JP2002201980A - 電子部品基板の支持構造 - Google Patents
電子部品基板の支持構造Info
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- JP2002201980A JP2002201980A JP2000401658A JP2000401658A JP2002201980A JP 2002201980 A JP2002201980 A JP 2002201980A JP 2000401658 A JP2000401658 A JP 2000401658A JP 2000401658 A JP2000401658 A JP 2000401658A JP 2002201980 A JP2002201980 A JP 2002201980A
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- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
板の支持構造に関し、防振性,防水性及び放熱性を確保
したうえで、高温時に基板や電子部品に負荷が加わらな
いようにして、はんだの割れを防止できるようにする。 【解決手段】 電子部品2が実装された基板3をハウジ
ング4に収納し、基板3の上下とハウジング4との間に
それぞれ基板3を支持する硬質の支持部材10,11を
介装するとともに、ハウジング4と支持部材10,11
との間、又は支持部材10,11と基板3との間に弾性
部材12を介装し、且つ基板3又は基板3に実装された
電子部品2aをゲル状の物質13で覆うように構成す
る。
Description
れる電子部品基板の支持構造に関する。
機器は、電子制御装置(コントロールユニット)からの
制御信号に基づいてその作動が制御される。ここで、図
3に示すように、このようなコントロールユニット1に
は、LSI2aやパワートランジスタ2bや図示しない
コンデンサ等の多数の電子部品2が設けられており、通
常はエンジンの熱や振動の影響を低減するべく、コント
ロールユニット1はエンジンから離隔して設けられてい
る。
り、このようなコントロールユニット1をエンジン本体
に付設する場合がある。このような場合における従来の
電子部品基板の支持構造の一例について説明すると、上
述したような各電子部品2は、はんだ付け等により基板
3に固定されており、基板3はハウジング4内に収納さ
れている。
が形成されており、一方の段部4aには基板3の一端部
がネジ5aにより固定されている。また、基板3の他端
部にはパワートランジスタ2bが端子22を介して接続
されており、基板3の他端とパワートランジスタ2bと
は、ともに段部4bに載置されている。一方、段部4b
には樹脂製のサポート6がネジ5bにより固定されてい
る。図示するように、このサポート6の下方にはパワー
トランジスタ2bに向けて開口する空間61が形成され
ており、この空間61にパワートランジスタ2bの一部
が入り込むことでパワートランジスタ2bの上下方向の
移動が規制されている。
ートランジスタ2bがサポート6の下端の空間61内を
摺動して基板3の図中左右方向の熱膨張が許容される。
また、基板3とハウジングとの間には、防振性,防水性
及び放熱性を考慮してウレタン材7が充填されている。
部品2を実装する基板3では、基板3にピン孔を設け、
このピン孔に電子部品2の端子を通してはんだ付けが行
なわれる(図3のパワートランジスタ2bの端子22参
照)。これに対して、基板3の回路構成上の制約等によ
り、基板3にピン孔を穿設できない場合もある。このよ
うな場合、図2及び図3に示すLSI2aのように、基
板3の上面で端子21をはんだ付けすることになる。
では、エンジンの運転時にハウジング内が高温になると
ウレタン材7が熱膨張するため、基板3や電子部品2に
大きな負荷がかかり、上述のLSI2aのように基板3
の上面ではんだ付けされている電子部品2では、図2に
示すように、端子21と基板3との間で、はんだに割れ
が生じるおそれがあった。
回路基板の取り付け構造に関する技術が記載されている
が、この技術は上記の課題を何ら解決できるものではな
かった。本発明は、このような課題に鑑み創案されたも
ので、防振性,防水性及び放熱性を確保したうえで、エ
ンジンの運転による高温時に基板や電子部品に負荷が加
わらないようにして、はんだの割れを防止できるように
した、電子部品基板の支持構造を提供することを目的と
する。
支持構造では、電子部品が実装された基板をハウジング
に収納し、基板の上下とハウジングとの間に基板を支持
する硬質の支持部材を介装するとともに、ハウジングと
支持部材との間、又は支持部材と基板との間に弾性部材
を介装し、且つ基板又は基板に実装された電子部品をゲ
ル状の物質で覆うように構成する。
板を覆うことにより、高温時にゲル状の物質が熱膨張し
ても、ゲル状の物質が変形することで、電子部品に過大
な負荷が作用することがなくなる。また、ゲル状の物質
により防水性と放熱性とが確保できる。また、基板の上
下に設けられた支持部材により防振性を確保でき、さら
に弾性部材を設けることにより、各部の製造時の寸法の
ばらつきが吸収されるとともに、防振性が高められる。
確保したうえで、エンジンの運転による高温時にはんだ
の割れを防止できる。
施形態にかかる電子部品基板の支持構造について説明す
ると、図1はその要部構成を示す模式的な断面図であ
る。図1に示すように、ハウジング4内には段部4a,
4bが形成されており、一方の段部4aには基板3の一
端部がスプリングワッシャ51を介してネジ5aにより
固定されている。また、他方の段部4bには、基板3の
他端部及びこの他端部に接続されたパワートランジスタ
2bが載置されている。
bを覆う樹脂製のサポート6がスプリングワッシャ52
を介してネジ5bにより固定されている。これにより、
基板3が熱膨張しても、パワートランジスタ2bがサポ
ート6内の空間を移動して基板3の図中左右方向の熱膨
張が許容されるようになっている。また、基板3の上方
及び下方には、基板3を支持する支持部材(アッパプレ
ート,アンダプレート)10,11が設けられている。
これらのアッパプレート10及びアンダプレート11は
いずれも十分な耐熱性を有する硬質の樹脂で形成されて
おり、図示するように、基板3と部分的に当接して基板
3を支持するようになっている。
との間には、弾性部材としてのシリコンシート12が介
装されている。そして、このようなシリコンシート12
を設けることにより、ハウジング4やアッパプレート1
0,アンダプレート11等に寸法のばらつきが生じてい
ても、このばらつきが吸収されるようになっている。な
お、本実施形態では、弾性部材としてシリコンシート1
2を用いているが、弾性部材としては、適当な弾性と十
分な耐熱性を有していればシリコンシート以外のものを
用いてもよい。
に代えてヤング率の低いゲル状の物質(シリコンゲル)
13で覆われている。このシリコンゲル13は、熱膨張
係数はウレタン材よりも大きいが、変形しやすいため熱
膨張してもシリコンゲル13が変形することで電子部品
2に大きな力がかかるようなことがない。特に、シリコ
ンゲル13は、LSI2aのように基板3の上面で端子
21をはんだ付けするような電子部品2の周囲に適用さ
れており、これにより、高温時における端子21のはん
だの割れが防止できるのである。
放熱性に優れているが防振性はあまり期待できない。基
板3自体は、アッパプレート10及びアンダプレート1
1で防振性を確保しているが、電子部品単体に着目した
場合、基板3にピン孔を介して立設されているような電
子部品2cでは構造的に振動に対して弱くなる。このた
め、このような部品の周囲には防振性を高めるべくシリ
コンゴム16が塗布されている。
と基板3との間にシリコンゴム16が流入するのを防止
するためのゲルリング(仕切り)15が設けられてい
る。すなわち、図示するように、LSI2aの周囲にも
シリコンゴム16を塗布する電子部品2cが存在してお
り、シリコンゴム16を塗布する際に、このシリコンゴ
ム16がLSI2aと基板3との間に流れ込まないよう
にするために、LSI2aをゲルリング15で囲ってい
るのである。
シリコンゲル13の位置を規制するための仕切り板14
が設けられている。本発明の一実施形態にかかる電子部
品基板の支持構造は、上述のように構成されているの
で、基板3の周囲をヤング率の低いシリコンゲル13で
覆うことにより、高温時にシリコンゲル13が膨張して
も基板3や電子部品2に過大な力がかかることがなく、
LSI2aの端子21のはんだの割れを防止することが
できる。
シリコンゴム16を塗布することで、防振性の向上を図
ることができる。さらに、LSI2aの周囲をゲルリン
グ15で覆うことにより、シリコンゴム16の塗布時に
シリコンゴム16がLSI2aと基板3との間に流入し
てシリコンゴム16の熱膨張ではんだ割れが生じるとい
った事態を確実に回避できる。
ート10及びアンダプレート11で支持することによ
り、高温時に基板3に無理な力がかかることが防止で
き、またエンジンの運転時の基板3の振動を防止するこ
とができる。また、アッパプレート10とハウジング4
との間にシリコンシート12を設けることにより、各部
に寸法のばらつきが生じていても、このばらつきを吸収
することができるほか、防振性も向上するという利点が
ある。
ル13により防水性と放熱性とを確保し、基板3の上下
に設けられたアッパプレート10及びアンダプレート1
1により防振性を確保し、さらにシリコンシート12に
より各部の製造時の寸法のばらつきが吸収されるととも
に、防振性が高めることができる。さらに、防振性,防
水性及び放熱性を確保したうえで、高温時のはんだ割れ
を確実に防止することができるのである。
定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の変形が可能である。例えば、上述の実施形態で
は、基板3の周囲をシリコンゲル13で覆っているが、
LSI2aのように基板3の上面で接合されている電子
部品のみをシリコンゲル13で覆うようにしてもよい。
このように構成した場合にも、上述と同様に、高温時に
シリコンゲル13が膨張しても基板3や電子部品2に過
大な力がかかることがなく、LSI2aの端子21のは
んだの割れを防止することができる。
としてシリコンゲル13を適用しているが、高温時にも
防水性と放熱性を確保できる物質であればシリコンゲル
13以外のゲルを用いてもよい。また、上述の実施形態
では、シリコンシート12はアッパプレート10とハウ
ジング4との間に設けられているが、アンダプレート1
1とハウジング4との間にシリコンシート12を設けて
もよい。また、これ以外にも、アッパプレート10と基
板3との間やアンダプレート11と基板3との間にシリ
コンシート12を介装してもよい。さらには、アッパプ
レート10とアンダプレート11とで大きさや形状を異
ならせて形成し、一方を基板3に当接する脚部のみの形
状に形成してもよい。
基板の支持構造によれば、電子部品が実装された基板を
収納するハウジングと、該基板と該ハウジングとの間に
介装され、該基板を支持する硬質の支持部材と、該ハウ
ジングと該支持部材との間、又は該支持部材と該基板と
の間に介装される弾性部材と、該基板又は基板に実装さ
れた電子部品を覆うゲル状の物質とを有するという構成
により、防振性,防水性及び放熱性を確保したうえで、
エンジンの運転による高温時のはんだ割れを確実に防止
できるという利点がある。
持構造の要部構成を示す模式的な断面図である。
て示す模式的な断面図である。
す模式的な断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンに付設され、電子部品が実装さ
れた基板の支持構造であって、 該基板を収納するハウジングと、 該基板と該ハウジングとの間に介装され、該基板を支持
する硬質の支持部材と、 該ハウジングと該支持部材との間、又は該支持部材と該
基板との間に介装される弾性部材と、 該基板又は該基板に実装された該電子部品を覆うゲル状
の物質とを有することを特徴とする、電子部品基板の支
持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401658A JP2002201980A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 電子部品基板の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401658A JP2002201980A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 電子部品基板の支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002201980A true JP2002201980A (ja) | 2002-07-19 |
Family
ID=18866059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000401658A Pending JP2002201980A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 電子部品基板の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002201980A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014095387A (ja) * | 2014-01-07 | 2014-05-22 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000401658A patent/JP2002201980A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014095387A (ja) * | 2014-01-07 | 2014-05-22 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051201 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060530 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060905 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061023 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |