JP2002196219A - 光学ミラー防振構造、光学ミラー走査装置及び画像読取装置 - Google Patents
光学ミラー防振構造、光学ミラー走査装置及び画像読取装置Info
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- JP2002196219A JP2002196219A JP2000398605A JP2000398605A JP2002196219A JP 2002196219 A JP2002196219 A JP 2002196219A JP 2000398605 A JP2000398605 A JP 2000398605A JP 2000398605 A JP2000398605 A JP 2000398605A JP 2002196219 A JP2002196219 A JP 2002196219A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を減らし工数の低減を実現しなが
ら、接着剥がれの問題を起こさずに、ミラーの振動を抑
えなおかつ、その面精度の低下を防止することのできる
光学ミラーの防振構造を提供する。 【解決手段】 移動する走査系上の光学ミラー防振構造
に関する。光学ミラー1の両端を移動体上に支持する1
対のブラケット3と、光学ミラー1の裏面1bに配置し
た振動抑制する補強部材2と、補強部材2と1対のブラ
ケット3との間に配設され、補強部材2を光学ミラー1
の裏面1bに圧接保持する一体の弾性を有する押さえ部
材4とを備えている。
ら、接着剥がれの問題を起こさずに、ミラーの振動を抑
えなおかつ、その面精度の低下を防止することのできる
光学ミラーの防振構造を提供する。 【解決手段】 移動する走査系上の光学ミラー防振構造
に関する。光学ミラー1の両端を移動体上に支持する1
対のブラケット3と、光学ミラー1の裏面1bに配置し
た振動抑制する補強部材2と、補強部材2と1対のブラ
ケット3との間に配設され、補強部材2を光学ミラー1
の裏面1bに圧接保持する一体の弾性を有する押さえ部
材4とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体上の光学ミ
ラー防振構造、この光学ミラー防振構造を備えた光学ミ
ラー走査装置及びこの光学ミラー走査装置を備えた画像
読取装置に関し、特に複写機、ファクシミリ、スキャナ
等に設けられている画像読取装置に備えるものである。
ラー防振構造、この光学ミラー防振構造を備えた光学ミ
ラー走査装置及びこの光学ミラー走査装置を備えた画像
読取装置に関し、特に複写機、ファクシミリ、スキャナ
等に設けられている画像読取装置に備えるものである。
【0002】
【従来の技術】図6は画像読取装置の概略構成を示す図
である。この画像読取装置は、原稿を載置するコンタク
トガラス32と、コンタクトガラス32が上部に設けら
れた筐体31とを備えている。
である。この画像読取装置は、原稿を載置するコンタク
トガラス32と、コンタクトガラス32が上部に設けら
れた筐体31とを備えている。
【0003】前記筐体31の内部には、ランプ34及び
第1光学ミラー1Aを有する第1走査系である第1キャ
リッジ10と、第2光学ミラー1B及び第3光学ミラー
1Cをブラケット3に固定した第2走査系である第2キ
ャリッジ20と、結像レンズ35と、受光素子36とが
設けられている。
第1光学ミラー1Aを有する第1走査系である第1キャ
リッジ10と、第2光学ミラー1B及び第3光学ミラー
1Cをブラケット3に固定した第2走査系である第2キ
ャリッジ20と、結像レンズ35と、受光素子36とが
設けられている。
【0004】前記画像読取装置が原稿を読み取る際、第
1キャリッジ10及び第2キャリッジ20はそれぞれ図
6中の矢印方向に移動する。このとき、これらを動かす
ステッピングモータの発生する振動が第2光学ミラー1
B及び第3ミラー1Cに伝わり、画像の劣化の原因とな
っている。そこで、従来、制振効果を得ることができる
光学ミラー走査装置として、特開平8−106129号
が知られている。
1キャリッジ10及び第2キャリッジ20はそれぞれ図
6中の矢印方向に移動する。このとき、これらを動かす
ステッピングモータの発生する振動が第2光学ミラー1
B及び第3ミラー1Cに伝わり、画像の劣化の原因とな
っている。そこで、従来、制振効果を得ることができる
光学ミラー走査装置として、特開平8−106129号
が知られている。
【0005】図7はこの従来の光学ミラーの防振構造を
示す図である。図7に示すように、粘着剤2aを介して
光学ミラー1の長手方向に沿った裏面側に補強部材2を
接着し、光学ミラー1の剛性を増加させ、共振周波数を
高め、振動共振点をずらして、光学ミラー1の振動をな
くしている。
示す図である。図7に示すように、粘着剤2aを介して
光学ミラー1の長手方向に沿った裏面側に補強部材2を
接着し、光学ミラー1の剛性を増加させ、共振周波数を
高め、振動共振点をずらして、光学ミラー1の振動をな
くしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光学ミラーの防振構造では、補強部材2と光学ミラー1
とを接着する伸縮性を有する粘着材2aが周囲の温度変
化に伴い、光学ミラー1及び補強部材2の熱膨張率の違
いにより、光学ミラー1と補強部材2との間にズレを生
じさせ接着剥がれを起こすことがあった。さらに、粘着
材2aの厚みの不均一さや、場所による接着力のバラツ
キにより、粘着材2aの厚み方向に不均一な力が加わ
り、光学ミラー1の表面の面精度が狂ってしまうことが
ある。
光学ミラーの防振構造では、補強部材2と光学ミラー1
とを接着する伸縮性を有する粘着材2aが周囲の温度変
化に伴い、光学ミラー1及び補強部材2の熱膨張率の違
いにより、光学ミラー1と補強部材2との間にズレを生
じさせ接着剥がれを起こすことがあった。さらに、粘着
材2aの厚みの不均一さや、場所による接着力のバラツ
キにより、粘着材2aの厚み方向に不均一な力が加わ
り、光学ミラー1の表面の面精度が狂ってしまうことが
ある。
【0007】図9は面精度と温度との関係を示す図であ
る。図9の細線に示すように、温度変化による光学ミラ
ー1の面精度変化は、熱膨張率が光学ミラー1及び補強
部材2とは異なる粘着材2aが介在する従来品では低温
時と高温時に面精度への影響を起こしている。
る。図9の細線に示すように、温度変化による光学ミラ
ー1の面精度変化は、熱膨張率が光学ミラー1及び補強
部材2とは異なる粘着材2aが介在する従来品では低温
時と高温時に面精度への影響を起こしている。
【0008】この光学ミラー1の表面の面精度とは、正
確さとその形状の精密さとを含めたものと定義される。
即ち、原稿と受光素子との間において、光路を変更させ
所定の位置に原稿情報を正確に反射伝達する機能を持つ
ている。したがって、面精度が低いと錯乱光が発生し、
所定位置に原稿像を伝達しないという問題がある。また
従来の如く接着工程を行う場合には、加工工数が増加す
るとともに、作業の時に反射面を傷める原因にもなって
いる。
確さとその形状の精密さとを含めたものと定義される。
即ち、原稿と受光素子との間において、光路を変更させ
所定の位置に原稿情報を正確に反射伝達する機能を持つ
ている。したがって、面精度が低いと錯乱光が発生し、
所定位置に原稿像を伝達しないという問題がある。また
従来の如く接着工程を行う場合には、加工工数が増加す
るとともに、作業の時に反射面を傷める原因にもなって
いる。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
するため、部品点数を減らし工数の低減を実現しなが
ら、接着剥がれの問題を起こさずに、光学ミラーの振動
を抑えなおかつ、その面精度の低下を防止することので
きる光学ミラーの防振構造、光学ミラー走査装置及び画
像読取装置を提供することにある。
するため、部品点数を減らし工数の低減を実現しなが
ら、接着剥がれの問題を起こさずに、光学ミラーの振動
を抑えなおかつ、その面精度の低下を防止することので
きる光学ミラーの防振構造、光学ミラー走査装置及び画
像読取装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、移動体上の光学ミラー防振構造に
おいて、前記ミラーの両端を移動体上に支持する1対の
支持部材と、前記ミラーの裏面に配置した振動抑制部材
と、該振動抑制部材と前記1対の支持部材との間に配設
され、前記振動抑制部材を前記ミラーの裏面に圧接保持
する一体の弾性部材とを備えていることを特徴とする光
学ミラー防振構造である。この構成では、一体の弾性部
材を用いているので部品点数を減らし工数の低減を実現
することができ、さらに振動抑制部材を弾性力で支持で
きるので、接着剤及び粘着剤を用いる必要が無く、接着
剥がれの問題を起こすことがなく、その上光学ミラーの
振動を抑えることができ、なおかつ、その面精度の低下
を防止することのできる光学ミラーの防振構造を提供す
ることができる。
に請求項1の発明は、移動体上の光学ミラー防振構造に
おいて、前記ミラーの両端を移動体上に支持する1対の
支持部材と、前記ミラーの裏面に配置した振動抑制部材
と、該振動抑制部材と前記1対の支持部材との間に配設
され、前記振動抑制部材を前記ミラーの裏面に圧接保持
する一体の弾性部材とを備えていることを特徴とする光
学ミラー防振構造である。この構成では、一体の弾性部
材を用いているので部品点数を減らし工数の低減を実現
することができ、さらに振動抑制部材を弾性力で支持で
きるので、接着剤及び粘着剤を用いる必要が無く、接着
剥がれの問題を起こすことがなく、その上光学ミラーの
振動を抑えることができ、なおかつ、その面精度の低下
を防止することのできる光学ミラーの防振構造を提供す
ることができる。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の光学ミラー防振構造において、前記弾性部材は、その
中央部分に振動抑制部材を圧接して保持する保持部を有
するとともに、該保持部の両側に押圧力調整用の曲げ部
を有することを特徴としている。この構成では、弾性部
材の中央部分の保持部で振動抑制部材を圧接することが
できるとともに、曲げ部により押圧力を調整することが
できる。
の光学ミラー防振構造において、前記弾性部材は、その
中央部分に振動抑制部材を圧接して保持する保持部を有
するとともに、該保持部の両側に押圧力調整用の曲げ部
を有することを特徴としている。この構成では、弾性部
材の中央部分の保持部で振動抑制部材を圧接することが
できるとともに、曲げ部により押圧力を調整することが
できる。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
に記載の光学ミラー防振構造において、前記弾性部材
は、その両端部をそれぞれ折り返した折り曲げ部を備
え、該折り曲げ部の重畳する一方の面が前記支持部材に
当接され、他方の面が前記ミラーの裏面又は補強部材に
当接されていることを特徴としている。この構成では、
折り曲げ部の弾性力により光学ミラーを支持部材に保持
することができる。
に記載の光学ミラー防振構造において、前記弾性部材
は、その両端部をそれぞれ折り返した折り曲げ部を備
え、該折り曲げ部の重畳する一方の面が前記支持部材に
当接され、他方の面が前記ミラーの裏面又は補強部材に
当接されていることを特徴としている。この構成では、
折り曲げ部の弾性力により光学ミラーを支持部材に保持
することができる。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項1〜3の
何れかに記載の光学ミラー防振構造において、前記弾性
部材と、前記支持部材との間には、前記弾性部材を位置
決めする係止部が設けられていることを特徴としてい
る。この構成では、弾性部材と支持部材とが係止部によ
り位置決めすることができるので、脱落防止効果が高
い。
何れかに記載の光学ミラー防振構造において、前記弾性
部材と、前記支持部材との間には、前記弾性部材を位置
決めする係止部が設けられていることを特徴としてい
る。この構成では、弾性部材と支持部材とが係止部によ
り位置決めすることができるので、脱落防止効果が高
い。
【0014】また、請求項5の発明は、ミラー光学系に
より原稿を走査する光学ミラー走査装置において、前記
ミラーの両端を移動体上に支持する1対の支持部材と、
前記ミラーの裏面に配置した振動抑制部材と、前記振動
抑制部材と前記1対の支持部材との間に配設され、前記
振動抑制部材を前記ミラーの裏面に圧接する圧接保持す
る一体の弾性部材とを備えていることを特徴とする光学
ミラー走査装置である。この構成では、一体の弾性部材
を用いているので部品点数を減らし工数の低減を実現す
ることができ、さらに振動抑制部材を弾性力で支持でき
るので、接着剤及び粘着剤を用いる必要が無く、接着剥
がれの問題を起こすことがなく、その上光学ミラーの振
動を抑えることができ、なおかつ、その面精度の低下を
防止することのできる光学ミラー走査装置を提供するこ
とができる。
より原稿を走査する光学ミラー走査装置において、前記
ミラーの両端を移動体上に支持する1対の支持部材と、
前記ミラーの裏面に配置した振動抑制部材と、前記振動
抑制部材と前記1対の支持部材との間に配設され、前記
振動抑制部材を前記ミラーの裏面に圧接する圧接保持す
る一体の弾性部材とを備えていることを特徴とする光学
ミラー走査装置である。この構成では、一体の弾性部材
を用いているので部品点数を減らし工数の低減を実現す
ることができ、さらに振動抑制部材を弾性力で支持でき
るので、接着剤及び粘着剤を用いる必要が無く、接着剥
がれの問題を起こすことがなく、その上光学ミラーの振
動を抑えることができ、なおかつ、その面精度の低下を
防止することのできる光学ミラー走査装置を提供するこ
とができる。
【0015】また、請求項6の発明は、請求項5に記載
の光学ミラー走査装置を備えた画像読取装置である。こ
の構成では、光学ミラーの振動を抑えることができると
ともに、面精度の低下を防止できるので、光学ミラーの
振動や面精度の低下に起因する画像の劣化を防止でき、
高品質な画像を得ることができる。
の光学ミラー走査装置を備えた画像読取装置である。こ
の構成では、光学ミラーの振動を抑えることができると
ともに、面精度の低下を防止できるので、光学ミラーの
振動や面精度の低下に起因する画像の劣化を防止でき、
高品質な画像を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る第1実施形態
の光学ミラー防振構造を示す図である。図1に示すよう
に、この光学ミラー防振構造は、入射光側の表面1aと
表面1aの裏面側の裏面1bとを有する光学ミラー1
と、光学ミラー1の両端部をそれぞれ貫通孔3c内に支
持する左右一対のブラケット3と、光学ミラー1の裏面
1b側に配置した振動抑制部材である補強部材2と、補
強部材2を光学ミラー1の裏面1bに圧接するととも
に、光学ミラー1をブラケット3の貫通孔3c内に圧接
して保持する弾性部材である押さえ部材4とを備えてい
る。
を参照して説明する。図1は本発明に係る第1実施形態
の光学ミラー防振構造を示す図である。図1に示すよう
に、この光学ミラー防振構造は、入射光側の表面1aと
表面1aの裏面側の裏面1bとを有する光学ミラー1
と、光学ミラー1の両端部をそれぞれ貫通孔3c内に支
持する左右一対のブラケット3と、光学ミラー1の裏面
1b側に配置した振動抑制部材である補強部材2と、補
強部材2を光学ミラー1の裏面1bに圧接するととも
に、光学ミラー1をブラケット3の貫通孔3c内に圧接
して保持する弾性部材である押さえ部材4とを備えてい
る。
【0017】前記補強部材2としては、本実施形態では
剛性のある金属部材から構成したが、弾性を持ったゴム
ダンパー等を使用しても良い。この補強部材2が光学ミ
ラー1の裏面1bに圧着されることにより、光学ミラー
1の共振周波数を高め、振動共振点をずらして、光学ミ
ラー1の振動を防止することができる。
剛性のある金属部材から構成したが、弾性を持ったゴム
ダンパー等を使用しても良い。この補強部材2が光学ミ
ラー1の裏面1bに圧着されることにより、光学ミラー
1の共振周波数を高め、振動共振点をずらして、光学ミ
ラー1の振動を防止することができる。
【0018】前記ブラケット3は、支持部材上部3aと
支持部材下部3bとで光学ミラー1の端部を挿入して支
持する貫通孔3cが形成され、貫通孔3cの一部を構成
する支持部材下部3bにより凹部3eが形成されてい
る。
支持部材下部3bとで光学ミラー1の端部を挿入して支
持する貫通孔3cが形成され、貫通孔3cの一部を構成
する支持部材下部3bにより凹部3eが形成されてい
る。
【0019】図2は図1の防振構造に用いている弾性部
材であるミラー押さえとしての押さえ部材を示す図であ
る。図2に示すように、この押さえ部材4は、板金状部
材の一体構造からなり、中央部分の補強部材保持部4a
と、その両側の部材保持用曲げ部4bと、支持部材下部
3b(図1参照)の凹部3e(図1参照)に当接する接
触部4cと、V字又はU字状に折り曲げられている折り
曲げ部4dと、光学ミラー1の裏面1bに当接する凸状
の当接部4eとを備えている。そして、この押さえ部材
4の長手方向の長さは、光学ミラー1の長手方向の長さ
とほぼ同一の長さとされている。これにより、押さえ部
材4による走査範囲(キャリッジの移動範囲)の増大を
防止することができる。前記押さえ部材4は折り曲げ部
4dのV字又はU字状断面の角度変化によって弾性力が
発生する。
材であるミラー押さえとしての押さえ部材を示す図であ
る。図2に示すように、この押さえ部材4は、板金状部
材の一体構造からなり、中央部分の補強部材保持部4a
と、その両側の部材保持用曲げ部4bと、支持部材下部
3b(図1参照)の凹部3e(図1参照)に当接する接
触部4cと、V字又はU字状に折り曲げられている折り
曲げ部4dと、光学ミラー1の裏面1bに当接する凸状
の当接部4eとを備えている。そして、この押さえ部材
4の長手方向の長さは、光学ミラー1の長手方向の長さ
とほぼ同一の長さとされている。これにより、押さえ部
材4による走査範囲(キャリッジの移動範囲)の増大を
防止することができる。前記押さえ部材4は折り曲げ部
4dのV字又はU字状断面の角度変化によって弾性力が
発生する。
【0020】この押さえ部材4の弾性力で補強部材2を
光学ミラー1の裏面1bに圧接保持することができるの
で、接着剤や粘着剤を全く使用する必要がない。また、
従来のミラー押さえバネは、左右それぞれ別個のミラー
押さえバネから構成されていたが、本発明では、左右一
体構造の押さえ部材4とすることができ、部品点数を従
来と比べて半減することができる。さらに、接着工程も
不要となる。
光学ミラー1の裏面1bに圧接保持することができるの
で、接着剤や粘着剤を全く使用する必要がない。また、
従来のミラー押さえバネは、左右それぞれ別個のミラー
押さえバネから構成されていたが、本発明では、左右一
体構造の押さえ部材4とすることができ、部品点数を従
来と比べて半減することができる。さらに、接着工程も
不要となる。
【0021】前記補強部材保持部4aは、本実施形態で
は、補強部材2のほぼ全面を押圧する平面部から構成さ
れている。そして、補強部材保持部4aは、部材保持用
曲げ部4bが発生する弾性力により、図1の太い矢印が
示す方向に押圧付勢される。
は、補強部材2のほぼ全面を押圧する平面部から構成さ
れている。そして、補強部材保持部4aは、部材保持用
曲げ部4bが発生する弾性力により、図1の太い矢印が
示す方向に押圧付勢される。
【0022】前記部材保持用曲げ部4bは一般的な曲げ
加工により形成することができる。この部材保持用曲げ
部4bの発生する弾性力により、太い矢印が示す方向へ
と付勢力が作用し、光学ミラー1の裏面1b側との間に
補強部材2を挟んで押しつけることができる。
加工により形成することができる。この部材保持用曲げ
部4bの発生する弾性力により、太い矢印が示す方向へ
と付勢力が作用し、光学ミラー1の裏面1b側との間に
補強部材2を挟んで押しつけることができる。
【0023】前記接触部4cは、支持部材下部3bの凹
部3eで保持され、これにより、押さえ部材4の弾性力
が発生する。前記折り曲げ部4dは、支持部材上部3a
及び支持部材下部3bとの間に形成されている貫通孔3
c内に挿入されて、光学ミラー1を支持部材上部3aの
貫通孔内壁に圧接保持することができる弾性力を押さえ
部材4に付与する。
部3eで保持され、これにより、押さえ部材4の弾性力
が発生する。前記折り曲げ部4dは、支持部材上部3a
及び支持部材下部3bとの間に形成されている貫通孔3
c内に挿入されて、光学ミラー1を支持部材上部3aの
貫通孔内壁に圧接保持することができる弾性力を押さえ
部材4に付与する。
【0024】前記当接部4eは、光学ミラー1の裏面1
bに向けて凸状に形成され、左右の間隔は支持部材であ
るブラケット3の間隔にほぼ一致し、押さえ部材4を光
学ミラー1の裏面1bに点接触又は接触させるものであ
る。なお、当接部4eの左右の間隔を本実施形態の如く
ブラケット3の間隔にほぼ一致させることにより、押さ
え部材4による光学ミラー1の変形を最小にすることが
できる。また、光学ミラー1の厚さが充分に厚い場合に
は必ずしも一致させなくてもよい。
bに向けて凸状に形成され、左右の間隔は支持部材であ
るブラケット3の間隔にほぼ一致し、押さえ部材4を光
学ミラー1の裏面1bに点接触又は接触させるものであ
る。なお、当接部4eの左右の間隔を本実施形態の如く
ブラケット3の間隔にほぼ一致させることにより、押さ
え部材4による光学ミラー1の変形を最小にすることが
できる。また、光学ミラー1の厚さが充分に厚い場合に
は必ずしも一致させなくてもよい。
【0025】図3は本発明に係る第2実施形態の光学ミ
ラー防振構造を示す図であり、(A)はミラー押さえの
取付部分を示す図、(B)はミラー押さえと支持部材と
の取付部分を示す図、(C)ミラー押さえと支持部材と
の取り付けを示す図である。第2実施形態の光学ミラー
防振構造は、図8(A)に示す従来例のように支持部材
下部3bの凹部3eに左右独立したミラー押さえバネ5
4が噛み合うだけの単純な組み合わせとなっているのと
異なり、画像読取装置の使用時等の振動で、各部品の脱
落などを防止できるように構成されている。
ラー防振構造を示す図であり、(A)はミラー押さえの
取付部分を示す図、(B)はミラー押さえと支持部材と
の取付部分を示す図、(C)ミラー押さえと支持部材と
の取り付けを示す図である。第2実施形態の光学ミラー
防振構造は、図8(A)に示す従来例のように支持部材
下部3bの凹部3eに左右独立したミラー押さえバネ5
4が噛み合うだけの単純な組み合わせとなっているのと
異なり、画像読取装置の使用時等の振動で、各部品の脱
落などを防止できるように構成されている。
【0026】即ち、図3(A)に示すように、第2実施
形態の光学ミラー防振構造は、支持部材下部3bには凹
部3eの中央部分に突起3dを設け、押さえ部材4が支
持部材下部3bと接触する接触部4c側には穴部4fを
設け、図3(B),(C)に示すように、突起3dを穴
部4fにはめ込む構成としている。
形態の光学ミラー防振構造は、支持部材下部3bには凹
部3eの中央部分に突起3dを設け、押さえ部材4が支
持部材下部3bと接触する接触部4c側には穴部4fを
設け、図3(B),(C)に示すように、突起3dを穴
部4fにはめ込む構成としている。
【0027】したがって、この構成によれば、画像読取
装置を使用中に生じる振動で、支持部材であるブラケッ
ト3から光学ミラー1、補強部材2、押さえ部材4が脱
落するのを防止することができる。
装置を使用中に生じる振動で、支持部材であるブラケッ
ト3から光学ミラー1、補強部材2、押さえ部材4が脱
落するのを防止することができる。
【0028】さらに、図3(A)に示すように、押さえ
部材4の凸部4eに対応する光学ミラー1の裏面1b
に、凸部4eに係合する凹部1cを形成することによ
り、ブラケット3に押さえ部材4が位置決めされ、押さ
え部材4に光学ミラー1が位置決めされるので、より高
い脱落防止効果を得ることができる。
部材4の凸部4eに対応する光学ミラー1の裏面1b
に、凸部4eに係合する凹部1cを形成することによ
り、ブラケット3に押さえ部材4が位置決めされ、押さ
え部材4に光学ミラー1が位置決めされるので、より高
い脱落防止効果を得ることができる。
【0029】図4は本発明に係る第3実施形態の光学ミ
ラー防振構造を示す図である。図4に示すように、補強
部材2を挟み込み固定する押さえ部材14の補強部材保
持部4aが、プレス加工等により任意の数(多数)の小
さな半球型の凸状部14aを形成し、押圧させる箇所を
点接触させることで、より均一に補強部材2を光学ミラ
ー1の裏面1bに押圧することができる。
ラー防振構造を示す図である。図4に示すように、補強
部材2を挟み込み固定する押さえ部材14の補強部材保
持部4aが、プレス加工等により任意の数(多数)の小
さな半球型の凸状部14aを形成し、押圧させる箇所を
点接触させることで、より均一に補強部材2を光学ミラ
ー1の裏面1bに押圧することができる。
【0030】図5は本発明が実施された複写機の光学ミ
ラー走査装置における第2走査系及びその駆動機構を示
した斜視図である。図6に示した第1走査系10及び第
2走査系20の駆動機構を図5により説明する。駆動源
であるステッピングモータ24のプーリ24aと駆動軸
21に設けられたプーリ23との間には、駆動ベルト2
5が掛け回されている。駆動軸21には、大プーリ22
Lと、この大プーリ22Lの1/2の直径の小プーリ2
2Sが同軸に固定されていて、それぞれのプーリに図示
を省略した側に設けられた同径同士のプーリとの間にそ
れぞれ、タイミングベルト27L,27Sが掛け回され
ている。
ラー走査装置における第2走査系及びその駆動機構を示
した斜視図である。図6に示した第1走査系10及び第
2走査系20の駆動機構を図5により説明する。駆動源
であるステッピングモータ24のプーリ24aと駆動軸
21に設けられたプーリ23との間には、駆動ベルト2
5が掛け回されている。駆動軸21には、大プーリ22
Lと、この大プーリ22Lの1/2の直径の小プーリ2
2Sが同軸に固定されていて、それぞれのプーリに図示
を省略した側に設けられた同径同士のプーリとの間にそ
れぞれ、タイミングベルト27L,27Sが掛け回され
ている。
【0031】タイミングベルト27Sには、第2キャリ
ッジ20が符号26で示す位置にて固定されている。こ
れにより、第2キャリッジ20は、ステッピングモータ
24→プーリ24a、駆動ベルト25→プーリ23→駆
動軸21→小プーリ22Sの順に駆動力が伝達されて移
動される。
ッジ20が符号26で示す位置にて固定されている。こ
れにより、第2キャリッジ20は、ステッピングモータ
24→プーリ24a、駆動ベルト25→プーリ23→駆
動軸21→小プーリ22Sの順に駆動力が伝達されて移
動される。
【0032】又、タイミングベルト27Lには、図5に
は図示されていないが、図6に示した第1キャリッジ1
0が固定されている。よって、この第1キャリッジ10
は、ステッピングモータ24の駆動に応じて、ステッピ
ングモータ24→プーリ24a、駆動ベルト25→プー
リ23→駆動軸21→大プーリ22Lの順に駆動力が伝
達されて移動される。この第1キャリッジ10の移動ス
トロークは、大プーリ22Lに掛けられたタイミングベ
ルト27Lと共に移動されるのであるから、第2キャリ
ッジ20の2倍の距離を往復動されることになる。
は図示されていないが、図6に示した第1キャリッジ1
0が固定されている。よって、この第1キャリッジ10
は、ステッピングモータ24の駆動に応じて、ステッピ
ングモータ24→プーリ24a、駆動ベルト25→プー
リ23→駆動軸21→大プーリ22Lの順に駆動力が伝
達されて移動される。この第1キャリッジ10の移動ス
トロークは、大プーリ22Lに掛けられたタイミングベ
ルト27Lと共に移動されるのであるから、第2キャリ
ッジ20の2倍の距離を往復動されることになる。
【0033】ここで、ステッピングモータ24は、振動
発生源であり、このステッピングモータ24より発する
振動は、前記動力伝達の経路に従い、それぞれ、第1キ
ャリッジ10の光学ミラー1Aや、第2キャリッジ20
の光学ミラー1B,1Cに伝達されて、光学ミラー1
A,1B,1Cを振動させて走査される画像情報に悪影
響を及ぼす虞がある。しかし、各ミラー1A,1B,1
Cは、上述したように、押さえ部材4(又は14)によ
り、接着剤や粘着剤を用いることなく保持されているの
で、面精度の狂いを生じたり、反射面を傷めることがな
い。したがって、面精度の狂いや反射面の傷に基づく画
像の劣化を生じることがない。
発生源であり、このステッピングモータ24より発する
振動は、前記動力伝達の経路に従い、それぞれ、第1キ
ャリッジ10の光学ミラー1Aや、第2キャリッジ20
の光学ミラー1B,1Cに伝達されて、光学ミラー1
A,1B,1Cを振動させて走査される画像情報に悪影
響を及ぼす虞がある。しかし、各ミラー1A,1B,1
Cは、上述したように、押さえ部材4(又は14)によ
り、接着剤や粘着剤を用いることなく保持されているの
で、面精度の狂いを生じたり、反射面を傷めることがな
い。したがって、面精度の狂いや反射面の傷に基づく画
像の劣化を生じることがない。
【0034】このように、本発明の如く補強部材4の接
着を廃止することで、図9の太線に示すように、温度変
化による面精度への影響のないこと、また接着工程がな
くなることで反射面損傷を解消することが確認できた。
着を廃止することで、図9の太線に示すように、温度変
化による面精度への影響のないこと、また接着工程がな
くなることで反射面損傷を解消することが確認できた。
【0035】また、押さえ部材を一つにしたことによる
部品点数の削減によりコストを2割減とし、あわせて作
業効率が10%向上するという利点がある。さらに、本
発明による一体型の押さえ部材4,14においては、押
さえ部材の弾性力により補強部材2と光学ミラー1とを
押圧付勢して固定しているので、光学ミラー1の反射面
への損傷がなくなった。また光学ミラー1の反射面の面
精度の変化もなくなった。
部品点数の削減によりコストを2割減とし、あわせて作
業効率が10%向上するという利点がある。さらに、本
発明による一体型の押さえ部材4,14においては、押
さえ部材の弾性力により補強部材2と光学ミラー1とを
押圧付勢して固定しているので、光学ミラー1の反射面
への損傷がなくなった。また光学ミラー1の反射面の面
精度の変化もなくなった。
【0036】以上の実施形態では、本発明を第2走査系
20の光学ミラー1Bの防振に適用した場合について説
明したが、第1走査系10の光学ミラー1Aやその他の
光学ミラーの防振にも容易に適用することが出来る。
20の光学ミラー1Bの防振に適用した場合について説
明したが、第1走査系10の光学ミラー1Aやその他の
光学ミラーの防振にも容易に適用することが出来る。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、押さえ部材は、金属板、樹脂板等
の板ばねを構成可能な材料からなる一体構造を有してい
ればよく、また、押さえ部材と補強部材とを一体に構成
してもよい。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
のではない。例えば、押さえ部材は、金属板、樹脂板等
の板ばねを構成可能な材料からなる一体構造を有してい
ればよく、また、押さえ部材と補強部材とを一体に構成
してもよい。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように請求項1の発明に
よれば、部品点数を減らし工数の低減を実現することが
でき、さらに接着剤及び粘着剤を用いる必要が無いの
で、接着剥がれの問題を起こすことがなく、その上光学
ミラーの振動を抑えることができ、なおかつ、その面精
度の低下を防止することのできる光学ミラーの防振構造
を提供することができる。
よれば、部品点数を減らし工数の低減を実現することが
でき、さらに接着剤及び粘着剤を用いる必要が無いの
で、接着剥がれの問題を起こすことがなく、その上光学
ミラーの振動を抑えることができ、なおかつ、その面精
度の低下を防止することのできる光学ミラーの防振構造
を提供することができる。
【0039】また、請求項2の発明によれば、さらに弾
性部材の中央部分の保持部で振動抑制部材を圧接するこ
とができるとともに、曲げ部により押圧力を調整するこ
とができる。
性部材の中央部分の保持部で振動抑制部材を圧接するこ
とができるとともに、曲げ部により押圧力を調整するこ
とができる。
【0040】また、請求項3の発明によれば、さらに折
り曲げ部の弾性力により光学ミラーを支持部材に保持す
ることができる。また、請求項4の発明によれば、さら
に弾性部材と支持部材とが係止部により位置決めするこ
とができるので、脱落防止効果が高い。
り曲げ部の弾性力により光学ミラーを支持部材に保持す
ることができる。また、請求項4の発明によれば、さら
に弾性部材と支持部材とが係止部により位置決めするこ
とができるので、脱落防止効果が高い。
【0041】また、請求項5の発明によれば、部品点数
を減らし工数の低減を実現することができ、さらに接着
剤及び粘着剤を用いる必要が無いので、接着剥がれの問
題を起こすことがなく、その上光学ミラーの振動を抑え
ることができ、なおかつ、その面精度の低下を防止する
ことのできる光学ミラー走査装置を提供することができ
る。また、請求項6の発明によれば、光学ミラーの振動
や面精度の低下に起因する画像の劣化を防止でき、高品
質な画像を得ることができる。
を減らし工数の低減を実現することができ、さらに接着
剤及び粘着剤を用いる必要が無いので、接着剥がれの問
題を起こすことがなく、その上光学ミラーの振動を抑え
ることができ、なおかつ、その面精度の低下を防止する
ことのできる光学ミラー走査装置を提供することができ
る。また、請求項6の発明によれば、光学ミラーの振動
や面精度の低下に起因する画像の劣化を防止でき、高品
質な画像を得ることができる。
【図1】本発明に係る第1実施形態の光学ミラー防振構
造を示す図である。
造を示す図である。
【図2】図1の防振構造に用いている弾性部材であるミ
ラー押さえを示す図である。
ラー押さえを示す図である。
【図3】本発明に係る第2実施形態の光学ミラー防振構
造を示す図であり、(A)はミラー押さえの取付部分を
示す図、(B)はミラー押さえと支持部材との取付部分
を示す図、(C)ミラー押さえと支持部材との取り付け
を示す図である。
造を示す図であり、(A)はミラー押さえの取付部分を
示す図、(B)はミラー押さえと支持部材との取付部分
を示す図、(C)ミラー押さえと支持部材との取り付け
を示す図である。
【図4】本発明に係る第3実施形態の光学ミラー防振構
造を示す図である。
造を示す図である。
【図5】本発明が実施された複写機の第2主走査系及び
その駆動機構を示した斜視図である。
その駆動機構を示した斜視図である。
【図6】画像読取装置の概略構成を示す図である。
【図7】従来の光学ミラーの防振構造を示す図である。
【図8】従来の押さえ部材を示し、(A)は支持部材と
押さえ部材とを示す斜視図であり、(B)は支持部材の
正面図である。
押さえ部材とを示す斜視図であり、(B)は支持部材の
正面図である。
【図9】面精度と温度との関係を示す図である。
1 光学ミラー 2 補強部材(振動抑制部材) 3 ブラケット(支持部材) 3a 支持部材上部 3b 支持部材下部 3c 貫通孔 3d 突起(係止部) 3e 凹部 4,14 押さえ部材(弾性部材) 4a 補強部材保持部 4b 部材保持用曲げ部 4c 接触部 4d 曲げ部 4e 当接部 4f 穴部(係止部) 10 第1キャリッジ(移動体) 20 第2キャリッジ(移動体) 31 筐体 32 コンタクトガラス 34 ランプ 35 結像レンズ 36 受光素子
Claims (6)
- 【請求項1】 移動体上の光学ミラー防振構造におい
て、 前記ミラーの両端を移動体上に支持する1対の支持部材
と、前記ミラーの裏面に配置した振動抑制部材と、該振
動抑制部材と前記1対の支持部材との間に配設され、前
記振動抑制部材を前記ミラーの裏面に圧接保持する一体
の弾性部材とを備えていることを特徴とする光学ミラー
防振構造。 - 【請求項2】 前記弾性部材は、その中央部分に振動抑
制部材を圧接して保持する保持部を有するとともに、該
保持部の両側に押圧力調整用の曲げ部を有することを特
徴とする請求項1に記載の光学ミラー防振構造。 - 【請求項3】 前記弾性部材は、その両端部をそれぞれ
折り返した折り曲げ部を備え、該折り曲げ部の重畳する
一方の面が前記支持部材に当接され、他方の面が前記ミ
ラーの裏面又は補強部材に当接されていることを特徴と
する請求項1又は2に記載の光学ミラー防振構造。 - 【請求項4】 前記弾性部材と、前記支持部材との間に
は、前記弾性部材を位置決めする係止部が設けられてい
ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の光学
ミラー防振構造。 - 【請求項5】 ミラー光学系により原稿を走査する光学
ミラー走査装置において、 前記ミラーの両端を移動体上に支持する1対の支持部材
と、前記ミラーの裏面に配置した振動抑制部材と、前記
振動抑制部材と前記1対の支持部材との間に配設され、
前記振動抑制部材を前記ミラーの裏面に圧接する圧接保
持する一体の弾性部材とを備えていることを特徴とする
光学ミラー走査装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の光学ミラー走査装置を
備えた画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000398605A JP2002196219A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 光学ミラー防振構造、光学ミラー走査装置及び画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000398605A JP2002196219A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 光学ミラー防振構造、光学ミラー走査装置及び画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002196219A true JP2002196219A (ja) | 2002-07-12 |
Family
ID=18863535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000398605A Withdrawn JP2002196219A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 光学ミラー防振構造、光学ミラー走査装置及び画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002196219A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004074251A (ja) * | 2002-08-21 | 2004-03-11 | Amada Eng Center Co Ltd | レーザ加工機 |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000398605A patent/JP2002196219A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004074251A (ja) * | 2002-08-21 | 2004-03-11 | Amada Eng Center Co Ltd | レーザ加工機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |