JP2002201352A - 樹脂組成物及び積層体 - Google Patents

樹脂組成物及び積層体

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JP2002201352A
JP2002201352A JP2001001539A JP2001001539A JP2002201352A JP 2002201352 A JP2002201352 A JP 2002201352A JP 2001001539 A JP2001001539 A JP 2001001539A JP 2001001539 A JP2001001539 A JP 2001001539A JP 2002201352 A JP2002201352 A JP 2002201352A
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polyamide
fatty acid
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JP2001001539A
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Soudairo Hiramatsu
宗大郎 平松
Takashi Kashiba
隆史 加柴
Ryoji Otaki
良二 大滝
Yoshiki Ito
芳樹 伊東
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【手段】固相重合ポリアミド樹脂中に、酸素吸収剤、及
び所望により特定の脂肪酸と特定のジアミンもしくは特
定のジオールから得られるジアミド化合物もしくはジエ
ステル化合物、または脂肪酸金属塩の内少なくとも1種
類を、特定量添加した樹脂組成物、並びに、前記樹脂組
成物からなる層を含む多層体。 【効果】ポリアミド樹脂に従来以上のガスバリア性を付
与し、かつ機械物性低下を防ぐことが可能となる。ま
た、本発明の多層体を使用することにより、内容物を良
好な状態で保存することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスバリア性に優れる
樹脂組成物に関する。詳しくは、ガスバリア性樹脂中に
酸素吸収剤を含有させることにより従来以上のガスバリ
ア性を付与し、かつガスバリア性樹脂に添加剤を添加す
ることにより鉄系酸素吸収剤添加によるガスバリア性樹
脂の機械物性低下を防ぐことが可能な樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】メタキシリレンジアミンとアジピン酸を
重合して得られるポリアミド(以下「ポリアミドMXD
6」という)は、ガスバリア性及び溶融時の熱安定性に
優れており、更にポリエチレンテレフタレート、ナイロ
ン6、ポリエチレン及びポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂との共押し出しや共射出成形が可能であることから、
ガスバリア性多層構造物としての利用が積極的に進めら
れている。特にポリアミドMXD6を利用したガスバリ
ア性多層構造物からなるトレイ、カップ、パウチ、ボト
ル等の包装容器は、エチレンビニルアルコール共重合体
を利用したガスバリア性多層構造物からなる包装容器と
比較してボイル処理やレトルト処理等の加熱殺菌処理時
におけるガスバリア性に優れること、また塩化ビニリデ
ンをコーティングしたガスバリア性フィルムを利用して
なるガスバリア性多層構造物からなる包装容器と比較し
て焼却時の有害物質の発生がないことから、近年その需
要が大きく増加している。
【0003】しかしながら、ポリアミドMXD6を利用
したガスバリア性多層構造物からなるトレイ、カップ、
パウチ、ボトル等の包装容器において、一部の用途では
ポリアミドMXD6のガスバリア性では包装容器内容物
の保存性能が不足することもあり、更なるガスバリア性
の向上を求められることがあった。これを解決する手段
として、包装容器を構成するポリアミドMXD6の使用
量を増加させ、包装容器自体のガスバリア性を高める方
法があるが、製品のコストが高くなる問題があった。ま
た、特開平1−278344号公報や特開平2−298
579号公報に開示されているように、ガスバリア性樹
脂に酸素吸収剤を分散させ、ガスバリア性を高める方法
があるが、酸素吸収剤を含むガスバリア性樹脂をフィル
ム等に加工すると、機械物性が低下して、製品の品質が
低下する場合があった。
【0004】
【解決すべき課題】本発明の課題は、従来のポリアミド
樹脂よりガスバリア性に優れ、且つ機械的性能の低下の
ない樹脂組成物及び多層体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の従
来技術の問題点に鑑み鋭意検討を重ねた結果、固相重合
により得られるポリアミドMXD6に鉄系酸素吸収剤を
添加してなる樹脂組成物、及び、この樹脂組成物に炭素
数8〜30の脂肪酸と炭素数2〜10のジアミンもしく
はジオールから得られるジアミド化合物又はジエステル
化合物から選ばれる1種以上、あるいは炭素数18〜5
0の脂肪酸金属塩から選ばれる1種以上の脂肪酸金属塩
を添加し得られる樹脂組成物が、機械物性を損なうこと
なくガスバリア性が向上した樹脂組成物であることを見
出し、本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、メタキシリレンジア
ミンを70モル%以上含むジアミン成分とアジピン酸を
70モル%以上含むジカルボン酸成分とを溶融重合して
得たポリアミドを更に固相重合することにより得られた
固相重合ポリアミド100重量部に対し、鉄系酸素吸収
剤を0.1〜30重量部添加してなる樹脂組成物に関す
る。
【0007】また、本発明は、上記固相重合ポリアミド
100重量部に対し、炭素数8〜30の脂肪酸と炭素数
2〜10のジアミンもしくはジオールから得られるジア
ミド化合物又はジエステル化合物から選ばれる1種以上
を0.005〜1.0重量部添加してなるポリアミド樹
脂組成物に対して、鉄系酸素吸収剤を0.1〜30重量
部添加してなる樹脂組成物に関する。
【0008】さらに、本発明は、上記固相重合ポリアミ
ド100重量部に対し、炭素数18〜50の脂肪酸金属
塩から選ばれる1種以上の脂肪酸金属塩を0.005〜
1.0重量部添加してなるポリアミド樹脂組成物に対し
て、鉄系酸素吸収剤を0.1〜30重量部添加してなる
樹脂組成物に関する。また、本発明は、前述の樹脂組成
物からなる成形体及び包装容器に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳しく説明する。
本発明で使用するポリアミドは、ジアミン成分とジカル
ボン酸成分とを溶融重合し、さらに固相重合して得られ
る。ジアミン成分には、メタキシリレンジアミンが70
モル%以上含まれることが必要である。ジアミン成分中
のメタキシリレンジアミンが70モル%以上であると、
優れたガスバリア性が発揮される。メタキシリレンジア
ミンとともに使用できるジアミンとして、パラキシリレ
ンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキ
サン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、
テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ノ
ナメチレンジアミン、2−メチル−1,5−ペンタンジ
アミン等が例示できるが、これらの総量はジアミン成分
中30モル%以下でなければならない。
【0010】ジカルボン酸成分中には、アジピン酸が7
0モル%以上含まれることが必要である。ジカルボン酸
成分中のアジピン酸が70モル%以上であると、ガスバ
リアー性の低下や結晶性の過度の低下を避けることがで
きる。アジピン酸とともに使用できるジカルボン酸とし
て、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,10
−デカンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸等が例示できるが、こ
れらの総量はジカルボン成分中30モル%以下でなけれ
ばならない。
【0011】本発明のポリアミドは、溶融重合法、次い
で固相重合法により製造される。まず、溶融重合法にお
いては、比較的低分子量のポリアミドが得られる。例え
ば、メタキシリレンジアミンとアジピン酸からなるナイ
ロン塩を水の存在下に、加圧下で昇温し、先に加えた水
及び縮合水を除きながら溶融状態で重合させる。また、
メタキシリレンジアミンを熱溶融状態のアジピン酸に直
接加えて、常圧下で重縮合する方法によっても製造され
る。この場合、反応系を均一な状態に保つために、メタ
キシリレンジアミンをアジピン酸に連続的に加え、その
間、反応温度は生成するオリゴアミド及びポリアミドの
融点よりも下回らないように反応系を昇温しつつ、重縮
合が進められる。また、本ポリアミド重合時に分子量調
整剤として少量のモノアミン、モノカルボン酸を加えて
もよい。
【0012】溶融重合によって得られるポリアミドは、
比較的低分子量であるが、一定の分子量は必要であっ
て、その相対粘度(ポリアミド1gを96%硫酸水溶液
100mlに溶解し、25℃で測定した値、以下同じ)
を2.0以上とすることが好ましい。溶融重合後のポリ
アミドの相対粘度が2.0より小さいと、機械的強度、
特に耐衝撃性が不十分である。溶融重合によって得られ
た比較的低分子量のポリアミドは、ついで固相重合され
る。固相重合は、溶融重合によって得られた比較的低分
子量のポリアミドを、所望によりペレット状あるいは粉
末状にし、これを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下に
150℃からポリアミドの融点の範囲の温度に加熱する
ことにより実施される。固相重合後のポリアミドは、
2.3から4.2とすることが望ましい。この範囲の相
対粘度を有すると、フィルム、シート、中空容器の性
能、特に耐衝撃性を含む機械的性能が良好である。溶融
重合後の比較的低分子量のポリアミドにおいても本発明
の効果は一部得られるが、機械的強度、時に耐衝撃強度
が十分ではなく、フィルム、シート、中空容器用材料と
して実用的ではない。
【0013】本発明では、上記固相重合ポリアミドに鉄
系酸素吸収剤が添加され、好ましくは、さらに、特定の
ジアミド化合物、ジエステル化合物、及び脂肪酸金属塩
から選ばれた、少なくとも一種の化合物が添加される。
【0014】本発明において用いられる鉄系酸素吸収剤
は、鉄粉と酸素吸収促進剤からなる酸素吸収組成物であ
る。鉄粉としては例えば、噴霧鉄粉、海面鉄粉、電解鉄
粉、鉄研削粉、粉砕鉄等が用いられるが、不純物として
の酸素および珪素等の含量が少なく、金属鉄含量95w
t%以上の鉄粉が特に好ましく用いられる。また、鉄粉
と酸素との接触を良好にし、且つ樹脂組成物を多層体と
した際、多層体の厚みを薄くするため、鉄粉の平均粒径
は5〜80μmが好ましく、5〜50μmがより好まし
い。
【0015】酸素吸収促進剤は、鉄粉の酸素吸収反応に
触媒的に作用するものである。本発明の酸素吸収促進剤
としては、ハロゲン化金属、特にアルカリ金属またはア
ルカリ土類金属の塩化物、臭化物または沃化物が好まし
い。酸素吸収促進剤は、鉄粉と混合されてもよいが、好
ましくは、酸素吸収促進剤の水溶液を鉄粉に接触させて
乾燥する方法等により鉄粉に被覆される。酸素吸収剤中
に含まれる酸素吸収促進剤の含有量は、公知の範囲で良
く、例えば、酸素吸収促進剤の配合量は、鉄100重量
部に対して、好ましくは0.1〜100重量部、より好
ましくは0.1〜5重量部である。特に、酸素吸収促進
剤を鉄粉に付着させる場合は、その配合量を少なくする
ことができる。また、本発明に用いられる酸素吸収剤に
は、鉄粉及びハロゲン化金属以外の成分を配合すること
もできる。
【0016】本発明の樹脂組成物における鉄系酸素吸収
剤の添加量は、固相重合ポリアミド100重量部に対し
て、0.1重量部以上30重量部以下が好ましく、0.
5重量部以上20重量部以下がより好ましい。上記範囲
内で鉄系酸素吸収剤をポリアミドに添加することで、樹
脂組成物の酸素バリア性の向上効果が得られ、且つ樹脂
組成物の機械強度が維持される。
【0017】前記固相重合ポリアミドに、特定のジアミ
ド化合物又はジエステル化合物を配合することにより、
機械的強度が向上する。本発明において用いられるジア
ミド化合物は、炭素数8以上30以下の脂肪酸と炭素数
2以上10以下のジアミンから得られるジアミド化合物
である。このようなジアミド化合物は、樹脂組成物中へ
の均一分散が良好であると同時に、機械的強度の向上効
果が高い。脂肪酸は側鎖や二重結合があってもよいが、
直鎖飽和脂肪酸が好ましい。
【0018】本発明に用いられるジアミド化合物の脂肪
酸成分としては、ステアリン酸(C18)、エイコサン
酸(C20)、ベヘン酸(C22)、モンタン酸(C2
8)、トリアコンタン酸(C30)等が例示できる。
又、本発明に用いられるジアミド化合物のジアミン成分
としては、エチレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキ
サンジアミン、キシリレンジアミン、ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサンジアミン等が例示できる。これらを
組み合わせて得られるジアミド化合物が本発明に用いら
れる。ジアミン化合物は1種類でもよいし、2種以上を
併用してもよい。好ましくは、炭素数8以上30以下の
脂肪酸とエチレンジアミンから得られるジアミド化合
物、及び、モンタン酸と炭素数2以上10以下のジアミ
ンから得られるジアミド化合物である。特に好ましく
は、主としてステアリン酸からなる脂肪酸と、主として
エチレンジアミンからなるジアミンから得られるジアミ
ド化合物である。
【0019】本発明に用いられるジエステル化合物の脂
肪酸成分としては、ステアリン酸(C18)、エイコサ
ン酸(C20)、ベヘン酸(C22)、モンタン酸(C
28)、トリアコンタン酸(C30)等が例示できる。
又、本発明に用いられるジエステル化合物のジオール成
分としては、エチレングリコール、プロパンジオール、
ブタンジオール、ヘキサンジオール、キシリレングリコ
ール、シクロヘキサンジメタノール等が例示できる。こ
れらを組み合わせて得られるジエステル化合物が本発明
に用いられる。ジエステル化合物は1種類でもよいし、
2種類以上を併用してもよい。特に好ましくは、主とし
てモンタン酸からなる脂肪酸と、主としてエチレングリ
コールからなるジオール、及び/又は1,3−ブタンジ
オールからなるジオールから得られるジエステル化合物
である。本発明において用いられるジアミド化合物とジ
エステル化合物は単独で用いてもよいし、併用してもよ
い。
【0020】本発明に用いられる脂肪酸金属塩として
は、脂肪酸の炭素数18以上50以下が好ましく、炭素
数18以上34以下が特に好ましい。このような脂肪酸
金属塩は、樹脂組成物中への均一分散性がよく、同時に
機械強度低下の防止効果が高い。脂肪酸は、側鎖や二重
結合があってもよいが、直鎖飽和脂肪酸が好ましく用い
られる。
【0021】本発明の脂肪酸金属塩を形成する脂肪酸と
しては、ステアリン酸(C18)、エイコサン酸(C2
0)、ベヘン酸(C22)、モンタン酸(C28)、ト
リアコンタン酸(C30)等が例示できる。又、本発明
の脂肪酸金属塩を形成する金属としては、ナトリウム、
カリウム、リチウム、カルシウム、バリウム、マグネシ
ウム、ストロンチウム、アルミニウム、亜鉛等が例示さ
れ、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、ア
ルミニウム及び亜鉛が特に好ましい。
【0022】本発明に用いられる脂肪酸金属塩は、1種
類でもよいし、2種類以上を併用してもよい。本発明で
は、脂肪酸金属塩の形状に特に制限はないが、粒径が小
さい方が樹脂組成物中に均一に分散することが容易にな
るため、粒径は100μm以下が好ましい。
【0023】本発明において、ジアミド化合物、ジエス
テル化合物、あるいは脂肪酸金属塩の添加量は、それぞ
れ、固相重合ポリアミド100重量部に対して0.00
5重量部以上1.0重量部以下、好ましくは0.05重
量部以上0.5重量部以下、特に好ましくは、0.12
重量部以上0.5重量部以下である。固相重合ポリアミ
ドに鉄系酸素吸収剤を添加しても、上記範囲内で前述の
添加剤を0.005重量部以上添加することにより、樹
脂組成物の耐衝撃性を初めとする機械的強度の低下を防
止できる。尚、添加量が1.0重量部より多いとポリア
ミドのガスバリア性が損なわれるため好ましくない。
【0024】尚、本発明の樹脂組成物には本発明の目的
を損なわない限り、他の樹脂、例えばナイロン6、ナイ
ロン66等のポリアミド類、ポリエチレンテレフタレー
ト等の飽和ポリエステル類、ポリエチレンやポリプロピ
レン等のポリオレフィン類、ポリオレフィンエラストマ
ーやポリアミドエラストマー等の各種エラストマー類、
アイオノマー等を添加してもよい。また、必要に応じ
て、滑剤、離型剤、安定剤、紫外線吸収剤、有機染料、
無機染料及び顔料等の着色剤等の添加剤を加えることが
できる。
【0025】固相重合ポリアミドへの酸素吸収剤の添
加、及び、所望によるジアミド化合物、ジエステル化合
物、脂肪酸金属塩の少なくとも1種の添加には、公知の
添加方法を適用できる。例えば、押出機、ニーダーなど
の装置により、添加する方法が採用される。
【0026】本発明の樹脂組成物からは、トレイ、カッ
プ、ボトル、フィルム等の成形体を得ることができる。
また、本発明の樹脂組成物から形成された層を中間層と
し、その少なくとも1方の面に他の熱可塑性樹脂層を配
した2層以上の積層体とすることもできる。例えば、内
層/本発明の樹脂組成物からなる中間層の構成からなる
積層体、又は、内層/本発明の樹脂組成物からなる中間
層/外層の構成からなる積層体を形成し、トレイ、カッ
プ、ボトル、フィルム等として用いることができる。本
発明の樹脂組成物を利用した容器は、従来のものと比較
してガスバリア性に優れるため、内容物を長期にわたり
良好な状態で保存することができる。
【0027】本発明の樹脂組成物から形成された層に内
層として積層される樹脂としては、低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン及
び高密度ポリエチレンに例示されるポリエチレン類、ポ
リプロピレンホモポリマー、プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合
体に例示されるポリプロピレン類、メタロセン触媒ポリ
エチレン類及びポリプロピレン類等の一部位触媒ポリオ
レフィン類、ポリメチルペンテン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体及びエチレン−αオレフィン共重合体に例示
されるエラストマー類が挙げられる。本発明の樹脂組成
物から形成された層に外層として積層される樹脂として
は、上記ポリエチレン、ポリプロピレン等に例示される
ポリオレフィン類、ナイロン6、ナイロン6,6等のポ
リアミド類、さらに、ポリエチレンテレフタレート等の
ポリエステル類およびこれらの組合せが挙げられる。本
発明の樹脂組成物から形成された層と内層又は外層との
間に他の層を加えても良い。
【0028】本発明の樹脂組成物又は樹脂組成物を利用
した多層体は、フィルム、シートの他、ボトル乃至チュ
ーブ成形用のパリソン、パイプ、プリフォームに例示さ
れる種々の形状の成形体とすることができる。また、本
発明の樹脂組成物又は樹脂組成物を利用した多層体から
なる成形体は、多層同時押出、共射出又は逐次射出、ド
ライラミネーション、押出ラミネーション、押出コート
等の公知の方法で製造が可能である。
【0029】本発明の樹脂組成物、あるいは樹脂組成物
を利用した多層体は、包装容器として利用される。包装
対象となる物品には、例えば、牛乳、ジュース、酒類、
コーヒー、茶、ゼリー飲料、健康飲料等の液状飲料、調
味液、ソース、醤油、ドレッシング、液体だし、マヨネ
ーズ、味噌、すりおろし香辛料等の調味料、ジャム、ク
リーム、チョコレートペースト等のペースト状菓子、液
体スープ、煮物、漬け物、シチュー等の液状加工食品、
そば、うどん、ラーメン等の生麺及びゆで麺等の高水分
食品、精米、調湿米、無洗米等の調理前の米類や調理さ
れた炊飯米、五目飯等の加工米製品類、粉末スープ、だ
しの素等の粉末調味料、その他高水分及び液体系物品と
しては、工業材料、農薬や殺虫剤等の固体状や溶液状の
化学薬品並びに乳液、液体およびペースト状の医薬品、
化粧水、化粧クリーム、化粧乳液、整髪料、染毛剤、シ
ャンプー、等が挙げられる。
【0030】
【実施例】本発明を実施例に沿ってさらに詳しく説明す
る。尚、本発明は実施例に必ずしも限定されない。以下
に実施例等における評価条件等を記す。 (1)衝撃穴開け強度 JIS P8134に準拠して測定した。 衝撃子の先端形状:12.7mm半球 測定温度:23℃ 測定相対湿度:50%RH (2)酸素透過度 JIS K7126に準拠して測定した。 測定温度:23℃ 測定相対湿度:50%RH
【0031】[実施例1]アジピン酸を窒素雰囲気の反
応缶内で加熱溶融させた。その溶融アジピン酸に、メタ
キシリレンジアミンを逐次滴下し、生成物の融点を常に
上回るように反応温度を保ちつつ撹拌した。メタキシリ
レンジアミンをアジピン酸とほぼ等モル滴下した時点で
滴下を止めた。このときの温度は245℃であった。滴
下終了後、所定の粘度に達するまで撹拌、反応を続け、
達した時点で生成物を反応缶より排出、水冷し、ペレッ
ト化してポリアミドMXD6を得た。得られた溶融重合
ポリアミドMXD6の相対粘度は2.05であった。
【0032】得られた溶融重合ポリアミドMXD6のペ
レット状製品100kgを熱媒加熱用の外套を有する内
容積250リットルのタンブラー(回転式の真空槽)
に、室温大気圧で仕込んだ。熱媒を通してペレット温度
が120℃を超えてポリアミドMXD6ペレットを結晶
化させた後、熱媒温度を上げ、槽内のペレットの温度を
120分かけて200℃まで上昇させた。この間、ペレ
ットの温度が140℃を越えたところで真空ポンプを作
動させて槽内を減圧状態(0.5〜10Torr)と
し、そのまま200℃で40分間加熱を続けた。その
後、再び窒素を導入して常圧にし、冷却を開始した。ペ
レットの温度が90℃以下になったところで、槽からペ
レットを取り出すことにより固相重合ポリアミドのペレ
ット得た。この固相重合ポリアミドを分析した結果、相
対粘度は2.60であった。
【0033】得られた固相重合ポリアミド100重量部
に対して、平均粒径30μmの還元鉄粉に酸素吸収促進
剤として塩化カルシウムを2.0重量%被覆した鉄系酸
素吸収剤を5重量部添加し、押出機中で溶融混練しペレ
ット化して、樹脂組成物1を得た。得られた樹脂組成物
1を20mmφ単軸押出機、Tダイからなる押出装置を
用いて、厚み約70μmの単層フィルム1を作製した。
得られた単層フィルム1を23℃、50%RHの環境下
で2週間調湿した後、単層フィルム1の衝撃穴開け強度
及び酸素透過度を測定した。結果を表1に示す。
【0034】[実施例2]実施例1と同様にして得られ
た固相重合ポリアミド100重量部に対して、エチレン
ビスステアリルアミド(日本油脂(株)製、商品名:アル
フローH−50T、以下EBSと略す)を0.1重量
部、また、平均粒径30μmの還元鉄粉に酸素吸収促進
剤として塩化カルシウムを2.0重量%被覆した鉄系酸
素吸収剤を5重量部添加し、押出機中で溶融混練しペレ
ット化して、樹脂組成物2を得た。実施例1と同様にし
て、得られた樹脂組成物2から単層フィルム2を得た。
実施例1と同様に、得られた単層フィルム2を23℃、
50%RHの環境下で2週間調湿した後、単層フィルム
2の衝撃穴開け強度、及び酸素透過度を測定した。結果
を表1に示す。
【0035】[実施例3]実施例2のEBSの添加量を
0.01重量部とした以外は、実施例2と同様の方法で
単層フィルム3を得た。実施例1と同様に、得られた単
層フィルム3を23℃、50%RHの環境下で2週間調
湿した後、単層フィルム3の衝撃穴開け強度、及び酸素
透過度を測定した。結果を表1に示す。
【0036】[実施例4,5]実施例2の添加剤EBS
に代えて、エチレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル混合物のモンタン酸エステル(クラリアントジャパン
(株)製、商品名:ヘキストワックスOP、以下EBMと
略す)として、添加量を変えた以外は実施例2と同様の
方法で、単層フィルム4,5を得た。実施例1と同様
に、得られた各単層フィルムを23℃、50%RHの環
境下で2週間調湿した後、各単層フィルムの衝撃穴開け
強度、及び酸素透過度を測定した。結果を表1に示す。
【0037】[実施例6,7]実施例2の添加剤EBS
に代えて、ステアリン酸ナトリウム塩(以下StNaと
略す)とし、添加量を変えた以外は実施例2と同様の方
法で、単層フィルム6,7を得た。実施例1と同様に、
得られた各単層フィルムを23℃、50%RHの環境下
で2週間調湿した後、各単層フィルムの衝撃穴開け強
度、及び酸素透過度を測定した。結果を表1に示す。
【0038】[比較例1]実施例2で鉄系酸素吸収剤を
加えない以外は、実施例2と同様にして比較単層フィル
ム1を得た。実施例1と同様に、得られた比較単層フィ
ルム1を23℃、50%RHの環境下で2週間調湿した
後、比較単層フィルム1の衝撃穴開け強度、及び酸素透
過度を測定した。結果を表1に示す。
【0039】[比較例2]実施例1と同様に、アジピン
酸とメタキシリレンジアミンを原料とし、相対粘度が
2.05の溶融重合ポリアミドMXD6を得た。次に、
得られた溶融重合ポリアミド100重量部に対して、平
均粒径30μmの還元鉄粉に酸素吸収促進剤として塩化
カルシウムを2.0部被覆した鉄系酸素吸収剤を5重量
部添加し、押出機中で溶融混練しペレット化して、比較
樹脂組成物を得た。実施例1と同様にして、得られた比
較樹脂組成物から比較単層フィルム2を得た。実施例1
と同様に、得られた比較単層フィルム2を23℃、50
%RHの環境下で2週間調湿した後、比較単層フィルム
2の衝撃穴開け強度、及び酸素透過度を測定した。結果
を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】[実施例8]実施例1で得られた樹脂組成
物1から、単軸押出機、Tダイ、冷却ロール、スリッタ
ー及び巻取機からなる押出装置を用いて、厚さ30μm
のフィルムを作製しガスバリア性フィルムを得た。この
フィルムの片側に内層として、厚さ70μmのCPPフ
ィルムをドライラミネートし、また、内層と反対の面に
外層として、厚さ12μmの印刷を施したPETフィル
ムをドライラミネートしガスバリア性多層フィルムを得
た。得られたガスバリア性多層フィルムの構成は、内面
よりCPP(70μm)/ガスバリア層(30μm)/
PET(12μm)である。このガスバリア性多層フィ
ルムを10cm×15cmに製袋し、剥き栗50gを充
填した後、窒素置換を行い、剥き栗包装袋を得た。袋内
のガス量は200cc、酸素濃度は1.0%であった。
この包装体を23℃にて保存し、6ヶ月保存後の包装袋
内酸素濃度、及び開封し剥き栗の風味、色合いを調査し
た。結果を表2に示す。
【0042】[実施例9]実施例8と同様にして、実施
例2の樹脂組成物2からガスバリア性多層フィルムを得
た。得られたガスバリア性多層フィルムの構成は、内面
よりCPP(70μm)/ガスバリア層(30μm)/
PET(12μm)である。次に、得られたガスバリア
性多層フィルムについて実施例8と同様の評価を行っ
た。結果を表2に示す。
【0043】[実施例10]実施例2の樹脂組成物2の
酸素吸収剤濃度を1重量部とした以外は、実施例2,実
施例8と同様にして、ガスバリア性多層フィルムを得
た。得られたガスバリア性多層フィルムについて実施例
8と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
【0044】[実施例11,12]実施例2の樹脂組成
物2の添加剤EBSをEBM(実施例9)あるいはSt
Na(実施例10)にした以外は、実施例2、実施例8
と同様にしてガスバリア性フィルムを得た。得られたガ
スバリア性多層フィルムについて実施例8と同様の評価
を行った。結果を表2に示す。
【0045】[比較例3]実施例2で鉄系酸素吸収剤を
加えない以外は、実施例2、実施例8と同様にしてガス
バリア性フィルムを得た。得られたガスバリア性多層フ
ィルムについて実施例8と同様の評価を行った。結果を
表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】[実施例13]実施例9で得られた、ガス
バリア性フィルムの片面に内層として、厚さ50μmの
LLDPEフィルムをドライラミネートし、また、内層
と反対の面に低密度ポリエチレン(LDPE)(20μ
m)/紙/LDPE(20μm)からなる外層をドライ
ラミネートしたガスバリア性多層フィルムを得た。得ら
れたガスバリア性多層フィルムの構成は、内面よりLL
DPE(50μm)/酸素吸収性樹脂層(30μm)/
LDPE(20μm)/紙/LDPE(20μm)であ
る。次にこのガスバリア性多層フィルムを内容量500
mlの屋根型直方体容器に成形し、オレンジジュース5
00mlを充填密封した。この包装容器を23℃で3ヶ
月保存後に開封し調査したところ、オレンジジュースの
風味は良好であった。
【0048】[実施例14]単軸押出機を3台備えた、
Tダイ、冷却ロールからなる3種5層共押出機を用い
て、プロピレン−エチレンブロック共重合体からなるヒ
ートシール性の内層/接着剤層/実施例2で得られた樹
脂組成物2からなるガスバリア層/接着剤層/プロピレ
ン−エチレンブロック共重合体の外層からなるガスバリ
ア性多層体を得た。次に、ガスバリア性多層体をトレイ
状に成形し、炊飯米を充填後、PET/アルミ箔/CP
Pからなる蓋材を加熱シールし密封した。この包装体を
23℃で1ヶ月保存後、開封し調査したところ炊飯米の
風味は良好であった。
【0049】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物、及び本発明の樹脂
組成物から形成された層とその少なくとも一方の面に他
の熱可塑性樹脂層を配してなる多層体は、優れたガスバ
リア性を有すると同時に良好な機械物性を保持する。本
発明の樹脂組成物の成形体、又は本発明の樹脂組成物か
ら形成された層とその少なくとも一方の面に他の熱可塑
性樹脂層を配してなる多層体を利用してなる包装容器を
使用することで、内容物を良好な状態で保存することが
できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/00 CFG C08J 5/00 CFG C08K 3/08 C08K 3/08 5/09 5/09 5/103 5/103 5/20 5/20 (72)発明者 伊東 芳樹 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社平塚研究所内 Fターム(参考) 3E067 AB01 BA03A BA07A BA10A BA17A BB14A BB25A CA04 CA30 EE25 EE32 EE33 GB13 GC02 GD01 3E086 BA04 BA15 BB05 BB85 4F071 AA55 AB08 AC09 AC10 AC12 AF08 AH05 BB06 BC04 4F100 AB02A AB02H AH02A AH02H AH03A AH03H AH08A AH08H AK01B AK01C AK07 AK42 AK46A BA02 BA03 BA06 BA10B BA10C BA15 CA09A DA01 DE01A DE01H EH17 GB16 GB23 JB16B JB16C JD02 JD03 JK01 YY00A 4J002 CL031 DA086 EG028 EG038 EG048 EH047 EP027 FD206 GF00 GG01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メタキシリレンジアミンを70モル%以上
    含むジアミン成分とアジピン酸を70モル%以上含むジ
    カルボン酸成分とを溶融重合して得たポリアミドを更に
    固相重合することにより得られた固相重合ポリアミド1
    00重量部、及び、鉄系酸素吸収剤0.1〜30重量部
    からなる樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の樹脂組成物に、さらに、炭
    素数8〜30の脂肪酸と炭素数2〜10のジアミンから
    得られるジアミド化合物又は炭素数8〜30の脂肪酸と
    ジオールから得られるジエステル化合物を、0.005
    〜1.0重量部添加した組成からなる樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1記載の樹脂組成物に、さらに、炭
    素数18〜50の脂肪酸の金属塩を0.005〜1.0
    重量部添加した組成からなる樹脂組成物。
  4. 【請求項4】鉄系酸素吸収剤が平均粒径5〜80μmの
    鉄粉を主剤とする酸素吸収剤である請求項1記載の樹脂
    組成物。
  5. 【請求項5】請求項1記載の樹脂組成物を成形して得ら
    れる成形体。
  6. 【請求項6】請求項1記載の樹脂組成物から形成された
    層と、その少なくとも一方の面に他の熱可塑性樹脂層を
    配してなる積層体。
  7. 【請求項7】請求項5記載の成形体乃至請求項6記載の
    積層体を利用してなる包装容器。
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