JP2002196228A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JP2002196228A
JP2002196228A JP2000395880A JP2000395880A JP2002196228A JP 2002196228 A JP2002196228 A JP 2002196228A JP 2000395880 A JP2000395880 A JP 2000395880A JP 2000395880 A JP2000395880 A JP 2000395880A JP 2002196228 A JP2002196228 A JP 2002196228A
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photographing
film
subject
camera
distance
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Application number
JP2000395880A
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English (en)
Inventor
Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の電子撮像カメラ又はフィルムを用いた撮
影機能と撮像素子を用いた撮像機能を搭載するカメラシ
ステムにおいて、同じような露出条件では、フィルム撮
影と同等な背景のぼけを作り出すことができなかった。 【解決手段】本発明は、電子撮像の機能とフィルム撮影
の機能とを併せ持つカメラであって、電子カメラの撮影
レンズ15の遠点をフィルムカメラの撮影レンズ7の合
焦位置の近傍とするように前ピン側にシフトさせる被写
体距離を補正するテーブルが不揮発性メモリに記憶され
ており、測距された被写体距離が、焦点距離及び絞り値
に基づく過焦点距離以下の場合に、テーブルに従って、
電子撮像部の撮影レンズの焦点距離を前ピン側にシフト
させて、フイルムカメラと同様に背景がボケた写真が得
られるカメラシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子撮像の機能と
フィルム撮影の機能とを併せ持つカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CCDイメージセンサ、CMO
Sイメージセンサ等の撮像素子を搭載した電子カメラが
実用化されている。この電子カメラに用いられるイメー
ジセンサのサイズは、一般に、1/2インチ、1/3イ
ンチ、1/4インチなどが多く、受光面の面積は、通常
のフィルムカメラ(35mmフィルムを利用するカメ
ラ)に利用されるフィルムの駒の面積に比べて非常に小
さい。
【0003】このため、フィルムカメラと同じ画角に撮
影するために必要な電子カメラの撮影レンズの焦点距離
は短かくなっている。例えば、35mmフィルムにおけ
る焦点距離50(mm)の撮影レンズは、1/2インチ
の撮影素子に換算すると焦点距離9.3(mm)の撮影
レンズとなる。また、35mmフィルムの対角は、43
(mm)、1/2サイズの対角は8(mm)である。
【0004】つまり、50×8/43=9.3となる。
従って、焦点距離が短かいため、被写界深度が大きくな
る。このように画角は、35mmカメラと一致しており
撮影される領域は同じであるが、35mmカメラで発生
する被写体像の背景のボケは、電子カメラにはほとんど
発生しない。しかし、35mmフィルムの駒と同じサイ
ズの撮像素子を利用した電子カメラであれば、フィルム
カメラと同様な背景のボケを作ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した様な35mm
フィルムの駒と同じサイズの撮像素子を搭載した電子カ
メラはコスト的に高くなるため、カメラが非常に高価と
なってしまい、一般のユーザが購入することはむずかし
い。
【0006】また近年、フィルムを用いた撮影機能と撮
像素子を用いた撮像機能を搭載するカメラシステム(以
下ハイブリッドカメラと呼ぶ)が提案されている。通
常、フィルムカメラは、フィルムの現像と焼き付けを行
わないと、撮影した画像を見ることができないという欠
点がある。これに対して、ハイブリッドカメラは、撮像
素子で撮影した画像をカメラ本体に設けられた液晶モニ
タに表示して撮影直後でも確認することができるという
特徴がある。他にも、カメラに記憶された画像データを
パーソナルコンピュータへ読み出して、モニタに表示さ
せたり、プリンタで印刷させることなどができる。
【0007】このようなカメラシステムに搭載する撮像
素子は、カメラ本体のサイズからみると、1/2イン
チ、1/3インチ、1/4インチ等の小型サイズのもの
となる。従って前述したようなフィルムカメラのように
被写体の背景を暈かした画像を撮れないという問題が発
生する。
【0008】しかし、ハイブリッドカメラにおいて、フ
ィルムによる撮影に先だって、撮像素子で撮影した画像
で確認しようとする場合や、撮影した画像の状態を確認
する場合には、フィルム画像と電子画像の2つの画像が
一致していることが望ましい。即ち、小型の撮像素子を
利用したカメラシステムにおいてもフィルムカメラと同
様の背景がボケた画像を撮影できる手段が必要である。
【0009】そこで本発明は、電子撮像の機能とフィル
ム撮影の機能とを併せ持つカメラであって、電子撮像に
おいてもフィルム撮影と同様な被写体の深度効果(背景
のぼけ具合)を得られる画像を撮ることができるカメラ
システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、フィルム面に被写体像を形成する第1の撮
影光学系と、上記被写体像をフィルムへ記録するフィル
ム撮影手段と、撮像素子の撮像面に被写体像を形成する
第2の撮影光学系と、上記撮像素子によって画像データ
を取り込み記憶する電子撮像手段と、上記フィルム撮影
手段と上記電子撮像手段の何れか一方又は双方を動作さ
せる複数の撮影モードの中から所望の撮影モードを選択
する撮影モード選択手段と、被写体までの距離を計測す
るための測距手段とを備えるカメラシステムにおいて、
上記フィルム撮影手段若しくは上記電子撮像手段を単独
で動作させる撮影モードを選択した時は、上記測距手段
が計測した被写体距離に基づき被写体に合焦するように
上記第1若しくは第2の撮影光学系の焦点位置を設定
し、上記フィルム撮影手段及び上記電子撮像手段を同時
に動作させる撮影モードを選択したときは、上記測距手
段が計測した被写体距離に基づき被写体に合焦するよう
に上記第1の撮影光学系の焦点位置を設定し、上記第2
の撮影光学系は該第1の撮影光学系の被写界深度の遠点
と一致する焦点位置に設定することを特徴とするカメラ
システム。
【0011】以上のような構成のカメラシステムは、電
子撮像の機能とフィルム撮影の機能とを併せ持つカメラ
であって、電子撮像手段の遠点をフィルム撮影手段の合
焦位置とするように被写体距離を補正して、フイルムカ
メラと同様に背景がボケた写真が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。まず、実施形態の説明
に先だって、図9を参照して、被写界深度の算出方法に
ついて説明する。
【0013】撮影レンズ41から距離(Dl)の位置に
ある物体面に存在する被写体は、撮影レンズで集光さ
れ、フィルム面(撮像面)に結像される。この時、フィ
ルム面で許容されるボケの程度が許容錯乱円(δ)であ
る。この許容錯乱円によって物体面の前後にピントが合
ったとみることが出来る領域が発生する。これが被写界
深度である。レンズ側の被写界深度aは、前側被写界深
度であり、背景側の被写界深度bは後側被写界深度であ
る。撮影レンズの紙要点距離をf、明るさ(Fナンバ
ー)をFnoとすると、a,bは以下の式で求めることが
出来る。 a=(δ・Fno・Dl)/(f+δ・Fno・Dl) …(1) b=(δ・Fno・Dl)/(f−δ・Fno・Dl) …(2) 被写界深度の近距離側の限界を近点、遠距離側の限界を
遠点と称する。
【0014】次に図10は、近点・遠点を(1)、
(2)式を用いて、計算した例を示している。フイルム
カメラにおいて、撮影レンズの使用をf=50(m
m)、Fno=5.6と仮定する。また、最小錯乱円は一
般的に用いられる値である30(μm)とする。この条
件において、前述した遠点を求めると、図10に示すD
fbの曲線が得られる。近点は、Dfaの曲線となる。例え
ば、3mの距離にある被写体にピントを合わせると、遠
点は※1であり、目盛りを読むと3.7(m)となる。
【0015】一方、近点は※2であり、目盛りを読むと
2.5(m)となる。すなわち3(m)の被写体にピン
トを合わせるとカメラから3.7〜2.5(m)の距離
にある物体がフィルム上でピントが合っているとみるこ
とができる。
【0016】電子カメラにおいて1/2インチの撮像素
子を使用すると仮定する。前述したように、フィルムカ
メラのf=50(mm)の撮影レンズの画角は、1/2
インチ撮像素子においてはf=9.3(mm)の撮影レ
ンズと等しくなる。Fno=2.0、最小錯乱円を10
(μm)として、近点と遠点を算出する。図10におい
て、曲線Ddbは遠点を示し、曲線Ddaは近点を示す。例
えば、3mの被写体にピントを合わせると、遠点は、※
3であり、目盛りを読むと9.8(mm)となる。近点
は、※4であり、目盛りを読むと1.7(m)となる。
即ち、3(m)の被写体にピントを合わせると、カメラ
から9.8〜1.7(m)の距離にある物体が撮像素子
上でピントが合っていることになる。
【0017】フィルムカメラで撮影した画像を電子カメ
ラで撮影した画像は、画角は一致しているが、ピントが
合っている範囲が大きく異なるため、ユーザが2つの画
像に対して思う印象が異なる可能性がある。電子カメラ
の撮影レンズは、焦点距離が短かいので明るいレンズが
得やすい。そこでフィルムカメラの撮影レンズより3段
明るいFno=2.0とした。
【0018】最小錯乱円は以下のようにして決定した。
【0019】サービスサイズの印画紙へ画像データを出
力して見ると仮定する。そして、明視の距離(25c
m)から印画紙を観察するものとする。この時、印画紙
上の0.2(mm)まで目で分解できるものとする。印
画紙の対角線の長さを160(mm)とする。撮像素子
は、1/2インチサイズなので対角線は8(mm)であ
る。従って、 δ=0.2(mm)×8/160=10(μm) となる。
【0020】最小錯乱円の値によって遠点、近点の曲線
は大きく変化する。ここで示したδ=10μmは、あく
までも仮の値である。画素数の少ない撮像素子の場合
は、画素のピッチが粗くて、10μmの値自体が意味を
なさない場合もある。画像の確認方法として、サービス
サイズへのプリント0UTを想定した。しかし、確認方
法も種々の方法が考えられ、例えば、電子カメラに備え
られるLCDモニタや、パソコンのCRTモニタで確認
してもよい。従って、最小錯乱円を一義的に決定するこ
とはむずかしい。
【0021】ここで、フイルムカメラと同等の被写界深
度に電子カメラも設定する方法について考え得る。電子
カメラの撮影レンズを明るいタイプにかえることも考え
られるが、すでにFno=2であり、これ以上明るいレン
ズを採用することはむずかしい。他に、電子カメラの撮
影レンズの位置を移動させてフィルムカメラの被写界深
度に合わせる方法がある。
【0022】図10に示す※1の遠点と同じ値になる曲
線Ddb上のポイントは、※5である。この時の被写体距
離を目盛りから読むと2(m)である。電子カメラの撮
影レンズを2(m)の距離の被写体にピントが合うよう
に設定すると、その遠点は3.7(m)であり、近点の
※6は1.4(m)である。即ち、フィルムカメラにお
いて、3(m)の被写体にピントを合わせると、3.7
〜2.5(m)の範囲でピントが合い、電子カメラにお
いて2(m)の被写体にピントを合わせると3.7〜
1.4(m)の範囲でピントが合うことになる。
【0023】つまり電子カメラを2(m)にピントを合
わせれば、フィルムカメラと同等の背景のボケ具合が得
られることになる。電子カメラ側の近点(※6)はフィ
ルムカメラの近点(※2)より小さくなっている。しか
し、主要被写体の手前(近距離側)に被写体が存在する
ことは少ない。従って、近点が変化したことにより画像
の見た目の印象が大きく変化することはない。以上述べ
たことにより、電子カメラの撮影レンズの遠点をフィル
ムカメラの撮影レンズの合焦位置の近傍とするように前
ピン側にシフトさせることにより、フイルムカメラと同
様に背景がボケた写真が得られることが判明する。
【0024】次に図1には、本発明による第1の実施形
態に係るカメラシステムの構成例を示し説明する。
【0025】この本実施形態は、大別すると、フィルム
に対して露光動作を行うフィルム撮影部1と、撮像素子
19により撮像する電子撮像部2と、ファインダ光学系
3と、これらを構成する構成部位全体の制御及びフィル
ム11ヘの露光制御を行うシステムコントローラ(CP
U)4により構成されるハイブリッドカメラである。
【0026】このフィルム撮影部1は、被写体輝度を測
定するための測光部5と、カメラと被写体の距離を測定
する測距部6と、被写体像をフィルムへ形成する撮影レ
ンズ(以下、fレンズ)7と、fレンズ7の位置を移動
させるfレンズ駆動部8と、任意のfレンズ7の絞り値
を設定ための絞り9を制御する絞り駆動部10と、指示
されたフィルム11の露光時間に基づきシャッタ機構1
2を開口するシャッタ駆動部13と、フィルム11の給
送(巻上げ、巻き戻し)を行うフィルム駆動部14とで
構成される。
【0027】また、ファインダ光学系3は、対物レンズ
(以下、dレンズ)15と、正立光学系16と、ハーフ
ミラー17と、接眼レンズ18と、dレンズ駆動部27
とで構成される。対物レンズ15で結像された被写体像
は、正立光学系16を通過して、ハーフミラー17で、
一方は接眼レンズ18に分岐し、他方は撮像素子19に
分岐する。このように、対物レンズ15は、撮像素子1
9に対する撮影レンズの画像データ記録メディアの役目
も併せ持つ。
【0028】電子撮像部2は、CCDイメージセンサや
CMOSイメージセンサ等からなる撮像素子19と、撮
像素子19を制御して、画像デ−タを取り込むイメージ
センサコントローラ(DSP)20と、画像データを表
示する液晶モニタ21と、画像データ記録メディア22
で構成される。このDSP20は、撮像素子19を駆動
制御して生成された画像データの取り込み、所定のフォ
ーマットへ変換して画像データ記録メディア(フラッシ
ュメモリや小型のハードディスク等)22ヘ格納する。
【0029】さらにCPU3には、システムの制御に必
要な制御パラメータを記憶するEEPROM等で構成さ
れる不揮発性メモリ23と、カメラを操作するために必
要な複数のスイッチが接続されている。このスイッチと
しては、例えば、カメラの電源のオン・オフを行う電源
SW24と、カメラに対して撮影動作を指示するレリー
ズSW25と、撮影モードを選択するための撮影モード
選択SW26等が考えられる。電源SW24は、システ
ムの動作の可否を設定するスイッチであり、オン状態で
カメラシステムは動作可能となる。
【0030】この撮影モード選択SW26は、例えば、
ハイブリッド撮影モード、フィルム撮影モード、電子撮
像モードのいずれかを選択するために操作する。これら
のモードのうち、ハイブリッド撮影モードが設定される
と、リレーズSW25のオンにより、フィルム11への
露光動作と、撮像素子への被写体像の電子撮像動作とが
ほぼ同時に実行される。フィルム撮影モードが設定され
ると、レリーズSW25のオンにより、フィルム11へ
の露光動作のみが実行される。また、電子撮像モードが
設定されると、レリーズSW25の操作によって撮像素
子19による電子撮像動作のみが実行される。
【0031】図2及び図3に示すフローチャートを参照
して、本実施形態のカメラシステムのメインシーケンス
について説明する。
【0032】まず、電源SW24がオンされるに伴い、
カメラシステムが起動し(ステップS1)、CPU4に
内蔵するメモリ部、I/O部及び、周辺回路と、DSP
20の初期設定が行われる(ステップS2)。その後、
撮影モード選択SW26が操作されたか否かを判断する
(ステップS3)。撮影モード選択SW26が操作され
た場合には(YES)、選択された撮影モードに変更す
る(ステップS4)。
【0033】この変更は、CPU4の所定のレジスタへ
記憶され、そのモードの変更動作は図4に示すように、
遷移される。撮影モード選択SW26が一回操作される
毎に3つの撮影モードが、ハイブリッド撮影モード→電
子撮像モード→電子撮像モード→…と1ステップずつ変
化してスクロールする。
【0034】一方、ステップS3で撮影モード選択SW
26が操作されていない場合には(NO)、電源SW2
4がオンされた状態であるか否かを判断する(ステップ
S4)。ここで、電源SW24がオフされていたならば
(NO)、カメラシステムを停止させるために必要な処
理を実行した後(ステップS4)、CPU4は停止す
る。しかし、オンされた状態であれば(YES)、レリ
ーズSW25がオンされたか否かを判断する(ステップ
S6)。この判断で、レリーズSW25がオンされたな
らば(YES)、レジスタから設定されている撮影モー
ドを読出しどの撮影モードが設定されているか判断する
(ステップS7)。
【0035】ここで、ハイブリッド撮影モードが設定さ
れていた場合に、まず、CPU4は、測光部5を制御し
て被写体の輝度を検出し(ステップS8)、続いて、測
距部6を制御してカメラと被写体の距離を測定する(ス
テップS9)。そして、ステップS8で得られた被写体
輝度情報と、フィルム装填時に読み込んだフィルムの感
度に基づき、フィルムの露出条件(絞り9の設定値、シ
ャッタ速度等)を決定する(ステップS10)。
【0036】次に、被写体輝度、撮像素子19の感度及
びdレンズ15の明るさ(Fナンバ)を考慮して、撮像
素子19の露出時間(電子シャタの速度)を決定し、そ
の値は、DSP20ヘ送信される(ステップS11)。
その後、fレンズ駆動部8を制御して、ステップS9の
測距動作で得られた被写体の距離にピントが合うように
fレンズ7の焦点位置を設定する(ステップS12)。
そして、fレンズ7の焦点距離と露出動作時の絞りの値
から過焦点距離を求める(ステップS13)。
【0037】そして、ステップS9で求めた被写体距離
が過焦点距離以上であるか否かを比較して判断する(ス
テップS14)。この判断で、被写体距離が過焦点距離
より大きい時は(YES)、後述する位置補正が必要な
いため、次のステップS16に移行する。一方、小さい
場合には(NO)、dレンズ焦点位置の補正値を求める
(ステップS15)。
【0038】この補正値について説明する。ハイブリッ
ド撮影モードでは、フィルム11に露光される画像と撮
像素子19が取り込んだ画像の2つを得る。これらの画
像は、画角のみならず被写界深度も一致していれば、さ
ら良いことは既に述べている。そこで、このステップで
は、上記(2)式、fレンズ7の焦点距離、絞り9の
値、及び被写体距離から遠点を求める。dレンズ15を
どの距離をどの位置に設定すると、dレンズ15の遠点
とfレンズ7の遠点が一致するか(2)式を利用して求
める。2つの遠点を一致させるために、dレンズ15を
設定すべき被写体の距離が補正値である。なお、この補
正値は、予め計算しておいて不揮発性メモリ23ヘ格納
しておいてもよい。ここでは、説明を簡略化するため
に、fレンズ7とdレンズ15は、図10で説明したよ
うな同じ特性を有しているものとする。
【0039】図5は、不揮発性メモリ23等ヘ格納する
場合に用いる、被写体距離と補正値の例を示したテーブ
ルの一例である。
【0040】この例では、被写体距離が2.5(m)で
あれば、補正された被写体距離は1.76(m)とな
る。即ち、電子撮像動作では、1.76(m)の距離に
被写体が存在すると仮定して、dレンズ15の位置を設
定すればよい。fレンズ7は、被写体の輝度に応じて絞
り9の値が変化する。但し、図4に示すテーブルは、絞
り値(Fno=5.6)のみを表し、焦点距離(f=5
0)も固定している例である。しかし、ズームレンズを
用いた場合には、焦点距離も変化する。従って、絞り9
と焦点距離の変化に対応したテーブルを別途作成してお
く必要がある。補正値は最小錯乱円の設定値によって大
きく変化する。上記(2)式に基づいて、計算する方法
を採用する場合であっても最小錯乱円は、不揮発性メモ
リ23にパラメータとして記憶しておくことが望まし
い。
【0041】ここで、前述した過焦点距離に関して説明
する。過焦点距離Hは、次の式で求めることができる。 H=f2 /(δ・Fno) …(3) 尚、fは撮影レンズの焦点距離、Fnoはレンズの明る
さ、δは最小錯乱円である。
【0042】この(3)式で求めた距離にfレンズ7の
ピントを合わせると、H/2の距離から無限の距離の被
写体までフィルム11上では実質的にはピントが合って
見える。この距離の被写体を撮影した時、被写体の背景
にボケは発生しない。例をあげると、例えば、f=50
(mm)、Fno=5.6、δ=30(μm)におけるか
焦点距離Hは、14.8(m)になる。この14.8
(m)にピントが合うようにfレンズ7の位置を設定す
ると、∞〜7.4(m)離れた位置に存在する被写体に
ピントが合って見えることになる。背景にボケがないな
らば、ステップS15の補正処埋が必要ない。
【0043】次に、図2、図3のフローチャートに戻っ
て説明する。次にCPU4は、測距により求めた被写体
距離若しくは、補正された被写体距離に基づき、dレン
ズ駆動部27を駆動制御し(ステップS16)、DSP
20へ撮像動作を行うように指示する。この指示を受け
たDSP20は、撮像素子19を制御して画像データを
取り込み、記録メディア22へ記憶すると共に、画像を
液晶モニタ21ヘ表示する(ステップS17)。次にC
PU4は、ステップS10で決定した露光条件に基づ
き、絞り駆動部10とシャッタ駆動部13を制御してフ
ィルム11ヘ画像を露光する(ステップS18)。この
露光した後、フィルム駆動部14を駆動させてフィルム
11を一駒分巻上げ(ステップS19)、上記ステップ
S2へ戻る。
【0044】また、上記ステップS7において、フィル
ム撮影モードが選択されている場合、まず、CPU4は
測光部5を制御して、被写体の輝度を測定し(ステップ
S20)、測距部6を制御してカメラと被写体の距離を
測定する(ステップS21)。得られた被写体輝度情報
とフィルム装填時に検出されたフィルム感度を考慮し
て、フィルムの露出条件(絞り9の設定値、シャッタ速
度)を決定する(ステップS22)。続いて、fレンズ
駆動部8を駆動させて、測定された被写体距離にピント
が合う位置へfレンズ7を移動させる焦点調整を行う
(ステップS23)。
【0045】そして、ステップS22で決定した露光条
件に基づき、絞り駆動部10とシャッタ駆動部13をそ
れぞれ駆動させてフィルム11ヘ画像を露光させる(ス
テップS24)。その後、フィルム駆動部14によりフ
ィルムを一駒分巻上げ(ステップS25)、上記ステッ
プS2へ戻る。
【0046】また、上記ステップS7において、電子撮
像モードが選択されている場合、まずCPU4は、測光
部5を制御して、被写体の輝度を測定し(ステップS2
6)、続いて、測距部6を制御してカメラと被写体の距
離を測定する(ステップS27)。得られた被写体輝
度、撮像素子19の感度、dレンズ15の明るさ(Fナ
ンバー)を考慮して撮像素子19の露出時間(電子シャ
タの速度)を決定する(ステップS28)。そして、こ
の値はDSP20へ送信される。次に、ステップS27
で得られた被写体距離に基づき、dレンズ駆動部27を
駆動させて焦点調整を行う(ステップS29)。
【0047】次に、CPU4はDSP20へ撮像動作を
指示する。この指令を受けたDSP20は、撮像素子1
9を制御して画像データを取り込み、記録メディア22
へ記憶すると共に、画像を液晶モニタ21へ表示する
(ステップS30)。その後、上記ステップS2へ戻
る。
【0048】次に、本発明のカメラシステムに係る第2
の実施形態について説明する。図6には、前述した撮像
素子19を利用して電子撮像動作のみが可能なシステム
に適用した構成例を示し説明する。
【0049】このカメラシステムは、システム全体の制
御を行うシステムコントローラ(CPU)31と、被写
体輝度を測定するための測光部32と、カメラと被写体
の距離を測定するための測距部33と、システムの制御
に必要な制御パラメータが記憶されているEEPROM
等で構成される不揮発性メモリ34と、ファィンダ光学
系35と、電子撮像部36と、後述するファィンダ光学
系35の対物レンズ38を移動させるレンズ駆動部37
と、各種スイッチとで構成される。
【0050】ファィンダ光学系35は、対物レンズ(以
下、撮影レンズ)38、正立光学系39、ハーフミラー
40及び接眼レンズ41により構成されている。この対
物レンズ38は、撮像素子19の撮影レンズの役目も併
せ持ち、この対物レンズ38により形成された被写体像
は、ハーフミラー40によって分岐され、一方は接眼レ
ンズ41側へ導かれ、他方は撮像素子19上へ導かれ
る。
【0051】また、電子撮像部36は、撮像素子19
と、CPU31の指令に基づき、撮像素子19による電
子撮像動作を実行させるイメージセンサコントローラ
(DSP)42と、DSP42により所定のフォーマッ
トヘ変換された画像データを記録する画像データ記録メ
ディア(フラッシュメモリや小型のハードディスク等)
43と、画像データを表示する液晶モニタ44とで構成
される。
【0052】さらに、CPU31にはカメラを操作する
ための各種スイッチが接続されており、例えば、カメラ
に対して撮影動作を指示するためのレリーズSW45、
エンハンスト(enhanced)撮影モード、ノーマ
ル撮影モードのいずれかを選択するために操作される撮
影モード選択SW46と、オンによりカメラシステムの
動作を可能状態にする電源SW47とが設けられてい
る。
【0053】このような構成において、撮影レンズ38
の位置は、CPU31によりレンズ駆動部37を制御す
ることで任意の位置に移動して焦点調整を行う。
【0054】撮影モード選択SW46によりノーマル撮
影モードが選択されていた場合、測定した被写体距離に
対して忠実に撮影レンズ38の位置を設定し撮影動作を
行う。撮像素子19の受光面のサイズが小さいと、撮影
レンズ38の焦点距離も短くなる。そして、フィルムカ
メラに比べ被写界深度が大きくなり、主要被写体の後の
背景は、ボケることなく画像として記録される。
【0055】しかし、ポートレート撮影(人物撮影)に
おいては、背景のボケが発生しないことは、あまり好ま
しくはなく、一般的に主要被写体以外は画像として見え
ない(ボケている)構図の方が、主題が明確な写真とな
り好まれている。このため、本実施形態では、被写界深
度が深くボケが発生しずらい撮影レンズに対して、ボケ
を強調(enhanced)するためのエンハンスト撮
影モードを設けている。このエンハンスト撮影モードで
は、フィルムカメラにおける、ある撮影レンズを仮定す
る(以下、仮想レンズと称する)。この仮想レンズの遠
点に一致する様に撮影レンズ38が制御される。遠点を
制御することで、背景のボケを制御できることは図10
において説明しているため、ここでの説明は省略する。
【0056】図7にフローチャートを参照して、第2の
実施形態のカメラシステムのメインシーケンスについて
説明する。
【0057】まず、電源SW47がオンされるに伴い、
カメラシステムが起動し(ステップS41)、CPU3
1に内蔵するメモリ部、I/O部及び、周辺回路と、D
SP42の初期設定が行われる(ステップS42)。そ
の後、撮影モード選択SW46が操作されたか否かを判
断する(ステップS43)。撮影モード選択SW46が
操作された場合には(YES)、選択された撮影モード
に変更する(ステップS4)。
【0058】この変更は、CPU4の所定のレジスタへ
記憶され、そのモードの変更動作は図8に示すように遷
移される。撮影モード選択SW46が一回操作される毎
に2つの撮影モードが、ノーマル撮影モード→エンハン
スト撮影モード→ノーマル撮影モード→…と交互に変化
する。
【0059】一方、ステップS43で撮影モード選択S
W46が操作されていない場合には(NO)、電源SW
47の操作によりオンされているか否かを判断する(ス
テップS44)。ここで、電源SW47がオフされてい
たならば(NO)、カメラシステムを停止させるために
必要な処理を実行した後(ステップS45)、CPU3
1は停止する。しかし、オンされた状態であれば(YE
S)、レリーズSW45がオンされたか否かを判断する
(ステップS46)。この判断で、レリーズSW45が
オンされたならば(YES)、レジスタから設定されて
いる撮影モードを読出し、どの撮影モードが設定されて
いるか判断する(ステップS47)。
【0060】この判断でエンハンスト撮影モードが設定
されていた場合には、まず、CPU31は測光部32を
制御して被写体の輝度を測定し(ステップS48)、つ
いで、測距部33を制御してカメラと被写体の距離を測
定する(ステップS49)。次に、上記ステップS48
で得られた被写体輝度、撮像素子19の感度、撮影レン
ズ38の明るさ(Fナンバー)を考慮して撮像素子19
における露出時間(電子シャタの速度)を決定して、こ
の値は、DSP42へ送信される(ステップS50)。
【0061】そして、前述した仮想レンズの過焦点距離
を(3)式を用いて算出する(ステップS51)。例え
ば、仮想レンズをf=50(mm)、Fno=5.6と仮
定すると、既に求めたように過焦点距離Hは14.8
(m)となる。
【0062】次に、ステップ49で測定した被写体距離
がこの過焦点距離以上であるか比較して判断する(ステ
ップS52)。この判断で、被写体距離が過焦点距離よ
り大きい時は(YES)、撮影レンズ38の位置を移動
させて調整してもボケを誇張することに意味が無いた
め、次のステップS54へジャンプする。一方、過焦点
距離より被写体距離が短いときは(NO)、前述した第
1の実施形態における撮影(f)レンズを本実施形態の
仮想レンズに置き換え、第1の実施形態における対物
(d)レンズ15を本実施形態の撮影レンズ38と置き
かえると、図4に示した補正値テーブルがそのまま利用
できる。
【0063】例えば、被写体距離が2.5(m)とする
と、撮影レンズ38は1.76(m)の被写体距離に対
してピントが合うように撮影レンズ38の位置(補正さ
れた被写体距離)を算出する(ステップS53)。この
補正値算出によれば、f=9.3(mm)、Fno=2.
0の撮影レンズであった場合、フィルムカメラにおける
f=50(mm)、Fno=5.6のレンズと同様のボケ
が発生する。尚、この補正値は、前述した(2)式から
求めてもよいし、仮想レンズのテーブルを複数設けて、
撮影モード選択SW46で選択できるような仕様にすれ
ば、さらに興味深くなる。勿論、カメラユーザが仮想レ
ンズの仕様を自分で設定できるテーブルをオプションと
して搭載することも可能である。
【0064】次に、上記ステップS49で得られた被写
体距離若しくは、上記ステップS53で決定した補正さ
れた被写体距離に基づき、レンズ駆動部37を駆動させ
て撮影レンズの位置調整を行う(ステップS54)。次
に、DSP42へ撮像素子19による撮像動作を行うよ
うに指示する(ステップS55)。この指示を受けたD
SP42は、撮像素子19により取り込まれた画像デー
タを画像データ記録メディア43へ記憶させると共に、
その画像を液晶モニタ44ヘ表示させる(ステップS5
6)、そしてステップS42へ戻る。
【0065】また、ステップS47の判断でノーマル撮
影モードが設定されていた場合には、まず、CPU31
は測光部32を制御して被写体の輝度を測定し(ステッ
プS57)、ついで、測距部33を制御してカメラと被
写体の距離を測定する(ステップS58)。次に、上記
ステップS57で得られた被写体輝度、撮像素子19の
感度、撮影レンズ38の明るさ(Fナンバー)を考慮し
て、撮像素子19の露出時間(電子シャタの速度)を決
定し、この値はDSP42へ送信される(ステップS5
9)。そして、ステップS58で測定した被写体距離に
基づいて、レンズ駆動部37を駆動させて、撮影レンズ
38を指定された位置に移動させて焦点調整を行う(ス
テップS60)。次に、CPU31は、DSP42へ撮
像素子19を駆動させて撮像動作を行うように指示する
(ステップS61)。そして上記ステップs56に移行
して、撮像素子19により取り込まれた画像データを画
像データ記録メディア43へ記録すると共に、画像を液
晶モニタ44ヘ表示して、ステップS42ヘ戻り、再度
シーケンスを繰り返し行なう。
【0066】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0067】(1)フィルム撮影の機能と電子撮像の機
能とを併せ持つカメラであって、フィルム撮影を行う撮
影レンズを有するフィルム光学系と、電子撮像を行うた
めの撮像レンズとイメージセンサを有する電子撮像光学
系と、被写体までの距離を計測するための測距手段と、
上記撮像レンズの遠点を上記撮影レンズの合焦位置の近
傍とするように前ピン側にシフトさせて被写体距離を補
正するためのテーブルと、を具備し、上記測距手段に測
距された被写体距離が、上記撮影レンズの焦点距離及び
絞り値に基づく過焦点距離以下の場合に、上記テーブル
に従って電子撮像光学系の撮像レンズの焦点距離を前ピ
ン側にシフトさせて、深度を浅く設定することを特徴と
するカメラシステム。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
子撮像の機能とフィルム撮影の機能とを併せ持つカメラ
であって、電子撮像においてもフィルム撮影と同様な被
写体の背景をぼかした画像を撮ることができるカメラシ
ステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態に係るカメラシス
テムの構成例を示す図である。
【図2】第1の実施形態のカメラシステムのメインシー
ケンスについて説明するためのフローチャートの前半部
分である。
【図3】第1の実施形態のカメラシステムのメインシー
ケンスについて説明するためのフローチャートの後半部
分である。
【図4】第1の実施形態のカメラシステムのモード変更
動作について説明するための図である。
【図5】被写体距離と補正値の例を示したテーブルの一
例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るカメラシステム
の構成例を示す図である。
【図7】第2の実施形態のカメラシステムのメインシー
ケンスについて説明するためのフローチャートである。
【図8】第2の実施形態のカメラシステムのモード変更
動作について説明するための図である。
【図9】被写界深度の算出方法について説明するための
概念的な位置関係を示す図である。
【図10】被写体距離に対する近点及び遠点の関係を説
明するための図である。
【符号の説明】
1…フィルム撮影部 2…電子撮像部 3…ファインダ光学系 4…システムコントローラ(CPU) 5…測光部 6…測距部 7…撮影レンズ(fレンズ) 8…fレンズ駆動部 9…絞り 10…絞り駆動部 11…フィルム 12…シャッタ機構 13…シャッタ駆動部 14…フィルム駆動部 15…対物レンズ(dレンズ) 16…正立光学系 17…ハーフミラー 18…接眼レンズ 19…撮像素子 20…イメージセンサコントローラ(DSP) 21…液晶モニタ 22…画像データ記録メディア 23…不揮発性メモリ 24…電源SW 25…レリーズSW 26…撮影モード選択SW 27…dレンズ駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 G02B 7/11 N // H04N 101:00 G03B 3/00 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム面に被写体像を形成する第1の
    撮影光学系と、 上記被写体像をフィルムへ記録するフィルム撮影手段
    と、 撮像素子の撮像面に被写体像を形成する第2の撮影光学
    系と、 上記撮像素子によって画像データを取り込み記憶する電
    子撮像手段と、 上記フィルム撮影手段と上記電子撮像手段の何れか一方
    又は双方を動作させる複数の撮影モードの中から所望の
    撮影モードを選択する撮影モード選択手段と、 被写体までの距離を計測するための測距手段と、 を具備するカメラシステムにおいて、 上記フィルム撮影手段若しくは上記電子撮像手段を単独
    で動作させる撮影モードを選択した時は、上記測距手段
    が計測した被写体距離に基づき被写体に合焦するように
    上記第1若しくは第2の撮影光学系の焦点位置を設定
    し、 上記フィルム撮影手段及び上記電子撮像手段を同時に動
    作させる撮影モードを選択したときは、上記測距手段が
    計測した被写体距離に基づき被写体に合焦するように上
    記第1の撮影光学系の焦点位置を設定し、上記第2の撮
    影光学系は該第1の撮影光学系の被写界深度の遠点と一
    致する焦点位置に設定することを特徴とするカメラシス
    テム。
  2. 【請求項2】 撮像素子を利用して被写体像に関する画
    像データを取り込み記憶する電子撮像手段と、 上記撮像素子の撮像面に被写体像を形成する撮影光学系
    と、 被写体の距離を計測するための測距手段と、 上記測距手段が計測した被写体距離に基づき被写体に合
    焦するように上記撮影光学系の焦点位置を設定する第1
    のモードと、上記測距手段が計測した被写体距離と仮想
    の撮影光学系の被写界深度の遠点に基づき光学系の焦点
    位置を設定する第2のモードと、を備える動作制御手段
    とを具備することを特徴とするカメラシステム。
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