JP2002200373A - 同軸ケーブル用カッター - Google Patents

同軸ケーブル用カッター

Info

Publication number
JP2002200373A
JP2002200373A JP2000398649A JP2000398649A JP2002200373A JP 2002200373 A JP2002200373 A JP 2002200373A JP 2000398649 A JP2000398649 A JP 2000398649A JP 2000398649 A JP2000398649 A JP 2000398649A JP 2002200373 A JP2002200373 A JP 2002200373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial cable
cutter
cable
blade
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000398649A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihiro Yokoyama
公宏 横山
Yoshiaki Furukoshi
義章 古越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2000398649A priority Critical patent/JP2002200373A/ja
Publication of JP2002200373A publication Critical patent/JP2002200373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Knives (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同軸ケーブルの切断に際して切断粉や切断バリ
を発生させることなく、さらに、切断部の外部導体に潰
れを発生させる恐れのない同軸ケーブル用カッターを提
供する。 【解決手段】切断されるべき同軸ケーブル17と同一な
いしは類似の形状の半円状部7を有するケーブル支持部
5と、ケーブル支持部5と対向配置されてケーブル支持
部5に装着された同軸ケーブル17に食い込ませられる
カッター刃11と、カッター刃11を同軸ケーブル17
に食い込ませるためにカッター刃11に対して押圧力を
付加するバネ体13と、ケーブル支持部5、カッター刃
11およびバネ体13をそれぞれ所定の位置に配置して
有し、同軸ケーブル17を中心にして回転させられる枠
体1より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸ケーブル用カ
ッターに関し、特に、切断時に切断粉や切断バリを発生
させることがなく、さらに、切断された外部導体に潰れ
を発生させる恐れのない同軸ケーブル用カッターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】特性インピータンスおよび伝送速度等の
伝送特性に優れる同軸ケーブルは、情報通信機器類の高
速化に伴ってより広く使用される傾向にある。通常、こ
のケーブルのコネクタ取り付け等のための端末処理に際
しては、ケーブルを所定の個所より切断することが先ず
行われ、一般にこれには、ノコ刃形式のカッターあるい
はハサミ形式のカッターが使用されている。これらのカ
ッターは、切断力が強力であり、同軸ケーブルを切断す
る用途には最適といえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカッタ
ーによると、ノコ刃形式の場合、切断粉や切断バリが発
生するためにこれらの除去に手間を要するとともに、切
断粉やバリが異物となってケーブルの特性に悪影響を与
えることがあり、また、ハサミ形式のカッターにあって
は、切断部の外部導体に潰れが発生しやすく、このた
め、内外導体に同心性を要求される同軸ケーブルの端末
処理治具としては不適格な場合がある。
【0004】従って、本発明の目的は、同軸ケーブルの
切断に際して切断粉や切断バリを発生させることがな
く、さらに、切断部の外部導体に潰れを発生させる恐れ
のない同軸ケーブル用カッターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、同軸ケーブルを所定の個所より切断する
ための同軸ケーブル用カッターにおいて、切断されるべ
き同軸ケーブルと同一ないしは類似の形状を有して前記
同軸ケーブルを受けて支持するケーブル支持部と、前記
ケーブル支持部と対向して配置され、前記ケーブル支持
部に装着された前記同軸ケーブルに刃先を食い込ませる
カッター刃と、前記刃先を前記同軸ケーブルに食い込ま
せるための押圧力を前記カッター刃に対して付加するバ
ネ体と、前記ケーブル支持部、前記カッター刃および前
記バネ体をそれぞれ所定の位置に配置させて有し、前記
同軸ケーブルを中心にして回転させられる枠体より構成
されることを特徴とする同軸ケーブル用カッターを提供
するものである。
【0006】上記のカッター刃としては、同軸ケーブル
への刃先の食い込みをケーブル全周に亙って均等に保
ち、これによって斜め切断を防ぐために両刃であること
が好ましく、また、その刃先は、強度を確保するために
2段刃とすることが好ましい。カッター刃の厚さは、下
限においては割れを防止して耐久性を持たせるため、そ
して、上限においては同軸ケーブルへの食い込み圧力を
低減させて作業効率を高めるために、0.4〜0.8m
mに設定することが好ましい。
【0007】同軸ケーブルに対するカッター刃の刃先の
食い込み方向は、垂直あるいは斜めのいずれでもよい
が、食い込み性は、後者のほうが良好となる。枠体にハ
ンドルを取り付け、このハンドルを操作することによっ
て同軸ケーブルを中心とした枠体の回転を容易にするこ
とは可能である。
【0008】バネ体としては、コイルバネが多くの場合
に使用される。バネ体を押圧源として利用することは、
手に依存したカッター刃への押圧力付加形式のものに比
べると、ケーブル全周に対して格段に均等な押圧力の付
加を可能とし、従って、切断部での外部導体の潰れを防
ぐうえにおいて、最適な押圧力付加手段となる。バネ体
から付加される押圧力としては、下限においては内部導
体までの切断を確実に行うため、上限においては外部導
体の潰れを防ぐために、5〜15kgfの範囲に設定す
ることが好ましい。
【0009】同軸ケーブルの切断が進むのに伴ってバネ
体からの押圧力は低下することになるが、これに対して
は、切断の進行に応じてバネ体の基部とケーブル支持部
の距離を縮める等の構成の採用によって対処可能であ
る。なお、本発明によるカッターは、必ずしも同軸ケー
ブル全体の切断にのみ使用されるものとは限らず、たと
えば、外部導体上の保護被覆だけの切断、保護被覆およ
び外部導体の切断、あるいはこれらによって露出した絶
縁体の切断等に使用することも可能である。本発明にお
ける切断の意味には、これらの部分的切断も含まれるこ
とになる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明による同軸ケーブル
用カッターの実施の形態を説明する。図1において、1
はヒンジ2によって相互に枢着された上部枠3および下
部枠4より構成される枠体、5は下部枠4の中央にボル
ト6によって取り付けられたケーブル支持部を示し、切
断すべき同軸ケーブルの外径と同径のケーブル支持のた
めの半円状部7を有する。
【0011】このケーブル支持部5は、ボルト6を着脱
することにより切断対象の同軸ケーブルのサイズに応じ
て交換できるように構成されている。この意味からボル
ト6を蝶ネジタイプにすると便利であり、ケーブル支持
部5の交換が容易となって実用性が向上する。なお、半
円状部7を下部枠4に直接形成することによってケーブ
ル支持部とする構成は可能であり、本発明の実施の態様
に含まれる。
【0012】8は上部枠3に対向して設けられた溝部9
の間を上下方向に自在にスライドする刃取付部であり、
その半円部10の部分には、側面を露出させるようにし
て両刃のカッター刃11がボルト12によって取り付け
られており、これによりカッター刃11がケーブル支持
部5と対向配置されている。13は刃取付部8より突出
形成された2本の芯体14上に挿通されたコイル状のバ
ネ体を示し、その反発力に基づく押圧力を刃取付部8に
対して作用させている。
【0013】なお、バネ体13を刃取付部8の幅方向の
中央位置に1個だけ取り付ける構成も可能であるが、刃
取付部8の幅方向に対し均等な押圧力を加えてこれをカ
ッター刃11に伝えるためには、2個あるいは3個等、
図のように複数個のバネ体を取り付ける構成が好まし
い。
【0014】15は一端側をヒンジ2によって枢着され
た上部枠3と下部枠4の他端側を相互に結合するスプリ
ングキャッチ、16は枠体1の上部右端じに取り付けら
れたハンドルを示す。ハンドル16は、これを掴んでの
枠体1の回転を弱い力で行えるように、カッター刃11
の刃先の中心Aからできるだけ遠い位置に取り付けるこ
とが好ましい。
【0015】図1の(c)は、本実施形態のカッターに
よる切断機能を説明するもので、17は同軸ケーブルを
示し、内部導体18上に発泡絶縁体19、外部導体20
および保護被覆21を順に設けて構成されている。同軸
ケーブル17は、ケーブル支持部5に装着されており、
この状態で図1の(a)のスプリングキャッチ15が係
合された後、ハンドル16の操作によって枠体1が同軸
ケーブル17を中心にして回転させられる。
【0016】カッター刃11は、バネ体11から加わる
押圧力Bによって同軸ケーブル17に食い込むと同時
に、枠体1の回転Cによって同軸ケーブル17の全周に
亙って均一に食い込んでゆき、その結果、同軸ケーブル
17は、所定の個所より均質に切断されることになる。
なお、バネ体13の反発力に基づくカッター刃11のス
トロークエンドは、図1の(a)の刃先の中心Aが、内
部導体18の中心点を超える位置に設定すればよい。
【0017】以上の切断操作において、外部導体20に
局部的な潰し力が加わることはなく、従って、従来のハ
サミ形式によるカッターにおけるような外部導体20の
潰れを未然に防ぐことができる。また、回転Cに基づく
カッター刃11による切断は、抵抗なくスムースであ
り、従って、従来のノコ刃形式のカッターのように切断
粉や切断バリを発生させることもない。
【0018】そして、切断の間、同軸ケーブル17は、
これと同一(ないしは類似)の形状の半円状部7を備え
たケーブル支持部5によって支えられるため、カッター
刃11による切断は、ぶれることなく確実に行われるこ
とになり、良質の切断作業を遂行することが可能とな
る。
【0019】表1は、本実施の形態のカッターとノコ刃
形式のカッターの使用結果を比較したものである。この
表によれば、切断粉および切断バリが発生するノコ刃形
式による従来のカッターと、これらの発生しない本実施
の形態によるカッターとの間には差が現れており、切断
後におけるケーブルのIM(Inter Modula
tion:相互変調)特性において明確な差が認められ
る。
【0020】
【表1】
【0021】また、両者の間には作業性においても差が
あり、同じ同軸ケーブルを対象としたときの繰り返しの
作業時間を測定したところ、本実施の形態によるカッタ
ーの場合が平均5分であったのに比べ、従来のノコ刃形
式のカッターの場合には、平均8分と、1.6倍の作業
時間を要した。ケーブル特性上および作業上における本
発明の優位性は明らかである。
【0022】図2は、本発明の他の実施の形態を示し、
図1との相違点は、カッター刃11の刃先を同軸ケーブ
ル17に対して斜めに設定した点にある。刃先をこのよ
うに設定する場合には、同軸ケーブル17に対するカッ
ター刃11の食い込み性が高まるようになり、作業性は
より向上するようになる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による同軸
ケーブル用カッターによれば、切断されるべき同軸ケー
ブルと同一ないしは類似の形状を有して同軸ケーブルを
受けて支持するケーブル支持部と、ケーブル支持部と対
向配置されてケーブル支持部に装着された同軸ケーブル
に対して刃先を食い込ませるカッター刃と、このカッタ
ー刃を同軸ケーブルに食い込ませるためにカッター刃に
押圧力を付加するバネ体と、これらのケーブル支持部、
カッター刃およびバネ体をそれぞれ所定の位置に配置し
て有し、同軸ケーブルを中心に回転させられる枠体より
構成されるため、前述のように切断粉や切断バリを発生
させることなく、しかも、切断部において外部導体を潰
すことなく良好な状態のもとに同軸ケーブルの切断を行
うことができ、従って、同軸ケーブルの端末処理等の品
質向上に効果大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同軸ケーブル用カッターの実施の
形態を示す説明図であり、(a)は正面図、(b)は左
側面図、(c)は同軸ケーブル切断の説明図を示す。
【図2】本発明による同軸ケーブル用カッターの他の実
施の形態を示す説明図。
【符号の説明】
1 枠体 2 ヒンジ 3 上部枠 4 下部枠 5 ケーブル支持部 6、12 ボルト 7 半円状部 8 刃取付部 9 溝部 10 半円部 11 カッター刃 13 バネ体 14 芯体 15 スプリングキャッチ 16 ハンドル 17 同軸ケーブル 18 内部導体 19 発泡絶縁体 20 外部導体 21 保護被覆

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸ケーブルを所定の個所より切断するた
    めの同軸ケーブル用カッターにおいて、 切断されるべき同軸ケーブルと同一ないしは類似の形状
    を有して前記同軸ケーブルを受けて支持するケーブル支
    持部と、 前記ケーブル支持部と対向して配置され、前記ケーブル
    支持部に装着された前記同軸ケーブルに刃先を食い込ま
    せるカッター刃と、 前記刃先を前記同軸ケーブルに食い込ませるための押圧
    力を前記カッター刃に対して付加するバネ体と、 前記ケーブル支持部、前記カッター刃および前記バネ体
    をそれぞれ所定の位置に配置させて有し、前記同軸ケー
    ブルを中心にして回転させられる枠体より構成されるこ
    とを特徴とする同軸ケーブル用カッター。
  2. 【請求項2】前記カッター刃は、両刃であることを特徴
    とする請求項1項記載の同軸ケーブル用カッター。
  3. 【請求項3】前記カッター刃は、0.4〜0.8mmの
    厚さを有することを特徴とする請求項1項記載の同軸ケ
    ーブル用カッター。
  4. 【請求項4】前記カッター刃は、その前記刃先が前記同
    軸ケーブルに対して斜めになるように前記枠体に取り付
    けられていることを特徴とする請求項1項記載の同軸ケ
    ーブル用カッター。
  5. 【請求項5】前記枠体は、当該枠体を前記同軸ケーブル
    を中心にして回転させるためのハンドルを有することを
    特徴とする請求項1項記載の同軸ケーブル用カッター。
JP2000398649A 2000-12-27 2000-12-27 同軸ケーブル用カッター Pending JP2002200373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398649A JP2002200373A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 同軸ケーブル用カッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398649A JP2002200373A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 同軸ケーブル用カッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002200373A true JP2002200373A (ja) 2002-07-16

Family

ID=18863573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000398649A Pending JP2002200373A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 同軸ケーブル用カッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002200373A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252837A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Sekisui Chem Co Ltd 被覆剥離用カッター工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252837A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Sekisui Chem Co Ltd 被覆剥離用カッター工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6588039B1 (en) Plier tool and process
US5062192A (en) Cable stripping tool
US6012357A (en) Insulation stripping tool
US20030145457A1 (en) Crimp for a jack
TWM376994U (en) Wire stripper
US5337633A (en) Arrangement and method of use of cooperative blades for severing coating layers on filamentary members
JP2002200373A (ja) 同軸ケーブル用カッター
US6439084B1 (en) Laminated blade assembly for cutting insulation
KR101445622B1 (ko) 수동 조작용 케이블 절단 공구
JP3414997B2 (ja) 線材カッター
JP2002233908A (ja) 管継手用管体加工装置
JP5247404B2 (ja) 切断刃ユニット
US20040040158A1 (en) Cable cutter
JPS63287312A (ja) 電線の被覆剥取り方法
JP3245534B2 (ja) 接続クランプ装置
JP2004079429A (ja) 皮剥ぎ工具
JPS6096119A (ja) 単心又は多心ケーブルの外側絶縁被覆を除去工具によつて除去するための方法とその方法を実施するための絶縁被覆除去工具
JP3095690U (ja) リード線被覆膜剥ぎ用切断工具
US6779273B1 (en) Coaxial cable cutting tool
JP2593760Y2 (ja) 電線外被のカッター工具
CN215119893U (zh) 一种电缆剥线器
CN214412105U (zh) 一种用于电路安装的多功能剥线钳
US20190319435A1 (en) Stripzall Oscillating blade
CN214291115U (zh) 一种断线钳的刀头体
US20220294197A1 (en) Hook knife with integral guard