JP2002196437A - 原稿支持シート - Google Patents

原稿支持シート

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JP2002196437A
JP2002196437A JP2000397884A JP2000397884A JP2002196437A JP 2002196437 A JP2002196437 A JP 2002196437A JP 2000397884 A JP2000397884 A JP 2000397884A JP 2000397884 A JP2000397884 A JP 2000397884A JP 2002196437 A JP2002196437 A JP 2002196437A
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Takayuki Suzuki
貴行 鈴木
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 原稿をそれとは異なる様態に複写する際
に、試行錯誤や複写ミスによる用紙の無駄を効果的に抑
えることが可能な技術的手段を提供することである。 【解決手段】 原稿Fを拡大複写する際に用いられる原
稿支持シートの表面材2には、その縦方向に沿った縦罫
線4a〜4cが付与されてなると共に、表面材2の横辺
縁における縦罫線4a〜4cに対応する位置には、この
縦罫線4a〜4cにて規定される領域の横寸法を、表面
材2の横寸法に略等しくするのに要する拡大率が記載さ
れてなり、更に表面材2には、その横方向に沿った横罫
線5a〜5cが付与されてなると共に、表面材2の縦辺
縁における横罫線5a〜5cに対応する位置には、この
横罫線5a〜5cにて規定される領域の縦寸法を、表面
材2の縦寸法に略等しくするのに要する拡大率が記載さ
れてなるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種原稿を複写す
る際に使用される原稿支持シートに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、新聞や雑誌な
どの切り抜き(原稿)を、最も一般的な用紙サイズであ
るA4版の大きさに拡大して複写しなければならないこ
とが、しばしばある。しかし、意図したとおりに拡大さ
れた複写物を、1回の複写操作によって得ることは非常
に難しい。すなわち、ほとんどの場合は、拡大された原
稿画像の一部がA4版の用紙の端から、はみ出してしま
ったり(つまり原稿画像の一部が用紙に複写されなかっ
たり)、あるいは画像の拡大が不十分で、用紙の余白が
過大になってしまったりするミスを犯すことになる。
【0003】このため、これまでは所望の様態の複写物
を得るのに、何度も何度も複写操作を繰り返し実施しな
ければならなかった。だが、このようなトライアル・ア
ンド・エラーに頼る旧来の手法では、当然のことなが
ら、かなりの量の用紙が無駄になり、非常に不経済であ
る。
【0004】殊に最近では、縦方向の拡大率(縮小率)
と横方向の拡大率(縮小率)とを、それぞれ別個に変更
することも可能な高機能複写機が実用化されている。と
ころが、こうした複写機が有する機能を活用しての上記
複写作業は、縦横を同じ率でしか拡大(縮小)できない
複写機を用いてのそれに比べて、著しく複雑なものとな
る。それゆえミスが頻発しやすく、更に多くの用紙を浪
費するという結果を招いている。なお、こうした問題
は、原稿を縮小して複写する場合や、あるいは原稿の一
部を、その用紙サイズとは異なるサイズの用紙に等倍率
で複写する場合にも起こる。
【0005】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、原稿をそれとは異なる様態に複写する際に、試行
錯誤や複写ミスによる用紙の無駄を効果的に抑えること
が可能な技術的手段を提供することである。特に、縦横
方向の拡縮率を、それぞれ別個に変更可能な複写機を用
いて、原稿をそれとは異なる様態に複写する際に、試行
錯誤や複写ミスによる用紙の浪費を効果的に抑えること
が可能な技術的手段を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、原稿を拡
大複写する際に用いられる原稿支持シートであって、原
稿が載置される背面材と、この背面材に対して、前記原
稿を挟んで剥離可能に積層される透明な表面材とを具備
し、前記表面材には、その縦方向に沿った縦罫線が付与
されてなると共に、前記表面材の横辺縁における前記縦
罫線に対応する位置には、この縦罫線にて規定される領
域の横寸法を、前記表面材の横寸法に略等しくするのに
要する拡大率が記載されてなり、更に前記表面材には、
その横方向に沿った横罫線が付与されてなると共に、前
記表面材の縦辺縁における前記横罫線に対応する位置に
は、この横罫線にて規定される領域の縦寸法を、前記表
面材の縦寸法に略等しくするのに要する拡大率が記載さ
れてなることを特徴とする原稿支持シートによって解決
される。
【0007】なお、本原稿支持シートにあっては、それ
を用いて得た複写物に無用な文字影や線影などが転写さ
れるのを避けるため、上記拡大率(拡大率を示す文
字)、縦罫線および横罫線は、画像データとして読み取
られないドロップカラーを用いて形成されたものである
ことが好ましい。
【0008】あるいは、上記の課題は、原稿を縮小複写
する際に用いられる原稿支持シートであって、原稿が載
置される背面材と、この背面材に対して、前記原稿を挟
んで剥離可能に積層される透明な表面材とを具備し、前
記表面材には、その縦方向に沿った縦罫線が付与されて
なると共に、前記表面材の横辺縁における前記縦罫線に
対応する位置には、前記表面材の横寸法を、前記縦罫線
にて規定される領域の横寸法に略等しくするのに要する
縮小率が記載されてなり、更に前記表面材には、その横
方向に沿った横罫線が付与されてなると共に、前記表面
材の縦辺縁における前記横罫線に対応する位置には、前
記表面材の縦寸法を、前記横罫線にて規定される領域の
縦寸法に略等しくするのに要する縮小率が記載されてな
ることを特徴とする原稿支持シートによって解決され
る。
【0009】但し、この原稿支持シートに関しても、先
と同様の理由から、上記縮小率(縮小率を示す文字)、
縦罫線および横罫線は、画像データとして読み取られな
いドロップカラーを用いて形成されたものであることが
好ましい。
【0010】ひるがえって、上記の課題は、原稿の一部
を、その用紙サイズとは異なるサイズの用紙に等倍率で
複写する際に用いられる原稿支持シートであって、原稿
が載置される背面材と、この背面材に対して、前記原稿
を挟んで剥離可能に積層される透明な表面材とを具備
し、前記表面材には、あるサイズの用紙領域を表示する
縦罫線および横罫線が付与されてなると共に、前記表面
材の辺縁には、前記縦罫線および前記横罫線にて規定さ
れる用紙サイズが記載されてなることを特徴とする原稿
支持シートによって解決される。
【0011】なお、この原稿支持シートにあっても、用
紙サイズ(用紙サイズを示す文字)、縦罫線および横罫
線は、画像データとして読み取られないドロップカラー
を用いて形成されたものであることが好ましい。
【0012】さて、上記構成の原稿支持シートを用いた
場合、例えば原稿の拡大複写に対応した原稿支持シート
を用いた場合、原稿は、この原稿支持シートを構成する
表面材と背面材との間に挟まれて(但し複写する画像面
は表面材の側)、複写機にセットされる。そして、ある
大きさ、すなわち表面材の大きさに拡大複写されること
になる。
【0013】ところで、本発明に係る原稿支持シートの
表面材には、上述したように、縦横に罫線が引かれてお
り、かつ、この罫線にて規定(区画)される領域の縦横
寸法を、表面材自体の縦横寸法に略等しくするのに要す
る拡大率が、それぞれ記載されている。したがって、あ
る点を基準として置かれた原稿と、上記罫線にて規定さ
れた領域とを対比させ、原稿の大きさとほぼ一致する領
域を見出せば、その拡大複写に最適な縦横拡大率が直ち
に判明する。
【0014】このように本発明の原稿支持シートを用い
た場合には、原稿の拡大率を、直感やトライアル・アン
ド・エラーといった不確実な手法に頼らず、正確に決定
できる。この結果、原稿をそれとは異なる様態に拡大複
写する際、試行錯誤や複写ミスによる用紙の無駄を効果
的に抑えることが可能となる。
【0015】更に言えば、縦方向の拡大率(縮小率)と
横方向の拡大率(縮小率)とを、それぞれ別個に変更す
ることが可能な複写機を有効活用して、複写作業を実施
する場合でも、本発明の原稿支持シートによれば、縦方
向の拡大率と横方向の拡大率とを、それぞれ別個に正確
に決定できる。よって、このような複写作業を非常に複
雑にする複写機を利用する際にも、何ら支障なく対応可
能である。
【0016】また、原稿の縮小複写に対応した本発明の
原稿支持シートを用いた場合でも、これと同様にして上
記課題が解決される。すなわち、原稿をそれとは異なる
様態に縮小複写する際、試行錯誤や複写ミスによる用紙
の無駄を効果的に抑えることが可能となる。
【0017】そして更に原稿の一部を、その用紙サイズ
とは異なるサイズの用紙に等倍率で複写する場合でも、
原稿の等倍複写に対応した本発明の原稿支持シートを用
いれば、その適否を直ちに判別できる。言い換えれば、
希望するサイズの用紙から画像の一部がはみ出さないか
否か、あるいは不要な部分の閉める割合が大きくなり過
ぎないか否かを、これも直感などに頼らず、即座に確認
できる。よって、この原稿支持シートでも、原稿をそれ
とは異なる様態に複写する際に、試行錯誤や複写ミスに
よる用紙の無駄を効果的に抑えることが可能となる。
【0018】ここで念のために言うと、ドロップカラー
とは、上述したように、複写機のスキャナがそれを用い
て形成した文字や線を画像データとして認識しないよう
な着色剤を指す。実際には、数多くある色の中から、原
稿に照射する光と同じ色のものが選ばれることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を用いて、
本発明の第1実施形態を具体的に説明する。なお、図1
は本実施形態に係る原稿支持シートの外観図、図2は同
原稿支持シートを構成する表面材の平面図である。
【0020】本実施形態に係る原稿支持シート(以下、
本原稿支持シートと言う)は、原稿、例えば雑誌や新聞
の切抜きなどを拡大複写するのに、特に、最も一般的な
用紙サイズであるA4版の大きさに拡大して複写するの
に用いられるものである。
【0021】本原稿支持シートは、原稿Fが既に配置さ
れた状態を示す図1から判るように、主要構成要素とし
て、この原稿Fが載置される透明な背面材1と、これと
同寸同形状(すなわちA4版サイズ)であって、かつ、
同じく透明な表面材2とを具備する。なお、図1におい
ては、表面材2を背面材1から剥離させた状態を示して
いるが、本原稿支持シートは、その表面材2が背面材1
に対して、原稿Fを挟んで剥離可能に積層された状態で
使用されることになる。
【0022】なお、本実施形態では、上記背面材1およ
び表面材2を共に透明なプラスチックフィルムから構成
した。また両者は、その互いに重なり合う一辺部分(幅
数mm程度)同士を熱融着することにより接合されてい
る。この熱融着部分は、各図中、3にて示している。
【0023】さて、本原稿支持シートを構成する表面材
2には、図2から判るように、その縦方向に沿った縦罫
線4a〜4cが付与されている。また、これと共に表面
材2には、拡大率(拡大率を示す文字)、すなわち「1
50%」、「200%」および「400%」が記載され
ている。更に詳しく言うと、表面材2の横辺縁における
上記縦罫線4a〜4cに対応する位置には、この縦罫線
4a〜4cにて規定される領域の横寸法を、表面材2の
横寸法に略等しくするのに要する上記拡大率を表示して
いる。
【0024】ここで、縦罫線4a〜4cにて規定される
領域とは、これら縦罫線4a〜4cのいずれか一つと、
図2中、右側の基準となる縦辺とで挟まれたエリアを意
味する。したがって、例えば「200%」に対応する縦
罫線4bにて規定されるエリアは、複写時、拡大率20
0%を採用することで、表面材2の横寸法(A4版サイ
ズの用紙の横寸法)に略等しくなる。
【0025】一方、同じく表面材2には、これもやはり
図2から判るように、その横方向に沿った横罫線5a〜
5cが付与されている。また、これと共に表面材2に
は、拡大率(拡大率を示す文字)、すなわち「150
%」、「200%」および「400%」が記載されてい
る。更に詳しく言うと、表面材2の縦辺縁における上記
横罫線5a〜5cに対応する位置には、この横罫線5a
〜5cにて規定される領域の縦寸法を、表面材2の縦寸
法に略等しくするのに要する上記拡大率を表示してい
る。
【0026】但し、ここでも、横罫線5a〜5cにて規
定される領域とは、これら横罫線5a〜5cのいずれか
一つと、図2中、上側の基準となる横辺とで挟まれたエ
リアを意味する。したがって、例えば「150%」に対
応する横罫線5cにて規定されるエリアは、複写時、拡
大率150%を採用することで、表面材2の縦寸法(A
4版サイズの用紙の縦寸法)に略等しくなる。
【0027】総じて言うと、本原稿支持シートを用いれ
ば、縦罫線4a〜4cのいずれか一つと、表面材2
の基準となる側の縦辺と、横罫線5a〜5cのいずれ
か一つと、表面材2の基準となる側の横辺と、で囲ま
れた矩形領域を縦横それぞれどの程度の率で拡大すれ
ば、それが表面材2すなわちA4版の用紙と同じ大きさ
になるかが直ちに判る。なお、本実施形態では上記拡大
率を示す文字、縦罫線4a〜4cおよび横罫線5a〜5
cを、複写機のスキャナが画像データとして認識しない
ドロップカラー(蛍光色)を用いて形成している。
【0028】さて、本原稿支持シートを用いて拡大複写
を行う場合、原稿Fは表面材2と背面材1との間に挟ま
れて複写機にセットされ、複写物がA4版用紙の大きさ
となるよう拡大率が複写機に入力されることになる。と
ころで、本原稿支持シートの表面材2には、上述したよ
うに、縦罫線4a〜4cおよび横罫線5a〜5cが引か
れており、かつ、それによって規定される領域の縦横寸
法を、表面材2自体の縦横寸法に略等しくするのに要す
る拡大率が、それぞれ記載されている。したがって、自
身の縦横辺が表面材2の上記基準縦横辺と一致するよう
セットされた原稿Fと、上記縦罫線4a〜4cおよび横
罫線5a〜5cにて規定された領域とを対比させ、原稿
Fの大きさとほぼ一致する領域を見出せば、その拡大複
写に最適な縦横拡大率が直ちに判明する。
【0029】例えば原稿Fが、図2中、点W,X,Y,
Zを頂点とするものであった場合、縦方向の拡大率を2
00%に、横方向の拡大率を150%に設定して、拡大
複写を行えばよい。これによって、意図した様態の複写
物が確実に得られる。なお、原稿Fの縦横辺のいずれか
一方あるいは両方が、上記罫線の近傍に位置しないこと
も当然ながらある。こうした場合には、更に多くの罫線
を引いて、拡大率の表示を増加させた原稿支持シートを
用いればよい。あるいは、適切な精度の補間によって対
応することもできる。
【0030】このように本原稿支持シートを用いた場合
には、原稿の拡大率を、直感やトライアル・アンド・エ
ラーといった不確実な手法に頼らずに正確に決定でき
る。よって、原稿をそれとは異なる様態に拡大複写する
際、試行錯誤や複写ミスによる用紙の無駄を効果的に抑
えることが可能となる。
【0031】特に、縦方向の拡大率(縮小率)と横方向
の拡大率(縮小率)とを、それぞれ別個に変更すること
が可能な複写機を有効活用して、複写作業を実施する場
合でも、本原稿支持シートを用いれば、縦方向の拡大率
と横方向の拡大率とを別個に正確に決定できる。したが
って、こうした高機能複写機を利用する際にも、何ら支
障なく対応可能である。
【0032】続いて、図3を用い、本発明の第2実施形
態を具体的に説明する。但し、同図は本実施形態に係る
原稿支持シートを構成する表面材の平面図である。な
お、本実施形態に係る原稿支持シート(以下、再び本原
稿支持シートと言う)についても、その技術思想や基本
構造、更にそれが奏する効果については、先の第1実施
形態とおおむね同じである。よって以下では、この第1
実施形態との相違点を中心に説明する(後に説明する第
3実施形態についても同様)。
【0033】さて、本原稿支持シートは、例えばA4版
の大きさの原稿を縮小複写する際に用いられるものであ
る。本原稿支持シートも、原稿が載置される透明な背面
材(図示せず)と、この背面材に対して、原稿を挟んで
剥離可能に積層される、同じく透明な表面材11とから
構成されている。
【0034】本原稿支持シートを構成する表面材11に
は、図3から判るように、その縦方向に沿った縦罫線1
2a〜12cが付与されている。また、これと共に表面
材11には、縮小率(縮小率を示す文字)、すなわち
「75%」、「50%」および「25%」が記載されて
いる。更に詳しく言うと、表面材11の横辺縁における
上記縦罫線12a〜12cに対応する位置には、表面材
11の横寸法を、この縦罫線12a〜12cにて規定さ
れる領域の横寸法に略等しくするのに要する上記縮小率
を表示している。
【0035】ここで、縦罫線12a〜12cにて規定さ
れる領域とは、これら縦罫線12a〜12cのいずれか
一つと、図3中、右側の基準となる縦辺とで挟まれたエ
リアを意味する。したがって、例えば縮小率50%を採
用すれば、表面材11の横寸法(A4版サイズの用紙の
横寸法)が、「50%」に対応する縦罫線12bにて規
定されるエリアのそれに略等しくなるよう、原稿が縮小
複写される。
【0036】一方、同じく表面材11には、やはり図3
から判るように、その横方向に沿った横罫線13a〜1
3cが付与されている。また、これと共に表面材11に
は、縮小率(縮小率を示す文字)、すなわち「75
%」、「50%」および「25%」が記載されている。
更に詳しく言うと、表面材11の縦辺縁における上記横
罫線13a〜13cに対応する位置には、同表面材11
の縦寸法を、横罫線13a〜13cにて規定される領域
の縦寸法に略等しくするのに要する上記縮小率を表示し
ている。
【0037】但し、ここでも、横罫線13a〜13cに
て規定される領域とは、これら横罫線13a〜13cの
いずれか一つと、図3中、上側の基準となる横辺とで挟
まれたエリアを意味する。したがって、例えば縮小率7
5%を採用すれば、表面材11の縦寸法(A4版サイズ
の用紙の縦寸法)が、「75%」に対応する横罫線13
cにて規定されるエリアのそれに略等しくなるよう、原
稿が縮小複写される。
【0038】総じて言うと、本原稿支持シートを用いれ
ば、表面材11すなわちA4版の用紙と同じ大きさのエ
リアを、縦横それぞれどの程度の率で縮小すれば、それ
が、縦罫線12a〜12cのいずれか一つと、表面
材11の基準となる側の縦辺と、横罫線13a〜13
cのいずれか一つと、表面材11の基準となる側の横
辺と、で囲まれた矩形領域と同じ大きさになるかが直ち
に判る。
【0039】なお本実施形態でも、上記縮小率を示す文
字、縦罫線12a〜12cおよび横罫線13a〜13c
を、複写機のスキャナが画像データとして認識しないド
ロップカラー(蛍光色)を用いて形成している。
【0040】さて、本原稿支持シートを用いて縮小複写
を行う場合、A4版用紙大の原稿は、表面材11と不図
示の背面材との間に挟まれて複写機にセットされ、そし
て所望の大きさの複写物が得られるよう、縮小率が複写
機に入力されることになる。ところで、本原稿支持シー
トの表面材11には、上述したように、縦罫線12a〜
12cおよび横罫線13a〜13cが引かれており、か
つ、表面材11自体の縦横寸法を、これら罫線によって
規定される領域の縦横寸法に略等しくするのに要する縮
小率が、それぞれ記載されている。
【0041】したがって、最終的に得ようとする複写物
を、それ自身の縦横辺が表面材11の基準縦横辺と一致
するようセットしたと仮定し、更に、それと上記縦罫線
12a〜12cおよび横罫線13a〜13cにて規定
(区画)された領域とを対比させ、最終複写物の大きさ
とほぼ一致する領域を見出せば、縮小複写に最適な縦横
縮小率が直ちに判明する。
【0042】例えば最終複写物が、図3中、点S,T,
U,Vを頂点とするものであった場合、縦方向の縮小率
を50%に、横方向の縮小率を75%に設定して縮小複
写を行えばよい。これによって、意図した様態の複写物
が確実に得られる。なお、本原稿支持シートを用いた場
合でも、最終複写物の縦横辺のいずれか一方あるいは両
方が、上記罫線の近傍に位置しないことも当然ながらあ
る。こうした場合には、更に多くの罫線を引いて、縮小
率の表示を増加させた原稿支持シートを用いればよい。
あるいは、適切な精度の補間によっても対応できる。
【0043】このように本原稿支持シートを用いた場合
でも、原稿をそれとは異なる様態に縮小複写する際に、
試行錯誤や複写ミスによる用紙の無駄を効果的に抑える
ことが可能となる。特に、縦横方向の拡縮率を、それぞ
れ別個に変更することが可能な複写機を有効活用して複
写作業を実施する場合でも、本原稿支持シートによれ
ば、縦方向の縮小率と横方向の縮小率とを、それぞれ別
個に正確に決定できる。したがって、こうした高機能複
写機を利用する際にも、何ら支障なく対応可能である。
【0044】続いて、図4を用い、本発明の第3実施形
態を具体的に説明する。但し、同図は本実施形態に係る
原稿支持シートを構成する表面材の平面図である。
【0045】本実施形態に係る原稿支持シート(以下、
本原稿支持シート)は、例えばA4版サイズの原稿の一
部を、それとは異なる、それ以下のサイズの用紙、例え
ばB5版やA5版サイズの用紙に、等倍率で複写する際
に用いられるものである。そして本原稿支持シートも、
原稿が載置される透明な背面材(図示せず)と、この背
面材に対して、原稿を挟んで剥離可能に積層される、同
じく透明な表面材21とから構成されている。
【0046】さて、本原稿支持シートを構成する上記表
面材21には、図4から判るように、あるサイズの用紙
領域、特にB5,A5,B6,A6版サイズの用紙領域
を表示する縦罫線22a〜22dおよび横罫線23a〜
23dが付与されている。これらは、表面材21の縦辺
あるいは横辺と平行であり、言い換えれば、表面材21
の片側(基準となる側)の縦辺および片側(基準となる
側)の横辺と共同で、上記サイズの用紙領域を形作って
いる。
【0047】また、これと共に表面材21の辺縁には、
上述したごとく、縦罫線22a〜22dおよび横罫線2
3a〜23dによって規定される用紙サイズ(用紙サイ
ズを示す文字)、すなわち「B5」、「A5」、「B
6」、「A6」が記載されている。したがって原稿の一
部を、その用紙サイズとは異なるこれらのサイズの用紙
に等倍率で複写する場合、原稿の等倍複写に対応した本
原稿支持シートを用いれば、その適否を直ちに判別でき
る。
【0048】なお本実施形態でも、上記用紙サイズを示
す文字、縦罫線22a〜22dおよび横罫線23a〜2
3dは、複写機のスキャナが画像データとして認識しな
いドロップカラー(蛍光色)を用いて形成している。
【0049】さて、本原稿支持シートを用いて等倍複写
を行う場合、原稿は、表面材21と不図示の背面材との
間に挟まれて、複写機にセットされる。そしてこの後、
複写機には所望の用紙サイズが入力されることになる。
ところで本原稿支持シートの表面材21には、上述した
ように、共同で用紙領域を形作る縦罫線22a〜22d
および横罫線23a〜23dが引かれており、かつ、こ
れらによって規定される用紙サイズが記載されている。
したがって複写に先立っては、原稿を、その複写の必用
な部分(画像)が、上記縦罫線22a〜22dおよび横
罫線23a〜23dによって規定されるエリアの一つと
重なるよう配置してみればよい。
【0050】こうすることで、希望するサイズの用紙か
ら原稿画像がはみ出さないか否か、あるいは不要な部分
の占める割合が大きくなり過ぎないか否かを、直感など
に頼らずに即座に確認できる。よって本原稿支持シート
によっても、原稿をそれとは異なる様態に複写する際
に、試行錯誤や複写ミスによる用紙の無駄を効果的に抑
えることが可能となる。
【0051】なお、言うまでもなく本発明は、その技術
思想の範囲内であれば、適宜変更を加えて実施すること
ができる。つまり、本発明は上記実施の形態のみに限定
されることはない。特に上記実施形態では、表面材の片
側の縦横辺を、原稿をセットする際の基準としたが、言
うまでもなく、これは絶対のものではない。それに替え
て、表面材の中心線などを、原稿をセットする際の基準
として採用することも可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、原稿をそれとは異なる
様態に複写する際に、試行錯誤や複写ミスによる用紙の
無駄を効果的に抑えることができる。特に、縦横方向の
拡縮率を、それぞれ別個に変更可能な複写機を用いて、
原稿をそれとは異なる様態に複写する際に、試行錯誤や
複写ミスによる用紙の浪費を効果的に抑えることが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る原稿支持シートの
外観図
【図2】本発明の第1実施形態に係る原稿支持シートを
構成する表面材の平面図
【図3】本発明の第2実施形態に係る原稿支持シートを
構成する表面材の平面図
【図4】本発明の第3実施形態に係る原稿支持シートを
構成する表面材の平面図
【符号の説明】
F 原稿 1 背面材 2 表面材 3 熱融着部分 4a〜4c 縦罫線 5a〜5c 横罫線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を拡大複写する際に用いられる原稿
    支持シートであって、 原稿が載置される背面材と、 この背面材に対して、前記原稿を挟んで剥離可能に積層
    される透明な表面材とを具備し、 前記表面材には、その縦方向に沿った縦罫線が付与され
    てなると共に、前記表面材の横辺縁における前記縦罫線
    に対応する位置には、この縦罫線にて規定される領域の
    横寸法を、前記表面材の横寸法に略等しくするのに要す
    る拡大率が記載されてなり、 更に前記表面材には、その横方向に沿った横罫線が付与
    されてなると共に、前記表面材の縦辺縁における前記横
    罫線に対応する位置には、この横罫線にて規定される領
    域の縦寸法を、前記表面材の縦寸法に略等しくするのに
    要する拡大率が記載されてなることを特徴とする原稿支
    持シート。
  2. 【請求項2】 拡大率、縦罫線および横罫線は、画像デ
    ータとして読み取られないドロップカラーを用いて形成
    されたものであることを特徴とする請求項1に記載の原
    稿支持シート。
  3. 【請求項3】 原稿を縮小複写する際に用いられる原稿
    支持シートであって、 原稿が載置される背面材と、 この背面材に対して、前記原稿を挟んで剥離可能に積層
    される透明な表面材とを具備し、 前記表面材には、その縦方向に沿った縦罫線が付与され
    てなると共に、前記表面材の横辺縁における前記縦罫線
    に対応する位置には、前記表面材の横寸法を、前記縦罫
    線にて規定される領域の横寸法に略等しくするのに要す
    る縮小率が記載されてなり、 更に前記表面材には、その横方向に沿った横罫線が付与
    されてなると共に、前記表面材の縦辺縁における前記横
    罫線に対応する位置には、前記表面材の縦寸法を、前記
    横罫線にて規定される領域の縦寸法に略等しくするのに
    要する縮小率が記載されてなることを特徴とする原稿支
    持シート。
  4. 【請求項4】 縮小率、縦罫線および横罫線は、画像デ
    ータとして読み取られないドロップカラーを用いて形成
    されたものであることを特徴とする請求項3に記載の原
    稿支持シート。
  5. 【請求項5】 原稿の一部を、その用紙サイズとは異な
    るサイズの用紙に等倍率で複写する際に用いられる原稿
    支持シートであって、 原稿が載置される背面材と、 この背面材に対して、前記原稿を挟んで剥離可能に積層
    される透明な表面材とを具備し、 前記表面材には、あるサイズの用紙領域を表示する縦罫
    線および横罫線が付与されてなると共に、前記表面材の
    辺縁には、前記縦罫線および前記横罫線にて規定される
    用紙サイズが記載されてなることを特徴とする原稿支持
    シート。
  6. 【請求項6】 用紙サイズ、縦罫線および横罫線は、画
    像データとして読み取られないドロップカラーを用いて
    形成されたものであることを特徴とする請求項5に記載
    の原稿支持シート。
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