JP2002205104A - 板圧延機 - Google Patents

板圧延機

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JP2002205104A JP2001002960A JP2001002960A JP2002205104A JP 2002205104 A JP2002205104 A JP 2002205104A JP 2001002960 A JP2001002960 A JP 2001002960A JP 2001002960 A JP2001002960 A JP 2001002960A JP 2002205104 A JP2002205104 A JP 2002205104A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明では特に設備コストを低減し、および
または、高い圧下率を取ることが可能で板幅方向のうね
りが発生しない良好な平坦形状を得ることができる板圧
延機を提供する。 【解決手段】 上部のロールアセンブリーと下部のロー
ルアセンブリーの双方が、軸方向に3分割以上に分割し
た分割バックアップロールによってワークロールを支持
する機構であり、少なくとも該上部の分割バックアップ
ロールが独立した荷重検出装置と圧下装置とを有し、該
ワークロール胴長が3.0mを超える板圧延機におい
て、該上部のロールアセンブリーと該下部のロールアセ
ンブリーをほぼ上下対称に配置することで、幅方向のう
ねりのない製品を定荷重で製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状製品あるいは
帯状製品を製造する際に用いる板圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】上部のロールアセンブリーと下部のロー
ルアセンブリーの双方が、軸方向に3分割以上に分割し
た分割バックアップロールによってワークロールを支持
する機構で、少なくとも該上部の分割バックアップロー
ルが独立した荷重検出装置と圧下装置とを有する板圧延
機としては、例えば、本件の出願人に係る、特開平05
−69010号公報に記載された大径の8段の圧延機や
特開平06−262210号公報に記載された大径の6
段の圧延機がある。本明細書中ではこれらの圧延機を以
下、知能圧延機と記す。なお、ここで言う大径とはワー
クロール径が大きいことのみならず、ワークロール径が
分割バックアップロール径と比較して大差のないことを
も示す。
【0003】圧延材の出側の板厚を検知し、これに基づ
きワークロールのたわみを調整する板クラウン・形状の
制御機構の従来の圧延機において、圧延材に板クラウン
・形状の異常が発生した場合、板クラウン・形状の異常
な部分が板厚検知器または板形状検出器に達した後で、
ワークロールのたわみ形状の調整が開始されるという、
制御上の無駄時間の問題点を回避することは不可能であ
った。しかしながら、知能圧延機によって、上述した従
来圧延機の板クラウン・形状の無駄時間の問題を解決す
ることが可能となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、この知能圧延機
を厚板の軽圧下矯正圧延機として適用しようと言う要望
が高い。ワークロール胴長が3mを超えるような大型の
知能圧延機を新たに新設する場合、以下に示す問題が新
たに生じることとなった。また、既存ミルのハウジング
等を流用して知能圧延機とする場合、ワークロールと分
割バックアップロール間のヘルツ応力に起因する限界に
よって高荷重圧延(高圧下圧延)をすることが困難であ
り、このため可能な限り小径ワークロールを使用するこ
とを単純に採用すると、以下に示す問題が新たに生じ
る。
【0005】1)板厚が約5mmから約70mmまで、0.
2%耐力で約200MPa 〜約800MPa の材料を軽圧下
するのに要する圧延荷重は非常に大きく、その大きな荷
重が作用する知能圧延機のハウジングの強度は、ワーク
ロール径のほぼ二乗に比例して要求され、ワークロール
径が大きくなるとハウジングや機械部材や駆動モータや
分割バックアップロールの圧下系などの設備コストが飛
躍的に増大する。 2)小径ワークロールを用いることにより同一圧延条件
では圧延荷重は減少し、同一荷重条件では圧下率が増大
するものの、板平坦度(形状)が全体的にはフラットで
はあるけれど板幅方向に分割バックアップロールの胴長
にほぼ対応した板幅方向のうねりが生じる。
【0006】上記2)の板幅方向のうねりについて図を
用いて説明する。図1は知能圧延機で発生する板幅方向
のうねりを示す模式図であり、この図では上側から見た
状態を示しており、知能圧延機の分割バックアップロー
ルが11分割の例を示している。上ワークロール1は6
分割の入側バックアップロール3a〜3fおよび5分割
の出側バックアップロール2a〜2eによって支持され
ている。図示はしていないが、上記各分割バックアップ
ロールには独立した荷重検出装置と圧下装置とを有して
いる。4は圧延材であり、5は急峻度分布を示してい
る。図に示した急峻度分布より明らかなように、この圧
延材の板形状は全体的に見ると平坦であるが、各分割バ
ックアップロールのロール幅にほぼ応じて板急峻度は変
化している。この状態を板幅方向のうねりと称する。こ
の板幅方向のうねりは圧延荷重が高い場合やワークロー
ル径が小さい場合に顕著となり製品品質の低下をもたら
すので、この板幅方向のうねりが品質として許容できる
限界まで圧延荷重(圧下率)を下げるかまたはワークロ
ール径を大きくする必要があった。従って、いずれの方
法においても知能圧延機での圧下率を大きくすることの
障害を引き起こしていた。
【0007】本発明では、このような点に鑑みなされた
もので、設備コストを低減し、高い圧下率を取ることが
可能で板幅方向のうねりが発生しない良好な平坦形状を
得ることができる板圧延機の提供を目的としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来技術
の問題点を解決するため、本発明では特に設備コストを
低減し、高い圧下率を取ることが可能で板幅方向のうね
りが発生しない良好な平坦形状を得ることができる板圧
延機を開示する。
【0009】本発明の請求項1は、上部のロールアセン
ブリーと下部のロールアセンブリーの双方が、軸方向に
3分割以上に分割した分割バックアップロールによって
ワークロールを支持する機構であり、少なくとも該上部
の分割バックアップロールが独立した荷重検出装置と圧
下装置とを有し、該ワークロール胴長が3mを超える板
圧延機において、該上部のロールアセンブリーと該下部
のロールアセンブリーを圧延機前後方向の該上下ワーク
ロール接点を通る水平線に対し上下対称に配置したこと
を特徴とする板圧延機であり、本発明の請求項2は、上
部のロールアセンブリーと下部のロールアセンブリーの
双方が、軸方向に3分割以上に分割した分割バックアッ
プロールによってワークロールを支持する機構であり、
少なくとも該上部の分割バックアップロールが独立した
荷重検出装置と圧下装置とを有した板圧延機において、
該板圧延機の上ワークロール径をDWRU および下ワーク
ロール径をDWRL 、上部ロールアセンブリーのロール軸
方向に配置された各分割バックアップロールの胴長をL
BURUiおよび下部ロールアセンブリーのロール軸方向に
配置された各分割バックアップロールの胴長を
BURLi 、該上ワークロールの中心と該上部ロールアセ
ンブリーの各分割バックアップロールの中心を結ぶ直線
が水平方向から反時計回りになす角度をθUiおよび該下
ワークロールの中心と該下部ロールアセンブリーの各分
割バックアップロールの中心を結ぶ直線が水平方向から
時計回りになす角度をθLiとした場合に、 0.995 ≦ DWRU /DWRL ≦ 1.005
かつ 0.950 ≦ LBURUi /LBURLi ≦ 1.050
かつ 0.900 ≦ tanθUi/ tanθLi ≦ 1.111
の関係を満足するように配置したことを特徴とする板
圧延機であり、本発明の請求項3は、請求項2記載の板
圧延機において、平均ワークロール径をバーDWR、平均
ワークロール胴長をバーLW 、ワークロールを支持する
各分割バックアップロールが配置されている角度の平均
値をバーθとした場合に分割バックアップロールの分割
数Nを
【数2】 とすることを特徴とする板圧延機である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。図2には、本発明における第1および第2の発明の
好ましい実施形態を示す。図2において上部のロールア
センブリーと下部のロールアセンブリーの双方が、軸方
向に25分割した分割バックアップロールによってワー
クロールを支持する機構であり、該上部と該下部の分割
バックアップロールが独立した荷重検出装置と圧下装置
とを有し、該上部のロールアセンブリーと該下部のロー
ルアセンブリーを圧延機前後方向の該上下ワークロール
接点を通る水平線に対し上下対称に配置された6段の知
能圧延機の例を示している。
【0011】上部出側分割バックアップロール6は13
個の分割バックアップロール6a〜6mで構成され、各
分割バックアップロールの幅は図示していないが上述の
添え字に対応してLBURU6a〜LBURU6mの長さを有してい
る。この例では各分割バックアップロールの胴長は等し
い場合を図示している。また、圧延機出側の分割バック
アップロールは直径DWRU の上ワークロール8の中心と
各分割バックアップロール6a〜6mの中心を結ぶ直線
が水平方向から反時計回りになす角度をθUaiとする
と、図示していないが上述の添え字に対応してθUaa
θUam (i=a〜m)の角度で配置されている。この例
では各分割バックアップロールの角度は等しい場合を図
示している。
【0012】上部入側分割バックアップロール7は12
個の分割バックアップロール7a〜7lで構成され、各
分割バックアップロールの幅は図示していないが上述の
添え字に対応してLBURU7a〜LBURU7lの長さを有してい
る。この例では各分割バックアップロールの胴長は等し
い場合を図示している。また、圧延機入側の分割バック
アップロールは上ワークロール8の中心と各分割バック
アップロール7a〜7lの中心を結ぶ直線が水平方向か
ら反時計回りになす角度をθUbi とすると、図示してい
ないが上述の添え字に対応してθUba 〜θUbl (i=a
〜l)の角度で配置されている。この例では各分割バッ
クアップロールの角度は等しい場合を図示している。
【0013】下部出側分割バックアップロール6′は1
3個の分割バックアップロール6′a〜6′mで構成さ
れ、各分割バックアップロールの幅は図示していないが
上述の添え字に対応してLBURL6'a 〜LBURL6'm の長さ
を有している。この例では各分割バックアップロールの
胴長は等しい場合を図示している。また、圧延機出側の
分割バックアップロールは直径DWRL の下ワークロール
8′の中心と各分割バックアップロール6′a〜6′m
の中心を結ぶ直線が水平方向から反時計回りになす角度
をθLai とすると、図示していないが上述の添え字に対
応してθLaa 〜θLam (i=a〜m)の角度で配置され
ている。この例では各分割バックアップロールの角度は
等しい場合を図示している。
【0014】下部入側分割バックアップロール7′は1
2個の分割バックアップロール7′a〜7′lで構成さ
れ、各分割バックアップロールの幅は図示していないが
上述の添え字に対応してLBURL7'a 〜LBURL7'l の長さ
を有している。この例では各分割バックアップロールの
胴長は等しい場合を図示している。また、圧延機入側の
分割バックアップロールは下ワークロール8′の中心と
各分割バックアップロール7′a〜7′lの中心を結ぶ
直線が水平方向から時計回りになす角度をθLb i とする
と、図示していないが上述の添え字に対応してθLba
θLbl (i=a〜l)の角度で配置されている。この例
では各分割バックアップロールの角度は等しい場合を図
示している。なお、図2の例では、上下のワークロール
径は等しく、ワークロールが小径の場合の例を示してい
る。
【0015】図3は従来技術としての説明図であり、図
3において上部のロールアセンブリーと下部のロールア
センブリーの双方が、軸方向に25分割した分割バック
アップロールによってワークロールを支持する機構であ
り、該上部と該下部の分割バックアップロールが独立し
た荷重検出装置と圧下装置とを有し、該上部のロールア
センブリーと該下部のロールアセンブリーを圧延機前後
方向の該上下ワークロール接点に対し上下点対称に配置
された6段の知能圧延機の例を示している。
【0016】上部出側分割バックアップロール6は12
個の分割バックアップロール6a〜6lで構成され、各
分割バックアップロールの幅は図示していないが上述の
添え字に対応してLBURU6a〜LBURU6lの長さを有してい
る。この例では各分割バックアップロールの胴長は等し
い場合を図示している。また、圧延機出側の分割バック
アップロールは直径DWRU の上ワークロール8の中心と
各分割バックアップロール6a〜6lの中心を結ぶ直線
が水平方向から反時計回りになす角度をθUaiとする
と、図示していないが上述の添え字に対応してθUaa
θUal (i=a〜l)の角度で配置されている。この例
では各分割バックアップロールの角度は等しい場合を図
示している。
【0017】上部入側分割バックアップロール7は13
個の分割バックアップロール7a〜7mで構成され、各
分割バックアップロールの幅は図示していないが上述の
添え字に対応してLBURU7a〜LBURU7mの長さを有してい
る。この例では各分割バックアップロールの胴長は等し
い場合を図示している。また、圧延機入側の分割バック
アップロールは上ワークロール8の中心と各分割バック
アップロール7a〜7mの中心を結ぶ直線が水平方向か
ら反時計回りになす角度をθUbi とすると、図示してい
ないが上述の添え字に対応してθUba 〜θUbm (i=a
〜m)の角度で配置されている。この例では各分割バッ
クアップロールの角度は等しい場合を図示している。
【0018】下部出側分割バックアップロール6′は1
3個の分割バックアップロール6′a〜6′mで構成さ
れ、各分割バックアップロールの幅は図示していないが
上述の添え字に対応してLBURL6'a 〜LBURL6'm の長さ
を有している。この例では各分割バックアップロールの
胴長は等しい場合を図示している。また、圧延機出側の
分割バックアップロールは直径DWRL の下ワークロール
8′の中心と各分割バックアップロール6′a〜6′m
の中心を結ぶ直線が水平方向から反時計回りになす角度
をθLai とすると、図示していないが上述の添え字に対
応してθLaa 〜θLam (i=a〜m)の角度で配置され
ている。この例では各分割バックアップロールの角度は
等しい場合を図示している。
【0019】下部入側分割バックアップロール7′は1
2個の分割バックアップロール7′a〜7′lで構成さ
れ、各分割バックアップロールの幅は図示していないが
上述の添え字に対応してLBURL7'a 〜LBURL7'l の長さ
を有している。この例では各分割バックアップロールの
胴長は等しい場合を図示している。また、圧延機入側の
分割バックアップロールは下ワークロール8′の中心と
各分割バックアップロール7′a〜7′lの中心を結ぶ
直線が水平方向から時計回りになす角度をθLb i とする
と、図示していないが上述の添え字に対応してθLba
θLbl (i=a〜l)の角度で配置されている。この例
では各分割バックアップロールの角度は等しい場合を図
示している。なお、この例では、上下のワークロール径
は等しく、ワークロールが小径の場合の例を示してい
る。
【0020】図4は本発明の内容を具体的に説明するた
めに図2および図3に示した同一の圧延機において圧延
機上部のロール間に作用する力を模式的に表した図であ
る。図4(a)に示すように、圧延機で圧延材を圧延す
る際、上ワークロール8には圧延材から垂直方向に圧延
荷重Fが作用する。一方、上ワークロール8には出側分
割バックアップロール6から上述した角度θUai の方向
でPuai の力と入側分割バックアップロール7から上述
した角度θ Ubi の方向でPubi の力が作用する。ワーク
ロールに作用する出側分割バックアップロールの合力を
ua、ワークロールに作用する入側分割バックアップロ
ールの合力をPubとすると次式が成立する。
【数3】
【0021】上式から明らかなように、Pua≠Pubでは
あるが、分割数が多くなる程その差は小さくなることが
分かる。この例では約1/12程度の差はある。ここで
は説明を容易にするために圧延材の板幅が全分割バック
アップロール幅(25個分)あり、形状制御の結果、板
〜ワークロール間の荷重分布が均一、すなわち全ての分
割バックアップロールの荷重分布が均一であると仮定す
ると、図4(b)に示すように、ワークロール8には同
一荷重Puai およびPubi が作用する。従って、水平方
向には各荷重に cosθUiを乗じた力がワークロールに一
定ピッチで交互に作用する。この結果、ワークロール8
は各荷重によって弾性変形し、ワークロールの軸芯は図
4(c)に示すように、水平方向にほぼ分割バックアッ
プロール胴長の間隔で変位が交互に逆転するような変形
が生じる。同様の変形は下ワークロールについても生じ
ている。
【0022】従って、本発明の図2のように上部のロー
ルアセンブリーと下部のロールアセンブリーの双方が、
軸方向に25分割した分割バックアップロールによって
ワークロールを支持する機構であり、該上部と該下部の
分割バックアップロールが独立した荷重検出装置と圧下
装置とを有し、該上部のロールアセンブリーと該下部の
ロールアセンブリーを圧延機前後方向の該上下ワークロ
ール接点を通る水平線に対し上下対称に配置すると、上
下のワークロール軸芯変形は同一になる。ロールギャッ
プは負荷のかかっていない状態の上下ワークロールの接
点位置から上記圧延時の弾性変形した上下ワークロール
軸芯位置までの距離(軸芯変位距離)に比例して増大す
る。言い換えると板幅方向の上下ワークロールの上記軸
芯変位距離の差がワークロールギャップ分布となってい
る。以上のことから上下ワークロールの軸芯変形が同じ
であれば、ワークロールギャップを滑らかな分布とな
り、図1に示した板幅方向のうねりは非常に発生しにく
くなる。
【0023】これに対し、本発明の図3のように上部の
ロールアセンブリーと下部のロールアセンブリーの双方
が、軸方向に25分割した分割バックアップロールによ
ってワークロールを支持する機構であり、該上部と該下
部の分割バックアップロールが独立した荷重検出装置と
圧下装置とを有し、該上部のロールアセンブリーと該下
部のロールアセンブリーを圧延機前後方向の該上下ワー
クロール接点に対し上下点対称に配置すると、上記軸芯
変位距離は上下で差が生じるようになる。これによって
ワークロール間の板幅方向のロールキャップの不均一性
が助長され、図1に示した板幅方向のうねりは非常に発
生しやすくなる。本発明の第1の発明はこの知見に基づ
いてなされたものである。なお、他の手段としてはワー
クロールの軸芯変形そのものが減少するようにワークロ
ール径を増大すればよいが前述したように、設備コスト
の増大や、圧下能力の減少を招く。
【0024】本発明の第2の発明は、図2に示した圧延
機を用いて、ワークロール径や分割バックアップロール
幅や角度を変えた実験を通し、これらの非対称性や不均
一性が板幅方向のうねりに対しどの程度まで許容できる
かを実験調査した結果をもとに示したもので、上部のロ
ールアセンブリーと下部のロールアセンブリーの双方
が、軸方向に3分割以上に分割した分割バックアップロ
ールによってワークロールを支持する機構であり、少な
くとも該上部の分割バックアップロールが独立した荷重
検出装置と圧下装置とを有した板圧延機において、該板
圧延機の上ワークロール径をDWRU および下ワークロー
ル径をDWRL 、上部ロールアセンブリーのロール軸方向
に配置された各分割バックアップロールの胴長をL
BURUi および下部ロールアセンブリーのロール軸方向に
配置された各分割バックアップロールの胴長を
BURLi 、該上ワークロールの中心と該上部ロールアセ
ンブリーの各分割バックアップロールの中心を結ぶ直線
が水平方向から反時計回りになす角度をθ Uiおよび該下
ワークロールの中心と該下部ロールアセンブリーの各分
割バックアップロールの中心を結ぶ直線が水平方向から
時計回りになす角度をθLiとした場合に、 0.995 ≦ DWRU /DWRL ≦ 1.005
かつ 0.950 ≦ LBURUi /LBURLi ≦ 1.050
かつ 0.900 ≦ tanθUi/ tanθLi ≦ 1.111
に示される関係を満足するように配置することによっ
て、板幅方向のうねりは発生しなくなることを確認し
た。これらの値の上限値と下限値は実験から求めたもの
で、これらの限界値を超えると上述した軸芯変位距離の
上下差により板幅方向のうねりが発生する。
【0025】さらに、分割BUR数が少ないと、垂直方
向の軸芯変位の差が大きくなり、たとえ上述した該上部
のロールアセンブリーと該下部のロールアセンブリーを
圧延機前後方向の該上下ワークロール接点を通る水平線
に対し上下対称に配置したとしても板幅方向のうねりが
発生する。そこで、上記と同じタイプの板圧延機におい
て、ワークロール径やワークロール胴長や分割数や角度
を変えた実験を行い、板幅方向のうねりに及ぼす影響を
調査した。その結果、平均ワークロール径をバーDWR
平均ワークロール胴長をバーLW 、ワークロールを支持
する各分割バックアップロールが配置されている角度の
平均値をバーθとした場合に分割バックアップロールの
分割数Nを
【数4】 とすることによって、板幅方向のうねりが発生しないこ
とを突き止めたものである。これらの値の上限値は実験
から求めたもので、これらの限界値を超えると板幅方向
のうねりが発生する。
【0026】
【実施例】本発明についての実施例を以下に示す。使用
した知能圧延機は図2に示した圧延機と同一である。上
部出側分割バックアップロール6は直径700mmの13
個の分割バックアップロール6a〜6mで構成され、各
分割バックアップロールの幅は220mmの長さを有して
いる。また、圧延機出側の分割バックアップロールは直
径300mmの上ワークロール8の中心と各分割バックア
ップロール6a〜6mの中心を結ぶ直線が水平方向から
反時計回りになす角度で54度の角度で配置されてい
る。上部入側分割バックアップロール7は直径700mm
の12個の分割バックアップロール7a〜7lで構成さ
れ、各分割バックアップロールの幅は220mmの長さを
有している。また、圧延機入側の分割バックアップロー
ルは直径300mmの上ワークロール8の中心と各分割バ
ックアップロール7a〜7lの中心を結ぶ直線が水平方
向から反時計回りになす角度で126度の角度で配置さ
れている。上ワークロールの胴長は5.8mである。
【0027】下部は上部と対称に配置されている。この
圧延機での圧延結果を本発明と称す。なお、比較のため
に図3に示したような上下点対称に配置した圧延機での
圧延結果を従来技術と称す。さらに、従来技術として従
来圧延機でワークロール径を700mmまで変化させた場
合の圧延結果も従来技術と称す。板厚5mm、板幅4.6
m、長さ30〜60mの一般鋼(S45C)を圧下率
0.5〜3%で板形状がほぼフラットとなるように圧延
し、板幅方向のうねりを調査した。その結果を表1に示
す。
【0028】
【表1】
【0029】従来ではワークロールが小径の300mmの
場合、伸び率0.5%、圧延荷重1200ton までのも
のしか板幅方向のうねりが発生しないものは作ることが
できなかったが、本発明の場合、ワークロールが小径の
300mmでも、伸び率3.0%、圧延荷重2500ton
でも板幅方向のうねりは発生しなかった。また、従来で
は、伸び率2.0%の板幅方向のうねりが発生しないも
のを作るにはワークロール径が600mm以上、圧延荷重
3000ton 以上を必要としていたが、本発明の場合、
同じ圧延荷重であれば、伸び率4.0%でもうねりは発
生しなかった。
【0030】
【発明の効果】以上の本発明の板圧延機を用いると、小
径ワークロールでも幅方向のうねりのない製品を定荷重
で製造できるため、高品質の製品を少ない設備コスト
で、およびまたは、高い圧下率を取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】知能圧延機で発生する板幅方向のうねりを示す
模式図。
【図2】本発明の圧延機の例を示すもので、(a)は上
下ロールアセンブリーの模式図、(b)は上部ロールア
センブリーの平面模式図、(c)は下部ロールアセンブ
リーの平面模式図。
【図3】先行技術の圧延機の例を示すもので、(a)は
上下ロールアセンブリーの模式図、(b)は上部ロール
アセンブリーの平面模式図、(c)は下部ロールアセン
ブリーの平面模式図。
【図4】本発明と先行技術の水平方向のワークロール変
位の相異の例の説明図。
【符号の説明】
1:上ワークロール 2a〜2e:上出側分割バックアップロール 3a〜3f:上入側分割バックアップロール 4:圧延材 5:圧延後の急峻度分布 6、6a〜6m:上部出側分割バックアップロール 7、7a〜7l:上部入側分割バックアップロール 8:上ワークロール 6′、6′a〜6′m:下部出側分割バックアップロー
ル 7′、7′a〜7′l:下部入側分割バックアップロー
ル 8′:下ワークロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部のロールアセンブリーと下部のロー
    ルアセンブリーの双方が、軸方向に3分割以上に分割し
    た分割バックアップロールによってワークロールを支持
    する機構であり、少なくとも該上部の分割バックアップ
    ロールが独立した荷重検出装置と圧下装置とを有し、該
    ワークロール胴長が3mを超える板圧延機において、該
    上部のロールアセンブリーと該下部のロールアセンブリ
    ーを圧延機前後方向の該上下ワークロール接点を通る水
    平線に対し上下対称に配置したことを特徴とする板圧延
    機。
  2. 【請求項2】 上部のロールアセンブリーと下部のロー
    ルアセンブリーの双方が、軸方向に3分割以上に分割し
    た分割バックアップロールによってワークロールを支持
    する機構であり、少なくとも該上部の分割バックアップ
    ロールが独立した荷重検出装置と圧下装置とを有した板
    圧延機において、該板圧延機の上ワークロール径をD
    WRU および下ワークロール径をDWRL 、上部ロールアセ
    ンブリーのロール軸方向に配置された各分割バックアッ
    プロールの胴長をLBURUi および下部ロールアセンブリ
    ーのロール軸方向に配置された各分割バックアップロー
    ルの胴長をLBURLi 、該上ワークロールの中心と該上部
    ロールアセンブリーの各分割バックアップロールの中心
    を結ぶ直線が水平方向から反時計回りになす角度をθUi
    および該下ワークロールの中心と該下部ロールアセンブ
    リーの各分割バックアップロールの中心を結ぶ直線が水
    平方向から時計回りになす角度をθLiとした場合に、 0.995 ≦ DWRU /DWRL ≦ 1.005
    かつ 0.950 ≦ LBURUi /LBURLi ≦ 1.050
    かつ 0.900 ≦ tanθUi/ tanθLi ≦ 1.111
    の上記で示される関係を満足するように配置したこと
    を特徴とする板圧延機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の板圧延機において、平均
    ワークロール径をバーDWR、平均ワークロール胴長をバ
    ーLW 、ワークロールを支持する各分割バックアップロ
    ールが配置されている角度の平均値をバーθとした場合
    に分割バックアップロールの分割数Nを 【数1】 とすることを特徴とする板圧延機。
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