JP2002198788A - 高精度な位相検出器 - Google Patents

高精度な位相検出器

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JP2002198788A
JP2002198788A JP2001332022A JP2001332022A JP2002198788A JP 2002198788 A JP2002198788 A JP 2002198788A JP 2001332022 A JP2001332022 A JP 2001332022A JP 2001332022 A JP2001332022 A JP 2001332022A JP 2002198788 A JP2002198788 A JP 2002198788A
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xor gate
gate
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Michael C Fischer
マイケル・シー・フィッシャー
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D13/00Circuits for comparing the phase or frequency of two mutually-independent oscillations
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D13/00Circuits for comparing the phase or frequency of two mutually-independent oscillations
    • H03D13/003Circuits for comparing the phase or frequency of two mutually-independent oscillations in which both oscillations are converted by logic means into pulses which are applied to filtering or integrating means
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】精密で正確であり、温度または供給電圧の変動
によって生じるようなエラーにほとんど影響されないテ゛シ゛タ
ル回路位相検出器の提供。 【解決手段】2つの入力の位相を精密に検出する位相検
出器が、開示される。位相検出の方法と装置は、温度変
動及び入力電圧の変動に起因する共通のエラーを取り去
る。位相検出器及び方法は、排他的ORケ゛ート及び差動増幅
器等のテ゛シ゛タル回路要素を利用して正確な位相検出を実施
する。入力及び出力は減衰され、又はフィルタリンク゛されて所
望の結果をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の分野は、デジタル回
路要素に関し、とりわけ、高精度入力特性検出回路要素
に関する。
【0002】
【従来の技術】2つの入力の位相検出によって、独自の
課題が提示された。従来、2つの入力の位相を検出する
ために、アナログ回路が利用されてきた。とりわけ、位
相検出には、アナログミクサが使用されてきた。あいに
く、アナログミクサは、デジタル回路に比べると高価
で、かつ不便である。いくつかの用途において、アナロ
グミクサは簡単に実現不可能である。
【0003】デジタル回路による解決法の1つは、排他
的OR(「XOR」)ゲートを位相検出器として用いる
ことであった。2つの入力が同相の場合、XORゲート
の結果として生じる出力は、低レベル出力(すなわち、
ゼロボルト)であることが知られている。同様に、2つ
の入力の位相が180度ずれている場合、XORゲート
の結果として生じる出力は、高レベル出力であることが
知られている。あいにく、これらの結果の変換器利得及
びオフセットは、温度及び供給電圧の変動に影響されや
すい。従って、XORゲート位相検出器の精度及び精密
度が、欠如している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、精密で正確で
あり、温度または供給電圧の変動によって生じるような
エラーにほとんど影響されないデジタル回路位相検出器
が、必用とされている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、精密に位相を
検出するための装置及び方法である。1つの実施態様に
おいて、本発明は、2つの入力に適用される1対の論理
ゲートを利用して、入力が差動増幅器により処理され、
入力の位相を求めることを可能にする。この1対の論理
ゲートは、2つの入力に対して排他的OR演算を実施す
るXORゲートが好ましい。第1のXORゲートは、第
1の入力及び第2の入力に対して排他的OR演算を実施
する。第2のXORゲートは、第1の入力、及び反転し
た第2の入力に対して排他的OR演算を実施する。次
に、第2のXORゲート及び第1のXORゲートの出力
が減算されることによって、温度及び入力電圧変動によ
って生じるような共通エラーが除去される。
【0006】減算の結果は、これらの共通エラーのない
位相表示電圧である。位相表示電圧の既知の電圧レベル
から、第1の入力及び第2の入力の位相を判定すること
が可能である。位相表示電圧は、第1の入力と第2の入
力の位相ずれが0度(すなわち、同相)の場合、最低レ
ベルであり、第1の入力と第2の入力の位相ずれが90
度の場合、中間レベルであり、第1の入力と第2の入力
の位相ずれが180度の場合、最高レベルである。従っ
て、位相検出が、高い精度かつ高い精密度で達成され
る。
【0007】本発明の1つの実施態様では、2つの追加
XORゲートが利用される。第3のXORゲートは、第
2の入力に伝搬遅延を挿入するために利用される。この
伝搬遅延は、第2の入力を反転するために利用される第
4のXORゲートによって生じる伝搬遅延に整合させる
ために挿入される。第3のXORゲート及び第4のXO
Rゲートの出力は、それぞれ、第1のXORゲート及び
第2のXORゲートに伝送され、第1の入力との排他的
OR演算を施される。XORゲートは、4つのゲートの
パッケージで販売される場合が多いので、第4のXOR
ゲートの利用は、特に好都合である。
【0008】好適な実施態様において、位相検出器の所
望の出力は、XORゲートの出力波形の低域通過フィル
タリングから生じる低周波平均電圧である。このフィル
タリングは、それ自体の特性によって、または適切なフ
ィードバックコンポーネントによって、波形の減算を実
施することが可能な差動増幅器またはこのフィルタリン
グの一部または全てを提供することが可能な差動増幅器
の前の、各ゲートの後に挿入することもできるし、ある
いは差動増幅器の後に低域通過フィルタを設けることも
可能である。図示の実施態様の場合、この目的のため
に、2つのコンデンサが差動増幅器と関連付けられる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の高精度な位相検
出器10の典型的な実施態様を例示する。図示の実施態
様は、差動増幅器と組み合わされた排他的OR(「XO
R」)論理ゲートを利用して、2つの測定されたデジタ
ル波形入力の位相差をアナログ信号として正確に判定す
る。論理ゲートを利用するので、入力信号は、アナログ
信号とは対照的に論理レベル信号であることが必要とさ
れる。入力がアナログ信号の場合、アナログ信号にハー
ドリミッタを適用することが必要になる。
【0010】この実施態様における2つの入力信号は、
入力A及び入力Bである。図示の例の場合、入力A及び
Bは、両方とも、50パーセント(50%)のデューテ
ィサイクルを有する5ボルトの方形波である。入力信号
は、主として本発明が用いられる用途によって決まる。
従って、さまざまな電圧、波形、及びデューティサイク
ルを使用することが可能である。図2a〜図2cには、
さまざまな入力A及びB信号が例示されている。
【0011】図1に示すように、入力A及びBは、4つ
のXOR論理ゲートに加えられる。4つのXOR論理ゲ
ートは、1〜4で表示されている。XORゲート1及び
2は、XORゲート3及び4によって修正された入力B
及び入力Aを比較する。XORゲート4は、入力B及び
一定の高レベル入力20に対して排他的OR演算を実施
する。一定の高レベル入力20の電圧は、入力Bの高レ
ベル電圧に等しいことが好ましい。従って、本実施態様
の場合、一定の高レベル入力20は5ボルトである。結
果として、入力Bが高(すなわち、5ボルト)になる
と、固有の伝搬遅延の後、XORゲート4の出力は低
(すなわち、0ボルト)になる。同様に、入力Bが低
(すなわち、0ボルト)になると、固有の伝搬遅延の
後、XORゲート4の出力は高(すなわち、5ボルト)
になる。換言すれば、XORゲート4によって、入力B
は反転され、遅延させられる。図2a〜図2cを参照す
ると、XORゲート4の出力が、固有の遅延の影響を受
けることが分かる。XORゲート4の出力は、XORゲ
ート2に入力される。
【0012】XORゲート4の出力には、固有の遅延が
含まれているので、XORゲート1に入力する前に、入
力Bも遅延させなければならない。従って、XORゲー
ト3は、入力B及び接地入力25に対して排他的OR演
算を実施する。XORゲート3の出力は、図2a〜図2
cにおいて明らかなように、XORゲート4によって生
じた固有の伝搬遅延と好適に整合する、固有の伝搬遅延
を施された入力Bである。XORゲート3の出力は、X
ORゲート1に入力される。
【0013】XORゲート1は、入力A、及びXORゲ
ート3の出力(すなわち、XORゲート3からの固有の
遅延を施された入力B)に対して排他的OR演算を実施
する。従って、入力A及びXORゲート3の出力が、両
方とも高(例えば、5ボルト)になるか、または両方と
も低(例えば、0ボルト)になる場合、XORゲート1
の出力は、固有の遅延と共に低になる。そのようなこと
から、入力A及び入力Bの位相が同じ(すなわち、位相
ずれが零度(0゜))場合、XORゲート1の出力は、
XORゲート3によって生じる遅延に起因する短いパル
スを除けば、常に低になる。こうした状況が、図2aに
例示されている。図2aにおいて、入力A及び入力B
は、位相ずれが0度であり、従って、XORゲート1の
出力は、前述のパルスを除けば、低になる。
【0014】逆に、入力A及びBの位相ずれが180度
(180゜)の場合、XORゲート1の出力は、XOR
ゲート3によって生じる遅延に起因する短いパルスを除
けば、常に高になる。図2cには、この状況及び結果が
例示されている。一方、入力A及び入力Bの位相ずれが
90度(90゜)の場合、XORゲート1の出力は、交
互に高及び低になるが、入力A及び入力Bよりもデュー
ティサイクルが短く、波形が狭くなる。図2bには、こ
の状況及び結果が例示されている。
【0015】図3を参照すると明らかなように、上記結
果は、図示の位相線図に対応する。最小出力が、180
度の位相角において(すなわち、入力Aと入力Bの位相
が180゜ずれている場合に)認められ、中間出力が、
90度の位相角において(すなわち、入力Aと入力Bの
位相が90゜ずれている場合に)認められ、最大出力
が、零度の位相角において(すなわち、入力Aと入力B
の位相ずれが0゜の場合に)認められる。位相検出器1
0が位相ロックループ内の位相検出器として利用される
場合、位相ロックループは、図3に示すようにトラッキ
ングを行う。
【0016】入力A及び入力Bから入力されるXORゲ
ート1は、それ自体位相検出器として利用可能である。
しかし、XORゲート1のような論理ゲートが位相検出
器として利用される場合、論理ゲートの出力のDCレベ
ルは、とりわけ、温度によって、また、ある程度は、論
理ゲートの供給電圧によって変動を被ることになる。こ
れらのエラーを最小限に抑えるための方法の1つは、X
ORゲート1に対する相補的機能の出力を備えた第2の
セクションを設けて、XORゲート1及び第2のセクシ
ョンの出力を減算することである。差動増幅器を利用し
て、これらの出力の組み合わせ及び減算を行うことが可
能である。こうして減算されることにより、温度または
供給電圧の変化といった共通変動が、差動増幅器によっ
て減算または相殺されることになる。従って、この位相
検出器によれば、単一論理ゲート位相検出器に比べて、
温度及び供給電圧に関する安定性が改善されることにな
る。
【0017】XORゲート2は、入力A及びXORゲー
ト4の出力(すなわち、XORゲート4によって固有の
遅延が生じた反転入力B)に対する排他的OR演算を実
施することになる。従って、入力A及びXORゲート4
の出力が、両方とも高(例えば、5ボルト)になるか、
または両方とも低(例えば、0ボルト)になる場合、X
ORゲート2の出力は、固有の遅延と共に低になる。そ
のようなことから、入力A及び入力Bの位相が同じ(す
なわち、位相ずれが零度(0゜))場合、XORゲート
2の出力は、XORゲート4によって生じる遅延に起因
する短いパルスを除けば、常に高になる(XORゲート
4の出力が、遅延した状態で入力Aと逆になるので)。
こうした状況が図2aに例示されている。図2aにおい
て、入力A及び入力Bは、位相ずれが0度であり、従っ
て、XORゲート2の出力は、前述のパルスを除けば、
高である。
【0018】逆に、入力A及び入力Bの位相が180度
(180゜)ずれている場合、XORゲート2の出力
は、XORゲート4によって生じる遅延に起因する短い
パルスを除けば、常に低になる(XORゲート4の出力
が、遅延した状態で入力Aと同じになるので)。図2c
には、この状況及び結果が例示されている。一方、入力
A及び入力Bの位相ずれが90度(90゜)の場合、X
ORゲート2の出力は、交互に高及び低になるが、入力
A及び入力Bよりもデューティサイクルが短く、波形が
狭くなる。図2bには、この状況及び結果が例示されて
いる。
【0019】上述のように、XORゲート1及びXOR
ゲート2の出力は、差動増幅器440により組み合わせ
られ、減算される。差動増幅器440は、XORゲート
1及びXORゲート2に共通のエラーを除去することに
なる。図1に示すように、XORゲート2の出力は、差
動増幅器440の正入力(「+」)に入力され、XOR
ゲート1の出力は、差動増幅器440の負入力
(「−」)に入力される。従って、両出力に共通したエ
ラーが、差動増幅器440によって逆の処理を受けるこ
とになり(すなわち、一方の入力については正になり、
他の入力については負になる)、従って、相殺されるこ
とになる。例えば、XORゲート1及びXORゲート2
の両方に共通した電圧供給源のシフトによって生じた.
01ボルトのエラーが、−入力では−.01ボルトとし
て処理され、+入力では+.01ボルトとして処理され
るので、結果として、差動増幅器440の出力において
正味0ボルトの影響(.01−.01=0)ということ
になる。
【0020】差動増幅器440及びその周囲のコンポー
ネント(例えば、入力抵抗器50、抵抗器55、及びコ
ンデンサ60)は、XORゲート1及びXORゲート2
の出力に対して減衰、フィルタリング、さらに、上述の
ように、減算を施すように設計されることが可能であ
る。出力を減衰させることによって、位相検出器が用い
られる用途に適した電圧レベルを提供することが可能に
なる。XORゲート出力に対する低域通過フィルタリン
グを利用して、位相検出器の出力にとって所望の低周波
平均電圧を得ることが可能になる。この低域通過フィル
タリングは、増幅器440の前の各ゲートの後に挿入す
ることができるし、増幅器440は、それ自体の特性に
よって、または適切なフィードバックコンポーネント及
びその他のコンポーネントによって、このフィルタリン
グの一部または全てを提供することができるし、あるい
は増幅器440の後に低域通過フィルタを設けることも
可能である。位相検出器の出力に関して異なる周波数の
平均電圧が所望される場合には、異なるフィルタリング
を利用することが可能である。
【0021】本実施態様において、XORゲート1及び
XORゲート2の出力は、両方とも、入力抵抗器50及
び抵抗器55によって減衰させられる。図1に示す例の
場合、入力抵抗器50は、2.15キロオーム抵抗器で
あり、抵抗器55は、1.0キロオーム抵抗器である。
従って、XORゲート1及びXORゲート2の出力は、
2.15(すなわち、2.15キロオーム/1.00キ
ロオーム)分の1に減衰させられる。本例におけるよう
に入力が5ボルトの場合、2.15の減衰率によって、
差動増幅器440の出力範囲は約−2.32ボルト〜
2.32ボルトになる。
【0022】同様に、XORゲート1及びXORゲート
2の出力は、本実施態様の場合、差動増幅器440及び
周囲のコンポーネントによって低域通過フィルタリング
される。コンデンサ60は、抵抗器55と協働して、X
ORゲート1及びXORゲート2からのパルス波形出力
の低周波平均が、差動増幅器440において差動的に組
み合わせられるようにする低域通過フィルタの働きをす
る。図3に示すように、XORゲート1及びXORゲー
ト2の出力の低域通過フィルタリングによって、各位相
において一定の位相表示電圧P1が生じ、図2a及び図
2cに示す短いパルスが平均される。
【0023】差動増幅器440の結果として得られる出
力P1が、図3によって例示されている。上述のよう
に、入力A及び入力Bの位相ずれが180度(180
゜)の場合、出力P1は最低になる。〜−2.32ボル
トの最低出力は、上述のように、また、図2cに示すよ
うに、XORゲート1のほぼ一定の高出力とXORゲー
ト2のほぼ一定の低すなわち0出力の低周波平均を組み
合わせた結果である。さらに、入力A及び入力Bの位相
ずれが90度(90゜)の場合、出力P1は、中間レベ
ルになる。0ボルトの中間出力は、上述のように、ま
た、図2bに示すように、常に高及び低と逆になるXO
Rゲート1及びXORゲート2の出力の低周波平均を組
み合わせた結果である。最後に、入力A及び入力Bの位
相ずれが0度(0゜)の場合、出力P1は最高になる。
〜2.32ボルトの最高出力は、上述のように、また、
図2aに示すように、XORゲート2のほぼ一定の高出
力とXORゲート1のほぼ一定の低すなわち0出力の低
周波平均を組み合わせた結果である。
【0024】結果として、本実施態様の位相表示電圧、
すなわち、出力P1は、多くの用途に好都合な、ゼロ中
心の双極範囲を有する。従って、既知範囲の場合、入力
A及び入力Bの位相は、出力P1の出力電圧から判定さ
れることが可能である。図3におけるP1の勾配を計算
することによって、入力A及び入力Bの位相において1
ラジアン変化する毎に出力P1が変化する率を求めるこ
とも可能である。本例の場合、勾配は、約4.64ボル
ト/pラジアン(pラジアン=180゜)すなわち約
1.464ボルト/ラジアンである。
【0025】図4には、本発明による位相検出方法40
が例示されている。この方法40には、第1の入力及び
第2の入力にXOR演算を実施して、第1の出力を生じ
させるステップ(41)と、第2の入力を反転するステ
ップ(42)と、第1の入力及び反転した第2の入力に
XOR演算を実施して、第2の出力を生じさせるステッ
プ(43)と、第1の出力から第2の出力を減算して、
位相表示電圧を生じさせるステップ(44)と、位相表
示電圧を測定し、第1の入力と第2の入力の位相を求め
るステップ(45)とが含まれており、位相表示電圧
が、第1の入力と第2の入力の位相ずれが0度の場合に
は最高になり、第1の入力と第2の入力の位相ずれが1
80度の場合には最低になる。上述のように、この方法
には、第2の入力及び反転した第2の入力を遅延させる
ステップと(図4には図示せず)、第1の出力と第2の
出力を減衰させるステップと(図4には図示せず)、第
1の出力及び第2の出力に低域通過フィルタリングをす
るステップ(図4には図示せず)と、並びに上記説明及
び図面から明らかな他のステップを含むことも可能であ
る。
【0026】上述の位相検出器及び位相検出の方法は、
位相検出を必要とするさまざまな用途において利用する
ことが可能である。図1に示す追加の回路要素は、特定
の実施例のためのものであって、本発明によって必要と
されるものではない。例えば、差動増幅器440に後続
する図示の可変抵抗器は、この位相検出プロセスの勾配
及び変換器利得を調整するために利用することが可能で
ある。本発明は、その典型的な実施態様に関連して説明
されてきたが、当該技術者であれば、本発明の真の思想
及び範囲から逸脱することなく、説明した本発明の実施
態様にさまざまな修正を加えることが可能であろう。本
明細書において用いられた用語及び説明は、単なる例証
として示されたものであり、制限を意図したものではな
い。すなわち、いくつかの例を挙げて、本発明の方法に
ついて説明してきたが、この方法のステップは、例示と
は異なる順序で、あるいは同時に実施されることも可能
である。当該技術者には明らかなように、これらの及び
その他の変更は、特許請求の範囲に規定された本発明の
思想及び範囲及びその同等物に含まれる可能性がある。
【0027】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 1.高精度の位相検出器(10)であって、高レベルと低
レベルを有する第1の入力と、高レベルと低レベルを有
する第2の入力と、前記第1の入力及び前記第2の入力
に排他的OR演算を実施して、第1の出力を生じさせる
第1のXORゲート(1)と、前記第1の入力及び反転
した第2の入力に排他的OR演算を実施して、第2の出
力を生じさせる第2のXORゲート(2)と、及び前記
第1の出力から前記第2の出力を減算して、位相表示電
圧を生成する差動増幅器(440)とを含み、前記位相表
示電圧が、前記第1の入力と前記第2の入力の位相ずれ
が0度の場合には最高になり、前記第1の入力と前記第
2の入力の位相ずれが180度の場合には最低になる、
位相検出器(10)。 2.前記第2の入力を遅延させ、その遅延した第2の入
力を前記第1のXORゲート(1)に伝送する第3のX
ORゲート(3)であって、前記第1のXORゲート
(1)が、前記第1の入力及び前記遅延した第2の入力
に対して排他的OR演算を実施する、第3のXORゲー
ト(3)と、及び前記第2の入力を反転して遅延させ、
その遅延して反転した第2の入力を前記第2のXORゲ
ート(2)に伝送する第4のXORゲート(4)であっ
て、前記第2のXORゲート(2)が、前記第1の入
力、及び前記遅延して反転した第2の入力に対して排他
的OR演算を実施する、第4のXORゲート(4)とを
更に含む、上記1に記載の位相検出器。 3.前記第3のXORゲート(3)が、前記第2の入力
及び接地された入力に対して排他的OR演算を実施す
る、上記2に記載の位相検出器。 4.前記第4のXORゲート(4)が、前記第2の入
力、及び前記第2の入力の高レベルに等しい電圧を有す
る高レベル入力に対して排他的OR演算を実施する、上
記3に記載の位相検出器。 5.前記差動増幅器(440)によって、前記第1の出力
及び前記第2の出力の低周波平均が減算されるように、
前記第1の出力及び前記第2の出力にフィルタリングを
する、1つ以上の低域通過フィルタを更に含む、上記1
に記載の位相検出器。 6.前記第1の出力及び前記第2の出力を減衰させる入
力抵抗器(50)を更に含む、上記1に記載の位相検出
器。 7.高精度の位相検出の方法であって、第1の入力及び
第2の入力にXOR演算を実施して、第1の出力を生じ
させるステップ(41)と、前記第2の入力を反転するス
テップ(42)と、前記第1の入力及び前記反転した第2
の入力に対してXOR演算を実施して、第2の出力を生
じさせるステップ(43)と、及び位相表示電圧を生じさ
せるために前記第1の出力から前記第2の出力を減算し
(44)、前記位相表示電圧を測定して、前記第1の入力
及び前記第2の入力の位相を求めるステップとを含み、
前記位相表示電圧が、前記第1の入力と前記第2の入力
の位相ずれが0度の場合には最高になり、前記第1の入
力と前記第2の入力の位相ずれが180度の場合には最
低になる、方法。 8.前記第2の入力及び前記反転した第2の入力を遅延
させるステップを更に含み、前記第2の入力及び前記反
転した第2の入力が遅延して、等価な時間周期になる、
上記7に記載の方法。 9.差動増幅器によって、前記減算するステップが実施
される、上記7に記載の方法 10.前記減算するステップが、前記第1の出力及び前
記第2の出力の低周波平均の減算を含むように、前記第
1の出力及び前記第2の出力に低域通過フィルタリング
をするステップを更に含む、上記7に記載の方法。
【0028】
【発明の効果】本発明により、精密で正確であり、温度
または供給電圧の変動によって生じるようなエラーにほ
とんど影響されないデジタル回路位相検出器が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様の回路構成要素に関するブロ
ック図である。
【図2a】本発明の実施態様の回路構成要素に関するサ
ンプル入力波形及び機能を例示した図である。
【図2b】本発明の実施態様の回路構成要素に関するサ
ンプル入力波形及び機能を例示した図である。
【図2c】本発明の実施態様の回路構成要素に関するサ
ンプル入力波形及び機能を例示した図である。
【図3】ある位相範囲にわたる本発明の実施態様の位相
表示電圧に関する線図である。
【図4】本発明の方法のフローチャートである。
【符号の説明】
1〜4 XORゲート 50、55 抵抗器 60 コンデンサ 440 差動増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J039 JJ07 JJ14 JJ19 KK11 KK18 MM01 MM02 5J106 AA04 CC27 JJ02 KK13 KK14 LL02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高精度の位相検出器(10)であって、 高レベルと低レベルを有する第1の入力と、 高レベルと低レベルを有する第2の入力と、 前記第1の入力及び前記第2の入力に排他的OR演算を
    実施して、第1の出力を生じさせる第1のXORゲート
    (1)と、 前記第1の入力及び反転した第2の入力に排他的OR演
    算を実施して、第2の出力を生じさせる第2のXORゲ
    ート(2)と、及び前記第1の出力から前記第2の出力
    を減算して、位相表示電圧を生成する差動増幅器(44
    0)とを含み、前記位相表示電圧が、前記第1の入力と
    前記第2の入力の位相ずれが0度の場合には最高にな
    り、前記第1の入力と前記第2の入力の位相ずれが18
    0度の場合には最低になる、位相検出器(10)。
JP2001332022A 2000-10-30 2001-10-30 高精度な位相検出器 Pending JP2002198788A (ja)

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