JP2002200906A - 安全空気入りタイヤ - Google Patents

安全空気入りタイヤ

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    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C17/00Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor
    • B60C17/01Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor utilising additional inflatable supports which become load-supporting in emergency

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気嚢の内周側部分に補強を施し、ランフラ
ット走行時の優れた安全性を確保する。 【解決手段】 円環状に形成されたトレッド部(4)
と、一対のサイドウォール部(5)と、ビード部(6)
とを具えるチューブレスタイヤ(1)の内側に、拡張変
形可能な円環状の空気嚢(2)を配設し、チューブレス
タイヤ(1)に所定の空気圧を充填するとともに、空気
嚢(2)の内圧を上記空気圧と実質的に等しくした状態
の下で、空気嚢(2)の外周面を、チューブレスタイヤ
(1)の少なくともトレッド部内周面から離隔させて位
置させ、空気嚢(2)の内周側部分に、その内周側部分
の拡径変形を抑制する補強層(3)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チューブレスタ
イヤの内側に、リムの周りで円環状をなす空気嚢を有
し、チューブレスタイヤのパンク等によって、それが圧
潰変形されてもなお、継続して走行することができる安
全空気入りタイヤに関するものであり、とくには、チュ
ーブレスタイヤが圧潰変形されたままで走行する、いわ
ゆるランフラット状態の下での安全性を大きく向上させ
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気入りタイヤがパンクしても、
そのまま継続して一定距離を走行できるようにした安全
タイヤもしくはランフラットタイヤは、種々研究、開発
がなされており、たとえば、補強チューブ、多重室チュ
ーブ、充填チューブ、折畳みチューブ等、チューブ自体
に工夫を凝らした安全空気入りタイヤ等が広く知れてい
る。
【0003】これらの、チューブを内蔵する安全タイヤ
もしくはランフラットタイヤは、空気入りタイヤがパン
ク等しても、そこに内蔵されて空気圧を充填されたチュ
ーブによって、輪重を支持することで、ランフラット走
行が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
従来の安全空気入りタイヤ等では、空気入りタイヤがパ
ンク等の故障を生じる以前の通常走行状態にあって、そ
の安全空気入りタイヤの負荷転動によって発生する遠心
力により、チューブの内外径がともに増大して、チュー
ブの外周面が空気入りタイヤのトレッド部内周面と擦れ
合って摩耗破壊することがあり、これにより、ランフラ
ット走行に当たって、内蔵チューブがそれ本来の機能を
発揮し得なくなるうれいがあった。
【0005】また、従来の安全タイヤ等では、チューブ
の内径の増大に起因して、それに取り付けたチューブ用
エアバルブの付根部分でチューブが破損するおそれもあ
った。
【0006】加えて、従来の安全タイヤ等では、空気入
りタイヤの内圧低下に伴う、チューブの膨らみに起因す
る、チューブの両側部による、空気入りタイヤのビード
部に対する拘束力の低下により、ランフラット走行時の
空気入りタイヤのいわゆるビード落ち現象を招来するお
それがある。
【0007】この発明は、従来技術が抱えるこのような
問題点を解決することを課題とするものであり、それの
目的とするところは、安全タイヤの通常走行時に発生す
る遠心力に起因する空気嚢の内径の増大を有利に抑制し
て、空気嚢の摩耗破壊を防止することにより、ランフラ
ット状態の下での優れた安全性を確保するとともに、ラ
ンフラット走行時のいわゆるビード落ち現象を効果的に
防止できる安全空気入りタイヤを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の安全空気入り
タイヤは、円環状に形成されたトレッド部と、一対のサ
イドウォール部と、ビード部とを具えるチューブレスタ
イヤの内側に、拡張変形可能な円環状の空気嚢を配設
し、チューブレスタイヤに所定の空気圧を充填するとと
もに、空気嚢の内圧を上記空気圧と実質的に等しくした
状態の下で、空気嚢の外周面を、チューブレスタイヤの
少なくともトレッド部内周面から離隔させて位置させた
ものであって、空気嚢の内周側部分に、その内周側部分
の拡径変形を抑制する補強層を設けたものである。
【0009】この安全空気入りタイヤでは、空気嚢の内
周側部分に、その内周側部分の拡径変形を抑制する補強
層を設けることにより、安全空気入りタイヤの通常走行
時に発生する遠心力に起因する空気嚢の内径の増大を抑
制し、その結果、空気嚢の外径の増大をも有利に抑制し
て、空気嚢の外周面とチューブレスタイヤのトレッド内
周面との摩耗を回避し、空気嚢の摩耗破壊を効果的に防
止することで、ランフラット走行時にパンクしたチュー
ブレスタイヤを支持する空気嚢の、その果たすべき機能
を十分発揮させ、その結果、ランフラット走行時の優れ
た安全性を確保することができる。
【0010】またこの安全空気入りタイヤでは、空気嚢
の内周側部分に補強層を設けることにより、安全空気入
りタイヤの通常走行時の、空気嚢の内周側部分の変形を
抑制し、とくに空気嚢の、それに取り付けた空気嚢用エ
アバルブの付根部分での破損を効果的に防止することが
できる。なお、この発明では補強層を、空気嚢の内周側
部分に設けているが、補強層を空気嚢の外周側部分に配
設する場合に比して、空気嚢の両サイド部の剛性が向上
し、通常走行時、ランフラット走行時のいずれも空気嚢
の両サイド部の外周面とタイヤサイド部の内面との擦れ
合いに起因する耐久性低下を防ぐことができる。
【0011】そしてこの安全空気入りタイヤでは、上記
補強層により、チューブレスタイヤの内圧低下に伴う、
空気嚢のタイヤ半径方向外方への迫出し時においても、
空気嚢がチューブレスタイヤのビード部をリムフランジ
に押しつける機能を十分に発揮できるので、空気嚢の外
周面がチューブレスタイヤのビード部の内周面から離隔
するおそれがなく、したがって、ランフラット走行時の
タイヤのいわゆるビード落ち現象を十分に防止すること
ができる。
【0012】したがって、この安全空気入りタイヤで
は、空気嚢の内周側部分に設けた補強層の、空気嚢の摩
耗破壊防止作用、空気嚢の、それに取り付けたエアバル
ブの付根部分での破損防止作用および、いわゆるビード
落ち現象防止作用の下、安全空気入りタイヤの、ランフ
ラット走行時の安全性を大きく向上させることができ
る。
【0013】かかるタイヤにおいてより好ましくは、空
気嚢の補強層を、その空気嚢の内面もしくは外面に一体
化させて配置し、または空気嚢内に埋め込んで配置す
る。これによれば、補強層を、空気嚢の内面に空気嚢と
一体化させて配置した場合には、空気嚢の外径拡大を抑
えることができ、また補強層を、空気嚢の外面に配置し
た場合には、補強層の配設作業がより容易になり、そし
て補強層を、空気嚢内に埋め込んで配置した場合には、
空気嚢と補強層との剥離を考慮する必要がなくなるとい
う利点をそれぞれ有する。
【0014】そして好ましくは、補強層を、相互に交差
する有機繊維コードの少なくとも二層により構成する。
かかる安全空気入りタイヤによれば、補強層を有機繊維
コードの少なくとも二層により構成することにより、通
常走行時に発生する遠心力に起因する空気嚢の内径の増
大を十分に抑制することができ、また、補強層を構成す
る有機繊維コードの延在方向を空気嚢の周方向とするこ
とで、いわゆるたが効果により、上記抑制効果を一層実
効ならしめることができ、またその延在方向をラジアル
方向でなくバイアス方向とすることにより、安全タイヤ
製造時に、空気嚢を、リムフランジを十分に乗り越えて
リムへ容易に装着することができる。
【0015】また好ましくは、補強層を、空気嚢のほぼ
周方向に延在する波形状のスチールコードもしくは有機
繊維コードの少なくとも一層により構成する。かかる安
全空気入りタイヤによれば、補強層を構成するコードの
延在方向を空気嚢の周方向とすることで、コードのその
延在方向に基づいて補強層のタイヤ半径方向での伸張に
対する抗張力が発揮されることにより、タイヤ製造時
に、空気嚢を、リムフランジを容易に乗り越えてリムへ
装着することが困難であるところ、コードを波形状とす
ることにより、補強層のタイヤ半径方向での伸張を可能
ならしめ、上記空気嚢のリムフランジ越えを容易にし、
その結果空気嚢のリムへの装着を有利に行うことができ
る。
【0016】加えて好ましくは、補強層を、硬質ゴムに
より構成する。これによれば、空気嚢の補強を効果的に
実効あらしめることができる。
【0017】以上のように構成してなる安全空気入りタ
イヤにおいてより好ましくは、安全空気入りタイヤの定
常時の横断面内での、補強層のペリフェリ長さの、空気
嚢の最大幅に対する比を、0.3〜1.0とする。かか
る安全空気入りタイヤによれば、安全空気入りタイヤの
定常時の横断面内での、補強層の内面に沿って測ったペ
リフェリ長さの、空気嚢の最大幅に対する比を、0.3
以上とすることで、空気嚢の内周側の補強が十分に施さ
れることにより、空気嚢の内径の増大を抑制することは
もちろん、その外径の遠心力による増大をも有利に抑制
して、空気嚢の外周面がチューブレスタイヤの少なくと
もトレッド内周面と接触して互いに擦れ合うおそれがな
いので、空気嚢の摩耗破壊を有利に防止することがで
き、また1.0以下とすることで、空気嚢に過度な補強
を施すことなく、配設された補強層の全てを空気嚢の補
強に有効に寄与せしめ、併せてタイヤ重量の増加を防止
することができる。なおここで、定常時とは、リムにチ
ューブレスタイヤおよび空気嚢を取り付けて、チューブ
レスタイヤに所定の空気圧を充填するとともに、空気嚢
の内圧を上記空気圧と実質的に等しくした状態の下で
の、非走行時をいう。
【0018】また好ましくは、リムに、リムと空気嚢と
の間に開口するチューブレスタイヤ用のエアバルブを設
けるとともに、空気嚢に、傾向的に空気嚢の中心軸線方
向に延在して、そのエアバルブを通る空気の流動を案内
する溝を設ける。これによれば、上述した空気嚢の内周
側部分の構造により、空気嚢とリムおよび、空気嚢とチ
ューブレスタイヤのそれぞれの密着性が優れたものであ
る反面、チューブレスタイヤの少なくともトレッド内周
面と空気嚢の外周面との間に区画形成された空間部への
空気充填およびこの空間部からの空気放出が困難となる
ところ、リムと空気嚢との間に開口するチューブレスタ
イヤ用のエアバルブと隣接し、かつ、上記空間とも隣接
する空気嚢の一定領域に、チューブレスタイヤ用のエア
バルブと上記空間部とを連通させて、エアバルブを通る
空気の流動を案内する溝を設けることにより、上記空間
部への空気の充填およびその空間部からの空気の放出を
容易に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に示すところに基づいて説明する。図1はこの発明
にかかる安全空気入りタイヤを示す代表的なタイヤ幅方
向断面図であり、図中1はチューブレスタイヤ、2は空
気嚢、そして3は補強層をそれぞれ示す。
【0020】ここでは、チューブレスタイヤ1を、円環
状に形成されたトレッド部4と、トレッド部4の側部に
連なってタイヤ半径方向内方へ延びるそれぞれのサイド
ウォール部5と、サイドウォール部5の内周側に設けた
ビード部6とから構成し、チューブレスタイヤ1の内側
に、拡張変形可能な円環状の空気嚢2を、リムRの外周
面およびチューブレスタイヤ1のビード部6の内周面に
沿わせて装着することにより内蔵する。
【0021】そしてここでは、チューブレスタイヤ1お
よび空気嚢2をリムRに装着して、チューブレスタイヤ
1に所定の空気圧を充填するとともに、空気嚢2の内圧
を上記空気圧と実質的に等しくした状態の下で、空気嚢
2の外周面とチューブレスタイヤ1の少なくともトレッ
ド内周面との間に空間部Sを区画形成するとともに、空
気嚢2の内周側部分に、補強層3を配設して、空気嚢2
の内周側部分の補強を実効あらしめる。
【0022】以上のように構成してなる安全空気入りタ
イヤによれば、空気嚢2の内周側部分に補強層3を配設
することにより、通常走行時に発生する遠心力に起因す
る空気嚢2の内径の増大を抑制し、これにより空気嚢の
外径の増大をも有利に抑制して、空気嚢2の外周面とチ
ューブレスタイヤ1のトレッド内周面との間の摩耗を回
避して、空気嚢2の摩耗破壊を効果的に防止することが
できるとともに、空気嚢2の内周側の変形を回避して、
とくに空気嚢2の、空気嚢2に取付けた空気嚢用のエア
バルブ7の付根部分での破損を効果的に防止することが
でき、しかも、タイヤ内圧低下に伴う、空気嚢2のタイ
ヤ半径方向外方への迫出し時においても、空気嚢2がタ
イヤビード部6をリムRに押しつける機能を十分に発揮
できるので、空気嚢2の外周面がチューブレスタイヤ1
のビード部6の内周面から離隔することがなく、したが
って、ランフラット走行時のチューブレスタイヤ1のい
わゆるビード落ち現象を効果的に防止することができ
る。
【0023】ここでは、補強層3を、空気嚢2の内面も
しくは外面に一体化させて配置し、または空気嚢2内に
埋め込んで配置することが好ましい。
【0024】そしてここでは、補強層3を、相互に交差
する有機繊維コードの少なくとも二層により構成するこ
とが好ましく、また、補強層3を、空気嚢2のほぼ周方
向に延在する波形状のスチールコードもしくは有機繊維
コードの少なくとも一層により構成することが好まし
い。なお、補強層3は、硬質ゴムにより構成してもよ
い。
【0025】またここでは、安全空気入りタイヤの定常
時の横断面内での、補強層3の内周面に沿って測ったペ
リフェリ長さの、空気嚢2の最大幅に対する比を、0.
3〜1.0とすることが好ましく、また、リムRに、リ
ムRと空気嚢2との間に開口するチューブレスタイヤ用
のエアバルブ8を設けるとともに、空気嚢2に、傾向的
に空気嚢2の中心軸線方向に延在し、チューブレスタイ
ヤ用のエアバルブ8と空間部Sとを連通させ、そのエア
バルブ8を通る空気の流動を案内する溝9を設けること
が好ましい。
【0026】以上のように構成してなる安全空気入りタ
イヤによれば、空気嚢2の内周側部分に配設した補強層
3の、空気嚢摩耗破壊防止作用、空気嚢2の、空気嚢用
エアバルブ7の付根部分での破損防止作用および、チュ
ーブレスタイヤ1のいわゆるビード落ち現象防止作用の
下、安全空気入りタイヤのランフラット走行時の優れた
安全性を確保することができる。
【0027】
【実施例】次に、この発明にかかる安全空気入りタイヤ
を試作し、性能評価を行ったので、以下で説明する。実
施例タイヤ1〜4はいずれも、図1に示すようにチュー
ブレスタイヤ1と空気嚢2との二重構造をなし、チュー
ブレスタイヤ1はタイヤサイズが315/60R22.
5であり、カーカスおよびベルトは一般的なトラック・
バス用ラジアルタイヤと同様に構成した。空気嚢2の内
周側で、空気嚢2のタイヤ半径方向外側に補強層3を配
設し、その空気嚢2の材質を硬質ゴムとし、補強層3を
構成するコード層のコードの配設形状、延在角度および
材質、ならびにL/W比については表1に纏めて示すも
のとする。また、比較のため、空気嚢2の内周側に補強
層3を配設しない従来例タイヤについても試作したの
で、同様に表1に併記する。
【0028】上記各供試タイヤを適応リムに装着し、タ
イヤ負荷荷重を最大負荷能力の1.2倍とした条件下
で、安全空気入りタイヤを時速60kmで走行させたと
きの、5000km走行後の空気嚢2のタイヤ半径方向
の伸張度を測定して計算するとともに、5000km走
行後の空気嚢2の状況の、目視によるフィーリング評価
を行い、これらの計算結果および観察結果から耐久性能
を評価した。なお、通常走行距離(通常走行条件での空
気嚢の故障までの走行距離)およびランフラット走行距
離については従来例タイヤをコントロールとして、その
値が大きいほど優れた結果を示すものである。
【0029】
【表1】
【0030】表1に示す結果より、実施例タイヤ1〜3
はいずれも、従来例タイヤに比して、上記伸張度が著し
く抑制されているとともに、走行後の空気嚢2の状況も
優れた結果を示すことが判る。
【0031】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、チューブ
レスタイヤが圧潰変形されたままで走行する、ランフラ
ット状態の下での安全性を大きく向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかる安全空気入りタイヤの幅方
向断面図である。
【符号の説明】
1 チューブレスタイヤ 2 空気嚢 3 補強層 4 トレッド部 5 サイドウォール部 6 ビード部 7 空気嚢用エアバルブ 8 チューブレスタイヤ用エアバルブ L 安全空気入りタイヤの定常時の横断面内での、補強
層のペリフェリ長さ R リム S 空間部 W 定常時の空気嚢の最大幅

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状に形成されたトレッド部と、一対
    のサイドウォール部と、ビード部とを具えるチューブレ
    スタイヤの内側に、拡張変形可能な円環状の空気嚢を配
    設し、前記チューブレスタイヤに所定の空気圧を充填す
    るとともに、空気嚢の内圧を上記空気圧と実質的に等し
    くした状態の下で、該空気嚢の外周面を、前記チューブ
    レスタイヤの少なくともトレッド部内周面から離隔させ
    て位置させた安全空気入りタイヤであって、 前記空気嚢の内周側部分に、その内周側部分の拡径変形
    を抑制する補強層を設けてなる安全空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記空気嚢の補強層を、その空気嚢の内
    面もしくは外面に一体化させて配置し、または空気嚢内
    に埋め込んで配置してなる請求項1に記載の安全空気入
    りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記補強層を、相互に交差する有機繊維
    コードの少なくとも二層により構成してなる請求項1も
    しくは2に記載の安全空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記補強層を、空気嚢のほぼ周方向に延
    在する波形状のスチールコードもしくは有機繊維コード
    の少なくとも一層により構成してなる請求項1もしくは
    2に記載の安全空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記補強層を、硬質ゴムにより構成して
    なる請求項1〜4のいずれかに記載の安全空気入りタイ
    ヤ。
  6. 【請求項6】 前記安全空気入りタイヤの定常時の横断
    面内での、補強層のペリフェリ長さの、空気嚢の最大幅
    に対する比を、0.3〜1.0としてなる請求項1〜5
    のいずれかに記載の安全空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 リムに、リムと前記空気嚢との間に開口
    するチューブレスタイヤ用のエアバルブを設けるととも
    に、空気嚢に、傾向的に空気嚢の中心軸線方向に延在し
    て、そのエアバルブを通る空気の流動を案内する溝を設
    けてなる請求項1〜6のいずれかに記載の安全空気入り
    タイヤ。
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