JP2002204497A - 超音波センサ - Google Patents

超音波センサ

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JP2002204497A
JP2002204497A JP2000401350A JP2000401350A JP2002204497A JP 2002204497 A JP2002204497 A JP 2002204497A JP 2000401350 A JP2000401350 A JP 2000401350A JP 2000401350 A JP2000401350 A JP 2000401350A JP 2002204497 A JP2002204497 A JP 2002204497A
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JP
Japan
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piezoelectric element
inner bottom
ultrasonic sensor
case
conductor layer
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JP2000401350A
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English (en)
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Eiji Yoshida
英司 吉田
Noriaki Takahashi
範晃 高橋
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストを低く抑えることができしかも残響の影
響や外部電磁ノイズの影響のない高感度の超音波センサ
を提供する。 【解決手段】金属薄板材料から成るケースの内底面に取
付ける圧電素子を、各々導体層を備えた複数の圧電体セ
ラミック基板を積層して成る積層型圧電素子として構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばガスセンサとし
て使用され得る圧電素子を利用した超音波センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の超音波センサとしては例えば実
用新案登録第1778125 号に提案されているように発泡性
プラスチック材料から成るケースの内底面の中央部に圧
電素子を取付け、圧電素子の上下両面に設けられた電極
を外部へ通じた接続端子に接続すると共にケースの開口
部を蓋部材で閉じた形式ものが知られている。このよう
な公知の装置においてはケースにQ値の低い発泡性プラ
スチック材料を用いることによって高い音響減衰効果が
得られ、その結果残響時間を大幅に短縮して高い感度の
センサを提供することができるようになった。ところで
残響問題の他にセンサの感度に影響を及ぼすものとして
は周知のように外部からの電磁波によるノイズの問題が
ある。この問題はケースを金属製にして内部の圧電素子
を磁気シールドすることによって解決できるが、そうす
ると上述のような残響の問題が生じるだけでなく、金属
部分がケースの外周面に露出していると感電防止の観点
からも問題がある。
【0003】このような金属製のケースを用いた装置に
伴う感電の問題を解決したる超音波センサの一例を添付
図面の図4に示す。この図面に示す超音波センサにおい
ては、金属薄板材料から成るケース即ち金属キャップ1
の内底面に、上下両面にそれぞれ電極2、3を備えた圧
電素子4が絶縁フィルム5を挿んで接着剤層6、7を介
して固着されている。金属ケース1の開口周縁部1aに
は金属ベース板8が密封溶着されている。金属ベース板
8には入出力端子9、10が絶縁体11を介して立植さ
れ、また接地端子12が直接立植されている。入出力端
子9、10はそれぞれ圧電素子4の上下面に形成された
電極2、3にリード線13、14を介して接続されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
金属薄板材料から成るケース内底面に、上下両面にそれ
ぞれ電極を備えた圧電素子を絶縁フィルムを挿んで接着
剤層で固着した構造のものでは、その組付け作業におい
て、圧電素子と絶縁フィルムとの間及び絶縁フィルムと
金属ケースの内底面との間の二つの接着剤層を設ける必
要がある。即ち、この構造では一例として金属ケースの
内底面に接着剤を塗布し、その上に絶縁フィルムを貼
り、その上に着剤を塗布し、そして圧電素子を固着する
ことになる。そのため、組付け作業に手間がかかり、そ
の結果製造コストも高くなるという問題点がある。
【0005】そこで、本発明は、このような従来構造の
問題点を解決して、コストを低く抑えることができしか
も残響の影響や外部電磁ノイズの影響のない高感度の超
音波センサを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、金属薄板材料から成るケースの
内底面に、一対の電極を備えた圧電素子を取付け、圧電
素子の電極を金属ケースの開口周縁部に密封固着したベ
ース部材に取付けた接続端子に接続してなる超音波セン
サにおいて、圧電素子を、各々導体層を備えた複数の誘
電体セラミック基板を積層して成る積層型圧電素子とし
て構成し、この積層型圧電素子の誘電体基板側を金属ケ
ースの内底面に接着剤を用いて直接固着したことを特徴
としている。
【0007】好ましい実施の形態においては、積層型圧
電素子の一つおきの導体層は相互に接続されて一方の電
極として構成され、残りの一つおきの導体層は相互に接
続されて他方の電極として構成され得る。
【0008】このように構成した本発明による超音波セ
ンサにおいては、金属ケースを採用していることによ
り、内部の圧電素子を磁気シールドしてセンサの感度に
影響を及ぼす外部からの電磁波によるノイズを除去する
ことができる。またセンサの製造の点においては、積層
型圧電素子を採用したことにより、積層型圧電素子の誘
電体基板側を金属ケースの内底面に接着剤を用いて直接
固着でき、それにより、金属ケースの内底面と積層型圧
電素子の誘電体基板側表面との間に接着剤を施すだけで
簡単に組付けを行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面の図1〜図3を参照
して本発明の実施の形態について説明する。図1〜図3
には本発明の一実施の形態による超音波センサを示し、
図示構造において、20は金属材料から成る円形のベー
ス部材であり、その外周縁部に段部20aが形成されて
いる。21は金属薄板材料から成るケースで、その開放
端部21aは外側に曲げられ、ベース部材20の外周縁
部における段部20aに溶着されている。
【0010】また、図2において、22は円板状の積層
型圧電素子で、この積層型圧電素子22は図示したよう
に、チタン酸ジルコン酸鉛等の圧電体セラミック材料か
らなり、結合材としてのバインダーを混入した各々圧電
体セラミック基板をなす複数の生シート23を導体層を
なすAgペースト24を介して、これらを順次重ね合わ
せて熱圧着し、同時焼成して形成され得る。また積層型
圧電素子22の対向した側部表面には外部導体25、2
6がそれぞれ設けられている。この場合、積層型圧電素
子22における一つおきの導体層24は一方の外部導体
25に接続され、残りの一つおきの導体層24は他方の
外部導体26に接続されている。一つおきの導体層24
と一方の外部導体25は一方の電極を構成し、残りの一
つおきの導体層24と他方の外部導体26は他方の電極
を構成している。更に積層型圧電素子22の最上面(ケ
ース内底面と対向する面)には導体層24は形成せず、
圧電セラミック基板の表面を露出した状態とする。
【0011】このようにして構成された積層型圧電素子
22においては最上面は圧電体セラミック基板で絶縁層
となっており、最下面は導体層24となっている。積層
型圧電素子22は、図2に示すように上面を金属ケース
21の内底面の中央部に接着剤層27により貼り付けら
れる。積層型圧電素子22における一方の外部導体25
はリード線28の一端に接続され、積層型圧電素子22
における他方の外部導体26に接続された積層型圧電素
子22の下面の導体層24はリード線29の一端に接続
されている。
【0012】金属材料から成る円形のベース部材20の
ほぼ中央部分に図3に示すように接続端子30、31が
絶縁体32を介して密封装着されている。またアース端
子33はベース部材20に直接装着されている。接続端
子30、31の内方端はそれぞれリード線28、29の
他端に接続されている。またアース端子33はベース部
材20を介して金属ケース21に接続され、これにより
積層型圧電素子22に対する外部からの電磁波によるノ
イズの影響は防止される。
【0013】ところで、図示実施の形態では、積層型圧
電素子の電極に対する接続はリード線と端子ピンとから
成る接続端子を用いているが、接続コードを用いて積層
型圧電素子の電極を外部へ接続するようにすることがで
きる。また、ケースの形状やベース部材の形状、寸法等
は、使用されることなる積層型圧電素子に応じて任意に
変更することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の超音
波センサにおいては、金属薄板材料から成るケースの内
底面に取付ける圧電素子を、各々導体層を備えた複数の
圧電体セラミック基板を積層して成る積層型圧電素子と
して構成しているので、金属ケースの内底面と積層型圧
電素子の圧電体基板側表面との間に接着剤を施すだけで
簡単に組付けを行うことができ、その結果、センサの組
立て時の作業性が非常によくなり、これによりセンサの
製造コストを低減させることができるようになる。また
内部の積層型圧電素子を磁気シールドしてセンサの感度
に影響を及ぼす外部からの電磁波によるノイズを除去す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による超音波センサを
示す平面図。
【図2】 図1の超音波センサの概略縦断面図。
【図3】 図1の超音波センサの概略底面図。
【図4】 従来の超音波センサの一例を示す概略縦断面
図。
【符号の説明】
20:ベース部材 21:金属ケース 22:積層型圧電素子 23:誘電体セラミック基板 24:導体層 25、26:外部導体 27:接着剤層 28、29:リード線 30、31:接続端子 32:絶縁体 33:アース端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属薄板材料から成るケースの内底面に、
    一対の電極を備えた圧電素子を取付け、圧電素子の電極
    を金属ケースの開口周縁部に密封固着したベース部材に
    取付けた接続端子に接続してなる超音波センサにおい
    て、圧電素子を、各々導体層を備えた複数の圧電体セラ
    ミック基板を積層して成る積層型圧電素子として構成
    し、この積層型圧電素子の圧電体基板側を金属ケースの
    内底面に接着剤を用いて直接固着したことを特徴とする
    超音波センサ。
  2. 【請求項2】積層型圧電素子の一つおきの導体層を相互
    に接続して一方の電極とし、残りの一つおきの導体層を
    相互に接続して他方の電極とした請求項1に記載の超音
    波センサ。
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