JP2002199846A - 棒状食品 - Google Patents

棒状食品

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JP2002199846A
JP2002199846A JP2000403122A JP2000403122A JP2002199846A JP 2002199846 A JP2002199846 A JP 2002199846A JP 2000403122 A JP2000403122 A JP 2000403122A JP 2000403122 A JP2000403122 A JP 2000403122A JP 2002199846 A JP2002199846 A JP 2002199846A
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Hidenobu Nakagi
秀信 中木
Nobuaki Kikuchi
宣昭 菊池
Wataru Ashida
弥 芦田
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Morinaga and Co Ltd
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Morinaga and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チョコレート生地等のペースト状食品素材
に、ナッツ類等の粒状食品素材を混合し成形して得られ
る棒状食品であって、粒状食品の食感や風味がより強調
されるようにした棒状食品を提供する。 【解決手段】 ペースト状食品素材21と粒状食品素材
22とを混合し、直径5〜12mm、長さ30〜180
mmの棒状に成形し、固化することにより、棒状食品6
0を得る。この棒状食品60中に、前記粒状食品素材2
2として、粒径が5〜16メッシュのものを棒状食品全
体に対して5〜12質量%含有させると共に、この5〜
16メッシュの粒状食品素材中に5〜7メッシュのもの
を50質量%以上含ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大粒状の食品素材
を含み、食感や風味に優れる棒状食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、チョコレート生地やビスケッ
ト生地等のペースト状食品素材に、ナッツ類やフレーク
類等の粒状食品素材を、ほぼ均一に混合した後に成形加
工して得られる菓子類が知られており、これらの食品は
ベース生地の食味とともに、前記ナッツ類等の粒状食品
素材の食感の良さから市場にて好評を博している。
【0003】このような粒状食品素材を混合した棒状食
品としては、基材となるペースト状食品素材と粒状食品
素材とを投入した後、エクストルーダーで両者を混合し
つつダイス方向に進行させ、前記ダイスの孔から加圧し
て押出して棒状に成形したものが一般的に知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
押し出し機を用いて上記の如き粒状食品素材を含む棒状
食品を製造した場合は、ダイスの孔内で粒状食品素材が
詰まりやすいため、ダイスの孔径に比べて、あまり大き
な粒径の食品素材は混合できず、製品の直径に対して、
投入される粒状食品素材の粒径が著しく小さいという問
題点があった。また、上記従来技術で得られた棒状食品
においては、粒状食品素材がダイス付近の圧力によって
壊れて潰れてしまい、最終製品中の粒径が更に小さくな
り、食感が低下してしまうという問題点があった。
【0005】更に、ダイスで粒状食品素材が詰まってし
まうことを防止するため、ペースト状食品素材に対する
粒状食品素材の混合比をあまり多くすることができず、
粒状食品素材の食感や風味を強調することができなかっ
た。したがって、本発明の目的は、チョコレート生地等
のペースト状食品素材に、ナッツ類等の粒状食品素材を
混合し成形して得られる棒状食品であって、粒状食品の
食感や風味がより強調されるようにした棒状食品を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究した結果、上記のような棒状食
品において、食感や風味の良さはナッツ類等の粒状食品
素材の含量と大きさに依存し、含量が多いほど食感や風
味が増し、また同じ含量であれば粒径が大きいほど、食
感や風味が増加して好ましい傾向があることを見出し、
本発明を完成するに到った。
【0007】すなわち、本発明の棒状食品は、ペースト
状食品素材と粒状食品素材とを混合し、直径5〜12m
m、長さ30〜180mmの棒状に成形し、固化してな
る棒状食品において、前記粒状食品素材として、粒径が
5〜16メッシュのものを棒状食品全体に対して5〜1
2質量%含有しており、かつ、前記5〜16メッシュの
粒状食品素材中に、5〜7メッシュのものが50質量%
以上含まれていることを特徴とする。
【0008】また、本発明の棒状食品においては、前記
ペースト状食品素材がチョコレートであることが好まし
く、また、前記粒状食品素材が、ナッツ類、ビスケット
クラム、パフ類、フレーク類、ドライフルーツ類、粒状
の糖類から選ばれた1種又は2種以上であることが好ま
しい。
【0009】本発明によれば、直径5〜12mm、長さ
30〜180mmの棒状に成形されているので、手で持
ちやすく、口に入りやすく、噛み砕きやすく、軽い食感
が得られる。
【0010】また、粒状食品素材として、粒径が5〜1
6メッシュのものを棒状食品全体に対して5〜12質量
%含有しており、かつ、前記5〜16メッシュの粒状食
品素材中に、5〜7メッシュのものが50質量%以上含
まれているので、粒状食品素材の食感や風味が強調され
て美味しい棒状食品を提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明において、ぺースト状食品素材とし
ては、特に限定されないが、例えばチョコレート生地、
キャンディー生地、ビスケット生地等が使用可能である
が、特にチョコレート生地が好ましく採用される。
【0012】上記のうち、チョコレート生地の原料とし
ては、従来から一般的に用いられているものを適宜選択
して使用することができる。例えば、カカオマス、ココ
アパウダー、カカオバター、その他の植物性油脂、全脂
粉乳、脱脂粉乳、ホエイパウダー、砂糖、マルトース、
パラチノースなどの糖類、レシチンなどの乳化剤、香料
等が用いられる。また、ビターチョコレート、ミルクチ
ョコレート、ホワイトチョコレート等、いずれの種類の
チョコレートでもよく、規約に定められた純チョコレー
ト、純ミルクチョコレート、準チョコレートであっても
よいし、規約に定められたチョコレート以外の油脂性菓
子であってもよい。
【0013】また、キャンディー生地又はビスケット生
地を使用する場合、その性質上、チョコレートより高温
を維持したまま成形しなければならない。そして、その
キャンディーとしては、例えば、キャラメル等のソフト
キャンディー、ハードキャンディー、ヌガー、ファッ
ジ、タフィー、トフィー、フォンダン、マシュマロ等が
好ましく採用される。また、ビスケット生地としては、
例えば、プレッツェル、ソフトビスケット、ハードビス
ケット、ケーキ等が好ましく採用される。
【0014】一方、本発明において、粒状食品素材とし
ては、特に限定されないが、例えばナッツ類、ビスケッ
トクラム、パフ類、フレーク類、ドライフルーツ類、粒
状の糖類等が好適に用いられるが、より好ましくはナッ
ツ類が用いられる。
【0015】ナッツ類としては、例えば、アーモンド、
ピーナッツ、マカダミアナッツ、カシューナッツ、くる
み、ピスタチオ、へーゼルナッツ等が挙げられる。ま
た、ビスケットクラムとしては、例えば、ソフトビスケ
ットクラム、ハードビスケットクラム等が挙げられる。
また、パフ類としては、例えば、モルトパフ、ライスパ
フ等が挙げられる。また、フレーク類としては、例え
ば、コーンフレーク、ポテトフレーク、玄米フレーク等
が挙げられる。また、ドライフルーツ類としては、例え
ば、アプリコット、レーズン、ベリー系、オレンジピー
ル等が挙げられる。また、粒状の糖類としては、例え
ば、バミセリ、アラザン等が挙げられる。これらの全
粒、粉砕物、切断物などが適宜用いられ、これらを単独
で用いてもよく、また、これらを併用してもよい。
【0016】本発明の棒状食品においては、前記粒状食
品素材として、粒径が5〜16メッシュのものを棒状食
品全体に対して5〜12質量%含有することが必要であ
る。ここで、メッシュとはJISで定められた標準ふる
いの番手を意味し、5メッシュは目開き寸法4mmの
篩、16メッシュは目開き寸法1mmの篩を意味する。
そして、粒径が5〜16メッシュということは、上記5
メッシュの篩を通過し、16メッシュの篩を通過しない
粒径を意味する。
【0017】前記粒状食品素材の含量が5質量%未満で
は、粒状食品素材の食感、風味が十分に強調されず、ま
た、粒状食品素材の含量が12質量%を超えると、相対
的にペースト状食品素材の含量が少なくなるので、成形
時に形状を維持するのが困難となり、生産性が悪く、製
品安定性に欠ける食品となる。
【0018】なお、本発明においては、粒径5〜16メ
ッシュの前記粒状食品素材として、例えば2種以上の粒
状食品素材が混合されていてもよい。更に、16メッシ
ュを超える細かいメッシュの粒状食品素材を別途含んで
いても構わない。
【0019】本発明において、粒状食品素材の粒径は均
一である必要はなく、粒径分布を有するものであっても
よい。ただし、この粒径分布が5〜16メッシュであ
り、かつ5〜7メッシュのものが、前記5〜16メッシ
ュの粒状食品素材中に50質量%以上含まれていること
を必要とする。
【0020】前記5〜7メッシュの粒径のものが、前記
5〜16メッシュの粒状食品素材全体に対して50質量
%未満の場合、細かい粒径のものの割合が多くなるの
で、前記粒状食品素材の食感、風味が充分に強調されな
くなる。
【0021】次に、本発明の棒状食品を製造するための
装置及び方法の一例について説明する。本発明の棒状食
品を製造するための装置及び方法は、特に限定されない
が、以下のような装置及び方法が好ましく採用される。
【0022】図1〜4には、本発明による棒状食品を製
造するための装置の一例が示されている。図1は同製造
装置の一例を示す斜視図、図2は同製造装置の正面断面
図、図3は同製造装置の吐出部分の拡大斜視図、図4は
同製造装置に用いられるスクレイパーの拡大斜視図であ
る。
【0023】この製造装置10は、食品素材の供給部2
0、加圧給送部30、押出成形部40、及び搬送ベルト
50より構成されている。
【0024】供給部20は、前記ペースト状食品素材2
1及び粒状食品素材22を投入するホッパー23を有し
ており、加圧給送部30は、それを下方の押出成形部4
0へ送るとともに、前記ペースト状食品素材21及び粒
状食品素材22を均一に混合するための2軸スクリュー
31を有する。
【0025】押出成形部40は、周方向に沿った環状の
溝41aを有し、所定方向に回転する第1ローラ41
と、軸方向に沿った溝42bを周方向に所定間隔で複数
有し、前記第1ローラ41に当接して前記第1ローラ4
1とは逆方向に回転する第2ローラ42からなる。
【0026】図3に示すように、第1ローラ41に形成
された環状の複数の溝41aの溝幅は棒状製品の直径に
対応するものであり、溝数は製品の取り出し列数を決定
する。溝幅は7〜15mmが好ましい。溝幅は7mmよ
り狭いと、前記粒状食品22が溝に入りにくくなり、結
果として粒の大きいナッツ類を混合させることができな
くなるので好ましくない。また、15mm以上では得ら
れる棒状食品の直径が大きくなりすぎて好ましくない。
第1ローラ41の溝数は、同時に取出す列数に応じて適
宜選択可能であり、特に限定されないが、溝数を増やす
ことにより多列に成形することができ、生産性を向上さ
せることが可能である。また、溝の形状も特に限定され
ず、横断面が円弧状、三角形状、四角形状等自由に定め
ることができる。
【0027】第1ローラ41の直径は特に限定されない
が、30〜200mm、より好ましくは50〜100m
mが好適に用いられる。
【0028】一方、第2ローラ42は、前記第1ローラ
41に当接して、前記第1ローラとは逆方向に回転す
る。この第2ローラ42は、前記第1ローラの溝41a
と交差する長軸方向に、溝42bを周方向に所定間隔で
複数有している。この溝は、断面V字状をなし、回転方
向に対して後方の内壁のほうが前方の内壁よりも急傾斜
であることが好ましい。
【0029】図3、4に示すように、第1ローラ41の
溝41aには、スクレイパー43が配置されている。ス
クレイパー43はヘッド43aと、柄部43bと、その
基端に形成された孔43cとからなり、孔43cに挿入
される止めネジ44を介してケーシング45に取り付け
られている。そして、前端が曲面状のヘッド43aが第
1ローラの溝内41a内に配置されている。
【0030】なお、スクレイパー43の設置方向は自由
に調節可能であり、図2では第1ローラ41の円周方向
に対してほぼ垂直に配置されている。スクレイパー43
の配置角度は、搬送ベルト50の搬送方向等により適宜
選択可能であるが、第1ローラ41の円周の接線と前記
スクレイパー43とのなす角が好ましくは20°以上、
より好ましくは45°以上となるように、斜め上方に向
けて挿入配置されていることが好ましい。
【0031】押出成形部40の下には、搬送ベルト50
が配置されている。搬送ベルト50は製品の排出速度に
合わせて移動しており、図2では第1ローラ41の回転
方向と逆方向に移動している。
【0032】なお、搬送ベルト50は前記第1ローラ4
1から所定の距離だけ離れて下方に配置されることが好
ましい。この距離は8〜20mmであって、かつ、第1
ローラの溝幅より大きいことが好ましい。
【0033】上記距離が8mm未満であるか、又は第1
ローラの溝幅より短い場合には、急角度で曲げられるた
め搬送ベルト50上で断面が潰れやすくなる。また、2
0mmを超えると棒状食品60が途切れやすくなるので
好ましくない。
【0034】本発明の棒状食品は、例えば上記製造装置
を用いて、次のような方法によって製造することができ
る。まず、ペースト状食品素材21及び粒状食品素材2
2を所定の配合比でホッパー23に投入する。投入され
た両食品素材は、スクリュー31の回転に伴い、下方へ
送られるとともに均一に混合される。この際、ペースト
状食品がチョコレート等の熱可塑性を有する素材である
場合には加圧給送部30全体を、図示しないヒーターで
加熱することが好ましい。
【0035】次に、前記均一に混合して押出された食品
素材は、加圧給送部30から第1ローラ41と第2ロー
ラ42の間へ供給される。ここで、第2ローラ42の溝
42bにより、食品素材は第1ローラ41の溝41a内
に押し込められるようにして充填される。こうしてペー
スト状食品素材21と粒状食品素材22の混合物が第1
ローラ41の溝41aに入って回転し、スクレイパー4
3まで到達する。そして、スクレイパー43により食品
素材は剥離されて棒状に吐出し、下方の搬送ベルト50
上に載置されて、第1ローラ41の回転方向とは逆方向
に搬送される。
【0036】排出された棒状食品60は、搬送ベルト5
0により搬送され、図示しないカッターにて所定の長さ
に裁断されて最終製品とされる。なお、製品の裁断長さ
は特に限定されないが、好ましくは30〜180mmで
ある。また、搬送速度は製造速度に合わせて設定可能で
あり特に限定されない。更に、前述したように、搬送ベ
ルト50が第1ローラ41の下端から8〜20mm下方
に配置されることにより、得られる製品の断面形状がよ
り円形に近くなる。
【0037】また、この実施形態においては、搬送ベル
ト50の搬送方向を図2の如く、第1ロール41の下部
周辺の移動方向と逆方向としたことにより、スクレイパ
ー43と食品との接触距離を更に短縮できるので、スク
レイパー43に粒状食品素材22が付着して詰まりを生
じることがなくなるので、生産性を良好にすることがで
きる。
【0038】なお、上記製造方法において、前記第1ロ
ーラ41の溝41aの溝幅が7〜15mmであり、前記
粒状食品素材の最大粒径が上記溝幅の35〜90%であ
ることが好ましい。これにより、棒状食品の径を本発明
の範囲に規定でき、消費者が取扱いやすく、食べ易い大
きさの棒状食品を得ることができる。また、製品の径に
対して粒径の大きい食品素材を混合することができ、粒
状食品素材の食感、風味を増大させることができる。
【0039】前記粒状食品素材の最大粒径が前記溝幅の
35%未満の場合、前記粒状食品素材の粒径が小さくな
るので食感が好ましくなく、また、前記粒状食品素材の
最大粒径が前記溝幅の90%を超える場合には、溝内に
前記粒状食品素材が詰まりやすく製造が困難となる。
【0040】また、前記第1ローラ41の周速をV1
し、前記第2ローラ42の周速をV2としたとき、V2
(1.0〜2.4)×V1となるように回転速度を設定
することが好ましい。上記に規定された範囲において製
品が安定供給され連続成形が可能となり好ましい。
【0041】速度V2が1.0×V1未満であると、第2
ロール42の速度が第1ローラ41より遅くなることか
ら、食品を十分に溝41aに押込むことができず、第1
ローラ41に食品を安定供給することができず、成形中
に製品の途切れが発生するので好ましくない。また、速
度V2が2.4×V1を超えると第2ロール42の速度が
速すぎて押込みが著しく強くなるので、粒状食品素材2
2が破壊され、所望の大きさの粒径を保つことができな
いので、食感が減少して好ましくない。
【0042】なお、本発明の棒状食品60は、図5
(a)に示すような単なる直棒形状のみならず、同図
(b)、(c)に示されるような種々の形状に製品を棒
状成形することも可能である。上記形状を得る方法とし
ては特に限定されないが、搬送ベルト50の速度を製品
吐出速度より遅らせることにより蛇行させてもよく、ま
た、搬送ベルト50そのものを蛇行させることによって
も得ることができる。
【0043】
【実施例】実施例 第1ローラの環状の溝幅が8mmである、図1〜4に示
した製造装置を用い、チョコレート89質量%、5〜1
6メッシュのアーモンド8質量%(このうち60質量%
のものが5〜7メッシュ)、ビスケットクラム3質量%
の配合比で本発明の棒状食品(直径8mm、長さ150
mm)を製造した。
【0044】比較例 図1〜4に示した製造装置を用い、チョコレート89質
量%、7〜16メッシュのアーモンド8質量%、ビスケ
ットクラム3質量%の配合比で棒状食品(直径8mm、
長さ150mm)を製造した。
【0045】試験例 上記実施例及び比較例の棒状食品について、10名のパ
ネルによりアーモンドの風味及び食感の官能検査を実施
したところ、比較例との比較では10名中9名のパネラ
ーが、実施例のほうが風味及び食感が優れるとの結果を
得た。このように、本発明の棒状食品は、粒径の大きい
アーモンドが多く存在するので、風味及び食感に優れる
ことがわかる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ペースト状食品素材と粒状食品素材とを均一に混合して
なる棒状食品において、前記棒状食品の直径と長さに加
えて、前記粒状食品素材の配合量と粒径を特定範囲に規
定したので、消費者が取扱いやすく、食べ易い大きさの
棒状食品を得ることができ、更に、前記粒状食品素材の
粒径が大きく、かつ含量が多いので、風味及び食感に優
れる棒状食品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の棒状食品を製造するための装置の一
例を示す斜視図である。
【図2】 同装置の正面断面図である。
【図3】 同装置の吐出部分の拡大斜視図である。
【図4】 同装置で用いられるスクレイパーの拡大斜視
図である。
【図5】 本発明の棒状食品の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 製造装置 20 供給部 21 ペースト状食品素材 22 粒状食品素材 23 ホッパー 30 加圧給送部 31 スクリュー 40 押出成形部 41 第1ロール 41a 環状の溝 42 第2ロール 42b 溝 43 スクレイパー 43a ヘッド 43b 柄部 43c 孔 44 止めネジ 45 ケーシング 50 搬送ベルト 60 棒状食品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦田 弥 東京都港区芝5−33−1 森永製菓株式会 社生産技術部内 Fターム(参考) 4B014 GB04 GB09 GE01 GG06 GG09 GG17 4B048 PE05 PM04 PM06 PS01 PS05 PS18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペースト状食品素材と粒状食品素材とを
    混合し、直径5〜12mm、長さ30〜180mmの棒
    状に成形し、固化してなる棒状食品において、前記粒状
    食品素材として、粒径が5〜16メッシュのものを棒状
    食品全体に対して5〜12質量%含有しており、かつ、
    前記5〜16メッシュの粒状食品素材中に、5〜7メッ
    シュのものが50質量%以上含まれていることを特徴と
    する棒状食品。
  2. 【請求項2】 前記ペースト状食品素材がチョコレート
    である請求項1記載の棒状食品。
  3. 【請求項3】 前記粒状食品素材が、ナッツ類、ビスケ
    ットクラム、パフ類、フレーク類、ドライフルーツ類、
    粒状の糖類から選ばれた1種又は2種以上である請求項
    1又は2記載の棒状食品。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249543A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Uha Mikakuto Co Ltd 果実及び/又は野菜含有ハードキャンディの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249543A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Uha Mikakuto Co Ltd 果実及び/又は野菜含有ハードキャンディの製造方法

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