JP2002203652A - ピングリッドアレイパッケージ用ソケット - Google Patents

ピングリッドアレイパッケージ用ソケット

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JP2002203652A
JP2002203652A JP2000381237A JP2000381237A JP2002203652A JP 2002203652 A JP2002203652 A JP 2002203652A JP 2000381237 A JP2000381237 A JP 2000381237A JP 2000381237 A JP2000381237 A JP 2000381237A JP 2002203652 A JP2002203652 A JP 2002203652A
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arm
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stopper
grid array
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JP2000381237A
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Tomohisa Hirata
平田智久
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Molex LLC
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント回路基板に対する高密度実装を可能
とするPGAパッケージ用ソケットを提供すること。 【解決手段】 PGAパッケージ用ソケット1は、ベー
スハウジング4とスライド板2を貫通する方向で設置さ
れたカム部材5の回動によってスライド板2が、オープ
ン位置(左側)と、クローズ位置(右側)との間でスラ
イドするようにされている。スライド板2の上面の、カ
ム部材5が貫通している部分を挟んで一側にカム部材5
のアーム17の一側縁17bと係合する第1のストッパ
19が設けてあり、他側に他側縁17cと係合する第2
のストッパ20が設けてある。アーム17の一側縁17
bと第1のストッパ19が係合する面と、アーム17の
他側縁17cと第2のストッパ20が係合する面とが、
スライド板2のスライド方向で、スライド板2のスライ
ド距離Xに合わせて偏位させてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピングリッドア
レイ(以下「PGA」とも言う)パッケージを接続する
ためのPGAパッケージ用ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のソケットは、複数の端子
がグリッドアレイ状に装着されているベースハウジング
と、スルーホールが各端子と対応させてグリッドアレイ
状に形成され、ベースハウジングの上側に重ねて設置さ
れているスライド板とを備え、スライド板が、PGAパ
ッケージのリードピンをゼロあるいはそれに近い挿入力
で端子の装着部まで挿入可能となるオープン位置と、挿
入されたリードピンが端子と係合するクローズ位置の間
でスライドするように構成されている。
【0003】前記スライド板のスライド手段としては、
ベースハウジングの後縁に沿ってカム軸を設置し、この
カム軸をソケットの側方に沿って設けた操作ハンドルで
回動できるように構成したもの(例えば、特開平7−1
42134号公報参照)が知られている。また、ベース
ハウジングおよびスライド板を貫通する方向でカム部材
を設置し、カム部材をドライバ工具などで直接、回動さ
せるようにして、操作ハンドルを無くした構成のものが
提案されるに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のカム部材をベー
スハウジングおよびスライド板を貫通する方向で設けた
構成のものにおいては、スライド板のオープン位置とク
ローズ位置の間のスライド範囲に対応させてカム部材の
回動範囲を制限する必要がある。このため、従来は、図
12に示したように、ベースハウジング300とスライ
ド板301を貫通して設置したカム部材302に回動軸
と直角の方向でアーム303を設けて、このアーム30
3をベースハウジング300側に設けたストッパ30
4、305と係合させるようにしている。この結果、ア
ーム303が必然的に長いものとなって、カム部材30
2の回動の際のアーム303の移動空間として、306
で示された空間を確保しなければならなかった。即ち、
このPGAパッケージ用ソケットをプリント回路基板な
どに実装する場合、この移動空間306は空けておかな
ければならず、プリント回路基板の高密度実装の妨げと
なっていた。
【0005】この発明は斯かる問題点に鑑みてなされた
もので、プリント回路基板に対する高密度実装を可能と
するPGAパッケージ用ソケットを提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的のもとになさ
れたこの発明のPGAパッケージ用ソケットは、カム部
材に設けたアームと係合するストッパをスライド板上に
設けている。
【0007】即ちこの発明は、複数の端子がグリッドア
レイ状に装着されているベースハウジングと、スルーホ
ールが各端子と対応させてグリッドアレイ状に形成さ
れ、ベースハウジングの上側に重ねて設置されているス
ライド板と、ベースハウジングとスライド板を貫通する
方向で設置されたカム部材とを備え、カム部材の回動に
よってスライド板が、ピングリッドアレイパッケージの
リードピンが前記スルーホールを通して端子の装着部ま
で挿入可能となるオープン位置と、挿入されたリードピ
ンを端子と係合させるクローズ位置との間でスライドす
るようにされているピングリッドアレイパッケージ用ソ
ケットにおいて、前記カム部材にはスライド板の上面に
沿って回動するアームが設けてあると共に、スライド板
の上面の、カム部材が貫通している部分を挟んで一側
に、スライド板がオープン位置にスライドした時に、前
記アームの一側縁と係合する第1のストッパが設けてあ
り、カム部材が貫通している部分を挟んで他側に、スラ
イド板がクローズ位置にスライドした時に、前記アーム
の他側縁と係合する第2のストッパが設けてあり、前記
アームの一側縁と第1のストッパが係合する面と、アー
ムの他側縁と第2のストッパが係合する面とが、スライ
ド板のスライド方向で、スライド板のスライド距離Xに
合わせて偏位させてあることを特徴とするピングリッド
アレイパッケージ用ソケットである。
【0008】前記の第1および第2のストッパは、断面
がL字形とされてアームの下側にもぐり込む座面を備え
ている構成とするのが、強度を確保する点で望ましい。
【0009】また、複数の端子がグリッドアレイ状に装
着されているベースハウジングと、スルーホールが各端
子と対応させてグリッドアレイ状に形成され、ベースハ
ウジングの上側に重ねて設置されているスライド板と、
ベースハウジングとスライド板を貫通する方向で設置さ
れたカム部材とを備え、カム部材の回動によってスライ
ド板が、ピングリッドアレイパッケージのリードピンが
前記スルーホールを通して端子の装着部まで挿入可能と
なるオープン位置と、挿入されたリードピンを端子と係
合させるクローズ位置との間でスライドするようにされ
ているピングリッドアレイパッケージ用ソケットにおい
て、前記カム部材にはスライド板の上面に沿って回動す
るアームが設けてあると共に、スライド板の上面の、カ
ム部材が貫通している部分を挟んで一側に、スライド板
がオープン位置にスライドした時に、前記アームの一側
縁と係合する第1のストッパが設けてあり、カム部材が
貫通している部分を挟んで他側に、スライド板がクロー
ズ位置にスライドした時に、前記アームの他側縁と係合
する第2のストッパが設けてあり、前記第1および第2
のストッパがスライド板のスライド方向で同一位置に設
けてあると共に、前記アームの第1のストッパと係合す
る一側縁に、スライド板のスライド距離Xに合わせて後
退部が形成してあることを特徴とするピングリッドアレ
イパッケージ用ソケットである。
【0010】更には、複数の端子がグリッドアレイ状に
装着されているベースハウジングと、スルーホールが各
端子と対応させてグリッドアレイ状に形成され、ベース
ハウジングの上側に重ねて設置されているスライド板
と、ベースハウジングとスライド板を貫通する方向で設
置されたカム部材とを備え、カム部材の回動によってス
ライド板が、ピングリッドアレイパッケージのリードピ
ンが前記スルーホールを通して端子の装着部まで挿入可
能となるオープン位置と、挿入されたリードピンを端子
と係合させるクローズ位置との間でスライドするように
されているピングリッドアレイパッケージ用ソケットに
おいて、前記カム部材にはスライド板の上面に沿って回
動するアームが設けてあると共に、スライド板の上面
の、カム部材が貫通している部分を挟んで一側に、スラ
イド板がオープン位置にスライドした時に、前記アーム
の一側縁と係合する第1のストッパが設けてあり、カム
部材が貫通している部分を挟んで他側に、スライド板が
クローズ位置にスライドした時に、前記アームの他側縁
と係合する第2のストッパが設けてあり、前記第1およ
び第2のストッパがスライド板のスライド方向で同一位
置に設けてあると共に、前記アームの第2のストッパと
係合する他側縁に、スライド板のスライド距離Xに合わ
せて突出部が形成してあることを特徴とするピングリッ
ドアレイパッケージ用ソケットである。
【0011】これらの場合も、前記第1および第2のス
トッパは、断面がL字形とされてアームの下側にもぐり
込む座面を備えている構成とするのが、強度を確保する
とともにストッパとアームを確実に係合させる点で望ま
しい。
【0012】
【作用】上記のような構成としたこの発明のPGAパッ
ケージ用ソケットによれば、カム部材のアームと係合す
るストッパがスライド板上に設けてある構成であるの
で、アームの長さを短くでき、カム部材の回動のために
ベースハウジングの外部に移動空間を確保しなくても良
くできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
の図を参照して説明する。
【0014】図1は、実施形態のPGAパッケージ用ソ
ケット1の平面図で、スライド板2がオープン位置にあ
る時(左側の図)と、クローズ位置にある時(右側の
図)を並べて示してある。オープン位置は、スライド板
2にグリッドアレイ状に形成されているスルーホール3
を通してベースハウジング4の端子装着部まで、PGA
パッケージのリードピンがゼロ挿入力で挿入できる位置
である。また、クローズ位置は、端子装着部まで挿入さ
れたリードピンがスライド板2と共に移動して端子と係
合する位置である。このように、スライド板2が、カム
部材5の回動によって、図1に表した距離Xだけスライ
ドするようになっている。
【0015】前記ベースハウジング4とスライド板2
は、それぞれ略方形の板状であって、図2に示してある
ように、ベースハウジング4の上にスライド板2が重ね
て設置されており、ベースハウジング4の両側縁に設け
たガイド突条6とスライド板2の両側縁に設けたL字状
の側板7が係合して、スライド板2が前記距離Xの方向
(図1において上下の方向)のみでスライドができるよ
うにされている。
【0016】図2に示されているように、ベースハウジ
ング4には多数の端子8が装着されている。これらの端
子8は、ベースハウジング2に形成したスルーホール3
と1対1で対応させて、グリッドアレイ状となってい
る。端子8にはベースハウジング4の底面に並ぶテイル
9が設けられている。
【0017】なお、図1,図10,図11の図中に表示
されている文字OPENの刻印はアーム17のオープン
側を示し、文字LOCKの刻印はアーム17のクローズ
側を示している。
【0018】前記カム部材5は、このように重ねられた
スライド板2とベースハウジング4の一側で、スライド
板2とベースハウジング4を貫通する方向で設置されて
いる。カム部材5の設置部分の詳細が図3に、また、カ
ム部材5の構造が図4乃至図6に示してある。このカム
部材5は、有頂筒状の部材であって、外側上部がカム部
分10を構成しており、内側の軸受孔11がカム部分1
0と偏心している。ベースハウジング4に設けられた支
持円筒12に軸受孔11の部分を被冠してカム部材5が
支持円筒12の回りで回動可能となっている。支持円筒
12は、スライド板2の開口部13を貫通してスライド
板2の上面を越えて延びており、軸受孔11は支持円筒
12の全長に亘って嵌装できるようにされている。そし
て、カム部分10が開口部13の口縁と係合している。
カム部材5を回動させた時には、この係合部分を介して
スライド板2にスライドのための応力が伝達されるよう
になっている。
【0019】また、カム部材5の軸受孔11には、中心
軸に沿って一対の係合脚14が垂下させてある。係合脚
14はカム部材5の底面を越えて延びており、各係合脚
14の先端には外向きのフック15が形成されている。
この一対の係合脚14は前記支持円筒12に挿通され
て、フック15の部分がベースハウジング4の底面内に
形成した凹部16内に臨むようにされており、フック1
5とベースハウジング4が係合してカム部材5の抜け止
めが図られている。
【0020】さて、上記のように回動自在に装着された
カム部材5には、図4乃至図6に示されているように
(図1も参照)、スライド板2の上面に沿って回動す
る、比較的短い短冊状のアーム17が、前記カム部分1
0の一側から一体となって放射状に延びている。このア
ーム17は、カム部材5を前記支持円筒12の回りで回
動させた時に、先端17aがベースハウジング4の端部
側縁18(図1)よりも外側に飛び出さない長さに設定
されている。
【0021】そして、上記のアーム17に係合させるた
めのストッパ部材として、スライド板2の上面に、図1
に示されているように、第1のストッパ19と第2のス
トッパ20が、カム部材5の貫通する位置を挟んで両側
に設けてある。即ち、第1のストッパ19が、平面で見
てカム部材5の左側に設けられ、第2のストッパ20が
カム部材5の右側に設けられている。
【0022】第1のストッパ19および第2のストッパ
20は、それぞれ、スライド板2に一体となって設けら
れているもので、図7、8に示してあるように、下部の
座面21、22と、座面21、22の上部一側から上方
に立上るストッパ壁23、24で断面がL字状に形成さ
れている。そして、カム部材5の回動で移動して来るア
ーム17が、鎖線で示したように、座面21、22の上
方に乗り上げて(座面21、22がアーム17の下にも
ぐり込んで)、アーム17の一側縁17b若しくは他側
面17cがストッパ壁23若しくは24と係合できるよ
うにされている。即ち、スライド板2がオープン位置に
スライドした時(図1の左側)には、アーム17の一側
縁17bが第1のストッパ19のストッパ壁23と係合
し、そして、スライド板2がクローズ位置にスライドし
た時(図1の右側)には、アーム17の他側縁17cが
第2のストッパ20のストッパ壁24と係合するように
されている。
【0023】そして、アーム17の一側縁17bとスト
ッパ壁23が係合する係合面25の位置と、アーム17
の他側縁17cとストッパ壁24が係合する係合面26
の位置は、カム部材5の回動によってスライド板2がス
ライドする距離Xに合わせてこれに等しい距離Xだけ偏
位させてある。図9にはこの距離Xだけ偏位させた第1
および第2のストッパ19、20の部分を拡大して示し
てある。第1のストッパ19のストッパ壁23に形成さ
れる係合面25が、第2のストッパ20のストッパ壁2
4に形成される係合面26に対して、距離Xだけ、スラ
イド板2の先端方向(図9において下側)に偏位してい
る。
【0024】以上のように、このPGAパッケージ用ソ
ケット1によれば、カム部材5のアーム17と係合する
第1のストッパ19および第2のストッパ20をスライ
ド板2に設けたので、アーム17の長さを、回動の際に
ベースハウジング4の外側に飛び出さない程度の短い長
さにできる。したがって、このソケットを実装するプリ
ント回路基板上には、ベースハウジング4の周囲にアー
ム17を回動させるための空間を確保しなくても良くで
き、その分、プリント回路基板上の実装密度を向上する
ことができる。
【0025】また、第1および第2のストッパ19、2
0によって形成されるアーム17との係合面25、26
の位置を、スライド板2のスライド距離Xに合わせて偏
位させたので、カム部材5およびアーム17の回動の停
止位置を、スライド板2のオープン位置とクローズ位置
で、それぞれ、正確に規制することができる。したがっ
て、オープン位置でPGAパッケージの装着が確実にゼ
ロ挿入力で円滑にでき、また、クローズ位置でPGAパ
ッケージのリードピンと端子8の接続を確実にして、接
続の高い信頼性を保証することができる。
【0026】更に、第1および第2のストッパ19、2
0を、前記の如く断面L字状に形成して、座面21、2
2がアーム17の下にもぐり込むように構成することに
よってストッパ壁23、24の強度を高めて、回動して
来るアーム17から受ける応力に対する耐力を増すこと
ができる。したがって、上記のオープン位置およびクロ
ーズ位置の停止位置が常時正確にすることができ、装着
の円滑性や接続の高い信頼性を保持する点で効果的であ
る。
【0027】以上で説明した実施形態では、第1のスト
ッパ19および第2のストッパ20を、スライド板2の
スライド方向でスライド距離Xに合わせて、距離Xだけ
偏位させて設けたが、第1および第2のストッパ19、
20を、スライド板2のスライド方向で同一の位置に設
けることもできる。次に説明する図10および図11の
実施形態は、第1のストッパ19および第2のストッパ
20を、スライド板2上で、スライド方向において同一
の位置に設けているものである。
【0028】即ち、図10の実施形態のものは、第1の
ストッパ19の係合面25と第2のストッパ20の係合
面26が、スライド板2のスライド方向で同一の位置と
なっている。これに対応させて、係合面25と係合する
アーム17の一側縁17bに後退部27が形成してあ
る。後退部27の深さが、スライド板2のスライド距離
Xに合わせてあり、距離Xだけ後退している。
【0029】図11の実施形態のものは、上記と反対
で、第2のストッパ20の係合面26と係合するアーム
17の他側縁17cに突出部28が形成してある。突出
部28の突出の程度がスライド板2のスライド距離Xに
合わせてあり、距離Xだけ突出している。
【0030】これらの第2、第3の実施形態も前記と同
様であり、カム部材5のアーム17に対するストッパ部
材である第1、第2のストッパ19、20をスライド板
2上に設けてあるので、アーム17の長さを、回動の際
にベースハウジング4の外側に飛び出さない程度の短い
長さにできる。したがって、プリント回路基板上の実装
密度の向上に寄与することができる。
【0031】第1、第2のストッパ19、20は、断面
L字状とされて、アーム17の下にもぐり込む座面2
1、22を備えているので、ストッパ壁23、24の強
度を増してアーム17の回動力に対する耐力が向上す
る。このため、スライド板2のオープン位置およびクロ
ーズ位置を正確に規制することができ、PGAパッケー
ジの装着の円滑性並びに接続の高信頼性が保持できる点
も前記と同様である。
【0032】
【発明の効果】以上に説明の通り、この発明によれば、
カム部材と共に回動するアームと係合するストッパ部材
をスライド板上に設けた構成であるので、アームの長さ
を短くしてベースハウジングから外部に飛び出さないよ
うにすることができる。この結果、プリント回路基板な
どの実装基板上の実装密度の向上に寄与することができ
る。そして、アームとストッパ部材の係合面を偏位させ
たり、アームの側縁に後退部あるいは突出部を設けてス
ライド板のスライドに対応させたので、スライド板のオ
ープン位置およびクローズ位置を正確に規制することが
でき、ピングリッドアレイパッケージの装着の円滑性
と、接続の高信頼性を確保できる。
【0033】ストッパ部材たる第1および第2のストッ
パを断面L字状に形成して、アームの下にもぐり込む座
面を有するようにすることで、ストッパ部材の強度を増
して、上記の装着の円滑性と接続の高信頼性をより一層
確実に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態のPGAパッケージ
用ソケットの平面図であり、スライド板がオープン位置
にある状態とクローズ位置にある状態を合わせて示す図
である。
【図2】同じく実施形態の縦断面図である。
【図3】同じく実施形態の、カム部材の部分の拡大断面
図である。
【図4】カム部材の平面図である。
【図5】カム部材の正面図である。
【図6】カム部材の底面図である。
【図7】第1のストッパの部分の拡大側面図である。
【図8】第2のストッパの部分の拡大側面図である。
【図9】スライド板の一部拡大平面図である。
【図10】この発明の第2の実施形態の一部拡大平面図
である。
【図11】この発明の第3の実施形態の一部拡大平面図
である。
【図12】従来のPGAパッケージ用ソケットを説明す
る概略平面図である。
【符号の説明】
1 ピングリッドアレイパッケージ用ソケット 2 スライド板 3 スルーホール 4 ベースハウジング 5 カム部材 8 端子 17 アーム 17b アームの一側縁 17c アームの他側縁 19 第1のストッパ 20 第2のストッパ 21、22 座面 25、26 係合面 27 後退部 28 突出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子8がグリッドアレイ状に装
    着されているベースハウジング4と、スルーホール3が
    各端子8と対応させてグリッドアレイ状に形成され、ベ
    ースハウジング4の上側に重ねて設置されているスライ
    ド板2と、ベースハウジング4とスライド板2を貫通す
    る方向で設置されたカム部材5とを備え、カム部材5の
    回動によってスライド板2が、ピングリッドアレイパッ
    ケージのリードピンが前記スルーホール3を通して端子
    8の装着部まで挿入可能となるオープン位置と、挿入さ
    れたリードピンを端子8と係合させるクローズ位置との
    間でスライドするようにされているピングリッドアレイ
    パッケージ用ソケット1において、 前記カム部材5にはスライド板2の上面に沿って回動す
    るアーム17が設けてあると共に、スライド板2の上面
    の、カム部材5が貫通している部分を挟んで一側に、ス
    ライド板2がオープン位置にスライドした時に、前記ア
    ーム17の一側縁17bと係合する第1のストッパ19
    が設けてあり、カム部材5が貫通している部分を挟んで
    他側に、スライド板2がクローズ位置にスライドした時
    に、前記アーム17の他側縁17cと係合する第2のス
    トッパ20が設けてあり、 前記アーム17の一側縁17bと第1のストッパ19が
    係合する面25と、アーム17の他側縁17cと第2の
    ストッパ20が係合する面26とが、スライド板2のス
    ライド方向で、スライド板2のスライド距離Xに合わせ
    て偏位させてあることを特徴とするピングリッドアレイ
    パッケージ用ソケット。
  2. 【請求項2】 複数の端子8がグリッドアレイ状に装
    着されているベースハウジング4と、スルーホール3が
    各端子8と対応させてグリッドアレイ状に形成され、ベ
    ースハウジング4の上側に重ねて設置されているスライ
    ド板2と、ベースハウジング4とスライド板2を貫通す
    る方向で設置されたカム部材5とを備え、カム部材5の
    回動によってスライド板2が、ピングリッドアレイパッ
    ケージのリードピンが前記スルーホール3を通して端子
    8の装着部まで挿入可能となるオープン位置と、挿入さ
    れたリードピンを端子8と係合させるクローズ位置との
    間でスライドするようにされているピングリッドアレイ
    パッケージ用ソケット1において、 前記カム部材5にはスライド板2の上面に沿って回動す
    るアーム17が設けてあると共に、スライド板2の上面
    の、カム部材5が貫通している部分を挟んで一側に、ス
    ライド板2がオープン位置にスライドした時に、前記ア
    ーム17の一側縁17bと係合する第1のストッパ19
    が設けてあり、カム部材5が貫通している部分を挟んで
    他側に、スライド板2がクローズ位置にスライドした時
    に、前記アーム17の他側縁17cと係合する第2のス
    トッパが設けてあり、 前記第1および第2のストッパ19、20がスライド板
    2のスライド方向で同一位置に設けてあると共に、前記
    アーム17の第1のストッパ19と係合する一側縁17
    bに、スライド板2のスライド距離Xに合わせて後退部
    27が形成してあることを特徴とするピングリッドアレ
    イパッケージ用ソケット。
  3. 【請求項3】 複数の端子8がグリッドアレイ状に装
    着されているベースハウジング4と、スルーホール3が
    各端子8と対応させてグリッドアレイ状に形成され、ベ
    ースハウジング4の上側に重ねて設置されているスライ
    ド板2と、ベースハウジング4とスライド板2を貫通す
    る方向で設置されたカム部材5とを備え、カム部材5の
    回動によってスライド板2が、ピングリッドアレイパッ
    ケージのリードピンが前記スルーホール3を通して端子
    8の装着部まで挿入可能となるオープン位置と、挿入さ
    れたリードピンを端子8と係合させるクローズ位置との
    間でスライドするようにされているピングリッドアレイ
    パッケージ用ソケット1において、 前記カム部材5にはスライド板2の上面に沿って回動す
    るアーム17が設けてあると共に、スライド板2の上面
    の、カム部材5が貫通している部分を挟んで一側に、ス
    ライド板2がオープン位置にスライドした時に、前記ア
    ーム17の一側縁17bと係合する第1のストッパ19
    が設けてあり、カム部材5が貫通している部分を挟んで
    他側に、スライド板2がクローズ位置にスライドした時
    に、前記アーム17の他側縁17cと係合する第2のス
    トッパが設けてあり、 前記第1および第2のストッパ19、20がスライド板
    2のスライド方向で同一位置に設けてあると共に、前記
    アーム17の第2のストッパ20と係合する他側縁17
    cに、スライド板2のスライド距離Xに合わせて突出部
    28が形成してあることを特徴とするピングリッドアレ
    イパッケージ用ソケット。
  4. 【請求項4】 第1および第2のストッパ19,20
    は、断面がL字形とされてアーム17の下側にもぐり込
    む座面21,22を備えている請求項1,2又は3に記
    載のピングリッドアレイパッケージ用ソケット。
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