JP2002204587A - 熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュエータ - Google Patents
熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュエータInfo
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Abstract
運動を実現でき、標準的な集積回路と適合する電圧およ
び電流で動作することが可能で、小面積の熱マイクロエ
レクトリカルメカニカルアクチュエータを提供するこ
と。 【解決手段】 アクチュエータを、基板に固定された第
1および第2のアンカーと、アンカーの間に固定された
複数の引き延ばされた熱バックルビーム部とを含む構成
とした。熱バックルビーム部は、ポリシリコンなどの半
導体材料で形成される。熱バックルビーム部は、熱バッ
クルビーム部の各々に固定された枠体基部を含む旋回枠
体と、1端で枠体基部に結合されアクチュエータが活動
化されると面外へ旋回する自由端を含む少なくとも1つ
の旋回アームとによって結合されている。電流源は、ア
ンカーを介し、熱バックルビーム部を介して電流を導
き、熱バックルビーム部の熱膨張を、したがって基板の
面外へのそれらの湾曲運動を伝える。
Description
ロメカニカルシステムアクチュエータに関し、より詳細
には、ジュール加熱によって活動化される熱式マイクロ
エレクトロメカニカルシステムアクチュエータに関す
る。
(microelectromechanical s
ystem/MEMS)アクチュエータは、従来の半導
体(たとえば、CMOS)製造プロセスによって半導体
基板上に形成される非常に小型の構成要素の制御を実現
する。MEMSシステムおよびMEMSアクチュエータ
は、マイクロマシンによるシステムオンチップ(mic
romachinedsystems−on−a−ch
ip)と称されることがある。
静電アクチュエータまたは櫛形ドライブである。一般に
このようなアクチュエータは2つの櫛形構造を有し、そ
れぞれが基板に平行な面内に整列した複数の櫛歯を有し
ている。2つの櫛形構造の歯は交互に入り込んでおり、
櫛形構造に印加された電位差が両者間に静電気のやりと
りを確立し、それによって互いに近づけたり離したりし
て櫛形構造を動かす。
は、必要な電流が少なく、その結果作動エネルギーが小
さくなること、および比較的周波数応答が高いという利
点を有する反面、高い駆動電圧(たとえば、数十または
数百ボルト)と大面積が要求されること、および出力さ
れる力が小さいという問題がある。
櫛形ドライブ(静電)アクチュエータは、一般に、配備
されるデバイスの面積の数倍を占有し、更に、その動作
に必要な高電圧(たとえば、数十または数百ボルト)
は、従来のロジック系および低電圧系電子回路とは適合
せず、それらと一体化できないという問題がある。
imorph)熱アクチュエータは、静電アクチュエー
タの代替である。これらのアクチュエータは、サイズの
異なる2本のポリシリコンアームの異なる熱膨張を利用
して、基板に対して平行に弧を描いてたわむ擬似バイモ
ルフを発生する。このような熱アクチュエータは、櫛形
ドライブアクチュエータよりもはるかに高い単位体積あ
たりの力(100〜400倍)を発生し、非常に低い電
圧で動作できる。このようなアクチュエータは、アクチ
ュエータの平面内での掃拭運動または円弧運動に制限さ
れる。
たものであって、その目的とするところは、従来の熱ア
クチュエータに匹敵する力で面外運動を実現でき、標準
的な集積回路(たとえばCMOS)と適合する電圧およ
び電流で動作することが可能で、面積が非常に小さく、
比較的大きい力を有する熱マイクロエレクトリカルメカ
ニカルアクチュエータを提供することにある。
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、熱マイ
クロエレクトリカルメカニカルアクチュエータであっ
て、第1および第2のアンカーが固定された平坦な基板
と、前記第1および第2のアンカーにそれぞれ結合され
た第1および第2の端縁をそれぞれが有する、1つまた
は複数の引き延ばされた熱バックルビーム部と、活動化
されると前記熱バックルビーム部を傾倒させて前記基板
から離す面外バックルバイアス部と、前記第1および第
2のアンカーを介し、前記熱バックルビーム部を介して
電流を導く電気結合部とを備え、該電気結合から伝達さ
れる、前記熱バックルビーム部の熱膨張および前記基板
から離れる前記熱バックルビーム部の運動によって活動
化されることを特徴とする。
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータにおいて、前記熱バックルビーム部の各々に固定
された枠体基部を含む旋回枠体と、1端で前記枠体基部
に結合され、アクチュエータが活動化されると面外へ旋
回する自由端を有する少なくとも1つの旋回アームとを
具備することを特徴とする。
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータにおいて、前記旋回枠体内に、その自由端が接合
された2つの旋回アームを具備し、アクチュエータが活
動化されるとそれらが一緒に旋回することを特徴とす
る。
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータにおいて、前記熱バックルビーム部の各々にその
中点とアンカーの1つとの間で固定された枠体基部を備
え、1端で前記枠体基部に結合され、アクチュエータが
活動化されると面外へ旋回する自由端を有する少なくと
も1つの旋回アームを具備する旋回枠体を備えるアクチ
ュエータであって、前記1つまたは複数の熱バックルビ
ーム部のそれぞれが中点を有することを特徴とする。
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータにおいて、前記枠体基部が、前記熱バックルビー
ム部の各々にその中点とアンカーの1つとの間のほぼ中
間で固定されることを特徴とする。
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータにおいて、前記旋回アームが光反射器を支持する
ことを特徴とする。
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータにおいて、前記面外バックルバイアス部が前記熱
バックルビーム部を備え、該熱バックルビーム部の各々
は、前記基板に対して平行な幅と前記基板に対して垂直
な厚みを有しており、前記熱バックルビーム部の各々の
幅がその厚みよりも大きい幅広のアスペクト比を有する
ことを特徴とする。
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータにおいて、前記面外バックルバイアス部が、前記
熱バックルビーム部の各々の下に基板から延びる離隔パ
ッドを備えることを特徴とする。
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータにおいて、前記離隔パッドが、前記熱バックルビ
ーム部の何れの下にも延びる単一構造として形成される
ことを特徴とする。
1に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチ
ュエータにおいて、前記1つまたは複数の熱バックルビ
ーム部のそれぞれが中点を有し、かつ、前記面外バック
ルバイアス部が前記熱バックルビーム部の各々のほぼ中
点の下に基板から延びる前記離隔パッドを備えることを
特徴とする。
1に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチ
ュエータにおいて、前記面外バックルバイアス部が、前
記熱バックルビーム部の各々の各端部付近に形成される
窪みを有することを特徴とする。
クロエレクトリカルメカニカルアクチュエータであっ
て、第1および第2のアンカーが固定された平坦な基板
と、前記第1および第2のアンカーにそれぞれ結合され
た第1および第2の端縁をそれぞれが有する、1つまた
は複数の引き延ばされた熱バックルビーム部と、前記熱
バックルビーム部の各々に固定された枠体基部と、その
1端で前記枠体基部に結合され、アクチュエータが活動
化されると面外へ旋回する自由端を有する少なくとも1
つの旋回アームとを具備する旋回枠体と、前記第1およ
び第2のアンカーを介し、前記熱バックルビーム部を介
して電流を導き、前記熱バックルビーム部の熱膨張、お
よび前記基板から離れるそれらの運動を伝え、それによ
ってアクチュエータを活動化させる電気結合部とを具備
することを特徴とする。
12に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアク
チュエータにおいて、前記旋回枠体内に、その自由端が
接合された2つの旋回アームを含み、アクチュエータが
活動化されるとそれらが一緒に旋回することを特徴とす
る。
12に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアク
チュエータにおいて、前記1つまたは複数の熱バックル
ビーム部のそれぞれが中点を有し、前記枠体基部が、前
記熱バックルビーム部の各々にその中点と前記アンカー
の1つとの間で固定されていることを特徴とする。
14に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアク
チュエータにおいて、前記枠体基部が、前記熱バックル
ビーム部の各々にその中点と前記アンカーの1つとの間
のほぼ中間で固定されていることを特徴とする。
12に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアク
チュエータにおいて、活動化されると前記熱バックルビ
ーム部を傾倒させて前記基板から離す面外バックルバイ
アス部を備え、前記熱バックルビーム部の各々の幅がそ
の厚みよりも大きい幅広のアスペクト比を有することを
特徴とする。
12に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアク
チュエータにおいて、前記熱バックルビーム部の各々の
下に基板から延びる離隔パッドを具備する面外バックル
バイアス部を備え、該面外バックルバイアス部が活動化
されると前記熱バックルビーム部を傾倒させて前記基板
から離すことを特徴とする。
17に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアク
チュエータにおいて、前記離隔パッドが、前記熱バック
ルビーム部の何れの下にも延びる単一構造として形成さ
れることを特徴とする。
12に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアク
チュエータにおいて、前記熱バックルビーム部の各々の
各端部付近に形成される窪みを有する面外バックルバイ
アス部を備え、該面外バックルバイアス部が活動化され
ると前記バックルビーム部を傾倒させて前記基板から離
すことを特徴とする。
クロエレクトリカルメカニカルアクチュエータであっ
て、第1および第2のアンカーが固定された平坦な基板
と、前記第1および第2のアンカーにそれぞれ結合され
た第1および第2の端縁をそれぞれが有する、複数の実
質的に同一な引き延ばされた熱バックルビーム部と、ア
クチュエータが活動化されると面外へ移動する前記バッ
クルビーム部の間の結合部と、前記アンカーを介し、前
記熱バックルビーム部を介して電流を導き、前記熱バッ
クルビーム部の熱膨張、および前記基板から離れるそれ
らの運動を伝え、それによってアクチュエータを活動化
させる電気結合部とを具備することを特徴とする。
20に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアク
チュエータにおいて、前記結合部が、前記熱バックルビ
ーム部の各々に固定された枠体基部と、自由端を有し、
1端で前記枠体基部に結合され、アクチュエータが活動
化されると面外へ旋回する少なくとも1つの旋回アーム
とを具備する旋回枠体を備えることを特徴とする。
21に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアク
チュエータにおいて、活動化されると前記熱バックルビ
ーム部を傾倒させて前記基板から離す面外バックルバイ
アス部を具備することを特徴とする。
20に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアク
チュエータにおいて、活動化されると前記熱バックルビ
ーム部を傾倒させて前記基板から離す面外バックルバイ
アス部を具備することを特徴とする。
ン)の平坦な基板上に形成された面外熱式バックルビー
ムマイクロエレクトリカルメカニカルアクチュエータを
含む。このアクチュエータは、基板に固定された第1お
よび第2のアンカーと、アンカーの間に固定された複数
の引き延ばされた熱バックルビームとを含む。バックル
ビームは、ポリシリコンなどの半導体材料で形成され
る。一実施態様では、バックルビームが、各バックルビ
ームに固定された枠体基部を含む旋回枠体と、1端で枠
体基部に結合され、アクチュエータが活動化されると面
外へ旋回する自由端を含む少なくとも1つの旋回アーム
とによって結合されている。電流源は、アンカーを介
し、熱バックルビームを介して電流を導き、バックルビ
ームの熱膨張を、したがって基板の面外への(つまり基
板から離れる)それらの湾曲運動(buckling
motion)を伝える。一部の実施態様は、活動化さ
れるとバックルビームを傾倒させて基板から離す作用を
奏する面外バックルバイアス(buckle bia
s)を含むことができる。
図面を参照しながら説明したその好ましい実施形態の記
載から明らかであろう。
め、図1〜15を参照しながら、MUMPsプロセスを
使用してマイクロメカニカルデバイスを製作する一般手
順を説明する。
所望の物理構造を生み出す3層の共形(conform
al)ポリシリコンを提供する。POLY0と表記され
た第1層は支持用ウェハに結合され、それぞれPOLY
1およびPOLY2の第2層および第3層は、層が分離
されてプロセス中に除去される犠牲層を使用することに
よって下にある構造から分離できるメカニカル層であ
る。
チトライアングルパーク、コーンウォリスロード302
1のMEMS Technology Applica
tions Centerより提供されたマイクロモー
タを構築するための一般プロセスを示す。
シリコンウェハ10で始まる。ウェハ表面には、POC
l3をドーパント源として使用して、標準的な拡散炉中
で燐が高濃度にドープされる。これは、後からウェハ上
に載置される静電性デバイスからのシリコンへの電荷の
フィードスルー(feed−through)を減少さ
せる。次いで、応力の低い600nmの低圧化学気相堆
積(LPCVD)窒化珪素層12が、電気絶縁層として
シリコン上に堆積され、シリコンウェハと窒化珪素層が
基板を形成する。
コン膜であるPOLY0層14が基板上に堆積される。
次いで、POLY0層14は、POLY0層をフォトレ
ジスト16で被覆すること、マスク(図示せず)を用い
てフォトレジストを露光すること、および露光したフォ
トレジストを現像して、後からPOLY0層にパターン
を転写するための所望のエッチマスクを作成することを
含むフォトリソグラフィによってパターン付けされる
(図2)。フォトレジストをパターン付けした後で、P
OLY0層14が反応性イオンエッチング(RIE)シ
ステムでエッチングされる(図3)。
(phosphosilicateglass)犠牲層
18がLPCVDによってPOLY0層14上に堆積さ
れ、窒化物層12のうち一部が露出している。本明細書
中で第1酸化物(FirstOxide)と称されるこ
のPSG層は、プロセスの終わりに除去されて、ポリシ
リコンの第1機械層POLY1(下記)を下にある構
造、すなわちPOLY0および窒化珪素層から開放す
る。この犠牲層はディンプル(DIMPLES)マスク
を用いてリソグラフィでパターン付けされ、深さ750
nmでRIEによって第1酸化物層に窪み20を形成す
る(図5)。次いでウェハは、第3マスク層ANCHO
R1を用いてパターン付けされ、第1酸化物層からPO
LY0層へ延びるアンカー穴(anchor hol
e)22を設けるためにエッチングされる(図6)。A
NCHOR1穴は、次のステップでPOLY1層24に
よって充填される。
コン(POLY1)の第1構造層24が厚さ2.0μm
で堆積される。次いで薄い200nmのPSG層26が
POLY1層24の上に堆積され、ウェハをアニールし
て(図7)PSG層から燐をPOLY1層にドープす
る。アニールはまた、POLY1層の応力を減少させ
る。POLY1およびPSGマスク層24、26はリソ
グラフィでパターン付けされ、POLY1層の構造を形
成する。POLY1層をエッチングした後(図8)、フ
ォトレジストが剥離され、残りの酸化物マスクがRIE
によって除去される。
第2PSG層(以下第2酸化物(Second Oxi
de))28が堆積される(図9)。第2酸化物は、異
なる目的を有する2枚の異なるエッチマスクを使用して
パターン付けされる。
(バイア)エッチング(30に示す)により、第2酸化
物内にPOLY1層24に至るエッチング穴を設ける。
このエッチングは、POLY1層と後続のPOLY2層
の間の機械接続および電気接続を提供する。POLY1
_POLY2_VIA層はリソグラフィでパターン付け
され、RIEによってエッチングされる(図10)。
に示す)は、第1および第2酸化物層18、28、なら
びにPOLY1層24を1回のステップでエッチングす
るために行われる(図11)。ANCHOR2エッチン
グでは、第2酸化物層が、POLY1_POLY2_V
IAエッチングと同じ方法でリソグラフィでパターン付
けされ、RIEによってエッチングされる。図11は、
POLY1_POLY2_VIAエッチングとANCH
OR2エッチングとが終了した後のウェハ断面を示す。
厚さ1.5μmで堆積され、それに続いて200nmの
PSGが堆積される。次いでウェハは、POLY2層に
ドープし、膜の残留応力を減少させるためにアニールさ
れる。次いで、POLY2層が7番目のマスクを用いて
リソグラフィでパターン付けされ、PSG層およびPO
LY2層がRIEによってエッチングされる。次いで、
フォトレジストが剥離され、マスク酸化物が除去される
(図13)。
は、プローブ用、ボンディング用、電気経路決め用およ
び高反射率鏡面の表面を提供する0.5μmの金属層3
6である。ウェハは8番目のマスクを用いてリソグラフ
ィでパターン付けされ、リフトオフ技法を使用して金属
が堆積され、かつパターン付けされる。最後の未剥離の
例示的な構造を図14に示す。
牲層の剥離および試験を受ける。図15は、犠牲酸化物
が剥離された後のデバイスを示す。
が上述のステップによるMUMPsプロセスによって製
作される。ただし、本発明のデバイスは図1〜15の一
般プロセスに示された特定のマスクを使用せず、本発明
の構造に特有のマスクを使用する。また、MUMPsプ
ロセスについて上述したステップは、MEMS Tec
hnology Applications Cent
erによる指令によって変わることがある。この製作プ
ロセスは本発明の一部ではなく、本発明を作成するため
に使用できるいくつかのプロセスの1つにすぎない。
リカルメカニカル面外熱バックルビームアクチュエータ
50の側面線図である。アクチュエータ50は、基板
(たとえば、図示しないが基板10または窒化物層1
2)に固定された1対の構造アンカー52および54、
および、その基部端縁60および62でそれぞれアンカ
ー52および54に固定された1つまたは複数の熱バッ
クルビーム56(複数示す)を含む。バックルビーム5
6は実質的に同じであり、実質的に基板と平行に、かつ
基板から間隔をあけて延び、アンカー52および54の
ところを除いて基板から解放される。
ビームの中点(破線70で示す)と、アンカー52およ
び54のうち1つ(たとえば、アンカー54)との間に
位置決めされる結合点68でバックルビーム56に固定
される枠体基部66を含む。旋回枠体64は、1端で枠
体基部66に結合され、アクチュエータ50が活動化さ
れると面外へ旋回する自由端74に延びる少なくとも1
つの旋回アーム72(2本示す)をさらに含む。旋回枠
体64は、枠体基部66が結合点68に固定されている
ところを除いて解放され、自由に移動する。図17は、
弛緩状態にあるアクチュエータ50の側面線図であり、
バックルビーム56に対して概ね平行な、またはそれと
共面の旋回枠体64を示す。
ーム56は、電気的に半導体性を有し、正の熱膨張係数
を有する。たとえば、バックルビーム56はシリコンで
形成される。アクチュエータ50は、導電性結合部82
および84ならびに構造アンカー52および54をそれ
ぞれ介し、バックルビーム56を介して電流源80から
電流が通過したときに活動化される。印加された電流に
よってバックルビーム56のオーミック加熱またはジュ
ール加熱が誘発され、シリコンの正の温度膨張係数のた
め、バックルビームが長手方向に延びる。アンカー52
および54がバックルビーム56の基部端縁60および
62を制約しているため、延びるバックルビーム56が
ついに湾曲して基板から離れる。一実施態様では、バッ
クルビーム56が、幅(基板に対して平行)が厚み(基
板に対して垂直)より大きい幅広のアスペクト比を有
し、基板と平行に湾曲しない偏向または傾倒が得られる
ように形成される。たとえば、バックルビーム56は幅
3μm、厚み2μmの3:2という幅広のアスペクト比
と、長さ194μmを有する。図18は、活動化状態に
あるアクチュエータ50の側面線図であり、バックルビ
ーム56の面外湾曲を示す。
ルビーム56が湾曲して基板から離れると、旋回枠体6
4の自由端74が旋回して基板から離れる。旋回枠体6
4は枠体基部66を軸に回転するが、枠体基部66もま
たバックルビーム56によって持ち上げられて基板から
離れる。その結果、自由端74が移動して、基板から外
側へ離れる旋回力または回転力を働かせる。活動化電流
が停止すると、バックルビーム56が冷えて収縮し、こ
れによって旋回枠体64の自由端74がその最初の位置
に戻る。このような旋回枠体64の回転たわみは、マイ
クロ光デバイス(micro−optical dev
ices)に使用されるものなどの他のマイクロメカニ
カル構造の面外配備を提供することを含む様々な用途で
使用できる。たとえば、図16〜18に示す実施態様で
は、鏡86が自由端74に固定されて旋回枠体64と共
に旋回し、アクチュエータ50が弛緩状態にあるのか、
それとも活動化状態にあるのかによって選択的に光を偏
向させる。
は、概して基板と平行に湾曲するのを妨げる。偏向また
は傾倒がなければ、基板と垂直のバックルビーム56の
湾曲(たとえば図18)が任意に起こって基板から離れ
ることも基板に向かうこともでき、前者はアクチュエー
タ50の動作にとって必要である。それに応じて、図1
9および20は、基板に向かうのではなく、基板から湾
曲して離れるようなバックルビーム56の偏向または傾
倒が得られる偏向構造を示す図である。
2)に固定され、かつそこから延びる離隔パッド90の
上に延びた弛緩状態の例示的なバックルビーム56を示
す拡大側面図である。旋回枠体は、見やすくするために
示さない。図20は、活動化状態にある例示的なバック
ルビーム56を示す拡大側面図である。たとえば、離隔
パッド90は厚み0.5μmのP0層で形成することが
でき、またバックルビーム56は異なる(解放された)
層で形成できる。離隔パッド90は、製作の共形の性質
によりバックルビーム56それぞれに小さな(たとえば
0.5μm)隆起またはたわみ94を押し出す。また、
窪み92がバックルビーム56の各端部付近に形成され
る。窪み92は、図のようにバックルビーム56の底面
からの突出部または窪みとして、またはその上面内の凹
部として、あるいはその両方として形成できる。たとえ
ば、MUMPsの実施態様では、窪み92は2μmのポ
リ1層内の0.5μmの凹部として形成でき、基板に接
触しない。
ルビーム56が湾曲して基板から離れることを可能に
し、バックルビーム56と基板(たとえば窒化物層1
2)の間の静止摩擦を減少させる。典型的なアクチュエ
ータ50内の複数のバックルビーム56では、各バック
ルビーム56ごとに別々の離隔パッド90を形成できる
こと、または離隔パッド90をすべてのバックルビーム
56の下に延びる単一の連続パッドとして形成できるこ
とが理解されよう。離隔パッド90と窪み92は、個別
にまたは一緒に、単独で、またはバックルビーム56の
幅広のアスペクト比と共に使用して、それらが基板から
離れるように湾曲するような偏向または傾倒をもたらす
ことができる。
基板に対して少なくとも約15度で旋回枠体64の旋回
またはたわみを実現できることが立証された。一実施態
様では、枠体基部66を、バックルビームの中点とアン
カー52および54のうち一方との中間にある結合点6
8に固定すると、旋回枠体64の最大の旋回またはたわ
みが得られる。このような結合点68は、ビーム56が
湾曲したときにその屈曲点に対応し、したがって旋回枠
体64の最大のたわみをもたらす。
し、オーミック加熱用の電流を運ぶことができる解放可
能な層を少なくとも1つ含むどのような製作プロセスに
も適合可能である。さらに、アクチュエータとその関連
導体が電流と熱を処理でき、ビームが急速に熱を失うこ
とができる限り、バックルビーム56の数には理論的に
制限がない。一実施態様では、加熱温度を800℃未満
に維持し、不可逆性の損傷を引き起こすことがある自己
アニールを防止した。
および54は、アンカー52および54を解放しない
で、解放可能なMUMPsポリシリコン層の一方または
両方から製作できる。このようなMUMPs実施態様で
は、アクチュエータ50が、可能な厚み1.5、2.
0、または3.5μmを有することができる。ポリシリ
コンの抵抗率により、アクチュエータは標準的な集積回
路(たとえばCMOS)と適合する電圧および電流で動
作することが可能である。加えて、本発明によるアクチ
ュエータは面積が非常に小さく、比較的大きい力を有す
る。
64が枠体基部66を軸に振動する振り子を形成し、ア
クチュエータ50を共振発振器として動作させることを
可能にする。一実施態様では、このような共振モードが
14kHzで発生し、弛緩状態に対して約25度の鏡8
6のピークたわみをもたらす。このモードでは、バック
ルビーム56が近定常状態の湾曲配置を帯びているよう
に見え、鏡86および旋回枠体64の静たわみを伝え
る。これに対してこの実施態様の非共振モードでは、ア
クチュエータ50が約2KHzの半増幅応答、および約
5度のたわみを有する。
20の隣接する辺に整列して互いに直角に位置決めされ
た複数(たとえば2つ)のアクチュエータ102A、1
02Bを有するマイクロエレクトリカルメカニカル面外
バックルビームアクチュエータアセンブリ100の例示
的な実施態様の平面線図である。アクチュエータ102
A、102Bは、アクチュエータ102A、102Bが
旋回枠体64とは異なる旋回枠体106A、106Bを
含むことを除いて、それぞれ上述のアクチュエータ50
に類似である。同様に、鏡104は鏡86に類似である
が、旋回枠体106A、106Bへの載置および結合が
異なる。次の説明はアクチュエータ102Aを対象とす
るが、同じ参照番号で示される類似の構成要素を有する
アクチュエータ102Bにも同様に適用される。
ば、図示しないが基板10または窒化物層12)に固定
された1対の構造アンカー52Aおよび54Aと、その
基部端縁でアンカー52および54に固定された複数の
熱バックルビーム56Aとを含む。旋回枠体110A
は、バックルビーム56Aに固定された枠体基部112
Aと、1端で枠体基部112Aに固定され、アクチュエ
ータ102Aが活動化された際に面外へ旋回する自由端
116Aに延びる1つの旋回アーム114Aとを含む。
自由端116Aは鏡120の1つの隅に取り付けられ、
鏡120は、腱122によって鏡アンカー124にリン
クされている。
126Aおよび128A、ならびに構造アンカー52A
および54Aをそれぞれ介し、バックルビーム56Aを
介して電流源124Aから電流が通過したときに活動化
される。印加された電流によってバックルビーム56A
のオーミック加熱またはジュール加熱が誘発され、前述
のように、シリコンの正の温度膨張係数のため、バック
ルビームが長手方向に延びる。
は、それぞれ軸130Aおよび130Bを軸に鏡120
を傾斜させるように機能する。それぞれの電流源124
Aおよび124Bを有するアクチュエータ102Aおよ
び102Bは、傾斜軸130Aおよび130Bを軸に鏡
120を任意に傾斜させるため、別々に動作できる。整
合された動作によって、アクチュエータアセンブリ10
0および鏡120は、バーコードまたはベクタイメージ
スキャナ内のスキャン制御鏡として、あるいは画像形成
のラスタスキャンパターンを提供するために使用するこ
とができる。
述したMUMPs製作プロセスのステップを参照してい
る。しかし前述のように、MUMPsは広範なMEMS
デバイス設計に対応する一般的な製作プロセスである。
したがって、本発明のため特に設計される製作プロセス
は、おそらく異なるステップと、追加のステップと、異
なる寸法および厚みと、異なる材料とを含むことにな
る。このような特定の製作プロセスはフォトリソグラフ
ィプロセスの当業者の知識内にあり、本発明の一部では
ない。
可能な実施形態に鑑みて、詳しい実施形態は例示のため
にすぎず、本発明の技術的範囲を限定すると解釈される
べきではないことを理解されたい。また、本発明者は、
特許請求の範囲およびその均等物の範囲に入り得るよう
な実施形態すべてを本発明の技術的範囲に包含されるも
のとして主張する。
ロエレクトリカルメカニカルアクチュエータによれば、
従来の熱アクチュエータに匹敵する力で面外運動を実現
でき、標準的な集積回路(たとえばCMOS)と適合す
る電圧および電流で動作することが可能で、更に、その
面積を非常に小さくすることが可能となる。
製作するための従来技術で周知の一般的なマルチユーザ
MEMSプロセス(multi−user MEMSp
rocess)の断面図である。斜交線は、描かれた従
来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善するため
省略されている。
製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユー
ザMEMSプロセス(multi−user MEMS
process)の断面図である。斜交線は、描かれた
従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善するた
め省略されている。
製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユー
ザMEMSプロセス(multi−user MEMS
process)の断面図である。斜交線は、描かれた
従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善するた
め省略されている。
製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユー
ザMEMSプロセス(multi−user MEMS
process)の断面図である。斜交線は、描かれた
従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善するた
め省略されている。
製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユー
ザMEMSプロセス(multi−user MEMS
process)の断面図である。斜交線は、描かれた
従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善するた
め省略されている。
製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユー
ザMEMSプロセス(multi−user MEMS
process)の断面図である。斜交線は、描かれた
従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善するた
め省略されている。
製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユー
ザMEMSプロセス(multi−user MEMS
process)の断面図である。斜交線は、描かれた
従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善するた
め省略されている。
製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユー
ザMEMSプロセス(multi−user MEMS
process)の断面図である。斜交線は、描かれた
従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善するた
め省略されている。
製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユー
ザMEMSプロセス(multi−user MEMS
process)の断面図である。斜交線は、描かれた
従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善するた
め省略されている。
を製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユ
ーザMEMSプロセス(multi−user MEM
Sprocess)の断面図である。斜交線は、描かれ
た従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善する
ため省略されている。
を製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユ
ーザMEMSプロセス(multi−user MEM
Sprocess)の断面図である。斜交線は、描かれ
た従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善する
ため省略されている。
を製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユ
ーザMEMSプロセス(multi−user MEM
Sprocess)の断面図である。斜交線は、描かれ
た従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善する
ため省略されている。
を製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユ
ーザMEMSプロセス(multi−user MEM
Sprocess)の断面図である。斜交線は、描かれ
た従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善する
ため省略されている。
を製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユ
ーザMEMSプロセス(multi−user MEM
Sprocess)の断面図である。斜交線は、描かれ
た従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善する
ため省略されている。
を製作するための当技術分野で周知の一般的なマルチユ
ーザMEMSプロセス(multi−user MEM
Sprocess)の断面図である。斜交線は、描かれ
た従来技術の構造およびプロセスの見やすさを改善する
ため省略されている。
カル面外熱バックルビームアクチュエータの平面線図で
ある。
面線図である。
側面線図である。
うに偏向または傾倒を実現する偏向構造を有する、弛緩
状態にあるバックルビームを示す拡大側面図である。
うに偏向または傾倒を実現する偏向構造を有する、活動
化状態にあるバックルビームを示す拡大側面図である。
クトリカルメカニカル面外バックルビームアクチュエー
タの例示的な実施態様の平面線図である。
Claims (23)
- 【請求項1】 第1および第2のアンカーが固定された
平坦な基板と、 前記第1および第2のアンカーにそれぞれ結合された第
1および第2の端縁をそれぞれが有する、1つまたは複
数の引き延ばされた熱バックルビーム部と、 活動化されると前記熱バックルビームを傾倒させて前記
基板から離す面外バックルバイアス部と、 前記第1および第2のアンカーを介し、前記熱バックル
ビーム部を介して電流を導く電気結合部とを備え、 該電気結合部から伝達される、前記熱バックルビーム部
の熱膨張および前記基板から離れる前記熱バックルビー
ム部の運動によって活動化されることを特徴とする熱マ
イクロエレクトリカルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項2】 前記熱バックルビーム部の各々に固定さ
れた枠体基部を含む旋回枠体と、1端で前記枠体基部に
結合され、アクチュエータが活動化されると面外へ旋回
する自由端を含む少なくとも1つの旋回アームとを備え
ることを特徴とする請求項1に記載の熱マイクロエレク
トリカルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項3】 前記旋回枠体内に、その自由端が接合さ
れた2つの旋回アームを備え、アクチュエータが活動化
されると前記2つの旋回アームが一緒に旋回することを
特徴とする請求項2に記載の熱マイクロエレクトリカル
メカニカルアクチュエータ。 - 【請求項4】 前記熱バックルビームの各々にその中点
とアンカーの1つとの間で固定された枠体基部を備え、
1端で前記枠体基部に結合され、アクチュエータが活動
化されると面外へ旋回する自由端を有する少なくとも1
つの旋回アームを具備する旋回枠体を備えるアクチュエ
ータであって、前記1つまたは複数の熱バックルビーム
部のそれぞれが中点を有することを特徴とする請求項1
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータ。 - 【請求項5】 前記枠体基部が、前記熱バックルビーム
の各々にその中点とアンカーの1つとの間のほぼ中間で
固定されることを特徴とする請求項4に記載の熱マイク
ロエレクトリカルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項6】 前記旋回アームが光反射器を支持するこ
とを特徴とする請求項4に記載の熱マイクロエレクトリ
カルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項7】 前記面外バックルバイアス部が前記熱バ
ックルビーム部を備え、 該熱バックルビーム部の各々は、前記基板に対して平行
な幅と前記基板に対して垂直な厚みを有しており、前記
熱バックルビーム部の各々の幅がその厚みよりも大きい
幅広のアスペクト比を有することを特徴とする請求項1
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータ。 - 【請求項8】 前記面外バックルバイアス部が、前記熱
バックルビーム部の各々の下に基板から延びる離隔パッ
ドを備えることを特徴とする請求項1に記載の熱マイク
ロエレクトリカルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項9】 前記離隔パッドが、前記熱バックルビー
ム部の何れの下にも延びる単一構造として形成されるこ
とを特徴とする請求項7に記載の熱マイクロエレクトリ
カルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項10】 前記1つまたは複数の熱バックルビー
ム部のそれぞれが中点を有し、かつ、前記面外バックル
バイアス部が前記熱バックルビーム部の各々のほぼ中点
の下に基板から延びる前記離隔パッドを備えることを特
徴とする請求項1に記載の熱マイクロエレクトリカルメ
カニカルアクチュエータ。 - 【請求項11】 前記面外バックルバイアス部が、前記
熱バックルビーム部の各々の各端部付近に形成される窪
みを有することを特徴とする請求項1に記載の熱マイク
ロエレクトリカルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項12】 第1および第2のアンカーが固定され
た平坦な基板と、 前記第1および第2のアンカーにそれぞれ結合された第
1および第2の端縁をそれぞれが有する、1つまたは複
数の引き延ばされた熱バックルビーム部と、 前記熱バックルビーム部の各々に固定された枠体基部
と、 その1端で前記枠体基部に結合され、アクチュエータが
活動化されると面外へ旋回する自由端を有する少なくと
も1つの旋回アームとを備える旋回枠体と、 前記第1および第2のアンカーを介し、前記熱バックル
ビーム部を介して電流を導き、前記熱バックルビーム部
の熱膨張、および前記基板から離れるそれらの運動を伝
え、それによってアクチュエータを活動化させる電気結
合部とを備えることを特徴とする熱マイクロエレクトリ
カルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項13】 前記旋回枠体内に、その自由端が接合
された2つの旋回アームを備え、アクチュエータが活動
化されると前記2つの旋回アームが一緒に旋回すること
を特徴とする請求項12に記載の熱マイクロエレクトリ
カルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項14】 前記1つまたは複数の熱バックルビー
ム部のそれぞれが中点を有し、前記枠体基部が、前記熱
バックルビーム部の各々にその中点と前記アンカーの1
つとの間で固定されていることを特徴とする請求項12
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータ。 - 【請求項15】 前記枠体基部が、前記熱バックルビー
ム部の各々にその中点と前記アンカーの1つとの間のほ
ぼ中間で固定されていることを特徴とする請求項14に
記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュエ
ータ。 - 【請求項16】 活動化されると前記熱バックルビーム
部を傾倒させて前記基板から離す面外バックルバイアス
部を備え、前記熱バックルビーム部の各々の幅がその厚
みよりも大きい幅広のアスペクト比を有することを特徴
とする請求項12に記載の熱マイクロエレクトリカルメ
カニカルアクチュエータ。 - 【請求項17】 前記熱バックルビーム部の各々の下に
基板から延びる離隔パッドを備える面外バックルバイア
ス部を備え、該面外バックルバイアス部が活動化される
と前記熱バックルビーム部を傾倒させて前記基板から離
すことを特徴とする請求項12に記載の熱マイクロエレ
クトリカルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項18】 前記離隔パッドが、前記熱バックルビ
ーム部の何れの下にも延びる単一構造として形成される
ことを特徴とする請求項17に記載の熱マイクロエレク
トリカルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項19】 前記熱バックルビーム部の各々の各端
部付近に形成される窪みを有する面外バックルバイアス
部を備え、該面外バックルバイアス部が活動化されると
前記バックルビーム部を傾倒させて前記基板から離すこ
とを特徴とする請求項12に記載の熱マイクロエレクト
リカルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項20】 第1および第2のアンカーが固定され
た平坦な基板と、 前記第1および第2のアンカーにそれぞれ結合された第
1および第2の端縁をそれぞれが有する、複数の実質的
に同一な引き延ばされた熱バックルビーム部と、 アクチュエータが活動化されると面外へ移動する前記バ
ックルビーム部の間の結合部と、 前記アンカーを介し、前記熱バックルビーム部を介して
電流を導き、前記熱バックルビーム部の熱膨張、および
前記基板から離れるそれらの運動を伝え、それによって
アクチュエータを活動化させる電気結合部とを備えるこ
とを特徴とする熱マイクロエレクトリカルメカニカルア
クチュエータ。 - 【請求項21】 前記結合部が、前記熱バックルビーム
部の各々に固定された枠体基部と、自由端を有し、1端
で前記枠体基部に結合され、アクチュエータが活動化さ
れると面外へ旋回する少なくとも1つの旋回アームとを
具備する旋回枠体を備えることを特徴とする請求項20
に記載の熱マイクロエレクトリカルメカニカルアクチュ
エータ。 - 【請求項22】 活動化されると前記熱バックルビーム
部を傾倒させて前記基板から離す面外バックルバイアス
部を備えることを特徴とする請求項21に記載の熱マイ
クロエレクトリカルメカニカルアクチュエータ。 - 【請求項23】 活動化されると前記熱バックルビーム
部を傾倒させて前記基板から離す面外バックルバイアス
部を備えることを特徴とする請求項20に記載の熱マイ
クロエレクトリカルメカニカルアクチュエータ。
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