JP2002203357A - ディスクチェンジャー装置 - Google Patents
ディスクチェンジャー装置Info
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- JP2002203357A JP2002203357A JP2000401760A JP2000401760A JP2002203357A JP 2002203357 A JP2002203357 A JP 2002203357A JP 2000401760 A JP2000401760 A JP 2000401760A JP 2000401760 A JP2000401760 A JP 2000401760A JP 2002203357 A JP2002203357 A JP 2002203357A
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- JP
- Japan
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- disk
- unit
- housing
- section
- driving
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスク収容部の収容枚数を増やすといった
装置改造を容易に行うことができるディスクチェンジャ
ー装置を提供する。 【解決手段】 このディスクチェンジャー装置の筐体部
の一部である底面部105aには、上下駆動部65、授
受機構駆動部66といったディスクを搬送を行うために
必要な複雑な機構が設けられている。この底面部105
aに、側面部105bや上面部といった筐体部の他の面
部をネジ106によって組み立てることにより、このデ
ィスクチェンジャー装置の筐体部が構成されている。こ
のようにすることで、上下方向に当該ディスクチェンジ
ャー装置を拡大するといった改造を行う場合には、上下
駆動部65や授受機構駆動部66が設けられた主要部で
ある底面部105aをそのまま利用し、側面部105b
を拡大するサイズのものに代えて筐体部を組み立てると
いった簡単な作業で済む。
装置改造を容易に行うことができるディスクチェンジャ
ー装置を提供する。 【解決手段】 このディスクチェンジャー装置の筐体部
の一部である底面部105aには、上下駆動部65、授
受機構駆動部66といったディスクを搬送を行うために
必要な複雑な機構が設けられている。この底面部105
aに、側面部105bや上面部といった筐体部の他の面
部をネジ106によって組み立てることにより、このデ
ィスクチェンジャー装置の筐体部が構成されている。こ
のようにすることで、上下方向に当該ディスクチェンジ
ャー装置を拡大するといった改造を行う場合には、上下
駆動部65や授受機構駆動部66が設けられた主要部で
ある底面部105aをそのまま利用し、側面部105b
を拡大するサイズのものに代えて筐体部を組み立てると
いった簡単な作業で済む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(Compact Di
sc)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magn
eto-optical Disc)等のディスクを複数収容するディス
クチェンジャー装置に関する。
sc)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magn
eto-optical Disc)等のディスクを複数収容するディス
クチェンジャー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のCDやDVDなどのデ
ィスクを積層収容したディスクラックから1枚のディス
クを取り出して再生等を行うディスクチェンジャー装置
が用いられている。
ィスクを積層収容したディスクラックから1枚のディス
クを取り出して再生等を行うディスクチェンジャー装置
が用いられている。
【0003】図24に示すように、このようなディスク
チェンジャー装置は、ディスクラック1のディスク積層
方向(図示の例では上下方向)に沿って移動可能に設け
られたディスク搬送部2を備えており、ディスクラック
1に収容されたあるディスクを取り出して再生等する場
合には、当該ディスクの収容位置に対応した位置にディ
スク搬送部2が移動し、ディスク搬送部2によってディ
スクラック1からディスクが取り出される。そして、デ
ィスク搬送部2は、取り出したディスクを保持したま
ま、ピックアップユニット3近傍まで移動する。このよ
うにディスク搬送部2によって移動させられたディスク
に対してピックアップユニット3が再生処理等を行うよ
うになっている。
チェンジャー装置は、ディスクラック1のディスク積層
方向(図示の例では上下方向)に沿って移動可能に設け
られたディスク搬送部2を備えており、ディスクラック
1に収容されたあるディスクを取り出して再生等する場
合には、当該ディスクの収容位置に対応した位置にディ
スク搬送部2が移動し、ディスク搬送部2によってディ
スクラック1からディスクが取り出される。そして、デ
ィスク搬送部2は、取り出したディスクを保持したま
ま、ピックアップユニット3近傍まで移動する。このよ
うにディスク搬送部2によって移動させられたディスク
に対してピックアップユニット3が再生処理等を行うよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクチ
ェンジャー装置のユーザとしては、ディスクラック1の
収容枚数が多いと使用上便利であるため、現在使用して
いるディスクチェンジャー装置のディスクラック1のデ
ィスク収容枚数を多くしたいといった要望がある。従来
では、このような要望に応えるためには、新しいディス
クチェンジャー装置を購入するか、現在あるディスクチ
ェンジャー装置を大幅に改造するといった改造作業を行
う必要があった。
ェンジャー装置のユーザとしては、ディスクラック1の
収容枚数が多いと使用上便利であるため、現在使用して
いるディスクチェンジャー装置のディスクラック1のデ
ィスク収容枚数を多くしたいといった要望がある。従来
では、このような要望に応えるためには、新しいディス
クチェンジャー装置を購入するか、現在あるディスクチ
ェンジャー装置を大幅に改造するといった改造作業を行
う必要があった。
【0005】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、ディスク収容部の収容枚数を増やすといっ
た装置改造を容易に行うことができるディスクチェンジ
ャー装置を提供することを目的とする。
ものであり、ディスク収容部の収容枚数を増やすといっ
た装置改造を容易に行うことができるディスクチェンジ
ャー装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載のディスクチェンジャー装
置は、筐体部と、前記筐体部内に配置され、複数のディ
スクを収容するディスク収容部と、前記筐体部に対して
所定の直線方向に沿って移動可能に設けられ、前記ディ
スクを保持した状態で移動することにより、前記ディス
クの収容位置と前記筐体部内の所定の処理位置との間で
ディスクを搬送する搬送手段と、前記筐体部における前
記所定の直線方向の一端側に設けられ、第1の駆動源を
有する第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段と着脱自
在に連結される駆動手段であって、前記第1の駆動手段
から伝達される駆動力を前記所定の直線方向の駆動力に
変換して前記搬送手段を移動させる第2の駆動手段とを
具備し、前記筐体部は、前記第1の駆動手段が設けられ
る前記所定の直線方向の一端側と、他の部位とが着脱自
在になされていることを特徴としている。
め、本発明の請求項1に記載のディスクチェンジャー装
置は、筐体部と、前記筐体部内に配置され、複数のディ
スクを収容するディスク収容部と、前記筐体部に対して
所定の直線方向に沿って移動可能に設けられ、前記ディ
スクを保持した状態で移動することにより、前記ディス
クの収容位置と前記筐体部内の所定の処理位置との間で
ディスクを搬送する搬送手段と、前記筐体部における前
記所定の直線方向の一端側に設けられ、第1の駆動源を
有する第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段と着脱自
在に連結される駆動手段であって、前記第1の駆動手段
から伝達される駆動力を前記所定の直線方向の駆動力に
変換して前記搬送手段を移動させる第2の駆動手段とを
具備し、前記筐体部は、前記第1の駆動手段が設けられ
る前記所定の直線方向の一端側と、他の部位とが着脱自
在になされていることを特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載のディスクチェンジ
ャー装置は、請求項1に記載のディスクチェンジャー装
置において、前記筐体部における前記一端側に設けら
れ、前記第1の駆動源により変位させられる変位部材
と、前記変位部材の位置を検出する検出手段と、前記筐
体部における前記一端側に設けられ、前記検出手段の検
出結果に基づいて前記第1の駆動源を制御する制御手段
とをさらに具備することを特徴としている。
ャー装置は、請求項1に記載のディスクチェンジャー装
置において、前記筐体部における前記一端側に設けら
れ、前記第1の駆動源により変位させられる変位部材
と、前記変位部材の位置を検出する検出手段と、前記筐
体部における前記一端側に設けられ、前記検出手段の検
出結果に基づいて前記第1の駆動源を制御する制御手段
とをさらに具備することを特徴としている。
【0008】また、請求項3に記載のディスクチェンジ
ャー装置は、請求項1または2に記載のディスクチェン
ジャー装置において、前記搬送手段に搭載され、前記デ
ィスク収容部との間でディスクの授受を行う授受手段を
さらに具備し、前記第1の駆動手段は、第2の駆動源
と、当該第2の駆動源の発生する駆動力を前記搬送手段
に搭載された前記授受手段に伝達する伝達手段とを有し
ていることを特徴としている。
ャー装置は、請求項1または2に記載のディスクチェン
ジャー装置において、前記搬送手段に搭載され、前記デ
ィスク収容部との間でディスクの授受を行う授受手段を
さらに具備し、前記第1の駆動手段は、第2の駆動源
と、当該第2の駆動源の発生する駆動力を前記搬送手段
に搭載された前記授受手段に伝達する伝達手段とを有し
ていることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.ディスクチェンジャー装置の全体構成 まず、図1および図2は本発明の一実施形態に係るディ
スクチェンジャー装置の外観を示す斜視図である。な
お、説明簡略化のために、図1および図2では、外観カ
バー部材等の装飾部品を取り外したディスクチェンジャ
ー装置100の主要部を示している。図1および図2に
示すように、このディスクチェンジャー装置100は、
略直方体状の筐体部10と、CDやDVDなどのディス
クDを積層収容するディスクラック(ディスク収容部)
11と、ディスクDに対して記録・再生処理を行うピッ
クアップ12aを搭載するピックアップユニット12と
を備えている。
施形態について説明する。 A.ディスクチェンジャー装置の全体構成 まず、図1および図2は本発明の一実施形態に係るディ
スクチェンジャー装置の外観を示す斜視図である。な
お、説明簡略化のために、図1および図2では、外観カ
バー部材等の装飾部品を取り外したディスクチェンジャ
ー装置100の主要部を示している。図1および図2に
示すように、このディスクチェンジャー装置100は、
略直方体状の筐体部10と、CDやDVDなどのディス
クDを積層収容するディスクラック(ディスク収容部)
11と、ディスクDに対して記録・再生処理を行うピッ
クアップ12aを搭載するピックアップユニット12と
を備えている。
【0010】図1に示すように、筐体部10は、その長
辺方向である矢印X方向に延びる空洞Sが形成された角
筒状であり、このディスクチェンジャー装置100の使
用時には、図示のようにディスクラック11が空洞Sの
上段に、ピックアップユニット12が空洞Sの下段に、
開口部10c側から図中矢印Xで示す方向に挿入されて
所定の位置にセットされるようになっている。また、筐
体部10の内部には、ディスクラック11と、ディスク
Dに対して再生等の処理が行われる処理位置との間でデ
ィスクDを搬送するための搬送機構が配置されている。
辺方向である矢印X方向に延びる空洞Sが形成された角
筒状であり、このディスクチェンジャー装置100の使
用時には、図示のようにディスクラック11が空洞Sの
上段に、ピックアップユニット12が空洞Sの下段に、
開口部10c側から図中矢印Xで示す方向に挿入されて
所定の位置にセットされるようになっている。また、筐
体部10の内部には、ディスクラック11と、ディスク
Dに対して再生等の処理が行われる処理位置との間でデ
ィスクDを搬送するための搬送機構が配置されている。
【0011】図2に示すように、筐体部10の形成する
空洞S内に配置されたディスクラック11およびピック
アップユニット12は、各々の表面部11aおよび表面
部12bが筐体部10の表面部10aと面が揃った状態
で露出するようになされている。この状態で筐体部10
の表面部10aに上下方向に移動可能になされたレバー
20を押下操作することにより、ディスクラック11が
表面側に押し出されて突出するようになっており、ユー
ザはこのように突出した状態のディスクラック11を把
持して取り出すことができるようになっている。
空洞S内に配置されたディスクラック11およびピック
アップユニット12は、各々の表面部11aおよび表面
部12bが筐体部10の表面部10aと面が揃った状態
で露出するようになされている。この状態で筐体部10
の表面部10aに上下方向に移動可能になされたレバー
20を押下操作することにより、ディスクラック11が
表面側に押し出されて突出するようになっており、ユー
ザはこのように突出した状態のディスクラック11を把
持して取り出すことができるようになっている。
【0012】ピックアップユニット12は、ネジ12d
によって筐体部10にネジ止めされて固定されている。
ここで、ピックアップユニット12が筐体部10に挿入
されて所定の位置にセットされた場合に、表面部12b
の両側端側に設けられたネジ穴12cと、筐体部10の
表面部10aに形成されたネジ穴10dとが連通するよ
うになされている(図1参照)。このように連通するネ
ジ穴12cおよびネジ穴10dとにネジ12dが螺合さ
れることにより、ピックアップユニット12が筐体部1
0にネジ止めされ、所定の位置に装着されるようになっ
ている。したがって、ピックアップユニット12は、ネ
ジ12dを取り外して、表面側に引き出すといった簡易
な操作で筐体部10から取り出すことができるようにな
っている。
によって筐体部10にネジ止めされて固定されている。
ここで、ピックアップユニット12が筐体部10に挿入
されて所定の位置にセットされた場合に、表面部12b
の両側端側に設けられたネジ穴12cと、筐体部10の
表面部10aに形成されたネジ穴10dとが連通するよ
うになされている(図1参照)。このように連通するネ
ジ穴12cおよびネジ穴10dとにネジ12dが螺合さ
れることにより、ピックアップユニット12が筐体部1
0にネジ止めされ、所定の位置に装着されるようになっ
ている。したがって、ピックアップユニット12は、ネ
ジ12dを取り外して、表面側に引き出すといった簡易
な操作で筐体部10から取り出すことができるようにな
っている。
【0013】このように本実施形態に係るディスクチェ
ンジャー装置100では、筐体部10に対してディスク
ラック11およびピックアップユニット12が着脱自在
になされている。
ンジャー装置100では、筐体部10に対してディスク
ラック11およびピックアップユニット12が着脱自在
になされている。
【0014】図3に示すように、ディスクラック11
は、表面部11a(図2参照)と反対側である筐体部1
0内に装着されたときの奥側、つまり後述する搬送機構
55側(図4参照)が開放した箱状の部材であり、当該
開放側からディスクDを載置したトレイ101を挿入し
て収容することができるようになっている。ここで、箱
状のディスクラック11の内壁側面には、挿入されるデ
ィスクDを載置したトレイ101を案内する案内突起レ
ール262が上下方向にわたって多数形成されており、
これらの案内突起レール262上に1つのトレイ101
を載置して収容するためのスペース(収容部)が形成さ
れている。これらの案内突起レール262により上下方
向に多数形成されるスペースにトレイ101を載置する
ことにより、ディスクラック11はディスクDを上下方
向に複数積層収容することができるようになっている。
は、表面部11a(図2参照)と反対側である筐体部1
0内に装着されたときの奥側、つまり後述する搬送機構
55側(図4参照)が開放した箱状の部材であり、当該
開放側からディスクDを載置したトレイ101を挿入し
て収容することができるようになっている。ここで、箱
状のディスクラック11の内壁側面には、挿入されるデ
ィスクDを載置したトレイ101を案内する案内突起レ
ール262が上下方向にわたって多数形成されており、
これらの案内突起レール262上に1つのトレイ101
を載置して収容するためのスペース(収容部)が形成さ
れている。これらの案内突起レール262により上下方
向に多数形成されるスペースにトレイ101を載置する
ことにより、ディスクラック11はディスクDを上下方
向に複数積層収容することができるようになっている。
【0015】B.搬送機構 B−1.機械的構成 次に、図4は、ディスクラック11およびピックアップ
ユニット12が装着された場合の筐体部10内部を示す
側断面図である。同図に示すように、筐体部10内部に
おけるディスクラック11やピックアップユニット12
を挿入する表面部10a側と反対側には、ディスクラッ
ク11内の収容位置とピックアップユニット12による
記録・再生が行われる処理位置との間でディスクDを搬
送する搬送機構55が配置されている。
ユニット12が装着された場合の筐体部10内部を示す
側断面図である。同図に示すように、筐体部10内部に
おけるディスクラック11やピックアップユニット12
を挿入する表面部10a側と反対側には、ディスクラッ
ク11内の収容位置とピックアップユニット12による
記録・再生が行われる処理位置との間でディスクDを搬
送する搬送機構55が配置されている。
【0016】搬送機構55は、ディスクラック11にお
けるディスクDの積層方向(本実施形態では、上下方
向)に沿って移動可能に設けられるキャリア部58と、
キャリア部58を上下方向に移動させる駆動部56とを
備えている。
けるディスクDの積層方向(本実施形態では、上下方
向)に沿って移動可能に設けられるキャリア部58と、
キャリア部58を上下方向に移動させる駆動部56とを
備えている。
【0017】ここで、図5は搬送機構55付近を示す斜
視図である。なお、同図において、搬送機構55の構造
を明確にするために、筐体部10は部分的に図示を省略
している。図5に示すように、搬送機構55におけるキ
ャリア部58は、平板状の本体部58eと、当該本体部
58eの両側端にそれぞれ設けられる支持部58a,5
8bとを有している。支持部58a,58bには、上下
方向に貫通する係合穴58c,58dが形成されてお
り、当該係合穴58c,58dの各々に筐体部10に立
設された2本の支持シャフト57a,57bが摺動可能
に挿通させられている。これにより、キャリア部58の
本体部58eは、シャフト57a,57bによって平行
状態を維持したまま上下方向に移動可能に支持されてい
る。
視図である。なお、同図において、搬送機構55の構造
を明確にするために、筐体部10は部分的に図示を省略
している。図5に示すように、搬送機構55におけるキ
ャリア部58は、平板状の本体部58eと、当該本体部
58eの両側端にそれぞれ設けられる支持部58a,5
8bとを有している。支持部58a,58bには、上下
方向に貫通する係合穴58c,58dが形成されてお
り、当該係合穴58c,58dの各々に筐体部10に立
設された2本の支持シャフト57a,57bが摺動可能
に挿通させられている。これにより、キャリア部58の
本体部58eは、シャフト57a,57bによって平行
状態を維持したまま上下方向に移動可能に支持されてい
る。
【0018】また、キャリア部58の本体部58eの両
端部には、当該キャリア部58を上下方向に駆動するた
めのベルト機構40a,40bと連結される連結部58
f,58gが設けられている。連結部58f,58gの
各々は、Vベルト41a,41bの一箇所に取り付けら
れており、当該Vベルト41a,41bが上下方向に移
動した場合、この移動に伴って連結部58f,58gが
上下方向に移動させられる、つまりキャリア部58が上
下方向に移動させられるようになっている。
端部には、当該キャリア部58を上下方向に駆動するた
めのベルト機構40a,40bと連結される連結部58
f,58gが設けられている。連結部58f,58gの
各々は、Vベルト41a,41bの一箇所に取り付けら
れており、当該Vベルト41a,41bが上下方向に移
動した場合、この移動に伴って連結部58f,58gが
上下方向に移動させられる、つまりキャリア部58が上
下方向に移動させられるようになっている。
【0019】ベルト機構(第2の駆動機構)40a,4
0bは、それぞれ筐体部10の両側面の外方側に配置さ
れている(図1および図2参照)。ここで、両側面外方
にそれぞれ配置されるベルト機構40a,40bは同一
の構成であるため、以下においては、ベルト機構40a
のみの構成について説明することとする。
0bは、それぞれ筐体部10の両側面の外方側に配置さ
れている(図1および図2参照)。ここで、両側面外方
にそれぞれ配置されるベルト機構40a,40bは同一
の構成であるため、以下においては、ベルト機構40a
のみの構成について説明することとする。
【0020】ベルト機構40aは、上述したVベルト4
1aと、Vベルト41aが券回されるプーリー42,4
3,44,45とを有している。これらのプーリーのう
ち、3つのプーリー42,43,44は、Vベルト41
aの移動に伴って従動回転するプーリーであり、Vベル
ト41aは駆動プーリーであるプーリー45によって移
動させられるようになっている。プーリー45には、駆
動力を伝達するためのシャフト46が連結されている。
シャフト46には、後述する駆動部56のモータが発生
する駆動力が、軸支部材56a,56bの下方側に配置
されたプーリー、歯車およびVベルト等がらなる伝達機
構を介して伝達されるようになっており、この駆動力に
よって回転させられる。このようにシャフト46が回転
させられることにより、プーリー45は当該シャフト4
6の回転に伴って回転させられ、これによりVベルト4
1が上下方向に移動するようになされている。
1aと、Vベルト41aが券回されるプーリー42,4
3,44,45とを有している。これらのプーリーのう
ち、3つのプーリー42,43,44は、Vベルト41
aの移動に伴って従動回転するプーリーであり、Vベル
ト41aは駆動プーリーであるプーリー45によって移
動させられるようになっている。プーリー45には、駆
動力を伝達するためのシャフト46が連結されている。
シャフト46には、後述する駆動部56のモータが発生
する駆動力が、軸支部材56a,56bの下方側に配置
されたプーリー、歯車およびVベルト等がらなる伝達機
構を介して伝達されるようになっており、この駆動力に
よって回転させられる。このようにシャフト46が回転
させられることにより、プーリー45は当該シャフト4
6の回転に伴って回転させられ、これによりVベルト4
1が上下方向に移動するようになされている。
【0021】ここで、シャフト46は、左右方向に延在
しており、その一端が上記プーリー45に連結されると
ともに、他端はベルト機構40bの駆動プーリーである
プーリー45に連結されている。これにより、駆動部5
6によって回転させられるシャフト46から両側方に配
置されたベルト機構40a,40bに同じ駆動力が伝達
されるようになっている。したがって、キャリア部58
の両側に配置されたベルト機構40a,40bがキャリ
ア部58を駆動する量が同じとなり、キャリア部58は
平行状態を維持したまま、上下方向に移動することがで
きるようになっている。
しており、その一端が上記プーリー45に連結されると
ともに、他端はベルト機構40bの駆動プーリーである
プーリー45に連結されている。これにより、駆動部5
6によって回転させられるシャフト46から両側方に配
置されたベルト機構40a,40bに同じ駆動力が伝達
されるようになっている。したがって、キャリア部58
の両側に配置されたベルト機構40a,40bがキャリ
ア部58を駆動する量が同じとなり、キャリア部58は
平行状態を維持したまま、上下方向に移動することがで
きるようになっている。
【0022】また、キャリア部58の本体部58eは、
上述したシャフト57a,57bの2本のシャフトに加
え、筐体部10に立設された駆動力伝達シャフト(伝達
手段)48に上下方向に摺動可能に係合されている。駆
動力伝達シャフト48は、本体部58eに搭載されたデ
ィスク授受機構51に駆動力を伝達するためのシャフト
であり、これについては後述する。
上述したシャフト57a,57bの2本のシャフトに加
え、筐体部10に立設された駆動力伝達シャフト(伝達
手段)48に上下方向に摺動可能に係合されている。駆
動力伝達シャフト48は、本体部58eに搭載されたデ
ィスク授受機構51に駆動力を伝達するためのシャフト
であり、これについては後述する。
【0023】キャリア部58は、筐体部10の両側方に
配置されたベルト機構40a,40bによって平行状態
を維持したまま上下方向に移動させられることになるこ
とは上述した通りである。次に、キャリア部58を駆動
するベルト機構40a,40bに駆動力を付与するシャ
フト46を回転駆動する駆動部56の詳細について説明
する。図5に示すように、駆動部56は、筐体部10の
底面付近に配置されており、モータ、多数のプーリや歯
車を有している。
配置されたベルト機構40a,40bによって平行状態
を維持したまま上下方向に移動させられることになるこ
とは上述した通りである。次に、キャリア部58を駆動
するベルト機構40a,40bに駆動力を付与するシャ
フト46を回転駆動する駆動部56の詳細について説明
する。図5に示すように、駆動部56は、筐体部10の
底面付近に配置されており、モータ、多数のプーリや歯
車を有している。
【0024】ここで、図6は駆動部56付近を軸支部材
56a,56b(図5参照)の下方側を示す平断面図で
あるが、駆動部56の構成をより明確にするために、軸
支部材56a,56b上に配置されたモータを一点鎖線
で図示している。
56a,56b(図5参照)の下方側を示す平断面図で
あるが、駆動部56の構成をより明確にするために、軸
支部材56a,56b上に配置されたモータを一点鎖線
で図示している。
【0025】図6に示すように、駆動部56は、上述し
たシャフト46を回転駆動することにより、キャリア部
58を上下方向に駆動する上下駆動部(第1の駆動機
構)65と、キャリア部58に搭載されたディスク授受
機構51を駆動する授受機構駆動部66とを有してい
る。これらの上下駆動部65および授受機構駆動部66
の各々は、駆動源となる回転モータ165,166を有
している。
たシャフト46を回転駆動することにより、キャリア部
58を上下方向に駆動する上下駆動部(第1の駆動機
構)65と、キャリア部58に搭載されたディスク授受
機構51を駆動する授受機構駆動部66とを有してい
る。これらの上下駆動部65および授受機構駆動部66
の各々は、駆動源となる回転モータ165,166を有
している。
【0026】まず、図6および図7を参照しながら上下
駆動部65の構成について詳細に説明する。上下駆動部
65は、上述した駆動源となる回転モータ165の回転
軸165aに連結されるプーリ150および駆動量検出
用車151を有している。回転軸165aに連結される
プーリ150および駆動量検出用車151は、回転モー
タ165の回転に伴って回転軸165aを中心として回
転させられる。駆動量検出用車151は、キャリア部5
8の位置制御を行う際に、キャリア部58の位置情報を
検出するために用いられるものであり、回転モータ16
5の回転に伴って回転した場合、筐体部10の底面部に
配置された2つのフォトセンサ156a,156bによ
ってその回転状態が検出される。この検出結果に基づい
て位置情報が検出されることになるが、これについての
詳細は後述する。
駆動部65の構成について詳細に説明する。上下駆動部
65は、上述した駆動源となる回転モータ165の回転
軸165aに連結されるプーリ150および駆動量検出
用車151を有している。回転軸165aに連結される
プーリ150および駆動量検出用車151は、回転モー
タ165の回転に伴って回転軸165aを中心として回
転させられる。駆動量検出用車151は、キャリア部5
8の位置制御を行う際に、キャリア部58の位置情報を
検出するために用いられるものであり、回転モータ16
5の回転に伴って回転した場合、筐体部10の底面部に
配置された2つのフォトセンサ156a,156bによ
ってその回転状態が検出される。この検出結果に基づい
て位置情報が検出されることになるが、これについての
詳細は後述する。
【0027】上述したベルト機構40a,40b(図5
参照)に駆動力を付与するためのシャフト46近傍に
は、プーリ152が配置されており、当該プーリ152
と上記プーリ150とにVベルト153が掛け渡されて
いる。これにより、上記のように回転モータ165の回
転により回転させられるプーリ150の回転駆動力がV
ベルト153を介してプーリ152に伝達され、プーリ
152が回転させられる。
参照)に駆動力を付与するためのシャフト46近傍に
は、プーリ152が配置されており、当該プーリ152
と上記プーリ150とにVベルト153が掛け渡されて
いる。これにより、上記のように回転モータ165の回
転により回転させられるプーリ150の回転駆動力がV
ベルト153を介してプーリ152に伝達され、プーリ
152が回転させられる。
【0028】プーリ152の回転軸と同軸にウォーム1
54が取り付けられており、上記のようにVベルト15
3によりベルト駆動されるプーリ152の回転に伴って
ウォーム154が回転するようになっている。このウォ
ーム154には、シャフト46を軸として取り付けられ
たウォームギヤ155が歯合されており、上述したよう
にウォーム154が回転させられた場合には、ウォーム
ギヤ155が回転させられるようになっている。このよ
うにウォームギヤ155が回転することにより、これと
一体となってシャフト46が回転させられる。このよう
にして、回転モータ165の駆動力がシャフト46に伝
達され、シャフト46が回転させられる。この結果、上
述したベルト機構40a,40bによってキャリア部5
8を上下方向に移動させることができるようになってい
る。
54が取り付けられており、上記のようにVベルト15
3によりベルト駆動されるプーリ152の回転に伴って
ウォーム154が回転するようになっている。このウォ
ーム154には、シャフト46を軸として取り付けられ
たウォームギヤ155が歯合されており、上述したよう
にウォーム154が回転させられた場合には、ウォーム
ギヤ155が回転させられるようになっている。このよ
うにウォームギヤ155が回転することにより、これと
一体となってシャフト46が回転させられる。このよう
にして、回転モータ165の駆動力がシャフト46に伝
達され、シャフト46が回転させられる。この結果、上
述したベルト機構40a,40bによってキャリア部5
8を上下方向に移動させることができるようになってい
る。
【0029】なお、本実施形態では、上述したように回
転モータ165に直接連結される駆動力伝達機構として
歯車ではなく、プーリ150、プーリ152およびVベ
ルト153からなるベルト伝達機構を採用している。こ
れにより、回転モータ165駆動時にこれらの駆動力伝
達機構から発生する騒音を低減している。
転モータ165に直接連結される駆動力伝達機構として
歯車ではなく、プーリ150、プーリ152およびVベ
ルト153からなるベルト伝達機構を採用している。こ
れにより、回転モータ165駆動時にこれらの駆動力伝
達機構から発生する騒音を低減している。
【0030】次に、授受機構駆動部66について図6お
よび図8を参照しながら説明する。授受機構駆動部66
は、駆動源となる回転モータ(第2の駆動源)166の
回転軸166aに連結されるプーリ170を有してお
り、プーリ170は回転軸166aを中心として回転モ
ータ166の回転に伴って回転させられる。プーリ17
0およびプーリ171にはVベルト172が掛け渡され
ており、これによりプーリ170の回転に伴ってプーリ
171が回転させられるようになっている。
よび図8を参照しながら説明する。授受機構駆動部66
は、駆動源となる回転モータ(第2の駆動源)166の
回転軸166aに連結されるプーリ170を有してお
り、プーリ170は回転軸166aを中心として回転モ
ータ166の回転に伴って回転させられる。プーリ17
0およびプーリ171にはVベルト172が掛け渡され
ており、これによりプーリ170の回転に伴ってプーリ
171が回転させられるようになっている。
【0031】プーリ171と同軸には、小径の歯車17
3が取り付けられており、歯車173はプーリ171の
回転に伴って回転させられるようになっている。歯車1
73には、分配大歯車174aが歯合されており、分配
大歯車174aの同軸には、分配中歯車174bおよび
分配小歯車174cが取り付けられている。これによ
り、歯車173の回転によって分配大歯車174a、分
配中歯車174bおよび分配小歯車174cが回転させ
られるようになっている。
3が取り付けられており、歯車173はプーリ171の
回転に伴って回転させられるようになっている。歯車1
73には、分配大歯車174aが歯合されており、分配
大歯車174aの同軸には、分配中歯車174bおよび
分配小歯車174cが取り付けられている。これによ
り、歯車173の回転によって分配大歯車174a、分
配中歯車174bおよび分配小歯車174cが回転させ
られるようになっている。
【0032】分配中歯車174bには、上述した駆動力
伝達シャフト48を軸部とする歯車175が歯合されて
おり、分配中歯車174bの回転に伴って歯車175が
回転させられると、駆動力伝達シャフト48がこれに伴
って回転させられるようになっている。このように駆動
力伝達シャフト48を回転させることにより、キャリア
部58に搭載されたディスク授受機構51に駆動力を伝
達している。
伝達シャフト48を軸部とする歯車175が歯合されて
おり、分配中歯車174bの回転に伴って歯車175が
回転させられると、駆動力伝達シャフト48がこれに伴
って回転させられるようになっている。このように駆動
力伝達シャフト48を回転させることにより、キャリア
部58に搭載されたディスク授受機構51に駆動力を伝
達している。
【0033】分配小歯車174cには、歯車176が歯
合されており、当該歯車175の裏面には、後述するデ
ィスク授受機構51(図5参照)のフック機構の移動を
制御するために用いられる情報を検出するための筒型シ
ャッター部材177が設けられている。一方、歯車17
6の裏面側における基板上には、2つのフォトセンサ1
78a,178bが配置されており、これらのフォトセ
ンサ178a,178bの検出結果に基づいてフック機
構を制御するための情報が求められる。なお、フォトセ
ンサ178a,178bの検出内容やこれに基づいて求
められる情報についての詳細は後述する。
合されており、当該歯車175の裏面には、後述するデ
ィスク授受機構51(図5参照)のフック機構の移動を
制御するために用いられる情報を検出するための筒型シ
ャッター部材177が設けられている。一方、歯車17
6の裏面側における基板上には、2つのフォトセンサ1
78a,178bが配置されており、これらのフォトセ
ンサ178a,178bの検出結果に基づいてフック機
構を制御するための情報が求められる。なお、フォトセ
ンサ178a,178bの検出内容やこれに基づいて求
められる情報についての詳細は後述する。
【0034】このように授受機構駆動部66は、プー
リ、Vベルトおよび歯車を用いて回転モータ166の発
生する駆動力を駆動力伝達シャフト48に伝達し、駆動
力伝達シャフト48を回転させることができる。次に、
このように授受機構駆動部66によって回転させられる
駆動力伝達シャフト48により駆動されるディスク授受
機構51について詳細に説明する。
リ、Vベルトおよび歯車を用いて回転モータ166の発
生する駆動力を駆動力伝達シャフト48に伝達し、駆動
力伝達シャフト48を回転させることができる。次に、
このように授受機構駆動部66によって回転させられる
駆動力伝達シャフト48により駆動されるディスク授受
機構51について詳細に説明する。
【0035】図9に示すように、ディスク授受機構51
は、ディスクラック11(図1および図2参照)に収容
されたディスクDの取り出し、およびディスクラック1
1へのディスク収容作業を行うフック機構80と、フッ
ク機構80をディスクラック11からのディスクDの取
り出し方向(収容時の挿入方向でもある、以下、ディス
ク移動方向という)である図の左右方向に移動させるベ
ルト機構81とを備えている。
は、ディスクラック11(図1および図2参照)に収容
されたディスクDの取り出し、およびディスクラック1
1へのディスク収容作業を行うフック機構80と、フッ
ク機構80をディスクラック11からのディスクDの取
り出し方向(収容時の挿入方向でもある、以下、ディス
ク移動方向という)である図の左右方向に移動させるベ
ルト機構81とを備えている。
【0036】ベルト機構81は、上述した筐体部10の
底面部に配置された授受機構駆動部66(図6および図
8参照)により回転させられる駆動力伝達シャフト48
に取り付けられたプーリ85を有している。このプーリ
85と、略平板状の本体部58eのディスクラック11
側(図9の左側)に設けられたプーリ86とにはVベル
ト87が掛け渡されており、Vベルト87は駆動力伝達
シャフト48と一体となって回転させられるプーリ85
によって上記ディスク移動方向である図中左右方向に移
動するようになっている。このようにディスク移動方向
に沿って移動するVベルト87の1箇所にフック機構8
0が取り付けられている。また、フック機構80は、本
体部58eにディスクの取り出しおよび収容方向に沿っ
て形成された貫通溝88に沿って移動可能に支持されて
おり、これによりフック機構80はVベルト87の移動
に伴ってディスク移動方向に移動することができるよう
になっている。ここで、図9中駆動力伝達シャフト48
が反時計回りに回転させられた場合には、Vベルト87
の移動に伴ってフック機構80が図中右側から左側に移
動し、逆に駆動力伝達シャフト48が時計回りに回転さ
せられた場合には、Vベルト87の移動に伴ってフック
機構80が図中左側から右側に移動するようになってい
る。駆動力伝達シャフト48を駆動する制御回路(後述
する)は、駆動力伝達シャフト48の回転方向を切り換
えることにより、フック機構80の移動方向を変えるよ
うになっている。
底面部に配置された授受機構駆動部66(図6および図
8参照)により回転させられる駆動力伝達シャフト48
に取り付けられたプーリ85を有している。このプーリ
85と、略平板状の本体部58eのディスクラック11
側(図9の左側)に設けられたプーリ86とにはVベル
ト87が掛け渡されており、Vベルト87は駆動力伝達
シャフト48と一体となって回転させられるプーリ85
によって上記ディスク移動方向である図中左右方向に移
動するようになっている。このようにディスク移動方向
に沿って移動するVベルト87の1箇所にフック機構8
0が取り付けられている。また、フック機構80は、本
体部58eにディスクの取り出しおよび収容方向に沿っ
て形成された貫通溝88に沿って移動可能に支持されて
おり、これによりフック機構80はVベルト87の移動
に伴ってディスク移動方向に移動することができるよう
になっている。ここで、図9中駆動力伝達シャフト48
が反時計回りに回転させられた場合には、Vベルト87
の移動に伴ってフック機構80が図中右側から左側に移
動し、逆に駆動力伝達シャフト48が時計回りに回転さ
せられた場合には、Vベルト87の移動に伴ってフック
機構80が図中左側から右側に移動するようになってい
る。駆動力伝達シャフト48を駆動する制御回路(後述
する)は、駆動力伝達シャフト48の回転方向を切り換
えることにより、フック機構80の移動方向を変えるよ
うになっている。
【0037】また、本体部58eに形成された貫通溝
(案内部)88は、上述したようにディスク移動方向に
沿って形成された直線溝部88aと、直線溝部88aの
ディスクラック11側(図の左側)からほぼ垂直に屈曲
する屈曲溝部88bと、直線溝部88aと屈曲溝部88
bとの間に設けられる斜面溝部88sとを有しており、
当該斜面溝部88sおよび屈曲溝部88bによってフッ
ク機構80がディスクを取り出することを可能としてい
る。このようなフック機構80の動作については後述す
る。
(案内部)88は、上述したようにディスク移動方向に
沿って形成された直線溝部88aと、直線溝部88aの
ディスクラック11側(図の左側)からほぼ垂直に屈曲
する屈曲溝部88bと、直線溝部88aと屈曲溝部88
bとの間に設けられる斜面溝部88sとを有しており、
当該斜面溝部88sおよび屈曲溝部88bによってフッ
ク機構80がディスクを取り出することを可能としてい
る。このようなフック機構80の動作については後述す
る。
【0038】次に、フック機構80について、当該フッ
ク機構80近傍の分解斜視図である図10および前掲図
9を参照しながら説明する。フック機構80は、本体部
58eの上方側に積層配置されるベルト連結部(移動手
段)80a,80bと、本体部58eの下方側に配置さ
れるフック部(係合部材)80cと、ベルト連結部80
aとベルト連結部80bとを連結するセルフタップネジ
80dとを有している。
ク機構80近傍の分解斜視図である図10および前掲図
9を参照しながら説明する。フック機構80は、本体部
58eの上方側に積層配置されるベルト連結部(移動手
段)80a,80bと、本体部58eの下方側に配置さ
れるフック部(係合部材)80cと、ベルト連結部80
aとベルト連結部80bとを連結するセルフタップネジ
80dとを有している。
【0039】ベルト連結部80a,80bは、タイミン
グベルト87を挟み込んで係合するための係合部89
a,89bを有しており、係合部89bにはタイミング
ベルト87と噛み合う歯型が形成されている。この歯型
が形成された係合部89bとタイミングベルト87が噛
み合うとともに、係合部89aと係合部89bとの間で
タイミングベルト87を挟み込むことによりフック機構
80をタイミングベルト87に固定している。
グベルト87を挟み込んで係合するための係合部89
a,89bを有しており、係合部89bにはタイミング
ベルト87と噛み合う歯型が形成されている。この歯型
が形成された係合部89bとタイミングベルト87が噛
み合うとともに、係合部89aと係合部89bとの間で
タイミングベルト87を挟み込むことによりフック機構
80をタイミングベルト87に固定している。
【0040】ベルト連結部80bの下面には、上述した
貫通溝88を形成するための突条88c,88dと係合
する突条係合部89c,89dが形成されており、突条
係合部89c,89dと突条88c,88dとが摺動可
能に係合させられている。これによりフック機構80は
がたつくことなく貫通溝88に沿って移動可能になされ
ている。
貫通溝88を形成するための突条88c,88dと係合
する突条係合部89c,89dが形成されており、突条
係合部89c,89dと突条88c,88dとが摺動可
能に係合させられている。これによりフック機構80は
がたつくことなく貫通溝88に沿って移動可能になされ
ている。
【0041】ベルト連結部80a,80bには、各々セ
ルフタップネジ80dが挿入される丸穴89e,および
セルフタップ用下孔89fが形成されている。これらの
丸穴89eおよびセルフタップ用下孔89fにセルフタ
ップネジ80dが挿入され、セルフタップ用下孔89f
にねじ込まれることにより、ベルト連結部80aとベル
ト連結部80bとが締結されている。
ルフタップネジ80dが挿入される丸穴89e,および
セルフタップ用下孔89fが形成されている。これらの
丸穴89eおよびセルフタップ用下孔89fにセルフタ
ップネジ80dが挿入され、セルフタップ用下孔89f
にねじ込まれることにより、ベルト連結部80aとベル
ト連結部80bとが締結されている。
【0042】ベルト連結部80aの下面側には、下方側
に延びるピン80pが取り付けられており、当該ピン8
0pはベルト連結部80bに設けられた孔80kおよび
貫通溝88を挿通させられ、その先端は本体部58eの
下面側に達している。さらに、ピン80pはフック部8
0cに形成された孔80nを挿通させられ、フック80
cの下面側でワッシャ80wによってフック部80cに
回転自在に結合されている。すなわち、上述したベルト
連結部80a,80bに対してフック部80cはピン8
0pを中心として回転自在に結合されている。
に延びるピン80pが取り付けられており、当該ピン8
0pはベルト連結部80bに設けられた孔80kおよび
貫通溝88を挿通させられ、その先端は本体部58eの
下面側に達している。さらに、ピン80pはフック部8
0cに形成された孔80nを挿通させられ、フック80
cの下面側でワッシャ80wによってフック部80cに
回転自在に結合されている。すなわち、上述したベルト
連結部80a,80bに対してフック部80cはピン8
0pを中心として回転自在に結合されている。
【0043】フック部80cの上面、つまり本体部58
eの下面に対向する面には、上方側に突出する突起ピン
90が突設されており、突起ピン90は貫通溝88内に
侵入している。ここで、貫通溝88の幅と突起ピン90
の径はほぼ同じであり、フック機構80が貫通溝88に
沿って移動する場合には、突起ピン90が貫通溝88に
対して摺動するようになっている。
eの下面に対向する面には、上方側に突出する突起ピン
90が突設されており、突起ピン90は貫通溝88内に
侵入している。ここで、貫通溝88の幅と突起ピン90
の径はほぼ同じであり、フック機構80が貫通溝88に
沿って移動する場合には、突起ピン90が貫通溝88に
対して摺動するようになっている。
【0044】フック部80cのディスクラック11側
(図9の左側)は鉤型に形成されており、この鉤型部分
91にディスクDを載置したトレイを引っかけてディス
クラック11から当該トレイを引き出すことができるよ
うになっている。このようなトレイ引き出し時のフック
機構80について図11を参照しながら説明する。な
お、図11においては、フック機構80のフック部80
cと貫通溝88との関係を明確に説明するために、ベル
ト連結部80a,80bやタイミングベルト87等を省
略している。
(図9の左側)は鉤型に形成されており、この鉤型部分
91にディスクDを載置したトレイを引っかけてディス
クラック11から当該トレイを引き出すことができるよ
うになっている。このようなトレイ引き出し時のフック
機構80について図11を参照しながら説明する。な
お、図11においては、フック機構80のフック部80
cと貫通溝88との関係を明確に説明するために、ベル
ト連結部80a,80bやタイミングベルト87等を省
略している。
【0045】まず、図11(a)は、フック機構80が
本体部58eに形成された貫通溝88の直線溝部88a
の部分に位置するときのフック部80c、ピン80pお
よび突起ピン90の状態を示す。この状態では、貫通溝
88に侵入しているピン80pおよび突起ピン90は、
ディスク移動方向に直線状に位置することになり、この
ためフック部80cは図示の方向に位置することにな
る。
本体部58eに形成された貫通溝88の直線溝部88a
の部分に位置するときのフック部80c、ピン80pお
よび突起ピン90の状態を示す。この状態では、貫通溝
88に侵入しているピン80pおよび突起ピン90は、
ディスク移動方向に直線状に位置することになり、この
ためフック部80cは図示の方向に位置することにな
る。
【0046】次に、フック機構80が本体部58eの最
もディスクラック11側の位置(第1の位置)に移動し
た場合には、ピン80pおよび突起ピン90の貫通溝8
8との係合状態は図11(b)に示すようになる。同図
に示すように、この状態ではピン80pおよび突起ピン
90はディスク移動方向に垂直な直線上に位置すること
になる。すなわち、図11(a)に示す場合と比較し、
ピン80pと突起ピン90との相対的な位置が変化させ
られ、この結果、図11(a)に示すフック部80cの
状態からピン80pを中心として図中反時計回りにほぼ
90°回転することになる。
もディスクラック11側の位置(第1の位置)に移動し
た場合には、ピン80pおよび突起ピン90の貫通溝8
8との係合状態は図11(b)に示すようになる。同図
に示すように、この状態ではピン80pおよび突起ピン
90はディスク移動方向に垂直な直線上に位置すること
になる。すなわち、図11(a)に示す場合と比較し、
ピン80pと突起ピン90との相対的な位置が変化させ
られ、この結果、図11(a)に示すフック部80cの
状態からピン80pを中心として図中反時計回りにほぼ
90°回転することになる。
【0047】本実施形態では、ディスクラック11に収
容されるディスクDは、トレイ101上に載置されてお
り、ディスクラック11に収容されたトレイ101のフ
ック機構80と対向する位置には、フック部80cの鉤
型部分91を引っかけるための鉤型係合部101aが形
成されている。ここで、上述した図11(b)に示す状
態のフック機構80が若干ディスクラック11から離れ
る方向に移動すると、ピン80pおよび突起ピン90の
貫通溝88との係合状態は図11(c)に示す状態にな
る。すなわち、フック部80cがピン80pを中心とし
て図中時計回りに90°回転し、時計回りにフック部8
0cが回転する際に、鉤型部分91が鉤型係合部101
aに引っかかることになる。そして、鉤型係合部101
aに鉤型部分91が引っかけられた状態でフック機構8
0がさらにディスクラック11から待避する方向に移動
することにより、ディスクDを載置したトレイ101を
ディスクラック11からキャリア部58側に引き出すこ
とができるようになっている。
容されるディスクDは、トレイ101上に載置されてお
り、ディスクラック11に収容されたトレイ101のフ
ック機構80と対向する位置には、フック部80cの鉤
型部分91を引っかけるための鉤型係合部101aが形
成されている。ここで、上述した図11(b)に示す状
態のフック機構80が若干ディスクラック11から離れ
る方向に移動すると、ピン80pおよび突起ピン90の
貫通溝88との係合状態は図11(c)に示す状態にな
る。すなわち、フック部80cがピン80pを中心とし
て図中時計回りに90°回転し、時計回りにフック部8
0cが回転する際に、鉤型部分91が鉤型係合部101
aに引っかかることになる。そして、鉤型係合部101
aに鉤型部分91が引っかけられた状態でフック機構8
0がさらにディスクラック11から待避する方向に移動
することにより、ディスクDを載置したトレイ101を
ディスクラック11からキャリア部58側に引き出すこ
とができるようになっている。
【0048】このようにディスクDを載置したトレイ1
01を引き出した後、ピックアップユニット12による
再生や記録処理をディスクDに対して行う場合には、ト
レイ101をフック部80cに引っかけて係合させた状
態でフック機構80が貫通溝88の最もディスクラック
11から遠方側(図9の右側)まで移動する。このよう
にフック機構80がディスクラック11から最も遠方側
に移動した位置がディスクDを上下方向に搬送するため
の位置である。このような搬送するための位置(以下、
搬送位置とする)までフック機構80を移動させてディ
スクDを載置したトレイ101を引き込んだ後、キャリ
ア部58が最下方に移動することにより、トレイ101
上のディスクDがピックアップユニット12のピックア
ップ12a(図4参照)上に配置されるようになってい
る。この位置まで搬送されたディスクDはピックアップ
12aのクランパーによりクランプされて再生や記録処
理が行われる。
01を引き出した後、ピックアップユニット12による
再生や記録処理をディスクDに対して行う場合には、ト
レイ101をフック部80cに引っかけて係合させた状
態でフック機構80が貫通溝88の最もディスクラック
11から遠方側(図9の右側)まで移動する。このよう
にフック機構80がディスクラック11から最も遠方側
に移動した位置がディスクDを上下方向に搬送するため
の位置である。このような搬送するための位置(以下、
搬送位置とする)までフック機構80を移動させてディ
スクDを載置したトレイ101を引き込んだ後、キャリ
ア部58が最下方に移動することにより、トレイ101
上のディスクDがピックアップユニット12のピックア
ップ12a(図4参照)上に配置されるようになってい
る。この位置まで搬送されたディスクDはピックアップ
12aのクランパーによりクランプされて再生や記録処
理が行われる。
【0049】一方、トレイ101に載置されたディスク
Dをディスクラック11に収容する場合には、上記取り
出し時と同様にフック部80cの鉤型部分91とトレイ
101の鉤型係合部101aが係合した状態(図11
(c)参照)でフック機構80をディスクラック11の
遠方側からディスクラック11側(図9中の右から左)
に移動させる。これによりトレイ101がディスクラッ
ク11側に押し込まれ、ディスクDを載置したトレイ1
01がディスクラック11における所定の収容部に挿入
される。
Dをディスクラック11に収容する場合には、上記取り
出し時と同様にフック部80cの鉤型部分91とトレイ
101の鉤型係合部101aが係合した状態(図11
(c)参照)でフック機構80をディスクラック11の
遠方側からディスクラック11側(図9中の右から左)
に移動させる。これによりトレイ101がディスクラッ
ク11側に押し込まれ、ディスクDを載置したトレイ1
01がディスクラック11における所定の収容部に挿入
される。
【0050】このように本実施形態では、直線溝部88
aと、屈曲溝部88bとを有する貫通溝88を本体部5
8eに形成し、フック機構80を案内するようにするこ
とで、上記のようにフック機構80が最もディスクラッ
ク11側の位置に移動したときにフック部80cを回動
動作するようにし、トレイ101とフック部80cとの
係合状態および非係合状態を造り出すようにしている。
すなわち、フック機構80の移動によって生じる力を利
用してフック部80cを回動動作させており、フック部
80cを駆動するため専用の駆動機構や駆動源、さらに
は駆動制御回路等を用意する必要がない。したがって、
可動部であるキャリア部58に搭載されるディスク授受
機構51の駆動構成は簡易となり、またキャリア部58
に搭載される部品の重量を低減することができる。この
ようにキャリア部58の軽量化が可能になると、これを
上下方向に駆動する駆動源である回転モータ165とし
て、より低出力のものを採用することが可能となり、製
造コストの低減および消費電力の抑制といった効果が得
られる。
aと、屈曲溝部88bとを有する貫通溝88を本体部5
8eに形成し、フック機構80を案内するようにするこ
とで、上記のようにフック機構80が最もディスクラッ
ク11側の位置に移動したときにフック部80cを回動
動作するようにし、トレイ101とフック部80cとの
係合状態および非係合状態を造り出すようにしている。
すなわち、フック機構80の移動によって生じる力を利
用してフック部80cを回動動作させており、フック部
80cを駆動するため専用の駆動機構や駆動源、さらに
は駆動制御回路等を用意する必要がない。したがって、
可動部であるキャリア部58に搭載されるディスク授受
機構51の駆動構成は簡易となり、またキャリア部58
に搭載される部品の重量を低減することができる。この
ようにキャリア部58の軽量化が可能になると、これを
上下方向に駆動する駆動源である回転モータ165とし
て、より低出力のものを採用することが可能となり、製
造コストの低減および消費電力の抑制といった効果が得
られる。
【0051】B−2.制御構成 次に、ディスクラック11の収容部と、ピックアップ1
2aにより再生・記録処理位置との間で搬送させる上記
構成の搬送機構55により搬送動作を制御する当該制御
システムについて説明する。なお、この制御システムを
構成する制御回路等が設けられた制御基板は、筐体部1
0の底面部等に固定配置されている。
2aにより再生・記録処理位置との間で搬送させる上記
構成の搬送機構55により搬送動作を制御する当該制御
システムについて説明する。なお、この制御システムを
構成する制御回路等が設けられた制御基板は、筐体部1
0の底面部等に固定配置されている。
【0052】図12に示すように、この制御システム
は、上下方向駆動制御部110と、授受機構制御部11
1とを備えている。上下方向駆動制御部110は、キャ
リア部58(図4等参照)の上下方向の移動を制御する
ものであり、上下方向制御回路115と、上記フォトセ
ンサ156a,156b(図6および図7参照)と、位
置検出センサ部116とを備えている。
は、上下方向駆動制御部110と、授受機構制御部11
1とを備えている。上下方向駆動制御部110は、キャ
リア部58(図4等参照)の上下方向の移動を制御する
ものであり、上下方向制御回路115と、上記フォトセ
ンサ156a,156b(図6および図7参照)と、位
置検出センサ部116とを備えている。
【0053】ここで、上下方向制御回路115は、フォ
トセンサ156a,156bから出力される検出結果に
基づいて上下駆動部65の回転モータ165の駆動を制
御する。以下、この駆動制御内容について詳細に説明す
るが、これに先立ち、フォトセンサ156a,156b
によって検出される検出結果、当該検出結果の検出手法
について説明する。
トセンサ156a,156bから出力される検出結果に
基づいて上下駆動部65の回転モータ165の駆動を制
御する。以下、この駆動制御内容について詳細に説明す
るが、これに先立ち、フォトセンサ156a,156b
によって検出される検出結果、当該検出結果の検出手法
について説明する。
【0054】フォトセンサ156a,156bは、対向
配置される発光素子および受光素子を備えたセンサであ
り、回転モータ165の回転軸165aに取り付けられ
た駆動量検出用車151の回転量および回転方向を駆動
するための検出結果を得るものである。
配置される発光素子および受光素子を備えたセンサであ
り、回転モータ165の回転軸165aに取り付けられ
た駆動量検出用車151の回転量および回転方向を駆動
するための検出結果を得るものである。
【0055】図13(a)に示すように、駆動量検出用
車151は、その外周縁部に検出用の凹部151aと凸
部151bが等間隔毎(例えば、駆動量検出用車151
の回転中心とした角度10°毎)に形成されており、回
転モータ165の回転に伴って駆動量検出用車151が
回転することにより、これらの凹部151aおよび凸部
151bがフォトセンサ156a,156bの発光素子
と受光素子との間を交互に通過することになる。ここ
で、図13(b)に示すように、フォトセンサ156
a,156bは、上記凹部151aおよび凸部151b
の形成間隔の整数倍した角度と異なる角度θを隔てて配
置されている。上記のように凹部151aおよび凸部1
51bの形成間隔が10°である場合には、θは10
°、20°といった10の倍数以外の角度、例えば15
°等を採用することができる。
車151は、その外周縁部に検出用の凹部151aと凸
部151bが等間隔毎(例えば、駆動量検出用車151
の回転中心とした角度10°毎)に形成されており、回
転モータ165の回転に伴って駆動量検出用車151が
回転することにより、これらの凹部151aおよび凸部
151bがフォトセンサ156a,156bの発光素子
と受光素子との間を交互に通過することになる。ここ
で、図13(b)に示すように、フォトセンサ156
a,156bは、上記凹部151aおよび凸部151b
の形成間隔の整数倍した角度と異なる角度θを隔てて配
置されている。上記のように凹部151aおよび凸部1
51bの形成間隔が10°である場合には、θは10
°、20°といった10の倍数以外の角度、例えば15
°等を採用することができる。
【0056】このように配置されたフォトセンサ156
a,156bにおいては、駆動量検出用車151が回転
させられると、各々の発光素子と受光素子との間を凹部
151aおよび凸部151bが交互に通過させられるこ
とにより、図14に示すようなパルス信号を生成するこ
とができる。ここで、上記のような位置関係にフォトセ
ンサ156a,156bを配置することにより、各々の
フォトセンサが生成するパルス信号に位相ずれが生じる
ようになっている。
a,156bにおいては、駆動量検出用車151が回転
させられると、各々の発光素子と受光素子との間を凹部
151aおよび凸部151bが交互に通過させられるこ
とにより、図14に示すようなパルス信号を生成するこ
とができる。ここで、上記のような位置関係にフォトセ
ンサ156a,156bを配置することにより、各々の
フォトセンサが生成するパルス信号に位相ずれが生じる
ようになっている。
【0057】上下方向制御回路115では、図14に示
すようなフォトセンサ156a,156bのいずれかに
生成されたパルス信号のパルス数をカウントするアップ
ダウンカウンタを備えており、当該カウンタのカウント
数から回転モータ165の回転量を検出し、両者の生成
するパルス信号の位相ずれから回転モータ165の回転
方向を検出している。ここで、アップダウンカウンタ
は、いずれか一方の回転方向に回転しているときのパル
ス数をアップカウントし、他方の回転方向に回転してい
るときのパルス数をダウンカウントするようになってい
る。
すようなフォトセンサ156a,156bのいずれかに
生成されたパルス信号のパルス数をカウントするアップ
ダウンカウンタを備えており、当該カウンタのカウント
数から回転モータ165の回転量を検出し、両者の生成
するパルス信号の位相ずれから回転モータ165の回転
方向を検出している。ここで、アップダウンカウンタ
は、いずれか一方の回転方向に回転しているときのパル
ス数をアップカウントし、他方の回転方向に回転してい
るときのパルス数をダウンカウントするようになってい
る。
【0058】図12に示す位置検出センサ部116は、
キャリア部58が所定の初期位置、すなわち最下端の位
置にあることを検出するセンサと、ディスクラック11
の最上端の位置(ここにはディスクは収納されない)に
あることを検出するセンサとを有している。当該ディス
クチェンジャー装置100の電源投入時等には、当該位
置検出センサ部116によりキャリア部58が初期位置
や最上端の位置にあることが検出され、この検出結果に
基づいてでキャリア部58を移動させるイニシャル動作
を行い(イニシャル動作については後述する)、スタン
バイ状態とする。このようにキャリア部58をスタンバ
イ状態とした後、ディスクラック11から取り出すディ
スクD等に応じたキャリア部58の駆動制御が行われ
る。ここで、上記初期位置がキャリア部58を駆動する
際の基準位置となっており、イニシャル動作中に位置検
出センサ部116によりキャリア部58が初期位置にあ
ることが検出された時点で上記上下方向制御回路115
におけるアップダウンカウンタがリセットされる。した
がって、上下方向制御回路115のアップダウンカウン
タには、初期位置からの移動量に応じた数がカウントさ
れており、上下方向制御回路115は、このような初期
位置からの移動量に対応したカウント値に基づいてキャ
リア部58の駆動を制御している。
キャリア部58が所定の初期位置、すなわち最下端の位
置にあることを検出するセンサと、ディスクラック11
の最上端の位置(ここにはディスクは収納されない)に
あることを検出するセンサとを有している。当該ディス
クチェンジャー装置100の電源投入時等には、当該位
置検出センサ部116によりキャリア部58が初期位置
や最上端の位置にあることが検出され、この検出結果に
基づいてでキャリア部58を移動させるイニシャル動作
を行い(イニシャル動作については後述する)、スタン
バイ状態とする。このようにキャリア部58をスタンバ
イ状態とした後、ディスクラック11から取り出すディ
スクD等に応じたキャリア部58の駆動制御が行われ
る。ここで、上記初期位置がキャリア部58を駆動する
際の基準位置となっており、イニシャル動作中に位置検
出センサ部116によりキャリア部58が初期位置にあ
ることが検出された時点で上記上下方向制御回路115
におけるアップダウンカウンタがリセットされる。した
がって、上下方向制御回路115のアップダウンカウン
タには、初期位置からの移動量に応じた数がカウントさ
れており、上下方向制御回路115は、このような初期
位置からの移動量に対応したカウント値に基づいてキャ
リア部58の駆動を制御している。
【0059】ここで、位置検出センサ部116を構成す
るセンサは、筐体部10の内壁側面等に固定配置される
フォトセンサ等で構成することができ、キャリア部58
が初期位置である最下端の位置、および最上端の位置に
あるときにキャリア部58側に設けたシャッター部材が
当該フォトセンサの発光素子と受光素子との間を遮るよ
うな構成とすれば、キャリア部58が初期位置にあるこ
とを検出することができる。
るセンサは、筐体部10の内壁側面等に固定配置される
フォトセンサ等で構成することができ、キャリア部58
が初期位置である最下端の位置、および最上端の位置に
あるときにキャリア部58側に設けたシャッター部材が
当該フォトセンサの発光素子と受光素子との間を遮るよ
うな構成とすれば、キャリア部58が初期位置にあるこ
とを検出することができる。
【0060】次に、授受機構制御部111は、フック機
構80のディスク移動方向の移動を制御するものであ
り、ディスク方向制御回路118と、上記フォトセンサ
178a,178b(図6および図8参照)とを備えて
いる。
構80のディスク移動方向の移動を制御するものであ
り、ディスク方向制御回路118と、上記フォトセンサ
178a,178b(図6および図8参照)とを備えて
いる。
【0061】ここで、ディスク方向制御回路118は、
フォトセンサ178a,178bから出力される検出結
果に基づいて授受機構駆動部66の回転モータ166の
駆動を制御する。以下、この駆動制御内容について詳細
に説明するが、これに先立ち、フォトセンサ178a,
178bによって検出される検出結果、当該検出結果の
検出手法について説明する。
フォトセンサ178a,178bから出力される検出結
果に基づいて授受機構駆動部66の回転モータ166の
駆動を制御する。以下、この駆動制御内容について詳細
に説明するが、これに先立ち、フォトセンサ178a,
178bによって検出される検出結果、当該検出結果の
検出手法について説明する。
【0062】フォトセンサ178a,178bは、対向
配置される発光素子および受光素子を備えたセンサであ
り、回転モータ166の回転によって、フック機構80
を駆動するための駆動力伝達シャフト48に連動して回
転させられる歯車176の回転状態を検出するものであ
る。
配置される発光素子および受光素子を備えたセンサであ
り、回転モータ166の回転によって、フック機構80
を駆動するための駆動力伝達シャフト48に連動して回
転させられる歯車176の回転状態を検出するものであ
る。
【0063】図15に示すように、歯車176の裏面に
形成された筒型シャッター部材177は、円形の一部分
が欠落した円弧状であり、この円弧状の筒型シャッター
部材177がフォトセンサ178a,178bの発光素
子と受光素子との間を通過させられるようになってい
る。
形成された筒型シャッター部材177は、円形の一部分
が欠落した円弧状であり、この円弧状の筒型シャッター
部材177がフォトセンサ178a,178bの発光素
子と受光素子との間を通過させられるようになってい
る。
【0064】本実施形態では、フック機構80を最もデ
ィスクラック11側の位置(以下、取り出し位置とす
る)と搬送位置との間を移動させるために回転モータ1
66を駆動した場合には、図16に示すようなパルス信
号がフォトセンサ178a,178bによって生成され
るようになっている。
ィスクラック11側の位置(以下、取り出し位置とす
る)と搬送位置との間を移動させるために回転モータ1
66を駆動した場合には、図16に示すようなパルス信
号がフォトセンサ178a,178bによって生成され
るようになっている。
【0065】同図に示すように、フォトセンサ178
a,178bにおいては、各フォトセンサ178a,1
78bの検出位置A,Bを筒型シャッター部材177の
欠落部分が通過した時にオンとなり、他の円弧状の部分
が検出位置A,Bを通過した時にオフとなるパルス信号
が生成されるようになっている。このような検出結果、
すなわちフォトセンサ178a,178bの各々が生成
する信号のオン/オフの切り替わりのタイミングによっ
て、筒型シャッター部材177が設けられた歯車176
の位置を検出することができる。上述したように歯車1
76は、フック機構80を駆動する駆動力伝達シャフト
48と同様の回転モータ165によって駆動されている
ので、歯車176の位置とフック機構80の位置とは対
応関係がある。そこで、本実施形態では、このような歯
車176の位置とフック機構80の位置との対応関係を
予め求めておき、図16に示すように、フォトセンサ1
78bがオンの時にフォトセンサ178aがオフからオ
ンに切り替わるタイミングが搬送位置となるように、ま
たフォトセンサ178bがオフの時にフォトセンサ17
8aがオフからオンに切り替わるタイミングが取り出し
位置になるように、フォトセンサ178a,178bの
配置位置や筒型シャッター部材177の形状等を設計し
ている。このようにすることで、上下方向に移動するキ
ャリア部58に搭載されたフック機構80の位置を筐体
部10の底面近傍に配置されたフォトセンサ178a,
178bによって生成された信号から検出することがで
きるようになっている。
a,178bにおいては、各フォトセンサ178a,1
78bの検出位置A,Bを筒型シャッター部材177の
欠落部分が通過した時にオンとなり、他の円弧状の部分
が検出位置A,Bを通過した時にオフとなるパルス信号
が生成されるようになっている。このような検出結果、
すなわちフォトセンサ178a,178bの各々が生成
する信号のオン/オフの切り替わりのタイミングによっ
て、筒型シャッター部材177が設けられた歯車176
の位置を検出することができる。上述したように歯車1
76は、フック機構80を駆動する駆動力伝達シャフト
48と同様の回転モータ165によって駆動されている
ので、歯車176の位置とフック機構80の位置とは対
応関係がある。そこで、本実施形態では、このような歯
車176の位置とフック機構80の位置との対応関係を
予め求めておき、図16に示すように、フォトセンサ1
78bがオンの時にフォトセンサ178aがオフからオ
ンに切り替わるタイミングが搬送位置となるように、ま
たフォトセンサ178bがオフの時にフォトセンサ17
8aがオフからオンに切り替わるタイミングが取り出し
位置になるように、フォトセンサ178a,178bの
配置位置や筒型シャッター部材177の形状等を設計し
ている。このようにすることで、上下方向に移動するキ
ャリア部58に搭載されたフック機構80の位置を筐体
部10の底面近傍に配置されたフォトセンサ178a,
178bによって生成された信号から検出することがで
きるようになっている。
【0066】このように本実施形態においては、キャリ
ア部58には、ディスク授受機構51を駆動するための
電気的な駆動構成品(モータ等)や、ディスク授受機構
51の駆動を制御するための電気的な部品(センサ等)
が搭載されず、これらは全て筐体部10側、つまり固定
部側に固定配置されるようになっている。
ア部58には、ディスク授受機構51を駆動するための
電気的な駆動構成品(モータ等)や、ディスク授受機構
51の駆動を制御するための電気的な部品(センサ等)
が搭載されず、これらは全て筐体部10側、つまり固定
部側に固定配置されるようになっている。
【0067】ディスク方向制御回路118は、上記のよ
うにフォトセンサ178a,178bにより生成された
信号から、フック機構80が搬送位置にある、もしくは
取り出し位置にあるといった情報を取得することがで
き、このように取得したフック機構80の位置情報に基
づいて回転モータ166の駆動を制御している。
うにフォトセンサ178a,178bにより生成された
信号から、フック機構80が搬送位置にある、もしくは
取り出し位置にあるといった情報を取得することがで
き、このように取得したフック機構80の位置情報に基
づいて回転モータ166の駆動を制御している。
【0068】C.筐体部の構成 次に、上述したようなディスクラック11、ピックアッ
プユニット12および搬送機構55等を内部に配置する
筐体部10の構成について説明する。図17および図1
8に示すように、この筐体部10は、上述した上下駆動
部65および授受機構駆動部66が配置される底面部1
05aと、2つの側面部105bと、上面部105c
と、表面部10aとを有しており、これらの各面部が金
属製のネジ106および樹脂製のネジ106aによって
組み立てられることにより、角筒状に形成されている
(図2参照)。したがって、ネジ106およびネジ10
6aを取り外すことにより、筐体部10を構成する各面
部を容易に分解することができるようになっている。
プユニット12および搬送機構55等を内部に配置する
筐体部10の構成について説明する。図17および図1
8に示すように、この筐体部10は、上述した上下駆動
部65および授受機構駆動部66が配置される底面部1
05aと、2つの側面部105bと、上面部105c
と、表面部10aとを有しており、これらの各面部が金
属製のネジ106および樹脂製のネジ106aによって
組み立てられることにより、角筒状に形成されている
(図2参照)。したがって、ネジ106およびネジ10
6aを取り外すことにより、筐体部10を構成する各面
部を容易に分解することができるようになっている。
【0069】底面部105a上には、上述した上下駆動
部65や授受機構駆動部66の四方を覆うように設けら
れる樹脂製の囲い部105kが設けられており、当該囲
い部の2つの角部105gには、挿入孔107a,10
7bが設けられている。挿入孔107a,107bは、
キャリア部58を上下方向に沿って案内支持するシャフ
ト57a,57bの下端を挿入嵌合することが可能であ
り、挿入孔107a,107bにシャフト57a,57
bの下端を挿入嵌合することにより、シャフト57a,
57bが底面部105aに対して取り付けられるように
なっている。したがって、シャフト57a,57bを挿
入孔107a,107bから抜き出すといった容易な作
業でシャフト57a,57bを取り外すことができるよ
うになっている。もちろん、挿入孔107a,107b
に挿入するといった作業でシャフト57a,57bの底
面部105aに取り付けることができるので、取付作業
も容易である。
部65や授受機構駆動部66の四方を覆うように設けら
れる樹脂製の囲い部105kが設けられており、当該囲
い部の2つの角部105gには、挿入孔107a,10
7bが設けられている。挿入孔107a,107bは、
キャリア部58を上下方向に沿って案内支持するシャフ
ト57a,57bの下端を挿入嵌合することが可能であ
り、挿入孔107a,107bにシャフト57a,57
bの下端を挿入嵌合することにより、シャフト57a,
57bが底面部105aに対して取り付けられるように
なっている。したがって、シャフト57a,57bを挿
入孔107a,107bから抜き出すといった容易な作
業でシャフト57a,57bを取り外すことができるよ
うになっている。もちろん、挿入孔107a,107b
に挿入するといった作業でシャフト57a,57bの底
面部105aに取り付けることができるので、取付作業
も容易である。
【0070】また、底面部105aには、キャリア部5
8に搭載されたディスク授受機構51に駆動力を伝達す
るための駆動力伝達シャフト48を回転自在に支持する
軸支穴が設けられており、当該軸支穴に駆動力伝達シャ
フト48の下端を挿入することにより、駆動力伝達シャ
フト48が底面部105aに軸支されるようになってい
る。
8に搭載されたディスク授受機構51に駆動力を伝達す
るための駆動力伝達シャフト48を回転自在に支持する
軸支穴が設けられており、当該軸支穴に駆動力伝達シャ
フト48の下端を挿入することにより、駆動力伝達シャ
フト48が底面部105aに軸支されるようになってい
る。
【0071】上面部105cの下面側には、上記駆動力
伝達シャフト48、シャフト57a,57bといったシ
ャフト部材を挿入支持する挿入穴が設けられており、上
面部105cが側面部105bの上端側にネジ止めされ
た場合に、各シャフト部材が上面部105cに形成され
た対応する挿入穴に挿入されて各シャフト部材は上下両
端で支持されるようになっている。
伝達シャフト48、シャフト57a,57bといったシ
ャフト部材を挿入支持する挿入穴が設けられており、上
面部105cが側面部105bの上端側にネジ止めされ
た場合に、各シャフト部材が上面部105cに形成され
た対応する挿入穴に挿入されて各シャフト部材は上下両
端で支持されるようになっている。
【0072】また、上述した上下駆動部65によって回
転駆動されるシャフト46の両端は、囲い部105kの
両側面から外方側に向けて突出している。一方、両側の
側面部105bの各々には、上記突出したシャフト46
の両端を挿通させる挿通穴が形成されている。そして、
底面部105aと側面部105bとがネジ106により
組み立てられた場合には、側面部105bの外方側に設
けられたベルト機構40a,40bの駆動プーリである
プーリー45と、囲い部105kおよび側面部105b
の挿通穴から突出したシャフト46の端部が係合するよ
うになされている。したがって、底面部105aと側面
部105bを組み立てると、シャフト46とプーリー4
5とが係合され、上下駆動部65の駆動力がベルト機構
40a,40bに伝達され、キャリア部58を上下方向
に駆動できるようになっている。
転駆動されるシャフト46の両端は、囲い部105kの
両側面から外方側に向けて突出している。一方、両側の
側面部105bの各々には、上記突出したシャフト46
の両端を挿通させる挿通穴が形成されている。そして、
底面部105aと側面部105bとがネジ106により
組み立てられた場合には、側面部105bの外方側に設
けられたベルト機構40a,40bの駆動プーリである
プーリー45と、囲い部105kおよび側面部105b
の挿通穴から突出したシャフト46の端部が係合するよ
うになされている。したがって、底面部105aと側面
部105bを組み立てると、シャフト46とプーリー4
5とが係合され、上下駆動部65の駆動力がベルト機構
40a,40bに伝達され、キャリア部58を上下方向
に駆動できるようになっている。
【0073】本実施形態では、上下駆動部65や授受機
構駆動部66、これらを制御する制御回路等を底面部1
05aに集中して設けるようにし、筐体部10を構成す
る他の側面部105bや上面部105cといった部位を
底面部105aに対して容易に着脱できる構造としてい
る。このような構造を採用することで、収容枚数の多い
ディスクラック、つまり上下方向に長さが大きいディス
クラックを配置可能なディスクチェンジャー装置100
への改造を容易に行うことができる。具体的に説明する
と、収容枚数の多いディスクラックに変更する場合に
は、本実施形態に係るディスクチェンジャー装置100
では、次のような作業を行えばよい。
構駆動部66、これらを制御する制御回路等を底面部1
05aに集中して設けるようにし、筐体部10を構成す
る他の側面部105bや上面部105cといった部位を
底面部105aに対して容易に着脱できる構造としてい
る。このような構造を採用することで、収容枚数の多い
ディスクラック、つまり上下方向に長さが大きいディス
クラックを配置可能なディスクチェンジャー装置100
への改造を容易に行うことができる。具体的に説明する
と、収容枚数の多いディスクラックに変更する場合に
は、本実施形態に係るディスクチェンジャー装置100
では、次のような作業を行えばよい。
【0074】まず、底面部105a、側面部105b、
上面部105cといった筐体部10を構成する各面部を
分解する。そして、変更するディスクラック11の上下
方向のサイズに合致したサイズの側面部105bを用意
し、これを元々ある底面部105aにネジ106によっ
てネジ止めする。ここで、上記のように改造前の側面部
105bに代えて、サイズの大きい側面部105bを新
たに用意するようにしてもよいが、改造前の側面部10
5bの上端に追加用の側面部を取り付けて側面部105
bの上下方向の長さを大きくするようにしてもよい。次
に、変更するディスクラック11のサイズに合致した長
さのシャフト57a,57bや駆動力伝達シャフト48
を用意し、これを上述した挿入孔107a,107b等
に挿入して装着する。この後、シャフト57a,57b
等にキャリア部58を移動可能に支持させるといったよ
うにキャリア部58を装着し、側面部105bの上端に
上面部105cをネジ止めし、さらに側面部105bの
前面側に表面部10aをネジ止めする。このような作業
を経て、図19に模式的に示すように、収容枚数の多い
ディスクラック11’を搭載可能なディスクチェンジャ
ー装置100’に改造することができる。
上面部105cといった筐体部10を構成する各面部を
分解する。そして、変更するディスクラック11の上下
方向のサイズに合致したサイズの側面部105bを用意
し、これを元々ある底面部105aにネジ106によっ
てネジ止めする。ここで、上記のように改造前の側面部
105bに代えて、サイズの大きい側面部105bを新
たに用意するようにしてもよいが、改造前の側面部10
5bの上端に追加用の側面部を取り付けて側面部105
bの上下方向の長さを大きくするようにしてもよい。次
に、変更するディスクラック11のサイズに合致した長
さのシャフト57a,57bや駆動力伝達シャフト48
を用意し、これを上述した挿入孔107a,107b等
に挿入して装着する。この後、シャフト57a,57b
等にキャリア部58を移動可能に支持させるといったよ
うにキャリア部58を装着し、側面部105bの上端に
上面部105cをネジ止めし、さらに側面部105bの
前面側に表面部10aをネジ止めする。このような作業
を経て、図19に模式的に示すように、収容枚数の多い
ディスクラック11’を搭載可能なディスクチェンジャ
ー装置100’に改造することができる。
【0075】また、上記説明では、収容枚数の多いディ
スクラックに変更する場合について説明したが、現在搭
載しているディスクラック11に加え、さらに同様のデ
ィスクラック11を上下方向に積層する場合、すなわ
ち、複数のディスクラック11を積層配置して増設を行
う場合にも、上記と同様に筐体部10を分解すればよ
い。この場合にも図20に示すように、複数のディスク
ラック11を搭載した、すなわち収容枚数の多いディス
クチェンジャー装置100”に改造することができる。
スクラックに変更する場合について説明したが、現在搭
載しているディスクラック11に加え、さらに同様のデ
ィスクラック11を上下方向に積層する場合、すなわ
ち、複数のディスクラック11を積層配置して増設を行
う場合にも、上記と同様に筐体部10を分解すればよ
い。この場合にも図20に示すように、複数のディスク
ラック11を搭載した、すなわち収容枚数の多いディス
クチェンジャー装置100”に改造することができる。
【0076】このように本実施形態では、搬送機構55
や駆動部56およびこれらを制御する制御回路が底面部
105aに集中して設けられているため、複雑な機構の
分解作業や制御線や電力供給線といった配線構造を分解
作業等を行うことなく、筐体部10を構成する各面部の
組み替え等の簡単な作業を行うことにより、ディスクチ
ェンジャー装置100をキャリア部58の移動方向であ
る上下方向に追加する改造を行うことができる。
や駆動部56およびこれらを制御する制御回路が底面部
105aに集中して設けられているため、複雑な機構の
分解作業や制御線や電力供給線といった配線構造を分解
作業等を行うことなく、筐体部10を構成する各面部の
組み替え等の簡単な作業を行うことにより、ディスクチ
ェンジャー装置100をキャリア部58の移動方向であ
る上下方向に追加する改造を行うことができる。
【0077】また、既にあるディスクチェンジャー装置
100の改造作業が容易であるとともに、ディスクチェ
ンジャー装置100を製造するときも上記構造を採用す
ることにより、収容枚数の異なる多種のディスクチェン
ジャー装置を製造する際のコストを抑制することができ
る。具体的に説明すると、上述した上下駆動部65や授
受機構駆動部66といった複雑な機構が設けられた表面
部10aを全ての種類のディスクチェンジャー装置の共
用部品として用意するとともに、この共用部品である底
面部105aに対してディスクラック11の収容枚数に
応じた側面部105b等の部品を組み立てるといった製
造工程を行う。これにより、主要部である底面部105
aを共用して他種類のディスクチェンジャー装置を製造
することができ、製造コストを抑制することができる。
100の改造作業が容易であるとともに、ディスクチェ
ンジャー装置100を製造するときも上記構造を採用す
ることにより、収容枚数の異なる多種のディスクチェン
ジャー装置を製造する際のコストを抑制することができ
る。具体的に説明すると、上述した上下駆動部65や授
受機構駆動部66といった複雑な機構が設けられた表面
部10aを全ての種類のディスクチェンジャー装置の共
用部品として用意するとともに、この共用部品である底
面部105aに対してディスクラック11の収容枚数に
応じた側面部105b等の部品を組み立てるといった製
造工程を行う。これにより、主要部である底面部105
aを共用して他種類のディスクチェンジャー装置を製造
することができ、製造コストを抑制することができる。
【0078】D.搬送機構の動作 次に、上記構成のディスクチェンジャー装置100の搬
送機構55の動作について説明する。上述したように当
該ディスクチェンジャー装置100に電源が投入された
直後には、上下方向駆動制御部110の制御によりキャ
リア部58をスタンバイ状態にするイニシャル動作が実
行される。イニシャル動作では、まず、位置検出センサ
部116の検出結果に基づいて、キャリア部58を最上
端の位置まで移動させた後、最下端の位置である初期位
置に移動させるようにしている。これにより初期位置を
正確に認識し、ここでアップダウンカウンタをリセット
する。そして、初期位置から再度キャリア部58を最上
端の位置まで移動させた後、フック機構80を最もディ
スクラック11側の位置である取り出し位置に移動さ
せ、キャリア部58をスタンバイ状態とする。
送機構55の動作について説明する。上述したように当
該ディスクチェンジャー装置100に電源が投入された
直後には、上下方向駆動制御部110の制御によりキャ
リア部58をスタンバイ状態にするイニシャル動作が実
行される。イニシャル動作では、まず、位置検出センサ
部116の検出結果に基づいて、キャリア部58を最上
端の位置まで移動させた後、最下端の位置である初期位
置に移動させるようにしている。これにより初期位置を
正確に認識し、ここでアップダウンカウンタをリセット
する。そして、初期位置から再度キャリア部58を最上
端の位置まで移動させた後、フック機構80を最もディ
スクラック11側の位置である取り出し位置に移動さ
せ、キャリア部58をスタンバイ状態とする。
【0079】以上が電源投入時にキャリア部58がディ
スクDおよびトレイ101を搭載していない状態でのイ
ニシャル動作であり、キャリア部58がディスクDを搭
載している状態で電源が投入された場合には、次のよう
なイニシャル動作が実行される。まず、ディスクD非搭
載時と同様にキャリア部58は最上端に移動させられた
後、最下端の位置まで移動させられ、初期位置の認識が
なされ、アップダウンカウンタがリセットされる。この
後、ディスクラック11における現在キャリア部58が
保持しているディスクDを収納すべき高さの位置までキ
ャリア部58が移動させられる。ここで、キャリア部5
8がディスクDを搭載している状態では、当然ながらフ
ック機構80は搬送位置にあるが、上記高さまでキャリ
ア部58が移動した後、フック機構80は取り出し位置
まで移動させられ、この結果保持しているディスクD及
びトレイ101がディスクラック11内に収容される。
この状態がスタンバイ状態である。
スクDおよびトレイ101を搭載していない状態でのイ
ニシャル動作であり、キャリア部58がディスクDを搭
載している状態で電源が投入された場合には、次のよう
なイニシャル動作が実行される。まず、ディスクD非搭
載時と同様にキャリア部58は最上端に移動させられた
後、最下端の位置まで移動させられ、初期位置の認識が
なされ、アップダウンカウンタがリセットされる。この
後、ディスクラック11における現在キャリア部58が
保持しているディスクDを収納すべき高さの位置までキ
ャリア部58が移動させられる。ここで、キャリア部5
8がディスクDを搭載している状態では、当然ながらフ
ック機構80は搬送位置にあるが、上記高さまでキャリ
ア部58が移動した後、フック機構80は取り出し位置
まで移動させられ、この結果保持しているディスクD及
びトレイ101がディスクラック11内に収容される。
この状態がスタンバイ状態である。
【0080】このようにキャリア部58がスタンバイ状
態となると、ユーザの指示等に応じてあるディスクDの
再生や記録処理を行う場合には、上下方向駆動制御部1
10により回転モータ165が駆動され、ディスクラッ
ク11における指定されたディスクDを取り出すための
位置(ディスク授受位置)までキャリア部58を移動さ
せる。
態となると、ユーザの指示等に応じてあるディスクDの
再生や記録処理を行う場合には、上下方向駆動制御部1
10により回転モータ165が駆動され、ディスクラッ
ク11における指定されたディスクDを取り出すための
位置(ディスク授受位置)までキャリア部58を移動さ
せる。
【0081】次に、ディスクDを搭載していない場合の
イニシャル動作が行われた場合、すなわちキャリア部5
8が最上端の位置にある場合に、ディスクラック11の
10段目に収容されたディスクDを取り出して再生や記
録の処理を行う場合の動作について図21を参照しなが
ら説明する。なお、図21においては、説明簡略化のた
め、ディスクラック11に収容できるディスクDの収容
枚数が10枚であり、10段の収容部を有する構成を図
示しているが、ディスクラック11の収容枚数は、11
以上であってもよいし、9枚以下であってもよい。
イニシャル動作が行われた場合、すなわちキャリア部5
8が最上端の位置にある場合に、ディスクラック11の
10段目に収容されたディスクDを取り出して再生や記
録の処理を行う場合の動作について図21を参照しなが
ら説明する。なお、図21においては、説明簡略化のた
め、ディスクラック11に収容できるディスクDの収容
枚数が10枚であり、10段の収容部を有する構成を図
示しているが、ディスクラック11の収容枚数は、11
以上であってもよいし、9枚以下であってもよい。
【0082】図21(a)に示すように、最上端位置に
あるキャリア部58を移動させて、ディスクラック11
の10段目に収容されたディスクDを取り出す場合、上
下方向駆動制御部110は、回転モータ165を駆動し
てキャリア部58をディスクラック11の10段目に収
容されたトレイ101を取り出すための位置(一点鎖線
で示す)よりもさらに所定量だけ下方側まで下降させ、
図21(b)に示す位置にキャリア部58を移動させ
る。このように10段目にディスクを取り出すための位
置よりも下方側に下降させた後、上下方向制御回路11
5は回転モータ165を逆方向に駆動してキャリア部5
8を上昇させる。この上昇動作によって、図21(c)
に示すように所望の位置である10段目のディスクDを
取り出すための位置までキャリア部58を移動させる。
ここで、10段目に収容されたディスクDを取り出す位
置よりも所定量下方側の位置や、10段目に収容された
ディスクDを取り出す位置までの駆動制御は、上述した
上下方向制御回路115のアップダウンカウンタのカウ
ント値に基づいて行われる。具体的には、図22に示す
ように、上下方向制御回路115は、初期位置からディ
スクラック11の各段に収容されたディスクDを取り出
す(もしくは収容する)ための位置までの駆動量に対応
したアップダウンカウンタのカウント値を記憶したカウ
ント値記憶部を有しており、このカウント値記憶部を参
照して回転モータ165を駆動する。例えば、10段目
のディスクDを取り出す場合には、初期位置(最下端位
置)から10段目の位置よりも所定量下方側に移動する
ためのカウント値を参照し、アップダウンカウンタのカ
ウント値が上記記憶されたカウント値になるまで回転モ
ータ165を駆動した後、カウント値が10段目の位置
のカウント値になるまで回転モータ165を逆方向に駆
動するのである。
あるキャリア部58を移動させて、ディスクラック11
の10段目に収容されたディスクDを取り出す場合、上
下方向駆動制御部110は、回転モータ165を駆動し
てキャリア部58をディスクラック11の10段目に収
容されたトレイ101を取り出すための位置(一点鎖線
で示す)よりもさらに所定量だけ下方側まで下降させ、
図21(b)に示す位置にキャリア部58を移動させ
る。このように10段目にディスクを取り出すための位
置よりも下方側に下降させた後、上下方向制御回路11
5は回転モータ165を逆方向に駆動してキャリア部5
8を上昇させる。この上昇動作によって、図21(c)
に示すように所望の位置である10段目のディスクDを
取り出すための位置までキャリア部58を移動させる。
ここで、10段目に収容されたディスクDを取り出す位
置よりも所定量下方側の位置や、10段目に収容された
ディスクDを取り出す位置までの駆動制御は、上述した
上下方向制御回路115のアップダウンカウンタのカウ
ント値に基づいて行われる。具体的には、図22に示す
ように、上下方向制御回路115は、初期位置からディ
スクラック11の各段に収容されたディスクDを取り出
す(もしくは収容する)ための位置までの駆動量に対応
したアップダウンカウンタのカウント値を記憶したカウ
ント値記憶部を有しており、このカウント値記憶部を参
照して回転モータ165を駆動する。例えば、10段目
のディスクDを取り出す場合には、初期位置(最下端位
置)から10段目の位置よりも所定量下方側に移動する
ためのカウント値を参照し、アップダウンカウンタのカ
ウント値が上記記憶されたカウント値になるまで回転モ
ータ165を駆動した後、カウント値が10段目の位置
のカウント値になるまで回転モータ165を逆方向に駆
動するのである。
【0083】そして、キャリア部58がディスクラック
11の10段目に収容されたディスクDを取り出す位置
まで移動すると、ディスクDを載置したトレイ101を
ディスクラック11から引き出すために、授受機構制御
部111によってフック機構80が駆動される。具体的
には、フック機構80のスタンバイ位置(本実施形態で
は、取り出し位置とする)から、回転モータ166を逆
回転させて搬送位置に移動させるといった駆動制御を行
う。このようにすることで、フック機構80が取り出し
位置から搬送位置に移動する動作を開始した直後にフッ
ク機構80のフック部80cとトレイ101が係合し
(図11(c)参照)、このように係合した状態でフッ
ク機構80が搬送位置まで移動させられることになる。
この結果、ディスクDを載置したトレイ101を搬送位
置まで引き出すことができるようになっている。ここ
で、フック機構80の駆動制御には、上述したフォトセ
ンサ178a,178bの検出結果が用いられる。すな
わち、この検出結果に基づいてディスク方向制御回路1
18は、フック機構80が取り出し位置や搬送位置にあ
ることを検出し、上記のような取り出し位置→搬送位置
といった駆動を行うことができる。
11の10段目に収容されたディスクDを取り出す位置
まで移動すると、ディスクDを載置したトレイ101を
ディスクラック11から引き出すために、授受機構制御
部111によってフック機構80が駆動される。具体的
には、フック機構80のスタンバイ位置(本実施形態で
は、取り出し位置とする)から、回転モータ166を逆
回転させて搬送位置に移動させるといった駆動制御を行
う。このようにすることで、フック機構80が取り出し
位置から搬送位置に移動する動作を開始した直後にフッ
ク機構80のフック部80cとトレイ101が係合し
(図11(c)参照)、このように係合した状態でフッ
ク機構80が搬送位置まで移動させられることになる。
この結果、ディスクDを載置したトレイ101を搬送位
置まで引き出すことができるようになっている。ここ
で、フック機構80の駆動制御には、上述したフォトセ
ンサ178a,178bの検出結果が用いられる。すな
わち、この検出結果に基づいてディスク方向制御回路1
18は、フック機構80が取り出し位置や搬送位置にあ
ることを検出し、上記のような取り出し位置→搬送位置
といった駆動を行うことができる。
【0084】このように10段目に収容されていたディ
スクDを載置したトレイ101を搬送位置まで引き出す
と、上下方向駆動制御部110によってキャリア部58
がピックアップ12aによる再生や記録の処理位置(図
中一点鎖線で示す。本実施形態では初期位置と同一位
置)まで下降させられる。この下降動作の際の駆動制御
も上記上下方向制御回路115のアップダウンカウンタ
のカウント値を参照することにより行われ、カウント値
が初期位置のカウント値である「0」になるまで回転モ
ータ165を駆動してキャリア部58を移動させる。
スクDを載置したトレイ101を搬送位置まで引き出す
と、上下方向駆動制御部110によってキャリア部58
がピックアップ12aによる再生や記録の処理位置(図
中一点鎖線で示す。本実施形態では初期位置と同一位
置)まで下降させられる。この下降動作の際の駆動制御
も上記上下方向制御回路115のアップダウンカウンタ
のカウント値を参照することにより行われ、カウント値
が初期位置のカウント値である「0」になるまで回転モ
ータ165を駆動してキャリア部58を移動させる。
【0085】このようにキャリア部58を下降させて再
生や記録が行われる位置に移動させると、ピックアップ
12aのクランパーによってトレイ101上に載置され
ているディスクDがクランプされ、再生や記録の処理が
実行される。
生や記録が行われる位置に移動させると、ピックアップ
12aのクランパーによってトレイ101上に載置され
ているディスクDがクランプされ、再生や記録の処理が
実行される。
【0086】次に、上記のようにピックアップ12aに
より再生や記録の処理が行われたディスクDを元の位
置、つまりディスクラック11における10段目に収容
した後、4段目に収容されたディスクDを取り出してピ
ックアップ12aによる再生や記録処理を行う場合の動
作について説明する。
より再生や記録の処理が行われたディスクDを元の位
置、つまりディスクラック11における10段目に収容
した後、4段目に収容されたディスクDを取り出してピ
ックアップ12aによる再生や記録処理を行う場合の動
作について説明する。
【0087】まず、図23(a)に示すように、上下方
向駆動制御部110は、回転モータ165を駆動してキ
ャリア部58をディスクラック11の10段目にディス
クを収容するための位置まで移動させる。ここで、上下
方向駆動制御部110は、次のディスク授受位置が現在
キャリア部58のある位置よりも上方側にある場合に
は、上記の目的位置が下方側にある場合とは異なり、目
的の段(10段目)までキャリア部58を単に上昇させ
て位置決めする。このような駆動制御も、上述したアッ
プダウンカウンタのカウント値に基づいて行われる。
向駆動制御部110は、回転モータ165を駆動してキ
ャリア部58をディスクラック11の10段目にディス
クを収容するための位置まで移動させる。ここで、上下
方向駆動制御部110は、次のディスク授受位置が現在
キャリア部58のある位置よりも上方側にある場合に
は、上記の目的位置が下方側にある場合とは異なり、目
的の段(10段目)までキャリア部58を単に上昇させ
て位置決めする。このような駆動制御も、上述したアッ
プダウンカウンタのカウント値に基づいて行われる。
【0088】そして、10段目にディスクDを収容する
ための位置までキャリア部58が移動させられると、授
受機構制御部111によってフック機構80が駆動さ
れ、この結果、ディスクDを載置したトレイ101がデ
ィスクラック11の10段目の収容部に収容される。こ
こでのフック機構80の駆動制御では、フック機構80
が搬送位置から取り出し位置に移動させられ、これによ
りディスクDを載置したトレイ101がディスクラック
11における10段目の収容部に収容される。
ための位置までキャリア部58が移動させられると、授
受機構制御部111によってフック機構80が駆動さ
れ、この結果、ディスクDを載置したトレイ101がデ
ィスクラック11の10段目の収容部に収容される。こ
こでのフック機構80の駆動制御では、フック機構80
が搬送位置から取り出し位置に移動させられ、これによ
りディスクDを載置したトレイ101がディスクラック
11における10段目の収容部に収容される。
【0089】ここで、上述したようにフック機構80が
取り出し位置にある場合には(図11(b)参照)、フ
ック部80cとトレイ101との係合状態は解除されて
おり、この状態でキャリア部58は、4段目に収容され
たディスクDを取り出すための位置に向けて移動させら
れる。ここで、目的の段が現在位置よりも下方側にある
場合には、上下方向制御回路115は、図23(b)に
示すように、回転モータ165を駆動してキャリア部5
8をディスクラック11の4段目に収容されたトレイ1
01を取り出すための位置(一点鎖線で示す)よりもさ
らに所定量だけ下方側まで下降させる。このように4段
目にディスクを取り出すための位置よりも下方側に下降
させた後、上下方向制御回路115は回転モータ165
を逆方向に駆動してキャリア部58を上昇させる。この
上昇動作によって、図23(c)に示すように所望の位
置である10段目のディスクDを取り出すための位置ま
でキャリア部58を移動させる。
取り出し位置にある場合には(図11(b)参照)、フ
ック部80cとトレイ101との係合状態は解除されて
おり、この状態でキャリア部58は、4段目に収容され
たディスクDを取り出すための位置に向けて移動させら
れる。ここで、目的の段が現在位置よりも下方側にある
場合には、上下方向制御回路115は、図23(b)に
示すように、回転モータ165を駆動してキャリア部5
8をディスクラック11の4段目に収容されたトレイ1
01を取り出すための位置(一点鎖線で示す)よりもさ
らに所定量だけ下方側まで下降させる。このように4段
目にディスクを取り出すための位置よりも下方側に下降
させた後、上下方向制御回路115は回転モータ165
を逆方向に駆動してキャリア部58を上昇させる。この
上昇動作によって、図23(c)に示すように所望の位
置である10段目のディスクDを取り出すための位置ま
でキャリア部58を移動させる。
【0090】そして、図23(c)に示すように、4段
目のディスクDを取り出す位置までキャリア部58が上
昇動作により移動させられると、授受機構制御部111
によってフック機構80が取り出し位置から搬送位置ま
で移動させられる。この結果、フック機構80によって
4段目に収容されたディスクDを載置したトレイ101
がディスクラック11から取り出され、キャリア部58
に搭載される。そして、上下方向駆動制御部110によ
ってキャリア部58が最下端の位置まで移動させられ、
この位置においてキャリア部58に搭載されているディ
スクDに対して再生や記録処理が実行されることにな
る。
目のディスクDを取り出す位置までキャリア部58が上
昇動作により移動させられると、授受機構制御部111
によってフック機構80が取り出し位置から搬送位置ま
で移動させられる。この結果、フック機構80によって
4段目に収容されたディスクDを載置したトレイ101
がディスクラック11から取り出され、キャリア部58
に搭載される。そして、上下方向駆動制御部110によ
ってキャリア部58が最下端の位置まで移動させられ、
この位置においてキャリア部58に搭載されているディ
スクDに対して再生や記録処理が実行されることにな
る。
【0091】次に、上記4段目に収容されていたディス
クDに対して再生や記録処理が行われいる間に、ユーザ
によってディスクラック11の取り出し指示が入力され
た場合の動作について説明する。この場合、まずピック
アップ12aが処理を停止する。そして、キャリア部5
8が4段目のディスクDを収容するための位置まで移動
させられる。この場合、目的の位置が現在位置よりも上
方側にあるため、キャリア部58は上昇動作によって4
段目の位置に移動させられる。このように4段目のディ
スクDを収容するための位置までキャリア部58が移動
させられると、授受機構制御部111によってフック機
構80が搬送位置から取り出し位置まで移動させられ
る。この結果、ディスクDがディスクラック11の4段
目に収容される。このように4段目のディスクDが収容
された後、ディスクラック11を取り出すことになる。
クDに対して再生や記録処理が行われいる間に、ユーザ
によってディスクラック11の取り出し指示が入力され
た場合の動作について説明する。この場合、まずピック
アップ12aが処理を停止する。そして、キャリア部5
8が4段目のディスクDを収容するための位置まで移動
させられる。この場合、目的の位置が現在位置よりも上
方側にあるため、キャリア部58は上昇動作によって4
段目の位置に移動させられる。このように4段目のディ
スクDを収容するための位置までキャリア部58が移動
させられると、授受機構制御部111によってフック機
構80が搬送位置から取り出し位置まで移動させられ
る。この結果、ディスクDがディスクラック11の4段
目に収容される。このように4段目のディスクDが収容
された後、ディスクラック11を取り出すことになる。
【0092】このように本実施形態では、ディスクラッ
ク11に収容されたディスクDを取り出す、もしくは収
容するための位置が、現在位置よりも下降側に位置する
場合にも、一旦キャリア部58を目標位置よりも下方側
に移動させた後、上昇させるといった動作を行い、上昇
動作によって目標位置に位置決めしている。一方、目標
位置が現在位置よりも上方側にある場合には、単にキャ
リア部58を目標位置まで上昇させて位置決めしてい
る。すなわち、ディスクラック11からのディスクDの
取り出し、もしくは収容といった作業を行うための位置
に移動する場合には、キャリア部58は必ず上昇動作を
行って目標位置に位置決めするといった駆動制御を行っ
ている。このような駆動制御を行うことにより次のよう
な効果が得られる。
ク11に収容されたディスクDを取り出す、もしくは収
容するための位置が、現在位置よりも下降側に位置する
場合にも、一旦キャリア部58を目標位置よりも下方側
に移動させた後、上昇させるといった動作を行い、上昇
動作によって目標位置に位置決めしている。一方、目標
位置が現在位置よりも上方側にある場合には、単にキャ
リア部58を目標位置まで上昇させて位置決めしてい
る。すなわち、ディスクラック11からのディスクDの
取り出し、もしくは収容といった作業を行うための位置
に移動する場合には、キャリア部58は必ず上昇動作を
行って目標位置に位置決めするといった駆動制御を行っ
ている。このような駆動制御を行うことにより次のよう
な効果が得られる。
【0093】一般的にキャリア部58等の機械的部品を
駆動する駆動機構には、機械的ながたが存在し、このよ
うな駆動機構のがたに起因する位置ずれは、上昇動作時
と下降動作時とで異なるものである。本実施形態では、
このようながたによる影響を低減するために、一方向
(下降方向)のみのがたを考慮するとともに、上記のよ
うな一方向で位置決めするといった駆動制御を行うこと
により、機械的ながたに起因する位置制御の正確性の低
下を抑制することができる。また、下降動作では、上昇
動作と比較すると、キャリア部58の追従性に不確実性
があるため、本実施形態のように上昇動作で位置決めす
ることにより、より確実な位置決め制御が可能となる。
駆動する駆動機構には、機械的ながたが存在し、このよ
うな駆動機構のがたに起因する位置ずれは、上昇動作時
と下降動作時とで異なるものである。本実施形態では、
このようながたによる影響を低減するために、一方向
(下降方向)のみのがたを考慮するとともに、上記のよ
うな一方向で位置決めするといった駆動制御を行うこと
により、機械的ながたに起因する位置制御の正確性の低
下を抑制することができる。また、下降動作では、上昇
動作と比較すると、キャリア部58の追従性に不確実性
があるため、本実施形態のように上昇動作で位置決めす
ることにより、より確実な位置決め制御が可能となる。
【0094】また、本実施形態に係るディスクチェンジ
ャー装置100では、キャリア部58の駆動を制御する
ためのフォトセンサ156a,156b等の構成は、可
動側であるキャリア部58には一切搭載されておらず、
全て固定側である筐体部10側に配置されている。した
がって、可動側であるキャリア部58と固定側に設置さ
れた制御回路等を接続するといった信号線接続を行う必
要がない。上述したように可動部と固定部とを信号線接
続する場合には、固定部同士を信号線接続する場合と比
較して、接続作業が煩雑であるとともに、構成も複雑と
なる。また、接続構造の信頼性も問題となり、信号線接
続構造の損傷等によってキャリア部58の正確な位置決
め制御を行えなくなってしまうこともあり得る。本実施
形態では、このような可動部と固定部とを信号線接続す
る際に生じる問題を回避するために、上記のようにフォ
トセンサ156a,156b等の制御構成を固定側に配
置する構成を採用している。
ャー装置100では、キャリア部58の駆動を制御する
ためのフォトセンサ156a,156b等の構成は、可
動側であるキャリア部58には一切搭載されておらず、
全て固定側である筐体部10側に配置されている。した
がって、可動側であるキャリア部58と固定側に設置さ
れた制御回路等を接続するといった信号線接続を行う必
要がない。上述したように可動部と固定部とを信号線接
続する場合には、固定部同士を信号線接続する場合と比
較して、接続作業が煩雑であるとともに、構成も複雑と
なる。また、接続構造の信頼性も問題となり、信号線接
続構造の損傷等によってキャリア部58の正確な位置決
め制御を行えなくなってしまうこともあり得る。本実施
形態では、このような可動部と固定部とを信号線接続す
る際に生じる問題を回避するために、上記のようにフォ
トセンサ156a,156b等の制御構成を固定側に配
置する構成を採用している。
【0095】E.変形例 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、以下に例示するような種々の変形が可能であ
る。
はなく、以下に例示するような種々の変形が可能であ
る。
【0096】(変形例1)上述した実施形態において
は、ディスクラック11がディスクDを上下方向に積層
収容し、キャリア部58が上下方向に移動してディスク
Dを取り出すといった構造のディスクチェンジャー装置
100に本発明を適用した場合について説明したが、デ
ィスクDの積層方向は上下方向に限らず、水平方向等で
あってもよい。この場合には、上述した上下駆動部65
や授受機構駆動部66といった複雑な機構を筐体部にお
ける水平方向の一端側に集中して設けるようにすればよ
い。
は、ディスクラック11がディスクDを上下方向に積層
収容し、キャリア部58が上下方向に移動してディスク
Dを取り出すといった構造のディスクチェンジャー装置
100に本発明を適用した場合について説明したが、デ
ィスクDの積層方向は上下方向に限らず、水平方向等で
あってもよい。この場合には、上述した上下駆動部65
や授受機構駆動部66といった複雑な機構を筐体部にお
ける水平方向の一端側に集中して設けるようにすればよ
い。
【0097】(変形例2)また、上述した実施形態にお
いては、表面部10aを構成する各面部がネジ106に
よってネジ止めされて組み立てられる構造となっていた
が、これに限らず容易に着脱できる構造であればよく、
例えば嵌め込み構造を用いて各面部を組み立てることが
できるようにしてもよい。
いては、表面部10aを構成する各面部がネジ106に
よってネジ止めされて組み立てられる構造となっていた
が、これに限らず容易に着脱できる構造であればよく、
例えば嵌め込み構造を用いて各面部を組み立てることが
できるようにしてもよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスク収容部の収容枚数を増やすといった装置改造を
容易に行うことができる。
ディスク収容部の収容枚数を増やすといった装置改造を
容易に行うことができる。
【図1】 本発明の一実施形態に係るディスクチェンジ
ャー装置の主要部の外観構成を示す斜視図である。
ャー装置の主要部の外観構成を示す斜視図である。
【図2】 ディスクラックおよびピックアップユニット
を装着した状態の前記ディスクチェンジャー装置の主要
部の外観構成を示す斜視図である。
を装着した状態の前記ディスクチェンジャー装置の主要
部の外観構成を示す斜視図である。
【図3】 前記ディスクラックの外観を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】 前記ディスクチェンジャー装置の筐体部内部
を示す側断面図である。
を示す側断面図である。
【図5】 前記ディスクチェンジャー装置の構成要素で
ある搬送機構近傍を示す斜視図である。
ある搬送機構近傍を示す斜視図である。
【図6】 前記搬送機構の駆動部付近を示す平断面図で
ある。
ある。
【図7】 図6のVII−VII線に沿って見た図である。
【図8】 図6のVIII−VIII線に沿って見た図である。
【図9】 前記搬送機構のキャリア部を示す平面図であ
る。
る。
【図10】 前記キャリア部のフック機構を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図11】 ディスクを載置したトレイを前記ディスク
ラックから取り出す際の前記フック機構の動作を説明す
るための図である。
ラックから取り出す際の前記フック機構の動作を説明す
るための図である。
【図12】 前記搬送機構の制御構成を示すブロック図
である。
である。
【図13】 (a)は前記駆動部の上下駆動部に設けら
れる駆動量検出用車を示す図であり、(b)は前記駆動
量検出車の回転状態を検出するフォトセンサの配置位置
を説明するための図である。
れる駆動量検出用車を示す図であり、(b)は前記駆動
量検出車の回転状態を検出するフォトセンサの配置位置
を説明するための図である。
【図14】 前記フォトセンサにより生成されるパルス
信号を示す図である。
信号を示す図である。
【図15】 前記駆動部の授受機構駆動部に設けられる
筒型シャッター部材を説明するための図である。
筒型シャッター部材を説明するための図である。
【図16】 前記筒型シャッター部材が設けられた歯車
の位置と、フォトセンサにより生成されるパルス信号と
の関係を説明するための図である。
の位置と、フォトセンサにより生成されるパルス信号と
の関係を説明するための図である。
【図17】 前記ディスクチェンジャー装置の前記筐体
部の構成を示す分解斜視図である。
部の構成を示す分解斜視図である。
【図18】 前記ディスクチェンジャー装置の前記筐体
部の構成を示す分解斜視図である。
部の構成を示す分解斜視図である。
【図19】 前記ディスクチェンジャー装置に収容枚数
の多いディスクラックを搭載できるように改造する様子
を説明するための図である。
の多いディスクラックを搭載できるように改造する様子
を説明するための図である。
【図20】 前記ディスクチェンジャー装置に複数のデ
ィスクラックを搭載できるように改造する様子を説明す
るための図である。
ィスクラックを搭載できるように改造する様子を説明す
るための図である。
【図21】 前記搬送機構によるディスクの取り出し動
作を説明するための図である。
作を説明するための図である。
【図22】 前記搬送機構によるディスク取り出し動作
において、前記キャリア部をディスクを取り出すための
位置に位置決めするために用いられるカウント値記憶部
の記憶内容を説明するための図である。
において、前記キャリア部をディスクを取り出すための
位置に位置決めするために用いられるカウント値記憶部
の記憶内容を説明するための図である。
【図23】 前記搬送機構によるディスクの収容動作お
よび取り出し動作を説明するための図である。
よび取り出し動作を説明するための図である。
【図24】 従来のディスクチェンジャー装置に概略構
成を示す図である。
成を示す図である。
10……筐体部、11……ディスクラック、12……ピ
ックアップユニット,12a……ピックアップ、55…
…搬送機構、56……駆動部、58……キャリア部、4
0a,40b……ベルト機構、46……シャフト、48
……駆動力伝達シャフト、65……上下駆動部、66…
…授受機構駆動部、151……駆動量検出用車、156
a,156b……フォトセンサ、165……回転モー
タ、166……回転モータ、176……歯車、177…
…筒型シャッター部材、178a,178b……フォト
センサ、80……フック機構、80c……フック部、8
0d……ネジ、81……ベルト機構、88……貫通溝、
88a……直線溝部、88b……屈曲溝部、90……突
起ピン、100……ディスクチェンジャー装置、101
……トレイ、101a……鉤型係合部、110……上下
方向駆動制御部、111……授受機構制御部、115…
…上下方向制御回路、116……初期位置検出センサ、
118……ディスク方向制御回路、D……ディスク
ックアップユニット,12a……ピックアップ、55…
…搬送機構、56……駆動部、58……キャリア部、4
0a,40b……ベルト機構、46……シャフト、48
……駆動力伝達シャフト、65……上下駆動部、66…
…授受機構駆動部、151……駆動量検出用車、156
a,156b……フォトセンサ、165……回転モー
タ、166……回転モータ、176……歯車、177…
…筒型シャッター部材、178a,178b……フォト
センサ、80……フック機構、80c……フック部、8
0d……ネジ、81……ベルト機構、88……貫通溝、
88a……直線溝部、88b……屈曲溝部、90……突
起ピン、100……ディスクチェンジャー装置、101
……トレイ、101a……鉤型係合部、110……上下
方向駆動制御部、111……授受機構制御部、115…
…上下方向制御回路、116……初期位置検出センサ、
118……ディスク方向制御回路、D……ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 久伸 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 5D072 AB22 BA01 BE03 BG07 BH05 BH15 CA06 CA15 CC05 EB20
Claims (3)
- 【請求項1】 筐体部と、 前記筐体部内に配置され、複数のディスクを収容するデ
ィスク収容部と、 前記筐体部に対して所定の直線方向に沿って移動可能に
設けられ、前記ディスクを保持した状態で移動すること
により、前記ディスクの収容位置と前記筐体部内の所定
の処理位置との間でディスクを搬送する搬送手段と、 前記筐体部における前記所定の直線方向の一端側に設け
られ、第1の駆動源を有する第1の駆動手段と、 前記第1の駆動手段と着脱自在に連結される駆動手段で
あって、前記第1の駆動手段から伝達される駆動力を前
記所定の直線方向の駆動力に変換して前記搬送手段を移
動させる第2の駆動手段とを具備し、 前記筐体部は、前記第1の駆動手段が設けられる前記所
定の直線方向の一端側と、他の部位とが着脱自在になさ
れていることを特徴とするディスクチェンジャー装置。 - 【請求項2】 前記筐体部における前記一端側に設けら
れ、前記第1の駆動源により変位させられる変位部材
と、 前記変位部材の位置を検出する検出手段と、 前記筐体部における前記一端側に設けられ、前記検出手
段の検出結果に基づいて前記第1の駆動源を制御する制
御手段とをさらに具備することを特徴とする請求項1に
記載のディスクチェンジャー装置。 - 【請求項3】 前記搬送手段に搭載され、前記ディスク
収容部との間でディスクの授受を行う授受手段をさらに
具備し、 前記第1の駆動手段は、第2の駆動源と、当該第2の駆
動源の発生する駆動力を前記搬送手段に搭載された前記
授受手段に伝達する伝達手段とを有していることを特徴
とする請求項1または2に記載のディスクチェンジャー
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401760A JP2002203357A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | ディスクチェンジャー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401760A JP2002203357A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | ディスクチェンジャー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002203357A true JP2002203357A (ja) | 2002-07-19 |
Family
ID=18866149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000401760A Pending JP2002203357A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | ディスクチェンジャー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002203357A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012009120A (ja) * | 2010-05-28 | 2012-01-12 | Sony Corp | ディスクチェンジャー |
CN110697634A (zh) * | 2019-11-01 | 2020-01-17 | 无锡中鼎集成技术有限公司 | 一种蛙式货叉移动结构 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000401760A patent/JP2002203357A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012009120A (ja) * | 2010-05-28 | 2012-01-12 | Sony Corp | ディスクチェンジャー |
CN110697634A (zh) * | 2019-11-01 | 2020-01-17 | 无锡中鼎集成技术有限公司 | 一种蛙式货叉移动结构 |
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