JP2002201037A - 滴下硝材化に適した低屈折率低分散精密プレス成形用光学ガラス及びその製造方法 - Google Patents

滴下硝材化に適した低屈折率低分散精密プレス成形用光学ガラス及びその製造方法

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JP2002201037A
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正明 大塚
Masayuki Komiya
正行 小宮
Shigeto Sawanobori
成人 沢登
Shinobu Nagahama
忍 永濱
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滴下法によるプリフォーム材を作製するのに
適したガラス組成物を提供すること。 【解決手段】 SiO2 25〜50質量%、B2 3
5〜40質量%、Li2O0〜12質量%、Na2 O0
〜25質量%、K2 O0〜20質量%、且つLi 2 O、
Na2 O、K2 Oの合計量が、18質量%より大きく2
5質量%まで(Li2 O、Na2 O、K2 Oの少なくと
も1種以上。但し、K2 Oは、単独では用いない。)、
Al2 3 5〜35質量%、MgO0〜6質量%、Ca
O0〜6質量%、BaO0〜6質量%、の組成からな
り、屈伏温度(At)が545℃以下、屈折率(nd)
が1.51〜1.54、アッベ数(νd)が59〜6
4.5で、1250℃以下で滴下法により光学的に欠陥
の無い精密プリフォーム材の作製に適した、低屈折率低
分散の精密プレス成形用光学ガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密プレス成形用
光学ガラスにおいて、特にプレス成形に用いるガラスプ
リフォーム材を、滴下法によって研磨することなく大量
に製造することができる精密プレス成形用光学ガラスに
関する。(本明細書において、%は特に断りのない場合
は質量%を表す。)
【0002】
【従来の技術】従来光学レンズは、ダイレクトプレスや
リヒートプレス等によってレンズ形状に近づけたガラス
素材を、各面を荒加工し、砂かけ・研磨・芯取りの工程
を経て作製していた。しかし、非球面レンズの様に複雑
で微細な形状を、従来の研磨による方法で大量に低コス
トで作製することが困難になってきたこと等から、予
め、レンズ形状に光学研磨された金型を用いてガラスプ
リフォーム材を精密プレス成形し、レンズを作製する方
法が提案された(特開昭59−116137号公報
等)。通常、量産時の精密プレス成形は、600℃以下
で行われているが、これは、精密プレス成形温度が60
0℃以上になると、型材の酸化等の問題が起こり金型の
寿命が短くなるためである。このため、精密プレス成形
温度は、低ければ低い程良いとされている。しかし、従
来の光学ガラスの多くは、精密プレス成形温度が600
℃を越えているため、様々な光学恒数を有する精密プレ
ス成形に適した光学ガラスが開発されている(特開平2
−124743号公報,特開平5−193979号公報
等)。
【0003】この精密プレス成形に用いられるプリフォ
ーム材は、一般的には研磨によって作製されているが、
大量生産及びコスト低減等の要求から、熔融ガラスをノ
ズルから自然滴下、あるいは切断刃で切断しガラス塊を
落下させ、それを受け皿で受けることで、研磨すること
なく作製する方法が提案されている(特開昭61−14
6721号公報、特開平2−14839号公報、特開平
3−12330号公報等)。
【0004】一般的に、滴下法でプリフォーム材を作製
する場合には、数ポイズから数百ポイズの粘度で実施さ
れる。自然滴下の場合にはその中でも、比較的低粘度域
(数ポイズから数十ポイズ)で行われ、小さなプリフォ
ーム材を作製するのに適している。また、高粘度域で
は、切断刃で機械的に切断することによって作製される
が、シャーマークと呼ばれる切断痕が発生し、精密プレ
ス成形でレンズを作製した場合の欠陥の原因になる。こ
の自然滴下によってプリフォーム材を作製することので
きる温度範囲(ガラスの粘度が数ポイズから数十ポイズ
の時の温度)は、各ガラス系によって大きく異なるが、
一般に熔解炉や滴下装置、受け皿等の寿命、ルツボから
の汚染、揮発物質によるプリフォーム材への悪影響等の
問題からできるだけ低い方が望ましい。この滴下硝材化
を目的とした精密プレス成形用光学ガラスとしては、例
えば、特開平6−56463号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在、百数十種類ある
光学ガラスの中で、精密プレス成形技術が適用可能な光
学ガラスは数十種類であるが、その中で、この滴下法に
よるプリフォーム材に適した光学ガラスは、まだわずか
数種類に過ぎない。先に述べた様に、大量生産及びコス
ト低減等の要求からこの滴下硝材化への要求も更に高ま
ってきているのが現状である。先に本発明者らは、特開
平5−193979号公報において、屈伏温度(At)
560℃以下、屈折率(nd)1.51〜1.54、ア
ッベ数(νd)62〜65.5の光学恒数を有するホウ
ケイクラウンガラス(BKタイプ)の精密プレス成形用
光学ガラスを開発した。従来のBKタイプの光学ガラス
は、SiO2 を60%以上含んでいるため、温度に対す
る粘度の変化が非常に緩やかで、精密プレス成形する場
合には700℃程度の温度が必要となる。また中には微
量の酸化鉛を含有しているガラスもあり、型の酸化を防
ぐために通常還元雰囲気で行われている精密プレス成形
においては、表面の酸化鉛が還元され型面に付着し面精
度に悪影響を与える等の問題があった。
【0006】特開平5−193979号公報では、これ
らの問題点について検討しSiO2、B2 3 、Li2
O、Al2 3 、が特定の組成範囲において屈伏温度
(At)が560℃以下で、しかも屈伏温度より30〜
50℃高い温度、すなわち600℃以下で精密プレス成
形でき、しかも酸化鉛を含有しない、上記光学恒数を有
する精密プレス成形に最適な光学ガラスを提供するとし
ている。しかし、この公報に記載されている発明では、
滴下硝材化に関する高温域の粘性等については全く検討
されていない。そのため、滴下法によるプリフォーム材
の作製を試みた場合に、1300℃以上でも自然滴下す
ることができなかったり、また、ほとんどの場合125
0℃よりも高温まで上げないと自然滴下することができ
ない。しかし、この系のガラスはB2 3 、R2
(R:Li,Na,K)の揮発が多く、特に1250℃
よりも高温ではガラス中に脈理等の欠陥を生じたり、型
に揮発物が付着したりして光学的に欠陥の無い滴下プリ
フォーム材を作製することが困難である。また、高温域
の粘性が高いために、この1250℃以下の粘度では、
ガラス塊が自然滴下し難く、糸引き現象を起こしやすい
と言う問題があった。従って、光学的に欠陥の無い滴下
プリフォーム材を作製するためには、1250℃以下
で、しかも糸引きに起因する欠陥を生じない様にできる
だけ低粘度で行わなければならない。
【0007】特開平5−193979号公報に関するガ
ラスは、プレス成形性に優れており、BKタイプで初め
ての精密プレス成形可能な光学ガラスであることから、
現在たくさん使用されている。そのため、大量生産によ
る低価格化の要請から、滴下法によるプリフォーム材の
供給が望まれている。従って、本発明の目的は、特開平
5−193979号公報とほぼ同等の光学恒数を有し、
高温域でより低粘性で、特に滴下法によるプリフォーム
材を作製するのに適したガラス組成物を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、特開平5
−193979号公報に種々の検討を重ねた結果、Si
2 、B2 3 、R2 O(R:Li,Na,K)、及び
Al2 3 が特定の組成範囲にある光学ガラスが所期の
目的を達成することを見いだしたものである。すなわ
ち、本発明は、SiO2 25〜50%、B2 3 15〜
40%、Li2 O0〜12%、Na2 O0〜25%、K
2 O0〜20%、且つLi2 O、Na2 O、K2 Oの合
計量が、18より大きく25%まで(Li2 O、Na2
O、K2 Oの少なくとも1種以上。但し、K2 Oは、単
独では用いない。)Al2 3 5〜35%、MgO0〜
6%、CaO0〜6%、BaO0〜6%、の組成からな
り、屈伏温度(At)が545℃以下、好ましくは53
5℃以下、屈折率(nd)が1.51〜1.54、アッ
ベ数(νd)が59〜64.5であり、1250℃にお
けるガラスの粘度(η)が20ポイズ以下、好ましくは
15ポイズ以下、1200℃におけるガラスの粘度
(η)が30ポイズ以下、好ましくは25ポイズ以下、
1150℃におけるガラスの粘度(η)が40ポイズ以
下、好ましくは35ポイズ以下で、およそ1250℃以
下、好ましくは1200℃以下で滴下法により光学的に
欠陥の無い精密プリフォーム材の作製に適した、低屈折
率低分散の精密プレス成形用光学ガラスを提供すること
にある。
【0009】
【発明の実施の形態】ここで、本発明の光学ガラスの各
成分範囲を上記のように限定した理由は次の通りであ
る。SiO2 は、本発明の必須成分であり、光学恒数的
に見ると屈折率を下げる効果がある。またガラスの網目
を形成し、耐久性をよくする成分であるが、特に高温域
のガラスの粘性を高くするため、25〜50%に限定さ
れる。好ましい範囲は35〜45%である。
【0010】B2 3 は必須成分であり、SiO2 と同
様にガラスの網目を構成する成分で、屈折率を下げる効
果がある。適量の導入はガラスの熔解性を改善する。ま
た、SiO2 の含有量を減少させて高温域の粘性を下げ
る効果が期待できる。そのため15%よりも少ないと、
高温域の粘性を下げる効果が小さく、また40%を越え
ると化学的耐久性が悪くなるので15〜40%に限定さ
れる。好ましい範囲は20〜30%である。
【0011】Li2 Oは、任意成分であり、粘性を低下
させる効果の最も高い成分であるが、12%を越える
と、屈折率(nd)が高くなりすぎる。Na2 Oも、任
意成分であり、粘性を低下させる効果の高い成分である
が、25%を越えると化学的耐久性が悪くなる。K2
は、任意成分であり熔解性の改善及びガラスの安定化に
寄与するが、20%を越えると化学的耐久性が悪くな
る。また、K2 Oは高温域の粘性を下げる効果が弱いの
でLi2 Oまたは、Na2 Oと共に使用する。また、L
2 O、Na2 O、K2 Oの合計量が、18%以下では
高温域の粘性を下げる効果が弱く滴下法による精密プリ
フォーム材の作製が困難となる。また、25%よりも多
くなると、ガラスの化学的耐久性が悪くなるので18よ
り大きく25%までの範囲内とする。好ましい範囲は1
9〜23%であり、この場合もK2 Oは単独では用いな
い。
【0012】Al2 3 は、必須成分でありガラスの化
学的耐久性を向上し、分相を抑える効果を有するが、5
%よりも少ないと上記効果が小さく、35%を越えると
熔解性が悪くなるばかりでなく、高温域の粘性を上昇さ
せ滴下法による精密プリフォーム材の作製を困難とす
る。Al2 3 の好ましい範囲は10〜25%である。
【0013】MgO、CaO、BaOは、本発明の任意
成分であり熔解性を改善する効果及び分相を抑える効果
を有するが、屈折率を高める効果があるため、それぞれ
6%以下とする。好ましい範囲は0〜5%である。
【0014】以下に本発明の光学ガラスの好ましい組成
範囲、特性値、滴下法温度範囲等をまとめて示す。 SiO2 35〜45% B2 3 20〜30% Li2 O 2〜 7% Na2 O 6〜15% K2 O 2〜10% Li2 O+Na2 O+K2 O 19〜23% (但しK2 Oは単独では用いない) Al2 3 10〜25% MgO 0〜 5% CaO 0〜 5% BaO 0〜 5% 屈伏温度(At) 535℃以下 滴下法温度範囲(℃) 1200℃以下
【0015】なお、本発明の光学ガラスには、上記成分
の他に、光学恒数の調整、熔解性の改善、ガラスの安定
性拡大、化学的耐久性の改善などのために、本発明の目
的を外れない限り、P2 5 、ZrO2 、SrO、Zn
O、Ln2 3 (Ln=La,Y,Yb,Gd)、F、
Ta2 5 、Nb2 5 、TiO2 などを含有させるこ
とができる。
【0016】本発明の光学ガラスは、各成分の原料とし
て、各々相当する酸化物、水酸化物、炭酸塩及び硫酸塩
等を使用し、ガラス化した後に所望の組成の割合となる
ように秤量し、十分混合した後、白金ルツボに投入して
電気炉で1100〜1300℃で溶解し、撹拌して均質
化を図り、清澄してから適当な温度に余熱した金型内に
鋳込んだ後、徐冷して製造する。なお、脱泡のために少
量のAs2 3 、Sb 2 3 等を加えることができる。
【0017】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明の光学ガラスに
ついて具体的に説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。 (実施例1)各成分の原料として、各々相当する 酸化
物、炭酸塩、硝酸塩等を使用し、ガラス化後に表1の実
施例1に示した成分組成5kgとなるように秤量し、十
分混合した後に白金ルツボに投入し電気炉中1100〜
1300℃で熔解した。撹拌により均質化、清澄した
後、1250℃で滴下試験を行った。できたプリフォー
ム材は、欠陥が無く十分精密プレス成形に用いることの
できる品質を有していた。次に、このガラスの粘性測定
を回転円筒法により行った。粘性曲線を図1に示す。こ
れより、1250℃で18.5ポイズ、1200℃で2
5.8ポイズ、1150℃で36.2ポイズであった。
【0018】実施例1のガラス70gを、1250℃か
ら一定の冷却速度で冷却し、およそ104 ポイズになる
までの時間(ΔT)を測定したところ3分30秒であっ
た。滴下温度より低温領域の粘度はプリフォーム材作製
時における糸引き現象に影響を与えるため、ΔTは、長
い程滴下硝材化に適していることを示している。このΔ
Tを他の特性値〔ガラス転移点(Tg)、屈伏点(A
t)、屈折率(nd)、アッベ数(νd)〕と共に表1
に示した。
【0019】(実施例2〜16)各成分の原料として、
各々相当する酸化物、炭酸塩、硝酸塩等を使用し、ガラ
ス化後に表1の実施例2〜16に示した成分組成70g
となるように秤量し、十分混合した後に白金ルツボに投
入し電気炉中1100〜1300℃で熔解した。実施例
1と同様にΔTを測定し、他の特性値〔ガラス転移点
(Tg)、屈伏点(At)、屈折率(nd)、アッベ数
(νd)〕と共に表1に示した。また、実施例2につい
て、図1に粘性曲線を示した。これより、1250℃で
3.4ポイズ、1200℃で4.3ポイズ、1150℃
で5.6ポイズであった。
【0020】(比較例1)比較例1(特開平5−193
979号公報の実施例5)について、各々相当する酸化
物、炭酸塩、硝酸塩等を使用し、ガラス化後に表1の比
較例1に示した成分組成5kgとなるように秤量し、十
分混合した後に白金ルツボに投入し電気炉中1200〜
1350℃で熔解した。攪拌により均質化、清澄した
後、滴下試験を行ったが1300℃においても自然滴下
することができなかった。このガラスの粘性測定を行っ
た。粘性曲線を図1に示す。これより、1300℃で4
6ポイズ、1250℃で55ポイズ、1200℃で84
ポイズ、1150℃で128ポイズであった。また、比
較例1についても実施例1〜16と同様にΔTを測定し
たところ、2分40秒であった。このΔTを他の特性値
(ガラス転移点(Tg)、屈伏点(At)、屈折率(n
d)、アッベ数(νd))と共に表1に示した。
【0021】(比較例2)各成分の原料として、各々相
当する酸化物、炭酸塩、硝酸塩等を使用し、ガラス化後
に表1の比較例2に示した成分組成70gとなるように
秤量し、十分混合した後に白金ルツボに投入し電気炉中
1200〜1350℃で溶解した。比較例2について、
ΔTを測定したところ、3分10秒であった。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、BKタイプの光学ガラ
スで1250℃以下における滴下法によって研磨するこ
となく精密プリフォーム材の大量の作製が可能な精密プ
レス成形用光学ガラスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1,2及び比較例1の粘度−温度曲線を
示す。
フロントページの続き (72)発明者 沢登 成人 埼玉県浦和市針ケ谷4丁目7番25号 株式 会社住田光学ガラス内 (72)発明者 永濱 忍 埼玉県浦和市針ケ谷4丁目7番25号 株式 会社住田光学ガラス内 Fターム(参考) 4G062 AA04 BB05 BB06 DA04 DA05 DB03 DB04 DB05 DC04 DC05 DD01 DE01 DF01 EA01 EA02 EA03 EA04 EA10 EB01 EB02 EB03 EB04 EC01 EC02 EC03 EC04 ED01 ED02 ED03 EE01 EE02 EE03 EF01 EG01 EG02 EG03 FA01 FA10 FB01 FC01 FD01 FE01 FF01 FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01 GA01 GA10 GB01 GC01 GD01 GE01 HH01 HH03 HH05 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM02 NN01 NN03 NN29

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiO2 25〜50質量%、B2 3
    5〜40質量%、Li2 O0〜12質量%、Na2 O0
    〜25質量%、K2 O0〜20質量%、且つLi2 O、
    Na2 O、K2 Oの合計量が、18質量%より大きく2
    5質量%まで(Li2 O、Na2 O、K2 Oの少なくと
    も1種以上。但し、K2 Oは、単独では用いない。)、
    Al2 3 5〜35質量%、MgO0〜6質量%、Ca
    O0〜6質量%、BaO0〜6質量%、の組成からな
    り、屈伏温度(At)が545℃以下、屈折率(nd)
    が1.51〜1.54、アッベ数(νd)が59〜6
    4.5で、1250℃以下で滴下法により光学的に欠陥
    の無い精密プリフォーム材の作製に適した、低屈折率低
    分散の精密プレス成形用光学ガラス。
  2. 【請求項2】 SiO2 25〜50質量%、B2 3
    5〜40質量%、Li2 O0〜12質量%、Na2 O0
    〜25質量%、K2 O0〜20質量%、且つLi2 O、
    Na2 O、K2 Oの合計量が、18質量%より大きく2
    5質量%まで(Li2 O、Na2 O、K2 Oの少なくと
    も1種以上。但し、K2 Oは、単独では用いない。)、
    Al2 3 5〜35質量%、MgO0〜6質量%、Ca
    O0〜6質量%、BaO0〜6質量%、の組成からな
    り、屈伏温度(At)が545℃以下、屈折率(nd)
    が1.51〜1.54、アッベ数(νd)が59〜6
    4.5であるガラス原料を1250℃以下の滴下法に付
    し光学的に欠陥の無い精密プレス成形用プリフォームを
    作製することを特徴とする低屈折率低分散の精密プレス
    成形用光学ガラスの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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