JP2002205144A - 生型用自動造型機における抜型方法と該方法に用いる抜型装置 - Google Patents

生型用自動造型機における抜型方法と該方法に用いる抜型装置

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JP2002205144A
JP2002205144A JP2000404977A JP2000404977A JP2002205144A JP 2002205144 A JP2002205144 A JP 2002205144A JP 2000404977 A JP2000404977 A JP 2000404977A JP 2000404977 A JP2000404977 A JP 2000404977A JP 2002205144 A JP2002205144 A JP 2002205144A
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mold
pattern
die
molding
cylinder
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JP2000404977A
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English (en)
Inventor
Koji Tawara
浩二 田原
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Taiyo Machinery Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生型用自動造型機において、模型の形状、鋳枠
の変形等に関わりなく、スムースな抜型を行い得る抜型
方法と該方法に用いる抜型装置を提供すること。 【解決手段】模型と鋳型を分離抜型する生型用自動造型
機における抜型方法において、型抜きシリンダーによる
鋳枠の抜型に先行して、パターンスツールと鋳枠との間
の所定個所において個々にレベル調整を行い、しかる
後、パターンスツールに対して鋳枠を離間する方向に平
行に変位させて初期抜型を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、鋳物用の生型用自動造
型機における抜型方法と該方法に用いる抜型装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の鋳物用の生型造型機としては、
抜枠の方式として、上向きの模型を備えたパターンスツ
ールと、上下に模型を備えた上下枠同時圧縮方式が採ら
れている。ここで、一例として、上下枠同時圧縮方式に
ついて、図12乃至18図に基づいて簡略に説明する
と、図12及び13図に示すように、上型模型9と下型
模型10を一体的に備えた模型板8が造形機の本体フレ
ーム枠体1の所定位置に、模型出し入れ用シャトル7に
よりコベンア上を移動してセットされる。
【0003】前記本体フレーム枠体1の上部には、上下
フレーム間支柱2に支えられ、上型加圧シリンダー6が
備えられ、ここに上枠3が昇降自在に設けられている。
4は、上型砂吹き込み口であり、5は上圧板であり、前
記上型加圧シリンダー6により作動される。即ち、上枠
3はシリンダー6のロッド下に取りつけた圧板5から吊
り下がった状態で支柱2をスライドして上下できるよう
に構成されている。下方の11は、下枠であり、12
は、下型吹き込み口であって、13は、一対として設け
られた下枠昇降シリンダーである。14は、下テーブ
ル、15は下型加圧シリンダーである。即ち、下枠11
は、昇降シリンダー13で、下テーブル14と下型加圧
シリンダー15と共に支柱2をスライドして上下できる
構成となっている。上記シャトル7は、上型模型9と下
型模型を取り付けた模型板8をピン合わせで載せ、造型
機中心と機外間をシリンダー等で移動する構成で、機内
では造型、機外では模型交換等を行うようにしている。
【0004】図13に示す如く、第1工程で模型板8を
載せたシャトル7が造型機中央に入る。下枠11が、下
テーブル14と下型加圧シリンダー15と共に上昇し
て、下枠11が模型板8の下面に接触後、模型板8と共
に上昇し、上枠3を少し持ち上げた位置で停止する。こ
の状態で、図14に示す如く、上枠3内と模型板8との
空間には上型砂吹き込み口から、下枠11内と模型板8
との空間には下型吹き込み口12から、圧縮空気の気流
に乗せて造型用生型鋳砂を瞬時に充填する。
【0005】その後、図15に示す如く、上型加圧シリ
ンダー6と下型加圧シリンダー15を作動し、上圧板5
と、下テーブル14と造型板8との間の鋳砂を圧縮、造
型する。次いで、図16に示す如く、下枠昇降シリンダ
ー13を徐々に下げると、上枠3、模型板8、下枠11
が共に下降し、途中、上枠3は圧板5に吊り下がって停
止し、模型板8と下枠11は共に続けて下がるため、先
ず、上枠3と模型板8が分離され、上型が抜型する。そ
して、更に下降すると、模型板8がシャトル7に乗って
停止し、下枠11が下降を続けるので、模型板8と下枠
11が分離し、下型が抜型する。その後、図17に示す
如く、下枠11の抜型が終わると、シャトル7が機外に
出て、次工程に移る。上型が離型され、次いで、図17
に示す如く下型が離型されて、模型出し入れ用シャトル
7により、上記上型模型9と下型模型10が取り出され
ることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した造型において
は、上型模型と下型模型は、通常、左右上下対象型のも
のは少なく、寧ろ殆どが非対象型であり、従って、図1
8に示す如く、上型が左側が高く、下型が右側が高い模
型の場合は、上枠中の砂は模型板8に平行な圧板5で圧
縮されるため、模型の高い部分が強く圧縮され、模型板
8を左に傾ける力が作用する。下枠中の鋳砂はテーブル
14が模型板8に平行のために、下型の高い部分が強く
おされ模型板8を左に傾ける力が働く。模型板8は、造
型時にシャトル7から浮上しているため、上下枠3.1
1の間に挟まって自由な状態にあり、従って、上枠3、
模型板8、下枠11が一体となり、造型機中心に対して
θ角度の傾きが発生することになる。この角度θは、模
型の形状によりあらゆる方向に発生するものである。
【0007】そして、このまま離型工程に入り、先ず上
枠3が圧板5に懸垂する際、掛け金と圧板間に、図18
に示すS1、S2に寸法差が生じる為、寸法の小さい方
が先に支持されて、寸法の多い方が後れて懸垂して水平
に戻るが、下枠11と模型板8はθの角度の傾斜を維持
したまま垂直に下降するため、上枠3の砂面と模型上面
が平行に分離せず、片揚がりとなり、砂型が破損する結
果となる。そして、そのまま下降を続けると、模型板8
がシャトル7に支持される時も、θの角度でシャトル7
に受けられ、水平に戻るが、下枠11はθ角度のまま下
がるため、下枠11の砂型と平行分離が出来ず模型板8
は片揚がりとなり、砂型は破損することになる。
【0008】要するに、生型の造型後の抜型は、模型と
造型時の砂型の関係位置を正確に維持しつつ、平行に分
離することが基本となるのであるが、上述した上下に模
型を備えたタイプにおいて発生する原因の他に、一般の
上型模型のみ備えたタイプのものについても、鋳枠の精
度、摩耗、高熱による変形、取り扱いに際しての他物と
の衝突に起因する変形、或いは、抜型時の模型の支持と
枠との支持構造が独立して関連がないこと等により、抜
型に際しての不良発生(型破損)が発生している。 こ
うした型抜きの問題は、水平基準面に対して0.5ミリ
〜1ミリ以下のズレであっても、模型を抜くときの鋳型
の型崩れは免れず、模型の当初設定の抜き勾配では到底
解消され得ないものである。
【0009】本発明は、模型の形状、鋳枠の変形等に関
わりなく、スムースな抜型を行い得る抜型方法と該方法
に用いる抜型装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる生型用自
動造型機における抜型方法は、上記目的を達成するため
に、模型を取りつけたパターンスツールを型抜きシリン
ダーのテーブルに搭載し、造型後に型抜きシリンダーを
下降することにより下降する鋳枠を型抜きローラーで受
け止め、模型と鋳型を分離抜型する生型用自動造型機又
は機模型を取りつけたパターンスツールを型抜きシリン
ダーのテーブルに搭載し、造型後にパターンスツールを
停止したまま型抜きローラーを別のシリンダーで上昇さ
せて鋳枠を上方に移動し、模型と鋳型を分離抜型する生
型用自動造型機における抜型方法において、型抜きシリ
ンダーによる鋳枠の抜型に先行して、パターンスツール
と鋳枠との間の所定個所において個々にレベル調整を行
い、しかる後、パターンスツールに対して鋳枠を離間す
る方向に平行に変位させて初期抜型を行う、という手段
を講じた。
【0011】本発明において、上記鋳枠の平行変位をカ
ム作用を利用して行って鋳枠をパターンスツールから離
間して初期抜型を行うのが好ましい。
【0012】本発明にかかる生型用自動造型機における
抜型装置は、上記目的を達成するために、模型を取りつ
けたパターンスツールを型抜きシリンダーのテーブルに
搭載し、造型後に型抜きシリンダーを下降することによ
り下降する鋳枠を型抜きローラーで受け止め、模型と鋳
型を分離抜型する生型用自動造型機における抜型装置で
あって、パターンスツールに、少なくとも上枠としての
鋳枠の所定個所に当接し支持する複数の支持体を備えた
位置ロック機能付きレベル調整機構を設けて、該位置ロ
ック機能付きレベル調整機構をその個々の支持体を個別
にレベル調整及びロック可能に構成し、更に、前記パタ
ーンスツールに、前記位置ロック機能付きレベル調整機
構の全体を一度に平行変位させるカムリフト機構を設
け、以て、型抜きシリンダーによる鋳枠の抜型に先行し
て、前記カムリフト機構を駆動してパターンスツールか
ら鋳枠を平行に変位させるように構成した、という手段
を講じた。
【0013】また、本発明にかかる生型用自動造型機に
おける抜型装置は、上記目的を達成するために、模型を
取りつけたパターンスツールを型抜きシリンダーのテー
ブルに搭載し、造型後にパターンスツールを停止したま
ま型抜きローラーを別のシリンダーで上昇させて鋳枠を
上方に移動し、模型と鋳型を分離抜型する生型用自動造
型機における抜型装置であって、パターンスツールに、
鋳枠の所定個所に当接し支持する複数の支持体を備えた
位置ロック機能付きレベル調整機構を設けて、該位置ロ
ック機能付きレベル調整機構をその個々の支持体を個別
にレベル調整及びロック可能に構成し、更に、前記パタ
ーンスツールに、前記位置ロック機能付きレベル調整機
構の全体を一度に平行変位させるカムリフト機構を設
け、以て、型抜きシリンダーによる鋳枠の抜型に先行し
て、前記カムリフト機構を駆動してパターンスツールか
ら鋳枠を平行に変位させるように構成した、という手段
を講じた。
【0014】更に、本発明において、前記位置ロック機
能付きレベル調整機構が、各支持体を支持する個別の液
圧シリンダーと、該液圧シリンダーへ圧液を供給する圧
液供給手段と、該圧液供給手段に設けた圧液のロック手
段とから構成されているのが好ましい。
【0015】また、前記カムリフト機構が、圧液シリン
ダーにより水平駆動されるカムロッドと、該カムロッド
に設けられたカム体とを備えているのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の態様】本発明によれば、例えば、片枠
(上枠又は下枠)の鋳枠のみで造型する場合、模型板に
載置された鋳枠が、熱変形、衝突による変形等で、模型
板との間の当接が平行性を保てない状態が生じていて
も、或いは、上下枠の鋳枠で造型する場合、これと同じ
理由或いは上下の模型の形状に起因する鋳枠の傾斜等の
原因で、鋳枠と模型板との間の当接に平行性が得られな
くなる場合があっても、従来の如く鋳枠に対して単純に
模型板を相対変位(下降)させるという方式でなく、次
の方式を採ることになる。
【0017】即ち、先ず、圧液供給手段を作動させ、パ
ターンスツールの位置ロック機能付きレベル調整機構を
駆動して、その個々の支持体を、鋳枠の下側縁に当接す
るまで上方に押し上げる。この際、鋳枠が変形してい
て、下方のパターンスツールとの間の間の距離がその周
辺においてまちまちであると、個々の支持体(ここで
は、鋳枠の四隅近傍位置に配置)は、その伸長が異なる
状態で上昇して鋳枠に当接することになる。換言する
と、鋳枠の変形誤差をこの支持体の異なる伸長でもって
吸収することになる。そして、この状態で、上記位置ロ
ック機能付きレベル調整機構の作用により各支持体のレ
ベルが固定される。
【0018】次いで、カムリフト機構が作動すると、上
記位置ロック機能付きレベル調整機構の全体がリフトさ
れることになり、前記支持体を介して鋳枠がカム作用の
分(15ミリ程度)だけ初期抜型としてリフトされるこ
とになるが、前述の如く、位置ロック機能付きレベル調
整機構によって、パターンスツールと鋳枠との平行性が
確保されているので、極めてスムースに初期抜型が行い
得るのである。そして、各鋳枠はその変形がまちまちで
るが、その鋳枠に応じて個々に前記支持体のレベルを容
易に調整し得るものである。
【0019】本発明において、上記鋳枠の平行変位をカ
ム作用を利用して行って鋳枠をパターンスツールから離
間して初期抜型を行う場合は、カム作用としてのカム面
による時間的(傾斜面を移動する時間)な進行がスムー
スな抜型を可能にし易いという利点のほか、機械的にも
確実性が得られる。
【0020】また、前記位置ロック機能付きレベル調整
機構を、液圧シリンダーと圧液供給手段及び該圧液供給
手段に設けた圧液のロック手段とから構成する場合に
は、上記支持体の位置固定が剛体(エアーシリンダー等
の気体使用では圧力により支持体の位置が変化してしま
う)となって正確に固定できると共に操作を自動化して
迅速、且つ容易に鋳枠とパターンスツールとの平行性を
確保出来る。
【0021】同様に、前記カムリフト機構が、液圧シリ
ンダーにより水平駆動されるカムロッドと、該カムロッ
ドに設けられたカム体とを備えている場合には、その他
に考えられるサーボモーターとネジ、ギヤ方式に比べ
て、安価で且つ作動に機械的な信頼性が得られることに
なるのは勿論のこと、上述したのと同様に、前記カムロ
ッドと、該カムロッドに設けられたカム体の作動位置の
固定が剛体となって正確に固定できる。
【0022】そして、上述した上下枠の鋳枠で造型する
造型機の場合は、図19に示す如く、上下の模型の形状
に起因する鋳枠の傾斜等の原因で、鋳枠と模型板との間
の当接に平行性が得られなくなる場合があっても、上記
位置ロック機能付きレベル調整機構の存在によって、図
20に示す如く、その傾斜を吸収し、以て、平行性良く
上下枠を模型から抜くことが出来る。
【0023】
【実施例】以下、本発明にかかる生型用自動造型機にお
ける抜型方法と該方法に用いる抜型装置のの好適実施例
について、図面に基づいて詳述する。この実施例では、
片枠(上枠又は下枠)のみの造型を行う生型用自動振動
造型機を基にして以下説明をする。図1は、本発明にか
かる生型用自動振動造型機の加圧振動造型時の状態を示
す全体の正面図であり、図2は、圧板5を備えて加圧振
動を行うバイブラヘッド3が上昇して、本発明における
カムリフト機構が作動して初期抜型が行われている状態
を示す正面図であり、図3は、テーブル昇降手段9が下
降して、抜型が完了した状態を示す正面図である。
【0024】この自動振動造型機は、基本的には、適宜
の公知の手段(ローラーコンベア等)によって鋳枠6を
水平方向に鋳砂充填位置へ搬入し、鋳型成型後に他方か
ら搬出するように構成されており、該鋳枠6に対して下
方から模型8を昇降させるテーブル昇降手段9を設け、
且つ、該鋳枠6の上方に生型鋳砂7を加圧する圧板5を
設け、該圧板5を加圧位置と前記鋳枠6への鋳砂充填路
を開放する鋳砂充填位置とに水平にスライドさせる移動
手段を備え、上方から鋳砂を鋳枠6に充填できるように
構成されている。2は、本体フレーム1に垂下された上
部加圧空気ばねであり、前記バイブラヘッド3をサスペ
ンドしている。
【0025】下部フレームから起立させた本体フレーム
1の上方に上部フレームが設けられ、下方には空気圧に
より発生させる油圧の昇降シリンダー10が設けられ、
昇降テーブル9を支えている。図1乃至図3中、11型
抜きローラーであり、12は、昇降シリンダー10のオ
イル、13は、オイル遮断弁、15はパターンスツール
であり、16は、イコライジングシリンダーからなる位
置ロック機能付きレベル調整機構25であり、17は、
カムリフト機構20の一部をなす精密ドローシリンダー
である。
【0026】前記位置ロック機能付きレベル調整機構2
5及びカムリフト機構20は、図4及び図5に示す。そ
の構成及び作動を説明として、先ず、図4に基づき、レ
ベル調整について述べると、空の鋳枠6がセットされた
後、テーブル9が下り、途中バルブSV5がONとな
り、エアーオイルタンク21に圧力が掛けられる。次い
で、バルブSV1〜SV4は、始めON開きで、液圧シ
リンダーとしてのオイルシリンダーC1〜C4のロッド
が出て、先端の支持体22が鋳枠6の四隅の側縁(フラ
ンジ)に当接する。この当接は、鋳枠6を押し上げる力
を持つものではない。 そして、テーブル9の下限で、
バルブSV1〜SV4をOFF(閉)として、前記オイ
ルシリンダーC1〜C4は、鋳枠6の下面と模型8取り
付け面の歪みに応じた関係位置迄伸びた状態でロックさ
れる。バルブSV5のOFF(閉)で、オイルタンク2
1の圧力(エアー圧)を抜く。
【0027】次ぎに、図5に基づき、抜型について述べ
る、造型後にテーブル9が下がり始めると同時に、バル
ブSV6をONとしてシリンダーC5のロッドを出し、
カムバー23を、図中、左方に移動させる。そして、カ
ムバー23に設けたカム体24により、上記オイルシリ
ンダーC1〜C4と一体のカムローラー26を同時に押
し上げるものである。その結果、鋳砂入れ造型時の位置
から鋳枠6と模型8を精密に、平行に分離、離型するこ
とができる。その後、鋳枠6はテーブル9の下降途中に
型抜きローラー11上に残り、テーブル9は、パターン
スツール15の模型8と共に下降を続ける。そして、テ
ーブル9の下限で、バルブSV6はOFFとあんり、カ
ムバー23は元の位置に戻り、同意にバルブSV1〜S
V4はONとなり、オイルはシリンダーC5に戻る。
【0028】上述したカムリフト機構20及び位置ロッ
ク機能付きレベル調整機構25の作動を、造型機の作動
に対応させて説明すると、図6及び図7(カムリフト機
構20の要部を示す横断面図)に示すのは、位置ロック
機能付きレベル調整機構25が動作して、パターンスツ
ール15(模型8)と鋳枠6との平行性が調整されてい
る状態であり、図8及び図9に示すのは、本発明の特徴
とする初期抜型作用を行っている状態を示し、図10及
び図11は、完全な抜型を行っている状態を示す。これ
らの図6〜図11から分かるように、カムバー23は枠
状で、且つ、四つのオイルシリンダーC1〜C4と一体
の各カムローラー26を同時に一体的にリフトする構成
であることが理解されよう。
【0029】
【発明の効果】本発明の方法及び装置によれば、冒頭に
述べた模型と鋳型を分離抜型する生型用自動造型におい
て、鋳枠の変形によるパターンスツール(模型)との当
接不良或いは模型の形状(特に上下枠同時造型)に起因
するセッティング時の傾斜等が原因で、パターンスツー
ルと鋳枠の平行性が損なわれていても、これを個々の鋳
枠に応じ、且つ、鋳枠の所定個所に応じてレベル調整
し、且つ、本来のテーブル下降(又は型抜きローラーの
リフト)に先行して、カムリフト作用で精密な初期抜型
を行い、以て、鋳型の損壊を未然に回避できる顕著な効
果を奏するに至ったものである。
【0030】本発明のその他の具体的な作用効果は、上
述の発明の実施の態様の項及び実施例の項において詳述
した通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる生型用自動振動造型機の一作用
状態を示す概略正面図である。
【図2】本発明にかかる生型用自動振動造型機の一作用
状態を示す概略正面図である。
【図3】本発明にかかる生型用自動振動造型機の一作用
状態を示す概略正面図である。
【図4】本発明にかかる位置ロック機能付きレベル調整
機構及びカムリフト機構の全体し、レベル調整を行って
いる状態を示す概略図である。
【図5】本発明にかかる位置ロック機能付きレベル調整
機構及びカムリフト機構の全体し、カムリフト作用を行
っている状態を示す概略図である。
【図6】本発明にかかるレベル調整機能を表す造型機の
概略一部断面正面図である。
【図7】本発明にかかるレベル調整機能を表すカムリフ
ト機構の要部概略横断面図である。
【図8】本発明にかかる造型機の初期抜型作用を行って
いる概略一部断面正面図である。
【図9】本発明にかかる造型機の抜型作用を行っている
時のカムリフト機構の要部概略横断面図である。
【図10】本発明にかかる造型機の完全抜型作用を行っ
ている概略一部断面正面図である。
【図11】本発明にかかる造型機の完全抜型作用を行っ
ている時のカムリフト機構の要部概略横断面図である。
【図12】従来技術にかかる生型用自動造型機の一作用
状態を示す概略正面図である。
【図13】従来技術にかかる生型用自動造型機の一作用
状態を示す概略正面図である。
【図14】従来技術にかかる生型用自動造型機の一作用
状態を示す概略正面図である。
【図15】従来技術にかかる生型用自動造型機の一作用
状態を示す概略正面図である。
【図16】従来技術にかかる生型用自動造型機の一作用
状態を示す概略正面図である。
【図17】従来技術にかかる生型用自動造型機の一作用
状態を示す概略正面図である。
【図18】従来技術にかかる生型用自動造型機の一作用
状態を示す概略正面図である。
【図19】本発明にかかるレベル調整作用を表す造型機
の要部の概略一部断面正面図である。
【図20】本発明にかかるレベル調整作用を表す造型機
の要部の概略一部断面正面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 上部加圧空気ばね 3 バイブラヘッド 5 圧板 6 鋳枠 7 鋳砂 8 模型 9 テーブル 10 昇降シリンダー 11 型抜きローラー 12 オイル 13 オイル遮断弁 14 防振空気ばね 15 パターンスツール 16 液圧シンダー(レベル調整用) 17 液圧シリンダー(リフト用) 20 カムリフト機構 25 位置ロック機能付きレベル調整機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】模型を取りつけたパターンスツールを型抜
    きシリンダーのテーブルに搭載し、造型後に型抜きシリ
    ンダーを下降することにより下降する鋳枠を型抜きロー
    ラーで受け止め、模型と鋳型を分離抜型する生型用自動
    造型又は機模型を取りつけたパターンスツールを型抜き
    シリンダーのテーブルに搭載し、造型後にパターンスツ
    ールを停止したまま型抜きローラーを別のシリンダーで
    上昇させて鋳枠を上方に移動し、模型と鋳型を分離抜型
    する生型用自動造型機における抜型方法において、 型抜きシリンダーによる鋳枠の抜型に先行して、パター
    ンスツールと鋳枠との間の所定個所において個々にレベ
    ル調整を行い、 しかる後、パターンスツールに対して鋳枠を離間する方
    向に平行に変位させて初期抜型を行う、生型用自動造型
    機における抜型方法。
  2. 【請求項2】上記鋳枠の平行変位をカム作用を利用して
    行って鋳枠をパターンスツールから離間して初期抜型を
    行う、請求項1の生型用自動造型機における抜型方法。
  3. 【請求項3】模型を取りつけたパターンスツールを型抜
    きシリンダーのテーブルに搭載し、造型後に型抜きシリ
    ンダーを下降することにより下降する鋳枠を型抜きロー
    ラーで受け止め、模型と鋳型を分離抜型する生型用自動
    造型機における抜型装置であって、 パターンスツールに、鋳枠の所定個所に当接し支持する
    複数の支持体を備えた位置ロック機能付きレベル調整機
    構を設けて、該位置ロック機能付きレベル調整機構をそ
    の個々の支持体を個別にレベル調整及びロック可能に構
    成し、 更に、前記パターンスツールに、前記位置ロック機能付
    きレベル調整機構の全体を一度に平行変位させるカムリ
    フト機構を設け、以て、 型抜きシリンダーによる鋳枠の抜型に先行して、前記カ
    ムリフト機構を駆動してパターンスツールから鋳枠を平
    行に変位させるように構成した、生型用自動造型機にお
    ける抜型装置。
  4. 【請求項4】模型を取りつけたパターンスツールを型抜
    きシリンダーのテーブルに搭載し、造型後にパターンス
    ツールを停止したまま型抜きローラーを別のシリンダー
    で上昇させて鋳枠を上方に移動し、模型と鋳型を分離抜
    型する生型用自動造型機における抜型装置であって、 パターンスツールに、鋳枠の所定個所に当接し支持する
    複数の支持体を備えた位置ロック機能付きレベル調整機
    構を設けて、該位置ロック機能付きレベル調整機構をそ
    の個々の支持体を個別にレベル調整及びロック可能に構
    成し、 更に、前記パターンスツールに、前記位置ロック機能付
    きレベル調整機構の全体を一度に平行変位させるカムリ
    フト機構を設け、以て、 型抜きシリンダーによる鋳枠の抜型に先行して、前記カ
    ムリフト機構を駆動してパターンスツールから鋳枠を平
    行に変位させるように構成した、生型用自動造型機にお
    ける抜型装置。
  5. 【請求項5】前記位置ロック機能付きレベル調整機構
    が、各支持体を支持する個別の液圧シリンダーと、該液
    圧シリンダーへ圧液を供給する圧液供給手段と、該圧液
    供給手段に設けた圧液のロック手段とから構成されてい
    る、請求項3又は請求項4の生型用自動造型機における
    抜型装置。
  6. 【請求項6】前記カムリフト機構が、液圧シリンダーに
    より水平駆動されるカムロッドと、該カムロッドに設け
    られたカム体とを備えている、請求項3乃至請求項5の
    生型用自動造型機における抜型装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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