JP2002196434A - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法および画像形成装置

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JP2002196434A
JP2002196434A JP2000397029A JP2000397029A JP2002196434A JP 2002196434 A JP2002196434 A JP 2002196434A JP 2000397029 A JP2000397029 A JP 2000397029A JP 2000397029 A JP2000397029 A JP 2000397029A JP 2002196434 A JP2002196434 A JP 2002196434A
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JP2000397029A
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Tokuo Iriyama
徳夫 入山
Hiroshi Koyama
弘 小山
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取り光学系を副走査方向に移動させて画
像読み取りを行い、読み取って得た画像データにより画
像形成を行う際において、縦倍(副走査方向の倍率)補
正によるスキャン長の変動を防止すると共に、副走査方
向に寸法余裕のない光学系であっても読み取り光学系が
側壁に衝突する可能性を排除する。 【解決手段】 読み取り光学系を副走査方向に移動させ
て画像読み取りを行い、読み取って得た画像データによ
り画像形成を行う画像形成装置であって、読み取り光学
系の副走査速度を調整する際に、副走査速度の調整と共
に、スキャン長の増減の方向に応じて異なる係数を用い
て副走査方向のスキャン長の調整を実行する調整手段1
01,111を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、読み取り光学系を
副走査方向に移動させて画像読み取りを行い、読み取っ
て得た画像データにより画像形成を行う画像形成方法お
よび画像形成装置に関し、特に、縦倍(副走査方向の倍
率)補正によるスキャン長の変動に配慮された画像形成
方法および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読み取りと画像形成とを行う複写機
などの画像形成装置では、複写倍率の設定として、縦横
それぞれが正規の寸法になるように、読み取り光学系を
副走査方向に移動させる速度(副走査速度)に調整機構
が設けられている。なお、この副走査速度の調整機構の
ための調整値は、不揮発性メモリに縦倍調整値として保
持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の副走査速度の調
整を行う場合、副走査方向のスキャン長補正の機能を有
さない装置では、副走査方向のスキャン長が変化するこ
とになる。すなわち、読み取り光学系を駆動するモータ
のステップ数は同じでも、読み取り光学系のみかけの移
動量が狂っている場合には、副走査方向の移動速度は調
整できても、副走査方向の移動量の調整はできなかっ
た。
【0004】プリンタ側の副走査速度が微妙に狂ってい
る場合に、このプリンタ側の狂いを画像読み取り装置
(スキャナ)側で調整しようとする場合には、副走査方
向に寸法余裕のない光学系では、上述した不揮発性メモ
リに保持された調整値が狂ってしまう事態が発生する
と、読み取り光学系が側壁に衝突する可能性も否定でき
ない。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであって、第一の目的は、読み取り光
学系を副走査方向に移動させて画像読み取りを行い、読
み取って得た画像データにより画像形成を行う画像形成
方法および画像形成装置において、縦倍(副走査方向の
倍率)補正によるスキャン長の変動を防止することが可
能な画像形成方法および画像形成装置を提供することに
ある。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであって、第二の目的は、読み取り光
学系を副走査方向に移動させて画像読み取りを行い、読
み取って得た画像データにより画像形成を行う画像形成
方法および画像形成装置において、縦倍(副走査方向の
倍率)補正によるスキャン長の変動を防止すると共に、
副走査方向に寸法余裕のない光学系であっても読み取り
光学系が側壁に衝突する可能性を排除することが可能な
画像形成方法および画像形成装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決する本
発明は、以下に記載するようなものである。 (1)請求項1記載の発明は、読み取り光学系を副走査
方向に移動させて画像読み取りを行い、読み取って得た
画像データにより画像形成を行う画像形成方法であっ
て、読み取り光学系の副走査速度を調整する際に、副走
査速度の調整と共に副走査方向のスキャン長を調整する
機能を備えたことを特徴とする画像形成方法である。
【0008】また、請求項4記載の発明は、読み取り光
学系を副走査方向に移動させて画像読み取りを行い、読
み取って得た画像データにより画像形成を行う画像形成
装置であって、読み取り光学系の副走査速度を調整する
際に、副走査速度の調整と共に副走査方向のスキャン長
を調整する調整手段を備えたことを特徴とする画像形成
装置である。
【0009】これらの発明では、読み取り光学系を副走
査方向に移動させて画像読み取りを行い、読み取って得
た画像データにより画像形成を行う場合であって、読み
取り光学系の副走査速度を調整する際に、副走査速度の
調整と共に副走査方向のスキャン長を調整するようにし
ている。
【0010】これにより、読み取り光学系を副走査方向
に移動させて画像読み取りを行い、読み取って得た画像
データにより画像形成を行う場合に、縦倍(副走査方向
の倍率)補正によるスキャン長の変動を防止することが
可能になる。
【0011】(2)請求項2記載の発明は、前記副走査
方向のスキャン長の調整は、スキャン長の増減の方向に
応じて異なる係数を用いて実行する、ことを特徴とする
請求項1記載の画像形成方法である。
【0012】また、請求項5記載の発明は、前記副走査
方向のスキャン長の調整は、スキャン長の増減の方向に
応じて異なる係数を用いて実行する、ことを特徴とする
請求項4記載の画像形成装置である。
【0013】これらの発明では、読み取り光学系を副走
査方向に移動させて画像読み取りを行い、読み取って得
た画像データにより画像形成を行う場合であって、読み
取り光学系の副走査速度を調整する際に、副走査速度の
調整と共に、スキャン長の増減の方向に応じて異なる係
数を用いて副走査方向のスキャン長の調整を実行するよ
うにしている。 この結果、読み取り光学系を副走査方
向に移動させて画像読み取りを行い、読み取って得た画
像データにより画像形成を行う場合において、縦倍(副
走査方向の倍率)補正によるスキャン長の変動を防止す
ると共に、副走査方向に寸法余裕のない光学系であって
も読み取り光学系が側壁に衝突する可能性を排除するこ
とが可能になる。
【0014】(3)請求項3記載の発明は、前記副走査
方向のスキャン長の調整に用いる係数を外部から変更可
能にする機能を備えたことを特徴とする請求項2記載の
画像形成方法である。
【0015】また、請求項6記載の発明は、前記副走査
方向のスキャン長の調整に用いる係数を外部から変更可
能にする入力手段を備えたことを特徴とする請求項5記
載の画像形成装置である。
【0016】これらの発明では、前記副走査方向のスキ
ャン長の調整に用いる係数を外部から変更可能にする機
能を備えている。この結果、縦倍(副走査方向の倍率)
補正によるスキャン長の変動を防止すると共に、副走査
方向に寸法余裕のない光学系であっても読み取り光学系
が側壁に衝突する可能性を一層効率的に排除しつつ、正
確な補正をすることが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。 〈画像形成装置の構成〉図1は、本発明の第1の実施の
形態例の画像形成装置の電気的構成を示す回路構成図で
ある。また、図2は本発明の実施の形態例の画像形成装
置を適用可能な複写機の断面構成を示す構成図である。
【0018】まず、図2を参照して画像形成装置の機械
的構成を説明する。この図2において、10は自動原稿
給送手段(以下、ADFと言う)であり、原稿の両面を
読み取るための給紙を行う手段である。20は原稿を光
学的にスキャンして読み取って画像データを生成する画
像読み取り部である。40は画像データに応じた露光用
光ビームを生成する画像書き込み部である。50は画像
データを静電方式により記録媒体(以下、転写紙とい
う)p上に記録する画像形成部である。60は転写紙の
搬送を行う搬送手段である。
【0019】ここで、原稿の両面給送が可能なADF1
0の原稿載置部11には、原稿第1頁の表面を上にした
状態の原稿dが複数枚載置されている。ローラ12a、
ローラ12bを介して繰り出された原稿の1枚目はロー
ラ13を介して回転される。
【0020】この時、光源23により原稿dの原稿面が
照射され、その反射光がミラー24,25,26を介し
て結像光学系27を介して光電変換手段であるCCD2
8の受光面に像を結ぶ。ここで、光源23、ミラー2
4,25,26、結像光学系27及びCCD28を有す
る光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段と
で画像読み取り部20を構成している。
【0021】この図2において、原稿dがプラテンガラ
ス21上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場
合には、光学系はプラテンガラス21に沿って走査して
読み取りを行う。
【0022】この場合に、光源23とミラー24、およ
び、ミラー25とミラー26からなる光学機構が、図示
されない駆動機構および後述するステッピングモータに
よって走査駆動される。そして、ここで、これら光学系
が走査駆動された場合でも原稿dの読み取り位置からC
CD28までの光路長が一定となるように、光源23と
ミラー24は一体となって、ミラー25とミラー26の
2倍の速度で移動を行う。
【0023】また、原稿dが自動給紙されてローラ13
の周囲を回る場合には、第2のプラテンガラス22下に
光源23とミラー24とが固定された状態で読み取りを
行う。そして、読み取られた原稿dの画像データは、C
CD28から図示しない読み取り画像処理部に送られ
る。
【0024】なお、原稿dがADF10により自動給送
される場合には、原稿dの1ページ目が読み取られる
と、今度は反転ローラ14を介して再度ローラ13を用
いた巻き取り操作が行われ、原稿裏面の画像が画像読み
取り部20で読み取られ、読み取り画像処理部に送られ
る。
【0025】このようにして、表面と裏面との画像が読
み取られた原稿dは、再度反転ローラ14で反転され
て、表面を下に向けた状態で排紙皿16に積載されてい
く。このようにして画像読み取り部20で読み取られた
画像データは、読み取り画像処理部で所定の画像処理が
行なわれた後、圧縮伸長回路で圧縮されて画像メモリに
記憶される。
【0026】一方、転写紙(記録媒体)が積載されてい
る給紙トレイ30a〜30cのいずれかから、第一給紙
ローラ181a〜181cにより転写紙pが繰り出さ
れ、画像形成部50に給送される。
【0027】画像形成部50に給送される転写紙pは、
その入口付近の第二給紙ローラ(レジストローラ)32
で同期がとられた後、像担持体となる感光体ドラム51
に近接する。
【0028】記録画像処理部から画像書き込み部40に
画像データが入力され、画像書込み部40内のレーザダ
イオードから画像データに応じたレーザ光を感光体ドラ
ム51上に照射し、静電潜像を形成する。この静電潜像
を現像部53で現像することで、感光体ドラム51上に
トナー像を形成する。
【0029】このトナー像は感光体ドラム51の下部の
転写部54により転写紙pに転写される。そして、感光
体ドラム51に圧着されている転写紙pは分離部55に
より分離される。感光体ドラム51から分離された転写
紙pは搬送機構58を介して定着部59に入り、トナー
像が熱と圧力とにより定着される。このようにして、転
写紙pに画像が形成される。
【0030】なお、必要に応じて、トナー像が定着され
た転写紙pは、ガイド61を介して下方に搬送され、反
転部63に入る。次に、反転部63に入っている転写紙
pは、反転ローラ62により再度繰り出され、反転搬送
路64を経由して再度画像形成部50に送られる。前記
原稿dの片面の画像形成が終了した画像形成部50で
は、感光体ドラム51に付着したトナーがクリーニング
部56で除去され、続く帯電部52により帯電させら
れ、次の画像形成に備えている。
【0031】この状態で転写紙pのもう一方の面(未だ
画像形成されていない面)が画像形成部50に搬入さ
れ、画像が形成される。分離部55で感光体ドラム51
から分離された転写紙pは搬送機構58を介して再度定
着部59に入って定着される。このようにして、裏面と
表面との画像形成が完了した転写紙p、または、一方の
面の画像形成が完了した転写紙pは排出される。
【0032】図1は本発明の実施の形態の画像形成装置
に関連する部分についての電気的構成例を示すブロック
図である。また、101は装置の各部を制御する制御手
段としての全体制御CPU、103は各種操作や設定の
入力を行うスイッチ等を有する操作部、104は装置の
各種表示を行う表示部、105は装置の動作に必要なプ
ログラムや設定値などを記憶しておくための電気的書き
換え可能メモリとしての不揮発性メモリ、107は画像
形成する画像の処理を行う画像処理部、108は画像を
転写紙上に形成して出力するプリントエンジンなどの画
像形成部、110は原稿の読み取りを行うスキャナ部で
ある。
【0033】また、スキャナ部110において、111
はスキャナ部110の制御を行う光学制御CPU、11
2は後述するステッピングモータを駆動するモータドラ
イバ、113はスキャンの際に移動する光学機構を駆動
するステッピングモータ、114はステッピングモータ
113によって駆動されて上述したミラーや光源を走査
する光学機構、115は原稿dからの反射光を読み取る
固体撮像素子としてのCCD、116はCCD115で
光電変換された信号を画像データとして出力する信号処
理部である。
【0034】なお、全体制御CPU101と光学制御C
PU111とで、請求項における調整手段を形成してい
る。 〈画像形成装置の動作〉まず、適正でない補正係数によ
るフルスキャンの例について説明しておく。例えば、製
造工程において、組み立てられたばかりの画像形成装置
(調整工程以前)では、上記の不揮発性メモリ105に
適切な値が入っていない(適切ではない値が入ってい
る)ことが想定される。
【0035】この画像形成装置では、原稿外自動消去機
能として、原稿の外部(プラテンカバーをせずに、コピ
ーを行うと、原稿の外側で真っ黒にコピーされる部分)
の領域を認知した上で、この領域を白く飛ばしてコピー
する機能が存在する。
【0036】たとえば、A3サイズをコピー可能な複写
機の場合、A3を超える範囲のスキャンを行う。この時
のスキャナ部の動作をフルスキャンと読んでおり、最大
のスキャン幅になる。なお、本来であれば補正を必要と
しないのに、上述した不揮発性メモリ105に正規の値
が入っていない(正規でない値が入っている)が為に余
剰な補正が加わるようになり、光学機構114の光学移
動量が過多になってしまうことが起こり得る。すなわ
ち、正常であれば、端(図2の右端)まで行かないうち
に光学機構114は元の位置(図2の左方)に復帰する
のであるが、寸法余裕があまりない装置の場合には、光
学機構114のうちの光源23とミラー24が、スキャ
ン開始位置とは反対側の側壁(図2の右端)にまで到達
してしまうことが起こり得る。
【0037】この実施の形態例では、画像読み取り部2
0(スキャナ部110)は、光学機構(読み取り光学
系)114を副走査方向(図2において紙面の左右方
向)に移動させて画像読み取りを行うものであり、読み
取り光学系の副走査速度を調整する際に、副走査速度の
調整と共に副走査方向のスキャン長を調整するようにし
ている。
【0038】ここで、スキャナ部の副走査の速度調整
は、副走査中のステッピングモータ113にモータドラ
イバ112から供給する駆動パルスのパルス幅を調整す
ることで副走査送り速度を調整することができる。
【0039】その際、ステッピングモータ113の副走
査のステップ数を併せて調整しないと、1ページ分の副
走査時間が変動することになる。そこで、1頁分の副走
査幅にみあうスキャン長が得られるように、副走査速度
の調整量に応じて、1頁分のステップ数を調整するよう
にしている。
【0040】この実施の形態例では、読み取り光学系を
副走査方向に移動させて画像読み取りを行い、読み取っ
て得た画像データにより画像形成を行う場合であって、
読み取り光学系の副走査速度を調整する際に、副走査速
度の調整と共に副走査方向のスキャン長を調整するよう
にしている。これにより、読み取り光学系を副走査方向
に移動させて画像読み取りを行い、読み取って得た画像
データにより画像形成を行う場合に、縦倍(副走査方向
の倍率)補正によるスキャン長の変動を防止することが
可能になる。
【0041】以上のような調整を実行するためのハード
ウェアの構成として、光学制御CPU111の出力ポー
トからモータドライバ112に対して指示を与え、該指
示に基づいてモータドライバ112がステッピングモー
タ114を所定のパルスで駆動する。
【0042】この場合に、画像形成装置本体の全体制御
CPU101は不揮発性メモリ105に格納されている
縦倍調整量を参照し、縦倍調整量通知およびスキャン動
作指示を生成して、光学制御CPU111に指示を与え
る。なお、不揮発性メモリ105に格納される縦倍調整
量は、操作部103を介して人手で調整値が入力され
る。
【0043】また、以上のような調整を実行するための
ソフトウェアの構成として、光学制御CPU111はタ
イマ出力ポートを備えており、設定した周期でパルスを
出力できて、これがモータドライバ112に送られる。
【0044】画像形成装置全体を統括している全体制御
CPU101からスキャンの開始が指示されると、これ
に伴って(または、先んじて)指示された変倍率やスキ
ャン長で、スキャナ部110で光学系の駆動を開始す
る。また、縦倍の調整値に関しては、不揮発性メモリ1
05上の情報を、光学制御CPU111が予め通電時の
初期化の際に通知しておく。これは、不揮発性メモリ1
05の調整値が変わらない限り、もっと先んじて一度だ
け通知しておけばよいためである。
【0045】そして、スキャン開始の指示を受けると光
学制御CPU111は以下の動作を行う。 助走区間:パルス周期を定めるタイマ設定時間を徐々
に短縮していくことで、ステッピングモータ113への
ステップ周期が徐々に短くなる。これにより、ステッピ
ングモータ113の回転は加速される(図3)。そし
て、変倍率に見合う副走査速度に達したら一定速度とす
る。なお、この副走査速度について、調整値に見合う補
正を行う。
【0046】読取区間:一定速度で(図3)、指定
された副走査長に達する回数分だけステッピングモータ
113をステップする。モータステップ回数が所定の値
に達したら、制動区間に移る。なお、このモータステッ
プ回数について、調整値に見合う補正およびその補正方
向が増加方向の場合は、補正量を減らすことを新規に行
う。
【0047】制動区間:ステッピングモータ113の
ステップ周期を徐々に長くすることでモーターを減速・
停止させる(図3)。 戻り:助走開始位置まで、往路とは逆向きに加速→定
速→減速・停止させる(図3)。この場合、なるべく
早く、元の位置へ復帰させることが望ましい。
【0048】以上の動作について、補正係数の実例を当
てはめて説明を行う。なお、ここでは、プリンタ側の縦
横は、正規の値に調整済みであるとした場合を想定す
る。ここで、400mmの長さを、等倍でコピーした結果
が、記録紙上では400.2mmの場合を考える。この場
合、補正量としては、副走査速度を2000分の1増や
す必要がある。そして、この副走査速度の補正と共に、
副走査ステップ数を1×2000分の1減らすようにす
る。
【0049】また、400mmの長さを、等倍でコピーし
た結果が、記録紙上では399.8mmの場合を考える。
この場合、補正量としては、副走査速度を2000分の
1減らす必要がある。そして、この副走査速度の補正と
共に、副走査ステップ数を、α*2000分の1増やす
ようにする。なお、ここでは、衝突する可能性のある方
向の補正係数αは、1未満、たとえば0.5としてお
く。
【0050】以上のように、本実施の形態例では、スキ
ャンステップ数が増加する方向では光学機構の側壁への
衝突を防止する意味でスキャンステップ数の増加を抑え
るようにし、スキャンステップ数が現象する方向では正
規のスキャン長補正が働くようにしている。このよう
に、スキャン長補正の正負に応じて、その補正量を調整
している。
【0051】すなわち、この実施の形態例では、読み取
り光学系の副走査速度を調整する際に、副走査速度の調
整と共に、スキャン長の増減の方向に応じて異なる係数
を用いて副走査方向のスキャン長の調整を実行するよう
にしている。この結果、読み取り光学系を副走査方向に
移動させて画像読み取りを行い、読み取って得た画像デ
ータにより画像形成を行う場合において、縦倍(副走査
方向の倍率)補正によるスキャン長の変動を防止すると
共に、副走査方向に寸法余裕のない光学系であっても読
み取り光学系が側壁に衝突する可能性を排除することが
可能になる。
【0052】なお、以上の場合、全体制御CPU101
が不揮発性メモリ105から補正係数を読み出し、スキ
ャン長の増減の方向に応じて異なる係数になるように制
御し、その結果のステップ数などを光学制御CPU11
1に通知するようにする。
【0053】なお、上述した補正係数αを外部から変更
可能であることが望ましい。すなわち、予め、上記の補
正係数αを1未満で小さくしておけば、光学機構114
の側壁への衝突は防げるが、適正な補正はできないこと
になる。そこで、真に、スキャン量を増す補正が必要な
場合には、全体制御CPU101または操作部103か
らの指示によりαを1に正すことが望ましい。この結
果、縦倍(副走査方向の倍率)補正によるスキャン長の
変動を防止すると共に、副走査方向に寸法余裕のない光
学系であっても読み取り光学系が側壁に衝突する可能性
を一層効率的に排除しつつ、正確な補正をすることが可
能になる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (1)請求項1記載の発明では、読み取り光学系を副走
査方向に移動させて画像読み取りを行い、読み取って得
た画像データにより画像形成を行う場合であって、読み
取り光学系の副走査速度を調整する際に、副走査速度の
調整と共に副走査方向のスキャン長を調整するようにし
ている。これにより、読み取り光学系を副走査方向に移
動させて画像読み取りを行い、読み取って得た画像デー
タにより画像形成を行う場合に、縦倍(副走査方向の倍
率)補正によるスキャン長の変動を防止することが可能
になる。
【0055】(2)請求項2記載の発明では、読み取り
光学系を副走査方向に移動させて画像読み取りを行い、
読み取って得た画像データにより画像形成を行う場合で
あって、読み取り光学系の副走査速度を調整する際に、
副走査速度の調整と共に、スキャン長の増減の方向に応
じて異なる係数を用いて副走査方向のスキャン長の調整
を実行するようにしている。この結果、読み取り光学系
を副走査方向に移動させて画像読み取りを行い、読み取
って得た画像データにより画像形成を行う場合におい
て、縦倍(副走査方向の倍率)補正によるスキャン長の
変動を防止すると共に、副走査方向に寸法余裕のない光
学系であっても読み取り光学系が側壁に衝突する可能性
を排除することが可能になる。
【0056】(3)請求項3記載の発明では、前記副走
査方向のスキャン長の調整に用いる係数を外部から変更
可能にする機能を備えている。この結果、縦倍(副走査
方向の倍率)補正によるスキャン長の変動を防止すると
共に、副走査方向に寸法余裕のない光学系であっても読
み取り光学系が側壁に衝突する可能性を一層効率的に排
除しつつ、正確な補正をすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的
構成を示す回路構成図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の機械的
構成を示す断面構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作説
明の説明図である。
【符号の説明】
101 全体制御CPU 103 操作部 104 表示部 105 不揮発性メモリ 107 画像処理部 108 画像形成部 110 スキャナ部 111 光学制御CPU 112 モータドライバ 113 ステッピングモータ 114 光学機構 115 CCD 116 信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H108 AA01 CB01 FB16 5B047 AA01 BA02 BA07 BB02 BC15 CA08 CA14 CB07 CB09 5C072 AA01 EA05 LA18 MB02 MB08 NA07 RA06 WA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り光学系を副走査方向に移動させ
    て画像読み取りを行い、読み取って得た画像データによ
    り画像形成を行う画像形成方法であって、 読み取り光学系の副走査速度を調整する際に、副走査速
    度の調整と共に副走査方向のスキャン長を調整する機能
    を備えたことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記副走査方向のスキャン長の調整は、
    スキャン長の増減の方向に応じて異なる係数を用いて実
    行する、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記副走査方向のスキャン長の調整に用
    いる係数を外部から変更可能にする機能を備えたことを
    特徴とする請求項2記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 読み取り光学系を副走査方向に移動させ
    て画像読み取りを行い、読み取って得た画像データによ
    り画像形成を行う画像形成装置であって、 読み取り光学系の副走査速度を調整する際に、副走査速
    度の調整と共に副走査方向のスキャン長を調整する調整
    手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記副走査方向のスキャン長の調整は、
    スキャン長の増減の方向に応じて異なる係数を用いて実
    行する、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記副走査方向のスキャン長の調整に用
    いる係数を外部から変更可能にする入力手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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