつポリエトキシル化脂肪酸エステルの群か
ら選択された少なくとも1種の乳化剤B及び C.10〜40炭素原子の鎖長をもつ飽和及び/もしく
は不飽和の分枝及び/もしくは非分枝脂肪アルコールの
群から選択された少なくとも1種の共乳化剤C、から成
る乳化剤系並びに II. 空気、酸素、窒素、ヘリウム、アルゴン、亜酸化
窒素(N2O)及び二酸化炭素(CO2)から成る群から
選択された少なくとも1種の気体を、調製物の総容量に
基づいて1〜90容量%、を含んで成る自己発泡性及び
/もしくは発泡体様化粧品もしくは皮膚科学的調製物。
【0172】2. 少なくとも30mN/mの極性をも
つ1種以上の非極性脂質を、調製物の総重量に基づいて
30重量%まで含んで成る脂質相を含んで成る、第1項
記載の調製物。
【0173】3. 脂質相が、最大で30mN/mの極
性を有する極性脂質を、脂質相の総重量に基づいて40
重量%まで含んで成る、第2項記載の調製物。
【0174】4. 乳化剤A対乳化剤B対共乳化剤Cの
重量比(A:B:C)がa:b:cとして選択され、こ
こでa、b及びcは相互に独立して、1〜5、好ましく
は1〜3の有理数である、前項のいずれかに記載の調製
物。
【0175】5. 乳化剤A対乳化剤B対共乳化剤Cの
重量比(A:B:C)が例えば1:1:1として選択さ
れる、前項のいずれかに記載の調製物。
【0176】6. A.、B.及びC.に従う物質の総
量が処方物の総重量に基づいて2〜20重量%の範囲か
ら選択される、前項のいずれかに記載の調製物。
【0177】7. 親水性乳化剤、とりわけ、ソルビト
ールのモノ−、ジ−、トリ−脂肪酸エステルの群から選
択された更なる乳化剤を含んで成る、前項のいずれかに
記載の調製物。
【0178】8. 更なる乳化剤の総量が処方物の総重
量に基づいて5重量%未満であるように選択される、第
6項記載の調製物。
【0179】9. 1種もしくは複数の気体の容量によ
る割合が調製物の総容量に基づいて10〜80容量%か
ら選択される、前項のいずれかに記載の調製物。
【0180】10. 選択された気体が二酸化炭素であ
る、前項のいずれかに記載の調製物。
【0181】11. 加湿剤の群から選択された1種以
上の物質を含んで成る、前項のいずれかに記載の調製
物。
【0182】12. 気体の有効成分のための化粧品も
しくは皮膚科学的基剤としての、 A.10〜40炭素原子の鎖長をもつ、全体的に中和さ
れた、一部分中和されたもしくは非中和の分枝及び/も
しくは非分枝の飽和及び/もしくは不飽和脂肪酸の群か
ら選択された少なくとも1種の乳化剤A、 B.10〜40炭素原子の鎖長及び5〜100のエトキ
シル化度をもつポリエトキシル化脂肪酸エステルの群か
ら選択された少なくとも1種の乳化剤B及び C.10〜40炭素原子の鎖長をもつ飽和及び/もしく
は不飽和の分枝及び/もしくは非分枝脂肪アルコールの
群から選択された少なくとも1種の共乳化剤C、から成
る乳化剤系を含んで成る自己発泡性及び/もしくは発泡
体様の化粧品もしくは皮膚科学的調製物の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライナー・クレプケ ドイツ・22869シエーネフエルト・アヘル ンデイーク23 (72)発明者 アンドレアス・ブレツクマン ドイツ・22926アーレンスブルク・リヒヤ ルト−デーメル−シユトラーセ33 Fターム(参考) 4C083 AA162 AB032 AB061 AB062 AB081 AB082 AB131 AB132 AB232 AB242 AB442 AB501 AB502 AC012 AC022 AC071 AC072 AC102 AC122 AC172 AC241 AC242 AC312 AC351 AC352 AC422 AC432 AC442 AC532 AD172 AD622 AD662 BB04 BB05 BB49 CC05 CC12 CC19 DD08 DD31 DD33 EE06 EE07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I.A.10〜40炭素原子の鎖長をも
    つ、全体的に中和された、部分的に中和されたもしくは
    中和されていない分枝及び/もしくは非分枝の飽和及び
    /もしくは不飽和脂肪酸の群から選択された少なくとも
    1種の乳化剤A、 B.10〜40炭素原子の鎖長及び5〜100のエトキ
    シル化度をもつポリエトキシル化脂肪酸エステルの群か
    ら選択された少なくとも1種の乳化剤B及び C.10〜40炭素原子の鎖長をもつ飽和及び/もしく
    は不飽和の分枝及び/もしくは非分枝脂肪アルコールの
    群から選択された少なくとも1種の共乳化剤(coemusif
    ier)C、から成る乳化剤系、並びに II.空気、酸素、窒素、ヘリウム、アルゴン、亜酸化窒
    素(N2O)及び二酸化炭素(CO2)から成る群から選
    択された少なくとも1種の気体を、調製物の総容量に基
    づいて1〜90容量%、を含んで成る自己発泡性及び/
    もしくは発泡体様化粧品もしくは皮膚科学的調製物。
  2. 【請求項2】 A.10〜40炭素原子の鎖長をもつ、
    全体的に中和された、部分的に中和されたもしくは中和
    されていない分枝及び/もしくは非分枝の飽和及び/も
    しくは不飽和脂肪酸の群から選択された少なくとも1種
    の乳化剤A、 B.10〜40炭素原子の鎖長及び5〜100のエトキ
    シル化度をもつポリエトキシル化脂肪酸エステルの群か
    ら選択された少なくとも1種の乳化剤B及び C.10〜40炭素原子の鎖長をもつ飽和及び/もしく
    は不飽和の分枝及び/もしくは非分枝脂肪アルコールの
    群から選択された少なくとも1種の共乳化剤(coemusif
    ier)C、から成る乳化剤系を含んで成る自己発泡性及
    び/もしくは発泡体様化粧品もしくは皮膚科学的調製物
    の、気体の有効成分のための化粧品もしくは皮膚科学的
    基剤としての使用。
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